JP4192863B2 - 玉磨き用ベルト自動巻取機構 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送ベルトと玉磨き用ベルトとを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送挟持する玉揚送装置に使用される玉磨き用ベルト自動巻取機構に関するものである。
本出願人は、玉揚送装置に使用される玉磨き用ベルト自動巻取機構として、先に特願平8−299595号に開示される技術を提案した。この先行技術においては、玉磨き用ベルトとしての布ベルトの移動を停止する停止装置のチャッキング機構は、平面的に形成された挟持台とそれに対向して取り付けられたストッパー台との間に挿通された布ベルトに対し、ストッパー台を前後方向に摺動させてチャッキングすることにより、布ベルトの移動を停止させるものであった。
特願平8−299595号
しかして、上記の先行技術においては、挟持台が平面的に形成されるものであるために、ストッパー台により布ベルトをチャッキングした際の挟持力が必ずしも十分でなく、チャッキング状態を維持できずに布ベルトが移動してしまうことがあった。本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、玉磨き用ベルトの移動を確実に停止することのできる玉磨き用ベルト自動巻取機構を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の発明においては、図1,図7,図13,図14及び図21に示すように、搬送ベルト11と玉磨き用ベルトとしての布ベルト18とを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送挟持する玉揚送装置1に使用される玉磨き用ベルト自動巻取機構において、該玉磨き用ベルト自動巻取機構は、前記搬送ベルト11と対面する玉磨き用ベルト18を引っ張って移動させる引張装置50と、搬送ベルト11と対面する玉磨き用ベルト18をチャッキングして玉磨き用ベルト18の移動を停止する停止装置80と、を備え、前記停止装置80は、電気的駆動源としてのモータ103の駆動力により前記玉磨き用ベルト18をチャッキングする挟持片116と、該挟持片116と嵌合するように形成された挟持台107と、を有し、前記挟持片116と挟持台107とによって挟持された状態で前記玉磨き用ベルト18が段差状に噛込まれた状態とする一方、前記引張装置50を、前記玉揚送装置1の一側に設けられその表面に前記搬送ベルト11と対面するように前記玉磨き用ベルト18が周回されるガイドレールカバー9の裏面に上下方向の所定の範囲でスライド可能に取り付けると共に、引張装置50前記玉磨き用ベルト18の緩みにより下方に向かってスライドして下限位置に達したときにON状態となり、この下限位置から上限位置に向かってスライドする途中でON状態からOFF状態に切り換わる緩み検知センサ59を設け、該緩み検知センサ59が前記玉磨き用ベルト18の緩みを検出してON状態となった場合に前記引張装置50を前記緩み検知センサ59がOFF状態となるまで駆動すると共に、当該緩み検知センサ59がON状態からOFF状態に切り換わった後所定時間経過するまで前記引張装置50駆動を継続する緩み補正処理制御(ステップ70〜77,ステップ80〜86)を実行するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明においては、図21及び図22に示すように、前記緩み補正処理制御(ステップ70〜77,ステップ80〜86)において、前記緩み検知センサ59が前記玉磨き用ベルト18の緩みを検出してON状態となった後に一定時間が経過しても前記緩み検知センサ59が玉磨き用ベルト18の緩みを検出したON状態が継続している場合(ステップ86)に、当該緩み補正処理制御の実行を終了して(ステップ86の「YES」)補正処理回数カウンタを加算処理した後(ステップ74)再度前記緩み補正処理制御を繰り返し、その繰り返し回数である前記補正処理回数カウンタの値が予め定めた規定回数よりも多くなったとき(ステップ75の「YES」)に、前記引張装置50の異常信号を外部に出力する(ステップ77)ようにすることを特徴とする。
請求項1の発明においては、玉磨き用ベルトとしての布ベルト18を前後方向に挟持すると同時に段差状に挟持するので、布ベルト18を確実に挟持して移動しないようにすることができると共に、玉磨きの効率を高め、さらに緩み検知センサ59により引張装置50が頻繁に駆動されたり駆動停止されたりすることを防止して、引張装置50の駆動機構の耐用を向上することができる。
また、請求項2の発明においては、停止装置80又は引張装置50がしっかりと布ベルト18を挟持しておらず、僅かづつスリップしている場合や、停止装置80又は引張装置50が完全に故障して布ベルト18を挟持しない状態のときには、極めて短時間に補正処理回数カウンタが規定回数以上となるので、このような停止装置80又は引張装置50の故障を簡単に知ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、玉揚送装置1の概略構成について説明する。図1は、玉揚送装置1を後方から見た斜視図である。
図において、玉揚送装置1は、正方形状に形成された支持台2の上部に角筒状の揚送筒3が垂直状に立設され、揚送筒3の長手方向の外周を、下部に支持されるモータ内蔵プーリ4と調節ナット15によって締着軸支される上部ローラ(図示しない)との間に掛け渡される革製の搬送ベルト11が周回するようになっている。また、揚送筒3の内部には、複数の回転ローラ(図示しない)が適宜間隔をおいて上下方向に並んで回転自在に軸支され、回転ローラの一部が揚送筒3の上昇側面から外に突出して、搬送ベルト11を案内支持している。また、モータ内蔵プーリ4は、詳細には図示しないが、比較的大きな直径の円筒状ローラとして構成され、電流が供給されると円筒状の外周が回転して、搬送ベルト11を周回駆動するものである。
このモータ内蔵プーリ4の下方には、図示右側に揚送前のパチンコ玉が導入される導入樋6が固着され、図示左側に導入されたパチンコ玉を揚送筒3の下端部まで移動させる流入円弧樋5が固着されている。なお、導入樋6及び流入円弧樋5の内側には、図示しないが、導入されたパチンコ玉を複数列に整列させる溝が形成されている。また、上記した導入樋6及び流入円弧樋5の取付構造は、その一端が僅かに移動し得るように取付板6a,5aにそれぞれ止着され、その他端が前記支持台2に植立される支持ピン16にスプリング(図示しない)を介して摺動自在に軸支されている。即ち、導入樋6の下端及び流入円弧樋5の下端は、支持ピン16に挿通されて調節ナット(図示しない)によって抜けないように止着されているが、常に支持ピン16に介装されるスプリング(図示しない)によって上方に付勢されている。しかして、調節ナット(図示しない)の締着度合によって搬送ベルト11と導入樋6及び流入円弧樋5との間の微妙な間隔を調整することができ、その間隔を調整することにより、パチンコ玉のスムーズな移動を可能にすることができる。
また、モータ内蔵プーリ4の上部の揚送筒3には、テンションローラ取付金具12a,13a,14aが取り付けられており、このテンションローラ取付金具12a,13a,14aには、取り付けられている搬送ベルト11に張力を付与する複数のテンションローラ12,13,14が回転自在に軸支されている。特に、中間のテンションローラ取付金具13aにはスプリング(図示しない)が介装されており、その付勢力によって搬送ベルト11に対して常に一定の張力を与えることができる。ここで、モータ内蔵プーリ4と各テンションローラ12,13,14とはほぼ上下の位置関係にあり、搬送ベルト11が装着されたときに、モータ内蔵プーリ4は搬送ベルト11の内側に位置し、下部テンションローラ14は搬送ベルト11の外側に、中間テンションローラ13は搬送ベルト11の内側に、上部テンションローラ12は搬送ベルト11の外側に、それぞれ位置するようになっている。
ところで、揚送筒3の背面側には、ガイドレールカバー9が一側辺を軸支されて開閉自在に取り付けられている。ガイドレールカバー9は、搬送ベルト11と対面して揚送される玉を研磨する研磨用ベルトとしての布ベルト18がその前面の全長に渡って周回装着されるものである。そして、主として布ベルト18を玉揚送装置1に装着する際に開放されると共に、布ベルト18自体がガイドレールカバー9の表面に搬送ベルト11と対面するように周回して装着される。また、布ベルト18が装着されたときには、カバー係止金具10によってガイドレールカバー9を揚送筒3に対面させた状態で固定支持されているものである。
上記のように、カバー係止金具10により揚送筒3に対面してガイドレールカバー9を取り付けた状態において、導入樋6に導入されたパチンコ玉は、流入円弧樋5を経由して、搬送ベルト11と布ベルト18とに狭持されて研磨されながら揚送され、揚送筒3の上方に固着されて玉を吐き出し方向に屈曲する上部屈曲樋7を経由して、排出樋8からきれいにされたパチンコ玉が排出される。また、布ベルト18は、その玉磨き能力を発揮させるために、比較的織目の粗い布で構成されている。さらに、ガイドレールカバー9の内側面には、揚送される玉の一部が落ち込むガイドレール溝(図示しない)が複数列区画形成され、パチンコ玉を一列垂直状に揚送するようになっている。
一方、上記したガイドレールカバー9の背面側には、使用前の布ベルト18を収納する収納装置17と、使用済の布ベルト18をロール状に巻き取る巻取装置30と、搬送ベルト11と対面する布ベルト18の上部を引っ張る引張装置50と、搬送ベルト11と対面する布ベルト18の下部をチャッキングして布ベルト18の移動を停止する停止装置80と、からなる布ベルト18の自動巻取機構が設けられている。この玉磨き用布ベルト自動巻取機構の構成及び作用について、以下、詳細に説明する。なお、収納装置17は、使用前のロール状にまるめられた布ベルト18を載置収納するだけのボックスであるため、以下には詳細に説明しないが、その設置箇所は、後述するガイドレールカバー9の開閉位置よりも低い床面に設置されている。
まず、巻取装置30について、図1及び図2を参照して説明する。図2は、ガイドレールカバー9に取り付けられた巻取装置30を示す斜視図である。
図1において、巻取装置30は、ガイドレールカバー9の裏面中央部に取り付けられている。この巻取装置30は、図2に示すように、一対の側面板と該側面板の下面を覆う底板とからなるボックス状に形成された巻取支持台33に集約して設けられるものである。巻取支持台33は、ガイドレールカバー9の側面に螺着されたビス31に、巻取支持台33の後端部に形成された取付片32の係止溝32aを係止することにより取り付けられている。また、巻取支持台33のほぼ中央前方には、嵌入溝33aが形成され、この嵌入溝33aに使用後の布ベルト18を巻き取る巻取軸34が遊嵌される。そして、巻取軸34には、使用済の布ベルト18がロール状に巻き取られるため、巻取軸34が差し渡される空間が布ベルト装着部33bを形成している。また、巻取支持台33の後部上端には、その先端に駆動軸36が遊嵌されると共に該駆動軸36に固着された押えローラ35により布ベルト装着部33bに布ベルト18を装着するための押えレバー枠37が回動自在に軸支されている。この押えレバー枠37は、嵌入溝33aが形成される位置よりも手前側まで延設されているので、押えレバー枠37の先端に遊嵌される駆動軸36が、布ベルト装着部33bの斜め前方に位置することになる。なお、押えローラ35は、布ベルト18を効率よく巻き取るために、その外周部はゴム等の摩擦力の大きい材質により形成されることが望ましい。
ところで、押えローラ35が固着される駆動軸36の一端外側にはプーリ39が固着されており、押えレバー枠37の根元付近にはプーリ38が軸支されている。このプーリ38は、詳細には図示しないが、プーリ38の内側に設けられたモータにより駆動されるものである。しかして、モータが駆動されてプーリ38が回転されると、プーリ38とプーリ39との間に掛け渡されたベルト40により、プーリ39と共に駆動軸36が回転されて、該駆動軸36に固着された押えローラ35が後述する引張装置50によって引き出された布ベルト18を巻き取ることとなる。なお、巻取支持台33の側面には突起41が設けられる一方、押えレバー枠37の側方にも突起42が設けられ、これらの突起41,42の間には、押えローラ35が常に布ベルト装着部33bに装着される布ベルト18を押圧する方向に付勢するスプリング43が掛け渡されている。これにより、布ベルト装着部33bの布ベルト18を押圧する押えローラ35が回転すると、布ベルト18は布ベルト装着部33bにロール状に装着されることとなる。
次に、引張装置50について、図1、図3乃至図7を参照して説明する。図3は、布ベルト19を圧着挟持した状態の引張装置50を示す斜視図であり、図4は、引張装置50の内部構造を示す斜視図であり、図5は、開閉カバー60を開放した状態の引張装置50を示す斜視図であり、図6は、引張装置50の緩み検知センサ59の作用を示す側面図であり、図7は、同じく、引張装置50の緩み検知センサ59の作用を示す側面図である。
図1において、引張装置50は、ガイドレールカバー9の裏面上部に取り付けられている。この引張装置50は、図3に示すように、前面及び上下面が開放したコ字状に形成された取付ボックス58に集約して設けられるものである。取付ボックス58は、ガイドレールカバー9の側面に螺着されたボルト57に、取付ボックス58の後端部に形成された取付片56の係止溝56aを係止することにより取り付けられている。このとき、図6及び図7に示すように、引張装置50は、係止溝56aの長さ分だけ上下方向にスライド可能な状態となっている。
また、取付ボックス58の下部内側には、駆動ローラ63が回転自在に軸支され、該駆動ローラ63の駆動軸67が取付ボックス58の一側外部に突出し、その突出した駆動軸67にプーリ66が固着されている。また、このプーリ66には、ベルト70を介して上部に設けられるプーリ68が連結されるが、このプーリ68は、取付ボックス58の上部内側に取り付けられるモータ62のモータ軸69に固着されるものである。したがって、モータ62が駆動されることにより、プーリ68,ベルト70及びプーリ66を経由して駆動力が伝達され、駆動ローラ63が回転駆動せしめられることとなる。一方、取付ボックス58の前面開放部には、上部の支軸55を中心にして開閉する開閉カバー60が設けられており、この開閉カバー60の内側には、閉じた状態で前記駆動ローラ63のやや前方上下に当接する一対の圧接ローラ64,65がローラ取付部材75を介して取り付けられている。一方の圧接ローラ65には、ビス71が埋設されており、これに対応して開閉カバー60側には後述するスリップ検知センサ72がセンサ支持台73を介して取り付けられている。また、開閉カバー60を閉じた際には、開閉カバー60の下面両側に設けられた係止片74を取付ボックス58の下面両側に取り付けられた係止金具61で係止することにより、開閉カバー60の閉状態が保持されるようになっている。
なお、取付ボックス58の上部には、断面L字状に形成されると共にその屈曲部分で引張装置50に導入される布ベルト18を押圧する布ベルト押圧片51が、蝶番52により回動可能に取り付けられている。布ベルト押圧片51の中央部と取付ボックス58の上部中央とはスプリング53で連結されており、布ベルト押圧片51は布ベルト18を押圧する方向に常に付勢されるようになっている。これは、布ベルト18に異物が付着している場合、あるいはパチンコ玉が上方から落下してきた場合等に、そのまま引張装置50に異物又はパチンコ玉が導入されると駆動ローラ63と圧接ローラ64,65の間に噛み込まれて引張装置50の故障の原因ともなることから、布ベルト押圧片51を布ベルト18に押圧させて布ベルト18に付着している異物を取り除いたり、あるいはパチンコ玉を侵入させないようにするためのものである。なお、取付ボックス58の上部両側であって布ベルト18が挿通される反対側には、布ベルト押圧片51を使用しない場合に係止しておくための突起54が設けられている。
上記のように構成される引張装置50は、後述する停止装置80が非停止状態となっているときに、モータ62が回転すると、駆動ローラ63と圧接ローラ64,65との圧接力により布ベルト18を引っ張って下方に移動させることとなる。このとき、圧接ローラ65に埋設されたビス71の回転をスリップ検知センサ72で検出することにより、圧接ローラ65の回転数を知ることができる。この圧接ローラ65の回転数が所定値以下である場合には、スリップ等により布ベルト18が正常に引っ張られていない場合であるので、その異常信号は外部に出力され、引張装置50の異常を報知するようになっている。
なお、引張装置50には、前記取付ボックス58の背面側一側に緩み検知センサ59が設けられている。この緩み検知センサ59は、モータ62を駆動制御することにより布ベルト18の張力を一定に保つためのものである。この引張装置50による布ベルト18の張力を一定に保つ作用について、図6及び図7を参照して説明する。
前述したように、引張装置50は、ガイドレールカバー9に対して上下方向にスライド可能に取り付けられている。即ち、引張装置50の取付ボックス58の後端部に形成された取付片56でガイドレールカバー9の側面を挟持するようにして、ガイドレールカバー9の側面に螺着されたボルト57に取付片56の係止溝56aを係止することにより取り付けられているが、係止溝56aは上下方向に一定の長さをもって形成されており、この長さ分だけスライドし得るようになっている。前記緩み検知センサ59は、常時ボルト57に接触するように突設された検知片59aがマイクロスイッチの突起59bを押圧することにより布ベルト18の緩みを検出するものである。
しかして、引張装置50は、図6に示すように、巻き取りが終了した後の初期状態においては上限位置にあるが、玉揚送装置1の駆動時間の経過とともに布ベルト18が次第に弛んだり伸びたりしてくる。すると、布ベルト18の一端を引っ張っている引張装置50もその分だけ下降することになる。さらに、図7に示すように、引張装置50が次第に下降して下限位置まで達すると、緩み検知センサ59の検知片59aは突起59bを押圧するので、緩み検知センサ59がOFFからONに切り換ってモータ62(図5参照)が駆動開始され、駆動ローラ63による布ベルト18の巻き取りが開始される。すると、引張装置50が再び上昇し始める。このように、引張装置50は、緩み検知センサ59によりモータ62を駆動制御して、布ベルト18の張力を常に一定に保つことができる。なお、引張装置50のモータ62の駆動は、緩み検知センサ59がONからOFFに切り換わった後も所定時間継続され、引張装置50が再び上限位置(図6の位置)付近に達した後、停止される。これは、従来のように、緩み検知センサ59がONからOFFに切り換わるタイミングでモータ62の駆動を停止すると、布ベルト18の僅かな伸長によって緩み検知センサ59のON・OFFが切り替わるため、モータ62を頻繁に駆動したり停止したりすることとなってしまうので効率が悪く、またモータ62の寿命にも悪影響を及ぼすためである。また、引張装置50の上記した動作は、営業開始時の電源投入時にも行うことが望ましい。これは、夜間に引張装置の重量や湿度等により布ベルト18が延びている場合もあるため、緩み検知センサ59の検出の有無に拘らず、所定時間(例えば、1秒)程度モータ62を駆動することが望ましいためである。
次に、停止装置80について、図1、図8乃至図15を参照して説明する。図8は、停止装置80を示す斜視図であり、図9は、停止装置80の位置検出センサ93の作用を示す側面図であり、図10は、同じく、停止装置80の位置検出センサ93の作用を示す側面図であり、図11は、停止装置80の状態検出センサ114,115の作用を示す断面図であり、図12は、同じく、停止装置80の状態検出センサ114,115の作用を示す断面図であり、図13は、同じく、停止装置80の状態検出センサ114,115の作用を示す断面図であり、図14は、停止装置80の挟持片116の作用を示す断面図であり、図15は、同じく、停止装置80の挟持片116の作用を示す断面図である。
図1において、停止装置80は、ガイドレールカバー9の裏面下部に取り付けられている。この停止装置80は、図8に示すように、前面及び上下面が開放したコ字状に形成された取付ボックス96に集約して設けられるものである。取付ボックス96は、ガイドレールカバー9の側面に螺着されたボルト(図示しない)に、取付ボックス96の後端部に形成された取付片81の係止溝81aを係止することにより取り付けられている。
停止装置80の内部には、布ベルト挟持機構が設けられており、図1及び図8に示すように、収納装置17から停止装置80の前面を被覆するカバー体83の上面を経て、停止装置80の背面側に形成される布ベルト挿入部82に上方から下方に向けて挿入される布ベルト18を自動的に挟持したり開放したりして、布ベルト18の巻き取りを停止制御し得るようになっている。また、前記取付ボックス96の上部両側には、側方から見て凸字状となる支持金具86が取り付けられており、その凸字状の頂上部には、断面L字状に形成されると共にその屈曲部分で布ベルト挿入部82に挿入される布ベルト18を押圧する布ベルト押圧片84がビス85により回動可能に取り付けられている。布ベルト押圧片84の両側中央部に突設形成された係止部84aと支持金具86の奥端部に螺着されたビス87とはスプリング88で連結されており、布ベルト押圧片84は、布ベルト18を押圧するように常に下方に付勢されるようになっている。これは、布ベルト18に異物が付着している場合、あるいはパチンコ玉が上方から落下してきた場合等に、布ベルト挟持機構にその異物やパチンコ玉が噛み込まれて故障したりすることを防止すると共に、収納装置17の布ベルト18が残り少なくなった場合に(図10参照)、布ベルト18が停止装置80から抜け落ちることを防止して布ベルト押圧片84の直前位置で次の新しい布ベルト18との接続作業を容易に行うためのものである。
次に、前記布ベルト挟持機構について説明する。図13に示すように、布ベルト挟持機構は、モータ103(図14参照)の駆動力により布ベルト18をチャッキングする挟持片116と、該挟持片116と嵌合するように凹部状に形成された挟持台107と、から構成されている。図14に示すように、挟持台107は、取付ボックス96の背面側内側に設けられ、それに対向するように挟持片116が前後方向に摺動可能に取り付けられている。即ち、取付ボックス96の背面側内側の両端部には支持ピン109が立設されており、この支持ピン109に対し、挟持片116の後端部両側に開設された支持ピン挿通穴(図示しない)を挿通することにより、挟持片116は前後方向に摺動可能に取り付けられる。なお、支持ピン109にはスプリング110が介装されているので、挟持片116は挿通される布ベルト18とは反対側に付勢されている。このように構成することにより、図13に示すように、停止装置80において布ベルト18をチャッキングする際、挟持台107の凹部状部分に布ベルト18を噛み込んだ状態で挟持片116が嵌合され、挟持片116の前面で布ベルト18を前後方向に挟持すると同時に段差状に挟持するので、布ベルト18を確実に挟持して移動しないようにすることができる。なお、挟持片116の前面にはサンドペーパー等よりなる滑り止め部材98が貼着され、また、挟持台107の凹部状部分にはチャッキングゴム108が貼着されているので、布ベルト18のチャッキング状態を確実に保持することができる。
また、図14及び図15に示すように、前記挟持片116は、布ベルト18を直接押圧するストッパー片97と、該ストッパー片97を前後に揺動可能に支持するストッパー片支持杆99と、から構成されている。即ち、前記支持ピン109に対しては、ストッパー片支持杆99が摺動可能に取り付けられており、このストッパー片支持杆99により布ベルト18を直接押圧するストッパー片97が支持されるようになっている。具体的には、ストッパー片支持杆99に開設された軸穴(図示しない)に、ストッパー片97の後端部に一定の長さをもって形成された長穴97aを重ね合せて、円筒状の取付軸105を挿通させ、この取付軸105の両端部にEリング106を嵌め込むことにより、ストッパー片97をストッパー片支持杆99に取り付けるようになっている。このように構成することにより、ストッパー片97は、長穴97aの長さ分だけ移動できるように取り付けられる。なお、ストッパー片97とストッパー片支持杆99との間には弾性部材としてのゴム片111(図11参照)が介装されている。従って、常には、図14に示すように、ストッパー片97とストッパー片支持杆99との間隔はゴム片111により一定に保持されるので、支軸105は長穴97aの手前側(図示では左側)に位置している。しかし、後述するように、ストッパー片支持杆99が偏心カム101により押圧されて前方に移動した場合には、図15に示すように、さらにゴム片111が圧縮される分だけストッパー片支持杆99は前方に移動するので、支軸105は長穴97aの奥側(図示では右側)に位置することになる。なお、弾性部材として、バネ、スプリングや合成樹脂を用いてもよい。
従って、本実施形態においては、後述するようにモータ103(図14参照)の駆動を停止させる際において、ゴム片111の弾性変形しているいずれかの過程でモータ103を停止することができるため、モータ103の停止タイミングに幅を持たせることができる。
次に、前記挟持片116を前後に摺動させるための機構について説明する。図14及び図15に示すように、前記取付ボックス96の一側外部にはモータ103が取り付けられ、該モータ103の出力軸が歯車102を介して挟持片116の後方に回転自在に軸支される回転軸100の一側端と連結されている。つまり、回転軸100は、モータ103の駆動によって回転せしめられるようになっている。また、この回転軸100には、所定間隔を置いて、一対の偏心カム101が固着されており、挟持片116の後端部に設けられた押圧片112を押圧するようになっている。しかして、モータ103が駆動された場合には、図15に示すように、回転軸100及び回転軸100に固着された偏心カム101が回転せしめられ、挟持片116の後端部に設けられた押圧片112を押圧するので、挟持片116は前方に移動し、挟持片116と挟持台107とによって布ベルト18はチャッキング状態となる。そして、モータ103が逆回転駆動されると、図14に示すように、逆回転された偏心カム101が挟持片116を押圧した状態でなくなるので、支持ピン109に介装されるスプリング110の付勢力により挟持片116は後方に移動し、挟持台107と挟持片116の間に隙間が生じて布ベルト18は非チャッキング状態となる。
また、上記のような停止装置80の駆動停止制御は、挟持片116が布ベルト18をチャッキングしている状態であるか否かを検出する状態検出センサ114,115により行われている。この状態検出センサ114,115について、図11乃至図13を参照して説明する。図において、挟持片116の一側端上部には、逆L字状に形成された接触片113が取り付けられている。そして、取付ボックス96の内側面であって接触片113が手前側(図示では左側)に移動した位置に対応して、開状態検出センサ114が取り付けられ、接触片113が奥側(図示では右側)に移動した位置に対応して、閉状態検出センサ115が取り付けられている。なお、詳細には図示しないが、開状態検出センサ114及び閉状態検出センサ115は、取付ボックス96の側面に開設された長穴(図示しない)にビスで固着されるので、長期間の使用によりその取付位置がずれてきた場合でも、容易に適正な位置に再調整することができる。これら開状態検出センサ114及び閉状態検出センサ115は、接触片113が前後に移動すると、その下部に突設された検出片114a,115aによりマイクロスイッチの突起114b,115bが押圧されることにより、挟持片116が布ベルト18をチャッキングしている状態であるか否かを検出するものである。
次に、これら開状態検出センサ114及び閉状態検出センサ115の作用について説明する。まず、図11に示すように、挟持片116が後方に移動して挟持台107と挟持片116の間に隙間が生じ、布ベルト18が非チャッキング状態となっている場合には、接触片113が検出片114aに接触して突起114bが押圧されるので、開状態検出センサ114により布ベルト18が非チャッキング状態であることが検出される。また、図12及び図13に示すように、挟持片116が前方に移動して挟持台107と挟持片116により布ベルト18が挟持され、チャッキング状態となっている場合には、接触片113が検出片115aに接触して突起115bが押圧されるので、閉状態検出センサ115により布ベルト18がチャッキング状態であることが検出される。このように、開状態検出センサ114及び閉状態検出センサ115により布ベルト18のチャッキング状態及び非チャッキング状態が検出された場合には、その状態信号はコード104を経由して外部に出力され、前記モータ103の駆動が停止される。従って、挟持片116が挟持又は開放いずれかの状態にあることを検出して、挟持片116を駆動するモータを停止制御することができる。
なお、本実施形態に係る玉磨き用布ベルト自動巻取機構には、挟持片116を駆動するモータ103の駆動時間を計測するタイマー(図示しない)が設けられており、タイマーにより所定時間の経過が計測された場合にはモータ103の駆動を停止させ、異常信号を外部に出力するようになっているが、かかる制御の詳細については、後述する。
また、停止装置80は、前記収納装置17に収納されるロール状の布ベルト18が最後まで使用されたことを検出して外部に報知することができるようになっているが、このための構成及び作用について、図8乃至図10を参照して説明する。
図8に示すように、前記カバー体83の正面両側には揺動片支持部材89が設けられ、この揺動片支持部材89に対して一端が常に布ベルト18に接触している布ベルト接触片117が揺動自在に軸支されている。この布ベルト接触片117は、揺動片支持部材89に対して揺動自在に取り付けられる揺動片90と、これらを連結する連結軸92及び支軸91と、から構成されている。連結軸92には円筒状の遊嵌筒92aが嵌め込まれて常に布ベルト18に接触するようになっており、支軸91は布ベルト接触片117の揺動支軸としての役割を持つものである。また、カバー体83の正面中央部の内側には布ベルト接触片117の連結軸92の接触を検出する位置検出センサ93が取り付けられている。この位置検出センサ93は、揺動片90と接触し得るように突設された検出片94がマイクロスイッチの突起95を押圧することにより布ベルト接触片117の位置を検出するものである。そして、収納装置17に収納された布ベルト18は、布ベルト接触片117の連結軸92aに接触しつつ、前述したように、カバー体83の上面を経て、停止装置80の背面側上部に形成される布ベルト挿入部82に挿入され、ガイドレールカバー9に回装される。
上記のように構成される停止装置80の作用について、図9及び図10を参照して説明する。まず、通常の状態においては、図9に示すように、停止装置80に回装される布ベルト18の張力により、布ベルト18と接触する布ベルト接触片117の一端が引き上げられて、布ベルト接触片117は、垂直状に保持されるので、位置検出センサ93により揺動片90の接触が検知される。しかし、収納装置17に収納された布ベルト18が最後まで使用され、その終端が収納装置17の巻き取り部から開放されたときには、図10に示すように、停止装置80に回装される布ベルト18の張力が緩み、布ベルト18と接触する布ベルト接触片117の一端を引き上げることができなくなるため、布ベルト接触片117は、手前側に揺動する。すると、位置検出センサ93は、揺動片90の接触を検知しなくなるから、その旨の信号が外部に導出される。従って、本実施形態に係る停止装置80は、収納装置17の布ベルト18が最後まで使用されたことを検知して外部に報知し、布ベルト18の交換を促すことができる。
以上、実施形態に係る玉磨き用布ベルト自動巻取機構の構成及び作用について説明してきたが、次に、実施形態に係る玉磨き用布ベルト自動巻取機構による布ベルト18の自動巻取制御について、図16乃至図20を参照して説明する。図16は、実施形態に係る玉磨き用布ベルト自動巻取機構による布ベルト18の自動巻取制御を示すフロー図であり、図17は、布ベルト18の自動巻取制御における自動巻取処理の内容を示すフロー図であり、図18は、停止装置80による布ベルト18の挟持処理の内容を示すフロー図であり、図19は、停止装置80による布ベルト18の開放処理の内容を示すフロー図であり、図20は、布ベルト18の自動巻取制御における異常確認処理の内容を示すフロー図である。
まず、布ベルト18の自動巻取制御の概要について、図16を参照して説明する。実施形態に係る玉磨き用布ベルト自動巻取機構においては、布ベルト18の自動巻取制御は、外部に設置された管理コンピュータ(図示しない)により行われる。通常、遊技場における1日の営業が終了した時等には、玉揚送装置1の駆動により布ベルト18は汚染された状態となっており、その汚染された部分を未使用の部分と入れ替える必要がある。かかる場合に、ステップ10で、管理コンピュータから玉揚送装置1の制御基板(図示しない)へ自動巻取信号が出力される。そして、ステップ11で、自動巻取信号を受け取った玉揚送装置1の制御基板から、玉磨き用布ベルト自動巻取機構を構成する巻取装置30,引張装置50,停止装置80へ自動巻取作動信号が出力される。この自動巻取作動信号により、ステップ12で、玉磨き用布ベルト自動巻取機構による布ベルト18の自動巻取処理が開始されるが、この自動巻取処理の内容については後述する。次いで、ステップ13で、玉磨き用布ベルト自動巻取機構を構成する各部分についての異常確認処理が行われる。この異常確認処理の内容についても、後述する。しかして、異常確認処理が行われた後、ステップ14で、玉揚送装置1の制御基板(図示しない)から管理コンピュータ(図示しない)へ自動巻取完了信号が出力され、玉磨き用布ベルト自動巻取機構による布ベルト18の自動巻取制御が終了する。
次に、前記ステップ12の玉磨き用布ベルト自動巻取機構による布ベルト18の自動巻取処理の内容について、図17を参照して説明する。布ベルト18の自動巻取処理が開始されると、ステップ20で、停止装置80に設けられた位置検出センサ93がONしているか否かが判別される。この位置検出センサ93は、前述したように、収納装置17の布ベルト18が最後まで使用されたか否かを検出するものであり、常には、布ベルト18の張力により垂直状に保持される布ベルト接触片117の接触を検出してON状態となっているが、布ベルト18の終端が収納装置17から開放されたときには、張力が緩んで布ベルト接触片117が手前側に揺動するので、布ベルト接触片117の接触を検知しなくなりOFF状態となるものである。従って、ステップ20で、位置検出センサ93がOFF状態であると判別された場合には、収納装置17の布ベルト18を交換する必要があるので、ステップ21で、布ベルト交換信号を外部に出力するようにしている。この布ベルト交換信号により、表示ランプ(図示しない)を点灯させたり、管理コンピュータ(図示しない)にその旨を表示させたりして、遊技場の店員に収納装置17の布ベルト18の交換を促すことができる。このように、ステップ22で、布ベルト18が交換されると、再びステップ20で、位置検出センサ93がONしているか否かが判別される。
しかして、ステップ20で、位置検出センサ93がONしていると判別された場合には、ステップ23で、前記引張装置50の駆動時間を計測するタイマー(図示しない)のカウントを開始すると共に、引張装置50のスリップ検知センサ72による圧接ローラ65の回転数の計数を開始する。前記タイマーにより、布ベルト18の汚染された部分と未使用の部分とが入れ替わるのに必要な所定時間(例えば、3分)が経過するまで引張装置50を駆動することができる。また、スリップ検知センサ72は、前述したように、圧接ローラ65に埋設されたビス71の回転を検出することにより圧接ローラ65の回転数を知ることができるものであり、圧接ローラ65の回転数が所定値に達するまで引張装置50を駆動することができる。このようにして、タイマー(図示しない)及びスリップ検知センサ72のカウントが開始された後、ステップ24で、前記停止装置80による布ベルト18の開放処理が行われる。即ち、停止装置80のモータ103を駆動することにより、挟持台107と挟持片116による布ベルト18のチャッキング状態を解除して、布ベルト18が移動可能な状態とする。この状態で、ステップ25で、引張装置50のモータ62を駆動し、駆動ローラ63を回転させ、圧接ローラ64,65との圧接力により布ベルト18を引っ張って下方に移動させる。また、引張装置50のモータ62の駆動と同時に、巻取装置30のモータ(図示しない)を駆動することにより、巻取軸34を回転させて、下方に引っ張られた布ベルト18を巻き取る。なお、本実施形態においては、引張装置50の駆動ローラ63の回転速度より巻取装置30の押えローラ35の回転速度の方が速くなるように設定されている。これは、常に巻取装置30側の巻取速度を速くして巻取装置30と引張装置50との間で布ベルト18が弛まないようにするためである。したがって、押えローラ35は、布ベルト18に対して少しずつスリップした状態となっている。なお、前記ステップ24における停止装置50の開放処理の内容については、後述する。
上記のように、ステップ25で、引張装置50の駆動が開始されると、前記収納装置17から布ベルト18が供給されることとなるので、ステップ26で、前記停止装置80に設けられた位置検出センサ93がONしているか否かが判別される。ステップ26で、位置検出センサ93がOFF状態であると判別された場合には、新たに供給されるべき布ベルト18がほとんど残っていない状態であるので、ステップ27で、停止装置80が駆動されて布ベルト18がチャッキング状態となり、ステップ28で、引張装置50の駆動が停止される。その後、ステップ21で、布ベルト交換信号を外部に出力して布ベルト18の交換を促し、ステップ22で、布ベルト18が交換されると、再びステップ20で、位置検出センサ93がONしているか否かが判別される。なお、ステップ27における停止装置50の挟持処理の内容については、後述する。
また、ステップ26で、位置検出センサ93がON状態であると判別された場合には、ステップ29で、前記タイマー(図示しない)により所定時間が経過したことが計測されたか、又はスリップ検知センサ72により圧接ローラ65の回転数が所定値に達したことが計数されたかが判別される。ここで、いずれの条件をも満たされていない場合には、再びステップ26で、位置検出センサ93がON状態であるか否かが判別される。そして、上記のいずれかの条件が満たされている場合には、前記ガイドレールカバー9に装着された布ベルト18の汚染された部分と未使用の部分とが入れ替わったものとして、ステップ30で、停止装置80が駆動されて布ベルト18がチャッキング状態となり、布ベルト18の移動が停止される。その後、ステップ31で、タイマー(図示しない)により所定時間が経過したことが計測された後、ステップ32で、引張装置50の駆動が停止される。このように、停止装置80による布ベルト18の挟持処理が行われた後、所定時間(例えば、0.5秒〜1秒)経過後に引張装置50の駆動を停止するようにしたのは、ガイドレールカバー9の下部に取り付けられる停止装置80により布ベルト18の下端部を固定した状態で、ガイドレールカバー9の上部に取り付けられる引張装置50により布ベルト18の上端部を引っ張ることとなり、ガイドレールカバー9に布ベルト18を緊張させた状態で装着できるからである。なお、ステップ30における停止装置80の挟持処理の内容については、後述する。
次に、前記ステップ27及び30の停止装置80による布ベルト18の挟持処理の内容について、図18を参照して説明する。前述したように、停止装置80の内部に設けられる布ベルト挟持機構は、モータ103の駆動力により前後に移動される挟持片116と、該挟持片116と嵌合する挟持台107と、から構成されており、モータ103の駆動時間はタイマー(図示しない)により計測されるようになっている。また、停止装置80の内部には、挟持片116が後方に移動して布ベルト18をチャッキングしていない状態であることを検出する開状態検出センサ114と、挟持片116が前方に移動して布ベルト18をチャッキングしている状態であることを検出する閉状態検出センサ115と、が設けられている。
しかして、停止装置80により布ベルト18を挟持すべく、ステップ40で、モータ103の駆動を開始すると、その直後に、ステップ41で、タイマーのカウントが開始される。そして、モータ103の駆動により挟持片116は前方に移動するが、挟持片116と挟持台107により布ベルト18が挟持されてチャッキング状態となると、挟持片116の上部に取り付けられた接触片113が閉状態検出センサ115に接触し、閉状態検出センサ115がONされる。このように、ステップ42で、閉状態検出センサ115がONされているか否かが判別され、ONされていると判別された場合には、布ベルト18のチャッキング状態を保持するため、ステップ45に進んで、モータ103の駆動を停止する。また、ステップ42で、閉状態検出センサ115がONされていないと判別された場合には、ステップ43で、前記タイマーにより所定時間が経過したと判別されるまでモータ103の駆動は継続される。このモータ103の駆動は、再びステップ42で、閉状態検出センサ115がONしていると判別されるか、又はステップ43で、タイマーにより所定時間が経過したと判別されるまで継続される。そして、ステップ43で、タイマーにより所定時間が経過したと判別された場合には、布ベルト18の挟持処理が完了すべき適当な時間を経過しても挟持処理が完了していないという異常な状態であるので、ステップ44で、停止装置80の異常信号が出力され、図20に示す異常確認処理を介して異常外部信号が外部に出力される。この停止装置異常信号により、表示ランプ(図示しない)を点灯させたり、管理コンピュータ(図示しない)にその旨を表示させたりして、遊技場の店員に停止装置80の点検及び修理を促すことができる。その後、ステップ45で、故障を防止するため、モータ103は駆動停止される。
同様に、前記ステップ24の停止装置80による布ベルト18の開放処理の内容について、図19を参照して説明する。まず、停止装置80による布ベルト18のチャッキング状態を解除すべく、ステップ50で、モータ103の駆動を開始すると、その直後に、ステップ51で、タイマーのカウントが開始される。そして、モータ103の駆動により挟持片116は後方に移動するが、挟持片116と挟持台107の間に隙間が生じて布ベルト18が非チャッキング状態となると、挟持片116の上部に取り付けられた接触片113が開状態検出センサ114に接触し、開状態検出センサ114がONされる。このように、ステップ52で、開状態検出センサ114がONされているか否かが判別され、ONされていると判別された場合には、布ベルト18の非チャッキング状態を保持するため、ステップ55に進んで、モータ103の駆動を停止する。また、ステップ52で、開状態検出センサ114がONされていないと判別された場合には、ステップ53で、前記タイマーにより所定時間が経過したと判別されるまでモータ103の駆動は継続される。このモータ103の駆動は、再びステップ52で、開状態検出センサ114がONしていると判別されるか、又はステップ53で、タイマーにより所定時間が経過したと判別されるまで継続される。そして、ステップ53で、タイマーにより所定時間が経過したと判別された場合には、布ベルト18の開放処理が完了すべき適当な時間を経過しても開放処理が完了していないという異常な状態であるので、ステップ54で、停止装置80の異常信号が出力され、前記と同じく図20に示す異常確認処理を介して異常外部信号が外部に出力される。従って、停止装置80に異常が発生していることを外部から確認することができる。その後、ステップ55で、故障を防止するため、モータ103は駆動停止される。
さて、前述したように、玉磨き用布ベルト自動巻取機構による布ベルト18の自動巻取制御においては、玉磨き用布ベルト自動巻取機構を構成する各部分についての異常確認処理が行われるが、この異常確認処理の内容について、図20を参照して説明する。まず、前記停止装置80において、布ベルト挟持機構による布ベルト18の挟持処理又は開放処理が完了すべき適当な時間を経過したにも拘らず、それらの処理が完了しないという異常が生ずることがある。従って、ステップ60で、このような異常が発生しているか否かが判別される。ステップ60で、停止装置80における異常が発生していると判別された場合には、ステップ63で、パチンコ島台に設けられる表示ランプ又は管理コンピュータ(図示しない)へ異常信号が出力されるので、遊技場の店員に停止装置80の点検及び修理を促すことができる。
また、ステップ60で、停止装置80における異常が発生していないと判別された場合には、ステップ61で、前記引張装置50における異常が発生しているか否かが判別される。即ち、引張装置50は、モータ62により駆動される駆動ローラ63と圧接ローラ64,65との圧接力により布ベルト18を引っ張るものであるが、スリップ等により布ベルト18が正常に引っ張られないという異常が生ずることがある。従って、ステップ61で、スリップ検知センサ72により検出される圧接ローラ65の回転数が所定値を超えていないと判別された場合には、ステップ63で、管理コンピュータ(図示しない)へ異常信号が出力されるので、遊技場の店員に引張装置50の点検及び修理を促すことができる。また、ステップ61で、圧接ローラ65の回転数が所定値を超えていると判別された場合には、ステップ62で、引張装置50が停止しているか否かが判別される。即ち、布ベルト18の自動巻取処理終了後も引張装置62が駆動停止されていない場合には、ステップ63で、管理コンピュータ(図示しない)へ異常信号が出力されるので、遊技場の店員に引張装置50の点検及び修理を促すことができる。 なお、前述したように、引張装置50により、ガイドレールカバー9に装着される布ベルト18の張力は常に一定に保たれるようになっているが、このための制御の一例について、図21を参照して説明する。図21は、引張装置50の駆動制御の一例を示すフロー図である。
前述のように、引張装置50は、ガイドレールカバー9に対して係止溝56aの長さ分だけ上下方向にスライド可能に取り付けられている。また、引張装置50には緩み検知センサ59が設けられており、布ベルト18の緩みを検知してモータ62を駆動制御することにより、布ベルト18の張力を一定に保つことができる。しかして、玉揚送装置1の駆動時間の経過とともに布ベルト18が次第に伸長してくると、図7に示すように、布ベルト18の一端を引っ張っている引張装置50もその分だけ下降するが、引張装置50が下限位置まで達した場合には、緩み検知センサ59がOFFからONに切り換わる。しかし、緩み検知センサ59が予め定めた所定時間(例えば、1時間)の範囲で、所定回数(例えば、3回)ON・OFFを繰り返すことは、例えば、停止装置80又は引張装置50がしっかりと布ベルト18を挟持しておらず、僅かづつスリップしていることも考えられるので、本実施形態においては、そのようなことを考慮して異常信号を出力するように制御されるものである。
そこで、まず、ステップ70で異常処理回数カウンタNの値が「0」にリセットされ、次いでステップ71で所定時間(例えば、1時間)を計時するタイマーをスタートし、その後、ステップ72で緩み検知センサ59がONしているか否かが判別される。そして、上記した所定時間内に緩み検知センサ59がONしたと判別されたときには、ステップ73で緩み補正処理サブルーチンが実行される。この緩み補正処理サブルーチンは、図22に示すものであり、これについて説明する。
ステップ80で、引張装置50のモータ62を駆動開始すると共に、ステップ81で比較的短い時間(例えば、4秒)を計時するタイマーがスタートする。このタイマーは、緩み検知センサ59がONからOFFに切り替わるに十分な時間が設定される。しかして、モータ62が駆動開始すると駆動ローラ63により布ベルト18が巻き取られ、引張装置50が上昇し始める。この引張装置50が上昇を続ければ、緩み検知センサ59はOFFとなるが、引張装置50のモータ62は、緩み検知センサ59がOFFとなった後も、所定時間が経過するまで駆動され続ける。従って、ステップ80で、モータ62が駆動開始された後、ステップ82で、緩み検知センサ59がOFFとなったか否かが判別される。ステップ82で、緩み検知センサ59がOFFとなったと判別された場合には、ステップ83で、タイマーがスタートされる。そして、このタイマーが作動している間、モータ62は駆動され続けるが、ステップ84で、タイマーで設定した所定時間が経過したと判別された場合には、ステップ85で、モータ62は駆動停止されてメインルーチンに戻る。このようなステップ83〜85の処理を行う理由は、従来のように、緩み検知センサ59がONからOFFに切り換わる度にモータ62の駆動を停止すると、モータ62を頻繁に駆動したり停止したりすることとなってしまうので効率が悪く、またモータ62の寿命にも悪影響を及ぼすためである。
一方、前記ステップ82で緩み検知センサ59がOFFではないと判別され且つステップ86でステップ81でスタートしたタイマーがタイムアップしたと判別されたとき、即ち緩みを解消するに十分な時間が経過しても緩みが解消されないと判別されたときには、この緩み補正処理サブルーチンを終了してメインルーチンに戻る。なお、緩みを解消するに十分な時間が経過しても緩みが解消されないということは、引張装置50又は停止装置80が故障しているものと考えられる。
メインルーチンに戻って上記した緩み補正処理サブルーチンが実行された後、ステップ74で異常処理回数カウンタNに「1」が加算され、その後、ステップ75でNの値が予め定めた規定回数(2回)よりも大きいか否かが判別される。規定回数よりも小さければ、ステップ76に進んでステップ71で設定したタイマーが経過したか否かが判別され、経過していないときには、ステップ72に戻ってステップ72〜76を繰り返す。
しかして、ステップ71で設定したタイマーが経過する時点で緩み補正処理の実行が規定回数である2回以下である場合には、ステップ76でYESと判別されてメインルーチンを終了し、再度ステップ70からの処理を繰り返す。これに対し、ステップ71で設定したタイマーが経過する前に緩み補正処理の実行が規定回数より多い3回以上である場合には、ステップ75でYESと判別されて引張装置異常信号が管理コンピュータ又はパチンコ島台に設けられる表示ランプに導出されてその旨を表示する。このステップ71で設定したタイマーが経過する前に緩み補正処理の実行が規定回数より多い3回以上である場合には、前述したように、停止装置80又は引張装置50がしっかりと布ベルト18を挟持しておらず、僅かづつスリップしていることも考えられるからである。また、停止装置80又は引張装置50が完全に故障して布ベルト18を挟持しない状態のときには、極めて短時間に異常処理回数カウンターNが3回以上となるので、このような停止装置80又は引張装置50の故障も上記した制御によって簡単に知ることができる。
以上、実施形態に係る玉磨き用布ベルト自動巻取機構の構成及び作用について説明してきたが、本実施形態によれば、図1,図13及び図14に示すように、搬送ベルト11と玉磨き用の布ベルト18とを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送挟持する玉揚送装置1に使用される玉磨き用布ベルト自動巻取機構において、該玉磨き用布ベルト自動巻取機構は、使用前の前記布ベルト18を収納する収納装置17と、使用済の布ベルト18を巻き取る巻取装置30と、前記搬送ベルト11と対面する布ベルト18を引っ張る引張装置50と、搬送ベルト11と対面する布ベルト18をチャッキングして布ベルト18の移動を停止する停止装置80と、からなり、前記停止装置80は、電気的駆動源としてのモータ103の駆動力により前記布ベルト18をチャッキングする挟持片116と、該挟持片116と嵌合するように形成された挟持台107と、を有し、前記挟持片116と挟持台107とによって挟持された状態で前記布ベルト18が段差状に噛込まれた状態となっていることにより、布ベルト18を前後方向に挟持すると同時に段差状に挟持するので、布ベルト18を確実に挟持して移動しないようにすることができる。
また、図12に示すように、前記挟持片116に挟持したときに弾性変形し得る弾性部材としてのゴム片111が設けられていることにより、電気的駆動源としてのモータ103の駆動によりストッパー片支持杆99が前方に押圧されたときに弾性部材としてのゴム片111を介してストッパー片97が布ベルト18を押圧挟持するので、ゴム片111の弾性変形しているいずれかの過程でモータ103を停止することができるため、モータ103の停止タイミングに幅を持たせることができる。
また、図12乃至図15に示すように、前記挟持片116は、前記挟持台107に対して平行に移動し得るように立設される支持ピン109に付勢部材としてのスプリング110を介して摺動自在に設けられるストッパー片支持杆99と、該ストッパー片支持杆99に前記弾性部材としてのゴム片111を介して取り付けられ且つ前記布ベルト18を押圧するストッパー片97と、からなることにより、布ベルト18のチャッキング状態を維持するために偏心カム101を介して挟持片116を駆動するモータを停止させる際において、ゴム片111の弾性変形しているいずれかの過程でモータ103を停止することができるため、モータ103の停止タイミングに幅を持たせることができると共に、スプリング110の付勢力によりチャッキング状態の解除を自動的且つ正確に行うことができる。また、弾性部材を布ベルト18に直接的に当接させる場合に比べて、ストッパー片97が布ベルト18に当接するので、弾性部材の摩耗を少なくすることができる。
また、図11、図13及び図14に示すように、前記停止装置80には、前記挟持片116が前記布ベルト18をチャッキングしている状態であること又は布ベルト18を開放している状態であることを検出する状態検出センサ114,115を設け、該状態検出センサ114,115によって前記電気的駆動源としてのモータ103を駆動制御することにより、挟持片116が挟持又は開放いずれかの状態にあることを検出して、挟持片116を駆動するモータを停止制御することができる。
また、図18に示すように、前記玉磨き用布ベルト自動巻取機構には、前記挟持片を駆動する電気的駆動源としての前記モータ103の駆動時間を計測するタイマーを設け、該タイマーにより所定時間の経過が計測されたとき(ステップ43)に前記モータ103の駆動を停止させる(ステップ45)ことにより、何らかの原因で前記挟持片116のチャッキング動作ができなくなったり、前記状態検出センサ114,115が故障したりした場合にも、モータ103が駆動され続けて故障することを防止することができる。
また、同じく図18に示すように、前記タイマーにより所定時間の経過が計測されたとき(ステップ43)に異常信号を外部に出力する(ステップ44)ことにより、停止装置80の点検及び修理を促すことができる。
更に、図1,図7及び図21に示すように、前記引張装置50を、前記玉揚送装置1の一側に設けられその表面に前記搬送ベルト11と対面するように前記布ベルト18が周回されるガイドレールカバー9の裏面に上下方向にスライド可能に取り付けると共に、前記引張装置50には前記布ベルト18の伸長により引張装置50がスライドして下方位置に達したことを検出する緩み検知センサ59を設け、該緩み検知センサ59が前記布ベルト18の緩みを検出した場合には前記引張装置50を駆動して緩みをなくすと共に、緩み検知センサ59が布ベルト18の緩みを検出しなくなった後所定時間経過後に前記引張装置50を駆動停止するようにしたことにより、緩み検知センサ59により引張装置50が頻繁に駆動されたり駆動停止されたりすることを防止して、引張装置50の駆動機構の耐用を向上することができる。
なお、上記した実施形態においては、引張装置50と停止装置80とを上下逆方向に装着して布ベルト18が逆方向に旋回するようにしてもよい。また、布ベルト18を収納する収納装置17及び巻取装置30は、必ずしもロール状に巻かれたものでなくても、例えば、九十九折り状に収納又は巻取りする構造のものでもよい。
玉揚送装置を後方から見た斜視図である。 ガイドレールカバーに取り付けられた巻取装置を示す斜視図である。 布ベルトを圧着挟持した状態の引張装置を示す斜視図である。 引張装置の内部構造を示す斜視図である。 開閉カバーを開放した状態の引張装置を示す斜視図である。 引張装置の緩み検知センサの作用を示す側面図である。 同じく、引張装置の緩み検知センサの作用を示す側面図である。 停止装置を示す斜視図である。 停止装置の位置検出センサの作用を示す側面図である。 同じく、停止装置の位置検出センサの作用を示す側面図である。 停止装置の状態検出センサの作用を示す断面図である。 同じく、停止装置の状態検出センサの作用を示す断面図である。 同じく、停止装置の状態検出センサの作用を示す断面図である。 停止装置の挟持片の作用を示す断面図である。 同じく、停止装置の挟持片の作用を示す断面図である。 実施形態に係る玉磨き用布ベルト自動巻取機構による布ベルトの自動巻取制御を示すフロー図である。 布ベルトの自動巻取制御における自動巻取処理の内容を示すフロー図である。 停止装置による布ベルトの挟持処理の内容を示すフロー図である。 停止装置による布ベルトの開放処理の内容を示すフロー図である。 布ベルトの自動巻取制御における異常確認処理の内容を示すフロー図である。 引張装置の駆動制御の一例を示すフロー図である。 引張装置の緩み補正処理の内容を示すフロー図である。
符号の説明
1 玉揚送装置
2 支持台
3 揚送筒
4 モータ内蔵プーリ
5 流入円弧樋
6 導入樋
9 ガイドレールカバー
11 搬送ベルト
17 収納装置
18 布ベルト(研磨用ベルト)
30 巻取装置
32 取付片
33 巻取支持台
35 押えローラ
36 駆動軸
37 押えレバー枠
38 プーリ
39 プーリ
40 ベルト
41 突起
42 突起
43 スプリング
50 引張装置
56 取付片
58 取付ボックス
59 緩み検知センサ
60 開閉カバー
62 モータ
63 駆動ローラ
64 圧接ローラ
65 圧接ローラ
66 プーリ
68 プーリ
70 ベルト
71 ビス
72 スリップ検知センサ
80 停止装置
81 取付片
83 カバー体
89 揺動片支持部材
90 揺動片
91 支軸
92 連結軸
93 位置検出センサ
96 取付ボックス
97 ストッパー片
99 ストッパー片支持杆
101 偏心カム
103 モータ
107 挟持台
109 支持ピン
111 ゴム片
113 接触片
114 開状態検出センサ
115 閉状態検出センサ
116 挟持片
117 布ベルト接触片

Claims (2)

  1. 搬送ベルトと玉磨き用ベルトとを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送挟持する玉揚送装置に使用される玉磨き用ベルト自動巻取機構において、
    該玉磨き用ベルト自動巻取機構は、前記搬送ベルトと対面する玉磨き用ベルトを引っ張って移動させる引張装置と、搬送ベルトと対面する玉磨き用ベルトをチャッキングして玉磨き用ベルトの移動を停止する停止装置と、を備え、
    前記停止装置は、電気的駆動源の駆動力により前記玉磨き用ベルトをチャッキングする挟持片と、該挟持片と嵌合するように形成された挟持台と、を有し、前記挟持片と挟持台とによって挟持された状態で前記玉磨き用ベルトが段差状に噛込まれた状態とする一方、
    前記引張装置を、前記玉揚送装置の一側に設けられその表面に前記搬送ベルトと対面するように前記玉磨き用ベルトが周回されるガイドレールカバーの裏面に上下方向の所定の範囲でスライド可能に取り付けると共に、引張装置前記玉磨き用ベルトの緩みにより下方に向かってスライドして下限位置に達したときにON状態となり、この下限位置から上限位置に向かってスライドする途中でON状態からOFF状態に切り換わる緩み検知センサを設け、
    該緩み検知センサが前記玉磨き用ベルトの緩みを検出してON状態となった場合に前記引張装置を前記緩み検知センサがOFF状態となるまで駆動すると共に、当該緩み検知センサがON状態からOFF状態に切り換わった後所定時間経過するまで前記引張装置駆動を継続する緩み補正処理制御を実行するようにしたことを特徴とする玉磨き用ベルト自動巻取機構。
  2. 前記緩み補正処理制御において、前記緩み検知センサが前記玉磨き用ベルトの緩みを検出してON状態となった後に一定時間が経過しても前記緩み検知センサが玉磨き用ベルトの緩みを検出したON状態が継続している場合に、当該緩み補正処理制御の実行を終了して補正処理回数カウンタを加算処理した後再度前記緩み補正処理制御を繰り返し、その繰り返し回数である前記補正処理回数カウンタの値が予め定めた規定回数よりも多くなったときに、前記引張装置の異常信号を外部に出力するようにすることを特徴とする請求項1記載の玉磨き用ベルト自動巻取機構。
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