JP3903691B2 - 通信端末の着信音再生方法及び通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば携帯電話端末と称される無線電話装置に適用して好適な通信端末の着信音出力方法及び通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線電話装置として使用される通信端末装置に、別の機能を組み合わせて複合端末とすることが各種行われている。即ち、一般に無線電話装置は携帯用として小型に構成されて、使用者が常時携帯するものであるため、無線電話としての機能の他に、時計機能やスケジュール管理機能などを備えて、端末装置が備える表示装置に表示させるようにしたものがある。
【0003】
ここで、より高機能化された複合端末として、オーディオ再生装置を携帯端末装置に内蔵させることが提案されている。即ち、近年半導体メモリの大容量化及びオーディオデータの圧縮技術の向上に伴って、例えば数十分〜数時間程度のオーディオデータを、メモリカードが内蔵したメモリに記憶させることが可能になっている。このメモリカードを記録媒体(記憶媒体)として使用した小型の再生装置に、ヘッドホンを取付けて、そのヘッドホンでオーディオを聴取するようにしたものが既に実用化されている。
【0004】
このようなメモリを記録媒体として使用したオーディオ再生装置を、携帯電話端末に内蔵させることで、携帯電話端末を通話用として使用しないときには、その端末にヘッドホンを取付けて、オーディオを聴取することができ、携帯電話端末の用途が広がる。
【0005】
また、携帯電話端末にオーディオ再生装置を取付けることで、例えば無線電話回線を介してオーディオデータをセンタから端末にダウンロードさせて、その端末に装着されたメモリカードにオーディオデータを記憶させることで、オーディオデータをユーザに簡単に配信することができ、非常に便利である。
【0006】
ところで、上述したような携帯電話端末は、電話としての着信時に、呼び出し音を鳴らすようにしてある。この呼び出し音としては、単純に「ピッピッ」と鳴る電子音の他に、数秒〜10秒程度の短時間のメロディを電子音として鳴らせる場合がある。このようなメロディを鳴らす場合には、端末の製造時に内部のメモリに予め記憶されたメロディの中から、所望のメロディを選択する場合と、ユーザがキー操作で所望のメロディを入力させる場合と、着信用のメロディが用意されたサーバに電話回線でアクセスし、そのサーバから所望のメロディのデータをダウンロードして端末に記憶させる場合とがある。
【0007】
このようなメロディの電子音を呼び出し音として鳴らすことで、各自が使用する端末の区別がつくことになり、例えば誰が所持した端末に着信があったか等が容易に判るようになる。なお、本明細書では着信時に端末が鳴らす呼び出し音のことを着信音と称する。
【0008】
ここで、端末の内部のメモリに予め用意されたメロディを鳴らす場合には、メロディの種類が予め用意されたものに限られる問題がある。サーバから所望のメロディのデータをダウンロードする場合にも、同様にサーバ側に用意されたメロディしか設定できない問題がある。また、メロディをキー操作で入力させる場合には、メロディの音程に則した複雑なキー操作が必要になる問題がある。
【0009】
また、従来のメロディの着信音は、端末の内部でメロディのデータに基づいて所定の音程の電子音を生成させてメロディが出力されるようにしたものであり、二重音などの複音を生成させることができるようにしたものもあるが、基本的に電子的に合成された音であり、音色の変化に乏しい問題がある。
【0010】
この問題点を解決するために、本出願人は先に携帯電話端末が内蔵したオーディオ再生機能部を利用して、このオーディオ再生機能部からの再生音を、着信音として鳴らすようにしたものを提案した(特願2000−152016号)。
【0011】
このオーディオ再生機能部を利用して着信音を鳴らすことで、出力される着信音は、オーディオ再生機能部にセットされた音楽データに依存することになり、高音質な音楽を着信音とすることが可能になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、オーディオ再生機能部を利用して着信音を鳴らすようにすると、オーディオ再生機能部を利用して端末で音楽を聞いている最中に、その着信音として音楽を鳴らすようにすると、端末の利用者は、着信を知らせるための音であることが判り難い問題がある。即ち、例えば端末で音楽を聞いている最中に、その着信音として音楽を鳴らすようにすると、着信音として設定された音楽と、聞いている最中の音楽とが、全く同一の音楽である場合には、区別が困難である。また、着信音として設定された音楽と、聞いている最中の音楽とが、別の音楽である場合には、再生機能部が誤動作して別の曲の再生に移ったと勘違いする可能性があり、何らかの対処が必要であった。
【0013】
本発明の目的は、この種の通信端末装置において、オーディオ再生機能を利用して着信音を鳴らす場合に、利用者が着信音として確実に区別できるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定の局との間で無線通信を行い、音楽又は音声の再生機能が内蔵された通信端末の着信音出力方法において、所定の局からの着信時に、再生機能部に用意された音楽又は音声のデータの内の所定区間のデータによる第1の着信音を出力させるように設定した状態で、再生機能部に用意された音楽又は音声を再生させているときに、所定の局からの着信時があったとき、所定区間のデータによる着信音以外の第2の着信音を出力させるようにしたものである。
【0015】
このようにしたことで、音楽又は音声の再生機能を利用して着信音を鳴らすように設定した状態で、音楽又は音声を再生中に着信があったときには、別の着信音が出力されるようになり、着信中であることが確実に判るようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。
【0017】
本例においては、例えば各種方式のデジタルデータを基地局との間で無線伝送することで、通話やデータ通信などを行う無線電話装置(携帯電話端末)に適用したものである。そして、本例の携帯電話端末には、無線電話としての機能部の他に、オーディオ再生機能部を内蔵させてある。
【0018】
図1は、本例の携帯電話端末100の外観の一例を示した図である。本例の携帯電話端末100は、第1筐体110と第2筐体120とを接合部101で回動自在に接合させたいわゆる折り畳み型の携帯電話端末として構成してある。図1は、両筐体110,120を開いた状態で示してあり、その開いたときに内側になる面の第1筐体110側には、携帯電話として使用される複数のキーで構成されるキー入力部111が配置してある。キー入力部111として用意されたキーとしては、0〜9の数字や*,#の記号のキーや、発信操作などを行うキーや、各種機能を設定するキーが用意されている。その機能キーの内の1つのキー111aは、電話機能を停止させて、オーディオ再生機能だけを作動させるモードを設定及び解除するためのキーとしてある。
【0019】
また、一部のキー111b,111cについては、第2筐体120側に配置してある。さらに、第1筐体110の側面には、回転操作と押下操作とが可能なジョグダイヤル部112が配置してあり、このジョグダイヤル部112の操作によっても各種操作が可能としてある。ジョグダイヤル部112の操作によって、オーディオ再生機能を操作することも可能としてある。
【0020】
また、第1筐体110の下端部には通話用のマイクロホン113が配置してあり、第2筐体120の上端部には通話用のスピーカ122が配置してあり、このマイクロホン113とスピーカ122とを通話者の口と耳元に近づけることで通話ができるようにしてある。第2筐体120の中央部には、表示部123を構成する表示パネルが配置してあり、数字,文字,図形などにより、動作状態や登録された電話番号、受信した文字メールなどの電話に関連した各種表示が可能としてある。また、後述するオーディオ再生機能に関連した表示も可能としてある。
【0021】
第1筐体110には、メモリカード装着部114が設けてあり、例えば筐体の側面側からメモリカード10を挿入させて装着できるようにしてある。本例の場合に使用可能なメモリカード10としては、例えばスティク状(細長の薄板状)に構成された樹脂パッケージ内に不揮発性の半導体メモリを収納させたものを使用する。
【0022】
第2筐体120には、上端にホイップアンテナ121が取付けてあり、側面部に各種端子が配置してある。具体的には、ヘッドホンジャック124と、オーディオ入力ジャック125と、データ通信用ポート126とが配置してある。ヘッドホンジャック124については、ヘッドホン装置に供給するオーディオ信号(音声信号)の出力部と、ヘッドホン装置が内蔵するマイクロホンが拾った音声信号の入力部と、ヘッドホン装置に取付けられたリモートコントロール装置と通信を行うための入出力部とが、一体化されている。データ通信用ポート126については、例えばパーソナルコンピュータ装置などと接続するためのポートであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)と称される規格のインターフェース用ポート、或いはIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers )1394規格のインターフェース用ポートとする。
【0023】
ヘッドホンジャック124に装着されるプラグ121を備えたヘッドホン装置20としては、その信号線の途中にリモートコントロール部22が取付けてある。このリモートコントロール部22には、表示部23と、キー24とボリュームと、マイクロホン26とが取付けてある。そして、信号線の先端部には、左右のヘッドホンユニット27L,27Rが取付けてある。
【0024】
図2は、本例の携帯電話端末100を閉じた状態の表面側(即ち第2筐体120側の面)を示した図である。この面には、オーディオ再生のための操作を行う複数のキー111dと、再生音量を調整するためのボリュームキー111eが配置してある。さらに、再生されたオーディオを出力させるスピーカ143が配置してある。このスピーカ143は、電話の着信時の呼び出し音などを鳴らすためにも使用される。
【0025】
図3は、本例の携帯電話端末100を閉じた状態の裏面側(即ち第1筐体110側の面)を示した図である。この面には、バッテリ(二次電池)の装着部151が設けてあると共に、装着部141に装着されたメモリカード10を取り外すためのリジェクトスイッチ152が配置してある。
【0026】
次に、本例の携帯電話端末100の内部構成を、図4を参照して説明する。無線電話用の回路としては、アンテナ121がアンテナ共用器131を介して受信回路132と送信回路134に接続してある。受信回路132では、指示されたチャンネルの受信処理を行い、受信回路132で受信された信号を、音声処理部133に供給して、無線伝送された音声信号や各種データを復調して抽出し、音声信号についてはスピーカ122から出力させる。また、マイクロホン113が出力する音声信号を音声処理部133に供給して、無線伝送用に変調するなどの処理を行い、その処理された信号を送信回路134で所定のチャンネルの送信信号とする送信処理を行い、その送信信号をアンテナ121から無線送信させる。これらの音声処理部133と受信回路132と送信回路134での処理は、中央制御ユニット(CPU)135の制御により実行される。CPU135は、この携帯電話端末内での各種信号処理を制御するマイクロプロセッサであり、オーディオ再生機能についても、このCPU135が制御する。
【0027】
また、受信回路132には、着信検出回路132aが接続してあり、受信回路132で基地局から受信した制御信号などから、この端末100への着信を着信検出回路132aで検出するようにしてある。着信検出回路132aで着信を検出したときには、着信検出情報をCPU135に供給し、CPU135に必要な処理を実行する。ここでの着信に必要な処理としては、例えば着信音を鳴らす処理がある。着信音を鳴らす処理の詳細については後述する。
【0028】
CPU135には、この端末の動作に必要な情報が記憶されるROM136と、電話帳情報などのユーザが登録した情報が記憶されるRAM137とが接続してあり、CPU135が随時記憶情報を読出すようにしてある。この場合、ROM136は、所定の処理を行ったとき一部の記憶データの書換えが可能なフラッシュメモリとしてあり、電話機能に関する登録情報を書き込ますようにしてある。このROM136に記憶される電話機能に関する登録情報としては、この電話端末に固有の識別番号であるIDデータや、無線電話会社への契約の有無の情報や、契約を行った場合には、電話会社から付与された電話番号の情報などがある。また、オーディオ再生機能に関する契約が必要な場合には、その契約に関する情報をROM136に書き込ませるようにしても良い。
【0029】
また、ROM136の一部のエリアが、着信音のデータの記憶部として設定してあり、この端末への着信があったとき、CPU135の制御で、このエリアに記憶された着信音のデータの中の、予め選択されたデータを読み出して、スピーカ122(又は図示しない着信音用の専用のスピーカ)から、いわゆる電子音の着信音を鳴らすようにしてある。また本例においては、この電子音を着信音として鳴らす処理の他に、後述するオーディオ再生機能を利用して着信音を鳴らす処理が実行できるようにしてある。電子音を着信音として鳴らす場合(第1のモード)と、オーディオ再生機能を利用して着信音を鳴らす場合(第2のモード)とは、キー入力部111又はジョグダイヤル部112の操作によりモード設定を行うことで、いずれかのモードがCPU135に登録されて選択できるようにしてある。
【0030】
キー入力部111やジョグダイヤル部112を操作した情報は、CPU135に供給され、CPU135がその操作情報に基づいた動作を実行させるようにしてある。表示部123での表示についても、CPU135が制御する。ここまで説明した構成は、基本的には電話機能に関連した構成である。
【0031】
次に、オーディオ再生機能に関した構成について説明すると、本例の場合には、オーディオデータを所定の方式(例えばATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)3方式)で圧縮されたデータを、メモリカード10に記憶させるようにしてある。このオーディオデータが記憶されたメモリカード10がメモリカード装着部114に装着されたとき、メモリカード10の記憶データが、CPU135の制御によりデコーダ138に供給され、デコーダ138で圧縮されたデータの逆圧縮処理を行って元のデータに戻し、戻されたデータをデジタル・アナログ変換器139に供給して、アナログオーディオ信号とし、その変換されたオーディオ信号を出力端子124aに供給する。この出力端子124aは、図1に示すヘッドホンジャック124の内部に配された端子である。
【0032】
出力端子124aに得られる信号には、デジタル・アナログ変換器139の出力と、音声処理部133からの通話用音声の出力とが、加算器140で加算されて供給されるようにしてあり、電話端末として通話を行っている際には、ヘッドホン装置20で通話用音声を聞き取ることもできるようにしてある。そして、出力端子124aに接続されたヘッドホン装置にそのオーディオ信号を供給して出力させる。なお、デジタル・アナログ変換器139の出力に対して、増幅などのアナログ信号処理を行う場合もある。
【0033】
また、デジタル・アナログ変換器139が出力するオーディオ信号を、増幅器142を介して端末の表面に取付けられたスピーカ143に供給して出力させることも可能としてある。デジタル・アナログ変換器139の出力系統の選択は、CPU135により制御される。また、後述するように、オーディオ再生機能を利用して着信音を鳴らす場合にも、メモリカード10から着信音用として予め登録された区間のオーディオデータを読み出して、デジタル・アナログ変換器139から出力されるオーディオ信号を、端末の表面に取付けられたスピーカ143に供給して、このスピーカ143から着信音を鳴らす。
【0034】
本例のオーディオ再生機能部は、入力したオーディオ信号(又は音声信号)を、装着されたメモリカード10に記録(記憶)させる機能も備える。この記録機能のために、デジタルオーディオデータの入力端子125を備えて、その入力端子125に得られるオーディオデータを、デコーダ138に供給する。本例のデコーダ138は、この記録用に入力データをエンコードするエンコーダとしての機能も可能としてあり、CPU135の制御でエンコードされたデータを、メモリカード装着部114に装着されたメモリカード10に記憶させるようにしてある。なお、デコーダ138でのデコード処理やエンコード処理は、ここでは音楽などのオーディオデータを処理するのに適した方式の処理としてある。
【0035】
図1に示すヘッドホンジャック124は、図4に示す出力端子124aの他に、ヘッドホンに内蔵されたマイクロホンからの音声信号の入力端子124bと、リモートコントロール用の入出力端子124cとを備える。入力端子124bに得られる音声信号については、アナログ/デジタル変換器141を介してデコーダ138に供給し、オーディオデータの場合と同様にエンコードして、メモリカード10に記憶させることもできるようにしてある。また、入力端子124bに得られるマイクロホンからの音声信号については、音声処理部133に供給して、マイクロホン113から入力した音声と同様に、通話用音声として処理できるようにしてある。リモートコントロール用の入出力端子124cは、CPU135が、ヘッドホン装置20内のリモートコントロール部22と通信を行うための端子であり、リモートコントロール部22内の表示部23での表示をCPU135が制御すると共に、キー24の操作情報などをCPU135が判断する。なお、リモートコントロール用の信号をオーディオ信号(音声信号)に重畳して、リモートコントロール用の入出力端子124cを出力端子124aと共通の端子とすることも可能である。
【0036】
また、本例の携帯電話端末100は、パーソナルコンピュータ装置などの情報機器と通信を行うためのデータ通信用ポート126を備えて、そのポート126にインターフェース部144が接続してあり、インターフェース部144を介してポート126と接続された相手側の機器と、CPU135及びデコーダ138が通信をできるようにしてある。このポート126を使用した外部の機器との通信では、例えば外部の機器からポート126に供給されるオーディオデータを、デコーダ138に供給して、記録(記憶)用に圧縮して、メモリカード装着部114に装着されたメモリカード10にそのデータを記憶させたり、或いはメモリカード10に記憶されたオーディオデータを、デコーダ138で逆圧縮し、そのデータをポート126に接続された機器に供給すること等が可能である。また、無線電話回線を経由してこの端末が受信したデータを、CPU135の制御でポート126に供給して、外部の機器に供給したり、逆に外部の機器からポート126に得られるデータを、CPU135の制御で無線電話回線側に送出させることもできる。
【0037】
また、無線電話回線を経由してこの端末の受信回路132が受信したオーディオデータなどの各種データを、CPU135の制御で、メモリカード114に記憶させることも可能としてある。この場合、受信したデータが既に記憶用にエンコードされたデータである場合、デコーダ138でのエンコード処理を省略してメモリに書き込ませても良い。
【0038】
このようにして、本例の携帯電話端末には、オーディオデータや音声データを記録(記憶)し再生する機能部が内蔵されている。なお、本例の場合には、メモリカード10が装着部114から着脱自在であるので、例えば他のオーディオ機器でオーディオデータを記憶させたメモリカード10を、本例の携帯電話端末100に装着して、再生させることも可能である。
【0039】
次に、本例の携帯電話端末にて、着信時に着信音を鳴らす処理について説明する。本例の場合には、既に説明したように、電子音を着信音として鳴らすいわゆる通常の着信音処理(第1のモード)と、オーディオ再生機能を利用して着信音を鳴らす処理(第2のモード)とが実行できるようにしてある。図5は、この着信音を鳴らす処理から見た携帯電話端末の構成の概要を示したブロック図である。着信音を鳴らす処理は、CPU135の制御で実行されて、着信中であるときにスピーカ143などから出力されるものである。
【0040】
ここで、第1のモードが設定されて、電子音を着信音として鳴らす場合には、例えばCPU135に接続されたROM136の着信音データ記憶エリアに用意された複数の電子音データ(ここでは電子音1〜4)の中の予め選択されたものが、CPU135で読み出されて、スピーカ143から出力させるものである。また、第2のモードが設定されて、オーディオ再生機能を利用して着信音を鳴らす場合には、例えばメモリカード装着部114に装着されたメモリカード10に記憶されたオーディオデータの中の設定された区間のオーディオデータが読み出されて、スピーカ143から出力させるものである。
【0041】
図5の例では、メモリカード10にトラック1〜3の3曲のオーディオデータが記憶されて、その内のトラック3のオーディオデータの一部の区間(a1からa2までの区間)を、着信音として鳴らすように設定した例としてある。
【0042】
そして、着信音として鳴らすように設定されたものが、どのデータであるかを示すデータを記憶する着信音設定データの記憶エリアが、CPU135に接続されたRAM137に用意されている。このデータの記憶エリアは、図5にRAM137の記憶エリアとして示すように、エリア1とエリア2の2つのエリアが用意されている。そして、CPU135は、設定されたモードに応じて、着信音として鳴らすように設定されたデータが記憶された位置(ROM136のアドレス又はメモリカード10のアドレス)を、エリア1に記憶させるようにしてあり、着信中には、エリア1に記憶されたアドレスのデータを優先的に読み出して着信音として鳴らすようにしてある。エリア2に記憶されたアドレスのデータが読み出されて、着信音として鳴らせる場合の処理については後述する。なお、以下の説明では、RAM137の着信音設定データの2つの記憶エリアを、単にエリア1,エリア2と称する。
【0043】
次に、オーディオ再生機能を利用して着信音を鳴らす場合の設定処理を、図6のフローチャートを参照して説明する。まず、メモリカード10に記憶されたオーディオ(音楽又は音声)を再生させて、その再生音をスピーカ又はヘッドホンから出力させ、着信音登録モードを何らかのキー操作で設定させる。着信音登録モードを設定させてから、音楽の再生を行うようにしても良い。
【0044】
そしてCPU135は、その音楽の再生中であるか否か判断し(ステップS11)、再生中であると判断したときには、ジョグダイヤル部112を押下させるクリック操作があったか否か判断する(ステップS12)。クリック操作がない場合には、再生が続く限り、クリック操作の有無を判断する。
【0045】
ステップS12でクリック操作があると判断したとき、そのクリック操作が1回目の操作であるか否か判断し(ステップS13)、1回目の操作であるとき、そのときのメモリカード10から読み出して再生しているオーディオデータのメモリ上の記憶アドレスを、CPU135内に始点アドレス(例えば図5のアドレスa1)として一時記憶させる(ステップS14)。この一時記憶をした後は、ステップS11の判断に戻る。
【0046】
そして、ステップS12でクリック操作があると判断し、ステップS13でそのクリック操作が1回目でないと判断したとき、そのクリック操作が2回目であるか否か判断する(ステップS15)。ここで2回目であると判断したとき、そのときのメモリカード10から読み出して再生しているオーディオデータのメモリ上の記憶アドレスを、CPU135内に終点アドレス(例えば図5のアドレスa2)として一時記憶させる(ステップS16)。そして、CPU135内に一時記憶された始点アドレスと終点アドレスを、RAM137のエリア1に記憶させる。また、この処理を行う前にRAM137のエリア1に記憶されていたアドレスを、RAM137のエリア2に移して記憶させる(ステップS17)。なお、この記憶時には、このとき再生した曲(音楽など)やメモリカード10を識別するデータについても、必要により記憶させておく。
【0047】
また、ステップS15で2回目のクリックでないと判断したときには、CPU135の内部でのクリック回数の設定をクリアして(ステップS18)、ここでの処理を中断させて、ステップS11の判断に戻る。
【0048】
そして、ステップS17の着信音設定処理が終了した後には、設定キーとして用意されたキーの操作、又はジョグダイヤル部112の設定用の操作があるか否か判断する(ステップS19)。この操作がないときには、ステップS11の判断に戻る。また、ステップS11で音楽再生中でないと判断した場合にも、このステップS19の判断を行う。
【0049】
ステップS19で設定キー操作があると判断したときには、ここでの着信メロディの選択処理を確定させる(ステップS20)。この確定処理があると、RAM137のエリア1に記憶されたアドレスが、メモリカード10のアドレスか否か判断し(ステップS21)、メモリカード10のアドレスである場合には、ステップS24に移って、エリア2の記憶アドレスを、強制的にROM136の電子音のアドレスにする。このときには、エリア2の記憶アドレスが、既にROM136の電子音のアドレスである場合には、そのままそのアドレスを保持させ、エリア2の記憶アドレスが、メモリカード10の記憶アドレスである場合には、ROM136の電子音のアドレスに書換えさせる。ROM136の電子音のアドレスに書換えさせる場合には、例えば常に同じ電子音を選ぶ(例えば図5の電子音1のアドレスとする)。
【0050】
また、ステップS21で、RAM137のエリア1に記憶されたアドレスが、メモリカード10のアドレスでないと判断したときには、エリア2に何れかのアドレスが登録されているか否か判断し(ステップS22)、登録されていない場合には、ステップS24に移って、エリア2にROM136の電子音のアドレスを記憶させる。このときには、エリア1とは別の電子音のアドレスを記憶させる。
【0051】
ステップS22で、エリア2にアドレスの登録が登録されていると判断したときには、ユーザの操作に基づいて、必要によりエリア1の記憶アドレス又はエリア2の記憶アドレスのいずれかを書換えさせて(ステップS23)、処理を終了させる。ステップS23の処理により、ROM136に用意された電子音の中の任意の電子音を、着信音として選択することができる。また、ユーザがキー操作などで入力させた音程の電子音や、電話回線などを介して外部からダウンロードした電子音などを、このときの処理時に設定させるようにしても良い。
【0052】
この図6のフローチャートに示す処理を実行することで、メモリカード10の記憶アドレスを着信音として設定したときには、そのアドレスは常にエリア1として設定されると共に、その場合には、エリア2に必ずROM136のいずれかの電子音のアドレスが記憶されることになる。なお、メモリカード10の記憶アドレスがエリア1に記憶された状態が、上述した第2のモードの着信音が設定された状態であり、その他の状態が、上述した第1のモードの着信音が設定された状態である。
【0053】
次に、着信音として設定されたデータを消去(削除)させる場合の処理を、図7のフローチャートを参照して説明する。まず、消去キーとして用意されたキーの操作、又はジョグダイヤル部112の消去用の操作があるか否か判断し(ステップS31)、該当する操作があるまで待機する。そして、消去用の操作があると判断したとき、消去させるエリア(ここではエリア1又はエリア2のいずかれのエリア)を、ユーザの操作で選択させる(ステップS32)。
【0054】
ここでCPU135は、ステップS32で選択されたエリアが、エリア1であるか否か判断し(ステップS33)、エリア1であると判断したとき、エリア2にアドレスのデータの記憶があるか否か判断する(ステップS34)。そして、エリア2にアドレスのデータの記憶があるとき、エリア1に記憶されたアドレスのデータを消去させ(ステップS35)、エリア2の記憶アドレスを、エリア1に移させる(ステップS36)。
【0055】
また、ステップS34で、エリア2にアドレスのデータの記憶がないと判断したとき、そのときの着信音の記憶アドレスを消去させずに保持させる(ステップS37)。このときには、このことを端末の表示パネルに表示させても良い。
【0056】
また、ステップS33で、選択されたエリアがエリア1でないと判断したとき、そのとき選択されたエリアがエリア2か否か判断し(ステップS38)、エリア2であるとき、そのエリア2のデータを消去させる(ステップS39)。エリア2以外が選択された場合には、そのときの操作は無効とする。なお、ステップS38でエリア2が選択された場合に、エリア1に記憶されているデータが、メモリカード10の記憶エリアである場合にも、そのときの操作を無効として、ステップS39の処理には移らないようにする。
【0057】
次に、着信があった際の処理を、図8のフローチャートを参照して説明する。まず、CPU135は、着信検出回路132aが着信を検出したか否か判断し(ステップS41)、着信を検出するまで待機する。着信検出回路132aで着信を検出した際には、RAM137のエリア1を参照する(ステップS42)。ここで、エリア1の記憶アドレスが、メモリカード10の記憶アドレスであるか否か判断し(ステップS43)、メモリカード10の記憶アドレスでない場合には、ROMの電子音の記憶アドレス(即ち第1のモードが設定されいる状態)であり、ステップS44に移って、該当するアドレスの電子音のデータを読み出して、その読み出したデータの電子音を、着信音として鳴動させる(ステップS45)。
【0058】
また、ステップS43で、エリア1の記憶アドレスが、メモリカード10の記憶アドレスであると判断した場合(即ち第2のモードが設定されている状態)には、CPU135は現在の端末装置の状態が、メモリカード10に記憶されたオーディオデータを読み出して、オーディオを再生中であるか否か判断する(ステップS46)。この判断で、再生中でないと判断した場合には、メモリカード10から該当する区間のオーディオデータを読み出して(ステップS47)、その読み出したオーディオデータによる着信音を鳴動させる(ステップS48)。ステップS48での着信音の出力としては、例えば着信状態が検出されて、その着信を受ける操作(又は着信を拒否する操作)があるまで、設定された区間のオーディオデータによる着信音を繰り返し鳴らせる。
【0059】
そして、ステップS46で再生中であると判断したときには、ミュージックセレクトモードが設定されているか否か判断する(ステップS49)。このミュージックセレクトモードは、例えばユーザの操作で予め設定されるモードであり、ミュージックセレクトモードを設定した際には、再生中の曲と同一の曲の一部の区間が着信音として設定されている場合にだけ、エリア2の着信音を出力させ、その他の場合(即ち着信音として設定された曲以外の曲を再生中)には、エリア1の着信音を出力させるモードである。
【0060】
図8のフローチャートの説明に戻ると、ステップS49でミュージックセレクトモードが設定されていないと判断したときには、ステップS50に移って、エリア2の記憶アドレスを参照し、そのアドレスの電子音のデータをROM136から読み出して(ステップS44)、その電子音を着信音として鳴動させる(ステップS45)。また、ステップS49でミュージックセレクトモードが設定されていると判断したときには、現在再生中の曲が、着信音(着信メロディ)として設定された曲と一致するか否か判断する(ステップS51)。例えば、図5の例では、トラック3の曲のアドレスa1からアドレスa2が着信音として設定されていたとき、再生中の曲がトラック3の曲であるか否か判断する。この判断で一致しない場合には、ステップS47に移り、エリア1に記憶されたアドレスのデータをメモリカード10から読み出して、着信音を鳴動させる(ステップS48)。また、ステップS51で現在再生中の曲が、着信音として設定された曲と一致したときには、ステップS50に移って、エリア2の記憶アドレスを参照し、そのアドレスの電子音のデータをROM136から読み出して(ステップS44)、その電子音を着信音として鳴動させる(ステップS45)。
【0061】
このようにして、オーディオ再生機能を利用してメモリカード10に記憶されたオーディオデータを利用して、着信音を鳴らすようにしたことで、ユーザが所望の曲を、オーディオ再生を行う場合と同様の高音質で鳴らせると共に、オーディオ再生を行っている最中に、着信があったときには、予め用意された別の着信音が鳴るようになり、着信音と再生中のオーディオとを利用者が区別できるようになり、確実に着信が報知される。
【0062】
なお、図8のフローチャートで説明したミュージックセレクトモードの処理は、省略するようにしても良い。即ち、再生中の音楽が着信音として設定された音楽と同一である場合にだけ、電子音などの別の着信音を鳴らすようにだけ設定しておいても良い。逆に、再生中の音楽が着信音として設定された音楽と同一であるか否かにかかわらず、再生中には必ず電子音などの別の着信音を鳴らすように設定しておいても良い。
【0063】
また、ここまで説明した処理では、オーディオ再生機能を利用した着信音を鳴らす処理として、メモリカード10から該当する区間のオーディオデータを、着信時に読み出して、その読み出したデータから着信音を生成させるようにしたが、着信メロディ用の登録があった時点で、該当する区間のオーディオデータをメモリカード10から読み出して、CPU135に接続された別のメモリに記憶させ、着信時には、そのメモリから読み出したデータで、着信音を鳴らすようにしても良い。このようにすることで、例えばメモリカード10に後から別の曲を記憶させた場合や、メモリカードそのものが端末から外された場合であっても、登録時の曲を着信音として鳴らせるようになる。
【0064】
この場合、オーディオデータをメモリカード10から読み出して別のメモリに転送させて記憶させる場合には、オーディオデータに何らかの方式変換処理を施すようにしても良い。即ち、例えばメモリカード10には、ATRAC3方式で記憶されたオーディオデータを、別の圧縮方式で符号化されたオーディオデータとして、RAMなどに記憶させるようにしても良い。
【0065】
また、ここまでの説明では、装着されたメモリカードには、オーディオデータを記録(記憶)させて、その記録されたオーディオデータを再生するようにしたが、携帯電話端末が内蔵したマイクロホンが収録した音声データや、電話として使用中の通話音声のデータを、メモリカード内のメモリに記憶させて、必要なときに再生する音声記録再生装置としても良い。この場合、記憶させるデータの処理としては、音楽などのオーディオデータを記憶させる場合のエンコード処理(圧縮処理)とデコード処理(逆圧縮処理)と同じでも良いが、会話用音声に適したより圧縮率の高いエンコード処理やデコード処理を行うようにしても良い。また、話し声などの音声をメモリに記憶させたとき、そのメモリに記憶された音声を着信音として鳴らすように設定して、その場合の処理(例えばその音声を再生中の処理)を、上述した実施の形態と同様に行うようにしても良い。
【0066】
また、上述した実施の形態では、使用される記録媒体(記憶媒体)としてメモリカードを使用したが、他の記録媒体を使用しても良い。また、メモリを記憶媒体として使用する場合に、そのメモリが端末装置内に予め組み込まれたものを使用して、交換できないようにしても良い。
【0067】
また、上述した実施の形態では、オーディオ再生中に着信があったときに、再生しているオーディオの処理については特に説明しなかったが、着信音を鳴らしている最中には、オーディオの再生を停止させるようにしても良い。或いは、所定レベル音量を低下させて再生を継続させても良い。また、着信を受ける操作(いわゆるオフフック操作)があったときに、再生を停止させるようにしても良い。また、再生を停止させて通話が開始された後に、その通話を終了させる操作(いわゆるオンフック操作)があったとき、自動的にオーディオの再生を再開させるようにしても良い。このときには、停止させた位置からの再生を継続させるようにしたり、或いはその曲の先頭部分から再度再生させるようにしても良い。
【0068】
また、通信端末装置に、ヘッドホン装置を接続して、そのヘッドホン装置で再生されたオーディオを聴取するようにしていた際には、ヘッドホン装置からだけ着信音を鳴らすようにしても良い。
【0069】
また、上述した実施の形態では、通信端末として無線電話回線を使用する携帯電話端末としたが、基地局からの呼び出し信号を受信したとき、同様の着信音(呼び出し音)を鳴らす処理を行う他の無線通信システム用の無線通信端末にも適用できるものである。
【0070】
【発明の効果】
本発明によると、音楽又は音声の再生機能を利用して着信音を鳴らすように設定した場合に、着信があったときには、その設定された着信音以外の着信音が着信時に鳴るようになり、再生中の音楽又は音声と区別できる態様で着信音が鳴るようになり、端末の利用者は着信があったことを確実に認識できるようになる。
【0071】
この場合、再生機能部で再生させている音楽又は音声が、着信音として設定された区間の音楽又は音声と同じデータを含む音楽又は音声である場合に、その音楽又は音声以外の着信音を鳴らすようにしたことで、例えば再生中の音楽と同じ音楽が着信音として鳴ることが無くなり、良好に着信音の種類が設定されるようになる。
【0072】
また、再生機能部を利用して再生させる第1の着信音として設定された区間の音楽又は音声と同じデータを含まない音楽又は音声を再生中であっても、再生機能部での再生中には、その第1の着信音とは別の着信音を出力させるモードを、選択出来るようにしたことで、再生機能部を利用して再生中には、常に一定の着信音が出力されることになり、その一定の着信音で着信中であることを確実に知らせることが可能になる。
【0073】
また、再生中に鳴らせる別の着信音は、通信端末に予め用意されている電子音であることで、音楽などとは明確に区別できる着信音を出力させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による端末装置の例(開いた状態)を示す斜視図である。
【図2】図1に示した例の端末装置を閉じた状態の表面の例を示す斜視図である。
【図3】図1に示した例の端末装置を閉じた状態の裏面の例を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態による端末装置の内部構成の例を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施の形態による通信装置の構成を、着信音を鳴らす処理から見たブロック図である。
【図6】本発明の一実施の形態による着信音の設定処理例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態による着信音のデータ消去処理の例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態による着信音を鳴らす処理の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…メモリカード、20…ヘッドホン装置、22…リモートコントロール部、23…表示部、24…キー、25…ボリューム、26…マイクロホン、100…携帯電話端末、110…第1筐体、111…キー入力部、113…マイクロホン、114…メモリカード装着部、120…第2筐体、121…アンテナ、122…スピーカ、123…表示部、124…ヘッドホンジャック、125…オーディオ入力ジャック、126…データ通信用ポート、132…受信回路、132a…着信検出回路、133…音声処理部、134…送信回路、135…中央制御ユニット(CPU)、136…ROM、137…RAM、138…デコーダ(エンコーダ)、139…デジタル・アナログ変換器、141…アナログ/デジタル変換器、143…スピーカ、161…電源回路、162,163,165…電源供給スイッチ、164…モード切換スイッチ
Claims (8)
- 所定の局との間で無線通信を行い、音楽又は音声の再生機能が内蔵された通信端末の着信音出力方法において、
上記所定の局からの着信時に、上記再生機能部に用意された音楽又は音声のデータの内の所定区間のデータによる第1の着信音を出力させるように設定した状態で、
上記再生機能部に用意された音楽又は音声を再生させているときに、上記所定の局からの着信時があったとき、上記所定区間のデータによる着信音以外の第2の着信音を出力させる
通信端末の着信音出力方法。 - 請求項1記載の通信端末の着信音再生方法において、
上記再生機能部で再生させている音楽又は音声は、上記第1の着信音として設定された区間の音楽又は音声と同じデータを含む音楽又は音声であり、
上記第1の着信音として設定された区間の音楽又は音声と同じデータを含まない音楽又は音声を再生中には、上記所定の局からの着信時に、上記第1の着信音を出力させる
通信端末の着信音出力方法。 - 請求項2記載の通信端末の着信音再生方法において、
上記第1の着信音として設定された区間の音楽又は音声と同じデータを含まない音楽又は音声を再生中であっても、上記再生機能部での再生中には、上記第2の着信音を出力させるモードを、選択出来るようにした
通信端末の着信音出力方法。 - 請求項1記載の通信端末の着信音出力方法において、
上記第2の着信音は、通信端末に予め用意されている電子音である
通信端末の着信音出力方法。 - 所定の局との間で無線通信を行う無線通信手段と、
記憶媒体に記憶されている音楽又は音声のデータの再生を行う再生手段と、
上記無線通信手段で受信した信号から着信を検出する着信検出手段と、
上記着信検出手段が着信を検出したとき、着信音を出力させる着信音出力手段と、
上記再生手段で再生されるデータの所定区間のデータによる第1の着信音を出力させるモードを設定させて、上記再生手段が音楽又は音声を再生させているときに、上記着信検出手段が着信を検出したとき、上記着信音出力手段から上記第1の着信音以外の第2の着信音を出力させる制御手段とを備えた
通信端末装置。 - 請求項5記載の通信端末装置において、
上記再生手段で再生させている音楽又は音声が、上記第1の着信音として設定されたデータを含む音楽又は音声であることを上記制御手段が判別したとき、上記制御手段は上記第2の着信音を出力させ、
上記再生手段で再生させている音楽又は音声が、上記第1の着信音として設定されたデータを含まない音楽又は音声であることを上記制御手段が判別したとき、上記制御手段は上記第1の着信音を出力させる
通信端末装置。 - 請求項6記載の通信端末装置において、
上記再生手段で再生させている音楽又は音声が、上記第1の着信音として設定されたデータを含まない音楽又は音声であるときであっても、上記第1の着信音を出力させるモードを、上記制御手段に選択的に設定できるようにした
通信端末装置。 - 請求項5記載の通信端末装置において、
上記第2の着信音は、所定の記憶部に予め用意されているデータによる電子音である
通信端末装置。
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