JP2632737B2 - 玉揚送装置 - Google Patents

玉揚送装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ島台の回収径路によって回収され
た玉を各遊技機に分配する分配径路に搬送ベルトによっ
て揚送する玉揚送装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、駆動モータによって回転される搬送ベルトによ
って、パチンコ島台の回収径路で回収された玉を研磨し
ながらパチンコ島台に設置される複数の遊技機に再度分
配する分配径路に揚送する玉揚送装置が提供されてい
た。このような玉揚送装置においては、搬送ベルトを装
着する際に特別な治具等によって行わなければならかっ
た。また、一旦装着された搬送ベルトは、交換するまで
最初に装着された状態のままであった。
[発明が解決しようとする課題] このため、搬送ベルトを交換しようとする場合に、特
別な治具を使用して行う必要があるため、、熟練を要す
るだけでなく時間がかかり、誰でも容易に行うことがで
きないという問題があった。また、搬送ベルトは、一般
的に天候の影響(温度、湿度等)を大きくうけて伸縮す
る傾向があるが、上記した従来の玉揚送装置にあって
は、搬送ベルトが最初に装着されたままの状態であるた
め、搬送ベルトが天候の影響で伸びた場合等にその搬送
能力や玉磨き能力が減少するという問題があった。
本発明は、上記した不都合に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、搬送ベルトの交換が誰でも極め
て簡単に行えると共に、搬送ベルトによる搬送能力や玉
磨き能力が減少することのない玉揚送装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するために、本発明に係る玉揚送
装置は、 パチンコ島台の回収径路によって回収された玉を各遊
技機に分配する分配径路に搬送ベルトによって揚送する
ものにおいて、 前記揚送ベルトが装着される支柱の端部を摺動可能な
摺動支柱とし、該摺動支柱を常に伸長方向に付勢するテ
ンションバネを設けたことを特徴とするものである。
[作 用] 摺動支柱がテンションバネによって付勢された状態で
は、常に搬送ベルトを緊張した状態に保持する。しか
し、摺動支柱がテンションバネで付勢されなくなると搬
送ベルトを装着する支柱全体の長さが短くなるので、搬
送ベルトの張設状態が緩み、このため、誰でも容易に搬
送ベルトを支柱から取り外したり、あるいは装着するこ
とができる。また、テンションバネで摺動支柱を伸長し
て搬送ベルトが装着された状態では、テンションバネに
よって常に摺動支柱が伸長方向に付勢されているので、
仮に天候の影響で搬送ベルトが伸びても搬送ベルトの張
設度合がテンションバネの付勢力によって変化しないの
で、揚送能力や玉磨き能力が減少することがない。
[実施例] 以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について
説明する。
まず、第13図を参照して実施例に係る玉揚送装置10が
内臓されるパチンコ島台2の構成について説明する。第
13図は、パチンコ島台2が設置されるパチンコ遊技場1
の全体を示す斜視図である。図において、パチンコ遊技
場1には、複数列のパチンコ島台2が平行状に設置され
る。パチンコ島台2には、多数のパチンコ機3が背向列
設されていると共に、その内部にパチンコ機3で使用す
る玉を循環する各種の機構が内蔵されている。すなわ
ち、第13図の手前側のパチンコ島台2において示される
ように、各パチンコ機3で使用された玉は、回収径路4
を介してパチンコ島台2の中央に集められ、その中央部
に設置された本実施例の要部を構成する玉揚送装置10に
よって磨きながら揚送される。揚送された玉は、パチン
コ島台2の端部に向けて下り傾斜して設けられる分配径
路5によって再度各パチンコ機3に景品玉として補給さ
れる。なお、パチンコ島台2の下部には、多量の玉(遊
技場で使用される全玉をパチンコ島台の数で割った数
量)を貯蔵する貯蔵タンク6が2つ配置され、前記回収
径路4を流下してきた玉、あるいは磨かれて揚送された
ものであって溢れて還流された玉を貯蔵するようになっ
ている。また、玉揚送装置10によって揚送された玉は、
パチンコ島台2の上部に設けられる上部タンク8に一旦
貯蔵され、その後前記分配径路5に流下させられるよう
になっている。更に、前記上部タンク8の間には、隣り
合うパチンコ島台2で使用される玉を均等化する均等装
置7が差し渡されている。
以上、玉揚送装置10が使用されるパチンコ島台2の構
成について説明したが、次に、本実施例の要部を構成す
る玉揚送装置10の構成について説明する。まず、第1図
ないし第3図を参照して玉揚送装置10の全体の構成につ
いて説明する。第1図は、玉揚送装置10の斜視図であ
り、第2図は、搬送ベルト19の張設状態を緩めたときの
玉揚送装置10の斜視図であり、第3図は、搬送ベルト19
を途中まで取り外した状態を示す玉揚送装置10の斜視図
である。図において、玉揚送装置10は、下方に位置する
正方形状の支持板11によって全体が支持されるように構
成されている。すなわち、支持板11は、肉厚の厚い鋼製
の平板で構成され、その奥側に垂直状に支持枠12が溶接
されている。支持枠12には、その上部に後述するモータ
プーリ16を支持する軸支板13と、後述するテンションロ
ーラ31を軸支するローラ取付片14とが手前側に突出する
ように一体的に設けられている。そして、軸支板13にモ
ータプーリ16が支軸15によって回転自在に軸支されたと
き、及びローラ取付片14にテンションローラ31が回転自
在に軸支されたときに、それらの支持状態は、片持支持
となっており、手前側が開放した状態となっている。ま
た、モータプーリ16とテンションローラ31とは、ほぼ上
下の位置関係にあり、搬送ベルト19が装着されたときに
モータプーリ16は、搬送ベルト19の内側に位置し、テン
ションローラ31は、搬送ベルト19の外側に位置するよう
になっている。なお、モータプーリ16は、図示しない
が、その内部にモータを含んだ構成を有しているため、
比較的大きな直径の円筒状ローラとして構成され、電源
コード40を通って電流が供給されると前記支軸15を中心
にして円筒状の外周が回転し、搬送ベルト19を回転移動
させるようになっている。なお、玉揚送装置10の下方部
の構成については、後に詳述する。
また、前記軸支板13の側面部には、垂直状に案内支柱
17が溶接されている。この案内支柱17は、搬送ベルト19
の上下方向の回転移動を案内するもので、その上方部分
が上下方向に摺動する摺動支柱18となっている。そし
て、案内支柱17及び摺動支柱18に搬送ベルト19が装着さ
れたときには、これらが搬送ベルト19の内側に位置する
ようになっている。すなわち、搬送ベルト19を手前側か
ら自由に装着できるようになっている。なお、案内支柱
17と摺動支柱18との構成については、後に詳述する。
搬送ベルト19は、上記したように下方をモータプーリ
16に差し渡し、上方を摺動支柱18の上端に設けられる後
述する上端ローラ22に差し渡すように無端ベルトとして
構成され、本実施例の場合には、革製のものが使用され
る。これは、長期間に渡る玉の揚送能力において優れて
いると共に、後述する研磨布29と協動して玉の表面の研
磨度を向上させる機能が大きいためである。しかし、パ
チンコ遊技場1の湿度や温度に大きく影響されて伸縮す
る欠点もある。そこで、本実施例においては、搬送ベル
ト19が天候により多少伸縮しても、その揚送能力及び玉
磨き能力が減少しないような工夫がされている。この点
については、後に詳述する。
玉揚送装置10は、上記した構成の他に前記案内支柱17
及び摺動支柱18と対面するように研磨布収納カバー20が
配置されている。図示の実施例では、案内支柱17及び摺
動支柱18の外側(以下、搬送ベルト19が上昇する側を外
側面といい、反対側の搬送ベルト19が下降する側を内側
面という)に対面して設けられ、その内側面に研磨布29
が敷設される。この研磨布29は、その玉磨き能力を発揮
させるために、比較的織り目の荒い布で構成されてい
る。また、図示しないが研磨布収納カバー20の内側面に
は、揚送される玉の一部が落ち込む溝が複数列形成さ
れ、玉を上下方向一列に整列させて揚送されるようにな
っている。なお、研磨布収納カバー20は、前記案内支柱
17の奥側側面に開閉自在に支持されていると共に、案内
支柱17の手前側側面に設けられた係止具30によって閉止
位置に保持されるようになっている。
玉揚送装置10の概要は、上記した通りであるが、玉揚
送装置10の上方部分と下方部分との詳細な構造について
以下説明する。まず、玉揚送装置10の上方部分の構成に
ついて第4A図ないし第7図を参照して説明する。第4A図
及び第5図は、玉揚送装置10の上方部分を構成する摺動
支柱18と案内支柱17との関係を示す前方斜視図であり、
第4A図は、摺動支柱18が上昇した位置であり、第5図
は、摺動支柱18が上昇した位置であり、第5図は、摺動
支柱18が下降した位置である。第4B図は、第4A図のA−
A線で切断した断面図である。ただし、研磨布収納カバ
ー20は図示していない。また、第6図及び第7図は、摺
動支柱18と案内支柱17との関係を示す後方斜視図であ
り、第6図は、摺動支柱18が上昇して搬送ベルト19が装
着された状態を示し、第7図は、摺動支柱18が下降して
搬送ベルト19が取り外された状態を示す。図において、
前記案内支柱17は、角筒状(ただし、摺動支柱18と重合
する部分は、内側面が開放している)に形成され、その
角筒部と重合するように断面ほぼ「コ」字状(外側面が
開放している)の摺動支柱18が設けられている。そし
て、摺動支柱18は、案内支柱17の外側両サイドに形成さ
れた規制段部28によって下方への摺動を規制されてい
る。
前記案内支柱17の内部には、第4B図及び第7図に示す
ように複数のローラ21が上下方向に並んで支持され、そ
のローラ21の一部が案内支柱17の外側面から外に突出し
て搬送ベルト19を支持していると共にその回転を補助し
ている。また、摺動支柱18の上端にも搬送ベルト19が装
着される1つの上端ローラ22が上方に突出するように回
転自在に固定されている。そして、その上端ローラ22を
被覆するように出口カバー23が摺動支柱18に固着されて
いる。この出口カバー23は、その手前側が開放状に形成
されると共に、搬送ベルト19が反転して下方向に向う側
には、揚送された玉を排出する出口23aが形成されてい
る。つまり、揚送ベルト19で揚送された玉は、その上端
部で出口カバー23に案内されて円弧状に移動し、出口23
aから前記した上部タンク8に導かれることになる。
また、摺動支柱18の内側面の下端中央には、棒状の第
1連結部材24の上端が固定連結部24aによって回動自在
に固定され、該第1連結部材24の下端が連結部24bによ
って第2連結部材25の一端に連結されている。第2連結
部材25は、連結部24bより中央寄りに位置する軸支部25a
で案内支柱17の内側面に軸支され、その他端に係止ピン
25bが突設されている。そして、係止ピン25bには、長尺
状のテンションバネ26の上端が係止されている。また、
テンションバネ26の下端は、案内支柱17の手前側側面に
突設された下方係止ピン27に係脱できるようになってい
る。しかして、第4A図に示すように、テンションバネ26
の下端が下方係止ピン27に係止されたときには、第2連
結部材25が軸支部25aを中心にして反時計方向に回動
し、第1連結部材24を上昇させるので、摺動支柱18が案
内支柱17に沿って上昇する。一方、第5図に示すよう
に、テンションバネ26の下端が下方係止ピン27から取り
外された場合には、摺動支柱18の自重により摺動支柱18
が下降して前記規制段部28で係止された状態となる。
上記したように摺動支柱18が案内支柱17に沿って上下
動するように構成されるが、これは、搬送ベルト19の着
脱を極めて容易に行うものである。すなわち、搬送ベル
ト19を取り外す場合には、テンションバネ26の下端を下
方係止ピン27から外すことにより摺動支柱18が下降し、
それまで張設されていた搬送ベルト19が緩むことにな
る。そして、緩んだ状態の搬送ベルト19が摺動支柱18及
び案内支柱17の内外面を囲むようになっていると共に、
摺動支柱18及び案内支柱17の手前側が開放されているの
で、緩んだ状態での搬送ベルト19を手前側に引出すこと
により搬送ベルト19の取り外しを極めて容易に行うこと
ができる。一方、取り外した搬送ベルト19に代えて新た
な搬送ベルト19を装着する場合には、摺動支柱18が下降
した状態で、まず搬送ベルト19を手前側の開放部から差
し入れてモータプーリ16と上端ローラ22との間に掛け渡
し、その後、テンションバネ26の下端を下方係止ピン27
に係止することにより、摺動支柱18が上昇して搬送ベル
ト19を張設することができる。また、摺動支柱18がテン
ションバネ26の付勢力によって上昇維持されているた
め、例えば、天候等の影響により搬送ベルト19が伸縮し
た場合でも、搬送ベルト19の緊張力を常に一定に保持す
ることができ、揚送能力や玉磨き能力を減少させること
がない。
次に、玉揚送装置10の下方部分の構成について第8図
ないし第12図を参照して説明する。第8図は、玉揚送装
置10の下方部分を構成するモータプーリ16付近の正面図
であり、第9図は、モータプーリ16付近の前方から見た
斜視図であり、第10図は、モータプーリ16付近の搬送ベ
ルト19を取り外す状態を示す斜視図であり、第11図は、
モータプーリ16付近の屈曲導入樋33を挿脱する状態を示
す斜視図であり、第12図は、モータプーリ16付近の背面
から見た斜視図である。図において、前記支持枠12の前
面には、前記回収径路4に接続される整列導入樋32が固
着されている。整列導入樋32は、回収径路4を流下して
きた玉を複数列に整列させる溝が形成されている。整列
導入樋32に連続するように屈曲導入樋33が設けられてい
る。この屈曲導入樋33は、前記モータプーリ16の下方に
位置し、整列導入樋32から流入する玉をモータプーリ16
によって回転される搬送ベルト19との間で挟持しながら
垂直状に設けられる前記案内支柱17まで移動させるもの
である。このため、屈曲導入樋33の内面は、第11図に示
すように整列導入樋32に形成された溝と同じ数の溝が形
成されている。また、この溝は、搬送される玉を搬送ベ
ルト19との間である程度の摩擦力で挟持するためにウレ
タン製の部材によって構成されている。このため、屈曲
導入樋33を長機関に亘って使用していると、摩耗して上
記した摩擦力が減少し、スムーズな玉の搬送ができなく
なる。したがって、本実施例の場合には、屈曲導入樋33
を交換し易いように屈曲導入樋33がスライド板34上に固
定されるようになっている。すなわち、スライド板34
は、前記支持板11の固着された案内部材35a,35bの間に
挿脱可能に設けられる。そして、スライド板34の四隅に
は、支持ピン36が植立され、その支持ピン36に調整バネ
37を介して屈曲導入樋33が調整ネジ38で固着されてい
る。この調整ネジ38は、屈曲導入樋33の高さを調節する
もので、これによって搬送ベルト19と屈曲導入樋33との
間の微妙な間隔を調節して整列導入樋32からのスムーズ
な玉の導入が可能となるようにしている。また、屈曲導
入樋33を交換する場合には、スライド板34を支持板11に
固定する固定ネジ39を緩めた後に手前側に引出し、調整
ネジ38を緩めて支持ピン36から屈曲導入樋33を取り外
し、新たな屈曲導入樋33を支持ピン36に載置して、再度
調整ネジ38で螺着し、その後、スライド板34を押し込ん
で固定ネジ39で支持板11に固定すればよい。そして、固
定ネジ39で固定した後に調整ネジ38で搬送ベルト19と屈
曲導入樋33との間隔を調節すればよい。
屈曲導入樋33は、上記のようにして支持板11上に設置
されるが、屈曲導入樋33が設置された状態で、第12図に
示すように屈曲導入樋33の末端と前記研磨布収納カバー
20の下端との間から研磨布収納カバー20に収納される研
磨布29が引出されるようになっている。そして、引出さ
れた研磨布29は、研磨布収納カバー20の裏面に設けられ
る布止め具41によって止着される。しかして、研磨布29
は、ある期間使用すると汚れるので、比較的繁雑に交換
しなければならず、この場合には、布止め具41を緩めた
後に係止具30を解除して研磨布収納カバー20を開き、研
磨布29を引き抜いて新しい研磨布29を研磨布収納カバー
20の内面に沿って敷設し、その後、布止め具41で研磨布
29の下端を止着すればよい。なお、研磨布29を上方でロ
ール状に設け、汚れが付着した場合には、下方で巻き上
げて新たな研磨布29が研磨布収納カバー20内において搬
送ベルト19に対面するように構成しても良い。
また、上記したように、屈曲導入樋33が所定の位置に
設置された状態において、モータプーリ16と屈曲導入樋
33との間には、隙間が生じ、その隙間の手前側には、何
等の部品も位置しない開放状となっている。このため、
搬送ベルト19を装着する場合には、第10図に示すよう
に、搬送ベルト19の下端部分を手前側からモータプーリ
16の外周に沿うように屈曲導入樋33との隙間から挿入
し、且つモータプーリ16とテンションローラ31との間を
横切るように挿入する。逆に、搬送ベルト19を取り外す
場合には、前記したように摺動支柱18を下降して搬送ベ
ルト19の緊張力を緩めた状態で、搬送ベルト19を手前側
に引出すだけでよい。
以上、実施例に係る玉揚送装置10の構成について説明
したが、本実施例によれば、搬送ベルト19を取り外す場
合には、テンションバネ26の下端を下方係止ピン27から
外すことにより摺動支柱18が下降し、それまで張設され
ていた搬送ベルト19が緩むことになる。そして、緩んだ
状態の搬送ベルト19が摺動支柱18及び案内支柱17の内外
面を囲むようになっていると共に、摺動支柱18及び案内
支柱17の手前側が開放されているので、緩んだ状態での
搬送ベルト19を手前側に引出すことにより搬送ベルト19
の取り外しを極めて容易に行うことができる。一方、取
り外した搬送ベルト19に代えて新たな搬送ベルト19を装
着する場合には、摺動支柱18が下降した状態で、まず搬
送ベルト19を手前側の開放部から差し入れてモータプー
リ16と上端ローラ22との間に掛け渡し、その後、テンシ
ョンバネ26の下端を下方係止ピン27に係止することによ
り、摺動支柱18が上昇して搬送ベルト19を張設すること
ができる。また、摺動支柱18がテンションバネ26の付勢
力によって上昇維持されているため、例えば、天候等の
影響により搬送ベルト19が伸縮した場合でも、搬送ベル
ト19の緊張力を常に一定に保持することができ、揚送能
力や玉磨き能力を減少させることがない。
なお、上記した実施例では、搬送ベルト19に回転力を
付与するものとして、モータが内蔵されたモータプーリ
16を例示したが、従来と同じように、通常のモータとV
ベルトによって駆動されるプーリ(ローラ)であっても
よい。この場合、そのプーリが片持支持されることは当
然であるが、プーリの回転軸とモータとのVベルトによ
る連結は、例えば、支持枠12の奥側で連結させるように
すれば良い。また、モータプーリ16が玉揚送装置10の上
部に配置されたものでもよく、この場合には、摺動支柱
18を下方部に配置すればよい。更に、上記実施例では、
搬送ベルト19を装着する支柱本体を上下に分割したもの
を示したが、例えば、上端ローラ22を支持する部材だけ
を摺動自在に設け、その部材をテンションバネ26で付勢
するように構成しても良い。
[発明の効果] 以上、説明したところから明らかなように、本発明に
係る玉揚送装置は、揚送ベルトが装着される支柱の端部
を摺動可能な摺動支柱とし、該摺動支柱を常に伸長方向
に付勢するテンションバネを設けたので、摺動支柱がテ
ンションバネで付勢されなくなると搬送ベルトを装着す
る支柱全体の長さが短くなり、搬送ベルトの張設状態が
緩み、このため、誰でも容易に搬送ベルトを支柱から取
り外したり、あるいは装着することができる。また、テ
ンションバネによって常に摺動支柱が伸長方向に付勢さ
れているので、仮に天候の影響で搬送ベルトが伸びても
搬送ベルトの張設度合がテンションバネの付勢力によっ
て変化しないので、揚送能力や玉磨き能力が減少するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係る玉揚送装置の斜視図、第2図
は、搬送ベルトの張設状態を緩めたときの玉揚送装置の
斜視図、第3図は、搬送ベルトを途中まで取り外した状
態を示す玉揚送装置の斜視図、第4A図は、玉揚送装置の
上方部分を構成する摺動支柱と案内支柱との関係を示す
ものであって摺動支柱が上昇した位置での前方斜視図、
第5図は、同様に摺動支柱が下降した位置での前方斜視
図、第4B図は、第4A図のA−A線で切断した断面図、第
6図は、摺動支柱と案内支柱との関係を示すものであっ
て摺動支柱が上昇して搬送ベルトが装着された状態を示
す後方斜視図、第7図は、同様に摺動支柱が下降して搬
送ベルトが取り外された状態を示す後方斜視図、第8図
は、玉揚送装置の下方部分を構成するモータプーリ付近
の正面図、第9図は、モータプーリの前方から見た斜視
図、第10図は、モータプーリ付近の搬送ベルトを取り外
す状態を示す斜視図、第11図は、モータプーリ付近の屈
曲導入樋を挿脱する状態を示す斜視図、第12図は、モー
タプーリ付近の背面から見た斜視図、第13図は、実施例
に係る玉揚送装置が内蔵されるパチンコ島台が設置され
るパチンコ遊技場の全体を示す斜視図である。 2……パチンコ島台 3……パチンコ機 4……回収径路 5……分配径路 10……玉揚送装置 17……案内支柱(支柱) 18……摺動支柱 19……搬送ベルト 26……テンションバネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコ島台の回収径路によって回収され
    た玉を各遊技機に分配する分配径路に搬送ベルトによっ
    て揚送する玉揚送装置において、 前記揚送ベルトが装着される支柱の端部を摺動可能な摺
    動支柱とし、該摺動支柱を常に伸長方向に付勢するテン
    ションバネを設けたことを特徴とする玉揚送装置。
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