JP3937514B2 - 玉磨き揚送装置の導入樋 - Google Patents

玉磨き揚送装置の導入樋 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玉磨き揚送装置の下端部に傾斜状に装着されて多量のパチンコ玉を複数列に整列しながら導入する玉磨き揚送装置の導入樋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、玉磨き揚送装置の導入樋においては、導入されるパチンコ玉が外部に溢れ落ちたり、導入樋内に硬貨等の異物が混入したりして、パチンコ玉が円滑に導入されなくなることを防止するために、その上部に導入樋蓋を取り付けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、玉磨き揚送装置により研磨揚送されたパチンコ玉は、排出口から上部タンクへ排出され、再び各パチンコ機へ供給されることとなるが、このとき、ごく一部のパチンコ玉は、排出口から上部タンクへ円滑に排出されずにそのまま下方に落下してしまうことがある。このような溢れ落ちたパチンコ玉が導入樋蓋上へ落下した場合、下方傾斜して取り付けられる導入樋の導入樋蓋と玉磨き揚送装置の搬送ベルトとの隙間に入り込み、その入り込んで滞留したパチンコ玉が駆動される搬送ベルトにより摩擦されて発熱し、導入樋蓋が熱で変形したり溶けたりするという問題点があった。本発明は上記した事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、導入樋蓋上にパチンコ玉が滞留することのない玉磨き揚送装置の導入樋を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明が採用した具体的な解決手段を図面を参照して説明する。図1,図6及び図7に示すように、玉磨き揚送装置1の下端部に傾斜状に装着されて多量のパチンコ玉を複数列に整列しながら導入する玉磨き揚送装置1の導入樋6において、該導入樋6には、その上面を被覆する導入樋蓋30を設け、該導入樋蓋30の下流側上面には、前記玉磨き揚送装置1の揚送筒3を周回する搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって、前記導入樋蓋30上へ落下してきたパチンコ玉を側方へ誘導する誘導突起36が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、パチンコ玉が導入樋蓋30上へ落下してきた場合にも、誘導突起36が導入樋蓋30と搬送ベルト10との隙間へのパチンコ玉の進入を防止すると共に、隙間付近のパチンコ玉も傾斜状に設けられた誘導突起36上を誘導されて側方へ流下されるので、導入樋蓋30と搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が入り込んで滞留することがない。
【0005】
また、図4,図6及び図7に示すように、前記誘導突起36は、その断面がほぼ三角形状となるように突設し、その頂点を結ぶ稜線39と前記搬送ベルト10との隙間をパチンコ玉が進入しない間隔にすると共に、前記搬送ベルト10に対面しない側の三角形の傾斜面37は、導入樋蓋30の中心部から両側端部へ向かって下り傾斜して形成されていることにより、誘導突起36が導入樋蓋30と搬送ベルト10との隙間へのパチンコ玉の進入を防止すると共に、導入樋蓋30上のパチンコ玉を搬送ベルト10側へ流下させた後、誘導突起36の傾斜面37により側方へ誘導流下させるので、導入樋蓋30上にパチンコ玉が滞留することがない。
【0006】
また、図6及び図7に示すように、前記稜線39は、その中心部から両側端部へ向かうに従って前記搬送ベルト10側へ近づくように形成されていることにより、パチンコ玉が誘導突起36上をその中央部から側端部へ向かって誘導流下される際、当初は稜線39よりも搬送ベルト10側に位置していたパチンコ玉の中心が、流下するに従って次第に稜線39に接近し、最終的には搬送ベルト10とは反対側に転動した状態となって側方へ流下されるので、誘導突起36と搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が滞留することがない。
【0007】
また、図9乃至図11に示すように、前記稜線39は、その一端部から他端部へ向かうに従って高さが異なるように傾斜状に形成されていることにより、誘導突起36Aの稜線39上のパチンコ玉を一側方のみに流下させることができる。
【0008】
また、図12乃至図20に示すように、玉磨き揚送装置1の下端部に傾斜状に装着されて多量のパチンコ玉を複数列に整列しながら導入する玉磨き揚送装置1の導入樋6において、該導入樋6には、その上面を被覆する導入樋蓋60,70,80を設け、該導入樋蓋60,70,80の上面には、前記玉磨き揚送装置1の揚送筒3を周回する搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって、前記導入樋6上へ落下してきたパチンコ玉を側方又は上流側へ誘導する傾斜面61,71,81,82が形成されていることにより、玉磨き揚送装置1の排出口7aから導入樋6上へパチンコ玉が落下してきた場合、パチンコ玉は、導入樋蓋60,70,80の上面に形成された傾斜面61,71,81,82上を側方又は上流側へ向かって流下されるので、導入樋蓋60,70,80上にパチンコ玉が滞留することがない。また、導入樋蓋60,70,80は、前記搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔で取り付けられているので、その隙間にパチンコ玉が入り込んで滞留することがない。
【0009】
また、図8に示すように、前記導入樋6の一側又は両側には、前記導入樋蓋30,30A,60,70によって誘導流下されたパチンコ玉を貯留する貯留箱40を設けたことにより、導入樋6の導入樋蓋30,30A,60,70上を側方へ流下されたパチンコ玉を周辺に散乱させることなく、貯留箱40内に確実に回収して貯留しておくことができる。
【0010】
また、図8に示すように、前記貯留箱40にはその貯留玉量を検出する玉量センサ44を設け、該玉量センサ44からの検出信号を外部に出力するようにしたことにより、貯留箱40の貯留玉量が上限付近となった場合には、その旨を例えば管理コンピュータの画面等に表示して、遊技場の店員に貯留箱40内のパチンコ玉を除去するよう促すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照して、玉磨き揚送装置1の概略構成について説明する。図1は、玉磨き揚送装置1を前方から見た斜視図であり、図2は、玉磨き揚送装置1の下方部分を前方から見た拡大斜視図である。
【0012】
図において、玉磨き揚送装置1は、肉厚の厚い鋼製の平板で構成される支持台2上に直立支持されている。この支持台2の上部には、モータ内蔵プーリ4を回転自在な状態で収納支持するためのプーリ支持板17及び支持板19がボルトで固着されている。モータ内蔵プーリ4は、詳細には図示しないが、比較的大きな直径の円筒状ローラとして構成され、電流が供給されると支軸16を中心にして円筒状の外周が回転し、搬送ベルト10を回転移動させるようになっている。また、プーリ支持板17は、モータ内蔵プーリ4の一側面及び上部を覆うように取り付けられ、その一側面でモータ内蔵プーリ4の支軸16の一端を回転自在に軸支する。一方、支軸16の他端は、支持板19の上端に蝶番20によって開閉可能に設けられる軸受板18によって回転自在に軸支されるものである。即ち、モータ内蔵プーリ4は、支持板19に対して軸受板18を外側に開放した状態で、図示の右側面から挿入されて支軸16の一端をプーリ支持板17の一側面に軸支し、その状態で軸受板18を持ち上げて回動して支軸16の他方を軸受板18で軸支することにより、モータ内蔵プーリ4を支持台2に対して回転自在に軸支された状態で取り付けることができる。
【0013】
また、上記のように軸支されるモータ内蔵プーリ4の下方には、図示右側に多量のパチンコ玉が導入される導入樋6が傾斜状に装着され、図示左側に導入樋6によって導入されたパチンコ玉を、モータ内蔵プーリ4によって回転される搬送ベルト10との間で狭持しながら垂直状に設けられる揚送筒3の下端部まで移動させる流入円弧樋5が固着されている。導入樋6の内側には、導入されたパチンコ玉を整列させる仕切壁6aにより区画された玉通路6bが複数列形成されており、同様に、流入円弧樋5の内側にも、仕切壁(図示しない)により区画された玉通路(図示しない)が複数列形成されている。また、上記の導入樋6の取付構造は、その上流端の下部が調節ナット47(図7参照)により取付板21に対して回動可能に軸支され、その下流端付近に横方向に突設される揺動片25が後述する支持金具22に植立される支持ボルト15にスプリング15aを介して摺動自在に取り付けられている。即ち、導入樋6の下端は、支持ボルト15に挿通されて調節ナット15bによって抜けないように止着されているが、常に支持ボルト15に介装されるスプリング15aによって上方に付勢されている。しかして、調節ナット15bの締着度合によって導入樋6と流入円弧樋5との間の微妙な間隔を調整することができ、その間隔を調整することにより、パチンコ玉のスムーズな移動を可能にすることができる。また、前記取付板21は、直角状の接続金具21aを介して導入樋6の台座部分を構成する支持金具22に取り付けられており、支持金具22の両側部分が固定ボルト23により前記支持台2に取り付けられている。
【0014】
さらに、前記プーリ支持板17及び軸受板18の上部には、下部テンションローラ取付金具13aが取り付けられており、この下部テンションローラ取付金具13aには、下部テンションローラ13が回転自在に軸支されている。そして、前記揚送筒3の下部には、上部テンションローラ取付金具11a及び中間テンションローラ取付金具12aが取り付けられ、上部テンションローラ11及び中間テンションローラ12がそれぞれ回転自在に軸支されている。特に、中間テンションローラ取付金具12aにはスプリング12bが介装され、その付勢力によって搬送ベルト10に対して常に一定の張力を与えることができるようになっている。ここで、前記モータ内蔵プーリ4と各テンションローラ11,12,13とは、ほぼ上下の位置関係にあり、後述する搬送ベルト10が装着されたときに、モータ内蔵プーリ4は搬送ベルト10の内側に位置し、下部テンションローラ13は搬送ベルト10の外側に、中間テンションローラ12は搬送ベルト10の内側に、上部テンションローラ11は搬送ベルト10の外側に、それぞれ位置するようになっている。
【0015】
一方、前記揚送筒3は、断面コ字状であって長尺な角筒状に形成され、その揚送筒3の長手方向の外周を、モータ内蔵プーリ4によって駆動される搬送ベルト10が周回するようになっている。また、揚送筒3には、複数の回転ローラ(図示しない)が適宜間隔をおいて上下方向に並んで回転自在に軸支され、回転ローラの一部が揚送筒3の上昇側面から外に突出して、搬送ベルト10を案内支持していると共にその回転を補助している。搬送ベルト10は、上記のようにその下方部がモータ内蔵プーリ4に差し渡され、その上方部が揚送筒3の上端に調節ナット14によって回転自在に軸支される上端ローラ(図示しない)に差し渡される無端状ベルトとして構成されている。この搬送ベルト10の材質として、本実施形態においては革製のものが使用されるが、これは、長期間にわたる玉の揚送能力において優れていると共に、玉の表面の研磨度を向上させる機能が大きいためである。
【0016】
ところで、揚送筒3の背面側には、ガイドレールカバー8が一側片を軸支されて開閉自在に取り付けられている。ガイドレールカバー8には、搬送ベルト10と対面して揚送されるパチンコ玉を研磨する布ベルト(図示しない)が、その前面を周回するように装着される。そして、搬送ベルト10や布ベルトを玉磨き揚送装置1に装着する際に開放されると共に、搬送ベルト10や布ベルトが装着されたときには、カバー係止金具9によってガイドレールカバー8を揚送筒3に対面させた状態に取り付けられるようになっている。
【0017】
上記のように揚送筒3に対面してガイドレールカバー8が取り付けられた状態において、前記導入樋6から導入されたパチンコ玉は、前記流入円弧樋5を経由して、搬送ベルト10によって揚送され、揚送筒3の上方に固着された上部屈曲樋7の排出口7aから排出されるが、その揚送される過程で、布ベルト(図示しない)との摩擦力によってパチンコ玉に付着した汚れが拭き取られ、排出口7aからはきれいにされたパチンコ玉が排出されることになる。なお、布ベルトは、玉磨き能力を十分発揮させるために、比較的織目の粗い布で構成されている。さらに、詳細には図示しないが、ガイドレールカバー8の内側面には、揚送されるパチンコ玉の一部が落ち込む溝が複数列形成されており、玉を上下方向一列に整列させて揚送するようになっている。
【0018】
上記した玉磨き揚送装置1においては、本実施形態の要部を構成する導入樋6の上面を被覆する導入樋蓋30が取り付けられているが、この導入樋蓋30について、図3乃至図7を参照して、説明する。図3は、導入樋蓋30と導入樋6とを分離した状態を示す斜視図であり、図4は、(A)が導入樋蓋30を下流側から見た正面図、(B)が導入樋蓋30の平面図、(C)が導入樋蓋30の左側面図であり、図5は、導入樋蓋30が取り付けられた導入樋6を玉磨き揚送装置1に装着した状態を示す拡大斜視図であり、図6は、導入樋蓋30の誘導突起36によるパチンコ玉流下作用を示す平面図であり、図7は、導入樋蓋30の誘導突起36によるパチンコ玉流下作用を示す側面図である。
【0019】
図3において、前記導入樋6の上部には、導入されるパチンコ玉が外部に溢れ落ちたり、導入樋内に硬貨等の異物が混入したりしてパチンコ玉が円滑に導入されなくなることを防止するための導入樋蓋30が取り付けられている。この導入樋蓋30の取付け構造は、導入樋蓋30の両側端部に突設形成された係止片31を導入樋6の両側面上部に載置した状態で、導入樋6の両側面上部に開設されたビス挿通穴(図示しない)に、導入樋30の両側面に開設されたビス螺着穴32を重ね合せ、外側からビス24(図5参照)を螺着することにより、導入樋6に固着するようになっている。
【0020】
次に、導入樋蓋30のさらに詳細な形状及び構造について説明すると、図4(B)に示すように、導入樋蓋30は、上方から見て略長方形状に形成された合成樹脂製の部材であり、前記導入樋6の上面を被覆し得る形状となっている。また、図4(A)に示すように、導入樋蓋30の下面には、前方から見て逆「凹」字状となる嵌合壁34が複数個形成されているとともに、各嵌合壁34の間には、嵌合溝33が複数列形成されている。これは、導入樋蓋30を導入樋6に取り付けた際、導入樋蓋30の嵌合溝33に導入樋6の仕切壁6a(図3参照)の上端部が嵌合されることにより、仕切壁6aを上方から支持するようにすると共に導入樋蓋30の固定状態をより確実にするためのものである。また、図4(C)に示すように、導入樋蓋30の上流端面には、導入樋6(図3参照)に導入されるパチンコ玉が上方へ溢れることを防止する前壁35が形成されている。この前壁35の上縁部は、導入樋蓋30上に乗ったパチンコ玉が導入樋6の入口側へ落下してくることを防止する突起35bとして突設形成され、前壁35の下縁部は、導入樋6の玉通路6bへのパチンコ玉の導入を円滑にするための切欠傾斜部35aとして切欠形成されている。
【0021】
さらに、導入樋蓋30の下流側上面には、その断面がほぼ三角形状となるように形成され且つ導入樋蓋30上へ落下してきたパチンコ玉を側方へ誘導する誘導突起36が突設されている。図6及び図7に示すように、誘導突起36は、導入樋蓋30が導入樋6を介して玉磨き揚送装置1に取り付けられたときに、玉磨き揚送装置1の揚送筒3を周回する搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって形成されている。この誘導突起36の頂点を結ぶ稜線39の搬送ベルト10に対面しない側には、図4に示すように、第一傾斜面37が形成され、搬送ベルト10に対面する側には、第二傾斜面38が形成されている。第一傾斜面37は、導入樋蓋30の中心部から両側端部へ向かって下り傾斜して形成されている。また、図4(B)に示すように、前記稜線39は、その中心部から両側端部へ向かうに従って搬送ベルト10側へ近づくように形成されている。
【0022】
しかして、上記のような構成を有する導入樋蓋30の誘導突起36の作用について、以下、説明する。まず、図1及び図5に示すように、玉磨き揚送装置1の排出口7aから導入樋蓋30上へパチンコ玉が落下してきた場合、大部分のパチンコ玉は、導入樋蓋30上を下流側に流下して誘導突起36に衝突し、その後、導入樋蓋30の中心部から両側端部へ向かって下り傾斜して形成された第一傾斜面37により側方へ誘導流下される。このため、導入樋蓋30上にパチンコ玉が滞留することがない。また、一部のパチンコ玉は、誘導突起36の第一傾斜面37をかけ昇って誘導突起36の稜線39と搬送ベルト10との隙間に挟まれてしまうが、図6及び図7に示すように、稜線39がその中心部から両側端部へ向かうに従って搬送ベルト10側へ近づくように形成されていることにより、当初は稜線39よりも搬送ベルト10側に位置していたパチンコ玉の中心が(図示ではP1の位置)、流下するに従って次第に稜線39に接近し(図示ではP2の位置)、最終的には搬送ベルト10とは反対側に移動した状態となって第一傾斜面37側へ流下されるので(図示ではP3の位置)、誘導突起36の稜線39と搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が入り込んで滞留することがない。
【0023】
上記のような作用を有する導入樋蓋30と比較するために、従来の導入樋蓋50の作用について、図21及び図22を参照して、簡単に説明する。図21は、従来の導入樋蓋50の作用を示す平面図であり、図22は、従来の導入樋蓋50の作用を示す側面図である。
【0024】
図において、導入樋蓋50の下流側上面には、三角形状の微少な突起48が突設されているものの、導入樋蓋50と搬送ベルト10との隙間へのパチンコ玉の進入を防止し得る程の大きさには形成されていない。また、突起48が微少なものであるために、稜線の搬送ベルト10に対面しない側には下り傾斜状に傾斜面を形成することができず、稜線をその中心部から両側端部へ向かうに従って搬送ベルト10側へ近づくように形成することもできない。従って、玉磨き揚送装置1(図1参照)の排出口7a(図1参照)から導入樋蓋50上へパチンコ玉が落下してきた場合、下り傾斜状に取り付けられた導入樋蓋50上のパチンコ玉は、搬送ベルト10側へ流下され、そのまま導入樋蓋50と搬送ベルト10との隙間へ進入してしまう。このように隙間へ進入したパチンコ玉は、側方へ流下されないでそのまま滞留し、駆動される搬送ベルト10により摩擦されて発熱し、最悪の場合、導入樋蓋50の下流側上面が熱で変形したり溶けたりすることとなる。
【0025】
ところで、本実施形態に係る玉磨き揚送装置1においては、前述したように、前記導入樋蓋30により側方にパチンコ玉を流下させることができるが、その側方から排出されたパチンコ玉を床面に放置する不都合を解消するために、導入樋蓋30から転動するパチンコ玉を貯留しておく貯留箱40が設けられている。この貯留箱40について、図8を参照して、説明する。図8は、貯留箱40が設けられた玉磨き揚送装置1の下方部分の構造を示す拡大斜視図である。
【0026】
図において、前記導入樋6の下部両側には、誘導突起36によって誘導流下されたパチンコ玉を貯留する貯留箱40が設けられている。この貯留箱40は、上面が開放した立方体状の部材であり、その内部に所定量のパチンコ玉を貯留し得るようになっている。貯留箱40の玉容量はそれほど多くはないが、これは、玉磨き揚送装置1の排出口7aから導入樋蓋30上へ落下してくるパチンコ玉が比較的少ないことによる。この貯留箱40の取付け構造は、貯留箱40の手前側下部に設けられた押え片41に開設されたボルト挿通穴(図示しない)を前記支持金具22(図5参照)に開設されたボルト挿通穴(図示しない)と重ね合せて、上方から固定ボルト23を螺着することにより固着されるようになっている。なお、玉箱40には、前記支持ボルト15の部分を被覆するボルトカバー42及びキャップ43が形成されている。このように、導入樋6の両側に貯留箱40を設けることにより、導入樋6の導入樋蓋30上を側方へ流下されたパチンコ玉を周辺に散乱させることなく、貯留箱40内に確実に回収して貯留しておくことができる。
【0027】
また、貯留箱40の側面上部には、その貯留玉量を検出する玉量センサ44が設けられている。この玉量センサ44としては、本実施形態においては磁気センサが用いられる。しかして、貯留箱40内に貯留されたパチンコ玉が除々に増加し、貯留量が上限付近に達すると、玉量センサ44によりその旨が検出され、その検出信号が接続コード45を介して外部に出力されるようになっている。このように外部に出力された検出信号は、例えば管理コンピュータの画面(図示しない)に表示したり、表示ランプを点灯させたり(図示しない)することにより遊技場の店員に報知され、貯留量が上限付近となった貯留箱40内のパチンコ玉を除去するよう促すことができる。
【0028】
上記した実施形態(以下、第一実施形態という)においては、誘導突起36の稜線39が、その中心部から両側端部へ向かうに従って前記搬送ベルト10側へ近づくように形成されているものを示したが、これに限られず、例えば、稜線39は、その一端部から他端部へ向かうに従って高さが異なるように傾斜状に形成されるものであってもよい。このような実施形態(以下、第二実施形態という)について、図9,図10及び図11を参照して、以下、説明する。図9は、第二実施形態に係る導入樋蓋30Aが取り付けられた導入樋6を玉磨き揚送装置1に装着した状態を示す拡大斜視図であり、図10は、第二実施形態に係る導入樋蓋30Aの誘導突起36Aによるパチンコ玉流下作用を示す平面図であり、図11は、第二実施形態に係る導入樋蓋30Aの誘導突起36Aによるパチンコ玉流下作用を示す側面図である。なお、第一実施形態と同一の部品には、同じ符号を付した。
【0029】
図9において、第二実施形態に係る導入樋蓋30Aの下流側上面には、その断面がほぼ三角形状となるように形成され且つ導入樋蓋30A上へ落下してきたパチンコ玉を側方へ誘導する誘導突起36Aが突設されている。この誘導突起36Aは、導入樋蓋30Aが導入樋6を介して玉磨き揚送装置1に取り付けられたときに、玉磨き揚送装置1の揚送筒3を周回する搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって形成されている。さらに、誘導突起36Aの頂点を結ぶ稜線39の搬送ベルト10に対面しない側には、第一傾斜面37(図11参照)が形成され、搬送ベルト10に対面する側には、円弧状面46(図11参照)が形成されている。第一傾斜面37は、導入樋蓋30Aの中心部から両側端部へ向かって下り傾斜して形成されている。また、稜線39は、その一端部から他端部へ向かうに従って高さが異なるように傾斜状に形成されている。
【0030】
しかして、上記のような構成を有する導入樋蓋30Aの誘導突起36Aの作用について、以下、説明する。まず、図1及び図9に示すように、玉磨き揚送装置1の排出口7aから導入樋蓋30A上へパチンコ玉が落下してきた場合、大部分のパチンコ玉は、導入樋蓋30A上を下流側に流下して誘導突起36Aに衝突し、その後、導入樋蓋30Aの一端部から他端部へ向かって下り傾斜して形成された第一傾斜面37により一側方へ誘導流下される。このため、導入樋蓋30A上にパチンコ玉が滞留することがない。また、一部のパチンコ玉は、誘導突起36Aの稜線39と搬送ベルト10との隙間に挟まれてしまうが、図10及び図11に示すように、稜線39がその一端部から他端部へ向かうに従って高さが異なるように傾斜状に形成されていることにより、パチンコ玉は誘導突起36Aの稜線39上を一側方のみに流下されるので、誘導突起36Aの稜線39と搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が入り込んで滞留することがない。
【0031】
なお、上記した第一実施形態及び第二実施形態においては、導入樋蓋30,30Aの下流側上面にパチンコ玉を側方へ誘導する誘導突起36,36Aが突設形成されるものを示したが、これに限らず、導入樋蓋30の上面にパチンコ玉を側方又は上流側へ誘導する傾斜面が形成されるものであってもよい。このような実施形態について、図12乃至図20を参照して、以下、説明する。図12乃至図14は、第三実施形態を示し、図12は、第三実施形態に係る導入樋蓋60が取り付けられた導入樋6を玉磨き揚送装置1に装着した状態を示す拡大斜視図であり、図13は、第三実施形態に係る導入樋蓋60の傾斜面61によるパチンコ玉流下作用を示す平面図であり、図14は、第三実施形態に係る導入樋蓋60の傾斜面61によるパチンコ玉流下作用を示す側面図であり、図15乃至図17は、第四実施形態を示し、図15は、第四実施形態に係る導入樋蓋70が取り付けられた導入樋6を玉磨き揚送装置1に装着した状態を示す拡大斜視図であり、図16は、第四実施形態に係る導入樋蓋70の傾斜面71によるパチンコ玉流下作用を示す平面図であり、図17は、第四実施形態に係る導入樋蓋70の傾斜面71によるパチンコ玉流下作用を示す側面図であり、図18乃至図20は、第五実施形態を示し、図18は、第五実施形態に係る導入樋蓋80が取り付けられた導入樋6を玉磨き揚送装置1に装着した状態を示す拡大斜視図であり、図19は、第五実施形態に係る導入樋蓋80の傾斜面81,82によるパチンコ玉流下作用を示す平面図であり、図20は、第五実施形態に係る導入樋蓋80の傾斜面81,82によるパチンコ玉流下作用を示す側面図である。なお、第一実施形態と同一の部品には、同じ符号を付した。
【0032】
図12において、第三実施形態に係る導入樋蓋60の上面には、一側端から他側端へ向かって一直線状に下り傾斜する傾斜面61が形成されている。この導入樋蓋60は導入樋6を介して玉磨き揚送装置1に取り付けられるが、このとき、図13及び図14に示すように、導入樋蓋60と玉磨き揚送装置1の揚送筒3を周回する搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔で取り付けられている。また、導入樋蓋60の搬送ベルト10と対面する側の端部には、モータ内蔵プーリ4の円弧状に対応して切欠傾斜面62が形成されている。
【0033】
しかして、上記のような構成を有する導入樋蓋60の作用について説明すると、図13及び図14に示すように、玉磨き揚送装置1の排出口7aから導入樋6上へパチンコ玉が落下してきた場合、パチンコ玉は、導入樋蓋60の上面に形成された傾斜面61上を一側端から他側端へ向かって流下されるので、導入樋蓋60上にパチンコ玉が滞留することがない。また、導入樋蓋60は、前記搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔で取り付けられているので、その隙間にパチンコ玉が入り込んで滞留することがない。
【0034】
また、図15に示すように、第四実施形態に係る導入樋蓋70の上面には、一側端から他側端へ向かって下り傾斜すると共に導入樋6の下流側から上流側へ向かって下り傾斜する傾斜面71が形成されている。また、導入樋蓋70の搬送ベルト10と対面する側の端部には、モータ内蔵プーリ4の円弧状に対応して切欠傾斜面72が形成されている。このように構成することにより、図16及び図17に示すように、玉磨き揚送装置1の排出口7aから導入樋6上へパチンコ玉が落下してきた場合、パチンコ玉は、導入樋蓋70の上面に形成された傾斜面71上を斜め方向に流下されるので、導入樋蓋70上にパチンコ玉が滞留することがない。
【0035】
また、図18に示すように、第五実施形態に係る導入樋蓋80の上面には、その両側端部から中央部80aへ向かって下り傾斜すると共に導入樋6の下流側から上流側へ向かって下り傾斜する第一傾斜面81及び第二傾斜面82が形成されている。この第一傾斜面81及び第二傾斜面82は、中央部80aを中心として左右対称になるように形成されており、第一傾斜面81と第二傾斜面82は屈曲線80bにより区画されている。また、導入樋蓋80の搬送ベルト10と対面する側の端部には、モータ内蔵プーリ4の円弧状に対応して切欠傾斜面83が形成されている。このように構成することにより、図19及び図20に示すように、玉磨き揚送装置1の排出口7aから導入樋6上へパチンコ玉が落下してきた場合、パチンコ玉は、導入樋蓋80の上面に形成された第一傾斜面81及び第二傾斜面82上を中央部80aに寄せられながら導入樋6の上流側へ流下されて玉通路6b内に戻されるので、導入樋蓋80上にパチンコ玉が滞留することがないと共に、流下されたパチンコ玉が散乱することを防止することができる。また、この第五実施形態においては、貯留箱を設けなくても良い。
【0036】
以上、実施形態に係る玉磨き揚送装置1の構成及び作用について説明してきたが、本実施形態によれば、図1,図6及び図7に示すように、玉磨き揚送装置1の下端部に傾斜状に装着されて多量のパチンコ玉を複数列に整列しながら導入する玉磨き揚送装置1の導入樋6において、該導入樋6には、その上面を被覆する導入樋蓋30を設け、該導入樋蓋30の下流側上面には、前記玉磨き揚送装置1の揚送筒3(図1参照)を周回する搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって、前記導入樋蓋30上へ落下してきたパチンコ玉を側方へ誘導する誘導突起36が形成されていることにより、パチンコ玉が導入樋蓋30上へ落下してきた場合にも、誘導突起36が導入樋蓋30と搬送ベルト10との隙間へのパチンコ玉の進入を防止すると共に、隙間付近のパチンコ玉も傾斜状に設けられた誘導突起36上を誘導されて側方へ流下されるので、導入樋蓋30と搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が入り込んで滞留することがない。
【0037】
また、図4,図6及び図7に示すように、前記誘導突起36は、その断面がほぼ三角形状となるように突設し、その頂点を結ぶ稜線39と前記搬送ベルト10との隙間をパチンコ玉が進入しない間隔にすると共に、前記搬送ベルト10に対面しない側の三角形の傾斜面37は、導入樋蓋30の中心部から両側端部へ向かって下り傾斜して形成されていることにより、誘導突起36が導入樋蓋30と搬送ベルト10との隙間へのパチンコ玉の進入を防止すると共に、導入樋蓋30上のパチンコ玉を搬送ベルト10側へ流下させた後、誘導突起36の傾斜面37により側方へ誘導流下させるので、導入樋蓋30上にパチンコ玉が滞留することがない。
【0038】
また、図6及び図7に示すように、前記稜線39は、その中心部から両側端部へ向かうに従って前記搬送ベルト10側へ近づくように形成されていることにより、パチンコ玉が誘導突起36上をその中央部から側端部へ向かって誘導流下される際、当初は稜線39よりも搬送ベルト10側に位置していたパチンコ玉の中心が、流下するに従って次第に稜線39に接近し、最終的には搬送ベルト10とは反対側に転動した状態となって側方へ流下されるので、誘導突起36と搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が滞留することがない。
【0039】
また、図9乃至図11に示すように、前記稜線39は、その一端部から他端部へ向かうに従って高さが異なるように傾斜状に形成されていることにより、誘導突起36Aの稜線39上のパチンコ玉を一側方のみに流下させることができる。
【0040】
また、図12乃至図20に示すように、玉磨き揚送装置1の下端部に傾斜状に装着されて多量のパチンコ玉を複数列に整列しながら導入する玉磨き揚送装置1の導入樋6において、該導入樋6には、その上面を被覆する導入樋蓋60,70,80を設け、該導入樋蓋60,70,80の上面には、前記玉磨き揚送装置1の揚送筒3を周回する搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって、前記導入樋6上へ落下してきたパチンコ玉を側方又は上流側へ誘導する傾斜面61,71,81,82が形成されていることにより、玉磨き揚送装置1の排出口7aから導入樋6上へパチンコ玉が落下してきた場合、パチンコ玉は、導入樋蓋60,70,80の上面に形成された傾斜面61,71,81,82上を側方又は上流側へ向かって流下されるので、導入樋蓋60,70,80上にパチンコ玉が滞留することがない。また、導入樋蓋60,70,80は、前記搬送ベルト10との隙間にパチンコ玉が進入しない間隔で取り付けられているので、その隙間にパチンコ玉が入り込んで滞留することがない。
【0041】
また、図8に示すように、前記導入樋6の一側又は両側には、前記導入樋蓋30,30A,60,70によって誘導流下されたパチンコ玉を貯留する貯留箱40を設けたことにより、導入樋6の導入樋蓋30,30A,60,70上を側方へ流下されたパチンコ玉を周辺に散乱させることなく、貯留箱40内に確実に回収して貯留しておくことができる。
【0042】
また、図8に示すように、前記貯留箱40にはその貯留玉量を検出する玉量センサ44を設け、該玉量センサ44からの検出信号を外部に出力するようにしたことにより、貯留箱40の貯留玉量が上限付近となった場合には、その旨を例えば管理コンピュータの画面等に表示して、遊技場の店員に貯留箱40内のパチンコ玉を除去するよう促すことができる。
【0043】
なお、上記した実施形態においては、導入樋6と導入樋蓋30とを別体に構成したものを示したが、これらを一体的に構成したものでもよい。このように構成することにより、製造し易く且つ破損しにくい構造とすることができる。
【0044】
【発明の効果】
玉磨き揚送装置の下端部に傾斜状に装着されて多量のパチンコ玉を複数列に整列しながら導入する玉磨き揚送装置の導入樋において、該導入樋には、その上面を被覆する導入樋蓋を設け、該導入樋蓋の下流側上面には、前記玉磨き揚送装置の揚送筒を周回する搬送ベルトとの隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって、前記導入樋蓋上へ落下してきたパチンコ玉を側方へ誘導する誘導突起が形成されているので、導入樋蓋と搬送ベルトとの隙間にパチンコ玉が入り込んで滞留することがない。
【0045】
また、前記誘導突起は、その断面がほぼ三角形状となるように突設し、その頂点を結ぶ稜線と前記搬送ベルトとの隙間をパチンコ玉が進入しない間隔にすると共に、前記搬送ベルトに対面しない側の三角形の傾斜面は、導入樋蓋の中心部から両側端部へ向かって下り傾斜して形成されていることにより、導入樋蓋上にパチンコ玉が滞留することがない。
【0046】
また、前記稜線は、その中心部から両側端部へ向かうに従って前記搬送ベルト側へ近づくように形成されていることにより、誘導突起と搬送ベルトとの隙間にパチンコ玉が滞留することがない。
【0047】
また、前記稜線は、その一端部から他端部へ向かうに従って高さが異なるように傾斜状に形成されていることにより、誘導突起の稜線上のパチンコ玉を一側方のみに流下させることができる。
【0048】
また、玉磨き揚送装置の下端部に傾斜状に装着されて多量のパチンコ玉を複数列に整列しながら導入する玉磨き揚送装置の導入樋において、該導入樋には、その上面を被覆する導入樋蓋を設け、該導入樋蓋の上面には、前記玉磨き揚送装置の揚送筒を周回する搬送ベルトとの隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって、前記導入樋上へ落下してきたパチンコ玉を側方又は上流側へ誘導する傾斜面が形成されていることにより、導入樋蓋上にパチンコ玉が滞留することがないと共に、前記搬送ベルトとの隙間にパチンコ玉が入り込んで滞留することがない。
【0049】
また、前記導入樋の一側又は両側には、前記導入樋蓋によって誘導流下されたパチンコ玉を貯留する貯留箱を設けたことにより、パチンコ玉を貯留箱内に確実に回収して貯留しておくことができる。
【0050】
また、前記貯留箱には、その貯留玉量を検出する玉量センサを設け、該玉量センサからの検出信号を外部に出力するようにしたことにより、貯留箱の貯留玉量が上限付近となった場合には、遊技場の店員に貯留箱内のパチンコ玉を除去するよう促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】玉磨き揚送装置を前方から見た斜視図である。
【図2】玉磨き揚送装置の下方部分を前方から見た拡大斜視図である。
【図3】導入樋蓋と導入樋とを分離した状態を示す斜視図である。
【図4】(A)が導入樋蓋を下流側から見た正面図、(B)が導入樋蓋の平面図、(C)が導入樋蓋の左側面図である。
【図5】導入樋蓋が取り付けられた導入樋を玉磨き揚送装置に装着した状態を示す拡大斜視図である。
【図6】導入樋蓋の誘導突起によるパチンコ玉流下作用を示す平面図である。
【図7】導入樋蓋の誘導突起によるパチンコ玉流下作用を示す側面図である。
【図8】貯留箱が設けられた玉磨き揚送装置の下方部分の構造を示す拡大斜視図である。
【図9】第二実施形態に係る導入樋蓋が取り付けられた導入樋を玉磨き揚送装置に装着した状態を示す拡大斜視図である。
【図10】第二実施形態に係る導入樋蓋の誘導突起によるパチンコ玉流下作用を示す平面図である。
【図11】第二実施形態に係る導入樋蓋の誘導突起によるパチンコ玉流下作用を示す側面図である。
【図12】第三実施形態に係る導入樋蓋が取り付けられた導入樋を玉磨き揚送装置に装着した状態を示す拡大斜視図である。
【図13】第三実施形態に係る導入樋蓋の傾斜面によるパチンコ玉流下作用を示す平面図である。
【図14】第三実施形態に係る導入樋蓋の傾斜面によるパチンコ玉流下作用を示す側面図である。
【図15】第四実施形態に係る導入樋蓋が取り付けられた導入樋を玉磨き揚送装置に装着した状態を示す拡大斜視図である。
【図16】第四実施形態に係る導入樋蓋の傾斜面によるパチンコ玉流下作用を示す平面図である。
【図17】第四実施形態に係る導入樋蓋の傾斜面によるパチンコ玉流下作用を示す側面図である。
【図18】第五実施形態に係る導入樋蓋が取り付けられた導入樋を玉磨き揚送装置に装着した状態を示す拡大斜視図である。
【図19】第五実施形態に係る導入樋蓋の傾斜面によるパチンコ玉流下作用を示す平面図である。
【図20】第五実施形態に係る導入樋蓋の傾斜面によるパチンコ玉流下作用を示す側面図である。
【図21】従来の導入樋蓋の作用を示す平面図である。
【図22】従来の導入樋蓋の作用を示す側面図である。
【符号の説明】
1 玉磨き揚送装置
2 支持台
3 揚送筒
4 モータ内蔵プーリ
5 流入円弧樋
6 導入樋
7 上部屈曲樋
8 ガイドレールカバー
10 搬送ベルト
15 支持ボルト
21 取付板
22 支持金具
30 導入樋蓋
31 係止片
33 嵌合溝
34 嵌合壁
35 前壁
36,36A 誘導突起
37 第一傾斜面
38 第二傾斜面
39 稜線
40 貯留箱
44 玉量センサ
45 接続コード
46 円弧状面
60 導入樋蓋
61 傾斜面
62 切欠傾斜面
70 導入樋蓋
71 傾斜面
72 切欠傾斜面
80 導入樋蓋
81 第一傾斜面
82 第二傾斜面
83 切欠傾斜面

Claims (7)

  1. 玉磨き揚送装置の下端部に傾斜状に装着されて多量のパチンコ玉を複数列に整列しながら導入する玉磨き揚送装置の導入樋において、
    該導入樋には、その上面を被覆する導入樋蓋を設け、該導入樋蓋の下流側上面には、前記玉磨き揚送装置の揚送筒を周回する搬送ベルトとの隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって、前記導入樋蓋上へ落下してきたパチンコ玉を側方へ誘導する誘導突起が形成されていることを特徴とする玉磨き揚送装置の導入樋。
  2. 前記誘導突起は、その断面がほぼ三角形状となるように突設し、その頂点を結ぶ稜線と前記搬送ベルトとの隙間をパチンコ玉が進入しない間隔にすると共に、前記搬送ベルトに対面しない側の三角形の傾斜面は、導入樋蓋の中心部から両側端部へ向かって下り傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1記載の玉磨き揚送装置の導入樋。
  3. 前記稜線は、その中心部から両側端部へ向かうに従って前記搬送ベルト側へ近づくように形成されていることを特徴とする請求項2記載の玉磨き揚送装置の導入樋。
  4. 前記稜線は、その一端部から他端部へ向かうに従って高さが異なるように傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の玉磨き揚送装置の導入樋。
  5. 玉磨き揚送装置の下端部に傾斜状に装着されて多量のパチンコ玉を複数列に整列しながら導入する玉磨き揚送装置の導入樋において、
    該導入樋には、その上面を被覆する導入樋蓋を設け、該導入樋蓋の上面には、前記玉磨き揚送装置の揚送筒を周回する搬送ベルトとの隙間にパチンコ玉が進入しない間隔をもって、前記導入樋上へ落下してきたパチンコ玉を側方又は上流側へ誘導する傾斜面が形成されていることを特徴とする玉磨き揚送装置の導入樋。
  6. 前記導入樋の一側又は両側には、前記導入樋蓋によって誘導流下されたパチンコ玉を貯留する貯留箱を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の玉磨き揚送装置の導入樋。
  7. 前記貯留箱には、その貯留玉量を検出する玉量センサを設け、該玉量センサからの検出信号を外部に出力するようにしたことを特徴とする請求項6記載の玉磨き揚送装置の導入樋。
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