JP5219686B2 - 遊技玉揚送磨き装置 - Google Patents

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Description

本発明は、布ベルトユニットに保持された布ベルトと本体ユニットに保持された揚送ベルト間に遊技玉を挟持して揚送することによって該遊技玉を磨いてその汚れを拭き取る遊技玉揚送磨き装置に関するものである。
例えば、パチンコホールの島にはパチンコ玉を磨いて汚れを除去するための揚送磨き装置が設置されているが、この揚送磨き装置は、無端状の揚送ベルトを周回可能に保持する本体ユニットと、該本体ユニットに着脱可能に装着された布ベルトユニットを備え、該布ベルトユニットに保持された布ベルトと前記本体ユニットに保持された揚送ベルトを対面させ、両ベルト間にパチンコ玉を挟持して揚送することによって該パチンコを磨いてその汚れを布ベルトによって拭き取るものである。
ところで、斯かる揚送磨き装置に関して特許文献1には、布ベルトの汚れセンサや巻取回数を管理して布ベルトの交換時期を制御部で監視するようにした玉磨き揚送装置が提案されている。
特開2005−118605号公報
しかしながら、特許文献1において提案された玉磨き揚送装置では、布ベルトの汚れセンサや巻取回数を管理して布ベルトの交換時期を制御部で監視するための構成が複雑であるという問題がある。
従って、本発明の第1の目的とする処は、簡単な構成で布ベルトの交換時期を知らせることができる遊技玉揚送磨き装置を提供することにある。
又、特許文献1において提案された玉磨き揚送装置では、布ベルトの交換時期を理論的に算出する方法が採用されているため、布ベルトの実際の交換時期に誤差が生じる可能性があるという問題もある。
従って、本発明の第2の目的とする処は、布ベルトの交換時期を正確に知らせることができる遊技玉揚送磨き装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、本体ユニットに周回可能に保持された揚送ベルトと、布ベルトユニットに巻き取り可能に保持された布ベルトを対面させ、両ベルト間に遊技玉を挟持して揚送することによって該遊技玉を磨く構成を備え、
終端が第1の巻取軸に形成された取付部に取り付けられて該第1の巻取軸に巻回された布ベルトを送り出して遊技玉の磨きに供する送出部と、遊技玉の磨きに供された布ベルトを第2の巻取軸に巻き取る巻取部を上下に配置するとともに、布ベルトの有無を検知するセンサを前記送出部の近傍に設け、布ベルトの終端が前記第1の巻取軸の取付部から外れて前記センサを通過すると、該センサが布ベルトの無しを光学的に検知して該布ベルトの交換時期を知らせる遊技玉揚送磨き装置において、前記布ベルトは、終端が前記センサによって検知されてから、該センサから所定の高さ位置に至るまでは使用が継続され、前記布ベルトの所定の高さまでの送り量は、前記布ベルトをガイドするローラの回転数によって演算されて決定されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、布ベルトの有無を検知するセンサを送出部の近傍に設けるだけの簡単な構成によって、布ベルトの無しを光学的に検知して布ベルトの交換時期を知らせることができる。
また、センサが布ベルトの終端の通過を検知してから該布ベルトの終端がセンサから所定高さ位置まで移動するまでの間は布ベルトの使用を継続するようにしたため、布ベルトを最後まで無駄なく使い切ることができる。
また、実際に検出されたローラの回転数によって布ベルトの送り量を演算し、この送り量に基づいて布ベルトの交換時期を決定するようにしたため、布ベルトの交換時期を正確に知らせることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明に係る遊技玉揚送磨き装置の斜視図、図4は同遊技玉揚送磨き装置の分解斜視図、図5は図4のX部拡大詳細図、図6は同遊技玉揚送磨き装置上部のベルトカバーを閉じた状態を示す斜視図、図7は同遊技玉揚送磨き装置上部のベルトカバーを開いた状態を示す斜視図、図8は同遊技玉揚送磨き装置下部の側面図、図9は同斜視図、図10は同遊技玉揚送磨き装置下部の布ベルトを取り外した状態を示す側面図、図11は同斜視図、図12は布ベルトの巻取構造を示す説明図、図13は巻取軸の正面図である。
本実施の形態に係る遊技玉揚送磨き装置(以下、単に「揚送磨き装置」と称する)1は、パチンコ玉を磨いてその汚れを拭き取る装置であって、無端状の揚送ベルト2を周回可能に保持する本体ユニット3と、該本体ユニット3に着脱可能に装着された布ベルトユニット4を備えている。
上記本体ユニット3においては、図1〜図3に示すように、床面に固定される矩形平板状のベース板5上にチャンネル状のハウジング6が垂直に立設されており、このハウジング6内には、該ハウジング6の上端部と下端部に回転可能に横架された回転軸7,8に固着された不図示の従動ローラと駆動ローラに垂直に巻装された革製の前記揚送ベルト2が収容されている。そして、この揚送ベルト2は、ハウジング6の背面下部にブラケット9によって横置き状態で固設された駆動源であるモータ10によって回転駆動される。
即ち、図1及び図2に示すように、モータ10の出力軸10aの端部に結着された駆動プーリ11と前記回転軸8の端部に結着された従動プーリ12には無端状の駆動ベルト13が巻装されており、この駆動ベルト13にはテンションプーリ14によって所定の張力が付与されている。従って、モータ10が起動されると、その出力軸10aの回転は駆動プーリ11、駆動ベルト13及び従動プーリ12を経て回転軸8に伝達され、該回転軸8に結着された不図示の駆動ローラが回転駆動されるため、該駆動ローラと不図示の従動ローラ間に巻装された揚送ベルト2が周回せしめられる。
又、本体ユニット3の下部には、磨く前の汚れたパチンコ玉を投入する投入口15が開口しており、ハウジング6の上部には、図5〜図7に詳細に示すように、本体ユニット3の上端開口部を開閉するベルトカバー16が軸17を中心として上下に回動可能に軸支されている。このベルトカバー16には、磨きによって汚れが拭き取られたパチンコ玉を排出するための排出口18が開口しており、該ベルトカバー16は、左右に設けられた固定手段としてのフック19と係止金具20によって閉じ状態がロックされる。ここで、固定手段を構成する前記フック19は、ベルトカバー16の左右に取り付けられ、前記係止金具20は、ハウジング6の上端左右に設けられており、図6に示すようにベルトカバー16を閉じて係止金具20をフック19に係止することによって該ベルトカバー16の閉じ状態がロックされる。
他方、前記布ベルトユニット4は、本体ユニット3に着脱可能に装着されるものであって、垂直に立設されたチャンネル状のハウジング21を備えており、このハウジング21の表裏には布ベルト22が巻き取り可能に巻き掛けられて保持されている。そして、ハウジング21の背面側下部には、図13に示す巻取軸23(23A)に巻回された布ロールから布ベルト22を送り出してパンチコ玉の磨きに供する送出部Aと、パチンコ玉の磨きに供された布ベルト22の表裏を反転させてこれを巻取軸23(23B)に巻き取る巻取部Bが上下に配されている。
図8〜図11に示すように、布ベルトユニット4のハウジング21の下部背面には左右一対のブラケット24が結着されており、これらのブラケット24間の上下には図13に示す巻取軸23(23A,23B)が着脱可能に装着されている。即ち、各ブラケット24の上下には背面側(図8の右側)に向かって開口する軸受部24a,24bがそれぞれ形成されており、送出部Aに設けられた上側の左右一対の軸受部24aには、布ロールの巻切軸23Aが着脱可能に装着されている。又、巻取部Aに設けられた下側の左右一対の軸受部24bには巻切軸23Bが着脱可能に装着されている。
ここで、上下の巻取軸23(23A,23B)は同じものであって共通化されており、図13に示すように、その軸方向一端にはギヤ25が結着され、軸方向中央には、布ベルトの幅よりも若干長さの長いスリット23aが貫設されている。そして、各巻取軸23(23A,23B)のスリット23aには布ベルト22の端部がそれぞれ通され、各巻取軸23(23A,23B)が回転することによって布ロールから布ベルト22が送り出されてパチンコ玉の磨きに供され、パチンコ玉の磨きに供された布ベルト22は定期的に巻取軸23Bに巻き取られる。
ところで、左右一対のブラケット24の上下に形成された前記軸受部24a,24bの近傍には、各取付軸23A,23Bの上半部を押さえる凹部26a,26b(図10及び図11参照)が形成された軸受アーム26A,26Bの各一端が軸27によって上下に回動可能に軸支されており、同じ側に配された上下の軸受アーム26A,26B同士は連結ロッド28によって互いに連結されている。そして、各軸受アーム26A,26Bは、これとブラケット24間に縮装されたスプリング29によって軸27を中心として常時下方(各巻取軸23A,23Bを押さえる方向)に付勢されている。
而して、図8及び図9に示すように、送出部Aと巻取部Bにそれぞれ装着された巻取軸23A,23Bを取り外すには、例えば上側の片方の軸受アーム26Aの先端部に突設された操作ピン30を操作して軸受アーム26Aをスプリング29の付勢力に抗して軸27を中心として上方へ回せば、連結ロッド28によって軸受アーム26Aに連結された下側の連結アーム26Bが連動して軸27を中心として上方へ回動するため、巻取軸23A,23Bの固定状態が解除され、これらの巻取軸23A,23Bをそのまま引き出して図10及び図11に示すように簡単に取り外すことができる。
又、取り外された各巻取軸23A,23Bを送出部Aと巻取部Bにそれぞれ装着するには、これらの巻取軸23A,23Bをブラケット24の各軸受部24a,24bにそのままスライドさせて押し込めば良い。すると、各軸受アーム26A,26Bが各巻取軸23A,23Bによってスプリング29の付勢力に抗して軸27を中心として押し上げられるため、各巻取軸23A,23Bの押し込みが許容され、各巻取軸23A,23Bが各軸受アーム26A,26Bの凹部26a,26bにそれぞれ合致すると該凹部26a,26bが巻取軸23A,23Bの各上半部に嵌合し、巻取軸23A,23Bが送出部Aと巻取部Bにそれぞれ装着される。尚、送出部Aには、布ロールの外周に当接して該布ローラを押さえる押さえ部材31が設けられている。
又、図9及び図11に示すように、左右のブラケット24間には駆動源としてのモータ32が横置き状態で架設されており、該モータ32の出力軸32aの一方のブラケット24から側方に突出する端部には小径の駆動ギヤ33が結着されている。そして、駆動ギヤ33はブラケット24に回転軸34によって回転可能に軸支された大径のギヤ35に噛合しており、このギヤ35は図8及び図9に示すように巻取部Bに装着された巻取軸23Bの一端に結着された前記ギヤ25に噛合している。
ところで、布ベルトユニット4の送出部Aに装着された布ロールから送り出される布ベルト22は、ハウジング6の背面側を垂直上方へ延び、図12に示すように、ハウジング6の上端に互いに平行に配されたローラ36,37によって折り返されてハウジング6の内部を垂直下方に延び、この部分が本体ユニット3側の揚送ベルト2に対面している。そして、垂直下方へ延びる布ベルト22は図12に示すようにローラ38,39によって方向を変えられて巻取部Bに向かって斜め上方へ延び、巻取軸23Bに巻き付けられている。尚、ローラ39を支持する軸40には複数のスリット41aが形成された回転板41が取り付けられ、この回転板41の近傍には、該回転板41のスリット41aを通過する光を検出することによってローラ39の回転数を光学的に検出する不図示の回転センサが設けられている。
又、図8及び図9に示すように、布ベルトユニット4の送出部Aの近傍であって、ブラケット24の上端には、布ベルト22の有無を光学的に検知するセンサ42が設けられている。尚、図8〜図11において、43は布ベルト22をガイドするベルトガイドである。
而して、布ベルトユニット4は本体ユニット3に互いのハウジング6,21の開口部同士が接合されるように着脱可能に装着されているが、図1〜図4に示すように、本体ユニット3のハウジング6の開口部の左右端縁には上方に開口した複数(図示例では片側5つ)のフック44が上下方向に適当な間隔で一体に形成され、布ベルトユニット4の左右の前記フック44に対応する位置には、前記フック44が係合する複数(図示例では片側5つ)の凸部45が上下方向に適当な間隔で突設されている。尚、本実施の形態では、図5に詳細に示すように、各凸部45はハウジング21の両側部にビスを螺着することによって形成されている。
次に、以上のように構成された揚送磨き装置1によるパチンコ玉の研磨について説明する。
図1〜図3に示すように布ベルトユニット4が本体ユニット3に装着された状態では、該布ベルトユニット4に保持された布ベルト22と本体ユニット3に保持された揚送ベルト2とは両ハウジング6,21で囲まれる空間内において互いに対面している。この状態で本体ユニット3のモータ10が起動されると、前述のように揚送ベルト2が図2の矢印方向に周回せしめられ、その布ベルト22に対面する部分が上方へと移動するため、本体ユニット3の投入口15から投入された複数のパチンコ玉は互いに対面する揚送ベルト2と布ベルト22によって挟持されつつ下から上に向かって揚送され、その過程で布ベルト22によって磨かれてその汚れが拭き取られる。このようにして汚れが拭き取られた複数のパチンコ玉は上端のベルトカバー16に開口する排出口18から排出され、以後、同様の作用が繰り返されてパチンコ玉が次々と磨かれて排出口18から連続的に排出される。
而して、パンチコ玉を磨いている間は布ベルト22は停止しているが、パチンコ玉の磨きによって布ベルト22が或る程度汚れると、該布ベルト22が更新される。即ち、布ベルトユニット4の図8及び図9に示すモータ32が起動されると、該モータ32の出力軸32aの回転は駆動ギヤ33とギヤを35経て巻取部Bに装着された巻取軸23Bへと伝達され、該巻取軸23Bが図12の矢印方向(反時計方向)に回転するため、該巻取軸23Bに汚れた布ベルト22が巻き取られるとともに、送出部Aに装着されている布ロールからは新しい布ベルト22が送り出される。
ここで、送出部Aに装着されている布ロールにおいては、図12に示すように、その内面であるa面がパチンコ玉の磨きに供されるため、このa面が磨きによって汚れる。そして、布ベルト22が巻取部Bの巻取軸23Bに巻き取られるとその表裏が反転され、巻取軸23Bには布ベルト22が汚れたa面を外側(外面側)、汚れていない新しいb面を内側(内面側)にして巻き取られ、このとき、布ベルト22の有無、つまり、送出部Aの巻取軸23Aに布ベル22トが残っているか否かがセンサ42によって検知される。
上述のように布ベルト22が巻取部Bの巻取軸23Bに巻き取られて該巻取部Aに布ロールが形成され、送出部A側の巻取軸23Aに巻回されていた布ベルト22が無くなり、該布ベルト22の終端が巻取軸23Aのスリット23aから抜け、その終端がセンサ42を通過すると、センサ42がそのことを検知して布ベルト22の交換時期を知らせる。
ところで、布ベルト22が最も汚れる部分は汚れたパチンコ玉が投入される投入口15に近い側の部分であり、前述のように布ベルト22の終端がセンサ42を通過しても、布ベルト22を更に更新してパチンコ玉の磨きに供することができる。従って、本実施の形態では、センサ42が布ベルト22の終端を検知してから該布ベルト22の終端がセンサ42から所定の高さ位置まで移動するまでの間は布ベルト22の使用を継続し、布ベルト22を最後まで無駄なく使い切るようにしている。
ここで、布ベルト22の前記センサ42からの高さ位置は、不図示の前記回転センサによって検出されるローラ39の回転数によって演算される布ベルト22の送り量によって決定される。
而して、センサ42が布ベルト22の終端を検知してから該布ベルト22の終端がセンサ42から所定の高さ位置まで移動すると、布ベルト22の交換を促すための報知がユーザーに対してなされる。すると、ユーザーは布ベルト22を交換するが、この布ベルト22の交換(実際には巻取軸23A,23Bの交換)は次のようになされる。
即ち、先ず、ベルトカバー16を固定している係止金具20とフック19との係合を解除し、該ベルトカバー16を図7に示すように軸17を中心として上方に回動させてこれを開く。そして、ベルトカバー16を開いた状態で布ベルトユニット4をそのまま持ち上げれば、該布ベルトユニット4に突設された凸部45と本体ユニット3に形成されたフック44との係合が外れるため、布ベルトユニット4を持ち上げるだけの簡単な操作で該布ベルトユニット4を本体ユニット3から作業性良く容易に取り外すことができる。
このようにして布ベルトユニット4が本体ユニット3から取り外されると、布ベルト22が残っていない送出部Aの巻取軸23Aと1回目の研磨に供された布ベルト22が巻回された巻取部Bの巻取軸23Bを前記要領に従って取り外し、両者を交換して送出部Aと巻取部Bに巻取軸23B,23Aを前記要領によってそれぞれ装着する。従って、1回目の磨きに供された布ベルト22が巻回された巻取軸23Bが送出部Aに装着され、布ベルト22が残っていない巻取軸23Aが巻取部Bに装着される。
そして、送出部Aに装着された巻取軸23Bに巻回されて形成される布ロールから布ベルト22が取り出され、この布ベルト22は、図12に示すように各ローラ36〜39に巻き掛けられ、その始端部が巻取部Bに装着された巻取軸23Aのスリット23a(図13参照)に差し込まれて該巻取軸23Aに巻き付けられる。ここで、前述のようにパチンコ玉の磨きに供された布ベルト22は表裏が反転されて巻取軸23Bに巻き付けられているため、送出部Aに装着された巻取軸23Bに巻回された布ベルト22は、その外面であるa面が1回目の磨きに供されて汚れた面となる。尚、本実施の形態では、巻取軸23(23A,23B)に布ベルト22を取り付ける取付部として巻取軸(23A,23B)に形成されたスリット23aを使用したが、これに代えて例えばヘアピン形状等の固定具によって布ベルト22の端部を挟んでこれを巻取軸23(23A,23B)に取り付ける構成を採用しても良い。
上述のようにして巻取軸23Aと23Bの交換がなされると、これらの巻取軸23A,23Bが装着された布ベルトユニット4が本体ユニット3に装着されるが、この布ベルトユニット4の本体ユニット3への装着は、ベルトカバー16を開いた状態で、該布ベルトユニット4を本体ユニット3に沿ってそのまま降ろすことによって容易になされる。
即ち、布ベルトユニット4を持ち上げ、該布ベルトユニット4のハウジング21の開口部を本体ユニット3のハウジング6の開口部に合わせた状態で布ベルトユニット4を降ろせば、該布ベルトユニット4の両側部に突設された複数の凸部45が本体ユニット3の両側部に形成された複数のフック44に係合するため、布ベルトユニット4が本体ユニット3に作業性良く簡単に装着され、その後、ベルトカバー16を図1〜図3に示すように閉じ、ロック手段である左右の係止金具20をベルトカバー16の両側部に設けられたフック19に係止することによってベルトカバー16の閉じ状態をロックすると、布ベルトユニット4の持ち上がりが確実に防がれる。
而して、上述のように布ベルトユニット4が本体ユニット3に装着されると、該布ベルトユニット4の送出部Aに装着された布ロールから送り出される布ベルト22は第2回目の磨きに供されるが、この第2回目の磨きに供される面は第1回目の磨きに供されたa面とは反対側のb面となる。従って、本実施の形態では、布ベルトの両面(a面とb面)を磨きに使用することができ、1本の布ベルト22で従来の倍の量のパチンコ玉を磨くことができ、該布ベルト22の交換時期を倍に延ばすことができる。
そして、布ベルト22のb面の全てが2回目の磨きに供されて巻取軸23Aに布ベルト22が巻き取られてロールが形成され、該布ベルト22の終端が送出部Aの巻取軸23Bのスリット23a(図13参照)を抜けてセンサ42を通過すると、このことがセンサ42によって光学的に検知され、前述のようにセンサ42が布ベルト22の終端を検知してから該布ベルト22の終端がセンサ42から所定の高さ位置まで移動するまでの間は布ベルト22の使用が継続され、布ベルト22の終端が所定の高さ位置まで移動すると、ユーザーに布ベルト22の交換が促され、ユーザーは前記と同様の要領で布ベルトユニット4を本体ユニット3から取り外し、未使用の新しい布ベルト22が巻取軸23Aに巻回されたロールを送出部Aに装着し、前述の要領で布ベルトユニット4を本体ユニット3に装着してパチンコ玉の磨きを再開することができる。
以上において、本実施の形態では、布ベルト22の有無を検知するセンサ42を送出部Aの近傍に設けるだけの簡単な構成によって、布ベルト22の無しを光学的に検知して布ベルト22の交換時期を知らせることができる。特に、本実施の形態では、センサ42が布ベルト22の終端の通過を検知してから該布ベルト22の終端がセンサ42から所定高さ位置まで移動するまでの間は布ベルト22の使用を継続するようにしたため、布ベルト22を最後まで無駄なく使い切ることができる。
又、本実施の形態では、回転センサによって実際に検出されたローラ39の回転数によって布ベルト22の送り量を演算し、この送り量に基づいて布ベルト22の交換時期を決定するようにしたため、布ベルト22の交換時期を正確に知らせることができる。
本発明に係る遊技玉揚送磨き装置の斜視図である。 本発明に係る遊技玉揚送磨き装置の斜視図である。 本発明に係る遊技玉揚送磨き装置の斜視図である。 本発明に係る遊技玉揚送磨き装置の分解斜視図である。 図4のX部拡大詳細図である。 本発明に係る同遊技玉揚送磨き装置上部のベルトカバーを閉じた状態を示す斜視図である。 本発明に係る遊技玉揚送磨き装置上部のベルトカバーを開いた状態を示す斜視図である。 本発明に係る遊技玉揚送磨き装置下部の側面図である。 本発明に係る遊技玉揚送磨き装置下部の斜視図である。 本発明に係る遊技玉揚送磨き装置下部の布ベルトを取り外した状態を示す側面図である。 本発明に係る遊技玉揚送磨き装置下部の布ベルトを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明に係る遊技玉揚送磨きの布ベルトの巻取構造を示す説明図である。 本発明に係る遊技玉揚送研磨の巻取軸の正面図である。
符号の説明
1 遊技玉揚送磨き装置
2 揚送ベルト
3 本体ユニット
4 布ベルトユニット
5 ベース板
6 本体ユニットのハウジング
7,8 回転軸
9 ブラケット
10 モータ
10a モータの出力軸
11 駆動プーリ
12 従動プーリ
13 駆動ベルト
14 テンションプーリ
15 投入口
16 ベルトカバー
17 軸
18 排出口
19 フック
20 係止金具
21 布ベルトユニットのハウジング
22 布ベルト
23A,23B 巻取軸
23a 巻取軸のスリット
24 ブラケット
24a,24b ブラケットの軸受部
25 ギヤ
26A,26B 軸受アーム
26a,26b 軸受アームの凹部
27 軸
28 連結ロッド
29 スプリング
30 操作ピン
31 押さえ部材
32 モータ
32a モータの出力軸
33 駆動ギヤ
34 回転軸
35 ギヤ
36〜39 ローラ
40 軸
41 回転板
41a 回転板のスリット
42 センサ
43 ベルトガイド
44 フック
45 凸部
A 送出部
B 巻取部

Claims (1)

  1. 本体ユニットに周回可能に保持された揚送ベルトと布ベルトユニットに巻き取り可能に保持された布ベルトを対面させ、両ベルト間に遊技玉を挟持して揚送することによって該遊技玉を磨く構成を備え、
    終端が第1の巻取軸に形成された取付部に取り付けられて該第1の巻取軸に巻回された布ベルトを送り出して遊技玉の磨きに供する送出部と、遊技玉の磨きに供された布ベルトを第2の巻取軸に巻き取る巻取部を上下に配置するとともに、布ベルトの有無を検知するセンサを前記送出部の近傍に設け、布ベルトの終端が前記第1の巻取軸の取付部から外れて前記センサを通過すると、該センサが布ベルトの無しを光学的に検知して該布ベルトの交換時期を知らせる遊技玉揚送磨き装置において、
    前記布ベルトは、終端が前記センサによって検知されてから、該センサから所定の高さ位置に至るまでは使用が継続され、
    前記布ベルトの所定の高さまでの送り量は、前記布ベルトをガイドするローラの回転数によって演算されて決定されることを特徴とする遊技玉揚送磨き装置。
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