JP4517621B2 - 玉揚送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、揚送筒本体とガイドレールとの間に形成され、駆動モータの駆動によりパチンコ玉が揚送される玉通路と、ガイドレールを揚送筒本体の一側で開閉可能に軸着する軸着部材と、ガイドレールを揚送筒本体の他側で止着可能な止着部材と、を備えた玉揚送装置に関するものである。
玉揚送装置には、揚送筒本体にガイドレールを開閉可能に一側で軸着する軸着部材と、軸着部材の他側に設けられ揚送筒本体にガイドレールを止着する止着部材と、を備えたものがある。そして、ガイドレールが長尺状のものであるため、止着部材は、玉揚送装置の高さ方向に所定間隔で設けられる複数の止め金具で構成されている。このため、ガイドレールを開放する作業においては、これら複数の止め金具を全て止着状態から非止着状態に変換しなければならず、特に高い位置にある止め金具については、長尺状の棒や脚立等の治具を用いなければ止着状態から非止着状態に変換することができず、作業者にとって煩雑な作業となっていた。
特開平10−102874号公報(図5)
そこで近年、例えば、特開平10−102874号公報に示されるように、これら複数の止め金具(詳細には係合板)を長尺状の連結棒で連結し、この連結棒をホール店員が操作することで、複数の止め金具を連動させて一括で複数の止め金具を全て止着状態から非止着状態に変換するものが出願されている。
ところが、上記した玉揚送装置のような連結棒等の止着部材をホール店員が直接的に操作するようなものは、操作時の力の量や力のかかる方向が毎回異なっていること、人為的なミス(例えば、玉揚送装置の移動作業時に連結棒を曲げてしまうこと等)が発生してしまう等の理由により、直接的に操作される止着部材に不具合が生じるという問題がある。例えば、上記出願のもので言えば、上記理由により連結棒を若干でも曲げてしまうと、止め金具に対する連結棒からの力の方向が変わってしまうため、連結棒の操作に非常に強い力が必要となり、また、ある一定以上曲げてしまうと、止め金具に対する連結棒からの力の方向が止め金具を動作させる範囲を超えてしまうため、連結棒を操作しても連結棒が動かなくなることがあった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ホール店員が止着部材を直接的に操作することなく、一括でガイドレールを揚送筒本体に止着状態と非止着状態とに変換可能な玉揚送装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明においては、揚送筒本体とガイドレールとの間に形成され、駆動モータの駆動によりパチンコ玉が揚送される玉通路と、前記ガイドレールを前記揚送筒本体の一側で開閉可能に軸着する軸着部材と、前記ガイドレールを前記揚送筒本体の他側で止着可能な止着部材と、を備えた玉揚送装置において、前記止着部材は、複数の止め金具で構成され、該止め金具は、揺動自在に軸支されると共に係合溝が形成される係合板と、電気的駆動部材によって前記係合溝と係合可能な係合位置及び前記係合溝と係合不可能な係合解除位置に移動可能な係合突起と、で構成されると共に、いずれか一方が前記揚送筒本体側に、いずれか他方が前記ガイドレール側に設けられ、前記電気的駆動部材の駆動を指示する操作手段の操作に基づいて当該電気的駆動部材が駆動され、この駆動に連動してそれぞれの前記係合突起が前記係合位置と前記係合解除位置とに移動されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明においては、前記止め金具には、前記係合板の揺動範囲を規制するストッパー部材を設けたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明においては、前記係合板には、前記係合溝と前記係合突起とが係合する方向に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明においては、前記駆動モータが駆動しているか否かを検知する駆動モータ検知手段と、前記玉通路にパチンコ玉が残存しているか否かを検知するガイドレール玉検知手段と、を備え、前記駆動モータ検知手段が前記駆動モータの駆動を検知している場合、及び/又は前記ガイドレール玉検知手段が残存しているパチンコ玉を検知している場合には、前記操作手段の操作を無効にすることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明においては、前記駆動モータの駆動を指示する駆動モータ駆動操作手段と、前記ガイドレールが閉鎖しているか否かを検知するガイドレール閉鎖検知手段と、を備え、前記ガイドレール閉鎖検知手段が前記ガイドレールの閉鎖を検知していない場合には、前記駆動モータ駆動操作手段の指示を無効にすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、操作手段を操作することで、電気的駆動手段が駆動して止着部材が止着可能状態と止着不可能状態とに変換されるため、ガイドレールを揚送筒本体に止着又は開閉可能な状態にすることができる。このため、従来技術に記載したようなホール店員が直接的に止着部材を操作しなくてもよくなるため、直接的に止着部材を操作することで発生していた止着部材に不具合が生じてしまうという問題を解消することができる。
また、請求項に記載の発明においては、ストッパー部材により係合板の揺動範囲が規制されるため、係合板による係合突起との係合状態への移行を確実に行うことができる。
また、請求項に記載の発明においては、係合溝と係合突起とが係合する方向に付勢する付勢手段が設けられているので、係合溝と係合突起との係合状態を確実に維持することができる。
また、請求項に記載の発明においては、駆動モータが駆動している状態、つまり、パチンコ玉が揚送されている状態ではガイドレールを開放できないようにしたため、不適切な状況におけるガイドレールの開放を防止することができる。
また、玉通路にパチンコ玉が残存している状態でガイドレールを開放できないようにしたため、パチンコ玉が玉揚送装置の周辺に散乱してしまうことがなく、不適切な状況におけるガイドレールの開放を防止することができる。
また、請求項に記載の発明においては、ガイドレールが開放している状態では駆動モータを駆動できないようにしたため、不適切な状況における駆動モータの駆動を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、本実施形態の要部を構成する玉揚送装置1の全体の構成について図1及び図2を参照して説明する。図1は、玉揚送装置1の側面図であり、図2は、(A)が止着部材によってガイドレール20を揚送筒本体3に止着する止着状態を示す断面図であり、(B)が止着部材によってガイドレール20を揚送筒本体3に開閉可能な止着していない非止着状態を示す断面図である。
図において、玉揚送装置1は、厚肉の鋼板で形成された支持台2の上部に支持台2と同じ材料で形成された揚送筒本体3が垂直状に立設され、揚送筒本体3の下部に位置する駆動モータ内蔵の下部ローラ4(以下、駆動モータ4とも言う)と調節ナット5によって締着軸支される上部ローラ(図示しない)との間に掛け渡される革製の搬送ベルト6が、揚送筒本体3の周囲を周回するようになっている。この下部ローラ4と上部ローラとの間には、搬送ベルト6をガイドする中間ローラ18がローラシャフト19に軸支されて揚送筒本体3内部に複数箇所設けられているが、この中間ローラ18は、搬送ベルト6の周回を補助する働きをしている。
この揚送筒本体3は、その断面形状が図2に示すように一側面が開口した長方形形状であるが、開口面の対面側には、前記中間ローラ18に対応する位置に該中間ローラ18の外周面の一部が突出するように図示しない開口部が設けられている。また、揚送筒本体3の開口面には、揚送筒カバー13を係止するための嵌合突起部16が開口面の両側に形成されている。しかして、揚送筒カバー13を開口面に取り付けるためには、一方の嵌合突起部16に揚送筒カバー13の一端部に形成されるU字状嵌合部14を嵌合させた後、揚送筒カバー13の他端部に形成されるJ字状嵌合部15を他方の嵌合突起部16に当接してスライド(図2の右方向に向けて)させることによりJ字状嵌合部15を嵌合突起部16に嵌合させ、両嵌合突起部16の端部に螺着される取付ネジ17を締め付けることにより揚送筒カバー13が揚送筒本体3に固定される。この揚送筒カバー13は、揚送筒本体3の全長に亘って揚送筒本体3の開口面を覆うように固定されるものであり、ローラ4,18の修理,交換時あるいは揚送筒本体3内のトラブル時などに揚送筒カバー13を取り外して修理,交換作業あるいはトラブルに対する対処を行うことができるものである。
また、前記搬送ベルト6は、駆動モータ内蔵の下部ローラ4の回転により揚送筒本体3の周囲を周回移動するものであるが、この搬送ベルト6に張力を付与するために、搬送ベルト6が交互に当接する第1テンションローラ8,第2テンションローラ9及び第3テンションローラ10からなるテンションローラ機構7が、下部ローラ4の上方に取り付けられている。このテンションローラ機構7のローラ8及び10は、開放閉塞することが可能となっており、主に搬送ベルト6の交換作業時に操作される。また、揚送筒本体3の下部には、流入するパチンコ玉を複数列に整列せしめられる導入樋11が固定され、導入樋11には、図1に示すように、導入樋11の傾斜角を調整する傾斜角調整ボルト12が取り付けられている。この傾斜角調整ボルト12には、スプリングが周設されており、内部を流れるパチンコ玉によって導入樋11に無理な力が加わったときでもパチンコ玉がスムーズに整列されるような構造になっている。また、揚送筒本体3の上部には、玉磨き後のパチンコ玉が排出される排出樋部25が一体的に形成される上部屈曲樋24が接続される。
しかして、導入樋11から流入されたパチンコ玉は、搬送ベルト6により下部ローラ4から上部ローラに向かって揚送された後、排出樋部25から排出されるが、その揚送される過程で次に説明するガイドレール20に周設される布ベルト26との摩擦力によってパチンコ玉に付着した汚れが拭き取られ、排出樋部25からは、奇麗にされたパチンコ玉が排出されることとなる。
一方、前記した揚送筒本体3の背面側には、揚送筒本体3の一側面に軸着された軸着部材としての支持ヒンジ27を介して、搬送ベルト6との間でパチンコ玉を挟持するガイドレール20が開閉自在に取り付けられている。この支持ヒンジ27は、ガイドレール20と揚送筒本体3との一側面に固定ネジ28,29をそれぞれ螺着することにより固定されると共に、揚送筒本体3の垂直方向に亘って数箇所に設けられている。
また、揚送筒本体3の他側面には、揚送筒本体3にガイドレール20を止着する止着部材としての複数の止め金具40が取り付けられている。
この止め金具40は、係合溝43(図3参照)が形成される係合板42と、係合溝43と係合可能な係合位置(図2(A)に示す位置)と係合溝43と係合不可能な係合解除位置(図2(B)に示す位置)とに移動可能な係合突起41と、で構成されている。
そして、係合板42が支持板46を介してガイドレール20側に、係合突起41が揚送筒本体3側にそれぞれ設けられている。
また、この係合突起41は、図2に示すように、揚送筒本体3の側面に一体形成されている取付枠37に取り付けられた電気的駆動手段又は電気的駆動部材としてのガイドレール開放ソレノイド38の可動部材39の先端に設けられると共に、ガイドレール開放ソレノイド38をON(通電している状態)することにより係合解除位置としての埋没した埋没位置に移動して係合溝43との係合が解除され、ガイドレール開放ソレノイド38をOFF(通電していない状態)することにより可動部材39に周設して設けられているバネに付勢されて係合位置としての突出した突出位置に移動して係合溝43と係合されるものである。
しかして、係合突起41が揚送筒本体3から突出した突出位置では、図2(A)に示すように、係合突起41と係合板42の係合溝43とが係合することでガイドレール20を揚送筒本体3に止着する止着状態となり、ガイドレール20が開放されることはない。
一方、係合突起41が揚送筒本体3に埋没した埋没位置では、図2(B)に示すように、ガイドレール20を揚送筒本体3に開閉可能な非止着状態となり、支持ヒンジ27を介してガイドレール20が開閉可能になる。
また、ガイドレール開放ソレノイド38及びその配線は、揚送筒本体3の内部に設けられている。これは、図2に示すように、揚送筒本体3の内部には遊空間があり、この遊空間を有効に利用すると共に、これらを揚送筒本体3の筐体で保護させるようにするためである。尚、これらをガイドレール20の内部に設けることも可能ではあるが、仮に設けようとした場合、図2に示すように、ガイドレール20の内部には殆ど遊空間が無いため、新たに遊空間を作るためにガイドレール20の幅を太くしなければならず、これにより玉揚送装置1全体が大きくなってしまうため、パチンコ島台内部のスペース的な新たな問題が発生すると考えられ、あまり得策ではない。
また、仮にガイドレール20の内部にこれらを設けたとしても、ガイドレール20を上下で分割した2つのガイドレールで構成したものを採用する場合、構造(配線の引き回し等)が非常に複雑なものとなってしまうだけでなく、配線の一部がガイドレールで保護されない構造になってしまい、新たに配線を保護する保護部材を設ける等の対処を施さなければならないと考えられ、このような点からもあまり得策ではない。
本実施例のようにこれらを揚送筒本体3の内部に設けておけば、ガイドレール20を上下で分割した2つのガイドレールで構成したものを採用しても、このような諸問題が発生することなく、容易にガイドレール20の構成を変更することができる。
また、止め金具40と該止め金具40毎に設けられるガイドレール開放ソレノイド38は、揚送筒本体3の垂直方向に亘って数箇所に設けられている。なお、止め金具40に関する詳細な説明については、後述する。
次に、ガイドレール20について説明する。
ガイドレール20の内部には、パチンコ玉を揚送通過させる空間である玉通路を1列毎に区画して形成するための玉通路溝31a〜31gを形成するレール溝形成部材30が装着されている。このレール溝形成部材30は、ウレタンにより形成されており、該レール溝形成部材30の両端部に設けられた係合部32がガイドレール20の突起部分に係合されて固定されると共に、レール溝形成部材30の背面側(揚送筒本体3と反対側)に装着された複数のスプリング35により、玉通路溝31a〜31gを上昇するパチンコ玉に対して圧力が加わる構造となっている。尚、レール溝形成部材30は、玉通路を1列毎に区画するための玉通路溝31a〜31gを形成するものを示したが、玉通路を区画しないもの、つまり、玉通路溝31a〜31gを形成しないものでも良い。
また、レール溝形成部材30の背面側には、スプリング35の一端を収容して伸縮変形を案内するためのスプリング収容部34と、スプリング収容部34と同じ高さでレール溝形成部材30の変形を抑えるためのレール支持部材33とが形成されている。
また、ガイドレール20の背面側には、布ベルト26を取り付けるために布ベルト26の一端を係止する布ベルト固定係止部材22と布ベルト26の他端を引張係止する引張係止部材23が取り付けられ、ガイドレール20の上端部及び下端部には、布ベルト26を折り返し案内するための上部布ベルトローラ21(図14参照)と図示しない下部布ベルトローラが取り付けられている。
ガイドレール20に取り付けられる布ベルト26は、ガイドレール20の長さの約7倍の長さを有し、1週間に1回の交換作業と、1日に1回の巻取作業が必要なもので、これら作業は、翌日の営業に備える意味から営業終了後に行われる。
まず、布ベルト26の交換作業について説明する。この作業は、ガイドレール20を揚送筒本体3から開いた状態で行われる。まず、布ベルト固定係止部材22と引張係止部材23を緩めて布ベルト26が移動し得る状態にし、使用済の布ベルト26をガイドレール20から取り外す。そして、使用前の布ベルト26を布ベルト固定係止部材22に通して下部布ベルトローラに掛け渡し、ガイドレール20の布ベルト挿入部36に通して上部布ベルトローラ21に掛け渡し、引張係止部材23に通して布ベルト固定係止部材22と引張係止部材23を締め付けて布ベルト26が移動し得ない状態にすることで作業が完了する。
次に、布ベルト26の巻取作業について説明する。この作業は、ガイドレール20を揚送筒本体3から開いた状態で行われるが、閉じた状態でも行うことは可能である。まず、布ベルト固定係止部材22と引張係止部材23を緩めて布ベルト26が移動し得る状態にし、引張係止部材23の上部に位置する布ベルト26を使用前の布ベルト26がガイドレール20の前面側に位置するまで引っ張り、その後、布ベルト固定係止部材22と引張係止部材23を締め付けて布ベルト26が移動し得ない状態にすることで作業が完了する。尚、研磨ベルトとして布製の布ベルト26を示したが、パチンコ玉に付着した汚れが拭き取れれば、紙製や樹脂製のものでも良い。また、ガイドレール20に布ベルト26を設けた玉揚送装置1を示したが、布ベルト26及びこれに係わる部材を設けず、ただ単にパチンコ玉を揚送するだけのものでも良い。
また、上記したガイドレール20の下端部には、搬送ベルト6とガイドレール20との間にパチンコ玉が残存しているか否かを検知するためのガイドレール玉検知センサ87(図6参照)が取り付けられている。尚、ガイドレール玉検知センサ87はガイドレール20の下端部に設けたものを示したが、パチンコ玉が残存しているか否かを検知できればどのような位置でも良く、例えば、ガイドレール20の上端部や上部屈曲樋24に設けたものでも良い。
次に、止め金具40により揚送筒本体3にガイドレール20が止着された止着状態における搬送ベルト6と布ベルト26の関係について説明する。この止着状態では、搬送ベルト6と布ベルト26が図2のように対面した状態になっており、搬送ベルト6と布ベルト26との隙間、即ちパチンコ玉が挟持される間隔は、通常7〜10mm程度に設定されている。また、この間隔調整は、後に詳述するが、止め金具40(支持板46)の止着位置を調整することによってその寸法を設定することができるようになっており、その設定値に応じて揚送されるパチンコ玉への圧力を変化させることができるようになっている。
しかして、搬送ベルト6を周回移動させることにより、布ベルト26を介してガイドレール20の玉通路溝31a〜31gに嵌り込んだパチンコ玉を搬送ベルト6と狭持した状態で布ベルト26に汚れを拭き取られながら上昇させるものである。
次に、本実施形態の要部を構成する止め金具40について図3を参照して説明する。図3は、(A)が係合板42と係合突起41が係合した状態を表す側面図であり、(B)がガイドレール20が開放され、係合板42が係合突起41から離れた状態を表す側面図であり、(C)が係合板42の傾斜状の当接面が係合突起41に当接した状態を表す側面図であり、(D)が係合板42が係合突起41に乗り上げている状態を表す側面図である。
図において、止め金具40は、ガイドレール20の側面に取り付けられた支持板46と、支持板46に取り付けられた連結軸49に揺動自在に軸支され且つその先端に係合突起41と係合する係合溝43を有する係合板42と、係合板42を係合する方向に付勢するスプリング44と、係合溝43と係合可能な係合位置及び係合溝43と係合不可能な係合解除位置に移動可能な係合突起41と、で構成されると共に、係合板42がガイドレール20の側面に、係合突起41が揚送筒本体3の側面にそれぞれ設けられている。
係合突起41は、後述する操作手段としてのガイドレールスイッチ80d,80eの操作に基づいてガイドレール開放ソレノイド38が駆動され、この駆動に連動して係合位置としての突出位置と係合解除位置としての埋没位置とに移動されるものである。
また、揚送筒本体3側には、ガイドレール20が揚送筒本体3に閉鎖したことを検知するガイドレール閉鎖検知手段としてのガイドレール閉鎖検知センサ53がガイドレール20に対向し且つ閉鎖時にその先端部がガイドレール20に当接して押圧されるように突設されている。
より詳細には、支持板46の下部上下には、取付穴(図示しない)と水平方向に長い調節長穴52とが穿設され、上部の取付穴に支点ボルト50を挿入し、下部の調節長穴52に固定ボルト51を挿入してガイドレール20の側面にそれぞれ螺着することにより支持板46をガイドレール20に固定している。
また、支持板46に揺動自在に軸支される係合板42は、その上部の連結軸49を中心にして揺動されるが、その係合板42に突設される係止突起45aと支持板46に突設される係止突起45bとの間に掛け渡されるスプリング44によって、係合板42の先端下部に形成される係合溝43が前記係合突起41と係合するように付勢され、その付勢時の係合板42の下方への回動を所定位置までに規制する下方ストッパー突起48が支持板46に突設されている。
更に、スプリング44の付勢力に抗して係合突起41に乗り上げて揺動された係合板42が上方に回動しないように、その回動を所定位置までに規制する上方ストッパー突起47が支持板46に突設されている。
上記のように構成される止め金具40においては、支持板46と係合板42の係合溝43とで揚送筒本体3の係合突起41を挟持してガイドレール20を固定した状態とするので、支点ボルト50及び固定ボルト51を緩めて支持板46を支点ボルト50を中心として調節長穴52に沿って揺動移動させて所望の位置で固定ボルト51及び支点ボルト50を螺着することにより、ガイドレール20と揚送筒本体3との隙間の寸法を調節し、パチンコ玉の挟持圧を調節して最適な揚送能力を得ることができる。
ガイドレール20が閉鎖された状態では、図2(A)及び図3(A)に示すように、係合突起41は、揚送筒本体3の側方から突出した突出位置にあり、係合板42の係合溝43に係合しているため、ガイドレール20が揚送筒本体3から開放することはない。
そして、図2(B)に示すように、後述するガイドレール開放スイッチ80dの操作に基づいてガイドレール開放の信号が出力されたときにガイドレール開放ソレノイド38が駆動し、係合突起41が揚送筒本体3に埋没した埋没位置に移動することで、係合突起41と係合板42の係合溝43との係合が解除されるため、ガイドレール20が揚送筒本体3から開放できる状態となる。
そして、図3(B)に示すように、ガイドレール20が支持ヒンジ27によって軸支されて開放した状態では、係合板42は、支持板46に下方ストッパー突起48が突設されているため、スプリング44の付勢により下方へ回動することはない。また、このときガイドレール閉鎖検知センサ53は、ガイドレール20が閉鎖されていないことを検知している状態のOFFとなっている。
一方、ガイドレール20を揚送筒本体3に閉鎖するためには、後述するガイドレール閉鎖スイッチ80eを操作してこの操作に基づくガイドレール閉鎖の信号が出力されたときにガイドレール開放ソレノイド38が駆動し、係合突起41を揚送筒本体3に突出した突出位置(図2(A)に示す位置)に移動させる。
そして、図3(C)及び(D)に示すように、ガイドレール20を揚送筒本体3側に押し込むことにより、係合板42が係合突起41に当接した後、係合板42がスプリング44の付勢力に抗して係合突起41に乗り上げて上側に揺動される。尚、係合板42は、係合突起41との当接面が傾斜状に形成され、係合突起41に乗り上げ易く構成されている。また、支持板46に上方ストッパー突起47が突設されているため、係合板42が必要以上に上方へ回動することはない。
そして、ガイドレール20を閉鎖し切った状態では、図3(A)に示すように、係合板42がスプリング44の付勢力によって係合突起41と係合板42の係合溝43とが係合した状態、即ち、ガイドレール20が揚送筒本体3に止着した状態となる。また、このときガイドレール閉鎖検知センサ53はガイドレール20が閉鎖されていることを検知している状態のONとなっている。
このように、ガイドレール20は、ガイドレール開放スイッチ80dの操作により係合突起41が止着不可能状態である埋没位置に移動するため、開閉可能な非止着状態となり、また、ガイドレール閉鎖スイッチ80eの操作により係合突起41が止着可能状態である突出位置に移動するため、ガイドレール20を開放位置から閉鎖位置に移動させれば開閉不可能な止着状態になるようになっている。
次に、上記した構造を有する玉揚送装置1の導入樋11に対してパチンコ玉を供給したり停止したりするためのシャッター装置54について図4を参照して説明する。このシャッター装置54は、パチンコ島台の下部に設けられる貯留タンク(図示しない)の排出口近傍に取り付けられるものである。図4は、(A)がシャッター装置54が閉じた状態の正面図であり、(B)が開いた状態の正面図である。
シャッター装置54は、図示しない貯留タンクのパチンコ玉の排出口と玉揚送装置1の導入樋11との間に介装されるものであり、貯留タンクの外側側面に取り付けられるベース部55と、ベース部55に取り付けられるスライド部56と、から構成されている。
ベース部55は、長方形状の板材により形成されるベース板57に集約して構成されるものであり、ベース板57の両側方の上部及び下部には、ベース板57を貯留タンクに取り付けるための取付穴58が穿設され、上下方向中央からやや下方には、パチンコ玉が通過する開口部59が穿設されている。
また、上方であって、両側方からやや中央よりの位置には、スライド部56の一部を構成するブラケット67を取り付けるための取付突起60が突設されている。この取付突起60の側方には、取り付けたブラケット67を固定するための偏心つまみ61が取り付けられ、偏心つまみ61の斜め下方には、偏心つまみ61の回転を規制する規制突起62が突設されている。
スライド部56は、ベース部55に取り付けられるブラケット67と、ブラケット67に対して上下方向に摺動自在に支持されるスライド板70と、スライド板70の下部に取り付けられる遮蔽板72と、から構成されている。
ブラケット67は、断面がL字形状の板材から構成され、ベース部55への取り付け面には、前記取付突起60が嵌合される取付穴が穿設され、スライド板70を取り付ける面には、ローラ66が取り付けられている。
スライド板70は、板材の下端部以外の周囲を曲げ起こして形成したものであり、前記ローラ66上を上下方向に摺動するものである。スライド板70のほぼ中央には、スライド板70に対して垂直状にラック取付板75が取り付けられている。ラック取付板75は、断面がL字形状のものであり、図中手前に折り曲げられた部分の上端は、スライド板70の上部とスプリング77により連結されている。また、図中手前に折り曲げられた部分の左側面には、ラック74が取り付けられ、右側面には、上下方向のほぼ中央がコ字形状に折り曲げられた接触突起76が取り付けられている。また、スライド板70の下端部には、次に説明する遮蔽板72の取付突起71を取り付けるための取付穴が穿設されている。
遮蔽板72は、ほぼ正方形状の板材で形成されるものであり、その上部には、遮蔽板開口部73が穿設されると共に、上端部には、取付突起71が突設されている。
更に、ブラケット67には、スライド板70を覆うように図示しない取付部が取り付けられている。この図示しない取付部の表面側には、駆動手段としてのシャッターモータ90(図6参照)が取り付けられ、取付部の裏面側、即ち、スライド板70側には、断面がL字形状のスイッチ取付板63が取り付けられている。
このスイッチ取付板63には、スイッチ基板78が取り付けられており、スイッチ基板78の上端には、シャッター閉鎖検知センサ64が、下端には、シャッター開放検知センサ65が取り付けられている。
また、シャッターモータ90のモータ軸69が取付部を貫通してスライド板70側に突出しており、このモータ軸69の先端には、ピニオン68が取り付けられ、ピニオン68は、ラック74と噛み合っている。
しかして、シャッター装置54を組み立てるには、まず、貯留タンク側面にベース部55を取り付ける。ベース部55の偏心つまみ61を外側に回転させて、両側方の偏心つまみ61の間にスライド部56が入る位置にする。そして、遮蔽板72の取付突起71をスライド板70の取付穴に挿入することにより、予めスライド板70に遮蔽板72を取り付けておく。この状態で既にスライド板70を摺動自在に支持するように構成されているブラケット67の取付穴をベース板57の取付突起60に挿入することにより、スライド部56をベース部55に取り付ける。偏心つまみ61を内側に回転させて偏心つまみ61とベース板57とでブラケット67を挟持することにより、スライド部56がベース部55に固定されることとなる。
上記のように組み立てられたシャッター装置54にシャッターモータ閉鎖駆動の信号が入力された場合、シャッターモータ90が反時計方向に回転してスライド板70及び遮蔽板72が上昇し、図4(A)に示すように、遮蔽板72によって開口部59が閉塞されると共に、接触突起76によってシャッター閉鎖検知センサ64が押圧されてONとなり、このON信号によりシャッターモータ90が停止される。
また、シャッター装置54にシャッターモータ開放駆動の信号が入力された場合には、シャッターモータ90が時計方向に回転してスライド板70及び遮蔽板72が下降し、図4(B)に示すように、遮蔽板開口部73が開口部59部分に位置することにより開口部59が開放されると共に、接触突起76によってシャッター開放検知センサ65が押圧されてONとなり、このON信号によりシャッターモータ90が停止される。
以上、説明した玉揚送装置1、止着部材である止め金具40、及びシャッター装置54は、玉揚送装置1を制御するための玉揚送装置基板80によって制御される。そこで、玉揚送装置基板80ついて図5及び図6を参照して説明する。図5は、玉揚送装置基板80を示す概略図であり、図6は、玉揚送装置基板80のブロック図である。
玉揚送装置基板80は、パチンコ島台(図示しない)に1つずつ設置されると共に、そのパチンコ島台内に設置される玉揚送装置1,ガイドレール20の止め金具40及びシャッター装置54を駆動停止するためのスイッチ80a〜80kを備えている。
図示の実施形態の場合、スイッチ80a〜80kとして、自動モードと手動モードを切り替える切替スイッチ80aと、自動モードにおいて操作することのできる玉揚送装置1におけるシステムを稼動・停止する駆動モータ駆動操作手段としてのシステムスイッチ80b,80cと、ガイドレール20を開放・閉鎖する操作手段としてのガイドレールスイッチ80d,80eと、手動モードにおいて操作することのできる玉揚送装置1の駆動モータ4を強制的に駆動・停止する第2強制操作手段としての駆動モータ強制スイッチ80f,80gと、ガイドレール20を強制的に開放・閉鎖する第1強制操作手段としてのガイドレール強制スイッチ80h,80iと、シャッター装置54を強制的に開放・閉鎖するシャッター強制スイッチ80j,80kと、が設けられている。
手動モードにおいて操作することのできる駆動モータ強制スイッチ80f,80g及びガイドレール強制スイッチ80h,80i並びにシャッター強制スイッチ80j,80kは、玉揚送装置1におけるシステムに何らかの異常が発生して正常に稼動できなくなったような場合に、異常を除去する等のために強制的に駆動モータ4、ガイドレール20及びシャッター装置54を駆動させるものである。
また、システムスイッチ80b,80c、ガイドレールスイッチ80d,80e、駆動モータ強制スイッチ80f,80g、ガイドレール強制スイッチ80h,80i及びシャッター強制スイッチ80j,80kにおいては、それぞれの一方のスイッチが押されるとそのスイッチが点灯し、それに対応した他方のスイッチが消灯する。
具体的には、切替スイッチ80aが自動モードになっている場合には、システム稼動スイッチ80bを押すことにより玉揚送装置1が稼動し、システム停止スイッチ80cを押すことにより玉揚送装置1が停止する。ただし、ガイドレール閉鎖検知センサ53がONになっておらずガイドレール20が開放している状態では、システム稼動スイッチ80bの操作は無効にされる。
また、ガイドレール開放スイッチ80dを押すことにより係合突起41が係合解除位置に移動し、ガイドレール20が開閉可能な止着不可能状態となり、ガイドレール閉鎖スイッチ80eを押すことにより係合突起41が係合位置に移動し、ガイドレール20を止着可能な止着可能状態となる。ただし、後述する駆動モータ検知手段が駆動モータ4の駆動を検知し、駆動モータ4が駆動している状態及びガイドレール玉検知センサ87がガイドレール20内に残存しているパチンコ玉を検知し、パチンコ玉が残存している状態では、ガイドレール開放スイッチ80dの操作は無効にされる。
尚、これら制御の詳細については、後述する。
一方、切替スイッチ80aが手動モードになっている場合には、ガイドレール閉鎖検知センサ53の検出信号の如何にかかわらず、駆動モータ強制駆動スイッチ80fを押すことにより駆動モータ4が駆動し、駆動モータ強制停止スイッチ80gを押すことにより駆動モータ4が停止する。
また、駆動モータ検知手段の検出信号の如何、あるいはガイドレール玉検知センサ87の検出信号の如何にかかわらず、ガイドレール強制開放スイッチ80hを押すことにより強制的に係合突起41が係合解除位置に移動し、ガイドレール20が開閉可能な止着不可能状態となり、ガイドレール強制閉鎖スイッチ80iを押すことにより係合突起41が係合位置に移動し、ガイドレール20を止着可能な止着可能状態となる。
また、シャッター強制開放スイッチ80jを押すことによりシャッター装置54が開放され、シャッター強制閉鎖スイッチ80kを押すことによりシャッター装置54が閉鎖される。
玉揚送装置基板80には、上記した以外にも、異常コード表示器81が設置されているが、該異常コード表示器81は、7セグメント表示のLEDにより構成されるものであり、各装置に異常が発生した場合に、異常の種類に対応した数字を表示することにより異常の内容を遊技場の店員等の外部に報知するものである。具体的には、後述するが、シャッター開放異常に対応して「1」が、シャッター閉鎖異常に対応して「2」が、ガイドレール閉鎖異常に対応して「3」が、ガイドレール玉有異常に対応して「4」が、フラッシュランプ点灯異常に対応して「5」が、オーバーフロー異常に対応して「6」が、異常コード表示器81に番号表示される。
また、玉揚送装置基板80は、図6に示すように、各種の制御処理を行うCPU83,CPU83で繰り返し実行される各種制御プログラムを記憶するROM84と、CPU83で実行されたデータ等を一時的に記憶するRAM85と、CPU83の動作に必要な一定周期のパルス信号を出力するクロック82及び入出力ポート86と、を備えている。
また、玉揚送装置基板80においては、前述したスイッチ80a〜80k(図6では図示省略)、シャッター開放検知センサ65、シャッター閉鎖検知センサ64、ガイドレール閉鎖検知センサ53、ガイドレール玉検知センサ87、ガイドレール開放ソレノイド38、異常コード表示器81及びシャッターモータ90が入出力ポート86を介して接続されている。
また、上記した以外にも、駆動モータ4が駆動しているか否かを検知する駆動モータ検知手段(図示しない)を備えた玉揚送装置1の駆動モータ4にブレーカー(図示しない)を介して電源を供給する電源ユニット91、電源ユニット91を介して電源ユニット91のブレーカーが落ちたときに点灯するフラッシュランプ92、パチンコ島台内でパチンコ玉がオーバーフローしているか否かを検知するためのオーバーフロー検知センサ88(図6ではオーバーフローセンサと記載)、及び玉揚送装置1又はパチンコ島台の島端等のホール店員が確認できる位置に設置されてパチンコ島台等に何らかの異常があることをホール店員に知らせるための異常報知ランプ89が入出力ポート86を介して接続されている。
このような玉揚送装置基板80は、各種の検出手段であるスイッチ80a〜80k、シャッター開放検知センサ65、シャッター閉鎖検知センサ64、ガイドレール閉鎖検知センサ53、ガイドレール玉検知センサ87、オーバーフロー検知センサ88、駆動モータ検知手段及びフラッシュランプ92から出力される各信号を受けて、電源ユニット91を介して接続された駆動モータ4、ガイドレール開放ソレノイド38及びシャッターモータ90に駆動・停止信号を出力する。また、各装置に何らかの異常が発生したときには、玉揚送装置基板80から異常である旨の異常信号をパチンコ島台の外部に設けられる異常報知ランプ89へ出力してランプを赤色に点灯させると共に、玉揚送装置基板80自身の異常コード表示器81に異常の種類に対応した数字を表示する。
次に、玉揚送装置基板80により行われる制御処理について図7乃至図13を参照して説明する。図7は、玉揚送装置基板80により行われる玉揚送装置基板処理のメインルーチンであり、図8は、メインルーチンの最初のステップ10の状態フラグセット処理を示すサブルーチンであり、図9は、メインルーチンのステップ11の異常フラグセット処理を示すサブルーチンであり、図10は、メインルーチンのステップ12の異常報知処理を示すサブルーチンであり、図11は、メインルーチンのステップ13の稼動処理を示すサブルーチンであり、図12は、メインルーチンのステップ14の停止処理を示すサブルーチンであり、図13は、メインルーチンのステップ15のガイドレール開閉処理を示すサブルーチンである。
先ず、図7に示す玉揚送装置基板処理において、ステップ10で各種の検出手段からの信号によって状態に則したフラグのセットを実行する状態フラグセット処理のサブルーチンを行う。
状態フラグセット処理のサブルーチンにおいては、図8のステップ20で駆動モータ4が駆動中であるか否か、つまり、駆動モータ4が駆動しているか否かを検知する駆動モータ検知手段が駆動モータ4の駆動を検知しているか否かが判別される。
ステップ20で駆動モータ4が駆動中であると判別された場合には、ステップ21で駆動モータフラグをONし、ステップ23に進む。駆動モータ4が駆動していないと判別された場合には、ステップ22で駆動モータフラグをOFFし、ステップ23に進む。
ステップ23では、シャッター開放検知センサ65がONであるか否か、つまり、シャッター装置54が開放しているか否かが判別される。シャッター開放検知センサ65がONであると判別された場合には、ステップ24でシャッター開放フラグをONし、ステップ26に進む。シャッター開放検知センサ65がONでないと判別された場合には、ステップ25でシャッター開放フラグをOFFし、ステップ26に進む。
ステップ26では、シャッター閉鎖検知センサ64がONであるか否か、つまり、シャッター装置54が閉鎖しているか否かが判別される。シャッター閉鎖検知センサ64がONであると判別された場合には、ステップ27でシャッター閉鎖フラグをONし、ステップ29に進む。シャッター閉鎖検知センサ64がONでないと判別された場合には、ステップ28でシャッター閉鎖フラグをOFFし、ステップ29に進む。
ステップ29では、ガイドレール閉鎖検知センサ53がONであるか否か、つまり、ガイドレール20が閉鎖しているか否かが判別される。ガイドレール閉鎖検知センサ53がONであると判別された場合には、ステップ30でガイドレール閉鎖フラグをONし、ステップ32に進む。ガイドレール閉鎖検知センサ53がONでないと判別された場合には、ステップ31でガイドレール閉鎖フラグをOFFし、ステップ32に進む。
ステップ32では、ガイドレール玉検知センサ87がONであるか否か、つまり、搬送ベルト6とガイドレール20との間にパチンコ玉が残存しているか否かが判別される。ガイドレール玉検知センサ87がONであると判別された場合には、ステップ33でガイドレール玉フラグをONし、ステップ35に進む。ガイドレール玉検知センサ87がONでないと判別された場合には、ステップ34でガイドレール玉フラグをOFFし、ステップ35に進む。
ステップ35では、フラッシュランプ92が点灯しているか否かが判別される。ステップ35で、フラッシュランプ92が点灯していると判別された場合には、ステップ36でフラッシュランプフラグをONし、ステップ38に進む。一方、フラッシュランプ92が点灯していないと判別された場合には、ステップ37でフラッシュランプフラグをOFFし、ステップ38に進む。
ステップ38では、オーバーフロー検知センサ88がONであるか否かが判別される。オーバーフロー検知センサ88がONであると判別された場合には、ステップ39でオーバーフローフラグをONした後、状態フラグセット処理のサブルーチンから抜けて、状態フラグセット処理の制御を終了する。一方、オーバーフロー検知センサ88がONでないと判別された場合には、ステップ40でオーバーフローフラグをOFFした後、状態フラグセット処理のサブルーチンから抜けて、状態フラグセット処理の制御を終了する。
図7の玉揚送装置基板処理に戻り、ステップ10の状態フラグセット処理を抜けた後、ステップ11で異常状態に則したフラグをセットするための異常フラグセット処理のサブルーチンを行う。
図9に示す異常フラグセット処理において、ステップ50でシャッター開放異常フラグがONであるか否かが判別される。ステップ50でシャッター開放異常フラグがONでないと判別された場合には、ステップ52に進み、シャッター開放異常フラグをOFFした後、ステップ54に進む。シャッター開放異常フラグがONであると判別された場合には、ステップ51に進み、シャッター開放フラグがONであるか否かが判別される。ステップ51でシャッター開放フラグがONであると判別された場合には、ステップ52でシャッター開放異常フラグをOFFした後、ステップ54に進む。一方、シャッター開放フラグがONでないと判別された場合には、ステップ53に進み、シャッター開放異常フラグをONした後、ステップ54に進む。
ステップ54では、シャッター閉鎖異常フラグがONであるか否かが判別される。ステップ54でシャッター閉鎖異常フラグがONでないと判別された場合には、ステップ56に進み、シャッター閉鎖異常フラグをOFFした後、ステップ58に進む。シャッター閉鎖異常フラグがONであると判別された場合には、ステップ55に進み、シャッター閉鎖フラグがONであるか否かが判別される。ステップ55でシャッター閉鎖フラグがONであると判別された場合には、ステップ56でシャッター閉鎖異常フラグをOFFした後、ステップ58に進む。一方、シャッター閉鎖フラグがONでないと判別された場合には、ステップ57に進み、シャッター閉鎖異常フラグをONした後、ステップ58に進む。
ステップ58では、ガイドレール閉鎖異常フラグがONであるか否かが判別される。ステップ58でガイドレール閉鎖異常フラグがONでないと判別された場合には、ステップ60に進み、ガイドレール閉鎖異常フラグをOFFした後、ステップ62に進む。ガイドレール閉鎖異常フラグがONであると判別された場合には、ステップ59に進み、ガイドレール閉鎖フラグがONであるか否かが判別される。ステップ59でガイドレール閉鎖フラグがONであると判別された場合には、ステップ60でガイドレール閉鎖異常フラグをOFFした後、ステップ62に進む。一方、ガイドレール閉鎖フラグがONでないと判別された場合には、ステップ61に進み、ガイドレール閉鎖異常フラグをONした後、ステップ62に進む。
ステップ62では、ガイドレール玉有異常フラグがONであるか否かが判別される。ステップ62でガイドレール玉有異常フラグがONでないと判別された場合には、ステップ64に進み、ガイドレール玉有異常フラグをOFFした後、異常フラグセット処理のサブルーチンから抜けて、異常フラグセット処理の制御を終了する。ガイドレール玉有異常フラグがONであると判別された場合には、ステップ63に進み、ガイドレール玉フラグがONであるか否かが判別される。ステップ63でガイドレール玉フラグがONでないと判別された場合には、ステップ64でガイドレール玉有異常フラグをOFFした後、異常フラグセット処理のサブルーチンから抜けて、異常フラグセット処理の制御を終了する。一方、ガイドレール玉フラグがONであると判別された場合には、ステップ65に進み、ガイドレール玉有異常フラグをONした後、異常フラグセット処理のサブルーチンから抜けて、異常フラグセット処理の制御を終了する。
図7の玉揚送装置基板処理に戻り、ステップ11の異常フラグセット処理を抜けた後、ステップ12で異常報知処理のサブルーチンを行う。図10に示す異常報知処理において、ステップ70でシャッター開放異常フラグがONであるか否かが判別される。シャッター開放異常フラグがONであると判別された場合には、ステップ71で異常コード表示器81に「1」を表示し、ステップ73に進む。シャッター開放異常フラグがONでないと判別された場合には、ステップ72で異常コード表示器81の「1」を表示しないで、そのままステップ73に進む。
ステップ73では、シャッター閉鎖異常フラグがONであるか否かが判別される。シャッター閉鎖異常フラグがONであると判別された場合には、ステップ74で異常コード表示器81に「2」を表示し、ステップ76に進む。シャッター閉鎖異常フラグがONでないと判別された場合には、ステップ75で異常コード表示器81の「2」を表示しないで、そのままステップ76に進む。
ステップ76では、ガイドレール閉鎖異常フラグがONであるか否かが判別される。ガイドレール閉鎖異常フラグがONであると判別された場合には、ステップ77で異常コード表示器81に「3」を表示し、ステップ79に進む。ガイドレール閉鎖異常フラグがONでないと判別された場合には、ステップ78で異常コード表示器81の「3」を表示しないで、そのままステップ79に進む。
ステップ79では、ガイドレール玉有異常フラグがONであるか否かが判別される。ガイドレール玉有異常フラグがONであると判別された場合には、ステップ80で異常コード表示器81に「4」を表示し、ステップ82に進む。ガイドレール玉有異常フラグがONでないと判別された場合には、ステップ81で異常コード表示器81の「4」を表示しないで、そのままステップ82に進む。
ステップ82では、フラッシュランプフラグがONであるか否かが判別される。フラッシュランプフラグがONであると判別された場合には、ステップ83で異常コード表示器81に「5」を表示し、ステップ85に進む。フラッシュランプフラグがONでないと判別された場合には、ステップ84で異常コード表示器81の「5」を表示しないで、そのままステップ85に進む。
ステップ85では、オーバーフローフラグがONであるか否かが判別される。オーバーフローフラグがONであると判別された場合には、ステップ86で異常コード表示器81に「6」を表示し、ステップ88に進む。オーバーフローフラグがONでないと判別された場合には、ステップ87で異常コード表示器81の「6」を表示しないで、そのままステップ88に進む。
ステップ88では、異常コード表示器81の表示(「1」〜「6」の表示)があるか否かが判別される。異常コード表示器81の表示があると判別された場合には、ステップ89で異常報知ランプ89を赤色に点灯し、異常報知処理のサブルーチンから抜けて、玉揚送基板処理のステップ13に進む。異常コード表示器81の表示がないと判別された場合には、ステップ90で異常報知ランプ89を消灯し、異常報知処理のサブルーチンから抜けて、玉揚送基板処理のステップ13に進む。尚、異常コード表示器81の表示が複数ある場合は、所定時間間隔で複数の表示が順番に表示されるようになっている。
図7の玉揚送装置基板処理に戻り、ステップ12の異常報知処理を抜けた後、ステップ13で稼動処理のサブルーチンを行う。この稼動処理は、玉揚送装置基板80のシステム稼動スイッチ80bが押されてONされることに基づき、玉揚送装置1の駆動モータ4の始動からシャッター装置54を開放して玉揚送装置1に玉を供給するまでの流れを自動的に行わせるための制御処理である。
図11に示す稼動処理において、ステップ100でシステム稼動スイッチ80bがONであるか否かが判別される。ステップ100でシステム稼動スイッチ80bがONでないと判別された場合には、そのまま稼動処理のサブルーチンを抜けて、稼動処理の制御を終了する。システム稼動スイッチ80bがONであると判別された場合には、ステップ101に進み、駆動モータフラグがOFFであるか否かが判別される。ステップ101で駆動モータフラグがOFFでないと判別された場合には、そのまま稼動処理のサブルーチンを抜けて、稼動処理の制御を終了する。一方、ステップ101で駆動モータフラグがOFFであると判別された場合には、ステップ102に進み、ガイドレール閉鎖フラグがONであるか否かが判別される。
ステップ102でガイドレール閉鎖フラグがONでないと判別された場合には、ステップ103でガイドレール閉鎖異常フラグがONされた後、稼動処理のサブルーチンを抜けて、玉揚送装置基板処理のメインルーチンであるステップ14に進む。一方、ガイドレール閉鎖フラグがONであると判別された場合には、ステップ104で玉揚送装置1の駆動モータ4が始動して搬送ベルト6が周回し、ステップ105でタイマー01がスタートする。タイマー01がスタートした後、ステップ106でタイマー01が所定時間を経過したか否かが判別される。
所定時間とは、数秒(例えば、5秒)であり、この数秒という時間は、玉揚送装置1の駆動モータ4が始動した後、駆動モータ4により周回する搬送ベルト6が一定回転速度になるまでに十分な時間である。
タイマー01がタイムアップすると、ステップ107でシャッター装置54を開放するために、シャッターモータ90が開放駆動を始め、ステップ108でタイマー02がスタートする。シャッターモータ90が開放駆動を始めると、ステップ109でシャッター開放検知センサ65がONされたか否かが判別され、ONされたと判別された場合には、ステップ110でシャッターモータ90が停止され、稼動処理のサブルーチンから抜けて、稼動処理の制御が終了する。
一方、ステップ109でシャッター開放検知センサ65がONされないと判別された場合には、ステップ111でタイマー02が所定時間を経過したか否かが判別される。
所定時間とは、例えば、10秒であり、この10秒という時間は、シャッター装置54のシャッターモータ90が始動した後、シャッター開放検知センサ65がONするまでの時間よりも十分に長い時間である。
タイマー02が10秒経過するまでは、ステップ109及びステップ111を繰り返すが、ステップ111でタイマー02が10秒経過したと判別されたとき、即ち、シャッター開放検知センサ65がONされることなく10秒が経過したときは、シャッター装置54に何らかの異常が発生したことになるため、ステップ112でシャッター開放異常フラグがONされ、この後、ステップ110でシャッターモータ90が停止され、稼動処理のサブルーチンから抜けて、稼動処理の制御が終了する。
図7の玉揚送装置基板処理に戻り、ステップ13の稼動処理を抜けた後、ステップ14で停止処理のサブルーチンを行う。この停止処理は、玉揚送装置基板80のシステム停止スイッチ80cが押されてONされることに基づき、シャッター装置54を閉鎖して玉揚送装置1への玉の供給を停止してから玉揚送装置1の駆動モータ4を停止するまでの流れを自動的に行わせるための制御処理である。
図12に示す停止処理において、ステップ120でシステム停止スイッチ80cがONであるか否かが判別される。ステップ120でシステム停止スイッチ80cがONであると判別された場合には、ステップ121に進み、駆動モータフラグがONであるか否かが判別される。システム停止スイッチ80cがONでないと判別された場合には、ステップ122に進み、オーバーフローフラグがONであるか否かが判別される。ステップ122でオーバーフローフラグがONであると判別された場合には、そのままステップ121に進み、オーバーフローフラグがONでないと判別された場合には、停止処理のサブルーチンを抜けて、停止処理の制御を終了する。ステップ121で駆動モータフラグがONでないと判別された場合には、そのまま停止処理のサブルーチンを抜けて、停止処理の制御を終了する。ステップ121で駆動モータフラグがONであると判別された場合には、ステップ123に進み、ステップ123でシャッター装置54を閉鎖するために、シャッターモータ90が閉鎖駆動を始め、ステップ124でタイマー01がスタートする。タイマー01がスタートした後、ステップ125でシャッター閉鎖検知センサ64がONされたか否かが判別され、ONされたと判別された場合には、ステップ126でシャッターモータ90が停止される。
一方、ステップ125でシャッター閉鎖検知センサ64がONされないと判別された場合には、ステップ127でタイマー01が所定時間を経過したか否かが判別される。
所定時間とは、例えば、10秒であり、この10秒という時間は、シャッター装置54のシャッターモータ90が始動した後、シャッター閉鎖検知センサ64がONするまでの時間よりも十分に長い時間である。
タイマー01が10秒経過するまでは、ステップ125及びステップ127を繰り返すが、ステップ127でタイマー01が10秒経過したと判別されたとき、即ち、シャッター閉鎖検知センサ64がONされることなく10秒が経過したときは、シャッター装置54に何らかの異常が発生したことになるため、ステップ128でシャッター閉鎖異常フラグがONされ、この後、ステップ126でシャッターモータ90が停止される。
シャッターモータ90が停止された後、ステップ129でタイマー02がスタートし、ステップ130でタイマー02が所定時間を経過したか否かが判別される。
所定時間とは、例えば、20秒であり、この20秒という時間は、シャッター装置54のシャッターモータ90が停止されて玉揚送装置1への玉の供給が停止された後、玉揚送装置1内のすべてのパチンコ玉が排出樋部25から玉揚送装置1の外部へ排出されるまでの時間よりも十分に長い時間である。
タイマー02が20秒経過するまでステップ130が繰り返され、タイマー02が20秒経過したと判断された場合、ステップ131で玉揚送装置1の駆動モータ4が停止されて玉揚送装置1が停止され、停止処理のサブルーチンから抜けて、停止処理の制御が終了する。
図7の玉揚送装置基板処理に戻り、ステップ14の停止処理を抜けた後、ステップ15でガイドレール開閉処理のサブルーチンを行う。このガイドレール開閉処理は、ガイドレールスイッチ80d、80eが押されてONされることに基づき、状況に応じて係合突起41を移動させるための制御処理である。
図13に示すガイドレール開閉処理において、ステップ140でガイドレール開放スイッチ80dがONであるか否かが判別される。ステップ140でガイドレール開放スイッチ80dがONであると判別された場合には、ステップ141に進み、駆動モータフラグがOFFであるか否かが判別される。ステップ141で駆動モータフラグがOFFでないと判別された場合には、ガイドレール開閉処理のサブルーチンを抜けて、玉揚送装置基板処理の制御が終了する。
一方、ステップ141で駆動モータフラグがOFFであると判別された場合には、ステップ142に進み、ガイドレール玉フラグがOFFであるか否かが判別される。ステップ142でガイドレール玉フラグがOFFであると判別された場合には、ステップ143に進み、揚送筒本体3に取り付けられたガイドレール開放ソレノイド38がONされ、これにより、係合突起41が埋没位置に移動してガイドレール20を開閉可能な止着不可能状態となる。そして、ガイドレール開閉処理のサブルーチンを抜けて、玉揚送装置基板処理の制御が終了する。ステップ142でガイドレール玉フラグがOFFでないと判別された場合には、ステップ144に進み、ガイドレール玉異常フラグがONされた後、ガイドレール開閉処理のサブルーチンを抜けて、玉揚送装置基板処理の制御が終了する。
一方、ステップ140でガイドレール開放スイッチ80dがONでないと判別された場合には、ステップ145に進み、ガイドレール閉鎖スイッチ80eがONであるか否かが判別される。ステップ145でガイドレール閉鎖スイッチ80eがONでないと判別された場合には、ガイドレール開閉処理のサブルーチンから抜けて、玉揚送装置基板処理の制御が終了する。ステップ145でガイドレール閉鎖スイッチ80eがONであると判別された場合には、ステップ146に進み、揚送筒本体3に取り付けられたガイドレール開放ソレノイド38がOFFされ、これにより、係合突起41が突出位置に移動してガイドレール20を止着可能な止着可能状態となる。そして、ガイドレール開閉処理のサブルーチンを抜けて、玉揚送装置基板処理の制御が終了する。
以上、説明した玉揚送装置基板80により行われる玉揚送装置基板処理は、繰り返し行われるものである。
次に、異常の内容、原因及びその対処方法等について詳細に説明する。
シャッター開放異常は、シャッターモータ90が開放駆動(ステップ107)してからシャッター開放検知センサ65がONされることなく(ステップ109がNO)所定時間経過(ステップ111がYES)した場合に、この異常が発生したと判断されるものである。
この異常が発生したと判断されると、シャッター開放異常フラグがONされ(ステップ112)、このフラグに基づいて異常コード表示器81に異常コード「1」が表示され(ステップ71)、異常報知ランプ89が赤色に点灯(ステップ89)して外部に報知されるようになっている。
この異常は、シャッター装置54がパチンコ玉を噛み込んでいたり、シャッター装置54が老朽化等で破損していたりすることが主な原因である。
異常の原因がシャッター装置54がパチンコ玉を噛み込んでいる場合は、切替スイッチ80aを操作して手動モードに切り替え、シャッター強制スイッチ80j,80kを操作して噛み込んだパチンコ玉を取り除き、シャッター装置54を開放状態(図4(B)の状態)にする。
また、異常の原因がシャッター装置54の破損の場合は、シャッター装置54を交換し、上記の手動操作でシャッター装置54を開放状態にする。
このように、異常を解消してシャッター装置54を開放状態にすると、シャッター開放検知センサ65がONするためシャッター開放フラグがONになり(ステップ23がYES、ステップ24)、このフラグに基づいてシャッター開放異常フラグがOFFされることで(ステップ51がYES、ステップ52)、異常コード表示器81の表示及び異常報知ランプ89の点灯が自動的に無くなり(ステップ72,90)、この異常への対処が完了する。
シャッター閉鎖異常は、シャッターモータ90が閉鎖駆動(ステップ123)してからシャッター閉鎖検知センサ64がONされることなく(ステップ125がNO)所定時間経過(ステップ127がYES)した場合に、この異常が発生したと判断されるものである。
この異常が発生したと判断されると、シャッター閉鎖異常フラグがONされ(ステップ128)、このフラグに基づいて異常コード表示器81に異常コード「2」が表示され(ステップ74)、異常報知ランプ89が赤色に点灯(ステップ89)して外部に報知されるようになっている。
この異常は、シャッター装置54がパチンコ玉を噛み込んでいたり、シャッター装置54が老朽化等で破損していたりすることが主な原因である。
異常の原因がシャッター装置54がパチンコ玉を噛み込んでいる場合は、切替スイッチ80aを操作して手動モードに切り替え、シャッター強制スイッチ80j,80kを操作して噛み込んだパチンコ玉を取り除き、シャッター装置54を閉鎖状態(図4(A)の状態)にする。
また、異常の原因がシャッター装置54の破損の場合は、シャッター装置54を交換し、上記の手動操作でシャッター装置54を閉鎖状態にする。
このように、異常を解消してシャッター装置54を閉鎖状態にすると、シャッター閉鎖検知センサ64がONするためシャッター閉鎖フラグがONになり(ステップ26がYES、ステップ27)、このフラグに基づいてシャッター閉鎖異常フラグがOFFされることで(ステップ55がYES、ステップ56)、異常コード表示器81の表示及び異常報知ランプ89の点灯が自動的に無くなり(ステップ72,90)、この異常への対処が完了する。
ガイドレール閉鎖異常は、パチンコ玉の揚送を開始させるためシステム稼働スイッチ80bがONされた時に(ステップ100がYES)、ガイドレール20が開放されている場合に(ステップ102がNO)、この異常が発生したと判断されるものである。
この異常が発生したと判断されると、ガイドレール閉鎖異常フラグがONされ(ステップ103)、このフラグに基づいて異常コード表示器81に異常コード「3」が表示され(ステップ77)、異常報知ランプ89が赤色に点灯(ステップ89)して外部に報知されるようになっている。
この異常は、ガイドレール20が開放されている状態でパチンコ玉の揚送が開始されてしまうと、パチンコ玉が揚送されないだけでなく、パチンコ島台内にパチンコ玉が散乱してしまい他の装置にパチンコ玉が入り込んだりして2次的被害に繋がりかねないため、このような不適切な状況におけるパチンコ玉の揚送開始の指示を異常として扱っている。また、この異常は、不注意による人為的なガイドレール20の閉め忘れが主な原因である。
異常の原因がガイドレール20の閉め忘れであるため、ガイドレール20を止着状態にする。
このように、ガイドレール20を止着状態にすると、ガイドレール閉鎖検知センサ53がONするためガイドレール閉鎖フラグがONになり(ステップ29がYES、ステップ30)、このフラグに基づいてガイドレール閉鎖異常フラグがOFFされることで(ステップ59がYES、ステップ60)、異常コード表示器81の表示及び異常報知ランプ89の点灯が自動的に無くなり(ステップ78,90)、この異常への対処が完了する。
ガイドレール玉有異常は、ガイドレール20を開放するためガイドレール開放スイッチ80dがONされた時に(ステップ140がYES)、ガイドレール20内に玉が残存している場合に(ステップ142がNO)、この異常が発生したと判断されるものである。
この異常が発生したと判断されると、ガイドレール玉有異常フラグがONされ(ステップ144)、このフラグに基づいて異常コード表示器81に異常コード「4」が表示され(ステップ80)、異常報知ランプ89が赤色に点灯(ステップ89)して外部に報知されるようになっている。
この異常は、ガイドレール20内に玉が残存している状態で何ら準備することなく不用意にガイドレール20を非止着状態にしてしまうと、パチンコ島台内にパチンコ玉が散乱してしまい他の装置にパチンコ玉が入り込んだりして2次的被害に繋がりかねないため、このような不適切な状況におけるガイドレール20開放の指示を異常として扱っている。尚、この異常は、ガイドレール20内に異物が混入していたり、ガイドレール20と揚送筒本体3との間隔調整不良が主な原因である。
異常の原因が異物混入の場合は、切替スイッチ80aを操作して手動モードに切り替え、玉受け箱(図示しない)をガイドレール20の下方に準備してガイドレール20を持ちながらガイドレール強制開放スイッチ80hを操作し、パチンコ玉が散乱しないようガイドレール20を少しだけ開けてパチンコ玉を玉受け箱に回収し、その後、異物を取り除く。このように予め準備して注意しながらパチンコ玉を取り除けばパチンコ玉が散乱することを防止することができる。
また、異常の原因が間隔調整不良の場合も同様にパチンコ玉を取り除き、その後、間隔を適切な幅に調整にする。
このように、異常を解消してパチンコ玉が取り除かれると、ガイドレール玉検知センサ87がOFFするためガイドレール玉フラグがOFFになり(ステップ32がYES、ステップ34)、このフラグに基づいてガイドレール玉有異常フラグがOFFされることで(ステップ63がNO、ステップ64)、異常コード表示器81の表示及び異常報知ランプ89の点灯が自動的に無くなり(ステップ81,90)、この異常への対処が完了する。
フラッシュランプ点灯異常は、フラッシュランプが点灯した場合に(ステップ35がYES)、この異常が発生したと判断されるものである。
この異常が発生したと判断されると、フラッシュランプフラグがONされ(ステップ36)、このフラグに基づいて異常コード表示器81に異常コード「5」が表示され(ステップ83)、異常報知ランプ89が赤色に点灯(ステップ89)して外部に報知されるようになっている。
この異常は、ガイドレール20内に異物が混入したり、搬送ベルト6が破損していたりすることが主な原因である。
このフラッシュランプ92は、上記原因で搬送ベルト6に過負荷がかかると、電源ユニット91のブレーカーに過電流が流れてブレーカーが落ち、ブレーカーが落ちるとフラッシュランプ92の回路が閉じてフラッシュランプ92が点灯するようになっている。
なお、この異常は、強制的に駆動モータ4が停止されているため、シャッター装置54が開放状態であり、ガイドレール20内にはパチンコ玉が残存している状態になっている。
異常の原因が異物混入の場合は、切替スイッチ80aを操作して手動モードに切り替え、シャッター強制スイッチ80j,80kを操作してシャッター装置54を閉鎖状態(図4(A)の状態)にし、玉受け箱(図示しない)をガイドレール20の下方に準備してガイドレール20を持ちながらガイドレール強制開放スイッチ80hを操作し、パチンコ玉が散乱しないようガイドレール20を少しだけ開けてパチンコ玉を玉受け箱に回収し、その後、異物を取り除き、電源ユニット91に設けられているフラッシュランプ消灯スイッチ(図示しない)を押してフラッシュランプ92を消灯させ、ブレーカーを元に戻す。
また、異常の原因が搬送ベルト6の破損の場合も同様にシャッター装置54を閉鎖状態にしてパチンコ玉及び異物を取り除き、搬送ベルト6を交換して、電源ユニット91に設けられているフラッシュランプ消灯スイッチ(図示しない)を押してフラッシュランプ92を消灯させ、ブレーカーを元に戻す。
このように、異常を解消してフラッシュランプ92が消灯されると、フラッシュランプフラグがOFFされることで(ステップ35がNO、ステップ37)、異常コード表示器81の表示及び異常報知ランプ89の点灯が自動的に無くなり(ステップ84,90)、この異常への対処が完了する。
オーバーフロー異常は、パチンコ島台内に貯留される玉貯留量が許容範囲を越えたことをオーバーフロー検知センサ88が検知した場合に(ステップ38がYES)、この異常が発生したと判断されるものである。
この異常が発生したと判断されると、オーバーフローフラグがONされ(ステップ39)、このフラグに基づいて異常コード表示器81に異常コード「6」が表示され(ステップ86)、異常報知ランプ89が赤色に点灯(ステップ89)して外部に報知されると共に、玉揚送装置1を停止(ステップ122〜ステップ131)させるようになっている。
この異常は、パチンコ島台内の玉貯留量が飽和状態であるにもかかわらず、玉揚送装置1でパチンコ玉を揚送し続けてしまうと、やがて玉揚送装置1から玉を排出できなくなり、玉揚送装置1等が破損しかねないため、このような状況を異常として扱っており、パチンコ島台内に貯留される玉貯留量が許容範囲を超えたことが原因であるため、パチンコ島台からパチンコ玉を抜き取り、玉貯留量を減少させる。
このように、パチンコ島台の玉貯留量を減少させると、オーバーフロー検知センサ88がOFFになりオーバーフローフラグがOFFされることで(ステップ38がNO、ステップ40)、異常コード表示器81の表示及び異常報知ランプ89の点灯が自動的に無くなり(ステップ87,90)、この異常への対処が完了する。
次に、この玉揚送装置1におけるシステムの使用方法について説明する。
このシステムは、切替スイッチ80aを操作してシステムが正常の場合は自動モードで、点検を行う場合や異常に対処する場合は手動モードで使用されるものである。
手動モードは、各スイッチ80f〜80kの操作に基づいて強制的に装置が駆動するようになっており、自動モードは、以下のようになっている。
システムを稼動させるために、システム稼働スイッチ80bがONされると(ステップ100がON)、既に駆動モータ4が駆動している場合(ステップ101がNO)及びガイドレール20が非止着状態である場合(ステップ102がNO)を除いて、駆動モータ4が駆動(ステップ104)してシャッター装置54が開放(ステップ107)され、玉揚送装置1による玉の揚送が開始されるようになっている。上記した既に駆動モータ4が駆動している場合には再度稼動処理を行う必要が無く、ガイドレール20が非止着状態である場合には不適切な状況であるため、システム稼働スイッチ80bがONされても処理(ステップ104〜ステップ112)を行わないようになっている。
また、システムを停止させるために、システム停止スイッチ80cがONされると(ステップ120がON)、既に駆動モータ4が停止している場合(ステップ121がNO)を除いて、シャッター装置54を閉鎖(ステップ123)して駆動モータ4が停止(ステップ131)され、玉揚送装置1による玉の揚送が停止されるようになっている。上記した既に駆動モータ4が停止している場合には再度停止処理を行う必要が無いため、システム停止スイッチ80cがONされても処理(ステップ123〜ステップ131)を行わないようになっている。
また、ガイドレール20を開放するために、ガイドレール開放スイッチ80dがONされると(ステップ140がYES)、駆動モータ4が駆動している場合(ステップ141がYES)及びガイドレール20内に玉が残存している場合(ステップ142がNO)を除いて、ガイドレール開放ソレノイド38が駆動(ステップ143)され、ガイドレール20が開閉可能な非止着状態になるようになっている。上記した駆動モータ4が駆動している場合では玉が揚送されている状態にあり、この状態でガイドレール20が開放されてしまうと、パチンコ島台内にパチンコ玉が散乱してしまい他の装置にパチンコ玉が入り込んだりして2次的被害に繋がりかねないため、このような不適切な状況においては処理(ステップ143)を行わないようになっている。また、ガイドレール20内に玉が残存している場合も同様な状況が想定されるため、処理(ステップ143)を行わないようになっている。
また、ガイドレール20を閉鎖するために、ガイドレール閉鎖スイッチ80eがONされると(ステップ145がYES)、ガイドレール開放ソレノイド38が駆動(ステップ146)され、ガイドレール20が止着可能な状態になるようになっている。
以上、止着部材を構成する止め金具40及び玉揚送装置1におけるシステムについて詳細に説明してきたが、上記の実施形態(以下、第1実施形態という)では、止め金具40の係合突起41に連結されたガイドレール開放ソレノイド38が止め金具40毎に設けられるものを示したが、複数の係合突起41が連結された連結部材97が1つのガイドレール開放ソレノイド38に連結されたものであってもよい。このような実施形態(以下、第2実施形態という)について、図14を参照して説明する。図14は、第2実施形態に係るガイドレール20において、(A)は係合突起41を連結する連結部材97及びガイドレール開放ソレノイド38の取付の構造を示す分解斜視図であり、(B)は組み付けた場合の斜視図である。なお、第1実施形態と同一の機能を奏する部品には、同じ符号を付した。
第1実施形態と第2実施形態との異なる点は、係合突起41と係合板42とが逆の部材に設けられている点、即ち、第2実施形態では、係合突起41がガイドレール20側に設けられ、係合板42が揚送筒本体3側に設けられる点と、1つのガイドレール開放ソレノイド38の駆動に連動して、連結部材97に連結された全ての係合突起41が係合位置と係合解除位置とに移動する点である。尚、第2実施形態における係合板42の構造は、第1実施形態の係合板42と全く同じ構造であるため、第2実施形態については、止め金具40のうち、係合突起41の係る構成について、図14を参照して説明する。
図において、連結部材97は、長尺状に形成されるものであり、その側面には、複数の係合突起41が取り付け可能である係合突起取付穴98が所定間隔に設けられている。また、連結部材97の上端には、コイルバネ101を取り付ける係止突起99が突設され、連結部材97の下端には、ガイドレール開放ソレノイド38の可動フック部104と連結される連結穴100が穿設されている。
ガイドレール20の一側方には、その断面が外側に開口した形状であるガイドレール溝95が形成されている。また、ガイドレール溝95の開口面には、中央に係合突起41が挿入できる隙間を残して開口面を閉鎖する突出片96が両側に形成されている。また、ガイドレール溝95の上端には、コイルバネ101の上端を固定するための係止ネジ102が取り付けられる取付穴103が穿設され、ガイドレール20の下端上下には、ガイドレール開放ソレノイド38を固定するための取付ネジ105が取り付けられる取付穴107が穿設されている。
ガイドレール開放ソレノイド38は、その先端がガイドレール20側に曲折された可動フック部104が形成され、側方上下に取付ネジ105が挿通される取付穴106が穿設されている。
連結部材97は、図14(A)の一点鎖線に示すように、連結部材97をガイドレール20の一側方に形成されるガイドレール溝95の上方から挿入し、連結部材97の上端に突設された係止突起99と、ガイドレール溝95の上端に穿設された取付穴103に螺着されることにより取り付けられた係止ネジ102と、の間に掛け渡されたコイルバネ101によってガイドレール20に取り付けられる。また、ガイドレール開放ソレノイド38は、可動フック部104を連結穴100に挿通して連結部材97と連結させ、取付ネジ105を取付穴106を介して取付穴107に固着することにより、ガイドレール20に取り付けられる。
係合突起41は、図14(B)に示すように、連結部材97の上から2番目、下から2番目及び図示を省略した高さ方向における中央部分の2箇所に穿設された係合突起取付穴98に連結されている。尚、連結部材97に形成される係合突起取付穴98は、止め金具40の取付数の増減及び取付位置の変更に対応可能なように高さ方向の全体に亘って所定間隔で複数設けられている。
上記のようにしてガイドレール20に装着された連結部材97は、コイルバネ101により上方に付勢される共に、ガイドレール溝95と突出片96により、移動方向がほぼ上下方向のみに規制された状態で収納されている。そして、ガイドレール開放ソレノイド38を駆動させることにより、ガイドレール開放ソレノイド38の可動フック部104が下方に移動すると共に、可動フック部104に連結された連結部材97がコイルバネ101の付勢力に抗して下方にスライド移動することにより、図示しない係合板42の係合溝43との係合が解除されてガイドレール20が非止着状態となる。しかして、操作手段としてのガイドレールスイッチ80d、80eの操作に基づいてガイドレール開放ソレノイド38を駆動することにより、連結部材97に連結された全ての係合突起41をこの駆動に連動して係合位置としての上方位置と係合解除位置としての下方位置とに移動することができる。尚、ガイドレール溝95及び突出片96が本発明のガイド部材を構成している。また、第2実施形態では、係合突起41がガイドレール20側に、係合板42が揚送筒本体3側に設けられるものを示したが、逆でも良く、この場合、ガイドレール開放ソレノイド38を第1実施形態のように揚送筒本体3の内部に設けても良い。また、本発明の1つの電気的駆動部材として1つのガイドレール開放ソレノイド38を示したが、この1つには、設置スペースの関係やトルクの関係等で複数の電気的駆動部材を設けて共同させて使用するようなものも含まれ、1つとは実質1つの役割を果たすものという意味である。
以上、複数の実施形態に係る玉揚送装置1について説明してきたが、本実施形態においては、揚送筒本体3とガイドレール20との間に形成され、駆動モータ4の駆動によりパチンコ玉が揚送される玉通路と、前記ガイドレール20を前記揚送筒本体6の一側で開閉可能に軸着する軸着部材としての支持ヒンジ27と、前記ガイドレール20を前記揚送筒本体3の他側で止着可能な止着部材としての止め金具40と、を備えた玉揚送装置1において、前記ガイドレール20を前記揚送筒本体3に止着可能な止着可能状態と前記ガイドレール20を前記揚送筒本体3に開閉可能な止着不可能状態とに前記止着部材を変換可能な電気的駆動手段としてのガイドレール開放ソレノイド38を備え、前記電気的駆動手段の駆動を指示する操作手段としてのガイドレールスイッチ80d,80eの操作に基づいて前記止着部材が止着可能状態と止着不可能状態とに変換されることにより、操作手段を操作することで、電気的駆動手段が駆動して止着部材が止着可能状態と止着不可能状態とに変換されるため、ガイドレール20を揚送筒本体3に止着又は開閉可能な状態にすることができる。このため、従来技術に記載したようなホール店員が直接的に止着部材を操作しなくてもよくなるため、直接的に止着部材を操作することで発生していた止着部材に不具合が生じてしまうという問題を解消することができる。
また、本実施形態においては、前記止着部材は、複数の止め金具40で構成され、該止め金具40は、係合溝43を形成する係合板42と、前記係合溝43と係合可能な係合位置及び前記係合溝43と係合不可能な係合解除位置に移動可能な係合突起41と、で構成されると共に、いずれか一方が前記揚送筒本体3側に、いずれか他方が前記ガイドレール20側に設けられ、前記電気的駆動手段は、前記複数の止め金具40毎に設けられ且つ該止め金具40の前記係合突起41に連結される複数の電気的駆動部材としてのガイドレール開放ソレノイド38で構成され、前記操作手段の操作に基づいて前記複数の電気的駆動部材が駆動され、この駆動に連動してそれぞれの前記係合突起41が係合位置と係合解除位置とに移動されることにより、操作手段を操作することで、複数の電気的駆動部材が駆動し、この駆動に連動して全ての係合突起41が係合位置と係合解除位置とに移動するため、ガイドレール20を揚送筒本体3に止着状態と非止着状態とに変換することができる。このように、止め金具40毎に電気的駆動部材を設けることで、従来技術に記載したような連結棒等の連結部材をなくすことができ、連結部材で発生していた連結部材が曲がってしまう等の不具合要因をなくすことができる。また、全ての止め金具40に電気的駆動部材を設けること及び連結部材をなくしたことにより、例えば、高さが異なる種々の玉揚送装置1を設計及び製作する場合、止め金具40の設置位置を決めてその位置に止め金具40を設けるだけでよく、連結部材に係わる設計及び製作工程を無くすことができ、設計及び製作を極めて容易に行うことができる。また、連結部材がなくなることでこれに関連する部品点数を減らすことができると共に、玉揚送装置1の美観を向上させることができる。更に、係合板42ではなく係合板42よりも小さい係合突起41を移動させる構造にしたため、電気的駆動部材として小型のもの(小さい力のもの)を採用可能なこと、移動物(係合突起41)が移動する範囲が少なくなること等により、構造を極めて簡素化できると共に、この簡素化により設計も容易にすることができる。
また、本実施形態においては、前記係合突起41は、前記係合位置としての突出した突出位置と、前記係合解除位置としての埋没した埋没位置と、に移動するものであり、前記電気的駆動部材は、電磁ソレノイドとしてのガイドレール開放ソレノイド38で構成され、該電磁ソレノイドの可動部材39の先端に前記係合突起41を設けることにより、ガイドレール開放ソレノイド38の可動部材39の先端に係合突起41を設けたという極めて簡素な構造で係合突起41を移動させることができ、リンク機構等を用いないため、故障等の要因を少なくすることができる。また、突出位置と埋没位置とに移動する係合突起41の移動方向を可動部材39の移動方向と同じ一次元方向だけで移動する構造にすることで、これらの効果をより一層顕著なものにすることができる。
また、本実施形態においては、前記止着部材は、複数の止め金具40で構成され、該止め金具40は、係合溝43を形成する係合板42と、前記係合溝43と係合可能な係合位置及び前記係合溝43と係合不可能な係合解除位置に移動可能な係合突起41と、で構成されると共に、いずれか一方が前記揚送筒本体3側に、いずれか他方が前記ガイドレール20側に設けられ、前記複数の止め金具40の前記係合突起41を連結する連結部材97を備え、前記電気的駆動手段は、前記連結部材97に連結される1つの電気的駆動部材としてのガイドレール開放ソレノイド38で構成され、前記操作手段の操作に基づいて前記電気的駆動部材が駆動し、この駆動に連動して前記連結部材97に連結された全ての前記係合突起41が係合位置と係合解除位置に移動されることにより、操作手段を操作することで、1つの電気的駆動部材が駆動し、この駆動に連動して全ての係合突起41が係合位置と係合解除位置とに移動するため、ガイドレール20を揚送筒本体3に止着状態と非止着状態とに変換することができる。このように、1つの電気的駆動部材で複数の係合突起41を移動することができ、製作コストを抑えることができる。また、係合板42ではなく係合板42よりも小さい係合突起41を移動させる構造にしたため、電気的駆動部材として小型のもの(小さい力のもの)を採用可能なこと、移動物(係合突起41)が移動する範囲が少なくなること等により、構造を極めて簡素化できると共に、この簡素化により設計も容易にすることができる。
また、本実施形態においては、前記揚送筒本体3又は前記ガイドレール20には、前記連結部材97を収納して前記連結部材97の移動方向を規制するガイド部材としてのガイドレール溝95及び突出片96を設けたことにより、連結部材97をガイド部材で収納するようにしたため、従来技術に記載したような人為的なミスで連結部材が曲がってしまうような事態を防止することができる。また、ガイド部材は、連結部材97の移動方向も規制しているため、連結部材97が長年に渡って移動を繰り返しても曲がりにくくすることができ、耐久年数を向上することができる。
また、本実施形態においては、前記係合板42を前記ガイドレール20の側面に、前記係合突起41を前記揚送筒本体3の側面にそれぞれ設け、前記電気的駆動部材を前記揚送筒本体3の内部に設けたことにより、ガイドレール20の内部よりも遊空間を有する揚送筒本体3の内部に、この遊空間を有効に利用して電気的駆動部材及び電気的駆動部材の配線を設けることができると共に、これらを揚送筒本体3の筐体で保護することができる。また、仮にガイドレール20の内部に電気的駆動部材及び電気的駆動部材の配線を設けた場合で、ガイドレール20を上下で分割した2つのガイドレールで構成したものを採用する場合、構造(配線の引き回し等)が非常に複雑なものとなってしまうだけでなく、配線の一部が筐体(ガイドレール)で保護されない構造になってしまい、他の配線を保護する保護部材を設ける等の対処を施さなければならないと考えられるが、本発明のように、揚送筒本体3の内部に設けておけばガイドレール20を上下で分割した2つのガイドレールで構成したものを採用してもこのような諸問題が発生することなく、容易にガイドレール20の構成を変更することができる。
また、本実施形態においては、前記駆動モータ4が駆動しているか否かを検知する駆動モータ検知手段を備え、該駆動モータ検知手段が前記駆動モータ4の駆動を検知している場合には、前記操作手段の操作を無効にすることにより、駆動モータ4が駆動している状態、つまり、パチンコ玉が揚送されている状態ではガイドレール20を開放できないようにしたため、不適切な状況におけるガイドレール20の開放を防止することができる。
また、本実施形態においては、前記玉通路にパチンコ玉が残存しているか否かを検知するガイドレール玉検知手段としてのガイドレール玉検知センサ87を備え、該ガイドレール玉検知手段が残存しているパチンコ玉を検知している場合には、前記操作手段の操作を無効にすることにより、玉通路にパチンコ玉が残存している状態でガイドレール20を開放できないようにしたため、パチンコ玉が玉揚送装置1の周辺に散乱してしまうことがなく、不適切な状況におけるガイドレール20の開放を防止することができる。
また、本実施形態においては、前記駆動モータ検知手段が前記駆動モータ4の駆動を検知している場合、又は/及び前記ガイドレール玉検知手段が前記玉通路に残存しているパチンコ玉を検知している場合であっても、前記電気的駆動手段又は前記電気的駆動部材の駆動を強制的に行うように指示する第1強制操作手段としてのガイドレール強制スイッチ80h,80iを備えたことにより、第1強制操作手段の操作により、駆動モータ4が駆動している状態又は/及びパチンコ玉が玉通路に残存している状態であっても、ガイドレール20を強制的に開放することができるため、駆動モータ4を駆動させて行う点検又は/及びガイドレール20に残存するパチンコ玉を取り除かなければならない等の必要に応じることができ、種々の状況に対応することが可能な使い勝手の良いものにすることができる。
また、本実施形態においては、前記駆動モータ4の駆動を指示する駆動モータ駆動操作手段としてのシステム稼動スイッチ80bと、前記ガイドレール20が閉鎖しているか否かを検知するガイドレール閉鎖検知手段としてのガイドレール閉鎖検知センサ53と、を備え、前記ガイドレール閉鎖検知手段が前記ガイドレール20の閉鎖を検知していない場合には、前記駆動モータ駆動操作手段の操作を無効にすることができるため、ガイドレール20が開放している状態では駆動モータ4を駆動できないようにしたため、不適切な状況における駆動モータ4の駆動を防止することができる。
更に、本実施形態においては、前記ガイドレール閉鎖検知手段が前記ガイドレール20の閉鎖を検知していない場合であっても、前記駆動モータ4の駆動を強制的に行うように指示する第2強制操作手段としての駆動モータ強制スイッチ80f,80gを備えたことにより、第2強制操作手段の操作により、ガイドレール20が開放された状態であっても、駆動モータ4を強制的に駆動することができるため、ガイドレール20を開放した状態で駆動モータ4を駆動させて行う点検等の必要に応じることができ、種々の状況に対応することが可能な使い勝手の良いものにすることができる。
尚、第1実施形態及び第2実施形態においては、本発明の電気的駆動手段又は電気的駆動部材として電磁ソレノイドであるガイドレール開放ソレノイド38を示したが、係合突起41を係合位置と係合解除位置にすることができれば良く、モータ等でも良い。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、本発明の止着部材として止め金具40を示したが、ガイドレール20を揚送筒本体3に止着可能な止着可能状態及びガイドレール20を揚送筒本体3に開閉可能な止着不可能状態に変換されるものであればどのようなものでも良く、例えば、止着部材として磁性体(例えば、鉄片)と磁性体に相対する位置に電磁石を設けて、この電磁石を駆動(通電及び非通電)することにより止着可能状態と止着不可能状態に変換されるようなものであっても良い。尚、この場合、電磁石は、本発明の電気的駆動手段又は電気的駆動部材を兼用するものである。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、ガイドレール開放ソレノイド38の駆動により係合突起41が移動するものを示したが、ガイドレール開放ソレノイド38の駆動により係合突起41と係合溝43の係合が解除される構造であれば良く、例えば、係合溝43を形成する係合板42が回動するようにしたものや、係合板42の一部分が移動して係合溝43を開放するような構造のものであっても良い。
また、第1実施形態においては、係合突起41が埋没位置と突出位置とに移動するものを、第2実施例形態においては、係合突起41が上方位置と下方位置とに移動するものをそれぞれ示したが、係合突起41が係合溝43と係合される係合位置と、係合されない係合解除位置とに移動可能であればどのような方向に移動するものでも良い。また、第1実施形態の係合突起41の移動方向を第2実施形態の係合突起41の移動方向にしても良く、また、その逆でも良い。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、ガイドレール20として玉揚送装置1の高さ方向に亘って1つのガイドレール20を示したが、2つ等に分割されたガイドレールを用いても良い。この場合、複数の内、1つ又は複数のガイドレールだけに実施形態で示したガイドレール開放ソレノイド38等の電気的駆動手段又は電気的駆動部材を設けても良い。尚、本発明のガイドレールは、このようなガイドレールも技術的範囲に含むものである。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、係合板42として回動するものを示したが、回動しないものであっても良い。このような係合板を採用した場合は、ガイドレール20を止着状態の位置に移動させた後に係合突起41を移動させるようになる。また、本発明のパチンコ玉は、遊技媒体を意味し技術的範囲としてメダル等も含むものである。
また、第1実施形態及び第2実施形態においては、玉揚送装置1として駆動モータ4の駆動により搬送ベルト6が周回する揚送筒本体3と、搬送ベルト6との間でパチンコ玉を狭持するガイドレール20とで構成されるものを示したが、揚送筒本体とガイドレールとの間に形成され、駆動モータの駆動によりパチンコ玉が揚送される玉通路を形成するような玉揚送装置であれば良く、例えば、高さ方向に亘ってスパイラル状の溝が形成される回転体を備える揚送筒本体と、揚送筒本体に対して止着状態及び非止着状態に変換されると共に、揚送筒本体(回転体)との間で玉通路を形成するガイドレールと、回転体を回転させて玉通路にパチンコ玉を揚送させる駆動モータと、で構成されたものでも良く、また、下部に回転体を備える揚送筒本体と、揚送筒本体に対して止着状態及び非止着状態に変換されると共に、揚送筒本体との間で玉通路を形成するガイドレールと、回転体を回転させて下方の玉が上方の玉を押し上げることで玉通路にパチンコ玉を揚送させる駆動モータと、で構成されたものでも良い。
第1実施形態に係る玉揚送装置の側面図である。 第1実施形態に係る玉揚送装置において、(A)は止着部材によって揚送筒本体へのガイドレールの止着状態を示す断面図であり、(B)は止着部材によって非止着状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る止め金具において、(A)は係合板と係合突起が係合した状態を表す側面図であり、(B)はガイドレールが開放され、係合板が係合突起から離れた状態を表す側面図であり、(C)は係合板の傾斜状の当接面が係合突起に当接した状態を表す側面図であり、(D)は係合板が係合突起に乗り上げている状態を表す側面図である。 (A)はシャッター装置が開いた状態の正面図であり、(B)は閉じた状態の正面図である。 玉揚送装置基板を示す概略図である。 実施形態に係るパチンコ島台の制御系を示すブロック図である。 玉揚送装置基板により行われる玉揚送装置基板処理のメインルーチンである。 状態フラグセット処理を示すサブルーチンである。 異常フラグセット処理を示すサブルーチンである。 異常報知処理を示すサブルーチンである。 稼動処理を示すサブルーチンである。 停止処理を示すサブルーチンである。 ガイドレール開閉処理を示すサブルーチンである。 第2実施形態に係るガイドレールにおいて、(A)は係合突起を連結する連結部材及びガイドレール開放ソレノイドの取付の構造を示す分解斜視図であり、(B)は係合突起を連結する連結部材及びガイドレール開放ソレノイドを取り付けた場合の斜視図である。
符号の説明
1 玉揚送装置
3 揚送筒本体
4 下部ローラ(駆動モータ)
6 搬送ベルト
20 ガイドレール
21 布ベルト
27 支持ヒンジ(軸着部材)
31a〜31g 玉通路溝
38 ガイドレール開放ソレノイド(電気的駆動手段,電気的駆動部材)
40 止め金具(止着部材)
41 係合突起
42 係合板
43 係合溝
53 ガイドレール閉鎖検知センサ
54 シャッター装置
64 シャッター閉鎖検知センサ
65 シャッター開放検知センサ
80 玉揚送装置基板
81 異常コード表示器
95 ガイドレール溝
97 連結部材

Claims (5)

  1. 揚送筒本体とガイドレールとの間に形成され、駆動モータの駆動によりパチンコ玉が揚送される玉通路と、前記ガイドレールを前記揚送筒本体の一側で開閉可能に軸着する軸着部材と、前記ガイドレールを前記揚送筒本体の他側で止着可能な止着部材と、を備えた玉揚送装置において、
    前記止着部材は、複数の止め金具で構成され、
    該止め金具は、揺動自在に軸支されると共に係合溝が形成される係合板と、電気的駆動部材によって前記係合溝と係合可能な係合位置及び前記係合溝と係合不可能な係合解除位置に移動可能な係合突起と、で構成されると共に、いずれか一方が前記揚送筒本体側に、いずれか他方が前記ガイドレール側に設けられ、
    前記電気的駆動部材の駆動を指示する操作手段の操作に基づいて当該電気的駆動部材が駆動され、この駆動に連動してそれぞれの前記係合突起が前記係合位置と前記係合解除位置とに移動されることを特徴とする玉揚送装置。
  2. 前記止め金具には、前記係合板の揺動範囲を規制するストッパー部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の玉揚送装置。
  3. 前記係合板には、前記係合溝と前記係合突起とが係合する方向に付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の玉揚送装置。
  4. 前記駆動モータが駆動しているか否かを検知する駆動モータ検知手段と、前記玉通路にパチンコ玉が残存しているか否かを検知するガイドレール玉検知手段と、を備え、
    前記駆動モータ検知手段が前記駆動モータの駆動を検知している場合、及び/又は前記ガイドレール玉検知手段が残存しているパチンコ玉を検知している場合には、前記操作手段の操作を無効にすることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の玉揚送装置。
  5. 前記駆動モータの駆動を指示する駆動モータ駆動操作手段と、前記ガイドレールが閉鎖しているか否かを検知するガイドレール閉鎖検知手段と、を備え、
    前記ガイドレール閉鎖検知手段が前記ガイドレールの閉鎖を検知していない場合には、前記駆動モータ駆動操作手段の指示を無効にすることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の玉揚送装置。
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