JP2501890B2 - 紙幣識別機 - Google Patents

紙幣識別機

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JP2501890B2 JP63332812A JP33281288A JP2501890B2 JP 2501890 B2 JP2501890 B2 JP 2501890B2 JP 63332812 A JP63332812 A JP 63332812A JP 33281288 A JP33281288 A JP 33281288A JP 2501890 B2 JP2501890 B2 JP 2501890B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動販売機等に搭載される紙幣識別機に
関し、詳しくはその紙幣挿入口から風雨の水滴が浸入し
たり、水又は洗剤原液等の液体が注入されたりするのを
防止できる紙幣識別機に関する。
〔従来の技術〕
第8図は従来の紙幣挿入口の右側断面図である。
紙幣識別機4の前面に設けられる紙幣挿入口1は外部
にラッパ状に開口して矢印11のように挿入される紙幣を
案内する開口部2と、これに連続して紙幣が通過するの
に適切な高さ、例えば2mmの高さを持つ紙幣通路3とか
らなる。この紙幣通路3及び開口部の幅は、当然に紙幣
の幅より少い広い幅を持つ。なお、紙幣通路3の紙幣挿
入口1側の部材と本体側の部材との結合部3aは、相互に
くし形状にくいこみ、紙幣がスムーズに通過するように
なっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の従来の技術では、開口部がラッパ状に外部に開
口しているので、矢印12のように風雨の水滴が浸入した
り、故意に水又は洗剤原液等の液体を注入されたりする
ことがあり、これらの液体は紙幣通路を伝って内部に浸
入し、紙幣識別機が故障して使用できなくなるという問
題がある。開口部前面に上下動するカバーを設けるもの
もあるが、故意に液体を注入することまでは防げない。
この発明の目的は、貨幣挿入口の開口部から液体が注
入されても、紙幣通路を伝って内部に液体が浸入して紙
幣識別機本体が使用不能になるのを防ぐことができる紙
幣識別機を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、第1の本発明は、ラッパ
状に開口して挿入紙幣を案内する開口部と、この開口部
に接続された紙幣通路とからなる紙幣挿入口を備えた紙
幣識別機において、前記紙幣通路が、前記開口部に続く
第1の山部と、それに続く谷部と、それに続く第2の山
部とを備えて上下に蛇行するものであって、前記開口部
から第1の山部までの紙幣通路の上面,開口部から谷部
までの紙幣通路の下面及び第2の山部の紙幣通路の下面
を壁面にて形成し、当該第1及び第2の山部の紙幣通路
の下面を形成する壁面が前記谷部の下方に延びて当該谷
部の下方に排液路を形成すると共に、当該排液路内に複
数条のリブを紙幣の通過方向に立設して当該複数条のリ
ブの上端により当該谷部の紙幣通路の下面を形成するこ
とを特徴とし、第2の本発明は、さらに、前記谷部の紙
幣通路の上面を形成する壁面が屈曲して前記第2の山部
の紙幣通路の上面の上方に空間を形成すると共に、当該
の空間内に複数条のリブを紙幣の通過方向に立設して当
該複数条のリブの下端により当該第2の山部の紙幣通路
の上面を形成することを特徴としている。
〔作用〕
第1の発明においては、上下に蛇行する紙幣通路はい
わゆるラビリンス作用をして浸入する液体の運動エネル
ギーを奪い、流速が減少する。そして紙幣通路の谷部に
溜る液体は谷部の下面に設けた排液路から重力によって
落下して排出され、紙幣識別機の内部に浸入するのを防
ぐ。排液路に設けた複数のリブは紙幣の通過方向に向
き、かつその上端が紙幣通路の下面を形成するので紙幣
の通過はスムーズであり、かつ排液の妨げにならない。
なおこの発明は複雑な機構を持つ紙幣識別機の本体が
注入される液体によって使用不能になるのを防ぐまでを
目的とし、注液終了後に紙幣通路が濡れて紙幣の挿入が
できなくなるのを防ぐものではない。
第2の発明においては、上記作用に加えて、紙幣通路
の上部の空間は、前記ラビリンス作用を更に強く発揮す
る。この空間に設けるリブは前記排液路のリブと同様
に、紙幣の通過をスムーズにする。
〔実施例〕
第1図はこの発明の第1実施例の右側断面図、第2図
は第1図の正面図、第3図は第1図の下面図、第4図は
第2図のIV−IV矢視の断面図、第5図は第2図のV−V
矢視の断面図であり、第6図は第2実施例の右側断面
図、第7図は第3実施例の右側断面図である。
第1図から第5図までにおいて、紙幣識別機4の前面
に設けられる紙幣挿入口1aは外部にラッパ状に開口して
矢印11のように挿入される紙幣を案内する開口部2とこ
れに連続して紙幣が通過するのに適切な高さを持つ紙幣
通路5とからなる。紙幣通路5が紙幣挿入口1a側の部材
と本体側の部材とが相互にくし形状にくい込む結合部5a
の構造は第4図及び第5図に示され、結合部における紙
幣の通過をスムーズにする。ここまでの全体構成は前述
の従来例とおよそ同一である。
さて、特徴的な構造を説明する。前記開口部2に連続
する紙幣通路5は第1図に示すように上下にS字状に蛇
行し、注入される液体12に対してラビリンス作用を持
つ。この蛇行する紙幣通路5は第1の壁6a、第2の壁6
b、第3の壁6cを持ち、2つの山部5mと谷部5nを形成す
るが、紙幣がスムーズに通過するのを妨げない程度の曲
率を持たせる。スムーズさを害なわない範囲で蛇行を大
きくするのはよい。一方、隣り合う山部の下面を結ぶ直
線に対しその間の谷部の上面が必ずしも交差せず隙間が
あってもよい。それは注入される液体は玉状又は柱状の
ように直径を持ちかつ液体が表面張力を有するので、多
少の隙間に対しては前記直径の端部が山部又は各部に接
触し速度を落とすからである。
上下に蛇行する紙幣通路5の谷部5nの下面には排液路
7が連通する。この排液路7は紙幣通路の全幅に設ける
が、これに限らず全幅の一部に排液路7が連通していさ
えすれば、全幅の他の部分に溜る液体は排液路7へ導か
れ矢印12aのように排出される。排液路7には紙幣の通
過方向に向う複数のリブ9が設けられ、その上端9aは紙
幣通路の下面を形成して紙幣の通過をスムーズにする。
谷部5nを複数設け、それぞれに排液路を設けてもよい
が、奥の谷部の手前の斜面より奥の斜面が高ければ奥の
谷部に排液路がなくても手前の谷部から排出できる。ま
た排液路が手前の谷部になく最奥の谷部のみにあっても
よい。
排液路7は漏斗7aを持ちパイプ13で排出先に案内され
る。
紙幣通路5の山部5mの上部には空間8が設けられ、ラ
ビリンス作用を更に高める。すなわち壁6cに当って上方
に跳ね上る液体は空間8の天上に沿って回転し、運動エ
ネルギーを大きく失って排液路7に落下する。空間8に
対する排液路7の位置は図示の位置に限らず、壁の数を
増して蛇行を多くし空間8より更に奥の方にあってもよ
い。そうすると蛇行通路のみならず空間8によっても液
体の運動エネルギーは奪われ、その後に排液路へ導くか
らである。空間8には紙幣の通過方向の複数のリブ10を
設け、その下端は紙幣通路5の上面を形成する。空間8
は全幅に設けるのがよいが、幅方向の両側でもよい。壁
6cに当る液体は上方に跳ね上ると同時に、幅方向の左右
に向う分速度を持つようになるからである。
第2実施例を示す第6図においては、紙幣通路5の山
部5mを乗り越えた液体の一部を前述のくし形にくい込む
結合部5aの隙間を利用して捕捉し、落下する液体12aを
樋15を介して排液路7に導く。またこの実施例では空間
8を大きくして前述の空間によるラビリンス作用を更に
大きくしている。第6図の変形とに、蛇行する紙幣通路
を開口部2から水平に設け、スムーズな曲率で上方又は
斜め上方に導いて、単純に蛇行させて紙幣識別機に接続
し、前記曲率部分を結合部5aとし、この結合部5aの下面
を谷部としてこゝに排液路7を設けてもよい。
第3の実施例を示す第7図においては、紙幣挿入口1b
の一部をカセット部16に分割してカセット化したもの
で、通路7の部分で分割され、相方からリブ9c、9bが張
り出して紙幣の通過をスムーズにする。蛇行する紙幣通
路5は紙幣識別部本体内部への液体の浸入を防止する
が、紙幣通路5の内壁は水又は洗剤の原液等の液体で濡
れていてそのままでは紙幣の挿入が困難であることが多
い。そこでカセット部16を取り外し、カセット部16を丸
洗いし、山部5m近辺を清浄にして、更めて販売が再開さ
れる。
〔発明の効果〕
以上のような本発明によれば、紙幣挿入口のラッパ状
の開口部に続く紙幣通路が、第1の山部と、それに続く
谷部と、それに続く第2の山部とを備えて上下に蛇行す
るものであって、開口部から第1の山部までの紙幣通路
の上面,開口部から谷部までの紙幣通路の下面及び第2
の山部の紙幣通路の下面を壁面にて形成し、第1及び第
2の山部の紙幣通路の下面を形成する壁面が谷部の下方
に延びて谷部の下方に排液路を形成すると共に、排液路
内に複数条のリブを紙幣の通過方向に立設して複数条の
リブの上端により谷部の紙幣通路の下面を形成するよう
にしたので、 紙幣挿入口の開口部から、自然に又は故意に水又は洗
剤原液等の液体が注入されても、蛇行する紙幣通路のラ
ビリンス作用で液体浸入速度が、減少させられて排液路
から排出され、重要な紙幣識別機本体にまで液体が浸入
するのを防ぐという効果があり、リブによって紙幣のス
ムーズな通過は確保されるという効果がある。
紙幣通路の上部にリブ付の空間を設けるものでは、更
にラビリンス作用が優れ、より確実に液体の浸入を防ぐ
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の右側断面図、第2図は
第1図の正面図、第3図は第1図の下面図、第4図は第
2図のIV−IV矢視の断面図、第5図は第2図のV−V矢
視の断面図であり、第6図は第2実施例の右側断面図、
第7図は第3実施例の右側断面図であり、第8図は従来
例の右側断面図である。 1,1a,1b…紙幣挿入口、2…開口部、3,5…紙幣通路、4
…紙幣識別機、3a,5a…結合部、6a,6b,6c…壁、7…排
液路、9,9b,9c,10…リブ、12…液体。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラッパ状に開口して挿入紙幣を案内する開
    口部と、この開口部に接続された紙幣通路とからなる紙
    幣挿入口を備えた紙幣識別機において、前記紙幣通路
    が、前記開口部に続く第1の山部と、それに続く谷部
    と、それに続く第2の山部とを備えて上下に蛇行するも
    のであって、前記開口部から第1の山部までの紙幣通路
    の上面,開口部から谷部までの紙幣通路の下面及び第2
    の山部の紙幣通路の下面を壁面にて形成し、当該第1及
    び第2の山部の紙幣通路の下面を形成する壁面が前記谷
    部の下方に延びて当該谷部の下方に排液路を形成すると
    共に、当該排液路内に複数条のリブを紙幣の通過方向に
    立設して当該複数条のリブの上端により当該谷部の紙幣
    通路の下面を形成することを特徴とする紙幣識別機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の紙幣識別機において、前記
    谷部の紙幣通路の上面を形成する壁面が屈曲して前記第
    2の山部の紙幣通路の上面の上方に空間を形成すると共
    に、当該の空間内に複数条のリブを紙幣の通過方向に立
    設して当該複数条のリブの下端により当該第2の山部の
    紙幣通路の上面を形成することを特徴とする紙幣識別
    機。
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