JP2007006989A - 遊技機の球払出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 球払出装置の球流路内に侵入した異物を自然に除去できるようにする。
【解決手段】 球払出装置16の球流路21の傾斜部の下側壁面21a,21b(スプロケット22の上流側)に、それぞれ異物排出口25を形成し、スプロケット22により2条で払い出されるパチンコ球を1条に収斂する収斂球流路26の傾斜部の側壁面26a(払出球検出センサ27の上流側)に、それぞれ異物排出口28を形成する。これにより、球流路21,26内に侵入した異物を異物排出口25,28から球流路21,26外へ自然に排出することができ、異物による球噛み等の不具合を防止することができると共に、異物排出口25,28から排出できない異物の場合だけ、球流路21,26内の異物を除去する作業を行えば良く、球流路21,26内の異物を除去する作業の回数を大幅に減らすことができ、メインテナンス性を向上させることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 球払出装置16の球流路21の傾斜部の下側壁面21a,21b(スプロケット22の上流側)に、それぞれ異物排出口25を形成し、スプロケット22により2条で払い出されるパチンコ球を1条に収斂する収斂球流路26の傾斜部の側壁面26a(払出球検出センサ27の上流側)に、それぞれ異物排出口28を形成する。これにより、球流路21,26内に侵入した異物を異物排出口25,28から球流路21,26外へ自然に排出することができ、異物による球噛み等の不具合を防止することができると共に、異物排出口25,28から排出できない異物の場合だけ、球流路21,26内の異物を除去する作業を行えば良く、球流路21,26内の異物を除去する作業の回数を大幅に減らすことができ、メインテナンス性を向上させることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、遊技球を払い出す遊技機の球払出装置に関するものである。
パチンコ機等の遊技機の球払出装置は、球タンクから供給される遊技球が流下する球流路と、この球流路内の遊技球を払い出すスプロケット等を本体ケース内に組み込んでユニット化したものが多い。この球払出装置の球流路内にごみ等の異物が侵入すると、この異物によってスプロケットと球流路との間に遊技球が噛み込まれてスプロケットがロックされる球噛み等の不具合が発生することがある。
このような不具合を解消するには、球払出装置の球流路内に侵入した異物を除去する必要があるが、従来の球払出装置においては、球流路内に侵入した異物を除去するには、球払出装置を遊技機側(例えば、機構板や本体枠等)から取り外した後、更に、球払出装置を分解して球流路を開放する必要があったため、球流路内の異物を除去する作業に手間が掛かり、メインテナンス性が悪いという欠点があった。
そこで、特許文献1(特開2004−57328号公報)に記載されているように、球払出装置の球流路の壁面の少なくとも一部にメインテナンス用の開口部を設け、球払出装置を遊技機側の取付面に取り付けたときに該遊技側の取付面によりメインテナンス用の開口部が塞がれるように構成することで、球払出装置を遊技機側から取り外すだけで、メインテナンス用の開口部が開放されるようにして、球払出装置を分解することなく、球流路内の異物を除去できるようにしたものがある。
特開2004−57328号公報(第2頁等)
しかしながら、上記特許文献1の球払出装置においても、球流路内に侵入した異物を除去するには、球払出装置を遊技機側から取り外してメインテナンス用の開口部を開放して球流路内の異物を除去する作業を行う必要があるため、やはり、球流路内の異物を除去するのに手間が掛かり、メインテナンス性を十分に向上させることができないという欠点がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、球流路内に侵入した異物を自然に除去することができ、異物による球噛み等の不具合を未然に防止することができると共に、メインテナンス性を向上させることができる遊技機の球払出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、遊技球が流下する球流路と該球流路内の遊技球を払い出す球払出部材とを備えた遊技機の球払出装置において、この球払出装置の球流路の傾斜部に、該球流路内に侵入した異物を排除するための異物排除部を形成するようにしたものである。
この構成では、球払出装置の球流路内にごみ等の異物が侵入した場合でも、その異物が球流路内を流下する際に異物排除部で異物を排除することができる。しかも、球流路の傾斜部に異物排除部を設けることで、遊技球の運動方向と異物の排除方向(つまり落下方向)とが異なるため、異物を容易に排除することができる。これにより、球払出装置の球流路内に侵入した異物を自然に除去することができ、異物による球噛み等の不具合を未然に防止することができると共に、球払出装置を遊技機側から取り外したり分解したりして球流路内の異物を除去する作業の回数を大幅に減らすことができ(つまり、異物排除部で排除できない異物の場合だけ、球流路内の異物を除去する作業を行えば良く)、メインテナンス性を向上させることができる。
この場合、請求項2のように、異物排除部は、球払出部材の上流側に設けるようにすると良い。このようにすれば、球払出部材の上流側に設けた異物排除部で異物を排除して、異物が球払出部材まで流下することを防止することができ、異物による球払出部材の動作不良を確実に防止することができる。
また、請求項3のように、球払出部材により払い出される遊技球を検出する払出球検出手段を備えている場合には、この払出球検出手段の上流側に異物排除部を設けるようにすると良い。このようにすれば、払出球検出手段の上流側に設けた異物排除部で異物を排除して、異物が払出球検出手段まで流下することを防止することができ、異物による払出球検出手段の動作不良を確実に防止することができる。
ところで、異物排除部は、球流路内に侵入した異物を該球流路外へ排出する異物排出口としても良いが、異物排出口の下方に壁面が存在する構成の場合、異物排出口から排出された異物が下方の壁面上に落下して堆積してしまう可能性があるため、請求項4のように、異物排出口の下方に位置する壁面を球払出装置本体の外側に向かって下り傾斜するように形成すると良い。このようにすれば、異物排出口から下方の壁面上に落下した異物を、壁面の傾斜によって球払出装置本体の外側に向かって流下させて球払出装置本体の外側に排出することができ、異物排出口の下方の壁面に異物が堆積することを防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を2つの実施例1,2を用いて説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図5に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてパチンコ機(遊技機)の裏面側の概略構成を説明する。パチンコ機11の本体枠12の裏面側には、裏部品を組み付ける機構板13が取り付けられている。この機構板13の裏面上部には、パチンコ島の球補給通路(図示せず)からパチンコ球(遊技球)が補給される球タンク14が設けられ、この球タンク14には、そこから流れ出るパチンコ球を整列状態で流下させるタンクレール15が接続されている。このタンクレール15の下端には、タンクレール15から供給されるパチンコ球を払い出す球払出装置16が接続され、この球払出装置16から払い出されたパチンコ球(賞球)は、球払出流路17を通ってパチンコ機11の前面側に配置された球皿(図示せず)に排出されるようになっている。
まず、図1に基づいてパチンコ機(遊技機)の裏面側の概略構成を説明する。パチンコ機11の本体枠12の裏面側には、裏部品を組み付ける機構板13が取り付けられている。この機構板13の裏面上部には、パチンコ島の球補給通路(図示せず)からパチンコ球(遊技球)が補給される球タンク14が設けられ、この球タンク14には、そこから流れ出るパチンコ球を整列状態で流下させるタンクレール15が接続されている。このタンクレール15の下端には、タンクレール15から供給されるパチンコ球を払い出す球払出装置16が接続され、この球払出装置16から払い出されたパチンコ球(賞球)は、球払出流路17を通ってパチンコ機11の前面側に配置された球皿(図示せず)に排出されるようになっている。
次に、図2乃至図5を用いて球払出装置16の構成について説明する。図2及び図3に示すように、球払出装置16は、本体ケース19内に、仕切り壁20で仕切られた2条の球流路21が設けられ、各球流路21の下方に、それぞれ球流路21内のパチンコ球を払い出すスプロケット22(球払出部材)が配置されている。各スプロケット22の外周には、パチンコ球を受け入れる複数(例えば3個)の凹部23が等間隔で形成され、各凹部23間に、球流路21内のパチンコ球を受け支える凸部24が形成されている。
これら2つのスプロケット22は、図示しないステッピングモータにより回転駆動されて一体的に回転するように設けられ、パチンコ球を払い出す場合には、各スプロケット22が回転して凹部23が球流路21に対向する毎にパチンコ球を凹部23に受け入れ、そのパチンコ球をスプロケット22の側方に落下させるようになっている。
また、各球流路21は、蛇行しながら下方に向かうように複数箇所で湾曲して形成されて、スプロケット22に加わるパチンコ球の荷重を軽減するようになっている。このように各球流路21が湾曲することで傾斜部の下面側となる下側壁面21a,21b(つまり、スプロケット22よりも上流側)には、それぞれ異物排除部としての異物排出口25が球流路21に沿って延びるように形成され、球流路21内に侵入したごみ等の異物を異物排出口25に落下させて球流路21外へ排出するようになっている。このように、スプロケット22の上流側に設けた異物排出口25から異物を排出することで、異物がスプロケット22まで流下することを防止するようになっている。各異物排出口25は、球流路21の下側壁面21a,21bのうちパチンコ球が接触して転動する中央部分を残すように下側壁面21a,21bの側縁部に沿って形成されている。
また、図4及び図5に示すように、2つのスプロケット22の側方には、各スプロケット22により2条で払い出されるパチンコ球を1条に収斂するようにテーパ状に形成された収斂球流路26が設けられ、この収斂球流路26の出口部が、球払出装置16の下方に設けられた球払出流路17(図1参照)に接続されている。
この収斂球流路26の出口部には、スプロケット22により払い出されるパチンコ球を検出する近接スイッチで構成された払出球検出センサ27(払出球検出手段)が配置されている。尚、払出球検出センサ27は、発光素子(例えば発光ダイオード)と受光素子(例えばフォトトランジスタ)とからなる光センサ、マイクロスイッチ等、他の検出手段で構成しても良い。
また、収斂球流路26の入口付近の傾斜部の側壁面26a(つまり、払出球検出センサ27よりも上流側)には、それぞれ異物排出口28(異物排除部)が収斂球流路26に沿って延びるように形成され、収斂球流路26内に侵入した異物を異物排出口28から収斂球流路26外へ排出するようになっている。これにより、もし、スプロケット22上流側の異物排出口25から異物を排出できなかった場合でも、払出球検出センサ27の上流側に設けた異物排出口28から異物を排出することで、異物が払出球検出センサ27まで流下することを防止するようになっている。各異物排出口28は、収斂球流路26の側壁面26aのうちパチンコ球が接触して転動する中央部分を残すように側壁面26aの下縁部に沿って形成されている。
尚、図2及び図3に示すように、各球流路21の途中には、球流路21内のパチンコ球を抜き取るための球抜き口29と、該球抜き口29を開閉する球抜き部材30とが設けられている。この球抜き部材30は、回動軸31を支軸にして回動可能に設けられ、球抜き口29を閉鎖して球流路21の壁面を形成する閉鎖位置と、球抜き口29を開放する球抜き位置との間を移動できるようになっている。
通常時は、球抜き部材30が閉鎖位置に保持されている。そして、球払出装置16(球流路21)内やその上流側に残ったパチンコ球を球抜きするときには、球抜き部材30を球抜き位置に移動させて球抜き口20を開放する。これにより、球払出装置16(球流路21)内やその上流側のパチンコ球が、球抜き口20から球抜き通路32に流下して機外に抜き取られるようになっている。
以上説明した本実施例1では、球払出装置16の球流路21,26に、異物排出口25,28を形成するようにしたので、球流路21,26内にごみ等の異物が侵入した場合でも、その異物が球流路21,26内を流下する際に異物排出口25,28に流れ込むことで、その異物を異物排出口25,28から球流路21,26外へ排出することができる。しかも、球流路21,26の傾斜部に異物排出口25,28を設けることで、遊技球の運動方向と異物の排除方向(つまり落下方向)とが異なるため、異物を容易に排除することができる。これにより、球払出装置16の球流路21,26内に侵入した異物を自然に除去することができ、異物による球噛み等の不具合を未然に防止することができると共に、球払出装置16を機構板13から取り外したり分解したりして球流路21,26内の異物を除去する作業の回数を大幅に減らすことができ(つまり、異物排出口25,28から排出できない異物の場合だけ、球流路21,26内の異物を除去する作業を行えば良く)、メインテナンス性を向上させることができる。また、球流路21,26内を流下するパチンコ球に付着した埃や塵等を異物排出口25,28から球流路21,26外へ排出することもできる。
また、本実施例1では、スプロケット22の上流側に異物排出口25を設けるようにしたので、スプロケット22上流側の異物排出口25から異物を排出して、異物がスプロケット22まで流下することを防止することができ、異物によるスプロケット22の動作不良を確実に防止することができる。
更に、本実施例1では、払出球検出センサ27の上流側にも異物排出口28を設けるようにしたので、もし、スプロケット22上流側の異物排出口25から異物を排出できなかった場合でも、払出球検出センサ27上流側の異物排出口28から異物を排出して、異物が払出球検出センサ27まで流下することを防止することができ、異物による払出球検出センサ27の動作不良を確実に防止することができる。
尚、上記実施例1では、球流路21,26のうちパチンコ球が接触して転動する中央部分を残すように球流路21,26の一方の縁部に沿って1本の異物排出口25,28を形成するようにしたが、球流路21,26のうちパチンコ球が接触して転動する中央部分を残すように球流路21,26の両方の縁部に沿って2本の異物排出口25,28を形成するようにしても良い。
次に、図6乃至図9を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
図6に示すように、球払出装置33は、本体ケース19の左端部に、2条の球流路34が設けられ、各球流路34の下側部に、それぞれスプロケット22が配置されている。各球流路34は、それぞれ途中で屈曲して下側部が鉛直方向に対して傾斜するように形成され、スプロケット22に加わるパチンコ球の荷重を軽減するようになっている。各スプロケット22の下方には、それぞれ払出球検出センサ27が設けられている。
また、図6(a)に示すように、球流路34の上側部(つまり、スプロケット22よりも上流側)には、球流路34の左側壁面を開放状態にするメインテナンス用の開口部35が設けられ、図6(b)に示すように、球払出装置33の本体ケース19を後述するようにしてパチンコ機11に組み付けたときに、パチンコ機11側の球流路形成部材40(取付面)により開口部35が塞がれて球流路34の壁面が形成されるようになっている。
更に、球流路34の下側部のスプロケット22と対向する位置には、球抜き口36と球抜き部材37とが設けられている。球抜き部材37は、回動軸38を支軸にして回動可能に設けられ、球抜き口36を閉鎖して球流路34の壁面を形成する閉鎖位置[図6(b)参照]と、球抜き口36を開放する球抜き位置(図9参照)との間を移動できるようになっている。
通常時は、球抜き部材37が閉鎖位置に保持されている。そして、球払出装置33(球流路34)内やその上流側に残ったパチンコ球を球抜きするときには、図9に示すように、球抜き部材37を球抜き位置に移動させて球抜き口36を開放する。これにより、球払出装置33(球流路34)内やその上流側に残ったパチンコ球が、球抜き口36から後述する球抜き通路46に流下して機外に抜き取られるようになっている。
また、図7に示すように、球抜き部材37は、各球流路34を形成する傾斜壁面37aに、それぞれ2本の異物排出口39(異物排除部)が球流路34に沿って平行に延びるように形成され、球流路34内に侵入したごみ等の異物を異物排出口39に落下させて球流路34外へ排出するようになっている。2本の異物排出口39は、球流路34を形成する各壁面37aのうちパチンコ球が接触して転動する中央部分を残すように各壁面37aの両縁部に沿って形成されている。
更に、図6に示すように、球抜き部材37は、異物排出口39の下方に位置する壁面37bが本体ケース19の外側に向かって下り傾斜するように形成されている。これにより、異物排出口39から下方の壁面37b上に落下した異物が、壁面37bの傾斜によって本体ケース19の外側に向かって流下して本体ケース19の外側に排出されるようになっている。
次に、球払出装置33のパチンコ機11への取付構造について説明する。図8に示すように、パチンコ機11の裏面側に設けられた機構板13の裏面側には、球払出装置33の開口部35を塞ぐための球流路形成部材40が、機構板13に対してほぼ垂直に延びるように設けられ、球払出装置33は、この球流路形成部材40の方に球流路34の開口部35が向くように組み付けられる。
図6に示すように、球払出装置33の本体ケース19には、機構板13に当接する面の上縁部と下縁部に、それぞれ係合片部41が設けられている。これに対応して、機構板13の所定箇所には、球払出装置33の係合片部41が係合される被係合部42と、本体ケース19の右縁部を固定する弾性変形可能な係止爪43とが設けられている。
また、機構板13には、球払出装置33にパチンコ球を供給する球供給路44と、球払出装置33から払い出されるパチンコ球が流下する球払出流路45と、球払出装置33の球抜き口36から排出されるパチンコ球が流下する球抜き通路46とが設けられている。更に、球供給路44の下方に、球流路形成部材40が設けられ、この球流路形成部材40により球払出装置33の球流路34の上側部の開口部35[図6(a)参照]が閉鎖され、該球流路形成部材40により球流路34の左側壁面が形成される。この球流路形成部材40は、球供給路44の左側壁面と一体成形するようにしても良いが、球供給路44と別体で設けるようにしても良い。球流路形成部材40と球抜き通路46との間には、球抜き部材37との干渉を避けるための隙間が設けられている。
図8に示すように、球払出装置33を機構板13に取り付ける場合は、球流路形成部材40の側方から球払出装置33の係合片部41を機構板13の被係合部42に差し込んで係合させた状態にすると、球流路形成部材40により球払出装置33の開口部35が塞がれて球流路34の壁面が完全に形成された状態となり、この状態で、機構板13の係止爪43が本体ケース19の右縁部に弾性係合して、球払出装置33が係合固定される。
以上説明した本実施例2においても、球払出装置33の球流路34に、異物排出口39を形成するようにしたので、球払出装置33の球流路34内に侵入した異物を自然に除去することができ、異物による球噛み等の不具合を未然に防止することができると共に、球流路34内の異物を除去する作業の回数を大幅に減らすことができ、メインテナンス性を向上させることができる。しかも、球抜き部材37に異物排出口39を形成したので、異物排出口39が異物等で詰まってしまった場合でも、球抜き部材37を交換するだけで対応することができる。
また、本実施例2では、異物排出口39の下方に位置する壁面37bを本体ケース19の外側に向かって下り傾斜するように形成したので、異物排出口39から下方の壁面37b上に落下した異物を、壁面37bの傾斜によって本体ケース19の外側に向かって流下させて本体ケース19の外側に排出することができ、異物排出口39の下方の壁面37bに異物が堆積することを防止できる。
更に、本実施例2の球払出装置33は、異物排出口39から排出できない異物を除去する場合に、球払出装置33の本体ケース19を機構板13から取り外すだけで、メインテナンス用の開口部35が開放されるため、わざわざ球払出装置33を分解する必要がなく、異物排出口39から排出できない異物を除去する作業を簡単に行うことができる。
また、本実施例2の球払出装置33は、球抜き口36をメインテナンス用の開口部として利用しても良く、このようにすれば、異物排出口39から排出できない異物を除去する場合に、球払出装置33を機構板13から取り外したり分解したりせずに、メインテナンス用の開口部(球抜き口36)を開放するだけで、異物排出口39から排出できない異物を除去することができる。尚、球抜き通路46を省略して、球抜き口36をメインテナンス用の開口部とし、球抜き部材37をその開閉部材とした構成としても良い。
また、上記実施例2では、球流路34のうちパチンコ球が接触して転動する中央部分を残すように球流路34の両方の縁部に沿って2本の異物排出口39を形成するようにしたが、球流路34のうちパチンコ球が接触して転動する中央部分を残すように球流路34の一方の縁部に沿って1本の異物排出口39を形成するようにしても良い。
尚、上記各実施例1,2では、球流路の下側壁面(底面)に異物排出口を形成したが、球流路の側壁面に異物排出口を形成しても良い。
尚、上記各実施例1,2では、球流路の下側壁面(底面)に異物排出口を形成したが、球流路の側壁面に異物排出口を形成しても良い。
また、図10に示す他の実施例のように、球流路47の下側壁面47aと側壁面47bとの両方に亘って開口した異物排出口48(つまり、下側壁面47aに形成した排出口と側壁面47bに形成した排出口とを連結した形状の異物排出口)を形成するようにしても良い。このようにすれば、球流路47内のパチンコ球の流下に支障をきたさずに、異物排出口48を大きくすることができ、より大きな異物を排出することができる。
また、異物排出口の位置は、上記各実施例で説明した位置に限定されず、適宜変更しても良く、例えば、スプロケットの下流側や払出球検出センサの下流側に異物排出口を設けるようにしても良い。
また、上記各実施例では、球流路内に侵入した異物を排除する異物排除部として異物排出口を設けるようにしたが、異物排除部は、球流路の外部に連通せずに異物を貯溜する溝形状に形成しても良い。
その他、本発明は、異物排出部の形状や位置や数、球払出装置の構成等を適宜変更しても良い。また、球払出装置の球払出部材は、スプロケットに限定されず、スクリュー等を球払出部材として用いるようにしても良い。
また、本発明の適用範囲は、一般のパチンコ機の球払出装置に限定されず、種々の遊技機の球払出装置に本発明を適用しても良い。
11…パチンコ機(遊技機)、14…球タンク、16…球払出装置、19…本体ケース、21…球流路、22…スプロケット(球払出部材)、25…異物排出口(異物排除部)、26…収斂球流路、27…払出球検出センサ(払出球検出手段)、28…異物排出口(異物排除部)、33…球払出装置、34…球流路、35…開口部、36…球抜き口、37…球抜き部材、39…異物排出口(異物排除部)、40…球流路形成部材、47…球流路、48…異物排出口(異物排除部)
Claims (4)
- 遊技球が流下する球流路と該球流路内の遊技球を払い出す球払出部材とを備えた遊技機の球払出装置において、
前記球流路の傾斜部には、該球流路内に侵入した異物を排除するための異物排除部が形成されていることを特徴とする遊技機の球払出装置。 - 前記異物排除部は、前記球払出部材の上流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の球払出装置。
- 前記球払出部材により払い出される遊技球を検出する払出球検出手段を備え、
前記異物排除部は、前記払出球検出手段の上流側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機の球払出装置。 - 前記異物排除部は、前記球流路内に侵入した異物を該球流路外へ排出するための異物排出口として構成し、該異物排出口の下方に位置する壁面が球払出装置本体の外側に向かって下り傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機の球払出装置。
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JP2009254516A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Nippon Pachinko Buhin Kk | 遊技球払出装置及びそれを備えた遊技機 |
JP2015093117A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | 株式会社平和 | パチンコ機 |
JP2015231398A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-24 | 高砂電器産業株式会社 | パチンコ機および球払出装置 |
JP2019063680A (ja) * | 2016-10-27 | 2019-04-25 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
-
2005
- 2005-06-28 JP JP2005189001A patent/JP2007006989A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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