JP2003101610A - 発信側から着信側を制御する通信システム及び方法 - Google Patents

発信側から着信側を制御する通信システム及び方法

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JP2003101610A
JP2003101610A JP2001284998A JP2001284998A JP2003101610A JP 2003101610 A JP2003101610 A JP 2003101610A JP 2001284998 A JP2001284998 A JP 2001284998A JP 2001284998 A JP2001284998 A JP 2001284998A JP 2003101610 A JP2003101610 A JP 2003101610A
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melody
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call
incoming
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JP2001284998A
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Tadaaki Arimura
忠朗 有村
Hidenori Endo
秀則 遠藤
Yuriko Tsuzuki
由里子 都築
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NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機に登録されている電話番号と着信
音とをわざわざ対応付けなくても、着信したときに、着
信した電話機のディスプレイ画面を見ることなく発信側
を特定することができるようにすること。 【解決手段】 携帯電話機1A、1Bが、メロディ管理
センタ3からダウンロードしたDLメロディデータを記
憶する。携帯電話機1A、1Bは、呼出し信号を発信す
るときに、記憶しているDLメロディデータを呼出し信
号に付加し、DLメロディデータ付きの呼出し信号を発
信する。携帯電話機1A、1Bは、DLメロディデータ
付きの呼出し信号を着信したときは、その呼出し信号に
付いているDLメロディデータが表すDLメロディを再
生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信のための技術
に関し、具体的には、着信側の通信端末の着信動作を制
御するための技術に関する。
【0002】本発明は、有線又は無線の電話機、PDA
(Personal Digital Assistants)など種々の通信端末
に適用可能であるが、以下、通信端末が携帯電話機であ
る場合を例にとり説明する。
【0003】
【従来の技術】従来の携帯電話機には、通常、呼出動作
を制限するための機能(一例として、一般に「マナーモ
ード」と呼ばれる機能)が搭載されている。その携帯電
話機は、ユーザから呼出動作制限(例えば、「マナーモ
ード」の実行)の命令を受けると、例えば、着信音量を
ゼロにする(つまり、着信音を鳴らさない)、バイブレ
ーションにする(つまり、着信したら携帯電話機自体を
振動させる)、或いは、着信しても呼出動作を行わない
など、呼出動作を制限する。
【0004】また、従来の携帯電話機には、ユーザから
の要求に応じて、着信音とするメロディ(以下、着信メ
ロディ)を表すデータ(以下、着信メロディデータ)を
インターネット上のサーバからダウンロードし、ダウン
ロードした着信メロディデータが表す着信メロディを着
信音として再生することができるタイプがある。
【0005】更に、従来の携帯電話機には、着信したと
きに、発信側の電話番号をディスプレイ画面に表示する
機能(一般に「ナンバーディスプレイ機能」と呼ばれ
る)が搭載されている。
【0006】また、従来の携帯電話機には、携帯電話機
内のアドレス帳に登録されている任意の電話番号と、携
帯電話機内に登録されている任意の着信音(着信メロデ
ィを含む)とを対応付けて登録することができるタイプ
がある。このタイプの携帯電話機は、着信したとき、発
信側の携帯電話機が、上記対応付けた電話番号を持った
携帯電話機であれば、その発信側の電話番号に対応付け
られた着信音を鳴らす。それにより、着信側のユーザは
発信側のユーザを特定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の携帯電
話機には、以下に示すような問題点がある。
【0008】すなわち、従来の携帯電話機では、発信側
のユーザが自分の事情で(例えば緊急時で)どうしても
着信側のユーザに応答してもらいたいときでも、着信側
の携帯電話機に、着信音量をゼロにする等の呼出動作制
限が設定されていれば、どうしても応答してもらいたい
事情があるときであっても、一般に着信側のユーザに応
答してもらえない。
【0009】また、従来の携帯電話機では、上記アドレ
ス帳に登録している任意の電話番号に、任意の着信音を
対応付ければ、上記任意の電話番号を持つ発信側のユー
ザを特定できるが、そのための作業は面倒である。更
に、上記アドレス帳に登録している複数の電話番号を持
った各ユーザをそれぞれ発信側として特定するために
は、全ての電話番号に別々の着信音を対応付けなければ
ならないので、一層面倒である。更にまた、複数の電話
番号のそれぞれに、着信メロディを対応付けたいという
ときには、複数の着信メロディデータをダウンロードし
なければならないので、より一層面倒であり、また、コ
ストがかかってしまう。
【0010】更に、従来の携帯電話機では、着信側ユー
ザは、上記のような電話番号と着信音との対応付けを行
わなくても、ディスプレイ画面に表示された電話番号を
見ることで、応答前に発信側ユーザを特定することがで
きるが、これは、換言すれば、上記のような対応付けを
行わないときには、ディスプレイ画面を見なければ発信
側ユーザを特定することができないということである。
【0011】従って、本発明の目的は、携帯電話機に登
録されている電話番号と着信音とをわざわざ対応付けな
くても、着信したときに、着信した電話機のディスプレ
イ画面を見ることなく発信側を特定することができるよ
うにすることにある。
【0012】本発明の別の目的は、発信側ユーザのステ
ータスを着信側のユーザが特定することができるように
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
う通信システムは、複数の通信端末(例えば有線又は無
線の電話機、PDAなど)と、通信端末間を通話可能に
接続する通信中継システムとを備えた通信システムであ
る。このシステムにおいて、各通信端末は、発信時に、
着信側の通信端末の着信動作を制御する着信制御信号を
送出する着信制御手段と、着信時に、発信側の通信端末
から発された着信制御信号に従った着信動作を実行する
着信手段とを備える。なお、ここで、「着信動作」と
は、発信側から何らかの信号を着信(受信)したときに
行われる動作を言い、その動作によって着信側のユーザ
は信号の着信を知ることができる、別の観点からすれ
ば、発信側からの呼出を知ることができるため、当然
に、呼出動作が含まれる。
【0014】好適な実施形態では、上記着信制御信号
は、着信動作の種類それ自体を表す着信動作種類データ
を含み、上記着信手段は、上記着信動作種類データが表
す種類の着信動作を実行する。ここで、「着信動作の種
類」とは、例えば、呼出音、呼出バイブレーション、着
信側の端末のディスプレイ画面に表示する静止画又は動
画、或いは、後述の発信メロディである。
【0015】好適な実施形態では、上記着信制御信号
は、着信動作の実行態様を指定する着信態様指定データ
を含み、上記着信手段は、上記着信態様指定データが指
定する実行態様で所定の種類の着信動作を実行する(例
えば、「所定の種類の着信動作」が、予め指定された又
は発信側に指定された呼出音又は呼出バイブレーション
であれば、その呼出音又は呼出バイブレーションの再生
速度を速くする)。
【0016】好適な実施形態では、上記着信制御信号
は、発信側のステータスを表す発信ステータスデータを
含み、上記着信手段は、上記発信ステータスデータが示
す発信ステータス(例えば緊急)を上記着信側の通信端
末のユーザに報知する(例えば「緊急」の旨をディスプ
レイ画面に表示する)。
【0017】好適な実施形態では、上記着信制御信号
は、上記通信中継システムに対して着信音又は着信バイ
ブレーションを選択させるための選択指示データを含
み、上記通信中継システムは、上記選択指示データに応
じて、特定の着信動作の種類それ自体を選択し、上記選
択した着信動作の種類それ自体を示す着信動作種類デー
タを着信側の通信端末に送り、上記着信手段は、上記通
信中継システムから受けた着信動作種類データに基づい
て上記選択された種類の着信動作を実行する。ここで、
「選択指示データ」とは、例えば、着信動作の種類に関
する識別コード(一例として、呼出音又は呼出バイブレ
ーションそれ自体、それの作成者、或いはそれの演奏者
の識別コード)や、発信側に関する識別コード(例え
ば、発信側の通信端末の識別番号)などである。
【0018】本発明の第2の側面に従う通信端末は、発
信時に、着信側の通信端末の着信動作を制御する着信制
御信号を送出する着信制御手段と、着信時に、発信側の
通信端末から発された着信制御信号に従った着信動作を
実行する着信手段とを備える。
【0019】本発明の第3の側面に従う通信中継システ
ムは、通信端末間を通話可能に接続する通信中継システ
ムであって、発信側の通信端末から発された信号に基づ
いて、着信側の通信端末の着信動作を制御する着信制御
信号を着信側の通信端末に送出する手段を備える。
【0020】本発明の第4の側面に従う通信方法は、着
信側の通信端末の着信動作を制御する着信制御信号を着
信側の通信端末に送出するステップと、着信時に、送出
されて来た着信制御信号に従った着信動作を実行するス
テップとを有する。
【0021】本発明の方法における各ステップはコンピ
ュータにより実施することができるが、そのためのコン
ピュータプログラムは、ディスク型ストレージ、半導体
メモリ及び通信ネットワークなどの各種媒体を通じてコ
ンピュータにインストール又はロードすることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
携帯電話機に適用したときの一実施形態を説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施形態に係るシステ
ムの全体を示す。
【0024】このシステムには、メロディ管理センタ3
と、携帯中継システム5と、各ユーザが使用する携帯電
話機とがある(実際には、ユーザ及び携帯電話機は多数
存在するが、以下の説明では、説明の便宜上、ユーザ
は、「Aさん」及び「Bさん」の二人とし、携帯電話機
も同様に、Aさんが使用する携帯電話機1Aと、Bさん
が使用する携帯電話機1Bの2台とする)。
【0025】メロディ管理センタ3は、着信音として使
用できるメロディを表すデータ(以下、メロディデー
タ)を保持し管理しているコンピュータシステムであ
る。メロディ管理センタ3は、携帯電話機1A又は1B
からの要求に応じて、要求元の携帯電話機1A又は1B
に、要求されたメロディデータをダウンロードすること
ができる。なお、以下、携帯電話機1A、1Bに着信音
として予め登録されているメロディデータと、ダウンロ
ードすることで得られるメロディデータとを区別するた
めに、必要に応じて、予め登録されているメロディデー
タを「初期メロディデータ」と言い、ダウンロード(Do
wnload)することで得られるメロディデータを「DLメ
ロディデータ」と言い、これらを総称するときは単に
「メロディデータ」と言うことにする。
【0026】この実施形態では、発信側携帯電話機が、
DLメロディデータを例えば所定のフォーマットで呼出
し信号に付加して(例えば、着信側電話番号データの後
続に付加して)着信側の携帯電話機に発信することがで
き、DLメロディデータ付きの呼出し信号を着信した着
信側携帯電話機は、そのDLメロディデータが表すメロ
ディ(以下、DLメロディ)を着信音として再生する
(鳴らす)ことができる。以下、DLメロディデータは
発信側携帯電話機が着信側携帯電話機に発信できる点に
鑑み、必要に応じて、着信側携帯電話機に発信されるメ
ロディデータを「発信メロディデータ」、発信メロディ
データが表すメロディを「発信メロディ」と呼ぶことに
する(勿論、後述するように、初期メロディデータも、
発信メロディデータとして発信することができる)。
【0027】携帯中継システム5は、発信側の携帯電話
機と着信側の携帯電話機との間の回線を結んで通話を可
能にするシステムである。携帯中継システム5は、例え
ば、特定のエリアに存在する携帯電話機をそれぞれカバ
ーする複数の基地局や、複数の基地局を管轄する移動通
信交換機や、定期的に行われる携帯電話機とそれをカバ
ーする基地局との間の交信から携帯電話機の位置を把握
して登録する等の処理を行う制御装置で構成されてい
る。
【0028】携帯電話機1A(及び1B)は、種々のデ
ータを記憶するためのメモリ等のデータ記憶領域(点線
枠で図示、後の図3も同様)を持っている。データ記憶
領域には、発信メロディ格納領域11と、発信ステータ
ス記録テーブル13と、着信条件記録テーブル15とが
設けられている。
【0029】発信メロディ格納領域11には、メロディ
管理センタ3からダウンロードして取得した発信メロデ
ィデータが格納される。
【0030】発信ステータス記録テーブル13には、発
信側ユーザの状況、事情、又は都合等を表す情報(以
下、発信ステータス)が記録される。具体的には、発信
ステータス記録テーブル13には、ユーザが設定可能な
発信ステータスとして、例えば「普通」と「緊急」の2
つが用意されており、それら2つの発信ステータスのう
ち、ユーザに選択されて設定命令が出された発信ステー
タスに対して、例えば図示しない制御プログラムがフラ
グを立てることで、発信ステータスが設定される(図示
の例では、○印で表すように、携帯電話機1Aには「緊
急」が発信ステータスとして設定されており、携帯電話
機1Bには「普通」が発信ステータスとして設定されて
いる)。
【0031】着信条件記録テーブル15には、着信を認
めるか否かの条件が記録される。具体的には、着信条件
記録テーブル15には、ユーザが設定可能な着信条件と
して、例えば「着信可」、「緊急時のみ着信可」、及び
「着信不可」の3つが用意されており、それら3つの着
信条件のうち、ユーザに選択されて設定命令が出された
着信条件に対して、例えば図示しない制御プログラムが
フラグを立てることで、着信条件を設定する。図示の例
では、○印で表すように、携帯電話機1Aも1Bも「緊
急時のみ着信可」が着信条件として設定されている。な
お、「着信可」という着信条件は、常に呼出し信号を着
信してユーザを呼出すことを表し、「緊急時のみ着信
可」という着信条件は、発信側の携帯電話機で発信ステ
ータスが「緊急」に設定されているときのみ呼出し信号
を着信してユーザを呼出すことを表し、「着信不可」と
いう着信条件は、常に呼出し信号を着信しない(ユーザ
を呼び出さない)ことを表す。
【0032】以下、図1を参照して、携帯電話機1A、
1Bと携帯中継システム5の機能、及び、本実施形態に
おいて発信側ユーザが携帯電話機を用いて発信するとき
の流れを説明する。以下の説明では、Aさんを発信側ユ
ーザ、Bさんを着信側ユーザとする。
【0033】Aさんが、携帯電話機1Aを用いて、メロ
ディ管理センタ3にアクセスし、メロディ管理センタ3
が管理する発信メロディデータの中から所望の発信メロ
ディデータを選択する。携帯電話機1Aは、Aさんに選
択された発信メロディデータをダウンロードし(ステッ
プS1)、ダウンロードした発信メロディデータを発信
メロディ格納領域11に格納する。
【0034】その後、Aさんは、携帯電話機1Aに、着
信側ユーザBさんの電話番号を入力して発信を命令する
(例えば携帯電話機1Aに備えられている発信ボタンを
押す)。携帯電話機1Aは、Aさんから発信命令を受け
たら、発信メロディ格納領域11に格納されている発信
メロディデータを読み込み、その発信メロディデータ
を、呼出し信号の所定位置(例えば先頭)に付加し、発
信メロディデータを付加した呼出し信号を発信する(S
2)(携帯電話機1Aは、ユーザの要求に応じて、発信
メロディ格納領域11に格納されているDLメロディデ
ータの代わりに、ユーザ所望の初期メロディデータを発
信メロディデータとして呼出し信号に付加し発信するこ
ともできる)。発信された発信メロディデータ付きの呼
出し信号は、携帯中継システム5が受ける。
【0035】携帯中継システム5は、発信メロディデー
タ付きの呼出し信号を受けたら、発信側携帯電話機1A
に設定されている発信ステータスと、着信側携帯電話機
1Bに設定されている着信条件を、例えばAさん携帯電
話機1A及びBさん携帯電話機1Bと交信することでそ
れぞれ確認する(S3)。携帯中継システム5は、発信
ステータス及び着信条件を確認したら、携帯中継システ
ム5に設定されている図2に示すような処理マトリクス
19(発信ステータス及び着信条件と、携帯中継システ
ム5の処理内容との対応関係を記録したデータ)を基に
した処理を実行する(S4)。
【0036】例えば、携帯中継システム5は、図1に示
すように、発信ステータスが「緊急」で、着信条件が
「緊急時のみ着信可」であるときは、図2の処理マトリ
クス19が示すように、着信側携帯電話機1Bに、発信
メロディデータ付きの呼出し信号を発信することで、B
さん携帯電話機1Bが着信しBさんを呼び出すようにす
る(S5)。
【0037】Bさん携帯電話機1Bは、Aさん携帯電話
機1Aからの発信メロディデータ付きの呼出し信号を着
信したときは、その信号に付加されている発信メロディ
データが表す発信メロディを再生(出力)して、Bさん
を呼出す。
【0038】以上が、携帯電話機1A、1Bと携帯中継
システム5の機能、及び、本実施形態において発信側ユ
ーザが携帯電話機を用いて発信するときの流れである。
【0039】なお、参考までに、図1において、Bさん
が発信側ユーザでAさんが着信側ユーザである場合(つ
まり、Bさんが携帯電話機1Bを用いてAさん携帯電話
機1Aに発信する場合)の流れを説明する。
【0040】Bさん携帯電話機1Bは、Aさん携帯電話
機1Aの電話番号の入力をBさんから受けて、Bさんか
ら発信命令を受けたら、発信メロディ格納領域11に格
納されている発信メロディデータを読み込んで呼出し信
号に付加し、発信メロディデータを付加した呼出し信号
を発信する。
【0041】携帯中継システム5は、発信メロディデー
タ付きの呼出し信号を受けたら、発信側携帯電話機1B
に設定されている発信ステータスと、着信側携帯電話機
1Aに設定されている着信条件を、例えば各携帯電話機
1A、1Bと交信することでそれぞれ確認する。携帯中
継システム5は、発信ステータス及び着信条件を確認し
たら、図2に示すような処理マトリクス19を基にした
処理を実行する。
【0042】つまり、携帯中継システム5は、図1に示
すように、発信側の発信ステータスが「普通」で、着信
側の着信条件が「緊急時のみ着信可」であるときは、図
2の処理マトリクス19が示すように、発信側ユーザB
さんに、着信側の状態(例えばAさんが着信できない
旨)を通知する(若しくは、留守番電話センタ(発信側
ユーザから伝言を受けてその伝言を自発的に或いは着信
側ユーザからの要求に応じて着信側ユーザに通知するシ
ステム)の回線に、発信側携帯電話機1Bの回線をつな
ぐ)。又は、携帯中継システム5は、着信側携帯電話機
1Aに、Bさんから呼出しがあった旨を所定の方法で通
知する(例えば、着信側携帯電話機1Aに命じて、発信
側ユーザBさんからの発信を着信した履歴を残すように
する)。
【0043】以上、この実施形態によれば、発信側携帯
電話機が、記憶している発信メロディデータを呼出し信
号に付加して、発信メロディデータ付きの呼出し信号を
発信し、着信側携帯電話機は、その呼出し信号を着信し
たときは、その呼出し信号に付加されている発信メロデ
ィデータが表すメロディを着信時に再生する(鳴ら
す)。これにより、携帯電話機に登録されている電話番
号と着信音(メロディを含む)とをわざわざ対応付けな
くても、着信したときに、着信音として発信メロディを
聴けるので、着信があったときは、携帯電話機のディス
プレイ画面を見ることなく発信側ユーザを特定すること
ができる。また、携帯電話機に登録されている電話番号
と着信音とを対応付ける手間がいらなくなる。
【0044】また、この実施形態によれば、着信したと
きに再生されるメロディの種類は、発信側に応じて異な
るので、複数のDLメロディデータをダウンロードして
保持しなくても、ユーザは、着信の度に異なったDLメ
ロディを着信音として聴くことができる。また、着信音
として、複数のDLメロディを聴きたい場合でも、従来
のように複数のDLメロディデータをダウンロードして
保持しなくて良いので、従来よりも、メモリの容量を節
約でき、且つ、複数のDLメロディを聴きたいときにか
かるコストを抑えることができる。
【0045】以上、本発明の好適な実施形態を説明した
が、これは本発明の説明のための例示であって、本発明
の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本
発明は、他の種々の形態でも実施することが可能であ
る。
【0046】例えば、上記実施形態では、発信ステータ
スの種類の数及び着信条件の種類の数は、上記例に限ら
れず、上記例よりも多くの種類を用意することができ
る。また、発信メロディは、ダウンロードしたものに限
らず、例えば発信側ユーザが作成したものであっても良
い。また、発信メロディデータの代わりに、メロディと
は異なる単なる音(「着信パターン」と呼ばれることが
ある)を示すデータ、音声データ、バイブレーションの
実行態様を示すデータ等を採用することができる。さら
に、本発明の上記実施形態では、例えば以下のような変
形例が考えられる。
【0047】すなわち、第1の変形例では、携帯中継シ
ステム5が、発信メロディデータ付きの呼出し信号を受
けたときに、発信側携帯電話機に設定されている発信ス
テータスのみを識別し、識別した発信ステータスを示す
データ(以下、発信ステータスデータ)を生成して、そ
れを発信メロディデータ付きの呼出し信号に付加して着
信側携帯電話機に発信する。この場合、着信側携帯電話
機は、その呼出し信号を受けたときは、その信号に付加
されている発信ステータスデータが示す発信ステータス
と、自身に設定されている着信条件との双方に応じて呼
出動作を制御する。
【0048】また、第2の変形例では、携帯中継システ
ム5が、発信ステータスを確認したときに、発信ステー
タスが特定の種類(例えば「緊急」)であれば、呼出し
信号に付加されている発信メロディデータを加工する。
加工の内容としては、例えば、発信メロディのテンポを
遅くする或いは早くする、発信メロディの調を変えるな
ど、種々の内容がある。これにより、ユーザは、発信メ
ロディとそれの加工の結果(例えばテンポが早い)か
ら、発信側ユーザとそのユーザの状況、事情、又は都合
を特定することが可能である。なお、発信メロディデー
タの加工は、携帯電話機1A、1B自体が行っても良
い。
【0049】また、第3の変形例では、携帯電話機1
A、1Bが、着信した呼出し信号に付加されている発信
メロディデータを、ユーザからの要求に応じて発信メロ
ディ格納領域11に格納する機能を持つ。すなわち、ユ
ーザは、自由に、他人からの発信メロディデータを自分
の発信メロディデータとして使用することが可能であ
る。
【0050】また、第4の変形例では、発信メロディ格
納領域11には、複数の発信メロディデータを格納する
ことが可能である。この場合、携帯電話機1A、1B
は、発信メロディ格納領域11に格納されている複数の
発信メロディデータ(予め用意されている複数の初期メ
ロディデータを含んでいても良い)の中から、ユーザに
選択された又は自動でランダムに選択した発信メロディ
データを呼出し信号に付加して発信することができる。
【0051】また、第5の変形例では、携帯電話機1
A、1Bは、呼出し信号を発信するときに、発信メロデ
ィデータに代えて或いは加えて、発信ステータスデータ
を呼出し信号に付加して発信する。携帯電話機1A、1
Bは、発信ステータスデータ付きの呼出し信号を着信し
たときは(別の言い方をすれば、着信側のユーザが着信
に応答する前に)、その呼出し信号に付加されている発
信ステータスデータが示す発信ステータスを、着信した
携帯電話機のユーザに報知する。なお、発信ステータス
を着信側のユーザに報知する方法として、例えば、
(1)発信ステータスに応じて着信音のテンポを変え
る、(2)発信ステータスに応じて着信音の音量を変え
る((1)及び(2)の方法における着信音は、発信メ
ロディデータが付加されていればそのデータが示す発信
メロディであっても良いし、それが付加されていなけれ
ば、予め着信側携帯電話機に設定されている着信音であ
っても良い)、(3)発信ステータスに応じてバイブレ
ーションの仕方を変える(例えば、バイブレーションの
リズムを変える、バイブレーションの大きさを変えるな
ど)する、(4)発信ステータスをディスプレイ画面に
表示する、などの方法がある。
【0052】また、第6の変形例では、携帯電話機1
A、1Bは、着信時の動作を制限するための機能、例え
ば、「マナーモード」と呼ばれる機能(具体的には、例
えば、現在設定されている呼出動作内容(着信音の音量
や、着信したときにバイブレーションを実行するか否か
等)に関わらず、ユーザにその機能の実行を命令された
ときには、着信音量をゼロ、バイブレーションを実行す
る旨を設定する機能)を有しており、更に、特定の条
件、例えば、発信側の発信ステータスに応じてそれを解
除することができる機能も有している。この場合、携帯
電話機1A、1Bは、着信するときに、例えば、「発信
側が緊急時であればマナーモード解除」という条件が設
定されていれば、たとえ、マナーモード機能を実行中で
あっても、発信側携帯電話機に設定されている発信ステ
ータスが「緊急」であるとき、現在実行中のマナーモー
ドを解除して、マナーモード実行前に設定されていた呼
出動作内容(例えばマナーモード実行前に設定されてい
た着信音量で着信音を鳴らす)で動作する。
【0053】さらに、本発明では、以下のような第1〜
第5の別の実施形態も考えられる。
【0054】図3は、第1の別の実施形態に係るシステ
ムを示す。なお、この図では、上述した実施形態に係る
システムと同一の構成要素については、同一の参照番号
を付してある(これについては、以下の図についても同
様である)。以下、第1の別の実施形態と上述した実施
形態との相違点を主に説明する。
【0055】携帯電話機1A、1Bのデータ記憶領域に
は、発信ステータス記録テーブル13に代えて、着信ス
テータス記録テーブル42が備えられる。
【0056】着信ステータス記録テーブル42には、着
信側のユーザの状況、事情、又は都合等を表す情報(以
下、着信ステータス)が記録される。具体的には、着信
ステータス記録テーブル42には、ユーザが設定可能な
着信ステータスとして、例えば図示のように、「会議
中」、「電車内」、及び「運転中」などが用意されてお
り、それらの着信ステータスのうち、ユーザの現在の状
況、事情、又は都合等に応じて選択された着信ステータ
スに対して、例えば図示しない制御プログラムがフラグ
を立てることで、着信ステータスが設定される(図示の
例では、○印で表すように、携帯電話機1Aには「電車
内」が着信ステータスとして設定されており、携帯電話
機1Bには「会議中」が発信ステータスとして設定され
ている)。
【0057】以下、図3を参照して、この第1の別の実
施形態における携帯電話機1A、1Bと携帯中継システ
ム5の機能、及び、この第1の別の実施形態において発
信側ユーザが発信するときの流れを説明する。以下の説
明では、Aさんを発信側ユーザ、Bさんを着信側ユーザ
とする。
【0058】携帯電話機1Aは、Aさんの要求に応じ
て、Aさんに選択された発信メロディデータをダウンロ
ードし(ステップS12)、ダウンロードした発信メロ
ディデータを発信メロディ格納領域11に格納する。
【0059】その後、携帯電話機1Aは、着信側である
Bさん携帯電話機1Bの電話番号の入力と、発信命令と
を受けたとき、発信メロディ格納領域11内の発信メロ
ディデータ(ユーザに設定された初期着信音データでも
良い)を読み込んで呼出し信号に付加し、発信メロディ
データ付きの呼出し信号を発信する(S13)。
【0060】携帯中継システム5は、発信メロディデー
タ付きの呼出し信号を受けたら(S14)、着信側携帯
電話機1Bに設定されている着信条件と着信ステータス
を、例えば着信側携帯電話機1Bと交信することで確認
する(S15)。
【0061】その結果、携帯中継システム5は、着信条
件が「着信可」であれば(S16でY)、ステップS1
4で受けた発信メロディデータ付きの呼出し信号をBさ
ん携帯電話機1Bに送る。Bさん携帯電話機1Bは、携
帯中継システム5から発信メロディデータ付きの呼出し
信号が発信されて来たときは、その呼出し信号を着信
し、その信号に付加されている発信メロディデータに基
づいて発信メロディを再生(出力)する(S20)。
【0062】一方、ステップS15の確認の結果、携帯
中継システム5は、着信条件が「着信可」以外であれば
(S16でN)、着信側携帯電話機1Bで設定されてい
る着信条件及び着信ステータスの少なくともいずれか一
方(例えば双方)を、発信側携帯電話機1Aを介してA
さんに通知する(S17)。具体的に言うと、例えば、
図示のように、着信側携帯電話機1Bに設定されている
着信ステータスが「会議中」、着信条件が「緊急時のみ
着信可」であれば、携帯中継システム5は、例えば、
『着信側の方は現在「会議中」で、「緊急時のみ着信
可」としております』という音声メッセージを発信側ユ
ーザAさんに通知する。また、携帯中継システム5は、
着信条件が「着信不可」であれば、着信ステータスの内
容に拘わらず、例えば『着信側は着信することができま
せん』という音声メッセージを発信側ユーザAさんに通
知する。
【0063】その後、携帯中継システム5は、ステップ
S15で確認した着信条件が、「緊急時のみ着信可」と
「着信不可」のうち、「着信不可」であれば、所定の処
理、例えば、発信側のAさん携帯電話機1Aの回線を留
守番電話センタにつなぐ(S18でN)。
【0064】一方、携帯中継システム5は、ステップS
15で確認した着信条件が「緊急時のみ着信可」であれ
ば、発信側ユーザAさんに、緊急時であるか否かを問い
合わせる。具体的には、例えば、携帯中継システム5
は、『緊急時であれば、着信側の方の電話番号を入力し
てください』という音声メッセージを発信側ユーザAさ
んに送る。
【0065】この後、携帯中継システム5は、上記問合
せに対する応答して、発信側ユーザAさんから緊急時で
ない旨を受けた(上記例で言えば、着信側ユーザBさん
の電話番号が入力されない)ときは、所定の処理、例え
ば、発信側のAさん携帯電話機1Aの回線を留守番電話
センタにつなぎ(S18でN)、緊急時である旨を受け
たときは(上記例で言えば、着信側の電話番号が入力さ
れたときは)(S18でY)、ステップS14で受けた
呼出し信号に付加されている発信メロディデータを加工
し(例えば発信メロディのテンポを早くする等して)、
加工した発信メロディデータ付きの呼出し信号を着信側
のBさん携帯電話機1Bに発信する(S19)。Bさん
携帯電話機1Bは、加工された発信メロディデータ付き
の呼出し信号が発信されて来たときは、その呼出し信号
を着信し、その信号に付加されている加工された発信メ
ロディデータが表す発信メロディを再生(出力)する
(S20)。
【0066】この第1の別の実施形態によれば、発信側
ユーザは、着信側の着信ステータス、つまり、着信側ユ
ーザの状況、事情、又は都合等を知ることができ、それ
に応じて、着信側を呼び出すか否かを選択することがで
きる。
【0067】以上が、第1の別の実施形態の説明であ
る。次に、第2の別の実施形態について説明する。
【0068】図4は、第2の別の実施形態に係るシステ
ムを示す。
【0069】メロディ管理センタ3は、記憶装置51を
備え、記憶装置51内に、発信メロディ管理テーブル5
3を備える。発信メロディ管理テーブル53には、複数
の発信メロディデータと、複数の発信メロディデータの
各々に対応した発信メロディID(発信メロディデータ
を識別するコード)とが登録されている。メロディ管理
センタ3は、携帯電話機から発信メロディIDの要求を
受け付け、或る発信メロディIDの要求を受けたとき
は、その発信メロディIDを、要求元の携帯電話機にダ
ウンロードする。
【0070】携帯電話機1A、1Bは、発信メロディI
Dを格納するための発信メロディID格納領域31を備
える。携帯電話機1A、1Bは、ユーザの要求に応じ
て、メロディ管理センタ3にアクセスし、ユーザ所望の
発信メロディIDをメロディ管理センタ3からダウンロ
ードし、ダウンロードした発信メロディIDを発信メロ
ディID格納領域31に格納する。
【0071】携帯中継システム5は、記憶装置101を
備え、記憶装置101内に、ユーザ管理テーブル103
を備える。ユーザ管理テーブル103には、複数のユー
ザの各々に対応した、ユーザ情報(例えば、ユーザの氏
名、携帯電話番号など)、位置情報(例えば、基地局と
携帯電話機との交信により把握される携帯電話機の位
置)、課金情報(例えば、通話や他のサービスの使用で
課金された金額)、発信時刻(例えば、最近の発信時
刻)、着信時刻(例えば、最近の着信時刻)、発信メロ
ディID(例えば、最近の発信時に送られて来た発信メ
ロディID)、及び発信メロディデータ(このテーブル
103に登録されている発信メロディIDに対応した発
信メロディデータ)が登録されている。
【0072】以下、図4を参照して、携帯電話機1A、
1Bと携帯中継システム5の機能、及び、この第2の実
施形態において発信側ユーザが携帯電話機を用いて発信
するときの流れを説明する。以下の説明では、Aさんを
発信側ユーザ、Bさんを着信側ユーザとする。
【0073】まず、携帯電話機1Aが、Aさんの要求に
応じて、メロディ管理センタ3にアクセスし、Aさんが
要求する発信メロディIDをダウンロードし(ステップ
S31)、ダウンロードした発信メロディIDを発信メ
ロディID格納領域31に格納する。
【0074】その後、携帯電話機1Aは、呼出し信号を
発信する時、発信メロディID格納領域31に格納され
ている発信メロディIDを読み込んで呼出し信号に付加
し、発信メロディIDを付加した呼出し信号を発信する
(S32)。
【0075】携帯中継システム5は、発信メロディID
付きの呼出し信号を受けたら、受けた呼出し信号に付加
されている発信メロディID(以下、「受けた発信メロ
ディID」と言う)と、ユーザ管理テーブル103に登
録されているAさんの発信メロディIDとが同一である
か否かを調べる(S33)。
【0076】それを調べた結果、受けた発信メロディI
Dとテーブル103に登録されているAさんの発信メロ
ディIDとが同一であれば、携帯中継システム5は、ユ
ーザ管理テーブル103に登録されている発信メロディ
データを取得しそれを呼出し信号に付加してBさん携帯
電話機1Bに発信する(S35)。Bさん携帯電話機1
Bは、携帯中継システム5から発信メロディデータ付き
の呼出し信号が発信されて来たときは、その呼出し信号
を着信し、呼出し信号に付加されている発信メロディデ
ータが表す発信メロディを再生(出力)する(S3
6)。
【0077】一方、ステップS33の結果、受けた発信
メロディIDとテーブル103に登録されているAさん
の発信メロディIDが異なっていれば、携帯中継システ
ム5は、メロディ管理センタ3にアクセスし、受けた発
信メロディIDに対応する発信メロディデータをメロデ
ィ管理センタ3からダウンロードする(S34)。そし
て、携帯中継システム5は、受けた発信メロディID
と、ダウンロードした発信メロディデータとをテーブル
103のAさんに対応する場所に登録すると共に、ダウ
ンロードした発信メロディデータを呼出し信号に付加し
てBさん携帯電話機1Bに発信する(S35)。これに
より、Bさん携帯電話機1Bは、ステップS36を実行
する。
【0078】以上が、第2の別の実施形態についての説
明である。次に、第3の別の実施形態について説明す
る。
【0079】図5は、第3の別の実施形態に係るシステ
ムを示す。
【0080】メロディ管理センタ3の記憶装置51内
に、発信メロディのアーティストを識別するID(以
下、アーティストID)が登録されているアーティスト
ID管理テーブル96が備られる(アーティストID
は、例えば、発信メロディが或る歌謡曲の伴奏(つまり
歌声なし)であるとき、その歌謡曲の歌手を識別するI
D)。また、メロディ管理センタ3の記憶装置51内
に、アーティストID別に、発信メロディ管理テーブル
97A、97B、…が備えられる。発信メロディ管理テ
ーブル97A、97B、…には、1又は複数の発信メロ
ディデータと、各々の発信メロディデータに対応した発
信メロディ情報(例えば図示のように、発信メロディI
Dと、発信メロディの公開日を示すメロディ公開日)と
が登録されている。
【0081】携帯電話機1A、1Bは、アーティストI
Dを格納するためのアーティストID格納領域68を備
える。携帯電話機1A、1Bは、ユーザの要求に応じ
て、メロディ管理センタ3にアクセスし、ユーザ所望の
アーティストIDをメロディ管理センタ3からダウンロ
ードし、ダウンロードしたアーティストIDをアーティ
ストID格納領域68に格納する。
【0082】携帯中継システム5の記憶装置101内に
格納されているユーザ管理テーブル103には、第2の
別の実施形態で説明した諸情報のうち、発信メロディI
Dに代えて(又は加えて)、アーティストID(例え
ば、最近受けたアーティストID)と、発信メロディ選
択ルール(アーティストIDを用いて発信メロディデー
タを選択するときのルール)とが登録される。発信メロ
ディ選択ルールは、予め設定されているものであっても
良いし、着信側ユーザ又は発信側ユーザが設定できるも
のであっても良い。
【0083】以下、図5を参照して、携帯電話機1A、
1Bと携帯中継システム5の機能、及び、この第2の実
施形態において発信側ユーザが携帯電話機を用いて発信
するときの流れを説明する。以下の説明では、Aさんを
発信側ユーザ、Bさんを着信側ユーザとする。
【0084】携帯電話機1Aが、Aさんの要求に応じ
て、メロディ管理センタ3にアクセスし、Aさんが要求
するアーティストIDをダウンロードし(ステップS5
1)、ダウンロードしたアーティストIDをアーティス
トID格納領域31に格納する。
【0085】その後、携帯電話機1Aは、Aさんの命令
に従って発信する時、アーティストID格納領域68に
格納されているアーティストIDを読み込んで呼出し信
号に付加し、アーティストIDを付加した呼出し信号を
発信する(S52)。
【0086】携帯中継システム5は、アーティストID
付きの呼出し信号を受けたら、ユーザ管理テーブル10
3に登録されている発信メロディ選択ルールに従って、
メロディ管理センタ3が保持する複数の発信メロディデ
ータの中から或る発信メロディデータを選択しダウンロ
ードする(S53)。具体的には、例えば、発信メロデ
ィ選択ルールが、「最新の曲を選択」であれば、携帯中
継システム5は、メロディ管理センタ3にアクセスし、
受けたアーティストIDに対応する発信メロディ管理テ
ーブルに登録されている発信メロディデータのうち、メ
ロディ公開日が最新である発信メロディデータを選択し
て、その発信メロディデータをメロディ管理センタ3か
らダウンロードする。
【0087】その後、携帯中継システム5は、ダウンロ
ードした発信メロディデータを呼出し信号に付加してB
さん携帯電話機1Bに発信する(S54)。Bさん携帯
電話機1Bは、その呼出し信号を着信したとき(S5
5)、その信号に付加されている発信メロディデータが
表す発信メロディを再生する。
【0088】以上が、第3の別の実施形態についての説
明である。なお、この第3の別の実施形態では、アーテ
ィストIDの代わりに、ロック、クラシック等の音楽の
ジャンルを表すIDなど別のIDを採用することが可能
である。また、携帯中継システム5は、ランダムに発信
メロディデータを選択しダウンロードするようにしても
良い。
【0089】次に、第4の別の実施形態について説明す
る。
【0090】図6は、第4の別の実施形態に係るシステ
ムを示す。
【0091】メロディ管理センタ3は、記憶装置51内
に、複数の発信メロディデータが登録されている発信メ
ロディ管理テーブル57を備えている。メロディ管理セ
ンタ3は、ユーザからの要求に応じて、ユーザ所望の発
信メロディデータに対し、ユーザ情報、例えばユーザの
携帯電話番号(以下、ユーザ電話番号)を対応付けて登
録することができる。
【0092】携帯電話機1A、1Bは、自分に与えられ
ている電話番号(つまりユーザ電話番号)を記憶してい
る。
【0093】以下、図6を参照して、この第4の別の実
施形態における携帯電話機1A、1Bと携帯中継システ
ム5の機能、及び、この第4の別の実施形態において発
信側ユーザが携帯電話機を用いて発信するときの流れを
説明する。以下の説明では、Aさんを発信側ユーザ、B
さんを着信側ユーザとする。
【0094】Aさんが、携帯電話機1Aを用いてメロデ
ィ管理センタ3にアクセスし、メロディ管理センタ3に
対して、所望の発信メロディデータを指定し、且つ、A
さんのユーザ電話番号をメロディ管理センタ3に入力す
る(S41)。メロディ管理センタ3は、Aさんに指定
された発信メロディデータと、入力されたユーザ電話番
号とを対応付けて登録する(S42)。
【0095】そして、携帯電話機1Aは、従来と同様
に、記憶しているユーザ電話番号と共に呼出し信号を発
信する(S43)。
【0096】携帯中継システム5は、Aさん携帯電話機
1Aから呼出し信号を受けたら、メロディ管理センタ3
にアクセスし、Aさん携帯電話機1Aからの呼出し信号
と共に受けたAさんのユーザ電話番号に対応した発信メ
ロディデータをメロディ管理センタ3からダウンロード
する(S44)。そして、携帯中継システム5は、ダウ
ンロードした発信メロディデータを呼出し信号に付加し
てBさん携帯電話機1Bに発信する。Bさん携帯電話機
1Bは、呼出し信号を着信し(S46)、呼出し信号に
付加されている発信メロディデータが表す発信メロディ
を着信音として再生する。
【0097】以上が、第4の別の実施形態についての説
明である。次に、第5の別の実施形態について説明す
る。
【0098】図7は、本発明の第5の別の実施形態に係
るシステムを示す。
【0099】第5の別の実施形態では、メロディ管理セ
ンタ3が保持する発信メロディデータに、特定のデー
タ、例えば図示のように広告情報(例えば、文字、静止
画、動画など)が付加されている。
【0100】以下、図7を参照して、携帯電話機1A、
1Bと携帯中継システム5の機能、及び、この第7の実
施形態において発信側ユーザが携帯電話機を用いて発信
するときの流れを説明する。以下の説明では、Aさんを
発信側ユーザ、Bさんを着信側ユーザとする。
【0101】携帯電話機1Aが、Aさんの要求に応じ
て、メロディ管理センタ3にアクセスし、Aさんが要求
する、広告情報付きの発信メロディデータをダウンロー
ドし(ステップS71)、ダウンロードした発信メロデ
ィデータを発信メロディデータ格納領域11に格納す
る。
【0102】その後、携帯電話機1Aは、呼出し信号を
発信する時、発信メロディデータ格納領域11に格納さ
れている発信メロディデータを読み込んで呼出し信号に
付加し、発信メロディデータを付加した呼出し信号を携
帯中継システム5を介してBさん携帯電話機1Bに発信
する(S72)。
【0103】Bさん携帯電話機1Bは、広告情報付きの
発信メロディデータが付加された呼出し信号を着信し、
その呼出し信号に付加されている発信メロディデータが
表す発信メロディを着信音として再生(出力)すると共
に、その発信メロディデータに付加されている広告情報
をBさんに報知、例えば広告情報をディスプレイ画面9
3に表示する(S73)。
【0104】以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を
説明したが、これらは本発明の説明のための例示であっ
て、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣
旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステム及び流れを
示す図。
【図2】携帯中継システム5が保持する処理マトリクス
を示す図。
【図3】本発明の第1の別の実施形態に係るシステム及
び流れを示す図。
【図4】本発明の第2の別の実施形態に係るシステム及
び流れを示す図。
【図5】本発明の第3の別の実施形態に係るシステム及
び流れを示す図。
【図6】本発明の第4の別の実施形態に係るシステム及
び流れを示す図。
【図7】本発明の第5の別の実施形態に係るシステム及
び流れを示す図。
【符号の説明】
1A、1B 携帯電話機 3 メロディ管理センタ 5 携帯中継システム 11 発信メロディ格納領域 13 発信ステータス記録テーブル 15 着信条件記録テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都築 由里子 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 5K027 AA11 FF03 FF28 5K067 AA34 BB04 DD27 EE02 EE06 FF13 GG11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信端末と、通信端末間を通話可
    能に接続する通信中継システムとを備えた通信システム
    において、 各通信端末は、 発信時に、着信側の通信端末の着信動作を制御する着信
    制御信号を送出する着信制御手段と、 着信時に、発信側の通信端末から発された着信制御信号
    に従った着信動作を実行する着信手段とを備える通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記着信制御信号は、着信動作の種類を
    表す着信動作種類データを含み、 前記着信手段は、前記着信動作種類データが表す種類の
    着信動作を実行する請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記着信制御信号は、着信動作の実行態
    様を指定する着信態様指定データを含み、 前記着信手段は、前記着信態様指定データが指定する実
    行態様で所定の種類の着信動作を実行する請求項1記載
    の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記着信制御信号は、発信側のステータ
    スを表す発信ステータスデータを含み、 前記着信手段は、前記発信ステータスデータが示す発信
    ステータスを前記着信側の通信端末のユーザに報知する
    請求項1記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記着信制御信号は、前記通信中継シス
    テムに対して着信動作の種類を選択させるための選択指
    示データを含み、 前記通信中継システムは、前記選択指示データに応じ
    て、特定の着信動作の種類それ自体を選択し、前記選択
    した着信動作の種類それ自体を示す着信動作種類データ
    を着信側の通信端末に送り、 前記着信手段は、前記通信中継システムから受けた着信
    動作種類データに基づいて前記選択された種類の着信動
    作を実行する請求項1記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 発信時に、着信側の通信端末の着信動作
    を制御する着信制御信号を送出する着信制御手段と、 着信時に、発信側の通信端末から発された着信制御信号
    に従った着信動作を実行する着信手段とを備える通信端
    末。
  7. 【請求項7】 通信端末間を通話可能に接続する通信中
    継システムにおいて、 発信側の通信端末から発された信号に基づいて、着信側
    の通信端末の着信動作を制御する着信制御信号を、着信
    側の通信端末に送出する手段を備える通信中継システ
    ム。
  8. 【請求項8】 着信側の通信端末の着信動作を制御する
    着信制御信号を着信側の携帯通信端末に送出するステッ
    プと、 着信時に、送出されて来た着信制御信号に従った着信動
    作を実行するステップとを有する通信方法。
  9. 【請求項9】 着信側の通信端末の着信動作を制御する
    着信制御信号を着信側の通信端末に送出するステップを
    コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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