JP2002207489A - 着メロサービス方法および着メロサービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 好みの部分を容易に着メロとして編集し電話
機で演奏可能とする着メロサービス方法を得る。 【解決手段】 ＭＤやＣＤ等の顧客持参メディア１をデ
ータ読取装置のメディア挿入口２へ挿入し、読み取った
音楽ソースの曲目を一覧表示させた画面内から希望する
曲目を選択する。着メロとして設定する音楽フレーズの
フレーズ選択画面４から選択された音楽ソースを、一フ
レーズ毎に区分表示させ、この表示画面内から、好みの
フレーズを選択して着メロとする。編曲５で複数のフレ
ーズの再生手順を設定する。接続ライン６により、上記
で編集した着メロのデータを携帯電話機／ＰＨＳ電話機
７へ転送し、記憶した着メロのデータは、電話着信時、
または好みの時に随時再生する。好みの、および他と差
別化された着メロを作成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、着メロサービス方
法および着メロサービスシステムに関し、例えば、気に
入ったフレーズの着メロの演奏を可能とする着メロサー
ビス方法および着メロサービスシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、着メロサービス方法および着メロ
サービスシステムは一般に、既成の着メロの中から顧客
が希望する着メロをダウンロードするサービスとして適
用されている。ダウンロードされた着メロの好みの部分
のみを着メロとするためには、自分で選別して再入力す
るかパソコンを用いて自分で編集または作曲する等の操
作を行う。

【０００３】本発明と技術分野の類似する先願発明例１
として、特開２０００−１９４９３２号公報の「電子情
報自動販売装置」がある。本先願発明例１の電子情報自
動販売装置では、デジタルコンテンツの自動販売装置に
おいて、ユーザー側で広告情報を選択することができな
いという課題の解決を図っている。この目的において、
広告情報の有無を選択し、広告情報有りを選択した場合
には、コンテンツ情報と広告情報とを媒体に書き込み、
広告情報なしを選択した場合には、コンテンツ情報のみ
を書き込むこととしている。

【０００４】先願発明例２の特開２０００−２９３５７
４号公報の「デジタルコンテンツ送／受信システム」
は、第２の情報処理装置から課金情報に係る処理手続き
が終了した旨の通知があったとき、第２の情報処理装置
によるデジタルコンテンツの読み取りを許可することと
している。これにより、デジタルコンテンツに関する権
利者の正当な権利行使の保証を図っている。

【０００５】先願発明例３の特開平１１−２６１６７２
号公報の「携帯端末装置」は、複数の音声信号を識別を
付けて外部から録音でき、その中から識別名にて任意に
選択した音声信号を着信音とすることを可能としてい
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の着メロダウンロードサービスは、曲によって決まっ
た部分のフレーズしか着メロとしてダウンロードできな
いという問題点を伴う。顧客によっては、既成の着メロ
の好みの部分のみを着メロとしてダウンロードしたいと
いう要求もあると思われる。

【０００７】好みの部分を着メロとして入力するために
は、自分で入力するかパソコンを用いて自分で編集作業
を実行するか、または作曲することになり、これらは手
間のかかる作業となる。また、先願発明例では、独自の
着信音を得るために、複数の音声信号に識別を付けて外
部から録音している。

【０００８】本発明は、好みの部分を容易に着メロとし
て編集し電話機で演奏可能とする着メロサービス方法お
よび着メロサービスシステムを提供することを目的とす
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、コンピュータ上で希望する
曲目を選択する曲目選択工程と、曲目の中の所定のフレ
ーズを着メロとして設定して編集する編集工程と、編集
した着メロのデータを演奏させる機器へ転送する転送工
程とを有し、編集されたデータを着メロとして演奏可能
としたことを特徴としている。

【００１０】また、上記の編集は、複数の曲目、複数の
フレーズの中から選択したフレーズの編集であり、一フ
レーズ毎に区分表示させた表示画面から選択した複数の
フレーズの編集であるとよい。

【００１１】さらに、上記の着メロのデータは、パソコ
ンと接続されたＭＤやＣＤ等の音楽メディアのデータ、
またはオンラインでダウンロードしたメロディデータを
含むデータであり、編集した着メロのデータを演奏させ
る機器は、携帯電話機、ＰＨＳ電話機を含む電話機であ
るとするとよい。

【００１２】請求項６記載の発明は、音楽メディアの音
楽データを再生する音楽データ再生機、または音楽デー
タを外部から受信する受信部と、再生または受信した音
楽データから曲目およびフレーズを選択し着メロとして
編集し、該編集した着メロのデータを演奏させる機器へ
転送するコンピュータとを有し、転送されたデータを受
信した所定の電話機が着メロとして演奏可能としたこと
を特徴としている。

【００１３】

【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による着メロサービス方法および着メロサービスシステ
ムの実施形態を詳細に説明する。図１および図２を参照
すると、本発明の着メロサービス方法および着メロサー
ビスシステムの一実施形態が示されている。

【００１４】図１に、本発明の実施例を示す。図１は、
本実施形態の着メロサービスの手順例を概念的に図化し
たものである。この手順例は、顧客持参メディア１の選
択、メディア挿入口２へ投入、曲選択画面３、フレーズ
選択画面４、編曲５、被転送機器との接続ライン６、携
帯（電話機）／ＰＨＳ（電話機）７、のそれぞれを表し
ている。

【００１５】また、図２は、本実施形態の着メロサービ
スを実行するシステムの構成例を示すブロック図であ
る。図２において、着メロサービスを実行するシステム
は、データ読取装置１０、パーソナルコンピュータ（Ｐ
Ｃ）２０、携帯電話機／ＰＨＳ電話機７により構成され
る。なお、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）２０が読み
取りを行うメディアのデータ読取装置を内蔵している場
合は、データ読取装置１０は不要である。さらに、デー
タ読取装置１０とパーソナルコンピュータ（ＰＣ）２０
とは、着メロ設定用の専用機であってもよい。

【００１６】顧客持参メディア１は、顧客自身が持参し
ているＭＤやＣＤ等の音楽メディア１を指す。ただし、
勿論知人から借りた物、レンタルショップからの賃貸メ
ディアでもよい。さらに、パーソナルコンピュータ（パ
ソコン／ＰＣ）２０が、オンラインでダウンロードした
メロディデータでもよい。

【００１７】メディア挿入口２は、パソコン２０等と接
続されたＭＤやＣＤ等の音楽メディアデータ読取装置１
０の挿入口である。さらに、ここでいうパソコン（ＰＣ
／パーソナル・コンピュータ）２０は、ここで実行する
音楽メディアデータ読み取りから、以降の曲選択、フレ
ーズ選択、編曲、携帯電話機／ＰＨＳ電話機７の被転送
機器へのデータ転送を実行するための、所定のプログラ
ムソフトウェアが実装済みの機器である。また、既述の
とおり専用機であってもよい。

【００１８】曲選択画面３は、パソコン２０に表示され
る一画面であり、上記音楽メディアから読み取った音楽
ソースの曲目を、一覧表示させる画面である。操作者
は、この曲選択画面３上に表示された画面内から希望す
る曲目を選択実行する。

【００１９】フレーズ選択画面４は、着メロとして設定
する音楽フレーズの選択画面をいう。この音楽フレーズ
の選択画面は、上記において選択された曲目の音楽ソー
スを、一フレーズ毎に区分表示させた表示画面である。
操作者は、この表示画面内から、好みのフレーズを選択
して着メロとしての採用有無を設定する。

【００２０】編曲５は、上記において選択した好みのフ
レーズが複数ある場合に、各フレーズの編曲を意味す
る。複数のフレーズの再生手順を設定する。なお、ここ
での編曲は、一の選択曲内の各フレーズ間の再生手順の
みでなく、異なる複数の選択曲の各々のフレーズを接続
編集した再生手順も含むものとする。なお、ここでの編
集曲は、編集のみでなく、いわゆる編曲操作を含むもの
であってもよい。

【００２１】被転送機器との接続ライン６は、パソコン
２０と被転送機器である携帯電話機／ＰＨＳ電話機７と
の間を接続する接続線である。この接続ライン６によ
り、上記で編集した着メロのデータを転送する。なお、
この接続ライン６は、有線／無線を問わない。

【００２２】携帯電話機／ＰＨＳ電話機７は、上記で編
集した着メロのデータをパソコン２０から受信して所定
のメモリで記憶保持する。記憶した着メロのデータは、
電話着信時、または好みの時に随時再生する。この再生
手順は、この携帯電話機／ＰＨＳ電話機７上で設定また
は操作するものとする。

【００２３】上記の着メロの編集、転送、登録手順を時
系列的に説明すると、以下のようになる。まず、操作者
である顧客が、持参したＭＤやＣＤ等の音楽メディア１
を音楽データ圧縮変換（ＭＭＫ、ＭＰ３等に）する端末
に実装されているメディア挿入口２へセットする。セッ
トされたメディアに記録されている音楽データの選曲を
選曲画面３で行う。

【００２４】曲が選択されると、フレーズ選択画面４が
起動し、音楽が流れはじめる。操作者である顧客は、フ
レーズ選択画面４の操作を行い、好みのフレーズを選択
する。

【００２５】選択されたフレーズは、編曲５によって着
メロデータに変換される。顧客が携帯／ＰＨＳ電話機７
をセットすることによって、接続ライン６により着メロ
データがダウンロードされる。

【００２６】上記の実施形態では、ＭＭＫ等のデジタル
コンテンツ提供端末において、顧客自身がいつも聞いて
いるＭＤやＣＤ等の音楽メディアから好みのフレーズを
着メロとすることができる。また、好みのフレーズを気
軽に着メロとしてダウンロードできるため顧客満足度の
向上を図ることができる。

【００２７】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例である。ただし、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形
実施が可能である。

【００２８】

【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の着メロサービス方法および着メロサービスシステム
は、顧客自身が持参しているＭＤやＣＤ等の音楽データ
を再生し、希望する曲目を選択し、さらに一フレーズ毎
に区分した好みのフレーズを選択して着メロとし、各フ
レーズの編曲・編集する。編集した着メロのデータを、
電話着信時、または好みの時に随時再生する。顧客自身
がいつも聞いている音楽から、好みのフレーズを気軽に
着メロとしてダウンロードできるため、顧客満足度の向
上を図ることができる。また、他との差別化・識別化を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の着メロサービス方法の実施形態の手順
例を概念的に示した図である。

【図２】本発明の着メロサービス装置の実施形態を示し
た構成ブロック図である。

【符号の説明】

１ 顧客持参メディア ２ メディア挿入口 ３ 曲選択画面 ４ フレーズ選択画面 ５ 編曲・編集 ６ 接続ライン ７ 携帯電話機／ＰＨＳ電話機

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータ上で希望する曲目を選択す
   る曲目選択工程と、 前記曲目の中の所定のフレーズを着メロとして設定して
   編集する編集工程と、 前記編集した着メロのデータを演奏させる機器へ転送す
   る転送工程とを有し、 前記編集されたデータを着メロとして演奏可能としたこ
   とを特徴とする着メロサービス方法。
2. 【請求項２】 前記編集は、複数の曲目、複数のフレー
   ズの中から選択したフレーズの編集であることを特徴と
   する請求項１記載の着メロサービス方法。
3. 【請求項３】 前記編集は、一フレーズ毎に区分表示さ
   せた表示画面から選択した複数のフレーズの編集である
   ことを特徴とする請求項２記載の着メロサービス方法。
4. 【請求項４】 前記着メロのデータは、前記パソコンと
   接続されたＭＤやＣＤ等の音楽メディアのデータ、また
   はオンラインでダウンロードしたメロディデータを含む
   データであることを特徴とする請求項１から３のいずれ
   かに記載の着メロサービス方法。
5. 【請求項５】 前記編集した着メロのデータを演奏させ
   る機器は、携帯電話機、ＰＨＳ電話機を含む電話機であ
   ることを特徴とする請求項１から４のいずれかに記載の
   着メロサービス方法。
6. 【請求項６】 音楽メディアの音楽データを再生する音
   楽データ再生機、または音楽データを外部から受信する
   受信部と、 前記再生または受信した音楽データから曲目およびフレ
   ーズを選択し着メロとして編集し、該編集した着メロの
   データを演奏させる機器へ転送するコンピュータとを有
   し、 前記転送されたデータを受信した所定の電話機が着メロ
   として演奏可能としたことを特徴とする着メロサービス
   システム。