JP2001239045A - 玉磨き揚送装置 - Google Patents

玉磨き揚送装置

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JP2001239045A
JP2001239045A JP2000051038A JP2000051038A JP2001239045A JP 2001239045 A JP2001239045 A JP 2001239045A JP 2000051038 A JP2000051038 A JP 2000051038A JP 2000051038 A JP2000051038 A JP 2000051038A JP 2001239045 A JP2001239045 A JP 2001239045A
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誠 田結
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英勝 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済みの布ベルトの巻き取り作業をスムー
ズに行うことができる玉磨き揚送装置を提供する。 【構成】 巻取装置60には、布ベルト20の端部を係
着して布ベルト20をモータ70の駆動によりロール状
に巻き取る巻取軸64と、巻取軸64にロール状に巻き
取られる布ベルト20の両側端に位置すると共に、回転
可能に支持されるサイドカバー65,66と、を設けた
ことにより、布ベルト20巻き取り時、巻取軸64方向
にずれたままロール状に巻き取られた布ベルト20の側
端面が外側に位置するサイドカバー65,66に接触し
ても、サイドカバー65,66もロール状の布ベルト2
0と共に回転するため、ロール状の布ベルト20とサイ
ドカバー65,66との間の摩擦抵抗を少なくすること
ができ、モータに負担がかかることを防止して布ベルト
20の巻取作業をスムーズに行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送ベルトと玉磨
き用の有端状の布ベルトを対面させてパチンコ玉を磨き
ながら揚送する玉磨き揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】玉磨き揚送装置に使用される巻取装置で
は、汚れの付着や伸縮等により均一な状態でない使用済
みの布ベルトを巻き取るため、布ベルトの巻き取り最中
に布ベルトが巻取軸方向にずれることがある。このた
め、本出願人は、玉磨き揚送装置に使用される巻取装置
として、先に特願平9−227313号に開示される技
術を提案した。この巻取装置では、巻取装置を構成する
巻取支持台の左右両側壁で布ベルトの両側端をガイドす
ることにより、布ベルトの巻き取り最中に布ベルトが巻
取軸方向にずれることを抑制している。また、この巻取
装置では、布ベルトを巻取軸に巻き取る際、モータの駆
動力により回転する巻取ローラを布ベルト外周面に押し
当てて巻き取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、布ベルトの
左右両端をガイドする巻取支持台の両側壁は固定されて
いるため、布ベルトの巻取時に布ベルトの側端面が巻取
支持台の側壁に接触すると、布ベルトの側端面と巻取支
持台の側壁との間の抵抗により、布ベルトが巻き取りに
くくなり、布ベルトを巻き取るためのモータに負荷がか
かっていた。また、布ベルトを巻き取る際、上記のよう
に、回転する巻取ローラを布ベルトに押えつけ、巻取ロ
ーラの摩擦力により布ベルトを巻き取るので、新規の布
ベルトを巻取軸に取り付けた際、巻き始めの時点で、布
ベルトを巻取軸にある程度のロール径になるまでしっか
りと巻き付けておかなければならず、煩雑な作業となっ
ていた。これは、巻き始めの時点で、ある程度の巻取径
でしっかりと巻き付けておかないと、巻取ローラが押し
当てられた布ベルト全体に巻取ローラの回転力が伝達さ
れず、布ベルトがロール状に巻き取れなくなるためであ
る。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、使用済みの布ベルトの巻き取り
作業をスムーズに行うことができる玉磨き揚送装置を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明においては、搬送ベルトと玉磨
き用の有端状の布ベルトを対面させてパチンコ玉を磨き
ながら揚送する玉磨き揚送装置において、該玉磨き揚送
装置の背面側に、モータの駆動により使用済みの布ベル
トの一端を順次ロール状に巻き取る巻取機構部と、使用
前の布ベルトの他端を装着する装着機構部と、を配設
し、前記巻取機構部には、布ベルトの端部を係着して布
ベルトをモータの駆動によりロール状に巻き取る巻取軸
と、該巻取軸にロール状に巻き取られる布ベルトの両側
端に位置すると共に、回転可能に支持されるサイドカバ
ーと、を設けたことを特徴とするものである。このよう
に構成することにより、布ベルト巻き取り時、巻取軸方
向にずれたままロール状に巻き取られた布ベルトの側端
面が外側に位置するサイドカバーに接触しても、サイド
カバーもロール状の布ベルトと共に回転するため、ロー
ル状の布ベルトとサイドカバーとの間の摩擦抵抗を少な
くすることができ、モータに負担がかかることを防止し
て布ベルトの巻取作業をスムーズに行うことができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記サ
イドカバーは、前記巻取軸に対して回転可能に支持され
ていることを特徴とするものである。このように構成す
ることにより、ロール状の布ベルトとサイドカバーとの
間の摩擦抵抗をより少なくすることができるため、モー
タにかかる負担を更に軽減して布ベルトの巻取作業をス
ムーズに行うことができる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記サ
イドカバーは、前記巻取軸に対して着脱自在に取り付け
られていることを特徴とするものである。このように構
成することにより、ロール状に巻き取られた使用済みの
布ベルトを巻取軸方向に簡単に抜き取ることができる。
【0007】また、請求項4の発明においては、搬送ベ
ルトと玉磨き用の有端状の布ベルトを対面させてパチン
コ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置において、該
玉磨き揚送装置の背面側に、モータの駆動により使用済
みの布ベルトの一端を順次ロール状に巻き取る巻取機構
部と、使用前の布ベルトの他端を装着する装着機構部
と、を配設し、前記巻取機構部には、前記布ベルトの端
部に形成される嵌挿部が嵌挿され且つモータの駆動力が
伝達されて回転する巻取軸と、該巻取軸と共に回転して
前記巻取軸に嵌挿した前記嵌挿部を係止することにより
前記布ベルトを巻取軸に巻き取る係止片と、を設けたこ
とを特徴とするものである。このように構成することに
より、布ベルトを巻き取る際に、布ベルトの嵌挿部を巻
取軸に嵌挿して回転軸を回転させることで、嵌挿部が係
止片により係止されて回転軸に巻き取られ、布ベルトが
順次ロール状に巻き取られる。このため、布ベルトを巻
き取る際の布ベルトの取付作業は、巻取軸に布ベルトの
嵌挿部を嵌挿するだけで完了するため簡単に行うことが
でき、使用済みの布ベルトの巻取作業をスムーズに行う
ことができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、搬送ベ
ルトと玉磨き用の有端状の布ベルトを対面させてパチン
コ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置において、該
玉磨き揚送装置の背面側に、使用済みの布ベルトの一端
を順次ロール状に巻き取る巻取機構部と、使用前の布ベ
ルトの他端を装着する装着機構部と、を配設し、前記巻
取機構部には、前記布ベルトの端部が係着されると共に
前記モータの駆動力が伝達されて回転する巻取軸と、該
巻取軸に巻き取られた前記布ベルトのロール径の変化に
対応して巻取量を調節する巻取量調節手段と、を設けた
ことを特徴とするものである。このように構成すること
により、ロール状に巻き取られた布ベルトのロール径が
大きくなるに従って増していく布ベルトの巻取量を調節
することができるため、適切な速度で使用済みの布ベル
トを巻き取るように設定することができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記巻
取機構部は、モータの駆動力により前記使用済みの布ベ
ルトを引っ張る引張装置と、該引張装置で引っ張られた
前記布ベルトをモータの駆動力によりロール状に巻き取
る巻取装置と、から構成されていることを特徴とするも
のである。このように構成することにより、引張装置か
ら送出される布ベルトをロール径の変化に関わらず適切
に巻き取ることができ、使用済みの布ベルトの巻取作業
をスムーズに行うことができる。
【0010】また、請求項7の発明においては、前記巻
取量調節手段は、前記モータの軸に固着される駆動プー
リと、前記巻取軸に固着される従動プーリと、前記駆動
プーリと前記従動プーリとの間に掛け渡されるスリップ
ベルトと、から構成され、前記スリップベルトは、前記
巻取装置のモータ駆動時に、前記巻取装置の布ベルト巻
取量が前記引張装置の布ベルト引張量以下の場合に前記
プーリ上をスリップすることなく前記モータの駆動力を
前記巻取軸に伝達し、前記巻取装置の布ベルト巻取量が
前記引張装置の布ベルト引張量を超えた場合に前記プー
リ上をスリップして前記モータの駆動力の一部あるいは
すべてを前記巻取軸に伝達しないことを特徴とするもの
である。このように構成することにより、巻取装置の布
ベルトのロール径が大きくなるに従って増していく布ベ
ルトの巻取量を引張装置の引張量に対応してスリップベ
ルトがモータの駆動力を巻取軸に伝達又は非伝達して調
節するため、簡単な機構で巻取量を調節することができ
る。
【0011】更に、請求項8の発明においては、搬送ベ
ルトと玉磨き用の有端状の布ベルトを対面させてパチン
コ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置において、該
玉磨き揚送装置の背面側に、モータの駆動により使用済
みの布ベルトの一端を順次ロール状に巻き取る巻取機構
部と、使用前の布ベルトの他端を装着する装着機構部
と、を配設し、前記巻取機構部は、前記使用済みの布ベ
ルトの着脱時に開閉する開閉カバーを備え、前記装着機
構部は、前記使用前の布ベルトの着脱時に開閉する開閉
カバー体を備え、前記巻取機構部の開閉カバーと前記装
着機構部の開閉カバー体の開閉操作により前記布ベルト
の着脱作業を同一方向から行えることを特徴とするもの
である。このように構成することにより、巻取機構部の
布ベルトの着脱作業及び装着機構部の布ベルトの着脱作
業をすべて同一方向から行うことができ、布ベルトの着
脱に係る作業をスムーズに行うことができる。例えば、
玉磨き揚送装置がパチンコ島台に内設されている場合、
玉磨き揚送装置を点検する点検扉側から巻取機構部と装
着機構部の開閉カバーと開閉カバー体の開閉操作により
布ベルトの着脱作業を行えるようにすれば、パチンコ島
台に内設されていても作業をスムーズに行うことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1を参照して、玉
磨き揚送装置1の概略構成について説明する。図1は、
玉磨き揚送装置1を後方から見た斜視図である。
【0013】図において、玉磨き揚送装置1は、正方形
状に形成された支持台2の上部に角筒状の揚送筒本体3
が垂直状に立設され、揚送筒本体3の長手方向の外周
を、下部に支持される下部ローラ4と調節ナット17に
よって締着軸支される上部ローラ(図示しない)との間
に掛け渡される革製の搬送ベルト13が周回するように
なっている。また、揚送筒本体3の内部には、複数の中
間ローラ(図示しない)が適宜間隔をおいて上下方向に
並んで回転自在に軸支され、中間ローラの一部が揚送筒
本体3の上昇側面から外に突出して、搬送ベルト13を
案内支持している。また、下部ローラ4は、詳細には図
示しないが、比較的大きな直径の円筒状ローラとして構
成され、電流が供給されると円筒状のローラが回転し
て、搬送ベルト13を周回駆動するものである。
【0014】この下部ローラ4の下方には、図示右側に
揚送前のパチンコ玉が導入される導入樋7が固着され、
図示左側に導入されたパチンコ玉を揚送筒本体3の下端
部まで移動させる流入円弧樋5が固着されている。な
お、導入樋7及び流入円弧樋5の内側には、図示しない
が、導入されたパチンコ玉を複数列に整列させる溝が形
成されている。また、上記した導入樋7及び流入円弧樋
5の取付構造は、その一端が僅かに移動し得るように取
付板8,6にそれぞれ止着され、その他端が前記支持台
2に植立される支持ピン18にスプリング(図示しな
い)を介して摺動自在に軸支されている。即ち、導入樋
7の下端及び流入円弧樋5の下端は、支持ピン18に挿
通されて調節ナット(図示しない)によって抜けないよ
うに止着されているが、常に支持ピン18に介装される
スプリングによって上方に付勢されている。しかして、
調節ナットの締着度合によって搬送ベルト13と導入樋
7及び流入円弧樋5との間の微妙な間隔を調整すること
ができ、その間隔を調整することにより、パチンコ玉の
スムーズな移動を可能にすることができる。
【0015】また、下部ローラ4の上部の揚送筒本体3
には、搬送ベルト13に張力を付与する複数のテンショ
ンローラ14,15,16が回転自在に軸支されてい
る。特に、第2テンションローラ15は、スプリング
(図示しない)を介して取りつけられているので、その
スプリングの付勢力によって搬送ベルト13に対して常
に一定の張力を与えることができる。また、下部ローラ
4と各テンションローラ14,15,16とは、ほぼ上
下の位置関係にあり、搬送ベルト13が装着されたとき
に、下部ローラ4は搬送ベルト13の内側に位置し、第
3テンションローラ16は、搬送ベルト13の外側に、
第2テンションローラ15は、搬送ベルト13の内側
に、第1テンションローラ14は、搬送ベルト13の外
側に、それぞれ位置するようになっている。
【0016】ところで、揚送筒本体3の背面側には、ガ
イドレール11が一側辺を軸支されて開閉自在に取り付
けられている。そこでガイドレール11の構造について
図1及び図2を参照して説明する。図2は、玉通過検出
装置21をガイドレール11に取り付ける前の状態の玉
磨き揚送装置1を示す斜視図である。
【0017】ガイドレール11は、搬送ベルト13と対
面して揚送される玉を研磨する布ベルト20がその前面
の全長に渡って周回装着されるものである。そして、主
として布ベルト20を玉磨き揚送装置1に装着する際に
開放されると共に、布ベルト20自体がガイドレール1
1の表面に搬送ベルト13と対面するように周回して装
着される。また、布ベルト20が装着されたときには、
係止金具12によってガイドレール11を揚送筒本体3
に対面させた状態で固定支持されているものである。な
お、係止金具12は、ガイドレール11と揚送筒本体3
との間の間隔を調節し得るようになっており、この調節
により搬送ベルト13と布ベルト20とによるパチンコ
玉の挟持力を常に最適な強さに調節することができるよ
うになっている。なお、布ベルト20は、その玉磨き能
力を発揮させるために、比較的織目の粗い布で構成され
ている。
【0018】また、図2に示すように、ガイドレール1
1の内側面には、揚送されるパチンコ玉の一部が落ち込
むガイドレール溝48が複数列区画形成され、パチンコ
玉を一列垂直状に揚送するようになっている。具体的に
は、区画壁47によって区画された半円状のガイドレー
ル溝48を複数列形成したウレタン板46が、ガイドレ
ール11の両側面内側に形成されたウレタン板挿入溝5
7に挿入されている。このようにして挿入されたウレタ
ン板46とガイドレール11の背面との間は中空であ
り、その中空間隔49にはウレタン板46を揚送筒本体
3側へ押圧支持するスプリング(図示しない)が複数個
埋設され、ウレタン板46に形成されたガイドレール溝
48に沿ってパチンコ玉が揚送される際に、布ベルト2
0と搬送ベルト13とに挟持されるパチンコ玉に適度な
挟持力を付与してパチンコ玉の研磨が確実に行われるよ
うにしている。
【0019】しかして、上記のように、係止金具12に
より揚送筒本体3に対面してガイドレール11を取り付
けた状態において、導入樋7に導入されたパチンコ玉
は、流入円弧樋5を経由して、搬送ベルト13と布ベル
ト20とに狭持されて研磨されながら揚送され、揚送筒
本体3の上方に固着されて玉を吐き出し方向に屈曲する
上部屈曲樋9を経由して、排出樋10からきれいにされ
たパチンコ玉が排出される。
【0020】また、上記したガイドレール11の終端部
には、玉通過検出装置21が固定可能に取り付けられて
いる。そこで、玉通過検出装置21の構成及び作用につ
いて、図2を参照して説明する。
【0021】まず、玉通過検出装置21の構造について
説明すると、図2に示すように、玉通過検出装置21の
外周部分を構成するボックス状のカバー体30の内部に
は、ウレタン板41が取り付けられている。このウレタ
ン板41の前面側中央部には、区画壁42によって区画
された半円状の玉通路43が複数形成され、前面側両側
方には、ガイド突起45が形成されている。また、ウレ
タン板41の後面側には、複数のセンサ(図示しない)
を並列嵌合する枠状のセンサ取付凸部(図示しない)が
一体的に突設形成されている。このセンサ取付凸部に嵌
合される複数のセンサは、前記玉通路43の各列に対応
して設けられるものであり、玉通路43の各列を通過す
るパチンコ玉を検出することができる。なお、このセン
サは磁気センサであり、ウレタン板41の厚みは磁気セ
ンサがパチンコ玉を検出できる範囲で形成されている。
これら複数のセンサからのパチンコ玉の検出信号は、接
続コード(図示しない)を介して外部に出力されるよう
になっている。なお、カバー体30の上部側面には、前
記接続コードを通すための切欠部36が形成されてい
る。また、ウレタン板41の下端部には、前記ウレタン
板46の上端が係合支持する係合当接片(図示しない)
が形成されている。
【0022】また、前記センサ取付凸部には、センサの
固定状態を確実にし且つウレタン板41をカバー体30
に取り付けるためのセンサ押圧板(図示しない)が取り
付けられている。このセンサ押圧板の後面側には、前記
カバー体30に開設された一対の嵌合穴34に対応する
形状の一対の嵌合突起44が突設形成されている。この
嵌合突起44をカバー体30の前面側から嵌合穴34に
嵌合させ、カバー体30の後面に長方形状の取付板37
を重ね合せて、嵌合突起44に開設された取付穴44a
と取付板37に開設された取付穴37aに取付ネジ40
を螺合することにより、カバー体30にセンサ押圧板が
取り付けられると同時に、ウレタン板41及びセンサ等
もカバー体30に取り付けられることとなる。このと
き、ウレタン板41前面側両側方に形成された前記ガイ
ド突起45が、玉通過検出装置21の上部に形成された
布ベルト案内板31と対面して位置することとなる。な
お、前記取付板37の下端には一対の挟持片38がL字
状に突設されており、カバー体30に取付板37を重ね
合わせる際、この挟持片38を嵌合穴34に挿入した
後、取付板37をカバー体30に重ね合わせる。
【0023】上記のように、ウレタン板41がカバー体
30に取り付けられた際、前記挟持片38はカバー体3
0の嵌合穴34から前面側に突出し、ウレタン板41の
下方に位置することとなる。また、挟持片38のほぼ中
央には、取付ネジ穴39が穿設されており、この取付ネ
ジ穴39に対応する位置でカバー体30の背面には、一
対のネジ穴35が穿設されている。さらに、カバー体3
0の上部側面には軸穴32が開設され、この軸穴32に
ローラ33が回転自在に軸支されているが、この点につ
いては後述する。このようにして、玉通過検出装置21
に必要なすべての構成要素がカバー体30に取り付けら
れる。
【0024】次に、上記したように構成される玉通過検
出装置21のガイドレール11への取付け方法につい
て、図2を参照して、以下、説明する。図において、玉
通過検出装置23のカバー体30は、ガイドレール11
の断面形状に対応するように断面コ字状に形成されてお
り、ガイドレール11に取り付けられたときにその終端
(上端)部分をすっぽり覆うようになっている。また、
カバー体30の両側面の下部には取付穴30aが開設さ
れており、長方形状のスライド片51をカバー体30の
内側側面に当接した状態で、その取付穴30aとスライ
ド片51の取付穴52と重ね合わせて取付ボルト53を
螺合することにより、カバー体30の内側にスライド片
51を仮で取り付けるようにしている。このスライド片
51は、ガイドレール11の両側面に形成されたスライ
ド溝56内に挿入されるものである。
【0025】しかして、カバー体30の両側面内側に取
り付けられたスライド片51をスライド溝56内に挿入
した後、前記係合当接片がウレタン板46の上端を係合
支持した状態にする。このとき、前記挟持片38が前記
中空間隔49に挿入されており、挟持片38の内側面
は、ガイドレール11背面の中空間隔49側の面に当接
している。また、ガイドレール11の背面で、前記ネジ
穴35及び取付ネジ穴39に対応する位置には、一対の
取付ネジ穴50が穿設されている。この状態で、取付ボ
ルト53を締め付け、スライド片51とカバー体30で
ガイドレール11の両側面を挟持し、更に、前記ネジ穴
35,ネジ穴50及び取付ネジ穴39に取付ネジ54を
挿通して螺着することにより、玉通過検出装置21をガ
イドレール11の終端部に容易に取り付けることができ
る。このとき、玉通過検出装置21のウレタン板41の
下端部に形成された係合当接片が前記中空間隔49内に
挿入されてガイドレール11のウレタン板46の上端部
を係合支持するようになっているので、ガイドレール溝
48内を揚送されるパチンコ玉によりウレタン板46の
上端部が押圧されても、ガイドレール溝48と玉通路4
3との間で段差が生じないとともに双方のウレタン板4
1,46の接合部でのパチンコ玉の挟持間隔を適正に保
持することができて、パチンコ玉のスムーズな揚送を行
うことができる。
【0026】また、玉通過検出装置21は、上記のよう
に、挟持片38によりガイドレール11の前後方向でも
固定されているが、これは、従来、玉通過検出装置21
をガイドレール11に対して、玉通過検出装置21側方
の取付ボルト53だけで固定していたため、玉通過検出
装置21が前後方向で傾くという問題に対応するもので
ある。上記のように、玉通過検出装置21を挟持片38
によりガイドレール11の前後方向でも固定することに
より、玉通過検出装置21が前後方向に傾くことがな
い。なお、本実施形態においては、玉通過検出装置21
がガイドレール11の終端部に取り付けられるものを示
したが、玉通過検出装置21がガイドレール11に固定
可能に取り付けられるものであれば、ガイドレール11
の始端(下端)部に設けられるものであってもよい。
【0027】また、前述したように、玉通過検出装置2
1の内側に取り付けられたウレタン板41には玉通路4
3が複数列区画形成されており、ガイドレール11の内
側に取り付けられたウレタン板46にはガイドレール溝
48が複数列区画形成されている。そして、玉通過検出
装置21がガイドレール11の終端部に取り付けられた
状態において、玉通過検出装置21のウレタン板41と
ガイドレール11のウレタン板46とが当接し、且つ、
ウレタン板41の各玉通路43の垂直中心とガイドレー
ル11の各ガイドレール溝48の垂直中心とが一致する
ように形成されている。従って、玉通路43とガイドレ
ール溝48との間で段差が生じることはほとんどなく、
ガイドレール溝48を揚送されたパチンコ玉が一直線状
に形成された玉通路43にスムーズに導かれるようにな
っている。
【0028】さらに、前述したように、前記玉通過検出
装置21の上部にはローラ33が回転自在に軸支されて
いるが、このローラ33は、ガイドレール11に差し渡
される布ベルト20を周回するためのものである。即
ち、ガイドレール11の前面に形成された布ベルト挿通
溝55内を周回して装着された布ベルト20は、前記布
ベルト案内板31と前記ガイド突起45との隙間を経由
して、ローラ33によって折り返され、その終端部がガ
イドレール11の背面側上部に取り付けられた引張装置
110により固定される。従って、玉通過検出装置21
をガイドレール11に取り付けたときに、玉通路43と
ガイドレール溝48との間に微小な段差が生じても、そ
の微小な段差は前面に位置する布ベルト20により吸収
され、パチンコ玉のスムーズな揚送に寄与することがで
きる。また、ウレタン板41の前面側両側方に前記ガイ
ド突起45が形成されているため、揚送されるパチンコ
玉が側方へはみ出ることがなく、パチンコ玉の直進方向
性を安定させることができる。
【0029】しかして、本実施形態に係る玉磨き揚送装
置1においては、玉通過検出装置21の玉通路43とガ
イドレール11のガイドレール溝48との間で段差が生
じることはほとんどなく、また、微小な段差が生じても
前面に位置する布ベルト20により段差が吸収されるの
で、ガイドレール溝48を揚送されたパチンコ玉が玉通
過検出装置21の下端部に衝突して、玉通過検出装置2
1が摩滅したり破損したり、玉磨き揚送装置1が故障し
たりするということがない。
【0030】一方、上記したガイドレール11の背面側
には、巻取機構部22及び装着機構部23が設けられて
いる。巻取機構部22は、使用済みの布ベルト20の上
端を引っ張るための引張装置110と、使用済の布ベル
ト20をロール状に巻き取り収納するための巻取装置6
0と、から構成されている。また、装着機構部23は、
布ベルト20が移動しないよう布ベルト20の下端を挟
持しておくための停止装置160と、使用前の布ベルト
20を収納するための収納装置19と、から構成されて
いる。この巻取機構部22及び装着機構部23の構成及
び作用について、以下、詳細に説明する。なお、収納装
置19は、使用前のロール状にまるめられた布ベルト2
0を載置収納するだけのボックスであるため、以下には
詳細に説明しないが、その設置箇所は、後述するガイド
レール11の開閉位置よりも低い床面に設置されてい
る。
【0031】まず、巻取機構部22を構成する巻取装置
60について、図1,図3乃至図6を参照して説明す
る。図3は、ガイドレール11に取り付けられた巻取装
置60を示す斜視図であり、図4は、巻取装置60から
ロール状に巻き取られた布ベルト20を取り外す状態を
示す斜視図であり、図5は、巻取装置60の駆動部から
見た側面図であり、図6は、巻取装置60の駆動部の内
部を示す断面図である。
【0032】図1において、巻取装置60は、ガイドレ
ール11の裏面中央部に取り付けられている。この巻取
装置60は、図3に示すように、板金により一側面が開
放された箱状に形成されるものであり、内部に使用済み
の布ベルト20が巻き取られた状態で収納されるもので
ある。巻取装置60は、巻取装置60の基体をなすベー
ス部材61と、ベース部材61の外側に取り付けられる
プーリ85,86やスリップベルト87等を保護するた
めの保護カバー62と、巻取装置60で巻き取られた布
ベルト20を取り出す際に開く開閉カバー63と、布ベ
ルト20を巻き取るための巻取軸64と、布ベルト20
を巻き取る際に布ベルト20の両側方の端面を揃えるた
めのサイドカバー65,66と、から構成されている。
【0033】ベース部材61は、全周が同方向に折り曲
げられて壁面が形成され、この壁面により一側面が開放
した箱状に形成されている。このベース部材61の一側
方(図3の右側)には、取付ネジ72aにより取り付け
られたヒンジ72を介して、前記開閉カバー63が開閉
自在に取り付けられている。ベース部材61の上方壁面
の表面で右側端面には固定磁石71が取付ネジ71aに
より取り付けられているため、前記開閉カバー63が閉
塞された際に、開閉カバー63が固定磁石71に吸着さ
れ、開閉カバー63がベース部材61に固定されること
となる。また、壁面のうち前記開閉カバー63側の壁面
には、図4に示すように、巻き取られた布ベルト20及
びサイドカバー65が抜き取れる程度の大きさの切り欠
き68が、壁面のほぼ中央部に形成されている。
【0034】また、ベース部材61の他側方(図3の左
側)には、駆動プーリ85,従動プーリ86及びスリッ
プベルト87から構成される駆動部がベース部材61の
外側で形成され、この駆動部を保護するための前記保護
カバー62が取付ネジ62aにより着脱自在に取り付け
られている。また、図6に示すように、ベース部材61
の保護カバー62側壁面の上部には、ギアヘッド69を
介してモータ70が装着されており、ギアヘッド69の
出力軸82には、前記駆動プーリ85が軸着されてい
る。このギアヘッド69は、図5に示すように、ベース
部材61の壁面に穿設された取付長穴84に挿通した取
付ネジ84aにより取り付けられ、出力軸82が同じく
ベース部材61の壁面に穿設された出力軸挿通穴83に
挿通されている。この取付長穴84及び出力軸挿通穴8
3は、上下方向に長く穿設されているため、取付長穴8
4及び出力軸挿通穴83の長さの範囲内でギアヘッド6
9の上下方向の取付位置を調節し、スリップベルトの張
りを調整することができる。
【0035】また、ベース部材61の保護カバー62側
壁面の上下方向ほぼ中央には、図6に示すように、軸受
け88を介して前記巻取軸64が軸支されている。この
巻取軸64が軸受け88に対して固定ナット89により
取り付けられ、軸受け88がベース部材61の壁面に取
付ネジ88aにより取り付けられることにより、巻取軸
64がベース部材61の壁面に軸支されている。そし
て、巻取軸64の保護カバー62側の軸端には、前記従
動プーリ86が軸着されている。
【0036】前記駆動プーリ85と前記従動プーリ86
との間には、ゴム等の伸縮性があり、比較的摩擦係数の
大きい材料で形成される前記スリップベルト87が掛け
渡されている。このスリップベルト87は、その断面が
円形状であり、また、前記駆動プーリ85及び前記従動
プーリ86の外周の断面形状は、半円形状である。この
ため、タイミングベルトとタイミングプーリのように凹
凸を係合させて回転を伝達するものではなく、スリップ
ベルト87と駆動プーリ85及び従動プーリ86との間
の摩擦力によって回転を伝達するものである。なお、駆
動プーリ85,従動プーリ86及びスリップベルト87
が巻取量調節手段を構成するものである。
【0037】しかして、モータ70を回転させることに
より、モータ70の回転がギアヘッド69の出力軸82
に出力されて駆動プーリ85を回転させ、駆動プーリ8
5の回転が駆動プーリ85とスリップベルト87との摩
擦力によってスリップベルト87を回動させる。更に、
スリップベルト87の回動がスリップベルト87と従動
プーリ85との摩擦力によって従動プーリ85を回転さ
せ、従動プーリ85が回転することにより、巻取軸64
が回転することとなる。
【0038】また、ベース部材61の背面側には、取付
片67が左右2箇所取り付けられている。この取付片6
7には、巻取装置60をガイドレール11に取り付ける
ための取付ネジ(図示しない)が挿通する取付溝81が
形成されている。しかして、取付片67をガイドレール
11を挟持するように差し込んで、取付溝81をガイド
レール11の側面に螺合される取付ネジに係止した後、
その取付ネジを締め付けることにより巻取装置60がガ
イドレール11に固定されることとなる。
【0039】また、前記開閉カバー63は、板金により
台形形状に形成されるものであり、前述のように、ベー
ス部材61に対してヒンジ72により開閉自在に取り付
けられている。この開閉カバー63の上下方向ほぼ中央
で、前記巻取軸64の端部に対応する位置には、U字状
の切り欠き部が形成され、この切り欠き部の形状とほぼ
同形状の凹部を有する軸受け台74が、取付ネジ74a
により開閉カバー63に取り付けられている。このと
き、切り欠き部と軸受け台74の凹部とが重なるように
軸受け台74が取り付けられている。また、この軸受け
台74の斜め上方には、開閉カバー63を開閉する際に
用いる取手73が取付ネジ73aにより取り付けられて
いる。
【0040】前記巻取軸64は、鋼製の棒材により形成
されるものであり、前述のように、軸受け88を介して
ベース部材61の保護カバー62側壁面に回転自在に取
り付けられている。この巻取軸64は、図示しないが、
前記軸受け近傍の径が布ベルト20巻取部分の径よりも
大きく形成されており、段付き形状となっている。この
巻取軸64の布ベルト20巻取部分の軸上には、布ベル
ト20を巻き取るきっかけの役目をする係止片78が、
巻取軸64の前記段付き部分に当接して、止めネジ78
aにより巻取軸64の布ベルト20巻取部分を覆うよう
に固定されている。この係止片78は、円筒形状に形成
されるものであり、その径は、巻取軸64の軸受け近傍
部分の径とほぼ同じ径寸法で形成されている。また、係
止片78の開閉カバー63側端部の一部が軸方向に突出
して凸部を形成しており、この凸部下面と巻取軸64と
の間には、隙間が形成されている。一方、巻取軸64の
軸受け近傍部分の外周には、V字状の溝(図示しない)
が形成されているが、これは、巻取軸64に前記サイド
カバー66を装着するためのものである。
【0041】サイドカバー66は、取付ネジ79aによ
りサイドカバー取付部材79に取り付けられるものであ
るが、このサイドカバー取付部材79の中心には、巻取
軸64の軸受け近傍部分を挿通するための挿通穴が穿設
されている。この挿通穴の壁面には、3カ所にボールベ
アリング(図示しない)の先端が突出しており、このボ
ールベアリングは、サイドカバー取付部材79内に埋設
されているものである。また、このボールベアリング
は、サイドカバー取付部材79内に埋設されたスプリン
グによって挿通穴側に向かって押圧されており、先端に
圧力を加えることにより、サイドカバー取付部材79内
に埋没するものである。
【0042】しかして、巻取軸64の軸受け近傍部分に
サイドカバー66の装着されたサイドカバー取付部材7
9を挿入した際、前記ボールベアリングが巻取軸64の
軸受け近傍部分に押圧されてサイドカバー取付部材79
内に埋没する。そして、一旦サイドカバー取付部材79
内に埋没したボールベアリングは、巻取軸64の軸受け
近傍部分の前記V字状溝の位置で再び挿通穴壁面上に突
出してV字状溝に嵌合することとなる。このようにし
て、サイドカバー取付部材79が巻取軸64に対して取
り付けられるが、サイドカバー取付部材79は、巻取軸
64に対して固着されるものではないため、サイドカバ
ー66は、巻取軸64に対して回転自在であり、また、
着脱自在である。
【0043】なお、サイドカバー66は、アクリル等の
樹脂材料により円形形状に形成されるものである。ま
た、巻取軸64の開閉カバー63側の先端部近傍には、
V字状の溝(図示しない)が巻取軸64の周回に亘って
形成されており、これは、巻取軸64にサイドカバー6
5を装着するためのものである。前記サイドカバー65
は、前記サイドカバー66と同様、アクリル等の樹脂材
料により円形形状に形成されるものであり、取付ネジ
(図示しない)によりサイドカバー取付部材76に取り
付けられるものである。
【0044】しかして、サイドカバー66を巻取軸64
の軸受け近傍部分に装着する場合と同様に、巻取軸64
にサイドカバー65の装着されたサイドカバー取付部材
76を挿入した際、前記ボールベアリングが巻取軸64
に押圧されてサイドカバー取付部材76内に埋没する。
そして、一旦サイドカバー取付部材76内に埋没したボ
ールベアリングは、巻取軸64先端部の前記V字状溝の
位置で再び挿通穴壁面上に突出してV字状溝に嵌合する
こととなる。このようにして、サイドカバー取付部材7
6が巻取軸64に対して取り付けられるが、サイドカバ
ー取付部材76は、巻取軸64に対して固着されるもの
ではないため、サイドカバー65は、巻取軸64に対し
て回転自在であり、また、着脱自在である。
【0045】また、サイドカバー取付部材76には、ベ
アリング77を介して軸受け75が回転自在に取り付け
られている。この軸受け75は、径の異なる円盤が複数
個重なったような形状に形成されており、先端に形成さ
れた最も径の小さい部分の径寸法は、前記軸受け台74
の凹部の径寸法よりもやや小さい程度に形成されてい
る。しかして、巻取軸64にサイドカバー65を取り付
け、開閉カバー63を閉塞した場合、軸受け75の前記
先端部分が開閉カバー63に取り付けられた軸受け台7
4の凹部に嵌入し、巻取軸64を支持することとなる。
【0046】以上のように構成される巻取装置60ヘの
布ベルトの着脱方法及び作用について説明する。まず、
巻取装置60側方の開閉カバー63を開放し、巻取軸6
4からサイドカバー65を抜き取る。巻取軸64からサ
イドカバー65を抜き取った後、布ベルト20の端部に
形成された嵌挿部80を巻取軸64に挿入する。なお、
布ベルト20の幅寸法は、嵌挿部80側へ向かうに従い
徐々に小さくなっている。布ベルト20を巻取軸64に
挿入した際、図3に示すように、嵌挿部80を係止片7
8に形成された前記凸部と巻取軸64との隙間に挿入
し、嵌挿部80の側方端部が係止片78に当接するまで
嵌挿部80を保護カバー62側へ押圧することにより、
布ベルト20が巻取軸64に取り付けられる。嵌挿部8
0に布ベルト20を取り付けた後、サイドカバー65を
巻取軸64に取り付け、開放してあった開閉カバー63
を閉塞することにより、前述のように、開閉カバー63
の軸受け台74が軸受け75に嵌入し、巻取軸64が支
持され、巻取装置60に布ベルト20が装着される。
【0047】以上のように巻取装置60に布ベルト20
を装着した後、モータ70を回転駆動させることによ
り、回転が前記駆動プーリ85,スリップベルト87及
び従動プーリ86を介して巻取軸64に伝達され、巻取
軸64が回転する。このとき、巻取軸64の回転方向
は、開閉カバー63側から見て時計方向に回転すること
となる。巻取軸64が回転した際、係止片78も同時に
回転することとなるが、係止片78が回転すると係止片
78先端の凸部が布ベルト20の嵌挿部80を係止して
回転するため、布ベルト20が巻取軸64に巻き取られ
ていくことになる。このように、布ベルトを巻き取る際
の布ベルトの取付作業は、巻取軸に布ベルトの嵌挿部を
嵌挿するだけで完了するため簡単に行うことができる。
また、巻取軸64の回転に従い、布ベルト20が次第に
巻き取られるが、巻取軸64の両側方には巻取軸64と
共に回転するサイドカバー65,66が装着されている
ため、このサイドカバー65,66により布ベルト20
の両側方の端部が揃えられながら巻き取られることとな
る。このとき、巻取軸方向にずれたままロール状に巻き
取られた布ベルト20の側端部がサイドカバー65,6
6に接触しても、サイドカバー65,66もロール状の
布ベルト20と共に回転するため、ロール状の布ベルト
20とサイドカバー65,66との間の摩擦抵抗を少な
くすることができ、モータ70に負担がかかることを防
止して布ベルト20の巻取作業をスムーズに行うことが
できる。
【0048】なお、布ベルト20がロール状に巻き取ら
れるに従って、そのロール径は次第に大きくなっていく
ため、モータ70の回転が一定の場合は、布ベルト20
の巻取量も次第に多くなっていく。ところが、前記引張
装置110が布ベルト20を引っ張って巻取装置60へ
送出する量は一定であるため、巻取装置60の布ベルト
20の巻取量が引張装置110の布ベルト20の引張量
を超えた場合には、巻取装置60で巻き取る布ベルト2
0の量が不足してしまう。この場合、タイミングベルト
のようにプーリとベルトの噛み合いによってモータ70
の回転を伝えるものであるとモータ70に大きな負荷が
かかり、モータ70が停止してしまい、モータ70に負
荷がかかってしまう。しかし、前述したように、モータ
70の回転の巻取軸64への伝達は、駆動プーリ85及
び従動プーリ86とスリップベルト87との間の摩擦力
によって行うものであるため、巻取装置60の布ベルト
20の巻取量が引張装置110の布ベルト20の引張量
を超えた場合には、スリップベルト87が駆動プーリ8
5あるいは従動プーリ86に対してスリップする。この
ため、モータ70は停止することがなく、モータ70に
負荷がかかることがない。
【0049】以上のようにして巻き取られた布ベルト2
0を巻取装置60から取り外すには、図3に示すよう
に、布ベルト20の装着作業の手順と逆に、即ち、開閉
カバー63を開放した後、サイドカバー65を取り外
し、巻き取られた布ベルト20を手前に引き出すことに
より、容易に布ベルトを取り外すことができる。
【0050】以上、巻取装置60について詳細に説明し
てきたが、次に巻取機構部22を構成する引張装置11
0について、図1及び図7を参照して説明する。図7
は、引張装置110を開放した状態を示す斜視図であ
る。
【0051】図1において、引張装置110は、ガイド
レール11の裏面中央部よりやや上方に取り付けられて
いる。この引張装置110は、図7に示すように、モー
タ123及び主ローラ125が固着される取付主体11
1と、該取付主体111に対して取付ネジ151で固着
される支軸(図示しない)を中心として開閉自在に設け
られ且つ圧接ローラ144,145が揺動自在に取り付
けられる開閉カバー体112と、から構成され、開閉カ
バー体112を開放した状態で布ベルト20を主ローラ
125の前面側に垂らした後、開閉カバー体112を閉
じて係止金具120によって施錠することにより布ベル
ト20を主ローラ125と圧接ローラ144,145と
で蛇行状に挟持する構造となっている。
【0052】取付主体111は、取付主体111の基体
をなす主基体113に、各部品が集約して取り付けられ
るものである。主基体113は、両側方が同方向に直角
に曲げられて壁面を形成すると共に、両壁面の上下端も
それぞれ外側に向かって曲げられている。主基体113
の開放側(図7の右側)壁面の上下端には、三方を折り
曲げて構成される取付板114が取付ネジ122により
取り付けられている。この取付板114の開閉カバー体
112側に位置する折り曲げ部が調節ネジ当接部121
を形成している。また、取付板114の外側面上下に
は、引張装置110を閉塞したときに、閉塞した状態で
固定させるための前記係止金具120が取り付けられて
いる。
【0053】一方、主基体113の支点側(図7の左
側)壁面の上部には、ギアヘッド124を介してモータ
123が装着されており、同じく支点側壁面の下部に
は、ベアリング126を介して前記主ローラ125が軸
支されている。なお、ベアリング126は、図示しない
が、開放側壁面にも装着されており、主ローラ125
は、これら両側方のベアリング126によって軸支され
ている。また、前記ギアヘッド124には、出力軸(図
示しない)が主基体113の支点側壁面の外側に突出し
ており、この出力軸の軸端には、駆動プーリ127が固
着されている。また、前記主ローラ125を軸支するシ
ャフト(図示しない)が、主基体113の支点側壁面の
外側に突出しており、このシャフトの軸端には、従動プ
ーリ128が固着されている。そして前記駆動プーリ1
27と従動プーリ128との間には、タイミングベルト
129が掛け渡されている。したがって、モータ123
が駆動されることにより、駆動プーリ127,タイミン
グベルト129及び従動プーリ128を経由して駆動力
が伝達され、主ローラ125が回転駆動せしめられるこ
ととなる。なお、主ローラ125の外周には、布ベルト
20との摩擦力を強めるためにダイヤカット加工が施さ
れている。
【0054】また、主基体113の背面側上部には、布
ベルト20を挿通するためのガイド部材115が左右対
称に設けられている。このガイド部材115は、上方部
分が断面コの字状に折り曲げられて折曲部116が形成
され、このコの字状部分に布ベルト20が挿通し、布ベ
ルト20を左右からガイドするものである。また、この
ガイド部材115の下方には、L字状の連結片(図示し
ない)が主基体113の左右に取り付けられている。こ
の連結片の起立した面には、上下2箇所のスライド長穴
(図示しない)が穿設されており、このスライド長穴
は、取付片117に対して主基体113を上下摺動可能
に取り付けるためのものである。この取付片117は、
断面コの字状に形成され、その折り曲げ部分には、引張
装置110全体をガイドレール11に取り付けるための
取付ネジ(図示しない)が挿通する取付溝119及び取
付長穴(図示しない)が形成されている。また、取付片
117の折り曲げ部分の内側寸法は、ガイドレール11
の幅寸法とほぼ同じ間隔で形成されている。この取付片
117の主基体113側の面には、やはり断面コの字状
に形成される連結部材118が接合されており、この連
結部材118の起立した面には、ネジ穴(図示しない)
が上下2箇所穿設されている。しかして、前記連結片に
穿設されたスライド長穴に取付ネジを挿通し、この取付
ネジを連結部材118のネジ穴に螺着することにより、
取付片117が主基体113に対して取り付けられるこ
ととなる。このとき、上記したように、主基体113
は、取付片117に対してスライド長穴の長さ分だけ上
下方向にスライド可能な状態に取り付けられる。
【0055】しかして、前記取付片117をガイドレー
ル11を挟持するように差し込んで、取付片117に形
成される取付溝119をガイドレール11の側面に螺合
されるボルト(図示しない)に係止した後、そのボルト
を締め付けることにより引張装置110がガイドレール
11に固定されることとなる。このとき、前述のよう
に、取付片117に対して主基体113が上下摺動可能
に取り付けられているため、引張装置110は、ガイド
レール11に対してスライド長穴の長さ分だけ上下摺動
自在に取り付けられることとなる。
【0056】一方、開閉カバー体112は、開閉カバー
体112の基体をなすカバー基体140に、各部品が集
約して取り付けられるものである。カバー基体140
は、後方が開放したボックス状に形成され、その内側面
の左右方向ほぼ中央の上下2箇所に支持部材143が固
着されている。この2箇所の支持部材143の間には、
ローラ取付板141が、支持部材143に挿通される支
軸142によって揺動自在に軸支されている。このロー
ラ取付板141は、一面が開放したボックス状に形成さ
れ、開放面側には、ゴム製の円柱材で形成された前記圧
接ローラ144,145が回転自在に軸支されている。
また、ローラ取付板141の両側面で、圧接ローラ14
4と圧接ローラ145との間には、開閉カバー体112
を閉塞した場合に主ローラ125が位置する主ローラ嵌
入部146が形成されている。
【0057】前記一方の圧接ローラ144には、ビス
(図示しない)が埋設されており、これに対応してロー
ラ取付板141の底面部には、スリップ検知センサ14
7がセンサ台148を介して取り付けられている。ま
た、カバー基体140の開放側端部の上下には、開閉カ
バー体112を閉じた際に係止金具120が係合する係
止片149が、取付ネジ150により取り付けられてい
る。そして、開閉カバー体112を取付主体111に対
して閉じた状態においては、主ローラ125の斜め上下
に圧接ローラ144,145が位置している。
【0058】また、カバー基体140の開放側端部の上
下には、開閉カバー体112を閉塞した際の、開閉カバ
ー体112の端部と取付主体111の端部との隙間を調
整するための調節ネジ(図示しない)が設けられてい
る。この調節ネジは、開閉カバー体112端部に穿設さ
れたネジ穴(図示しない)に螺着されるものであり、開
閉カバー体112を閉塞した際に、調節ネジの先端部分
が取付主体111の前記調節ネジ当接部121に当接す
るようになっている。また、調節ネジのネジ頭とカバー
基体140との間には、調節ネジを固定するための固定
ナット(図示しない)が調節ネジに螺合している。
【0059】上記のように構成される引張装置110で
は、任意の厚さの布ベルト20をその厚さに応じて開閉
カバー体112と取付主体111との隙間寸法を適正に
調整しながら引張装置110に装着することができる
が、以下にその手順について説明する。まず、開閉カバ
ー体112を開放し、調節ネジを固定している固定ナッ
トを緩めた後、調節ネジをカバー基体140から外れな
い程度に十分に緩める。次に、布ベルト20を取付主体
111の主ローラ125の前面側に垂らした後、開閉カ
バー体112を係止金具120で閉塞する。開閉カバー
体112を閉塞した状態で、調節ネジの先端が調節ネジ
当接部121に当接するまで調節ネジを締め込む。調節
ネジの先端が調節ネジ当接部121に当接した位置で、
緩めてあった固定ナットを締め付けて調整ねじを固定す
る。これにより、挟持した布ベルト20の厚さに応じ
た、開閉カバー体112と取付主体111との隙間寸法
が決定する。これにより、係止片149に係止金具12
0を係止させるだけで開閉カバー体112が取付主体1
11に固定され、布ベルト20が引張装置110に最適
な状態で装着されることとなる。このとき、挟持される
布ベルト20が厚さの薄いものの場合には、開閉カバー
体112と取付主体111との隙間寸法は小さくなり、
調節ネジは、深く締め込まれることがない。一方、挟持
される布ベルト20が厚さの厚いものの場合には、開閉
カバー体112と取付主体111との隙間寸法は大きく
なり、調節ネジが深く締め込まれることとなる。このよ
うに、調節ネジの締め込みの程度により、任意の厚さの
布ベルト20を装着することができる。
【0060】ここで、前述のように、厚さの厚い布ベル
ト20を挟持した場合、取付主体111に対して開閉カ
バー体112が角度を持って固定されることになる。こ
のため、従来品のような圧接ローラ144,145が開
閉カバー体112に対して平行に固着されている場合、
圧接ローラ144,145が主ローラ125に対して角
度を持って固定されてしまうことになる。この状態で布
ベルト20を送出した場合、布ベルト20全体に均等に
圧力がかからないため、布ベルト20が左右方向にずれ
てしまう。しかし、本実施形態における圧接ローラ14
4,145は、開閉カバー体112に対し揺動自在に軸
支されているため、取付主体111に対して開閉カバー
体112が角度を持って固定された場合でも、開閉カバ
ー体112を閉塞した際、圧接ローラ144,145
は、主ローラ125に追従し、主ローラ125に対して
平行に押圧されることとなる。このため、布ベルト20
を送出した場合、布ベルト20全体に均等に圧力が加わ
り、布ベルト20が左右方向にずれることがない。
【0061】上記のように構成される引張装置110
は、後述する停止装置160が非停止状態となっている
ときに、モータ123が回転状態になると、主ローラ1
25と圧接ローラ144,145とによって蛇行状に挟
持される布ベルト20が各ローラ72,84,85の圧
接力により布ベルト20を引っ張って下方に移動させる
こととなる。このとき、圧接ローラ144に埋設された
ビスの回転をスリップ検知センサ147で検出すること
により、圧接ローラ144の回転数を検知し、回転数所
定値以上になる、もしくは、モータ123の回転時間が
所定時間以上になったらモータ123を停止状態にする
ことができる。この圧接ローラ144の回転数が所定値
以下でモータ123が停止した場合には、スリップ等に
より布ベルト20が正常に引っ張られていない場合であ
るので、その異常信号は外部に出力され、引張装置11
0の異常を報知するようになっている。
【0062】次に、停止装置160について、図1及び
図8を参照して説明する。図8は、停止装置160を開
放した状態を示す斜視図である。
【0063】図1において、停止装置160は、ガイド
レール11の裏面下部に取り付けられている。この停止
装置160は、図8に示すように、電磁クラッチ機構1
72及び主ローラ170が固着される取付主体161
と、該取付主体161に対して取付ネジ201で固着さ
れる支軸(図示しない)を中心として開閉自在に設けら
れ且つ圧接ローラ195,196が揺動自在に軸支され
る開閉カバー体162と、から構成され、開閉カバー体
162を開放した状態で布ベルト20を主ローラ170
の前面側に垂らした後、開閉カバー体162を閉じて係
止金具173によって施錠することにより布ベルト20
を主ローラ170と圧接ローラ195,196とで蛇行
状に挟持する構造となっている。
【0064】取付主体161は、主ローラ170をその
ほぼ中央に水平状に軸支される主基体163と、電磁ク
ラッチ機構172を被覆する支持基体164とから構成
されている。主基体163は、主ローラ170を水平方
向に軸支するためにその両サイドに軸支側板175,1
76を有し、その一方の軸支側板175の裏面に電磁ク
ラッチ機構172がビス止めされると共に、該電磁クラ
ッチ機構172を被覆するようにコ字状に形成された支
持基体164が軸支側板175の上下に外側に向かって
突設される取付片に取付ネジ165で止着固定されてい
る。また、他方(開放側)の軸支側板176には、上下
に一対の係止金具173が設けられている取付板166
が該軸支側板176の上下に外側に向かって突設される
取付片に取付ネジ167で止着固定されている。更に、
軸支側板176の前方には、調節ネジ当接部168が外
側に向かって突設されている。この軸支側板176と取
付板166との間には、空間が形成されるが、この空間
内には、主ローラ170の一方の端部が突出して収納さ
れている。
【0065】また、主基体163の軸支側板175,1
76には、そのほぼ中央にベアリング171が固着さ
れ、そのベアリング171に主ローラ170が回転自在
に軸支されている。主ローラ170の他端は、軸支側板
175のベアリング171を貫通して電磁クラッチ機構
172に連結されている。この電磁クラッチ機構172
は、通電時に主ローラ170の回転が許容されるように
なっており、非通電時に主ローラ170の回転が禁止さ
れるようになっている。なお、主ローラ170は、金属
製の円柱材によって形成され、その外周面にダイヤカッ
ト等の加工が施されて布ベルト20を圧着したときに、
その間の摩擦力が大きくなるようになって布ベルト20
の移動を確実に防止するようになっている。
【0066】更に、主基体163には、その裏面側に一
対の取付片169が突設されている。この一対の取付片
169の内側寸法は、前記ガイドレール11の横幅寸法
とほぼ同じ間隔で形成され、該取付片169をガイドレ
ール11を挟持するように差し込んで、取付片169の
ほぼ中央に形成される取付溝174をガイドレール11
の側面に螺合される取付ネジ(図示しない)に係止した
後、その取付ネジを締着することにより、停止装置16
0をガイドレール11に固定している。なお、主基体1
63の上辺は、内側に折り曲げられており、その前方に
布ベルト20が挿入される布ベルト挿入部が構成される
が、この布ベルト挿入部の間隔は、極めて小さく形成さ
れ、例えば、上方から落下するパチンコ玉や大きめの異
物等が停止装置160の内部に侵入しないようにして停
止装置160の作動状態が長期間に亘ってスムーズに行
われるようになっている。
【0067】一方、開閉カバー体162は、開閉カバー
体162の基体をなすカバー基体190に、各部品が集
約して取り付けられるものである。カバー基体190
は、後方が開放したボックス状に形成され、その内側面
の左右方向ほぼ中央の上下2箇所に支持部材(図示しな
い)が固着されている。この2箇所の支持部材の間に
は、ローラ取付板194が、支持部材に挿通される支軸
(図示しない)によって揺動自在に軸支されている。こ
のローラ取付板194は、一面が開放したボックス状に
形成され、開放面側には、ゴム製の円柱材で形成された
前記圧接ローラ195,196が回転自在に軸支されて
いる。また、ローラ取付板194の両側面で、圧接ロー
ラ195と圧接ローラ196との間には、開閉カバー体
162を閉塞した場合に主ローラ170が位置する主ロ
ーラ嵌入部197が形成されている。そして、開閉カバ
ー体162を取付主体161に対して閉じた状態におい
ては、主ローラ170の斜め上下に圧接ローラ195,
196が位置している。
【0068】また、開閉カバー体162の開放側端部の
上下には、開閉カバー体162を閉塞した際の、開閉カ
バー体162の端部と取付主体161の端部との隙間を
調整するための調節ネジ202が設けられている。この
調節ネジ202は、開閉カバー体112端部に穿設され
たネジ穴(図示しない)に螺着されるものであり、開閉
カバー体162を閉塞した際に、調節ネジ202の先端
部分が取付主体161の前記調節ネジ当接部168に当
接するようになっている。また、調節ネジ202のネジ
頭とカバー基体190との間には、調節ネジ202を固
定するための固定ナット203が調節ネジ202に螺合
している。
【0069】上記のように構成される停止装置160で
は、任意の厚さの布ベルト20をその厚さに応じて開閉
カバー体162と取付主体161との隙間寸法を適正に
調整しながら停止装置160に装着することができる
が、以下にその手順について説明する。まず、開閉カバ
ー体162を開放し、調節ネジ202を固定している固
定ナット203を緩めた後、調節ネジ202をカバー基
体190から外れない程度に十分に緩める。次に、布ベ
ルト20を取付主体161の主ローラ170の前面側に
垂らした後、開閉カバー体162を係止金具173にて
閉塞する。開閉カバー体162を閉塞した状態で、調節
ネジ202の先端が調節ネジ当接部168に当接するま
で調節ネジ202を締め込む。調節ネジ202の先端が
調節ネジ当接部168に当接した位置で、緩めてあった
固定ナット203を締め付けて調節ネジ202を固定す
る。これにより、挟持した布ベルト20の厚さに応じ
た、開閉カバー体162と取付主体161との隙間寸法
が決定する。これにより、後述する係止片199に係止
金具173を係止させるだけで開閉カバー体162が取
付主体161に固定され、布ベルト20が停止装置16
0に最適な状態で装着されることとなる。このとき、挟
持される布ベルト20が厚さの薄いものの場合には、開
閉カバー体162と取付主体161との隙間寸法は小さ
くなり、調節ネジ202は、深く締め込まれることがな
い。一方、挟持される布ベルト20が厚さの厚いものの
場合には、開閉カバー体162と取付主体161との隙
間寸法は大きくなり、調節ネジ202が深く締め込まれ
ることとなる。このように、調節ネジ202の締め込み
の程度により、任意の厚さの布ベルト20を装着するこ
とができる。
【0070】ここで、前述のように、厚さの厚い布ベル
ト20を挟持した場合、取付主体161に対して開閉カ
バー体162が角度を持って固定されることになる。こ
のため、従来品のような圧接ローラ195,196が開
閉カバー体162に対して平行に固着されている場合、
圧接ローラ195,196が主ローラ170に対して角
度を持って固定されてしまうことになる。この状態で布
ベルト20を送出した場合、布ベルト20全体に均等に
圧力がかからないため、布ベルト20が左右方向にずれ
てしまう。しかし、本実施形態における圧接ローラ19
5,196は、開閉カバー体162に対し揺動自在に軸
支されているため、取付主体161に対して開閉カバー
体162が角度を持って固定された場合でも、開閉カバ
ー体162を閉塞した際、圧接ローラ195,196
は、主ローラ170に追従し、主ローラ170に対して
平行に押圧されることとなる。このため、布ベルト20
を送出した場合、布ベルト20全体に均等に圧力が加わ
り、布ベルト20が左右方向にずれることがない。
【0071】しかして、主ローラ170と圧接ローラ1
95,196とで布ベルト20を挟持したときには、布
ベルト20が蛇行状となるように挟持される。このた
め、主ローラ170の回転が電磁クラッチ機構172に
よって停止されているときには、確実に布ベルト20の
移動が停止されることとなる。また、圧接ローラ19
5,196がゴム製の軟質材によって構成されているの
で、布ベルト20に付着した微小な異物がそのまま主ロ
ーラ170と圧接ローラ195,196との間に巻き込
まれても、圧接ローラ195,196のゴムの弾性力に
より異物が吸収されて回転の邪魔となることはない。
【0072】開閉カバー体162には、上記した構成以
外に、その背面に布ベルト接触片198が設けられ、そ
の上面に布ベルト20の両側端部がガイドされる折曲部
192を有するガイド部材191が取付ネジ193によ
り止着され、その開放側側面にバックルタイプの前記係
止金具173と係合されて施錠する係止片199が取付
ネジ200により止着されている。このうち、布ベルト
接触片198は、以下のような構成及び作用を呈するも
のである。
【0073】即ち、前記開閉カバー体112の背面両側
には接触片支持部材(図示しない)が設けられ、この接
触片支持部材に対して一端が常に布ベルト20に接触し
ている布ベルト接触片198が揺動自在に軸支されてい
る。また、開閉カバー体162の背面中央部には、開口
(図示しない)が開設され、該開口に位置検出センサ
(図示しない)の検出片(図示しない)が臨むようにな
っている。この位置検出センサは、検出片が布ベルト接
触片198と接触したときに位置検出センサの突起(図
示しない)を押圧することにより布ベルト接触片198
の位置を検出するものである。そして、収納装置19に
収納された布ベルト20は、布ベルト接触片198に接
触して布ベルト接触片198を開閉カバー体162の背
面に当接した垂直状態としつつ、開閉カバー体162の
上面のガイド部材191の折曲部192に案内されて、
停止装置160の上部に形成される前記布ベルト挿入部
に挿入されて引き出された後、ガイドレール11の下部
から上部にかけて回装される。なお、ガイド部材191
は、開閉カバー体162の上面に設けたが、布ベルト挿
入部の前方であれば、どこに設けてもよい。
【0074】上記のように構成される停止装置160の
作用について説明する。まず、通常の状態(収納装置1
9に布ベルト20がある場合)においては、停止装置1
60に回装される布ベルト20の張力により、布ベルト
20と接触する布ベルト接触片198の一端が引き上げ
られて、布ベルト接触片198は垂直状に保持されるの
で、位置検出センサにより布ベルト接触片198の接触
が検知される。しかし、収納装置19に収納された布ベ
ルト20が最後まで使用され、その終端が収納装置19
から開放されたとき(収納装置19に布ベルト20がな
くなった状態)には、停止装置160に回装される布ベ
ルト20の張力が緩み、布ベルト20と接触する布ベル
ト接触片198の一端を引き上げることができなくなる
ため、布ベルト接触片198は自重により傾斜方向に揺
動する。すると、位置検出センサは布ベルト接触片19
8の接触を検知しなくなるから、その旨の信号が外部に
導出される。従って、本実施形態に係る停止装置160
は、収納装置19の布ベルト20が最後まで使用された
ことを検知して外部に報知し、布ベルト20の交換を促
すことができる。
【0075】また、布ベルト20が停止装置160に挿
入される際に、布ベルト20の進行方向のズレを補正す
るガイド部材191の折曲部192に沿って導入される
ので、例えば、布ベルト20が収納装置19内の偏った
位置に収納されていたときに布ベルト20が停止装置1
60に対して斜め方向に侵入した場合であっても、ガイ
ド部材191の折曲部192によって布ベルト20が主
ローラ170及び圧接ローラ195,196に対して斜
めに侵入せず、正確な状態で侵入するので、結果的に巻
取装置60に巻き取られるまで布ベルト20が所定の正
確な位置を保持するという利点を有するものである。
【0076】なお、上記した実施形態の場合、布ベルト
20が最後まで使用されたことが検知されて外部に報知
され、この報知により、ガイドレール11等を開閉して
布ベルト20の交換をするものであるが、布ベルト20
を交換する際に、ガイドレール11等の開閉を行うこと
なく作業をすることもできる。このための構成と作用に
ついて、図9を参照して説明する。図9は、使用済みの
布ベルト20と未使用の布ベルト20aをジョイント金
具220により連結する状態を示す斜視図である。
【0077】図において、使用済みの布ベルト20の嵌
挿部80と未使用の布ベルト20aの嵌挿部80aとが
ジョイント金具220により、連結し得るようになって
いる。ジョイント金具220は、一対の係止片221に
より横長のC字状に形成され、係止片221の先端に
は、返し部222がそれぞれ形成されている。また、ジ
ョイント金具220の断面形状は、縦長のC字状に形成
され、その外周面及び内周面は曲面状に形成されて曲面
部223を構成している。このジョイント金具220の
係止片221をそれぞれ布ベルト20の嵌挿部80及び
布ベルト20aの嵌挿部80aに挿通することにより、
布ベルト20の嵌挿部80及び布ベルト20aの嵌挿部
80aが係止片221に連結係止された状態となるの
で、新旧の布ベルト20及び20aを容易に連結するこ
とができる。このとき、ジョイント金具220の先端部
分には鍵状の返し部222が形成されているため、連結
係止された布ベルト20,20aが容易に抜けないよう
にして連結状態を確実にしている。
【0078】上記のような構成により、玉磨き揚送装置
1が駆動されてガイドレール11に装着されている布ベ
ルト20の終端部付近にまで汚れが付着し、その交換が
必要になった場合でも、使用済みの布ベルト20aの終
端部をジョイント金具220により未使用の布ベルト2
0aの始端部に連結することにより、新旧の布ベルト2
0及び20aがガイドレール11の前面に連続的に供給
される。従って、使用済みの布ベルト20を前記巻取機
構部22により巻き取るだけで、未使用の布ベルト20
aをガイドレール11に装着することができるので、ガ
イドレール11を開閉することなく容易に新旧の布ベル
ト20,20aを交換することができる。また、ガイド
レール11の上下端にはゴム製のローラ(上端のローラ
は、前記ローラ33)が取り付けられているので、新旧
の布ベルト20,20aが連続的に装着される際にも、
ガイドレール11の上下端部分でジョイント金具220
が引っかかることはなく、新旧の布ベルト20,20a
をスムーズに装着することができる。また、前述のよう
に、ジョイント金具220には曲面部223が形成され
ており、ジョイント金具220が前記ローラの外周上を
周回する際に、曲面部223がローラ外周に沿って周回
するため、ジョイント金具220がスムーズにローラの
外周上を周回し、新旧の布ベルト20,20aをよりス
ムーズに装着することができる。また、曲面部223が
形成されることにより、曲げに対する強度が増し、外力
によって変形することを防止することができる。
【0079】なお、布ベルトは、ロール状の布ベルト2
0,20aではなく、ガイドレール11よりもやや長く
形成されたものであって、1回毎に交換し得る布ベルト
であってもよい。
【0080】以上、実施形態に係る巻取装置60,引張
装置110及び停止装置160について詳細に説明して
きたが、図1において、巻取装置60の開閉カバー6
3,引張装置110の開閉カバー体112及び停止装置
160の開閉カバー体162は、向かって右側が開口す
るものである。また、玉磨き揚送装置1がパチンコ島台
(図示しない)に設置された際、図1において、玉磨き
揚送装置1の向かって右側がパチンコ島台の開放側とな
り、向かって左側にはパチンコ島台の壁面が位置してい
る。したがって、開閉操作により開口される開口方向が
すべての装置で同一方向であるため、巻取装置60の布
ベルト20の着脱作業,引張装置110の布ベルト20
の挟持作業及び停止装置160の布ベルト20の挟持作
業は、すべてパチンコ島台の開放側から行うこととな
る。このため、玉磨き揚送装置1の布ベルト20の着脱
に係る一連の作業を、玉磨き揚送装置1をパチンコ島台
から取り外すことなく行うことができる。これは、従
来、玉磨き揚送装置1に取り付けられる巻取装置,引張
装置及び停止装置の布ベルト着脱の開口方向が、装置の
種類によってまちまちであったため、布ベルトの着脱作
業が煩雑であったという問題点に対応するものである。
即ち、例えば、巻取装置の場合には布ベルトの着脱の方
向が巻取装置の上下方向に行う形状のものや、また、引
張装置や停止装置の場合には開閉カバー体を上下方向に
開閉して布ベルトの挟持作業を行う形状のものなどがあ
った。これらのような形状のものの場合、布ベルトを装
着する際に、それぞれの装置によって布ベルトの装着方
向が異なるばかりでなく、装着された布ベルトを途中で
抜き取るためには、布ベルトの始端部又は終端部まで引
っ張り出してこれら装置から取り外さなければならなか
ったため、玉磨き揚送装置全体をパチンコ島台から取り
外さなければ作業を行えない場合があった。本実施形態
においては、上記の問題点に鑑み、玉磨き揚送装置1に
取り付けられる巻取装置60の開閉カバー63,引張装
置110の開閉カバー体112及び停止装置160の開
閉カバー体162の開閉操作により開口する方向をすべ
て同一の方向とし、しかもその方向を玉磨き揚送装置1
のパチンコ島台における開放側とすることにより、玉磨
き揚送装置1をパチンコ島台から取り外すことなく、一
方向から玉磨き揚送装置1の布ベルト20の着脱に係る
一連の作業を行うことができるようにしたものである。
これにより、巻取装置60の開閉カバー63,引張装置
110の開閉カバー体112及び停止装置160の開閉
カバー体162が布ベルト20の長手方向に対して略垂
直方向に開口されることになり、何らかのトラブルで全
て使用されていない布ベルトを取り外す場合、布ベルト
の始端部又は終端部まで引っ張り出してこれら装置から
取り外さなくても、略垂直方向の開口から全ての布ベル
トを取り外すことができる。
【0081】以上、実施形態に係る玉磨き揚送装置1の
巻取機構部22及び装着機構部23について詳細に説明
してきたが、本実施形態においては、搬送ベルト13と
玉磨き用の有端状の布ベルト20を対面させてパチンコ
玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置1において、該
玉磨き揚送装置1の背面側に、モータ70の駆動により
使用済みの布ベルト20の一端を順次ロール状に巻き取
る巻取機構部22,60と、使用前の布ベルト20の他
端を装着する装着機構部23と、を配設し、前記巻取機
構部22,60には、布ベルト20の端部を係着して布
ベルト20をモータ70の駆動によりロール状に巻き取
る巻取軸64と、該巻取軸64にロール状に巻き取られ
る布ベルト20の両側端に位置すると共に、回転可能に
支持されるサイドカバー65,66と、を設けたことを
特徴とするものである。このように構成することによ
り、布ベルト20巻き取り時、巻取軸64方向にずれた
ままロール状に巻き取られた布ベルト20の側端面が外
側に位置するサイドカバー65,66に接触しても、サ
イドカバー65,66もロール状の布ベルト20と共に
回転するため、ロール状の布ベルト20とサイドカバー
65,66との間の摩擦抵抗を少なくすることができ、
モータに負担がかかることを防止して布ベルト20の巻
取作業をスムーズに行うことができる。
【0082】また、本実施形態においては、前記サイド
カバー65,66は、前記巻取軸64に対して回転可能
に支持されていることを特徴とするものである。このよ
うに構成することにより、ロール状の布ベルト20とサ
イドカバー65,66との間の摩擦抵抗をより少なくす
ることができるため、モータ70にかかる負担を更に軽
減して布ベルト20の巻取作業をスムーズに行うことが
できる。
【0083】また、本実施形態においては、前記サイド
カバー65,66は、前記巻取軸64に対して着脱自在
に取り付けられていることを特徴とするものである。こ
のように構成することにより、ロール状に巻き取られた
使用済みの布ベルト20を巻取軸64方向に簡単に抜き
取ることができる。
【0084】また、本実施形態においては、搬送ベルト
13と玉磨き用の有端状の布ベルト20を対面させてパ
チンコ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置1におい
て、該玉磨き揚送装置1の背面側に、モータ70の駆動
により使用済みの布ベルト20の一端を順次ロール状に
巻き取る巻取機構部22,60と、使用前の布ベルト2
0の他端を装着する装着機構部23と、を配設し、前記
巻取機構部22,60には、前記布ベルト20の端部に
形成される嵌挿部80が嵌挿され且つモータ70の駆動
力が伝達されて回転する巻取軸64と、該巻取軸64と
共に回転して前記巻取軸64に嵌挿した前記嵌挿部80
を係止することにより前記布ベルト20を前記巻取軸6
4に巻き取る係止片78と、を設けたことを特徴とする
ものである。このように構成することにより、布ベルト
20を巻き取る際に、布ベルト20の嵌挿部80を巻取
軸64に嵌挿して巻取軸64を回転させることで、嵌挿
部80が係止片78により係止されて巻取軸64に巻き
取られ、布ベルト20が順次ロール状に巻き取られる。
このため、布ベルト20を巻き取る際の布ベルト20の
取付作業は、巻取軸64に布ベルト20の嵌挿部80を
嵌挿するだけで完了するため簡単に行うことができ、使
用済みの布ベルト20の巻取作業をスムーズに行うこと
ができる。
【0085】また、本実施形態においては、搬送ベルト
13と玉磨き用の有端状の布ベルト20を対面させてパ
チンコ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置1におい
て、該玉磨き揚送装置1の背面側に、使用済みの布ベル
ト20の一端を順次ロール状に巻き取る巻取機構部2
2,60と、使用前の布ベルト20の他端を装着する装
着機構部23と、を配設し、前記巻取機構部22,60
には、前記布ベルト20の端部が係着されると共に前記
モータ70の駆動力が伝達されて回転する巻取軸64
と、該巻取軸64に巻き取られた前記布ベルト20のロ
ール径の変化に対応して巻取量を調節する巻取量調節手
段と、を設けたことを特徴とするものである。このよう
に構成することにより、ロール状に巻き取られた布ベル
ト20のロール径が大きくなるに従って増していく布ベ
ルト20の巻取量を調節することができるため、適切な
速度で使用済みの布ベルト20を巻き取るように設定す
ることができる。
【0086】また、本実施形態においては、前記巻取機
構部22は、モータ123の駆動力により前記使用済み
の布ベルト20を引っ張る引張装置110と、該引張装
置110で引っ張られた前記布ベルト20をモータ70
の駆動力によりロール状に巻き取る巻取装置60と、か
ら構成されていることを特徴とするものである。このよ
うに構成することにより、引張装置110から送出され
る布ベルト20をロール径の変化に関わらず適切に巻き
取ることができ、使用済みの布ベルト10の巻取作業を
スムーズに行うことができる。
【0087】また、本実施形態においては、前記巻取量
調節手段は、前記モータ70の軸に固着される駆動プー
リ85と、前記巻取軸64に固着される従動プーリ86
と、前記駆動プーリ85と前記従動プーリ86との間に
掛け渡されるスリップベルト87と、から構成され、前
記スリップベルト87は、前記巻取装置60の前記モー
タ70駆動時に、前記巻取装置60の布ベルト20巻取
量が前記引張装置110の布ベルト20引張量以下の場
合に前記プーリ85,86上をスリップすることなく前
記モータ70の駆動力を巻取軸64に伝達し、前記巻取
装置60の布ベルト20巻取量が前記引張装置110の
布ベルト20引張量を超えた場合に前記プーリ85,8
6上をスリップして前記モータ70の駆動力の一部ある
いはすべてを巻取軸64に伝達しないことを特徴とする
ものである。このように構成することにより、巻取装置
60の布ベルト20のロール径が大きくなるに従って増
していく布ベルト20の巻取量を引張装置110の引張
量に対応してスリップベルト87がモータ70の駆動力
を巻取軸64に伝達又は非伝達して調節するため、簡単
な機構で巻取量を調節することができる。
【0088】更に、本実施形態においては、搬送ベルト
13と玉磨き用の有端状の布ベルト20を対面させてパ
チンコ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置1におい
て、該玉磨き揚送装置1の背面側に、モータ70の駆動
により使用済みの布ベルト20の一端を順次ロール状に
巻き取る巻取機構部22,60と、使用前の布ベルト2
0の他端を装着する装着機構部23と、を配設し、前記
巻取機構部22,60は、前記使用済みの布ベルト20
の着脱時に開閉する開閉カバー63を備え、前記装着機
構部23は、前記使用前の布ベルト20の着脱時に開閉
する開閉カバー体162を備え、前記巻取機構部22,
60の開閉カバー63と前記装着機構部23の開閉カバ
ー体162の開閉操作により前記布ベルト20の着脱作
業を同一方向から行えることを特徴とするものである。
このように構成することにより、巻取機構部22,60
の布ベルト20の着脱作業及び装着機構部23の布ベル
ト20の着脱作業をすべて同一方向から行うことがで
き、布ベルト20の着脱に係る作業をスムーズに行うこ
とができる。例えば、玉磨き揚送装置1がパチンコ島台
に内設されている場合、玉磨き揚送装置1を点検する点
検扉側から巻取機構部22,60と装着機構部23の開
閉カバー63,162と開閉カバー体112,162の
開閉操作により布ベルト20の着脱作業を行えるように
すれば、パチンコ島台に内設されていても作業をスムー
ズに行うことができる。
【0089】なお、上記した実施形態において、巻取機
構部22は、巻取装置60及び引張装置110により構
成されるものを示したが、巻取装置22のみで構成され
るものであってもよい。
【0090】また、上記した実施形態において、巻取量
調節手段は、駆動プーリ85,従動プーリ86及びスリ
ップベルト87により構成されるものを示したが、布ベ
ルト20のロール径の変化を検知し、検知結果を基にモ
ータ70の回転速度を変化させるものや、布ベルト20
の巻取経過時間によりモータ70の回転速度を変化させ
るものであってもよい。
【0091】また、上記した実施形態において、巻取量
調節手段は、スリップベルト87が駆動プーリ85ある
いは従動プーリ86に対してスリップするものを示した
が、駆動プーリ85がモータ70の出力軸に対してスリ
ップしたり、従動プーリ86が巻取軸64に対してスリ
ップするものであってもよい。
【0092】また、上記した実施形態において、巻取機
構部22及び装着機構部23は、ガイドレール11に取
り付けられているものを示したが、玉磨き揚送装置1の
背面側であればガイドレール11に取り付けられていな
くてもよく、例えば、パチンコ島台の支柱に取り付けら
れるものであってもよい。
【0093】また、上記した実施形態において、玉揚送
装置1の上部に巻取機構部22を、下部に装着機構部2
3を取り付けたものを示したが、巻取機構部22と装着
機構部23とを上下逆に取り付けて布ベルト20が逆方
向に旋回するようにしてもよい。
【0094】また、上記した実施形態において、ロール
状に巻かれて収納装置19に収納される布ベルト20を
装着するものを示したが、ロール状の布ベルトに限ら
ず、例えば、九十九折り状の布ベルトであってもよい。
【0095】また、上記した実施形態において、布ベル
ト20を装着するものを示したが、布製に限らず、同様
に研磨・巻取りが可能なものであれば樹脂製や紙製等で
もよい。
【0096】また、上記した実施形態において、布ベル
ト20は、ガイドレール11の全長に亘って掛け渡され
るものを示したが、上下に分離して揚送部と揚送研磨部
とから構成されるようなガイドレールで、揚送研磨部に
のみ布ベルトが掛け渡されているような構造のものであ
ってもよい。この場合、揚送部と揚送研磨部の上下位置
は、いずれが上であっても下であってもよい。
【0097】また、上記した実施形態において、巻取機
構部22,装着機構部23は、ガイドレール11の背面
側に装着されるものを示したが、ガイドレール11の背
面側に装着されるものに限らず、ガイドレール11の上
部に装着されて布ベルト20を順次送出する構造のもの
であってもよい。
【0098】更に、上記した実施形態において、サイド
カバー65,66は、巻取軸64に軸支されているもの
を示したが、ロール状に巻き取られる布ベルトの両側端
に位置するものであれば、開閉カバー63やベース部材
61に軸支されるものであってもよい。
【0099】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、搬送ベルトと玉磨き用
の有端状の布ベルトを対面させてパチンコ玉を磨きなが
ら揚送する玉磨き揚送装置において、該玉磨き揚送装置
の背面側に、モータの駆動により使用済みの布ベルトの
一端を順次ロール状に巻き取る巻取機構部と、使用前の
布ベルトの他端を装着する装着機構部と、を配設し、前
記巻取機構部には、布ベルトの端部を係着して布ベルト
をモータの駆動によりロール状に巻き取る巻取軸と、該
巻取軸にロール状に巻き取られる布ベルトの両側端に位
置すると共に、回転可能に支持されるサイドカバーと、
を設けたことを特徴とするものである。このように構成
することにより、布ベルト巻き取り時、巻取軸方向にず
れたままロール状に巻き取られた布ベルトの側端面が外
側に位置するサイドカバーに接触しても、サイドカバー
もロール状の布ベルトと共に回転するため、ロール状の
布ベルトとサイドカバーとの間の摩擦抵抗を少なくする
ことができ、モータに負担がかかることを防止して布ベ
ルトの巻取作業をスムーズに行うことができる。
【0100】また、請求項2の発明においては、前記サ
イドカバーは、前記巻取軸に対して回転可能に支持され
ていることを特徴とするものである。このように構成す
ることにより、ロール状の布ベルトとサイドカバーとの
間の摩擦抵抗をより少なくすることができるため、モー
タにかかる負担を更に軽減して布ベルトの巻取作業をス
ムーズに行うことができる。
【0101】また、請求項3の発明においては、前記サ
イドカバーは、前記巻取軸に対して着脱自在に取り付け
られていることを特徴とするものである。このように構
成することにより、ロール状に巻き取られた使用済みの
布ベルトを巻取軸方向に簡単に抜き取ることができる。
【0102】また、請求項4の発明においては、搬送ベ
ルトと玉磨き用の有端状の布ベルトを対面させてパチン
コ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置において、該
玉磨き揚送装置の背面側に、モータの駆動により使用済
みの布ベルトの一端を順次ロール状に巻き取る巻取機構
部と、使用前の布ベルトの他端を装着する装着機構部
と、を配設し、前記巻取機構部には、前記布ベルトの端
部に形成される嵌挿部が嵌挿され且つモータの駆動力が
伝達されて回転する巻取軸と、該巻取軸と共に回転して
前記巻取軸に嵌挿した前記嵌挿部を係止することにより
前記布ベルトを巻取軸に巻き取る係止片と、を設けたこ
とを特徴とするものである。このように構成することに
より、布ベルトを巻き取る際に、布ベルトの嵌挿部を巻
取軸に嵌挿して回転軸を回転させることで、嵌挿部が係
止片により係止されて回転軸に巻き取られ、布ベルトが
順次ロール状に巻き取られる。このため、布ベルトを巻
き取る際の布ベルトの取付作業は、巻取軸に布ベルトの
嵌挿部を嵌挿するだけで完了するため簡単に行うことが
でき、使用済みの布ベルトの巻取作業をスムーズに行う
ことができる。
【0103】また、請求項5の発明においては、搬送ベ
ルトと玉磨き用の有端状の布ベルトを対面させてパチン
コ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置において、該
玉磨き揚送装置の背面側に、使用済みの布ベルトの一端
を順次ロール状に巻き取る巻取機構部と、使用前の布ベ
ルトの他端を装着する装着機構部と、を配設し、前記巻
取機構部には、前記布ベルトの端部が係着されると共に
前記モータの駆動力が伝達されて回転する巻取軸と、該
巻取軸に巻き取られた前記布ベルトのロール径の変化に
対応して巻取量を調節する巻取量調節手段と、を設けた
ことを特徴とするものである。このように構成すること
により、ロール状に巻き取られた布ベルトのロール径が
大きくなるに従って増していく布ベルトの巻取量を調節
することができるため、適切な速度で使用済みの布ベル
トを巻き取るように設定することができる。
【0104】また、請求項6の発明においては、前記巻
取機構部は、モータの駆動力により前記使用済みの布ベ
ルトを引っ張る引張装置と、該引張装置で引っ張られた
前記布ベルトをモータの駆動力によりロール状に巻き取
る巻取装置と、から構成されていることを特徴とするも
のである。このように構成することにより、引張装置か
ら送出される布ベルトをロール径の変化に関わらず適切
に巻き取ることができ、使用済みの布ベルトの巻取作業
をスムーズに行うことができる。
【0105】また、請求項7の発明においては、前記巻
取量調節手段は、前記モータの軸に固着される駆動プー
リと、前記巻取軸に固着される従動プーリと、前記駆動
プーリと前記従動プーリとの間に掛け渡されるスリップ
ベルトと、から構成され、前記スリップベルトは、前記
巻取装置のモータ駆動時に、前記巻取装置の布ベルト巻
取量が前記引張装置の布ベルト引張量以下の場合に前記
プーリ上をスリップすることなく前記モータの駆動力を
前記巻取軸に伝達し、前記巻取装置の布ベルト巻取量が
前記引張装置の布ベルト引張量を超えた場合に前記プー
リ上をスリップして前記モータの駆動力の一部あるいは
すべてを前記巻取軸に伝達しないことを特徴とするもの
である。このように構成することにより、巻取装置の布
ベルトのロール径が大きくなるに従って増していく布ベ
ルトの巻取量を引張装置の引張量に対応してスリップベ
ルトがモータの駆動力を巻取軸に伝達又は非伝達して調
節するため、簡単な機構で巻取量を調節することができ
る。
【0106】更に、請求項8の発明においては、搬送ベ
ルトと玉磨き用の有端状の布ベルトを対面させてパチン
コ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置において、該
玉磨き揚送装置の背面側に、モータの駆動により使用済
みの布ベルトの一端を順次ロール状に巻き取る巻取機構
部と、使用前の布ベルトの他端を装着する装着機構部
と、を配設し、前記巻取機構部は、前記使用済みの布ベ
ルトの着脱時に開閉する開閉カバーを備え、前記装着機
構部は、前記使用前の布ベルトの着脱時に開閉する開閉
カバー体を備え、前記巻取機構部の開閉カバーと前記装
着機構部の開閉カバー体の開閉操作により前記布ベルト
の着脱作業を同一方向から行えることを特徴とするもの
である。このように構成することにより、巻取機構部の
布ベルトの着脱作業及び装着機構部の布ベルトの着脱作
業をすべて同一方向から行うことができ、布ベルトの着
脱に係る作業をスムーズに行うことができる。例えば、
玉磨き揚送装置がパチンコ島台に内設されている場合、
玉磨き揚送装置を点検する点検扉側から巻取機構部と装
着機構部の開閉カバーと開閉カバー体の開閉操作により
布ベルトの着脱作業を行えるようにすれば、パチンコ島
台に内設されていても作業をスムーズに行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】玉磨き揚送装置を後方から見た斜視図である。
【図2】玉通過検出装置をガイドレールに取り付ける前
の状態の玉磨き揚送装置を示す斜視図である。
【図3】ガイドレールに取り付けられた巻取装置を示す
斜視図である。
【図4】巻取装置からロール状に巻き取られた布ベルト
を取り外す状態を示す斜視図である。
【図5】巻取装置の駆動部から見た側面図である。
【図6】巻取装置の駆動部の内部を示す断面図である。
【図7】引張装置を開放した状態を示す斜視図である。
【図8】停止装置を開放した状態を示す斜視図である。
【図9】使用済みの布ベルトと未使用の布ベルトをジョ
イント金具により連結する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 玉磨き揚送装置 11 ガイドレール 13 搬送ベルト 19 収納装置 20 布ベルト 20a 布ベルト 21 玉通過検出装置 22 巻取機構部 23 装着機構部 60 巻取装置 63 開閉カバー 64 巻取軸 65 サイドカバー 66 サイドカバー 70 モータ 78 係止片 80 嵌挿部 85 駆動プーリ 86 従動プーリ 87 スリップベルト 110 引張装置 112 開閉カバー体 123 モータ 160 停止装置 162 開閉カバー体 220 ジョイント金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梁川 誠市 愛知県春日井市美濃町2丁目102番地 Fターム(参考) 2C088 BA96

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ベルトと玉磨き用の有端状の布ベル
    トを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送する玉磨き
    揚送装置において、 該玉磨き揚送装置の背面側に、モータの駆動により使用
    済みの布ベルトの一端を順次ロール状に巻き取る巻取機
    構部と、使用前の布ベルトの他端を装着する装着機構部
    と、を配設し、 前記巻取機構部には、布ベルトの端部を係着して布ベル
    トをモータの駆動によりロール状に巻き取る巻取軸と、
    該巻取軸にロール状に巻き取られる布ベルトの両側端に
    位置すると共に、回転可能に支持されるサイドカバー
    と、を設けたことを特徴とする玉磨き揚送装置。
  2. 【請求項2】 前記サイドカバーは、前記巻取軸に対し
    て回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1
    に記載の玉磨き揚送装置。
  3. 【請求項3】 前記サイドカバーは、前記巻取軸に対し
    て着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の玉磨き揚送装置。
  4. 【請求項4】 搬送ベルトと玉磨き用の有端状の布ベル
    トを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送する玉磨き
    揚送装置において、 該玉磨き揚送装置の背面側に、モータの駆動により使用
    済みの布ベルトの一端を順次ロール状に巻き取る巻取機
    構部と、使用前の布ベルトの他端を装着する装着機構部
    と、を配設し、 前記巻取機構部には、前記布ベルトの端部に形成される
    嵌挿部が嵌挿され且つモータの駆動力が伝達されて回転
    する巻取軸と、該巻取軸と共に回転して前記巻取軸に嵌
    挿した前記嵌挿部を係止することにより前記布ベルトを
    巻取軸に巻き取る係止片と、を設けたことを特徴とする
    玉磨き揚送装置。
  5. 【請求項5】 搬送ベルトと玉磨き用の有端状の布ベル
    トを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送する玉磨き
    揚送装置において、 該玉磨き揚送装置の背面側に、使用済みの布ベルトの一
    端を順次ロール状に巻き取る巻取機構部と、使用前の布
    ベルトの他端を装着する装着機構部と、を配設し、 前記巻取機構部には、前記布ベルトの端部が係着される
    と共に前記モータの駆動力が伝達されて回転する巻取軸
    と、該巻取軸に巻き取られた前記布ベルトのロール径の
    変化に対応して巻取量を調節する巻取量調節手段と、を
    設けたことを特徴とする玉磨き揚送装置。
  6. 【請求項6】 前記巻取機構部は、モータの駆動力によ
    り前記使用済みの布ベルトを引っ張る引張装置と、該引
    張装置で引っ張られた前記布ベルトをモータの駆動力に
    よりロール状に巻き取る巻取装置と、から構成されてい
    ることを特徴とする請求項5に記載の玉磨き揚送装置。
  7. 【請求項7】 前記巻取量調節手段は、前記モータの軸
    に固着される駆動プーリと、前記巻取軸に固着される従
    動プーリと、前記駆動プーリと前記従動プーリとの間に
    掛け渡されるスリップベルトと、から構成され、 前記スリップベルトは、前記巻取装置のモータ駆動時
    に、前記巻取装置の布ベルト巻取量が前記引張装置の布
    ベルト引張量以下の場合に前記プーリ上をスリップする
    ことなく前記モータの駆動力を前記巻取軸に伝達し、前
    記巻取装置の布ベルト巻取量が前記引張装置の布ベルト
    引張量を超えた場合に前記プーリ上をスリップして前記
    モータの駆動力の一部あるいはすべてを前記巻取軸に伝
    達しないことを特徴とする請求項6に記載の玉磨き揚送
    装置。
  8. 【請求項8】 搬送ベルトと玉磨き用の有端状の布ベル
    トを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送する玉磨き
    揚送装置において、 該玉磨き揚送装置の背面側に、モータの駆動により使用
    済みの布ベルトの一端を順次ロール状に巻き取る巻取機
    構部と、使用前の布ベルトの他端を装着する装着機構部
    と、を配設し、 前記巻取機構部は、前記使用済みの布ベルトの着脱時に
    開閉する開閉カバーを備え、 前記装着機構部は、前記使用前の布ベルトの着脱時に開
    閉する開閉カバー体を備え、 前記巻取機構部の開閉カバーと前記装着機構部の開閉カ
    バー体の開閉操作により前記布ベルトの着脱作業を同一
    方向から行えることを特徴とする玉磨き揚送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011104439A (ja) * 2011-03-09 2011-06-02 Sophia Co Ltd 封入球式遊技機
JP2012024120A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Shinko Seisakusho Co Ltd 揚送研磨装置
JP2017200507A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 株式会社竹屋 玉揚送装置

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