JPH10145348A - クロック抽出回路 - Google Patents

クロック抽出回路

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JPH10145348A
JPH10145348A JP1982397A JP1982397A JPH10145348A JP H10145348 A JPH10145348 A JP H10145348A JP 1982397 A JP1982397 A JP 1982397A JP 1982397 A JP1982397 A JP 1982397A JP H10145348 A JPH10145348 A JP H10145348A
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circuit
frequency
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JP1982397A
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Satoshi Nakamura
中村  聡
Akio Tajima
章雄 田島
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NEC Corp
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NEC Corp
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
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    • H03L7/093Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal using special filtering or amplification characteristics in the loop
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H03L7/18Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop
    • H03L7/183Indirect frequency synthesis, i.e. generating a desired one of a number of predetermined frequencies using a frequency- or phase-locked loop using a frequency divider or counter in the loop a time difference being used for locking the loop, the counter counting between fixed numbers or the frequency divider dividing by a fixed number

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の構成を簡易化すると共に伝送効率の向上
を達成し、集積化及び小型化に好適とされ、位相比較器
の動作速度に制限されない動作速度の高いクロック抽出
回路の提供。 【解決手段】入力信号をm分周した信号と、電圧制御発
振器により出力された抽出クロック信号をn分周した信
号とを位相比較し、絶対値回路によりその位相比較器の
出力の絶対値をとる。そして絶対値回路の出力は、低域
フィルタを通り前述の電圧制御発振器を制御し、クロッ
ク抽出回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号からクロ
ック信号を抽出するクロック抽出回路に関し、特に光通
信の分野等で用いられるノンリターンゼロ信号からタイ
ミングクロック信号を抽出し、該タイミングクロック信
号をデータ再生を行う識別再生器等に供給するクロック
抽出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】データを時分割多重して伝送・受信して
時間分離する、例えばデータの伝送速度が1[Gb/
s]以上の高速ディジタル通信において、受信部では、
受信データを識別する際、時間分離する際に、伝送速度
に応じたクロックが必要とされる。従来、時間分離する
前の高速データからクロック成分を抽出し、抽出したク
ロックを用いて識別、及び時間分離を行っていたため
に、高速で動作するクロック抽出回路が必要とされ、デ
バイスの特性に負うところが非常に大きかった。そし
て、データの伝送速度が例えば1[Gb/s]を超える
領域では、高速な位相比較器の実現は、困難であった。
【0003】図12は、従来のクロック抽出回路の構成
をブロック図にて示したものである。図12を参照する
と、この従来のクロック抽出回路は、入力端子11より
入力されたノンリターンゼロ(NRZ)信号の変化点を
検出するエッジ検出回路1と、エッジ検出回路1の出力
を一方の入力端に入力し、電圧制御発振器6の出力信号
を他の入力端に入力し、受信したノンリターンゼロ信号
と電圧制御発振器6の出力信号との位相を比較する位相
比較器3と、位相比較器3の出力を入力とし所定の低域
周波数の信号のみを出力する低域フィルタ5と、低域フ
ィルタ5から出力される信号(信号電圧)に応じてパル
ス信号を発振し、出力端子12および位相比較器3の上
記他の入力端に送出する電圧制御発振器6と、を備えて
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
成の従来のクロック抽出回路において、その安定に動作
し得る速度の限界を決定するものは、専ら位相比較器3
である。すなわち、伝送速度f[b/s]のノンリター
ンゼロ信号を受信するためには、位相比較器3も周波数
f[Hz]で動作することが必要とされている。
【0005】しかしながら、実際に供給されている位相
比較器の動作速度には、制限があり、所望の高い速度で
安定に動作する位相比較器は極めて少ない、というのが
実状である。
【0006】このように、従来のクロック抽出回路を備
えた受信器を用いた通信システムにおいては、位相比較
器の動作速度の限界のために、通信システム全体の情報
伝達速度が制限を受けることになる。
【0007】また、高速動作の可能な位相比較器も実現
されてはいるものの、これらは極めて高価であり、また
その寸法も大とされており、このため装置の低価格化、
及び小型化といった、市場の要求に応えることは、困難
とされている。
【0008】なお、タイミングクロックの抽出回路とし
て、電圧制御発振器の出力を入力信号の伝送速度とほぼ
等しい周波数域まで分周する第1の分周器と、この分周
器の出力を1/2に分周する第2の分周器を備え第2の
分周器の出力を位相比較器に入力するタイミング抽出回
路が、特開昭63−7050号公報に提案されている。
しかし、このような構成は、後述するように、ノンリタ
ーンゼロ信号の検出に用いた場合には、位相差として誤
った値を生じる、ことになる。
【0009】そこで、本発明は、上述したような従来の
クロック抽出回路の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、装置の構成を簡易化すると共に伝送効
率の向上を達成し、集積化及び小型化に好適とされ、例
えば位相比較器の動作速度に制限されない、動作速度の
高いクロック抽出回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るクロック抽出回路は、ノンリターンゼ
ロ信号を受信して信号再生を行うためのクロック抽出回
路であって、受信したノンリターンゼロ信号をm分周
(但し、mは所定の正整数)した信号と、前記受信した
ノンリターンゼロ信号の伝送レートにほぼ等しい周波数
で電圧制御発振器により発振している信号をn分周(但
し、nは所定の正整数)した信号とを、位相比較するこ
とにより、同期クロック信号を抽出する、ことを特徴と
する。
【0011】また、本発明は、m分周されたノンリター
ンゼロ信号の出力の変化点を検出するエッジ検出回路
と、前記受信するノンリターンゼロ信号の伝送レートに
ほぼ等しい周波数領域でクロック信号を発振する電圧制
御発振器と、前記電圧制御発振器により発振させられた
クロック信号をn分周する分周回路と、前記エッジ検出
回路により検出されたエッジパルスと前記分周器により
n分周されたクロック信号により、m分周されたノンリ
ターンゼロ信号とn分周されたクロック信号の位相を比
較する位相比較器と、前記位相比較器の出力値の絶対値
を出力する絶対値回路と、を備えることを特徴とする。
【0012】本発明の概要を以下に説明する。本発明
は、入力信号をm分周する分周器と、m分周された入力
信号の変化点を検出してパルスを発生するエッジ検出回
路と、一方の入力に前記エッジ検出回路の出力を受ける
位相比較器と、該位相比較器の出力を受けその出力値の
絶対値を出力する絶対値回路と、該絶対値回路の出力を
受けるローパスフィルタと、該ローパスフィルタの出力
により制御される電圧制御発振器と、該電圧制御発振器
の出力信号をn分周する分周器と、を備え、該分周器の
出力を前記位相比較器の他の入力に接続する一方、電圧
制御発振器の出力からタイミングクロックを抽出するよ
うに構成されたものであり、ノンリターンゼロ信号から
のタイミングクロック抽出の際の位相差の検出誤差の発
生を回避したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
クロック抽出回路の構成を示すブロック図である。図1
を参照すると、本発明の第1の実施の形態に係るクロッ
ク抽出回路は、エッジ検出回路1、分周器2、位相比較
器3、絶対値回路4、低域フィルタ5、電圧制御発振器
6と、を備えて構成されている。
【0015】入力端子11から入力される入力データ信
号はエッジ検出回路1によりその変化点が検出され、変
化点に応じた検出パルスが出力される。また、電圧制御
発振器6からの抽出クロック信号は、分周器2により分
周され、この検出パルスと、分周器2にて分周された抽
出クロック信号と、が位相比較器3に入力され、入力デ
ータ信号と分周されたクロック信号の位相が比較され、
これらの位相誤差に応じた信号が位相比較器3から出力
されて絶対値回路4に入力される。
【0016】受信した入力データ信号、及び電圧制御発
振器6からのクロック信号を分周したものとの位相を比
較する時に、従来技術と同様に、入力データ信号の立ち
上がり・立ち下がりエッジから入力信号の変化点を検出
し得られたエッジパルスにより、電圧制御発振器6から
出力されるロック信号を分周してなる信号の位相誤差情
報を得ようとする場合、場合によっては、位相誤差が同
じであっても、正、負、全く反対の出力を発してしまう
ことが起こりうる。
【0017】この様子を図3に示す。図3(a)は、入
力されるデータ信号、図3(b)は、図3(a)の入力
データ信号の立ち上がりエッジ、及び立ち下がりエッジ
を検出することにより発生されるエッジパルス、図3
(c)は、電圧制御発振器6から出力されたクロック信
号(抽出されたクロック信号)の信号波形をそれぞれ示
している。また、図3(d)は、電圧制御発振器6から
出力されたクロック信号を分周器2にて分周した後の信
号波形を示している。
【0018】従来方式においては、図3(b)のエッジ
パルスにより、図3(c)の抽出されたクロック信号
と、図3(a)の入力データとの位相誤差が検出され、
図3(c)に示すように、エッジパルスとクロック信号
の立ち上がりが位相比較器3により比較され、その位相
誤差に応じた値が出力されていた。図3(c)では、位
相誤差Φが検出されている様子が示されている。
【0019】しかし、抽出されたクロックが分周された
状態で、従来方式のような位相誤差の検出を行うと、図
3(d)に示すように、位相誤差は同じであっても、分
周されたクロック信号の立ち下がりエッジにおいて位相
誤差の検出が行われると、半周期前の立ち上がりエッジ
に対する位相誤差を検出してしまい、誤った位相誤差の
情報を出力してしまう恐れがある。図3(d)には、分
周されたクロック信号の立ち下がりエッジにおいて位相
誤差の検出が行われると、実際の位相誤差Φに対して、
位相誤差がΦ+πであるような誤った値を出力してしま
う様子が示されている。
【0020】そして、このような誤りは、入力信号がラ
ンダムな信号であるため、全く予想することが不可能で
ある。
【0021】図4(a)に、比較例として、従来技術に
対応する、位相比較器3が、抽出されたクロックの立ち
上がりエッジに対して位相誤差の検出を行った場合の位
相誤差と出力の関係を示す。また、図4(b)には、比
較例として、位相比較器が、抽出されたクロックの立ち
上がり、立ち下がり両エッジに対して位相誤差の検出を
行った場合の位相誤差と出力の関係を示す。
【0022】そして、図4(c)には、図4(b)の位
相比較器出力に応じた絶対値回路の位相誤差と出力の関
係を示す。
【0023】図4(a)に示すように、従来方式におい
ては、位相誤差が−π/2〜+π/2の範囲で位相誤差
に応じた出力が一意に得られることがわかる。しかし、
図4(b)では、同じ位相誤差であっても、その検出す
るクロックのエッジが立ち上がりか立ち下がりかで正負
逆の値を出力してしまう。
【0024】本発明の実施の形態では、図4(c)に示
すように、位相比較器の出力値の絶対値をとることによ
り、従来技術のように、位相誤差に対し一意の出力が得
られ、同期をとることが可能となる。
【0025】ここでは、位相誤差が0〜+π/2、+π
〜+3π/2の範囲で位相誤差に応じた出力が一意に得
られるような構成としている。
【0026】ただし、この結果、本発明の実施の形態で
は、分周されたクロックが入力データに対し、位相誤差
が0の時のみならず、+π位相の遅れた状態でも同期が
かかることがありうる。
【0027】この様子を図3(e)に示す。しかし、こ
の場合、分周される前の抽出されたクロックで見た場合
は、分周クロックの+πの位相の遅れは、元の抽出され
たクロックでは、+2πの位相の遅れに当たるため、全
く問題はない。
【0028】再び図1を参照して、この絶対値回路4の
出力信号は、ローパスフィルタ5に入力され、余分な高
周波成分が除去された状態で、ローパスフィルタ5から
出力される。このローパスフィルタ5の出力により電圧
制御発振器6は発振周波数が制御され、電圧制御発振器
6が出力するクロック信号f[Hz]と、入力されたデ
ータ信号のデータ伝送速度f[b/s]が等しくなるよ
うに位相同期がかけられる。そして抽出されたクロック
は出力端子12より外部へ出力される。
【0029】上記した本発明の実施の形態について更に
具体的に説明すべく、本発明の実施例について以下に説
明する。
【0030】図5は、本発明の一実施例として、エッジ
検出回路1の具体的な回路構成の一例を示したものであ
る。図5を参照して、エッジ検出回路1は、相補入力信
号IN、IN_を入力とする第1の差動トランジスタ対
Q1、Q2、この第1の差動トランジスタ対(「差動
対」ともいう)の定電流源トランジスタQ3、第1の差
動トランジスタ対の出力を入力とするエミッタフォロワ
型トランジスタQ4、Q5、エミッタフォロワの出力を
入力とし、コレクタ出力が容量Cを介して接続された第
2の差動トランジスタ対Q6、Q7を含む差動増幅器、
この差動増幅器の出力を差動入力してエミッタフォロワ
型トランジスタQ16、Q17を介して出力する第3、
及び第4の差動トランジスタ対Q9、Q10、及びQ1
1、Q12、第3、第4の差動トランジスタ対の共通エ
ミッタに接続されエミッタフォロワQ4、Q5の出力を
ベース入力とする第5の差動トランジスタ対Q13、Q
14、及び第2、第5の差動トランジスタ対の共通エミ
ッタに定電流を供給するトランジスタQ8、Q15を備
えて構成される。
【0031】このうち、第3、第4の差動対及び第5の
差動対は、排他的論理和(Exclusive OR)
回路を構成しており、例えば第3の差動トランジスタ対
Q9、Q10に入力される差動入力信号をA、A_と
し、第5の差動トランジスタ対Q13、Q14に入力さ
れる差動入力信号をB、B_とすると、トランジスタQ
16、Q17のベースには、EXOR(A、B)、EX
OR(A_、B_)が入力される。そして、信号A、A
_は、エミッタフォロワQ4、Q5の出力信号B、B_
から、第2の差動対Q6、Q7の容量C及び負荷抵抗で
定まる時定数分遅延された信号として第3及び第4の差
動対に入力されており、出力PULSE、PULSE_
は入力信号IN、IN_の遷移時において、この遅延時
間に対応するパルス幅の信号が出力される。
【0032】図6は、本発明の一実施例として、分周器
の具体的な回路構成の一例を示したものである。分周器
は、D型フリップフロップの反転出力Q_を入力端子D
に帰還し、入力INの周波数の1/2の周波数の信号が
端子Qから出力される。
【0033】図7は、位相比較器の具体的な回路構成の
一例を示したものである。図7を参照して、CLK、C
LK_を入力とする差動トランジスタQ21、Q22
と、エミッタが共通接続されて定電流源トランジスタQ
30に接続されたトランジスタQ26、Q27、Q2
8、Q29と、を備え、トランジスタQ26、Q27の
コレクタは差動トランジスタ対Q21、Q22の出力に
それぞれ接続され、トランジスタQ28、Q29のコレ
クタは、差動トランジスタ対Q21、Q22の出力を入
力とするレベルシフト用のトランジスタQ24、Q25
のエミッタにそれぞれ接続され、トランジスタQ26、
Q27は逆相のPULSE_信号をベース入力とし、ト
ランジスタQ28、Q29は正相のPULSE信号をベ
ース入力とし、トランジスタQ28、Q29のコレクタ
は、ホールド用の容量C1、C2を介して電源VCCに
接続されると共に出力段のエミッタフォロワQ31、3
2に入力される。図7には、サンプルホールド型比較回
路の構成が例示されているが、本発明における位相比較
器は、このような構成に限定されるものでない、ことは
勿論である。
【0034】図7に示した位相比較回路の動作を簡単に
説明すると、PULSE信号がHighレベルの時に
は、PULSE_信号はLowレベルとなり、トランジ
スタQ28、Q29がオンし(Q26、Q27はオフ
し)、トランジスタQ31、32には、CLK、CLK
_信号(例えば正弦波状の高速信号波形)を入力とする
差動対Q21、Q22の出力がトランジスタQ24、Q
25のベース・エミッタ間電圧VBE分降下した電位が
入力されると共に、該電位は容量C1、C2にてサンプ
リングされ、一方PULSE信号がLowレベルの時に
は、トランジスタQ28、Q29がオフし、トランジス
タQ24、Q25への電流パスが切断され、容量C1、
C2にサンプルされた電位が保持され、このため出力O
UT、OUT_は保持された値(ホールド値)を出力す
る。
【0035】なお、絶対値回路としては、公知の回路方
式を用いることができる他、例えば図8に示すような構
成としてもよい。図8を参照して、絶対値回路は、ベー
ス端子に、それぞれ差動入力信号IN、IN_を入力す
る差動トランジスタ対Q41、Q42と、エミッタフォ
ロワ回路構成のトランジスタQ44と、を備えて構成さ
れ、トランジスタQ43は、差動トランジスタ対の可変
電流源、またダイオード接続されたトランジスタQ45
はエミッタフォロワ回路の出力レベルを調整するための
レベルシフト回路として作用する。差動トランジスタ対
Q41、Q42のコレクタは共通接続されて抵抗R48
を介して高位側電源VCCに接続され、差動トランジス
タ対Q41、Q42のコレクタの共通接続点は、エミッ
タフォロワ回路を構成するトランジスタQ44のベース
に入力されている。また差動トランジスタ対Q41、Q
42のエミッタは、抵抗R46、R47の一端にそれぞ
れ接続され、抵抗R46、R47の他端は共通接続され
て、トランジスタQ43のコレクタに接続され、トラン
ジスタQ43のエミッタは抵抗R49を介して低位側電
源VEEに接続されている。
【0036】図8を参照して、この絶対値回路の動作の
詳細を説明する。本実施例の場合、前段の位相仕較器の
出力である、相補信号IN、IN_は非常に低い電位レ
ベルであり、トランジスタQ43は飽和領域で動作して
いる。まず、入力INが徐々にHighレベルから下が
ってくると(IN_の電位に比ベINの電位の方が高い
場合)、差動トランジスタ対Q41、Q42のエミッタ
にそれぞれ一端が接続された抵抗R47、R48の他端
とトランジスタQ43のコレクタの接続点である節点E
1は、INの電位から、トランジスタQ41のベース・
エミッタ間のビルトイン電圧を介して、押し下げられ、
その結果、トランジスタQ43のエミッタ・コレクタ間
電圧VCEは縮小させられる。
【0037】トランジスタQ43は飽和領域で動作して
おり、ベースには一定の電源電圧VCSが印加されてい
るため、トランジスタQ43を流れる電流は、INの電
位が下がるのに応じて、徐々に減少する。これに応じて
エミッタフォロワ出力OUTの電圧は徐々に上昇する。
【0038】次に、入力INがさらにLowレベルヘと
下がっていくと(IN_の電位に比べINの電位の方が
低い場合)、IN_の電位が上昇することにより、節点
Elの電位は、トランジスタQ42のベース・エミッタ
間のビルトイン電圧を介して、引き上げられ、その結
果、トランジスタQ43のエミッタ・コレクタ間電圧V
CEは拡大させられる。トランジスタQ43は飽和領域
で動作しており、ベースには一定の電源電圧VCSが印
加されているため、トランジスタQ43を流れる電流
は、IN_の電位が上がるのに応じて(INの電位が更
に下がるのに応じて)、徐々に増加し、これに応じてエ
ミッタフォロワ出力OUTの電圧は徐々に減少する。
【0039】これにより、図8に示す絶対値回路は、入
力IN、IN_間の絶対値、すなわち、|IN−IN_
|に比例した値を、出力することが分かる。
【0040】図9に、絶対値回路のさらに異なる実施例
を示す。図9に示す絶対値回路の構成は、図8に示した
回路構成と比較して、パイポーラトランジスタQ43を
抵抗素子RCSで置き換えたものである。差動トランジ
スタ対Q41、Q42のエミッタにそれぞれ一端が接続
された抵抗R47、R48の他端は共通接続され節点E
1において抵抗RCSの一端と接続され、抵抗RCSの
他端は低位側電源VEEに接続されている。
【0041】IN、IN_は、相補差動入力であるた
め、図9に示す構成においても、まず、入力INが徐々
にHighレベルから下がってくると(IN_の電位に
比べINの電位の方が高い場合)、トランジスタQ41
を流れるコレクタ電流は徐々に減少する。これに応じ
て、出力OUTは、徐々に上昇する。
【0042】次に、入力INがさらにLowレベルへと
下がっていくと(IN_の電位に比ベINの電位の方が
低い場合)、トランジスタQ42を流れるコレクタ電流
は徐々に増加する。これに応じて、出力OUTは、徐々
に下降する。その結果、図9に示す絶対値回路は、図8
に示す回路構成と同様に、入力IN、IN_間の絶対
値、すなわち|IN−IN_|に比例した値を出力する
ことが分かる。
【0043】図10には、図8に示した絶対値回路のシ
ミュレーション結果を示す。入力IN、IN_の値に応
じて、|IN−IN_|に比例した値をOUTが出力し
ていることが確認できる。
【0044】なお、図8、及び図9には、絶対値回路と
してバイポーラトランジスタで構成した回路を示した
が、バイポーラトランジスタをMOSトランジスタで置
き換えた構成としてもよい。この場合、トランジスタQ
41〜Q45は、例えばnチャネルMOSトランジスタ
で構成される。
【0045】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の第2
の実施の形態に係るクロック抽出回路の構成を示すブロ
ック図である。
【0046】図2を参照すると、本発明の第2の実施の
形態に係るクロック抽出回路は、第1の分周器2、エッ
ジ検出回路1、第2の分周器7、位相比較器3、絶対値
回路4、低域フィルタ5、及び電圧制御発振器6を備え
て構成されている。
【0047】入力端子11から入力される入力データ信
号は、第2の分周器7により分周される。そして分周さ
れた入力データは、エッジ検出回路1に入りその変化点
が検出され、その変化点に応じた検出パルスが出力され
る。
【0048】また、電圧制御発振器6からの抽出クロッ
ク信号は第1の分周器2により分周される。
【0049】これらの検出パルスと分周された抽出クロ
ック信号とが位相比較器3に入力され、分周された入力
データ信号と分周されたクロック信号の位相が比較さ
れ、それらの位相誤差に応じた信号が絶対値回路4に送
られる。
【0050】抽出されたクロックは出力端子12を通し
て外部へ出力される。入力データがエッジ検出回路1へ
と入力されずに、第2の分周器7をとおして分周された
後にエッジ検出回路1に入力される以外の構成は、前記
第1の実施の形態と同様である。
【0051】この第2の実施の形態においては、抽出さ
れたクロック信号のみならず、入力データも第2の分周
器7で分周する。そして、分周された入力データの変化
点より検出パルスが生成される。
【0052】位相比較器2は、これらの検出パルスと分
周された抽出クロック信号とが入力され、分周された入
力データ信号と分周されたクロック信号の位相が比較さ
れ、これらの位相誤差に応じた信号を絶対値回路4に送
られる。
【0053】この第2の実施の形態では、位相比較器3
に入力される検出パルスとクロック信号がともに分周さ
れているため、位相比較器3がより低速で動作可能とな
り、入力データ信号の転送速度が高速の場合でも、位相
比較がより確実なものとなる。
【0054】図11(a)、及び図11(b)は、本発
明の実施例として、上記した第2の実施の形態の構成の
クロック抽出回路について、0.25μmBiCMOS
のモデルパラメータを用いて行った回路シミュレーショ
ンの結果を示す。
【0055】図11(a)は、4[Gb/s]ノンリタ
ーンゼロ信号として“011011011…”の繰り返
しを入力した場合に、4[GHz]のクロック信号が抽
出されている様子が示されている。
【0056】図11(b)は、回路内部の波形を示して
おり、差動信号で出力された位相比較器の出力が絶対値
回路4を通り、その絶対値を出力され、低域フィルタ5
を通ったのち、電圧制御発振器6の制御電圧を出力して
いることが示されている。
【0057】この例では、伝送速度4Gb/sのデータ
のエッジをエッジ検出回路1で検出し、制御電圧が0.
8V〜1.5Vで発振周波数が1.7GHz〜5.8G
Hzである電圧制御発振器6の出力を分周器2で分周
し、4GHzのクロック信号を抽出している。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来程度の動作速度の位相比較器を用いた場合でも、高
速なクロック抽出回路を実現することができる、という
効果を奏する。
【0059】その理由は、本発明においては、位相比較
器の動作速度は、データ入力信号の伝送速度の例えば半
分で十分とされており、これにより高速なクロック抽出
を可能としたためである。そして、本発明によれば、従
来方式と同じ位相比較器を用いた場合に、従来に比べ倍
の伝送速度までのデータ信号の高速クロック抽出が可能
である。
【0060】さらに、本発明によれば、このような高速
なクロック抽出回路がオンチップ上に構成できるため、
従来に比べ、高速なクロック抽出回路の小型化、及び低
価格化を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の実施の形態の動作を説明するためのタ
イムチャートであり、(a)は入力されたノンリターン
ゼロ信号、(b)はノンリターンゼロ信号の変化点に応
じて生成された検出パルス、(c)は抽出されたクロッ
ク信号、(d)は抽出されたクロック信号を分周した波
形、(e)は抽出されたクロックの分周された信号が位
相πずれて同期がかかってしまった場合の波形、をそれ
ぞれ示している。
【図4】位相比較器の位相誤差に対する出力特性を示す
図であり、(a)は比較例として従来技術による位相比
較器の出力特性を示す図である。(b)は本発明の実施
の形態による位相比較器の出力特性を示す図である。
(c)本発明の実施の形態による絶対値回路の出力特性
を示す図である。
【図5】本発明の一実施例としてエッジ検出回路の一例
を示す回路構成を示す図である。
【図6】本発明の一実施例として分周器の一例を示す回
路構成を示す図である。
【図7】本発明の一実施例として位相比較器の一例を示
す回路構成を示す図である。
【図8】本発明の一実施例として絶対値回路の一例を示
す回路構成を示す図である。
【図9】本発明の一実施例として絶対値回路の別の回路
構成を示す図である。
【図10】図8に示した絶対値回路のDC特性を示すシ
ミュレーション結果を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態について行ったシ
ミュレーションの結果を示す波形図であり、(a)は4
[Gb/s]入力データ波形から4[GHz]のクロッ
ク信号が抽出されている波形を示す図である。(b)は
回路内部の各部の出力波形を示す図である。
【図12】従来技術の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 エッジ検出回路 2 (第1の)分周器 3 位相比較器 4 絶対値回路 5 低域フィルタ 6 電圧制御発振器 7 (第2の)分周器 VCC、VEE、VCS 電源電圧

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノンリターンゼロ信号を受信して信号再生
    を行うためのクロック抽出回路であって、 受信したノンリターンゼロ信号をm分周(但し、mは所
    定の正数)した信号と、前記受信したノンリターンゼロ
    信号の伝送レートにほぼ等しい周波数で電圧制御発振器
    により発振している信号をn分周(但し、nは所定の正
    数)した信号とを、位相比較することにより、同期クロ
    ック信号を抽出する、 ことを特徴とするクロック抽出回路。
  2. 【請求項2】受信するノンリターンゼロ信号をm分周す
    る第1の分周回路と、 前記第1の分周回路の出力の変化点を検出するエッジ検
    出回路と、 前記受信するノンリターンゼロ信号の伝送レートにほぼ
    等しい周波数領域のクロック信号を発振出力する電圧制
    御発振器と、 前記電圧制御発振器から出力されたクロック信号をn分
    周する第2の分周回路と、 前記エッジ検出回路により検出されたエッジパルスと、
    前記第2の分周器により分周されたクロック信号とを入
    力とし、前記受信したノンリターンゼロ信号と前記分周
    されたクロック信号の位相とを比較する位相比較器と、 前記位相比較器の出力値の絶対値を出力する絶対値回路
    と、 を備えることを特徴とするクロック抽出回路。
  3. 【請求項3】受信するノンリターンゼロ信号をm分周す
    る第1の分周回路と、 前記第1の分周回路の出力の変化点を検出するエッジ検
    出回路と、 前記受信するノンリターンゼロ信号の伝送レートにほぼ
    等しい周波数領域でクロック信号を発振する電圧制御発
    振器と、 前記電圧制御発振器により発振させられたクロック信号
    により、m分周した受信信号とクロック信号を位相比較
    する位相比較器と、 前記位相比較器の出力値の絶対値を出力する絶対値回路
    と、 を備えることを特徴とするクロック抽出回路。
  4. 【請求項4】受信するノンリターンゼロ信号の出力の変
    化点を検出するエッジ検出回路と、 前記受信するノンリターンゼロ信号の伝送レートにほぼ
    等しい周波数領域でクロック信号を発振する電圧制御発
    振器と、 前記電圧制御発振器により発振させられたクロック信号
    をn分周する分周回路と、 前記エッジ検出回路により検出されたエッジパルスと前
    記分周器によりn分周されたクロック信号により、受信
    したノンリターンゼロ信号とn分周(但し、nは所定の
    正数)されたクロック信号の位相を比較する位相比較器
    と、 前記位相比較器の出力値の絶対値を出力する絶対値回路
    と、 を備えることを特徴とするクロック抽出回路。
  5. 【請求項5】受信するノンリターンゼロ信号を2分周す
    る第1の分周回路と、 前記第1の分周回路の出力の変化点を検出するエッジ検
    出回路と、 前記受信するノンリターンゼロ信号の伝送レートにほぼ
    等しい周波数領域でクロック信号を発振する電圧制御発
    振器と、 前記電圧制御発振器により発振させられたクロック信号
    を2分周する第2の分周回路と、 前記エッジ検出回路により検出されたエッジパルスと前
    記分周器により分周されたクロック信号により、分周さ
    れたノンリターンゼロ信号と分周されたクロック信号の
    位相を比較する位相比較器と、 前記位相比較器の出力値の絶対値を出力する絶対値回路
    と、 を備えることを特徴とするクロック抽出回路。
  6. 【請求項6】受信するノンリターンゼロ信号の変化点を
    検出するエッジ検出回路と、 前記受信するノンリターンゼロ信号の伝送レートにほぼ
    等しい周波数領域でクロック信号を発振する電圧制御発
    振器と、 前記電圧制御発振器により発振させられたクロック信号
    を2分周する分周回路と、 前記エッジ検出回路により検出されたエッジパルスと前
    記分周器により分周されたクロック信号により、受信し
    たノンリターンゼロ信号と分周されたクロック信号の位
    相を比較する位相比較器と、 前記位相比較器の出力値の絶対値を出力する絶対値回路
    と、 を備えることを特徴とするクロック抽出回路。
  7. 【請求項7】受信するノンリターンゼロ信号を2分周す
    る第1の分周回路と、 前記第1の分周回路の出力の変化点を検出するエッジ検
    出回路と、 前記受信するノンリターンゼロ信号の伝送レートにほぼ
    等しい周波数領域でクロック信号を発振する電圧制御発
    振器と、 前記エッジ検出回路により検出されたエッジパルスと前
    記電圧制御発振器により発振させられたクロック信号に
    より、分周されたノンリターンゼロ信号と前記クロック
    信号の位相を比較する位相比較器と、 前記位相比較器の出力値の絶対値を出力する絶対値回路
    と、 を備えることを特徴とするクロック抽出回路。
  8. 【請求項8】請求項2から請求項7のいずれか一に記載
    のクロック抽出回路における前記絶対値回路が、 前記位相比較器の相補出力の一方を、相補入力の一方で
    ある第1のバイポーラトランジスタのベースに入力し、 前記位相比較器の相補出力の他方を、前記相補入力の他
    方である第2のバイポーラトランジスタのベースに入力
    し、 前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタを第1の
    抵抗素子の一端に接続し、 前記第2のバイポーラトランジスタのエミッタを第2の
    抵抗素子の一端に接続し、 前記第1の抵抗素子の他端と、 前記第2の抵抗素子の他端とを、第3のバイポーラトラ
    ンジスタのコレクタに接続し、 前記第1のバイポーラトランジスタのコレクタと、前記
    第2のバイポーラトランジスタのコレクタとを、第3の
    抵抗素子の一端に接続し、 前記第3の抵抗素子の他端を第1の電源電圧に接続し、 前記第3のバイポーラトランジスタのエミッタを第4の
    抵抗素子の一端に接続し、前記第4の抵抗素子の他端を
    第2の電源電圧に接続し、 前記第3のバイポーラトランジスタのベースを第3の電
    源電圧に接続し、 前記第3のバイポーラトランジスタが飽和領域で動作す
    るような状態において、前記第1及び第2のバイポーラ
    トランジスタのコレクタ端子より、前記相補入力の一方
    と他方の間の差の絶対値に比例した値を出力する、よう
    に構成されたことを特徴とするクロック抽出回路。
  9. 【請求項9】請求項2から請求項7のいずれか一に記載
    の前記絶対値回路が、 前記位相比較器の相補出力の一方を、相補入力の一方で
    ある第1のバイポーラトランジスタのベースに入力し、 前記位相比較器の相補出力の他方を、相補入力の他方で
    ある第2のバイポーラトランジスタのベースに入力し、 前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタを第1の
    抵抗素子の一端に接続し、 前記第2のバイポーラトランジスタのエミッタを第2の
    抵抗素子の一端に接続し、 前記第1の抵抗素子の他端と前記第2の抵抗素子の他端
    とを、第3の抵抗素子の一端に接続し、 前記第1のバイポーラトランジスタのコレクタと、前記
    第2のバイポーラトランジスタのコレクタとを、第4の
    抵抗素子の一端に接続し、前記第4の抵抗素子の他端を
    第1の電源電圧に接続し、 前記第3の抵抗素子の他端を第2の電源電圧に接続し、 前記前記第1及び第2のバイポーラトランジスタのコレ
    クタ端子より、前記相補入力の一方と他方の間の差の絶
    対値に比例した値を出力する、ように構成されたことを
    特徴とするクロック抽出回路。
  10. 【請求項10】請求項2から請求項7のいずれか一に記
    載のクロック抽出回路における前記絶対値回路におい
    て、 差動入力信号を入力する差動対を構成するトランジスタ
    対を備え、 前記トランジスタ対の第1の信号端子同士を共通接続し
    て抵抗を介して第1の電源電圧に接続し、 前記トランジスタ対の第2の信号端子をそれぞれ抵抗を
    介して共通接続し、該共通接続点を飽和領域で動作する
    トランジスタもしくは抵抗を介して第2の電源電圧に接
    続し、 前記トランジスタ対の前記第1の信号端子の共通接続点
    から前記差動入力信号の差分の絶対値に比例した出力を
    取り出す、ようにしたことを特徴とする絶対値回路。
  11. 【請求項11】請求項10記載の絶対値回路において、
    前記トランジスタがバイポーラトランジスタ又はMOS
    トランジスタからなることを特徴とする絶対値回路。
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