JP2537045Y2 - 玉揚送機 - Google Patents

玉揚送機

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JP2537045Y2
JP2537045Y2 JP1991051823U JP5182391U JP2537045Y2 JP 2537045 Y2 JP2537045 Y2 JP 2537045Y2 JP 1991051823 U JP1991051823 U JP 1991051823U JP 5182391 U JP5182391 U JP 5182391U JP 2537045 Y2 JP2537045 Y2 JP 2537045Y2
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round
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pachinko balls
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JP1991051823U
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内 正 博 竹
菜 芳 生 若
結 誠 田
内 英 勝 竹
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株式会社竹屋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はパチンコ玉自動循環機構
における玉揚送機に関し、特に、玉揚送機に備えられる
アール路の取付構造に特徴を有する玉揚送機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動力で回動する無端状の揚送ベル
トによりパチンコ玉を揚送するパチンコ玉自動循環機構
としての玉揚送機に関する提案は多数されている。一例
を図7をもとにして説明すると、この種の玉揚送機は、
基台9上に基柱1が起立して設けられ、この基柱1の上
下に回転ローラ(上の回転ローラは図示せず、下の回転
ローラは駆動ローラ3)が軸承され、回転ローラ間に無
端状の揚送ベルト4が張架される。さらに、駆動ローラ
3に架張された揚送ベルト4を下方から覆うように設置
されるアール路20、該アール路20にパチンコ玉を誘
導する玉導入樋6を有し、又、アール路20は、パチン
コ玉の流れを整流しかつ揚送ベルト4の幅方向全長に渡
って整列する複数の溝(図3参照)を有している。そし
て、アール路20の溝と揚送ベルト4によりパチンコ玉
が挟持され、駆動ローラ3の回動に伴う揚送ベルト4の
回動により挟持揚送される。
【0003】このような玉揚送機のアール路20の取付
方法は、支持棒30を固定台21の四カ所(揚送機の奥
側の支持棒30は図に現れず)に植立し、該支持棒30
の夫々にコイルスプリング31を挿通する。そして、ア
ール路20を設置した後、ナット等の手段を用い、前記
コイルスプリング31を上下方向で適度に付勢すること
で、アール路20の溝と揚送ベルト4との間の間隔を、
パチンコ玉の直径(約11mm)より若干小さな約1
0.5mm程度に調整している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術の場合、何らかの拍子にパチンコ玉の流れがアール
路20の複数の溝の内、一方の端の溝に偏ると、アール
路20の溝と揚送ベルト4によりパチンコ玉を挟持する
時に、アール路20に作用する荷重がアール路20の一
方の端に偏ってしまい、偏った側のコイルスプリング3
1が大きくたわみ、その結果、アール路20が傾いて、
パチンコ玉がアール路20の溝から外れてしまい、パチ
ンコ玉の揚送に支障をきたすという問題が生じた。
【0005】そこで本考案は、パチンコ玉を挟持する時
に、複数の溝を有するアール路に作用する荷重を効果的
に分散することで、パチンコ玉を円滑に挟持揚送するこ
とができる玉揚送機を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の玉揚送機は、基
台上に起立する基柱上下に軸承される回転ローラ間に張
架される無端の揚送ベルトの回動により、パチンコ玉を
揚送する玉揚送機であって、パチンコ玉の流れを整流し
かつ前記揚送ベルトの幅方向全長に渡って整列する複数
の溝を有し、かつ該複数の溝と前記揚送ベルトによりパ
チンコ玉を挟持可能な間隔を設けると共に前記揚送ベル
トをその幅方向全長に渡って覆うように設置される円弧
状のアール路と、該アール路と前記基台との間で前記ア
ール路の幅方向全長に渡って設けられ、かつ前記アール
路を弾力的に支持する支持部材とを備えたことを特徴と
する。
【0007】
【作 用】円弧状のアール路に流入したパチンコ玉は、
前記揚送ベルトの幅方向全長に渡って整列するアール路
の複数の溝により整流され、アール路の複数の溝と揚送
ベルトとの間に設けられた間隔内に流入し、アール路と
揚送ベルトにより挟持されて揚送ベルトの回動により挟
持揚送される。パチンコ玉がアール路の溝と揚送ベルト
により挟持される時、アール路がパチンコ玉に押されて
前記間隔が拡張し、アール路と基台との間でかつアール
路の幅方向全長に渡って設けられた支持部材が、アール
路の幅方向全長に渡って弾力的にたわむ。
【0008】
【実施例】玉揚送機の概要を図6を用いて説明する。玉
揚送機Aは、基台9上に起立する基柱1の上下に従動ロ
ーラ2と駆動ローラ3を軸承し、無端の揚送ベルト4を
前記ローラ2,3間に張架し、下部に玉導入樋6、上部
に玉出口7を配設し、前記基柱1に対面してガイドレー
ル8を所用の長さで縦設する。20はアール路で、玉導
入樋6とガイドレール8間に一連状に介装される。そし
て、玉導入樋6からアール路20に流入したパチンコ玉
を、アール路20と揚送ベルト4、及びガイドレール8
と揚送ベルト4により挟持し、駆動ローラ3の回動に伴
う揚送ベルト4の回動により、アール路20、ガイドレ
ール8の順に円滑に継送し、玉揚送機A上部の玉出口7
まで揚送する。
【0009】次にアール路20近傍の詳細を図1,2,
3,4を用いて説明する。アール路20は円弧状に湾曲
して成形されており、パチンコ玉の流れを整流しかつ揚
送ベルト4の幅方向全長に渡って整列する複数の溝25
(図では7本の溝)を有している。またアール路20
は、薄鉄で板状に形成される固定台21、固定台21上
に平行して敷設され、アール路20の幅方向全長に渡っ
て直方状に形成される2本の弾性部材としての支持部材
22、及び支持部材22に並列に貼着けられる腕23か
ら成るアール路取付台Bに、ボルトにより固定される。
【0010】そして、アール路取付台Bの固定台21
を、基台9の上面に所定の幅をあけて設けられる案内枠
10の間にスライド嵌合し、固定台21に穿設された固
定孔27を介してボルト等で基台9に固着する。このよ
うにして、アール路20は、揚送ベルト4をその幅方向
全長に渡って覆ようにして駆動ローラ3の下方から取り
付けられる。尚この時、アール路20の複数の溝25と
揚送ベルト4との間の間隔は、パチンコ玉を挟持可能な
間隔S、すなわちパチンコ玉の直径(約11mm)より
若干小さな約10.5mm程度が保たれ、玉揚送路Zが
確保されるようにする。
【0011】次に図5を用いて作用を説明する。貯留タ
ンク(図示せず)のパチンコ玉は玉導入樋6に列状で流
出し、自然勾配によってアール路20の始端部に流入
し、更に自然勾配により前述したアール路20の複数の
溝25に導かれ、揚送ベルト4と接触する位置(駆動ロ
ーラ3の中心を通る垂直線と揚送ベルト4が交わる位置
付近)まで流下する。そして、パチンコ玉は、アール路
20の溝25と揚送ベルト4との間の間隔S内に割り込
むようにして挟持され、駆動ローラ3の回動に伴う揚送
ベルト4の回動により玉揚送路Zの奥に導かれる。パチ
ンコ玉がアール路20の終端に臨むと、今度は、ガイド
レール8と揚送ベルト4により挟持され、揚送ベルト4
の回動により玉揚送機の上方へ揚送される。
【0012】この時、間隔Sがパチンコ玉の直径より若
干小さいため、パチンコ玉がアール路20の溝と揚送ベ
ルト4により挟持される時にアール路20に荷重が作用
し、アール路20が押し下げられて間隔Sが拡張する。
そして、アール路20に作用する荷重は、腕23を介し
て支持部材22に伝わり、支持部材22が圧縮されてア
ール路20の幅方向全長に渡って弾力的にたわむ。すな
わち、アール路20の幅方向全長に渡って設けられる支
持部材22が、アール路20に作用する荷重を、アール
路20の幅方向全長に渡って分散すると共に、支持部材
22の復元力が初期の間隔Sを維持しようとし、アール
路20の傾きを効果的に抑制すると共に、パチンコを挟
持する力を維持することができ、パチンコ玉を円滑に挟
持揚送することが可能となる。
【0013】以上実施例において、支持部材22は、ア
ール路20の玉流入口及びアール路20の玉出口の略下
部に腕23を介して略下駄状に固定したが、この方法に
限定せず、例えば前記腕23を省略し、支持部材22を
直接アール路20下部全面に渡って肉厚状に一体的に成
型して固定しても良い。このような構成にすれば、アー
ル路20に作用する荷重をアール路20の下部前面に渡
って分散可能となるので、パチンコ玉を揚送ベルト4と
アール路20とで挟持する時に生じるアール路20の歪
(曲がり)を効果的に防止することが可能となり、アー
ル路20に設けられた溝の断面形状の維持が可能とな
り、溝の上を転がるパチンコ玉の流れを円滑にすること
ができる。
【0014】また、支持部材22は、例えば海綿状の硬
質ゴムやスポンジまたはポリウレタン等の弾性、電気絶
縁性の高い合成樹脂等が最適であるが、同支持部材22
を異種部材で2乃至3層状で形成しても良く、例えば上
層部には摩耗耐久性及び電気絶縁性に優れた薄膜状の部
材、中層部には弾発性の高い肉厚部材、下層部には耐久
性及び安定性のある金属性部材等で形成しても良い。ま
た、支持部材22の固定方法は貼着式に限定せず、例え
ば螺着式等の方法を用いても良く、その方法は問わな
い。また、支持部材22の形状は直方状でなく台形状等
でも良く、例えば荷重の大きくかかる玉流入口の支持部
材22を弾性力の高い材質で大きく形成し、その表面に
衝撃吸収用の凹凸等を形成しても良い。また、支持部材
22の固定方法は貼着式に限定せず、例えば螺着式等の
方法を用いても良く、その方法は問わない。以上は本考
案に係わる一実施例であって、実用新案登録請求の範囲
であれば自由に設計変更できることは言及するまでもな
い。
【0015】
【考案の効果】本考案の玉揚送機は、パチンコ玉がアー
ル路の溝と揚送ベルトにより挟持される時、アール路が
パチンコ玉に押されて、アール路の複数の溝と揚送ベル
トとの間の間隔が拡張し、アール路と基台との間でかつ
アール路の幅方向全長に渡って設けられた支持部材が、
アール路の幅方向全長に渡って弾力的にたわむので、ア
ール路に作用する荷重をアール路の幅方向全長に渡って
分散すると共に前記間隔を維持しようとすることが可能
となり、アール路の傾きを効果的に抑制すると共にパチ
ンコ玉を挟持する力を維持することができ、パチンコ玉
を円滑に挟持揚送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】玉揚送機の下部を上方から見た斜視図である。
【図2】玉揚送機の下部を示す側面図である。
【図3】アール路取付台にアール路を装着した状態を示
す上方から見た斜視図である。
【図4】通常時における玉揚送機の下部を側面から見た
拡大断面図である。
【図5】玉流入時におけ玉揚送機の下部を側面から見た
拡大断面図である。
【図6】玉揚送機の全体斜視図である。
【図7】従来の技術を示す玉揚送機下部の側面図であ
る。
【符号の説明】
A・・玉揚送機、 B・・アール路取付
台、 S・・間隔、 Z・・玉揚送路、 1・・基柱、 3・・駆動ローラ、 4・・揚送ベルト、 5・・玉導入樋、 8・・ガイドレール、 9・・基台、 10・・案内枠、 20・・アール路、 21・・固定台、 22・・支持部材、 23・・腕、 25・・溝、 27・・固定孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上に起立する基柱上下に軸承される回
    転ローラ間に張架される無端の揚送ベルトの回動によ
    り、パチンコ玉を揚送する玉揚送機であって、パチンコ
    玉の流れを整流しかつ前記揚送ベルトの幅方向全長に渡
    って整列する複数の溝を有し、かつ該複数の溝と前記揚
    送ベルトによりパチンコ玉を挟持可能な間隔を設けると
    共に前記揚送ベルトをその幅方向全長に渡って覆うよう
    に設置される円弧状のアール路と、該アール路と前記基
    台との間で前記アール路の幅方向全長に渡って設けら
    れ、かつ前記アール路を弾力的に支持する支持部材とを
    備えたことを特徴とする玉揚送機。
JP1991051823U 1991-07-05 1991-07-05 玉揚送機 Expired - Lifetime JP2537045Y2 (ja)

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JPH055183U JPH055183U (ja) 1993-01-26
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JP4039723B2 (ja) * 1997-12-17 2008-01-30 株式会社ソフィア 遊技機設置島
JP5939778B2 (ja) * 2011-12-06 2016-06-22 京楽産業.株式会社 遊技球研磨装置
JP5647304B2 (ja) * 2013-07-04 2014-12-24 株式会社三共 清浄揚送装置

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