JPH08192917A - 段積装置 - Google Patents

段積装置

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JPH08192917A
JPH08192917A JP623895A JP623895A JPH08192917A JP H08192917 A JPH08192917 A JP H08192917A JP 623895 A JP623895 A JP 623895A JP 623895 A JP623895 A JP 623895A JP H08192917 A JPH08192917 A JP H08192917A
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tray
elevating
receiving tray
sensor
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JP623895A
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Satoshi Kamiide
聡 神出
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品受けトレーから大きさが違う物品が移載
される場合でも、昇降トレー上に安定した段積が行える
段積装置を提供する。 【構成】 昇降自在で且つ突出・退入自在となされた物
品受けトレー10と、最下位置で退入する物品受けトレ
ー10から物品Wを受け取る、昇降体35に前後及び左
右方向に水平動自在に設けられた昇降トレー36と、物
品Wの奥行き(前後幅)及び左右幅に応じて昇降トレー
36の水平動を制御する制御手段48とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品受けトレーから供
給された物品が昇降トレー上に段積される段積装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、既に、昇降自在で且つ突出
・退入自在となされた物品受けトレーと、最下位置で退
入する物品受けトレーから物品を受け取る、昇降体に突
出・退入自在に設けられた昇降トレーと、昇降トレーの
突出・退入を制御する制御手段とを有している段積装置
を提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この段
積装置では、昇降トレーは突出状態にあるときは一定の
突出量であり、段積中に突出量が変化することはなかっ
たので、物品受けトレーから奥行き(前後幅)の違う物
品が移載される場合、後端壁を揃えるようにして昇降ト
レー上に物品が段積されていた。また、昇降トレーは左
右に水平動することができなかったので、物品受けトレ
ーから左右幅の違う物品が移載される場合、右端壁を揃
えるようにして昇降トレー上に物品が段積されていた。
このように奥行き又は左右幅が違うにも関わらず後端壁
又は右端壁を揃えるようにして段積されると、特に下の
物品よりも大きさ(奥行き・左右幅)が大きな物品は安
定が悪く、昇降トレーの下降中等に段積物品が荷崩れを
起こすことがあった。また、下の物品の上面に段差があ
る場合は、段積した物品が傾いてしまうこともあった。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、物品受けトレーから大きさが違う物品
が移載される場合でも、昇降トレー上に安定した段積が
行える段積装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、昇降自在で且つ突出・退入
自在となされた物品受けトレーと、最下位置で退入する
物品受けトレーから物品を受け取る、昇降体に対して前
後に突出・退入自在に設けられた昇降トレーと、物品の
奥行きに応じて昇降トレーの突出量を制御する制御手段
とを有している段積装置である。
【0006】請求項2記載の発明は、昇降自在で且つ突
出・退入自在となされた物品受けトレーと、最下位置で
退入する物品受けトレーから物品を受け取る、昇降自在
で且つ前後及び左右方向に水平動自在に設けられた昇降
トレーと、物品の左右幅に応じて昇降トレーの左右動を
制御する制御手段とを有している段積装置である。
【0007】請求項3記載の発明は、前記制御手段は、
予め記憶している物品データに基づいた奥行き又は左右
幅に応じて昇降トレーの突出量又は昇降トレーの左右動
を制御するものとする。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、制御手段によって、
最下位置で退入する物品受けトレーから受け取る物品の
奥行きに応じて昇降トレーの突出量が制御されるので、
昇降トレー上に物品の前後中央が一致するように段積す
ることができる。
【0009】請求項2記載の発明では、制御手段によっ
て、最下位置で退入する物品受けトレーから受け取る物
品の左右幅に応じて昇降トレーの左右動が制御されるの
で、昇降トレー上に物品の左右中央が一致するように段
積することができる。
【0010】請求項3記載の発明では、制御手段によっ
て、予め記憶している物品データに基づいた奥行き又は
左右幅に応じて昇降トレーの突出量又は昇降トレーの左
右動が制御される。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
るが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施例に限
定されるものではない。尚、本明細書において、前とは
図2右側を、後とは同図左側をいい、左とは図2上側
を、右とは同図下側をいう。
【0012】倉庫等の床面上方(天井側)に、搬送方向
を前後方向に向けた物品搬送コンベア(駆動装置を有す
るコンベア)1が設けられている。この物品搬送コンベ
ア1の途中には、物品Wの向きを変更する物品旋回装置
(図示略)や物品Wの左右方向位置を調節・規制する位
置規制装置(図示略)等が設置されている。前記物品搬
送コンベア1の後端部(上流端部)には、複数の物品ス
テーション及び各物品ステーションに対応して荷降ロボ
ット(図示略)等のデパレタイザーが設けられ、これら
デパレタイザーによって物品Wが物品搬送コンベア1に
供給されるようになされている。
【0013】前記物品搬送コンベア1の前方に物品供給
装置4が接続されている。前記物品供給装置4は、物品
搬送コンベア1の左右の側枠に連なる左右側枠5と、こ
れら側枠5に軸心を左右方向に向けるようにして回転自
在に渡された常時駆動している多数のローラー6の群か
らなるローラーコンベア7と、このローラーコンベア7
の前方に繋がると共に、前方に向かってやや下り傾斜し
たスロープ8と、ローラーコンベア7及びスロープ8上
の物品Wを前方に送り出す、後で詳述する2つのプッシ
ャー9と、後述する手段によって昇降自在で且つ水平動
自在となされた物品受けトレー10と、下降中及び最下
位置で水平退入する物品受けトレー10上の物品Wに当
接するストッパー12とを有している。
【0014】以下に前記プッシャー9の取付・作動機構
につき説明する。ローラーコンベア7の後端の搬送面上
方に位置するようにして左右一対のホイール16が側枠
5に軸心を左右方向に向けるようにして回転自在に設け
られ、また、スロープ8の前端左右部に形成された切り
欠き11に入り込むようにして左右一対のホイール16
が側枠5に軸心を左右方向に向けるようにして回転自在
に設けられ、更に、ローラーコンベア7のローラー6下
方及びスロープ8の下方に位置するようにして左右で一
対のホイール16が、所要対、側枠5に軸心を左右方向
に向けるようにして回転自在に設けられており、左側の
ホイール16群及び右側のホイール16群にチェーン・
ベルト等からなるエンドレス帯17が掛け渡され、これ
ら左右のエンドレス帯17に、エンドレス帯17の長さ
を2等分する位置に位置するようにして、軸心を左右方
向に向けた棒からなる2本のプッシャー9が渡し止めら
れている。なお、エンドレス帯17の駆動に伴ってプッ
シャー9が移動する際に描く移動軌跡内には、如何なる
部材も突出しないようになされている。また、物品Wが
ホイール16、エンドレス帯17と衝突・干渉しないよ
うに、ローラーコンベア7の側枠5の上部のガイド部1
8の内側端が、ホイール16、エンドレス帯17より内
側に張り出している(図5参照)。このような構成によ
って、ローラーコンベア7に物品Wが載った後、その後
方においてプッシャー9をローラーコンベア7の搬送面
より突出させて、ローラ6の駆動及びプッシャー9の前
方移動によって物品Wを前方に送ることができる。
【0015】以下に前記物品受けトレー10の取付・作
動機構につき説明する。前記左右の側枠5の前後に描か
れた2個の同一形状の仮想矩形の角部に位置するように
して、左右で一対のホイール21が左右の側枠5に軸心
を左右方向に向けるようにして回転自在に設けられ、前
側の、左側4個、右側4個のホイール21にチェーン・
ベルト等からなるエンドレス帯22が掛け渡され、ま
た、後側の左側4個、右側4個のホイール21にチェー
ン・ベルト等からなるエンドレス帯22が掛け渡されて
いる。そして、物品受けトレー10を水平とした状態
で、物品受けトレー10の前側左右部が前側の左右のエ
ンドレス帯22に枢着され、物品受けトレー10の後側
左右部が後側の左右のエンドレス帯22に枢着されてい
る。このような構成によって、前側のエンドレス帯22
と後側のエンドレス帯22とを、図4において時計方向
に同期作動させることによって、物品受けトレー10
は、最上位置又はそのやや下での前方への水平突出・突
出状態での下降・最下位置又はそのやや上での後方への
水平退入・水平退入状態での上昇という作動を行うもの
である。
【0016】図8に示す如く、エンドレス帯17及びエ
ンドレス帯22は、即ち、プッシャー9及び物品受けト
レー10は1つのモーター24によって、連動作動する
ようになされている。図8において、25は、モーター
24の回転を伝えるためのギヤーである。なお、ホイー
ル16、ホイール21及びギヤー25の大きさは、エン
ドレス帯17及びエンドレス帯22が同一速度で駆動す
るように調節されている。また、エンドレス帯17及び
エンドレス帯22が図8において時計方向に駆動するよ
うに遊びギヤー25が所定位置に介在されている。前記
の如く、プッシャー9と物品受けトレー10とが同期作
動するものであるから、エンドレス帯17の長さはエン
ドレス帯22の長さの倍(プッシャー9が2個あるの
で)となされ、また、1つのプッシャー9が物品Wをス
ロープ8より完全に押し出した位置にあるとき、物品受
けトレー10は最上位置よりやや下で最前端に位置する
ように、ギヤー25の噛み合い状態が調節されている。
なお、物品Wがホイール21、ギヤー25及びエンドレ
ス帯22と衝突・干渉しないようになされていることは
いうまでもない。
【0017】前記ストッパー12は、左右方向に所定間
隔で4つ並べられて側枠5に渡された連結板27に取り
付けられており(図6参照)、上部に前下り傾斜のガイ
ド部12aと、前端に垂直なストッパー部12bとを有
している(図7参照)。ガイド部12a及びストッパー
部12bには、傷付け防止加工として樹脂等の傷付け防
止部材13が取付けられている。そして、前記物品受け
トレー10には、物品受けトレー10がその移動過程で
ストッパー12に衝突するのを防止する4つの切り欠き
28が形成されている。即ち、物品受けトレー10の突
出状態での下降中及び水平退入の際、物品受けトレー1
0がストッパー12に当たらないようにする4つの切り
欠き28が物品受けトレー10に形成されている。右端
の切り欠き28から物品受けトレー10の右端までの距
離は、左端の切り欠き28から物品受けトレー10の左
端までの距離より小さくなっている。これは、通常物品
Wが物品受けトレー10上の右端に寄せて供給されるた
めである。尚、物品受けトレー10が突出状態で下降し
て退入過程に入る状態となった際、ストッパー12は切
り欠き28を通過して物品受けトレー10の上方に突出
し、前端の垂直部が物品Wの後端壁に対向するものであ
る。尚、物品受けトレー10が上昇過程に入る位置まで
移動すると、物品受けトレー10の前端はストッパー1
2の前端のストッパー部12bより後方に位置するよう
になされている。
【0018】物品受けトレー10の移動軌跡の前方左側
に位置するようにしてマスト31が、後述のパレット台
45と衝突・干渉しないようにして床面に立設された支
持枠32に垂下状に設けられている。即ち、マスト31
の下端は、パレット台45上のパレットPと衝突・干渉
しないように、如何なる部材にも連結されていない。
【0019】以下に物品W、プッシャー9及び物品受け
トレー10を検出する第1〜第7センサ61〜67につ
いて説明する。尚、各センサは全て投・受光器の組から
なる光電センサである。第1センサ61は、物品搬送コ
ンベア1の前部(ローラーコンベア7近く)の左右側枠
に物品の搬送路を左右から挟むようにして設置され、コ
ンベア1上を搬送されてきた物品Wを検出する。第2セ
ンサ62は、プッシャー9の作動範囲進入部(最後方上
側のホイール16の近くでプッシャー9が非作動範囲か
ら作動範囲に切換わる部分)の側枠5に物品の搬送路を
左右から挟むようにして設置され、物品搬送コンベア1
の前端部及びローラーコンベア7の後端部にある物品W
を検出する。第3センサ63は、プッシャー9の作動範
囲内であるスロープ8のやや上方の側枠5に物品の搬送
路を左右から挟むようにして設置され、スロープ8上に
ある物品Wを検出する。第4センサ64は、最上位置の
物品受けトレー10のやや上方の側枠5に設置され、最
上位置の物品受けトレー10上にある物品を検出する。
第5センサ65は、プッシャー9の非作動範囲内である
最後方の上下2つのホイール16間の側枠5にプッシャ
ー9の移動軌跡を前後から挟むようにして設置され、上
昇移動中のプッシャー9を検出する。尚、第5センサ6
5は上下に少し間隔をあけた2組のセンサからなり、下
側は減速用センサ、上側は停止用センサである。第6セ
ンサ66は、プッシャー9の非作動範囲内である最下方
の前後2つのホイール16間の側枠5にプッシャー9の
移動軌跡を上下から挟むようにして設置され、後進移動
中のプッシャー9を検出する。尚、第6センサ66は前
後に少し間隔をあけた2組のセンサからなり、前側は減
速用センサ、後側は停止用センサである。第7センサ6
7は、後側のエンドレス帯22の下側2つのホイール1
6間の側枠5に物品受けトレー10の移動軌跡を上下か
ら挟むようにして設置され、最下位置で退入移動中の物
品受けトレー10を検出する。
【0020】前記マスト31に公知の昇降駆動機構によ
って昇降体35が昇降自在に設けられている。昇降体3
5は、サーボモータ(図示しない)の回転により昇降
し、エンコーダ(図示しない)によりその回転数を検出
することによって高さが検出される。昇降体35の右側
面には遮蔽板35aが取付けられ、この昇降体35の下
部に、昇降トレー36が、前後・左右に水平動自在に設
けられている。昇降トレー36は、前後に水平動するこ
とによって突出状態の物品受けトレー10の下方に突出
したりそこから退入したりする。この昇降トレー36は
公知の水平作動装置(図示略)によって作動させられ
る。
【0021】また、昇降体35の上部には、昇降トレー
36の上方に位置するようにしてストッパー37が前後
水平動自在に設けられている。このストッパー37は、
昇降トレー36上の物品Wと当接する当接面37aを有
し、公知の水平作動装置(図示略)によって作動させら
れる。
【0022】ストッパ37には接触検出センサ38が設
けられている(図11参照)。接触検出センサ38は、
通常、ストッパー37の当接面37aより突出している
当接板38aと、当接板38aにスプリング38bを介
して取付けられた被検出板38cと、被検出板38cの
接近を検出する近接センサ38dとを有する。ストッパ
ー37が水平動して当接板38aが昇降トレー36上の
物品Wと接触すると、スプリング38bが縮むととも
に、図11の1点鎖線の如く、被検出板38cが近接セ
ンサ38dに接近することによって接触が検出される。
そして、ストッパー37と物品Wとの接触が解除される
と、当接板38aはスプリング38bの付勢力によって
通常位置(当接面37aより突出した位置)に戻され
る。
【0023】昇降体35の右方近傍の支持枠32には、
上下に所定間隔をおいて、上から上限センサ55、突出
センサ56、突出復帰センサ57、原点センサ58及び
下限センサ59が設置されている(図12参照)。これ
らのセンサは、それぞれ1対の投光器及び受光器を有す
る光電センサ(通常、「馬蹄形光電センサ」と呼ばれ
る。)であり、昇降体35が各センサに対応する高さ位
置に達すると、遮蔽板35aによって投・受光器間は遮
蔽される。上限センサ55及び下限センサ59は昇降体
35の上限位置及び下限位置を示す非常用であり、通
常、遮蔽板35aによって遮蔽されることはない。上限
センサ55及び下限センサ59が遮蔽されると、昇降体
35の昇降は直ちに停止される。突出センサ56は昇降
トレー36上の物品Wに対するストッパー37の突出の
ためのものであり、突出復帰センサ57は昇降体35の
上昇時に昇降トレー36が突出復帰するためのものであ
る。尚、突出センサ56及び突出復帰センサ57は、公
知の高さ調節機構(図示しない)によって高さ調節自在
となされている。本実施例では、突出センサ56は、昇
降トレー36上の物品Wの上面の高さがストッパー37
の上面の高さを越える高さに昇降体35が位置したとき
に遮蔽されるように調節されている。これによって、昇
降トレー36上に物品Wが供給される際、物品Wがスト
ッパー37の上面に干渉して荷崩れを起こすことが防止
できる。また、突出復帰センサ57は、昇降トレー36
がパレットPに移載された段積物品の最高高さと略同じ
又はやや高くなるような高さに昇降体35が位置したと
きに遮蔽板35aによって遮蔽されるように調節されて
いる。これによって、昇降トレー36の突出復帰動作の
際、昇降トレー36の先端がパレットP上の段積物品に
干渉して荷崩れを起こすことが防止できる。尚、突出セ
ンサ56及び突出復帰センサ57は、段積する物品Wの
高さや大きさ等により最適な高さに調節すればよい。そ
して、原点センサ58は、電源投入時に昇降体35の昇
降のためのサーボモータの回転数を検出するエンコーダ
の初期化を行うためのものである。電源が投入される
と、昇降体35は原点センサ58が遮蔽される位置に移
動した後、所定の昇降動作を行う。
【0024】前記マスト31の下方において、固定基枠
39が床面に設けられ、この固定基枠39の上面に設け
られた長手方向を左右方向に向けた一対のガイドレール
40に沿って左右動台42が左右動自在に設けられ、こ
の左右動台42に設けられた長手方向を前後方向に向け
た一対のガイドレール43に沿ってパレット台45が前
後動自在に設けられている。なお、左右動台42及びパ
レット台45は図示略の公知の水平作動装置によって作
動させられる。このような構成によって、パレット台4
5を前後・左右に移動させることができる。
【0025】前記パレット台45は、搬送方向を前後方
向に向けた駆動ローラーコンベアによって構成されてい
る。また、パレット台45には、パレット台45に載せ
られたパレットPを位置決めロックする装置(図示略)
が設けられている。そして、パレット台45に載せられ
たパレットPの任意の位置を、水平突出した昇降トレー
36の下方に位置させることができるように、左右動台
42及びパレット台45の移動範囲が定められている。
【0026】前記パレット台45上のパレットPがマス
ト31の下方から左方に完全に抜け出し、更に一番前方
に移動した位置において、パレット台45と繋がるよう
になされた搬出コンベア47(図1では省略)が床面に
設けられている。
【0027】次に、図10を用いて本実施例の制御構成
を説明する。制御手段48は、エンドレス帯駆動手段4
9を介してエンドレス帯17、22を駆動させるための
モーター24の回転を制御し、ストッパー水平作動手段
50を介してストッパー37を前後水平動させるための
水平作動装置を制御し、昇降トレー昇降手段51を介し
て昇降体35を昇降させるための昇降駆動機構を制御
し、昇降トレー水平作動手段52を介して昇降トレー3
6を水平動させるための水平作動装置を制御し、パレッ
ト台水平作動手段53を介してパレットPを前後・左右
に水平動させるための左右動台42及びパレット台45
の水平作動装置を制御し、パレット台コンベア駆動手段
54を介してパレット台の駆動ローラコンベアの駆動を
制御し、物品搬送コンベア駆動手段60を介して物品搬
送コンベア1のローラの駆動を制御する。制御手段48
は、図示しない記憶手段を有しており、この記憶手段に
段積される物品の種類(大きさ)の物品データ等が記憶
され、このデータに応じて昇降トレー水平作動手段52
を介して昇降トレー36の水平動を制御する。また、制
御手段48は、接触検出センサ38、上限センサ55、
突出センサ56、突出復帰センサ57、原点センサ58
及び下限センサ59に接続されるとともに、第1〜第7
センサ61〜67にも接続され、これらのセンサの検出
結果に応じて前記の各手段を制御する。
【0028】
【実施例の作用】次に実施例の作用を説明する。物品搬
送コンベア1を搬送されてきた物品Wがローラーコンベ
ア7に載ると、ローラーコンベア7の後方からプッシャ
ー9がローラーコンベア7の搬送面より突出し、ローラ
6の駆動及びプッシャー9の前方移動によって物品Wが
前方に搬送される。第1センサ61によって物品搬送コ
ンベア1を搬送されてきた物品Wが検出されたときに、
第3センサ63によってスロープ8上の物品Wが検出さ
れている場合は、物品搬送コンベア1のローラの駆動を
停止して物品搬送コンベア1上の物品Wがローラーコン
ベア7上に供給されることが防止される。第3センサ6
3によって物品Wが検出されなくなると、物品搬送コン
ベア1のローラ駆動は直ちに開始されて次の物品Wがロ
ーラーコンベア7上に載せられる。次の物品Wがローラ
ーコンベア7に載せられる際、第2センサ62によって
物品Wが検出されている間に、下側の第5センサ65に
よって上昇移動中のプッシャー9が検出された場合、プ
ッシャー9は減速される。そして、上側の第5センサに
よってプッシャー9が検出されたときにも第2センサ6
2によって物品Wが検出されている場合、プッシャー9
は直ちに停止させられて物品Wを下から押し上げたり、
プッシャー9が物品Wより前方に突出してしまうことな
く、1つずつ物品Wが供給される。また、前側の第6セ
ンサ66によってプッシャー9が検出されたときに、第
3センサによってスロープ8上の物品Wが検出されてい
ない場合、プッシャー9は減速される。そして、後側の
第6センサ66によってプッシャー9が検出されたとき
にも第3センサ63によってスロープ8上の物品Wが検
出されていない場合、プッシャー9は停止させられて空
振りが防止される。尚、物品Wは、予め公知の横寄せ装
置によって、搬送コンベア1上又はローラーコンベア7
上において右側壁を揃えるようになされている。その
後、物品Wはスロープ8の前端より、最上位置において
プッシャー9と同期して前進しつつある物品受けトレー
10に載せられる。このとき、物品Wの右側壁はほぼ物
品受けトレー10の右端に揃っている。
【0029】その後、物品Wが完全に物品受けトレー1
0に載ると、当該物品Wを押していたプッシャー9はス
ロープ8の下方に入り込む。そして、物品受けトレー1
0は最下位置まで下降する。下降中、物品受けトレー1
0上の物品Wは、下面後端部がストッパー12のガイド
部12aに摺接することによって、姿勢が修正されると
ともに物品受けトレー10上の所定位置に案内される。
即ち、プッシャー9によって物品Wが傾いた状態で物品
受けトレー10上に供給された場合でも、物品Wの下面
後端部が4つのストッパー12のガイド部12aを含む
仮想面に沿って下降することによって、物品Wの後端壁
が4つのストッパー12のストッパー部12bを含む仮
想面と平行になるように案内される(図7参照)。尚、
ガイド部12aは、物品受けトレー10の下降速度及び
物品Wの重量等により適切な傾斜角度となっている。ガ
イド部12bに沿って下降中の物品Wは、ガイド部12
bに取付けられた傷付け防止部材13によって傷付くの
が防止される。その間に、空となった昇降トレー36
が、最上位置(最下位置の物品受けトレー10に接近す
る位置)まで上昇して突出する。
【0030】その状態で、物品受けトレー10が退入す
るので、ストッパー12によって移動が規制された物品
Wは、後端壁が4つのストッパー12のストッパー部1
2bを含む仮想面上に揃えられて昇降トレー36上に乗
り移る。この際にも、ストッパー部12bに取付けられ
た傷付け防止部材13によって衝突時の衝撃から物品W
が保護されている。即ち、物品受けトレー10は循環運
動の1サイクルで物品Wの受けと渡しの双方動作を行う
ことになる。その後、昇降トレー36は物品Wの高さ分
だけ下降し、次の物品Wの前後・左右の中央が今移載さ
れた物品Wの前後・左右の中央と一致するように前後・
左右に水平動する。このとき、昇降トレー36は、下降
しながら水平動することによって、より早く次の物品W
の受入れ可能状態となることができる。昇降トレー36
は、プッシャー9及び物品受けトレー10が移動したシ
ーケンス上の記憶があり、第4センサ64によって最上
位置にある物品受けトレー10上の物品Wが検出された
場合、第7センサ67によって物品受けトレー10の退
入移動が検出されることによって下降することで、物品
受けトレー10から物品Wが確実に移載されたときのみ
下降するようになされている。即ち、最上位置にあると
きに物品Wが載置されていた物品受けトレー10が最下
位置で退入したことを検出することによって、物品受け
トレーから昇降トレーに確実に物品が移載されたことを
確認することができる。
【0031】昇降トレー36に対する物品Wの荷積み動
作中に、下降中の昇降体35が突出センサ56に対応す
る位置に達すると、昇降トレー36上の物品Wに向かっ
てストッパー37が突出動作を開始する(図13参
照)。そして、接触検出センサ38によって物品Wとの
接触が検出されると、ストッパー37の突出動作は停止
させられる。ストッパー37の突出動作は、昇降トレー
36上に段積が完了するまでに終了するので、段積完了
後、直ちにパレットPへの移載動作を行うことができ
る。尚、ストッパー37の突出動作は、物品Wが接触の
際の衝撃で移動することがないように低速で行われる。
また、接触検出センサ38における近接センサ38d
は、被検出板38cとの接触を検出するのではなく、接
近を検出する非接触式センサであるので消耗することが
ない。その後、前記と同様の作動が繰り返されて、昇降
トレー36上に所要個の物品Wが前後・左右の中央を一
致するようにして段積(棒積み)される。
【0032】その後、昇降トレー36がパレット台45
上に供給されロックされたパレットPに接近する位置ま
で下降した後、昇降トレー36を高速で退入させて、段
積された物品WをパレットP上に載せる。このとき、昇
降トレー36の退入後、直ちにストッパー37も高速で
退入する。
【0033】その後、後述の如くパレット台45を水平
移動させて、次のパレットPの段積位置を突出状態の昇
降トレー36の下方に位置させる。それと同時に、昇降
トレー36は最上位置に向かって上昇する。昇降トレー
36の上昇中、ストッパー37は退入しているので、段
積物品の中に前方にはみ出した物品Wがあっても干渉す
ることはない。そして、昇降体35が突出復帰センサ5
7に対応する高さに達すると、昇降トレー36が水平突
出動作(突出復帰動作)を開始する(図14参照)。昇
降トレー36の水平突出動作は最上位置に達するまでに
終了するので、昇降トレー36が最上位置に達した後、
直ちに次の物品Wを供給することができる。
【0034】以下、前記と同様の作用が繰り返されて、
パレットPに所要個の物品Wが段積される。なお、パレ
ットPへの物品Wの積み付けは、図9の(1)から(1
0)の番号順で行われる。即ち、(1)から(5)まで
の物品Wの移載は、パレットPを矢印イの方向に間歇移
動させて行い、その後、パレットPを矢印ロの方向に早
戻りさせると共に矢印ハの方向に移動させ、(6)から
(10)までの物品Wの移載は、パレットPを矢印ニの
方向に間歇移動させて行う。
【0035】物品Wが段積されたパレットPはパレット
台45を搬出コンベア47に繋げた後、パレットPのロ
ックを解除し、パレット台45の駆動ローラコンベア及
び搬出コンベア47を駆動して、搬出コンベア47によ
って搬出する。
【0036】
【実施例の効果】本実施例では、昇降体35に対して昇
降トレー36が前後及び左右方向に水平動自在に設けら
れており、制御手段48によって、段積される物品Wの
奥行き及び左右幅に応じて昇降トレー36の前後及び左
右方向の水平動が制御されるので、段積される物品Wの
前後及び左右の中央を下の物品Wの前後及び左右の中央
と一致又は略一致させることができるので、例えば、複
数のペットボトルが収納されたプラスチックケースのよ
うに上面に段差がある物品W上に、複数の缶ジュースを
覆ったダンボール箱のような小さな物品Wを段積する場
合でも、傾いた状態でなくペットボトルの上端で形成さ
れる仮想平面上に所定の状態で積むことができる。
【0037】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。 (1)パレット台45は単なる台であってもよい。 (2)ガイド部12aは湾曲面であってもよい。 (3)ストッパー部12bは湾曲面であってもよい。 (4)ストッパー37の突出及び昇降トレー36の突出
復帰はエンコーダでの検出結果に基づいて行ってもよ
い。 (5)第1〜第7センサ61〜67は反射型光電セン
サ、或いは物品Wが接触することで検出する接触式セン
サでもよい。 (6)マスト31に昇降体35が左右に水平動自在に設
けられ、昇降体35に昇降トレー36が前後に水平動自
在に設けられて、昇降トレー36が前後・左右に水平動
自在となされてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、制御手段によって、最下位置で退入する物品受
けトレーから受け取る物品の奥行きに応じて昇降トレー
の突出量が制御されるので、昇降トレー上に物品の前後
中央が一致するように段積することができ、奥行きの異
なる物品を段積する場合、後端壁が揃えられるようにし
て段積される場合よりも、段積物品が安定して荷崩れが
起こりにくい。
【0039】請求項2記載の発明では、制御手段によっ
て、最下位置で退入する物品受けトレーから受け取る物
品の左右幅に応じて昇降トレーの左右動が制御されるの
で、昇降トレー上に物品の左右中央が一致するように段
積することができ、左右幅の異なる物品を段積する場
合、右端壁が揃えられるようにして段積される場合より
も、段積物品が安定して荷崩れが起こりにくい。
【0040】請求項3記載の発明では、制御手段によっ
て、予め記憶している物品データに基づいた奥行き又は
左右幅に応じて昇降トレーの突出量又は昇降トレーの左
右動が制御されるので、物品の種類(大きさ)を検出す
る検出器を設ける必要がなく、構造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の簡略平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図3のA部分拡大断面図である。
【図5】図4のV−V線拡大断面図である。
【図6】図4のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】物品受けトレー及びストッパーの斜視図であ
る。
【図8】物品受けトレー及びプッシャーの動力系統図で
ある。
【図9】パレットへの物品の移載順序を示す平面図であ
る。
【図10】制御ブロック図である。
【図11】ストッパー及び接触検出センサの断面図であ
る。
【図12】昇降トレーの高さ検出を説明するための正面
図である。
【図13】ストッパーの突出動作を説明するための側面
図である。
【図14】昇降トレーの突出復帰動作を説明するための
側面図である。
【符号の説明】
W 物品 P パレット 1 物品搬送コンベア 4 物品供給装置 10 物品受けトレー 35 昇降体 36 昇降トレー 45 パレット台 48 制御手段 51 昇降トレー昇降手段 52 昇降トレー水平作動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在で且つ突出・退入自在となされ
    た物品受けトレーと、最下位置で退入する物品受けトレ
    ーから物品を受け取る、昇降体に対して前後に突出・退
    入自在に設けられた昇降トレーと、物品の奥行きに応じ
    て昇降トレーの突出量を制御する制御手段とを有してい
    る段積装置。
  2. 【請求項2】 昇降自在で且つ突出・退入自在となされ
    た物品受けトレーと、最下位置で退入する物品受けトレ
    ーから物品を受け取る、昇降自在で且つ前後及び左右方
    向に水平動自在に設けられた昇降トレーと、物品の左右
    幅に応じて昇降トレーの左右動を制御する制御手段とを
    有している段積装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、予め記憶している物品
    データに基づいた奥行き又は左右幅に応じて昇降トレー
    の突出量又は昇降トレーの左右動を制御する請求項1又
    は2記載の段積装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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