JP3182332B2 - 断熱扉の小扉 - Google Patents

断熱扉の小扉

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JP3182332B2 JP35398495A JP35398495A JP3182332B2 JP 3182332 B2 JP3182332 B2 JP 3182332B2 JP 35398495 A JP35398495 A JP 35398495A JP 35398495 A JP35398495 A JP 35398495A JP 3182332 B2 JP3182332 B2 JP 3182332B2
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の商品
収納庫内から商品を払い出すために、商品収納庫の断熱
扉に形成した商品払出口を開閉する断熱扉の小扉に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】商品収納庫の下部には、シュート上を転
動してきた商品を商品販売口に導く商品払出口が設けら
れており、この商品払出口には、商品収納庫の払出口上
縁部から回動自在に吊下された小扉が設けられている
(図1参照)。図5は従来の小扉の正面図、図6はその
各部の縦断面図である。小扉51は、前方に湾曲した湾
曲形状の扉本体52と、扉本体52の上端部に形成した
軸部53と、扉本体52の下部に形成した上下2段の鰭
片54,54とで構成されている。そして、この各鰭片
54と扉本体52との間には略「V」字状の排水溝部5
5が形成されている。排水溝部55は、扉本体52の中
央部から左右に向かって下り勾配となっており、扉本体
52から流下した結露水がこの排水溝部55で集水さ
れ、更に小扉51の両側から販売口ボックス内に流下す
る。この場合、排水溝部55の溝底部は、全流路に亘っ
てR=1.0の断面アール形状に形成されている(図6
参照)。また、排水溝部55の下流端は、鰭片54を斜
めにカットした流出斜面となっている(図5参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の小扉
51では、排水溝部55が狭くかつ結露水の流量が微少
であるため、結露水の表面張力が作用して結露水が流れ
難く、排水溝部55に溜まってしまうことがあった。か
かる場合には、商品の払出しに伴って小扉51が跳ね上
げられたときに、結露水が外開きの販売口扉に付着し、
更に商品購入者の足元に滴下する不具合があった。もっ
とも、排水溝部55の勾配を急勾配にすれば、かかる不
具合は解消される。しかし、このようにすると、排水溝
部55の上流側となる鰭片54の中央部分を扉本体52
の上方に移動させて設ける必要がある。すると、商品購
入者が商品を取り出すべく販売口ボックスに手を入れた
ときに手がこの鰭片54に触れるため、違和感や不快感
が生ずる。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めに為されたものであり、排水溝部の位置を低く押さえ
た状態で、結露水の流れを良好にすることができる断熱
扉の小扉を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の断熱扉の小扉
は、自動販売機の商品収納庫を開閉する断熱扉の、商品
払出口に設けられる断熱扉の小扉において、商品販売口
側の前面下部に結露水を側方に導く排水溝部を備え、排
水溝部は、その溝底部が断面アール形状に形成されると
共に、上流側から下流側に向かって断面アール形状のア
ールが徐々に小さくなるように形成されていることを特
徴とする。
【0006】この構成によれば、排水溝部の溝底部にお
ける断面アール形状のアールが、上流側から下流側に向
かって徐々に小さくなるように形成されているため、上
流側における結露水は表面張力の影響を受け難く、排水
勾配に従って加速しながら流れ下る。一方、下流側の結
露水は、上流側からの結露水の流れに押されて流れ下
る。また、排水溝部の幅は、上流側が広く下流側が狭く
なるため、結露水は毛細管現象により下流側に引かれ、
より一層流れ易くなる。
【0007】請求項1の断熱扉の小扉において、排水溝
部の下流端は、排水勾配が徐々に急勾配になるようにア
ール形状に形成されていることが、好ましい。
【0008】この構成によれば、排水溝部の下流端にお
いて、排水勾配の不連続部が無くなるため、結露水は表
面張力が作用し難くなり、結露水は下流端から円滑の放
出される。また、結露水が円滑の放出されると上流側の
結露水を引くことになり、より一層流れ易くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、自動
販売機の販売口廻りの拡大断面図であり、図示の左部が
メインドア1側であり、右部が商品収納庫2側である。
【0010】メインドア1の前面には商品販売口3が設
けられ、商品販売口3にはこれを開閉する外開き形式の
販売口扉4が設けられている。メインドア1の内側には
上前部を商品販売口3に臨ませた販売口ボックス5が配
設されており、販売口ボックス5には商品収納庫2から
払い出された商品Aが落とし込まれる。商品収納庫2の
前面には断熱扉6が設けられ、断熱扉6の下部には、商
品収納庫2内の商品Aを販売口ボックス5に導く方形の
商品払出口7が形成されている。また、商品払出口7に
はこれを開閉する外開き形式の小扉8が設けられてい
る。
【0011】小扉8は、断熱扉6の払出口上縁部に設け
たヒンジ部材9により、自由状態で回動自在に吊下され
ている。商品Aは、商品収納庫2内のシュート10上を
転動して商品払出口7に至り、小扉8を前方に蹴るよう
にして販売口ボックス5に落とし込まれる。なお、図中
の符号11は、小扉8の前方への回動端位置を規制する
ストッパである。
【0012】次に、図2および図3を参照して、小扉8
の構造を更に詳細に説明する。両図に示すように、小扉
8は、前方に湾曲した湾曲形状の扉本体21と、扉本体
21の上端部に形成した軸部22と、扉本体21の前面
下部に形成した上下2段の鰭片23,23とで構成され
ている。扉本体21には、前面上部には4個の前面リブ
24が、背面全域には多数の背面リブ25が、それぞれ
縦方向に延設されている。
【0013】各鰭片23は、正面から見てなだらかな山
形に形成されており、この各鰭片23と扉本体21との
間には略「V」字状の排水溝部26が形成されている。
すなわち、扉本体21の前面下部には上下2列の排水溝
部26が形成され、各排水溝部26は、扉本体21の中
央から左右に向かってそれぞれ下り勾配になっている。
扉本体21から流下した結露水はこの排水溝部26で集
水され、更に小扉8の両側に流れてから販売口ボックス
5内に流下する。
【0014】この場合、図4に示すように、排水溝部2
6の溝底部26aは断面アール形状を有しており、溝底
部26aは、最上流部をR=1.5とすると共に最下流
部をR=0.5として、上流側から下流側に向かってそ
のアールが徐々に小さくなるように形成されている。こ
れにより、排水溝部26は、鰭片23の位置が従来のも
のと同一であっても、従来に比してわずかに急勾配にな
る。また、排水溝部26の溝幅は、上流部が広く下流部
にゆくに従って狭くなり、上流側にあっては、結露水は
表面張力の影響を受け難く、排水勾配に従って加速しな
がら流れ、下流側にあっては、毛細管現象が作用して、
結露水は下流側に引かれるように流れる。したがって、
結露水の流れが円滑になり、結露水が排水溝部26に留
まることがなくなる。
【0015】一方、図2に示すように、排水溝部26の
下流端は、鰭片23をアール形状にカットしたカット部
27により、排水勾配が徐々に急勾配になるようにアー
ル形状に形成されている。このため、排水溝部26の下
流端は、その排水勾配が連続的に急勾配となり、結露水
が表面張力などにより留まることなく、円滑に流下す
る。すなわち、結露水は円滑に放出される。また、この
円滑な結露水の流下は、同時に上流側の結露水を引くこ
とになり、結露水はより一層流れ易くなる。すなわち、
排水溝部26のアール形状の変化と下流端のカット部2
7とにより、結露水を小扉8の側方に円滑に排水するこ
とができる。
【0016】なお、この実施形態の小扉では、排水溝部
が上下2列形成されているが、列数に関係なく本発明は
適用可能である。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の断熱扉の
小扉によれば、結露水の表面張力を弱め毛細管現象を巧
みに利用することにより、排水溝部の勾配をほとんど変
えることなく、すなわち排水溝部の位置を低く押さえた
状態で、結露水の流れを良好にすることができる。した
がって、商品購入者の足元に結露水が滴下するのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に一実施形態に係る断熱扉の小扉廻りの
縦断面図である。
【図2】実施形態に係る小扉の正面図である。
【図3】実施形態に係る小扉の複数箇所に亘る断面図で
ある。
【図4】実施形態に係る小扉の複数箇所に亘る拡大断面
図である。
【図5】従来の小扉の正面図である。
【図6】従来の小扉の複数箇所に亘る断面図である。
【符号の説明】
2 商品収納庫 3 商品販売口 6 断熱扉 7 商品払出口 8 小扉 21 扉本体 23 鰭片 26 排水溝部 26a 溝底部 27 カット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/00 - 9/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機の商品収納庫を開閉する断熱
    扉の、商品払出口に設けられる断熱扉の小扉において、 商品販売口側の前面下部に結露水を側方に導く排水溝部
    を備え、 前記排水溝部は、その溝底部が断面アール形状に形成さ
    れると共に、上流側から下流側に向かって前記断面アー
    ル形状のアールが徐々に小さくなるように形成されてい
    ることを特徴とする断熱扉の小扉。
  2. 【請求項2】 前記排水溝部の下流端は、排水勾配が徐
    々に急勾配になるようにアール形状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の断熱扉の小扉。
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JP5720442B2 (ja) * 2011-06-30 2015-05-20 富士電機株式会社 自動販売機用扉体
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