JP5647304B2 - 清浄揚送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を揚送する清浄揚送装置に関する。
従来、この種の揚送装置において、下部ローラの下方に配置され、該下部ローラに沿って略円弧状に形成されたアール状通路を有するものがある。
このようなアール状通路を構成するアール状通路部材としては、遊技球が通過する溝部が複数並設されてなるものや(例えば、特許文献1参照)、薄板帯状部材を遊技球の直径幅よりも小さい幅間隔でスノコ状に並設配置することにより形成されるもの(例えば、特許文献2参照)等があった。
特許登録第3957093号公報(第3頁、第3−4図) 実開平4−90387号公報(図4)
上記のような揚送装置では、アール状通路部材が搬送ベルトに向けて付勢されるように設けられており、揚送される遊技球に適宜な付勢力を付与できなかった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、揚送される遊技球に適宜な付勢力を付与できる清浄揚送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の清浄揚送装置は、
本体と、該本体に開閉自在に備えられたカバーと、前記本体の上下に互いに同一方向に向けてそれぞれ支持された上部ローラと下部ローラと、前記上部ローラと前記下部ローラとの間に巻き回された無端の搬送ベルトと、前記カバーの内側に備えられた清浄用摺接部と、前記下部ローラの周面に沿った湾曲部を有する搬送面が形成され、前記下部ローラに押圧された前記搬送ベルトと前記搬送面とで挟持した遊技球を前記本体と前記カバーとの間へ搬送するアール状通路部と、を備え、
複数の遊技機と、該複数の遊技機に対応して設けられ遊技球を計数する計数装置と、を備えた遊技島に設けられる清浄揚送装置において、
前記アール状通路部は、前記搬送面と前記搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれるように設けられ、
前記遊技球の直径よりも広い間隔で離間配置され、遊技球を案内するためのガイド部を備え、
前記搬送面を有する搬送面構成部は、隣り合う前記ガイド部との間に前記遊技球の直径よりも狭い間隙を設けて配置され、前記搬送面の少なくとも一部は前記ガイド部間に弾性変形可能に形成されてなり、
前記遊技球は、前記搬送ベルトによって、この搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれた前記アール状通路部の前記搬送面に押し付けられて搬送され
前記ガイド部と前記搬送面構成部とに貫通穴が形成されるとともに、該貫通穴には貫通ピンが挿入され、
前記搬送面構成部の貫通穴は前記貫通ピンよりも大径に形成され、該搬送面構成部の貫通穴には環状のリングが嵌挿されており、前記貫通ピンは前記リングに挿入される
ことを特徴としている。
この特徴によれば、揚送される遊技球に適宜な付勢力を付与できる。
本発明の請求項2に記載の清浄揚送装置は、
本体と、該本体に開閉自在に備えられたカバーと、前記本体の上下に互いに同一方向に向けてそれぞれ支持された上部ローラと下部ローラと、前記上部ローラと前記下部ローラとの間に巻き回された無端の搬送ベルトと、前記カバーの内側に備えられた清浄用摺接部と、前記下部ローラの周面に沿った湾曲部を有する搬送面が形成され、前記下部ローラに押圧された前記搬送ベルトと前記搬送面とで挟持した遊技球を前記本体と前記カバーとの間へ搬送するアール状通路部と、を備え、
複数の遊技機と、該複数の遊技機に対応して設けられ遊技球を計数する計数装置と、を備えた遊技島に設けられる清浄揚送装置において、
前記アール状通路部は、前記搬送面と前記搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれるように設けられ、
前記遊技球の直径よりも広い間隔で離間配置され、遊技球を案内するためのガイド部を備え、
前記搬送面を有する搬送面構成部は、隣り合う前記ガイド部との間に前記遊技球の直径よりも狭い間隙を設けて配置され、前記搬送面を除く一部は弾性変形可能に形成され、該搬送面を除く一部が弾性変形することにより前記搬送面が前記ガイド部間に移動可能に形成されてなり、
前記遊技球は、前記搬送ベルトによって、この搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれた前記アール状通路部の前記搬送面に押し付けられて搬送され
前記ガイド部と前記搬送面構成部とに貫通穴が形成されるとともに、該貫通穴には貫通ピンが挿入され、
前記搬送面構成部の貫通穴は前記貫通ピンよりも大径に形成され、該搬送面構成部の貫通穴には環状のリングが嵌挿されており、前記貫通ピンは前記リングに挿入される
ことを特徴としている。
この特徴によれば、揚送される遊技球に適宜な付勢力を付与できる。
本発明の請求項3に記載の清浄揚送装置は、
本体と、該本体に開閉自在に備えられたカバーと、前記本体の上下に互いに同一方向に向けてそれぞれ支持された上部ローラと下部ローラと、前記上部ローラと前記下部ローラとの間に巻き回された無端の搬送ベルトと、前記カバーの内側に備えられた清浄用摺接部と、前記下部ローラの周面に沿った湾曲部を有する搬送面が形成され、前記下部ローラに押圧された前記搬送ベルトと前記搬送面とで挟持した遊技球を前記本体と前記カバーとの間へ搬送するアール状通路部と、を備え、
複数の遊技機と、該複数の遊技機に対応して設けられ遊技球を計数する計数装置と、を備えた遊技島に設けられる清浄揚送装置において、
前記アール状通路部は、前記搬送面と前記搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれるように設けられ、
前記遊技球の直径よりも広い間隔で離間配置され、遊技球を案内するためのガイド部を備え、
前記搬送面を有する搬送面構成部は、隣り合う前記ガイド部との間に前記遊技球の直径よりも狭い間隙を設けて配置され、
前記搬送面構成部を弾性力により保持する保持部を備え、
前記搬送面構成部が前記保持部の弾性力に抗して移動することにより前記搬送面が前記ガイド部間に移動可能に形成されてなり、
前記遊技球は、前記搬送ベルトによって、この搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれた前記アール状通路部の前記搬送面に押し付けられて搬送され
前記ガイド部と前記搬送面構成部とに貫通穴が形成されるとともに、該貫通穴には貫通ピンが挿入され、
前記搬送面構成部の貫通穴は前記貫通ピンよりも大径に形成され、該搬送面構成部の貫通穴には環状のリングが嵌挿されており、前記貫通ピンは前記リングに挿入される
ことを特徴としている。
この特徴によれば、揚送される遊技球に適宜な付勢力を付与できる。
本発明の手段1の揚送装置は、
上下方向に延びる本体(100)の上下に設けられた上部ローラ(101)と下部ローラ(102)とに掛け渡され、前記上部ローラ及び前記下部ローラの回転により周回する搬送ベルト(103)によって遊技球(パチンコ球)を揚送する揚送装置(25)であって、
前記下部ローラの下方に配置され、該下部ローラに沿って略円弧状に形成されたアール状通路(121)を有し、
該アール状通路は、
前記遊技球の直径(L1)よりも広い間隔(L2,L2’)で離間配置され、前記下部ローラの回転方向に沿って遊技球を案内するためのガイド部材(ガイド板150)と、
隣り合う前記ガイド部材との間に前記遊技球の直径よりも狭い間隙(S1)を設けて配置され、前記下部ローラに対して遊技球を押圧するための押圧面部(押圧板151の押圧面151a/帯状弾性部180a,180bの押圧面180c,180c)を有する押圧部材(押圧板151)と、を備えて形成され、
前記押圧面部の少なくとも一部(実施例1の押圧面151a、変形例1の帯状弾性部180a,180bの押圧面180c,180c)は前記ガイド部材間に弾性変形可能に形成されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、アール状通路内に進入した釘やボルト等の異物の一部がガイド部材と押圧部材との間の間隙よりも大きい場合でも、押圧面部の少なくとも一部がガイド部材間で弾性変形することにより、異物がガイド部材と押圧部材との間の間隙に嵌りやすくなるとともに、間隙に嵌った異物は押圧面部の弾性復帰力によりガイド部材と押圧部材との間に挟まれて抜けにくくなることで、後続の遊技球により押されても、該後続球とともに揚送されにくくなる。よって、異物をアール状通路にて滞留させることができるため、搬送ベルトの破損や、遊技機への遊技球の補給に支障をきたすことが防止される。
本発明の手段2の揚送装置は、
上下方向に延びる本体(100)の上下に設けられた上部ローラ(101)と下部ローラ(102)とに掛け渡され、前記上部ローラ及び前記下部ローラの回転により周回する搬送ベルト(103)によって遊技球(パチンコ球)を揚送する揚送装置(25)であって、
前記下部ローラの下方に配置され、該下部ローラに沿って略円弧状に形成されたアール状通路(121)を有し、
該アール状通路は、
前記遊技球の直径(L1)よりも広い間隔(L2,L2’)で離間配置され、前記下部ローラの回転方向に沿って遊技球を案内するためのガイド部材(ガイド板150)と、
隣り合う前記ガイド部材との間に前記遊技球の直径よりも狭い間隙(S1)を設けて配置され、前記下部ローラに対して遊技球を押圧するための押圧面部(押圧面151a)を有する押圧部材(押圧板151)と、を備えて形成され、
前記押圧面部を除く押圧部材の一部(変形例2の弾性部151A’’’)は、弾性変形可能に形成されてなり、前記押圧面部を除く押圧部材の一部(変形例2の弾性部151A’’’)が弾性変形することにより前記押圧面部(変形例2の上部151A’’における押圧面151a)が前記ガイド部材間に移動(揺動)可能に形成されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、アール状通路内に進入した釘やボルト等の異物の一部がガイド部材と押圧部材との間の間隙よりも大きい場合でも、押圧面部を除く押圧部材の一部が変形して該押圧面部がガイド部材間で移動することにより、異物がガイド部材と押圧部材との間の間隙に嵌りやすくなるとともに、間隙に嵌った異物は押圧面部の弾性復帰力によりガイド部材と押圧部材との間に挟まれて抜けにくくなることで、後続の遊技球により押されても、該後続球とともに揚送されにくくなる。よって、異物をアール状通路にて滞留させることができるため、搬送ベルトの破損や、遊技機への遊技球の補給に支障をきたすことが防止される。
本発明の手段3の揚送装置は、
上下方向に延びる本体(100)の上下に設けられた上部ローラ(101)と下部ローラ(102)とに掛け渡され、前記上部ローラ及び前記下部ローラの回転により周回する搬送ベルト(103)によって遊技球(パチンコ球)を揚送する揚送装置(25)であって、
前記下部ローラの下方に配置され、該下部ローラに沿って略円弧状に形成されたアール状通路(121)を有し、
該アール状通路は、
前記遊技球の直径(L1)よりも広い間隔(L2,L2’)で離間配置され、前記下部ローラの回転方向に沿って遊技球を案内するためのガイド部材(ガイド板150)と、
隣り合う前記ガイド部材との間に前記遊技球の直径よりも狭い間隙(S1)を設けて配置され、前記下部ローラに対して遊技球を押圧するための押圧面部(押圧面151a)を有する押圧部材(押圧板151)と、を備えて形成され、
前記押圧部材を弾性力により保持する保持部(変形例3のコイルバネ172)を備え、前記押圧部材が前記保持部の弾性力(付勢力)に抗して移動することにより前記押圧面部が前記ガイド部材間に移動可能に形成されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、アール状通路内に進入した釘やボルト等の異物の一部がガイド部材と押圧部材との間の間隙よりも大きい場合でも、保持部の弾性力に抗して押圧部材がアール状通路の幅方向に向けて移動することにより、異物がガイド部材と押圧部材との間の間隙に嵌りやすくなるとともに、間隙に嵌った異物は押圧面部の弾性復帰力によりガイド部材と押圧部材との間に挟まれて抜けにくくなることで、後続の遊技球により押されても、該後続球とともに揚送されにくくなる。よって、異物をアール状通路にて滞留させることができるため、搬送ベルトの破損や、遊技機への遊技球の補給に支障をきたすことが防止される。
本発明の手段4の揚送装置は、手段1〜3のいずれかに記載の揚送装置であって、
複数(8枚)の前記ガイド部材(ガイド板150)と複数(7枚)の前記押圧部材(押圧板151)を設け、前記アール状通路(121)を複数(7列)形成してなるものにおいて、各々の前記押圧部材は、それぞれ別個に形成されるとともに、前記ガイド部材に対して着脱自在に設けられている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、異物により押圧部材が変形したり破損した場合等に、該押圧部材を各アール状通路ごとに個別に交換することができる。
本発明の手段5の揚送装置は、手段1〜4のいずれかに記載の揚送装置であって、
前記ガイド部材(ガイド板150)と前記押圧部材(押圧板151)は上下方向に延在する平板部を有してなり、
前記平板部に形成した貫通穴(166a,169a,166b,169b)に挿通ピン(165a,165b)を挿通させることで前記押圧部材を前記ガイド部材に固定する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、貫通穴に挿通ピンを挿通するだけで、ガイド部材に対して押圧部材を簡単に組み付けることができる。
本発明の手段6の揚送装置は、手段1〜5のいずれかに記載の揚送装置であって、
前記ガイド部材(ガイド板150)と前記押圧部材(押圧板151)は上下方向に延在する平板部を有してなり、
前記押圧部材の平板部に、前記ガイド部材に向けて開放する開口部(変形例1の貫通口181a,181b)または凹部を形成することによって前記間隙(S1)よりも幅方向に広い空間部(S2)を形成する、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、押圧部材における押圧面部の下方に、間隙よりも幅方向に広い空間部が形成され、これによりガイド部材と押圧部材との間の間隙に嵌り込んだ異物がそのまま下方の空間部に落下しやすくなることで、異物が後続球とともに揚送されにくくなるばかりか、間隙に押し込まれた異物がそのまま空間部に落下して収容されることにより、押圧面部や押圧部材が弾性復帰されるため、異物が収容された後の遊技球の移送に支障をきたすことがない。
本発明の手段7の揚送装置は、手段1〜6のいずれかに記載の揚送装置であって、
前記アール状通路(121)に遊技球(パチンコ球)を誘導する球導入通路(123)が形成された球導入部材(球導入通路カバー106)と、
前記ガイド部材と前記押圧部材とを備えてなるアール状通路部材(アール状通路カバー105)と、
該アール状通路部材を、前記下部ローラ(102)の下方位置に着脱自在に取り付けるためのベース板(ベース板110)と、を備え、
前記アール状通路部材は、前記ベース板上を前記下部ローラの軸心(下部軸102a)方向に交差する方向にスライド移動させることで前記下部ローラの下方位置に移動可能であり(図13(b)参照)、
前記アール状通路部材の前記球導入部材側の下面には、上方に傾斜する傾斜面(150b)が形成されている、
ことを特徴としている。
この特徴によれば、傾斜面とベース板の上面との間に間隙が形成されることで、アール状通路内に遊技球が詰まっている状態でも、アール状通路部材の球導入部材側の端部を下方に傾けることができるため、アール状通路部材を手前側に簡単に引き出すことができ、これによりメンテナンス作業が容易になる。
本発明の実施例としての遊技機設置島1の内部構造を示す断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1の遊技機設置島の長手方向の中央下部を示す平面図である。 (a)は揚送装置を斜め前側から見た状態を示す斜視図であり、(b)は揚送装置を斜め後ろ側から見た状態を示す斜視図である。 揚送装置の内部構造を示す縦断面図である。 図5のB−B断面図である。 揚送装置の下部構造を示す要部拡大断面図である。 アール状通路カバー及び球導入通路カバーを示す斜視図である。 同じくアール状通路カバー及び球導入通路カバーを示す斜視図である。 (a)はアール状通路カバーを示す平面図であり、(b)は(a)のD矢視図である。 (a)は図10(a)のC−C断面図であり、(b)は(a)のE−E端面図であり、(c)は(a)のF−F端面図である。 異物が挟まった状態を示すアール状通路カバーを示す作用図である。 (a)は揚送装置の下部を示す断面図であり、(b)はアール状通路カバーを取り外す状態を示す断面図である。 (a)は変形例1としてのアール状通路カバーの押圧板を示す側面図であり、(b)は(a)の押圧板の縦断面図であり、(c)は(a)のG−G端面図である。 (a)は変形例2としてのアール状通路カバーの押圧板を示す側面図であり、(b)は(a)のH−H端面図である。 (a)は変形例3としてのアール状通路カバーを示す平面図であり、(b)は異物が嵌った状態を示す平面図であり、(c)は(b)のJ−J端面図である。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、まず図1は、本発明の実施例としての遊技機設置島1の内部構造を示す断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1の遊技機設置島の長手方向の中央下部を示す平面図である。尚、以下の説明において、図1の手前側を遊技機設置島の前側、奥側を後側、左右方向を左右側として説明する。
図1に示されるように、遊技機設置島1は、左右方向に向けて細長に形成されており、その前後面には、遊技機の一例であるパチンコ機2及び該パチンコ機2において遊技に使用する遊技媒体としてのパチンコ球の貸出を実施させる球貸処理機(図示略)が、長手方向(左右方向)に向けて複数列設されている。
遊技機設置島1の略中央上部には、パチンコ球が貯留される上部タンク3が設けられており、この上部タンク3内に貯留されたパチンコ球は、遊技機設置島1内の長手方向両端部に向かってそれぞれ下方に傾斜するように配設された左右の供給樋4に流入するようになっている。これら左右の供給樋4には、流下するパチンコ球を各パチンコ機2に供給するための支流樋5が、供給樋4の前後(球の流下方向に向かって左右)の側板に、流下方向に向かって所定間隔おきに複数配設されており、これら支流樋5に供給されたパチンコ球は、各パチンコ機2の背面に設けられた球タンク6に供給されるようになっている。
供給樋4の下流側端部には、例えばメンテナンス時等において供給樋4内のパチンコ球を後述する下部樋10内に流出させる球抜き管7が設けられている。尚、通常時にはこの球抜き管7内をパチンコ球が流下しないようになっている。
遊技機設置島1の内部には、パチンコ機2より排出されたアウト球を一時貯留するアウト球タンク8が、パチンコ機2が載置される繕板13の上面に、各パチンコ機2に対応するように複数設けられている。
また、上部タンク3からは、該上部タンク3内部に貯留されるパチンコ球の貯留量が所定量以上となってオーバーフローしたパチンコ球を、遊技機設置島1の長手方向の略中央位置に配置される揚送装置25を挟んでその左右側、つまり遊技機設置島1の左右両側(長手方向の両端側)の下部にそれぞれ配置される第1のタンクとしての島タンク9L,9Rそれぞれに導くオーバーフロー樋12が左右に向けて延設されているとともに、これら左右のオーバーフロー樋12の下流側端部からは、オーバーフロー管18が垂下されている。
左右の島タンク9L,9R内には、図1〜図3に示されるように、球抜き管7及びオーバーフロー管18から排出されるパチンコ球が流入する下部樋10L,10Rが、それぞれ遊技機設置島1における長手方向中央に向かって下方に傾斜するように配設されている。下部樋10L,10R内を流下するパチンコ球は、前後(球の流下方向に向かって左右)の側板に複数形成された開口11(図2参照)、及びその底板における下流側端部に形成された開口14(図3参照)を介して、島タンク9L,9R内の長手方向に向けてパチンコ球が偏りなくほぼ均等に貯留されるように落下される。
遊技機設置島1の左側端部には、遊技者が獲得したパチンコ球を計数するための計数装置15が配設されており、この計数装置15内に投入されたパチンコ球は、該計数装置15に設けられている球投入口15aから連設された返却路16を介して下部樋10Lに流入し、島タンク9L内に排出されて貯留される。つまり、計数装置15にて計数された計数済み球は、遊技機設置島1の内部における左側の島タンク9Lに返却されるようになっている。
第1のタンクとしての左右の島タンク9L,9R内における下部樋10L,10Rの前後側(球の流下方向に向かって左右側)には、図2,図3に示されるように、各アウト球タンク8から排出されるパチンコ球を回収する側部樋17L,17Rが並設されている。
左右の島タンク9L,9Rと後述する揚送装置25との間には、図1及び図3に示されるように、上面が開口する有底箱状をなすとともに、底面が遊技機設置島1の中央方向に向かって下方に傾斜する第2のタンクとしてのバッファタンク200L,200Rが設けられている。つまり、第1のタンクとしての島タンク9L,9R及び第2のタンクとしてのバッファタンク200L,200Rにより、本発明の下部タンクが構成されている。
側部樋17L,17Rの下流側端部は、バッファタンク200L,200R内まで延設されていて、側部樋17L,17R内に回収されたパチンコ球は、主に島タンク9L,9R内に貯留されることなく、直接バッファタンク200L,200Rに流下するようになっている。尚、バッファタンク200L,200R内に貯留されたパチンコ球により側部樋17L,17Rの下流端開口が塞がれて、パチンコ球が上流側に向けて充満した場合には、側部樋17L,17Rの内側面における島タンク9L,9Rの下流側端部付近に形成された開口17a(図3参照)から島タンク9L,9R内に落下して貯留されるようになっている。
バッファタンク200L,200Rにおける下流側の側板200aの下部には下部流出口23aが形成されており、該下部流出口23aからは、後述する揚送装置にパチンコ球を誘導する中継樋24L,24Rが、揚送装置25に向けて下方に傾斜するようにそれぞれ延設されている。
島タンク9L,9Rとバッファタンク200L,200Rとの間には、第1のタンクとしての島タンク9L,9Rに貯留されているパチンコ球を、第2のタンクとしてのバッファタンク200L,200Rに揚送(移送)する移送装置としてのミニリフト210L,210Rが、前後の側部樋17L,17Lに挟まれるようにして設けられている。ミニリフト210L,210Rの下部には、島タンク9L,9Rの内部と連通する流入口210aが形成されており、ミニリフト210L,210Rを駆動することにより、島タンク9L,9R内のパチンコ球が自然流下によりミニリフト210L,210R内部に流入して揚送され、上部に形成された排出口210bから、バッファタンク200L,200R内に排出されるようになっている。
バッファタンク200L,200R内部には、ミニリフト210L,210Rの前後に配設される側部樋17L,17Rの下流側端部が、島タンク9L,9R側の側板200bにおける所定高さ位置で貫通して配設されている。バッファタンク200L,200Rの内部における前後の側部樋17L,17Lまたは側部樋17R,17Rの間には、上面が開口する箱型のミニタンク201L,201Rがミニリフト210L,210R側に隣接して配設されており、該ミニタンク201L,201R内には、ミニリフト210L,210Rにより揚送されて排出口210bから排出されたパチンコ球が落下するようになっている。
そして、バッファタンク200L,200Rから中継樋24L,24Rを介して自然流下したパチンコ球は、揚送装置25内に流入し、揚送装置25により揚送された後、上部タンク3内に貯留される。
これら遊技機設置島1内に配設される供給樋4、支流樋5、オーバーフロー樋12、オーバーフロー管18、下部樋10L,10R、側部樋17L,17R、ミニリフト210L,210R、バッファタンク200L,200R、中継樋24L,24R、揚送装置25により、遊技機設置島1内におけるパチンコ球の循環経路が構成されている。
また、遊技機設置島1内には、揚送装置25及びミニリフト210L,210Rを制御する移送装置制御手段としての制御装置(図示略)が設けられている。また、この制御装置(図示略)には、揚送装置25、ミニリフト210L,210R、計数装置15、が接続されているとともに、前記上部タンク3、島タンク9L,9R、ミニタンク201L,201R内に設けられた後述する各種のセンサが接続されており、各種センサからの検出状況、つまり各タンクにおけるパチンコ球の貯留状況と、揚送装置25の駆動状況や計数装置15からの球の返却状況等に応じて、揚送装置25やミニリフト210L,210Rの駆動制御を実施してパチンコ球を揚送し、遊技機設置島1内を循環させるようになっている。また、制御装置は通信ユニットを介して図示しないホールコンピュータなどの管理装置等に接続されていて、例えば、揚送装置25やミニリフト210L,210R等が停止した場合に、該駆動が停止した旨を前記管理装置等に送信するようになっている。
また、通常時においては、パチンコ機2から排出されて側部樋17L,17Rに回収されるパチンコ球が、島タンク9L,9R内に貯留されているパチンコ球よりも優先して揚送装置25内に流入して揚送されるようになっている。そして、上部タンク3内におけるパチンコ球の貯留量が所定レベル以下となった場合等に、ミニリフト210L,210R等を駆動して、島タンク9L,9R内に貯留されているパチンコ球を上部タンク3内に揚送する。
尚、本実施例における遊技機設置島1は、上部タンク3や島タンク9L,9R内部に貯留されたパチンコ球のみを制御により循環して使用するいわゆる独立式の遊技機設置島であるが、例えば遊技場内に並設される他の遊技機設置島と上部タンク同士を適宜連結樋等により連結して、他の遊技機設置島間でパチンコ球の貯留量の調整を行うことができるようにしてもよい。また、遊技者が獲得したパチンコ球を計数する計数装置が各パチンコ機2に対応して設けられ、各遊技機設置島内においてパチンコ球を循環使用することが可能に構成されたユニット式の遊技機設置島であってもよい。
次に、揚送装置25の詳細な構造について説明する。図4は、(a)は揚送装置を斜め前側から見た状態を示す斜視図であり、(b)は揚送装置を斜め後ろ側から見た状態を示す斜視図である。図5は、揚送装置の内部構造を示す縦断面図である。図6は、図5のB−B断面図である。図7は、揚送装置の下部構造を示す要部拡大断面図である。図8は、アール状通路カバー及び球導入通路カバーを示す斜視図である。図9は、同じくアール状通路カバー及び球導入通路カバーを示す斜視図である。図10は、(a)はアール状通路カバーを示す平面図であり、(b)は(a)のD矢視図である。図11は、(a)は図10(a)のC−C断面図であり、(b)は(a)のE−E端面図であり、(c)は(a)のF−F端面図である。図12は、異物が挟まった状態を示すアール状通路カバーを示す作用図である。図13は、(a)は揚送装置の下部を示す断面図であり、(b)はアール状通路カバーを取り外す状態を示す断面図である。
尚、以下において、図5〜図7の左側を揚送装置の前面側、右側を揚送装置の後面側、手前側を揚送装置の右側、奥側を揚送装置の左側として説明する。
揚送装置25は、図4及び図5に示されるように、床面上にアンカー固定されるベース板110上に立設される上下方向に延びる柱状の本体100と、本体100の上部に設けられた左右方向を向く上部軸101a周りに回動自在に設けられる上部ローラ101と、本体100の下部に設けられた左右方向を向く下部軸102a周りに回動自在に設けられる下部ローラ102と、これら上部ローラ101と下部ローラ102とに掛け渡される所定幅を有する無端帯状の搬送ベルト103と、本体100の後面側の一側辺を中心に回動自在に設けられ、上下方向に延びる直線状通路115(図5参照)を形成する直線状通路カバー104と、下部ローラ102の下方に配置され、該下部ローラ位置における搬送ベルト103にパチンコ球を押圧するために該下部ローラ102の外周面に沿って略円弧状に形成されたアール状通路部材としてのアール状通路カバー105と、該下部ローラ102の下方におけるアール状通路カバー105の反対側に対向して配置され、アール状通路カバー105にパチンコ球を誘導する球導入部材としての球導入通路カバー106と、から主に構成されている。
これら搬送ベルト103の外面に対向して配置される上部通路カバー118、直線状通路カバー104、アール状通路カバー105、球導入通路カバー106は、上部ローラ101及び下部ローラ102の回転により周回する搬送ベルト103にパチンコ球を押圧して揚送するための通路部材を構成している。
尚、下部ローラ102は、本体下部に設けられる図示しない揚送モータにより駆動する駆動ローラとされ、上部ローラ101は従動ローラとされており、図5中矢印方向(時計回り)に回転するようになっている。また、図5に示されるように、下部ローラ102の上方には複数の従動ローラ107〜109が配置されており、これら従動ローラ107〜109にも搬送ベルト103が掛け渡されるようになっているとともに、これらのうちいずれかは、搬送ベルト103の張力を調整可能なテンションローラとされている。
直線状通路カバー104は、図4に示されるように、本体100の後面側、つまり搬送ベルト103の上昇側の外面を開閉自在に設けられ、側端面に突設された上・中・下段の係止ピン112a〜112cに、本体100に枢着された上・中・下段の係止部材111a〜111cが係止されることで、閉塞位置にてロックできるようになっている。
直線状通路カバー104の内面には、特に図6に示されるように、上下方向に延設される直線状通路115を形成するための略半球状の凹溝113が複数列(本実施例では7列)並設して形成された縦長の通路板114が配置されており、直線状通路カバー104を閉塞位置に位置したときに、搬送ベルト103の外面に対向配置され、これら複数の凹溝113により、上下方向に延びる複数列の直線状通路115が形成される。
そしてこれら各凹溝113にガイドされる各直線状通路115内のパチンコ球Pは、この通路板114により搬送ベルト103に押圧されることにより、搬送ベルト103の移動により通路内を上方に向けて移動して揚送されるようになっている。
また、この通路板114の内面側には、各通路内を移送するパチンコ球を清浄する清浄布116が敷設されていることで、この清浄布116を介して通路板114によりパチンコ球Pが搬送ベルト103に向けて押圧されることで、搬送ベルト103の移動により、パチンコ球Pが清浄布116に摺接されながら移送されるため、パチンコ球が揚送とともに清浄されるようになっている。つまり、本実施例における揚送装置25は、パチンコ球Pを清浄しながら揚送する揚送清浄装置である。
この清浄布116は帯状をなし、直線状通路カバー104の通路板114の内面に沿って上下方向に敷設されるとともに、その上下端は、所定の張力をかけた状態で直線状通路カバー104の上下端部にてそれぞれ外向きに折り返され、直線状通路カバー104の外面下部に設けられた布バンド117(図5参照)にて止めることができるようになっている。このようにして敷設される清浄布116は、パチンコ球との摺接面が汚れた場合、布バンド117によるストッパを解除することにより、新規な清浄布116と交換することができるようになっている。
このように直線状通路カバー104により形成される直線状通路115は、図5に示されるように、上部軸101aから下部軸102aにかけて本体100の前面側、つまり搬送ベルト103の上昇側に形成されている。そして直線状通路115を上方に移送されたパチンコ球Pは、本体100の上部に設けられた上部通路カバー118により形成される円弧状の上部通路119により前面側(図5中右側)に折り返された後、該上部通路カバー118に連設された排出カバー120内を流下して、該排出カバー120に形成された排出口38から排出され、上部タンク3内に貯留されるようになっている。
直線状通路115の下方、つまり上流側には、前述したアール状通路カバー105により形成されるアール状通路121が形成されており、本体100の前面側下部に設けられた球流入口122から流入されるパチンコ球を、上方の直線状通路115に向けて誘導するようになっている。
アール状通路121には、このアール状通路カバー105の上流側にある球流入口122に設けられる球導入通路カバー106により形成される球導入通路123を流下するパチンコ球Pが流入されるようになっている。
球導入通路カバー106の上流側端部には、図7に示されるように、前述した中継樋24L,24Rを流下してきたパチンコ球が合流する合流部124が設けられている。合流部124は、左右の中継樋24L,24Rの端部間下方位置に配設された合流板125と、該合流板125の下方に配置されたスノコレール126と、から構成されている。尚、図7中の符号127は、左右の中継樋24L,24Rの端部間に配設される仕切り板であり、対向する樋から流出されるパチンコ球により流下が制限されることが防止されるようになっている。
合流板125には、中継樋24L,24Rの端部から流出されたパチンコ球を落下させるための直径約20mmの大径穴125aが複数箇所に形成されており、この合流板125の上方から落下されてくるパチンコ球が大径穴125aから落下されることにより、例えばパチンコ球の貸し出しに使用されるプリペイドカード等の大きな異物が捕捉され、揚送装置25への進入が防止されるようになっている。
大径穴125aから落下したパチンコ球は、球導入通路123に向けて下方に傾斜するように配設されたスノコレール126(図8参照)を流下して、球導入通路123内に流入するようになっている。そして、このスノコレール126上に落下して流下する際に、大径穴125aを落下してきた異物が、スノコレール126の間隙から、下方に設けられた空間128に落下して除去されるようになっている。
尚、大径穴125aの直径は、合流部124に流入するパチンコ球をその下方のスノコレール126上に大量に落下させることなく、適量ずつ落下させることが可能な大きさに設定されている。このようにスノコレール126上へのパチンコ球の流出量を抑制することで、スノコレール126やその下流側の球導入通路123上に多量のパチンコ球が流入して充満することにより、流入口112付近の下部ローラ102や搬送ベルト103に高い球圧がかり、下部ローラ102を回転駆動させる揚送モータ(図示略)等に過剰な負荷が加わることが防止されている。
このように構成される揚送装置25は、中継樋24L,24Rを流下して合流部124に排出されて合流し、スノコレール126、球導入通路123により誘導されて球流入口122を介して内部に流入したパチンコ球を、搬送ベルト103の移動により、アール状通路121及び直線状通路115、上部通路119内を移送させ、清浄布116により清浄しながら上方へ揚送し、本体100の上部に設けられた排出口38から排出することができるようになっている。
次に、アール状通路カバー105、球導入通路カバー106、スノコレール126の詳細な構造を、図8〜図12に基づいて説明する。
まず、スノコレール126は、図8及び図9に示されるように、パチンコ球の流下通路の側面を形成する8本の側壁レール130と、各側壁レール130間に配設され、パチンコ球の流下通路の底面を構成する7本の底壁レール131と、これら側壁レール130及び底壁レール131を一体化するベース体132と、から構成され、7列の流下通路135が形成されている。また、各底壁レール131の側方には開口133が複数形成されており、これら開口133を介して異物がベース体132の下方に落下するようになっている。
球導入通路カバー106は、ポリカーボネート等の合成樹脂材等により形成され、パチンコ球の流下通路の側面を形成する8枚の側板140と、各側板140間に配設され、パチンコ球の流下通路の底面を構成する7枚の底板141と、から構成され、これら床面上に立設される各側板140が底板141により互いに一体化され、各側板140間に7列の球導入通路123が形成されている。
各側板140における下部ローラ102との対向端面は、下部ローラ102の下部軸102aを中心とする円弧状に切り欠かれており、図7に示されるように、搬送ベルト103の外面に近接して配置できるようになっている。より具体的には、各側板140における下部ローラ102との対向端面は、下部ローラ102の円周の約1/4に相当する曲面にて構成されている。このように球導入通路カバー106は、それぞれ床面上に立設され、通路幅方向に等間隔おきに並設される複数の側板140と、各側板140,140間に配置される底板141と、からなり、下部ローラ102との対向部が湾曲状に凹設される立方体形状に形成されている。
各底板141は、球導入通路123の長手方向に延設される帯板状の板材にて構成され、スノコレール126側端部からアール状通路カバー105側端部に向けて下方に向けて傾斜する平坦な傾斜底面を構成しており、スノコレール126からのパチンコ球を流下によりアール状通路121に誘導するようになっている。
また、通路幅方向の両端の側板140,140の下端からは、球導入通路カバー106をベース板110に固定するための固定片142が外向きに連設されており、該固定片142に形成された取付穴143に固定ネジ(図示略)を挿通してベース板110に螺入することで、ベース板110に固定することができるようになっている。
このように構成された球導入通路カバー106は、左右側の側板140の下端がベース板110上に設置されるようになっており、図7に示されるように、本体100の後面側から、下部ローラ102の下部後面側とベース板110との間の空間に下流側端部(前端部)を差し込み、各側板140における下部ローラ102との対向端面を搬送ベルト103に近接させた状態で配置される。
アール状通路カバー105は、パチンコ球Pの直径L1よりも広い間隔L2,L2’で離間配置され、アール状通路121の側面を形成するとともに、下部ローラ102の回転方向に沿って遊技球を案内するガイド部材としてのガイド板150と、隣り合うガイド板150,150との間にパチンコ球の直径(L1)よりも狭い間隙(S1)を設けて配置され、下部ローラ102に掛け渡された搬送ベルト103に対してパチンコ球を押圧するための押圧面部としての押圧面151aを有する押圧部材としての押圧板151と、から構成されている。ガイド板150は、耐熱性、耐摩耗性に優れるとともに、押圧板151よりも硬度が高いポリカーボネート(例えばロックウェル硬度Mスケール65〜78、Rスケール121〜127)等の合成樹脂材にて板状に構成され、これらガイド板150は、上流側片152、下流側片153、下流側下片154と、中間ガイド片155の一部により互いに一体化されて本体部を構成している。
尚、これら上流側片152、下流側片153、下流側下片154、中間ガイド片155以外の部位は開放されているので、ガイド板150と押圧板151との間の間隙S1に、異物が押圧板151の押圧面151aよりも奥側に押し込まれやすくなっている。
また、本実施例では、ガイド板150及び押圧板151は、上下方向に延在する平板部を全体に有する板材にて構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばガイド板150における下部ローラ102との対向端面近傍や、押圧板151の押圧面151a近傍等の一部のみが平板部にて構成される部材にて構成されていてもよい。
各ガイド板150は、側面視略三角形状に形成され、それぞれベース板110上に縦向きに立設される。下部ローラ102との対向端面は、下部ローラ102の下部軸102aを中心とする円弧状に切り欠かれており、図7に示されるように、搬送ベルト103の外面に近接して配置できるようになっている。より具体的には、各ガイド板150における下部ローラ102との対向端面は、下部ローラ102の円周の約1/4に相当する曲面にて構成されている。このようにアール状通路カバー105は、それぞれ床面上に立設され、通路幅方向に等間隔おきに並設される複数のガイド板150と、各ガイド板150,150間に配置される押圧板151と、からなり、下部ローラ102との対向部が湾曲状に凹設される立方体形状に形成されている。
また、通路幅方向の両端のガイド板150,150の下端からは、アール状通路カバー105をベース板110に取り付けるための取り付け片156が外向きに連設されており、該取り付け片156に形成された取付穴157に取付ネジ158(図13(a)参照)を挿通してベース板110に螺入することで、ベース板110に対して取り外し自在に取り付けできるようになっている。
各ガイド板150の下端面150aにおける上流側(球導入通路カバー106側の下面)には、上流側端部、つまり球導入通路カバー106に向けて上方に傾斜する傾斜面150bが形成されており、後述するように、アール状通路カバー105を取付位置から取り外す際に、上流側端部を下方に傾けることができるようになっている。
また、図10(a)に示されるように、各ガイド板150における上流側は、下流側に比べて厚みが薄い肉薄部159が形成されており、これによりアール状通路121の上流側の幅寸法L2’が下流側の幅寸法L2に比べて広くなっている。具体的には、アール状通路121の下流側の幅寸法L2及び上流側の幅寸法L2’は、パチンコ球Pの直径L1よりも大寸とされている(L1<L2<L2’)。これにより、球導入通路123から流入されたパチンコ球の受け入れ口が広くなるので、接合部における球詰まり等が生じにくく、また、異物が後述する変形許容空間部164から落下されやすくなっている。
上流側片152と下流側片153との対向面及び後述する中間ガイド片155における各ガイド板150間には、各押圧板151を上下方向に抜き差しする(図8参照)ための上下方向を向くガイド溝152a,153a,155aがそれぞれ形成されており、これら押圧板151が挟持されるようになっている。これらガイド溝152a,153a,155aにガイドされた押圧板151は、図11(a)に示されるように、下流側下片154の上端及び中間ガイド片155に形成されたガイド溝155aの下端により下方から受支され、位置決めされるようになっている。
各ガイド板150の下流側端部(上端)の両側面からは、下流側片153の上端に連設される水平方向に延びる水平ガイド片160が通路内に向けて突設されているとともに、これら水平ガイド片160の先端からは、ガイド板150の円弧状端面に沿う円弧状ガイド片161が上流側(下方)に向けて連設されている。また、円弧状ガイド片161の上流側には、円弧状ガイド片161と同曲率の円弧状ガイド片162が各ガイド板150の側面から通路内に向けて突設されており、この円弧状ガイド片162の上流側端部下面からは、前述した中間ガイド片155が下方に向けて垂設されている。これら水平ガイド片160、円弧状ガイド片161、162、中間ガイド片155の対向端面は、互いに押圧板151の肉厚とほぼ同寸法分離間され、これら対向端面間に押圧板151を挿通できるようになっており、該挿通された押圧板151を左右側から挟持してガイドするようになっている。
尚、中間ガイド片155は、上記のように、隣り合うガイド板150,150の対向面間からそれぞれ突設された円弧状ガイド片162,162の上流側端部下面から下方に向けて互いに別個に連設されているが、これらは下部において互いに連結されているため、前述したガイド溝155aは上下方向に延びる有底のガイド溝として形成されているとともに、下部において隣り合うガイド板150,150同士を連結している。
円弧状ガイド片161,162の上面は、押圧板151の端面、つまりアール状通路121の底面よりも若干低い位置に配置され、通過するパチンコ球Pには当接しないようになっており、後述する押圧板151における押圧面151a近傍の側面を、幅方向の左右側から挟持することにより、通路の幅方向の弾性変形が防止されている。
また、円弧状ガイド片161の上流側端部と円弧状ガイド片162の下流側端部との間は所定距離離間されて変形許容空間部163が形成されているとともに、円弧状ガイド片162の上流側端部と上流側片152との間は所定距離離間されて変形許容空間部164が形成されている。つまり、後述する押圧板151の押圧面151aは、これら変形許容空間部163,164の2箇所において容易に弾性変形可能になっている。
各ガイド板150には、後述する押圧板151を保持するための2本の貫通ピン165a,165bが挿通される貫通穴166a,166bが2箇所ずつ形成されており、貫通ピン165a,165bをそれぞれアール状通路121の幅方向のいずれか一方の側方から挿通させることができるようになっている。
このように、ガイド板150と押圧板151は上下方向に延在する平板部を有してなり、これらの平板部に形成した貫通穴166a,166bに挿通ピン165a,165bを挿通させることで、各押圧板151を、複数のガイド板150が一体化されてなる本体部に固定することができるため、ガイド板150に対して押圧板151を簡単に組み付けることができる。
また、上流側片152における球導入通路カバー106との対向面には、球導入通路カバー106の下部空間に差し込まれる差込片167が突設されており、これにより上流側端部が球導入通路カバー106に係止されて浮き上がりが防止されるようになっている。
押圧板151は、図8に示されるように、下部ローラ102との対向端面、つまり、アール状通路121の底面、つまり、パチンコ球が接触(転動または摺動)するとともに、該パチンコ球を搬送ベルト103に向けて押圧する押圧面部を構成する押圧面151aが、下部ローラ102の下部軸102aを中心とする円弧状に切り欠かれてなる側面視略L字形に形成された板状の硬質ウレタン樹脂材にて構成されている。この硬質ウレタン樹脂材は、JIS規格におけるゴム硬度90のものが使用されているが、このゴム硬度は、パチンコ球Pを搬送ベルト103に押圧でき、かつ、後述するように異物による負荷が加わった際に弾性変形しうる程度の硬度であれば、その数値範囲は例えばHS60〜100でもよい。
各押圧板151の下流側端部(上端)には、上方に開口する側面視略U字形の切欠溝168が形成されており、これにより押圧面151aにおける下流側端部が外向きに弾性変形しやすくなっているため、アール状通路121における下流側端部、つまり直線状通路115との接合部付近においてパチンコ球に加わる圧力が逃がされるようになっている。
また、各押圧板151には、各ガイド板150間の定位置に配置された状態において、各ガイド板150に形成された貫通穴166a,166bの軸心と合致して、2本の貫通ピン165a,165bが挿通される貫通穴169a,169bが2箇所ずつ形成されており、貫通ピン165a,165bが挿通されることにより、各ガイド板150間に設けられた定位置(図9参照)から上方への逸脱が規制される。
このように構成されたアール状通路カバー105は、左右側のガイド板150の下端がベース板110上に設置されるようになっており、図7に示されるように、本体100の前面側から、下部ローラ102の下部前面側とベース板110との間の空間に上流側端部(後端部)を差し込み、各ガイド板150における下部ローラ102との対向端面を搬送ベルト103に近接させた状態で配置される。
次に、このように構成されるアール状通路カバー105における作用を、図面に基づいて説明する。
まず、このように構成されるアール状通路カバー105は、図7に示されるように、下部ローラ102の下方前面側に対向して配置されることにより、アール状通路121の上流側端部と下部ローラ102の下方後面側に対向して配置される球導入通路123の下流側端部とが接続され、該球導入通路123から流下するパチンコ球が、下部ローラ102位置における搬送ベルト103の外面と、ガイド板150,150と、押圧板151の押圧面151aとにより囲まれたアール状通路121内に進入するようになる。アール状通路121内に進入したパチンコ球Pは、押圧板151の押圧面151aにより回転する搬送ベルト103に向けて押圧されることで、搬送ベルト103の移動により、図7中矢印方向、つまり、下部ローラ102の最下端部の直下位置から、前面側に向けて該下部ローラ102の外周に沿うように上方に向けて移送されることになる。
このとき、押圧板151が硬質ウレタン樹脂材にて構成されていることで、その押圧板151の端面である押圧面151aによりパチンコ球Pを搬送ベルト103に向けて弾性付勢できるため、押圧板151をガイド板150に対して搬送ベルト103に対して付勢するように設けたり、アール状通路カバー105自体を搬送ベルト103に向けて付勢するように設けなくても、パチンコ球Pに搬送ベルト103方向への付勢力を適宜付与することができるため、パチンコ球を搬送ベルト103に確実に押し当てて移送することができる。
ここで、例えば図12に示されるように、アール状通路121内に、パチンコ球とともに異物であるビスBが進入した場合について説明すると、パチンコ球に押されてアール状通路121内に進入したビスBの一部(例えば頭部)が、ガイド板150と押圧板151との対向面間に形成される間隙S1よりも大きくても、ビスBには、常に搬送ベルト103からの押圧力が働いているため、変形許容空間部164に差し掛かったときに、搬送ベルト103による押圧力によりビスBが押圧板151と左右のうち一方のガイド板150との間に強制的に押し込まれ、これにより押圧板151における押圧面151a及びその近傍部位、つまり押圧面部の少なくとも一部が幅方向に弾性変形することにより、押圧板151と一方のガイド板150との間隙S1が押し広げられて押圧板151とガイド板150との間にビスBが嵌まり込む。
このように、押圧板151と隣り合う左右のガイド板150,150それぞれの間に間隙S1,S1が形成されているとともに、押圧板151が弾性変形自在な硬質ウレタン樹脂材にて構成されていることで、アール状通路121の押圧面部を構成する押圧板151の押圧面151a及びその近傍部位が通路の幅方向に変形可能になっている、つまり隣り合うガイド150,150間で弾性変形可能に形成されているため、ビスBが変形許容空間部164またはその下流側の変形許容空間部163を通過する際に、押圧板151と一方のガイド板150との間がビスBにより押し広げられてそれらの間に嵌まり込みやすい。すなわち、押圧板151の通路幅方向の両側にそれぞれ間隙S1,S1が形成されていることで、押圧板151がいずれかのガイド板150側に押し広げられることが許容されているため、押圧板151を境にしてビスBが嵌り込む側の間隙S1は通路幅方向に押し広げられ、他方の間隙S1は通路幅方向に狭まることになるため、ガイド板150と押圧板151との対向面間に形成される間隙S1よりも大きい部位を有するビスB等の異物が進入した場合でも、異物がパチンコ球Pとともに移送されることが効果的に防止される。
尚、上流側の変形許容空間部164においては、アール状通路121内に流入したパチンコ球を搬送ベルト103に向けて押圧する最初の部分なので、異物が間隙S1に押し込まれやすく、また、下流側の変形許容空間部163においては、アール状通路121内においてパチンコ球の上方への揚送が開始されるため、パチンコ球を搬送ベルト103に向けて押圧する力が高い部分なので、異物が間隙S1に押し込まれやすくなっている。
また、押圧板151は弾性変形部材にて構成されていることで、ビスBにより強制的に変形された後、その弾性復帰力が働くことで、嵌まり込んだビスBが押圧板151とガイド板150との間に挟まれて抜けにくくなることで、後続のパチンコ球により押されても、該後続のパチンコ球とともに揚送されにくくなる。よって、異物をアール状通路121にて滞留させることができるため、搬送ベルト103の破損や、パチンコ機2へのパチンコ球の補給や遊技島台内におけるパチンコ球の循環に支障をきたすことが防止される。
また、押圧板151がガイド板150と同様にポリカーボネート樹脂材等により構成されている場合に比べて、押圧板151の押圧面151a及びその近傍部位の側面の摩擦係数が高く、間隙S1に向けて押し込まれた異物がより引っ掛かりやすくなる。
次に、上記のように、アール状通路121内で球詰まりが生じた場合や、定期的なメンテナンス作業を行う際における、アール状通路カバー105の取り外し状況を説明する。
まず、上記のように、複数列のうちいずれかのアール状通路121内で球詰まりが生じた場合、まず本体100の直線状通路カバー104を開放し、清浄布116の内面に付着した上下方向に延びる筋状の汚れ(図示略)を確認する。これら筋状の汚れは、各直線状通路115に対応して生じるものであるため、正常に清浄が行われている場合は、7本の通路に対応して7列の筋状の汚れが生じるが、例えば上記のように、アール状通路121において異物が嵌まり込んで球詰まりが生じると、その列の筋状の汚れのみが他に比べて薄くなるため、これにより球詰まりが生じていることを認識することができる。
そしてアール状通路カバー105を取付位置から取り外す場合、図13(a)に示されるように、まず左右の取付ネジ158を取り外す。そして、図13(b)に示されるように、アール状通路カバー105における上流側を若干下方(図13(b)中白矢印方向)に傾けた状態で、ベース板110の上面を手前側(図13(b)中2点鎖線矢印方向、下部ローラ102の軸心方向(下部軸102aの長手方向)に交差する方向)に向けてスライド移動させて引き出せばよい。
このように、下部ローラ102の下方に対向して配置されていても、球導入通路カバー106を取り外すことなく、ベース板110の上面を手前側に向けてスライドさせるように引き出すだけで簡単にベース板110から取り外すことができる。この際、ガイド板150の下端面150aの上流側(アール状通路カバー105側)に傾斜面150bが形成されていることで、アール状通路カバー105を傾けることができるため、パチンコ球Pがアール状通路121内に残存している状態であっても、ガイド板150を搬送ベルト103と干渉させることなく、スムーズに引き出すことができる。
以上説明したように、本発明の実施例としての揚送装置25にあっては、アール状通路121内に進入した釘やボルト等の異物の一部がガイド板150と押圧板151との間の間隙S1よりも大きい場合でも、押圧板151の押圧面部を構成する押圧面151a及びその近傍部位が弾性変形することにより、異物がガイド板150と押圧板151との間の間隙S1に嵌りやすくなるとともに、間隙S1に嵌った異物は押圧板151の弾性復帰力によりガイド板150と押圧板151との間に挟まれて抜けにくくなることで、後続のパチンコ球Pにより押されても、該後続球とともに揚送されにくくなる。よって、異物をアール状通路121にて滞留させることができるため、搬送ベルト103の破損や、パチンコ機2へのパチンコ球Pの補給に支障をきたすことが防止される。
また、本実施例では、押圧板151の押圧面151aは、アール状通路121の長手方向における変形許容空間部163,164でのみ部分的に変形可能に設けることにより、押圧板151の過剰な変形を防止しているが、押圧板151の硬度等に応じて、アール状通路121の全長にわたり変形可能に設けてもよい。
また、特にアール状通路121にパチンコ球を誘導する球導入通路123においては、スノコレール126のように異物が落下可能に構成せず、通路底面を底板141にて構成して、下流側のアール状通路121に異物を送り込むようにすることで、ベース板110に固定される球導入通路カバー106内の球導入通路123にて異物が嵌り込み、取り出せなくなることが防止される。
次に、本発明の変形例としてのアール状通路カバーを、図14〜図16に基づいて説明する。図14は、(a)は変形例1としてのアール状通路カバーの押圧板を示す側面図であり、(b)は(a)の押圧板の縦断面図であり、(c)は(a)のG−G端面図である。図15は、(a)は変形例2としてのアール状通路カバーの押圧板を示す側面図であり、(b)は(a)のH−H端面図である。図16は、(a)は変形例3としてのアール状通路カバーを示す平面図であり、(b)は異物が嵌った状態を示す平面図であり、(c)は(b)のJ−J端面図である。
図14に示す変形例1としてのアール状通路カバー105Aは、ガイド板150及び押圧板151がポリカーボネート樹脂材にて構成されている。そして押圧板151の両側面における押圧面151aの近傍部位には、硬質ウレタン樹脂材からなる一対の帯状弾性部180a,180bが、円弧状の押圧面151aに沿って設けられている。これら各一対の帯状弾性部180a,180bは、それぞれ所定の上下幅(例えば約15mm)、所定の肉厚(例えば約3mm)の帯板状に形成され、押圧面151aの長手方向における前記実施例の変形許容空間部163,164に対応する部位に、それぞれ別個に配置されている。
詳しくは、これら帯状弾性部180a,180bは、押圧板151の側面の一部を円弧帯状に凹設して形成された、側面及び上面が開放する円弧状凹部に帯板状の弾性部材を嵌合することにより、帯状弾性部180a,180bの表面とポリカーボネート樹脂材からなる押圧板151の表面とが略面一となるように、かつ、押圧面151aの通路幅方向の両端側に配置される帯状弾性部180a,180bそれぞれの押圧面180c,180c(上端面)が、押圧板151の押圧面151aとともに、パチンコ球を搬送ベルト103に対して押圧する押圧面部を構成するように設けられている(図14(c)参照)。
また、押圧板151における帯状弾性部180a,180bの下方に、側方に開放する貫通口181a,181bが形成されていることにより、押圧板151における帯状弾性部180a,180bの直下に、間隙S1よりもアール状通路121の幅方向に広い空間部S2が形成されている。そしてこれら貫通口181a,181bは、帯状弾性部180a,180bそれぞれの下端から下方に向けて延設されているため、帯状弾性部180a,180bの弾性変形によりガイド板150と押圧板151との間の間隙S1に嵌り込んだビスB等の異物が、そのままその直下の貫通口181a,181bにて形成された空間部S2に落下しやすくなることで、ビスBが後続球とともに揚送されにくくなる。
また、間隙S1に押し込まれたビスBがそのまま空間部S2に落下して収容されることにより、帯状弾性部180a,180bが弾性復帰されるため、例えば間隙S1にはまり込んだビスBの一部がアール状通路121に突出して、その後のパチンコ球の移送に支障をきたすことがない。さらに、弾性部の直下に貫通口181a,181bが形成されることで、押圧板151における帯状弾性部180a,180bが設けられた部位の強度が若干低下して撓みやすくなるため、より弾性変形しやすくなる。
また、貫通口181a,181bの下端は押圧板151の下端まで延設されて開放されていないため、押圧板151を上方に抜き取れば、貫通口181a,181bに収容されているビスBを、押圧板151とともに上方に取り出すことが可能となる。
尚、本発明の開口部は、貫通口181a,181bのような開口だけでなく、弾性部下端から押圧板151の下端まで延設されて下方に開口する切欠部であってもよい。また、少なくとも間隙S1よりも通路幅方向に広い空間部S2を形成できれば、貫通口181a,181bのように押圧板151を貫通する貫通孔でなくても、側方に開口する有底の開口凹部であってもよい。
前記実施例では、押圧板151自体が弾性変形自在な硬質ウレタン樹脂材にて構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、本変形例1のように、少なくとも押圧板151における押圧面151a及びその近傍部位の側面に、弾性変形自在な弾性部(帯状弾性部180a,180b)が、押圧面151aの長手方向に沿って形成されていれば、押圧板151全体が弾性変形せずに固定されていても、図14(c)に示されるように、一方のガイド板150と押圧板151との対向面間に形成される間隙S1が押し広げられ、ビスB等の異物が嵌り込みやすくなるため、前記実施例のアール状通路カバー105と同様の作用・効果を得ることができる。
つまり、押圧板151における押圧面151aとともに押圧面部を構成する押圧面180c,180c及び該押圧面180c,180cに連続する側面の一部が帯状弾性部180a,180bにより形成されていれば、パチンコ球を搬送ベルト103に対して押圧するための押圧面部の少なくとも一部(押圧面180c,180c)が弾性変形することになるため、押圧板151全体を弾性変形可能にしなくても、ガイド板150と押圧板151との間の間隙S1にパチンコ球が嵌り込みやすくなる。
また、弾性部は、必ずしもアール状通路121の長手方向にわたって連続して形成されていなくてもよく、帯状弾性部180a,180bのように、アール状通路121の長手方向の所定箇所に部分的に形成されていてもよい。さらに弾性部は、必ずしも押圧板151の側面における押圧面151aから該押圧板151の下端まで延設されていなくてもよく、帯状弾性部180a,180bのように、押圧面151a近傍部位にのみ設けられていればよい。
図15に示す変形例2としてのアール状通路カバー105Bは、押圧板151Aが、ポリカーボネート樹脂材にて構成される上下部151A’、151A’’と、下部151A’に対して上部151A’’を通路の幅方向に弾性変形自在とする硬質ウレタン樹脂材からなる帯状の弾性部151A’’’と、から構成されている。
前記実施例では、押圧板151全体を弾性変形自在な硬質ウレタン樹脂材にて構成し、これにより押圧板151の一部を変形させることで異物を嵌り込みやすくしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、本変形例2のように、少なくとも押圧板151における押圧面部を構成する押圧面151aを有する上部151A’’が、該押圧面151aを除く押圧板151の一部(上下方向の略中央位置)に形成された水平方向に延びる弾性部151A’’’を支点として、アール状通路121の幅方向に揺動可能に弾性変形するように形成されている、つまり押圧面151aが隣り合うガイド150,150間で弾性変形可能に形成されていれば、図15(b)に示されるように、一方のガイド板150と押圧板151との対向面間に形成される間隙S1が押し広げられ、ビスB等の異物が嵌り込みやすくなる。
よって、アール状通路121内に進入したビスB等の異物の一部がガイド板150と押圧板151との間の間隙S1よりも大きい場合でも、押圧面151aを除く押圧板151の一部である弾性部151A’’’が弾性変形して、その上部の該押圧面151aを有する上部151A’’がアール状通路121の幅方向に移動することにより、異物が間隙S1に嵌りやすくなるとともに、間隙S1に嵌った異物は、弾性部151A’’’の弾性復帰力により上部151A’’とガイド板150との間に挟まれて抜けにくくなることで、後続の遊技球により押されても、該後続球とともに揚送されにくくなる。従って、異物をアール状通路121にて滞留させることができるため、搬送ベルト103の破損や、パチンコ機2へのパチンコ球の補給に支障をきたすことが防止される。
尚、この場合、弾性部151A’’’が、押圧面151aを有する上部151A’’を定位置に弾性復帰させる弾性部を構成している。また、上部151A’’は、貫通穴169aが貫通ピン165aよりも大径に形成されているため、弾性部151A’’’を支点とする上部151A’’の通路幅方向の揺動を許容するようになっているとともに、貫通穴169aと貫通ピン165aとの間には、弾性材からなる環状のリング171が嵌挿されていることで、上部151A’’を支持できるようになっている。
また、本変形例2では、弾性部151A’’’は押圧板151の平面部における上下方向の略中央位置に水平方向に向けて形成されていたが、このような弾性部の形成位置や向き等は限定されるものではなく、押圧面部をアール状通路121の幅方向に向けて移動可能であれば、その形成位置や向きは種々に変更可能である。
図16に示す変形例3としてのアール状通路カバー105Cは、押圧板151Cが、ポリカーボネート樹脂材にて構成され、隣り合うガイド板150,150に対して、通路幅方向に移動自在に設けられる、つまり押圧面151aが隣り合うガイド部材150,150間で弾性変形可能に形成されているとともに、さらに貫通ピン165aに嵌挿された保持部としてのコイルバネ172,172により、ガイド150,150間の定位置に弾性復帰自在に設けられている。
このように、押圧板151C、つまりその上端面を構成する押圧面151aがアール状通路121の幅方向にスライド移動自在に、かつ、保持部としてのコイルバネ172,172により定位置に弾性復帰自在に設けられていれば、図16(b)(c)に示されるように、ガイド板150と押圧板151Cとの対向面間に形成される間隙S1の一部が押し広げられ、ビスB等の異物が嵌り込みやすくなるため、前記実施例のアール状通路カバー105と同様の作用・効果を得ることができる。
また、この変形例3においても、押圧板151Cにおける押圧面151a(底面)の近傍部位から下方に向けて開口部(図示略)を形成することにより、押圧板151Cにおける押圧面151aの直下に、ガイド板150と押圧板151Cとの間の間隙S1よりも通路方向に広い空間部S2が形成されるため、押圧板151Cの通路幅方向へのスライド移動によりガイド板150と押圧板151Cとの間の間隙S1に嵌り込んだビスB等の異物が、そのままその直下の開口部にて形成された空間部S2に落下しやすくなる。
よって、アール状通路121内に進入したビスB等の異物の一部がガイド板150と押圧板151との間の間隙S1よりも大きい場合でも、保持部としてのコイルバネ172,172の弾性力に抗して押圧板151がアール状通路121の幅方向に向けて移動することにより、異物が間隙S1に嵌りやすくなるとともに、間隙S1に嵌った異物は、コイルバネ172,172の弾性復帰力により押圧板151とガイド板150との間に挟まれて抜けにくくなることで、後続の遊技球により押されても、該後続球とともに揚送されにくくなる。従って、異物をアール状通路121にて滞留させることができるため、搬送ベルト103の破損や、パチンコ機2へのパチンコ球の補給に支障をきたすことが防止される。
また、本変形例3では、押圧板151をコイルバネ172により隣り合うガイド板150,150間の定位置に保持していたが、押圧板151を弾性力により定位置に保持しうるものであれば、保持部はコイルバネに限定されるものではなく、例えば板バネや、あるいはウレタン材やゴム材等にて保持部を構成してもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例及び変形例では、押圧部材としての押圧板151は、全体が平板部からなる板状部材にて構成されていたが、柱状、櫛状、通路方向に向けて幅方向に波打つ屈曲部材等にて構成されていてもよい。
また、押圧部材としての押圧板151は、ガイド板150,150間に1枚ずつ設けられていたが、複数枚配置してもよい。
また、前記実施例では、アール状通路121は、通路幅方向(下部ローラ102の軸心方向)に複数(7列)並設されていたが、複数列設けられるものに限定されるものではなく、1列であってもよいし、あるいは7列以外の複数列であってもよく、種々に変更可能である。
また、ガイド部材としてのガイド板150は、ポリカーボネート樹脂材にて構成されていたが、少なくとも弾性部としての押圧板151よりも硬質の材質であれば、他の合成樹脂材や金属材等であってもよい。
また、前記実施例では、アール状通路カバー105は、下部ローラ102の下方前面側に配置されるように構成されていたが、下部ローラ102の下方であれば、前後面側にかけて配置されるものであってもよい。
また、前記実施例では、アール状通路カバー105は、ベース板110上に立設されるガイド板150及び押圧板151にて構成されていたが、必ずしも床面上に立設されるものに限定されるものではなく、少なくとも押圧面151a近傍に異物が嵌り込むのに必要な深さの間隙S1を有するものであれば、下部ローラ102の外周に沿って側面視略円弧状に構成されるものであってもよい。
25 揚送装置
101 上部ローラ
102 下部ローラ
103 搬送ベルト
104 直線状通路カバー
105 アール状通路カバー
106 球導入通路カバー
110 ベース板
115 直線状通路
121 アール状通路
123 球導入通路
150 ガイド板
150b 傾斜面
151 押圧板
151a 押圧面
163,164 変形許容空間部
165a,165b 貫通ピン
180a,180b 帯状弾性部
181a,181b 貫通口
S1 間隙
S2 空間部

Claims (3)

  1. 本体と、該本体に開閉自在に備えられたカバーと、前記本体の上下に互いに同一方向に向けてそれぞれ支持された上部ローラと下部ローラと、前記上部ローラと前記下部ローラとの間に巻き回された無端の搬送ベルトと、前記カバーの内側に備えられた清浄用摺接部と、前記下部ローラの周面に沿った湾曲部を有する搬送面が形成され、前記下部ローラに押圧された前記搬送ベルトと前記搬送面とで挟持した遊技球を前記本体と前記カバーとの間へ搬送するアール状通路部と、を備え、
    複数の遊技機と、該複数の遊技機に対応して設けられ遊技球を計数する計数装置と、を備えた遊技島に設けられる清浄揚送装置において、
    前記アール状通路部は、前記搬送面と前記搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれるように設けられ、
    前記遊技球の直径よりも広い間隔で離間配置され、遊技球を案内するためのガイド部を備え、
    前記搬送面を有する搬送面構成部は、隣り合う前記ガイド部との間に前記遊技球の直径よりも狭い間隙を設けて配置され、前記搬送面の少なくとも一部は前記ガイド部間に弾性変形可能に形成されてなり、
    前記遊技球は、前記搬送ベルトによって、この搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれた前記アール状通路部の前記搬送面に押し付けられて搬送され
    前記ガイド部と前記搬送面構成部とに貫通穴が形成されるとともに、該貫通穴には貫通ピンが挿入され、
    前記搬送面構成部の貫通穴は前記貫通ピンよりも大径に形成され、該搬送面構成部の貫通穴には環状のリングが嵌挿されており、前記貫通ピンは前記リングに挿入される
    ことを特徴とする清浄揚送装置。
  2. 本体と、該本体に開閉自在に備えられたカバーと、前記本体の上下に互いに同一方向に向けてそれぞれ支持された上部ローラと下部ローラと、前記上部ローラと前記下部ローラとの間に巻き回された無端の搬送ベルトと、前記カバーの内側に備えられた清浄用摺接部と、前記下部ローラの周面に沿った湾曲部を有する搬送面が形成され、前記下部ローラに押圧された前記搬送ベルトと前記搬送面とで挟持した遊技球を前記本体と前記カバーとの間へ搬送するアール状通路部と、を備え、
    複数の遊技機と、該複数の遊技機に対応して設けられ遊技球を計数する計数装置と、を備えた遊技島に設けられる清浄揚送装置において、
    前記アール状通路部は、前記搬送面と前記搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれるように設けられ、
    前記遊技球の直径よりも広い間隔で離間配置され、遊技球を案内するためのガイド部を備え、
    前記搬送面を有する搬送面構成部は、隣り合う前記ガイド部との間に前記遊技球の直径よりも狭い間隙を設けて配置され、前記搬送面を除く一部は弾性変形可能に形成され、該搬送面を除く一部が弾性変形することにより前記搬送面が前記ガイド部間に移動可能に形成されてなり、
    前記遊技球は、前記搬送ベルトによって、この搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれた前記アール状通路部の前記搬送面に押し付けられて搬送され
    前記ガイド部と前記搬送面構成部とに貫通穴が形成されるとともに、該貫通穴には貫通ピンが挿入され、
    前記搬送面構成部の貫通穴は前記貫通ピンよりも大径に形成され、該搬送面構成部の貫通穴には環状のリングが嵌挿されており、前記貫通ピンは前記リングに挿入される
    ことを特徴とする清浄揚送装置。
  3. 本体と、該本体に開閉自在に備えられたカバーと、前記本体の上下に互いに同一方向に向けてそれぞれ支持された上部ローラと下部ローラと、前記上部ローラと前記下部ローラとの間に巻き回された無端の搬送ベルトと、前記カバーの内側に備えられた清浄用摺接部と、前記下部ローラの周面に沿った湾曲部を有する搬送面が形成され、前記下部ローラに押圧された前記搬送ベルトと前記搬送面とで挟持した遊技球を前記本体と前記カバーとの間へ搬送するアール状通路部と、を備え、
    複数の遊技機と、該複数の遊技機に対応して設けられ遊技球を計数する計数装置と、を備えた遊技島に設けられる清浄揚送装置において、
    前記アール状通路部は、前記搬送面と前記搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれるように設けられ、
    前記遊技球の直径よりも広い間隔で離間配置され、遊技球を案内するためのガイド部を備え、
    前記搬送面を有する搬送面構成部は、隣り合う前記ガイド部との間に前記遊技球の直径よりも狭い間隙を設けて配置され、
    前記搬送面構成部を弾性力により保持する保持部を備え、
    前記搬送面構成部が前記保持部の弾性力に抗して移動することにより前記搬送面が前記ガイド部間に移動可能に形成されてなり、
    前記遊技球は、前記搬送ベルトによって、この搬送ベルトの外面との間隔が所定に保たれた前記アール状通路部の前記搬送面に押し付けられて搬送され
    前記ガイド部と前記搬送面構成部とに貫通穴が形成されるとともに、該貫通穴には貫通ピンが挿入され、
    前記搬送面構成部の貫通穴は前記貫通ピンよりも大径に形成され、該搬送面構成部の貫通穴には環状のリングが嵌挿されており、前記貫通ピンは前記リングに挿入される
    ことを特徴とする清浄揚送装置。
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