JP3574501B2 - パチンコ玉揚送装置 - Google Patents
パチンコ玉揚送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3574501B2 JP3574501B2 JP12147995A JP12147995A JP3574501B2 JP 3574501 B2 JP3574501 B2 JP 3574501B2 JP 12147995 A JP12147995 A JP 12147995A JP 12147995 A JP12147995 A JP 12147995A JP 3574501 B2 JP3574501 B2 JP 3574501B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lifting
- roller
- belt
- support member
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコホール内でパチンコ玉を所定高さへ供給するパチンコ玉揚送装置に関する。
【0002】
【従来技術】
近年のパチンコホールには、外側に向けて一群のパチンコ機が設置されたパチンコ機ヤード(パチンコホール内に点在することから「島」と呼ばれる)を並列配置し、これらのパチンコ機ヤード内で各パチンコ機から排出されたパチンコ玉を回収,研磨しながら所定高さへと揚送し、再び各パチンコ機のパチンコ玉補充経路に供給するパチンコ玉揚送装置が用いられている。
【0003】
このパチンコ機ヤードの内部では底板がパチンコ玉揚送装置に向かって下り勾配とされた貯蔵タンクが設けられている。この貯蔵タンクにはパチンコ機ヤード内を循環するパチンコ玉の絶対量を増やすため予め所定数のパチンコ玉が貯蔵されており、貯蔵タンクに貯蔵されたパチンコ玉は貯蔵タンクの下流に形成された通路を通じてパチンコ玉揚送装置で研磨されパチンコ機ヤードの上部へ搬送され各パチンコ機を介した後に再び貯蔵タンクへ還流される。
【0004】
ところで、パチンコ玉揚送装置の下部ローラ軸支構造には、下部ローラの両端をパチンコ玉揚送装置のベースに共に支持させる両軸支構造と,下部ローラの片側のみをブラケットを介してベースに支持させる片軸支構造とがある。
【0005】
この片軸支構造は、無端ベルトの交替が容易であるが、下部ローラの支持の安定性を確保するため、ブラケットに強い剛性が要求され、そのため高価となっていた。また、下部ローラに強い揚送力が加わると、ブラケットが変形して下部ローラに巻き掛けた無端ベルトの外周へパチンコ玉を案内する食い込みシュートと無端ベルト外周との隙間が均一でなくなり、パチンコ玉の揚送能力が低下する場合がある。
【0006】
一方、両軸支構造では、上記した片軸支構造と異なり、下部ローラの支持の安定性や,揚送能力を確保できるが、下部ローラの軸方向両端は閉鎖されているので、無端ベルトの交替が煩雑であった。
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、両軸支構造を維持しつつ無端の揚送ベルトの取り替えを容易にするパチンコ玉揚送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のパチンコ玉揚送装置は、揚送体本体の上下に配置される上ローラと下ローラとの間に揚送ベルトを掛け渡して、この揚送ベルトでパチンコ玉を揚送するパチンコ玉揚送装置であって、支持板と、前記支持板から立設され前記下ローラのローラ軸の一方を軸支する第1軸支部材と、前記揚送体本体を支持し、前記第1軸支部材の上部と連続し前記揚送ベルトのループ内を通る頂部と、前記ローラ軸の他方を軸支し、前記頂部の自由端側から下方へ前記支持板との間に揚送ベルトを通せるように延出する第2軸支部材と、前記第2軸支部材及び前記支持板に着脱可能に取り付けられ前記第2軸支部材を前記支持板へ支持する支持片と、前記下ローラの周面の下側を覆い、パチンコ玉を狭持揚送する通路を前記揚送ベルトの前記下ローラの周面に巻掛けられた部分との間に形成する食い込みシュートと、前記食い込みシュートを前記第1軸支部材及び前記第2軸支部材にそれぞれ固定する食い込みシュートブラケットと、前記揚送体本体の上端に着脱可能に取り付けられた排出シュートブラケットと、前記上ローラの上下位置を調整するために前記揚送体本体の両側上端から上方に突き出して設けられた上下位置調整用ボルトと、を備え、前記排出シュートブラケットが取り外されたときに、前記上ローラに巻き掛けられた前記揚送ベルト上端が前記上下位置調整用ボルト間に位置するように構成されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1に係る発明では、ローラ軸の一方が揚送体本体を支持し支持板から立設された第1軸支部材へ,他方が頂部の自由端側から下方へ延出された第2軸支部材へ軸支される。これによって、下ローラは実質的に両持ち状態となり、ローラ軸の両方が確実に強固に支持される。また、揚送ベルトの取替時には第2軸支部材と支持板との間を通して揚送ベルトを移動させ交替作業を行う。
【0010】
また、支持片を第2軸支部材及び基礎へ取り付けることにより、第2軸支部材にかかる荷重を支持板で支持する。この発明では、支持片を取り外した後に、揚送ベルトを交替することができる。
【0011】
【実施例】
図1〜図5には、本発明の一実施例が示されている。図1は本実施例に係るパチンコ玉揚送装置を示す全体斜視図であり、図2は下ローラ軸支構造の要部を示す一部破断した正面図である。
【0012】
パチンコホール内では複数のパチンコ機ヤードが設けられ、これらのパチンコ機ヤードでは外側に向けて多数のパチンコ機が設置されると共に、内部には図1に示すパチンコ玉揚送装置10が配置されている。このパチンコ玉揚送装置10は、ベース12が床面へ固定され、このベース12上に基礎としての支持板14がボルトで締結固定されている。
【0013】
図2〜図4に示すように、ブラケット30を一部構成する第1軸支部材30Aが支持板14に複数本のボルト200で締結固定されている。この第1軸支部材30Aの上部には、無端ベルトとしての揚送ベルト25のループ内を通る頂部30Dが連続して形成されている。
【0014】
第1軸支部材30Aには、ベアリング220を介して下ローラ20の軸心へ固定された軸20Aの一方が軸支されている。この軸20Aにはスナップリング240が嵌め込まれて第1軸支部材30Aからの離脱が阻止されている。また、軸20Aには、その軸心に沿って図示しないプーリと嵌合するキー溝22Bが形成されている。
【0015】
一方、軸20Aよりも短い軸20Bが、下ローラ20の左側面(矢印LT側)の軸心から突設されており、この軸20Bは支持部材30Bで支持される。この支持部材30Bは、第1軸支部材30Aの頂部30Dの自由端側から下方へ前記支持板との間に揚送ベルトを通せるように延出する第2軸支部材32と、この第2軸支部材32を支持板14に連結するための略L字状の支持片34とを備えている。この第2軸支部材32と第1軸支部材30Aとで下ローラ20の軸20A,20Bを支持することにより下ローラ20を実質的に両持ち状に支持する。
【0016】
板状の支持片34は、支持板14に着脱可能に固定される基片35Aから直角状に立ち上がった立片35Bを有しており、第2軸支部材32にかかる荷重を支持板14に伝える。また、軸20Bには、ベアリング220と当接係合する係合面21,この係合面21から外側の軸端にスナップリング240と嵌合する溝22Aが形成されている。
【0017】
第2軸支部材32は、それぞれ一対設けられたうちの図3では片側のみ示す位置決め用ピン36及びボルト37で揚送体本体50の取付基部15及び第1軸支部材30Aの頂部30Dに固定される。すなわち、取付基部15,頂部30D,及び第2軸支部材32の上面には、ボルト孔15B,32B及びピン孔15A,32Aがそれぞれ対応して形成されている。このピン孔15A,32Aに挿入するピン36の長さは、取付基部15,頂部30Dの厚さ及び第2軸支部材32側のピン孔15A,32Aの合計の深さに略対応している。なお、ピン36は、第2軸支部材32を取付基部15及び第2軸支部材30Aへ取り付ける際の位置決めを行うものである。
【0018】
また、第2軸支部材32には支持片34と重なり合う下側側壁部分にボルト孔32Cが複数(この実施例では合計4個)形成されており、このボルト孔32Cに対応して支持片34の立片35Bに孔34Bが同数形成されている。これらの孔34B及びボルト孔32Cにワッシャ139を挿通したボルト138を螺合して支持片34を第2軸支部材32に締結する。
【0019】
この支持片34の基片34Aには支持板14に形成されたボルト孔14Aに対応して孔34Aが2ヶ所形成されており、これらのボルト孔14A及び孔34Aにワッシャ39を挿通したボルト38を螺合して支持片34を支持板14に締結固定する。
【0020】
なお、図3に示すように、支持片34の立片35Bには、その第2軸支部材32側の端縁に位置決め片35Cが第2軸支部材32側に向かって突設されている。
【0021】
なお、図1,5に示される如く、下ローラ20の下半周には揚送ベルト25の一部が巻掛けて折送されている。この下ローラ20の下側には食い込みシュート40が一対のL字状の食い込みシュートブラケット41を介して第1軸支部材30A,第2軸支部材32へそれぞれ固定され、下ローラ20の下部を覆っている。この食い込みシュート40にはその内周面に図示しない柔軟材が貼付され、下ローラ20へ巻掛けられた揚送ベルト25の外周との間に図示しないパチンコ玉1個より若干だけ狭い間隔を設けている。これによって食い込みシュート40の端部付近でパチンコ玉揚送装置10の後方(矢印RE方向)にあるパチンコ玉を揚送ベルト25とこの食い込みシュート40との間に誘い込む(矢印A方向)と共に、下ローラ20の周面に沿ってパチンコ玉揚送装置10の前方(矢印FR方向)及び上方(矢印UP方向)へと送るようになっている。
【0022】
ブラケット30の頂部30Dには取付基部42を介して揚送体本体50が立設されている。この揚送体本体50の下端には、ブラケット44が固着されモータ60が設置されている。このモータ60の駆動力はカバー62内の図示しないVベルトを介して下ローラ20へと伝達される。即ち、モータ60が駆動することにより下ローラ20に図1の時計方向(矢印B方向)回転力が伝達される。
【0023】
なお、図5に示すように、揚送体本体50後側(矢印RE側)には、水平断面形状がコ字状のベルトカバー48が配置され、このベルトカバー48は揚送体本体50後方下側に位置される揚送ベルト25の一部を覆い隠している。
【0024】
揚送体本体50は水平断面形状がコ字状とされており、この揚送体本体50の上端に上ローラ46が回転可能に水平に軸支されている。下ローラ20へ一部が巻掛けられた揚送ベルト25は、上ローラ46へ他の一部が巻掛けられて、上ローラ46と下ローラ20との間で循環する。ここに下ローラ20から送り出されて上ローラ46へと至る揚送ベルト25の表面部分はパチンコ玉の揚送路となる。
【0025】
揚送体本体50には、上下中間部に複数本のガイドローラ28が軸心水平で下ローラ20,上ローラ46と平行に所定間隔で軸支されている。これらのガイドローラ28の周面は揚送体本体50に形成された窓から突出し、上昇される揚送ベルト25の裏面と接触し、揚送ベルト25の中間部が後方(矢印RE方向)へ撓むのを抑え、揚送ベルト25の移動を円滑にすると共に、柔軟弾性体71又は研磨布90と揚送ベルト25との間隔を一定にしてパチンコ玉の揚送を確実にする。
【0026】
揚送体本体50の上端には、排出シュートブラケット43を介して排出シュート42が上ローラの上部を覆っている。この排出シュート42は揚送されたパチンコ玉を後方(矢印RE方向)へと送り、図示しない案内樋へと落とすように揚送ベルト25との間がパチンコ玉1個よりも若干だけ狭い間隔とされている。
【0027】
揚送体本体50の前方(矢印FR方向)には、抜き差しヒンジを介して上下扉66,68が開閉可能に配置されている。揚送体本体50の側方一端にはヒンジの一方を構成する図示しない垂直軸状の支持部が軸心を垂直として、上下に所定間隔で複数個立設固定されている。また、各上下扉66,68は水平断面形状において両側端が直角に屈曲され、側板67A,67Bとされたコ字状であり、一方の側板67Aには支持部に対応する位置にヒンジの他方を構成する図5に示す筒部65Bが軸心を垂直として固定されている。即ち、上下扉66,68はこの筒部65Bが支持部65Aに軸支されて回転することにより、パチンコ玉の揚送路を介して揚送ベルト25とは反対側に位置し揚送路を閉止する状態(図1の状態)から開放する状態まで回転移動可能に配置されている。
【0028】
図5に示される如く、上扉66の内側には柔軟弾性体71が、下扉68の内側には研磨布90がそれぞれ配置され、柔軟弾性体71,研磨布90は上下扉66,68の閉状態において揚送ベルト25に対向する。即ち、柔軟弾性体71,研磨布90は、上下扉66,68の揚送路閉止状態(図1の状態)において、上下扉66,68の揚送路側で揚送ベルト25に対向し、揚送ベルト25との間にパチンコ玉を挟持してパチンコ玉に揚送力を付与する位置に配置されている。
【0029】
なお、扉を上下2段構成としたのは、研磨布90の交換を容易にするために、研磨布90の上端に普通の大人が脚立等を使用しない状態で手が届くようにしたものである。すなわち、パチンコ玉揚送装置10の高さはパチンコ玉をパチンコ機ヤードの上方へ搬送して自然流下できるように予め設定されているため、扉の上下方向の高さは相当に高いものになる。そのため、研磨布90の長さ(下扉68の上下方向の長さ)をその上端に普通の大人が脚立等を使用しない状態で手が届き、かつ、パチンコ玉を揚送させながら充分に磨ける程度に制限し、この高さ以上の部分はパチンコ玉を排出シュート42へ送り出す、即ち、パチンコ玉を揚送ベルト25とで挟持してパチンコ玉に揚送力を付与する柔軟弾性体71とし、これらに対応するように扉を上下2段構成としてある。なお、柔軟弾性体71は、上記の如くパチンコ玉に揚送力を付与するものであるから、研磨布90に比べて交換の回数は少ない。
【0030】
また、上下扉66,68には、ヒンジ65Bの反対側の側板67Bに上下扉66,68の閉止状態を保持する締結具の一方を構成する略L字形のフック部85Aが上下に隔てて複数配置されている。一方、揚送体本体50には、フック部85Aに対応する位置に締結具の他方を構成する止具85Bがそれぞれ配置されており、フック部85Aを係止することにより上下扉66,68の閉止状態を保持する。上下扉66,68の閉止状態を維持するには、上記構成の締結具以外に各種の締結具が適用できる。
【0031】
下扉68裏面内側の両側部には、側板67A,67B寄りに研磨布90の挿入を案内する図示しない2本のガイドレールがそれぞれ配置されている。研磨布90の下端には、ポケット状の引掛部92が形成されている。この引掛部92は、研磨布90の下端を折曲げた状態で研磨布90の幅方向の両端を長手方向に沿って縫糸で縫着することによって形成されている。下扉68の下端には、その幅方向の両端に切欠がそれぞれ形成されており、これらの切欠77の間の下扉68の下端部を突片としている。図1に示される如く、研磨布90は引掛部92をこの突片へ被せて研磨布90の下端側を下扉68に係止する。
【0032】
下扉68の上端付近の外側には、ストッパ96が配置されている。このストッパ96は、下扉68の外側へ被せるように水平断面コ字状に形成された板材であり、一対のボルト96Bをストッパ96の両端を貫通して下扉68へ螺合することにより固定する。即ち、引掛部92を下扉68に引掛けた状態で上端部95を下扉68の上端で折り返してストッパ96と下扉68との間に挟持することで固定する。従って、研磨布90の長さは、下扉68の上下方向の長さよりも若干長くなるように設定されている。
【0033】
次に、本実施例の揚送ベルト25の取り替え時の着脱について説明する。図5に示すように、例えば上下扉66,68を取り外した後、食い込みシュート40,ベルトカバー48を取り外す。排出シュートブラケット43を揚送体本体50から取り外した後、揚送体本体50の両側上端から上方に突き出る上ローラ46の上下位置調整用ボルト250を、治具300の角孔を用いて螺込み,上ローラ46の位置を下方へ移動させて揚送ベルト25の張力を弱める。なお、上記各部品の取り外し順序は、上記の順序に限定されず、いずれから取り外してもよい。
【0034】
図4に示すように、下ローラ20の軸20Bの溝22Aよりスナップリング240を取り外す。なお、この場合、下ローラ20の軸20A側のスナップリング240を取り外す必要はなく、プーリカバー62,図示しないプーリ等も取り外す必要はない。
【0035】
支持片34を支持板14に締結しているボルト38及びボルト138を取り外した後、この支持片34を下ローラ20の軸20Bから図4の矢印R方向と逆方向へ移動させて引き抜く。また、図5に示される如く、第2軸支部材32側の食い込みシュートブラケット41を取り外す。また、第2軸支部材32と取付基部15とを締結しているボルト37と孔15A,32Aに挿入されているピン36は取り外す必要はない。
【0036】
上記したように張力が弱められている揚送ベルト25の下端を図4の矢印R方向と逆方向へ移動させて下ローラ20から外し、次に、上下位置調整用ボルト250,250間に位置する揚送ベルト25の上端を持ち上げ上ローラ46から外すことにより、図5の2点鎖線に示すように、揚送ベルト25を取り外す。
【0037】
補修後の又は新規な揚送ベルト25を取り付けるには、上記の逆の手順によって行う。詳しく説明すると、図5の破線に示す状態にある揚送ベルト25の上端を上ローラ46に巻き掛けて上下位置調整用ボルト250,250間に位置させ、揚送ベルト25の下端を図4の矢印R方向に移動させて下ローラ20に巻き掛ける。この巻き掛け後に、支持片34を取り付ける。すなわち、図4に示すように、支持片34を図4の矢印R方向へ移動させて第2軸支部材32に連結させ、ボルト38,138で支持片34を支持板14,32に締結する。この締結後に、スナップリング240を下ローラ20の軸20Bの溝22Aに嵌入させると共に、食い込みシュートブラケット41を第2軸支部材32に取り付ける。
【0038】
図5に示す治具300を用いて、上下位置調整用ボルト250を回転させ揚送ベルト25の張力を弛みがでないように調整した後、ベルトカバー48,排出シュートブラケット43,食い込みシュート40,上下扉66,68を取り付ける。
【0039】
従って、本実施例においては、支持片34が第2軸支部材32及び支持板14に対して着脱可能に連結されているので、支持片34の着脱のみで揚送ベルト25を容易に取り替えできる。また、本実施例においては、下ローラ20の軸20A,20Bを第1軸支部材30A,第2軸支部材32で支持する両軸支構造を維持しているので、従来の片軸支構成と異なり、高性能の揚送を可能にすると共に、下ローラ20の支持のための各部品の寿命又は信頼性を向上させる。さらに、本実施例においては、支持片34を支持板14に連結しているので、第2軸支部材32ひいては下ローラ20を安定して支持できる。
【0040】
揚送ベルト25の取り替え後は、モータ60を駆動することにより下ローラ20が時計方向に回転してパチンコ玉を揚送ベルト25と食い込みシュート40との間に誘い込み、パチンコ玉揚送装置10の前方及び上方へと送る。即ち、パチンコ玉は揚送ベルト25と研磨布90とに挟持されて研磨布90で研磨(摺動回転)されながら揚送される。
【0041】
さらに、図5に示すように、パチンコ玉が柔軟弾性体71にまで揚送されると、パチンコ玉は揚送ベルト25と柔軟弾性体71とに挟持,揚送されて排出シュート42から排出される。
【0042】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、両軸支構造を保持しつつ無端の揚送ベルトの着脱が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るパチンコ玉揚送装置を示す斜視図である。
【図2】本実施例に係るローラ軸支構造の要部を示す一部破断した正面図である。
【図3】本実施例に係るローラ軸支構造を示す分解斜視図である。
【図4】本実施例に係る揚送ベルトの取り外し状態のローラ軸支構造を示す分解正面図である。
【図5】本実施例に係る揚送ベルトの取り外し状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 パチンコ玉揚送装置
12 ベース
14 支持板(基礎)
20 下ローラ
20A,20B 下ローラの軸
25 揚送ベルト(無端ベルト)
30A 第1軸支部材
30D 頂部
32 第2軸支部材
34 支持片
41 食い込みシュートブラケット
50 揚送体本体
250 上下位置調整用ボルト
Claims (1)
- 揚送体本体の上下に配置される上ローラと下ローラとの間に無端の揚送ベルトを掛け渡して、この揚送ベルトでパチンコ玉を揚送するパチンコ玉揚送装置であって、
支持板と、
前記支持板から立設され前記下ローラのローラ軸の一方を軸支する第1軸支部材と、
前記揚送体本体を支持し、前記第1軸支部材の上部と連続し前記揚送ベルトのループ内を通る頂部と、
前記ローラ軸の他方を軸支し、前記頂部の自由端側から下方へ前記支持板との間に揚送ベルトを通せるように延出する第2軸支部材と、
前記第2軸支部材及び前記支持板に着脱可能に取り付けられ前記第2軸支部材を前記支持板へ支持する支持片と、
前記下ローラの周面の下側を覆い、パチンコ玉を狭持揚送する通路を前記揚送ベルトの前記下ローラの周面に巻掛けられた部分との間に形成する食い込みシュートと、
前記食い込みシュートを前記第1軸支部材及び前記第2軸支部材にそれぞれ固定する食い込みシュートブラケットと、
前記揚送体本体の上端に着脱可能に取り付けられた排出シュートブラケットと、
前記上ローラの上下位置を調整するために前記揚送体本体の両側上端から上方に突き出して設けられた上下位置調整用ボルトと、を備え、
前記排出シュートブラケットが取り外されたときに、前記上ローラに巻き掛けられた前記揚送ベルト上端が前記上下位置調整用ボルト間に位置するように構成されている
ことを特徴とするパチンコ玉揚送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12147995A JP3574501B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | パチンコ玉揚送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12147995A JP3574501B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | パチンコ玉揚送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08309013A JPH08309013A (ja) | 1996-11-26 |
JP3574501B2 true JP3574501B2 (ja) | 2004-10-06 |
Family
ID=14812177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12147995A Expired - Lifetime JP3574501B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | パチンコ玉揚送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3574501B2 (ja) |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP12147995A patent/JP3574501B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08309013A (ja) | 1996-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3574501B2 (ja) | パチンコ玉揚送装置 | |
JP3962957B2 (ja) | 玉磨き揚送装置 | |
JPH0744970B2 (ja) | 玉揚送装置 | |
JPH08299569A (ja) | 遊技球揚送装置 | |
JP3544583B2 (ja) | 遊技球揚送装置 | |
JP3544582B2 (ja) | 遊技球揚送装置 | |
JPH08323033A (ja) | 遊技球揚送装置 | |
JP4099834B2 (ja) | 玉磨き用ベルト自動巻取機構 | |
JP3890615B2 (ja) | 玉磨き揚送装置 | |
JP4144039B2 (ja) | 玉磨き用ベルト自動巻取機構 | |
JP3769776B2 (ja) | 玉磨き揚送装置 | |
JP3873303B2 (ja) | 玉揚送装置 | |
JP4063351B2 (ja) | 遊技球の昇降式研磨装置 | |
JP6772532B2 (ja) | 玉揚送装置 | |
JP4251139B2 (ja) | 玉磨き揚送装置 | |
JP3926458B2 (ja) | パチンコ玉用研磨装置 | |
JP3821058B2 (ja) | 玉磨き揚送装置 | |
JP6426256B2 (ja) | 遊技球揚送装置 | |
JP4483281B2 (ja) | 遊技媒体揚送装置 | |
JP2011030814A (ja) | 玉磨き揚送装置の研磨ベルト | |
JP4305504B2 (ja) | 玉揚送装置 | |
JP2526415Y2 (ja) | 還元機 | |
JP4923346B2 (ja) | 玉磨き揚送装置 | |
JP4405244B2 (ja) | パチンコ玉搬送コンベヤ | |
JPH08299576A (ja) | 遊技球揚送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040116 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040519 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040506 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040608 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040702 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |