JPH10127918A - 遊技球整流装置 - Google Patents
遊技球整流装置Info
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- JPH10127918A JPH10127918A JP28859096A JP28859096A JPH10127918A JP H10127918 A JPH10127918 A JP H10127918A JP 28859096 A JP28859096 A JP 28859096A JP 28859096 A JP28859096 A JP 28859096A JP H10127918 A JPH10127918 A JP H10127918A
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Abstract
振り子42により2条にされて歯車44側に移動する。
2条目の遊技球は、歯車44の歯に接触し歯車44を回
転させる。歯車44に接触している遊技球Bは、歯車4
4の抵抗により、先行している遊技球Aに対して移動が
遅れ、後続の遊技球B、Cと先行する遊技球Aとの間に
隙間ができる。遊技球Bは歯車44を回転させながら移
動し、遊技球A、C間に入り込み合流する。押さえ板5
2は、この合流の動きを補助したり、一旦合流した遊技
球が再び2条に戻るのを防止する等、遊技球の合流を一
層確実ならしめる。
Description
関する。
を補給する必要があり、そのための補給設備が設置され
ている。この補給設備においては、図6に例示される構
造の分流樋100を、各弾球遊技機の上方に1つずつ配
置するようにして補給樋102に装着し、補給樋102
からの遊技球を各弾球遊技機に補給する構造が広く採用
されていた。
状の分流口104から遊技球を流入させる流入口10
6、流入した遊技球を導く入側傾斜路108、これと並
列の整列傾斜路110、整列傾斜路110の上流側に配
される整流振り子112、整列傾斜路110の上方に配
される押さえ板114、整列傾斜路110の下流端に開
口する出口116等を備えており、出口116は、蛇腹
と呼ばれるフレキシブルホース118を通じて弾球遊技
機の賞球タンクに接続されていた。
入してくる遊技球を、入側傾斜路108〜整列傾斜路1
10を通過させる間に、特に整流振り子112と押さえ
板114の働きで1条に整流して排出していた。なお、
1条に整流するのは、フレキシブルホース118の先端
側等に取り付けられる計数器による、遊技球の計数を正
確ならしめるためである。
整流振り子と押さえ板によって遊技球を整流するには、
どうしても、遊技球にそれなりに長い経路を通過させる
ことが必要で、入側傾斜通路108と整流通路110と
をUターンさせたとしても、それ以上の小型化は難しか
った。
載される分流樋のように、モータで駆動される球くずし
部材を設けたとしても、経路そのものはあまり短くなら
ず、構成が複雑化する分だけ大型化してしまった。しか
しながら、例えば遊技球補給設備の小型化を図ろうとす
れば、分流樋の小型化も必要であり、そうした小型の分
流樋が求められていた。
出や計数のために、遊技球整流装置を使用して遊技球の
複数条あるいは無秩序の流れを1条にすることがあり、
その小型化も求められていた。本発明は、このような要
望に応えるものであり、従来の類似の装置よりも小型な
遊技球整流装置を提供するものである。
に、請求項1記載の遊技球整流装置は、遊技球1個を通
過させる間隔で対面する一対の側壁と該側壁間に横設さ
れた底面とを有する通路を備え、該底面に接して前記通
路内を移動する1条目の遊技球と該1条目の遊技球に接
して前記通路内を移動する2条目の遊技球とを合流させ
て1条の遊技球の流れとする遊技球整流装置において、
遊技球の一部分が進入できる間隔で設けられた複数の歯
を有する歯車状の回転体であって、前記2条目の遊技球
から前記歯に外力を及ぼされて該2条目の遊技球の移動
に伴って回転する回転体を備えている。
技球が移動する構成とされている。この装置の目的から
すれば、通路の側壁間の幅は、遊技球1個分を少し上回
る程度が好ましく、そのようにすれば、底面に接して通
路内を移動する遊技球は1条になり、2条目の遊技球
は、底面とは反対側で1条目の遊技球に接して通路内を
移動することになる。樋状の通路は、一対の側壁と底面
とで形成できるが、さらに底面と対面するような上面を
設けてもよい。
の歯を有する歯車状であればよいのだが、歯と歯の間す
なわち谷部分は、遊技球の一部分、好ましくは遊技球の
直径の1/4〜1/3程度が進入可能とされる。この回
転体の形状としては、スプロケットと同様の形状ないし
はスプロケットに似た形状が例示される。また、谷底と
その両側の歯の頂点を結ぶ傾斜は、回転先側(遊技球の
進行先側)を緩傾斜に、後側を急傾斜にするとよい。こ
うすると、谷部分への遊技球の受入と谷部分からの遊技
球の離脱がより円滑に行われる。
伴って回転させるためには、回転方向を通路内での遊技
球の進行方向に沿ったものとすればよい。また、回転体
は、1条目の遊技球には接触させないほうがよい。この
回転体は、2条目の遊技球から歯に外力を及ぼされて2
条目の遊技球の移動に伴って回転する。この際に、2条
目の遊技球は、回転体が抵抗となって1条目に対してわ
ずかながら進行が遅れ、2条目の遊技球同士の間隔も確
実に確保され、そこに回転体からの反力が2条目の遊技
球を1条目側すなわち合流させる方向に作用するので、
1条目と2条目との合流が円滑かつ速やかになっている
と考えられる。
きだけで2条から1条に整流させるので、整流のための
通路はきわめて短くて済む。また、回転体を駆動する必
要はないからモータ等の駆動源も必要としない。よっ
て、遊技球整流装置はきわめて小型になる。
る場合、すなわち遊技球の移動方向が水平方向に沿った
ものである場合には、回転体よりも上流側に公知の整流
振り子を設けることもできる。この整流振り子を設けれ
ば、例えば3条程度で流れる遊技球を整流振り子の働き
で2条にすることができる。
1記載の遊技球整流装置において、前記底面と下流側の
端部との間隔を遊技球1個だけが通過できる間隔とし上
流側では該底面との間隔を下流側よりも大きくして、前
記回転体の下流側において前記底面と対面して配される
押さえ板を設けたことを特徴とする。
ならしめる働きをするので、より良好に遊技球を整流さ
せることができる。請求項3記載の遊技球整流装置は、
請求項2記載の遊技球整流装置において、前記押さえ板
の上流側端部を、前記回転体の回転域を避けて該回転体
と前記通路の側壁との間に延出させ且つ該延出部分の一
部は該回転体の軸よりも前記誘導板側としたことを特徴
とする。
回転域を避けてスプロケットと側壁との間に延出させる
構造としては、押さえ板の上流側端部に切り欠きを設け
て、その切り欠き内をスプロケットの回転域としたり、
押さえ板を2枚にして、2枚の押さえ板の間隙をスプロ
ケットの回転域とする構造が例示される。
板は、回転体による合流の動きを補助したり、一旦合流
した遊技球が再び2条に戻るのを防止する等、遊技球の
合流を一層確実ならしめる。
照して説明することにより、発明の実施の形態を説明す
る。
整流装置としての分流樋10は、分流樋10を図示しな
い補給樋に装着するためのスロープ12および一対の取
付爪14、16を備えており、取付爪14、16間に流
入口18が形成されている。この分流樋10は、取付爪
14、16の背面側に形成される溝状の部分を、補給樋
の分流口部分の側壁に嵌合させて補給樋に取り付けられ
る(分流樋10の取付状態については、従来例(図6)
を参照)。図3に示すようにスロープ12は補給樋側か
ら流入口18に向かってわずかに傾斜しており、遊技球
は、補給樋からスロープ12に導かれて流入口18を通
過して分流樋10に流入してくる。また、図1〜図5に
示すように、スロープ12の上面には、三角形の突起1
3が設けられている。この突起13は、流入口18の間
口に対して上流側約1/3の位置に設置されており、そ
の高さは、図1に示される平行な矢印の方向に沿って流
れてくる遊技球が簡単に乗り越える高さ(本実施例では
約1mm)とされている。補給樋を流れてきてスロープ
12上において突起13に当たった遊技球は、その進行
方向を不規則に変化させ、さまざまな方向から流入口1
8に流れ込むことになる。すなわち、遊技球は、突起1
3によって分散されて、流入口18のほぼ全域において
平均的に流入する。したがって、流入口18あるいはそ
の内外で遊技球が一箇所に集中するようなことはなく、
補給樋から分流樋10への遊技球の流入は円滑になる。
に、分流樋10の内部には、側板20、22、後端板2
4、後側壁26、底板28等により通路30が形成され
ている。また、側板22、後端板24、後側壁26およ
び底板28により、通路30に連通する遊室32が形成
されている。なお、これらスロープ12、取付爪14、
16、側板20、22、後端板24、後側壁26、底板
28等は本体部材33として、一体成形されている。
け34、36が設けられている。そして、図1、図4お
よび図5に示すように軸受け34には振り子軸38が、
軸受け36には回転軸40が挿入され、振り子軸38に
は整流振り子42が、回転軸40には歯車44が、それ
ぞれ回動自在に外嵌されている。さらに、整流振り子4
2および歯車44を保護し振り子軸38および回転軸4
0の脱落を防ぐための保護部材46が、ビス48によっ
て側板20、22に取り付けられている。歯車44の歯
の形状は図示のとおりであり、谷底とその両側の歯の頂
点を結ぶ傾斜は、回転先側(遊技球の進行先側)が緩傾
斜に、後側が急傾斜になっている。また、保護部材46
は、本体部材33と共同して出口50を形成している。
図1〜図5に示すように、保護部材46の上部には、分
流樋10を補給樋にビス止めするための固定用突起49
が設けられている。
部材46の内部には、コの字状の押さえ板52が設けら
れている。押さえ板52と底板28との間隔は、出口5
0側では遊技球の直径を少し上回る程度であり、歯車4
4側ではその間隔は遊技球2個分ほどになっている。ま
た、図4および図5に示すように、押さえ板52の切り
欠き部分には、歯車44が入り込んでいる。
に、本体部材33の先端板54には、ホース保持部材5
6が取り付けられており、このホース保持部材56にフ
レキシブルホース(図示しない)を内嵌させて、分流樋
10にフレキシブルホースを連結することができる。
8が流入口18側から出口50側に傾斜しているので、
図4および図5に示すように、遊技球が流入口18から
流入すると、それらの遊技球は、通路30内を出口50
に向かって移動する。流入口18から流入した直後では
遊技球の並びは無秩序であるが、整流振り子42の働き
によっておおむね2条にされて歯車44側に移動して行
く。すると、図4に示されるように、2条目(底板28
から離れた側)の遊技球が歯車44の歯に接触し、歯車
44を回転させることになる。このとき、歯車44に接
触している遊技球Bは、歯車44の抵抗により、先行し
ている1条目の遊技球Aに対して移動が遅れるので、後
続の遊技球C以下と先行する遊技球Aとの間にわずかな
がら隙間ができる。そして、遊技球Bは歯車44を回転
させながら移動し、歯車44による押しつけもあって、
図5に示されるように遊技球A、C間に入り込む。この
ようにして、2条で流れてくる遊技球が1条に合流させ
られる。また、押さえ板52は、この合流の動きを補助
したり、一旦合流した遊技球が再び2条に戻るのを防止
する等、遊技球の合流を一層確実ならしめる。そして、
合流して1条となった遊技球は、出口50から排出され
る。
条の遊技球を円滑かつ速やかに合流させて1条にするこ
とができる。その際、ほぼ歯車44の働きだけで2条か
ら1条に整流させるので、整流のための通路30はきわ
めて短く済みUターンさせて経路を長くする必要はな
い。また、回転体を駆動する必要はないからモータ等の
駆動源も必要としない。よって、遊技球整流装置はきわ
めて小型になる。
を整流するための通路30は直線的でしかも短いので、
分流樋10における遊技球の移動は速い。つまり、従来
の分流樋と比べれば、きわめて短時間で遊技球を整流さ
せて排出することができる。なお、補給樋からの遊技球
の流入は無秩序であり、弾球遊技機の賞球タンク内の遊
技球の量に応じて、分流樋10から弾球遊技機側への流
出は断続的となるので、分流樋10内、特に流入口18
付近が遊技球で満たされることも多い。そして、そのよ
うな場合には分流樋10内の遊技球の球圧が高まる。
における遊室32に相当するものはなく、遊技球の球圧
が高まると分流樋内における遊技球の移動が阻害され、
ときには球詰まりすることもあった。しかし、この分流
樋10では、このように球圧が高まるときには、一部の
遊技球が遊室32内に退避(図4参照)することで、そ
の球圧を緩和するので遊技球の移動が阻害されることは
ない。そして、遊技球が出口50から排出されることに
よって内部の球圧が低下すれば、遊室32内の遊技球も
減少する(図5参照)。このように、本実施例の分流樋
10ならば、遊室32の働きにより内部の球圧を緩和し
て、分流樋10内での球詰まりを防止できるから、その
信頼性は極めて高いものになる。
明したが、本発明はこのような実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに
実施できることは言うまでもない。たとえば、実施例で
は本発明の遊技球整流装置を補給設備における分流樋と
して使用しているが、本発明の遊技球整流装置を弾球遊
技機内部に設置することもできる。
技球整流装置によれば、2条の遊技球を円滑かつ速やか
に合流させて1条にすることができる。その際、ほぼ回
転体の働きだけで2条から1条に整流させるので、整流
のための通路はきわめて短くて済む。また、回転体を駆
動する必要はないからモータ等の駆動源も必要としな
い。よって、遊技球整流装置はきわめて小型になる。
え板が回転体による整流を確実ならしめる働きをするの
で、より良好に遊技球を整流させることができる。さら
に、請求項3記載の構成にすると、さらに良好に遊技球
を整流させることができる。
説明する側面透視図である。
説明する側面透視図である。
ープ、13・・・突起、14、16・・・取付爪、18
・・・流入口、20、22・・・側板(側壁)、24・
・・後端板、26・・・後側壁、28・・・底板(底
面)、30・・・通路、32・・・遊室、33・・・本
体部材、34、36・・・軸受け、38・・・振り子
軸、40・・・回転軸、42・・・整流振り子、44・
・・歯車(回転体)、46・・・保護部材、48・・・
ビス、49・・・固定用突起、50・・・出口、52・
・・押さえ板、54・・・先端板、56・・・ホース保
持部材。
Claims (3)
- 【請求項1】 遊技球1個を通過させる間隔で対面する
一対の側壁と該側壁間に横設された底面とを有する通路
を備え、該底面に接して前記通路内を移動する1条目の
遊技球と該1条目の遊技球に接して前記通路内を移動す
る2条目の遊技球とを合流させて1条の遊技球の流れと
する遊技球整流装置において、 遊技球の一部分が進入できる間隔で設けられた複数の歯
を有する歯車状の回転体であって、前記2条目の遊技球
から前記歯に外力を及ぼされて該2条目の遊技球の移動
に伴って回転する回転体を備えたことを特徴とする遊技
球整流装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の遊技球整流装置におい
て、 前記底面と下流側の端部との間隔を遊技球1個だけが通
過できる間隔とし上流側では該底面との間隔を下流側よ
りも大きくして、前記回転体の下流側において前記底面
と対面して配される押さえ板を設けたことを特徴とする
遊技球整流装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の遊技球整流装置におい
て、 前記押さえ板の上流側端部を、前記回転体の回転域を避
けて該回転体と前記側壁との間に延出させ且つ該延出部
分の一部は該回転体の軸よりも前記底面側としたことを
特徴とする遊技球整流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28859096A JP4174616B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 遊技球整流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28859096A JP4174616B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 遊技球整流装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10127918A true JPH10127918A (ja) | 1998-05-19 |
JP4174616B2 JP4174616B2 (ja) | 2008-11-05 |
Family
ID=17732233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28859096A Expired - Fee Related JP4174616B2 (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 遊技球整流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4174616B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006101898A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-20 | Omron Corp | 玉流下通路構造および玉ホッパー |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP28859096A patent/JP4174616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006101898A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-20 | Omron Corp | 玉流下通路構造および玉ホッパー |
JP4569248B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2010-10-27 | オムロン株式会社 | 玉流下通路構造および玉ホッパー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4174616B2 (ja) | 2008-11-05 |
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