JP4360950B2 - 遊技球の揚送研磨装置 - Google Patents

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Description

この発明は、揚送ベルトと研磨布とで挟持した遊技球を、その摩擦によって磨きながら揚送する揚送研磨装置に関するものである。
従来、定位置に保持されている研磨布に対して揚送ベルトを移動することで、該研磨布と揚送ベルトとの間で生じる摩擦によって遊技球を磨きながら揚送する前記揚送研磨装置において、前記研磨布の使用により汚れた使用済み部分と未使用部分と入れ替えるために、該研磨布を遊技球の揚送方向とは反対方向に移送して巻取る機構を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示されている揚送研磨装置では、研磨布を圧接ローラにより引っ張って移送する移送部と、研磨布の使用済み部分をロール状にして保持する巻取部とを単一の駆動部によって駆動するよう構成され、研磨布を巻取るためだけの駆動部を不要としてコストの低減化が図られている。
特開2003−190607号公報
前記特許文献1の揚送研磨装置においては、遊技球の揚送部を開閉する開閉カバー部の外面に載置部が設けられ、該載置部に、使用前の研磨布を軸芯にロール状に巻回したロールが載置されるようになっている。ここで、研磨布は好適な研磨のための摩擦が得られるようにするため、およびその交換作業の回数をできるだけ少なくするために、厚手(一般に、厚さ1.7mm)で長尺(一般に、一ヶ月分:長さ約25m)のものが一般に用いられている。しかし、厚手で長尺の研磨布をロール状にすると、そのロール径が大きくなるため、前記載置部に載置した際には外方に大きく突出する。また、ロールの断面形状が円形であるために、前記載置部に載置した状態では該ロールの四隅および軸部に所謂デッドスペースが存在することとなり、揚送研磨装置の寸法もその分だけ大きくなる。従って、揚送研磨装置を設置するために大きな空間を確保しなければならず、できるだけ省スペース化を図りたいという遊技場の要望に反することとなっていた。
前記特許文献1において遊技球の揚送方向は、研磨布の引っ張り方向とは逆の下から上であるので、遊技球が揚送される際に研磨布が上方に押し上げられることとなる。そのため、前記移送部において研磨布を固定しておけば、遊技球の揚送により研磨布の未使用部分が引き出されることはない。しかし、摩擦により研磨布が伸びたり、大きな摩擦によって一旦巻取った使用済み部分が引き出されてしまうことで、該研磨布が一旦ダブついてしまうと、使用前の研磨布をロール状にしていることにより、開閉カバー部の上端から未使用のロールまでダブついたままの研磨布が露出した状態となり、遊技場従事者がメンテナンス作業を行なう際に邪魔となる難点が指摘される。
また、前記ロールは載置部に載置されているだけであるから、研磨布の使用済み部分を未使用部分に入れ替える際に、該ロールから余分な未使用部分が引き出されてしまい、前述したと同様の問題を招くことがある。
すなわち本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、揚送研磨装置を小型化すると共に、メンテナンス作業に支障を来たすことのない遊技球の揚送研磨装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る遊技球の揚送研磨装置は、
揚送ベルト(12)と研磨布(14)とを対向させて遊技球を研磨しながら揚送する揚送研磨装置(10)において、
使用前の研磨布(14)が折り返された重層状態で収納される使用前収納箱(30)が装着される装着部(26)と、
前記装着部(26)に装着した使用前収納箱(30)に設けた開口部(30a)から引き出され、前記揚送ベルト(12)との対向部に掛渡された研磨布(14)を駆動力によって引っ張る引張駆動部(40)とから構成され、
前記使用前収納箱(30)には、前記研磨布(14)を上下で折り返された重層状態で収納されると共に、前記開口部(30a)は、該研磨布(14)の重層方向における一側方に片寄って設けられ、該開口部(30a)に近接する側の側壁(33a)に弾性部材(36)が配設されて、収納されている研磨布(14)を開口部(30a)から離間する側の側壁(31a)に向けて圧縮付勢するよう構成したことを特徴とする。
前記装着部(26)に装着された前記使用前収納箱(30)の上面に前記開口部(30a)を設けると共に、前記装着部(26)の下方に前記引張駆動部(40)を設け、
前記対向部の下端から前記引張駆動部(40)までの間の位置で、前記研磨布(14)を固定解除自在に固定する固定手段(42,43)を配設するようにしてもよい。
前記使用前収納箱(30)に、前記研磨布(14)を上下で折り返された重層状態で収納すると共に、前記開口部(30a)を、該研磨布(14)の重層方向における一側方に片寄って設け、該開口部(30a)から離間する側の側壁(31a)に前記弾性部材(36)を配設して、収納されている研磨布(14)を開口部(30a)に近接する側の側壁(33a)に向けて圧縮付勢する構成を採用することができる。
請求項1に係る揚送研磨装置によれば、使用前収納箱に、使用前の研磨布を折り返した重層状態で収納するよう構成したから、従来技術のように研磨布を軸芯にロール状に巻回したものに比べ、少なくとも軸芯の分は使用前の研磨布を設置するのに要するスペースを縮小することができ、小型化を図り得る。更に、使用前の研磨布の断面形状を、円柱形状でなく直方体形状とし得るから、装着時におけるデッドスペースを無くすことができ、スペースの有効利用を図り得る。また、使用前収納箱における開口部から離間する側壁に向けて弾性部材で研磨布を押すようにしたから、未使用部分の引き出しに際しては開口部の端縁に研磨布が接触して抵抗が加わるため、該研磨布が必要以上に引き出されてダブつくのを抑制することができる。
請求項2に係る揚送研磨装置によれば、使用前収納箱の上面に開口部を設けたから、遊技球の揚送により研磨布が一旦ダブついてしまった場合においても、該ダブついた部分を前記開口部を介して研磨布の重さにより再び使用前収納箱に収納することができ、ダブついた研磨布が露出することでメンテナンス作業に支障を来たすのを防止し得る。
次に、本発明に係る遊技球の揚送研磨装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、揚送研磨装置において揚送ベルト部が配設される側を前、研磨布部が配設される側を後と指称すると共に、その前後方向と交差する左右方向に関しては、該揚送研磨装置を後側から見た場合において指称するものとする。
(揚送研磨装置の全体)
図1に示す遊技球の揚送研磨装置10は、支持台11の上に垂直状に立設されて、上下方向に循環移動する揚送ベルト12を備えた揚送ベルト部13と、該揚送ベルト部13の後側に配設されて、前記揚送ベルト12に対してその移動方向に所定長さに亘って対向するよう掛渡された研磨布14を備えた研磨布部15とから基本的に構成される。そして、揚送ベルト12と研磨布14との対向部(研磨揚送経路)の下端に供給された遊技球を、揚送ベルト12の移動によって研磨布14との摩擦により研磨しつつ揚送するよう構成されている。なお、研磨布部15は、揚送ベルト部13に対して開閉自在に片側縁部で支持されて、前記対向部を開放し得るよう構成される。また研磨布部15は、前記対向部を閉成した状態で、複数の係止手段55により係止保持されるようになっている。
(揚送ベルト部)
前記揚送ベルト部13は、その本体をなす支持体16の上下位置に、上ドラムと下ドラム(何れも図示せず)とが左右方向(幅方向)に延在する軸回りに回転自在に枢支されており、両ドラム間に、無端状の揚送ベルト12が巻掛けられている。図1に示すように支持体16の右側面下端部に、下ドラムを回転駆動する駆動手段としての揚送モータ17が配設され、該モータ17により下ドラムを所定方向に回転駆動することで、前記揚送ベルト12は、前記研磨布14との対向部に臨む揚送側移動部(後側の移動部)が、下から上に向けて移動するように上下のドラム間を循環するよう構成される。なお、揚送ベルト部13の支持体16には、揚送ベルト12における揚送側移動部を、後述するガイドレールに沿って移動するように案内する複数のガイドローラ(図示せず)が上下方向に所定間隔で配設されている。
前記支持体16は、前記研磨布部15の配設位置の上端より更に上方に所定長さ延出し、この延出部の後側には、前記揚送ベルト12の揚送側移動部と対向する非研磨部材18が開閉自在に配設されており、前記研磨布14と揚送ベルト12との対向部を経た遊技球は、該非研磨部材18と揚送ベルト12との対向部(非研磨揚送経路)に導入されて、研磨されることなく支持体16の上端まで引続き揚送されるようになっている。
前記支持体16の前側における下端部には、遊技機設置島に設置したパチンコ機から回収された遊技球が流入する流入ガイド19が設けられ、該ガイド19に流入した遊技球を、図示しない流入口を介して前記対向部(研磨揚送経路)の最下端に取込むよう構成される。また支持体16の上端部に、前記非研磨揚送経路を揚送された遊技球を遊技機設置島の上部に設けられた樋に放出する排出口(図示せず)を前方に開口した排出ガイド20が設けられている。
なお、前記流入口には、該流入口を開閉するシャッター(図示せず)が設けられ、前記研磨布14における使用済み部分を未使用部分に入れ替える際(後述)には、該研磨布14を前記研磨揚送経路から引張移動する前に該シャッターによって流入口を閉鎖し、前記流入ガイド19から新たな遊技球が研磨揚送経路に取込まれないよう構成してある。
(研磨布部)
前記研磨布部15は、図1または図2〜5に示す如く、前記揚送ベルト部13の支持体16より短尺に設定されると共に、前側に開放する断面略コ字状に形成されたカバーケース21を備え、該カバーケース21の前面を前記揚送ベルト12における揚送側移動部に対向する状態で、その一側縁部が支持体16に回動自在に枢支されている。このカバーケース21の後面上端部に、研磨布14のガイドユニット22が配置される。このガイドユニット22には、研磨布14を支持するガイド面23aと、該ガイド面23aの後方において上下に離間する複数の経路ガイド23と、最上位の経路ガイド23の上方に回動自在に枢支された上ガイドローラ24とが配設され、後述する使用前収納箱30から引き出された研磨布14は、ガイド面23aと複数の経路ガイド23との間を経た後に上ガイドローラ24に案内されて、カバーケース21の上端から前側(揚送ベルト12との対向部)に引き出されるようになっている。
また前記ガイドユニット22には、前記使用前収納箱30から引き出された研磨布14の経路において前記経路ガイド23,23により規制された研磨布14によって押圧されてONまたはOFFとなるセンサ25が設けられ、該センサ25は図示しない制御部に接続されている。そして、制御部では、センサ25が研磨布14により押圧されなくなることでOFFまたはONとなったときに、後述する引張モータ41の駆動を停止するよう設定される。すなわち、このセンサ25は、使用前収納箱30に収納されている研磨布14が使い尽くされたことを検出するべく機能する。
前記カバーケース21の前面には、上下方向に延在する凹溝が左右方向に複数並列に形成されたガイドレール(図示せず)が上下方向の全長に亘って配設され、該ガイドレールと前記揚送ベルト12の揚送側移動部とが対向するよう構成される。そして、前記研磨布14が、ガイドレールの上端から下端までに亘って、該ガイドレールの前面を覆うように掛渡されることで、該研磨布14が揚送ベルト12の揚送側移動部と対向するようになっている。なお、カバーケース21の左右両側面の内側における所定位置には、研磨布14の幅方向の両端部を案内する経路規制部材(図示せず)が対向して配置され、該研磨布14が横ずれしたりガイドレールから浮き上がるのを防止するよう構成される。
(装着部)
前記カバーケース21の後側には、図2〜図5に示す如く、前記ガイドユニット22の下方に、使用前収納箱30を着脱自在に装着する装着部26が設けられている。この装着部26は、上方に開口する矩形状に形成され、その上部開口26aから使用前収納箱30を挿脱し得るよう構成される。装着部26の構成を更に詳しく述べれば、カバーケース21の後面に、後側に開放する断面略コ字状に形成された第1支持枠27が配設されると共に、該第1支持枠27の後側上部に、前側に開放する断面略コ字状に形成された第2支持枠28が対向するよう配設され、両支持枠27,28によって上方に開口された装着部26が構成される。また装着部26の内部には、使用前収納箱30の下端に当接して装着位置を規制する規制部材29が配設されている。なお、第1支持枠27は、カバーケース21の下端まで延在し、後述する使用後収納部37をも構成するようにしてある。
(使用前収納箱)
前記装着部26に着脱自在に装着される使用前収納箱30は、図6に示す如く、研磨布14の幅より若干大きな幅寸法で該研磨布14の引き出し方向に長尺な略直方体状を呈するものであって、研磨布14が収納される後側に開放する箱状の本体部31と、該本体部31に対して一側部が蝶番32,32(図3参照)を介して回動可能に配設され、本体部31の開口を開閉する蓋部33とから構成される。なお、蓋部33における枢支側とは反対の他側部に複数の係止金具34が配設され、該蓋部33を閉成した際に各係止金具34が本体部31の対応する位置に配設した被係止金具35に係止されて、蓋部33を閉成状態に保持し得るよう構成されている。そして、該使用前収納箱30は、図3に示す如く、前記本体部31の外底面(開口とは反対側)を前記カバーケース21の後面と対向すると共に、その長手方向を上下方向に沿わせた縦置姿勢で、前記装着部26に装着されるようになっている。なお、この装着状態において使用前収納箱30の上面は、前記ガイドユニット22の下端に近接位置するよう設定される。
前記使用前収納箱30の長手方向の一端面、すなわち装着部26への装着状態において上面には、前記本体部31と蓋部33とにより開口部30aが形成され、該開口部30aから研磨布14を引き出し得るようになっている。また開口部30aは、使用前収納箱30の前後方向において一方の側(研磨布14の重層方向の一側方)、実施例では蓋部33側に片寄って設けられ、装着部26に使用前収納箱30を装着した際には、図3に示す如く、該開口部30aはカバーケース21から離間する側に位置し、前記ガイドユニット22への研磨布14のセット作業を容易に行ない得るよう構成される。
前記本体部31には、図7に示す如く、その長手方向(装着部26への装着状態で上下方向)の両端部で折り返された有端状の研磨布14が重層状態で収納されており、その先端が前記開口部30aから外部に引き出されている。また前記蓋部33における本体部31の開口と対向する壁部(開口部30aに近接する側の側壁)33aの内面に、本体部31の内方(重層状態の研磨布側)に向けて開拡する略V字の板バネからなる弾性部材36が配設されており、該蓋部33を閉成することで、図8に示す如く、本体部31に重層状態で収納されている研磨布14を、その重層方向に弾性部材36により圧縮付勢して、該研磨布14の体積を縮小し得るよう構成される。なお実施例では、前記開口部30aから離間する本体部31の底壁(開口部30aから離間する側の側壁)31aに向けて研磨布14が圧縮付勢され、該開口部30aから引き出される研磨布14は、開口部30aの内縁に接触して所要の抵抗が付与されるようになっている。
なお、前記弾性部材36の両端部には、各端縁が蓋部側を向くように湾曲する湾曲部36aが夫々形成されており、蓋部33を閉成した際には該湾曲部36aの曲面部が研磨布14と接触し、該研磨布14の引き出しを支障なく行ない得るようにしてある。また蓋部33の前記壁部33aには、弾性部材36における各湾曲部36aの端縁部の外方への突出を許容する逃し口33bが夫々開設され、前記本体部31への研磨布14の収納量を稼ぎ得るようにしてある。すなわち、蓋部33に逃し口33bが設けられていない場合は、湾曲部36aの端縁が蓋部33の壁部内面に当接することで、該湾曲部36aの湾曲量分だけは蓋部33と研磨布14との間に隙間ができてしまい、この分だけ収納量が減ってしまう。しかるに、逃し口33bを設けて湾曲部36aにおける端縁部の外方への突出を許容すれば(図8における二点鎖線の状態)、少なくとも弾性部材36における湾曲部以外の部分が壁面内面に密着するまでは本体部31に研磨布14を収納することが可能となるものである。
(使用後収納部)
図1〜図5および図9に示す如く、前記カバーケース21の後側には、前記装着部26の下方に配設された後述する引張駆動部(引張固定部)40の下方に、該引張駆動部40により引張移動された研磨布14の使用済みの部分が落とし込まれる空間37aが画成された使用後収納部37が設けられている。この使用後収納部37は、前記第1支持枠27と、該支持枠27の下端に配設された底部材38とで構成されて、上方および後方に開放しており、その上方開口から研磨布14が空間37aに落とし込まれる。また使用後収納部37の後方開口が、空間37aに落とし込まれている使用後の研磨布14を取出す取出口37bとして機能するようになっており、該取出口37bの開口寸法は、空間37aに落とし込まれた使用後の研磨布14を容易に取出し得る値に設定される。なお、第1支持枠27における底部材38から下方に延出する後端部(取出口側)に下ガイドローラ39が回動自在に枢支されており、前記カバーケース21の下端(研磨揚送経路の下端)から後側に導びかれた研磨布14は、該下ガイドローラ39に巻掛けられた後に上方の前記引張駆動部40に導びかれるように構成される。そして、この状態で、図4に示す如く、下ガイドローラ39から引張駆動部40までの間に臨む研磨布14により、前記取出口37bが覆われるようになっている。すなわち、使用後収納部37の取出口37bは、前記引張駆動部40の配設位置より引張移動方向の上流側の研磨布14により覆われ、前記空間37aに落とし込まれた研磨布14が取出口37bから外部にはみ出すのを防止するよう構成される。
なお、前記使用前収納箱30の高さ寸法、および使用後収納部37の高さ寸法は、前記カバーケース21の高さ寸法に応じて、許容する限り長く設定することができる。
(引張駆動部)
図1〜図5および図9に示す如く、前記装着部26の下方、すなわち該装着部26と前記使用後収納部37との間に、研磨布14を引張移動する引張駆動部(引張固定部)40が配設されている。この引張駆動部40は、駆動源としての引張モータ41の駆動力によって回転する第1ローラ42と、該第1ローラ42に対して近接・離間移動可能な第2ローラ43とを備え、両ローラ42,43の間で研磨布14を圧接固定し得るよう構成される。
前記引張駆動部40は、前記第2支持枠28の配設位置より下側の第1支持枠27の内部に配設されて左右方向に離間する一対の側板44,44間に、前記第1ローラ42が回動自在に枢支されており、該第1ローラ42は、第1支持枠27の右側外面に配設した正逆回転可能な引張モータ41に連結されて、該モータ41の正逆駆動により正転および逆転するよう構成される。
前記両側板44,44間には、図9に示すローラ支持体45が回動自在に配設されている。このローラ支持体45は、左右方向に離間する一対の回動アーム46,46と、両アーム46,46の開放端部間に配設された覆部47と、この覆部47の先端部に張出されて左右方向に離間する枢支板48,48とから構成され、両枢支板48,48間に前記第2ローラ43が回動自在に枢支されている。そして、ローラ支持体45を正逆方向に揺動することで、第2ローラ43は、前記第1ローラ42に研磨布14を介して当接する固定位置(図9(b))と、該第1ローラ42から後方に離間する開放位置(図9(a))との間を移動するよう構成される。なお、両回動アーム46,46の離間寸法は、前記研磨布14の幅より長く設定され、両回動アーム46,46の間を研磨布14が通過し得るようになっている。
前記各回動アーム46は、前記第2ローラ43を第1ローラ42から後方に離間させた図9(a)に示す開放位置において逆L字状を呈し、その上下方向に延在する第1腕部46aの上端が、対応する前記側板44に回動軸49を介して回動自在に軸支されている。また第1腕部46aには、ストッパ50が設けられ、該ストッパ50が側板44の下端に当接することで、前記ローラ支持体45が開放位置で位置決めされるよう構成される。
前記開放位置において回動アーム46,46の後方に向けて延在する第2腕部46b,46b間に前記覆部47が配設されて、図9(a)に示す開放位置において、該覆部47は上方に向けて所定長さで延在している。そして、その上端部において前側(カバーケース側)に向けて前記枢支板48,48が延出し、両枢支板48,48間に枢支される第2ローラ43が、前記第1ローラ42に対して所定間隔離間して平行に臨むようになっている。すなわち、第2ローラ43の開放位置において、両ローラ42,43の間には所要の隙間ができ、該隙間を介して下側から導びいた研磨布14を両ローラ42,43の間に臨ませ得るよう構成してある。
前記ローラ支持体45を、図9(a)において前記回動軸49,49を中心として時計方向に回動して開放位置の第2ローラ43を固定位置に移動すると、図9(b)に示すように、該第2ローラ43は第1ローラ42に研磨布14を挟んで当接し、該研磨布14を移動不能に圧接固定し得るよう構成される。すなわち実施例では、引張駆動部40を構成する両ローラ42,43が、研磨布14を固定解除自在に固定する固定手段を兼用している。なお、固定位置の第2ローラ43は、図9(b)に示すように、第1ローラ42に対してその中心を通る鉛直線より前側(カバーケース側)の外周面に研磨布14を挟んで当接するよう設定され、第1ローラ42に巻掛けられている研磨布14が引張移動方向とは逆方向に引張られたとしても、該第2ローラ43を支持しているローラ支持体45が開放方向には容易に回動しないよう構成される。
そして、前記第2ローラ43を固定位置に位置決めした状態で、前記引張モータ41を正転駆動することで、第1ローラ42が正転(図9(b)において時計方向の回転)し、これによって第2ローラ43が研磨布14を介して逆方向に回転(図9(b)において反時計方向の回転)することで、両ローラ42,43の間で挟持している研磨布14を、前記揚送ベルト12との対向部から当該引張駆動部40に導びかれている部分を引っ張るように移動(引張移動)し、使用済み部分を前記使用後収納部37の空間37aに上方開口から落とし込むよう構成される。
(スイッチ類)
前記研磨布部15における装着部26と引張駆動部40との間には、前記制御部に接続するスタートスイッチ51、タイマ52、回転方向スイッチ53および緊急停止スイッチ54が設けられている。前記スタートスイッチ51は、研磨布14の使用済み部分を未使用部分に入れ替えるように研磨布14を引張移動させるために、前記第1ローラ42を回転駆動する引張モータ41を始動させるスイッチである。なお、スタートスイッチ51を押圧操作すると、直ぐに前記流入口に設けられたシャッターが閉鎖状態となるよう構成される。前記タイマ52は、待機時間ダイアルと駆動時間ダイアルの2つの時間設定ダイアルを備え、待機時間ダイアルによって、前記スタートスイッチ51を押圧してから引張モータ41を始動させるまでの待機時間(遅延時間)を設定すると共に、駆動時間ダイアルによって、引張モータ41を駆動している駆動時間を設定するよう構成される。すなわち、待機時間は、前記流入口に設けられたシャッターが閉鎖状態になる前までに前記揚送ベルト12と研磨布14との対向部に流入した遊技球を、全て揚送して前記排出ガイド20から排出するために必要な時間であって、例えば30秒に設定される。また駆動時間は、前記第1ローラ42を正転駆動することで、前記ガイドレールの上端から下端までの対向部(研磨揚送経路)に掛渡されている研磨布14の使用済み部分を、全て未使用部分に入れ替えるように引張移動することができる時間であって、例えば45秒に設定される。
前記回転方向スイッチ53は、「N(ニュートラル)」,「正転」,「逆転」の3つの角度位置に、回動して位置決めし得るよう構成され、「N」に位置決めされている状態では、前記スタートスイッチ51を押圧操作することで、研磨布14の使用済み部分を未使用部分に入れ替える通常の運転が行なわれるよう設定される。これに対して「正転」または「逆転」に位置決めした場合は、前記スタートスイッチ51の押圧操作とは関係なく、前記引張モータ41が正転駆動または逆転駆動して、研磨布14を任意の方向に引張移動させ得るよう設定される。なお、前述したように、「正転」の場合は前記使用後収納部37の空間37a内に研磨布14が落とし込まれ、「逆転」の場合は該空間37a内の研磨布14が引き出される。また前記緊急停止スイッチ54は、緊急の場合に使用されるものであって、該停止スイッチ54を押圧操作することで引張モータ41は強制停止される。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る遊技球の揚送研磨装置の作用につき説明する。
先ず、実施例の揚送研磨装置10における研磨布14のセッティング作業について説明する。なお、セッティング作業に際しては、前記揚送ベルト部13に対して研磨布部15を開放すると共に、前記第2ローラ43を、図9(a)に示す開放位置に位置決めする。
前記研磨布14が折り返された重層状態で収納されると共に、前記開口部30aから先端が引き出されている前記使用前収納箱30を、その開口部30aが上を向く縦置姿勢で、その下端部を前記装着部26に上方から挿入する。このとき、前記規制部材29に使用前収納箱30の下端が当接して位置決めされると共に、第1および第2支持枠27,28により四方が支持されて、該使用前収納箱30は装着部26に位置決め状態で装着される(図3参照)。
前記使用前収納箱30には、研磨布14が上下で折り返された重層状態で収納されているから、従来のようにロール状に巻回する場合に比べ、使用前の研磨布14の設置スペースを縮小することができ、揚送研磨装置10の小型化を図り得る。更に詳しく述べれば、研磨布14が長くなれば、ロール状にした際の径が増大するため、該ロール状の研磨布を揚送研磨装置10の後部に設置した場合は、その後方への突出量が大きくなり、その部分を収容するための空間を確保する必要があり、大きな設置スペースを確保しなければならない。しかるに、実施例のように研磨布14を重層状態とした場合は、その前後方向の厚みを薄くすることができ、後方への突出量を抑えて、揚送研磨装置10の設置スペースを小さくし得る。更に、直方体状の使用前収納箱30を前記装着部26に装着した状態でデッドスペースが生ずることもなく、スペースの有効利用を図ることができる。
前記使用前収納箱30の開口部30aから引き出した研磨布14を、前記ガイドユニット22の各経路ガイド23,23に掛けると共に上ガイドローラ24に掛けた後、前記カバーケース21の前側に折り返し、前記ガイドレールの前面に上端から下端まで掛渡す。更に、ガイドレールの下端から後側に折り返した研磨布14を、前記下ガイドローラ39に巻掛けた後に上方に導びき(図4参照)、前記第1ローラ42と第2ローラ43との間に臨ませる。すなわち、図9(a)に示す如く、第1ローラ42と、後方に離間している第2ローラ43との隙間を下側から上側に通過させた研磨布14を、第1ローラ42の上部に後側から前側に巻掛け、その先端を前記使用後収納部37における上方開口の上側に臨ませる。
そして、前記ローラ支持体45を回動して第2ローラ43を固定位置に臨ませることで、図9(b)に示す如く、前記第1ローラ42に巻掛けられている研磨布14は、該第1ローラ42と第2ローラ43とで挟持され、移動不能に圧接固定される。このように研磨布14のセッティング作業が完了した後、前記研磨布部15を揚送ベルト部13に対して閉成することで、前記ガイドレールの前面に上端から下端まで掛渡されている研磨布14が、前記揚送ベルト12の揚送側移動部と対向する状態となる。なお、第2ローラ43を固定位置に臨ませると、前記ロール支持体45の覆部47により第1ローラ42および第2ローラ43が覆われ、該回転部に手指が入るのを防止し得るようになっている。
前記研磨布14のセッティング作業に際し、前記使用前収納箱30の本体部31に収納されている研磨布14は、前記弾性部材36で押されて重層状態を維持しつつ引き出されるから、該研磨布14が捩じれたり絡まるのは抑制される。また、前記弾性部材36の圧縮付勢により引き出される研磨布14に抵抗が付与されることで、余分な研磨布14が引き出されることを防止でき、前記揚送ベルト12との対向部で研磨布14がダブつくのを抑制できる。更に、実施例では、前記本体部31に重層状態で収納されている研磨布14を、前記弾性部材36により研磨布14が引き出される開口部30aから離間する側に向けて圧縮付勢しているから、該開口部30aから引き出される研磨布14は、開口部30aの内縁に接触して所要の抵抗が付与されることとなり、これによっても研磨布14の必要以上の引き出しを抑制し得る。
次に、揚送研磨装置10による遊技球の揚送について簡単に説明する。前記揚送モータ17を駆動して前記揚送ベルト12を循環移動すると、前記流入ガイド19を介して研磨布14と揚送ベルト12との対向部の下端の流入口に取込まれた遊技球は、停止している研磨布14に対して揚送ベルト12が上方に移動することで、該揚送ベルト12と研磨布14との間に挟まれた状態で揚送されると共に、該遊技球は研磨布14との間の摩擦によって研磨される。そして、揚送ベルト12と研磨布14との対向部から前記非研磨部材18との対向部に移行して更に揚送され、前記排出ガイド20から前記樋に排出される。
なお、この遊技球の揚送工程において、遊技球が上昇することに伴い研磨布14も遊技球の研磨揚送経路において上方に引っ張られるが、研磨布14における前記揚送ベルト12との対向部の下端より引張移動方向の下流側の部位が、前記第1ローラ42と第2ローラ43とによって圧接固定されているから、該研磨布14が上方に移動してしまうことはない。但し、摩擦により研磨布14が伸びることでダブつくおそれはあるが、該ダブついた部分は、遊技球との摩擦によって前記ガイドレールの上端から後側に移動し、その自重により前記使用前収納箱30の開口部30aから内部に戻ることが可能である。すなわち、ダブついたままのの研磨布14が揚送研磨装置10の外部に露出した状態となり、遊技場従事者がメンテナンス作業を行なう際に手指や工具等を引掛けて作業と邪魔となるのを未然に防ぐことができる。
次に、前記揚送ベルト12との対向部に掛渡されている研磨布14が汚れ、該汚れた使用済み部分を未使用部分に入れ替える場合の動作について説明する。前記スタートスイッチ51を押圧操作すると、前記シャッターが作動して前記流入口を閉鎖し、前記流入ガイド19を介して新たな遊技球が流入口から前記対向部(研磨揚送経路)に取込まれないようになる。このとき、前記タイマ52に設定された待機時間のカウントが開始され、該カウントが終了するまでは前記引張モータ41は駆動されず、従って前記揚送ベルト12の循環移動により、既に対向部に取込まれている遊技球が揚送され、前記排出ガイド20を介して排出される。なお、前記待機時間内であって所定時間(全ての遊技球が排出される時間)が経過すると、前記揚送モータ17の駆動が停止して前記揚送ベルト12の循環移動も停止する。
前記待機時間が経過すると、前記タイマ52に設定された駆動時間のカウントが開始されると共に前記引張モータ41が正転駆動され、前記第1ローラ42が正転方向に回転し、前記研磨布14を挟んで圧接されている第2ローラ43も回転するのに伴って、研磨布14が引張移動される。すなわち、前記下ガイドローラ39から引張駆動部40に至る部分が上方に引き上げられ、これによって前記揚送ベルト12との対向部に臨んでいる使用済み部分が下方に引張移動され、前記使用前収納箱30の開口部30aから引き出された研磨布14の未使用部分が新たに揚送ベルト12との対向部に導びかれる。また研磨布14における使用済み部分は、前記両ローラ42,43の回転により前記使用後収納部37の空間37aに自重により落とし込まれる(図4,図5参照)。そして、前記駆動時間が経過すると、前記引張モータ41の駆動が停止し、前記第1ローラ42の回転が停止することで、研磨布14は引張移動されなくなる。これによって、前記揚送ベルト12との対向部の全長に亘り、研磨布14の未使用部分が掛渡され、入れ替え作業は完了する。
前述したように実施例では、研磨布14の使用済み部分を、ロール状に巻取ることなく、前記使用後収納部37の空間37aに自重により落とし込むようにしたので、使用済み部分を引張移動する引張駆動部40とは別の駆動箇所を設ける必要はなく、部品点数を低減すると共に構成が簡単となり、揚送研磨装置10の小型化を図ることができる。また研磨布14のセッティング作業に際しては、第1ローラ42に対して第2ローラ43を開放位置に移動するだけでよく、各種部品を取外す等の煩雑な作業は必要としない。更に、研磨布14が前記第1ローラ42と第2ローラ43とで挟持されていれば、該研磨布14の引張移動と空間37aへの落とし込みとを行ない得るから、前記セッティング作業に際して従来のように両ローラ42,43の間に通した研磨布14の先端を更に巻取軸に掛付ける煩雑な作業を行なう必要はなく、セッティング作業を簡略化し得る。
更に、前記使用後収納部37の取出口37bは、図4に示す如く、空間37aに落とし込まれる前の研磨布14で覆われているから、該空間37aに落とし込まれた研磨布14が取出口37bから外部にはみ出すことはなく、メンテナンス作業の邪魔となることはない。しかも、取出口37bを研磨布14で覆うので、該取出口37bを開閉するための扉等を別途設ける必要はなく、部品点数を低減してコストを低廉に抑えることができる。
前記研磨布14の使用済み部分と未使用部分との入れ替え作業を繰り返し、該作業中に前記センサ25が研磨布14で押圧されなくなると、前記制御部では、前記使用前収納箱30に収納されていた研磨布14が使い尽くされたものと判断し、前記引張モータ41を停止して作業を中断する。そして、このときには、前記回転方向スイッチ53を「正転」側に切り替えることで、前記引張モータ41が正転駆動し、前記引張駆動部40より引張移動方向の上流側に残っている研磨布14を、全て前記使用後収納部37の空間37aに落とし込むことができる。全ての研磨布14が空間37aに落とし込まれると、前記取出口37bは開口するから、該取出口37bから使用後の研磨布14を簡単に取出すことができる。しかも、空間37aに落とし込まれている研磨布14は、従来のようにロール状態ではなく、解かれた状態であるから、該空間37aから取出したままの状態で洗浄(洗濯)を行なうことができ、ロール状態を解く煩雑な手間を省くことができる。
なお、研磨布14の使用済み部分をロール状に巻回して回収する場合は、その量が増えれば径が増大し、それに伴って揚送研磨装置10の後方への突出量が大きくなるから、その収容空間(使用後の研磨布14の回収スペース)を確保する必要があるために大きな設置スペースが必要となる。しかるに、実施例のように前記使用後収納部37の空間37aに研磨布14を落とし込む構成では、該空間37aを縦長にすれば、後方への突出量を抑えることができ、揚送研磨装置10の設置スペースを小さくし得る。
〔使用前収納箱の別実施例〕
図10は、使用前収納箱の別実施例を示すものであって、その基本的な構成は実施例と同様であるが、前記弾性部材が本体部側に配設されている点で異なっている。なお、前記実施例に既出の同一部材には同じ符号を付して示す。
すなわち、別実施例においては、前記本体部31における底壁31aの内面に、蓋部側に向けて開拡する略V字の弾性部材36が配設されており、該弾性部材36上に研磨布14を折り返した重層状態で本体部31に収納した状態で、前記蓋部33を閉成することで、研磨布14は該蓋部33の壁部33aに向けて圧縮付勢されるようにしてある。この別実施例においても、研磨布14を弾性部材36により圧縮して体積を縮小し得るから、多くの研磨布14を使用前収納箱30に収納することができる。
また、前記弾性部材36により研磨布14は、前記使用前収納箱30における開口部30aに近接する蓋部33の壁部33aに向けて押されるから、該研磨布14の引き出し端部は常に開口部30aに近接位置し、該開口部30aからの研磨布14の円滑な引き出しが達成される。なお、別実施例においても、本体部31の底壁31aに、弾性部材36における各湾曲部36aの端縁部が外方に突出するのを許容する逃げ口31bを形成することで、研磨布14の収納量を稼ぐことができる。
〔変更例〕
本発明に係る遊技球の揚送研磨装置としては、前述した実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では使用前収納箱の装着部として、上方開口を有する箱状に形成したものを挙げたが、これに限定されるものでなく、該使用前収納箱を着脱自在に装着し得るものであれば、その他各種の構成を採用し得る。例えば、使用前収納箱に設けたフックが係脱自在に係合する係合部(装着部)を設け、該係合部にフックを係合することで使用前収納箱を装着し得るものであってもよい。
(2) 実施例の引張駆動部は、一対のローラにより研磨布を引張移動するよう構成したが、該研磨布を引張移動し得るものであれば、引張モータにより回転駆動されるローラに研磨布を巻取るよう構成したものであってもよく、この場合は使用後収納部を省略し得る。
(3) 実施例では引張駆動部を構成する一対のローラが固定手段を兼用する場合で説明したが、引張駆動部とは別に固定手段を用けてもよく、その構成は研磨布を固定解除可能に固定し得るものであれば、例えば接離可能な一対の押圧片を研磨布の経路を挟んで対向配置し、両押圧片により研磨布を挟持固定するもの等、その他各種の手段を採用し得る。
(4) 実施例では弾性部材として板バネを用いた場合で説明したが、該弾性部材としては圧縮コイルバネ等、その他のバネ部材、あるいは弾性を有するゴム等を採用し得る。
(5) 実施例では研磨布の使用済み部分と未使用部分とを入れ替える際に、揚送ベルトとの対向部から使用済み部分を引き下げるよう構成したが、使用前収納箱を、その開口部が形成される面を下向きとして装着部に装着し、該開口部から引き出した研磨布を揚送ベルトとの対向部を下から上に掛渡すよう構成し、該対向部から使用済み部分を引き上げるようにして未使用部分と入れ替えるようにすることができる。
実施例に係る遊技球の揚送研磨装置を後方から視た斜視図である。 実施例に係る使用前収納箱が装着される前の研磨布部を後方から視た斜視図である。 実施例に係る使用前収納箱が装着された後の研磨布部を後方から視た斜視図である。 実施例に係る研磨布の使用済み部分を使用後収納部に落とし込んでいる状態で研磨布部を後方から視た斜視図である。 実施例に係る使用前収納箱から研磨布の後端が引き出された状態で研磨布部を後方から視た斜視図である。 実施例に係る使用前収納箱を蓋部を開放した状態で示す斜視図である。 実施例に係る使用前収納箱を蓋部を開放した状態で示す断面図である。 実施例に係る使用前収納箱を蓋部を閉成した状態で示す断面図である。 実施例に係る引張駆動部を示す断面図であって、(a)は第2ローラを開放位置に保持した状態を示し、(b)は第2ローラを固定位置に保持した状態を示す。 別実施例に係る使用前収納箱を蓋部を閉成した状態で示す断面図である。
符号の説明
12 揚送ベルト,14 研磨布,26 装着部,30 使用前収納箱,30a 開口部
31a 底壁(開口部から離間する側の側壁)
33a 壁部(開口部に近接する側の側壁),36 弾性部材,40 引張駆動部
42 第1ローラ(固定手段),43 第2ローラ(固定手段)

Claims (2)

  1. 揚送ベルトと研磨布とを対向させて遊技球を研磨しながら揚送する揚送研磨装置において、
    使用前の研磨布が折り返された重層状態で収納される使用前収納箱が装着される装着部と、
    前記装着部に装着した使用前収納箱に設けた開口部から引き出され、前記揚送ベルトとの対向部に掛渡された研磨布を駆動力によって引っ張る引張駆動部とから構成されて、
    前記使用前収納箱には、前記研磨布が上下で折り返された重層状態で収納されると共に、前記開口部は、該研磨布の重層方向における一側方に片寄って設けられ、該開口部に近接する側の側壁に弾性部材が配設されて、収納されている研磨布を開口部から離間する側の側壁に向けて圧縮付勢するよう構成した
    ことを特徴とする遊技球の揚送研磨装置。
  2. 前記装着部に装着された前記使用前収納箱の上面に前記開口部が設けられると共に、前記装着部の下方に前記引張駆動部が設けられ、
    前記対向部の下端から前記引張駆動部までの間の位置で、前記研磨布を固定解除自在に固定する固定手段を有する請求項1記載の遊技球の揚送研磨装置。
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