JP6996831B2 - 車両の蓄電装置搭載構造 - Google Patents
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Description
これらの文献に記載の構造においては、車室フロア部上に車両用シートが設置されており、かつこの車両用シートのシートクッションを支持する台座部の下方スペースに、バッテリなどの蓄電装置が配設されている。このような構成によれば、車両用シートの設置箇所を有効に利用したかたちで、蓄電装置をスペース効率よく車室内に配置することが可能である。
また、特許文献2においては、前記台座部上に防水カーペットが敷設され、かつこの防水カーペットによって蓄電装置の上方が覆われている。このような構成によれば、シートクッション上に水などの液体を零した際に、この水が蓄電装置上に流れ落ちることが防止または抑制され、蓄電装置の保護が図られる。
第2に、車両用シートのシートクッションをいわゆるダイブダウン方式とする場合、シートクッションを支持する台座部には、シートクッションを台座部上に配置させた際にシートクッションを固定させるための係合爪が突設されるのが通例である。ここで、係合爪が、台座部の上面よりも上方に大きく突出した状態で設けられていると、台座部の上面のフラット性が損なわれるため、シートクッションのダイブダウン時において、シートバックを台座部上に倒す方式(ダブルフォールド方式)を採用する場合に、シートバックと係合爪とが干渉し、シートバックをフラットな状態に倒すのに支障を生じるような不具合がある。また、シートクッションのダイブダウン時に、係合爪が台座部上に突出していると、乗員の衣服などが係合爪に引っ掛かりを生じるような虞もある。したがって、このようなことも適切に防止することが望まれる。
第1に、車室内で液体を零し、この液体が台座部の上側に流れ落ちた場合、あるいは台座部の上側に向けて流れてくる場合には、この液体の少なくとも一部を、排水用凹溝に流れ込ませてから蓄電装置に向かわせない箇所に導くことが可能である。したがって、台座部上に多くの液体が一斉に零れるような事態を生じた場合であっても、台座部上に多くの液体が溜まらないようにし、たとえば台座部上の液体が台座部の縁部や裏面を伝うなどして蓄電装置側に向かうことを防止または抑制することが可能となる。その結果、本発明によれば、従来技術と比較して、蓄電装置の被水防止性能を優れたものとし、蓄電装置の保護を適切に図ることが可能である。
第2に、シートクッション固定用の係合爪は、排水用凹溝の内側に位置しているため、この係合爪が台座部の上面上などに大きく突出しないようにすることができる。したがって、たとえばシートクッションをダイブダウンさせてから、シートバックを台座部上に倒す際に、係合爪がその支障になるといった不具合を解消することができる。また、係合爪に乗員の衣服などが引っ掛かるといったことも生じ難くすることが可能である。
図面において、矢印Frは車両前方を示し、矢印Wは車幅方向を示し、矢印Upは車両
高さ方向の上方を示す。
台座部40は、たとえばパイプ材を用いて形成された中空枠状の上枠部40aと、この上枠部40aの内側開口領域を塞ぐように上枠部40aに接合された天板パネル40b(シートパン)とを具備している。支持脚部42は、台座部40の前部を支持するための部位であり、その上部は上枠部40aに溶接され、かつその下部は、フロントフロア部1aのうち、蓄電装置2の配置箇所の車両前方側に設けられたフロアクロス部13にボルト止めなどの手段を用いて固定されている。ブラケット部43は、台座部40の後部を支持するための部位であり、たとえば上枠部40aの後部に溶接されており、かつ車室フロア部1の起立壁部1cの上下高さ方向の途中箇所に設けられた棚状部10に、ボルト止めなどの手段を用いて固定されている。シートクッション固定用の係合爪48については、後述する。
防水カーペット5は、車両前方側に位置する主要部5aと、その後部に繋がった第1および第2の補助部5b,5cと、左右一対の排水用凹溝52とを備えている。
30の同方向の幅と同様であり、リヤフロア部1b上に零れた水がそのままシートバック30の下方に向けて流れることを阻止する役割を果たす。ただし、後述するように、リヤフロア部1b上に零れた水は、リヤ側防水カーペット8を迂回して車両前方側に流れていく。
このように、本実施形態においては、車両用シートSのシートクッション31上、または防水カーペット5の主要部5a上において多くの水が零れた場合のみならず、リヤフロア部1b上から車両前方側に多くの水が流れる場合においても、蓄電装置2が被水することを適切に防止することが可能である。
排水用凹溝は、終端側(外端部側)ほど幅が広くなり、また深さが深くなる形態とすることが好ましいものの、これに限定されず、たとえば幅や深さが各所略同一であってもよい。排水用凹溝は、少なくとも1つ設けられていればよく、その具体的な数や位置も限定されない。
S 車両用シート
1 車室フロア部
2 蓄電装置
40 台座部
48 係合爪
5 防水カーペット
52 排水用凹溝
Claims (1)
- 車両用シートのシートクッションが載せられ、かつ前記シートクッションの固定用の係合爪が設けられており、車室フロア部の上側に配設されたシート用の台座部と、
この台座部の下方スペースに配置された蓄電装置と、
を備えている、車両の蓄電装置搭載構造であって、
前記車室フロア部のうち、前記蓄電装置の車幅方向外方側に位置し、かつ前記蓄電装置の配置領域よりも高い高さに設けられているとともに、上面部には、車幅方向外方側ほど高さが低くなる外下がり状の傾斜面が形成されているフロアサイド隆起部と、
周辺の一般領域と比較して下向きに部分的に窪んだ上面開口状であり、かつ車幅方向に延びており、前記台座部の上側に流れ落ちた液体、または前記台座部の上側に向けて流れてくる液体を、前記フロアサイド隆起部の前記傾斜面の上側まで導いてから前記傾斜面上に流れ落とすことが可能な排水用凹溝と、
をさらに備えており、
前記係合爪のうち、前記シートクッションとの係合が図られる部分は、前記排水用凹溝内に位置していることを特徴とする、車両の蓄電装置搭載構造。
Priority Applications (1)
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JP2017249178A JP6996831B2 (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 車両の蓄電装置搭載構造 |
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JP2017249178A JP6996831B2 (ja) | 2017-12-26 | 2017-12-26 | 車両の蓄電装置搭載構造 |
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Families Citing this family (2)
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Citations (2)
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- 2017-12-26 JP JP2017249178A patent/JP6996831B2/ja active Active
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