JP4183417B2 - 遊技球揚送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送ベルトと布ベルトとの間で摩擦によって遊技球を磨きながら揚送する遊技球揚送装置に使用される布ベルト巻取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、遊技球を研磨しながら下方から上方に移送する揚送装置が存在する。この揚送装置においては、揚送用柱状部が設けられ、遊技球がこの揚送用柱状部の内部を揚送されるようになっている。つまり、該揚送用柱状部の内部に揚送ベルトと布ベルトとを若干の間隔を介して平行に立設させ、該揚送ベルトを周回させることによって、遊技球を該揚送ベルトと布ベルト間の揚送経路を移動させるものである。遊技球は揚送されながら布ベルトと擦り合うことにより研磨される。
【0003】
ここで、揚送用柱状部は、揚送ベルトを周回させるための揚送筒本体部と、揚送ベルトに布ベルトを対向させる開閉カバー部とを有するものが一般的である。そして、この揚送筒本体部においては、内側、つまり、開閉カバー部側に、揚送ベルトを円滑に移送するためのローラ部が複数設けられている。また、開閉カバー部においては、縦長の溝部が複数条設けられた板状部が該布ベルトに接した状態で設けられ、さらに、該板状部の裏側には、布ベルトを揚送ベルト側に弾力的に付勢させるためにスプリングを所定間隔ごとに設けたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の遊技球揚送装置においては、揚送筒本体部にローラ部が設けられているものの、ローラ部の径が比較的大径で、また、隣接するローラ部間の間隔も大きいことから、移送される揚送ベルトに掛かる力が揚送ベルトと布ベルト間の揚送経路において均等にならない。また、開閉カバー部においても、スプリングが所定間隔ごとに設けられていて、特に、遊技球の揚送方法においてもスプリングは所定間隔ごとに設けられていることから、布ベルトに対して少なくとも遊技球の搬送方向において均等な弾性にならない。以上のように、揚送筒本体部及び開閉カバー部それぞれに遊技球の円滑な揚送に支障を来す要因を有していて、遊技球の円滑な揚送に支障を来すおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、遊技球の円滑な揚送を行うことができる遊技球揚送装置であって、特に、揚送ベルトと布ベルト間における揚送経路において、遊技球の円滑な揚送を行うことができる遊技球揚送装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、揚送ベルトと遊技球磨き用の布ベルトとを対面させて遊技球を研磨しながら揚送する遊技球揚送装置であって、該揚送ベルトを周回可能に支持する揚送筒本体部(20)と、該揚送筒本体部の端部に長手方向に沿って設けられた回動軸を中心に回動することにより該揚送筒本体部に対して開閉可能で、揚送筒本体部に支持された揚送ベルトに対面して布ベルトを支持する開閉カバー部で、該布ベルトに沿って設けられた弾性部(34)とフレーム(32)とを有する開閉カバー部(30)と、該開閉カバー部を該揚送筒本体部に対して閉状態とした場合における開閉カバーと揚送筒本体部とのロック状態を切替え可能とする着脱機構と、を有し、上記弾性部は、布ベルトに対向して設けられた第1弾性部であって、遊技球の揚送方向と平行に形成された複数の溝部を布ベルト側に有し、板状を呈する第1弾性部(36)と、該第1弾性部の該溝部が設けられている側とは反対側に設けられた複数の第2弾性部であって、円筒状のチューブにより形成され、遊技球の揚送方向と平行に配設され、複数の第2弾性部における各第2弾性部が第1弾性部の溝部に対応する位置に配設された第2弾性部(35)と、を有し、上記フレーム(32)が、板状の背面板部(32a)と該背面板部から連設された側面板部(32b、32c)とを有し、該背面板部と該側面板部とで断面略コ字状の柱状を呈し、該背面板部の内側には上下方向に伸びた突条部が等間隔に配設され、隣接する突条部間に第2弾性部が設けられることにより、複数の第2弾性部が等間隔に配設され、一対の側面板部の内側には、第1弾性部の端部を掛止するための第1溝部(32b−1、32c−1)と、第1溝部よりも揚送筒本体部側に設けられ、布ベルトの端部を挿入するための第2溝部(32b−2、32c−2)とが設けられ、上記開閉カバー部が揚送筒本体部に対して閉状態の場合に、揚送ベルトと、布ベルトと、第1弾性部と、第2弾性部とが重なった状態となり、揚送ベルトと布ベルトとの間の揚送路を遊技球を研磨しながら揚送可能であり、上記着脱機構が、揚送筒本体部における回動軸とは反対側の側面に設けられた掛止部材で、揚送筒本体部に対して所定の回転軸により回転自在に設けられ、切欠き状の掛止手段を有する複数のロック部(202)と、揚送筒本体部の長手方向に沿って設けられた棒状部で、該ロック部において該掛止手段が設けられた側と該回転軸を挟んで反対側に設けられた回動軸により該ロック部が回動自在に取り付けられ、ロック部のロック状態を解除する際に操作する突状部(200a)が設けられた棒状部(200)と、該棒状部を付勢支持する弾性部であって、該ロック部がロックする方向に該棒状部を付勢する弾性部(204)と、を有する掛止部材(12)と、開閉カバー部(30)に設けられた被掛止手段であって、該ロック部の掛止手段が掛止する被掛止手段(210)と、を有し、突状部をロック部のロック状態を解除する方向に操作することにより、複数のロック部のロック状態が解除されることを特徴とする。
【0007】
この第1の構成の遊技球揚送装置においては、上記弾性部が、上記第1弾性部と第2弾性部とを有し、特に、上記第2弾性部が管状を呈し、各第2弾性部が遊技球の揚送方向と平行に配設されているので、揚送される遊技球に対して均等な弾性を与えることができる。つまり、第1弾性部の溝部に対応する位置の裏側に管状の第2弾性部が配設されているので、少なくとも揚送方向においては、該溝部に対応した搬送経路ごとに遊技球に均等な弾性を与えることができる。よって、遊技球を円滑に揚送することができる。また、上記棒状部を押し下げることにより、全てのロック部を一度に回動させて、該掛止手段形成側を上方に回動させることができる。これにより、ロック部が開いた状態となる。よって、開閉カバー部を閉状態から開状態にする場合には、棒状部を押し下げるのみでよく、一方、開閉カバー部を閉める場合には、棒状部を押し下げた状態、つまり、ロック部を開状態としておき、開閉カバー部を閉じて、その後、突状部200aを放せば自動的に閉じることができるので、開閉カバー部の開閉操作を容易とすることができる。
【0011】
また、第には、上記第1の構成において、上記揚送筒本体部は、上記揚送ベルトにおける上記布ベルトに対面する部分の側に設けられた複数のローラ部であって、各ローラ部が遊技球の揚送方向に所定間隔を介して配設されたローラ部を有することを特徴とする。
【0012】
また、第には、上記第の構成において、上記揚送筒本体部に設けられたローラ部の直径が10mm〜14mmで、かつ、該ローラ部において隣接するローラ部間の間隔が6mm〜10mmであることを特徴とする。よって、揚送筒本体部においても、ローラ部の径が従来に比べて小さく、また、ローラ部が従来に比べて密に設けられているので、揚送される遊技球に対して従来に比べて均等な弾性を与えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。まず、本実施例における遊技球揚送装置Aの全体の構成について説明する。遊技球揚送装置Aは、図1〜図6に示すように構成され、基台部1の上部に揚送用柱状部10が垂直状に立設されていて、揚送ベルトYBが周回するように構成され、揚送ベルトYBが周回するに伴い、遊技球が揚送用柱状部10内を研磨されながら揚送されるように構成されている。
【0025】
ここで、基台部1は、水平板部2と、支持台部3と、湾曲導入樋4等を有している。ここで、水平板部2は、板状の部材であり、周囲に取付け穴部を有していて、所定の場所に設置できるようになっている。また、支持台部3は、該水平板部2の上面に取り付けられ、底面部3−1と、背面部3−2と、側面部3−3とを有している。この底面部3−1は、板状を呈し、該水平板部2の上面に平行に積層している。また、背面部3−2は、遊技球揚送装置Aの背面側に設けられ、該底面部3−1上に立設している。つまり、背面部3−2は、X1−X2方向を向いている。また、側面部3−3は、遊技球揚送装置Aの一方の側面側に設けられ、該底面部3−1上に立設している。つまり、この側面部3−3は、Y1−Y2方向を向いている。なお、背面部3−2と側面部3−3とは、連設されている。つまり、この背面部3−2と側面部3−3とを平面視した場合に、略L字状を呈している。
【0026】
また、揚送用柱状部10は、基台部1の上方に立設されていて、揚送筒本体部20と、開閉カバー部30とを有していて、該開閉カバー部30は、揚送筒本体部20に対して開閉するようになっている。つまり、開閉カバー部30は、揚送筒本体部20の端部に長手方向に沿って設けられた回動軸を中心に回動して開閉するようになっている。そして、該揚送筒本体部20と開閉カバー部30とは所定の間隔を介して互いに向き合うように配設される。また、開閉カバー部30を揚送筒本体部20に対向させた状態で掛止して固定するための掛止部12が設けられている。つまり、この掛止部12は、揚送筒本体部20に設けられていて、開閉カバー部30に設けられた突状部に着脱自在に掛止するようになっている。上記の揚送筒本体部20と開閉カバー部30の詳しい構成については後述する。
【0027】
また、揚送ベルトYBは無端状であって、該揚送筒本体部20の外周を取り巻くように縦長状に配設され、その略半分の部分は、揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の位置に位置される。また、他の略半分の部分は、揚送筒本体部20に沿って揚送筒本体部20の外側に位置される。
【0028】
また、布ベルトNBは有端状であり、使用前の状態の布ベルトNBを開閉カバー部30の外側面に配置するとともに、布ベルトNBを開閉カバー部30に配設した状態では、布ベルトNBは、該揚送筒本体部20と開閉カバー部30の間の位置に至り、さらに、開閉カバー部30の下端位置から再び開閉カバー部30の外側に至るように配設されている。また、開閉カバー部30の外側の位置には、布ベルト回収機構部(布ベルト回収部)40が設けられている。この布ベルト回収機構部40は、使用済みの布ベルトNBを巻き取って回収するための機構である。
【0029】
また、上記揚送用柱状部10の下方位置には、揚送ベルトYBを搬送するための駆動機構部50が設けられている。この駆動機構部50は、回転駆動部51と、揚送ベルト押え部54とを有していて、該回転駆動部51は、支持台部3における側面部3−3に固定されたモータ52と、該モータ52の外側の外周位置に取り付けられた回転プーリ53とを有している。ここで、回転プーリ53は、円柱状を呈し、円筒状の側面部53aと、端面部53bとを有していて、端面部53bとは逆側は開口した形状となっている。そして、該モータ52の大部分は、回転プーリ53内の空間に配設された状態となっている。また、モータ52の回転軸には、ホイルが取り付けられていて、回転プーリ53における端面部53bは、該ホイルに取り付けられている。
【0030】
また、揚送ベルト押え部54は、揚送ベルトYBに適切なテンションを与えるためのものである。
【0031】
また、回転駆動部51の横位置には、遊技球流入部60が設けられている。この遊技球流入部60は、揚送される遊技球の入口の位置に設けられていて、整列樋62や、自動シャッタ64等を有している。
【0032】
また、上記揚送用柱状部10の上端位置には、遊技球排出部70が設けられている。
【0033】
なお、この遊技球揚送装置Aにおける遊技球の揚送経路は、次のようになる。つまり、整列樋62から湾曲導入樋4に至り、湾曲導入樋4の上端から揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の位置に至り、この揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の位置を上昇して、揚送用柱状部10の上端から遊技球排出部70に至る。
【0034】
また、遊技球揚送装置Aには、図6に示すようなスイッチ群を有する操作部1000が設けられている。このスイッチ群は、モード切替スイッチ1002と、自動起動スイッチ1004と、自動停止スイッチ1006と、還元機駆動/停止スイッチ1008と、シャッタ駆動/停止スイッチ1010と、巻取り駆動/停止スイッチ1012とから構成されている。
【0035】
ここで、モード切替スイッチ1002は、自動モードと手動モードとを切り替えるためのスイッチである。また、自動起動スイッチ1004は、自動起動を行うためのスイッチであり、このスイッチを押すことにより、揚送作業が自動運転される。自動運転の詳細については後述する。また、自動停止スイッチ1006は、自動起動スイッチを押すことにより行われていた自動運転を停止するためのスイッチである。この自動起動スイッチ1004と自動停止スイッチ1006とは、モード切替スイッチ1002が自動モードになっている場合に限り操作できるものである。また、還元機駆動/停止スイッチ1008と、シャッタ駆動/停止スイッチ1010と、巻取り駆動/停止スイッチ1012とは、逆に、モード切替スイッチ1002が手動モードの場合にのみ操作できるものであり、還元機駆動/停止スイッチ1008を起動側に切り替えると、回転駆動部51におけるモータ52が駆動されて、回転プーリ53が回転し、一方、還元機駆動/停止スイッチ1008を停止側に切り替えると、回転駆動部51におけるモータ52が停止して、回転プーリ53の回転が停止される。また、シャッタ駆動/停止スイッチ1010を開側に切り替えると、自動シャッタ64における開閉扉が開状態となり、一方、シャッタ駆動/停止スイッチ1010を閉側に切り替えると、自動シャッタ64における開閉扉が閉状態となる。さらに、巻取り駆動/停止スイッチ1012を駆動側に切り替えると、布ベルト回収機構部40におけるモータユニットが駆動されて布ベルトNBの巻取りが行われ、一方、巻取り駆動/停止スイッチ1012を停止側に切り替えると、布ベルト回収機構部40におけるモータユニットの駆動が停止されて布ベルトNBの巻取りが停止される。なお、この巻取り駆動/停止スイッチ1012は、停止側に付勢されていて、駆動側に倒しても停止側に復帰するように構成されている。
【0036】
なお、この遊技球揚送装置Aには、各モードにおける動作を制御するための制御部が設けられている。
【0037】
ここで、上記揚送筒本体部20と、開閉カバー部30について、図7〜図12等を使用してさらに詳しく説明する。
【0038】
該揚送筒本体部20は、図7、図8等に示すように、断面略コ字状のフレーム22と、該フレーム22に取り付けられたローラユニット24とを有していて、全体に柱状を呈している。
【0039】
このフレーム22は、上下方向に縦長に形成され、略コ字状の横断面形状を呈している。つまり、板状の正面板部22aと、該正面板部22aから連設された側面板部22b、22cとを有している。側面板部22bと側面板部22cとは互いに平行に配設されている。
【0040】
また、ローラユニット24は、フレーム25と、ローラ部26と、軸部27とを有している。ここで、フレーム25は、略L字状の横断面形状を呈し、上記フレーム22と同様に上下方向に縦長に形成されている。つまり、フレーム25は、互いに平行に配設された側面板部25aと、側面板部25aに対して直角に形成された正面板部25bとを有している。そして、このフレーム25は、フレーム22内に収納されて、該フレーム22に固着されている。つまり、フレーム25の正面板部25bがフレーム22における正面板部22aにボルトにより固着されている。
【0041】
また、ローラ部26は、円柱状を呈するローラであり、軸部27が挿通されて、軸部27に対して回転自在となっている。このローラ部26は、揚送筒本体部20における開閉カバー部30側に設けられている。このローラ部26は、揚送ベルトYBを円滑に移送させるために設けられているものである。また、軸部27の両端は、フレーム25における側面板部25aに固着されている。このローラ部26は、左右方向、つまり、X1−X2方向に軸支されているといえる。このローラ部26の径、つまり、直径は、12mmであり、従来において揚送筒本体部に設けられているローラ部よりは径の大きさは小さく形成されている。なお、ローラ部26の径は、10mm〜14mmの間のいずれかの幅としてもよい。
【0042】
なお、このローラ部26は、上下方向に所定間隔に複数配設されている。なお、上下に隣接するローラ部26間の間隔は、回転中心同士の間隔が、8mmとなっている。なお、該間隔は、6mm〜10mmの間のいずれかの幅としてもよい。
【0043】
このローラ部26が、上記の「揚送ベルトにおける上記布ベルトに対面する部分の側に設けられた複数のローラ部であって、各ローラ部が遊技球の揚送方向に所定間隔を介して配設されたローラ部」に当たる。
【0044】
また、開閉カバー部30は、図7、図8に示すように、フレーム32と、該フレーム内に設けられた弾性部材(弾性部)34とを有していて、全体に略柱状を呈している。
【0045】
ここで、該フレーム32は、上下方向に縦長に形成され、断面略コ字状の柱状を呈している。つまり、板状の背面板部32aと、該背面板部32aから連設された側面板部32b、32cを有している。この側面板部32bと側面板部32cとは互いに平行に配設されている。また、該背面板部32aの正面側、つまり、Y2側には、チューブ35をずれなく配設するための突条部32tが上下方向に配設されている。この突条部32tは、X1−X2方向に並んで等間隔に配設されている。
【0046】
また、このフレーム32における側面板部32b、32cの内側には、上下方向に2つの凹部が隣接して設けられている。つまり、側面板部32bには、奥側に溝部32b−1が形成され、手前側に溝部32b−2が形成されている。また、側面板部32cには、奥側に溝部32c−1が形成され、手前側に溝部32c−2が形成されている。この溝部32b−1、32c−1は、板状部36を掛止するためのものであり、また、溝部32b−2、32c−2は、布ベルトNBを挿入するためのものである。つまり、布ベルトNBの両側の端部をこの溝部32b−2、32c−2に差し込むことにより、布ベルトNBを開閉カバー部30の揚送筒本体部20側に取り付けることができる。つまり、布ベルトNBを遊技球の揚送経路上に設置することが可能となる。このようにして、開閉カバー部30の上端から下端にかけて揚送ベルトYBに対向する位置に布ベルトNBが配設できることとなる。
【0047】
また、側面板部32bの外側(X2側)にも上下方向に溝部32b−3が形成され、また、側面板部32cの外側(X1側)にも上下方向に溝部32c−3が形成されている。この溝部32b−3、32c−3は、布ベルト回収機構部40や載置部90を取り付ける等に利用できる。
【0048】
また、該弾性部材34は、複数のチューブ(第2弾性部)35と、板状部(第1弾性部)36とを有している。ここで、チューブ35は、円筒状を呈し、シリコンにより形成されたシリコンチューブである。このチューブ35は、開閉カバー部30内の奥側(Y1側)に上下方向に配設されている。チューブ35の配設個数は7つであり、X1−X2方向に直線上に等間隔に配設されている。つまり、各チューブ35は、フレーム32に設けられた突条部32t間のチューブ配設位置に配設されている。1つのチューブ配設位置においては、1本のチューブが設けられている。つまり、開閉カバー部30の上端から下端にかけて1本のチューブが配設されている。なお、このチューブ35の配設位置は、板状部36における溝部36aと対応した位置に配設されている。つまり、各溝部36aの背面側にそれぞれチューブ35が設けられている。すなわち、揚送用柱状部10内の揚送路の数に応じた数のチューブ35が設けられているともいえる。
【0049】
また、板状部36は、板状を呈していて、表側、つまり、Y2側の面には、溝部36aが形成されている。この溝部36aは、縦長状を呈し、断面略円弧状を呈している。溝部36aは複数条形成されていて、具体的には、計7本形成されていて、各溝部36aは、互いに平行に配設されている。また、この板状部36の裏面、つまり、Y1側は、平面状に形成されていて、上記チューブ35と接した状態となっている。また、この板状部36の側端部には、突状部36bが設けられていて、上記フレーム32における側面板部32b、32cの溝部32b−1に掛止できるようになっている。この板状部36は、弾性のある素材、例えば、ゴム質の素材(例えば、エラストマ)により形成されている。なお、この板状部36は、1枚ものから形成されていて、開閉カバー部30の上端から下端にかけて1つの板状部36が配設されている。つまり、板状部が複数に分割される等切れ目が存在することはない。
【0050】
なお、板状部36における突状部36b以外の部分を本体部と呼ぶようにしてもよい。この場合、該本体部の表側には、溝部36aが設けられていて、また、該本体部の裏面は平面状に形成されているといえる。
【0051】
また、該フレーム32の上端と下端には、それぞれローラが設けられていて、布ベルトNBの移送が円滑に行えるようになっている。なお、このフレーム32の下端には、チューブ35や板状部36を支持するための支持部材が形成されている。
【0052】
なお、図7は、揚送ベルトYB、布ベルトNBのみならず、チューブ35や板状部36についても破断して表したものである。また、図8においては、断面の位置よりも下方に位置する部材(例えば、布ベルト回収機構部40等)は省略して描かれている。
【0053】
次に、揚送筒本体部20と開閉カバー部30の着脱機構について説明する。この着脱機構は、図7等に示すように、掛止部材12と、被掛止部材210とから構成されている。
【0054】
ここで、掛止部材12は、上記被取付け部としての揚送筒本体部20に設けられていて、棒状部200と、ロック部202と、コイルスプリング(弾性部)204とを有している。この棒状部200は、平板状の細長い棒状部材であり、揚送筒本体部20の上端付近から下端よりやや上方の位置にまで配設されている。なお、この棒状部200の側面には、手動で操作するための突状部200aが取り付けられている。この突状部200aは、円柱状を呈している。また、ロック部202は、山形状を上下逆にした平板状を呈していて、その端部には、被掛止部材210と掛止するための切欠き部(掛止手段)が形成されている。また、このロック部202は、その中間位置において回転自在に揚送筒本体部20の側面に軸支されている。また、このロック部202の手前側(Y2側)、つまり、該切欠き部が設けられている側とは反対側は、該棒状部200に回動自在に軸支されている。このロック部202は、複数(具体的には、4つ)設けられていて、上下方向に所定の間隔をおいて配設されている。また、コイルスプリング204は、該棒状部200と揚送筒本体部20の側面とをつなぐように斜めに配設されていて、あるコイルスプリング204において、下側の端部が棒状部200に固着され、また、上側の端部が揚送筒本体部20の側面に固着されている。このコイルスプリング204は、複数(具体的には、3つ)設けられていて、上下方向に所定の間隔をおいて配設されている。このコイルスプリング204は、上記「該棒状部を付勢支持する弾性部であって、該ロック部がロックする方向に該棒状部を付勢する弾性部」に当たる。
【0055】
また、上記被掛止部材210は、開閉カバー部30における各ロック部202の切欠き部に対応した位置に取り付けられている。つまり、ロック部202における切欠き部がこの被掛止部材210に掛止することにより、揚送筒本体部20と開閉カバー部30とが閉じた状態で維持されるようになっている。この被掛止部材210は、上記被掛止手段として機能する。
【0056】
上記掛止部材12は、上記のように構成されているので、突状部200aを下方に押し下げることにより、全てのロック部202を回動させて、切欠き部形成側を上方に回動させることができる。これにより、ロック部202が開いた状態となる。よって、突状部200aを下方に押し下げた状態で開閉カバー部30を揚送筒本体部20側に閉めた後に、該突状部200aを手から放すことにより、自動的にロック部202が被掛止部材210に掛止することができる。よって、開閉カバー部30を閉状態から開状態にする場合には、突状部200aを押し下げるのみでよく、一方、開閉カバー部30を閉める場合には、突状部200aを押し下げた状態、つまり、ロック部202を開状態としておき、開閉カバー部30を閉じて、その後、突状部200aを放せば自動的に閉じることができるので、開閉カバー部30の開閉操作を容易とすることができる。
【0057】
次に、湾曲導入樋4について説明する。この湾曲導入樋4は、上記支持台部3における底面部3−1の上面に設置されていて、その奥側(つまり、Y1側)は、支持台部3における背面部3−2に固定されている。なお、この湾曲導入樋4は、底面部3−1の上面に直接設置するのでなく、高さ調節のために、板状部材を介して配置してもよい。この湾曲導入樋4は、上記揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間に形成された揚送経路の入り口に遊技球を導入するためのものであり、この湾曲導入樋4の遊技球導出側は、揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間に形成された揚送経路の入り口に接続されている。つまり、該揚送筒本体部20と開閉カバー部30とで構成される揚送用柱状部10の下端に接続されている。
【0058】
この湾曲導入樋4は、図10〜図12にに示すように構成され、湾曲本体部100と、押さえ部材110とを有している。
【0059】
ここで、湾曲本体部100は、本体部102と、チューブ(第2弾性部)135と、板状部(第1弾性部)136とを有している。
【0060】
該本体部102は、図10〜図12に示すように、底面部104と、背面部105と、側面部106、107とを有していて、全体に一体に形成されている。この本体部102は、アルミ(又は鉄)による鋳造物である。この底面部104は、下面が平面状に形成されているとともに、上面は、手前側の一部を除き、断面円弧状の面を有するものであり、また、背面部105は、該底面部104から湾曲しながら立設し、その上面は断面円弧状の面となっている。なお、底面部104における上面と背面部105における上面とは連設されていて、全体で略円弧状の面をなしている。つまり、底面部104における上面と背面部105における上面とがなす面(これを「湾曲面」とする)は、手前側の一部を除き、円筒の一部と同様の面をなしている。すなわち、該湾曲面は、領域α2においては、断面円弧状の面をなし、手前側の領域α1においては、領域α2における円弧よりも大きい円弧の断面を呈するかあるいは平面状を呈している。
【0061】
また、側面部106、107は、湾曲した側壁状を呈し、その上端は、断面略L字状を呈している。つまり、図12に示すように、側面部106は、湾曲した板状の本体部106aと、本体部106aの上端に沿って形成された突状部106bを有し、また、側面部107には、湾曲した板状の本体部107aと、本体部107aの上端に沿って形成された突状部107bとを有していて、側面部106、107は、上端部分が内側に折曲した形状を呈し、これにより、板状部136を掛止しておけるようになっている。また、この側面部106、107には、手前側の端部に押さえ部材110の突部110bを挿入するための切欠き106c、107cが設けられている。
【0062】
また、押さえ部材110は、本体部102の内部に配設されたチューブ135を奥側に押さえるための部材であり、板状の本体部110aと、該本体部110aの上端から奥側に突設され、該本体部110aの長手方向に沿って突部110bとを有している。
【0063】
また、この本体部102内には、チューブ135が複数配設されている。つまり、複数のチューブ135を平行に並べた状態で、上記湾曲面に沿って配設されている。つまり、各チューブ135は、本体部102の底面部104における手前側の端部近くから背面部105の上端に渡ってY1−Y2方向に配設されている。このチューブ135は、上記チューブ35と同様に、円筒状を呈し、シリコンにより形成されたシリコンチューブである。
【0064】
また、板状部136は、上記板状部36と同様の構成であり、該板状部136は、板状を呈していて、表側の面には、溝部136aが形成されている。この溝部136aは、縦長状を呈し、断面略円弧状を呈している。溝部136aは複数条形成されていて、具体的には、計7本形成されていて、各溝部136aは、互いに平行に配設されている。また、この板状部136の裏面は、平面状に形成されていて、上記チューブ135と接した状態となっている。また、この板状部136の側端部には、突状部136bが設けられていて、上記本体部102における突状部106b、107bに掛止できるようになっている。また、この板状部136の手前側は、図11に示すように、他の部分よりも厚めに形成されている。この板状部136は、弾性のある素材、例えば、ゴム質の素材(例えば、ウレタンゴム)により形成されている。なお、この板状部136は、1枚ものから形成されている。
【0065】
なお、この板状部136には、所定の間隔を介して回転プーリ53の側面部53aの外周面が対向していることになる。
【0066】
なお、図10においては、板状部136は、チューブ135の構成を分かりやすくするために手前側(Y2側)を一部破断して描いている。つまり、板状部136は、図11に示すように、押さえ部材110の手前側にまで伸びている。
【0067】
次に、上記構成の遊技球揚送装置Aの使用状態及び動作について説明する。なお、遊技球揚送装置Aにおいて揚送作業を行う際には、揚送ベルトYBが揚送筒本体部20に装着し、また、開閉カバー部30には、布ベルトNBを装着しておく。また、開閉カバー部30は、揚送筒本体部20に対して閉じた状態で固定しておく。つまり、上記掛止部材12を被掛止部材210に掛止した状態とする。その状態では、遊技球揚送装置Aの内においては、揚送ベルトYBと布ベルトNBとが所定の間隔を介して対向した状態となっている。
【0068】
次に、遊技球揚送装置Aによる揚送について簡単に説明する。なお、揚送を行なう際には、遊技球流入部60における自動シャッタ64は、閉状態となっていて、遊技球はこの自動シャッタ64によって堰き止められている。なお、この遊技球流入部60までの経路としては、例えば、パチンコ島台の回収経路で回収された遊技球が誘導されてこの遊技球流入部60に至るようになっている。
【0069】
まず、自動モードにおける自動運転について説明すると、モード切替スイッチ1002が自動モードになっている状態で自動起動スイッチ1004を押されると、制御部はこれを検知し、回転駆動部51におけるモータ52を駆動させるとともに、自動シャッタ64における開閉扉を開状態とする。
【0070】
すると、モータ52の回転に伴い回転プーリ53が回転し、回転プーリ53の回転に伴い、揚送ベルトYBが周回する。この場合、揚送筒本体部20と開閉カバー部30とが対向する位置においては、揚送ベルトYBは上昇し、揚送筒本体部20の外側では、揚送ベルトYBは下降する。なお、布ベルトNBは停止した状態となっている。
【0071】
また、自動シャッタ64における開閉扉を開状態とすることにより、遊技球は下流側に流れて、整列樋62から湾曲導入樋4に至ることができる。なお、この自動シャッタ64における開閉扉を開状態にするタイミングは、該回転駆動部51におけるモータ52の駆動を開始してから所定時間(例えば、10秒程度)経過後とする。つまり、制御部は、自動シャッタ64における開閉扉を開状態とするタイミングをそのように制御する。
【0072】
遊技球が整列樋62から湾曲導入樋4に至ると、搬送される揚送ベルトYBとの摩擦によって、布ベルトNBと湾曲導入樋4との間の経路を移動していき、さらに、揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の経路を上昇していく。この揚送筒本体部20と開閉カバー部30との間の経路においては、遊技球は揚送ベルトYBと布ベルトNBとの間に挟まれた状態で上昇していくので、遊技球は布ベルトNBとの間の摩擦によって研磨されながら上昇していく。上昇していった遊技球は、遊技球排出部70から排出されて、パチンコホールにおける玉タンク等に導かれる。
【0073】
なお、この遊技球の揚送工程において、遊技球が上昇することに伴い、布ベルトNBも遊技球の搬送経路において上方に引っ張られるが、布ベルト回収機構部40において、布ベルト移送部140において、駆動ローラと一対の圧送ローラとにより挟んだ状態で布ベルトNBを固定しており、また、布ベルト巻取り部142において布ベルトNBを巻回した状態としているので、布ベルトNBが上方に移動してしまうことはない。
【0074】
自動運転中に運転を停止する場合には、自動停止スイッチ1006を押す。すると、該スイッチが押されたことを制御部が検知し、自動シャッタ64における開閉扉を閉状態とするとともに、回転駆動部51におけるモータ52の駆動を停止する。これにより、遊技球の揚送は停止される。なお、自動シャッタ64における開閉扉を閉状態にするタイミングは、回転駆動部51におけるモータ52の駆動を停止する所定時間前(例えば、20秒前)とする。つまり、自動シャッタ64における開閉扉を閉状態とした後所定時間後に、モータ52の駆動を停止させる。このようにすることにより、揚送用柱状部10内の遊技球を確実に排出しておくことができる。
【0075】
また、モード切替スイッチ1002が手動モードになっている場合について簡単に説明する。還元機駆動/停止スイッチ1008を駆動側に切り替えると、制御部はこれを検知し、回転駆動部51におけるモータ52を駆動させる。よって、遊技球の揚送が行われることになる。一方、還元機駆動/停止スイッチ1008を停止側に切り替えると、制御部はこれを検知し、回転駆動部51におけるモータ52の駆動を停止させる。これにより、遊技球の揚送は停止される。
【0076】
また、シャッタ駆動/停止スイッチ1010を開側に切り替えると、制御部はこれを検知し、自動シャッタ64における開閉扉を開状態とする。これにより、遊技球は下流側に流れることができる。一方、シャッタ駆動/停止スイッチ1010を閉側に切り替えると、制御部はこれを検知し、自動シャッタ64における開閉扉を閉状態とする。これにより、遊技球はこの開閉扉によりせき止められる。
【0077】
また、巻取り駆動/停止スイッチ1012を駆動側に倒す操作を行うと、制御部は、これを検知して、布ベルト回収機構部40におけるモータユニットを駆動させて布ベルトNBの回収を行う。
【0078】
ここで、上記開閉カバー部30においては、上記弾性部材34が設けられていて、該弾性部材34は、複数のチューブ35と、板状部36とから構成されているので、揚送される遊技球に対して均等な弾性を与えることができる。つまり、板状部36に形成された溝部36aに対応する位置にそれぞれチューブ35が配設されているので、少なくとも揚送方向には、均等な弾性を与えることができる。すなわち、揚送用柱状部10内における揚送経路においては、どの位置においても、遊技球は布ベルトNB側から同様な弾性を得ることができる。
【0079】
また、揚送筒本体部20においても、ローラ部26の径が従来に比べて小さく、また、ローラ部26が従来に比べて密に設けられているので、これによっても、揚送される遊技球に対して従来に比べて均等な弾性を与えることができる。つまり、揚送用柱状部10内における揚送経路においては、どの位置においても、遊技球は、揚送ベルトYB側から同様な弾性を得ることができる。
【0080】
よって、本実施例の遊技球揚送装置Aによれば、遊技球を揚送用柱状部10内における揚送経路を非常に円滑に揚送させることができる。
【0081】
また、上記湾曲導入樋4においても、湾曲本体部100の本体部102内にチューブ135が並設されるので、遊技球に対して、少なくとも揚送方向には、均等な弾性を与えることができる。すなわち、湾曲導入樋4における搬送経路においては、どの位置においても、遊技球は板状部136側から同様な弾性を得ることができる。
【0082】
なお、上記の説明においては、開閉カバー部30内に配設されるチューブ35は、板状部36における溝部36aに対応した位置に設けられ、揚送用柱状部10内の揚送路の数に応じた数のチューブ35が設けられているとしたが、これには限られず、揚送路の数よりも多い数のチューブ35を設けてもよいし、一方、揚送路の数よりも少ない数のチューブ35を設けるようにしてもよい。
【0083】
また、湾曲導入樋4においては、チューブ135は揚送路の数よりも多い数だけ配設されているとして説明したが、これには限られず、揚送路の数と等しい数としてもよいし、揚送路の数よりも少ない数としてもよい。
【0084】
また、チューブ35、135は、内部に中空部を有する円筒状であるとしたが、代わりに、内部に中空部を有しない円柱状の弾性部材を用いてもよい。つまり、円柱状を呈する棒状の弾性部材であってもよい。
【0085】
【発明の効果】
本発明に基づく遊技球揚送装置によれば、上記弾性部が、上記第1弾性部と第2弾性部とを有しているので、揚送される遊技球に対して均等な弾性を与えることができる。つまり、第1弾性部の溝部に対応する位置の裏側に管状の第2弾性部が配設されているので、少なくとも揚送方向においては、該溝部に対応した搬送経路ごとに遊技球に均等な弾性を与えることができる。よって、遊技球を円滑に揚送することができる。
【0087】
また、上記着脱機構を有するので、上記開閉カバー部の開閉操作を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す斜視図であり、開閉カバー部が開いた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す側面図である。
【図5】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置における操作部の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置における要部破断斜視図である。
【図8】揚送筒本体部の横断面図であり、特に、図4のP位置における横断面図である。
【図9】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置における要部側面図である。
【図10】本発明の実施例に基づく遊技球揚送装置における湾曲導入樋の構成を示す分解斜視図であり、一部を破断した分解斜視図である。
【図11】湾曲導入樋の縦断面図である。
【図12】湾曲導入樋の横断面図であり、特に、図10におけるQ−Q断面図である。
【符号の説明】
A 遊技球揚送装置
YB 揚送ベルト
NB 布ベルト
10 揚送用柱状部
12 掛止部材
20 揚送筒本体部
22、25、32 フレーム
24 ローラユニット
26 ローラ部
30 開閉カバー部
34 弾性部材
35、135 チューブ
36、136 板状部
40 布ベルト回収機構部
50 回動機構部
51 回転駆動部
54 揚送ベルト押さえ部
56 テンション部
60 遊技球流入部
62 整列樋
64 自動シャッタ
70 遊技球排出部
100 湾曲本体部
200 棒状部
202 ロック部
204 コイルスプリング
210 被掛止部材

Claims (3)

  1. 揚送ベルトと遊技球磨き用の布ベルトとを対面させて遊技球を研磨しながら揚送する遊技球揚送装置であって、
    該揚送ベルトを周回可能に支持する揚送筒本体部(20)と、
    該揚送筒本体部の端部に長手方向に沿って設けられた回動軸を中心に回動することにより該揚送筒本体部に対して開閉可能で、揚送筒本体部に支持された揚送ベルトに対面して布ベルトを支持する開閉カバー部で、該布ベルトに沿って設けられた弾性部(34)とフレーム(32)とを有する開閉カバー部(30)と、
    該開閉カバー部を該揚送筒本体部に対して閉状態とした場合における開閉カバーと揚送筒本体部とのロック状態を切替え可能とする着脱機構と、を有し、
    上記弾性部は、布ベルトに対向して設けられた第1弾性部であって、遊技球の揚送方向と平行に形成された複数の溝部を布ベルト側に有し、板状を呈する第1弾性部(36)と、該第1弾性部の該溝部が設けられている側とは反対側に設けられた複数の第2弾性部であって、円筒状のチューブにより形成され、遊技球の揚送方向と平行に配設され、複数の第2弾性部における各第2弾性部が第1弾性部の溝部に対応する位置に配設された第2弾性部(35)と、を有し、
    上記フレーム(32)が、板状の背面板部(32a)と該背面板部から連設された側面板部(32b、32c)とを有し、該背面板部と該側面板部とで断面略コ字状の柱状を呈し、
    該背面板部の内側には上下方向に伸びた突条部が等間隔に配設され、隣接する突条部間に第2弾性部が設けられることにより、複数の第2弾性部が等間隔に配設され、
    一対の側面板部の内側には、第1弾性部の端部を掛止するための第1溝部(32b−1、32c−1)と、第1溝部よりも揚送筒本体部側に設けられ、布ベルトの端部を挿入するための第2溝部(32b−2、32c−2)とが設けられ、
    上記開閉カバー部が揚送筒本体部に対して閉状態の場合に、揚送ベルトと、布ベルトと、第1弾性部と、第2弾性部とが重なった状態となり、揚送ベルトと布ベルトとの間の揚送路を遊技球を研磨しながら揚送可能であり、
    上記着脱機構が、
    揚送筒本体部における回動軸とは反対側の側面に設けられた掛止部材で、揚送筒本体部に対して所定の回転軸により回転自在に設けられ、切欠き状の掛止手段を有する複数のロック部(202)と、
    揚送筒本体部の長手方向に沿って設けられた棒状部で、該ロック部において該掛止手段が設けられた側と該回転軸を挟んで反対側に設けられた回動軸により該ロック部が回動自在に取り付けられ、ロック部のロック状態を解除する際に操作する突状部(200a)が設けられた棒状部(200)と、
    該棒状部を付勢支持する弾性部であって、該ロック部がロックする方向に該棒状部を付勢する弾性部(204)と、を有する掛止部材(12)と、
    開閉カバー部(30)に設けられた被掛止手段であって、該ロック部の掛止手段が掛止する被掛止手段(210)と、を有し、
    突状部をロック部のロック状態を解除する方向に操作することにより、複数のロック部のロック状態が解除されることを特徴とする遊技球揚送装置。
  2. 上記揚送筒本体部は、上記揚送ベルトにおける上記布ベルトに対面する部分の側に設けられた複数のローラ部であって、各ローラ部が遊技球の揚送方向に所定間隔を介して配設されたローラ部を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技球揚送装置。
  3. 上記揚送筒本体部に設けられたローラ部の直径が10mm〜14mmで、かつ、該ローラ部において隣接するローラ部間の間隔が6mm〜10mmであることを特徴とする請求項に記載の遊技球揚送装置。
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