JPH08167444A - 収納箱の排水構造 - Google Patents
収納箱の排水構造Info
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- JPH08167444A JPH08167444A JP6307854A JP30785494A JPH08167444A JP H08167444 A JPH08167444 A JP H08167444A JP 6307854 A JP6307854 A JP 6307854A JP 30785494 A JP30785494 A JP 30785494A JP H08167444 A JPH08167444 A JP H08167444A
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Abstract
口から逆流するのを確実に防止することができる収納箱
の排水構造を提供する。 【構成】 収納箱31の底壁33に収納箱の内部と外部
とを連通する排水口35が穿設され、底壁33の下面側
で開口した排水口の周囲に進行方向の反対側に開いた排
水口壁41が垂設されている。また、収納箱31内の排
水口35の上方に、排水口35を跨ぐ架橋部37が設け
られている。更に、排水口壁41の進行方向と平行な側
壁部41a、41bが、この側壁部41a、41bに挟
まれる前壁部41cより長く形成されている。
Description
線に使用される電気接続箱、ヒューズボックス等の収納
箱の排水構造に関する。
箱、ヒューズボックス等(以下、単に「収納箱」とい
う。)の底壁には、内部に浸入した水を排出するための
排水口が設けられている。この種の収納箱の内、例えば
実開昭56−136429号公報に記載されている排水
口をカバーに設けたものがある。図7に示すように樹脂
製の接続箱本体1にはバスバー(図示せず)が収めら
れ、接続箱本体1は上面側に結合手段3a,3b,5
a,5bを介してカバー7が結合されるとともに、下面
側に結合手段9を介してカバー11が結合される。
は排水口15が設けられ、排水口15は底壁13から垂
下した周壁17により包囲されている。この周壁17
は、被取付体である車両の進行方向である矢印R方向側
が鉛直方向に垂設された壁部17aを備え、反対側の壁
部が傾斜壁17bとなっている。また、この周壁17の
奥には底壁13と略平行な直撃防止壁19が形成され、
排水口15の排水経路は矢印Cで示す如き屈曲すること
になる。
は、車両の走行に伴う進行方向前方からの雨水は壁17
aに当たる一方、矢印D方向からの雨水は直撃防止壁1
9に当たり、雨水等の収納箱内への直撃浸入が防止され
ている。
造では、矢印D方向からの雨水は、直撃防止壁19に当
たることで収納箱内への直撃浸入が防止できる。ところ
で、空気は噴流となって平面(壁面)又は曲面に沿って
流れる場合、この壁面又は曲面に沿った面の近傍を流れ
ようとする、所謂「コアンダ効果」がある。これは、壁
面の乱流境界層が周囲の空気を引き込むために、噴流を
壁面に吸いよせるような負圧が発生するためである。し
たがって、従来の排水構造では、これらの作用により車
両の走行方向側から壁17aに当たった雨水の一部21
が、壁17aの先端に沿って流れる空気流に伴って、壁
17aの裏面側に巻き込まれる。
口15に傾斜壁17bが設けられていたため、車両走行
時の風圧によって、壁17aの裏面側に巻き込まれた雨
水の一部21が、傾斜壁17bに沿って排水口15内に
入り、収納箱内へ逆流する問題があった。本発明の目的
は、上記問題に鑑みてなされたものであり、被取付体の
移動に伴う風圧によって水が排水口から逆流するのを確
実に防止することができる収納箱の排水構造を提供する
ことにある。
取付体と共に移動する箱本体の底壁に該箱本体の内部と
外部とを連通する排水口が穿設され、底壁の下面側で開
口した該排水口の周囲に被取付体の進行方向の反対側に
開いた排水口壁が垂設されていることを特徴とする収納
箱の排水構造によって達成することができる。
に両端の脚部が底壁に連設されて該排水口を跨ぐ架橋部
が設けられていることで達成できる。更に上記目的は、
排水口壁の進行方向と平行な両側壁部が該両側壁部に挟
まれる前壁部より長く延設されていることで達成でき
る。
おいては、被取付体の移動によって生ずる風が排水口壁
の前壁部に当たり、前壁部に当たった雨水の一部が前壁
部の先端に沿って前壁部の裏面側に巻き込まれる。しか
し、排水口の進行方向の反対側が開放状態となっている
ため、雨水の一部は側壁部の間を通過して流れ、巻き上
げられて排水口内へ導かれることは少なくなる。
部に当たって収納箱内への浸入を阻止するとともに、架
橋部によって排水口の排水路が屈曲したものとなり、風
の外部から排水口内への直接的な浸入を阻止することで
さらに雨水の浸入防止を図ることができる。更に、排水
口壁の両側壁部が前壁部に対して十分に長く形成されて
いるため、側面より巻き込まれた雨水は、排水口へ到達
することなく、両側壁部の終端部から後方へ排出され
る。
な一実施例を図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の収納箱の排水構造を示す収納箱の斜視
図、図2は図1における排水口近傍の拡大図、図3は図
2における排水口近傍の断面図、図4は図3におけるA
−A断面図、図5は排水口近傍での雨水の移動を示す作
用説明図、図6は両側壁部の終端部からの雨水の排出を
示す作用説明図である。
最も低い底壁33には、収納箱31の内部と外部を連通
している排水口35が穿設されている。この排水口35
上には、排水口35を跨ぐように底壁33に連設された
両脚部37a,37bを備えた逆U字状の架橋部37が
内設されている。この架橋部37は、両脚部37a,3
7bに挟まれた部分が、底壁33と略平行な邪魔板部3
7cを形成している。したがって、この邪魔板部37c
は、排水口35の上方で間隙39を有して配置されてい
る。これにより、排水口35の排水経路は、間隙39を
通過する矢印Xに示す如き屈曲した経路となる。
で開口した排水口35の周囲には、排水口壁41が底壁
33の下面側から下方へ垂設されている。この排水口壁
41は、収納箱31の被取付体である車両の進行方向R
の反対側が開いた構成に形成されている。この排水口壁
41は、排水口35を挟む進行方向と平行に並設された
両側壁部41a,41bが、進行方向側に設けられた前
壁部41cに対して十分に長く形成されている。即ち、
底壁33の下面側で開口した排水口35は、進行方向の
反対側を除いた三方向が排水口壁41によって包囲され
ている。
説明する。図4に示すように底壁33と邪魔板部37c
との間隙39を通過して排水口35から収納箱31の外
部へ排水される。図5に示すように車両が矢印R方向に
走行すると、その走行によって生ずる風が矢印R方向の
反対方向に流れる。そして、風及び風に含まれる雨水の
遮断壁となる排水口壁41の前壁部41cに当たること
になる。この際、前壁部41cに当たった雨水の一部4
3が、前壁部41cの先端に沿って流れる空気流45に
伴って、前壁部41cの裏面側に巻き込まれる。しか
し、排水口35の進行方向の反対側は開放状態となって
いるため、雨水の一部43は側壁部41a,41bの間
を通過して流れる。
側壁部41a,41bが進行方向側の前壁部41cに対
して十分に長く形成されているため、側面より巻き込ま
れた雨水47が排水口35まで到達することなく、側壁
部41a,41bの終端部から排出される。
鉛直下方から上方に巻き上げられる場合がある。しか
し、この場合でも巻き上げられた雨水は架橋部37の邪
魔板部37cに当たり、直接に収納箱31の内部に浸入
することはない。なお、邪魔板部37cが設けられてい
ることにより、排水口35の排水路が間隙39を通過す
る屈曲したものとなる。したがって、外部から排水口3
5内への風の直接的な浸入が阻止され、これにより雨水
等の浸入も必然的に阻止されるものである。
の排水構造によれば、底壁の下面で開口した排水口の周
囲に排水口壁を垂設したので、収納箱の被取付体の走行
時に雨水の一部が前壁部の裏面側に巻き込まれても、排
水口壁の側壁部を通過して流れ、排水口から逆流して収
納箱内に浸入することはない。また、排水口の上方に排
水口を跨ぐ架橋部が設けられているので、巻き上げられ
た雨水が架橋部に当たり、雨水の収納箱内への直接的な
浸入を確実に防止することができる。更に、排水口壁の
両側壁部が前壁部より長く形成されているので、側面よ
り巻き込まれた雨水が排水口内に到達することはなく、
両側壁部の終端部から後方へ排出することができ、風圧
による水の逆流を確実に防止することができる。
視図である。
る。
すB−B断面図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 被取付体と共に移動する箱本体の底壁に
該箱本体の内部と外部とを連通する排水口が穿設され、
前記底壁の下面側で開口した該排水口の周囲に被取付体
の進行方向の反対側に開いた排水口壁が垂設されている
ことを特徴とする収納箱の排水構造。 - 【請求項2】 前記収納箱内の前記排水口の上方に両端
の脚部が前記底壁に連設されて該排水口を跨ぐ架橋部が
設けられていることを特徴する請求項1記載の収納箱の
排水構造。 - 【請求項3】 前記排水口壁の進行方向と平行な両側壁
部が該両側壁部に挟まれる前壁部より長く延設されてい
ることを特徴とする請求項1記載の収納箱の排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06307854A JP3097812B2 (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 収納箱の排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06307854A JP3097812B2 (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 収納箱の排水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08167444A true JPH08167444A (ja) | 1996-06-25 |
JP3097812B2 JP3097812B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=17973982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06307854A Expired - Fee Related JP3097812B2 (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 収納箱の排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097812B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001186627A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-07-06 | Yazaki Corp | 電気接続箱の水抜き構造 |
JP2006105931A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 熱線式検知器 |
WO2014203980A1 (ja) * | 2013-06-20 | 2014-12-24 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP2021082670A (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-27 | 京セラ株式会社 | 電気機器用ケース及び蓄電装置 |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP06307854A patent/JP3097812B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4639746B2 (ja) * | 2004-10-08 | 2011-02-23 | パナソニック電工株式会社 | 熱線式検知器 |
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CN105393417A (zh) * | 2013-06-20 | 2016-03-09 | 矢崎总业株式会社 | 线束 |
US9598030B2 (en) | 2013-06-20 | 2017-03-21 | Yazaki Corporation | Wire harness having a cover member configured to provide drainage while shielding entry of foreign substances |
JP2021082670A (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-27 | 京セラ株式会社 | 電気機器用ケース及び蓄電装置 |
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