JPH05333890A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JPH05333890A
JPH05333890A JP4168422A JP16842292A JPH05333890A JP H05333890 A JPH05333890 A JP H05333890A JP 4168422 A JP4168422 A JP 4168422A JP 16842292 A JP16842292 A JP 16842292A JP H05333890 A JPH05333890 A JP H05333890A
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JP
Japan
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karaoke
data
bgm
performance
tone
Prior art date
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Application number
JP4168422A
Other languages
English (en)
Inventor
Mizuo Tomizawa
瑞夫 富沢
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Publication date
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】カラオケ伴奏が演奏されていないときに、BG
Mを演奏することができるようにしたカラオケ装置を、
BGM専用の記録媒体や再生手段を必要とすることなし
に、簡潔な構成によって、しかも安価に提供する。 【構成】楽器音によりメロディを演奏させるガイド・ト
ーン・パートを含むカラオケ・データを読み出すカラオ
ケ・データ読み出し手段と、このカラオケ・データ読み
出し手段により読み出されたカラオケ・データに基づい
て、楽音を生成する楽音生成手段と、上記ガイド・トー
ン・パートの音量および音色の中、少なくとも一方を変
更するための変更データを出力する変更データ出力手段
と、この変更データ出力手段により出力される変更デー
タに基づき、上記楽音生成手段を制御して、上記楽音生
成手段により生成されるガイド・トーン・パートの音量
および音色の中、少なくとも一方を変更する変更制御手
段とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラオケ装置に関し、
特に、カラオケ伴奏を演奏していないときには、バック
・グラウンド・ミュージック(BGM)を演奏すること
のできるカラオケ装置に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、カラオケ装置を使用してカラオケ
伴奏を行わせ、そのカラオケ伴奏に併せて唱歌するカラ
オケ歌唱が、飲食店あるいは家庭内において広く行われ
て楽しまれている。
【0003】こうしたカラオケ歌唱が普及するにつれ
て、磁気ディスクや光学式ディスクなどの外部記憶媒体
に記録されるカラオケ伴奏の楽曲は、歌謡曲、ポピュラ
ー、民謡などのようにそのジャンルが多岐に渡るように
なるとともに、集録曲数も膨大な数となってきている。
このように、外部記録媒体に集録される楽曲のジャンル
や曲数が増大すると、歌唱者にとっては選曲の楽しみが
増える一方で、いずれの楽曲を選曲しようか迷ってしま
うようになり、選曲に時間がかかってしまう場合がしば
しば経験されている。
【0004】特に、パーティーなどにおいて、選曲に時
間がかかってしまい、ある楽曲のカラオケ歌唱が終了し
たにもかかわらず、選曲が終了するまで次の楽曲のカラ
オケ伴奏が始められないような場合には、パーティー会
場内における音楽演奏が長時間に渡って中断してしまう
ため、パーティーなどの雰囲気を壊してしまうというこ
とが指摘されていた。
【0005】このため、上記したような選曲待ちなどの
場合のように、カラオケ伴奏が行われていないときに
は、BGMが演奏されるようにして、パーティーなどの
雰囲気を壊すことのないようにしたカラオケ装置が提案
されている。
【0006】
【従来の技術】上記したように、カラオケ伴奏が行われ
ていないときに、BGMが演奏されるようにしたカラオ
ケ装置として、例えば、特開平1−150264号公報
に開示されたカラオケ装置がある。
【0007】この特開平1−150264号公報に開示
されたカラオケ装置は、カラオケ伴奏用のデータを記録
した記録媒体と、BGM用のデータを記録した記録媒体
とを予め用意しておき、カラオケ伴奏用のデータを記録
した記録媒体を読み出して、カラオケ伴奏用の音楽信号
を再生する再生手段と、BGM用のデータを記録した記
録媒体を読み出して、BGM用の音楽信号を再生する再
生手段とを、それぞれ設けるようにしたものである。
【0008】そして、カラオケ伴奏用の音楽信号を再生
する再生手段が再生状態に設定されて、カラオケ伴奏の
演奏が行われている間に、BGM用の音楽信号を再生す
る再生手段をキューもしくはレビュー状態にするととも
に、曲の頭出しを行って曲頭位置で待機するようにし、
カラオケ伴奏用の音楽信号を再生する再生手段が停止あ
るいは早送り、巻き戻し状態に設定された際に、BGM
用の音楽信号を再生する再生手段を再生状態にして、B
GMを演奏するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のカラオケ装置にあっては、カラオケ伴奏用のデ
ータを記録した記録媒体の他に、BGM用のデータを記
録したBGM専用の記録媒体が必要となるとともに、そ
れぞれの記録媒体を読み出すための再生手段や、頭出し
制御を行わせるための機械的構成も必要となるため、カ
ラオケ装置全体の構成が複雑化し、製造コストが増大し
て高価なものになるという問題点があった。
【0010】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、カラオケ伴奏が演奏されていないときに、BG
Mを演奏することができるようにしたカラオケ装置を、
BGM専用の記録媒体や再生手段を必要とすることなし
に、簡潔な構成によって、しかも安価に提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるカラオケ装置は、カラオケ・データ
を読み出して、空間にカラオケ伴奏音を放音するカラオ
ケ装置であって、楽器音によりメロディを演奏させるガ
イド・トーン・パートを含むカラオケ・データを読み出
すカラオケ・データ読み出し手段と、このカラオケ・デ
ータ読み出し手段により読み出されたカラオケ・データ
に基づいて、楽音を生成する楽音生成手段と、上記ガイ
ド・トーン・パートの音量および音色の中、少なくとも
一方を変更するための変更データを出力する変更データ
出力手段と、この変更データ出力手段により出力される
変更データに基づき、上記楽音生成手段を制御して、上
記楽音生成手段により生成されるガイド・トーン・パー
トの音量および音色の中、少なくとも一方を変更する変
更制御手段とを備えるように構成したものである。
【0012】
【作用】変更データ出力手段により、ガイド・トーン・
パートの音量および音色の中、どちらか一方あるいは両
方を変更するための変更データが、変更制御手段へ出力
される。変更制御手段は、この変更データに基づいて楽
音生成手段を制御し、カラオケ・データに基づいて楽音
生成手段において生成される楽音の中で、ガイド・トー
ン・パートに関する楽音の音量および音色の中、どちら
か一方あるいは両方を変更する。
【0013】従って、楽音生成手段において、カラオケ
・データに記録されたガイド・トーン・パートの音量お
よび音色の中、どちらか一方あるいは両方が異なった楽
音が生成されることになり、カラオケ伴奏とは異なった
ガイド・トーン・パートの演奏が行われる。
【0014】ガイド・トーン・パートは、歌唱者による
カラオケ歌唱を支援するために、楽器音によりメロディ
を演奏させたパートであるため、カラオケ伴奏とは音
量、音色の異なったガイド・トーン・パートの演奏が行
われることにより、カラオケ伴奏とは異なる聴感を有す
るメロディをもった楽曲の演奏を得ることができ、BG
Mとして用いることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明によるカラオ
ケ装置の実施例を詳細に説明するものとする。
【0016】図1には、本発明の第一の実施例によるカ
ラオケ装置の構成を示すブロック構成図が示されてい
る。
【0017】このカラオケ装置は、その全体の動作の制
御を中央処理装置(CPU)10を用いて制御するよう
に構成されている。このCPU10には、バス12を介
して、全体の動作の制御のための所定のプログラムなど
が格納されたリード・オンリ・メモリ(ROM)14
と、プログラム実行時に必要な各種レジスタ群などが設
定されたワーキング・エリアを有するランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)16と、演奏データ18b、文字
・映像データ18cおよびテンポ・データ18dよりな
るカラオケ・データ18aを記録した外部記録装置たる
フロッピイ・ディスク18をドライブして、フロッピイ
・ディスク18に記録されたカラオケ・データ18aを
読み込んだり、あるいは、図示しない制御装置などの操
作により作成したカラオケ・データを、フロッピイ・デ
ィスク18に書き込んだりするためのフロッピイ・ディ
スク・ドライブ入出力装置(FDD・I/O)20と、
歌唱すべきカラオケ伴奏を選曲してカラオケ伴奏を行わ
せたり、BGM演奏を行わせたりするなどの操作を行う
操作子部22が接続されていて、操作子部22の操作に
基づいてCPU10の動作を制御する制御部24と、操
作子部22の操作に応じて選択されたフロッピイ・ディ
スク18のカラオケ・データ18aに記録されたテンポ
・データ18dに基づいて、テンポ・クロックを発生す
るテンポ・クロック・ジェネレータ26と、テンポ・ク
ロック・ジェネレータ26から発生されるテンポ・クロ
ックを基準として、フロッピイ・ディスク18に記録さ
れたカラオケ・データ18aの演奏データ18bを読み
出して楽音を生成する音源システム28と、テンポ・ク
ロック・ジェネレータ26から発生されるテンポ・クロ
ックを基準として、フロッピイ・ディスク18に記録さ
れたカラオケ・データ18aの文字・映像データ18c
を読み出し、文字あるいは図形などを生成するキャラク
タ・ジェネレータ30とが接続されている。
【0018】また、音源システム28には、アンプ及び
スピーカなどにより構成される音響装置32が接続され
ている。フロッピイ・ディスク18に記録されたカラオ
ケ・データ18aの演奏データ18bに基づいて、音源
システム28で生成された楽音信号と、マイク34を介
して入力された歌唱者の音声信号とは、音源システム2
8において混合され、音響装置32を介して空間にカラ
オケ演奏として放音されることになる。
【0019】一方、キャラクタ・ジェネレータ30に
は、ビデオ・プロセッサ36が接続され、このビデオ・
プロセッサ36には、ディスプレイ装置38が接続され
ている。ビデオ・プロセッサ36は、テンポ・クロック
・ジェネレータ26から出力されるテンポ・クロックに
従って、文字・映像信号などをディスプレイ装置38へ
出力し、ディスプレイ装置38に歌詞などが表示される
ことになる。
【0020】図2は、フロッピイ・ディスク18に記録
されたカラオケ・データ18aの記録内容を図表的に示
したものであり、フロッピイ・ディスク18には、複数
の楽曲のカラオケ・データ18aが記録されており、こ
れらのカラオケ・データ18aは、MIDI規格などに
基づき多重化されて記憶されている。
【0021】このようなカラオケ・データ18aは、音
響装置32を介して楽音を放音するために読み出される
演奏データ18bと、ディスプレイ装置38によって歌
詞などを表示するために読み出される文字・映像データ
18cと、再生時における演奏のテンポ及び歌詞の文字
表示のテンポなどを示すために読み出されるテンポ・デ
ータ18dとよりなっている。
【0022】演奏データ18bは、歌唱者によるカラオ
ケ歌唱を支援するために、カラオケ伴奏音の中で楽器音
によりメロディを演奏させたパートであるガイド・トー
ン・パートを演奏するためのガイド・トーン・データ1
8eと、ガイド・トーン・パート以外のカラオケ伴奏音
を演奏するための伴奏データ18fとより構成されてい
る。
【0023】なお、伴奏データ18fにも、「リズ
ム」、「ベース」、「コード」などのような各パートが
設定されており、それぞれのパート毎にデータ構成がな
されている。
【0024】これらのガイド・トーン・パートのデータ
たるガイド・トーン・データ18eや「リズム」、「ベ
ース」、「コード」などの各パートのデータたる伴奏デ
ータ18fは、多重化されたそれぞれのチャンネルを示
すチャンネル・データ18g、発音する楽音の音高を示
す音高データ18h、発音する楽音の音量を示す音量デ
ータ18i、発音する楽音の音色を音色番号により示す
音色データ18jなどより構成されている。
【0025】また、文字・映像データ18cは、曲名デ
ータ18k、作曲者・作詞者データ18l、歌詞データ
18m、風景などの映像を表示するためのバック・グラ
ウンド・ビジュアル映像(BGV映像:背景映像)デー
タ18nなどより構成されている。
【0026】図3は、ROM14の構成を図表的に示し
たものであり、本発明の実施に必要な記憶領域として
は、BGM演奏用の音量データのパラメータ値を記録し
たBGM演奏用音量データ記憶領域14aと、BGM演
奏用の音色に変換するための音色テーブル14bとが設
定されている。
【0027】BGM演奏用音量データ記憶領域14a
は、BGM演奏時においては、ガイド・トーン・パート
の音量に関しては、カラオケ伴奏時に比較すると大きな
音量に変化するように、その変化の割合を記憶するとと
もに、全体の音量に関しては、カラオケ伴奏時に比較す
ると小さな音量に変化するように、その変化の割合を記
憶している。そして、BGM演奏時には、演奏データ1
8bの音量データ18iで指定される音量に、BGM演
奏用音量データ記憶領域14aに記憶された変化の割合
を乗じて、音源システム28を制御するものである。
【0028】また、音色テーブル14bは、ガイド・ト
ーン・データ18eの音色データ18jに記憶された音
色番号を、所定の音色番号に変換するための変換テーブ
ルである。即ち、音色テーブル14bは、カラオケ伴奏
時おける「フルート」の音色を、BGM演奏時において
は「オーボエ」に変換し、カラオケ伴奏時おける「スト
リングス」の音色を、BGM演奏時においては「独奏の
バイオリン」に変換したりなどするように、ガイド・ト
ーン・データ18eの音色データ18jに記憶された音
色番号を、BGM演奏時には、いずれの音色番号に変換
するかを記憶した変換テーブルである。そして、音色テ
ーブル14bによって変換された音色番号を示す音色選
択信号が、音源システム28へ送出されることになる。
【0029】一方、図4は、RAM16の構成を図表的
に示したものであり、本発明の実施に必要な記憶領域と
しては、演奏データ18bに記録された音量データ18
iのパラメータ値を記録する伴奏用音量データ記憶領域
16aと、ガイド・トーン・データ18eに記録された
音色データ18jの音色番号を記録する伴奏用音色デー
タ記憶領域16bとが設定されている。
【0030】また、図5には、操作子部22の操作パネ
ル50が示されており、この操作パネル50上に配設さ
れた各スイッチを操作することにより、カラオケ演奏を
行わせるとともに、ディスプレイ装置38に歌詞を表示
させたり、BGM演奏を行わせるとともに、ディスプレ
イ装置38にBGV映像を表示させたりするものであ
る。
【0031】操作子部22の操作パネル50には、フロ
ッピイ・ディスク18に記録されたカラオケ・データ1
8aを番号により指定して、楽曲の選曲を行う選曲スイ
ッチ52と、選曲スイッチ52により選曲された楽曲
を、順次演奏を行うための登録をする入力スイッチ54
と、フロッピイ・ディスク18に記録されたカラオケ・
データ18aの演奏データ18bから再生されるカラオ
ケ演奏のテンポを変更するためのテンポ変更スイッチ5
6と、フロッピイ・ディスク18に記録されたカラオケ
・データ18aの演奏データ18bから再生されるカラ
オケ演奏のキーの変更を、半音階単位で行うキー変更ス
イッチ58と、フロッピイ・ディスク18に記録された
カラオケ・データ18aの演奏データ18bから再生さ
れるカラオケ演奏の音量を調整するカラオケ音量設定ス
イッチ60と、歌唱者によるマイク34を介してのカラ
オケ歌唱の音量を調整するマイク音量設定スイッチ62
と、カラオケ演奏とカラオケ歌唱とを混合した音量を調
整するトータル音量設定スイッチ64と、BGM演奏の
開始および停止をマニュアルで行うためのBGMスイッ
チ66と、BGM演奏されている楽曲を、カラオケ歌唱
のためのカラオケ伴奏用の演奏に変更する際に操作する
選択スイッチ68と、現在設定されているテンポ、キ
ー、カラオケ歌唱音量、カラオケ演奏音量、カラオケ演
奏とカラオケ歌唱とを混合したトータル音量および楽曲
の曲番号を表示する表示部70とが配設されている。
【0032】そして、BGM演奏を開始するために、操
作子部22のBGMスイッチ66が操作されて、制御部
24にBGM演奏の開始が指示されると、制御部24は
CPU10を作動して、ROM14に記録されたBGM
演奏用音量データ記憶領域14aと音色テーブル14b
とを読み出す。そして、カラオケ・データ18aのガイ
ド・トーン・データ18eおよび伴奏データ18fの音
量データ18iで指定される音量に、BGM演奏用音量
データ記憶領域14aに記憶された変化の割合を乗じ
て、音源システム28を制御するとともに、ガイド・ト
ーン・データ18eの音色データ18jに記憶された音
色番号を、音色テーブル14bに基づき所定の音色番号
に変換して、音色選択信号を音源システム28へ送出す
る。
【0033】その一方で、カラオケ・データ18aに記
録された演奏データ18bの音量データ18iのパラメ
ータ値およびガイド・トーン・データ18eの音色デー
タ18jの音色番号を、RAM16のカラオケ伴奏用音
量データ記憶領域16aとカラオケ伴奏用音色データ記
憶領域16bとに、それぞれ退避させるものである。
【0034】こうして、カラオケ伴奏用の楽音の音色と
は異なる音色の楽音により、ガイド・トーン・パートの
楽音が放音されることになるとともに、音量に関して
も、ガイド・トーン・パートの音量はカラオケ演奏時よ
り大きくなるが、全体の音量は小さくされて、BGM演
奏としての演奏が行われるようになる。
【0035】また、BGM演奏を停止するために、操作
子部22のBGMスイッチ66が操作されて、制御部2
4にBGM演奏の停止が指示されたり、BGM演奏され
ている楽曲をカラオケ歌唱するために、選択スイッチ6
8が操作されて、制御部24にBGM演奏をカラオケ歌
唱のためのカラオケ伴奏用の演奏に変更する指示がなさ
れた場合には、制御部24はCPU10を作動して、R
AM16のカラオケ伴奏用音量データ記憶領域16aお
よびカラオケ伴奏用音色データ記憶領域16bを読み出
して、カラオケ伴奏用音量データ記憶領域16aに退避
させておいたパラメータ値およびカラオケ伴奏用音色デ
ータ記憶領域16bに退避させておいた音色番号に変更
して、演奏を行うものである。
【0036】こうして、BGM演奏から、予めカラオケ
・データ18aに記憶されたデータに基づくカラオケ伴
奏用の演奏に変更されることになり、ガイド・トーン・
パートに併せてカラオケ歌唱を行うことができるように
なる。
【0037】図6には、上記した音源システム28の詳
細な構成が示されている。この音源システム28の音源
は、公知のシンセサイザ音源よりなるガイド・トーン音
源28aと伴奏音源28bとよりなる。これらガイド・
トーン音源28aと伴奏音源28bとは、CPU10か
らバス12を介して、上記したように多重化されてフロ
ッピイ・ディスク18に記録されたカラオケ・データ1
8aを入力され、入力されたカラオケ・データ18aに
基づいて、音色データ18jにより指定された音色番号
による音色により、音高データ18hにより指定された
音高の楽音信号を生成するものである。
【0038】そして、カラオケ・データ18aは多重化
されているため、ガイド・トーン音源28aと伴奏音源
28bとは、互いに異なる音色および音高の楽音信号を
生成することができるものである。即ち、ガイド・トー
ン音源28aは、ガイド・トーン・データ18eに基づ
いて、ガイド・トーン・パートの楽音を放音するための
楽音信号を生成するものであり、伴奏音源28bは、伴
奏データ18fに基づいて、「リズム」、「ベース」、
「コード」などの各パートにより構成されるカラオケ伴
奏の楽音を放音するための楽音信号を生成するものであ
る。
【0039】なお、伴奏音源28bは、伴奏データ18
fに設定されている「リズム」、「ベース」、「コー
ド」などのような各パートに対応して、複数の音源構成
とされている。
【0040】また、音源システム28は、マイク34か
ら出力された音声信号を増幅するマイク・アンプ28c
を備えていて、マイク34から出力された音声信号は、
マイク・アンプ28cによって、ガイド・トーン音源2
8aおよび伴奏音源28bから出力される楽音信号の信
号レベルと同程度の信号レベルに増幅される。
【0041】そして、ガイド・トーン音源28a、伴奏
音源28bおよびマイク・アンプ28cからの出力は、
アッテネータ28d、28e、28fへそれぞれ入力さ
れて、信号レベルの設定が行われる。これらアッテネー
タ28d、28e、28fは、プログラマブル・アッテ
ネータであり、通過する楽音信号および音声信号の信号
レベルを、それぞれ個別に設定することができるもので
ある。
【0042】即ち、アッテネータ28dは、ガイド・ト
ーン・データ18eの音量データ18iにより制御され
て、信号レベルの設定変更が行われ、ガイド・トーン・
パートの楽音の音量が設定変更される。また、アッテネ
ータ28eは、伴奏データ18fの音量データ18iに
より制御されて、信号レベルの設定変更が行われ、カラ
オケ伴奏の音量が設定変更されることになる。
【0043】さらに、アッテネータ28e、28fは、
操作子部22の操作によっても制御されるものである。
【0044】即ち、操作子部22のカラオケ音量設定ス
イッチ60の操作により、制御部24にカラオケ伴奏の
音量の増減が指示されると、制御部24はCPU10を
作動し、CPU10は、制御部24の音量の増減指示に
基づいて現在の音量データを制御する。こうして制御さ
れた音量データが、CPU10からアッテネータ28e
へ出力されて、アッテネータ28eにおいて信号レベル
の設定変更が行われ、カラオケ伴奏の音量が設定変更さ
れることになる。
【0045】また、操作子部22のマイク音量設定スイ
ッチ62の操作により、制御部24にカラオケ歌唱の音
量の増減が指示されると、制御部24はCPU10を作
動し、CPU10は、制御部24の音量の増減指示に基
づいて現在の音量データを制御する。こうして制御され
た音量データが、CPU10からアッテネータ28fへ
出力されて、アッテネータ28fにおいて信号レベル設
定変更が行われ、カラオケ歌唱の音量が設定変更される
ことになる。
【0046】こうして、アッテネータ28d、28e、
28fにおいて信号レベルが制御された楽音信号および
音声信号は、ミキサ28gにより混合されて、アッテネ
ータ28hへ出力され、さらに信号レベルの制御がなさ
れることになる。
【0047】即ち、操作子部22のトータル音量設定ス
イッチ64の操作により、制御部24にトータル音量の
増減が指示されると、制御部24はCPU10を作動
し、CPU10は、制御部24の音量の増減指示に基づ
いて現在の音量データを制御する。こうして制御された
音量データが、CPU10からアッテネータ28gへ出
力されて、アッテネータ28gにおいて信号レベル設定
変更が行われ、カラオケ伴奏とカラオケ歌唱とのトータ
ルの音量が設定変更される。
【0048】以上の構成において、選曲スイッチ52の
操作により、楽曲の番号を指定して選曲を行った後に、
入力スイッチ54を操作すると、このカラオケ装置は、
選曲スイッチ52により選曲されたカラオケ・データ1
8aを、演奏予定曲として登録して、登録順に順次演奏
を行う。即ち、入力スイッチ54の操作により、従前に
演奏予定曲が登録されてない場合には、入力スイッチ5
4により登録されたカラオケ・データに基づいて、カラ
オケ伴奏が開始されることになる。一方、入力スイッチ
54の操作により、従前に演奏予定曲が登録されている
場合には、これらの予め登録されていた演奏予定曲か
ら、順次演奏が開始されることになるものである。
【0049】こうして演奏が開始されることになると、
公知の技術に基づいて、音源システム28は、テンポ・
クロック・ジェネレータ26から発生されるテンポ・ク
ロックを基準として、フロッピイ・ディスク18から読
み出された後にCPU10で処理されたカラオケ・デー
タ18aの演奏データ18bに基づいて楽音信号を生成
し、音源システム28において、ガイド・トーン・パー
ト、リズム・パート、ベース・パート、コード・パート
などからなるカラオケ伴奏音およびマイク34から入力
されたカラオケ歌唱音が混合されて、音響装置36を介
して空間に放音されることになる。
【0050】また、一方では、公知の技術に基づき、C
PU10で処理された文字・映像データ18cを入力さ
れたキャラクタ・ジェネレータ30は、選曲された楽曲
の歌詞の文字を発生し、その情報をビデオ・プロセッサ
36へ入力すると、ビデオ・プロセッサ36は、テンポ
・クロック・ジェネレータ26から出力されるテンポ・
クロックを基準として、文字信号をディスプレイ装置3
8へ出力し、ディスプレイ装置42に歌詞が表示される
ことになる。
【0051】そして、カラオケ伴奏のテンポを変更する
場合には、テンポ変更スイッチ56の操作を行うもので
ある。また、カラオケ伴奏のキーが、歌唱者のキーに適
していないときは、キー変更スイッチ58の操作によ
り、半音階単位でキーの変更を行うとともに、空間に放
音される音量のバランス調整は、マイク音量設定スイッ
チ62、カラオケ音量設定スイッチ60、トータル音量
設定スイッチ64により行い、これらの設定状態が表示
部70に表示される。
【0052】以上のようにして、カラオケ伴奏および歌
詞表示が行われることになるが、次に、本発明の要旨た
る、カラオケ伴奏とBGM演奏との切り換えに関して説
明する。このカラオケ伴奏とBGM演奏との切り換え
は、BGMスイッチ66および選択スイッチ68の操作
に基づいて行われる。
【0053】まず、BGMスイッチ66が操作された場
合について説明する。このBGMスイッチ66は、上記
したように、マニュアルによりBGM演奏を開始あるい
は停止するためのスイッチである。
【0054】このBGMスイッチ66により、BGM演
奏を開始する指示がなされると、フロッピイ・ディスク
18に記憶された所定のカラオケ・データ18aが選択
されて、BGM演奏用のデータとして、RAM16上に
ロードされることになる。このカラオケ・データ18a
の選択に関しては、BGM演奏に使用するカラオケ・デ
ータ18aを予め選定しておき、既にカラオケ伴奏され
たカラオケ・データ18aを所定曲数遡って比較し、カ
ラオケ伴奏されていないカラオケ・データ18aがBG
M演奏用のデータとして選択されるように設定すること
により、カラオケ伴奏された楽曲が再びBGMとして演
奏されることが防止される。
【0055】こうして、BGM演奏用のカラオケ・デー
タ18aが選択されると、演奏データ18bの音量デー
タ18iで指定される音量に、BGM演奏用音量データ
記憶領域14aに記憶された変化の割合を乗じて、音源
システム28を制御するとともに、ガイド・トーン・デ
ータ18eの音色データ18jの音色番号を音色テーブ
ル14bによって変換して、変換された音色番号を示す
音色選択信号を音源システム28へ送出する。従って、
カラオケ伴奏時とは異なる音色によるとともに、カラオ
ケ伴奏時よりも大きな音量でガイド・トーン・パートが
演奏されるようになるとともに、全体の音量は、カラオ
ケ伴奏時よりも小さくなり、BGM演奏に適した演奏が
提供されるようになる。
【0056】即ち、BGM演奏を開始するために、操作
子部22のBGMスイッチ66が操作されて、制御部2
4にBGM演奏の開始が指示されると、上記したよう
に、制御部24はCPU10を作動して、ROM14に
記録されたBGM演奏用音量データ記憶領域14aと音
色テーブル14bとを読み出す。そして、カラオケ・デ
ータ18aのガイド・トーン・データ18eおよび伴奏
データ18fの音量データ18iで指定される音量に、
BGM演奏用音量データ記憶領域14aに記憶された変
化の割合を乗じて、音源システム28を制御するととも
に、ガイド・トーン・データ18eの音色データ18j
に記憶された音色番号を、音色テーブル14bに基づき
所定の音色番号に変換して、音色選択信号を音源システ
ム28へ送出する。
【0057】その一方で、カラオケ・データ18aに記
録された演奏データ18bの音量データ18iのパラメ
ータ値およびガイド・トーン・データ18eの音色デー
タ18jの音色番号を、RAM16のカラオケ伴奏用音
量データ記憶領域16aとカラオケ伴奏用音色データ記
憶領域16bとに、それぞれ退避させるものである。
【0058】このような制御が行われた後に、上記した
カラオケ伴奏時におけると同様にして、実際に楽音が放
音されることになる。従って、ガイド・トーン・パート
の楽音が、通常のカラオケ伴奏におけるガイド・トーン
・パートの楽音とは音色が異なるとともに音量が大きく
され、しかもカラオケ伴奏全体の音量が小さく設定され
るため、カラオケ伴奏とは明らかに聴感の異なったBG
M演奏に適した楽音が提供されることになる。
【0059】なお、このBGM演奏の際には、ディスプ
レイ装置38には、歌詞を表示することなしに、曲名の
紹介やBGV映像を表示する。併せて、マイクから入力
される音声信号の信号レベルを「0」とするように、ア
ッテネータ28fを制御するとともに、テンポ変更スイ
ッチ56およびキー変更スイッチ58の入力を無効と
し、BGM演奏に支障が生じないようにする。
【0060】また、BGM演奏を停止するために、操作
子部22のBGMスイッチ66が操作されて、制御部2
4にBGM演奏の停止が指示された場合には、制御部2
4はCPU10を作動して、RAM16のカラオケ伴奏
用音量データ記憶領域16aおよびカラオケ伴奏用音色
データ記憶領域16bを読み出して、カラオケ伴奏用音
量データ記憶領域16aに退避させておいたパラメータ
値およびカラオケ伴奏用音色データ記憶領域16bに退
避させておいた音色番号に変更して、演奏を行うもので
ある。
【0061】こうして、BGM演奏から、予めカラオケ
・データ18aに記憶されたデータに基づくカラオケ伴
奏用の演奏に変更されることになり、ガイド・トーン・
パートに併せてカラオケ歌唱を行うことができるように
なる。
【0062】また、ディスプレイ装置38に表示されて
いた曲名の紹介やBGV映像の表示を終了し、ディスプ
レイ装置38にカラオケ伴奏に併せて歌詞の表示を行え
るようにする。さらに、マイクから入力される音声信号
の信号レベルを所定の値に設定するように、アッテネー
タ28fを制御するとともに、テンポ変更スイッチ56
およびキー変更スイッチ58の入力を有効とし、カラオ
ケ伴奏およびカラオケ歌唱に支障が生じないようにする
ものである。
【0063】なお、上記したBGM演奏においては、一
曲をイントロからエンディングまで完全に演奏するので
はなくて、デモンストレーション演奏として、複数の楽
曲を順次BGM演奏するように構成してもよい。
【0064】即ち、テンポ・クロック・ジェネレータ2
6からのテンポ・クロックをカウントして、所定のカウ
ント数まで演奏すると、自動的に演奏中のBGMがフェ
ード・アウト(音や映像が、次第にぼんやりするこ
と。)し、新たなBGM演奏用のカラオケ・データ18
aが選択されてRAM16上にロードされ、上記したと
同様にしてBGM演奏が行われるようにしてもよい。
【0065】また、この際に、選曲スイッチ52および
入力スイッチ54の操作により、カラオケ伴奏させる楽
曲の登録が行われるまで、複数曲によるBGM演奏を順
次繰り返し、選曲スイッチ52および入力スイッチ54
の操作によりカラオケ伴奏させる楽曲の登録が行われた
際には、現在演奏中のBGMをフェード・アウトし、登
録された楽曲のカラオケ伴奏を開始するように構成して
もよい。
【0066】次に、BGMが演奏されている最中に、操
作子部22の選択スイッチ68が操作された場合につい
て説明する。
【0067】この場合においては、現在演奏されている
BGMをフェード・アウトして、BGM演奏されていた
楽曲と同一の楽曲のカラオケ伴奏を、新たにイントロか
ら開始することになる。
【0068】即ち、選択スイッチ68が操作されて、制
御部24にBGM演奏をカラオケ歌唱のためのカラオケ
伴奏用の演奏に変更する指示がなされた場合には、制御
部24はCPU10を作動して、RAM16のカラオケ
伴奏用音量データ記憶領域16aおよびカラオケ伴奏用
音色データ記憶領域16bを読み出して、カラオケ伴奏
用音量データ記憶領域16aに退避させておいたパラメ
ータ値およびカラオケ伴奏用音色データ記憶領域16b
に退避させておいた音色番号に変更して、カラオケ・デ
ータ18aの曲頭から演奏を開始するものである。
【0069】こうして、BGM演奏が停止され、カラオ
ケ伴奏用の演奏が開始されることになり、ガイド・トー
ン・パートに従ってカラオケ歌唱を行うことができるよ
うになる。
【0070】また、ディスプレイ装置38に表示されて
いた曲名の紹介やBGV映像の表示を停止し、ディスプ
レイ装置38にカラオケ伴奏に併せて歌詞の表示を行
う。さらに、マイクから入力される音声信号の信号レベ
ルを所定の値に設定するように、アッテネータ28fを
制御するとともに、テンポ変更スイッチ56およびキー
変更スイッチ58の入力を有効とし、カラオケ伴奏およ
びカラオケ歌唱に支障が生じないようにするものであ
る。
【0071】なお、上記した実施例においては、BGM
スイッチ66の操作により、BGM演奏を開始するよう
にしたが、選曲スイッチ52および入力スイッチ54の
操作によって登録された楽曲のカラオケ演奏が全て完了
し、所定時間経過しても、新たに選曲スイッチ52およ
び入力スイッチ54の操作によって、楽曲の登録が行わ
れない場合に、自動的にBGM演奏を行うように構成し
てもよい。
【0072】図7は、上記したように、カラオケ演奏の
ために登録された楽曲がない場合において、所定時間後
に自動的にBGM演奏を行うように構成した、本発明の
第二の実施例によるカラオケ装置に用いられる操作子部
22の操作パネル80の構成例を示している。
【0073】この操作パネル80には、カラオケ伴奏す
る楽曲を選曲して登録する選曲スイッチ82と、カラオ
ケ伴奏を行うための選曲モード・スイッチ84と、BG
M演奏を行うためのBGMモード・スイッチ86と、カ
ラオケ伴奏後の所定時間経過後に自動的にBGM演奏を
行うためのオート・モード・スイッチ88と、予め宣伝
広告などのためにデモンストレーション用に選択した楽
曲を、BGMとして順次演奏させるためのデモンストレ
ーション・モード・スイッチ90とが設けられている。
【0074】このカラオケ装置にあっては、上記した選
曲モード・スイッチ84と、BGMモード・スイッチ8
6と、オート・モード・スイッチ88と、デモンストレ
ーション・モード・スイッチ90とにより、モード設定
を行うと、設定されたモードに従って、カラオケ伴奏、
BGMなどが演奏されるものである。
【0075】まず、選曲モード・スイッチ84の操作に
より選曲モードが選択されると、第一の実施例と同様に
して、選曲スイッチ82によって選曲して登録された楽
曲が、登録順に順次カラオケ伴奏されることになる。
【0076】また、BGMモード・スイッチ86の操作
によりBGMモードが選択されると、第一の実施例と同
様にして、予め選択されていたカラオケ・データ18a
が読み出されてRAM16上にロードされ、BGMとし
て演奏されることになる。
【0077】さらに、オート・モード・スイッチ88の
操作によりオート・モードが選択されると、カラオケ演
奏のために登録された楽曲がない場合において、所定時
間経過後に自動的にBGM演奏が行われる。
【0078】つまり、選曲スイッチ82により選曲して
登録された楽曲が存在する場合には、その登録された楽
曲がなくなるまで、登録された順序により登録済みの楽
曲をカラオケ伴奏するものである。そして、図8に示す
ように、登録された楽曲が全てカラオケ伴奏された後で
あって、予め設定された時間t1より短い時間t2経過後
に、選曲スイッチ72の操作によって新たにカラオケ伴
奏する楽曲の選曲および登録が行われた場合には、この
選曲して登録された楽曲のカラオケ伴奏が、第一の実施
例と同様にして、演奏されてカラオケ歌唱できることに
なる。
【0079】ところが、登録された楽曲が全てカラオケ
伴奏された後であって、予め設定された時間t1内に、
選曲スイッチ82の操作によって、新たにカラオケ伴奏
する楽曲の選曲および登録が行われなかった場合には、
自動的にBGMモードに切り換えられて、第一の実施例
と同様にして、予め選択されていたカラオケ・データ1
8aが読み出されて、BGMとして演奏されることにな
る。そして、BGM演奏中に選曲スイッチ82の操作に
よって、新たにカラオケ伴奏する楽曲の選曲および登録
が行われると、第一の実施例において、BGMスイッチ
66の操作によりBGM演奏を停止した場合と同様に、
BGM演奏を中止してカラオケ伴奏を開始することにな
る。
【0080】なお、BGM演奏は、は、フェード・イン
(音や映像が、次第にはっきりすること。)によって開
始され、フェード・アウトによって終了するようにする
と効果的である。
【0081】また、カラオケ伴奏時においてディスプレ
イ装置38に表示されていた歌詞が、BGV映像に切り
換えられるものであり、このBGV映像もフェード・イ
ンによって開始され、フェード・アウトによって終了す
るようにすると効果的である。
【0082】次に、デモンストレーション・モード・ス
イッチ90の操作によりデモンストレーション・モード
が選択された場合を説明する。
【0083】デモンストレーション・モード・スイッチ
90の操作によりデモンストレーション・モードが選択
されると、カラオケ演奏のために登録された楽曲がない
場合において、所定時間経過後に自動的にデモンストレ
ーション演奏が行われる。
【0084】つまり、選曲スイッチ82により選曲して
登録された楽曲が存在する場合には、その登録された楽
曲がなくなるまで、登録された順序により登録済みの楽
曲をカラオケ伴奏するものである。そして、図9に示す
ように、登録された楽曲が全てカラオケ伴奏された後で
あって、予め設定された時間t3より短い時間t4経過後
に、選曲スイッチ82の操作によって新たにカラオケ伴
奏する楽曲の選曲および登録が行われた場合には、この
選曲して登録された楽曲のカラオケ伴奏が、第一の実施
例と同様にして、演奏されてカラオケ歌唱できることに
なる。
【0085】ところが、登録された楽曲が全てカラオケ
伴奏された後であって、予め設定された時間t3内に、
選曲スイッチ82の操作によって、新たにカラオケ伴奏
する楽曲の選曲および登録が行われなかった場合には、
自動的にデモンストレーション・モードに切り換えられ
て、第一の実施例と同様にして、デモンストレーション
演奏用に予め選択されていた5曲のカラオケ・データ1
8aが順次読み出されて、BGMとしてデモンストレー
ション演奏されることになる。そして、デモンストレー
ション演奏中に選曲スイッチ72の操作によって、新た
にカラオケ伴奏する楽曲の選曲および登録が行われる
と、第一の実施例において、BGMスイッチ66の操作
によりBGM演奏を停止した場合と同様に、BGM演奏
を中止してカラオケ伴奏を開始することになる。
【0086】上記した第二の実施例にあっては、カラオ
ケ伴奏が所定時間行われないと、自動的にBGM演奏あ
るいはデモンストレーション演奏を行うことができるよ
うに設定できるため、歌唱者の選曲の状態を監視しなが
らBGM演奏を行うか否かを判断して、BGM演奏を開
始させる操作を行う必要がないので、カラオケ装置の操
作性を向上させることができるものである。
【0087】なお、上記した各実施例においては、RO
M14に、BGM演奏時に音量および音色がどのように
変化するかを記憶させたが、このようにROM14に記
憶させるのではなくて、フロッピイ・ディスク18に予
め記録するようにしてもよい。
【0088】即ち、予めフロッピイ・ディスク18に、
カラオケ伴奏が指定されたときのカラオケ伴奏用の音量
および音色と、BGM演奏が指定されたときのBGM演
奏用の音量および音色を記録しておき、カラオケ伴奏が
指定されたときは、カラオケ伴奏用の音量および音色に
より演奏され、BGM演奏が指定されたときは、BGM
演奏用の音量および音色により演奏されるようにしても
よい。
【0089】また、上記した各実施例においては、ガイ
ド・トーン・パートに関してのみ、カラオケ伴奏時とB
GM演奏時とにおいて音色を変化するように構成した
が、ガイド・トーン・パート以外のパートに関しても、
カラオケ伴奏時とBGM演奏時とにおいて、音色を変化
するようにしてもよいこと勿論である。
【0090】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0091】カラオケ・データを読み出して、空間にカ
ラオケ伴奏音を放音するカラオケ装置であって、楽器音
によりメロディを演奏させるガイド・トーン・パートを
含むカラオケ・データを読み出すカラオケ・データ読み
出し手段と、このカラオケ・データ読み出し手段により
読み出されたカラオケ・データに基づいて、楽音を生成
する楽音生成手段と、上記ガイド・トーン・パートの音
量および音色の中、少なくとも一方を変更するための変
更データを出力する変更データ出力手段と、この変更デ
ータ出力手段により出力される変更データに基づき、上
記楽音生成手段を制御して、上記楽音生成手段により生
成されるガイド・トーン・パートの音量および音色の
中、少なくとも一方を変更する変更制御手段とを備える
ようにしたため、変更データ出力手段により、ガイド・
トーン・パートの音量および音色の中、どちらか一方あ
るいは両方を変更するための変更データが、変更制御手
段へ出力される。変更制御手段は、この変更データに基
づいて楽音生成手段を制御し、カラオケ・データに基づ
いて楽音生成手段において生成される楽音の中で、ガイ
ド・トーン・パートに関する楽音の音量および音色の
中、どちらか一方あるいは両方を変更する。そして、楽
音生成手段において、カラオケ・データに記録されたガ
イド・トーン・パートの音量および音色の中、どちらか
一方あるいは両方が異なった楽音が生成されることにな
り、カラオケ伴奏とは異なったガイド・トーン・パート
の演奏を行うことができる。
【0092】こうして演奏されるガイド・トーン・パー
トは、歌唱者によるカラオケ歌唱を支援するために、楽
器音によりメロディを演奏させたパートであるため、カ
ラオケ伴奏とは音量、音色の異なったガイド・トーン・
パートの演奏が行われることにより、カラオケ伴奏とは
異なる聴感を有するメロディをもった楽曲の演奏を得る
ことができ、BGMとして用いることができるものであ
る。
【0093】即ち、本発明によれば、カラオケ伴奏用の
演奏情報とBGM用の演奏情報とを、共用化することが
できるので、構成が簡潔になるとともに、製造コストを
低減することができるものである。
【0094】また、BGMとして聴いた楽曲をカラオケ
伴奏として演奏して、容易にカラオケ歌唱することがで
きるため、BGMとしてパーティーなど雰囲気を壊さな
いようにするために用いることができるとともに、新曲
キャンペーンの際のデモンストレーションなどにも用い
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例によるカラオケ装置の構
成を示すブロック構成図である。
【図2】カラオケ・データの構成を図表的に示す説明図
である。
【図3】ROMの構成を図表的に示す説明図である。
【図4】RAMの構成を図表的に示す説明図である。
【図5】本発明の第一の実施例のカラオケ装置の操作パ
ネルを示す説明図である。
【図6】音響システムの構成を示すブロック構成図であ
る。
【図7】本発明の第二の実施例のカラオケ装置の操作パ
ネルを示す説明図である。
【図8】オート・モードの説明図である。
【図9】デモンストレーション・モードの説明図であ
る。
【符号の説明】
10 CPU 12 バス 14 ROM 16 RAM 18 フロッピイ・ディスク 20 FDD・I/O 22 操作子部 24 制御部 26 テンポ・クロック・ジェネレータ 28 音源システム 30 キャラクタ・ジェネレータ 32 音響装置 34 マイク 36 ビデオ・プロセッサ 38 ディスプレイ装置 50 操作パネル 52 選曲スイッチ 54 入力スイッチ 56 テンポ変更スイッチ 58 キー変更スイッチ 60 カラオケ音量設定スイッチ 62 マイク音量スイッチ 64 トータル音量スイッチ 66 BGMスイッチ 68 選択スイッチ 70 表示部 80 操作パネル 82 選曲スイッチ 84 選曲モード・スイッチ 86 BGMモード・スイッチ 88 オート・モード・スイッチ 90 デモンストレーション・モード・スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ・データを読み出して、空間に
    カラオケ伴奏音を放音するカラオケ装置において、 楽器音によりメロディを演奏させるガイド・トーン・パ
    ートを含むカラオケ・データを読み出すカラオケ・デー
    タ読み出し手段と、 前記カラオケ・データ読み出し手段により読み出された
    前記カラオケ・データに基づいて、楽音を生成する楽音
    生成手段と、 前記ガイド・トーン・パートの音量および音色の中、少
    なくとも一方を変更するための変更データを出力する変
    更データ出力手段と、 前記変更データ出力手段により出力される前記変更デー
    タに基づき、前記楽音生成手段を制御して、前記楽音生
    成手段により生成される前記ガイド・トーン・パートの
    音量および音色の中、少なくとも一方を変更する変更制
    御手段とを有することを特徴とするカラオケ装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109697631A (zh) * 2018-12-03 2019-04-30 无锡冰河计算机科技发展有限公司 歌曲短片的广告投放方法及系统

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