JP3064827B2 - リーチ式フォークリフト - Google Patents
リーチ式フォークリフトInfo
- Publication number
- JP3064827B2 JP3064827B2 JP6250886A JP25088694A JP3064827B2 JP 3064827 B2 JP3064827 B2 JP 3064827B2 JP 6250886 A JP6250886 A JP 6250886A JP 25088694 A JP25088694 A JP 25088694A JP 3064827 B2 JP3064827 B2 JP 3064827B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- water
- steering
- seat
- driver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリーチ式フォークリフト
に係り、詳しくはリーチ式フォークリフトに設けられた
フラットテーブル上及び斜状のステアリングテーブル上
に溜まった水の防水に関するものである。
に係り、詳しくはリーチ式フォークリフトに設けられた
フラットテーブル上及び斜状のステアリングテーブル上
に溜まった水の防水に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、作業者が立ったままの状態で運転
席にのり、荷役作業を行うタイプのリーチ式フォークリ
フトがある。このリーチ式フォークリフトの車体を図1
3に示す。車体71の後部右側には作業者が立ったまま
の状態で乗る運転席72が凹設されている。そのため、
車体71は幅方向に延びるフロント部73と、該フロン
ト部73から連続的に後方に延び、かつ、運転席72の
左側に配設されたリア部74とから構成され、平面L字
状に形成されている。又、車体71の左右両側には側部
をカバーするサイドプレート75a,75bが配設さ
れ、リア部74には車体71の後部をカバーするリアプ
レート76が配設されている。
席にのり、荷役作業を行うタイプのリーチ式フォークリ
フトがある。このリーチ式フォークリフトの車体を図1
3に示す。車体71の後部右側には作業者が立ったまま
の状態で乗る運転席72が凹設されている。そのため、
車体71は幅方向に延びるフロント部73と、該フロン
ト部73から連続的に後方に延び、かつ、運転席72の
左側に配設されたリア部74とから構成され、平面L字
状に形成されている。又、車体71の左右両側には側部
をカバーするサイドプレート75a,75bが配設さ
れ、リア部74には車体71の後部をカバーするリアプ
レート76が配設されている。
【0003】前記リア部74における車体71の上面に
は平坦状のフラットテーブル77が配設され、このフラ
ットテーブル77にはステアリング78が設けられてい
る。又、フロント部73における車体71の上面には、
該車体71の幅方向にフラットテーブル77より一段高
く形成されたインストルメントパネル80が配設されて
いる。このインストルメントパネル80には図示しない
液晶表示パネルや荷役操作レバーが設けられている。
は平坦状のフラットテーブル77が配設され、このフラ
ットテーブル77にはステアリング78が設けられてい
る。又、フロント部73における車体71の上面には、
該車体71の幅方向にフラットテーブル77より一段高
く形成されたインストルメントパネル80が配設されて
いる。このインストルメントパネル80には図示しない
液晶表示パネルや荷役操作レバーが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フラットテ
ーブル77は平坦状になっているため、その上面に水
(例えば雨水)が溜まりやすい状態となっている。又、
フラットテーブル77とサイドプレート75a及びリア
プレート76の上端とは面一となっている。そのため、
リーチ式フォークリフトが発進したり、旋回したりする
とき、フラットテーブル77上の水がサイドプレート7
5aやリアプレート76に沿って流れ落ちたりする。
ーブル77は平坦状になっているため、その上面に水
(例えば雨水)が溜まりやすい状態となっている。又、
フラットテーブル77とサイドプレート75a及びリア
プレート76の上端とは面一となっている。そのため、
リーチ式フォークリフトが発進したり、旋回したりする
とき、フラットテーブル77上の水がサイドプレート7
5aやリアプレート76に沿って流れ落ちたりする。
【0005】このとき、フラットテーブル77とサイド
プレート75a及びリアプレート76との間から水が浸
入し、リア部74における車体71の内部に水が浸入す
る。すると、リア部74内における車体71の内部に配
設された各種電気機器に水がかかってしまい悪影響を及
ぼすという問題がある。
プレート75a及びリアプレート76との間から水が浸
入し、リア部74における車体71の内部に水が浸入す
る。すると、リア部74内における車体71の内部に配
設された各種電気機器に水がかかってしまい悪影響を及
ぼすという問題がある。
【0006】又、運転席72に対応したフラットテーブ
ル77の側部から水が流れ落ちると、運転席72に立っ
ている作業者の脚部や足に水がかかって濡れてしまうと
いう問題がある。
ル77の側部から水が流れ落ちると、運転席72に立っ
ている作業者の脚部や足に水がかかって濡れてしまうと
いう問題がある。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、フラットテーブル上
に溜まった水を車体内部に流れ込まないように防止する
とともに、作業者に水がかからないようにしたリーチ式
フォークリフトを提供することにある。
れたものであって、第1の目的は、フラットテーブル上
に溜まった水を車体内部に流れ込まないように防止する
とともに、作業者に水がかからないようにしたリーチ式
フォークリフトを提供することにある。
【0008】第2の目的は、フラットテーブル上に溜ま
った水が車体内部に確実に流れ込まないように防止した
リーチ式フォークリフトを提供することにある。第3の
目的は、フラットテーブル上に溜まった水をスムーズに
誘導して排出するリーチ式フォークリフトを提供するこ
とにある。
った水が車体内部に確実に流れ込まないように防止した
リーチ式フォークリフトを提供することにある。第3の
目的は、フラットテーブル上に溜まった水をスムーズに
誘導して排出するリーチ式フォークリフトを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、四角箱形状を成す車体の後
部右側には運転席を凹設し、車体の左側には、該車体の
前後方向に平坦状のフラットテーブルを配設し、前記運
転席に対応したフラットテーブルの側部から運転席に向
かうほど下方に傾斜するステアリングテーブルを配設し
たリーチ式フォークリフトにおいて、前記フラットテー
ブルの側縁、後縁及びステアリングテーブルの後縁並び
に運転席と対応するステアリングテーブルの側縁には水
の流れを阻止するシール部材を配設し、運転席の前部又
は後部のいずれか一方におけるステアリングテーブルの
側部には水を車体の側部に沿って流す誘導部を設け、更
に車体の左右両側にはサイドプレートを配設し、フラッ
トテーブルの後部において車体の後部をカバーするリア
プレートを配設し、シール部材はフラットテーブル及び
ステアリングテーブルとサイドプレート及びリアプレー
トとの間に配設され、水密を保持するとともにサイドプ
レート及びリアプレートの上端部を収容してカバーする
ことをその要旨とする。
め、請求項1記載の発明は、四角箱形状を成す車体の後
部右側には運転席を凹設し、車体の左側には、該車体の
前後方向に平坦状のフラットテーブルを配設し、前記運
転席に対応したフラットテーブルの側部から運転席に向
かうほど下方に傾斜するステアリングテーブルを配設し
たリーチ式フォークリフトにおいて、前記フラットテー
ブルの側縁、後縁及びステアリングテーブルの後縁並び
に運転席と対応するステアリングテーブルの側縁には水
の流れを阻止するシール部材を配設し、運転席の前部又
は後部のいずれか一方におけるステアリングテーブルの
側部には水を車体の側部に沿って流す誘導部を設け、更
に車体の左右両側にはサイドプレートを配設し、フラッ
トテーブルの後部において車体の後部をカバーするリア
プレートを配設し、シール部材はフラットテーブル及び
ステアリングテーブルとサイドプレート及びリアプレー
トとの間に配設され、水密を保持するとともにサイドプ
レート及びリアプレートの上端部を収容してカバーする
ことをその要旨とする。
【0010】請求項2記載の発明は、四角箱形状を成す
車体の後部右側には運転席を凹設し、車体の左側には、
該車体の前後方向に平坦状のフラットテーブルを配設
し、前記運転席に対応したフラットテーブルの側部から
運転席に向かうほど下方に傾斜するステアリングテーブ
ルを配設したリーチ式フォークリフトにおいて、前記フ
ラットテーブルの側縁、後縁及びステアリングテーブル
の後縁並びに運転席と対応するステアリングテーブルの
側縁には水の流れを阻止するシール部材を配設し、運転
席の前部又は後部のいずれか一方におけるステアリング
テーブルの側部には水を車体の側部に沿って流す誘導部
を設け、更に車体の前方には、該車体の幅方向に上部が
開口された樋部材を配設し、フラットテーブルの前縁を
樋部材内に案内させ、樋部材に流れ込んだ水を樋部材の
両端に形成された排出路を介して車体内の側部に沿って
流すようにし、前記排出路の内、コントローラが配設さ
れている側の排出路を他方の排出路より小さく形成した
ことをその要旨とする。
車体の後部右側には運転席を凹設し、車体の左側には、
該車体の前後方向に平坦状のフラットテーブルを配設
し、前記運転席に対応したフラットテーブルの側部から
運転席に向かうほど下方に傾斜するステアリングテーブ
ルを配設したリーチ式フォークリフトにおいて、前記フ
ラットテーブルの側縁、後縁及びステアリングテーブル
の後縁並びに運転席と対応するステアリングテーブルの
側縁には水の流れを阻止するシール部材を配設し、運転
席の前部又は後部のいずれか一方におけるステアリング
テーブルの側部には水を車体の側部に沿って流す誘導部
を設け、更に車体の前方には、該車体の幅方向に上部が
開口された樋部材を配設し、フラットテーブルの前縁を
樋部材内に案内させ、樋部材に流れ込んだ水を樋部材の
両端に形成された排出路を介して車体内の側部に沿って
流すようにし、前記排出路の内、コントローラが配設さ
れている側の排出路を他方の排出路より小さく形成した
ことをその要旨とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】請求項1又は2記載の発明によれば、シール部
材はフラットテーブルの側縁、後縁及びステアリングプ
レートの後縁並びに運転席と対応するステアリングテー
ブルの側縁に突設されている。このシール部材によって
フラットテーブル上に溜まった水が流れないように阻止
される。そして、ステアリングテーブルを流れる水はス
テアリングテーブルの側部の前部又は後部のいずれか一
方に形成された誘導部を通過し、車体の側部に沿って流
れる。
材はフラットテーブルの側縁、後縁及びステアリングプ
レートの後縁並びに運転席と対応するステアリングテー
ブルの側縁に突設されている。このシール部材によって
フラットテーブル上に溜まった水が流れないように阻止
される。そして、ステアリングテーブルを流れる水はス
テアリングテーブルの側部の前部又は後部のいずれか一
方に形成された誘導部を通過し、車体の側部に沿って流
れる。
【0014】従って、フラットテーブル上に溜まった水
を車体の内部に浸入させないように防止することが可能
になる。又、ステアリングテーブルを流れる水の流れは
シール部材によって阻止され、この水は誘導部を通過し
て車体の側部に沿って流れ、作業者の脚部や足にかから
ないように防止することが可能となる。
を車体の内部に浸入させないように防止することが可能
になる。又、ステアリングテーブルを流れる水の流れは
シール部材によって阻止され、この水は誘導部を通過し
て車体の側部に沿って流れ、作業者の脚部や足にかから
ないように防止することが可能となる。
【0015】特に、請求項1記載の発明によれば、シー
ル部材はサイドプレート及びリアプレートとフラットテ
ーブル及びステアリングテーブルとの間に配設されてい
る。そのため、フラットテーブル及びステアリングテー
ブル上の水はシール部材によってサイドプレートやリア
プレートに沿って流れないように阻止される。又、シー
ル部材によって水密が保持されているので水が車体の内
部により一層浸入しないように防止することが可能とな
る。又、シール部材によってサイドプレート及びリアプ
レートはその上端部が収容されてカバーされる。
ル部材はサイドプレート及びリアプレートとフラットテ
ーブル及びステアリングテーブルとの間に配設されてい
る。そのため、フラットテーブル及びステアリングテー
ブル上の水はシール部材によってサイドプレートやリア
プレートに沿って流れないように阻止される。又、シー
ル部材によって水密が保持されているので水が車体の内
部により一層浸入しないように防止することが可能とな
る。又、シール部材によってサイドプレート及びリアプ
レートはその上端部が収容されてカバーされる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、フラットテ
ーブル上に溜まった水が、該フラットテーブルの前縁に
流れても、その水は樋部材に案内される。樋部材に流れ
込んだ水は樋部材の両端に形成された排出路を介して車
体内の側部に沿って流れる。従って、車体内に浸入した
水が跳ねたりしないように防止し、電気機器にかからな
いように防止することが可能となる。又、コントローラ
が配設されている側の排出路は他方の排出路より小さく
形成されているため、排出される水が少ない。この結
果、コントローラに水が極力かからないようにすること
が可能となる。
ーブル上に溜まった水が、該フラットテーブルの前縁に
流れても、その水は樋部材に案内される。樋部材に流れ
込んだ水は樋部材の両端に形成された排出路を介して車
体内の側部に沿って流れる。従って、車体内に浸入した
水が跳ねたりしないように防止し、電気機器にかからな
いように防止することが可能となる。又、コントローラ
が配設されている側の排出路は他方の排出路より小さく
形成されているため、排出される水が少ない。この結
果、コントローラに水が極力かからないようにすること
が可能となる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図7に基づいて説明する。図1はリーチ式フォークリト
1を構成する車体2を示す部分斜視図である。車体2の
後部右側には作業者が立ったままの状態で乗る運転席3
が凹設されている。そのため、車体2は幅方向に延びる
フロント部4と、該フロント部4から後部に連続的に延
び、かつ、運転席3の左側に配設されるリア部5とから
構成され、平面L字状に形成されている。前記車体2の
左側上面にはフロント部4からリア部5に亘って平坦状
のフラットテーブル10が配設されている。又、リア部
5に対応したフラットテーブル10の側部には運転席3
に向かって斜め下方に延びるステアリングテーブル11
が一体形成されている。
図7に基づいて説明する。図1はリーチ式フォークリト
1を構成する車体2を示す部分斜視図である。車体2の
後部右側には作業者が立ったままの状態で乗る運転席3
が凹設されている。そのため、車体2は幅方向に延びる
フロント部4と、該フロント部4から後部に連続的に延
び、かつ、運転席3の左側に配設されるリア部5とから
構成され、平面L字状に形成されている。前記車体2の
左側上面にはフロント部4からリア部5に亘って平坦状
のフラットテーブル10が配設されている。又、リア部
5に対応したフラットテーブル10の側部には運転席3
に向かって斜め下方に延びるステアリングテーブル11
が一体形成されている。
【0019】運転席3及びステアリングテーブル11と
対応するフロント部4側にはフラットテーブル7より一
段高く形成されたインストルメントパネル13が設けら
れている。インストルメントパネル13には荷役作業を
行う図示しない操作レバーや液晶表示パネルが設けられ
ている。ステアリングテーブル11にはステアリング1
4が該ステアリングテーブル11の面と平行となるよう
に設けられている。
対応するフロント部4側にはフラットテーブル7より一
段高く形成されたインストルメントパネル13が設けら
れている。インストルメントパネル13には荷役作業を
行う図示しない操作レバーや液晶表示パネルが設けられ
ている。ステアリングテーブル11にはステアリング1
4が該ステアリングテーブル11の面と平行となるよう
に設けられている。
【0020】又、車体2の左右両側には、該車体2の側
部をカバーするサイドプレート15a,15bが設けら
れている。サイドプレート15aは左側のフロント部4
及びリア部5の側部をカバーしている。サイドプレート
15bは車体2の右側のフロント部4及び運転席3の側
部をカバーしている。前記リア部5の後部にはリアプレ
ート16が配設されている。このリアプレート16はサ
イドプレート15aに支持されている。そして、サイド
プレート15aを支点として水平方向に回動し、リア部
5の後部を開放したり閉塞したりすることができるよう
になっている。
部をカバーするサイドプレート15a,15bが設けら
れている。サイドプレート15aは左側のフロント部4
及びリア部5の側部をカバーしている。サイドプレート
15bは車体2の右側のフロント部4及び運転席3の側
部をカバーしている。前記リア部5の後部にはリアプレ
ート16が配設されている。このリアプレート16はサ
イドプレート15aに支持されている。そして、サイド
プレート15aを支点として水平方向に回動し、リア部
5の後部を開放したり閉塞したりすることができるよう
になっている。
【0021】図2に示すように、前記車体2のフロント
部4とリア部5との境界部分には、水平板17aと垂直
板17bとから構成されるL字状の第1仕切板18が車
体2の幅方向に配設されている。この第1仕切板18は
車体2の幅方向の長さと略同じ長さに形成され、その両
端はサイドプレート15a,15bの内側に溶接によっ
て固着されている。又、車体2の前方には第1仕切板1
8の水平板17aよりも上方に位置し、かつ、垂直板1
7bと対向するフロントプレート19が着脱可能な状態
で配設されている。前記仕切板18とフロントプレート
19とによってフロント部4の上部にはコントローラ室
20が形成されている。図4に示すように、このコント
ローラ室20にはリーチ式フォークリフト1を制御する
ためのコントローラ21等が配設されている。
部4とリア部5との境界部分には、水平板17aと垂直
板17bとから構成されるL字状の第1仕切板18が車
体2の幅方向に配設されている。この第1仕切板18は
車体2の幅方向の長さと略同じ長さに形成され、その両
端はサイドプレート15a,15bの内側に溶接によっ
て固着されている。又、車体2の前方には第1仕切板1
8の水平板17aよりも上方に位置し、かつ、垂直板1
7bと対向するフロントプレート19が着脱可能な状態
で配設されている。前記仕切板18とフロントプレート
19とによってフロント部4の上部にはコントローラ室
20が形成されている。図4に示すように、このコント
ローラ室20にはリーチ式フォークリフト1を制御する
ためのコントローラ21等が配設されている。
【0022】第1仕切板18における垂直板17bの下
部には第2仕切板23が車体2の幅方向に立設されてい
る。この第2仕切板23は車体の幅方向の長さと略同じ
長さに形成され、その両端はサイドプレート15a,1
5bの内側に溶接によって固着されている。そして、第
2仕切板23の上端は第1仕切板18と溶接によって固
着されている。第1仕切板18の水平板17aと第2仕
切板23とによってフロント部4の下部、即ちコントロ
ーラ室20の下部にはバッテリが配設されるバッテリ室
25が形成されている。又、第1仕切板18の垂直板1
7bと第2仕切板23とによってリア部5の内部には走
行モータや操舵モータ等が配設される制御機器室26が
形成されている。
部には第2仕切板23が車体2の幅方向に立設されてい
る。この第2仕切板23は車体の幅方向の長さと略同じ
長さに形成され、その両端はサイドプレート15a,1
5bの内側に溶接によって固着されている。そして、第
2仕切板23の上端は第1仕切板18と溶接によって固
着されている。第1仕切板18の水平板17aと第2仕
切板23とによってフロント部4の下部、即ちコントロ
ーラ室20の下部にはバッテリが配設されるバッテリ室
25が形成されている。又、第1仕切板18の垂直板1
7bと第2仕切板23とによってリア部5の内部には走
行モータや操舵モータ等が配設される制御機器室26が
形成されている。
【0023】図2,図4に示すように、車体2の前方上
部におけるサイドプレート15a,15bの内側には支
持片28が溶接によってそれぞれ固着されている。前記
支持片28の上面には上部が開口され断面コ字状に形成
された樋部材30が載置されて溶接により固定されてい
る。このとき、樋部材30の両端とサイドプレート15
a,15bと間には隙間が形成されて排出路31a,3
1bが形成されている。そして、サイドプレート15a
と樋部材30との間の排出路31aは樋部材30とサイ
ドプレート15bとの間の排出路31bよりも小さく形
成されている。又、図2,図5に示すように、前記フロ
ントプレート19の上端部32は折曲形成され、前記樋
部材30に案内されている。
部におけるサイドプレート15a,15bの内側には支
持片28が溶接によってそれぞれ固着されている。前記
支持片28の上面には上部が開口され断面コ字状に形成
された樋部材30が載置されて溶接により固定されてい
る。このとき、樋部材30の両端とサイドプレート15
a,15bと間には隙間が形成されて排出路31a,3
1bが形成されている。そして、サイドプレート15a
と樋部材30との間の排出路31aは樋部材30とサイ
ドプレート15bとの間の排出路31bよりも小さく形
成されている。又、図2,図5に示すように、前記フロ
ントプレート19の上端部32は折曲形成され、前記樋
部材30に案内されている。
【0024】図3,図5,図6に示すように、前記フラ
ットテーブル10の前縁35は折曲形成され、前記樋部
材30に案内されている。又、サイドプレート15aと
対応するフラットテーブル10の縁は側縁36となり、
リアプレート16と対応するフラットテーブル10の縁
は後縁37となっている。そして、インストルメントパ
ネル13と対応するフラットテーブル10の縁は側部3
9となっている。同様に、リアプレート16と対応する
ステアリングテーブル11の縁は後縁38となってい
る。又、運転席3と対応するステアリングテーブル11
の縁は側部40となっている。
ットテーブル10の前縁35は折曲形成され、前記樋部
材30に案内されている。又、サイドプレート15aと
対応するフラットテーブル10の縁は側縁36となり、
リアプレート16と対応するフラットテーブル10の縁
は後縁37となっている。そして、インストルメントパ
ネル13と対応するフラットテーブル10の縁は側部3
9となっている。同様に、リアプレート16と対応する
ステアリングテーブル11の縁は後縁38となってい
る。又、運転席3と対応するステアリングテーブル11
の縁は側部40となっている。
【0025】前記フラットテーブル10の側縁36、フ
ラットテーブル10及びステアリングテーブル11の後
縁37,38に沿ってゴム製のシール部材45が配設さ
れている。シール部材45はフラットテーブル10及び
ステアリングテーブル11の上面より上方に突出するよ
うに形成されている。又、シール部材45には係合溝4
6が形成されている。この係合溝46にフラットテーブ
ル10の側縁36、フラットテーブル10及びステアリ
ングテーブル11の後縁37,38が挿入されている。
この構成によって、シール部材45はフラットテーブル
10及びステアリングテーブル11の各縁36〜38に
支持されている。
ラットテーブル10及びステアリングテーブル11の後
縁37,38に沿ってゴム製のシール部材45が配設さ
れている。シール部材45はフラットテーブル10及び
ステアリングテーブル11の上面より上方に突出するよ
うに形成されている。又、シール部材45には係合溝4
6が形成されている。この係合溝46にフラットテーブ
ル10の側縁36、フラットテーブル10及びステアリ
ングテーブル11の後縁37,38が挿入されている。
この構成によって、シール部材45はフラットテーブル
10及びステアリングテーブル11の各縁36〜38に
支持されている。
【0026】又、シール部材45の外側面には切欠き部
48が形成されている。この切欠き部48の下部にはシ
ール突起49が形成されている。切欠き部48にはサイ
ドブレート15a及びリアプレート16が配設され、該
サイドプレート15a及びリアプレート16の側面がシ
ール突起49と当接する。前記シール部材45によって
フラットテーブル10及びステアリングテーブル11と
サイドプレート15a及びリアプレート16との間の水
密が確保されている。
48が形成されている。この切欠き部48の下部にはシ
ール突起49が形成されている。切欠き部48にはサイ
ドブレート15a及びリアプレート16が配設され、該
サイドプレート15a及びリアプレート16の側面がシ
ール突起49と当接する。前記シール部材45によって
フラットテーブル10及びステアリングテーブル11と
サイドプレート15a及びリアプレート16との間の水
密が確保されている。
【0027】そして、フラットテーブル10の側部39
にはL字状に形成されたガード板50が取り付けられて
いる。更に、図3,図7に示すように、ステアリングテ
ーブル11の側部40には、該側部40に沿って断面山
形形状を成すガード部材51が突設されている。そし
て、ガード部材51の一端とインストルメントパネル1
3との間、該ガード部材51の他端とシール部材45と
の間には若干の誘導部としての隙間53が形成されてい
る。
にはL字状に形成されたガード板50が取り付けられて
いる。更に、図3,図7に示すように、ステアリングテ
ーブル11の側部40には、該側部40に沿って断面山
形形状を成すガード部材51が突設されている。そし
て、ガード部材51の一端とインストルメントパネル1
3との間、該ガード部材51の他端とシール部材45と
の間には若干の誘導部としての隙間53が形成されてい
る。
【0028】さて、上記のように構成されたリーチ式フ
ォークリフト1のフラットテーブル10やステアリング
テーブル11に雨等の水が落ちたとする。リーチ式フォ
ークリフト1が停止している状態ではフラットテーブル
10上の水は溜まった状態となる。又、ステアリングテ
ーブル11上の水は斜面に沿って流れ落ちる。このと
き、側部40のガード部材51によって水は運転席3に
流れ込まないように阻止される。この水はガード部材5
1に沿って流れ、隙間53を通過してリア部5の側面、
即ち、運転席3の前後におけるリア部5の側面に沿って
流れる。
ォークリフト1のフラットテーブル10やステアリング
テーブル11に雨等の水が落ちたとする。リーチ式フォ
ークリフト1が停止している状態ではフラットテーブル
10上の水は溜まった状態となる。又、ステアリングテ
ーブル11上の水は斜面に沿って流れ落ちる。このと
き、側部40のガード部材51によって水は運転席3に
流れ込まないように阻止される。この水はガード部材5
1に沿って流れ、隙間53を通過してリア部5の側面、
即ち、運転席3の前後におけるリア部5の側面に沿って
流れる。
【0029】この結果、水はステアリングテーブル11
に沿って流れ、直接運転席3に流れ込まないので、運転
席3に立っている作業者の脚部や足に水がかかって濡れ
ないように防止することができる。
に沿って流れ、直接運転席3に流れ込まないので、運転
席3に立っている作業者の脚部や足に水がかかって濡れ
ないように防止することができる。
【0030】又、フラットテーブル10上に水が溜まっ
た状態で、リーチ式フォークリフト1が走行したり旋回
したりすると、水はフラットテーブル10上を流れて移
動する。そして、水がフラットテーブル10の即縁36
や後縁37,38に達すると、シール部材45が突設さ
れているので、その流れが規制される。従って、シール
部材45を乗り越えてサイドプレート15aやリアプレ
ート16の側面に沿って水が流れない。そのため、フラ
ットテーブル10及びステアリングプレート11の側面
に沿って水が流れないように防止し、フラットテーブル
10及びステアリングプレート11とサイドプレート1
5a及びリアプレート16との間に水が流れ込まないよ
うに防止することができる。この結果、車体2の内部の
各電気機器の保護を図ることができる。
た状態で、リーチ式フォークリフト1が走行したり旋回
したりすると、水はフラットテーブル10上を流れて移
動する。そして、水がフラットテーブル10の即縁36
や後縁37,38に達すると、シール部材45が突設さ
れているので、その流れが規制される。従って、シール
部材45を乗り越えてサイドプレート15aやリアプレ
ート16の側面に沿って水が流れない。そのため、フラ
ットテーブル10及びステアリングプレート11の側面
に沿って水が流れないように防止し、フラットテーブル
10及びステアリングプレート11とサイドプレート1
5a及びリアプレート16との間に水が流れ込まないよ
うに防止することができる。この結果、車体2の内部の
各電気機器の保護を図ることができる。
【0031】更に、本実施例においては、シール部材4
5をフラットテーブル10及びステアリングプレート1
1とサイドプレート15a及びリアプレート16との間
に配設している。この結果、より一層フラットテーブル
10及びステアリングプレート11とサイドプレート1
5a及びリアプレート16との間に水が流れ込まないよ
うに防止し、電気機器の保護を図ることができる。
5をフラットテーブル10及びステアリングプレート1
1とサイドプレート15a及びリアプレート16との間
に配設している。この結果、より一層フラットテーブル
10及びステアリングプレート11とサイドプレート1
5a及びリアプレート16との間に水が流れ込まないよ
うに防止し、電気機器の保護を図ることができる。
【0032】又、フラットテーブル10からステアリン
グテーブル11に流れた水は上述したように、カード部
材51により流れが阻止され、直接運転席3に流れ込ま
ず、隙間53を通過してリア部5の側面に沿って流れ
る。
グテーブル11に流れた水は上述したように、カード部
材51により流れが阻止され、直接運転席3に流れ込ま
ず、隙間53を通過してリア部5の側面に沿って流れ
る。
【0033】更に、フラットテーブル10の水が前縁3
5に流れると、その水は樋部材30に案内される。又、
フロントプレート19の上端部32に落ちた水も樋部材
30に案内される。樋部材30に流れた水は、樋部材3
0の両端に形成された排出路31a,31b及び支持片
28を介してサイドプレート15a,15bに沿って流
れる。このとき、排出路31aは排出路31bより小さ
く形成されているため、排出路31bから排出される水
の方が多い。
5に流れると、その水は樋部材30に案内される。又、
フロントプレート19の上端部32に落ちた水も樋部材
30に案内される。樋部材30に流れた水は、樋部材3
0の両端に形成された排出路31a,31b及び支持片
28を介してサイドプレート15a,15bに沿って流
れる。このとき、排出路31aは排出路31bより小さ
く形成されているため、排出路31bから排出される水
の方が多い。
【0034】そして、排出路31a,31bから排出さ
れる水はサイドプレート15a,15bに沿って流れる
ため、コントローラ室20の水平板17aに直接落ち、
飛散した水滴がコントローラ21にかからないように防
止して電気機器の保護を行うことができる。
れる水はサイドプレート15a,15bに沿って流れる
ため、コントローラ室20の水平板17aに直接落ち、
飛散した水滴がコントローラ21にかからないように防
止して電気機器の保護を行うことができる。
【0035】又、コントローラ21が配設されている側
の排出路31aは排出路31bより小さく形成されてい
るため、排出される水が少ない。この結果、コントロー
ラ21に水が極力かからないようにすることができる。
の排出路31aは排出路31bより小さく形成されてい
るため、排出される水が少ない。この結果、コントロー
ラ21に水が極力かからないようにすることができる。
【0036】側部39に配設されるガード板50はイン
ストルメントパネル13の内部に配設される。そして、
フラットテーブル10の水がイストルメントパネル13
の内部に浸入してもガード部材51によって側部39か
ら水が落ちないように阻止する。その後、水を前縁35
へ案内し、樋部材30に流すようになっている。
ストルメントパネル13の内部に配設される。そして、
フラットテーブル10の水がイストルメントパネル13
の内部に浸入してもガード部材51によって側部39か
ら水が落ちないように阻止する。その後、水を前縁35
へ案内し、樋部材30に流すようになっている。
【0037】この結果、ガード板50よってコントロー
ル室20の内部に水が浸入しないように防止することが
できる。又、シール部材45の切欠き部48にはサイド
プレート15aやリアプレート16の上端部が収容され
てカバーされる。従って、サイドプレート15aやリア
プレート16の上端角部に作業者が直接触れないように
することができるので、安全性が向上する。
ル室20の内部に水が浸入しないように防止することが
できる。又、シール部材45の切欠き部48にはサイド
プレート15aやリアプレート16の上端部が収容され
てカバーされる。従って、サイドプレート15aやリア
プレート16の上端角部に作業者が直接触れないように
することができるので、安全性が向上する。
【0038】本実施例においては、樋部材30を流れる
水は排出路31a,31b、支持片28を介してサイド
プレート15a,15bに沿って流れるように構成し
た。この他に、図8に示すように、排出路31a,31
bを無くし、樋部材30の両側底面に樋部材30に流れ
た水を排出する誘導部材を構成する排出パイプ55を設
ける。そして、この排出パイプ55に誘導部材を構成す
る排出チューブ56を接続し、その下端を車体2の下部
に案内する。
水は排出路31a,31b、支持片28を介してサイド
プレート15a,15bに沿って流れるように構成し
た。この他に、図8に示すように、排出路31a,31
bを無くし、樋部材30の両側底面に樋部材30に流れ
た水を排出する誘導部材を構成する排出パイプ55を設
ける。そして、この排出パイプ55に誘導部材を構成す
る排出チューブ56を接続し、その下端を車体2の下部
に案内する。
【0039】この構成によれば、樋部材30内に流れた
水は排出パイプ55及び排出チューブ56を介して車体
2の下部に直接排出することができる。この結果、水を
サイドプレート15a,15bに沿って流すよりより確
実に車体2の外部へ排出することができ、電気機器の保
護をより確実に行うことができる。
水は排出パイプ55及び排出チューブ56を介して車体
2の下部に直接排出することができる。この結果、水を
サイドプレート15a,15bに沿って流すよりより確
実に車体2の外部へ排出することができ、電気機器の保
護をより確実に行うことができる。
【0040】この他に、図9〜図11に示すように、シ
ール部材45の内側におけるフラットテーブル10に
は、シール部材45に沿って案内溝57を形成し、ガー
ド部材51の内側におけるステアリングテーブル11に
はガード部材51に沿って案内溝58を形成してもよ
い。
ール部材45の内側におけるフラットテーブル10に
は、シール部材45に沿って案内溝57を形成し、ガー
ド部材51の内側におけるステアリングテーブル11に
はガード部材51に沿って案内溝58を形成してもよ
い。
【0041】案内溝57の底面はフラットテーブル10
の前縁36に向かう程下方に傾斜するように形成されて
いる。そして、前縁36側における案内溝57の端部、
即ち、案内溝57が最も深くなるところに排水孔60が
形成されている。この排水孔60と一致するように排出
部材を構成する接続パイプ61がフラットテーブル10
の裏面に固着されている。そして、接続パイプ61には
排出部材を構成する排出パイプ62が接続されている。
の前縁36に向かう程下方に傾斜するように形成されて
いる。そして、前縁36側における案内溝57の端部、
即ち、案内溝57が最も深くなるところに排水孔60が
形成されている。この排水孔60と一致するように排出
部材を構成する接続パイプ61がフラットテーブル10
の裏面に固着されている。そして、接続パイプ61には
排出部材を構成する排出パイプ62が接続されている。
【0042】同様に、案内溝58の底面は車体2の後部
へ向かう程下方に傾斜するように形成されている。そし
て、車体2の後部側における案内溝58の端部、即ち、
案内溝58が最も深くなるところに排水孔64が形成さ
れている。この排水孔64と一致するように排出部材を
構成する接続パイプ65がステアリングテーブル11の
裏面に固着されている。そして、接続パイプ65には排
出部材を構成する排出パイプ66が接続されている。
へ向かう程下方に傾斜するように形成されている。そし
て、車体2の後部側における案内溝58の端部、即ち、
案内溝58が最も深くなるところに排水孔64が形成さ
れている。この排水孔64と一致するように排出部材を
構成する接続パイプ65がステアリングテーブル11の
裏面に固着されている。そして、接続パイプ65には排
出部材を構成する排出パイプ66が接続されている。
【0043】この結果、フラットテーブル10上の水が
シール部材45に向かって流れると、水は案内溝57に
入り込む。案内溝57に流れ込んだ水は傾斜に沿って前
縁36側に向かってスムーズに流れる。そして、排水孔
60及び接続パイプ61を介して排水パイプ62により
車体2の外部に排出される。
シール部材45に向かって流れると、水は案内溝57に
入り込む。案内溝57に流れ込んだ水は傾斜に沿って前
縁36側に向かってスムーズに流れる。そして、排水孔
60及び接続パイプ61を介して排水パイプ62により
車体2の外部に排出される。
【0044】同様に、ステアリングテーブル11上の水
は案内溝58に流れ込む。案内溝58に流れ込んだ水は
傾斜に沿って車体2の後部側に向かってスムーズに流れ
る。そして、排水孔64及び接続パイプ65を介して排
水パイプ66により車体2の外部に排出される。
は案内溝58に流れ込む。案内溝58に流れ込んだ水は
傾斜に沿って車体2の後部側に向かってスムーズに流れ
る。そして、排水孔64及び接続パイプ65を介して排
水パイプ66により車体2の外部に排出される。
【0045】この結果、ステアリングテーブル11上に
溜まった水がシール部材45側に流れても確実に車体2
の外部に排出することができる。本実施例においては、
シール部材45とガード部材51とをそれぞれ別体によ
って形成した。この他に、上記の案内溝57,58をフ
ラットテーブル10及びステアリングテーブル11に形
成すれば、図12に示すように、ガード部材51を無く
し、シール部材45によってステアリングプレート11
の側部40までを囲うように構成することも可能であ
る。
溜まった水がシール部材45側に流れても確実に車体2
の外部に排出することができる。本実施例においては、
シール部材45とガード部材51とをそれぞれ別体によ
って形成した。この他に、上記の案内溝57,58をフ
ラットテーブル10及びステアリングテーブル11に形
成すれば、図12に示すように、ガード部材51を無く
し、シール部材45によってステアリングプレート11
の側部40までを囲うように構成することも可能であ
る。
【0046】本実施例においては、シール部材45及び
カード部材51をゴムによって形成したが、この他に、
ウレタンや樹脂によってシール部材45及びカード部材
51を形成することも可能である。
カード部材51をゴムによって形成したが、この他に、
ウレタンや樹脂によってシール部材45及びカード部材
51を形成することも可能である。
【0047】次に、上記実施例から把握される請求項以
外の技術思想を、その効果とともに以下に記載する。 (1)フラットテーブルの側縁及び後縁並びに運転席と
対応するステアリングテーブルの側縁には水の流れを阻
止するシール部材を突設し、該シール部材よりも内側に
おけるフラットテーブルの側縁及び後縁並びに運転席と
対応するステアリングテーブルの側縁には水を案内する
案内溝を設け、案内溝には排水孔を形成し、この排水孔
には水を車体の外部に排出する排出部材を設けた。
外の技術思想を、その効果とともに以下に記載する。 (1)フラットテーブルの側縁及び後縁並びに運転席と
対応するステアリングテーブルの側縁には水の流れを阻
止するシール部材を突設し、該シール部材よりも内側に
おけるフラットテーブルの側縁及び後縁並びに運転席と
対応するステアリングテーブルの側縁には水を案内する
案内溝を設け、案内溝には排水孔を形成し、この排水孔
には水を車体の外部に排出する排出部材を設けた。
【0048】フラットテーブルやステアリングテーブル
上の水はシール部材により車体の側部から流れないよう
に防止することができ、車体の内部に水が浸入して電気
機器かからないように防止することができる。又、フラ
ットテーブルやステアリングテーブル上の水が案内溝に
流れ込むと、排水孔を介して排出部材に流れる。排出部
材によって水は車体の外部に排出される。従って、フラ
ットテーブルやステアリングテーブル上の水を車体の内
部に浸入させないように防止し、確実に車体の外部に排
出することができる。車体内部の電気機器の保護ができ
るとともに、作業者に水がかからないように防止するこ
とができる。
上の水はシール部材により車体の側部から流れないよう
に防止することができ、車体の内部に水が浸入して電気
機器かからないように防止することができる。又、フラ
ットテーブルやステアリングテーブル上の水が案内溝に
流れ込むと、排水孔を介して排出部材に流れる。排出部
材によって水は車体の外部に排出される。従って、フラ
ットテーブルやステアリングテーブル上の水を車体の内
部に浸入させないように防止し、確実に車体の外部に排
出することができる。車体内部の電気機器の保護ができ
るとともに、作業者に水がかからないように防止するこ
とができる。
【0049】(2)上記(1)において、案内溝は傾斜
して形成され、案内溝の深さが最も深い部分に排水孔が
形成されいてる。案内溝に流れ込んだ水をスムーズに排
水孔に案内することができ、排出部材を介して車体の外
部に水を排出することができる。
して形成され、案内溝の深さが最も深い部分に排水孔が
形成されいてる。案内溝に流れ込んだ水をスムーズに排
水孔に案内することができ、排出部材を介して車体の外
部に水を排出することができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1又は2記
載の発明によれば、シール部材によってフラットテーブ
ル上に溜まった水が流れ落ちないように防止することが
できるので、車体の内部に水を浸入させないようにし、
制御機器の保護を図ることができる。又、ステアリング
テーブルを流れる水は誘導部を通過して車体の側部に沿
って流れるので、運転席の作業者に直接水がかからない
ようにして濡れないようにすることができる。
載の発明によれば、シール部材によってフラットテーブ
ル上に溜まった水が流れ落ちないように防止することが
できるので、車体の内部に水を浸入させないようにし、
制御機器の保護を図ることができる。又、ステアリング
テーブルを流れる水は誘導部を通過して車体の側部に沿
って流れるので、運転席の作業者に直接水がかからない
ようにして濡れないようにすることができる。
【0051】特に、請求項1記載の発明によれば、フラ
ットテーブル及びステアリングテーブルとサイドプレー
ト及びリアプレートとの間の水密がシール部材によって
確保することができるので、車体の内部に水を浸入させ
ないように防止することができ、車体内部の電気機器の
保護を図ることができる。
ットテーブル及びステアリングテーブルとサイドプレー
ト及びリアプレートとの間の水密がシール部材によって
確保することができるので、車体の内部に水を浸入させ
ないように防止することができ、車体内部の電気機器の
保護を図ることができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、フラットテ
ーブル上の水が該フラットテーブルの前縁に流れても樋
部材に流れ込む。樋部材に流れ込んだ水は車体内の側部
に沿って流れる。この結果、車体内に浸入した水が跳ね
ないので、電気機器に水がかからず、その保護を行うこ
とができる。又、コントローラが配設されている側の排
出路は他方の排出路より小さく形成されているため、排
出される水が少ない。この結果、コントローラに水が極
力かからないようにすることができる。
ーブル上の水が該フラットテーブルの前縁に流れても樋
部材に流れ込む。樋部材に流れ込んだ水は車体内の側部
に沿って流れる。この結果、車体内に浸入した水が跳ね
ないので、電気機器に水がかからず、その保護を行うこ
とができる。又、コントローラが配設されている側の排
出路は他方の排出路より小さく形成されているため、排
出される水が少ない。この結果、コントローラに水が極
力かからないようにすることができる。
【0053】
【図1】本発明に係るリーチ式フォークリフトの車体を
示す部分斜視図。
示す部分斜視図。
【図2】リーチ式フォークリフトにおける車体の内部構
成を示す斜視図。
成を示す斜視図。
【図3】フラットテーブル及びステアリングテーブルに
シール部材及びガード部材を設けた平面図。
シール部材及びガード部材を設けた平面図。
【図4】サイドプレートの両側に樋部材が架設されてい
ることを示す部分断面図。
ることを示す部分断面図。
【図5】フロントプレートの上端部及びフラットテーブ
ルの前縁が樋部材に案内されている状態を示す部分断面
図。
ルの前縁が樋部材に案内されている状態を示す部分断面
図。
【図6】フロントプレート及びステアリングプレートと
サイドプレート及びリアプレートとの間に配設されるシ
ール部材を示す断面図。
サイドプレート及びリアプレートとの間に配設されるシ
ール部材を示す断面図。
【図7】ステアリングテーブルに設けられたガード部材
を示す断面図。
を示す断面図。
【図8】樋部材に排出チューブを設けた状態を示す部分
断面図。
断面図。
【図9】フラットテーブル及びステアリングテーブルに
案内溝を形成した平面図。
案内溝を形成した平面図。
【図10】図9におけるA−A線断面図。
【図11】図9におけるB−B線断面図。
【図12】ステアリングテーブルの側部までシール部材
にて囲った平面図。
にて囲った平面図。
【図13】従来のリーチ式フォークリフトの車体を示す
斜視図。
斜視図。
1…リーチ式フォークリフト、2…車体、3…運転席、
10…フラットテーブル、11…ステアリングテーブ
ル、15a,15b…サイドプレート、16…リアプレ
ート、30…樋部材、35…前縁、36…側縁、37,
38…後縁、40…側縁、45…シール部材、51…シ
ール部材としてのカード部材、53…誘導部としての隙
間、55…誘導部材を構成する排水パイプ、56…誘導
部材を構成する排水チューブ
10…フラットテーブル、11…ステアリングテーブ
ル、15a,15b…サイドプレート、16…リアプレ
ート、30…樋部材、35…前縁、36…側縁、37,
38…後縁、40…側縁、45…シール部材、51…シ
ール部材としてのカード部材、53…誘導部としての隙
間、55…誘導部材を構成する排水パイプ、56…誘導
部材を構成する排水チューブ
Claims (2)
- 【請求項1】 四角箱形状を成す車体の後部右側には運
転席を凹設し、車体の左側には、該車体の前後方向に平
坦状のフラットテーブルを配設し、前記運転席に対応し
たフラットテーブルの側部から運転席に向かうほど下方
に傾斜するステアリングテーブルを配設したリーチ式フ
ォークリフトにおいて、 前記フラットテーブルの側縁、後縁及びステアリングテ
ーブルの後縁並びに運転席と対応するステアリングテー
ブルの側縁には水の流れを阻止するシール部材を配設
し、運転席の前部又は後部のいずれか一方におけるステ
アリングテーブルの側部には水を車体の側部に沿って流
す誘導部を設け、更に車体の左右両側にはサイドプレー
トを配設し、フラットテーブルの後部において車体の後
部をカバーするリアプレートを配設し、シール部材はフ
ラットテーブル及びステアリングテーブルとサイドプレ
ート及びリアプレートとの間に配設され、水密を保持す
るとともにサイドプレート及びリアプレートの上端部を
収容してカバーするものであるリーチ式フォークリフ
ト。 - 【請求項2】 四角箱形状を成す車体の後部右側には運
転席を凹設し、車体の左側には、該車体の前後方向に平
坦状のフラットテーブルを配設し、前記運転席に対応し
たフラットテーブルの側部から運転席に向かうほど下方
に傾斜するステアリングテーブルを配設したリーチ式フ
ォークリフトにおいて、 前記フラットテーブルの側縁、後縁及びステアリングテ
ーブルの後縁並びに運転席と対応するステアリングテー
ブルの側縁には水の流れを阻止するシール部材を配設
し、運転席の前部又は後部のいずれか一方におけるステ
アリングテーブルの側部には水を車体の側部に沿って流
す誘導部を設け、更に車体の前方には、該車体の幅方向
に上部が開口された樋部材を配設し、フラットテーブル
の前縁を樋部材内に案内させ、樋部材に流れ込んだ水を
樋部材の両端に形成された排出路を介して車体内の側部
に沿って流すようにし、前記排出路の内、コントローラ
が配設されている側の排出路を他方の排出路より小さく
形成した リーチ式フォークリフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6250886A JP3064827B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | リーチ式フォークリフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6250886A JP3064827B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | リーチ式フォークリフト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113485A JPH08113485A (ja) | 1996-05-07 |
JP3064827B2 true JP3064827B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17214490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6250886A Expired - Fee Related JP3064827B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | リーチ式フォークリフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064827B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4867058B2 (ja) * | 2007-09-14 | 2012-02-01 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP6250886A patent/JP3064827B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08113485A (ja) | 1996-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2703685C (en) | Vehicular power supply system | |
JP7359017B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
JP3064827B2 (ja) | リーチ式フォークリフト | |
JP2008100780A (ja) | 塵芥車の汚水漏れ防止装置 | |
JP4002801B2 (ja) | 電気接続箱の排水構造 | |
JPH08276752A (ja) | 電気自動車のバッテリ格納部構造 | |
JP6996831B2 (ja) | 車両の蓄電装置搭載構造 | |
JPH08218959A (ja) | 自動2輪車のエアクリーナ | |
JPH09242852A (ja) | シフトレバー装置 | |
JP4686908B2 (ja) | バッテリー式車両 | |
JP3146834B2 (ja) | 電気自動車のバッテリ取付構造 | |
CN110970802B (zh) | 盖板和具有其的配电箱、轨道交通系统 | |
JP2001186627A (ja) | 電気接続箱の水抜き構造 | |
JPH08167444A (ja) | 収納箱の排水構造 | |
JP2595735B2 (ja) | 自動車用エアボックス構造 | |
JP2022182502A (ja) | 車両用バッテリの被水防止構造 | |
JPH09185921A (ja) | スイッチの排水構造 | |
JP3684806B2 (ja) | 自動車のカウルボックス構造 | |
JPH0512233U (ja) | 車両吸気ダクトの吸気取入構造 | |
JP3942274B2 (ja) | 車両用オイルリザーバタンクの取付構造 | |
JP2003146405A (ja) | 塵芥車の汚水漏れ防止装置 | |
JP2802591B2 (ja) | パチンコ機の制御基盤の付装機構 | |
JPS6237574Y2 (ja) | ||
JP2550261Y2 (ja) | 車両用エアボックス構造 | |
JPH01229776A (ja) | 産業車両のエンジンフード装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |