JP4408103B2 - 玉磨き揚送装置 - Google Patents

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Description

この発明は、搬送ベルトと玉磨き用ベルトを対面させ、その間で遊技機に使用される遊技媒体であるパチンコ玉を挟んで磨きながら揚送する玉磨き揚送装置における玉磨き用ベルトの自動巻取りに係る。
パチンコホールにおいては、パチンコ台を複数並設したホール島内で、パチンコ台で使用されたパチンコ玉を再び使用している。
その際、各パチンコ台に打ち込まれて排出されるパチンコ玉は、ホール島内に設置したパチンコ玉搬送どぶに排出され、このパチンコ玉搬送どぶで集められたパチンコ玉は、該島内に設ける玉磨き揚送装置によって該島内のパチンコ台上方へ揚送され、再び並設された各パチンコ台へ供給されて再使用される。
このパチンコ玉の揚送を行う玉磨き揚送装置は、ベルトコンベア式のものでは、下部にパチンコ玉受入口および上部にパチンコ玉吐出口が設けられ、上部と下部それぞれにローラを設けられ、パチンコ玉受入口からパチンコ玉吐出口にかけて上下方向に革ベルトからなる揚送ベルトをそれぞれのローラに掛渡し、布製からなる玉磨き用ベルトを揚送ベルトと対向させて設けられている。玉磨き用ベルトと搬送ベルトとの対向面において、玉磨き用ベルトと玉磨き用ベルトとの間でパチンコ玉を挟んで、玉磨き用ベルトが静止した状態で搬送ベルトが下方から上方に移動することで、下部にあるパチンコ玉を上方に揚送して吐出口から排出される。その際、搬送ベルトの下方から上方への移動にともない、静止した玉磨き用ベルトにパチンコ玉が回転しながら擦れて研磨され、パチンコ玉に付着した汚れが玉磨き用布ベルトにより拭き取られる。
このように揚送ベルトと対向設置される玉磨き用ベルトは、パチンコ玉に付着していたゴミや錆などを磨き取っているため、使用によって汚れが付着するので、定期的に新しいものと交換する必要がある。
そこで玉磨き用ベルトは、未使用の玉磨き用ベルトを巻付けた引出しロールと、引出しロールから引出される玉磨き用ベルトを巻取る巻取りロールとを、玉磨き揚送装置の揚送ベルトと対向させた玉磨き用ベルトの背面側に設けておくことで、汚れた際に新しい玉磨き用ベルトを引出して使用可能としていた。即ち、玉磨き用ベルトを掛渡すためのローラをパチンコ玉受入れ口およびパチンコ玉吐出し口に設けたローラと対向させて設置しておき、引出しロールから引出した玉磨き用ベルトをこの対向設置したローラへ掛渡し、更に巻取りロールへ巻取らせて固定することで、揚送ベルトと対向させて玉磨き用ベルトを設置していた。
そして、揚送ベルトと対向させた玉磨き用ベルトが汚れた際には、巻取りローラと回転駆動させて汚れた部分の玉磨き用ベルトを巻取ることで引出しロールから新たな玉磨き用ベルトを引出し、未使用の玉磨き用ベルトが揚送ベルトと対向するようにしていた。
このような玉磨き揚送装置の従来例としては、特開2001−224822によって提案された『玉磨き揚送装置』(以下、特許文献1という。)が知られている。
特許文献1記載の玉磨き揚送装置では、使用済の玉磨き用ベルトを未使用の玉磨き用ベルトに交換する際には、ロール状にまかれた未使用の玉磨き用ベルトを引張装置によって順次引出し、一方で使用済の玉磨き用ベルトを巻取り、新しい玉磨き用ベルトを揚送ベルトと対向設置させていた。
この使用済の玉磨き用ベルトの巻取りには、モータの駆動力によって未使用の玉磨き用ベルトを引張り出す引張装置によって引出していた。そして引出す一方で、新たな玉磨き用ベルトが装着されて行くに従い、使用済の玉磨き用ベルトを巻き取っていた。使用済玉磨き用ベルトの巻取りには、引張装置とは別に巻取装置を設けていた。巻取装置は、モータによって回転駆動されるローラによって巻取っていた。
即ち、図13に表すように、特許文献1に表す玉磨き揚送装置100では、玉磨き揚送装置100の背面側に装着機構部122を設けてある。装着機構部122は、未使用の玉磨き用ベルトである布ベルト120をロール状に巻いた未使用ロール119が装着され、未使用ロール119から引出された布ベルト120が玉磨き揚送装置100に架け渡される。
玉磨き揚送装置100に架け渡された布ベルト120は、装着機構部122の上方に設置された巻取機構部121によって巻取られる。巻取機構部121は、未使用の布ベルト120を未使用ロール119から引出して使用済の布ベルト120を回収するための引張装置150を設けてある。また、引張装置150で引出した使用済の布ベルト120を巻取るための巻取装置130を別途に設け、引張装置150で引張り出して回収する使用済の布ベルト120を巻取装置130によって巻取っていた。
巻取機構部121の引張装置150は、図14に表すように、布ベルト120を引出す駆動力を発生するモータ170によって主ローラ172を回転駆動し、主ローラ172に圧接して回転可能な圧接ローラ184,185と主ローラ172との間に、布ベルト120を挿通させ、圧接ローラ184、185と主ローラ172とによって使用済の布ベルト120を引出している。
巻取機構部121の引張装置150は、図14に表すように、布ベルト120を引出す駆動力を発生するモータ170によって主ローラ172を回転駆動し、主ローラ172に圧接して回転可能な圧接ローラ184,185と主ローラ172との間に、布ベルト120を挿通させ、圧接ローラ184、185と主ローラ172とによって使用済の布ベルト120を引出している。
また、引張装置150によって引出された使用済の布ベルト120を巻取る巻取装置130は、図15に表すように、巻取モータ140が設けられ、巻取モータ140の駆動力によりギアヘッド、駆動プーリ、スリップベルトおよび従動プーリを介して巻取軸134が回転可能に設置される。この巻取軸134の回転は、巻取モータ140の駆動力によるが、巻取り時に、布ベルト120を引張装置150で引出した長さ以上を巻取ろうとした場合にはスリップベルトがスリップし、引出された以上の長さを巻取らない。
このように従来例では、布ベルト120は巻取機構部121によって巻取るが、引張装置150を設けずに巻取装置130をただ回転させて玉磨き揚送装置100に架け渡された布ベルト120を該ローラ130へ巻取って行くだけでは、巻取軸134を回転駆動したときに使用済の布ベルト120を巻取るに連れて軸径が増大するので、軸径の変化によって使用済の布ベルト120を巻取る速度が変化してしまい、使用済布ベルト120を巻取るに際しての1回の所定の巻取りにおける布ベルト120の巻き取り量に大きな差が発生する。即ち巻取モータ140が、巻取るに連れて軸径が増大する巻取軸134を一定時間駆動する或は一定数回転させることでは、軸径が細い時に比べ、軸径が太い方が巻取量が大きくなってしまうので、軸径が細い時に使用済布ベルト120をちょうど巻取終わるようにしても、軸径が増大すると、未使用の布ベルト120までも巻取ってしまうという不都合が生ずる。
そこで従来例では、このような不都合が生じないように、巻取機構部121は、未使用の布ベルト120を未使用ロール119から引出して使用済の布ベルト120を回収するために等速で引っ張る引張装置150を設け、これとは別に引張装置150で引出した使用済の布ベルト120を巻き取るための巻取装置130を設け、巻取装置130によって使用済の布ベルト120を巻取っていた。
特開2001−224822号公報
しかしながら、特許文献1に表す玉磨き揚送装置100では、使用済の布ベルト120から未使用の布ベルト120へ交換するに際し、未使用の布ベルト120を未使用ロール119から引出す引張装置150と、引張装置150によって引出して交換された使用済の布ベルト120を巻取る巻取装置130とを別個に設けており、しかも引張装置150には主ローラ172を回転させるためのモータ170を設け、巻取装置130には巻取モータ140を設けるので、巻取機構部121に2つの駆動モータ170、140や、これに加え位置検出センサ101等の部品からなる巻取装置130が必要であり、部品コストがかかると共に駆動電力もそれぞれの駆動モータ分だけかかってしまうという問題点を有した。
更に、巻取機構部121を巻取装置130と引張装置150との2つの装置から構成するので、パチンコホールの狭い島内に設置する場合に2つの装置を設置するためのスペースを必要としてしまうという問題点を有した。
更にまた、巻取装置130による布ベルト120の巻取は、巻取モータ140によって巻取軸134を回転駆動して行うので、使用済の布ベルト120を巻取るに連れて軸径が増大し、巻取モータ140による等速回転駆動では巻取る速度が変化してしまう。従って、巻取軸134の径が増大するに従って引張装置150によって引出す使用済布ベルト120の長さより巻取ろうとするため、巻取モータ140に多大な負荷が加わってしまう他、軸受け等他の部位にも多大な負荷がかかり、機械の摩耗や故障が発生する虞がある。
仮に特許文献1に記載されている、巻取モータ140の駆動力を伝達するスリップベルトなる部材がプーリーとの間で所定以上の負荷がかかった際に滑りを起こしスリップするようなベルトだとしても、引張装置150によって等速度で引出される使用済の布ベルト120に対して、モータ140の等角速度回転によって徐々に増大する巻取速度を調節するためにスリップベルトやこれに対応するプーリー等の特殊な部品を必要とし、製品コストの増大を招いてしまうという問題点を有した。
そこでこの発明は、これら問題点に鑑み、部品点数の少ない駆動装置で使用済の布ベルトを、1の巻取りローラの巻取り初期から後期にかけて、1回の巻き取り機会において同量の巻取り量を巻取可能とする玉磨き揚送装置を提供することを課題とする。
そこで発明者は、玉磨き用ベルトである布ベルトの引出しと引出した該ベルトの巻取とを同時に行うことに思い至った。そして、使用済の玉磨き用ベルトを引出す速度と巻取ローラによる巻取の速度を略同じ速度とすると共に、この速度の条件を少ない部品点数でしかも簡単に実現すべく、
この発明は、
搬送ベルトと、搬送ベルトに対面させて設置される玉磨き用ベルトを有し、搬送ベルトと玉磨き用ベルトを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置において、使用済みの玉磨き用ベルトを巻取る巻取ローラと、巻取ローラの下方にて巻取ローラに接しながら駆動する複数の駆動ローラによって巻取ローラに玉磨き用ベルトを巻取らせることで玉磨き用ベルトを引出す巻取引出手段とを備えることを特徴とする玉磨き揚送装置、
を提供する。この玉磨き揚送装置では、巻取引出手段が使用済の玉磨き用ベルトを引出すと共に巻取ローラに巻取らせることとなるので、巻取引出手段が使用済の玉磨き用ベルトの引出と巻取りとの駆動力を提供する。従って、玉磨き揚送装置には使用済玉磨き用ベルトの引出し用と巻取り用の2つの駆動手段を設けずに引出し駆動および巻取り駆動する。更に、巻取引出手段が巻取ローラの回転速度を可変して巻取ローラに玉磨き用ベルトを巻取らせるので、巻取ローラの径が巻取るに連れて増大しても、一定の速度で玉磨き用ベルトを引出して巻取ったり、或は、巻取中に巻取ローラに加わるテンション等によって微妙に巻取速度を可変させて巻取れる
前記巻取引出手段は、巻取ローラの下方にて巻取ローラに接し巻取ローラに玉磨き用ベルトを巻き取らせる
複数の駆動ローラは、その表面にはローレットがけがなされ、軸表面がダイヤカットされて表面と接した玉磨き用ベルトが滑らないようにしてある。
またこの発明では、該玉磨き揚送装置では、
前記巻取引出手段は、駆動ローラの巻取ローラと接する表面に、駆動時に巻取ローラとの滑りを防止可能な滑り防止手段を備える、
玉磨き揚送装置を提供する。
従って、玉磨き揚送装置に玉磨き用ベルトを引出すと共に巻取ローラへ巻取らせる巻取引出手段を備えるので、引出し用駆動手段と巻取り用駆動手段とを別途設ける必要が無く部品点数の減少および製造工程の減少が図れ、製造コストを減少できる。
そして、巻取ローラの回転速度を可変可能とすることで、使用済みの玉磨き用ベルトを引出すことと巻取ることとを巻取ローラによって行うので、一つの駆動手段によって引出と巻取とを行うことができ、従来に比し駆動手段を余分に必要としない。
また、使用済みの玉磨き用ベルトを巻取る際に、等速度で引出して巻取るように巻取ローラの回転速度を可変する構成では、玉磨き用ベルトの引出速度が安定して引出され且つ巻取られるので、巻取ローラへ安定して巻取らせることができる。
また、巻取引出手段が使用済みの玉磨き用ベルトを巻取りローラに巻取ることで玉磨き用ベルトを引出す際に、所定長引出すことが出来るので、予め引出し量を所望量に設定しておけば余分な玉磨き用ベルトを引出すことがないので、玉磨き用ベルトの無駄を出すことがないという効果を有する。そして、巻取引出手段が等速度で予め定める所定時間玉磨き用ベルトを巻取ローラに巻取らせるよう構成すれば所定長を巻取れるので、巻取長さを検出する手段を別途設けなくともよく、玉磨き揚送装置の部品を省略して所定長巻取可能にできる。更に、この巻取を巻取引出手段が巻取ローラの軸を制御しながら回転させるように構成すれば、巻取引出手段が別途巻取引出ローラを備えずともよく更に部品を省くことができ、玉磨き揚送装置のコストダウンが可能となる。
更にまた、引出し量を所望量とするためには、例えば、巻取り駆動させるための駆動モータ等の回転数を制御する機構を必要としたり、巻取られた巻取りローラの径を計測すると共にこの径から巻取り長さを算出する等の機構を必要とするので、これら部品が高価となりコスト高となってしまうが、玉磨き揚送装置に巻取り長さを検出する長さ検出手段を備えることで、該所定量の巻取りを該検出手段の検出量によって制御可能となり、駆動モータ等を汎用製品によって構成でき、安価に且つ簡単に所定長の巻取りが可能となる。
更にまた、巻取りローラの駆動を、巻取ローラに巻取られた玉磨き用ベルト外周で軸方向に接する駆動ローラを備えるものでは、巻取ローラの軸方向と駆動ローラの軸方向とを同じくして巻取ローラと駆動ローラ相互が押圧し、巻取る方向と直交するように接辺で圧接することとなるので、駆動ローラの回転速度を変速せずに等速で巻取ることができ、駆動ローラの巻取り速度が等速度であるので安定した回転むらによって起こる巻取りの際の弛み等がない巻取り作業が可能となる。また、この弛み等を勘案して駆動ローラの巻取り速度を巻取りの条件に合わせて調節することで巻取ローラの巻取り速度を調節でき更に安定した巻取りが可能となる。
更にまた、巻取ローラは巻取られるに連れて径大となるので駆動ローラと巻取ローラとの接辺においては、スリップを起こさないように巻取ローラが径大となり質量を増す毎に回転駆動させるための摩擦力を多く必要とするが、駆動ローラの上方に巻取ローラを位置させ、該巻取ローラを駆動ローラ外周に進退可能に設置するよう構成した玉磨き揚送装置とすることで、巻取ローラの自重が駆動ローラとの押圧に供されるので、押圧するための機構を必要とせずに駆動ローラからの駆動力が効率的に巻取ローラへ伝達される。これによって玉磨き揚送装置では、駆動ローラと巻取ローラとの接辺に於ける押圧機構をわざわざ設ける必要がないので、部品点数を少なくでき、且つ製造工程数を減少できるので、製造時間を減少できると共に製造コストを大幅に削減可能となる。
パチンコ玉の揚送を行う搬送ベルトを垂直に設置する。この搬送ベルトに対面させて設置した玉磨き用ベルトを有し、搬送ベルトを垂直方向へ移動させることで搬送ベルトおよび玉磨き用ベルトとの間でパチンコ玉を下方から上方へ揚送可能とする。この玉磨き用ベルトは、パチンコ玉の揚送時、パチンコ玉との間で擦り合わされることで、パチンコ玉に付着している汚れやさび等を除去する。
パチンコ玉を磨くことで汚れた玉磨き用ベルトを交換するため、玉磨き用ベルトに対向された搬送ベルトとは反対側の背面側に巻取ローラを備える。該巻取りローラと軸方向を同じとすると共に該巻取りローラと押接状態となるよう、巻取りローラの下方に駆動ローラを設置する。この駆動ローラは、回転駆動することで、押圧設置された巻取りローラを回転駆動させる。また、巻取りローラは、駆動ローラに対して上方へ進退可能に設置させる。巻取りローラをこのように設置することで、駆動ローラの回転駆動により使用済の玉磨き用ベルトを巻取るに連れて径大となっても駆動ローラとの間隔を増大可能である。
また、駆動ローラによって巻取られる玉磨き用ベルトの長さを計測するための長さ検知手段を設ける。この長さ検知手段は、軸の回転角度を検出することで既知の軸径とから長さを求めることが出来るエンコーダローラ(ロータリーエンコーダ)等によって構成し、巻取られる玉磨き用ベルトを架け渡すことで巻取られる玉磨き用ベルトの長さを検出する。
以下に、この発明の実施例1を図面に基づき説明する。図1はこの発明の実施例1を取り付けられた玉磨き揚送装置の斜視図であり、図2はこの発明の実施例1の収納ボックス51のAA断面説明図であり、図3はこの発明の実施例1の収納ボックス51のAA断面説明図であり、図4はこの発明の実施例1の収納ボックス51のAA断面説明図であり、図5はこの発明の実施例1の収納ボックス51のAA断面説明図であり、図6はこの発明の実施例1の収納ボックス51のAA断面説明図であり、図7はこの発明の実施例1に使用されるジョイントの使用状態図であり、図8はこの発明の他の実施例を表す玉磨き揚送装置の斜視説明図であり、図9は図8のB−B線断面説明図であり、図10は図8のC−C線断面説明図であり、図11はこの発明の実施例1の駆動部を表す側面説明図であり、図12は巻取り速度の変化を表すグラフである。
11は、玉磨き揚送装置である。玉磨き揚送装置11は、上下方向の柱状から揚送筒13を設けてなる。12は、搬送ベルトである。搬送ベルト12は、図2に表すように、玉磨き揚送装置11の上下に設けた駆動ローラ15およびプーリ16へ上下方向に掛け渡して設ける。駆動ローラ15は、図1に表す搬送ベルト12駆動用の電動モータ17と連結されて回転可能であり、該ローラ15が回転することで搬送ベルト12を上下方向に搬送回転可能である。
21は、玉磨き用ベルトである。玉磨き用ベルト21は、丈夫な帆布製であり、下方から上方へ移動する搬送ベルト12に対面させて設け、搬送ベルト12の回転によって搬送ベルト12と玉磨き用ベルト21との間でパチンコ玉Wを挟持して下方から上方へ搬送する。従って搬送されるパチンコ玉は、搬送ベルト12に下方から上方への移動にともない、静止した玉磨き用ベルト21に回転しながら擦れて研磨され、パチンコ玉Wに付着した汚れや錆び等が玉磨き用ベルト21によって拭き取られ、綺麗な状態となって上方から再びパチンコ台(図示せず)へと供給される。
このように実施例1に表す玉磨き揚送装置11は、下方から供給されたパチンコ玉Wを上方へ再び移動させると共に、上方への搬送途中でパチンコ玉の清掃を行う。
玉磨き用ベルト21は、搬送ベルト12同様、玉磨き揚送装置11の上下に設けたプーリ22に上下方向へ掛け渡して設けることで、搬送ベルト12と対向して設置させる。また玉磨き用ベルト21は、パチンコ玉Wを磨くことで汚れるので、定期的に交換する必要がある。そこで、玉磨き用ベルト21は、未使用のものをロール状に巻いた引出ローラ31から引出し、プーリ22へ架け渡し、使用済の部分を回収するように構成する。
即ち、搬送ベルト12と対向した玉磨き用ベルト21の背面側には、未使用の玉磨き用ベルト21を送出すための引出しローラ31および使用済の玉磨き用ベルト21を巻取る巻取りローラ41を設置する。引出しローラ31は、未使用の玉磨き用ベルト21をロール状に装着してなり、巻取りローラ41は使用済の玉磨き用ベルト21をロール状に巻取り可能である。引出ローラ31及び巻取ローラ41は、図1の玉磨き揚送装置11の揚送筒13の背面14側に設けられた収納ボックス51内に設置される。この収納ボックス51は、玉磨き揚送装置11の下部で、且つ、パチンコ台(図示せず)の玉箱置き用カウンターの下側高さよりも低い高さに設計され、玉箱置き用カウンターの下部に島から外側になるように設置する。一般にパチンコホールでは、床面から、570mmの高さに玉箱置き用のカウンターが設置されるが、最大径時でも570mm以内の高さに収納される。収納ボックス51をこのように設置することで、島内の狭いスペースを利用せずとも玉磨き用ベルト21の未使用部分および使用済部分を玉磨き揚送装置11に設けることができ、しかも玉箱置き用カウンターより下部のパチンコ台を設置していない玉箱置き用のカウンター下方のデッドスペースに設置するので、パチンコ遊技に際して何ら遊技客の邪魔にはならずに島から外側に突出させて設置し島幅を極限まで狭くすることができ、しかもパチンコホール全体の見栄えを損なうこともない。
引出ローラ31は、収納ボックス51内の上部に載置されて回転可能に収納され、引出ローラ軸32に未使用の玉磨き用ベルト21が巻き付けられてなり、巻付けられている未使用の玉磨き用ベルト21が引かれることで引出される。また、引出しローラ31は、載置された状態から上方へ進退可能であり収納ボックス51の上方から取外しおよび取付が可能である。
巻取ローラ41は、収納ボックス51内の引出しローラ31下方に位置されて収納ボックス51の搬送ベルト12とは反対側の側面に進退可能に載置されると共に回転可能に収納され、巻取ローラ軸42に使用済み玉磨き用ベルト21を巻き付けられてなる。巻取ローラ軸42は、円柱側面の一部を長手方向に亙って切欠した形状の金属棒からなる。巻取ローラ軸42の一部を切欠することで、玉磨き用ベルト21の端部を巻付ける際に、切欠部分で巻付けた端部が折れ曲るため玉磨き用ベルト21が引っ掛かり、巻取ローラ軸42との間で空回りして巻取不良を起こすことがない。そして巻取ローラ軸42は収納ボックス51内に回動自在に軸支される。
引出ローラ31および巻取ローラ41は収納ボックス51内に収納されるため、引出ローラ31および、巻取ローラ41の汚れを防止可能である。収納ボックス51は、床面から570mm以内の高さからなり、この実施例では床面から140mm上げて設置するので約430mmに構成する。尚、この実施例では収納ボックス51内に引出しローラ31および巻取りローラ41を収納したが、各ローラをそれぞれの収納ボックスに収納するよう構成しても良く、この場合には図8に表すように、引出ローラ31用の収納ボックス51aおよび巻取ローラ41用の収納ボックス51bの高さが、併せて570mm以内となるように構成すればよい。
収納ボックス51は箱状体からなり、上部を開閉して引出ローラ31を交換可能な上部蓋52を設ける。また、巻取ローラ41を交換するために開閉可能な側面蓋53を一側面に設ける。従って、通常時は上部蓋52および側面蓋53を閉めておくことで各ローラが剥き出しになることはなく、外観を損なうことはない。
収納ボックス51には、上記のように引出しローラ31を、収納ボックス51に着脱させるための引出ローラガイド33を設ける。引出ローラガイド33は、収納ボックス51内側両側面に設けられ、玉磨き用ベルト21が巻き付けられた状態の引出ローラ31の円筒側面が玉磨き揚送装置11の揚送筒13の背面14と平行、且つ、引出ローラ軸32が水平となれるように収納ボックス51内側の両側面を切欠して設ける。従って、引出ローラガイド33は、引出ローラ軸32が掛け渡された時には水平となり、且つ、回転自在となるように設ける。また、引出ローラガイド33には、収納ボックス51の上部に上方へ向けた開口部34を設けて、上下方向に設けられ、引出ローラ軸32を開口部34から挿入させて、支持された引出ローラ31の引出ローラ軸32を下方に案内をする。更に収納ボックス51には、上部を開閉して引出ローラ31を交換するとき使用する上部蓋52と、側面を開閉して巻取ローラ41を交換するとき使用する側面蓋53とが設けられる。
35は、引出ローラ仮置き用軸受けである。引出ローラ仮置き用軸受け35は、使用済みの引出ローラ31の使用済み引出ローラ軸32を未使用の引出ローラ31と交換するとき、未使用の引出ローラ31を仮置きする軸受けであり、図4に表すように、引出ローラ31の上下に移動する引出ローラガイド33の上部に、ガイド延長上、真上に設ける。このように引出ローラ仮置き用軸受け35を設けることで、仮置きした際に引出ローラ31の露出度が高くなり、引出ローラ軸32に巻き付いた玉磨き用ベルト21の判りにくい端部を引っ張って玉磨き揚送装置11上下に掛け回すことが、引出ローラ31の露出度が低い引出ローラガイド33の下方に引出ローラ軸32が装填された場合より容易となる。
43は、巻取ローラガイドである。巻取ローラガイド43は、収納ボックス51内側両側面に設けられ、玉磨き用ベルト21が巻き付けられた状態の巻取ローラ41の円筒側面が玉磨き揚送装置11の揚送筒13の背面14と平行、且つ、巻取ローラ軸42が水平となれるように収納ボックス51内側の両側面を切欠して設ける。従って、巻取ローラガイド43は、図2、図3に表すように、引出ローラガイド33の下方延長上に収納ボックス51内側側面の上方へ向けた後に水平に外側へ、即ち島外方へ折曲して開口させた開口部44を設けて上下方向に設けられる。このように形成した巻取ローラガイド43は、玉磨き用ベルト21の先端を巻取ローラ軸42の平面部に引っかけて巻き付けた状態の巻取ローラ41の巻取ローラ軸42を上部開口部44から収納して支持し、巻取ローラ41が回転可能に巻取ローラ軸42を軸支すると共に、巻取ローラ41の着脱時に上下に移動するように案内する。
また、収納ボックス51には、引出しローラ31から未使用の玉磨き用ベルト21を引出して搬送ベルト12との対向位置の一部または全部を未使用の玉磨き用ベルト21と交換するための引出駆動を行う巻取引出駆動である駆動部61を設ける。
駆動部61は、各駆動ローラ61a乃至61dと、巻取る玉磨き用ベルト21の長さを計測するためのロータリーエンコーダ62と、該ローラ61a乃至61dによって巻取る玉磨き用ベルト21をこれらローラと挟持するための接触部63と、玉磨き用ベルト21を巻取引出駆動するための巻取引出手段である引出用モータ64と、引出用モータ64の駆動力を各ローラ61a乃至61dへ伝達するためのギア装置65とを備える。
そして、玉磨き用ベルト21は、駆動ローラ61a乃至61dおよび接触部63並びにロータリーエンコーダ62を経由して巻取ローラ軸42に巻付けられる。従って、駆動ローラ61a乃至61dが駆動することで玉磨き用ベルト21を巻取可能となる。
駆動ローラ61a乃至61dは、その表面にはローレットがけがなされ、軸表面がダイヤカットされて表面と接した玉磨き用ベルト21が滑らないようにしてある。駆動ローラ61c、61dは、図11に表すように、巻取ローラ41下方に縦に並べて位置され、収納ボックス51の両側面に亙って回転自在に設置し、収納ボックス51の側面外側に突出するローラ端部に設けたギアがギア装置65の駆動ギア65aと歯合し回転駆動される。また、駆動ローラ61a、61bも同様に、巻取ローラ41と接するように位置して回転自在に設け、収納ボックス51の側面外側に突出するローラ端部に設けたギアがギア装置65の駆動ギア65aと歯合し回転駆動される。
接触部63は、フリーローラからなり、表面は平滑状からなる。そして、接触部63は、側面蓋53の裏側に設け、側面蓋53を閉じたとき、駆動ローラ61c、61d間に位置して、駆動ローラ61a、61b、61c、61dにかけ回される玉磨き用ベルト21を駆動ローラ61c、61d側に押しつけ玉磨きベルト21の弛みをとる。
引出用モータ64は、収納ボックス51下方の側面内側に固定され、ギアボックス66を介して駆動ローラ61a乃至61dを回転駆動可能である。
駆動部61は、駆動ローラ61a乃至61dは同じ速度で回転するようにギア装置65のギア比を設定しているが、駆動ローラ61a、61bの回転速度を駆動ローラ61c、61dより若干早くすることで巻取りローラ41の回転速度を玉磨き用ベルト21を巻取る速度より若干早くすることとなり、巻取りローラ41が締った状態でまかれ良好な巻取ができる。
ロータリーエンコーダ62は、既知の軸径と回転角から回転時の長さを演算可能なので、架け渡された玉磨き用ベルト21が巻取りローラ41に巻取られた長さを検知する。
上記のように構成する駆動部61により、駆動ローラ61a乃至61dによって巻取ローラ軸42が駆動されると共に玉磨き用ベルト21を引出す。即ち、巻取ローラ41による玉磨き用ベルト21の巻取は、巻取りローラ41の巻取ローラ軸42を回転駆動することで玉磨き用ベルト21を巻き取るのではなく、駆動ローラ61a、61bの外周と巻取ローラ41の外周を接触させて設置させることで巻取ローラ41の外周を駆動させる。そのため、巻取ローラ軸42を駆動しないので、駆動力の伝達方法を考慮することなく自由に上下移動させることが可能である。また、引出用モータ64の駆動は巻取ローラ軸42ではないので、巻取ローラ軸42が等角速度で回転せず巻取りローラ41の最外周が等速度で回転駆動できる。更には、巻取ローラガイド43に設置した巻取ローラ41は、引出用モータ64の駆動によって引出した玉磨き用ベルト21が巻取られていくことで径大となるが、巻取ローラガイド43内で上下方向へ進退可能に設置させるので径大になるに連れ上方へ移動する。このように巻取ローラ41は、駆動ローラ61a、駆動ローラ61bに対して進退可能に設置する。尚、巻取ローラ41は、駆動ローラ61a、駆動ローラ61bによって外周部で駆動せず、巻取ローラ軸42を駆動装置に接続して直接的に駆動するように構成しても良く、この場合には巻取ローラ41が巻取ローラガイド43内を上下方向へ進退可能にしなくともよい。
従って、この実施例ではロータリーエンコーダ62によって巻取長さを検出するが、引出用モータ64が巻取りローラ41を駆動するのに足りる充分な駆動能力を有して安定した回転駆動可能であれば巻取りローラ41の回転速度を略一定(等速度)にすることができるので、ロータリーエンコーダ62を用いなくとも引出用モータ64の駆動時間を予め所定時間に設定しておくことで玉磨き用ベルト21を所定長巻取るように構成することもできる。
更に、駆動ローラ61a乃至61dは、逆転防止クラッチ機構を設けてあり逆回転ができないようにしておく。これにより、玉磨き揚送装置11が駆動されて搬送ベルト12が揚送筒13で下方から上方へ回転駆動したパチンコ玉の揚送時でも、駆動ローラ61a乃至61dが巻取方向とは逆の回転をしないので、玉磨き用ベルト21が弛むことはない。更にこの弛みを防止するために、巻き取り時に引出ローラ31が未使用玉磨き用ベルト21を引き出しされる際に、引き出し方向と逆回転する方向に引出ローラ31の外周部に回転駆動力を作用させると、未使用玉磨き用ベルト31の弛みを防止することが可能となる。
上記のように構成する玉磨き揚送装置11では、引出ローラ31から引き出された玉磨き用ベルト21は、引出ローラ31の下方に位置する巻取ローラ41に巻き取られるので、玉磨き用ベルト21が巻き取られるに従い下部の巻取ローラ41は径が大きくなり、巻取ローラ41の巻取ローラ軸42は巻取ローラガイド43に案内されて上方へ移動する。しかしながら、引出ローラ31の径は巻き取られるに従い径小となるので、巻取ローラ41が上方に変位しても移動することはない。引出ローラ31の径が大から小に、巻取ローラ41の径が小から大に、径がそれぞれ変化するに従い、ローラの位置が移動し、巻取ローラ41と引出ローラ31の全体としての高さの変化が無く、狭い高さスペースでローラを収納することが可能となる。
そして、この玉磨き揚送装置11によれば、パチンコ玉Wは、搬送ベルト12により下部から上部に搬送され、搬送ベルト12の対面に位置する玉磨き用ベルト21との間を玉磨き揚送装置11の上方に搬送される。搬送される間に、パチンコ玉Wは搬送ベルト12と玉磨き用ベルト21との間で摩擦され錆等の汚れが擦り取られる。この時、汚れたパチンコ玉Wは玉磨き揚送装置11の下方から供給される上方に搬送されるので、玉磨き用ベルト21下部の方から汚れ方がひどくなり、搬送ベルト12は搬送時回転運動されているので、均一に汚れることとなる。そして、玉磨き用ベルト21の汚れが酷くなると、搬送ベルト12の駆動を停止して、玉磨き用ベルト21の搬送ベルト12と対面している面を巻取ローラ41に巻き取って、玉磨き用ベルト21の未使用の面を搬送ベルト12に対面させる。この時引出して巻取られる使用済みの玉磨き用ベルト21は、巻取りローラ41が引出しローラ31の下方に位置して巻取るようになるので、玉磨き用ベルト21が搬送ベルト12との対向面において上方から下方へと移動するように巻取ることができる。このように巻取ることで、使用済み玉磨き用ベルト21の特に汚れが酷い下方側から巻取り、上方の比較的汚れの軽い部分を磨いた際に汚れが酷くなる下方側に位置させるよう両ベルト12、21対向面高さの略1/2を巻取り、比較的汚れが軽い上方で対向していた玉磨き用ベルト21が下方に置いて再び玉磨きに供させるようにすることで対向面全部を交換した場合と同様な玉磨きの効果を挙げることができる。これにより、玉磨き用ベルト21を無駄なく利用できる。
71は、ジョイントである。ジョイント71は、図7に表すように、中心棒から両端で、両側にフック72を合計4個設ける。使用済み玉磨き用ベルト21と未使用玉磨き用ベルト21との始端と終端とをベルトの両側から挟み込み、玉磨き用ベルト21の端部は、ジョイント71で他の玉磨き用ベルト21、特に未使用の玉磨き用ベルト21に接続可能である。未使用の玉磨きベルト21に接続することで、未使用の玉磨き用ベルト21に繋げて、玉磨き揚送装置11を順次掛け回して取り替える。
ジョイント71なしでは、使用済みの玉磨き用ベルト21は、一旦全て取り外して交換する必要がある。
実施例1では、引出ローラ31が巻取りローラ41の外周を押圧しながら使用済みの玉磨き用ベルト21を巻取っていくので、巻取られる使用済み玉磨き用ベルト21は一定速度で巻取られることとなる。
また、上記実施例1では、巻取ローラ41および引出しローラ31を同一の収納ボックス51に収納した例であるが、全体を表す図8、および、それぞれの一部中央断面を説明する図9並びに図10に表すように、同一の収納ボックスではなく、引出ローラ31は収納される上部の収納ボックス51a、巻取ローラ41は収納される下部の収納ボックス51bのそれぞれへ各ロールを収納しても良い。そして、この場合には、両収納ボックスを図8に図示されるように連続させることで、上記実施例1同様にコンパクトに収納可能となる。
尚、上記実施例では、玉磨き用ベルト21を巻取る際に引出用モータ64が巻取ローラ41の外周を駆動して等速巻取を実現しているが、以下に駆動モータ装置(図示せず)が直接巻取ローラ軸42を回転駆動させる場合を説明する。
この場合には、使用済みの玉磨き用ベルト21を巻取る巻取りローラ41の駆動を、巻取ローラ軸42を駆動モータ装置等の駆動手段によって直接回転駆動させることで行う例である。尚、巻取ローラ軸42と駆動モータ装置との接続は、ギアやベルトやチェーンなどの駆動力伝達手段によって接続されれば良く、一般的に行われているので詳説はしない。
この場合には、一般的に行われているような駆動装置からの回転駆動力の伝達では、巻取ローラ軸42は、等角速度で回転することとなり、実際に巻取られる使用済みの玉磨き用ベルト21巻取速度が等速度ではなくなる。この問題を解決するために、駆動手段は巻取ローラ軸42の回転速度を、巻取開始からの経過時間、或は、巻取開始からの巻取ローラ軸42回転数、又は、巻取開始から巻取られた使用済み玉磨き用ベルト21長等に基づいて巻取開始から玉磨き用ベルト21が巻取られるに連れゆっくり回転できるようにする。具体的には、PWM制御により駆動装置を制御するが、他にも無段階変速機や多段階変速機等によって制御可能である。
即ち、巻取開始からの経過時間にも続く場合を例に挙げれば、巻取ローラ軸42の回転数fは
f=V/2πΣ(r・K/t)
但し、r:玉磨き用ベルト21の厚み
t:巻取開始からの経過時間
K:定数
V:巻取り速度
によって求めることができるので、巻取り速度Vを一定とするようPWM制御すればよい。そして、PWM制御による場合には、決定した回転数にしたがって電圧制御用のデューティーをメモリに記憶されたデータから読出して決定され、モータ制御部に出力し回転制御する。
尚、巻取ローラ軸42の回転数fは、必ずしも上記式から導き出す必要はなく、予め玉磨き用ベルト21の厚みr及び定数Kを設定して求まる図12に表すような関数グラフとなるような各経過時間tに於ける回転数fのタイムテーブルを作成しておき、巻取開始からの経過時間tにおける回転数fのデータを参照することで回転数fを決定するようにしてもよい。
搬送ベルトと玉磨き用ベルトを対面させその間で、遊技機に使用される遊技媒体であるパチンコ玉を挟んで磨きながら揚送する玉磨き揚送装置に実施可能であるが、ベルトを所定長巻取る巻取装置全般への応用も可能である。
この発明の実施例1を取り付けられた玉磨き揚送装置の斜視説明図 この発明の実施例1の収納ボックス51のA−A線断面説明図 この発明の実施例1の収納ボックス51のA−A線断面説明図 この発明の実施例1の収納ボックス51のA−A線断面説明図 この発明の実施例1の収納ボックス51のA−A線断面説明図 この発明の実施例1の収納ボックス51のA−A線断面説明図 この発明の実施例1に使用されるジョイントの使用状態図 この発明の他の実施例を表す玉磨き揚送装置の斜視説明図 図8のB−B線断面説明図 図8のC−C線断面説明図 この発明の実施例1の駆動部を表す側面説明図 巻取り速度の変化を表すグラフ 従来例を表す斜視説明図 図12の一部拡大説明図 図12の一部を拡大した縦断面説明図
符号の説明
11 玉磨き揚送装置
12 搬送ベルト
13 揚送筒
14 背面
15 駆動ローラ
16 プーリ
17 電動モータ
21 玉磨き用ベルト
22 プーリ
31 引出しローラ
32 引出ローラ軸
41 巻取ローラ
42 巻取ローラ軸
51 収納ボックス
61 駆動部
61a 駆動ローラ
61b 駆動ローラ
61c 駆動ローラ
61d 駆動ローラ
62 ロータリーエンコーダ
63 接触部
64 引出用モータ
65 ギア装置
66 ギアボックス

Claims (2)

  1. 搬送ベルトと、搬送ベルトに対面させて設置される玉磨き用ベルトを有し、搬送ベルトと玉磨き用ベルトを対面させてパチンコ玉を磨きながら揚送する玉磨き揚送装置において、
    使用済みの玉磨き用ベルトを巻取る巻取ローラと、巻取ローラの下方にて巻取ローラに接しながら駆動する複数の駆動ローラによって巻取ローラに玉磨き用ベルトを巻取らせることで玉磨き用ベルトを引出す巻取引出手段とを備えることを特徴とする玉磨き揚送装置。
  2. 前記巻取引出手段は、駆動ローラの巻取ローラと接する表面に、駆動時に巻取ローラとの滑りを防止可能な滑り防止手段を備える請求項1に記載の玉磨き揚送装置。
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