JP2001100769A - 携帯用端末装置 - Google Patents
携帯用端末装置Info
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- Telephone Function (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
メロディ音を得ると共に、画像表示を併用して多様な態
様で楽しむことができる携帯端末の提供。 【解決手段】この発明による携帯用端末システムTS
は、FM音源の利用による複数音同時発音機能を有し、
基地局BSとの通話により端末システムTS内にダウン
ロードされる所望の楽曲情報を用いて、着信時のメロデ
ィ音や通話中のBGM音等を発音する。発音用の楽曲情
報は、基地局BS、他の電話機端末OS、パーソナルコ
ンピュータ端末PCや又は小型記録媒体1から得ること
ができる。システムへの楽曲情報は、情報源BS,PC
やシステムTS内での編集、圧縮、形式変換等によっ
て、使用可能な形態にダウンサイジングされる。また、
歌詞データを含む楽曲情報を取り込み、楽曲演奏と歌詞
表示を同期処理することにより、所謂“カラオケ”とし
て楽しむこともできる。
Description
置、より詳細には、携帯用電話機端末のような携帯用端
末装置に内蔵される発音制御装置等に楽曲情報等の諸情
報を授与するための装置及びシステムに関する。
着信した時にメロディ音を鳴らせるものがある。このよ
うな携帯用電話機端末において再生できるメロディ音
は、ブザー音を利用した単音発音の楽曲であった。ま
た、このような楽曲情報は、基地局等よりダウンロード
することができるようになっていた。
おけるこの種のメロディ音再生装置では、複数種類の楽
音を同時に発音する楽曲を再生することができず、音色
や効果等の各種設定を行うこともできなかった。従っ
て、多様な楽曲を再生して楽しむことができなかった。
は、再生される楽曲に対応して文字(歌詞)を同期的に
再生することができるようなものはなかった。
のような事情に鑑み、携帯用端末装置において、FM音
源等を利用して複数音を同時に発音させて、着信時のメ
ロディ音や通話中のバックグラウンドミュージック(B
GM)音等を鳴らす場合に、楽音情報の音色や効果等の
設定、編集、作成等を容易に行うことができ、豊かで多
様・多彩な楽曲の再生を実現すると共に、端末装置の処
理機能やユーザの好みに適合した楽音を得ることができ
る発音制御装置を提供することにある。この発明は、ま
た、再生される楽音と共に音声や画像を併用して多様な
態様で楽しむことができる携帯用端末装置を提供するこ
とを目的とする。この発明は、さらに、楽曲演奏と歌詞
表示を同期処理して所謂“カラオケ”として楽しむこと
ができる携帯用端末装置を提供することを目的とする。
従うと、演奏情報と演奏の進行に対応する歌詞情報とを
記憶する記憶手段と、記憶された演奏情報に基づき、楽
音信号を順次生成する発音手段と、記憶された歌詞情報
に基づき、生成される楽音信号に対応する歌詞表示信号
を生成する表示手段とを具備する携帯用端末装置、並び
に、第1演奏情報、第2演奏情報及び第2演奏情報の演
奏進行に対応する歌詞情報を記憶する記憶手段と、第1
演奏情報及び第2演奏情報に基づき、それぞれ、第1楽
音信号及び第2楽音信号を生成する発音制御装置と、歌
詞情報に基づき、第2楽音信号に対応する歌詞表示信号
を生成する表示手段と、第2楽音信号の生成に優先して
第1楽音信号を生成するよう発音制御装置を制御する制
御手段とを具備する携帯用端末装置が提供される。
れば、演奏情報と演奏の進行に対応する歌詞情報とを記
録しておき、演奏情報に基づいて楽音信号を順次生成す
ると共に、歌詞情報に基づいて、生成される楽音信号に
対応する歌詞表示信号を生成するようにしているので、
携帯電話のような携帯用端末装置でカラオケを楽しむこ
とができ、また、暇な時間に歌詞を表示させて、歌詞を
覚えるなど、カラオケ練習に有効に利用できる。この特
徴に従い、第1演奏情報、第2演奏情報及び第2演奏情
報の演奏進行に対応する歌詞情報を記憶しておき、第2
演奏情報に基づき第2楽音信号を生成し、歌詞情報に基
づいて、第2楽音信号に対応する歌詞表示信号を生成し
てカラオケ再生を可能とすると共に、カラオケ再生に優
先して第1演奏情報に基づく第1楽音信号を生成するよ
うにしているので、カラオケ再生から、第1楽音信号に
よる着信メロディ再生に自動切換することができ、しか
も、歌詞表示が邪魔になるというようなことがない。
る種々の特徴により、以下の(1)〜(6)のように構
成することができる: (1)楽音の発音が可能な携帯用端末装置に備えられる
発音制御装置であって、演奏情報並びに音色及び効果に
関する設定情報を取得する情報取得手段と、音色に関す
る設定情報に基づいて設定される音色が与えられ演奏情
報に対応する楽音信号を生成する音源手段と、生成され
た楽音信号に対して、効果に関する設定情報に基づいて
設定される効果を付与する効果付与手段と、効果が付与
された楽音信号を出力する出力手段とを具備するもの。
に備えられる発音制御装置であって、楽音情報を記憶す
る記憶手段と、記憶された楽音情報に基づいて、所定の
音色をもち所定の効果が付与された楽音信号を生成する
楽音生成手段と、携帯用端末装置とは独立して、これら
の記憶手段及び楽音生成手段を制御する制御手段とを具
備するもの。
記憶する記憶手段と、記憶された楽音情報に基づいて、
楽音情報に含まれる設定情報に対応する所定の音色乃至
効果(「乃至」は、双方又は何れか一方つまり“及び/
又は”の意味で用いられる。以下、同じ。)が与えられ
た楽音信号を生成する発音制御装置と、記憶された音声
情報及び画像情報に基づいて音声信号及び画像信号を生
成する手段とを具備する携帯用端末装置。ここで、記憶
手段に記憶される楽音情報は、記憶手段の記憶容量に対
応して、汎用楽音情報フォーマットに比べてダウンサイ
ジングされたフォーマットにて記述されている情報とす
ることができる。
及び楽音情報源を有する基地局から成る楽音情報利用シ
ステムにおいて、携帯用端末装置から送信される選択情
報に応じて、対応する楽音情報を楽音情報源から選択す
る情報選択手段と、選択された楽音情報について、携帯
用端末装置で発音される楽音に与える音色乃至効果を表
わす設定情報を付与する設定情報付与手段と、設定情報
が付与された楽音情報に基づいて、所定の音色乃至効果
が与えられた楽音信号を生成する発音制御装置とを具備
する楽音情報利用システム。このシステムは、さらに、
選択情報を送信した携帯用端末装置に対して課金作業を
行う課金手段を具備することができる。
及び楽音情報の作成又は編集が可能な楽音情報処理装置
から成る楽音情報利用システムにおいて、作成又は編集
された楽音情報を圧縮する情報圧縮手段と、圧縮された
楽音情報に基づいて、所定の音色乃至効果が与えられた
楽音信号を生成する発音制御装置とを具備するもの。
及び楽音情報を記憶している楽音情報源から成る楽音情
報利用システムにおいて、楽音情報源に記憶されている
楽音情報を携帯用端末装置内に取り込む情報取込み手段
と、取り込まれた楽音情報を編集する情報編集手段と、
編集された楽音情報に基づいて、所定の音色乃至効果が
与えられた楽音信号を生成する発音制御装置とを具備す
るもの。
な携帯用端末装置において、音色に関する設定情報に基
づいて設定される音色が与えられ演奏情報に対応する楽
音信号を生成し、この楽音信号に対して、効果に関する
設定情報に基づいて設定される効果を付与するようにし
た発音制御装置を備えているので、FM音源等を利用し
て複数音を同時に発音させて、着信時のメロディ音、通
話中のBGM音、任意の必要時に楽しむ音楽等を豊かで
多彩なものとすることができる。
所定の効果が付与された楽音信号を生成するのに、携帯
用端末装置とは独立して動作する制御手段(CPU)を
用いているので、携帯用端末装置本体の制御に拘束され
ず、余裕のある楽音信号生成処理を行うことができる。
て、楽音情報に含まれる設定情報に対応する所定の音色
乃至効果が与えられた楽音信号を生成すると共に、音声
情報及び画像情報に基づいて音声信号及び画像信号を生
成するようにしているので、再生される楽音と共に音声
や画像を併用して多様な態様で楽しむことができる。ま
た、記憶手段の記憶容量に対応して、汎用楽音情報フォ
ーマットに比べてダウンサイジングされたフォーマット
にて記述されている楽音情報を用いて楽音信号を生成す
るようにしているので、携帯用端末装置のデータ処理機
能及び容量の許容最大限の範囲内において、つまり、装
置内のメモリを圧迫しないで、良質の楽音を再生するこ
とができる。
び楽音情報源を有する基地局(サーバ)により楽音情報
利用システムを形成し、携帯用端末装置から送信される
選択情報に応じて、対応する楽音情報を楽音情報源から
選択し、選択された楽音情報について、携帯用端末装置
で発音される楽音に与える音色乃至効果を表わす設定情
報を付与し、設定情報が付与された楽音情報に基づい
て、所定の音色乃至効果が与えられた楽音信号を生成す
るようにしている。従って、サーバのデータベースを有
効に利用し、より豊かで多彩な楽音を得ることができ
る。このシステムは、さらに、選択情報を送信した携帯
用端末装置に対して課金作業を行うことにより、特定の
携帯用端末装置ユーザに対して相応するサービスを提供
することができる。
ュータ端末或いはインテリジェントな電子楽器のような
楽音情報処理装置と共に楽音情報を利用し、楽音情報処
理装置において、所望の形態の楽音情報を作成又は編集
し、携帯用端末装置の処理機能に応じたサイズに圧縮す
るようにしているので、携帯用端末装置の能力に合った
楽音情報の音色や効果等の設定、編集、作成等を容易に
行うことができる。
の電話機端末のような楽音情報源に記憶されている楽音
情報を携帯用端末装置内に取り込み、取り込まれた楽音
情報を編集するようにしているので、種々の形態の楽音
情報を携帯用端末装置の処理能力やそのユーザの好みに
適した楽音情報に加工することができる。
端末装置内の発音制御装置に複数音同時発音可能な音源
回路を設け、楽音発音に関する設定情報情報に基づいて
音色や効果等を楽音に付与するようにしているので、着
信時のメロディや通話中のBGM等として、さらには、
ユーザの必要に応じて随時楽しむ音楽として、多彩且つ
音感豊かな楽曲を再生することができる。また、楽音情
報を含む各種情報は、基地局、パーソナルコンピュータ
端末、他の電話機端末、小型記憶媒体等の外部情報源か
ら任意に取り込むことができ、拡張性が高くなるので、
広範囲且つ多様な楽曲を着信メロディやBGM等として
再生することができる。
楽音発音に関する設定情報を添付したり、端末装置の記
憶容量に合うように必要でない情報を削除して情報圧縮
したり、自機種つまり端末装置自体で利用可能なフォー
マットに変換することにより、端末装置で使用可能な形
態に変換することができるので、拡張性を一層高めるこ
とができる。さらに、編集手段の採用により、各種設定
に関する情報が添付された楽音情報を、情報量のダウン
サイジングを図りつつ、容易に取得することができる。
明の好適な実施例について詳述する。なお、以下の実施
例は、単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しな
い範囲で種々の変更が可能である。
の一実施例による発音制御装置が適用される携帯用電話
機端末の基本的構成を表わす概略ブロック図である。端
末システムTSは、端末システム用中央処理装置(本体
CPU)1、端末システム用読出専用メモリ(本体RO
M)2、端末システム用ランダムアクセスメモリ(本体
RAM)3、検出回路4、表示回路5、送受信回路6、
オーディオ制御回路7、発音制御回路8、接続回路9、
通信インターフェイス(I/F)10等を備え、これら
の装置1〜10は、端末システム用バス(本体BUS)
11を介して互いに接続される。
ステム全体を制御する本体CPU1は、所定のプログラ
ムに従って、通話制御、画面制御、発音制御等、種々の
制御を行う。本体ROM2には、これらの処理を遂行す
るために、所定の制御プログラムや制御用データが記憶
されている。例えば、楽音に関しては、着信時のメロデ
ィや通話中のバックグラウンドミュージック(BGM)
等を鳴らすための楽曲情報、演奏情報、設定情報、情報
形式変換用の変換テーブル、情報圧縮用の圧縮テーブル
をそれぞれ複数記録しており、楽音以外に関しては、所
定の音声情報や画像情報等を設定情報として予め記録し
ている。なお、設定情報とは、端末システムTSにおい
て着信時、通話中或いは必要に応じた任意の時間に音響
の放音又は画像の表示に関する処理を実行する条件とし
て設定される情報をいう。この設定情報には、楽音の音
色や効果(DSPを含む)に関する楽音関連の設定情報
の外、音声情報、画像情報、音声及び画像の制御情報等
がある。
制御、発音制御等の処理に際して必要なデータやパラメ
ータ等を記憶するために用いられ、端末システムTSに
追加的に導入される或いは端末システムTS内で新規に
作成される複数の楽曲情報、演奏情報、設定情報を記憶
することができる。
面に設けられた押しボタンスイッチ等から成る操作子1
2を備え、操作子12のスイッチ操作状態を検出する。
これらのスイッチには、通話時に使用される通話スイッ
チ、着信メロディのダウンロード要求スイッチ、発音制
御回路8(音源/効果回路)の設定スイッチ、各種情報
の作成/編集スイッチ等が含まれる。また、表示回路5
には表示部13が接続され、表示部13の液晶画面上に
は、各種通話情報や、発音制御に関係する各種メロディ
情報等、各種視認情報を表示することができる。
地局(サーバ局又は中継局ともいう。)を介して他の電
話機端末と交信し通話するための回路であり、楽曲情報
や設定情報の要求や受取りにも用いられる。一方、オー
ディオ制御回路7は、通話時の音声信号や、楽音の入出
力信号を制御するために設けられた回路であり、マイク
ロフォン(MIC)14からの入力音声を送受信回路6
に送信する音声送信機能や、送受信回路6で受信した通
話音声信号を通話用スピーカ15及び外部出力端子16
に送出する音声再生機能のほか、発音制御回路8から受
信する楽音信号を通話用スピーカ15及び出力端子16
に送出するBGM再生機能等を有している。
M音等の楽音信号を制御するための一連の処理を独自に
行う回路で、複数音を同時に発音することが可能であ
る。つまり、楽音信号を合成して発音用スピーカ17や
オーディオ制御回路7に送信することにより、着信メロ
ディやBGM等の楽音を発音させる機能を有している。
発音制御回路8は、また、ディジタル楽音信号を他のデ
ィジタル楽音信号利用機器に送信するためのディジタル
出力端子18を備えている。なお、発音用スピーカ17
は、通話用スピーカ15と兼用にして1つにまとめる構
成にすることができる。
媒体19を装着するための回路であり、装着された小型
記憶媒体19から楽曲情報を含む各種情報を取り込むこ
とができ、逆に、記憶媒体19に情報を書き込むことも
できる。また、通信I/F10は、外部装置とのケーブ
ル接続用端子を備え、この端子に接続される通信ケーブ
ル20を介して、他の電話機端末やパーソナルコンピュ
ータ(PC)端末と交信し、楽曲情報を含む各種情報
を、これらの装置から端末システムTSに取り込んだ
り、端末システムTSからこれらの装置に授与すること
ができる。
の一実施例による発音制御回路の詳細な構成を表わすブ
ロック図である。この例では、発音制御回路8は、回路
内にCPUを備えておらず、携帯用電話機端末(端末シ
ステムTS)本体に装備されている本体CPU1により
動作制御される。発音制御回路8は、システムBUS1
1に接続されるバス接続経路を介して、楽曲情報、演奏
情報、設定情報やその他情報(再生開始/停止等)を送
受信する。
して、端末システムTS本体との双方向情報通信を行な
うことができる。本体側で予め用意されたり或いは外部
から受信された演奏情報や設定情報は、本体ROM2或
いは本体RAM3に記録乃至格納されているが、制御回
路21により、演奏情報は先入れ先出しメモリ(FIF
O)22に記憶し、音色及び効果に関する設定情報は音
色/効果RAM23に記憶することができる。この場
合、FIFO22及びRAM23に記憶される演奏情報
及び設定情報は、1楽曲情報分の全部或いは一部であ
る。
れた設定音色及び設定効果に基づいて、音色/効果RA
M23内の音色設定情報及び効果設定情報(DSPプロ
グラムを含む)を読み出し、音源回路24及び効果回路
25における音色及び効果を設定する。制御回路21
は、さらに、FIFO22や音色/効果RAM23の記
憶許容量の限界を本体に連絡し、本体側からの情報通信
の一時停止を要求する機能を有している。
OM2乃至本体RAM3から受信した演奏情報を、順
次、音源回路に送信する演奏情報供給制御装置として機
能する。すなわち、FIFO22は、受信した演奏情報
を受信順に一時記憶し、読出回路26は、所定時間毎に
FIFO22にアクセスし、情報があればそれを順次続
み出して音源回路24に出力する。
り、複数音を同時に発音することが可能である。音源回
路24は、音色/効果RAM23から受信した音色に関
する設定情報に基づき発音すべき音色を設定すると共
に、読出回路26から受信した演奏情報に基づき、設定
されている音色に対応する楽音信号を順次合成してミキ
サ(MIX)27に出力する。
ら受信した効果に関する設定情報に基づいて、付与すべ
きリバーブ等の効果を設定する回路であり、設定された
効果をMIX27から入力される信号にDSPプログラ
ムに従って付与し、効果を付与した後の信号を再びMI
X27に出力する。
オーディオ制御回路7との接続経路を介して、通話音が
ディジタル信号で入力される。MIX27は、音源回路
24、効果回路25及びオーディオ制御回路から入力さ
れる諸信号を合計する。すなわち、MIX27への入力
信号には、(1)音源回路24からの合成楽音信号S
M、(2)オーディオ制御回路7からの通話音信号S
T、(3)効果回路25からの効果付与後信号SEの三
種類がある。
7から効果回路25に選択的に出力されて効果が付与さ
れるが、このように効果付与のために出力される信号S
M,STは、端末システムTS本体の操作子12中の所
定のスイッチを操作することにより選択的に設定され
る。そして、MIX27は、合成した全信号を、デジタ
ルアナログ変換回路(DAC)28に出力すると共に、
デジタル出力端子18を介してディジタル信号で出力す
ることができる。
及び増幅回路(AMP)30は、アナログ出力装置を構
成する。DAC28から出力されるアナログ楽音信号
は、音量がVOL29により調整され、ヘッドフォン端
子を介して端末システムTS本体のオーディオ制御回路
7に出力され、或いは、AMP30を介して発音用スピ
ーカ17に送信されて楽音として放音される。すなわ
ち、合成された全信号は、VOL29からアナログ信号
でオーディオ制御回路7側に出力され、AMP30から
もアナログ信号にてスピーカ17に供給され楽音として
放音される。
の他の実施例による発音制御回路の詳細な構成を表わす
ブロック図を示す。この例では、発音制御回路8は、回
路内に発音制御CPU31を備え、本体CPU1から独
立して発音制御回路8の動作を制御することができる。
発音制御CPU31、通信回路32、タイマ33、発音
制御ROM34、発音制御RAM35、音源回路36、
効果回路37、ミキサ回路(MIX)38、振幅制御回
路(VOL)39等を備え、これらの装置31〜39
は、発音制御回路用バス(発音制御BUS)40を介し
て互いに接続される。
している: (1)「本体BUS11との間で情報の双方向通信を行
う」=本体BUS11及び通信回路32を経由して端末
システムTSの外部から受信した楽曲情報、演奏情報、
設定情報等を発音制御RAM35に記録する(なお、発
音制御ROM34には、発音制御のための各種テーブル
等が記録されている。)。また、音色や効果等の選択、
パラメータ変更、再生する楽曲情報の選択等に関する各
情報(本体操作子の操作情報)を受信する。なお、受信
した情報は、発音制御CPU31の動作で解釈され、各
情報に合わせた処理、例えば選択された音色に関する設
定を音源回路36に対して行う(ROM34或いはRA
M35から選択された音色に対応する設定情報を読み出
して、音源回路36に出力する)等の処理が実施され
る。
回路内の発音制御ROM34或いは発音制御RAM35
内に記録されている楽曲情報や設定情報のエディットが
指示された場合には、ROM34或いはRAM35か
ら、操作に対応する(選択された)情報を読み出し、本
体RAM3に送信する(エディット処理は本体RAM3
を使用して行われ、エディット処理が終了した時点で、
再び発音制御回路内のRAM35に情報が上書きされ
る)。
方向通信を行う」=発音制御回路8の内部で合成した楽
音信号等をオーディオ制御回路7に送信したり、オーデ
ィオ制御回路7から受信した通話音信号等の信号を発音
制御回路8内で加工したり、また、加工した信号を再び
オーディオ制御回路7へ送信したりする等の処理を行
う。上述の加工には、例えば、通話音への効果付与処理
や通話音声の音高/音色変換処理がある。
本体から独立して、発音制御回路8内の動作を制御し、
タイマ33から発生される信号に基づいて、発音制御R
OM34や発音制御RAM35内に記憶されている演奏
情報を順次読み出すことにより、着信メロディやBGM
等の楽音を再生する。発音制御CPU31は、また、発
音制御ROM34や発音制御RAM35内の設定情報を
発音制御BUS40を介して音源回路36や効果回路3
7等に送信して再生させ、さらに、楽音の音色や付与効
果の設定を制御することもできる。なお、このように楽
音の演奏を開始させたり終了させたりする処理は、本体
の操作子12を利用した指示操作に基づき起動される。
る。ここで発生される信号に基づいて着信メロディ音や
BGM音等の楽音の発音タイミングを制御し、発生楽音
の演奏テンポを決定する。このテンポはユーザによる制
御が可能である。
BGM用等の所定の楽曲情報、演奏情報、設定情報、情
報形式変換用の変換テーブル、情報圧縮用の圧縮テーブ
ルをそれぞれ複数記憶しており、発音制御RAM35
は、追加された或いは新規に作成された複数の楽曲情
報、演奏情報、設定情報を記憶することができる。
あり、複数音の同時発音が可能である。発音制御ROM
34や発音制御RAM35から発音制御BUS40を介
して送信される音色に関する設定情報に基づいて発音音
色を設定する。音源回路36は、また、発音制御CPU
31およびタイマ33の制御により、発音制御ROM3
4や発音制御RAM35から送信される演奏情報に基づ
いて、設定されている音色に対応する楽音信号を順次合
成し、MIX38に出力する。
音制御RAM35から発音制御BUS40を介して送信
される効果に関する設定情報に基づいて、楽音に付与す
る効果を設定する。効果回路37は、また、MIX38
から入力される信号および通信回路32から入力される
通話音信号ST等に対して効果を付与し、付与した後の
信号SEを再びMIX38に出力する。
デジタルアナログ変換回路(DAC)41及びディジタ
ル出力端子18に出力する。MIX38に入力される信
号には、(1)音源回路36からの合成楽音信号SM、
(2)オーディオ制御回路7からの通話音信号ST、
(3)効果回路37からの効果付与後信号SEなどがあ
る。MIX38は、効果付与のために、入力信号SM,
STを選択的に効果回路37に出力し、この出力信号は
端末システムTS本体側の操作子12の所定スイッチの
操作により設定される。
(AMP)42はアナログ出力装置を構成し、DAC4
1から出力されるアナログ楽音信号の音量はVOL39
により調整され、音量調整されたアナログ楽音信号は、
ヘッドフォン端子からオーディオ制御回路7へ出力され
ると共に、更に、AMP42を介して発音用スビーカ1
7に送信される。
発明の一実施例による携帯用電話機端末の使用環境の一
例を表わす概念図である。第1環境では、ユーザが使用
する携帯用電話機端末(端末システム)TSから送受信
回路6を介して基地局(サーバ局)BSに通話を行い、
所望の楽曲情報等を選曲しその送信を要求すると、対応
する楽曲情報等が基地局BSから送信され、端末システ
ムTS内にダウンロードし、この情報を利用して着信時
のメロディ音や通話中のBGM音等を発音させることが
できる。
は、通信I/F10に接続される通信ケーブル20を介
してパーソナルコンピュータ端末PCで作成された楽曲
情報等を受信し、これをメロディやBGM等として利用
することができる。
は、接続回路9に装着される小型の外部記録媒体19に
記録されている楽曲情報等を記録媒体19から導入し、
また、第4環境では、他の電話機端末OSから、基地局
BSを経由して電話回線及び送受信回路6を介して、或
いは、通信ケーブル20及び通信I/F10を介して、
他の電話機端末OSの楽曲情報等を受信し、これらの情
報を楽音発音に利用することができる。
PC、外部記憶媒体19又は他の電話機端末OS等の楽
曲情報源から、端末システムTSに導入される楽曲情報
は、情報源BS,PCやシステムTS内での編集、圧
縮、形式変換等によって、使用可能な形態にダウンサイ
ジングされる。
テムTS内に導入される楽曲情報(演奏情報及び設定情
報を含む。)は、自機種に合ったフォーマットの場合も
あり別のフォーマットの場合もある。自機種に合ったフ
ォーマットが導入される場合は、予めこのフォーマット
で作成されているか、或いは、別のフォーマットからフ
ォーマット変換(形式変換)されたものであり、この形
式変換は、基地局BS或いはパーソナルコンピュータ端
末PC内にて行われる。また、別のフォーマットが端末
システムTSに導入される場合には、端末システムTS
内において、別のフォーマットを端末システムTSでの
フォーマットに変換する。
一実施例による携帯用電話機端末における自機種の情報
フォーマットの例を示す。この携帯用電話機端末システ
ムTS及びこの端末システムTSと同じフォーマットで
情報処理を行う同一機種の他の電話機端末において取扱
いが可能な「自機種対応の楽曲情報IA」は、図5に示
すように、音色/効果を設定する設定情報SAと楽音演
奏用の演奏情報MAとから構成される。各情報SA,M
Aは、端末システム内メモリ(RAM3)の記憶容量を
圧迫せず、しかも、よりよい楽音の発音を実現すること
ができるように、必要最小限の情報のみを記録したもの
であり、端末システムTS内では、これらの情報に従っ
て発音制御が行われる。以下、このタイプの情報フォー
マットを「自機種フォーマットA」という。
色種類を識別するための音色ナンバNA、(2)音源回
路における音色を設定するための詳細な情報(音色パラ
メータ)DAを含んでいる。(2)の音色パラメータD
Aには、アルゴリズムデータAA、周波数パラメータ
(Fパラメータ)FA、エンベロープパラメータ(EG
パラメータ)EA等がある。
ける複数のオペレータ〔サイン波メモリ+アウトプット
レベル演算器+エンベロープ(EG)波形合成器のセッ
ト〕の組合せ即ちアルゴリズムを決定するためのパラメ
ータであり、FパラメータFAは、各オペレータ毎の、
読出サイン波の周波数を決定するためのパラメータであ
り、EGパラメータEAは、エンベロープ波形(EG波
形)を合成するための複数のレベル値及びレート値を設
定するためのパラメータである。
設定用の情報NA,DA以外に、効果パラメータを設定
する情報、効果回路25の内容を決定する効果プログラ
ム(DSPプログラム)、音声情報、画像情報等があ
る。
キーナンバKN、ゲートタイムGT等から成る演奏を行
うための情報を演奏順に記録したものであり、複数同時
発音可能な演奏情報が記録されている。
る従来形の情報フォーマットの例を示す。携帯用電話機
端末において着信メロディ用情報として用いられている
従来タイプの楽曲情報IBは、図6に示すように、記号
a,b,c,…からなる記号列で表わされる演奏情報の
みであり、設定情報は存在しない。以下、このタイプの
情報フォーマットを「従来形フォーマットB」という。
と、所定の規則に従って、楽曲の演奏順に携帯用電話機
端末に装備されているテンキーで入力可能な記号(#、
1、2、3、…)を並べたものである。例えば、数字の
「1」は“ド”の音高に、数字の「2」は“レ”の音高
に、…、相当するものとし、これらの数字の連続数に応
じて発音音長を規定する。従って、記号列a,b,c,
…により「1−1−2−1−1−…」が表わされる場
合、この記号列は、“ド”を4分音符長発音させたの
ち、“レ”を8分音符長発音させ、その後、再び“ド”
を4分音符長発音させる楽音を表わす。
いる汎用の楽音情報フォーマツトの例を示す。従来の電
子楽器等では、汎用楽音情報フォーマツト〔“SMF”
(Standard MIDI File)フォーマット〕に沿って、図7
に示すように、音色/効果を設定するための設定情報S
Cと楽音演奏用の演奏情報MCとから構成される楽音情
報ICが使用されている。以下、このタイプの情報フォ
ーマットを「SMFフォーマットC」という。
情報は、(1)音色識別情報としての音色ナンバNC、
(2)音色設定用詳細情報(音色パラメータ)DCから
構成されている。
にも示すように、端末システムTS用の音色パラメータ
DAとは異なり、情報量が多い。例えば、アルゴリズム
データACやFパラメータFCの外に、発音する音高に
よってEGのレベルを制御するレートスケールデータR
Sが記憶されていたり、EGパラメータECについて
も、その内容がより詳細な情報を含んでおり、図5の自
機種フォーマットAにおける設定情報SA中のEGパラ
メータEAよりも、レベル値及びレート値の数が多い。
なお、このような詳細情報DC中の過多情報は、端末シ
ステムTSを含むシステム内において、SMFフォーマ
ツトCから自機種フォーマットAに形式変換する際に、
端末システムTSにおいては必要不可欠でない情報とし
て、圧縮(削除)されることになる。
イベントIV」形式の情報であり、キーオン、キーオフ
イベントがそれぞれデュレーションデータDRと共に記
憶されるので、情報量がやや多くなっている。また、各
キーオン毎にベロシティデータが記録されるが、このベ
ロシティデータも自機種フォーマットAへの形式変換の
際に圧縮(削除)される。
情報IAは、1パート構成として記載されているが、こ
れは説明上の都合によるものであり、楽曲情報IC及び
IAは複数パート構成であることが通常である。その場
合には、全パートに対して設定情報が1つのみ記録され
ていてもよい。
この発明の一実施例による端末システム及び基地局から
成る第1システムにおける情報授受関係を表わす機能的
ブロック図を示す。この発明では、自端末即ち携帯用電
話機端末システムTSは基地局BSから楽曲情報や設定
情報を受信するが、これらの情報は、情報要求時に基地
局BS側で必要に応じて形式変換され、受信時には端末
システムTSにおいて利用可能な情報とされている。
モジュール(S1)により、送受信回路6を介して基地
局(サーバ局)BSに電話をし、所定の指示に従ってサ
ーバ局BSのデータベースDB内の情報に対してダウン
ロードを要求する。具体的には、例えば、サーバ局BS
との通話中、データベースDBに蓄積されている楽曲情
報、演奏情報、設定情報等が自端末システムTSの表示
部13に順次表示されるので、操作子12を用いて、こ
れらの情報の何れかに対応する番号をキー入力し、且
つ、要求決定操作を行うことによって、要求するダウン
ロード対象情報を表わす選択情報と自端末システムTS
の機種・機番及び端末システムTSの音源回路24に装
備されている音源の種類を表わす識別情報をサーバ局B
Sに送信する。
Sから要求情報が送信されたことに応答して、選択読出
モジュール(B1)により、データベースDBから要求
情報に対応する楽曲情報等が選択的に読み出され、読み
出された演奏情報等のフォーマット種類を判断モジュー
ル(図示省略)により判断する。この判断とは、具体的
には、読み出された情報に添付されているフォーマット
種類情報(図示を省略しているが、その情報のフォーマ
ット種類を表す情報のことである。)の内容を確認する
ことによりフォーマット種類を判断するか、或いは、フ
ォーマット種類情報が添付されていない場合には、読み
出された情報の内容からフォーマット種類を判断する、
という処理である。そして、この判断の結果、読み出さ
れた情報のフォーマット種類が、自機種フォーマットA
の場合は、フォーマット変換(形式変換)が不要なの
で、直ちに課金モジュール(B2)に手渡される。一
方、読み出された演奏情報等が従来形フォーマツトBの
ように自機種と異なるフォーマットの場合には、設定情
報添付モジュール(B3)及び形式変換モジュール(B
4)を介して課金モジュール(B2)に手渡される。
は、読み出された自機種と異なるフォーマットの演奏情
報が、例えば、従来形フォーマットBの情報のように、
設定情報をもたないものであれば、設定情報を添付す
る。この設定情報添付により、設定情報をもたない他機
種の演奏情報であっても、端末システムTSにおいて、
音源機能を活かして効果的な音色/効果を付与した楽音
再生を行うことができるようになる。設定情報添付方法
には、(1)予め決められた設定情報を添付する、
(2)ユーザ選択の設定情報を添付する、(3)演奏情
報に馴染む設定情報を自動検出して添付する等の方法が
ある。
換モジュール(B4)に手渡され、予め用意されている
変換テーブルTBを利用して、自機種フォーマットAへ
の形式変換が自動的に行われる。この変換テーブルTB
は、形式変換前及び形式変換後のフォーマット組合せ毎
に用意され、例えば、従来形フォーマットBから自機種
フォーマットAへの変換規則を記述しているテーブルで
あり、演奏情報を別機種フォーマット(B)から自機種
フォーマットAに形式変換を行う。
は例示されていないが、従来形フォーマットBの外にS
MFフォーマツトC等の場合もあり、例えば、SMFフ
ォーマツトCの情報が読み出された場合は、変換テーブ
ルTB内のSMFフォーマツトCから自機種フォーマッ
トAへの変換規則を用いて形式変換を行う。従って、こ
のような形式変換機能により、要求した情報が他機種
(B,C等)のものであっても、自端末システムTSで
発音可能な楽曲情報IAに変換され、端末システムTS
での使用を可能にする。
ォーマツトAへの変換などの場合には、ここに記載され
ている形式変換の処理前に、後述する図10の情報圧縮
モジュール(P4)と同様の処理により情報圧縮を行う
ことも可能である。
は、ダウンロードに対する課金作業が行われる。この作
業においては、端末システムTSから送信された識別情
報(端末の機種・機番、音源種類)を参照することによ
り、特定の機種あるいは特定の音源装置(サーバ局等と
特定契約が結ばれている機種や音源装置)を装備した端
末であることが認識された場合に、課金金額を割り引き
するように構成することができる。
モジュール(B5)により、端末システムTSからの選
択情報に対応する自機種フォーマットAの楽曲情報や設
定情報をシステムTS側に送信する。
報受信モジュール(S2)により、サーバ局BSから送
受信回路6を介して楽曲情報や設定情報を受信しダウン
ロードし、ダウンロードした情報は本体RAM3に記憶
される。ここで、要求情報送信モジュール(S1)によ
り要求してから、要求に対応する情報が基地局BSから
送信され終わるまでの間、端末システムTSは、通話状
態であってもよい。また、要求情報送信後に一旦通話を
解除し、その後の通話処理(電子メールや基地局BSか
らの返信通話)により要求した情報を受信するようにし
てもよい。
は、ユーザの設定操作により、受信した楽曲情報に基づ
く着信メロディ発音が可能な状態に設定を行う。また、
受信した情報は、通話時のBGMや随時の音楽等として
再生するように設定することもできる。
後すぐに着信メロディ音やBGM音として自動設定され
てもよいし、受信時に(受信情報を確認する意味を含め
て)、受信した情報に対応する楽曲が再生されるように
構成するとよい。
局BS側において楽曲情報、演奏情報、設定情報に対す
る設定情報添付や形式変換(および情報圧縮)を行うよ
うに構成しているが、後述する図11における端末シス
テムTSにおける処理のように、端末システムTS側で
設定情報添付、形式変換、情報圧縮を行うようにしても
よい。
図10は、この発明の一実施例による端末システム及び
パーソナルコンピュータから成る第2システムにおける
情報授受関係を表わす機能的ブロック図を示す。この発
明では、自端末即ち携帯用電話機端末システムTSは、
パーソナルコンピュータ端末PC上で作成した楽曲情報
や設定情報を受信し、これらの情報を利用することがで
きる。楽曲情報や設定情報は、任意のフォーマットで作
成することができる。例えば、操作性が良いという理由
のため、従来のSMFフォーマットCに従って作成する
ことができ、このように自機種フォーマットAと異なる
フォーマットで楽曲情報や設定情報が作成された場合
は、送信時にパーソナルコンピュータ端末PC上で自機
種フォーマットAへのフォーマット変換(形式変換)が
行われる。
て、インストールされている所定のソフトウエアを利用
し、選択読出モジュール(P1)により、SMFフォー
マットC又は自機種フォーマットAで情報が記録されて
いるコンピュータ端末PC内のデータベースDPから、
着信メロディやBGM等として使用したい楽曲情報や設
定情報を選択すると、これに応じて、情報編集モジュー
ル(P2)により、選択した楽曲情報や設定情報を編集
できるようになる。この編集作業としては、例えば、設
定情報内の音色パラメータや効果パラメータを変更又は
追加したり、楽曲情報内の演奏情報から着信メロディや
BGM等として使用したい部分を選択して切り出した
り、選択した楽曲情報を端末システムTS側で発音され
るのと同じ設定にて、つまり、圧縮された設定情報に基
づく音色や効果等の設定状態における「試し発音」を行
う、などがある。
データベースDPには、SMFフォーマットCや自機種
フォーマットAの情報以外に、図6の従来形フォーマッ
トBなどの情報が記録されていてもよく、それらの情報
についても上記と同様の情報編集や、図9における設定
情報添付、情報圧縮、形式変換ができるように構成する
ことが好ましい。
で楽曲情報を新規に作成する場合は、例えば、コンピュ
ータ端末PC上にインストールされている従来のSMF
タイプのシーケンサソフトウエア(楽曲情報作成ソフト
ウエア)等を用い、新規作成モジュール(P3)によ
り、ユーザの手入力による新規楽曲情報を作成する。こ
こで作成される新規楽曲情報は、例えば、SMFフォー
マットCに従う楽曲情報である。
動作曲ソフトウエア(装置)を用いて、自動的に新規楽
曲情報を作成することもできる。この場台、従来の自動
作曲ソフトウエア乃至自動作曲装置を応用し、例えば、
従来の自動作曲ソフトウエアで作成された1曲分の楽曲
情報から、所望区間の楽曲(さびの部分等)のみを切り
出す、複数トラックで構成されている楽曲情報のうち、
必要最小限のトラック(メロディトラック、和音トラッ
ク等)の情報のみを切り出す、切り出した区間の楽曲情
報が繰り返し再生されたときにうまく繋がるように繋が
り部(区間先頭及び区間最終位置)を補正する、等々の
作業を実行することができる。なお、新規作成モジュー
ル(P3)は、さらに、着信メロディやBGM等に相当
する楽曲情報を、直接、自機種フォーマットAで作成す
ることもできる。
至編集がなされた情報や新規作成モジュール(P3)で
新規に作成された情報のうち、情報フォーマットがSM
FフォーマットCのように自機種フォーマットAでない
情報については、情報圧縮モジュール(P4)及び形式
変換モジュール(P5)により、情報の圧縮及び形式変
換が行われる。一方、自機種フォーマットAの情報は、
直ちに情報送信モジュール(P6)に手渡される。
ず、端末システムTSに記憶することができるように、
情報圧縮モジュール(P4)により、予め用意された圧
縮テーブルTEを使用してその内容が圧縮される。この
圧縮テーブルTEは、圧縮前及び圧縮後のフォーマット
組合せ毎に用意され、所定の情報圧縮規則を記述してい
る。この情報圧縮規則に基づく処理の具体例としては、
既に説明したSMFフォーマットC(図7参照)のレー
トスケールRSやEGパラメータEC中の過多情報のよ
うな不要情報を、自機種フォーマットAへの変換時に削
減する処理の他に、複数トラック(パート)構成の演奏
情報から必要なトラック(メロディトラック及び和音ト
ラックのみ等)の演奏情報を取り出したり、演奏情報中
の装飾音を削除したり、演奏情報中のピッチベンドデー
タを音高データに変更する、等の処理がある。
モジュール(P5)により、図8及び図9の実施例(第
1システム)における形式変換モジュール(B4)と同
様に、変換テーブルTCを用い、例えば、SMFフォー
マツトCから自機種フォーマットAへの形式変換がなさ
れる。
ル(P2,P3)からの楽曲情報乃至設定情報、及び、
自機種フォーマットAに圧縮・変換されたモジュール
(P5)からの楽曲情報乃至設定情報は、情報送信モジ
ュール(P6)により、端末システムTS側に送信さ
れ、通信ケーブル20及び通信I/F10を介して端末
システムTS内に送り込まれる。
報受信モジュール(T1)により、パーソナルコンピュ
ータ端末PC側Sからの楽曲情報や設定情報が受信され
本体RAM3内に記憶される。さらに、設定モジュール
(T2)において、ユーザの設定操作により、受信した
楽曲情報に基づく着信メロディ発音やBGM発音等が可
能な状態に設定を行う。
定モジュール(T2)の処理は、前述した図8の情報受
モジュール(S2)および設定モジュール(S3)の処
理と同様である。
ピュータ端末PC上で楽曲情報、演奏情報、設定情報の
編集を行うようになっているが、これに限らず、後述す
る図11の情報記録/編集モジュール(U5)と同様の
処理により、パーソナルコンピュータ端末PCから受信
した情報(編集なしの情報)を端末システムTS側で編
集できるようにすることも可能である。
情報を通信ケーブル20を介してパーソナルコンピュー
タ端末に送信し、パーソナルコンピュータ側において送
信された情報を上述した内容に基づき編集するように構
成することも可能である。
1は、この発明の一実施例による端末システム及び記録
媒体乃至他の端末機から成る第3システムにおける情報
授受関係を表わす機能的ブロック図を示す。この発明で
は、自端末即ち携帯用電話機端末システムTSは、外部
記憶媒体19や他の同一機種乃至異機種の電話機端末O
Sa,OSbなどから受信した情報を着信メロディやB
GM等に利用することができ、この場合、自端末システ
ムTSにて、情報圧縮、フォーマット変換(形式変
換)、情報編集等を行うことができる。
Sにおける情報圧縮、フォーマット変換(形式変換)、
情報編集等の処理を、他の電話機端末(OSa、OS
b)において実施し、自機種フォーマットAの情報を作
成した後、作成された情報を端末システムTSで受信す
るようにすることも可能である。
報、演奏情報、設定情報等を、自機種フォーマットA或
いは他のフォーマット(例えば、フォーマットB,C)
で記録しておき、これらの情報が記録された記憶媒体1
9を自端末システムTSに装着し、所望の情報〔各情報
には、その情報が何れのフォーマットで作成されいるか
を表わす情報(フォーマット種類情報)が添付されてい
る。〕を、接続回路9を介して自端末システムTS内に
読み出す。この読出しに当っては、自端末システムTS
の操作子12における所定スイッチを操作することによ
って、所望情報のみを読み出すことができる。
は、基地局BSを経由し電話回線を介して送受信回路6
から自端末システムTS内に取り込まれる。また、別の
他の電話機端末OSbから送信される情報は、通信ケー
ブル20を介して通信I/F10から、自端末システム
TS内に取り込まれる。これらの電話機端末OSa,O
Sbには、自機種フォーマットAと同一のフォーマット
情報を使用する同一機種電話機端末である場合と、例え
ば、従来形フォーマットBやSMFフォーマットCのよ
うに、自機種フォーマットAとは異なる他のフォーマッ
ト情報を使用する異機種電話機端末である場合とがあ
る。
b)からの送信については、自端末システムTSにおけ
る指示操作で他の電話機端末(OSa、OSb)に対し
て(所望の情報を)送信してほしい旨を連絡する構成
と、他の電話機端末(OSa、OSb)における指示操
作で自端末システムTSに対して(所望の情報を)受信
してほしい旨を連絡する構成とがあり、何れの構成を利
用してもよい。
送信する場合、送信する各情報には、その情報が何れの
フォーマットで作成されているかを表す情報(フォーマ
ット種類情報)が添付されている。なお、受信側端末で
ある自端末システムTSにおいて受信情報をリアルタイ
ムで設定使用すること(即ち、自端末システムTSでの
受信後、直ちに設定使用すること)を、情報送信側端末
である他の電話機端末OSa,OSb側にて要求するこ
とができるように構成してもよい。また、基地局BSを
通して情報を送信する場合、基地局BSにおいて情報圧
縮や形式変換等(図9や図10における各処理と同様)
を行ったのちに受信側端末(自端末)に情報を送信する
ように構成することもできる。
述のように、外部記憶媒体19から楽曲情報、演奏情
報、設定情報等を読み出したり、他の電話機端末OS
a,OSbから送信される同様の諸情報を取り込むと共
に、図9の選択読出モジュール(B1)の動作説明にお
いて述べた処理と同様に、読み出し或いは取り込まれた
情報のフォーマット種類を判断モジュール(図示省略)
により判断する。そして、この判断の結果、読み出され
た情報或いは受信した情報のうち、従来形フォーマット
B或いはSMFフォーマットC等の情報は、設定情報添
付モジュール(U2)、情報圧縮モジュール(U3)及
び形式変換モジュール(U4)の系列を介して圧縮・変
換した後、情報記録/編集モジュール(U5)に手渡
し、自機種フォーマットAの情報は、そのまま、情報記
録/編集モジュール(U5)に手渡す。
縮モジュール(U3)及び形式変換モジュール(U4)
は、基本的に、図8及び図9の実施例(第1システム)
並びに図10の実施例(第2システム)における設定情
報添付モジュール(B3)、情報圧縮モジュール(P
4)及び形式変換モジュール(B4,P5)による設定
情報添付、情報圧縮及び形式変換処理と同様の処理を行
う。設定情報添付モジュール(U2)による設定情報添
付、従来形フォーマットBの情報のように、設定情報が
添付されていない情報についてのみ実行される。このよ
うな情報圧縮及び形式変換処理は、一旦、全情報を受信
して自端末システムTS内のメモリ(本体RAM3)に
書き込んだ後実施する方法、受信しながらリアルタイム
で圧縮・変換を実行して必要な情報のみをメモリ(本体
RAM3)に格納する方法等がある。後者の方法は、メ
モリ容量の少ない携帯用電話機端末に対して有効であ
る。
された情報は、この情報記録モジュール(U5)におい
て自端末システムの本体RAM3に記録され、その後、
操作子12の各種スイッチを利用して編集することがで
きるようになる。この編集作業には、設定情報SA中の
各種パラメータ(DA)の追加、削除、値変更などがあ
る。さらに、この情報記録/編集モジュール(U5)に
より、新規楽曲情報を作成するように構成することもで
きる。そして、設定モジュール(U6)において、操作
子12を用いた設定操作により、受信した楽曲情報等の
情報に基づく着信メロディ発音やBGM発音等が可能な
状態に設定を行う。
は、この発明の一実施例による端末システムにおける自
端末処理フローの一例を示す。この自端末処理は、図8
及び図9の実施例(第1システム)、図10の実施例
(第2システム)並びに図11の実施例(第3システ
ム)の場合に、自端末システムTSにおいて実行され
る。先ず、第1ステップTR1において、端末システム
TSの電源がオンした時の初期化処理(イニシャライ
ズ)、例えば、所定着信メロディの設定、音源回路2
4,36及び効果回路25,37への初期パラメータの
設定、その他携帯用電話機端末に関する初期化処理を行
う。この処理の後、第2〜第6ステップTR2〜TR6
の処理ルーチンが順次実行される。
あり、このステップでは、通常通話時における各種情報
を送信する外、必要に応じて、図8及び図9の実施例
(第1システム)の場合は選択情報や識別情報を送信す
る、図10及び図11の実施例(第1及び第2システ
ム)の場合には、所望情報を要求する要求情報を送信す
る、などの処理を行う。第3ステップTR3は受信処理
ルーチンであり、このステップでは、受信された情報を
分析して各種処理を行い、受信情報を着信メロディ曲や
BGM曲情報等として選択可能な状態にするなどの処理
がその具体例であり、通話要求の受信確認に関する処理
などの携帯用電話機端末における通常処理も行われる。
このステップでは、図8及び図9の実施例(第1システ
ム)並びに図10の実施例(第2システム)の場合は、
受信した情報を本体RAM3に書き込み、図11の実施
例(第3システム)の場合には、受信した情報に対して
設定情報添付、圧縮及び形式変換の処理を施し、それら
の処理を実行した後の情報を本体RAM3に書き込む。
チンであり、このステップでは、操作子12の所定スイ
ッチの操作により、自端未システムTSの本体ROM2
内に予め記録されている情報又は本体RAM3内に記憶
された受信情報から、着信メロディやBGM等に使用し
たい情報が選択されたときの処理を行う。この場合、選
択された情報中に演奏情報があれば、その演奏情報を着
信メロディ曲情報やBGM曲情報等として使用可能とな
るように読出設定を行う。また、選択された情報中に設
定情報があれば、その情報に従った各種の設定が行わ
れ、例えば、音源回路24,36における音色パラメー
タの設定、効果回路25,37における効果パラメータ
の設定、効果回路25,37の内容を決定する効果プロ
グラム(DSPプログラム)による効果回路プログラム
の変更、音声情報や画像情報に関連する設定等々を行
う。
ム)の場合は、第4ステップTR4にて、操作子12の
所定スイッチの操作により、ダウンロードしたい情報の
選択に関する処理を行う。さらに、図11の実施例(第
3システム)の場合は、第4ステップTR4にて、操作
子12の所定スイッチの操作により、外部記録媒体19
からの所望情報の読出指示に関する処理を行う。
ーチンであり、このステップでは、図11の実施例(第
3システム)の場合、操作子12の所定スイッチの操作
に基づいて情報編集処理乃至新規作成処理を行う。
もたせることができるが、この場合、第6ステップTR
6のその他処理ルーチンにおいて、その他処理として、
自動作曲機能の動作が実行される。この自動作曲機能と
しては、例えば、(1)ユーザがマイク入力したメロデ
ィを自動的に演奏(楽曲)情報に変換する機能、(2)
操作子12の所定スイッチの操作により曲の雰囲気等を
選択することによって、選択操作の結果に応じた演奏
(楽曲)情報を自動生成する機能、(3)既に作成乃至
記憶されている演奏情報に対して、その演奏情報に馴染
む和音に関する演奏情報を自動生成する機能等をあげる
ことができる。
再生機能、つまり、複数のスタイル情報や演奏情報を記
録しておき、それらを繋ぎあわせて楽曲として再生する
機能をもたせることができ、この場合、第6ステップT
R6におけるその他処理ルーチンにおいて、スタイル再
生機能の動作が実行される。さらに、第6ステップTR
6には、音楽ゲーム機能、つまり、自機種のみで行う音
楽ゲームや他機種と通信しながら行う音楽ゲームなどを
実行する機能をもたせてもよい。
ルーチンは、次の第7ステップTR7で端末システムT
Sの電源がオフしたことが検出されない間は(電源がオ
フにならない限り)繰り返し実行され、電源がオフされ
たことが検出された場合に、この自端末処理は終了す
る。
発明の一実施例による基地局におけるサーバ処理フロー
の一例を示す。このサーバ処理は、図8及び図9の実施
例(第1システム)並びに図11の実施例(第3システ
ム)の場合に、基地局(サーバ局)BSにおいて実行さ
れる。先ず、第1ステップBR1で所定のイニシャライ
ズが行われた後、第2〜第4ステップBR2〜BR4の
処理ルーチンが順次実行される。
チンにおいては、図8及び図9の実施例(第1システ
ム)の場合、次の(1)〜(4)の処理を行う: (1)端末システムTSからのダウンロード要求の通話
に応答する通話処理、(2)通話応答時に端末システム
TSから送信される選択情報及び識別情報を受信する受
信処理、(3)受信した選択情報に従って、端末システ
ムTS側に送信すべき情報を選択的に読み出す選択読出
処理(選択読出モジュールB1)、さらに、必要に応じ
て行われる設定情報添付処理(設定情報添付モジュール
B3)及び形式変換処理(形式変換モジュールB4)、
(4)受信した識別情報に従って実施される課金処理
(課金モジュールB2)。
チンでは、図11の実施例(第3システム)の場合、他
の電話機端末OSaから電話回線を介して端末システム
TSの送受信回路6に情報を送信する際の経由手段とし
て、両端末OSa,TS間での情報の送受信に関与する
経由処理が行われ、この際、必要に応じて形式変換処理
が実施される。
ンにおいては、図8及び図9の実施例(第1システム)
(第1システム)の場合、サーバ局BS内のデータベー
スDBから読み出され、必要に応じて自機種フォーマッ
トAに形式変換された情報を端末システムTSに送信す
る処理を行い、送信時には、裸金関連情報等、その他情
報を添付することもできる。また、図11の実施例(第
3システム)の場合には、端末システムTSから受信し
た情報を他の電話機端末OSaへ送信するほか、端末シ
ステムTSで選択されたサーバ局BSにおけるデータベ
ースDB内の情報を他の電話機端末OSaに送信するこ
ともできる。
チンにおいては、端末システムTSからの要求に合わせ
て、楽曲情報、演奏情報、設定情報等の内容の一部のみ
を送信することもできる。例えば、設定情報中の音色に
関する情報のみを送信し、効果に関する情報は送信しな
いなどの処理を行うことができ、また、情報のストリー
ミング送信(リアルタイム再生)により、楽曲情報等の
「試し聞き」等を行うこともてきる。
ルーチンは、次の第5ステップBR5でサーバ局BSの
電源がオフしたことが検出されない間は繰り返し実行さ
れ、電源がオフしたことが検出されると、このサーバ処
理は終了する。
理〕図14は、この発明の一実施例によるパーソナルコ
ンピュータにおけるPC端末処理フローの一例を示す。
このPC端末処理は、図10の実施例(第2システム)
の場合にパーソナルコンピュータ端末PCにおいて実行
される。先ず、第1ステップPR1で所定のイニシャラ
イズが行われた後、第2〜第6ステップPR2〜PR6
の処理ルーチンが順次実行される。
おいては、SMFフォーマットC又は自機種フォーマッ
トAで情報が記録されているパーソナルコンピュータ端
末PC内のデータベースDPから、着信メロディやBG
M等として使用したい楽曲情報や設定情報を選択する
(選択読出モジュールP1)。
ンにおいては、従来タイプのシーケンサソフトウエア、
楽曲情報作成ソフトウエア、自動作曲ソフトウエア(装
置)等を用いて、SMFフォーマットC又は自機種フォ
ーマットAに従う新規楽曲情報を作成する(新規作成モ
ジュールP3)。
は選択した楽曲情報や設定情報を編集し(編集モジュー
ルP2)、また、第5ステップPR5の送信処理ルーチ
ンでは、情報圧縮処理、形式変換処理及び情報送信処理
を含む処理が実行される(情報圧縮、形式変換及び情報
送信モジュールP4〜P6)。
ルーチンにおいては、設定情報SA内にその他情報を添
付する。ここで添付されるその他情報の具体例を挙げる
と、効果回路の内容を決定する効果プログラム(DSP
プログラム)、音声情報、画像情報等である。
ルーチンは、次の第7ステップPR7でパーソナルコン
ピュータ端末PCの電源がオフしたことが検出されない
間は繰り返し実行され、電源がオフしたことが検出され
ると、このPC端末処理は終了する。
明では、既に説明したように、楽音関係以外の設定情報
として、音声情報や画像情報が用いられる。例えば、音
声情報には、圧縮形式の差によって、WAVE、AIF
F、SOUND VQ、MP3等のフォーマットがある
が、これらの形式の音声情報を取り込むことができるよ
うに共通フォーマット化を行い、楽音情報による楽音信
号の生成と併行して、案内用の音声信号を生成すること
ができる。
ステムTSの表示部13に、着信時や通話相手に対応す
るアイコンを表示し、アイコンの動きを楽音の再生に同
期するよう制御したり、楽音信号に対応する譜面を順次
表示することができる。
る携帯用端末装置においては、システムをカラオケモー
ドにすると、楽曲演奏と歌詞表示を同期処理して楽曲演
奏の進行に従って歌詞の表示状態を順次推移させて行く
所謂“カラオケ”の機能を実現することができる。携帯
用電話機端末(端末システム)TSに“カラオケ”機能
の処理を実行させるには、端末システムTSの操作子1
2(図1)に含まれるスイッチ類をカラオケモード選択
スイッチやカラオケ曲選択スイッチ等に使用する。この
場合、これらのスイッチは、カラオケ専用にスイッチを
設けるか、或いは、他の機能に使用するスイッチを流用
することができる。例えば、カラオケモード選択スイッ
チを操作する毎にカラオケモードと非カラオケモードに
切換え可能とし、カラオケモードを設定したとき、電話
番号入力用のテンキーによりカラオケ曲を選択すること
ができるようにする。
曲情報を用いることが好ましい。カラオケ用の楽曲情報
は、演奏情報中に演奏データと歌詞データを含み、他の
楽曲情報と共に本体ROM(内部メモリ)に予め記録し
ておくか、或いは、着脱可能な小型記録媒体19、パー
ソナルコンピュータ端末PC、他の電話機端末、基地曲
BS等の他の外部装置から受信して本体RAM(内部メ
モリ)に記録することができる。カラオケモードでは、
本体CPU1のカラオケ処理機能に基づいて、このよう
に記録された楽曲情報を処理し、楽曲情報中の設定情報
及び演奏データを発音制御回路8に送り込んでスピーカ
17又はヘッドホンから楽曲演奏出力を放音させる一
方、楽曲情報中の歌詞情報に基づいて端末システムTS
の表示部13にカラオケ歌詞の表示制御を行う。
携帯用端末装置においてカラオケモードで使用可能な楽
曲情報のフォーマット例を示す。自機種フォーマットA
に従う1楽曲分のカラオケモードに適用可能な楽曲情報
IKは、設定情報SK及び演奏情報MKで構成され、演
奏情報MKは演奏データPK及び歌詞データWKから成
る。設定情報SKには、既に説明した設定情報SAと同
様に、音色ナンバや音色パラメータを含む音色情報C
K、効果パラメータや効果プログラムを含む効果情報E
Kがある。設定情報SKには、その他の情報としてテキ
ストフラグTFがあり、テキストフラグTFは、演奏情
報MK内に歌詞データWKが記録されていることを示す
情報である。なお、演奏データPK、歌詞データWKと
して記録される情報は、1つの楽曲の1区間(例えば、
「さび」部分)における情報とすることが好ましい。
容的には、既に説明した演奏情報MAに相当し、タイミ
ングデータPTや演奏イベントPEを演奏順に記録した
情報であり、エンドデータEPで終わる。演奏イベント
PEは、キーナンバやゲートタイムを一かたまりとした
情報である。また、歌詞データWKは、演奏情報IK内
の演奏データ(楽曲)に対応する歌詞を表示するための
情報であり、表示タイミングを表わすタイミングデータ
WTと、表示内容となる歌詞テキストを表すテキストイ
ベントデータWEとが、楽曲の進行順に記録されてお
り、エンドデータEWで終わる。歌詞データWK内のタ
イミングデータWTは、各テキストイベントWEが楽曲
の演奏に同期して表示されるように、演奏データPK内
のタイミングデータPTと同期・対応している。
既に説明した楽曲情報IA,IB,ICと同様に、外部
から受信したものであってもよい。この楽曲情報を外部
から受信する場合、演奏データ(楽曲進行データ)だけ
ではなく、歌詞データについても、これまで説明してき
た各実施例と同様に、情報圧縮や形式変換の処理を経
て、自機種用歌詞データWKの形式に変換される。従っ
て、受信された楽曲情報は、上述のような自機種フォー
マットAに従う楽曲情報IKの形式で記憶される。
システムにおける楽曲演奏と歌詞表示の同期処理を表わ
す機能ブロック図である。種々の楽曲情報は、内部メモ
リブロックKB1に示すように、予め内部メモリ(本体
ROM2)に記録されているか、或いは、外部装置ブロ
ックKB0に示すように、基地局BS、他端末OS、パ
ーソナルコンピュータ端末PC、記憶媒体19等の外部
装置から受信し、内部メモリ(本体RAM3)に記録す
ることができる。内部メモリには、楽曲情報が自機種フ
ォーマットAに従う情報記録形式で記録され、楽曲情報
を外部装置から受信する場合、受信した楽曲情報は、自
機種フォーマットAに従っていないときは、前述したよ
うに、自機種フォーマットAの情報記録形式に変換され
た上、内部メモリに記録される。
々の楽曲情報から所望の楽曲情報が選択され、選択され
た楽曲情報は、歌詞データWKを伴っていれば、情報分
離ブロックKB2において演奏データPKと歌詞データ
WKとに分離され、制御指令と共にデータ制御回路ブロ
ックKB3に手渡される。この際、演奏データPKのタ
イミングデータPTに基づいて演奏イベントPEを発音
制御回路8の音源回路〔24,36(図2,3)〕への
ルートに送信し、歌詞データWKのタイミングデータW
Tに基づいてテキストイベントWEを表示回路〔5(図
1)〕へのルートに送信する。
ックKB2から手渡された情報の送信を制御指令に従っ
て制御する。すなわち、制御指令が着信メロディ曲の再
生を指示しているときは、演奏イベントPEのみを音源
回路ブロックKB4に送信し、歌詞表示(カラオケ機
能)を指示しているときは、演奏イベントPE及びテキ
ストイベントWE(或いは、テキストイベントWEの
み)を夫々音源回路ブロックKB4及び表示回路ブロッ
クKB5に送信する。そして、音源回路ブロックKB4
及び表示回路ブロックKB5は、それぞれ、受信した演
奏イベントPE及びテキストイベントWEに基づいて駆
動され、楽曲演奏及び歌詞表示を行う。
施例による端末システムでの受信処理(図12のステッ
プTR3)の一具体例である「受信処理1」のフローチ
ャートであり、この処理により、カラオケモードを含む
各種モードで端末システムTSが動作していても、他の
装置からの通話要求を受けて着信メロディ曲の再生開始
を指示することができる。
話における通話要求確認処理に相当し、このステップで
は、他の端末装置から通話の要求があるか否かを判断す
る。ここで、通話要求があればステップKR12で通話
要求がある旨を表示した後ステップKR13に進み、通
話要求がなければこの受信処理1を終了する。ステップ
KR12における通話要求表示の手法としては、具体的
には、表示部13に通話要求アイコンを表示させたり、
予め表示されている通話要求アイコンを点滅させる方法
を採り、歌詞をながめていたりした時に、突然、着信メ
ロディ音が鳴り始めないように制御する。
再生状態を表わすRUNフラグに“1”をセットし、次
のステップKR14で、現在利用しているデータの読出
をリセットして現在のモードを通話開始前に強制的に一
旦停止し、着信メロディ曲の読出しをセットする。例え
ば、現在のモードがカラオケモードであれば、演奏デー
タPK及び歌詞データWKの読出しをリセットして、通
話開始前に、現在表示中の歌詞を消去し現在再生中の楽
音を消音して現在のモードを強制的に一旦停止する。な
お、現在のモードを通話開始前に強制的に終了させるよ
うにしてもよい。一方、着信メロディ曲については、着
信メロディ音として選択されている楽曲情報における設
定情報に基づいて各部を設定すると共に、データ読出し
位置を演奏データ先頭位置にセットする。
実施例による端末システムでのその他処理(図12のス
テップTR6)の一具体例である「その他処理1」のフ
ローチャートであり、この処理により、通話開始の操作
に応答して着信メロディ曲の再生終了を指示することが
できる。最初のステップKR21は、通常の携帯電話に
おける通話開始処理に相当し、このステップでは、通話
を開始する状態であるか否かを判断する。ここで、通話
開始状態であればステップKR22に進み、着信メロデ
ィ曲の再生状態を表わすRUNフラグに“0”としてこ
れをリセットし、通話開始状態でなければその他処理1
を終了する。
の一実施例による端末システムでの選択/設定処理(図
12のステップTR4)の一具体例である「選択/設定
処理1」のフローチャートであり、この処理により、携
帯用電話機端末(端末システム)TSの操作子12内の
カラオケモード選択スイッチを操作してカラオケモード
を起動することができる。この処理によりカラオケモー
ドの起動指示があると、楽曲再生及び歌詞(テキスト)
表示が開始される。
ード選択スイッチの操作によりカラオケモードの設定が
なされか否かを判断し、カラオケモード選択スイッチの
設定操作がなされたときはステップKR32に進み、そ
うでないときは直ちにこの選択/設定処理1を終了す
る。ステップKR32においては、再生する曲を内部R
OM内から選択する。この場合、選択した曲の楽曲情報
内に歌詞データがなければ、その旨を表示する。また、
曲選択が行われなかった場合には、現在、着信メロディ
音として設定されている楽曲情報を選択曲として設定す
る。
ているデータの読出をリセットして現在のモードを停止
した後、ステップKR34において、カラオケモードに
移行していることを表すKARAOKEフラグを反転
し、この選択/設定処理1を終了する。このKARAO
KEフラグの“1”は「カラオケモード設定中」を表わ
し、“0”は「カラオケモード解除中」を表わす。
AOKEフラグが“0”でありカラオケモードのセット
が可能である場合、カラオケ再生するのに選択した曲の
楽曲情報内に歌詞データがない(テキストフラグTFの
チェックにより検出)ときは、ステップKR34でKA
RAOKE“0”→“1”としてカラオケモードで楽曲
演奏のみを行うようにするか、或いは、KARAOKE
フラグを反転せずカラオケモードに移行しないようにす
ることができる。
実施例による端末システムにおける割込み処理の一例で
ある「割込み処理2」のフローチャートである。この処
理は、自機種携帯用電話機端末(端末システム)TSに
おけるメイン処理に対する割込み処理であり、タイマの
クロックタイミング毎に起動される。最初のステップK
R41では、RUNフラグが“1”であるか否かを判断
し、RUN=“1”であればステップKR42に進む。
いて、順次、演奏イベントを音源回路〔24,36(図
2,図3):KB4(図16)〕に送信し、対応する楽
音を発音させる。すなわち、RUN=“1”は、着信メ
ロディ音が再生中であることを表わし、通話要求時や通
話要求音発音時に、着信メロディ音として選択されてい
る楽曲情報の演奏データに従った楽曲再生を行う。この
場合、楽曲の進行タイミングは、別の割込み処理でカウ
ントされる。なお、着信メロディ音の発音中は、カラオ
ケモードの設定(KARAOKE=“1”)が無視さ
れ、表示回路〔5(図1):KB5(図16)〕による
歌詞表示が進行しないように自動制御される。
と判断されるとステップKR43に進み、このステップ
KR43でKARAOKEフラグが“1”であるか否か
を判断し、KARAOKE=“1”であればステップK
R44に進み、そうでなければ、この割込み処理2を終
了する。
いて、順次、テキストイベントを表示回路(5:KB
5)に送信し、対応する楽音を発音させ、ステップKR
42に進む。すなわち、RUN=“0”(着信メロディ
音非再生)、KARAOKE=“1”は、カラオケモー
ド中であることを表わし、ステップKR44では、選択
されているカラオケ楽曲の歌詞データWKに従って歌詞
を表示し、ステップKR45では、選択されているカラ
オケ楽曲の演奏データPKに従っで楽曲を再生する。従
って、RUN=“0”、KARAOKE=“1”のとき
は、両ステップKR44,KR42の処理により、選択
されているカラオケ楽曲の演奏データPK及び歌詞デー
タWKに従って楽曲再生及び歌詞表示を同期して行うこ
とができる。
順に記録したタイミングデータPT及び演奏イベントP
Eを順次読み出して楽曲を再生して行くと共に、歌詞デ
ータWKについては、表示順に記録したタイミングデー
タWT及びテキストイベントデータWEを順次読み出し
て歌詞表示をして行く。このとき、表示タイミングを表
わすタイミングデータWTは、タイミングデータPTと
同期・対応しているので、歌詞表示は楽曲の演奏に同期
して変化させることができる。歌詞表示は、表示してい
る歌詞部分のうち、楽曲の演奏に対応して現在発声すべ
き文字或いは発声済みであるべき文字について、輝度を
高めたり、下線・ハッチング・白黒反転等の修飾を施す
というような強調表示手法を用い、通常のカラオケ装置
における文字表示の色替えより簡易にするのが好まし
い。
ードにおいては、楽曲を再生しないで歌詞の表示だけを
行うことができるようにしてもよい。その場合には、歌
詞表示の進行をユーザが任意に操作できるようにするこ
とが好ましい。
に対応する歌詞データと演奏データとを演奏情報として
記録するようにしてもよい。その場合、着メロディ曲再
生時には、楽曲の所定部分(例えば、「さび」部分な
ど)のみを再生させるようにし、カラオケ再生時には、
全体を再生させるようにするとよい。
を記録するようにしてもよい。その場合には、カラオケ
再生モード(「演奏あり」モード)では、演奏データに
対応する部分の歌詞のみを順次表示し、歌詞表示だけの
モードでは楽曲全体の歌詞をユーザの操作に従って順
次、表示部に表示していくようにすればよい。
よる端末システムにおいては、図11の情報記録/編集
モジュール(U5)や図12のエディット処理(TR
5)で説明したように、操作子12の各種スイッチを利
用して各種情報編集を行うことができる。ここで、この
エディット処理の具体例を紹介しよう。
モード選択スイッチやエディット用の各種スイッチは、
端末システムTSの操作子12(図1)に含まれる。こ
の場合、これらのスイッチは、専用スイッチとして別設
したり、或いは、他の機能に使用するスイッチを流用す
ることができる。例えば、エディットモード選択スイッ
チを操作する毎に、エディットモードと非エディットモ
ードを切換え可能とし、エディットモードとしたとき、
電話番号入力用テンキーにより、エディットしたい情報
の選択或いはエディット時のパラメータ値の設定(別の
キーでテンキー入力モードを「情報選択」/「パラメー
タ設定」に切換える)することができるようにする。
の一実施例による端末システムでの選択/設定処理(図
12のステップTR4)の別の具体例である「選択/設
定処理2」のフローチャートである。最初のステップE
R11では、携帯用電話機端末(端末システム)TSの
操作子12のうちのエディットモード選択スイッチの設
定操作がなされか否かを判断し、この操作がなされたと
きはステップER12に進み、操作がないときは直ちに
この選択/設定処理2を出力する。
ットモードの開始及び終了を指示するための操作スイッ
チであり、操作する毎にEDITフラグの内容を反転す
る。ここで、EDITフラグの内容が“1”のときはエ
ディットモード中であることを表わし、“0”のときは
エディットモードでないこと(非エディットモード状
態)であることを表わす。また、モードは一度に1つの
み設定司能であり、例えば、エディットモード設定操作
があったときにカラオケモード中(KARAOKE=
“1”)であれば、カラオケモードは強制的に終了され
る。
転し、続いて、ステップER13に進む。ステップER
13では、EDITフラグが“0”であるか否かを判断
し、EDIT=“0”(非エディットモード状態)であ
れば、ステップER14に進んで選択した情報に編集内
容を上書き保存した上、この選択/設定処理2を終了
し、EDIT=“1”(エディットモード中)であれ
ば、ステップER15に進む。ステップER14の処理
により、エディットモード終了時には、本体RAM3の
一時記憶領域に記憶している編集内容を上書き保存する
ことができる。
ムTSの操作子12内のテンキーの入力モードを「情報
選択」側に切り換えて、音色情報、効果情報、演奏デー
タ、歌詞データなどの中から、エディットしたい情報を
テンキーで指示することにより、指示された情報が選択
される。なお、情報の選択がなかった場合は、着信メロ
ディとして設定されている楽曲の音色情報又は演奏デー
タをエディット情報として設定する。そして、次のステ
ップER16では、選択(又は設定)された情報の一部
(例えば、先頭部)を表示部13に表示した後、この選
択/設定処理2を終了する。
の一実施例による端末システムでのエディット処理(図
12のステップTR5)の一具体例である「エディット
処理1」のフローチャートである。この処理フローの最
初のステップER21では、EDITフラグが“1”で
あるか否かを判断し、EDIT=“1”(エディットモ
ード中)であればステップKR22に進んで編集したい
データを選択し、一方、EDIT=“0”であれば直ち
にこのエディット処理を終了する。
のデータ選択スイッチ等を操作して表示部13の表示を
順次切り換えていき、パラメータや音符、タイミング
等、編集したいデータの値を表示させる。次のステップ
ER23では、実際の編集作業に入り、操作部12の電
話番号入力用テンキーの入力モードを「情報選択」から
「パラメータ設定」側に切り換えて、テンキー等を操作
することにより、新たなパラメータ値を入力したり、或
いは、全く新たにデータを追加したり、さらには削除し
たりする。
容を本体RAM3の一時記録領域に一時記憶しておき、
ステップER25に進む。なお、一時記憶しておいた編
集内容については、エディットモードの終了時に、実際
のデータへの上書き処理が行われる。しかしながら、エ
ディットモード途中で上書きを行えるようにしてもよ
い。
再生状態を表わすRUNフラグが“1”であるか否かを
判断し、RUN=“1”(着信メロディ曲再生中)であ
れば、ステップER26でEDITフラグに“0”をセ
ットした上、ステップER26に進み、そうでなければ
(RUN=“0”:着信メロディ曲非再生状態)エディ
ット処理1を終了する。ステップER27では、編集内
容を上書きするか否かを判断し、上書きをする場合はス
テップER28に進んで上書きを実行した後エディット
処理1を終了する。また、上書きをしない場合には直ち
にエディット処理1を終了する。
エディットモードは強制的に終了されるが、現在までの
エディット内容を残すか否かは、ステップER28にお
いてユーザによる選択が可能であり、例えば、上書きす
るか否かを促す保存可否の表示が表示部13を用いて行
われる。この場合、操作部13のYES/NO操作スイ
ッチで保存の可否を選択できるようにすればよい。ま
た、保存可否の表示が行われている間は、着信メロディ
曲の発音処理へは移行されないにようにするのが好まし
い。
で説明したように、エディットモード時に(他のモード
においても同様であるが)通話要求があると、通話要求
があることを表すアイコンを表示部13の画面上に表示
される。このような場合、着信メロディ曲が鳴り始めて
もよいが、突然、着信メロディ音がなり始めるとユーザ
が驚いてしまうので、アイコンを表示させる方が好まし
い。
記録されている情報の編集以外に、上述と同様の手順を
用いて、新規に音色情報、効果情報、歌詞データなどの
情報を作成して記録・登録することができる。
る端末システムにおいては、その他処理(図12:TR
6)における自動作曲機能の第1例として挙げたよう
に、端末システムに入力される音声から楽曲情報を作成
することができる。ここで、このような音声作曲機能に
ついて説明する。図23は、この発明の一実施例による
端末システムの音声作曲機能を説明するための機能ブロ
ック図である。この機能ブロック図により示される音声
作曲機能を実現する処理は、基本的に、本体CPU1の
指示により実行されるが、図3の発音制御CPU31の
ように発音制御回路8がCPUを装備したものでであれ
ば、発音制御回路側CPUの指示により処理を実行させ
るようにしてもよい。
末(端末システム)TS(図1)のマイク14(図1)
から入力される音(歌声)〔マイク入力音〕を取り込む
マイク入力ブロックCA11、及び、送受信回路6を介
して受信した通話音(通話相手の歌声)〔通話入力音〕
を取り込む通話音入力ブロックCA12から成り、マイ
ク入力音或いは通話入力音をデータソースとして取り込
む。
するための入力切換モジュールCA2は、操作子12の
電話番号入力用テンキーを操作することにより、マイク
入力音或いは通話入力音の何れをデータソースとして利
用するかを設定する。A/D変換モジュールCA3は、
オーディオ制御回路7(図1)により、入力モジュール
CA1から入力されるデータソース入力音をアナログ形
式からデジタル形式に変換する。
力モジュールCA1からのデータソース入力音に含まれ
る雑音の音量レベルを次の処理により設定する: (1)例えば、入力待機を促す旨を表示部13に表示
し、ユーザに対してマイク音或いは通話音の入力開始を
所定時間だけ待機させ、その待機期間(無音期間)の間
に入力モジュールへ入力される音を雑音として検出する
(検出機能)。 (2)検出された雑音中の最大音量を雑音量(雑音最大
レベル)として設定する(設定機能)。
定モジュールCA4により、例えば、入力開始を促す旨
を表示部13に表示して、ユーザにマイク音或いは通話
音の入力開始を促す。雑音除去モジュールCA5は、A
/D変換モジュールCA3によりデジタル形式に変換さ
れたデータソース入力音から、雑音量設定モジュールC
A5により設定された雑音最大レベル以下の音情報を削
除する。
されたデータソース入力音から音高列を抽出する。この
音高列の抽出には、例えば、周波数分析による検出方法
を用いる。また、記録する情報容量を削減するために、
所定時間以内に複数の音が発生するよう認識された場合
には、その複数音のうちの先頭音以外を削除する。具体
的には、音長の最低長を所定時間(例えば、8分音符)
とし、これより細かい時間で発生する音については削除
する。なお、音高群が所定音域に達していないと判定さ
れるような場合、検出された音高列を所定音域まで全体
的にトランスポーズするトランスポーズ機能を装備する
ことが好ましい。このようなトランスポーズ機能によ
り、入力される音の音域が低音域であっても、着信メロ
ディとして利用可能な音域に自動変換することができ
る。
モジュールCA6で検出された音高列を、自機種フォー
マットAに対応する情報に変換し、本体RAM3或いは
制御RAM35に記録する。
よるシステムにおいては、パーソナルコンピュータ端末
PC側の新規作成モジュール(図10:P3)について
説明したように、自動作曲機能を実現することができ
る。図24は、この発明の一実施例による音声作曲機能
をブロック化して表わした機能ブロック図である。この
機能ブロック図により示される自動作曲機能を実現する
処理は、基本的には、パーソナルコンピュータ端末PC
(図10:P3)で実行するものとして説明するが、こ
のような自動作曲機能を端末システムTSに搭載するよ
うにしてもよい。
従来タイプのシーケンサ装置(シーケンサ機能付きパー
ソナルコンピュータ)等を利用して楽曲情報を次のよう
な方法で手動で入力(作成)する: (1)装置に接続された電子楽器を演奏して楽曲情報を
入力する方法、(2)パーソナルコンピュータ端末PC
に接続された表示装置に表示される入力用画面を利用し
て、端末PCに接続されたキーボードやマウスを利用し
て数値入力等により楽曲情報を作成する方法、(3)予
め用意された部分曲データ(パターンデータ)を繋ぎあ
わせて1曲分の楽曲情報を作成する方法、等々。
ず、作成したい楽曲の一部データをユーザが入力する。
この入力には、例えば、電子楽器を実際に演奏したり、
パーソナルコンピュータ端末PCの表示画面を用いるな
どの方法がある。なお、パーソナルコンピュータ端末P
C内に複数の部分曲データ(パターンデータ)予め用意
しておき、これらの部分曲データの中から、楽曲の一部
データを選択するようにしてもよい。このようにして楽
曲の一部データを入力した後、既に知られた楽曲自動生
成手法を用いて、入力された楽曲の一部データから1曲
分の楽曲情報を自動的に生成する。
ジュールCB2の何れかにより作成された楽曲情報、或
いは、予めパーソナルコンピュータ端末PCに記録され
ている楽曲情報は、曲解析モジュールCB3に入力され
る。曲解析モジュールCB3では、入力(作成)された
1曲分の楽曲情報をイントロ部、フィルイン部、メイン
部、エンディング部等の音楽的な区間に分割するため
に、楽曲情報の内容を解析する。
ジュールCB3での解析結果に基づいて、楽曲情報を複
数の区間情報に分割し、区間選択モジュールCB5で
は、分割された複数の区間情報の何れを着信メロディ又
はBGMとして利用するかを自動的に選択する。この区
間情報の選択については、複数の区間情報を画面に表示
し、例えば、区間情報毎に試し聞きができるようにし、
ユーザに所望の区間情報を選択させるようにしてもよ
い。
された区間情報が複数トラック〔パート)構成である場
合には、必要最小限のトラック数に絞り込みを行う。こ
の絞り込みには、例えば、類似した音色で演奏されるパ
ートが複数あれば、その内の1つだけ残して、その他の
パートに関する情報を削除するなどの方法がある。
ック選択処理(CB6)までの処理が終了した区間情報
に関して、その区間情報を繰り返し再生したときに、そ
の区間における先頭位置の音と最終位置の音とが滑らか
に繋がるように、区間先頭位置の音或いは区間最終位置
の音(或いは、その近傍の音)を修正・補正する。そし
て、最後に、情報記録モジュールCB8により、作成さ
れた区間情報を、パーソナルコンピュータ端末PCの記
録領域(RAM)に記録するとともに、図10の情報圧
縮モジュールP4へと出力する。
可能な楽音情報のフォーマットは、自機種フォーマット
Aに限られるものではない。例えば、図3のような発音
制御回路を搭載し、この回路のなかで、従来の電子楽器
で使用されている自動演奏機能(シーケンサー)を動作
させることにより、SMFフォーマットCの楽曲情報を
そのまま再生できるようにすることも可能である。この
場合、他の楽音情報源装置(PCなど)から携帯用電話
機端末に情報を取り込む際に形式変換をしなくて済む。
しかし、圧縮処理は行う方が好ましい。
式としてFM方式を採用しているが、楽音合成方式はこ
れに限らない。例えば、波形メモリ方式、物理モデル方
式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、「VCO
+VCF+VGA」のアナログシンセサイザ方式等、種
々の方式を適用することができ、これらの何れであって
もよい。つまり、音源回路の楽音合成方式によって、設
定情報として記録される音色に関する各種情報は異なっ
てくるが、基本的には、従来より電子楽器で使用されて
いる各楽音合成方式に対応する多種のパラメータ情報を
採用することができる。
ードウエアを用いて音源回路を構成するものに限らず、
「DSP+マイクロプログラム」を用いて音源回路を構
成するようにしてもよいし、「CPU+ソフトウェア」
のプログラムで音源回路を構成するようにしてもよい。
とによって複数の発音チャンネルを形成するようなもで
もよいし、1つの発音チャンネルが1つの回路で構成さ
れるような形式のものであってもよい。
発明によれば、演奏情報と演奏の進行に対応する歌詞情
報とを記録しておき、演奏情報に基づいて楽音信号を順
次生成すると共に、歌詞情報に基づいて、生成される楽
音信号に対応する歌詞表示信号を生成するようにしてい
るので、携帯電話のような携帯用端末装置でカラオケを
楽しむことができ、また、暇な時間に歌詞を表示させ
て、歌詞を覚えるなど、カラオケ練習に有効に利用でき
る。さらに、第1演奏情報、第2演奏情報及び第2演奏
情報の演奏進行に対応する歌詞情報を記憶しておき、第
2演奏情報に基づき第2楽音信号を生成し、歌詞情報に
基づいて、第2楽音信号に対応する歌詞表示信号を生成
してカラオケ再生を可能とすると共に、カラオケ再生に
優先して第1演奏情報に基づく第1楽音信号を生成する
ようにしているので、カラオケ再生から、第1楽音信号
による着信メロディ再生に自動切換することができ、し
かも、歌詞表示が邪魔になるということがない。
置が適用される携帯用電話機端末の基本的構成を表わす
概略ブロック図である。
路の詳細な構成を表わすブロック図である。
回路の詳細な構成を表わすブロック図である。
機端末の使用環境の一例を表わす概念図である。
機端末における自機種の情報フォーマットの例である。
機種の従来形情報フォーマットの例である。
汎用の楽音情報フォーマツトの例である。
機端末及び基地局から成る第1システムにおける情報授
受関係を表わす機能的ブロック図の一部である。
機端末及び基地局から成る第1システムにおける情報授
受関係を表わす機能的ブロック図の他部である。
電話機端末及びパーソナルコンピュータから成る第2シ
ステムにおける情報授受関係を表わす機能的ブロック図
である。
電話機端末及び記録媒体乃至他の電話機端末から成る第
3システムにおける情報授受関係を表わす機能的ブロッ
ク図である。
電話機端末での自端末処理例を示すフローチャートであ
る。
でのサーバ処理例を示すフローチャートである。
ナルコンピュータ端末でのPC端末処理例を示すフロー
チャートである。
電話機端末のカラオケ機能に適用可能な情報フォーマッ
トの例である。
電話機端末における楽曲演奏と歌詞表示の同期処理を表
わす機能ブロック図である。
電話機端末における「受信処理1」のフローチャートで
ある。
電話機端末における「その他処理1」のフローチャート
である。
電話機端末における「選択/設定処理1」のフローチャ
ートである。
電話機端末における「割込み処理2」のフローチャート
である。
電話機端末における「選択/設定処理2」のフローチャ
ートである。
電話機端末における「エディット処理1」のフローチャ
ートである。
電話機端末システムの「音声作曲機能」を説明するため
の機能ブロック図である。
ナルコンピュータ端末等の「自動作曲機能」を説明する
ための機能ブロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】演奏情報と演奏の進行に対応する歌詞情報
とを記憶する記憶手段と、 記憶された演奏情報に基づき、楽音信号を順次生成する
発音制御装置と、 記憶された歌詞情報に基づき、生成される楽音信号に対
応する歌詞表示信号を生成する表示手段とを具備するこ
とを特徴とする携帯用端末装置。 - 【請求項2】第1演奏情報、第2演奏情報及び第2演奏
情報の演奏進行に対応する歌詞情報を記憶する記憶手段
と、 第1演奏情報及び第2演奏情報に基づき、それぞれ、第
1楽音信号及び第2楽音信号を生成する発音制御装置
と、 歌詞情報に基づき、第2楽音信号に対応する歌詞表示信
号を生成する表示手段と、 第2楽音信号の生成に優先して第1楽音信号を生成する
よう発音制御装置を制御する制御手段とを具備すること
を特徴とする携帯用端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000170201A JP3900330B2 (ja) | 1999-07-28 | 2000-06-07 | 携帯用端末装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11214083 | 1999-07-28 | ||
JP11-214083 | 1999-07-28 | ||
JP2000170201A JP3900330B2 (ja) | 1999-07-28 | 2000-06-07 | 携帯用端末装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11314396 Division | 1999-07-28 | 1999-11-04 |
Publications (2)
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---|---|
JP2001100769A true JP2001100769A (ja) | 2001-04-13 |
JP3900330B2 JP3900330B2 (ja) | 2007-04-04 |
Family
ID=26520135
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000170201A Expired - Fee Related JP3900330B2 (ja) | 1999-07-28 | 2000-06-07 | 携帯用端末装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3900330B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-06-07 JP JP2000170201A patent/JP3900330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3900330B2 (ja) | 2007-04-04 |
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