JPH101224A - 移載荷物保持装置 - Google Patents
移載荷物保持装置Info
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- JPH101224A JPH101224A JP15460396A JP15460396A JPH101224A JP H101224 A JPH101224 A JP H101224A JP 15460396 A JP15460396 A JP 15460396A JP 15460396 A JP15460396 A JP 15460396A JP H101224 A JPH101224 A JP H101224A
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- JP
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- clamp
- pair
- locking
- locking body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一対のクランプ体10間に挟持された荷物がず
り落ちて位置ずれするのを防止する。 【解決手段】 ベース体1に、一対のクランプ体10を開
閉可能に設ける。クランプ体10の下部側に、クランプ体
10のクランプ面11a より進退可能とする係止体27を設け
る。係止体27をクランプ面11a より進退させる係止体駆
動手段35を設ける。一対のクランプ体10間に荷物を挟持
した際に、係止体27をクランプ面11a より進出させる。
荷物の挟持の際や挟持解除の際に、係止体27をクランプ
面11a より退避させる。
り落ちて位置ずれするのを防止する。 【解決手段】 ベース体1に、一対のクランプ体10を開
閉可能に設ける。クランプ体10の下部側に、クランプ体
10のクランプ面11a より進退可能とする係止体27を設け
る。係止体27をクランプ面11a より進退させる係止体駆
動手段35を設ける。一対のクランプ体10間に荷物を挟持
した際に、係止体27をクランプ面11a より進出させる。
荷物の挟持の際や挟持解除の際に、係止体27をクランプ
面11a より退避させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパレット荷
積み装置やパレット荷降ろし装置などに用いる移載荷物
保持装置に関する。
積み装置やパレット荷降ろし装置などに用いる移載荷物
保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移載荷物保持装置は、例
えば、特開平7−41174号公報に記載されているよ
うに、パレット荷積み装置やパレット荷降ろし装置など
の自由可動するアームに装着されるベース体を有し、こ
のベース体の下面に一対のクランププレートを互いに対
向して開閉可能に設けている。そして、一対のクランプ
プレートを互いに閉じることによって荷物をその両側か
ら挟持し、この挟持状態でアームの可動により荷物を移
動させて所定の移載場所に移載する。
えば、特開平7−41174号公報に記載されているよ
うに、パレット荷積み装置やパレット荷降ろし装置など
の自由可動するアームに装着されるベース体を有し、こ
のベース体の下面に一対のクランププレートを互いに対
向して開閉可能に設けている。そして、一対のクランプ
プレートを互いに閉じることによって荷物をその両側か
ら挟持し、この挟持状態でアームの可動により荷物を移
動させて所定の移載場所に移載する。
【0003】また、各クランププレートのクランプ面の
下部には荷物がずり落ちて位置ずれするのを防止するた
めの突起が突設されている。この突起のクランプ面から
の突出量はクランププレートの板厚程度のわずかなもの
としている。
下部には荷物がずり落ちて位置ずれするのを防止するた
めの突起が突設されている。この突起のクランプ面から
の突出量はクランププレートの板厚程度のわずかなもの
としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移載荷物保持装置では、クランププレートのクランプ面
の下部に突起が突設されているが、この突起のクランプ
面からの突出量はクランププレートの板厚程度のわずか
なものであるため、両クランププレート間に挟持した荷
物がずり落ちて位置ずれするのを確実に防止できず、荷
物の移載位置がずれたり移載が困難になるなどの問題が
生じる。
移載荷物保持装置では、クランププレートのクランプ面
の下部に突起が突設されているが、この突起のクランプ
面からの突出量はクランププレートの板厚程度のわずか
なものであるため、両クランププレート間に挟持した荷
物がずり落ちて位置ずれするのを確実に防止できず、荷
物の移載位置がずれたり移載が困難になるなどの問題が
生じる。
【0005】なお、突起のクランプ面からの突出量を大
きくすれば荷物がずり落ちて位置ずれするのを確実に防
止できるが、このように突起のクランプ面からの突出量
を大きくすると、例えば、水平方向に隣接された荷物の
うちの一方を移載する場合にその隣接する荷物の間にク
ランププレートを挿入することができなかったり、水平
方向に隣接して荷物を移載する場合にその隣接する荷物
間からクランププレートを抜くためには隣接する荷物間
に大きな隙間をあけなければならない問題が生じる。こ
のような問題を考慮すると、突起のクランプ面からの突
出量を大きくすることは難しい。
きくすれば荷物がずり落ちて位置ずれするのを確実に防
止できるが、このように突起のクランプ面からの突出量
を大きくすると、例えば、水平方向に隣接された荷物の
うちの一方を移載する場合にその隣接する荷物の間にク
ランププレートを挿入することができなかったり、水平
方向に隣接して荷物を移載する場合にその隣接する荷物
間からクランププレートを抜くためには隣接する荷物間
に大きな隙間をあけなければならない問題が生じる。こ
のような問題を考慮すると、突起のクランプ面からの突
出量を大きくすることは難しい。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、一対のクランプ体間に挟持された荷物がずり落ち
て位置ずれするのを防止でき、荷物の移載動作を確実に
行なえる移載荷物保持装置を提供することを目的とす
る。
ので、一対のクランプ体間に挟持された荷物がずり落ち
て位置ずれするのを防止でき、荷物の移載動作を確実に
行なえる移載荷物保持装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の移載荷物
保持装置は、ベース体と、このベース体に、クランプ面
が互いに対向して開閉可能に設けられた一対のクランプ
体と、この一対のクランプ体を開閉させるクランプ体駆
動手段と、前記一対のクランプ体の下部側に設けられ、
前記クランプ面より進退可能に設けられた係止体と、こ
の係止体を前記クランプ面より進退させる係止体駆動手
段とを具備しているものである。
保持装置は、ベース体と、このベース体に、クランプ面
が互いに対向して開閉可能に設けられた一対のクランプ
体と、この一対のクランプ体を開閉させるクランプ体駆
動手段と、前記一対のクランプ体の下部側に設けられ、
前記クランプ面より進退可能に設けられた係止体と、こ
の係止体を前記クランプ面より進退させる係止体駆動手
段とを具備しているものである。
【0008】そして、一対のクランプ体の係止体をクラ
ンプ面より進出させることにより、一対のクランプ体間
に挟持した荷物がずり落ちて位置ずれするのを防止す
る。また、一対のクランプ体の係止体をクランプ面より
退避させることにより、荷物の挟持の際や移載後の挟持
解除の際に、係止体の影響がない。
ンプ面より進出させることにより、一対のクランプ体間
に挟持した荷物がずり落ちて位置ずれするのを防止す
る。また、一対のクランプ体の係止体をクランプ面より
退避させることにより、荷物の挟持の際や移載後の挟持
解除の際に、係止体の影響がない。
【0009】請求項2記載の移載荷物保持装置は、請求
項1記載の移載荷物保持装置において、係止体は、クラ
ンプ体に対して上下方向に回動可能に軸支され、係止体
駆動手段は、前記係止体を回動させてクランプ面より進
退させるとともに係止体の下方回動位置をクランプ面か
らの退避位置とするものである。
項1記載の移載荷物保持装置において、係止体は、クラ
ンプ体に対して上下方向に回動可能に軸支され、係止体
駆動手段は、前記係止体を回動させてクランプ面より進
退させるとともに係止体の下方回動位置をクランプ面か
らの退避位置とするものである。
【0010】そして、係止体を退避位置である下方回動
位置から上方に向けて回動させてクランプ面より進出さ
せることにより、例えば挟持した荷物がずり落ちそうに
なっても、その荷物を係止体で下方から押し上げて支え
る。
位置から上方に向けて回動させてクランプ面より進出さ
せることにより、例えば挟持した荷物がずり落ちそうに
なっても、その荷物を係止体で下方から押し上げて支え
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の移載荷物保持装置
の一実施の形態を図面を参照して説明する。
の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】図1、図4ないし図6に移載荷物保持装置
の外観を示し、図1はその正面図、、図4はその平面
図、図5および図6はその側面図である。
の外観を示し、図1はその正面図、、図4はその平面
図、図5および図6はその側面図である。
【0013】これらの図において、1はベース体で、こ
のベース体1は、左右方向に横長の板状に形成され、そ
の上面中央に取り付けられた支持軸体2を介して、例え
ばパレット荷積み装置やパレット荷降ろし装置などの自
由可動するアーム3の先端に取り付けられる。
のベース体1は、左右方向に横長の板状に形成され、そ
の上面中央に取り付けられた支持軸体2を介して、例え
ばパレット荷積み装置やパレット荷降ろし装置などの自
由可動するアーム3の先端に取り付けられる。
【0014】ベース体1の下面には、一対の内側ガイド
レール4aと一対の外側ガイドレール4bとが左右方向に沿
って取り付けられている。一対の内側ガイドレール4aに
はベース体1の右側に位置される移動枠5aがスライド移
動可能に取り付けられ、外側ガイドレール4bにはベース
体1の左側に位置される移動枠5bがスライド移動可能に
取り付けられている。
レール4aと一対の外側ガイドレール4bとが左右方向に沿
って取り付けられている。一対の内側ガイドレール4aに
はベース体1の右側に位置される移動枠5aがスライド移
動可能に取り付けられ、外側ガイドレール4bにはベース
体1の左側に位置される移動枠5bがスライド移動可能に
取り付けられている。
【0015】各移動枠5a,5bは、対応する各ガイドレー
ル4a,4bにスライド自在に係合する一対のスライド部6
を有し、この各スライド部6の下面にアーム7の内端部
がそれぞれ取り付けられ、この両アーム7の外端部間に
わたって横枠8が取り付けられている。各横枠8の外面
にはガイドレール9が取り付けられ、このガイドレール
9にクランプ体10が取り付けられている。
ル4a,4bにスライド自在に係合する一対のスライド部6
を有し、この各スライド部6の下面にアーム7の内端部
がそれぞれ取り付けられ、この両アーム7の外端部間に
わたって横枠8が取り付けられている。各横枠8の外面
にはガイドレール9が取り付けられ、このガイドレール
9にクランプ体10が取り付けられている。
【0016】各クランプ体10は、一対のクランププレー
ト11を有し、この各クランププレート11の上端に取り付
けられたスライド部12がガイドレール9にスライド自在
に係合されている。横枠8の両端および中央には各クラ
ンププレート11のスライド範囲を規制するストッパ13が
それぞれ取り付けられている。
ト11を有し、この各クランププレート11の上端に取り付
けられたスライド部12がガイドレール9にスライド自在
に係合されている。横枠8の両端および中央には各クラ
ンププレート11のスライド範囲を規制するストッパ13が
それぞれ取り付けられている。
【0017】各クランププレート11の上端外面にほぼL
字状の取付片14が取り付けられ、一方の取付片14にエア
シリンダ15のシリンダ本体16が取り付けられ、他方の取
付片14にシリンダ本体16から進退するロッド17が取り付
けられている。そして、エアシリンダ15の伸張時には、
一対のクランププレート11が離反して開くとともに横枠
8の外側のストッパ13に当接して位置決めされる。ま
た、エアシリンダ15の収縮時には、一対のクランププレ
ート11が接近して閉じるとともに横枠8の中央のストッ
パ13に当接して位置決めされる。
字状の取付片14が取り付けられ、一方の取付片14にエア
シリンダ15のシリンダ本体16が取り付けられ、他方の取
付片14にシリンダ本体16から進退するロッド17が取り付
けられている。そして、エアシリンダ15の伸張時には、
一対のクランププレート11が離反して開くとともに横枠
8の外側のストッパ13に当接して位置決めされる。ま
た、エアシリンダ15の収縮時には、一対のクランププレ
ート11が接近して閉じるとともに横枠8の中央のストッ
パ13に当接して位置決めされる。
【0018】ベース体1の上面右端にクランプ体駆動手
段としてのサーボモータ18が取り付けられている。ベー
ス体1の下面右端にサーボモータ18の回転軸に連結され
た駆動側のタイミングプーリ19が配置され、下面左端に
従動側のタイミングプーリ20が回転自在に配置され、両
タイミングプーリ19,20間に無端状のタイミングプーリ
21が噛合されて張設されている。
段としてのサーボモータ18が取り付けられている。ベー
ス体1の下面右端にサーボモータ18の回転軸に連結され
た駆動側のタイミングプーリ19が配置され、下面左端に
従動側のタイミングプーリ20が回転自在に配置され、両
タイミングプーリ19,20間に無端状のタイミングプーリ
21が噛合されて張設されている。
【0019】右側の移動枠5aは、一対のスライド部6間
に架設された連結板22上の連結部材23を介して、タイミ
ングプーリ21に連結されている。左側の移動枠5bは、ア
ーム7と平行に外端部が横枠8に取り付けられた連結片
24の連結部材25を介して、タイミングプーリ21に連結さ
れている。そして、サーボモータ18の正転または逆転に
よって、タイミングプーリ21が図4時計回り方向に回動
することにより一対のクランプ体10が接近移動し、図4
反時計回り方向に回動することにより一対のクランプ体
10が離反移動する。
に架設された連結板22上の連結部材23を介して、タイミ
ングプーリ21に連結されている。左側の移動枠5bは、ア
ーム7と平行に外端部が横枠8に取り付けられた連結片
24の連結部材25を介して、タイミングプーリ21に連結さ
れている。そして、サーボモータ18の正転または逆転に
よって、タイミングプーリ21が図4時計回り方向に回動
することにより一対のクランプ体10が接近移動し、図4
反時計回り方向に回動することにより一対のクランプ体
10が離反移動する。
【0020】図2および図3にクランププレート11を示
し、クランププレート11は、縦長板状に形成され、相対
向する内面をクランプ面11a とし、このクランプ面11a
に荷物に接触する例えばゴムや軟質樹脂などの摩擦係数
の高い材料にて形成されたパッド26が上下方向に沿って
取り付けられている。
し、クランププレート11は、縦長板状に形成され、相対
向する内面をクランプ面11a とし、このクランプ面11a
に荷物に接触する例えばゴムや軟質樹脂などの摩擦係数
の高い材料にて形成されたパッド26が上下方向に沿って
取り付けられている。
【0021】クランププレート11の下端には係止体27が
クランプ面11a より進退可能に取り付けられている。こ
の係止体27は、クランププレート11の幅方向に幅広で、
係止片部28および作動片部29を有するほぼL字形に形成
され、係止片部28と作動片部29との折曲部分に回動軸30
が固定され、この回動軸30の両端がクランププレート11
の下端部に取り付けられた軸受31に回動自在に軸支され
ている。そして、係止体27は、上下方向に回動可能とす
るとともに、図示しないスプリングにより係止片部28が
下方に回動する方向すなわち図2中反時計回り方向に回
動付勢されている。
クランプ面11a より進退可能に取り付けられている。こ
の係止体27は、クランププレート11の幅方向に幅広で、
係止片部28および作動片部29を有するほぼL字形に形成
され、係止片部28と作動片部29との折曲部分に回動軸30
が固定され、この回動軸30の両端がクランププレート11
の下端部に取り付けられた軸受31に回動自在に軸支され
ている。そして、係止体27は、上下方向に回動可能とす
るとともに、図示しないスプリングにより係止片部28が
下方に回動する方向すなわち図2中反時計回り方向に回
動付勢されている。
【0022】クランププレート11のクランプ面11a と反
対の外面中央には、上下方向に沿って溝部32が形成さ
れ、この溝部32に押動部材33が上下方向に摺動可能に嵌
合されるとともにその溝部32を閉塞して保持片34が取り
付けられている。押動部材33の上端はクランププレート
11の外面上端に取り付けられた係止体駆動手段としての
エアシリンダ35に連結され、下端は係止体27の作動片部
29に係合して押動可能とされている。そして、エアシリ
ンダ35の作動により押動部材33が上昇位置または下降位
置に移動し、この押動部材33の移動により係止体27がク
ランプ面11a からの退避位置または進出位置に移動す
る。
対の外面中央には、上下方向に沿って溝部32が形成さ
れ、この溝部32に押動部材33が上下方向に摺動可能に嵌
合されるとともにその溝部32を閉塞して保持片34が取り
付けられている。押動部材33の上端はクランププレート
11の外面上端に取り付けられた係止体駆動手段としての
エアシリンダ35に連結され、下端は係止体27の作動片部
29に係合して押動可能とされている。そして、エアシリ
ンダ35の作動により押動部材33が上昇位置または下降位
置に移動し、この押動部材33の移動により係止体27がク
ランプ面11a からの退避位置または進出位置に移動す
る。
【0023】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0024】まず、移載する荷物の大きさ寸法に応じ
て、各クランプ体10のエアシリンダ15を作動させ、一対
のクランププレート11を幅方向に連動して接近または離
反移動させる。すなわち、荷物が大きい場合には、図4
および図6に示すように、一対のクランププレート11を
離反移動させ、一方、荷物が小さい場合には、図5に示
すように、一対のクランププレート11を接近移動させ
る。
て、各クランプ体10のエアシリンダ15を作動させ、一対
のクランププレート11を幅方向に連動して接近または離
反移動させる。すなわち、荷物が大きい場合には、図4
および図6に示すように、一対のクランププレート11を
離反移動させ、一方、荷物が小さい場合には、図5に示
すように、一対のクランププレート11を接近移動させ
る。
【0025】また、各クランププレート11のエアシリン
ダ35を作動させ、係止体27をクランプ面11a からの退避
位置に回動させる。すなわち、図2(c) に示すように、
押動部材33を上昇位置に移動させることにより、係止体
27が図示しないスプリングの付勢により図中反時計回り
に回動し、係止体27の係止片部28が下方に向き、係止体
27がクランプ面11a からの退避位置に回動する。
ダ35を作動させ、係止体27をクランプ面11a からの退避
位置に回動させる。すなわち、図2(c) に示すように、
押動部材33を上昇位置に移動させることにより、係止体
27が図示しないスプリングの付勢により図中反時計回り
に回動し、係止体27の係止片部28が下方に向き、係止体
27がクランプ面11a からの退避位置に回動する。
【0026】そして、荷物の移載を行なう場合には、一
対のクランプ体10を離反移動させた状態で、アーム3の
可動により、一対のクランプ体10を荷物の上方からその
荷物の両側域に進入させた後、一対のクランプ体10を接
近移動させ、一対のクランプ体10のクランププレート11
で荷物を挟持する。
対のクランプ体10を離反移動させた状態で、アーム3の
可動により、一対のクランプ体10を荷物の上方からその
荷物の両側域に進入させた後、一対のクランプ体10を接
近移動させ、一対のクランプ体10のクランププレート11
で荷物を挟持する。
【0027】アーム3の可動により、一対のクランプ体
10間に挟持した荷物を所定の移載場所に向けて移動させ
る。このとき、各クランププレート11のエアシリンダ35
を作動させ、係止体27を進出位置に回動させる。すなわ
ち、図2(b) に示すように、押動部材33を下降位置に移
動させることにより、係止体27の作動片部29が図示しな
いスプリングに抗して下方へ押動されて図中時計回り方
向に回動し、係止体27の係止片部28がほぼ水平に立ち上
がり、係止体27がクランプ面11a からの進出位置に回動
する。
10間に挟持した荷物を所定の移載場所に向けて移動させ
る。このとき、各クランププレート11のエアシリンダ35
を作動させ、係止体27を進出位置に回動させる。すなわ
ち、図2(b) に示すように、押動部材33を下降位置に移
動させることにより、係止体27の作動片部29が図示しな
いスプリングに抗して下方へ押動されて図中時計回り方
向に回動し、係止体27の係止片部28がほぼ水平に立ち上
がり、係止体27がクランプ面11a からの進出位置に回動
する。
【0028】このように、各クランププレート11の係止
体27が進出位置に回動することにより、移載途中におい
て、一対のクランプ体10間に挟持した荷物がずり落ちて
位置ずれしそうになっても、その荷物の下面を係止体27
で支えることができる。しかも、係止体27の係止片部28
を退避位置である下方回動位置から上方に向けて回動さ
せてクランプ面11a より進出させることにより、例えば
挟持した荷物がずり落ちそうになっても、その荷物を係
止体で下方から押し上げて支えることができる。
体27が進出位置に回動することにより、移載途中におい
て、一対のクランプ体10間に挟持した荷物がずり落ちて
位置ずれしそうになっても、その荷物の下面を係止体27
で支えることができる。しかも、係止体27の係止片部28
を退避位置である下方回動位置から上方に向けて回動さ
せてクランプ面11a より進出させることにより、例えば
挟持した荷物がずり落ちそうになっても、その荷物を係
止体で下方から押し上げて支えることができる。
【0029】アーム3の可動により、一対のクランプ体
10間に挟持した荷物を所定の移載場所に移動させたら、
上述のように各クランププレート11の係止体27をクラン
プ面11a からの退避位置に回動させた後、一対のクラン
プ体10を離反移動させ荷物を所定の移載場所に移載し、
一対のクランプ体10を荷物の上方へ退避させる。
10間に挟持した荷物を所定の移載場所に移動させたら、
上述のように各クランププレート11の係止体27をクラン
プ面11a からの退避位置に回動させた後、一対のクラン
プ体10を離反移動させ荷物を所定の移載場所に移載し、
一対のクランプ体10を荷物の上方へ退避させる。
【0030】以上のように、一対のクランプ体10の下部
側に設けた係止体27をクランプ面11a より進出させるこ
とにより、一対のクランプ体10間に挟持した荷物がずり
落ちて位置ずれするのを防止でき、かつ、係止体27をク
ランプ面11a より退避させることにより、荷物の挟持の
際や移載後の挟持解除の際に係止体27の影響がなく、荷
物の移載動作を確実に行なえる。
側に設けた係止体27をクランプ面11a より進出させるこ
とにより、一対のクランプ体10間に挟持した荷物がずり
落ちて位置ずれするのを防止でき、かつ、係止体27をク
ランプ面11a より退避させることにより、荷物の挟持の
際や移載後の挟持解除の際に係止体27の影響がなく、荷
物の移載動作を確実に行なえる。
【0031】なお、係止体は、上下方向に回動してクラ
ンプ面より進退する構造に限らず、水平方向に回動して
クランプ面より進退する構造や、クランプ面に対して垂
直方向に移動してクランプ面より進退する構造を採用し
てもよい。
ンプ面より進退する構造に限らず、水平方向に回動して
クランプ面より進退する構造や、クランプ面に対して垂
直方向に移動してクランプ面より進退する構造を採用し
てもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の移載荷物保持装置によれ
ば、一対のクランプ体の下部側に設けた係止体をクラン
プ面より進出させることにより、一対のクランプ体間に
挟持した荷物がずり落ちて位置ずれするのを防止でき、
かつ、係止体をクランプ面より退避させることにより、
荷物の挟持の際や移載後の挟持解除の際に係止体の影響
がなく、荷物の移載動作を確実に行なえる。
ば、一対のクランプ体の下部側に設けた係止体をクラン
プ面より進出させることにより、一対のクランプ体間に
挟持した荷物がずり落ちて位置ずれするのを防止でき、
かつ、係止体をクランプ面より退避させることにより、
荷物の挟持の際や移載後の挟持解除の際に係止体の影響
がなく、荷物の移載動作を確実に行なえる。
【0033】請求項2記載の移載荷物保持装置によれ
ば、請求項1記載の移載荷物保持装置の効果に加えて、
係止体を退避位置である下方回動位置から上方に向けて
回動させてクランプ面より進出させることにより、例え
ば挟持した荷物がずり落ちそうになっても、その荷物を
係止体で下方から押し上げて支えることができる。
ば、請求項1記載の移載荷物保持装置の効果に加えて、
係止体を退避位置である下方回動位置から上方に向けて
回動させてクランプ面より進出させることにより、例え
ば挟持した荷物がずり落ちそうになっても、その荷物を
係止体で下方から押し上げて支えることができる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す移載荷物保持装置
の正面図である。
の正面図である。
【図2】同上実施の形態のクランプ体の下端部分の正面
図を示し、(a) は係止体が進出移動した状態の正面図、
(b) は係止体が進出移動した状態での一部を省略した正
面図、(c) は係止体が退避移動した状態での一部を省略
した正面図である。
図を示し、(a) は係止体が進出移動した状態の正面図、
(b) は係止体が進出移動した状態での一部を省略した正
面図、(c) は係止体が退避移動した状態での一部を省略
した正面図である。
【図3】同上実施の形態のクランプ体を示し、(a) はク
ランプ体の内面のクランプ面を示す側面図、(b) はクラ
ンプ体の正面図、(c) はクランプ体の外面を示す側面図
である。
ランプ体の内面のクランプ面を示す側面図、(b) はクラ
ンプ体の正面図、(c) はクランプ体の外面を示す側面図
である。
【図4】同上実施の形態の移載荷物保持装置の平面図で
ある。
ある。
【図5】同上実施の形態の移載荷物保持装置のクランプ
体の一対のクランププレートを狭めた状態での側面図で
ある。
体の一対のクランププレートを狭めた状態での側面図で
ある。
【図6】同上実施の形態の移載荷物保持装置のクランプ
体の一対のクランププレートを広げた状態での側面図で
ある。
体の一対のクランププレートを広げた状態での側面図で
ある。
1 ベース体 10 クランプ体 11a クランプ面 18 クランプ体駆動手段としてのサーボモータ 27 係止体 35 係止体駆動手段としてのエアシリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】 ベース体と、 このベース体に、クランプ面が互いに対向して開閉可能
に設けられた一対のクランプ体と、 この一対のクランプ体を開閉させるクランプ体駆動手段
と、 前記一対のクランプ体の下部側に設けられ、前記クラン
プ面より進退可能に設けられた係止体と、 この係止体を前記クランプ面より進退させる係止体駆動
手段とを具備していることを特徴とする移載荷物保持装
置。 - 【請求項2】 係止体は、クランプ体に対して上下方向
に回動可能に軸支され、 係止体駆動手段は、前記係止体を回動させてクランプ面
より進退させるとともに係止体の下方回動位置をクラン
プ面からの退避位置とすることを特徴とする請求項1記
載の移載荷物保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15460396A JPH101224A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 移載荷物保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15460396A JPH101224A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 移載荷物保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH101224A true JPH101224A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15587799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15460396A Pending JPH101224A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 移載荷物保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH101224A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015026A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Yaskawa Electric Corp | 物品搬送用マニピュレータ |
JP2014050904A (ja) * | 2012-09-06 | 2014-03-20 | Daifuku Co Ltd | コンテナ移載用把持装置 |
CN113232399A (zh) * | 2021-05-06 | 2021-08-10 | 陈谋乾 | 一种隔热防火门制作加工机械及制作加工方法 |
CN113562594A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-10-29 | 江苏正申索具有限公司 | 一种适应不同形状重物的起重机索具 |
WO2023163229A1 (ja) * | 2022-02-28 | 2023-08-31 | 川崎重工業株式会社 | ハンド |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP15460396A patent/JPH101224A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN113232399B (zh) * | 2021-05-06 | 2023-08-01 | 昆山协多利洁净系统股份有限公司 | 一种隔热防火门制作加工机械及制作加工方法 |
CN113562594A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-10-29 | 江苏正申索具有限公司 | 一种适应不同形状重物的起重机索具 |
CN113562594B (zh) * | 2021-07-29 | 2022-05-03 | 江苏正申索具有限公司 | 一种适应不同形状重物的起重机索具 |
WO2023163229A1 (ja) * | 2022-02-28 | 2023-08-31 | 川崎重工業株式会社 | ハンド |
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