JPH08318914A - 物品搬送装置 - Google Patents
物品搬送装置Info
- Publication number
- JPH08318914A JPH08318914A JP12626295A JP12626295A JPH08318914A JP H08318914 A JPH08318914 A JP H08318914A JP 12626295 A JP12626295 A JP 12626295A JP 12626295 A JP12626295 A JP 12626295A JP H08318914 A JPH08318914 A JP H08318914A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送路の沿って第二プッシャーの昇降手段を
設けずに第二プッシャーを待機中の物品と干渉すること
なく復帰復帰させる。 【構成】 保持手段5で第二プッシャー4aが搬送路1
の上方へ突出する突出状態に保持したまま本体2を前進
させることにより、突出状態の第二プッシャー4aが待
機中の物品A2に当接して停止位置Pから搬送路1の下
流側へ押送し、その後、保持手段5が第二ストッパー7
に当接して突出状態から搬送路1の下方へ没入する没入
状態に変わり、この没入状態を保持手段5で保持したま
ま本体2を後退させることにより、没入状態の第二プッ
シャー4aが上記停止位置Pへ押送された物品A1の下
方を通って復帰移動し、その後、保持手段5が第一スト
ッパー6に当接して没入状態から突出状態に変わる。
設けずに第二プッシャーを待機中の物品と干渉すること
なく復帰復帰させる。 【構成】 保持手段5で第二プッシャー4aが搬送路1
の上方へ突出する突出状態に保持したまま本体2を前進
させることにより、突出状態の第二プッシャー4aが待
機中の物品A2に当接して停止位置Pから搬送路1の下
流側へ押送し、その後、保持手段5が第二ストッパー7
に当接して突出状態から搬送路1の下方へ没入する没入
状態に変わり、この没入状態を保持手段5で保持したま
ま本体2を後退させることにより、没入状態の第二プッ
シャー4aが上記停止位置Pへ押送された物品A1の下
方を通って復帰移動し、その後、保持手段5が第一スト
ッパー6に当接して没入状態から突出状態に変わる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの離れた物品をこ
れら両者の間隔が保たれるように同時に搬送する物品搬
送装置、詳しくは略水平な搬送路に沿って本体を往復動
自在に設け、この本体に搬入用の物品と対向する第一プ
ッシャー及び搬送路途中の停止位置で待機する搬出用の
物品と対向する第二プッシャーを突設して、本体の前進
により第一プッシャーで物品を搬送路の上流側から停止
位置へ押送すると同時に、第二プッシャーで待機中の物
品を停止位置から搬送路の下流側へ押送し、本体の後退
により第二プッシャーを停止位置へ押送された物品の下
方を通って復帰移動させるものに関する。
れら両者の間隔が保たれるように同時に搬送する物品搬
送装置、詳しくは略水平な搬送路に沿って本体を往復動
自在に設け、この本体に搬入用の物品と対向する第一プ
ッシャー及び搬送路途中の停止位置で待機する搬出用の
物品と対向する第二プッシャーを突設して、本体の前進
により第一プッシャーで物品を搬送路の上流側から停止
位置へ押送すると同時に、第二プッシャーで待機中の物
品を停止位置から搬送路の下流側へ押送し、本体の後退
により第二プッシャーを停止位置へ押送された物品の下
方を通って復帰移動させるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物品搬送装置として、例
えば実開昭62−28708号公報に開示される如く、
本体の前端に正面L字形の第二プッシャーを上下方向へ
揺動自在に軸着して左右一対のローラーを取り付け、こ
の左右両ローラーが走行する左右一対の押送用レールを
搬送路に沿って横設し、これら押送用レールの停止位置
より下流側に開設された下降口から斜めに下降して該停
止位置より上流側に開設された上昇口へ斜めに上昇する
戻り専用レールを押送用レールの下方に設け、この上昇
口に左右一対の蓋板を上下方向へ揺動自在に軸着して、
その初期状態で蓋板の自重により通常は上昇口がふさが
られると共に、このふさがれた上昇口より上流側に第二
プッシャー及びローラーを待機させ、エアーシリンダで
本体を前進させることにより、第一プッシャーで押送用
レール上に載置された物品を停止位置へ押送すると同時
に、第二プッシャーのローラーが蓋板上を通って停止位
置の押送用レール上に物品が待機する場合には、この待
機中の物品を下降口の下流側まで押送して該ローラーが
下降口から戻り専用レールへ下降し、この状態から本体
を後退させることにより、ローラーの下降に伴って第二
プッシャーが下動し、そのまま押送用レールの下を通っ
て上記記第一プッシャーで停止位置へ押送された待機中
の物品と干渉することなく復帰移動し、その後、ローラ
ーが上昇するのに伴って第二プッシャーが上動し、該ロ
ーラーが蓋板を押し上げることにより上昇口を通って初
期状態に戻るものがある。
えば実開昭62−28708号公報に開示される如く、
本体の前端に正面L字形の第二プッシャーを上下方向へ
揺動自在に軸着して左右一対のローラーを取り付け、こ
の左右両ローラーが走行する左右一対の押送用レールを
搬送路に沿って横設し、これら押送用レールの停止位置
より下流側に開設された下降口から斜めに下降して該停
止位置より上流側に開設された上昇口へ斜めに上昇する
戻り専用レールを押送用レールの下方に設け、この上昇
口に左右一対の蓋板を上下方向へ揺動自在に軸着して、
その初期状態で蓋板の自重により通常は上昇口がふさが
られると共に、このふさがれた上昇口より上流側に第二
プッシャー及びローラーを待機させ、エアーシリンダで
本体を前進させることにより、第一プッシャーで押送用
レール上に載置された物品を停止位置へ押送すると同時
に、第二プッシャーのローラーが蓋板上を通って停止位
置の押送用レール上に物品が待機する場合には、この待
機中の物品を下降口の下流側まで押送して該ローラーが
下降口から戻り専用レールへ下降し、この状態から本体
を後退させることにより、ローラーの下降に伴って第二
プッシャーが下動し、そのまま押送用レールの下を通っ
て上記記第一プッシャーで停止位置へ押送された待機中
の物品と干渉することなく復帰移動し、その後、ローラ
ーが上昇するのに伴って第二プッシャーが上動し、該ロ
ーラーが蓋板を押し上げることにより上昇口を通って初
期状態に戻るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来の物品搬送装置では、搬送路に沿って蓋板で開閉
する上昇口及び下降口が開設した押送用レールと、下降
口から下降して上昇口へ上昇する戻り専用レールとから
なる第二プッシャーの昇降手段を設ける必要があるた
め、本体より遥かに大きな搬送路の構造が複雑化してそ
の分だけコスト高になるだけでなく、押送用レールに対
し下降口及び上昇口の開設位置と戻り専用レールを移動
しなければ、第二プッシャーの上動位置及び下動位置を
調整できず、その調整作業が面倒であるという問題があ
る。
な従来の物品搬送装置では、搬送路に沿って蓋板で開閉
する上昇口及び下降口が開設した押送用レールと、下降
口から下降して上昇口へ上昇する戻り専用レールとから
なる第二プッシャーの昇降手段を設ける必要があるた
め、本体より遥かに大きな搬送路の構造が複雑化してそ
の分だけコスト高になるだけでなく、押送用レールに対
し下降口及び上昇口の開設位置と戻り専用レールを移動
しなければ、第二プッシャーの上動位置及び下動位置を
調整できず、その調整作業が面倒であるという問題があ
る。
【0004】更に、自重で上下方向へ開閉動する蓋板の
上をローラーが通って第二プッシャーを前進移動させる
ため、何かの理由により蓋板が下動の途中で引っ掛かっ
て完全に下動しなかった場合には、この蓋板の先端にロ
ーラーが突き当たって本体の前進が搬送路の途中で不能
となり、物品搬送の確実性に劣るという問題がある。
上をローラーが通って第二プッシャーを前進移動させる
ため、何かの理由により蓋板が下動の途中で引っ掛かっ
て完全に下動しなかった場合には、この蓋板の先端にロ
ーラーが突き当たって本体の前進が搬送路の途中で不能
となり、物品搬送の確実性に劣るという問題がある。
【0005】本発明は斯かる従来事情に鑑み、搬送路の
沿って第二プッシャーの昇降手段を設けずに第二プッシ
ャーを待機中の物品と干渉することなく復帰復帰させる
ことを目的とする。
沿って第二プッシャーの昇降手段を設けずに第二プッシ
ャーを待機中の物品と干渉することなく復帰復帰させる
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講ずる技術的手段は、本体に対し第二プッシ
ャーを搬送路の上下に亙って移動自在に設け、この第二
プッシャーを搬送路の上方へ突出させた突出状態か又は
下方へ没入させた没入状態のどちらか一方に保持する保
持手段を本体に連設し、この保持手段との当接によって
没入状態から突出状態に変える第一ストッパーを搬送路
の上流側に配置し、搬送路の下流側に保持手段との当接
によって突出状態から没入状態に変える第二ストッパー
を配置したことを特徴とするものである。
に本発明が講ずる技術的手段は、本体に対し第二プッシ
ャーを搬送路の上下に亙って移動自在に設け、この第二
プッシャーを搬送路の上方へ突出させた突出状態か又は
下方へ没入させた没入状態のどちらか一方に保持する保
持手段を本体に連設し、この保持手段との当接によって
没入状態から突出状態に変える第一ストッパーを搬送路
の上流側に配置し、搬送路の下流側に保持手段との当接
によって突出状態から没入状態に変える第二ストッパー
を配置したことを特徴とするものである。
【0007】そして、前記保持手段が、本体に対し物品
押送方向へ前後往復動自在に設けたスライダーであり、
このスライダーに対し本体が後方へ移動した時に、該ス
ライダー上に第二プッシャーを乗せて突出状態に保持
し、スライダーに対し本体が前方へ移動した時に、該ス
ライダー上から第二プッシャーを降ろして没入状態に保
持し、スライダーと第一ストッパーとの当接によって本
体を後方へ移動させ、スライダーと第二ストッパーとの
当接によって本体を前方へ移動させることが好ましい。
押送方向へ前後往復動自在に設けたスライダーであり、
このスライダーに対し本体が後方へ移動した時に、該ス
ライダー上に第二プッシャーを乗せて突出状態に保持
し、スライダーに対し本体が前方へ移動した時に、該ス
ライダー上から第二プッシャーを降ろして没入状態に保
持し、スライダーと第一ストッパーとの当接によって本
体を後方へ移動させ、スライダーと第二ストッパーとの
当接によって本体を前方へ移動させることが好ましい。
【0008】
【作用】本発明は上記技術的手段によれば、保持手段で
第二プッシャーが搬送路の上方へ突出する突出状態に保
持したまま本体を前進させることにより、突出状態の第
二プッシャーが待機中の物品に当接して停止位置から搬
送路の下流側へ押送し、その後、保持手段が第二ストッ
パーに当接して突出状態から搬送路の下方へ没入する没
入状態に変わり、この没入状態を保持手段で保持したま
ま本体を後退させることにより、没入状態の第二プッシ
ャーが上記停止位置へ押送された物品の下方を通って復
帰移動し、その後、保持手段が第一ストッパーに当接し
て没入状態から突出状態に変わるものである。
第二プッシャーが搬送路の上方へ突出する突出状態に保
持したまま本体を前進させることにより、突出状態の第
二プッシャーが待機中の物品に当接して停止位置から搬
送路の下流側へ押送し、その後、保持手段が第二ストッ
パーに当接して突出状態から搬送路の下方へ没入する没
入状態に変わり、この没入状態を保持手段で保持したま
ま本体を後退させることにより、没入状態の第二プッシ
ャーが上記停止位置へ押送された物品の下方を通って復
帰移動し、その後、保持手段が第一ストッパーに当接し
て没入状態から突出状態に変わるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。この実施例は、図1の(a)に示す如く搬送路
1の上流側に、搬入用の物品A1として上面が開口され
た空状態の箱を作業者により供給して載置するか、或い
は図示しない箱供給手段により自動的に供給して載置
し、この載置された空箱A1を本体2の前進によって停
止位置Pまで搬入させ、この待機中の空箱A1の内部に
箱詰め手段11により内容物Bを箱詰めして搬出用の物
品A2とし、この箱詰めされた箱A2を本体2の前進に
よって搬送路1の下流側へ搬出するものである。
明する。この実施例は、図1の(a)に示す如く搬送路
1の上流側に、搬入用の物品A1として上面が開口され
た空状態の箱を作業者により供給して載置するか、或い
は図示しない箱供給手段により自動的に供給して載置
し、この載置された空箱A1を本体2の前進によって停
止位置Pまで搬入させ、この待機中の空箱A1の内部に
箱詰め手段11により内容物Bを箱詰めして搬出用の物
品A2とし、この箱詰めされた箱A2を本体2の前進に
よって搬送路1の下流側へ搬出するものである。
【0010】搬送路1は、供給された空箱A1の底面と
対向当接する略水平な通路であり、その上流端から下流
端に亙って本体2を前後方向へ往復動自在に支持する。
本実施例の場合には、図2に示す如く搬送路1の左右方
向中央に空間部1aを形成して該空間部1aに本体2を
配置し、搬送路1上に供給された空箱A1の左右両側面
と対向する位置には、これら左右両側面と当接して左右
方向へ位置決めするサイドガイド1b,1bを横設し、
搬送路1の途中には、停止位置Pに空箱A1が存在する
時に検出信号を後述する箱詰め手段11へ出力する例え
ば光センサーなどの箱検出部1bを配設している。
対向当接する略水平な通路であり、その上流端から下流
端に亙って本体2を前後方向へ往復動自在に支持する。
本実施例の場合には、図2に示す如く搬送路1の左右方
向中央に空間部1aを形成して該空間部1aに本体2を
配置し、搬送路1上に供給された空箱A1の左右両側面
と対向する位置には、これら左右両側面と当接して左右
方向へ位置決めするサイドガイド1b,1bを横設し、
搬送路1の途中には、停止位置Pに空箱A1が存在する
時に検出信号を後述する箱詰め手段11へ出力する例え
ば光センサーなどの箱検出部1bを配設している。
【0011】本体2は、搬送路1に沿って前後方向へ適
宜長さを有する帯板状に形成され、その上面2aを搬送
路1より低く配置し、その後部に手動ハンドル2bを連
設するか、或いは例えばエアシリンダーなどの駆動部を
連設し、その初期状態で本体2を搬送路1の上流端まで
最も後退した状態で待機させ、空箱A1の供給位置P1
に空箱A1が作業者により供給されるか又は箱供給手段
により自動的に供給されると共に、上記箱詰め手段11
による内容物Bの箱詰め作動が終了した後に、手動か又
は駆動部の作動で本体2を搬送路1の下流端まで前進さ
せ、この前進終了後に後退させて初期状態に戻す。
宜長さを有する帯板状に形成され、その上面2aを搬送
路1より低く配置し、その後部に手動ハンドル2bを連
設するか、或いは例えばエアシリンダーなどの駆動部を
連設し、その初期状態で本体2を搬送路1の上流端まで
最も後退した状態で待機させ、空箱A1の供給位置P1
に空箱A1が作業者により供給されるか又は箱供給手段
により自動的に供給されると共に、上記箱詰め手段11
による内容物Bの箱詰め作動が終了した後に、手動か又
は駆動部の作動で本体2を搬送路1の下流端まで前進さ
せ、この前進終了後に後退させて初期状態に戻す。
【0012】上記本体2の後端には、搬送路1上に供給
された空箱A1の後面と対向する第一プッシャー3を一
体的に突設して、該第一プッシャー3を搬送路1より上
方へ突出させる。
された空箱A1の後面と対向する第一プッシャー3を一
体的に突設して、該第一プッシャー3を搬送路1より上
方へ突出させる。
【0013】また、上記本体2の第一プッシャー3より
前方には、停止位置Pで待機中の箱詰めされた箱A2の
後面と対向する第二プッシャー4aを、搬送路1の上下
に亙って移動自在に設け、この第二プッシャー4aを搬
送路1の上方へ突出させた突出状態か、又は下方へ没入
させた没入状態のどちらか一方に保持する保持手段5を
本体2に連設する。本実施例の場合には、図2に示す如
く本体2の左右幅寸法より幅広い平面形状略コの字形に
形成した揺動片4の前端面に第二プッシャー4aを形成
すると共に、この揺動片4の左右両後端を本体2の左右
両側面2c,2cに対して上下方向へ揺動自在に軸着
し、第二プッシャー4aの下方には、後述する保持手段
5と係合する係合部4bを、本体2と干渉しないように
その左右両側面2b,2bの外側に左右一対形成して、
これら係合部4b,4bの後面4c,4cを下方へ向か
うのに従って徐々に前後幅寸法が小さくなるように傾斜
させている。揺動片4の左右両後端の軸着位置は、停止
位置Pで待機中の箱詰めされた箱A2の後面に第二プッ
シャー4aが突き当たった時に、該第二プッシャー4a
へ作用する反力よりも、第二プッシャー4aをその自重
により下方へ揺動させるモーメントの方が大きくなるよ
うに設定して、箱A2の当接時に第二プッシャー4aが
浮き上がらないようにしている。
前方には、停止位置Pで待機中の箱詰めされた箱A2の
後面と対向する第二プッシャー4aを、搬送路1の上下
に亙って移動自在に設け、この第二プッシャー4aを搬
送路1の上方へ突出させた突出状態か、又は下方へ没入
させた没入状態のどちらか一方に保持する保持手段5を
本体2に連設する。本実施例の場合には、図2に示す如
く本体2の左右幅寸法より幅広い平面形状略コの字形に
形成した揺動片4の前端面に第二プッシャー4aを形成
すると共に、この揺動片4の左右両後端を本体2の左右
両側面2c,2cに対して上下方向へ揺動自在に軸着
し、第二プッシャー4aの下方には、後述する保持手段
5と係合する係合部4bを、本体2と干渉しないように
その左右両側面2b,2bの外側に左右一対形成して、
これら係合部4b,4bの後面4c,4cを下方へ向か
うのに従って徐々に前後幅寸法が小さくなるように傾斜
させている。揺動片4の左右両後端の軸着位置は、停止
位置Pで待機中の箱詰めされた箱A2の後面に第二プッ
シャー4aが突き当たった時に、該第二プッシャー4a
へ作用する反力よりも、第二プッシャー4aをその自重
により下方へ揺動させるモーメントの方が大きくなるよ
うに設定して、箱A2の当接時に第二プッシャー4aが
浮き上がらないようにしている。
【0014】保持手段5は、図1及び図2に示す如く上
記本体2に対し前後方向へ往復動自在に設けたスライダ
ーからなり、このスライダー5に対し本体2を後方へ移
動させた時には、係合部4b,4bがスライダー5上に
乗って第二プッシャー4aを搬送路1の上方へ突出した
突出状態にすると共に、これら係合部4b,4bとスラ
イダー5との間に発生する摩擦力で本体2の前進と連動
してこれとの位置関係を変えることなくスライダー5が
前進することにより突出状態を保持する。これと逆にス
ライダー5に対し本体2を前方へ移動させた時には、ス
ライダー5上から係合部4b,4bが自重により降りて
第二プッシャー4aを搬送路1の下方へ没入した没入状
態にすると共に、本体2の後退と連動してスライダー5
上から降りた係合部4b,4bの後面4c,4cがスラ
イダー5の前端面5aと係合したまま該本体2との位置
関係を変えることなくスライダー5を後退させることに
より没入状態が保持される。図示例の場合には、本体2
の底面2dに沿ってスライダー5を配置し、このスライ
ダー5に前後方向へ延びる長孔5cを開穿すると共に、
該長孔5c内を貫通するピン5dを本体2の底面2dか
ら垂設して、長孔5aに対するピン5bの前後移動長さ
だけスライダー5を往復動可能にしている。更に必要に
応じては、本体2からスライダー5に亙って、本体2の
前進に対しこれとの位置関係を変えることなくスライダ
ー5を確実に前進させるための保持手段5eを設ける。
図示例の場合には、前記第二プッシャー4a及び係合部
4b,4bが形成された揺動片4か又はスライダー5の
とちらか一方に凹設した半球状の凹部5fと、他方から
凹部5fに向けてこれと係合するボール5gを弾性的に
押圧する例えば圧縮バネなどの弾性体5hとから構成し
ている。
記本体2に対し前後方向へ往復動自在に設けたスライダ
ーからなり、このスライダー5に対し本体2を後方へ移
動させた時には、係合部4b,4bがスライダー5上に
乗って第二プッシャー4aを搬送路1の上方へ突出した
突出状態にすると共に、これら係合部4b,4bとスラ
イダー5との間に発生する摩擦力で本体2の前進と連動
してこれとの位置関係を変えることなくスライダー5が
前進することにより突出状態を保持する。これと逆にス
ライダー5に対し本体2を前方へ移動させた時には、ス
ライダー5上から係合部4b,4bが自重により降りて
第二プッシャー4aを搬送路1の下方へ没入した没入状
態にすると共に、本体2の後退と連動してスライダー5
上から降りた係合部4b,4bの後面4c,4cがスラ
イダー5の前端面5aと係合したまま該本体2との位置
関係を変えることなくスライダー5を後退させることに
より没入状態が保持される。図示例の場合には、本体2
の底面2dに沿ってスライダー5を配置し、このスライ
ダー5に前後方向へ延びる長孔5cを開穿すると共に、
該長孔5c内を貫通するピン5dを本体2の底面2dか
ら垂設して、長孔5aに対するピン5bの前後移動長さ
だけスライダー5を往復動可能にしている。更に必要に
応じては、本体2からスライダー5に亙って、本体2の
前進に対しこれとの位置関係を変えることなくスライダ
ー5を確実に前進させるための保持手段5eを設ける。
図示例の場合には、前記第二プッシャー4a及び係合部
4b,4bが形成された揺動片4か又はスライダー5の
とちらか一方に凹設した半球状の凹部5fと、他方から
凹部5fに向けてこれと係合するボール5gを弾性的に
押圧する例えば圧縮バネなどの弾性体5hとから構成し
ている。
【0015】前記搬送路1の上流側には、上記保持手段
5との当接によって第二プッシャー4aが搬送路1の下
方へ没入する没入状態から搬送路1の上方へ突出する突
出状態に変える第一ストッパー6を配置し、この第一ス
トッパー6に保持手段5を突き当てた状態で、上記第一
プッシャー3を空箱A1の供給位置P1より若干上流側
に位置させると共に、第二プッシャー4aを停止位置P
より若干上流側に位置させる。搬送路1(1)の下流側
には、保持手段(5)との当接によって上記突出状態か
ら没入状態に変える第二ストッパー(7)を配置し、こ
の第二ストッパー(7)に保持手段(5)を突き当てた
状態で、第一プッシャー3を停止位置Pより若干上流側
に位置させると共に、第二プッシャー4aを箱詰めされ
た箱A2の搬出位置P2より若干上流側に位置させる。
本実施例の場合には、図1(b)及び図2(b)に示す
如く第一ストッパー6に上記スライダー5の後端面5b
を突き当てることにより、該スライダー5に対して本体
2を後方移動させ、第二ストッパー7の左右幅寸法を上
記係合部4b,4bの左右間隔より小さく形成して、図
1(a)及び図2(a)に示す如く第二ストッパー7に
スライダー5の前端面5aを突き当てることにより、該
スライダー5に対して本体2を係合部4b,4bがスラ
イダー5上から完全に降りるまで前方移動させる。
5との当接によって第二プッシャー4aが搬送路1の下
方へ没入する没入状態から搬送路1の上方へ突出する突
出状態に変える第一ストッパー6を配置し、この第一ス
トッパー6に保持手段5を突き当てた状態で、上記第一
プッシャー3を空箱A1の供給位置P1より若干上流側
に位置させると共に、第二プッシャー4aを停止位置P
より若干上流側に位置させる。搬送路1(1)の下流側
には、保持手段(5)との当接によって上記突出状態か
ら没入状態に変える第二ストッパー(7)を配置し、こ
の第二ストッパー(7)に保持手段(5)を突き当てた
状態で、第一プッシャー3を停止位置Pより若干上流側
に位置させると共に、第二プッシャー4aを箱詰めされ
た箱A2の搬出位置P2より若干上流側に位置させる。
本実施例の場合には、図1(b)及び図2(b)に示す
如く第一ストッパー6に上記スライダー5の後端面5b
を突き当てることにより、該スライダー5に対して本体
2を後方移動させ、第二ストッパー7の左右幅寸法を上
記係合部4b,4bの左右間隔より小さく形成して、図
1(a)及び図2(a)に示す如く第二ストッパー7に
スライダー5の前端面5aを突き当てることにより、該
スライダー5に対して本体2を係合部4b,4bがスラ
イダー5上から完全に降りるまで前方移動させる。
【0016】一方、箱詰め手段11は、図3(a)及び
(b)に示す如く例えば所定段数に積み上げられた箱状
の内容物Bを略L字形の棒材からかる複数の把持部11
a…と、把持部11a…を夫々水平方向へ平面約90度
回転させる回転駆動部11bと、これら把持部11a…
及び回転駆動部11bを上記停止位置Pで待機中の空箱
A1の内外に亙って少なくとも上下方向へ往復動させる
移送部11cとからなる。そして、その初期状態で図3
(a)のに示す如く複数の把持部11a…を内容物Bの
左右両側面及び底面と対向するように待機させ、前記搬
送路1に配設された検出部1bから検出信号を入力する
ことにより、移送部11cの作動で把持部11a…を上
昇させて内容物Bが段積み状態のまま持ち上げられ、そ
の後、図示例の場合には待機中の空箱A1の上方位置ま
で水平移送してから、図3(b)のに示す如く下降して
箱詰めすると共に、回転駆動部11bの作動で把持部1
1a…をその下端部が内容物Bの底面から外れるように
90度回転させた後、移送部11cの作動で90度回転
したまま把持部11a…を上昇させて箱A1の中から引
き抜き、そのまま待機位置に向け逆方向へ移送すると共
に、移送部11cで把持部11a…を逆方向へ90度回
転して初期状態に戻す。
(b)に示す如く例えば所定段数に積み上げられた箱状
の内容物Bを略L字形の棒材からかる複数の把持部11
a…と、把持部11a…を夫々水平方向へ平面約90度
回転させる回転駆動部11bと、これら把持部11a…
及び回転駆動部11bを上記停止位置Pで待機中の空箱
A1の内外に亙って少なくとも上下方向へ往復動させる
移送部11cとからなる。そして、その初期状態で図3
(a)のに示す如く複数の把持部11a…を内容物Bの
左右両側面及び底面と対向するように待機させ、前記搬
送路1に配設された検出部1bから検出信号を入力する
ことにより、移送部11cの作動で把持部11a…を上
昇させて内容物Bが段積み状態のまま持ち上げられ、そ
の後、図示例の場合には待機中の空箱A1の上方位置ま
で水平移送してから、図3(b)のに示す如く下降して
箱詰めすると共に、回転駆動部11bの作動で把持部1
1a…をその下端部が内容物Bの底面から外れるように
90度回転させた後、移送部11cの作動で90度回転
したまま把持部11a…を上昇させて箱A1の中から引
き抜き、そのまま待機位置に向け逆方向へ移送すると共
に、移送部11cで把持部11a…を逆方向へ90度回
転して初期状態に戻す。
【0017】次に、斯かる物品搬送装置の作動について
説明する。先ず、初期状態では、図1(a)の一点鎖線
に示す如く手動か又は駆動部の作動によりスライダー5
の後端面5bが第一ストッパー6に突き当たる位置まで
本体2を後退して、これによりスライダー5に対し本体
2が後方移動して、該スライダー5上に係合部4b,4
bを乗せ、第二プッシャー4aが搬送路1の上方へ突出
する状態となっている。
説明する。先ず、初期状態では、図1(a)の一点鎖線
に示す如く手動か又は駆動部の作動によりスライダー5
の後端面5bが第一ストッパー6に突き当たる位置まで
本体2を後退して、これによりスライダー5に対し本体
2が後方移動して、該スライダー5上に係合部4b,4
bを乗せ、第二プッシャー4aが搬送路1の上方へ突出
する状態となっている。
【0018】この突出状態で、空箱A1の供給位置P1
に待機する第一プッシャー3に、空箱A1が作業者によ
り供給されるか又は箱供給手段により自動的に供給され
ると共に、箱詰め手段11による内容物Bの箱詰め作動
が終了した後に、手動か又は駆動部の作動で本体2が前
進を開始する。これにより係合部4b,4bとスライダ
ー5との間に発生する摩擦力によるか、これに加え保持
手段5eで本体2の前進と連動して係合部4b,4bと
の間に発生する摩擦力によるか、これに加え保持手段5
eで該本体2との位置関係を変えることなくスライダー
5が前進して第二プッシャー4aの突出状態を保持し、
これにより図1(a)の実線及び図2(a)に示す如く
第一プッシャー3が空箱A1に当接して供給位置P1か
ら停止位置Pまで押送される同時に、搬送路1の上方へ
突出した第二プッシャー4aが停止位置Pで待機中の箱
詰めされた箱A2に当接するが、その重量バランスによ
り該第二プッシャー4aが浮き上がらず箱A2を搬出位
置P2へ押送する。
に待機する第一プッシャー3に、空箱A1が作業者によ
り供給されるか又は箱供給手段により自動的に供給され
ると共に、箱詰め手段11による内容物Bの箱詰め作動
が終了した後に、手動か又は駆動部の作動で本体2が前
進を開始する。これにより係合部4b,4bとスライダ
ー5との間に発生する摩擦力によるか、これに加え保持
手段5eで本体2の前進と連動して係合部4b,4bと
の間に発生する摩擦力によるか、これに加え保持手段5
eで該本体2との位置関係を変えることなくスライダー
5が前進して第二プッシャー4aの突出状態を保持し、
これにより図1(a)の実線及び図2(a)に示す如く
第一プッシャー3が空箱A1に当接して供給位置P1か
ら停止位置Pまで押送される同時に、搬送路1の上方へ
突出した第二プッシャー4aが停止位置Pで待機中の箱
詰めされた箱A2に当接するが、その重量バランスによ
り該第二プッシャー4aが浮き上がらず箱A2を搬出位
置P2へ押送する。
【0019】上記第一プッシャー3により停止位置Pま
で押送した空箱A1を検出部1bが検出すると、箱詰め
手段11へ検出信号を出力して次の箱詰め作動が開始さ
れる。
で押送した空箱A1を検出部1bが検出すると、箱詰め
手段11へ検出信号を出力して次の箱詰め作動が開始さ
れる。
【0020】上記本体2の前進によりスライダー5の前
端面5aが第二ストッパー7に突き当たって前進不能と
なるが、図1(a)の二点鎖線に示す如く突き当たった
後も本体2は前進し続けるから、係合部4b,4bがス
ライダー5上から降り、これに連動して第二プッシャー
4aが搬送路1の下方へ没入し、本体2の前進が終了す
る。
端面5aが第二ストッパー7に突き当たって前進不能と
なるが、図1(a)の二点鎖線に示す如く突き当たった
後も本体2は前進し続けるから、係合部4b,4bがス
ライダー5上から降り、これに連動して第二プッシャー
4aが搬送路1の下方へ没入し、本体2の前進が終了す
る。
【0021】この前進終了後に、この没入状態のまま図
1(b)の一点鎖線に示す如く手動か又は駆動部の作動
で本体2が後退を開始し、これによりスライダー5上か
ら降りた係合部4b,4bの後面4c,4cがスライダ
ー5の前端面5aと係合したまま該本体2との位置関係
を変えることなくスライダー5が後退して、第二プッシ
ャー4aを没入状態に保持し、図1(b)の実線及び図
2(b)に示す如く没入状態のまま停止位置Pへ押送さ
れた空箱A1の下方を通って復帰移動する。
1(b)の一点鎖線に示す如く手動か又は駆動部の作動
で本体2が後退を開始し、これによりスライダー5上か
ら降りた係合部4b,4bの後面4c,4cがスライダ
ー5の前端面5aと係合したまま該本体2との位置関係
を変えることなくスライダー5が後退して、第二プッシ
ャー4aを没入状態に保持し、図1(b)の実線及び図
2(b)に示す如く没入状態のまま停止位置Pへ押送さ
れた空箱A1の下方を通って復帰移動する。
【0022】上記本体2の後退によりスライダー5の後
端面5bが第一ストッパー6に突き当たって後退不能と
なるが、図1(b)の二点鎖線に示す如く突き当たった
後も本体2は後退し続けるから、係合部4b,4bがそ
の後面4c,4cの傾斜によりスライダー5の前端面5
aを摺動してスライダー5上に乗り、これに連動して第
二プッシャー4aが搬送路1の上方に突出し、本体2の
後退が終了して初期状態に戻る。それ以降は、上述した
作動が繰り返される。
端面5bが第一ストッパー6に突き当たって後退不能と
なるが、図1(b)の二点鎖線に示す如く突き当たった
後も本体2は後退し続けるから、係合部4b,4bがそ
の後面4c,4cの傾斜によりスライダー5の前端面5
aを摺動してスライダー5上に乗り、これに連動して第
二プッシャー4aが搬送路1の上方に突出し、本体2の
後退が終了して初期状態に戻る。それ以降は、上述した
作動が繰り返される。
【0023】尚、前示実施例では、搬入用の物品A1と
して上面が開口された空箱を搬送路1の上流端に供給
し、内容物Bが箱詰めされた箱を搬出用の物品A2とし
たが、これに限定されず、搬入用の物品A1及び搬出用
の物品A2は、搬送路1に沿って押送可能なものであれ
ばどのようなものでも良い。
して上面が開口された空箱を搬送路1の上流端に供給
し、内容物Bが箱詰めされた箱を搬出用の物品A2とし
たが、これに限定されず、搬入用の物品A1及び搬出用
の物品A2は、搬送路1に沿って押送可能なものであれ
ばどのようなものでも良い。
【0024】更に、第二プッシャー4aを搬送路1の上
方へ突出させた突出状態か又は下方へ没入させた没入状
態のどちらか一方に保持する保持手段5を、本体2に対
し物品押送方向へ前後往復動自在に設けた第二プッシャ
ー4aが乗り降りするスライダーで構成したが、これに
限定されず、同様の作用をすれば他の構造でも良い。
方へ突出させた突出状態か又は下方へ没入させた没入状
態のどちらか一方に保持する保持手段5を、本体2に対
し物品押送方向へ前後往復動自在に設けた第二プッシャ
ー4aが乗り降りするスライダーで構成したが、これに
限定されず、同様の作用をすれば他の構造でも良い。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記構成であるから、以下の利
点を有する。 1.保持手段で第二プッシャーが搬送路の上方へ突出す
る突出状態に保持したまま本体を前進させることによ
り、突出状態の第二プッシャーが待機中の物品に当接し
て停止位置から搬送路の下流側へ押送し、その後、保持
手段が第二ストッパーに当接して突出状態から搬送路の
下方へ没入する没入状態に変わり、この没入状態を保持
手段で保持したまま本体を後退させることにより、没入
状態の第二プッシャーが上記停止位置へ押送された物品
の下方を通って復帰移動し、その後、保持手段が第一ス
トッパーに当接して没入状態から突出状態に変わるの
で、搬送路の沿って第二プッシャーの昇降手段を設けず
に第二プッシャーを待機中の物品と干渉することなく復
帰できる。従って、搬送路に沿って蓋板で開閉する上昇
口及び下降口が開設した押送用レールと、下降口から下
降して上昇口へ上昇する戻り専用レールとからなる第二
プッシャーの昇降手段を設ける必要がある従来のものに
比べ、本体より遥かに大きな搬送路の構造が簡素化して
その分だけコストを低減できるばかりでなく、第二プッ
シャーの上動位置及び下動位置の調整作業は、第一スト
ッパーや第二ストッパーの取り付け位置を調整するだけ
で良いから、押送用レールに対し下降口及び上昇口の開
設位置と戻り専用レールを移動する必要のある従来のも
のに比べて簡単であり、しかも、自重で上下方向へ開閉
動する蓋板の上をローラーが通って第二プッシャーを前
進移動させる従来のものに比べ、搬送路の途中で本体を
前進不能にするものはなく、物品搬送の確実性に優れ
る。
点を有する。 1.保持手段で第二プッシャーが搬送路の上方へ突出す
る突出状態に保持したまま本体を前進させることによ
り、突出状態の第二プッシャーが待機中の物品に当接し
て停止位置から搬送路の下流側へ押送し、その後、保持
手段が第二ストッパーに当接して突出状態から搬送路の
下方へ没入する没入状態に変わり、この没入状態を保持
手段で保持したまま本体を後退させることにより、没入
状態の第二プッシャーが上記停止位置へ押送された物品
の下方を通って復帰移動し、その後、保持手段が第一ス
トッパーに当接して没入状態から突出状態に変わるの
で、搬送路の沿って第二プッシャーの昇降手段を設けず
に第二プッシャーを待機中の物品と干渉することなく復
帰できる。従って、搬送路に沿って蓋板で開閉する上昇
口及び下降口が開設した押送用レールと、下降口から下
降して上昇口へ上昇する戻り専用レールとからなる第二
プッシャーの昇降手段を設ける必要がある従来のものに
比べ、本体より遥かに大きな搬送路の構造が簡素化して
その分だけコストを低減できるばかりでなく、第二プッ
シャーの上動位置及び下動位置の調整作業は、第一スト
ッパーや第二ストッパーの取り付け位置を調整するだけ
で良いから、押送用レールに対し下降口及び上昇口の開
設位置と戻り専用レールを移動する必要のある従来のも
のに比べて簡単であり、しかも、自重で上下方向へ開閉
動する蓋板の上をローラーが通って第二プッシャーを前
進移動させる従来のものに比べ、搬送路の途中で本体を
前進不能にするものはなく、物品搬送の確実性に優れ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す物品搬送装置の縦断正
面図で、(a)は物品の押送時を示し、(b)は復帰時
を示したものである。
面図で、(a)は物品の押送時を示し、(b)は復帰時
を示したものである。
【図2】同横断平面図で、(a)は物品の押送時を示
し、(b)は復帰時を示したものである。
し、(b)は復帰時を示したものである。
【図3】箱詰め手段の縦断側面図で、(a)は把持した
内容物の移送時を示し、(b)は箱詰め前後を示したも
のである。
内容物の移送時を示し、(b)は箱詰め前後を示したも
のである。
A1 搬入用の物品(空箱) A2 搬出用の物品
(箱詰めされた箱) P 停止位置 1 搬送路 2 本体 3 第一プッシャ
ー 4a 第二プッシャー 5 保持手段(ス
ライダー) 6 第一ストッパー 7 第二ストッパ
ー
(箱詰めされた箱) P 停止位置 1 搬送路 2 本体 3 第一プッシャ
ー 4a 第二プッシャー 5 保持手段(ス
ライダー) 6 第一ストッパー 7 第二ストッパ
ー
Claims (2)
- 【請求項1】 略水平な搬送路(1)に沿って本体
(2)を往復動自在に設け、この本体(2)に搬入用の
物品(A1)と対向する第一プッシャー(3)及び搬送
路(1)途中の停止位置(P)で待機する搬出用の物品
(A2)と対向する第二プッシャー(4a)を突設し
て、本体(2)の前進により第一プッシャー(3)で物
品(A1)を搬送路(1)の上流側から停止位置(P)
へ押送すると同時に、第二プッシャー(4a)で待機中
の物品(A2)を停止位置(P)から搬送路(1)の下
流側へ押送し、本体(2)の後退により第二プッシャー
(4a)を停止位置(P)へ押送された物品(A1)の
下方を通って復帰移動させる物品搬送装置において、前
記本体(2)に対し第二プッシャー(4a)を搬送路
(1)の上下に亙って移動自在に設け、この第二プッシ
ャー(4a)を搬送路(1)の上方へ突出させた突出状
態か又は下方へ没入させた没入状態のどちらか一方に保
持する保持手段(5)を本体(2)に連設し、この保持
手段(5)との当接によって没入状態から突出状態に変
える第一ストッパー(6)を搬送路(1)の上流側に配
置し、搬送路(1)の下流側に保持手段(5)との当接
によって突出状態から没入状態に変える第二ストッパー
(7)を配置したことを特徴とする物品搬送装置。 - 【請求項2】 前記保持手段(5)が、本体(2)に対
し物品押送方向へ前後往復動自在に設けたスライダーで
あり、このスライダー(5)に対し本体(2)が後方へ
移動した時に、該スライダー(5)上に第二プッシャー
(4a)を乗せて突出状態に保持し、スライダー(5)
に対し本体(2)が前方へ移動した時に、該スライダー
(5)上から第二プッシャー(4a)を降ろして没入状
態に保持し、スライダー(5)と第一ストッパー(6)
との当接によって本体(2)を後方へ移動させ、スライ
ダー(5)と第二ストッパー(7)との当接によって本
体(2)を前方へ移動させる請求項1記載の物品搬送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12626295A JPH08318914A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 物品搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12626295A JPH08318914A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 物品搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08318914A true JPH08318914A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14930836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12626295A Pending JPH08318914A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 物品搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08318914A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008050040A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Interpack Co Ltd | 商品の自動包装方法 |
JP2008531421A (ja) * | 2005-03-03 | 2008-08-14 | スィデル・パルティスィパスィヨン | 厚紙の箱に製品を自動的に包装するための機械 |
CN113955401A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-01-21 | 博众精工科技股份有限公司 | 一种在线处理装置 |
CN114084386A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-02-25 | 浙江佳德包装机械有限公司 | 装盒机推料机构 |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP12626295A patent/JPH08318914A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008531421A (ja) * | 2005-03-03 | 2008-08-14 | スィデル・パルティスィパスィヨン | 厚紙の箱に製品を自動的に包装するための機械 |
JP4913757B2 (ja) * | 2005-03-03 | 2012-04-11 | スィデル・パルティスィパスィヨン | 厚紙の箱に製品を自動的に包装するための機械 |
JP2008050040A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Interpack Co Ltd | 商品の自動包装方法 |
CN113955401A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-01-21 | 博众精工科技股份有限公司 | 一种在线处理装置 |
CN114084386A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-02-25 | 浙江佳德包装机械有限公司 | 装盒机推料机构 |
CN114084386B (zh) * | 2021-12-07 | 2023-01-06 | 浙江佳德包装机械有限公司 | 装盒机推料机构 |
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