JP2001036968A - 移動体通信システム及びそのサービス提供方法、並びに記録媒体 - Google Patents

移動体通信システム及びそのサービス提供方法、並びに記録媒体

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JP2001036968A
JP2001036968A JP11209242A JP20924299A JP2001036968A JP 2001036968 A JP2001036968 A JP 2001036968A JP 11209242 A JP11209242 A JP 11209242A JP 20924299 A JP20924299 A JP 20924299A JP 2001036968 A JP2001036968 A JP 2001036968A
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Norihiro Takehara
教博 竹原
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NISSHO IWAI INFOCOM KK
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信音データなどを簡便に携帯電話機などの
移動局へ配信できるようにする。 【解決手段】 携帯電話機1を用いて入出力部31を介
して着信音データ配信サービスにアクセスしたときに、
音声送信部32よりデータ選択のための音声信号を携帯
電話機1に送信する。利用者からのデータ要求として着
信音の曲名やアーティスト名の音声信号を受けると、こ
の音声信号を音声認識部33によって文字情報等に変換
し、データ抽出部35において、データ要求に対応する
着信音データを抽出してデータの絞り込み検索を行う。
そして、検索により抽出された着信音データについて、
曲名などの識別情報を音声送信部32より音声信号で携
帯電話機1に送信する。この識別情報を利用者が聞いて
携帯電話機1より選択指示入力を行うと、選択された着
信音データを着信音データベース36から読み出し、メ
ール送信部34によりメール情報として携携帯電話機1
に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機などに
適用される移動体通信システム及びそのサービス提供方
法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の移動体通信システムにおいては、
携帯電話機による単なる通話に限らず、例えば、利用者
からの伝言の録音、文字情報の送信、メール情報の送受
信などの各種サービスが提供されるようになってきた。
また、携帯電話機においても、電話番号や名前等を記憶
するメモリダイアル機能、着信履歴やダイアル履歴を保
持する履歴メモリ機能、着信不能時に発呼者からの伝言
を録音する伝言メモ機能、メール情報などを送受信する
メール機能、着信音(着信メロディともいう)を選択し
たり任意に作成や変更が可能な着信音設定機能など、各
種機能が搭載されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような携帯電話
機において、例えば、着信音設定機能を用いて新たな着
信音を設定する場合、利用者が入力操作を行って設定す
る他に、最近では、移動体通信システムより着信音のデ
ータを配信して設定できるようにする着信音配信サービ
スが提案されている。このような着信音配信サービスに
よって着信音のデータを携帯電話機に配信する移動体通
信システムとしては、利用者が着信音を選択してそのデ
ータを取り込む場合に、まず、この着信音配信サービス
を行う所定の電話番号にダイヤルし、音声による着信音
選択用のアナウンスを聴きながら、所望の着信音を選択
することにより、移動体通信システム内のサーバから選
択された着信音のデータが転送されるような構成が一般
的である。
【0004】しかしながら、上述したような移動体通信
システムでは、サーバからデータを配信する際、特に音
声によるアナウンスを聞いて利用者が着信音を選択する
ときなどに多くの時間と手間がかかるため、使い勝手が
あまり良くなく、また通話料金がかさむなど、利用者に
対する負担が大きいという問題点がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、着信音などに関するデータを簡便に携帯電話機など
の移動局へ配信することが可能な移動体通信システム及
びそのサービス提供方法、並びに記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
移動体通信システムは、音声通信を含む無線通信を行う
移動局に対して、利用者に提供するサービスに関するデ
ータを通信網を介して伝送するデータ配信手段を有して
なる移動体通信システムであって、前記データ配信手段
は、前記サービスに関するデータを格納するデータ格納
手段と、前記移動局に対してデータ選択用の音声信号を
送信する音声送信手段と、前記移動局からのデータ要求
を受けてこのデータ要求に関する音声認識を行って要求
情報を得る音声認識手段と、前記要求情報に対応するデ
ータを前記データ格納手段から抽出するデータ抽出手段
と、前記抽出したデータを前記移動局に送出するデータ
送出手段と、を備えたものである。
【0007】また、請求項2に係る移動体通信システム
は、請求項1において、前記音声送信手段は、前記要求
情報に対応するデータが複数ある場合に、この要求情報
に対応する候補データ群に関する各データの識別情報を
音声信号により順次出力し、前記データ抽出手段は、前
記候補データ群に対する前記移動局からのデータ選択指
示を受けて対応するデータを前記データ格納手段から抽
出して出力することを特徴とする。
【0008】また、請求項3に係る移動体通信システム
は、請求項1又は2において、前記データ抽出手段は、
それぞれのデータに対応して設定されたデータ識別子を
受け付け可能であり、前記移動局から前記データ識別子
を受けた場合に、該データ識別子に対応するデータを前
記データ格納手段から抽出して出力することを特徴とす
る。
【0009】本発明の請求項4に係る移動体通信システ
ムは、音声通信を含む無線通信を行う移動局に対して、
利用者に提供するサービスに関するデータを通信網を介
して伝送するデータ配信手段を有してなる移動体通信シ
ステムであって、前記データ配信手段は、前記サービス
に関するデータを格納するデータ格納手段と、前記移動
局に対してデータ選択用の文字情報を送信する文字情報
送信手段と、前記移動局からのデータ要求を受けてこの
データ要求に対応するデータを前記データ格納手段から
抽出するデータ抽出手段と、前記抽出したデータを前記
移動局に送出するデータ送出手段と、を備えたものであ
る。
【0010】また、請求項5に係る移動体通信システム
は、請求項4において、前記文字情報送信手段は、前記
データ要求に対応する候補データ群に関する文字情報を
送信し、前記データ抽出手段は、前記候補データ群に対
する前記移動局からのデータ選択指示を受けて対応する
データを前記データ格納手段から抽出して出力すること
を特徴とする。
【0011】また、請求項6に係る移動体通信システム
は、請求項1ないし5のいずれかににおいて、前記デー
タ送出手段は、前記データ要求に対応する抽出したデー
タを、メールを配信するメールサーバを用いてメール情
報として通信網を介して前記移動局へ伝送することを特
徴とする。
【0012】また、請求項7に係る移動体通信システム
は、請求項1ないし5のいずれかににおいて、前記デー
タ送出手段は、前記データ要求に対応する抽出したデー
タを直接的に通信網を介して前記移動局へ伝送すること
を特徴とする。
【0013】また、請求項8に係る移動体通信システム
は、請求項1ないし7のいずれかににおいて、前記サー
ビスに関するデータは、前記移動局において用いられる
着信音データであり、前記移動局からのデータ要求とし
て、前記着信音データに関する演奏者名を少なくとも含
む指定情報を用いることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項9に係る移動体通信システ
ムのサービス提供方法は、音声通信を含む無線通信を行
う移動局に対して、利用者に提供するサービスに関する
データを通信網を介して伝送する移動体通信システムに
おけるサービス提供方法であって、前記移動局に対して
データ選択用の音声信号を送信する音声送信ステップ
と、前記移動局からのデータ要求を受けてこのデータ要
求に関する音声認識を行って要求情報を得る音声認識ス
テップと、前記要求情報に対応するデータをデータ格納
手段から抽出するデータ抽出ステップと、前記抽出した
データを前記移動局に送出するデータ送出ステップと、
を有するものである。
【0015】また、請求項10に係る移動体通信システ
ムのサービス提供方法は、請求項9における、前記音声
送信ステップにおいて、前記要求情報に対応するデータ
が複数ある場合に、この要求情報に対応する候補データ
群に関する各データの識別情報を音声信号により順次出
力し、前記データ抽出ステップにおいて、前記候補デー
タ群に対する前記移動局からのデータ選択指示を受けて
対応するデータを前記データ格納手段から抽出して出力
することを特徴とする。
【0016】また、請求項11に係る移動体通信システ
ムのサービス提供方法は、請求項9又は10における、
前記データ抽出ステップにおいて、それぞれのデータに
対応して設定されたデータ識別子を受け付け可能とし、
前記移動局から前記データ識別子を受けた場合に、該デ
ータ識別子に対応するデータを前記データ格納手段から
抽出して出力することを特徴とする。
【0017】本発明の請求項12に係る移動体通信シス
テムのサービス提供方法は、音声通信を含む無線通信を
行う移動局に対して、利用者に提供するサービスに関す
るデータを通信網を介して伝送する移動体通信システム
におけるサービス提供方法であって、前記移動局に対し
てデータ選択用の文字情報を送信する文字情報送信ステ
ップと、前記移動局からのデータ要求を受けてこのデー
タ要求に対応するデータをデータ格納手段から抽出する
データ抽出ステップと、前記抽出したデータを前記移動
局に送出するデータ送出ステップと、を有するものであ
る。
【0018】また、請求項13に係る移動体通信システ
ムのサービス提供方法は、請求項12における、前記文
字情報送信ステップにおいて、前記データ要求に対応す
る候補データ群に関する文字情報を送信し、前記データ
抽出ステップにおいて、前記候補データ群に対する前記
移動局からのデータ選択指示を受けて対応するデータを
前記データ格納手段から抽出して出力することを特徴と
する。
【0019】また、請求項14に係る移動体通信システ
ムのサービス提供方法は、請求項9ないし13のいずれ
かにおける、前記データ送出ステップにおいて、前記デ
ータ要求に対応する抽出したデータを、メールを配信す
るメールサーバを用いてメール情報として通信網を介し
て前記移動局へ伝送することを特徴とする。
【0020】また、請求項15に係る移動体通信システ
ムのサービス提供方法は、請求項9ないし13のいずれ
かにおける、前記データ送出ステップにおいて、前記デ
ータ要求に対応する抽出したデータを直接的に通信網を
介して前記移動局へ伝送することを特徴とする。
【0021】また、請求項16に係る移動体通信システ
ムのサービス提供方法は、請求項9ないし15のいずれ
かにおける、前記サービスに関するデータは、前記移動
局において用いられる着信音データであり、前記移動局
からのデータ要求として、前記着信音データに関する演
奏者名を少なくとも含む指定情報を用いることを特徴と
する。
【0022】本発明の請求項17に係る記録媒体は、請
求項9ないし16のいずれかに記載の移動体通信システ
ムのサービス提供方法を実行するためのプログラムとし
て記憶したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体
である。
【0023】本発明では、音声通信を含む無線通信を行
う移動局に対して、利用者に提供するサービスに関する
データとして例えば着信音データを通信網を介して伝送
する場合、第1の態様として、音声送信手段(音声送信
ステップ)において移動局に対してデータ選択用の音声
信号を送信し、利用者からの音声信号による曲名や演奏
者名などのデータ要求を受け付ける。そして、音声認識
手段(音声認識ステップ)においてデータ要求に関する
音声認識を行って要求情報を得て、データ抽出手段(デ
ータ抽出ステップ)において要求情報に対応する着信音
データをデータ格納手段から抽出し、データ送出手段
(データ送出ステップ)において抽出した着信音データ
を移動局に送出する。
【0024】要求情報に対応する着信音データが複数あ
る場合は、この要求情報に対応する候補データ群に関す
る各データの識別情報(曲名など)を音声信号により順
次出力し、候補データ群に対する移動局からのデータ選
択指示を受けて対応する着信音データを抽出して出力す
る。さらに、それぞれの着信音データに対応して設定さ
れたデータ識別子を受け付けた場合は、データ抽出手段
(データ抽出ステップ)においてこのデータ識別子に対
応する着信音データをデータ格納手段から直接的に抽出
して出力できるようにする。
【0025】また、第2の態様として、文字情報送信手
段(文字情報送信ステップ)において移動局に対してデ
ータ選択用の文字情報を送信し、利用者からのキー入力
などによる曲名や演奏者名などの要求指示や選択指示な
どのデータ要求を受け付ける。そして、データ抽出手段
(データ抽出ステップ)においてデータ要求に対応する
着信音データをデータ格納手段から抽出し、データ送出
手段(データ送出ステップ)において抽出した着信音デ
ータを移動局に送出する。複数の着信音データから選択
する場合は、データ要求に対応する候補データ群に関す
る文字情報を送信し、候補データ群に対する移動局から
のデータ選択指示を受けて対応する着信音データを抽出
して出力する。
【0026】データ要求に対応して抽出した着信音デー
タを送信する場合は、メールサーバを用いてメール情報
として通信網を介して移動局へ伝送するか、或いは、メ
ールサーバを介さずに直接的に通信網を介して移動局へ
伝送する。
【0027】これにより、データ選択手順を短縮し簡略
にできるため、データ格納手段に格納された選択対象の
データが多数ある場合であっても、取得したい目的の配
信データを簡単かつ速やかに選び出すことができ、配信
データの選択にかかる手間や時間が大幅に軽減する。ま
た、配信データをメール情報として送信する場合は、デ
ータ選択を行うための移動局とデータ配信手段との通話
を終了した後に、配信データがメールサーバから送られ
てくるようになるため、データ配信にかかる通話時間が
短縮される。また、音声認識によるデータの選択に加え
て、データ識別子による配信データの直接的な読み出し
も可能とすることにより、利用者が取り込みたい目的の
配信データの情報を予め知っている場合に、データ選択
手順を省略しデータ配信手順をさらに簡略化できるた
め、短時間で容易に配信データが取得可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。本実施形態では、移動体通信シス
テムにおけるサービスとして、携帯電話機に用いられる
着信音(着信メロディともいう)のデータを配信する着
信音配信サービスに本発明を適用した場合の例を述べ
る。以下には、移動体通信システム及びそのサービス提
供方法について詳述するが、移動体通信システムのサー
ビス提供方法に関する機能を実行するプログラムを一体
的に又は別体に分割して記録した記録媒体についても本
発明に含まれる。なお、本発明に係る移動体通信システ
ム及びそのサービス提供方法並びに記録媒体は、着信音
配信サービスに好適であるが、その他の文字情報、音声
情報、音楽情報など、各種のデータ配信サービスに本発
明を応用することも可能である。
【0029】[第1実施形態]図1は本発明の本実施形
態に係る移動体通信システムの構成例を示すブロック図
である。
【0030】移動体通信システムは、移動局としての携
帯電話機1をエアインターフェースを介して無線接続
し、主に音声信号や文字情報の通信を行う移動通信網2
を有して構成される。この移動通信網2は、PSTNや
ISDNなどのアナログ又はデジタルの通信回線を含む
電話網3と接続されている。移動通信網2には、利用者
からの伝言の登録(留守番電話)、メールの配信などの
移動体通信システムにおける基本的なサービスを提供す
るための基本サービスネットワーク4が接続されてい
る。また、移動通信網2には、電話網3を介して、着信
音データの配信、文字情報や音声情報の配信などの移動
体通信システムにおける付加的なサービスを提供するた
めの付加サービスネットワーク5が接続されている。
【0031】基本サービスネットワーク4は、携帯電話
機1に対して音声信号のやり取りを行う音声応答装置1
1、携帯電話機1に対してメール情報を送出するメール
送出装置12、利用者からの伝言の音声データを格納す
るとともに再生要求に応じて送出する伝言サーバ13、
メール情報を受信して格納するとともに送信相手先に送
出するメールサーバ14を有して構成される。
【0032】また、付加サービスネットワーク5は、移
動通信網2及び電話網3を介して伝送される音声信号の
やり取りを行う音声応答装置16、音声応答装置16で
受信した音声信号の音声認識を行って文字情報等に変換
する音声認識装置17、基本サービスネットワーク4の
メールサーバ14に対してメール情報を送出するメール
送出装置18、加入者情報の格納及び送出に関する制御
を行う加入者情報管理サーバ19、加入者情報を格納す
る加入者情報データベース20、着信音データの配信に
関する制御を行う着信音データサーバ21、文字情報の
配信に関する制御を行う文字情報サーバ22、着信音デ
ータや文字情報などの配信情報を格納する配信情報デー
タベース23を有して構成される。なお、図示しない
が、音声情報を配信するための音声情報サーバなど、そ
の他の各種サービス用のサーバを設けてあっても良い。
また、基本サービスネットワーク4及び付加サービスネ
ットワーク5は、文字情報や画像情報などの各種情報が
やり取りされる広域ネットワークであるインターネット
25にも接続可能である。
【0033】なお、図1には移動体通信システムのネッ
トワーク構成の一例を概略的に示したが、物理的な構成
はこれに限るものではなく、移動通信網2において上記
の基本サービスネットワーク4と付加サービスネットワ
ーク5の双方の機能を有する手段を設けて構成するな
ど、各種変形例を適用できる。また、エアインターフェ
ースは、PHS、PDC、cdmaOne (商標)、及び次世
代の規格であるIMT−2000(W−CDMA等)な
ど、いずれでも適用できる。また、移動局としては、携
帯電話機に限らず、携帯情報端末(PDA)など各種の
移動体通信装置を用いることができる。
【0034】上記構成の移動体通信システムにおいて、
伝言サーバ13に格納された伝言の音声データは、利用
者からの再生要求に従って読み出され、音声応答装置1
1,移動通信網2を介して携帯電話機1に転送される。
メールサーバ14に格納されたメール情報は、メール送
出装置12によって例えば送信相手先の携帯電話機1が
着信可能状態であるときに適宜転送される。また、加入
者情報データベース20に格納された加入者情報は、利
用者の要求等に応じて加入者情報管理サーバ19により
音声応答装置16又はメール送出装置18を介して送出
され、電話網3から移動通信網2に送られて携帯電話機
1に転送される。配信情報データベース23に格納され
た着信音データや文字情報は、同様に利用者の要求等に
応じて着信音データサーバ21又は文字情報サーバ22
により音声応答装置16又はメール送出装置18を介し
て送出され、電話網3から移動通信網2に送られて携帯
電話機1に転送される。また、音声応答装置16により
携帯電話機1の利用者との間で音声信号のやり取りを行
う際には、受信した音声信号が音声認識装置17によっ
て文字情報等へ変換される。
【0035】ここで、本発明の第1実施形態に係るデー
タ配信手段として着信音データの配信を行う部分の構成
及び動作を説明する。図2は第1実施形態における着信
音データ配信に関する機能的構成を示すブロック図であ
る。
【0036】本実施形態の移動体通信システムは、音声
信号及び着信音データ等の入出力を行うインターフェー
スやネットワークを含む入出力部31、携帯電話機1に
対してデータ選択用のメッセージ等の音声信号を送信す
る音声送信部32、携帯電話機1から受け付けたデータ
要求などに関する音声信号の音声認識を行う音声認識部
33、着信音データをメール情報として携帯電話機1に
送信するメールサーバを含むメール送信部34、携帯電
話機1からのデータ要求に対応する着信音データを抽出
するデータ抽出部35、着信音データを格納する着信音
データベース36を備えている。
【0037】図2の機能的構成を図1の構成に適用した
場合、入出力部31は、移動通信網2,電話網3等によ
り実現される。音声送信部32は音声応答装置16によ
り、音声認識部33は音声認識装置17によりそれぞれ
実現される。また、データ抽出部35は着信音データサ
ーバ21により、着信音データベース36は配信情報デ
ータベース23によりそれぞれ実現される。そして、メ
ール送信部34は、メール送出装置12,18及びメー
ルサーバ14により実現される。
【0038】着信音データの配信を行う際には、携帯電
話機1を用いて入出力部31を介して着信音データ配信
サービスにアクセスすると、音声送信部32よりデータ
選択のためのアナウンスなどを含むメッセージの音声信
号が携帯電話機1に送信される。利用者が携帯電話機1
よりデータ要求として着信音の曲名やアーティスト名を
発話することにより、この音声信号が音声認識部33に
よって文字情報等のデータ検索に利用可能な要求情報に
変換される。次に、データ抽出部35において、この要
求情報に対応する着信音データが抽出され、データの絞
り込み検索が行われる。そして、検索により抽出された
配信対象の着信音データ(複数ある場合は候補データ
群)について、そのデータに関する曲名などの識別情報
が音声送信部32より音声信号で携帯電話機1に送信さ
れる。この識別情報を利用者が聞いて携帯電話機1より
選択指示入力を行うことにより、選択された着信音デー
タが着信音データベース36から読み出され、メール送
信部34によりメール情報として携帯電話機1に送信さ
れる。
【0039】このように、音声認識技術を用いて曲名や
アーティスト名などのデータ検索のためのキーワードを
取得し、このキーワードにより着信音データを絞り込ん
で配信対象の着信音データを選定することにより、目的
の曲を簡単かつ速やかに選び出すことができ、着信音デ
ータの選択にかかる手間や時間が大幅に軽減する。ま
た、着信音データをメール情報として送信する場合は、
着信音データ選択の通話を切った後で着信音データがメ
ールサーバから送られてくるため、着信音データ配信に
かかる通話時間が短縮される。メール情報の配信は、携
帯電話機が着信待受状態などのデータ受信可能な状態で
あるときにメールサーバ側から送出するようにしても良
いし、携帯電話機側からメール配信要求を送ってメール
情報を取り込むようにしても良い。
【0040】なお、着信音データの選択方法は、上記方
法以外に、曲のジャンル、新曲、ヒット曲、人気順位、
或いは任意のカテゴリーなど、各種項目によって絞り込
んだ着信音データのグループを設定し、このグループか
ら選択するような方法を用いることも可能である。ま
た、着信音データをメール情報として配信する以外に、
直接的に携帯電話機1へ送信するようにしても良い。
【0041】また、それぞれの着信音データにデータ識
別子を設定し、利用者が携帯電話機1からデータ識別子
を入力することにより、直接的に対応する着信音データ
を着信音データベース36から読み出して携帯電話機1
に配信することもできる。この場合、データ識別子と着
信音データとの対照テーブルなどを着信音データベース
36に登録しておく。利用者は、利用案内の紙媒体など
に記録されたデータ識別子情報を参照して、携帯電話機
1よりデータ識別子を入力する。データ抽出部35にデ
ータ識別子が入力されると、そのデータ識別子に対応す
る着信音データが着信音データベース36から読み出さ
れ、メール送信部34によりメール情報として携帯電話
機1に送信される。
【0042】このように、音声認識による着信音データ
の選択に加えて、データ識別子による着信音データの直
接選定読み出しも可能とすることにより、利用者が取り
込みたい目的の着信音データの情報を予め知っている場
合に、着信音データの選択手順を省略し着信音データ配
信手順を簡略化できるため、短時間で容易に着信音デー
タが取得可能となる。
【0043】次に、着信音データを選択して配信する際
の手順をより詳しく説明する。図3は第1実施形態にお
ける着信音データ配信の手順を示すフローチャート、図
4は音声認識の手順を示すフローチャートである。
【0044】利用者が携帯電話機1を用いて所定の電話
番号に発呼して入出力部31を介して移動体通信システ
ムの着信音データ配信サービスにアクセスすると、音声
送信部32は、応答メッセージを再生する(ステップS
1)。そして、発信元のID(電話番号等)を取得し
(ステップS2)、携帯電話機1の機種選択を行う(ス
テップS3)。この機種選択は、利用者が機種情報を送
信したり、応答メッセージで提示される候補の中から選
択しても良いし、機種判別情報を携帯電話機1から送っ
て機種を判別するようにしても良い。これによって、携
帯電話機1の機種に応じた着信音データの配信が可能と
なる。
【0045】次いで、着信音データ配信のメニュー音声
を再生する(ステップS4)。メニューとしては、「最
新ヒット」「特集」「トップ10」「オリジナル着信
音」などの予め設定した項目のグループの中から選択す
るもの、所望の着信音データを検索して選定する「着信
音選定」、着信音データの登録リクエストを行う「着信
音リクエスト」などを設ける。
【0046】利用者がキー入力などによって「着信音選
定」メニューの選択入力を行うと(ステップS5)、音
声認識による着信音データの選択手順に移行し、案内メ
ッセージを再生して利用者よりデータ要求として曲名や
アーティスト名などの音声信号を受け付ける。そして、
後で詳しく説明する音声認識ルーチンにおいて、音声認
識部33で受信した音声信号の認識を行って文字情報等
の要求情報に変換し、データ抽出部35へ送出する(ス
テップS6)。
【0047】データ抽出部35は、着信音データベース
36に登録され格納されている着信音データの中から要
求情報に対応するデータを抽出し、着信音データに関す
る識別情報として着信音データ候補の曲名などを知らせ
る紹介音声を再生する(ステップS7)。このとき、ま
ず案内メッセージを再生した後、再生する紹介音声があ
るか否かを判断し(ステップS8)、再生終了などによ
って再生すべき紹介音声が残っていない場合は、データ
終了メッセージを再生して(ステップS9)、利用者か
らのキー入力などによる選択入力を待つ。ステップS1
0の選択入力において、「再選択」の入力がなされたと
きは、指示に応じて最初又は最後の着信音データに関す
る紹介音声に戻り(ステップS11)、ステップS8か
らの処理を繰り返す。また、前記選択入力において「メ
ニュー」の入力がなされたときは、ステップS4のメニ
ュー音声再生処理に戻って同様の処理を繰り返す。
【0048】ステップS8において再生すべき紹介音声
がある場合は、紹介音声を順次再生していき(ステップ
S12)、利用者からの選択入力を待つ。このとき、選
択入力は紹介音声の再生途中でも受け付け可能である。
ステップS13の選択入力において、「スキップ」の入
力がなされたときは、指示に応じて次の着信音データや
前の着信音データに関する紹介音声にスキップし、ステ
ップS8からの処理を繰り返す。また、前記選択入力に
おいて「メニュー」の入力がなされたときは、ステップ
S4のメニュー音声再生処理に戻る。そして、前記選択
入力において「OK」の入力がなされたときは、該当す
る着信音データの再生を行い(ステップS14)、終了
後に案内メッセージを再生して利用者からの確認入力を
待つ。
【0049】ステップS15の確認入力において、「再
選択」の入力がなされたときは、再度紹介音声を聞いて
着信音データの選択を行うために、ステップS8に戻っ
て同様の処理を繰り返す。また、前記確認入力において
「再度再生」の入力がなされたときは、ステップS14
の着信音データ再生処理に戻る。そして、前記確認入力
において「OK」の入力がなされたときは、利用者に通
話の終了を指示する案内メッセージを再生し、その後、
選択された着信音データを着信音データベース36から
読み出し、メール送信部34より携帯電話機1へ送信す
る(ステップS16)。
【0050】ここで、ステップS6における音声認識の
手順を詳しく説明する。ここでは、アーティスト名を音
声認識して対応する着信音データを抽出する場合の例を
示す。音声認識を行う際には、まず音声送信部32は音
声認識についての案内メッセージを再生し(ステップS
21)、利用者にアーティスト名の発話を指示する(ス
テップS22)。そして、音声認識部33によって音声
信号を入力して認識処理を行う(ステップS23)。
【0051】次に、音声認識結果のチェックを行い(ス
テップS24)、アーティスト名を認識ができないか認
識した文字情報に該当するアーティスト名が登録されて
いない場合(NG)は、認識できない旨のエラーメッセ
ージを再生し(ステップS25)、認識エラーが3回以
上か否かを判断する(ステップS26)。認識エラーが
3回未満の場合は、ステップS22の発話指示処理に戻
って同様の処理を繰り返す。また、認識エラーが3回以
上の場合は、さらにエラーメッセージを再生し(ステッ
プS27)、利用者からの選択入力を待つ。ステップS
28の選択入力において、「再認識」の入力がなされた
ときは、再度アーティスト名の音声認識を行うためにス
テップS22の発話指示処理に戻る。また、前記選択入
力において「メニュー」の入力がなされたときは、図3
に示したステップS4のメニュー音声再生処理に戻る。
なお、ここで利用者が「着信音リクエスト」の選択入力
を行って着信音データの登録リクエストの手順に移行す
ることも可能である。
【0052】ステップS24の認識結果チェックにおい
て、アーティスト名を一つ以上認識でき、かつその認識
した文字情報に該当するアーティスト名が登録されてあ
る場合(OK)は、アーティスト名の認識結果を再生す
る(ステップS29)。そして、この認識したアーティ
スト名で良いかどうかの確認入力を待つ。ステップS3
0の確認入力において、「NG」の入力がなされたとき
は、アーティスト名の認識件数を判断し(ステップS3
1)、1件のみの場合はステップS27に進んで前述と
同様のエラー処理を行う。また、認識件数が2件以上の
場合は、次候補のアーティスト名(複数ある場合は全部
又は一部)を再生し(ステップS32)、利用者からの
選択入力を待つ。
【0053】ステップS33の選択入力において、音声
認識処理のミスなどにより利用者が得たい着信音データ
に関するアーティスト名が次候補に無い場合で「NG」
の入力がなされたときは、ステップS27に進んで前述
と同様のエラー処理を行う。また、前記選択入力におい
て選択指示などの「OK」の入力がなされたときは、選
択結果のアーティスト名を再生し(ステップS34)、
利用者からの確認入力を待つ。ステップS35の確認入
力において、「NG」の入力がなされたときは、ステッ
プS32の次候補再生処理に戻って同様の処理が繰り返
される。
【0054】また、ステップS30の確認入力又はステ
ップS35の確認入力において「OK」の入力がなされ
たときは、音声認識したアーティスト名に関する同名の
データがあるか否かを判断する(ステップS36)。こ
こで、同名のデータが複数ある場合は、選択候補のアー
ティスト名を再生し(ステップS37)、利用者からの
選択入力を待つ。ステップS38の選択入力において、
利用者が得たい着信音データに関するアーティスト名が
選択候補に無い場合で「NG」の入力がなされたとき
は、ステップS27に進んで前述と同様のエラー処理を
行う。
【0055】ステップS36の判断で同名のデータがな
いか又はステップS38の選択入力において選択指示な
どの「OK」の入力がなされたときは、その音声認識に
よって得られたアーティスト名で登録されている着信音
データがあるか否かを判断する(ステップS39)。こ
こで、登録されている着信音データがない場合は、ステ
ップS27に進んで前述と同様のエラー処理を行う。ま
た、登録されている着信音データがある場合は、この図
4の音声認識ルーチンから図3の処理手順に戻り、音声
認識したアーティスト名の要求情報に基づいてステップ
S7以降の処理を実行する。
【0056】以上のような音声認識処理を用いて着信音
データの選択を行うことにより、データベースに格納さ
れた選択対象のデータが多数ある場合であっても、容易
に短時間で目的の着信音データを選定できる。特に、音
声応答装置を用いたシステムでは、例えば、所定の項目
によって分けられた着信音データのグループの中から選
択する場合などのように、曲名やアーティスト名などの
紹介メッセージや着信音データの内容を順番に聞いてい
って選択する場合は、着信音データの選択に多くの手間
や時間がかかってしまうが、本実施形態によればデータ
選択時の手順を少なくできるため、必要な通話時間を短
縮でき、使い勝手も良好であり、利便性が大幅に向上す
る。
【0057】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態に係るデータ配信手段として着信音データの配信を
行う部分の構成及び動作を説明する。図5は第2実施形
態における着信音データ配信に関する機能的構成を示す
ブロック図である。
【0058】第2実施形態の移動体通信システムは、音
声信号及び着信音データ等の入出力を行うインターフェ
ースやネットワークを含む入出力部51、携帯電話機1
に対してデータ選択用の文字情報を送信する文字情報送
信部52、着信音データをメール情報として携帯電話機
1に送信するメールサーバを含むメール送信部54、携
帯電話機1からのデータ要求に対応する着信音データを
抽出するデータ抽出部55、着信音データを格納する着
信音データベース56を備えている。
【0059】なお、入出力部51,メール送信部54,
着信音データベース56は第1実施形態と同様の機能の
ものであり、詳しい説明は省略する。図5の機能的構成
を図1の構成に適用した場合、文字情報送信部52は文
字情報サーバ22により、データ抽出部55は着信音デ
ータサーバ21によりそれぞれ実現される。なお、文字
情報送信部52はインターネット25上に設けられる文
字情報サーバなどであっても良い。文字情報の配信に
は、WAP(Wireless Application Protocol)や他の
類似のプロトコルなど、インターネット上などでもデー
タ伝送可能な汎用プロトコル又はその互換プロトコルを
用いるのが好ましい。
【0060】着信音データの配信を行う際には、携帯電
話機1を用いて入出力部51を介して着信音データ配信
サービスにアクセスすると、文字情報送信部52よりデ
ータ選択のためのメニューや選択候補などの文字情報が
携帯電話機1に送信される。利用者が携帯電話機1より
文字情報に対するデータ要求としてキー入力を行うこと
により、このデータ要求の情報がデータ抽出部55に転
送される。次に、データ抽出部55において、このデー
タ要求に対応する着信音データが抽出され、抽出された
配信対象の着信音データ(複数ある場合は候補データ
群)について、そのデータに関する曲名などの識別情報
が文字情報送信部52より携帯電話機1に送信される。
この識別情報に基づいて利用者が携帯電話機1より選択
指示入力を行うことにより、選択された着信音データが
着信音データベース56から読み出され、メール送信部
54によりメール情報として携帯電話機1に送信され
る。
【0061】また、着信音データを携帯電話機1に送信
する方法としては、メール送信部54を介さずに直接的
に携帯電話機1へ配信することもできる。この場合、利
用者が着信音データの選択を行った後、その通話を保持
した状態で、選択された着信音データが着信音データベ
ース56から読み出されて直接的に携帯電話機1へ送信
される。
【0062】このように、着信音データベースにアクセ
スする際に、文字情報を配信してメニューなどにより利
用者が所望の着信音データを選定することにより、目的
の曲を簡単かつ速やかに選び出すことができ、着信音デ
ータの選択にかかる手間や時間が大幅に軽減する。ま
た、着信音データをメール情報として送信する場合は、
着信音データ選択の通話を切った後で着信音データがメ
ールサーバから送られてくるため、着信音データ配信に
かかる通話時間が短縮される。メール情報の配信は、携
帯電話機が着信待受状態などのデータ受信可能な状態で
あるときにメールサーバ側から送出するようにしても良
いし、携帯電話機側からメール配信要求を送ってメール
情報を取り込むようにしても良い。
【0063】次に、着信音データを選択して配信する際
の手順をより詳しく説明する。図6は第2実施形態にお
ける着信音データ配信の手順を示すフローチャートであ
る。
【0064】利用者が携帯電話機1を用いて所定の電話
番号に発呼して入出力部51を介して移動体通信システ
ムの着信音データ配信サービスにアクセスすると、文字
情報送信部52は、サービス内容を示す文字情報を送信
して、携帯電話機1の表示部にサービス内容の表示を行
う(ステップS51)。次いで、着信音データ配信のメ
ニュー表示を行い(ステップS52)、利用者からのキ
ー入力などによる選択入力を待つ。メニューとしては、
サービスの詳細内容を表示する「サービス案内」、「最
新ヒット」「特集」「トップ10」「オリジナル着信
音」などの予め設定した項目のグループの中から選択す
るもの、「アーティスト選択」「アーティスト検索」
「曲名検索」などの所望の着信音データを検索して選定
するものなどを設ける。
【0065】ステップS53のメニュー選択入力におい
て、「サービス案内」の入力がなされたときは、サービ
スの詳細内容を示す案内表示を行う(ステップS5
4)。その後、ステップS52のメニュー表示に戻る。
また、前記メニュー選択入力において、「最新ヒット」
などの他項目の選択入力がなされたときは、続いて機種
選択に移行し、選択候補の機種名などを並べて表示す
る。利用者により使用している機種の選択入力がなされ
ると(ステップS55)、着信音データの選択手順に移
行する。
【0066】着信音データ選択においては、まず、利用
者により選択指示されたメニュー項目に従って、対応す
る着信音データの候補を表示する(ステップS56)。
例えば、該当する項目に含まれる曲名やアーティスト名
などを選択入力用の番号等とともに並べて表示する。ま
た、「アーティスト選択」が選択されたときは、アーテ
ィスト名の頭文字から段階的に絞り込んでアーティスト
名を選択できるように、選択用文字情報の表示を行い、
その結果選択されたアーティスト名に該当する着信音デ
ータの候補を表示する。また、「アーティスト検索」又
は「曲名検索」が選択されたときは、検索用文字情報の
表示を行い、利用者より任意の検索文字列が入力される
と、その検索文字列に対応する着信音データの候補を抽
出して表示する。
【0067】そして、利用者は着信音データの候補を見
て、目的の着信音データを選択する。ステップS57に
おいて、着信音データの選択入力がなされると、それに
該当する着信音データを着信音データベース56から読
み出し、メール送信部54よりメール情報として、又は
直接的に、携帯電話機1へ送信する(ステップS5
8)。
【0068】以上のような文字情報配信を用いて着信音
データの選択を行うことにより、データベースに格納さ
れた選択対象のデータが多数ある場合であっても、容易
に短時間で目的の着信音データを選定できる。この結
果、データ選択にかかる手間や通話時間を削減でき、使
い勝手も良好であり、利便性が大幅に向上する。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、選
択対象のデータが多数ある場合であっても、取得したい
目的の着信音などに関する配信データを容易に短時間で
選定でき、データの選択にかかる手間や時間を大幅に軽
減できるため、サービスに関するデータを簡便に携帯電
話機などの移動局へ配信することが可能となる効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施形態に係る移動体通信システム
の構成例を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態における着信音データ配信に関す
る機能的構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態における着信音データ配信の手順
を示すフローチャートである。
【図4】音声認識の手順を示すフローチャートである。
【図5】第2実施形態における着信音データ配信に関す
る機能的構成を示すブロック図である。
【図6】第2実施形態における着信音データ配信の手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 移動通信網 3 電話網 4 基本サービスネットワーク 5 付加サービスネットワーク 11,16 音声応答装置 12,18 メール送出装置 13 伝言サーバ 14 メールサーバ 17 音声認識装置 21 着信音データサーバ 22 文字情報サーバ 23 配信情報データベース 25 インターネット 31,51 入出力部 32 音声送信部 33 音声認識部 34,54 メール送信部 35,55 データ抽出部 36,56 着信音データベース 52 文字情報送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/08 H04M 11/08 H04B 7/26 109L Fターム(参考) 5B082 GA08 GC05 HA08 5K027 AA11 BB01 CC00 CC08 FF03 FF26 HH20 5K067 AA21 BB21 DD53 DD54 EE02 FF02 FF13 FF27 FF31 GG13 HH11 HH23 5K101 KK02 KK17 LL00 LL12 MM07 NN08 NN21 PP07 TT06 UU05 UU19

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声通信を含む無線通信を行う移動局に
    対して、利用者に提供するサービスに関するデータを通
    信網を介して伝送するデータ配信手段を有してなる移動
    体通信システムであって、 前記データ配信手段は、 前記サービスに関するデータを格納するデータ格納手段
    と、 前記移動局に対してデータ選択用の音声信号を送信する
    音声送信手段と、 前記移動局からのデータ要求を受けてこのデータ要求に
    関する音声認識を行って要求情報を得る音声認識手段
    と、 前記要求情報に対応するデータを前記データ格納手段か
    ら抽出するデータ抽出手段と、 前記抽出したデータを前記移動局に送出するデータ送出
    手段と、 を備えたことを特徴とする移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記音声送信手段は、前記要求情報に対
    応するデータが複数ある場合に、この要求情報に対応す
    る候補データ群に関する各データの識別情報を音声信号
    により順次出力し、 前記データ抽出手段は、前記候補データ群に対する前記
    移動局からのデータ選択指示を受けて対応するデータを
    前記データ格納手段から抽出して出力することを特徴と
    する請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 前記データ抽出手段は、それぞれのデー
    タに対応して設定されたデータ識別子を受け付け可能で
    あり、前記移動局から前記データ識別子を受けた場合
    に、該データ識別子に対応するデータを前記データ格納
    手段から抽出して出力することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の移動体通信システム。
  4. 【請求項4】 音声通信を含む無線通信を行う移動局に
    対して、利用者に提供するサービスに関するデータを通
    信網を介して伝送するデータ配信手段を有してなる移動
    体通信システムであって、 前記データ配信手段は、 前記サービスに関するデータを格納するデータ格納手段
    と、 前記移動局に対してデータ選択用の文字情報を送信する
    文字情報送信手段と、 前記移動局からのデータ要求を受けてこのデータ要求に
    対応するデータを前記データ格納手段から抽出するデー
    タ抽出手段と、 前記抽出したデータを前記移動局に送出するデータ送出
    手段と、 を備えたことを特徴とする移動体通信システム。
  5. 【請求項5】 前記文字情報送信手段は、前記データ要
    求に対応する候補データ群に関する文字情報を送信し、 前記データ抽出手段は、前記候補データ群に対する前記
    移動局からのデータ選択指示を受けて対応するデータを
    前記データ格納手段から抽出して出力することを特徴と
    する請求項4に記載の移動体通信システム。
  6. 【請求項6】 前記データ送出手段は、前記データ要求
    に対応する抽出したデータを、メールを配信するメール
    サーバを用いてメール情報として通信網を介して前記移
    動局へ伝送することを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の移動体通信システム。
  7. 【請求項7】 前記データ送出手段は、前記データ要求
    に対応する抽出したデータを直接的に通信網を介して前
    記移動局へ伝送することを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の移動体通信システム。
  8. 【請求項8】 前記サービスに関するデータは、前記移
    動局において用いられる着信音データであり、前記移動
    局からのデータ要求として、前記着信音データに関する
    演奏者名を少なくとも含む指定情報を用いることを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれかに記載の移動体通信
    システム。
  9. 【請求項9】 音声通信を含む無線通信を行う移動局に
    対して、利用者に提供するサービスに関するデータを通
    信網を介して伝送する移動体通信システムにおけるサー
    ビス提供方法であって、 前記移動局に対してデータ選択用の音声信号を送信する
    音声送信ステップと、 前記移動局からのデータ要求を受けてこのデータ要求に
    関する音声認識を行って要求情報を得る音声認識ステッ
    プと、 前記要求情報に対応するデータをデータ格納手段から抽
    出するデータ抽出ステップと、 前記抽出したデータを前記移動局に送出するデータ送出
    ステップと、 を有することを特徴とする移動体通信システムのサービ
    ス提供方法。
  10. 【請求項10】 前記音声送信ステップにおいて、前記
    要求情報に対応するデータが複数ある場合に、この要求
    情報に対応する候補データ群に関する各データの識別情
    報を音声信号により順次出力し、 前記データ抽出ステップにおいて、前記候補データ群に
    対する前記移動局からのデータ選択指示を受けて対応す
    るデータを前記データ格納手段から抽出して出力するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の移動体通信システムの
    サービス提供方法。
  11. 【請求項11】 前記データ抽出ステップにおいて、そ
    れぞれのデータに対応して設定されたデータ識別子を受
    け付け可能とし、前記移動局から前記データ識別子を受
    けた場合に、該データ識別子に対応するデータを前記デ
    ータ格納手段から抽出して出力することを特徴とする請
    求項9又は10に記載の移動体通信システムのサービス
    提供方法。
  12. 【請求項12】 音声通信を含む無線通信を行う移動局
    に対して、利用者に提供するサービスに関するデータを
    通信網を介して伝送する移動体通信システムにおけるサ
    ービス提供方法であって、 前記移動局に対してデータ選択用の文字情報を送信する
    文字情報送信ステップと、 前記移動局からのデータ要求を受けてこのデータ要求に
    対応するデータをデータ格納手段から抽出するデータ抽
    出ステップと、 前記抽出したデータを前記移動局に送出するデータ送出
    ステップと、 を有することを特徴とする移動体通信システムのサービ
    ス提供方法。
  13. 【請求項13】 前記文字情報送信ステップにおいて、
    前記データ要求に対応する候補データ群に関する文字情
    報を送信し、 前記データ抽出ステップにおいて、前記候補データ群に
    対する前記移動局からのデータ選択指示を受けて対応す
    るデータを前記データ格納手段から抽出して出力するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の移動体通信システム
    のサービス提供方法。
  14. 【請求項14】 前記データ送出ステップにおいて、前
    記データ要求に対応する抽出したデータを、メールを配
    信するメールサーバを用いてメール情報として通信網を
    介して前記移動局へ伝送することを特徴とする請求項9
    ないし13のいずれかに記載の移動体通信システムのサ
    ービス提供方法。
  15. 【請求項15】 前記データ送出ステップにおいて、前
    記データ要求に対応する抽出したデータを直接的に通信
    網を介して前記移動局へ伝送することを特徴とする請求
    項9ないし13のいずれかに記載の移動体通信システム
    のサービス提供方法。
  16. 【請求項16】 前記サービスに関するデータは、前記
    移動局において用いられる着信音データであり、前記移
    動局からのデータ要求として、前記着信音データに関す
    る演奏者名を少なくとも含む指定情報を用いることを特
    徴とする請求項9ないし15のいずれかに記載の移動体
    通信システムのサービス提供方法。
  17. 【請求項17】 請求項9ないし16のいずれかに記載
    の移動体通信システムのサービス提供方法を実行するた
    めのプログラムとして記憶したコンピュータにより読み
    取り可能な記録媒体。
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