JP2001160850A - 身体装着型携帯電話端末、音楽再生システム、及び電話端末 - Google Patents

身体装着型携帯電話端末、音楽再生システム、及び電話端末

Info

Publication number
JP2001160850A
JP2001160850A JP34222599A JP34222599A JP2001160850A JP 2001160850 A JP2001160850 A JP 2001160850A JP 34222599 A JP34222599 A JP 34222599A JP 34222599 A JP34222599 A JP 34222599A JP 2001160850 A JP2001160850 A JP 2001160850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
music
data
unit
telephone
mobile phone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34222599A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP34222599A priority Critical patent/JP2001160850A/ja
Publication of JP2001160850A publication Critical patent/JP2001160850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、良好な音量で高品質な通話
が可能であり、かつ、自然な体勢で通話が可能な身体装
着型携帯電話端末、音楽再生装置、及び電話端末を提供
することを目的とする 【解決手段】 携帯電話本体1Bとバンド部材1Bとを
バックル部1Dで着脱可能に連結し、かつ、バンド部材
1Bの一端側に通話用のマイク部1Cを、また携帯電話
本体1A及びバンド部材1Bのいずれか一方に通話用の
スピーカ部1Eをそれぞれ設けるようにし、バックル部
1Dを外した際には、携帯電話本体1Aを手に持ち、通
話用のマイク部1Cを使用者の口元に、また通話用のス
ピーカ部1Eを使用者の耳元にそれぞれ位置させた状態
で、相手と通話を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体装着型携帯電
話端末、音楽再生システム、及び電話端末に係り、詳細
には、携帯時に身体に装着して使用することが可能な電
話端末、及び当該電話端末を利用した音楽再生システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から腕装着型の携帯電話が知られて
いる。従来の腕装着型の携帯電話の場合、使用者の手首
に携帯電話本体に設けたバンドを装着した状態で、携帯
電話本体に設けられた通話用マイク部に話しかけ、また
同本体に設けられた通話用のスピーカから相手先の音声
を聞きながら、相手先との通話を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、使用者の手
首に装着した携帯電話本体の通話用マイク部及び通話用
のスピーカ部が使用者の口元及び耳元と離れた位置にな
りがちとなり、良好な音量での通話が出来ないものであ
った。
【0004】また、通話用マイク部及び通話用のスピー
カ部を使用者の口元及び耳元の双方に近づけようとすれ
ば、使用者の口元及び耳元に対し、手首を不自然な体勢
で近づけることとなるなど、その使い勝手は好ましいも
のではなかった。
【0005】この発明は、こうした従来の問題を解決す
るためになされたものであり、良好な音量で高品質な通
話が可能であり、かつ、自然な体勢で通話が可能な身体
装着型携帯電話端末を提供することを目的とする。
【0006】また、この発明は、身体装着型音楽再生装
置を身体に装着した使用者のために、いつでもどこにい
ても迅速かつ簡単に希望する音楽データを取得してその
取得した音楽データに基づいた音楽の再生が可能な音楽
再生システムを提供することを目的とする。
【0007】さらに、この発明は、電話使用者のため
に、いつでもどこにいても迅速かつ簡単に希望する音楽
を取得することができ、かつ、電話の着信の際に、この
取得した音楽データに基づいて音楽を再生することが可
能な電話端末を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を1例として例示する。符号等は、後述
する図面参照符号等である。
【0009】請求項1記載の発明の身体装着型携帯電話
端末(例えば、図1〜図3に示す電話端末1)は、相手
と通話が可能な携帯電話本体(例えば、図1及び図2に
示す携帯電話本体1A)と、この携帯電話本体を使用者
の身体(例えば、手首や二の腕)に装着させるバンド部
材(例えば、図1及び図2に示すバンド部1B)と、こ
のバンド部材の一端側に設けられた通話用マイク部(例
えば、図1及び図2に示すマイク部1C)と、前記携帯
電話本体と前記バンド部材とを着脱可能に連結する連結
部(例えば、図1及び図2に示すバックル部1D)と、
前記携帯電話本体および前記バンド部材のいずれか一方
に設けられた通話用スピーカ部(例えば、図1及び図2
に示すスピーカ部1E)と、を備えたことを特徴として
いる。
【0010】この請求項1記載の発明の身体装着型携帯
電話端末によれば、相手と通話が可能な携帯電話本体
と、この携帯電話本体を使用者の身体に装着させるバン
ド部材と、このバンド部材の一端側に設けられた通話用
マイク部と、前記携帯電話本体と前記バンド部材とを着
脱可能に連結する連結部と、前記携帯電話本体および前
記バンド部材のいずれか一方に設けられた通話用スピー
カ部と、を備えて構成される。
【0011】したがって、携帯電話本体とバンド部材と
を連結部で着脱可能に連結し、かつ、バンド部材の一端
側に通話用のマイク部を、また携帯電話本体及びバンド
部材のいずれか一方に通話用のスピーカ部をそれぞれ設
けるようにしている。このため、携帯電話本体とバンド
部材とを連結部を介して連結した際には、携帯電話本体
をバンド部材にて使用者の身体(例えば、手首、二の
腕)に迅速かつ簡単に装着することができるばかりでな
く、携帯電話本体とバンド部材とを連結部から取り外し
た際には、携帯電話本体を手に持ち、通話用のマイク部
を使用者の口元に、また通話用のスピーカ部を使用者の
耳元にそれぞれ位置させた状態で、相手と通話を行うこ
とができ、この結果、良好な音量で高品質な通話が可能
であり、かつ、自然な体勢で通話を行うことができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の身体装着型携帯電話端末において、外部(例えば、
図3に示す音楽配信センター)から配信された音楽デー
タを受信する受信部(例えば、図3に示す送受信部9;
図10のC10〜C16)と、この受信部により受信さ
れた音楽データを記憶する記憶部(例えば、図3及び図
4に示す内部RAM7または外部RAM8;図10のC
16)と、この記憶部に記憶された音楽データに基づい
て、音楽を再生する音楽再生部(例えば、図3に示す音
再生部13;図15のE1〜E8)と、を更に備えたこ
とを特徴としている。
【0013】この請求項2記載の発明の身体装着型携帯
電話端末によれば、受信部により、外部から配信された
音楽データを受信し、この受信部により受信された音楽
データを記憶部に記憶し、音楽再生部により、この記憶
部に記憶された音楽データに基づいて、音楽を再生す
る。
【0014】したがって、外部から配信された音楽デー
タを受信し、この受信された音楽データに基づいて携帯
電話本体を身体に装着した状態で、音楽を再生させるこ
とができるので、使用者はいつでもどこにいても希望の
音楽を迅速かつ簡単に聴取することができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の身体装着型携帯電話端末において、電話モードと音
楽モードとのいずれかのモードに設定するモード設定部
(例えば、図1及び図2に示すモードスイッチ3a,3
c)と、このモード設定部の設定により前記電話モード
が設定されている際は、前記携帯電話本体による通話が
可能となり、前記モード設定部の設定により前記音楽モ
ードが設定されている際は、前記音楽再生部により音楽
の再生が可能となるように制御する制御部(例えば、図
3に示すCPU2;図5のS1〜S4、図6、図15)
と、を更に備えたことを特徴としている。
【0016】この請求項3記載の発明の身体装着型携帯
電話端末によれば、モード設定部により電話モードと音
楽モードとのいずれかのモードの設定を可能とし、制御
部は、モード設定部の設定により前記電話モードが設定
されている際は、前記携帯電話本体による通話が可能と
なり、前記モード設定部の設定により前記音楽モードが
設定されている際は、前記音楽再生部により音楽の再生
が可能となるように制御する。
【0017】したがって、モード設定部の設定に応じ
て、通話及び音楽の再生のいずれか一方を携帯電話本体
を身体に装着した状態で行うことができるので、様々な
携帯機器を複数持ち歩かなくても一つの身体装着型携帯
電話端末を携帯することで、通話及び音楽再生を簡単に
切り替えて行うことができる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の身体装着型携帯電話端末において、データを表示す
る表示部(例えば、図1〜図3に示す表示部4)と、時
間を計時する時間計時部(例えば、図3に示す計時部1
2;図7のB2〜B3)と、この時間計時部により計時
された時間を前記表示部に表示させる表示制御部(例え
ば、図3に示すCPU2;図7のB4)と、を更に備え
たことを特徴としている。
【0019】この請求項4記載の発明の身体装着型携帯
電話端末によれば、時間計時部により時間を計時して、
表示制御部によって、この計時された時間を表示部に表
示させる。
【0020】したがって、携帯電話本体を身体に装着し
た状態で電話の通話機能を実現することができるのみで
なく、時間の表示による時計機能をも実現することがで
きる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の身体装着型携帯電話端末において、電話モードと、
時計モードとのいずれかのモードに設定するモード設定
部(例えば、図1及び図2に示すモードスイッチ3a,
3b)と、このモード設定部の設定により、前記電話モ
ードが設定されている際は、前記携帯電話本体による通
話が可能となり、前記モード設定部の設定により前記時
計モードが設定されている際は、前記時間計時部により
計時された時間の前記表示部への表示が可能となるよう
に制御する制御部(例えば、図3に示すCPU2;図5
のS1〜S4、図6、図7)と、を更に備えることを特
徴としている。
【0022】この請求項5記載の発明の身体装着型携帯
電話端末によれば、モード設定部により、電話モード
と、時計モードとのいずれかのモードに設定することを
可能とし、制御部は、このモード設定部の設定により、
前記電話モードが設定されている際は、前記携帯電話本
体による通話が可能となり、前記モード設定部の設定に
より前記時計モードが設定されている際は、前記時間計
時部により計時された時間の前記表示部への表示が可能
となるように制御する。
【0023】したがって、モード設定部の設定に応じ
て、通話及び時間表示のいずれか一方を携帯電話本体を
身体に装着した状態で行うことができる。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明の身体装着型携帯電話端末において、データを表示す
る表示部(例えば、図1〜図3に示す表示部4)と、前
記携帯電話本体による通話の際に使われる通話関連デー
タ(例えば、電話の相手先の電話番号)を前記表示部に
表示させる表示制御部(図3に示すCPU2)と、を更
に備えることを特徴としている。
【0025】この請求項6記載の発明の身体装着型携帯
電話端末によれば、表示制御部により、前記携帯電話本
体による通話の際に使われる通話関連データを表示部に
表示させる。
【0026】したがって、通話の際に使われる通話関連
データ(例えば、電話の相手先の電話番号)を携帯電話
本体を身体に装着した状態で表示部にて確認することが
できる。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項2記載の身
体装着型携帯電話端末において、データを表示する表示
部(例えば、図1〜図3に示す表示部4)と、前記受信
部により受信された音楽データに関する音楽関連データ
(例えば、曲名、歌詞、歌手名、演奏時間)を前記表示
部に表示させる表示制御部(例えば、図3に示すCPU
2;図15のE2、E6;図16、図17)と、を更に
備えたことを特徴としている。
【0028】この請求項7記載の発明の身体装着型携帯
電話端末によれば、表示制御部によって、前記受信部に
より受信された音楽データに関する音楽関連データを表
示部に表示させる。
【0029】したがって、音楽再生の際に音楽関連デー
タ(例えば、曲名、歌詞、歌手名、演奏時間)を携帯電
話本体を身体に装着した状態で表示部にて確認すること
ができる。
【0030】請求項8記載の発明は、使用者の身体に装
着される身体装着型音楽再生装置(例えば、図1〜図3
に示す電話端末1)と音楽配信センター(ホストサーバ
ー30)とからなる音楽再生システム(100)におい
て、前記身体装着型音楽再生装置は、前記音楽配信セン
ターから送られてきた音楽データを受信する受信手段
(例えば、図3に示す送受信部9)と、この受信手段に
より受信された音楽データを記憶する第1の記憶手段
(例えば、図3及び図4に示す内部RAM7または外部
RAM8)と、この第1の記憶手段に記憶された音楽デ
ータを再生する音楽再生手段(例えば、図1に示す音再
生部13)と、を備えており、前記音楽配信センター
(例えば、図1に示すホストサーバー30)は、音楽デ
ータを記憶する第2の記憶手段(例えば、図3に示す音
楽データROM32)と、前記身体装着型音楽再生装置
から要求された音楽データを前記第2の記憶手段から読
み出して送信する送信手段(例えば、図3に示す音楽デ
ータ配信部33)と、を備えたことを特徴としている。
【0031】この請求項8記載の発明の音楽再生システ
ムによれば、使用者の身体に装着される身体装着型音楽
再生装置と音楽配信センターとからなる音楽再生システ
ムにおいて、前記身体装着型音楽再生装置は、受信手段
によって、前記音楽配信センターから送られてきた音楽
データを受信し、この受信手段により受信された音楽デ
ータを第1の記憶手段に記憶し、音楽再生手段は、この
第1の記憶手段に記憶された音楽データを再生する。前
記音楽配信センターは、音楽データを記憶する第2の記
憶手段を備えており、送信手段は、前記身体装着型音楽
再生装置から要求された音楽データを前記第2の記憶手
段から読み出して送信する。
【0032】したがって、音楽再生装置は、音楽配信セ
ンターから送られた音楽データを受信して、この受信さ
れた音楽データに基づいて、音楽再生を行うことができ
る。このため、いつでもどこにいても迅速かつ簡単に希
望する音楽データを取得してその取得した音楽データに
基づいて音楽の再生を行うことができる。他方、音楽配
信センターは、使用者から要求された音楽データをその
使用者に向かって送信することができる。
【0033】請求項9記載の発明は、請求項8記載の音
楽再生システムにおいて、前記身体装着型音楽再生装置
は、更に、携帯電話本体(例えば、図1及び図2に示す
携帯電話本体1A)と、この携帯電話本体を使用者の身
体(例えば、手首や二の腕)に装着させるバンド部材
(例えば、図1及び図2に示すバンド部1B)と、この
バンド部材の一端側に設けられた通話用マイク部(例え
ば、図1及び図2に示すマイク部1C)と、前記携帯電
話本体と前記バンド部材とを着脱可能に連結する連結部
(例えば、図1及び図2に示すバックル部1D)と、前
記携帯電話本体及び前記バンド部材のいずれか一方に設
けられた通話用スピーカ部(例えば、図1及び図2に示
すスピーカ部1E)と、を備えることを特徴としてい
る。
【0034】この請求項9記載の発明によれば、前記身
体装着型音楽再生装置は、更に、携帯電話本体と、この
携帯電話本体を使用者の身体に装着させるバンド部材
と、このバンド部材の一端側に設けられた通話用マイク
部と、前記携帯電話本体と前記バンド部材とを着脱可能
に連結する連結部と、前記携帯電話本体及び前記バンド
部材のいずれか一方に設けられた通話用スピーカ部とを
備えるので、身体に装着した状態で外部から音楽データ
を受信して音楽の再生を行うことができる。
【0035】請求項10記載の発明は、外部からの電話
の着信を検出し、この検出後に通話が可能となる電話端
末(例えば、図1及び図2に示す電話端末1)におい
て、外部の音楽配信機器(例えば、図3に示す音楽配信
センターHS)に音楽の配信を要求するための要求デー
タを電話回線(例えば、図3に示すインターネット4
0)を介して送信する送信手段(例えば、図3に示す送
受信部9)と、前記外部の音楽配信機器から前記要求デ
ータに従って配信された音楽データを受信する受信手段
(例えば、図3に示す送受信部9)と、この受信手段に
より受信された音楽データを記憶する記憶手段(例え
ば、図3及び図4に示す内部RAM7または外部RAM
8)と、この記憶手段に記憶された音楽データを前記電
話の着信の際に読み出してこの読み出された音楽データ
に基づいて音楽を再生する音楽再生手段(例えば、図3
に示すCPU2、音再生部13;図6のA10〜A1
3)と、を備えることを特徴としている。
【0036】この請求項10記載の発明の電話端末によ
れば、外部からの電話の着信を検出し、この検出後に通
話が可能となる電話端末において、送信手段によって、
外部の音楽配信機器に音楽の配信を要求するための要求
データを電話回線を介して送信し、受信手段によって、
前記外部の音楽配信機器から前記要求データに従って配
信された音楽データを受信し、記憶手段によって、前記
受信手段により受信された音楽データを記憶し、音楽再
生手段によって、前記記憶手段に記憶された音楽データ
を前記電話の着信の際に読み出してこの読み出された音
楽データに基づいて音楽を再生する。
【0037】したがって、電話使用者のために、いつで
もどこにいても迅速かつ簡単に希望する音楽を取得する
ことができ、かつ、電話の着信の際に、この取得した音
楽データに基づいて音楽を再生することができる。
【0038】また、請求項11記載の発明は、請求項1
0記載の電話端末において、前記記憶手段は、前記受信
された音楽データを複数記憶する記憶領域(例えば、図
4(A)及び図4(B)に示す音楽データメモリ7d,
8a)を備えており、前記音楽再生手段は、前記複数の
音楽データのうちの一つを前記記憶領域から読み出して
この読み出された音楽データに基づいて音楽を再生する
個別音楽再生手段(例えば、図3に示すCPU2)を備
えるようにすることが有効である。
【0039】この請求項11記載の発明によれば、前記
記憶手段は、前記受信された音楽データを複数記憶する
記憶領域を備え、前記音楽再生手段は、前記複数の音楽
データのうちの一つを前記記憶領域から読み出してこの
読み出された音楽データに基づいて音楽を再生する個別
音楽再生手段を備えているので、電話の着信の際に、複
数の音楽データのうちの一つを読み出して、この読み出
された音楽データに基づいて音楽を再生することができ
る。
【0040】さらに、請求項12記載の発明のように、
請求項10記載の電話端末は、使用者により携帯される
携帯型または使用者の身体に装着される身体装着型の携
帯電話端末(例えば、図1〜図3に示す電話端末1)で
あってもよい。
【0041】請求項12記載の発明によれば、電話端末
を携帯したり、身体に装着している状態で電話の着信を
待機することができるので、両手を自由に開放すること
ができ、外出時の使用に好適である。また、電話使用者
は、いつでもどこにいても迅速かつ簡単に希望する音楽
を取得して、電話の着信の際にこの取得した音楽データ
に基づいて音楽を再生することが可能であるので、快適
な音質で飽きのこない着信音楽を楽しむことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図17を参照して本
発明に係る身体装着型携帯電話端末、電話端末、及び当
該電話端末を利用して構成される音楽再生システムの実
施の形態を詳細に説明する。
【0043】まず、構成を説明する。図1は、本実施の
形態における電話端末1全体の外観を示す図であり、図
2は、電話端末1を電話モードで使用する際の使用状態
例を示す図であり、図3は、電話端末1の回路構成、音
楽配信センターHSに設置されたホストサーバー30の
回路構成、及び電話端末1を利用して構成される音楽再
生システム100の全体構成を示すブロック図であり、
図4(A)は内部RAM7のメモリ構成、図4(B)は
外部RAM8のメモリ構成を示す図である。
【0044】図1に示すように、本実施の形態における
電話端末1は、図3に示す電話端末1に対応する内部回
路を内蔵した携帯電話本体1Aと、携帯電話本体1Aを
使用者の身体に装着させるバンド部材(以下、バンド部
1Bと呼ぶ。)と、このバンド部1Bの一端側に設けら
れた通話用マイク部(以下、マイク部1Cと呼ぶ。)
と、前記携帯電話本体1Aと前記バンド部1Bとを着脱
可能に連結する連結部(以下、バックル部1Dと呼
ぶ。)と、を備えている。つまり、電話端末1は、連結
部を自在に着脱して手で持って携帯したり、身体(手首
や二の腕等)へ装着したりすることができる。
【0045】携帯電話本体1Aの表側には、通話用スピ
ーカ部(以下、スピーカ部1Eと呼ぶ。)、表示部4、
携帯電話本体1A内部に通信用アンテナが収容された部
位であるアンテナ部10、及び音楽データを選択する際
に操作されるカーソルスイッチ3e,3f、音楽の再生
/停止を指示する際に操作されるプレイスイッチ3g及
びストップスイッチ3h、及び音量調節する際に操作さ
れる音量調節スイッチ3i,3jを設けている。
【0046】また、携帯電話本体1Aの上側、すなわ
ち、表示部4及びスピーカ部1Eの上部には、外部RA
M8として使用されるメモリカードを収納するための収
納部8aが設けられている。また、その右側面には収納
部8aの蓋部8bが設けられる。収納部8aの内部には
外部RAM8として使用される小型メモリカードが収容
される。蓋部8bは、前記メモリカードの脱落を防止す
るとともに、収納部8aへ前記メモリカードを装着また
は離脱できるよう、手で簡単に開閉できる。この蓋部8
bを開くことによってメモリカード8の着脱を可能とす
る。この収納部8aの内部には、メモリカードを正しい
位置に収納した状態でメモリカード側に設けられたデー
タ読み書き電極と接する位置にデータ読み書き用の端子
が設けられており、後述するCPU2によって当該電極
を介するメモリカードへのデータの読み書きが制御され
る。
【0047】また、携帯電話本体1Aの右側面には、モ
ードを設定する際に押圧操作されるモードスイッチ3
a,3b,3cが設けられており、各モードスイッチ3
a,3b,3cには、それぞれ電話モード、時計モー
ド、及び音楽モードが割当てられている。
【0048】また、携帯電話本体1Aの左側面には、電
話モードにおいて、電話番号データを検索または確定す
る際に操作される回転スイッチ部11が設けられてい
る。この回転スイッチ部11は、使用者の指(例えば親
指310)によって操作され、回転操作及び押圧操作を
行うことが可能である。回転操作では、その回転操作方
向(上下方向)に連動して、表示部4に表示される電話
番号一覧や選択項目一覧をスクロールすることや、反転
表示項目を変更することができ、押圧操作では、電話番
号や項目の選択を確定することができる。
【0049】また、携帯電話本体1Aの左側下部には、
イヤホン20と接続するためのイヤホン端子1Fが備え
られている。
【0050】また、携帯電話本体1Aの外縁部には、互
いに対向する位置にバックル部1D及びバンド部1Bと
が設けられる。図2は、バックル部1Dを外し、バンド
部1Bを自然に下方に垂らすようにして携帯電話本体1
Aを片手で保持した状態を示している。
【0051】図2に示すように、携帯電話本体1Aの上
側にはバックル雌部1Daが設けられ、携帯電話本体1
Aの下側からバンド部1Bが連結されて備えられてい
る。そしてバンド部1Bの長手方向の他端側には、バッ
クル雄部1Dbが備えられている。
【0052】バンド部1Bは、その表面に「0」〜
「9」の各数値及び文字を入力するためのデータ入力キ
ー、通話を開始するためのダイヤルスイッチ、回線の接
続を終了するための通話終了スイッチ、各種操作を入力
操作するためのファンクションキー等が設けられたダイ
ヤル部3dが設けられる。ダイヤル部3dの下側で、バ
ンド部1Bの先端寄りの位置にはマイク部1Cが設けら
れている。
【0053】このバンド部1Bは、湾曲させるように変
形することが可能である。図1に示すようにバンド部1
Bを湾曲させて手首や二の腕に巻き付け、バックル雄部
1Dbとバックル雌部1Daとを連結することにより携
帯電話本体1Aを身体に装着したり、図2に示すように
バックル部1Dを外してバンド部1Bを自然に平面状に
伸ばして、携帯電話本体1Aを片手で携帯することがで
きる。
【0054】また、携帯電話本体1Aを、手首または二
の腕等の身体にワンタッチで、かつ、迅速に、着脱可能
となるように、図2に示すように、バックル部1Dを構
成しているバックル雄部1Dbとバックル雌部1Daと
は、互いに嵌合して連結されるように形成されている。
【0055】すなわち、バックル雌部1Daは、中空の
バックル部本体1Da1、このバックル部本体1Da1
の端部に開口された挿入口1Da2、および、左右の側
部に開口係止部1Da3,1Da3から形成されてお
り、他方、バックル雌部1Daに挿入されるバックル雄
部1Dbは、支柱部1Db1および左右の第1、第2の
各弾性部1Db2,1Db2から形成されている。
【0056】このように形成されたバックル雄部1Db
とバックル雌部1Daとをバックル部1Dとして連結す
る場合は、バックル雄部1Dbの第1、第2の各弾性部
1Db2,1Db2を若干内側に寄せるように弾性変形
させた状態でバックル雌部1Daに設けられた挿入口1
Da2へ差し入れ、所定の位置まで挿入する。すると、
内側に寄せられていたバックル雄部1Dbに形成されて
いる第1、第2の各弾性部1Db2,1Db2が外方に
押し戻されて、バックル雌部1Daに形成されている左
右の開口係止部1Da3に係止されることとなるので、
バックル雄部1Dbは、バックル雌部1Daに連結保持
された状態となる。
【0057】他方、バックル雌部1Daをバックル雄部
1Dbから外す場合には、バックル雄部1Dbに形成さ
れている第1、第2の各弾性部1Db2,1Db2を内
側に寄せるように、右手の指で弾性変形させると、各開
口係止部1Da3,1Da3に係止されている第1、第
2の各弾性部1Db2,1Db2が当該開口係止部1D
a3から外されることとなる。その後、バックル雌部1
Daの長手方向にバックル雄部1Dbを引き抜けば、バ
ックル雌部1Daがバックル雄部1Dbから引き抜かれ
ることとなる。
【0058】バンド部1B内部には、ダイヤル部3dに
設けられた各種キー及びスイッチの押圧操作信号を、携
帯電話本体1A内部に設けられたCPU2に伝送した
り、マイク部1Cに対して入力された音声信号を携帯電
話本体1A内部に設けられた音声入力部14に伝送する
ための配線がなされている。
【0059】図2に示すように、バックル部1Dを外し
て片手で持つと、携帯電話本体1Aに設けられたスピー
カ部1E、表示部4、ダイヤル部3d、マイク部1Cを
一面に並べて使用することができる。本電話端末1を電
話モードで使用する際、すなわち、通話する際は、電話
端末1を身体から取り外して片手に持ち、スピーカ部1
Eを使用者の耳に当てがう。この際、バンド部1Bの先
端寄りに設けられたマイク部1Cが使用者の口の近傍に
位置するように配置されている。したがって、使用者
は、自然な体勢で通話することが可能となり、また、適
当な音量、高品質な音声で通話することが可能となる。
また、携帯電話として使用せず、時計モードや音楽モー
ドで使用する場合には手首や二の腕といった身体に装着
して持ち運ぶことができるので、優れた操作性と携帯性
とを同時に実現できる。さらに、バンド部1Bにダイヤ
ル部3dを設けたので、キー等を携帯電話本体1A側に
配置させる必要がないので、携帯電話本体1Aを小型化
することができる。
【0060】時計モードでは、身体に装着した状態で表
示部4に表示される現在時刻や日付等を確認することが
できる。
【0061】音楽モードでは、携帯電話本体1Aに設け
られたイヤホン端子1Fにイヤホンジャック20Aを差
込み、収納部8aに収納されているメモリカード8や内
部RAM7に格納されている音楽データを後述する音再
生部13において再生し、イヤホン20から出力する。
また表示部4には、再生中の音楽データに対応する音楽
関連データ(曲名、アーティスト名、歌詞、演奏時間
等)が表示される。したがって、電話端末1を身体に装
着した状態でイヤホン20から音楽を聴取しつつ、表示
部4に表示される音楽関連データを手元で見ることがで
きる。また、外部RAM8として使用されるメモリカー
ドは半動体メモリにより構成され、後述する音再生部1
3は音楽データを復号処理することによって再生するの
で、携帯電話本体1Aの振動や衝撃にもよく耐久する。
また、この音楽データは、インターネット40等のネッ
トワーク回線を介してアクセス可能な音楽配信センター
HS等の外部の音楽配信機器から、所定のオーディオ符
号化方式で圧縮符号化されたデータとして取得するもの
であるので、その音質は極めて良好であり、迫力ある音
を再生することが出来る。
【0062】また、本電話端末1では、電話モードにお
けるダイヤル操作によって、インターネット40を介し
て通信接続可能な音楽配信センターHSにアクセスし
て、希望する音楽データをいつでもどこからでもダウン
ロードすることができる。また、ダウンロードした音楽
データを外部RAM8や内部RAM7に記憶しておき、
いつでもどこでも所望の音楽を選択して再生したり、ま
た、ダウンロードした音楽の中から予め選択設定した曲
やランダムに選択した曲を着信音楽として再生すること
ができる。
【0063】次に図3を参照して、電話端末1の回路構
成、音楽配信センターHSに設置されたホストサーバー
30の回路構成、及び電話端末1を利用して構成される
音楽再生システム100の全体構成を説明する。
【0064】図3に示すように音楽再生システム100
は、インターネット40等のネットワーク回線から通信
接続可能な音楽配信センターHSと、基地局50等を介
して前記ネットワーク回線にアクセス可能な身体装着型
電話端末1とから構成される。ここで電話端末1は、音
楽再生装置としての機能を備える。
【0065】電話端末1は、図3に示すように、CPU
(Central Processing Unit)2、入力部3、表示部
4、表示駆動回路5、ROM6、内部RAM7、外部R
AM(メモリカード)8、送受信部9、アンテナ部1
0、回転スイッチ部11、計時部12、音再生部13、
及び音声入力部14から構成される。
【0066】音楽配信センターHSに設置されるホスト
サーバー30は、図3に示すように、音楽データや音楽
関連データを複数記憶している音楽データROM32
と、通信接続された電話端末(電話端末1を含む)から
要求された音楽データや音楽関連データをその要求元に
配信する音楽データ配信部33と、電話端末間で各種デ
ータを転送する転送部34と、音楽データROM32に
記憶されている音楽データや音楽関連データの要求先へ
の送信処理を制御するCPU31とから構成される。
【0067】ここで音楽データROM32に記憶されて
いる音楽データは、PCM(PulseCode Modulation;パ
ルス符号変調)データ等の波形符号化された音楽データ
である。この音楽データは、高品位な音質を提供すると
同時に、効率よくダウンロードして通信コストやトラフ
ィックを軽減できるよう、圧縮符号化されて蓄積されて
いることが好ましい。例えば、MP3(MPEG1 Audio La
yer III)等の聴覚特性を利用したエントロピー符号化
や知覚符号化といった圧縮符号化方式が用いられる。
【0068】電話端末1のCPU2は、入力部3から供
給されるキー操作信号に基づき、ROM6の所定の記憶
領域に格納されている各種制御プログラムを読み出して
内部RAM7に一時格納し、当該プログラムに基づく各
種処理を実行して電話端末1の各部を集中制御する。す
なわち、CPU2は、前記読み出した所定プログラムに
基づいて各種処理を実行し、その処理結果を内部RAM
7に格納するとともに、表示駆動回路5において当該処
理結果に基づいて表示データを生成し表示部4に表示さ
せる。
【0069】また、CPU2は、モードスイッチ3a,
3b,3cのいずれかの押下操作に応じて、電話モー
ド、時計モード、或いは音楽モードに対応する処理プロ
グラムをROM6から読み出し、各モードに対応した処
理を実行する。例えば、電話処理(その1)(図6
(A)参照)、電話処理(その2)(図6(B)参
照)、時計処理(図7参照)、音楽データ選択処理(図
8参照)、音楽データのダウンロード・着信時の音楽再
生設定処理(図10参照)、音楽再生処理(図15参
照)等を実行する。
【0070】入力部3は、電話モード、時計モード、及
び音楽モードにモードを切り替える際に押圧操作される
各モードスイッチ3a、3b,3c、ダイヤル操作や各
種処理の実行指示を入力操作するための前記ダイヤル部
3d、各種選択操作を入力するためのカーソルスイッチ
3e,3fや音楽のプレイスイッチ3g,ストップスイ
ッチ3h、及び音量調節スイッチ3i,3jを備える。
更に、音楽の早送りや巻き戻しを指示するスイッチを設
けるようにしてもよい。また、前記ダイヤル部3dのフ
ァンクションキーには、予め設定されている番号へ自動
発呼する際に操作されるオートダイヤルスイッチ3Sや
確認の際に押下操作されるOKキー等が含まれる。オー
トダイヤルスイッチ3Sは、音楽配信センターHSのホ
ストサーバー30にアクセスする際に押下操作されるス
イッチであり、このオートダイヤルスイッチ3Sが押下
操作されると、送受信部9に備えられた電話自動発信部
によって自動的にホストサーバー30へ回線を接続す
る。
【0071】ROM6は、プログラムやデータ等を記憶
しており、この電話端末1に対応する各種処理プログラ
ム及び各処理プログラムで処理されたデータ等を記憶す
る。処理プログラムとしては、モード設定処理(図5参
照)、電話処理(その1)(図6(A)参照)、電話処
理(その2)(図6(B)参照)、時計処理(図7参
照)、音楽データ選択処理(図8参照)、音楽データの
ダウンロード・着信時の音楽再生設定処理(図10参
照)、及び音楽再生処理(図15参照)に対応する各種
処理プログラムがある。
【0072】これらの各プログラムは、読み取り可能な
プログラムコードの形態で格納されており、CPU2は
このプログラムコードにしたがった動作を逐次実行す
る。
【0073】図4(A)は内部RAM7のメモリ構成、
図4(B)は外部RAM8のメモリ構成を説明する図で
ある。内部RAM7は、指定された処理プログラム、入
力指示、入力データ及び処理結果等を一時格納するワー
クメモリの他、図4(A)に示すように表示レジスタ7
a、モードデータメモリ7b、音楽データNo.メモリ
7c、音楽データメモリ7d、音楽関連データメモリ7
e、送信者IDメモリ7f、ダイヤルデータメモリ7
g、計時レジスタ7h、及び着信音楽設定データメモリ
7iを有する。
【0074】表示レジスタ7aには、表示駆動回路5に
おいて生成される表示部4に表示するための表示データ
が確保される。
【0075】モードデータメモリ7bには、モードスイ
ッチキー3a,3b,3cの操作によって設定されたモ
ード設定データを格納する。電話端末1において選択可
能なモードには、電話モード、時計モード、及び音楽モ
ードがある。上記3つのモードのうち何れかのモードに
対応するモードスイッチ3a,3b,3cが押下操作さ
れると、CPU2は、押下されたスイッチに対応するモ
ードを内部RAM7のモードデータメモリ7bに設定
し、モードに対応する処理プログラムをROM6から読
み出して実行開始する。
【0076】音楽データNo.メモリ7cには、音楽デ
ータに固有の番号である音楽データNo.を格納してい
る。また、音楽データメモリ7dには、音楽データN
o.に対応する音楽データが外部の音楽配信機器からダ
ウンロードされて記憶されている。さらに、音楽関連デ
ータメモリ7eには、音楽データNo.に対応する音楽
関連データが記憶される。音楽関連データとは、音楽の
曲名、歌詞、歌手名、曲の演奏時間等の音楽に付随する
データである。
【0077】送信者IDメモリ7fには、自己の電話端
末1の送信者IDが記憶される。送信者IDは、例え
ば、ホストサーバー30から与えられるIDコードや登
録コード、または個々の電話端末1に個別に付与されて
いる個別コード(シリアルナンバー等)である。音楽デ
ータをダウンロードする際に、ダウンロードを要求する
データとともに送信者IDを送受信部9から送信する。
【0078】ダイヤルデータメモリ7gには、登録され
た電話番号データが記憶されている。例えば、音楽配信
センターHSへ通信接続するための電話番号データや、
頻繁に通話する友人や取引先等の相手の電話番号データ
が登録されて記憶されている。
【0079】計時レジスタ7hには、計時部12におい
て計時される時間データや日付データが、逐次更新記憶
される。
【0080】着信音楽設定データメモリ7iには、音楽
データのダウンロード・着信時の音楽再生設定処理にお
いて、着信音楽として設定された音楽データのNo.が
記憶される。
【0081】図4(B)は外部RAM8のメモリ構成を
説明する図である。外部RAM8には、半導体メモリに
より構成される小型のメモリカードが使用される。そし
て外部RAM8には、音楽データを複数記憶する領域で
ある音楽データメモリ8a及び音楽データに対応する音
楽関連データを記憶する領域である音楽関連データメモ
リ8bが設定されている。
【0082】内部RAM7または外部RAM8に記憶さ
れている音楽データ及び音楽関連データは、例えば、イ
ンターネット40を介してアクセス可能な音楽配信セン
ターHSから送受信部9を介してダウンロードしたもの
や、パーソナルコンピュータ等の外部機器を利用して書
き込まれたものである。この内部RAM7または外部R
AM8に記憶されている音楽データの中から、所望の音
楽を選択して再生したり、着信音楽として設定すること
ができる。
【0083】送受信部9は、携帯電話やPHS(Person
al Handyphon System)等の電話機能を備えており、通
話するために音声データを送受信したり、音楽配信セン
ターHSにアクセスして所望の音楽データをダウンロー
ドするために各種データを送受信する。また、アンテナ
部10において電話の着信を検出すると着信検出信号を
CPU2へ出力する。
【0084】CPU2は、送受信部9において電話の着
信を検出した後に、ダイヤル部3dに設けられたダイヤ
ルスイッチ等が操作されると、通話処理を開始する。ま
た、使用者によりダイヤル部3dが操作され、通話する
相手先が指示されるとその相手先に対して発呼信号を送
信し、相手の応答があると通話処理を開始する。
【0085】また、ダイヤル部3dに設けられたオート
ダイヤルスイッチ3Sが操作されると、送受信部9の電
話自動発信部は所定のプロトコルで基地局50を介して
インターネット40上の音楽配信センターHSに設置さ
れているホストサーバー30へ自動的に回線を接続し、
各種データを送信する。またホストサーバー30から送
信される各種データを自動的に受信する。
【0086】図3に示す音楽再生システム100におい
て、音楽配信センターHSと電話端末1との間で送受信
されるデータには、例えば、ホストサーバー30から配
信される音楽データ、音楽関連データ、及び電話端末1
から音楽配信センターHSへ送信される音楽要求データ
が含まれる。送受信部9は前記音楽要求データをホスト
サーバー30へ送信する際、電話端末1の送信者IDを
ともに送信する。
【0087】回転スイッチ部11は、使用者の指(例え
ば親指310)によって操作され、図2中、上下方向へ
回転させる回転操作と、携帯電話本体1A側へ押圧する
押圧操作とが可能である。回転操作では、その回転操作
方向(上下方向)に連動して、表示部4の表示画面をス
クロールしたり、反転表示位置を移動することができ、
押圧操作では、反転表示項目の選択を確定することがで
きる。
【0088】計時部12は、時刻や日付を計時し、計時
された時間データ等は、CPU2を介して内部RAM7
の計時レジスタ7hに送られて順次更新セットされる。
例えば、所定周波数の電気信号を発振する発振回路と該
発振回路からの信号を分周して所定周波数の信号を得る
分周回路とから構成されその信号をカウントすることに
よって現在時刻を計時する構成としてもよい。
【0089】音再生部13は、内部RAM7または外部
RAM8の音楽データメモリ7d,8aに記憶されてい
る音楽データ(圧縮符号化データ)に対応した復号化方
式で復号化処理するためのオーディオ復号化回路、及び
通話時に送受信部9において受信した相手方の音声デー
タを復号化処理するための音声復号化回路により構成さ
れる。音再生部13において復号化処理され、再生され
た音楽はイヤホン端子1Fに接続されたイヤホン20ま
たはスピーカ部1Eから出力され、相手方の音声はスピ
ーカ部1Eから出力される。なお、イヤホン20または
スピーカ部1Eのいずれへ音楽や音声を出力するかは、
モード設定時や動作モードに応じて自動的に切り替えら
れる。
【0090】音声入力部14は、マイク部1Cから入力
される使用者の音声信号(アナログ信号)をデジタル信
号に変換して、CPU2に出力する。
【0091】次に動作を説明する。本発明に係る電話端
末1は、モード設定処理において設定される各種モード
に応じた処理を実行するが、通常は、計時部12におい
て現在時刻を常に計時している。また、モードスイッチ
3a,3b,3cの押下操作を待機している。
【0092】図5は、モード設定処理を説明するフロー
チャートである。この図5に示すフローチャートに示す
ように、電話端末1は、モードスイッチ3a,3b,3
cのいずれかの押下操作を待機しており、モードスイッ
チ3a,3b,3cのいずれかが押下されると、CPU
2は、モード設定処理を開始する。
【0093】CPU2は、押下されたモードスイッチの
種類を判別する(ステップS1)。ここで、電話モード
に対応するモードスイッチ3aが操作されたと判断した
場合は、後述する電話処理を実行する(ステップS
2)。また、時計モードに対応するモードスイッチ3b
が操作されたと判断した場合は、後述する時計処理を実
行する(ステップS3)。音楽モードに対応するモード
スイッチ3cが操作されたと判断した場合は、後述する
音楽再生処理を実行する(ステップS4)。
【0094】以下、電話モードにおける電話処理、時計
モードにおける時計処理、音楽データをダウンロードす
る処理、音楽モードにおける音楽再生処理についてそれ
ぞれ説明する。
【0095】(電話処理)まず、図6を参照して電話処
理を説明する。図6(A)は、相手先へ発信する際に実
行される電話処理(その1)を説明するフローチャート
であり、図6(B)は、相手側からの呼び出しを着信す
る際に実行される電話処理(その2)を説明するフロー
チャートである。
【0096】電話端末1を用いて、相手先へ発信して通
話する際は、まず、図2に示すように、電話端末1を身
体から取り外し、片手で保持するようにする。そして、
携帯電話本体1Aの右側に設けられた電話モードスイッ
チ3aを押下操作する(ステップA1;Yes)。
【0097】その後、ダイヤル部3dの操作によって電
話番号が入力され、または、回転スイッチ部11の操作
によって、内部RAM7のダイヤルデータメモリ7gに
記憶されている電話番号データの中から所望の通話相手
が選択され、あるいは、オートダイヤルスイッチ3Sの
操作によって音楽配信センターHSへのダイヤル接続が
指示され、その後、ダイヤルスイッチが押下操作される
と(ステップA2;Yes)、送受信部9は、入力また
は選択された電話番号へ発信する(ステップA3)。そ
して、相手先または音楽配信センターHSへダイヤル接
続されると(ステップA4;Yes)、通話処理を実行
する(ステップA5)。
【0098】相手先への通話処理では、マイク部1Cか
ら入力される使用者の音声信号(アナログ信号)を音声
入力部14においてデジタル信号に変換し、送受信部9
から通話相手に送信したり、相手の音声データを送受信
部9において受信してCPU2に出力し、音再生部13
において音声を復号再生してスピーカ部1Eから適当な
音量で出力する。また、CPU2は、通話中には、相手
先の電話番号等の通話関連データを表示部4に表示制御
する。
【0099】音楽配信センターHSへの通話処理では、
後述する音楽データ選択処理(図8参照)、及び後述す
る音楽データのダウンロード・着信時の音楽再生設定処
理(図10参照)を実行する。
【0100】また、電話端末1を時計モードや音楽モー
ドで使用している状態で、相手側からの呼び出しを着信
すると、図6(B)に示す電話処理(その2)を開始す
る。
【0101】送受信部9において、電話の着信を検出
し、着信検出信号がCPU2に出力されると(ステップ
A10;Yes)、CPU2は、記憶されている複数の
音楽データの中から一つの音楽データをランダムに選択
して着信音楽として再生する設定(ランダム再生)とな
っているか、または、予め設定されている音楽データを
着信音楽として再生する設定(設定再生)となっている
かを判断する。すなわち、内部RAM7の着信音楽設定
データメモリ7iに、特定の音楽データのNo.が設定
されていない場合は、ランダム再生に設定されているも
のとし(ステップA11;Yes)、CPU2は、内部
RAM7または外部RAM8に記憶されている複数の音
楽データの中から一つの音楽データをランダムに選択し
て読み出し、音再生部13に出力するとともに、選択さ
れた音楽データに対応する音楽関連データを内部RAM
7または外部RAM8から読み出して、表示駆動回路5
に出力する(ステップA12)。
【0102】そして、音再生部13では、CPU2から
入力された音楽データに基づいて音楽データを復号化処
理して再生し、スピーカ部1Eから着信音楽として出力
する。同時に、表示駆動回路5では、CPU2から入力
された音楽関連データを表示部4に表示させるための表
示データを生成し、内部RAM7の表示レジスタ7aに
確保するとともに、表示部4に表示する(ステップA1
3)。
【0103】ステップA11の判断において、設定され
ている音楽データを着信音楽として再生する設定(設定
再生)となっている場合、すなわち、内部RAM7の着
信音楽設定データメモリ7iに、特定の音楽データのN
o.が設定されている場合は、その設定されているN
o.の音楽データを着信音楽として再生するものとし
(ステップA11;No)、CPU2は、着信音楽設定
データメモリ7iに設定されている音楽データのNo.
に対応する音楽データを内部RAM7または外部RAM
8から読み出して音再生部13に出力するとともに、当
該音楽データに対応する音楽関連データを内部RAM7
または外部RAM8から読み出して、表示駆動回路5に
出力する(ステップA14)。
【0104】そして、ステップA13の処理によって、
音再生部13において音楽データを再生して、スピーカ
部1Eから出力し、音楽関連データを表示部4に表示さ
せる(ステップA13)。その後、通常の電話端末と同
様に、着信に応答するスイッチが押下操作されると、上
述のステップA5における通話処理と同様の通話処理を
実行して、相手先との通話を可能とする。
【0105】以上説明したように、電話端末1を電話モ
ードに設定すると、電話処理(その1)を実行して、相
手先との通話が可能となる。通話するときには、バック
ル部1Dを外して、身体から離脱させ当該電話端末1を
片手で保持し、スピーカ部1Eやマイク部1Cを耳元及
び口元に近づけて無理のない通話姿勢をとることができ
る。またスピーカ部1Eやマイク部1Cに耳元及び口元
を適切に近づけて通話するので、適切な音量まつ高品質
な音声で通話することができる。
【0106】また、電話端末1を時計モードや音楽モー
ドといった他のモードで使用している際に、相手先から
の呼び出しを着信すると、電話処理(その2)を実行し
て、予め設定されている音楽データを着信音楽として再
生させたり、または記憶されている複数の音楽データの
中からランダムに選択して着信音楽として再生させるこ
とができる。音楽データは、オーディオ圧縮符号化され
た波形データであるので、様々な音色の音を再生するこ
とができ、迫力ある音楽で着信を知らせることができ
る。
【0107】(時計処理)次に、図7を参照して時計処
理を説明する。図7は、時計モードが設定された際に実
行される時計処理を説明するフローチャートである。
【0108】電話端末1を用いて、現在の時刻や日時を
表示部4に表示させる場合には、携帯電話本体1Aの右
側に設けられた時計モードスイッチ3bを押下操作し、
時計モードを設定する(ステップB1;Yes)。
【0109】CPU2は、内部RAM7のモードデータ
メモリ7bに時計モードを設定すると、計時部12にお
いて計時されている現在時刻を参照し(ステップB
2)、内部RAM7の計時レジスタ7hに更新確保する
(ステップB3)とともに、表示駆動回路5へ出力し、
表示駆動回路5において日付や現在時刻等を表示するた
めの表示データを生成して、内部RAM7の表示レジス
タ7aに記憶するとともに、表示部4に表示する(ステ
ップB4)。
【0110】このように、モードスイッチ3bの簡単な
押下操作で時計モードに瞬時に切替え、現在の時刻や日
付を表示部4に表示させることができる。
【0111】(ダウンロード処理)次に、図8〜図14
を参照して、音楽再生システム100において、音楽デ
ータを音楽配信センターHSからダウンロードする処理
について説明する。図8は、ダウンロードする音楽デー
タを選択する際に実行される音楽データ選択処理を説明
するフローチャートであり、図9は、音楽データ選択処
理において表示される音楽選択画面4aの例を示す図で
ある。また、図10は、音楽データのダウンロード・着
信時の音楽再生設定処理を説明するためのフローチャー
トであり、図11、図12、図13は、それぞれ音楽デ
ータのダウンロード・着信時の音楽再生設定処理におい
て表示されるダウンロード要否画面4bの例、料金表示
画面4cの例、着信音楽設定画面4dの例を示す図であ
る。また、図14は、音楽データを選択したり音楽デー
タをダウンロードする際に、電話端末1と音楽配信セン
ターHSのホストサーバー30とにおいて実行される各
処理の関係を示すフローチャートである。
【0112】音楽データをダウンロードする際は、ま
ず、図8に示す音楽データ選択処理を実行する。オート
ダイヤルスイッチ3Sが押下操作されると、送受信部9
に設けられた電話自動発信部によって、音楽配信センタ
ーHSへ自動的に発信し回線を接続すると、送受信部9
は、自己の電話端末1の送信者IDを音楽配信センター
HSへ送信する。音楽配信センターHSでは、送信者I
Dを受信すると、配信可能な音楽データの音楽関連デー
タを返信する。
【0113】電話端末1において、音楽配信センターH
Sから配信可能な音楽データについての音楽関連データ
を受信すると、CPU2は、当該音楽関連データを表示
部4に一覧表示した音楽選択画面4aを表示する(ステ
ップC1;図9参照)。
【0114】図9に示すように、音楽選択画面4aに
は、聴きたい(ダウンロードしたい)音楽の選択を促す
「次の音楽データから選んで下さい」というメッセージ
M1とともに、配信可能な音楽データの音楽関連データ
G1,G2,G3,…が一覧表示される。例えば、音楽
データNo.「1」の音楽関連データG1は「曲A 歌
詞a 歌手名α」として表示され、音楽データNo.
「2」の音楽関連データG2は「曲B 歌詞b 歌手名
β」として表示され、音楽データNo.「3」の音楽関
連データG3は「曲C 歌詞c 歌手名γ」として表示
される。また、音楽選択画面4aにはポインタPが表示
され、カーソルスイッチ3e,3fの上下操作に伴っ
て、ポインタPの表示位置が移動され、上述の音楽関連
データの中から所望の音楽データを選択することができ
る。
【0115】音楽選択画面4aに選択可能に一覧表示さ
れている音楽関連データの中から、ダウンロードする音
楽が選択され、決定されると(ステップC2;Ye
s)、CPU2は選択した音楽データのNo.を内部R
AM7に格納する(ステップC3)。そして、CPU2
は、送信者IDとともに、選択された音楽データのN
o.を送受信部9を介して音楽配信センターHSに対し
て自動送信する(ステップC4)。
【0116】その後、送受信部9において、音楽配信セ
ンターHSから返信される受信確認のメッセージを受信
すると、CPU2は、当該メッセージを表示部4に表示
する(ステップC5)。
【0117】次いで、CPU2は、図10に示す音楽デ
ータのダウンロード・着信時の音楽再生設定処理を実行
する。まず、CPU2は、表示部4に音楽データのダウ
ンロード要否画面4bを表示する(ステップC10;図
11参照)。図11に示すように、ダウンロード要否画
面4bには、「選択した音楽“曲名等”をダウンロード
する?」というメッセージM2と、「1 No」及び
「2 Yes」という選択肢と、これらの選択肢を指示
するためのポインタPとが表示されている。
【0118】このダウンロード要否画面4bにおいて、
カーソルスイッチ3e,3fの操作によってポインタP
が上下に移動表示され、「2 Yes」が指示された場
合(ステップC11;Yes)は、電話端末1のCPU
2は、ホストサーバー30に対して、料金データを要求
する信号をダウンロードする音楽データのNo.ととも
に送信する。このとき、送信者IDも同時に送信され
る。ホストサーバー30では、料金データの要求信号を
受信すると、この受信した音楽データのNo.の料金デ
ータを確認し、要求送信元に返信する。
【0119】電話端末1では料金データを受信すると、
その料金データを表示部4に表示する(ステップC1
3;図12参照)。表示部4に表示された料金表示画面
4cには、例えば図12に示すように、「音楽データの
料金」として、音楽関連データ「曲C」と「100円」
という料金データRとが表示される。
【0120】使用者によって料金表示画面4cでの音楽
データの料金の確認が終了し、ダイヤル部3dに設けら
れたOKキーが操作されると(ステップC14;Ye
s)、CPU2は、提示された料金に応じたネットワー
ク用の仮想通貨データを、ダウンロードを要求する音楽
データNo.とともにホストサーバー30へ送信する
(ステップC15)。このとき同時に送信者IDも送信
する。
【0121】前記仮想通貨データを受信したホストサー
バー30は、受信した仮想通貨データ、及び音楽データ
のNo.を確認し、音楽データROM32から該当する
音楽データ及び音楽関連データを読み出し、送信元へ返
信する。
【0122】電話端末1では要求した音楽データ及び音
楽関連データを受信すると、その音楽データ及び音楽関
連データを外部RAM8の記憶領域にそれぞれ格納し
(ステップC16)、音楽データの受信が完了すると
(ステップC17;Yes)、ダウンロードを終了し、
音楽配信センターHSとの通信接続を切断する処理を行
って、通信接続を終了する。
【0123】図11に示すダウンロード要否画面4bに
おいて、「1 No」が選択され、ダウンロードを不要
とする場合は(ステップC12;Yes)、ステップC
13〜ステップC17における処理をスキップし、音楽
配信センターHSとの通信接続を直ちに切断する。
【0124】次いで、ステップC18の処理によって、
CPU2は、電話着信時に再生する音楽を設定するため
の、着信音楽設定画面4dを表示部4に表示する(ステ
ップC18;図13参照)。
【0125】図13に示すように、着信音楽設定画面4
dには、「着信時の音楽再生設定?」というメッセージ
M3と、「1 Yes」及び「2 No」という選択肢
と、これらの選択肢を指示するためのポインタPとが表
示されている。
【0126】この着信音楽設定画面4dにおいて、カー
ソルスイッチ3e,3fの操作によってポインタPが上
下に移動され、「1 Yes」が指示された場合(ステ
ップC19;Yes)は、着信音楽を特定の音楽で再生
する設定とする。すなわち、内部RAM7または外部R
AM8に記憶されている複数の音楽データの中から、所
望の音楽データを選択して、着信時に再生する音楽に設
定できる。ダイヤル部3dに設けられる数値キー等の操
作によって、着信時に再生する音楽が選択されると、C
PU2は、選択された音楽データのNo.を内部RAM
7の着信音楽設定データメモリ7iに記憶する(ステッ
プC20)。
【0127】着信音楽設定画面4dにおいて、カーソル
スイッチ3e,3fの操作によってポインタPが上下に
移動され、「2 No」が指示された場合(ステップC
19;No)は、ステップC20の処理をスキップし
て、処理を終了する。この場合は、着信時に再生する音
楽が設定されないので、ランダム再生に設定される。
【0128】次に、図14を参照して、音楽データをダ
ウンロードする際の音楽配信センターHSにおいて実行
される処理について、電話端末1との間で送受信される
データ交換と合わせて説明する。
【0129】まず、電話端末1により音楽配信センター
HSに対して音楽データ受信の申し込みに関するデータ
及び送信者IDが送信され(ステップD1)、ホストサ
ーバー30においてその申込みデータ及び送信者IDを
受信すると(ステップD2)、ホストサーバー30のC
PU31は、受信した送信者ID等をホストサーバー3
0のRAM31Aに記憶する。そして、ホストサーバー
30のCPU31は、音楽データの選択を催促する表示
(音楽選択画面4a)を電話端末1に表示させるための
音楽選択催促表示データ(音楽関連データを含む)を、
前記申込みに関するデータの送信元に返信する(ステッ
プD3)。
【0130】電話端末1は、受信した音楽選択催促表示
データに基づいて音楽選択画面4aを表示部4に表示す
る(ステップD4;図9参照)。また、音楽選択画面4
aにおいて選択された音楽データのNo.を送信者ID
とともに音楽配信センターHSへ送信する(ステップD
5)。
【0131】ホストサーバー30では、電話端末1から
選択された音楽データのNo.及び送信者IDを受信す
ると(ステップD6)、RAM31Aに確保し、その
後、図示しないホストサーバー30内のメッセージRO
Mから選択音楽データのNo.を受信した旨の確認メッ
セージを読み出して、送信元へ返信する(ステップD
7)。電話端末1は、受信した確認メッセージを表示部
4に表示する(ステップD8)。
【0132】次に、ホストサーバー30は、電話端末1
に対して、音楽データのダウンロード要否確認画面を表
示させるためのデータを送信する(ステップD9)。電
話端末1は、そのダウンロード要否確認画面を表示させ
るためのデータを受信すると、受信したデータに基づい
て音楽データのダウンロード要否画面4b(図11参
照)を表示部4に表示する(ステップD10)。そして
ダウンロードする必要がある場合は、電話端末1により
ダウンロードが必要である旨のデータがホストサーバー
30に送信される(ステップD11)。
【0133】ホストサーバー30では、ダウンロードが
必要とされた音楽データの料金データを、料金データR
AM(図示省略)から読み出し、電話端末1に返信する
(ステップD12)。電話端末1は、受信した料金デー
タに基づいて料金表示画面4cを表示部4に表示し(ス
テップD13;図12参照)、表示された料金が承諾さ
れ、OKキーが押下操作されると、料金の支払いを確認
した旨をホストサーバー30に送信する(ステップD1
4)とともに、料金データに応じた仮想通貨データをホ
ストサーバー30に送信する(ステップD15)。
【0134】ホストサーバー30では、料金データの承
認及び料金データに応じた仮想通貨データを受信する
と、ダウンロードが必要とされている音楽データ及びそ
の音楽関連データを音楽データROM32から読み出し
て、音楽データ配信部33へ渡し、音楽データ配信部3
3を介して、要求元の電話端末1へ配信する(ステップ
D16)。電話端末1では、受信した音楽データ及び音
楽関連データを内部RAM7または外部RAM8の音楽
データメモリ7d,8aや音楽関連データメモリ7e,
8bに格納する(ステップD17)。
【0135】以上説明したように、本電話端末1を利用
した音楽再生システム100では、通信接続可能な音楽
配信センターHSにアクセスして希望する音楽データを
ダウンロードすることが可能である。また、受信した複
数の音楽データを内部RAM7または外部RAM8へ記
憶しておき、記憶されている複数の音楽データの中から
所望の音楽データを選択して再生したり、着信音楽に設
定することが可能である。したがって、CDショップ等
に直接出向かなくても、音楽配信センターHSへアクセ
スして、いつでもどこからでも所望の音楽データを迅速
かつ簡単に手に入れることができる。
【0136】(音楽再生処理)次に、図15〜図17を
参照して、音楽再生処理について説明する。図15は、
音楽モードにおいて実行される音楽再生処理を説明する
ためのフローチャートであり、図16、図17は、それ
ぞれ音楽再生処理において表示される音楽関連データ一
覧表示画面4eの例、音楽再生中の表示画面4fの例を
示す図である。
【0137】電話端末1の内部RAM7または外部RA
M8に記憶されている音楽データを再生し、聴取する場
合は、携帯電話本体1Aの右側に設けられた音楽モード
スイッチ3cを押下操作する(ステップE1;Ye
s)。
【0138】CPU2は、内部RAM7のモードデータ
メモリ7bに音楽モードを設定するとともに、ROM6
から音楽再生処理プログラムを読み出し、内部RAM7
に展開して当該プログラムにしたがって、音楽再生処理
を実行する。
【0139】まず、CPU2は、内部RAM7または外
部RAM8に記憶されている音楽データの音楽関連デー
タを全て読み出し、表示部4に一覧表示する(ステップ
E2;図16参照)。図16に示す音楽関連データ一覧
表示画面4eでは、「聴きたい音楽は?」というメッセ
ージM4とともに、内部RAM7または外部RAM8に
記憶されている音楽データのNo.と、例えば曲名等の
音楽関連データとが、「1 C曲」、「2 D曲」のよ
うに一覧表示されるとともに、一覧表示されている音楽
関連データのうちいずれかの音楽を選択指示するポイン
タPが表示されている。
【0140】この音楽関連データ一覧表示画面4eにお
いて、カーソルスイッチ3e,3fの上下操作によっ
て、再生したい曲が選択され(ステップE3)、さらに
プレイスイッチ3gがオンされると(ステップE4;Y
es)、CPU2は、選択した音楽関連データに対応す
る音楽データを内部RAM7または外部RAM8から読
み出す(ステップE5)。
【0141】また、CPU2は、選択された音楽関連デ
ータの詳細情報を表示部4に表示する(ステップE6;
図17参照)。例えば、図16に示す音楽関連データ一
覧表示画面4eにおいて、「1 C曲」が選択された場
合は、図17に示すように、「現在の音楽」というメッ
セージM5と、音楽関連データの詳細な情報M6として
「C曲」、「歌詞c」、「歌手名γ」等を表示した音楽
再生中の表示画面4fを表示する。
【0142】その後、CPU2は読み出した音楽データ
を音再生部13に渡し、音再生部13は復号化処理を実
行して、音楽データに基づく音楽を再生し、イヤホン2
0から出力する(ステップE7)。
【0143】音楽を再生している途中にストップスイッ
チ3hがオンされると(ステップE8;Yes)、音楽
データの再生を停止し、処理を終了する。
【0144】以上説明したように、音楽再生処理では、
内部RAM7または外部RAM8に記憶されている音楽
データの中から所望の音楽データを選択して、再生出力
することが可能である。また音楽を再生する操作は、身
体に装着した状態で行うことができ、イヤホン20で音
楽を聴取することができるので、いつでもどこにいても
所望の音楽を迅速かつ簡単に聴くことができる。また再
生している音楽データに対応する音楽関連データが表示
部4に表示されるので、手元で曲名や歌手名、歌詞等を
確認しながら音楽を聴くことができる。また上述の図3
に示す音楽再生システム100において、ダウンロード
した音楽データを外部RAM8等に複数記憶しておき、
気分に応じて聴きたい曲を選択して再生することができ
る。
【0145】以上説明したように、本実施の形態の電話
端末1は、携帯電話本体1Aと身体に装着するためのバ
ンド部1Bやバンド部1Bと携帯電話本体1Aとを着脱
可能に連結するバックル部1Dを備えており、また、バ
ンド部1Bの先端寄りの位置にマイク部1Cを設け、ま
た前記携帯電話本体1Aまたはバンド1Bのいずれか一
方にスピーカ部1Eを備えている。
【0146】したがって、通話する際に電話端末1を身
体から外して、マイク部1Cを口元に、スピーカ部1E
を耳元にあてがい、適切な位置に保持して通話すること
ができるので適当な音量かつ高品質な音声で通話するこ
とが出来る。また、自然な体勢で通話することができ
る。
【0147】また、本実施の形態の電話端末1は、外部
から音楽データを受信して内部RAM7や外部RAM8
に記憶し、この記憶されている音楽データに基づいて音
楽を再生することができる。
【0148】したがって、携帯電話本体を身体に装着し
て携帯した状態で、いつでもどこにいても、希望する音
楽を聴取することが可能となる。
【0149】また、本実施の形態の電話端末1は、モー
ドスイッチ3a,3b,3cの操作によって電話モー
ド、時計モード、或いは音楽モードに自在に切り替えて
動作させることができる。電話モードでは、通話を可能
とするとともに通話中に通話関連データを表示部4に表
示したり、時計モードでは、現在時刻や日付を表示部4
に表示したり、音楽モードでは、音楽を再生するととも
に再生中の音楽の音楽関連データを表示部4に表示する
ことができる。
【0150】したがって、電話端末1は電話、時計、音
楽再生といった複数の機能を有し、モードスイッチの操
作によって瞬時にモードを切り替えて、所望の動作をさ
せることができるので、上記各機能を有する携帯機器を
別個に持ち運ぶ必要もなくなり、携帯性が向上する。ま
た、通話しながら表示されている相手の電話番号等の通
話関連データを確認したり、音楽を聴きながらその歌手
名等を確認することができる。
【0151】また、本実施の形態における音楽再生シス
テム100は、音楽再生装置として機能する電話端末1
と音楽配信センターHSとからなり、前記電話端末1
は、送受信部9において音楽配信センターHSのホスト
サーバー30から送信される音楽データを受信すると、
内部RAM7や外部RAM8に記憶し、音再生部13に
より音楽を再生する。また音楽配信センターHSのホス
トサーバー30は音楽データ(オーディオ圧縮符号化デ
ータ)や音楽関連データを複数記憶した音楽データRO
M32を備えており、電話端末1から要求される音楽デ
ータや対応する音楽関連データを音楽データ配信部33
から送信する。音再生部13は、圧縮符号化された音楽
データをオーディオ復号化処理して再生できるので、身
体装着型の電話端末1において高音質で迫力のある音楽
を再生することもできる。
【0152】また、本実施の形態の電話端末1は、イン
ターネット40等の電話回線を介して外部の音楽配信機
器(音楽配信センターHSに設置されたホストサーバー
30等)との各種データの送受信を可能とし、外部の音
楽配信機器へ希望する音楽データの要求データを送信
し、その要求データに応じた音楽データを前記音楽配信
機器から受信して内部RAM7または外部RAM8に記
憶し、外部からの電話の着信の際には、前記内部RAM
7または外部RAM8に記憶されている音楽データを読
み出して音楽を再生する。この着信時に再生する音楽
は、複数記憶されている音楽データの中から予め選択設
定した音楽データを再生するようにしてもよく、または
CPU2によりランダムに選択して再生するようにして
もよい。
【0153】したがって、電話端末を携帯したり、身体
に装着している状態で電話の着信を待機することができ
るので、両手を自由に開放することができ、外出時の使
用に好適である。電話使用者は、いつでもどこにいても
迅速かつ簡単に希望する音楽を取得して、電話の着信の
際にこの取得した音楽データに基づいて音楽を再生する
ことが可能であるので、快適な音質で飽きのこない着信
音楽を楽しむことができる。
【0154】なお、本発明は、上述の実施形態の内容に
限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で適宜変更可能である。例えば、上述の実施の形態で
は、外部から音楽データを受信して音楽を再生する構成
としたが、画像復号化処理を実行する画像再生部を更に
設け、音楽データとともに画像データを受信して、音楽
再生中に対応する画像データを表示部4に表示させるよ
うにしてもよい。このように音楽に関連する画像データ
を表示部4に表示することにより、いつでもどこにいて
も音楽ビデオを鑑賞することも可能となる。
【0155】また、音声認識部2Aを設け、この音声認
識部2Aにて、音声入力部14により変換された信号に
ついて、音声スペクトラム短縮化等の分析処理を行った
後に、標準パターン等とのパターンマッチングを行って
音声認識を行い、その音声認識結果を出力する音声認識
処理を施すことも可能である。例えば、電話モードにお
いて、相手方の電話端末にダイヤルする場合に、ダイヤ
ル部3dにおけるダイヤルキーの手動操作に代えて、予
め内部RAM7のダイヤルデータメモリ7gに記憶され
ている電話番号データや電話番号データに対応付けられ
ている相手の名前などをマイク部1Cから音声入力し、
上述の音声認識部2Aの音声認識処理によってダイヤル
先を指示することも可能である。
【0156】また、通話用のスピーカ部1Eやマイク部
1Cは、バックル部1Dを外して図2に示すようにバン
ド部1Bを自然に伸ばした状態で、顔に近づけると耳元
にスピーカ部1Eが位置し、口元にマイク部1Cが位置
するような位置に配設されていればよい。
【0157】また、外部RAM8(メモリカード)の収
納部8aやその蓋部8bの形状及び位置は一例であり、
その他の形状及び位置に設けるようにしてもよい。例え
ば、携帯電話本体1Aの裏蓋を開けることで装着可能な
位置に小型メモリカードを収納する空間を設け、裏蓋を
ビス止めすることによりメモリカードの脱落を防止する
ようにしてもよい。メモリカードの収納部をこのように
形成した場合は、携帯電話本体1Aの形状を上部に突出
させる必要がないので、より小型化することができる。
裏蓋を開閉することでメモリカードを交換することがで
きる。
【0158】また、バックル部1Dの形状を図2に示す
ような形状とすると着脱が容易であるが、この形状に限
定するものではなく、携帯電話本体1Aとバンド部1B
とを連結して身体に着脱可能となるものであれば、どの
ような形状のものであってもよい。
【0159】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、携帯電話
本体とバンド部材とを連結部で着脱可能に連結し、か
つ、バンド部材の一端側に通話用のマイク部を、また携
帯電話本体及びバンド部材のいずれか一方に通話用のス
ピーカ部をそれぞれ設けるようにしている。このため、
携帯電話本体とバンド部材とを連結部を介して連結した
際には、携帯電話本体をバンド部材にて使用者の身体
(例えば、手首や二の腕)に迅速かつ簡単に装着するこ
とができるばかりでなく、携帯電話本体とバンド部材と
を連結部から取り外した際には、携帯電話本体を手に持
ち、通話用のマイク部を使用者の口元に、また通話用の
スピーカ部を使用者の耳元にそれぞれ位置させた状態
で、相手と通話を行うことができ、この結果、良好な音
量で高品質な通話が可能であり、かつ、自然な体勢で通
話を行うことができる。
【0160】請求項2記載の発明によれば、外部から配
信された音楽データを受信し、この受信された音楽デー
タに基づいて携帯電話本体を身体に装着した状態で、音
楽を再生させることができるので、使用者はいつでもど
こにいても希望の音楽を迅速かつ簡単に聴取することが
できる。
【0161】請求項3記載の発明によれば、モード設定
部の設定に応じて、通話及び音楽の再生のいずれか一方
を携帯電話本体を身体に装着した状態で行うことができ
るので、様々な携帯機器を複数持ち歩かなくてもひとつ
の身体装着型携帯電話端末を携帯することで、通話及び
音楽再生を簡単に切り替えて行うことができる。
【0162】請求項4記載の発明によれば、携帯電話本
体を身体に装着した状態で電話の通話機能を実現するこ
とができるのみでなく、時間の表示による時計機能をも
実現することができる。
【0163】請求項5記載の発明によれば、モード設定
部の設定に応じて、通話及び時間表示のいずれか一方を
携帯電話本体を身体に装着した状態で切り替えて行うこ
とができる。
【0164】請求項6記載の発明によれば、通話の際に
使われる通話関連データ(例えば、電話の相手先の電話
番号)を携帯電話本体を身体に装着した状態で表示部に
て確認することができる。
【0165】請求項7記載の発明によれば、音楽再生の
際に音楽関連データ(例えば、曲名、歌詞、歌手名、演
奏時間)を携帯電話本体を身体に装着した状態で表示部
にて確認することができる。
【0166】請求項8記載の発明によれば、音楽再生装
置は、音楽配信センターから送られた音楽データを受信
して、この受信された音楽データに基づいて、音楽再生
を行うことができる。このため、いつでもどこにいても
迅速かつ簡単に希望する音楽データを取得してその取得
した音楽データに基づいて音楽の再生を行うことができ
る。他方、音楽配信センターは、使用者から要求された
音楽データをその使用者に向かって送信することができ
る。
【0167】請求項9記載の発明によれば、身体装着型
携帯電話端末を身体に装着した状態で外部から音楽デー
タを受信して、迅速かつ簡単に音楽の再生を行うことが
できる。
【0168】請求項10記載の発明によれば、電話使用
者のために、いつでもどこにいても迅速かつ簡単に希望
する音楽を取得することができ、かつ、電話の着信の際
に、この取得した音楽データに基づいて音楽を再生する
ことができる。
【0169】請求項11記載の発明によれば、電話の着
信の際に、複数の音楽データのうちの一つを読み出し
て、この読み出された音楽データに基づいて音楽を再生
することができる。
【0170】請求項12記載の発明によれば、電話端末
を携帯したり、身体に装着している状態で電話の着信を
待機することができるので、両手を自由に開放すること
ができ、外出時の使用に好適である。また、電話使用者
は、いつでもどこにいても迅速かつ簡単に希望する音楽
を取得して、電話の着信の際にこの取得した音楽データ
に基づいて音楽を再生することが可能であるので、快適
な音質で飽きのこない着信音楽を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る身体装着型携帯電話端末の一実施
の形態である電話端末1の全体の外観を示す図である。
【図2】本実施の形態の電話端末1を電話モードで使用
する際の使用状態例を示す図である。
【図3】本実施の形態の電話端末1の回路構成、音楽配
信センターに設置されたホストサーバー30の回路構
成、及び電話端末1を利用して構成される音楽再生シス
テム100の全体構成を示すブロック図である。
【図4】(A)は内部RAM7のメモリ構成、(B)は
外部RAM8のメモリ構成を示す図である。
【図5】電話端末1において実行されるモード設定処理
を説明するためのフローチャートである。
【図6】(A)は、電話モードにおいて実行される電話
処理(その1)を説明するためのフローチャートであ
り、(B)は、相手から電話を着信した際に実行される
電話処理(その2)を説明するためのフローチャートで
ある。
【図7】時計モードにおいて実行される時計処理を説明
するためのフローチャートである。
【図8】音楽データ選択処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】音楽データ選択処理において表示される音楽選
択画面4aの例を示す図である。
【図10】音楽データのダウンロード・着信時の音楽再
生設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】音楽データのダウンロード・着信時の音楽再
生設定処理において表示されるダウンロード要否画面4
bの例を示す図である。
【図12】音楽データのダウンロード・着信時の音楽再
生設定処理において表示される料金表示画面4cの例を
示す図である。
【図13】音楽データのダウンロード・着信時の音楽再
生設定処理において表示される着信音楽設定画面4dの
例を示す図である。
【図14】音楽データを選択したり、音楽データをダウ
ンロードする際の電話端末1と音楽配信センターとにお
ける各処理の関係を示すフローチャートである。
【図15】音楽モードにおいて実行される音楽再生処理
を説明するためのフローチャートである。
【図16】音楽再生処理において表示される音楽関連デ
ータ一覧表示画面4eの例を示す図である。
【図17】音楽再生処理において表示される音楽再生中
の表示画面4fの例を示す図である。
【符号の説明】
1 電話端末 1A 携帯電話本体 1B バンド部 1C マイク部 1D バックル部 1Da バックル雌部 1Db バックル雄部 1E スピーカ部 1F イヤホン端子 2 CPU 3 入力部 3a 電話モードスイッチ 3b 時計モードスイッチ 3c 音楽モードスイッチ 3d ダイヤル部 3e カーソルスイッチ 3f カーソルスイッチ 3g プレイスイッチ 3h ストップスイッチ 3i 音量調節スイッチ 3j 音量調節スイッチ 3S オートダイヤルスイッチ 4 表示部 4a 音楽選択画面 4b ダウンロード要否画面 4c 料金表示画面 4d 着信音楽設定画面 4e 音楽関連データ一覧表示画面 4f 音楽再生中の表示画面 5 表示駆動回路 6 ROM 7 内部RAM 8 外部RAM 9 送受信部 10 アンテナ部 11 回転スイッチ部 12 計時部 13 音再生部 14 音声入力部 20 イヤホン 20A イヤホンジャック HS 音楽配信センター 30 ホストサーバー 31 CPU 31A RAM 32 音楽データROM 33 音楽データ配信部 34 転送部 40 インターネット 50 基地局 100 音楽再生システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/05 H04M 3/42 Q 5K067 1/21 11/08 5K101 1/57 G10L 9/18 M 3/42 H04B 7/26 V 11/08 109M Fターム(参考) 5D045 DA20 5K023 AA07 BB11 CC00 HH02 HH06 HH10 MM11 5K024 AA00 CC11 5K027 AA11 FF03 FF22 FF25 HH23 HH27 5K036 AA07 BB01 JJ01 JJ04 JJ13 JJ15 KK14 5K067 AA34 BB04 BB21 FF05 FF23 FF31 FF40 GG01 GG11 HH23 KK17 5K101 KK18 LL12 NN12 NN18 PP03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相手と通話が可能な携帯電話本体と、 この携帯電話本体を使用者の身体に装着させるバンド部
    材と、 このバンド部材の一端側に設けられた通話用マイク部
    と、 前記携帯電話本体と前記バンド部材とを着脱可能に連結
    する連結部と、 前記携帯電話本体および前記バンド部材のいずれか一方
    に設けられた通話用スピーカ部と、 を備えたことを特徴とする身体装着型携帯電話端末。
  2. 【請求項2】外部から配信された音楽データを受信する
    受信部と、 この受信部により受信された音楽データを記憶する記憶
    部と、 この記憶部に記憶された音楽データに基づいて、音楽を
    再生する音楽再生部と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の身体装着
    型携帯電話端末。
  3. 【請求項3】電話モードと音楽モードとのいずれかのモ
    ードに設定するモード設定部と、 このモード設定部の設定により前記電話モードが設定さ
    れている際は、前記携帯電話本体による通話が可能とな
    り、前記モード設定部の設定により前記音楽モードが設
    定されている際は、前記音楽再生部により音楽の再生が
    可能となるように制御する制御部と、 を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の身体装着
    型携帯電話端末。
  4. 【請求項4】データを表示する表示部と、 時間を計時する時間計時部と、 この時間計時部により計時された時間を前記表示部に表
    示させる表示制御部と、 を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の身体装着
    型携帯電話端末。
  5. 【請求項5】電話モードと、時計モードとのいずれかの
    モードに設定するモード設定部と、 このモード設定部の設定により、前記電話モードが設定
    されている際は、前記携帯電話本体による通話が可能と
    なり、前記モード設定部の設定により前記時計モードが
    設定されている際は、前記時間計時部により計時された
    時間の前記表示部への表示が可能となるように制御する
    制御部と、 を更に備えることを特徴とする請求項4記載の身体装着
    型携帯電話端末。
  6. 【請求項6】データを表示する表示部と、 前記携帯電話本体による通話の際に使われる通話関連デ
    ータを前記表示部に表示させる表示制御部と、 を更に備えることを特徴とする請求項1記載の身体装着
    型携帯電話端末。
  7. 【請求項7】データを表示する表示部と、 前記受信部により受信された音楽データに関する音楽関
    連データを前記表示部に表示させる表示制御部と、 を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の身体装着
    型携帯電話端末。
  8. 【請求項8】使用者の身体に装着される身体装着型音楽
    再生装置と音楽配信センターとからなる音楽再生システ
    ムにおいて、 前記身体装着型音楽再生装置は、 前記音楽配信センターから送られてきた音楽データを受
    信する受信手段と、 この受信手段により受信された音楽データを記憶する第
    1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶された音楽データを再生する
    音楽再生手段と、 を備えており、 前記音楽配信センターは、 音楽データを記憶する第2の記憶手段と、 前記身体装着型音楽再生装置から要求された音楽データ
    を前記第2の記憶手段から読み出して送信する送信手段
    と、 を備えたことを特徴とする音楽再生システム。
  9. 【請求項9】前記身体装着型音楽再生装置は、更に、 携帯電話本体と、 この携帯電話本体を使用者の身体に装着させるバンド部
    材と、 このバンド部材の一端側に設けられた通話用マイク部
    と、 前記携帯電話本体と前記バンド部材とを着脱可能に連結
    する連結部と、 前記携帯電話本体及び前記バンド部材のいずれか一方に
    設けられた通話用スピーカ部と、 を備えることを特徴とする請求項8記載の音楽再生シス
    テム。
  10. 【請求項10】外部からの電話の着信を検出し、この検
    出後に通話が可能となる電話端末において、 外部の音楽配信機器に音楽の配信を要求するための要求
    データを電話回線を介して送信する送信手段と、 前記外部の音楽配信機器から前記要求データに従って配
    信された音楽データを受信する受信手段と、 この受信手段により受信された音楽データを記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶された音楽データを前記電話の着信
    の際に読み出してこの読み出された音楽データに基づい
    て音楽を再生する音楽再生手段と、 を備えることを特徴とする電話端末。
  11. 【請求項11】前記記憶手段は、前記受信された音楽デ
    ータを複数記憶する記憶領域を備えており、 前記音楽再生手段は、前記複数の音楽データのうちの一
    つを前記記憶領域から読み出してこの読み出された音楽
    データに基づいて音楽を再生する個別音楽再生手段を備
    えたことを特徴とする請求項10記載の電話端末。
  12. 【請求項12】前記電話端末は、使用者により携帯され
    る携帯型または使用者の身体に装着される身体装着型の
    携帯電話端末であることを特徴とする請求項10記載の
    電話端末。
JP34222599A 1999-12-01 1999-12-01 身体装着型携帯電話端末、音楽再生システム、及び電話端末 Pending JP2001160850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34222599A JP2001160850A (ja) 1999-12-01 1999-12-01 身体装着型携帯電話端末、音楽再生システム、及び電話端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34222599A JP2001160850A (ja) 1999-12-01 1999-12-01 身体装着型携帯電話端末、音楽再生システム、及び電話端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001160850A true JP2001160850A (ja) 2001-06-12

Family

ID=18352094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34222599A Pending JP2001160850A (ja) 1999-12-01 1999-12-01 身体装着型携帯電話端末、音楽再生システム、及び電話端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001160850A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015969A (ja) * 2001-07-02 2003-01-17 Masahiro Sato 個人用サーバシステム及び端末装置
KR20040008301A (ko) * 2002-07-18 2004-01-31 엘지전자 주식회사 손목시계형 다기능 이동통신단말기
JP2007065493A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Yamaha Corp 音楽再生装置
JP2009059382A (ja) * 2001-10-22 2009-03-19 Apple Inc 加速されたスクロールを行う方法および装置
JP2009071402A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Seiko Epson Corp 腕時計型携帯電話
US7745717B2 (en) 2007-03-16 2010-06-29 Yamaha Corporation Wearable electronic device
US8683378B2 (en) 2007-09-04 2014-03-25 Apple Inc. Scrolling techniques for user interfaces

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015969A (ja) * 2001-07-02 2003-01-17 Masahiro Sato 個人用サーバシステム及び端末装置
JP2009059382A (ja) * 2001-10-22 2009-03-19 Apple Inc 加速されたスクロールを行う方法および装置
US8952886B2 (en) 2001-10-22 2015-02-10 Apple Inc. Method and apparatus for accelerated scrolling
US9009626B2 (en) 2001-10-22 2015-04-14 Apple Inc. Method and apparatus for accelerated scrolling
US9977518B2 (en) 2001-10-22 2018-05-22 Apple Inc. Scrolling based on rotational movement
KR20040008301A (ko) * 2002-07-18 2004-01-31 엘지전자 주식회사 손목시계형 다기능 이동통신단말기
JP2007065493A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Yamaha Corp 音楽再生装置
US8355520B2 (en) 2005-09-01 2013-01-15 Yamaha Corporation Music player
US7745717B2 (en) 2007-03-16 2010-06-29 Yamaha Corporation Wearable electronic device
US8683378B2 (en) 2007-09-04 2014-03-25 Apple Inc. Scrolling techniques for user interfaces
US10866718B2 (en) 2007-09-04 2020-12-15 Apple Inc. Scrolling techniques for user interfaces
JP2009071402A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Seiko Epson Corp 腕時計型携帯電話

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7702363B2 (en) Cordless telephone with MP3 player capability
US7292880B2 (en) Hands-free function
JP4206608B2 (ja) 通信端末の着信音出力方法及び通信端末装置
CN100488208C (zh) 用于存储和再现移动电话的铃音乐曲的方法及其系统
US20050181826A1 (en) Handheld personal digital assistant for communicating with a mobile in music-playing operation
JP2002237873A (ja) 携帯型無線端末及び音送出方法並びに音取込方法
JP2002064626A (ja) 携帯電話機
TW493330B (en) Cellular phone
JP2001007900A (ja) 多機能移動通信端末機
WO2000072554A1 (fr) Telephone portable
JP2001160850A (ja) 身体装着型携帯電話端末、音楽再生システム、及び電話端末
JP4182618B2 (ja) 電気音響変換装置及び耳装着型電子装置
EP1569425A1 (en) Handheld PDA wirelessly connected to mobile phone and capable of playing MP3 music. Music is interrupted if incoming call is received.
JP2001045116A (ja) コードレスマイク機能およびバーコード入力および手入力が可能な曲選択リモートコントローラ機能を有する移動電話端末機とカラオケ再生機能を有する受信機セット
JPH10233826A (ja) 携帯電話装置
JP2002027029A (ja) 通信端末装置
JP3903691B2 (ja) 通信端末の着信音再生方法及び通信端末装置
JP2001268182A (ja) 携帯電話機、およびマイク付きヘッドホン
TWI262017B (en) Mobile phone recording device
KR101071689B1 (ko) 이동통신단말기에서 통화중 대기음을 송출하기 위한 장치및 방법
JP2001268181A (ja) 携帯電話機
JP2002204291A (ja) 携帯機器及び携帯機器システム
KR20010027241A (ko) 휴대폰의 착신음 선택 장치 및 착신음 선택 방법
JP2002281124A (ja) 携帯電話サービスを受けることが可能な通信機器
JP2002118627A (ja) 充電装置