JP6550953B2 - ホルダ部材及び乗り物用の座席 - Google Patents

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Description

本発明は、ホルダ部材に係り、特に、前席及び後席の着座者が利用可能なホルダ部材に関する。
従来から、前席の間に設けられたコンソール部材(ホルダ部材ともいう。)の一部に、飲み物を入れたカップ等の物を保持可能とする技術が知られている。
例えば、特許文献1には、コンソール部材の蓋部(同文献には、リッドと記載。)を後側に回動させて、カップ置き(カップホルダともいい、同文献には、載置部材と記載。)及びテーブルとして蓋部を機能させることが開示されている。
また、特許文献2には、コンソールに取り付けられて前席側から後席側に回動可能に取り付けられたアームレストが開示されている。そして、このアームレストは、上面と下面が反転可能に取り付けられており、着座者の腕を休めさせるためのアームレスト面と、その反対側の面にカップを保持可能なトレー面とを有する。なお、トレー面に形成されたカップホルダは、アームレストの回動軸が設けられた端部に対して逆側の端部側に形成されている。
特開2007−176453号公報 特開2007−8258号公報
特許文献1,2に開示された技術によると、コンソール部材の一部をカップ置きとして使用できるが、前席と後席のそれぞれに着座する着座者が同時にカップ置きを使用できなかった。
特に、特許文献1に開示されたコンソール部材の蓋部は、閉じた状態においてはアームレストとして使用できるが、カップ置きとして使用できなかった。
また、カップ置きは蓋部にのみ形成されており、蓋部を後席側に回動させた状態においては、前席の着座者が蓋部のカップ置きを使用することは困難であった。
また、特許文献2に開示されたアームレストにおいては、カップホルダがアームレストの回動軸の逆側の端部に形成されている。このため、前席及び後席のうち、アームレストが回動している側の席の着座者のみがカップホルダを使用でき、他方の着座者はカップホルダを使用できなかった。
また、例えば、前席用と後席用のカップホルダをコンソール部材に水平方向に併設すると、その分コンソール部材が大きくなってしまう。
さらには、前席用と後席用のカップホルダをコンソール部材に設けると、後席側で使用しない場合には、後席用のカップホルダのスペースが無駄になってしまう。特に、後席用のカップホルダが後席側に張り出すように取り付けられていると、後部座席への乗員の乗り降りの妨げになることがあった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、前席及び後席の着座者が同時にホルダを使用することが可能なホルダ部材を提供することにある。
また、ホルダ部材に前席用と後席用のカップホルダを設けつつ、水平方向への張り出しを抑制可能にすることにある。
さらには、後部座席への乗員の乗り降りの妨げにならないホルダ部材を提供することにある。
前記課題は、本発明に係るホルダ部材によれば、収容部を有する本体と、前記収容部に開閉可能に取り付けられた蓋部と、物を保持する複数のホルダと、を備えて前席側に設けられたホルダ部材であって、前記複数のホルダのうち一部のホルダは前記本体に取り付けられ、前記複数のホルダのうち他のホルダは前記蓋部に取り付けられており、前記他のホルダは、前記蓋部が後席側に開かれた状態で、後席側に配置されており、前記一部のホルダと前記他のホルダとは、前記蓋部が閉じた状態において、少なくとも一部が上下に重なり合う配置で設けられていることによって解決される。
上記構成によれば、複数のホルダのうちの一部が本体に取り付けられ、他のホルダが蓋部に取り付けられていることで、ホルダ部材の蓋部を後席側に開いて他のホルダを後席側に配置することで、前席及び後席の着座者が同時にホルダを使用することが可能となる。
また、上記構成によれば、一部のホルダと他のホルダとが、蓋部が閉じた状態において、一部が上下に重なり合うように配設されていることで、他のホルダを後席用として用いない場合に、水平方向への張り出しを抑制することができる。
また、前記課題は、本発明に係るホルダ部材によれば、収容部を有する本体と、前記収容部に開閉可能に取り付けられた蓋部と、物を保持する複数のホルダと、を備えて前席側に設けられたホルダ部材であって、前記複数のホルダのうち一部のホルダは前記本体に取り付けられ、前記複数のホルダのうち他のホルダは前記蓋部に取り付けられており、前記他のホルダは、前記蓋部が後席側に開かれた状態で、後席側に配置されており、前記本体は、他の収容部を有し、前記他のホルダは、前記蓋部が閉じた状態で前記他の収容部内に収められて使用不能となり、前記蓋部が開いた状態で前記他の収容部外に出て使用可能となることにより解決される。
上記構成によれば、他のホルダを使用しないときには他の収容部内に収容することで、他のホルダの張り出しを抑え、後部座席への乗員の乗り降りの妨げとなることを回避できる。
また、前記課題は、本発明に係るホルダ部材によれば、収容部を有する本体と、前記収容部に開閉可能に取り付けられた蓋部と、物を保持する複数のホルダと、を備えて前席側に設けられたホルダ部材であって、前記複数のホルダのうち一部のホルダは前記本体に取り付けられ、前記複数のホルダのうち他のホルダは前記蓋部に取り付けられており、前記他のホルダは、前記蓋部が後席側に開かれた状態で、後席側に配置されており、前記蓋部が後席側に開かれた状態で、前記他のホルダの後端は前記蓋部の後端よりも後席側に配置されていることにより解決される。
また、前記複数のホルダは、物を保持する保持部をそれぞれ前後に二つ有しており、前後二つの前記保持部は連結する補強板によって連結されており、前記蓋部が閉じた状態において、前記補強板が前記本体よりも前席側に取り付けられていると好ましい。
また、前記他のホルダは、物を保持する保持部と、該保持部に取り付けられた底面保持部と、を備え、該底面保持部は、前記蓋部が後席側に開かれた状態で、前記保持部に対して垂直に位置すると好ましい。
また、前記複数のホルダは、物を保持する保持部をそれぞれ二つ有しており、前記一部のホルダと前記他のホルダとでは、前記保持部の取り付け方向が異なっていると好ましい。
また、前記他のホルダは、物を保持する保持部を有し、該保持部は、上端と下端の径が異なっており、前記他のホルダは、回動部によって180度反転可能であり、前記回動部は、前記他のホルダが前記蓋部と当接している位置に設けられていると好ましい。
また、前記蓋部と前記他のホルダとは、前記蓋部が閉じた状態において、上下に重なり合わない配置で設けられており、前記蓋部が閉じた状態において、アームレストとして利用可能であると好ましい。
また、前記課題は、前記のホルダ部材を備えることを特徴とする乗り物用の座席により解決される。
本発明によれば、前席及び後席の着座者がホルダを同時に使用可能なホルダ部材を使用することが可能となる。
また、本発明によれば、ホルダ部材に前席用と後席用のカップホルダを設けつつ、水平方向への張り出しを抑制できる。
さらに、本発明によれば、他のホルダを使用しないときにカップホルダが後部座席への乗員の乗り降りの妨げになることを回避できる。
第1実施形態に係るホルダ部材を示す模式図である。 第1実施形態に係るホルダ部材を示す斜視図である。 第1実施形態に係るホルダ部材の蓋部を開いた状態を示す斜視図である。 第1変形例に係る本体側カップホルダ及び蓋側カップホルダを有するホルダ部材の一部を示す斜視図である。 蓋側カップホルダを示す斜視図である。 第2変形例に係る本体側カップホルダ及び蓋側カップホルダを有するホルダ部材を示す斜視図である。 蓋側カップホルダにおける図6のVII-VII断面を示す断面図である。 (A)は、蓋部を後席側に回動させた状態を示す斜視図、(B)は、蓋側カップホルダを反転させた状態を示す斜視図である。 第3変形例に係るシャッターを備えるホルダ部材を示す斜視図である。 第4変形例に係る蓋部を備えるホルダ部材を示す斜視図である。 第5変形例に係るホルダ部材を示す模式図である。 第2実施形態に係るホルダ部材を前側から示す斜視図である。 第2実施形態に係るホルダ部材を後ろ側から示す斜視図である。 (A)は、第2実施形態に係るホルダ部材の蓋部を閉じた状態、(B)は、蓋部を開いた状態をそれぞれ模式的に示す平面図である。
本発明は、車両等の乗り物に用いられるホルダ部材に関するものであり、特に、前席及び後席の着座者に用いられるカップホルダを備えるホルダ部材に関するものである。
以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
なお、以下において、座席の向きの前側を前方向、その逆を後ろ方向とし、座席の高さ方向を上下方向とし、座席の幅方向を左右方向として説明する。
以下、本発明の実施形態に係るホルダ部材1,6,6a,6b,6c,7,8について、添付の図面を参照して具体的に説明する。
<<第1実施形態>>
第1実施形態に係るホルダ部材1について、図1〜図3を参照して説明する。
ここで、図1は、第1実施形態に係るホルダ部材1を示す模式図、図2は、ホルダ部材1を示す斜視図、図3は、ホルダ部材1の蓋部1bを開いた状態を示す斜視図である。
ホルダ部材1は、図1に示すように、蓋部1bが後席RS側に回動可能に取り付けられており、前席FSの側面においてアームレストとして利用可能に設けられている。
ホルダ部材1は、図2及び図3に示すように、収容部10を有する本体1aと、収容部10を覆う蓋部1bと、本体1aに取り付けられた本体側カップホルダ11と、蓋部1bに取り付けられた蓋側カップホルダ12と、から主に構成されている。
本体1aは、前後方向に延在して上方が開放された箱状に形成されており、前面に本体側カップホルダ11が固定されており、後側上部に回動軸1cを介して蓋部1bが回動可能に取り付けられている。本体1aの内側の領域が、物を収容する収容部10を構成する。
蓋部1bは、本体1aよりも前後方向に短く形成された板状を成し、左右方向長さが一致するように形成されており、蓋部1bを閉じた状態において前面が本体1aの前面と一致するように取り付けられている。また、蓋部1bの前側上部には、本体1aからの開放をロック又はロック解除するレバー13が取り付けられている。さらに、蓋部1bの前面に蓋側カップホルダ12が固定されている。
本体側カップホルダ11及び蓋側カップホルダ12は、高さの低い円筒状に形成された保持部11a,12aをそれぞれ前後に二つ有する。また、本体側カップホルダ11及び蓋側カップホルダ12は、前後に延在して前後二つの保持部11a,12aの対向する周面を連結して補強する補強板11b,12bを有する。
また、本体側カップホルダ11及び蓋側カップホルダ12は、蓋部1bが本体1aに被さった状態においては、上下に重なるように配置されている。
前席FS側のみでホルダ部材1を使用するときは、蓋部1bが本体1aに被さった状態において、上記のように蓋部1bと本体1aが上下に重なるように配設する。
このように蓋部1bと本体1aが重ねられていることで、円筒状に形成された蓋側カップホルダ12の保持部12aにカップ2(図5参照)を保持させるときに、蓋側カップホルダ12の孔及び本体側カップホルダ11の孔をカップ2が通ることとなる。このため、カップ2の保持は、蓋側カップホルダ12の下方にある本体側カップホルダ11によって阻害されない。
また、蓋部1bを本体1aに被せるようにすることで、蓋部1bと本体1aに加えて、本体側カップホルダ11と蓋側カップホルダ12も上下に重なることとなる。このため、本体側カップホルダ11と蓋側カップホルダ12を併設する場合に比して、周囲への張り出しを抑制できる。
そして、蓋側カップホルダ12が蓋部1bの上面ではなく前面に設けられているため、蓋部1bが閉じた状態においてアームレストとして使用する面積を蓋部1bの上面に常に確保することができる。
一方、後席RS側で蓋側カップホルダ12を使用するときは、回動軸1cを中心に後側に回動させて、蓋部1bを後席RS側に配設する。
このようにすることで、後席RS側で蓋側カップホルダ12を使用できるとともに、前席FS側で本体側カップホルダ11を使用できる。
<第1変形例>
上記実施形態においては、本体側カップホルダ21及び蓋側カップホルダ22は、円筒状の保持部11a,12aのみによって構成されるものとして説明した。
次に、カップ2に対して第1実施形態に係るものよりも高い保持性を有する第1変形例に係る本体側カップホルダ21及び蓋側カップホルダ22について、図4及び図5を参照して説明する。
ここで、図4は、第1変形例に係る本体側カップホルダ21及び蓋側カップホルダ22を有するホルダ部材6の一部を示す斜視図、図5は、蓋側カップホルダ22を示す斜視図である。
なお、以下において、上記実施形態と同一の構成を有するものについては同一の符号を付して、その説明を省略し、相違する構成を明確にする。
本体側カップホルダ21は、図4に示すように、有底であるカップ状に形成された保持部21aを前後に二つ備える。
このように保持部21aが形成されていることで、例えば保持するカップ2から液垂れが生じても保持部21a内に留めることができるため、車内の汚損を防止できる。
蓋側カップホルダ22は、図4及び図5に示すように、円筒状に形成されて前後に二つ設けられた保持部12aと、略U字状に形成され、二つの保持部12aのそれぞれに回動可能に取り付けられた底面保持部22cと、を備える。
このように底面保持部22cが保持部12aに取り付けられていることで、蓋部1bを閉じた状態においては、底面保持部22cを保持部12aに沿うように折り畳むことで、図4に示すように、保持部12aを保持部21aに重ねるように配置できる。
一方、蓋部1bを開いた状態においては、底面保持部22cを保持部12aに対して垂直に位置するように引き出すことで、図5に示すようにカップ2を下側から保持できるため、より保持性が高まる。
<第2変形例>
次に、カップ2に対して第1実施形態に係るものよりも高い保持性を有する第2変形例に係る本体側カップホルダ31及び蓋側カップホルダ32について、図6〜図8を参照して説明する。
ここで、図6は、第2変形例に係る本体側カップホルダ31及び蓋側カップホルダ32を有するホルダ部材6aを示す斜視図、図7は、蓋側カップホルダ32における図6のVII-VII断面を示す断面図、図8(A)は、蓋部1bを後席RS側に回動させた状態を示す斜視図、図8(B)は、蓋側カップホルダ32を反転させた状態を示す斜視図である。
本体側カップホルダ31の保持部31a及び蓋側カップホルダ32の保持部32aは、蓋部1bを閉じた状態において、下方に狭まるように傾斜した筒状に形成されている。
そして、保持部31a及び保持部32aの内面には、樹脂やゴム等の弾性部材によって形成された4つの係止爪32cが取り付けられている。具体的には、係止爪32cは、保持部31a及び保持部32aの内面において、周方向に一定間隔で離間する4箇所に取り付けられている。
このように、保持部31a及び保持部32aが傾斜して形成されていることで、カップ2を保持する際に、その形状や大きさに多少の差異がある場合でも好適に支持することが可能となる。そして、弾性材料から成る係止爪32cが形成されていることで、その効果をより高めることができる。
蓋部1bは、図8に示すように、蓋側カップホルダ32を180度反転可能に取り付ける回動部32dを蓋側カップホルダ32に対向する端部に備える。
後席RSの着座者に蓋側カップホルダ32を使用させる際に、蓋部1bを開くのみでは、図8(A)に示すように、蓋側カップホルダ32における保持部32aは、下方にかけて末広がりとなる向きに配置されることとなる。このような状態においては、保持部32aがカップ2の形状に沿わずに接触面積が少なくなるためカップ2の保持性を良好にできない。
上記のように、回動部32dが設けられていることで、図8(B)に示すように、蓋側カップホルダ32を反転させて上方にかけて末広がりとなる向きにすることができ、カップ2を好適に保持することが可能となる。
<第3変形例>
次に、アームレストとしての利用性が高められた第3変形例に係るシャッター4について図9を参照して説明する。
ここで、図9は、第3変形例に係るシャッター4を備えるホルダ部材6bを示す斜視図である。
本体1aの収容部10の開放側である上端部には、前後方向に開閉可能なシャッター4が取り付けられている。
このようにシャッター4が取り付けられていることで、後席RSの着座者に蓋側カップホルダ12を使用させるために蓋部1bを開いた状態時に、意図せず収容部10の内部に収容した物が外部に露出することを防止できる。
さらには、前席FSの着座者は、この状態においてもシャッター4上に腕を置くことができるため、ホルダ部材6bのアームレストとしての利用性を高めることができる。
<第4変形例>
アームレストとしての利用性が高められた第4変形例に係る蓋部3について、図10を参照して説明する。
ここで、図10は、第4変形例に係る蓋部3を備えるホルダ部材6cを示す斜視図である。
蓋部3は、左右方向の中央で一側蓋部3aと他側蓋部3bとに分かれて形成されている。
蓋側カップホルダ42は、一側蓋部3aには取り付けられておらず、他側蓋部3bにのみ取り付けられている。詳細には、蓋側カップホルダ42は、その横方向の約半分のみが他側蓋部3bに取り付けられている。
蓋側カップホルダ42は、このように形成されていることで、他側蓋部3bの閉状態において、本体1aの横方向中央に取り付けられた本体側カップホルダ11に重なることとなり、上記の実施形態に係る効果と同様の効果を奏することとなる。
そして、蓋部3を開放するためのレバー13は、一側蓋部3aに設けられた一側レバー13aと、他側蓋部3bに設けられた図示せぬ他側レバーとから構成されている。
つまり、一側蓋部3a及び他側蓋部3bは、一側レバー13a及び図示せぬ他側レバーを操作することによって、個別に開閉可能に本体1aに取り付けられている。
このように形成された蓋部3は、前席FSの着座者のみが蓋側カップホルダ42を使用するときには、蓋部3を閉じた状態にすることで、ホルダ部材6cの後方への張り出しを抑制できる。
また、前席FSと後席RSの両方の着座者が本体側カップホルダ11又は蓋側カップホルダ42を使用するときには、一側蓋部3aを閉じた状態のまま、他側蓋部3bのみを後側に回動させる。
このようにすることで、前席FSの着座者が本体側カップホルダ11を使用できるとともに、後席RSの着座者が蓋側カップホルダ42を使用できる。
さらに、前席FSの着座者は、一側蓋部3aが閉じた状態のときに、その上面に腕を置くようにして、アームレストとして使用できる。
さらには、一側蓋部3a及び他側蓋部3bの両方を後ろ側に回動させることで、収容部10に対する物の収納及び取り出しを容易に行うことができる。
<第5変形例>
また、図1に示す第1実施形態に係るホルダ部材1は、アームレストとして利用可能に設けられているものとして説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。
例えば、図11に示す第5変形例に係るホルダ部材8のように、コンソール部材として設けられていてもよい。
ここで、図11は、第5変形例に係るホルダ部材8を示す模式図である。
ホルダ部材8は、フロアFに一体的に取り付けられており、手前側の前席FSについては図11で省略しているが、厳密には、二つの前席FSの間に設けられている。
変形例に係るホルダ部材6,6a,6b,6cについても同様に、コンソール部材として設けられていてもよい。
<<第2実施形態>>
上記実施形態においては、蓋部1b,3が回動する構成に係るホルダ部材1,6,6a,6b,6c,8について説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。
次に、蓋部5bが摺動する構成に係る第2実施形態に係るホルダ部材7について図12〜図14を参照して説明する。
ここで、図12は、第2実施形態に係るホルダ部材7を前側から示す斜視図、図13は、ホルダ部材7を後ろ側から示す斜視図、図14(A)は、ホルダ部材7の蓋部5bを閉じた状態、図14(B)は、蓋部5bを開いた状態をそれぞれ模式的に示す平面図である。
ホルダ部材7は、図12、図13及び図14に示すように、蓋部5bが後席RS側に摺動可能に取り付けられていることを主な特徴とする。
ホルダ部材7は、収容部10を有する本体5aと、収容部10を覆う蓋部5bと、本体5aに取り付けられた本体側カップホルダ11と、蓋部5bに取り付けられた蓋側カップホルダ52と、から主に構成されている。
本体5aは、図3に示す本体1aと比較して、回動軸1cを有さず、上端部の左右に前後方向に延びるレール50aを有し、図13に示すように、後ろ側にスリット50が形成されている点で異なる。そして、本体5aのレール50aに蓋部5bが前後方向に摺動可能に取り付けられている。
スリット50は、上面の後ろ側の一部及び後面における左右方向中央部の一部を開放するように、前後方向に延在して形成されている。スリット50は、蓋部5bが閉じた状態において、後述するステー51及び蓋側カップホルダ52を収容する他の収容部として機能する。
蓋部5bは、板状に形成されており、本体5aよりも前後方向及び左右方向ともに若干長く形成されている。また、蓋部5bの前側上部には、レバー53が設けられており、レバー53の操作によって、本体5aへの固定及び固定解除が可能となる。
また、蓋部5bは、図14(A)に示すように、本体5aの収容部10を完全に閉じた状態において本体5aを覆うように取り付けられている。
なお、蓋部5bの後端側には、ステー51が前後方向にスライド可能に取り付けられている。
ステー51は、前後方向に長辺を有する長方形状の面を有してスリット50よりも薄肉に形成された板状の部材であり、蓋部5bの後端に、前後方向に延在する向きで取り付けられている。ステー51の左右の側面には蓋側カップホルダ52がコイルスプリング52cとともに取り付けられている。
蓋側カップホルダ52は、カップ2の周面を保持するリング状の周面保持部52aと、カップ2の底面を保持する板状の底面保持部52bと、から構成されている。
周面保持部52aは、ステー51の側面に沿う向きでステー51の上部に取り付けられており、コイルスプリング52cによって、ステー51の上部を中心として下側が左右方向に広がりつつ上方に開くように付勢されている。
底面保持部52bは、ステー51の側面に沿う向きでステー51の下部に取り付けられており、コイルスプリング52cによって、ステー51の下部を中心として上側が左右方向に広がりつつ下方に開くように付勢されている。
このように構成された蓋側カップホルダ52は、図14(A)に示すように蓋部5bが閉じた状態においては、周面保持部52a及び底面保持部52bがステー51の側面に沿うように折り畳まれた状態でスリット50内に収められている。
そして、蓋部5bが開いた状態においては、図12、図13及び図14(B)に示すように、ステー51がスリット50から離間することで、スリット50の内面から周面保持部52a及び底面保持部52bが受ける反力から解放される。このため、周面保持部52a及び底面保持部52bは、コイルスプリング52cの付勢力によって、ステー51の側面から広がるように開くこととなる。なお、図12においては、周面保持部52a及び底面保持部52bの一部が閉じた状態を示しているが、この状態は自然状態を示すものではなく、人が抑えたときの状態を示すイメージ図である。
そして、ステー51が蓋部5bから後ろ側に突出するように引き出されることで、蓋部5bに干渉されずに、ステー51に取り付けられた蓋側カップホルダ52にカップ2を保持できる状態となる。
このように、蓋部5bを本体5aに対して後方に摺動させて、後席RSの着座者側に延出させるとともに、自動的に開く蓋側カップホルダ52を備えるホルダ部材7によれば、使用者に煩わしさを感じさせず、より使用しやすくできる。
換言すると、後席側において蓋側カップホルダ52を使用しないときには、蓋側カップホルダ52をスリット50内に収容できることで、本体5aからの張り出しを抑えることで後部座席への乗員の乗り降りの妨げになることを回避できる。
さらに、蓋部5bの動作方向が直線的であるため、上方を通り曲線的に動作する蓋部1bよりも、ホルダ部材7の上方の空間を自由に使用できるため、蓋部5bを動作させる際の煩わしさも感じにくい。
なお、上記実施形態及び変形例に係る構成については、各種組み合わせが可能である。
例えば、図12に示すホルダ部材7の収容部10を覆うように、図9に示すシャッター4を取り付けるようにしてもよい。
また、例えば、図4に示す第1変形例に係る蓋側カップホルダ22を、本体側カップホルダ21と同様にカップ状の保持部としてもよい。
具体的には、蓋部1bを閉じた状態において、本体側カップホルダ21の保持部21aに、蓋側カップホルダのカップ状の保持部が入り込むようにすることで、着座者がカップ2を蓋側カップホルダに保持できる。
さらに、図8に示す蓋部1bが回動部32dを備える構成を、カップ状の保持部を備える蓋状カップホルダの構成に採用することもできる。このようにすると、蓋部1bを開いた状態において、カップ状の保持部の開放側が上方に向くように反転させることでカップ2を蓋側カップホルダに保持できる。つまり、後席RSの着座者もカップ状の蓋側カップホルダを使用することができ、カップ2の液垂れによる車内の汚損をより防止することができる。
また、本体側カップホルダ21を蓋側カップホルダ22と同様に、保持部12aに回動可能な底面保持部22cが取り付けられたもので構成してもよい。
このようにすれば、底面保持部22cを畳むことで、本体側カップホルダの下方側への張り出しを抑制できる。
また、ホルダ部材7についても、図1に示すようにアームレストとして取り付けるようにしてもよく、図11に示すように、コンソール部材として取り付けるようにしてもよい。
なお、上記実施形態においては、カップを保持するカップホルダを例として説明したが、例えば、携帯電話や音楽プレイヤー等の携帯端末等を保持するようにしてもよい。
1 ホルダ部材
1a 本体
1b 蓋部
1c 回動軸
2 カップ
3 蓋部
3a 一側蓋部
3b 他側蓋部
4 シャッター
5a 本体
5b 蓋部
6,6a,6b,6c,7,8 ホルダ部材
10 収容部
11 本体側カップホルダ
11a 保持部
11b 補強板
12 蓋側カップホルダ
12a 保持部
12b 補強板
13 レバー
13a 一側レバー
21 本体側カップホルダ
21a 保持部
22 蓋側カップホルダ
22c 底面保持部
31 本体側カップホルダ
31a 保持部
32 蓋側カップホルダ
32a 保持部
32c 係止爪
32d 回動部
42 蓋側カップホルダ
50 スリット(他の収容部)
50a レール
51 ステー
52 蓋側カップホルダ
52a 周面保持部
52b 底面保持部
52c コイルスプリング
53 レバー
F フロア
FS 前席
RS 後席

Claims (9)

  1. 収容部を有する本体と、
    前記収容部に開閉可能に取り付けられた蓋部と、
    物を保持する複数のホルダと、を備えて前席側に設けられたホルダ部材であって、
    前記複数のホルダのうち一部のホルダは前記本体に取り付けられ、
    前記複数のホルダのうち他のホルダは前記蓋部に取り付けられており、
    前記他のホルダは、前記蓋部が後席側に開かれた状態で、後席側に配置されており、
    前記一部のホルダと前記他のホルダとは、前記蓋部が閉じた状態において、少なくとも一部が上下に重なり合う配置で設けられていることを特徴とするホルダ部材。
  2. 収容部を有する本体と、
    前記収容部に開閉可能に取り付けられた蓋部と、
    物を保持する複数のホルダと、を備えて前席側に設けられたホルダ部材であって、
    前記複数のホルダのうち一部のホルダは前記本体に取り付けられ、
    前記複数のホルダのうち他のホルダは前記蓋部に取り付けられており、
    前記他のホルダは、前記蓋部が後席側に開かれた状態で、後席側に配置されており、
    前記本体は、他の収容部を有し、
    前記他のホルダは、前記蓋部が閉じた状態で前記他の収容部内に収められて使用不能となり、前記蓋部が開いた状態で前記他の収容部外に出て使用可能となることを特徴とするホルダ部材。
  3. 収容部を有する本体と、
    前記収容部に開閉可能に取り付けられた蓋部と、
    物を保持する複数のホルダと、を備えて前席側に設けられたホルダ部材であって、
    前記複数のホルダのうち一部のホルダは前記本体に取り付けられ、
    前記複数のホルダのうち他のホルダは前記蓋部に取り付けられており、
    前記他のホルダは、前記蓋部が後席側に開かれた状態で、後席側に配置されており、
    前記蓋部が後席側に開かれた状態で、前記他のホルダの後端は前記蓋部の後端よりも後席側に配置されていることを特徴とするホルダ部材。
  4. 前記複数のホルダは、物を保持する保持部をそれぞれ前後に二つ有しており、
    前後二つの前記保持部は連結する補強板によって連結されており、
    前記蓋部が閉じた状態において、前記補強板が前記本体よりも前席側に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は3に記載のホルダ部材。
  5. 前記他のホルダは、物を保持する保持部と、
    該保持部に取り付けられた底面保持部と、を備え、
    該底面保持部は、前記蓋部が後席側に開かれた状態で、前記保持部に対して垂直に位置することを特徴とする請求項1、3、4のいずれか一項に記載のホルダ部材。
  6. 前記複数のホルダは、物を保持する保持部をそれぞれ二つ有しており、
    前記一部のホルダと前記他のホルダとでは、前記保持部の取り付け方向が異なっていることを特徴とする請求項2に記載のホルダ部材。
  7. 前記他のホルダは、物を保持する保持部を有し、
    該保持部は、上端と下端の径が異なっており、
    前記他のホルダは、回動部によって180度反転可能であり、
    前記回動部は、前記他のホルダが前記蓋部と当接している位置に設けられていることを特徴とする請求項1、3、4、5のいずれか一項に記載のホルダ部材。
  8. 前記蓋部と前記他のホルダとは、前記蓋部が閉じた状態において、上下に重なり合わない配置で設けられており、
    前記蓋部が閉じた状態において、アームレストとして利用可能であることを特徴とする請求項1、3、4、5、7のいずれか一項に記載のホルダ部材。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載のホルダ部材を備えることを特徴とする乗り物用の座席。
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