JP3446470B2 - 物品段積システム - Google Patents

物品段積システム

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JP3446470B2
JP3446470B2 JP09634196A JP9634196A JP3446470B2 JP 3446470 B2 JP3446470 B2 JP 3446470B2 JP 09634196 A JP09634196 A JP 09634196A JP 9634196 A JP9634196 A JP 9634196A JP 3446470 B2 JP3446470 B2 JP 3446470B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンベア上を順次
搬送されてきた物品を段積みしてパレット上に積み付け
る物品段積システムに関し、更に詳しくは、一旦段積み
した物品をコンベアで搬送し、その段積物品をさらに段
積みしてパレット上に積み付ける物品段積システムに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、コンベア上を順次搬送されてきた
物品を段積みしてパレットに積み付ける物品段積システ
ムとして、コンベアの終端位置において昇降自在で且つ
突出・退入自在な物品受けトレーと、突出位置にある物
品受けトレーの下方において昇降自在且つ退入自在な昇
降トレーと、昇降トレーの下方において水平動自在なパ
レット台とを有するものが知られている。このような物
品段積システムにおいては、まず、コンベア上を順次搬
送されてきた物品は該コンベアの終端から突出位置にあ
る物品受けトレーに移載される。その後、物品は物品受
けトレーが下降及び退入することにより落下して昇降ト
レー上に移載され、物品を受け取った昇降トレーは該物
品の高さ分だけ下降する。その後、前記と同様にして今
度は昇降トレーに既に移載された物品の上面に物品受け
トレーから物品が落下して移載される。これを繰り返す
ことにより昇降トレー上に所要個の物品が段積みされる
と、該段積物品は、昇降トレーが退入することにより落
下してパレット台上のパレットに積み付けられる。その
後、パレットの水平動と共に同様の積付けを所定回数行
うことにより、所定本数の段積物品を積み付けたパレッ
トを形成することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
物品段積システムでは、特に扱う物品数が大量の場合、
パレット上方における物品受けトレーや昇降トレーの各
動作回数、即ち、コンベアから物品受けトレーに物品を
移載する際の物品受けトレーの突出動作や、物品受けト
レーから昇降トレーに物品を移載する際の物品受けトレ
ーの下降及び退入動作、更には物品受けトレーから物品
を受け取る度に行われる昇降トレーの下降動作等の回数
が多くなってしまうので、処理能力(単位時間当たりに
処理できる物品数)を向上させることが望まれていた。 【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、パレット上方における物品受けトレー
や昇降トレーの各動作の回数を減少させて、その結果全
体として処理能力を向上させた物品段積システムを提供
することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、第1のコンベア上を順次搬送されてき
た複数の物品は第1の段積手段により段積みされた上で
第2のコンベア上に移載され、第2のコンベア上を順次
搬送されてきた複数の段積物品は第2の段積手段により
さらに段積みされた上でパレット上に積み付けられる。
特に、第1のコンベア上を順次搬送されてきた物品は該
コンベアの終端から突出位置にある物品受けトレーに移
載され、その後、物品受けトレーが下降及び退入するこ
とにより落下して昇降トレー上に移載される。物品を受
け取った昇降トレーは該物品の高さ分だけ下降し、その
後、前記と同様にして今度は昇降トレーに既に移載され
た物品の上面に物品受けトレーから物品が落下して移載
される。これを繰り返すことにより昇降トレー上に段積
みされた段積物品は、昇降トレーが下降して第2のコン
ベアの搬送面下方に入り込むことにより、第2のコンベ
ア上に移載されて搬送される。 【0006】 【0007】 【0008】 【実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面を用い
て説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実
施の形態に限定されるものではない。尚、本明細書にお
いて、前とは図2の右側を、後とは同図の左側をいい、
左とは図2の上側を、右とは同図の下側をいい、上とは
図2の紙面表側を、下とは同図の紙面裏側をいう。 【0009】倉庫等において床面から高い位置に搬送方
向を前後方向に向けた第1のコンベア1が設けられてい
る。第1のコンベア1は大部分がローラーコンベアより
構成され、前端部に前方に向かってやや下り傾斜したス
ロープ11を有している。尚、第1のコンベア1には上
流位置においてロボット等により物品Wが供給されると
共に、第1のコンベア1の途中には物品Wの向きを変更
する手段や物品Wの左右位置を調節する手段が設けられ
ている。 【0010】第1のコンベア1の下方で該コンベア1の
前側に連続するように、搬送方向を前後方向に向けた第
2のコンベア2が設けられている。第2のコンベア2は
大部分がローラーコンベアより構成され、前端部に前方
に向かってやや下り傾斜したスロープ21を有してい
る。尚、第1及び第2のコンベア1,2の搬送面の高低
差は、後述する第1の段積手段3で段積みする物品の高
さから決定される。 【0011】第1のコンベア1の前端位置には、第1の
コンベア1上の物品を段積みして第2のコンベア2上に
移載する第1の段積手段3が設けられている。第1の段
積手段3は、第1及び第2のコンベア1,2の左右に位
置する側壁を含むフレーム32と、第1のコンベア1の
前端部(スロープ11上を含む)の物品Wを前方に押し
出す2つのプッシャー33と、第1のコンベア1の直ぐ
前方(終端位置)において昇降自在で且つ突出・退入自
在な物品受けトレー34と、最下位置で後方に向かって
水平退入する物品受けトレー34上の物品の移動を規制
するストッパー35と、突出位置にある物品受けトレー
34の下方において昇降自在であり、最下位置にある状
態で第2のコンベア2のローラーコンベア部分の搬送面
下方に入り込む櫛歯状の昇降トレー36とを有してい
る。 【0012】次にプッシャー33の取付・作動機構につ
いて説明する。図5に示すように、第1のコンベア1の
前端部において、左右のフレーム32の所要箇所に左右
一対のホイール37が軸心を左右方向に向けるようにし
て回転自在に設けられている。複数のホイール37は、
それらに掛け渡されたエンドレス帯38(チェーン・ベ
ルト等)が第1のコンベア1の搬送面(スロープ11の
上面を含む)の上方で前進する経路及び下方で後進する
経路を含むような位置に設けられている。軸心を左右方
向に向けた棒からなる2本のプッシャー33は、左右の
エンドレス帯38間に、それらの長さを2等分する位置
に渡し止められている。このような構成によって、エン
ドレス帯38を駆動することにより、第1のコンベア1
の前端部において、プッシャー33を搬送面上方で前進
移動させたり搬送面下方で後進移動させたりすることが
できる。尚、エンドレス帯38の駆動に伴ってプッシャ
ー33が移動する際に描く移動軌跡内には如何なる部材
も突出しないようになされている。 【0013】次に物品受けトレー34の取付・作動機構
について説明する。図4に示すように、第1のコンベア
1の前端部の近くにおいて、左右のフレーム32の所要
箇所に左右一対のホイール39が軸心を左右方向に向け
るようにして回転自在に設けられている。複数のホイー
ル39は、前後に並ぶ2個の同一形状の仮想矩形の角部
に位置するようにして設けられている。前側の仮想矩形
はスロープ11の下方に位置し、後側の仮想矩形はスロ
ープ11の前方下方に位置している。物品受けトレー3
4は、前側の仮想矩形を形成する4個のホイール39
(左右合わせて8個)に掛け渡されたエンドレス帯40
に前端部が、後側の仮想矩形を形成する4個のホイール
39(左右合わせて8個)に掛け渡されたエンドレス帯
40に後端部が取付けられている。このような構成によ
って、前側のエンドレス帯40と後側のエンドレス帯4
0とを図4において時計回りに同期駆動することによ
り、物品受けトレー34に、スロープ11の直ぐ下方位
置(最上位置)からの前方への水平突出・突出位置にお
ける最下位置までの下降・最下位置における後方への水
平退入・退入位置における最上位置までの上昇の各動作
を行わせることができる。 【0014】図5に示すように、エンドレス帯38及び
エンドレス帯40は、即ち、プッシャー33及び物品受
けトレー34は、1つのモーター41によって連動して
作動するように構成されている。図5において、42は
モーター41の回転を前後のエンドレス帯40に伝え、
更にエンドレス帯38に伝えるためのギアである。各ホ
イール及びギアの大きさは、エンドレス帯38及びエン
ドレス帯40が同一速度で駆動するようになされてい
る。即ち、左右のエンドレス帯38に渡し止められたプ
ッシャー33及び左右・前後のエンドレス帯40に取付
けられた物品受けトレー34は同一速度で移動する。
尚、プッシャー33及び物品受けトレー34が同期作動
するので、エンドレス帯38の長さはエンドレス帯40
の長さの2倍となされ、1つのプッシャー33がスロー
プ11上の物品Wを完全に押し出した位置にあるとき、
物品受けトレー34は突出位置(最前位置)における最
上位置のやや下に位置するようになされている。また、
各ホイール,エンドレス帯及びギアは物品Wと衝突・干
渉しないようになされている。 【0015】櫛歯状の昇降トレー36は、突出位置にあ
る物品受けトレー34の下方において昇降自在となるよ
うに、左側から片持ち状にフレーム32に設けられてい
る。昇降トレー36の昇降範囲は、最下位置にある物品
受けトレー34の直ぐ下から第2のコンベア2の搬送面
の直ぐ下までとなされている。尚、昇降トレー36の昇
降駆動機構としては、チェーン・ベルト等のエンドレス
帯を用いる方法や軸心を上下方向に向けたボールネジを
用いる方法等が適用でき、任意の高さ位置で昇降トレー
36を停止保持することができるものである。 【0016】図6に示すように、ストッパー35は、左
右のフレーム32に掛け渡した連結板43上に左右に所
定間隔で4つ並べられており、上部に前方に向かって下
り傾斜したガイド部35aを有している。ストッパー3
5はスロープ11の前端の略真下に位置し、その上端は
最下位置にある物品受けトレー34より上にある。物品
受けトレー34には、移動過程でストッパー35に衝突
するのを防止するための4つの切り欠き34aが形成さ
れている。このような構成によって、物品受けトレー3
4が突出位置において下降する際、トレー上の物品Wは
ガイド部35a上を摺動することにより位置及び向きが
修正され、物品受けトレー34が最下位置において後方
に水平退入する際、トレー上の物品Wはストッパー35
の前面に当たって後方への移動が規制される。従って、
物品受けトレー34が最下位置において完全に退入する
と、トレー上にあった物品Wは直ぐ下にある昇降トレー
36上に落下して移載される。このとき、物品Wは、昇
降トレー36上におけるストッパー35の前面によって
定まる所定の位置に位置決めされて移載される。 【0017】以上のように構成される第1の段積手段3
による作用を説明する。まず、多数の物品Wが、第1の
コンベア1上を所定の間隔で1つずつ(上下に複数積み
上げられていない状態で)順次搬送されてくる。物品W
がスロープ11の直前位置に到達すると、下方から搬送
面の上方に突出してきた後に前方に移動するプッシャー
33によって前方に押される。尚、フレーム32の側壁
にはプッシャー33,物品受けトレー34及び物品Wを
検出する光電センサ(図示略)が適宜箇所に設けられて
おり、必要に応じてプッシャー33(物品受けトレー3
4)や物品Wを減速・停止させることにより、プッシャ
ー33が第1のコンベア1上の物品Wを押し上げること
なく、物品Wを1つずつ物品受けトレー34上に押し出
すように調節される。 【0018】プッシャー33に押し出された物品Wが物
品受けトレー34上に移載された後、物品受けトレー3
4は真下に下降すると共にプッシャー33は折り返して
スロープ11の下方を後方に向かって移動する。その
後、最下位置まで下降した物品受けトレー34が後方に
向かって水平退入することにより、物品受けトレー34
上にあった物品Wは落下して直ぐ下方にある櫛歯状の昇
降トレー36上に移載される。 【0019】その後、昇降トレー36は、受け取った物
品Wの上面が、最下位置にあるときの物品受けトレー3
4の直ぐ下方に位置するように、受け取った物品Wの高
さ分だけ下降する。この間、プッシャー33及び物品受
けトレー34は連続して作動しており、次は前回とは異
なるもう一方のプッシャー33により同様に物品Wが物
品受けトレー34上に押し出されて、既に昇降トレー3
6上に移載された物品Wの上面に移載され、昇降トレー
36上に物品Wを上下に2つ段積みした段積物品Wが形
成される。 【0020】その後、昇降トレー36は第2のコンベア
2の搬送面より下方に至るまで下降する。このとき、昇
降トレー36の上面(物品載置面)が第2のコンベア2
の搬送面を越えた時点において、昇降トレー36上の段
積物品Wは第2のコンベア2に移載されると共に前方に
搬送される。 【0021】このようにして、第1のコンベア1上を搬
送されてきた物品Wは、昇降トレー36上に一旦段積み
された上で段積物品として第2のコンベア2上に移載さ
れる。尚、物品Wの高さや第1のコンベア1と第2のコ
ンベア2との高低差によっては、第1の段積手段3によ
って3つ以上の物品Wを段積みするようにしてもよい。 【0022】次に第2の段積手段5の構成について説明
する。第2の段積手段5は、第2のコンベア2の左右に
位置する側壁を含むフレーム52と、第2のコンベア2
の前端部(スロープ21上を含む)の物品Wを前方に押
し出す2つのプッシャー53と、第2のコンベア2の直
ぐ前方(終端位置)において昇降自在で且つ突出・退入
自在な物品受けトレー54と、最下位置で後方に向かっ
て水平退入する物品受けトレー54上の物品の移動を規
制するストッパー55と、突出位置にある物品受けトレ
ー54の下方において昇降自在で且つ前方に向かって水
平退入自在な昇降トレー56とを有している。 【0023】次に第2の段積手段5におけるプッシャー
53及び物品受けトレー54の取付・作動機構を説明す
るが、前述した第1の段積手段3におけるプッシャー3
3及び物品受けトレー34と基本的には同じであるので
詳細は省略する。図3に示すように、第2のコンベア2
の前端部において、左右のフレーム52の所要箇所に回
転自在に設けられたホイール57にエンドレス帯58
(チェーン・ベルト等)が掛け渡されている。この左右
一対のエンドレス帯58に2本のプッシャー53が渡し
止められており、第2のコンベア2の前端部(スロープ
21上を含む)にある物品Wを物品受けトレー54上に
押し出すことができるようになっている。 【0024】図3に示すように、第2のコンベア2の前
端部の近くにおいて、左右のフレーム52の所要箇所に
回転自在に設けられたホイール59にエンドレス帯60
が掛け渡されている。この前後2組のエンドレス帯60
に物品受けトレー54の前後両端部が取付けられてお
り、物品受けトレー54は、スロープ21の直ぐ下方位
置(最上位置)からの前方への水平突出・突出位置にお
ける最下位置までの下降・最下位置における後方への水
平退入・退入位置における最上位置までの上昇の各動作
を行うことができるようになっている。 【0025】尚、図5に示すように、エンドレス帯58
及びエンドレス帯60は、即ち、プッシャー53及び物
品受けトレー54は、第1の段積手段3と同様に、適宜
位置に配置されたギア62等により1つのモーター61
によって連動作動するように構成されている。また、同
様に、エンドレス帯58(プッシャー53)及びエンド
レス帯60(物品受けトレー54)は同一速度で駆動さ
れる。以上のような構成により、プッシャー53及び物
品受けトレー54は第1の段積手段3と同様なタイミン
グで同期作動するようになされている。 【0026】図6に示すように、連結板63上に4つ並
べられたストッパー55はガイド部55aを有している
と共に、物品受けトレー54には4つの切り欠き54a
が形成されている。このような構成によって、突出位置
で下降する物品受けトレー54上の物品Wの位置及び向
きが修正されると共に、最下位置において後方に水平退
入する物品受けトレー54上の物品Wの後方への移動が
規制される。従って、第1の段積手段3と同様に、物品
受けトレー54が最下位置で後方に水平退入することに
より、該トレー54上の物品Wが落下して直ぐ下方にあ
る昇降トレー56上に位置決めされた状態で移載され
る。尚、フレーム52の側壁にもプッシャー53,物品
受けトレー54及び物品Wを検出する光電センサ(図示
略)が適宜箇所に設けられており、必要に応じてプッシ
ャー53(物品受けトレー54)や物品Wが減速・停止
させられる。 【0027】フレーム52は、物品受けトレー54の移
動軌跡の前方左側に位置するようにして、垂下状の2本
のマスト64を有している。即ち、このマスト64の下
端は如何なる部材にも連結されておらず、後述するパレ
ット台67上のパレットPと衝突・干渉しないようにな
されている。 【0028】マスト64に案内されるようにして昇降体
65が昇降自在に設けられている。この昇降体65はサ
ーボモータ(図示略)を使用した公知の昇降駆動機構に
よって昇降自在となされ、昇降範囲における任意の高さ
で停止保持できるようになっている。昇降トレー56は
櫛歯状でなく平板状であり、昇降体65の下部に前後水
平動自在に設けられていると共に、昇降体65の上部に
は、昇降トレー56の上方に位置するようにしてストッ
パー66が前後水平動自在に設けられている。このスト
ッパー66の前端には、接触検出センサ(図示略)を含
む当接面66aが設けられている。 【0029】このような構成によって、昇降トレー56
は、突出位置にある物品受けトレー54の下方におい
て、最下位置にある物品受けトレー54の直ぐ下から後
述するパレット台67上のパレットPの直ぐ上までの範
囲で昇降自在で且つ前後に水平動自在となっている。
尚、フレーム52の適宜位置には一対の投光器及び受光
器を有する光電センサ(図示略)が設けられていると共
に、昇降体65には該光電センサによって検出される遮
蔽板(図示略)が設けられており、これらの検出結果に
基づいて昇降体65の昇降制御が行われる。 【0030】次に昇降トレー56の下方において水平動
自在なパレット台67について説明する。昇降トレー5
6やマスト64の下方に、床面に設けられた固定基枠6
8と、この固定基枠68の上面に設けられたガイドレー
ル69に沿って左右動自在な左右動台70と、この左右
動台70の上面に設けられたガイドレール71に沿って
前後動自在なパレット台67とが設けられている。パレ
ット台67は、搬送方向を前後方向に向けた駆動ローラ
ーコンベアにより構成されると共に、該ローラーコンベ
ア上に載置されたパレットPを位置決めロックする手段
(図示略)を有している。このような構成によって、公
知の水平作動装置(図示略)によって左右動台70及び
パレット台67を作動することにより、パレット台67
に載置されたパレットPの任意の位置を突出位置にある
昇降トレー56の真下に位置させることができるように
なっている。 【0031】パレット台67上のパレットPがマスト6
4の下方から右方に完全に抜け出し、且つ移動範囲にお
ける最も前に位置した状態でパレット台67と連続する
ように搬出コンベア72が設けられている(図1では省
略)。同様に、パレット台67上のパレットPがマスト
64の下方から左方に完全に抜け出し、且つ移動範囲に
おける最も後ろに位置した状態でパレット台67と連続
するように搬入コンベア73が設けられている(図1で
は省略)。これらの搬入・搬出コンベア73,72は、
パレット台67上に空パレットPを供給したり、パレッ
ト台67上から実パレットPを受け取ったりするもので
ある。 【0032】以上のように構成される第2の段積手段5
による作用を説明する。第1の段積手段3により段積み
された物品Wが第2のコンベア2上を搬送されてきて、
スロープ21の直前位置に到達すると、プッシャー53
によって前方に押されて突出位置にある物品受けトレー
54上に移載される。その後、物品受けトレー54は最
下位置まで真下に下降し、最下位置において後方に水平
退入することにより、段積物品Wは物品受けトレー54
から落下して直ぐ下方にある(突出している)昇降トレ
ー56上に移載される。このとき、ストッパー55によ
り段積物品Wの位置及び向きが修正されて昇降トレー5
6上に移載される。 【0033】その後、昇降トレー56が受け取った段積
物品Wの高さ分だけ下降すると共に、前回とは異なるも
う一方のプッシャー53によって同様に次の段積物品W
が物品受けトレー54を介して昇降トレー56上に既に
載置された段積物品Wの上面に移載される。以上のよう
な動作を所要回数繰り返すことにより、昇降トレー56
上に所要段数の段積物品Wが載置された状態となる。 【0034】その後、昇降トレー56は最下位置まで下
降すると共に、下降しながら昇降体65に設けられたス
トッパー66を当接面66aが段積物品Wに当接するま
で後方に水平動させる。昇降トレー56が最下位置まで
達すると、当接面66aが段積物品Wに当接した状態で
昇降トレー56を前方に水平退入することにより、該段
積物品WはパレットP上の所定位置に位置決めされた状
態で積み付けられる。パレットP(パレット台67)の
水平動と共に同様の積み付けを所要回数行うことによ
り、所要本数の段積物品Wを積み付けた実パレットPを
形成することができる。 【0035】このようにして、第2のコンベア2上の段
積物品Wは、昇降トレー56を介してさらに段積みされ
た上でパレットP上に積み付けられる。尚、このように
してパレットに積み付けることができる段積物品Wの高
さは、昇降トレー56の昇降可能範囲、即ち、第2のコ
ンベア2とパレット台67上のパレットPとの高低差に
よって決まる。 【0036】以上のように本実施の形態では、最終的に
パレット上に積み付ける段積物品を形成するための段積
処理を第1の段積手段3及び第2の段積手段5により分
割して行うので、全体として段積処理に要する時間を短
縮することができる。尚、最終的な段積数が奇数である
等により第1の段積手段3での段積処理が不要の場合
は、昇降トレー36上に段積みされることなく第1のコ
ンベア1から第2のコンベア2にそのまま物品Wが移載
される。 【0037】 【実施の形態の効果】 第2の段積手段5においても第1の段積手段3と同
様の構成となっている部分については同様の効果を奏
し、両段積手段3,5によって同時に段積処理等を迅速
に行うことにより、システム全体をより処理能力の高い
ものとすることができる。 昇降トレー56上の段積物品WをパレットPに積み
付ける場合に必要な相対移動を、昇降トレー56(段積
物品W)は固定でパレットPを水平動させて行うので、
特に高さの高い昇降トレー56上の段積物品Wが荷崩れ
することがないと共に、特別にパレタイズロボット等を
設けることなく迅速且つ確実な積付けができる。 第1及び第2の段積手段3,5において、物品受け
トレー34,54から昇降トレー36,56に物品Wを
移載する際に退入する物品受けトレー34,54上の物
品Wの移動を規制するストッパー35,55を設けたの
で、昇降トレー36,56上の正確な位置に対して確実
な移載が行える。 第2の段積手段5において、昇降トレー56上の段
積物品WをパレットPに積み付ける際、退入する昇降ト
レー56上の段積物品Wの移動を規制するストッパー6
6を設けたので、パレットP上の正確な位置に対して確
実な積付けが行える。 第2のコンベア2における少なくとも昇降トレー3
6から物品を受け取る部分をローラーコンベアとし、昇
降トレー36をローラー間に入り込む櫛歯状のトレーと
したので、様々な大きさの物品を安定して載置且つ移載
することができる。 【0038】 【変形例等】 第1の段積手段3と第2の段積手段5との間にさら
に段積手段を設けて、3段階以上の段積処理を行うよう
にしてもよい。 【0039】 【発明の効果】本発明は以上のように構成されるので、
以下のような効果を奏する。第1の段積手段による処理
及び第2の段積手段による処理を同時に並行して行うこ
とで、最終的にパレット上に段積物品を積み付けるため
の処理に要する時間を短縮して全体の処理能力を向上さ
せることができる。また、特別にロボット等を設けるこ
となく、物品受けトレーの昇降動作及び突出・退入動作
や昇降トレーの昇降動作のみによって迅速に第1のコン
ベア上の物品を段積みして第2のコンベア上に移載する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施の形態に係る物品段積システムの全体の
概略を示す斜視図である。 【図2】第2段積手段がある部分を示す簡略平面図であ
る。 【図3】図2に示す部分を示す簡略側面図である。 【図4】第1段積手段を示す簡略側面図である。 【図5】プッシャー及び物品受けトレーの作動機構を示
す説明図である。 【図6】物品受けトレー及びストッパーを示す平面図で
ある。 【符号の説明】 P…パレット、W…物品(段積物品)、1…第1のコン
ベア、11,21…スロープ、2…第2のコンベア、3
3,53…プッシャー、34,54…物品受けトレー、
35,55…ストッパー、36,56…昇降トレー、6
5…昇降体、66…ストッパー、67…パレット台

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1のコンベア上を順次搬送されてきた
    複数の物品を段積みした上で第2のコンベア上に移載す
    る第1の段積手段と、第2のコンベア上を順次搬送され
    てきた複数の段積物品をさらに段積みした上でパレット
    上に積み付ける第2の段積手段とを有する物品段積シス
    テムであって、第1の段積手段は、第1のコンベアの終
    端位置において昇降自在で且つ突出・退入自在な物品受
    けトレーと、突出位置にある物品受けトレーの下方にお
    いて昇降自在であり、最下位置にある状態で第2のコン
    ベアの搬送面下方に入り込む昇降トレーとを有する物品
    段積システム。
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