JP2773666B2 - パレットへの物品の段積装置 - Google Patents

パレットへの物品の段積装置

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JP2773666B2
JP2773666B2 JP7006241A JP624195A JP2773666B2 JP 2773666 B2 JP2773666 B2 JP 2773666B2 JP 7006241 A JP7006241 A JP 7006241A JP 624195 A JP624195 A JP 624195A JP 2773666 B2 JP2773666 B2 JP 2773666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パレットへの物品の段
積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、既に、昇降自在で且つ突出
・退入自在な昇降トレーと、最上位置で突出している昇
降トレーに物品を供給する物品供給装置と、昇降トレー
の下方において水平動自在となされ、最下位置で退入す
る昇降トレーから物品を受け取るパレットが載置される
パレット台と、段積時にパレットの段積位置を昇降トレ
ーの真下に位置させ、昇降トレーを最下位置まで下降さ
せた後、昇降トレーを退入させる制御手段とを有するパ
レットへの物品の段積装置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この段
積装置では、前回の段積物品が所定の位置及び向きで段
積されていないことによって所定領域からはみ出した物
品を含む場合、物品が段積された昇降トレーが下降中、
そのはみ出した物品に干渉することがあった。下降中の
昇降トレーがはみ出した物品と干渉しないように段積位
置を前回の段積位置から離れた位置に設定すると、パレ
ット上の隣り合う段積物品間の距離が大きくなり、はみ
出した物品が矯正されることもないので段積物品の安定
性が悪くなるとともに、段積物品がパレット表面を占有
する割合が低くなり効率が悪くなる。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、パレット上の段積物品が安定するとと
もに、段積物品をパレットに対して効率よく載置するこ
とができるパレットへの物品の段積装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、昇降自在で且つ突出・退入
自在な昇降トレーと、昇降トレーの下方で水平動自在な
パレット台と、段積時にパレットの段積位置と少し離れ
たオフセット位置を昇降トレーの真下に位置させ、昇降
トレーを最下位置まで下降させた後、パレットの段積位
置が昇降トレーの真下に位置するようにパレット台を水
平動させて、昇降トレー上の段積物品がパレット上の段
積物品を側方から押すことによって、双方の段積物品に
おける所定領域からはみ出した物品を矯正する制御手段
とを有しているパレットへの物品の段積装置とする。
【0006】請求項2記載の発明は、前記段積位置は、
前回の段積位置から少し離れた位置で設定されているも
のとする。
【0007】請求項3記載の発明は、前記オフセット位
置は、段積位置から前後及び左右方向に離れているもの
とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、制御手段によって、
段積時に昇降トレーの真下にパレットの段積位置と少し
離れたオフセット位置が位置するようにパレット台が水
平動させられるので、物品が段積された下降中の昇降ト
レーがパレット上の段積物品に干渉することがなく、昇
降トレーが最下位置まで下降させられた後、パレットの
段積位置が昇降トレーの真下に位置するようにパレット
台が水平動させられるので、昇降トレー上の段積物品に
よってパレット上の段積物品が側方から押されることに
よって、双方の段積物品における所定領域からはみ出し
た物品が矯正される。
【0009】請求項2記載の発明では、前記段積位置
は、前回の段積位置から少し離れた位置で設定されてい
るので、最下位置でオフセット位置の真上にある昇降ト
レーが、前回の段積位置から少し離れた位置である段積
位置の真上に位置するようにパレット台が水平動され
る。
【0010】請求項3記載の発明では、前記オフセット
位置は、段積位置から前後及び左右方向に離れているの
で、段積物品が載置された昇降トレーは段積位置から前
後及び左右方向に離れているオフセット位置の真上で下
降し、最下位置でオフセット位置の真上にある昇降トレ
ーが、段積位置の真上に位置するようにパレット台が前
後及び左右方向に水平動する。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
るが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施例に限
定されるものではない。尚、本明細書において、前とは
図2右側を、後とは同図左側をいい、左とは図2上側
を、右とは同図下側をいう。
【0012】倉庫等の床面上方(天井側)に、搬送方向
を前後方向に向けた物品搬送コンベア(駆動装置を有す
るコンベア)1が設けられている。この物品搬送コンベ
ア1の途中には、物品Wの向きを変更する物品旋回装置
(図示略)や物品Wの左右方向位置を調節・規制する位
置規制装置(図示略)等が設置されている。前記物品搬
送コンベア1の後端部(上流端部)には、複数の物品ス
テーション及び各物品ステーションに対応して荷降ロボ
ット(図示略)等のデパレタイザーが設けられ、これら
デパレタイザーによって物品Wが物品搬送コンベア1に
供給されるようになされている。
【0013】前記物品搬送コンベア1の前方に物品供給
装置4が接続されている。前記物品供給装置4は、物品
搬送コンベア1の左右の側枠に連なる左右側枠5と、こ
れら側枠5に軸心を左右方向に向けるようにして回転自
在に渡された常時駆動している多数のローラー6の群か
らなるローラーコンベア7と、このローラーコンベア7
の前方に繋がると共に、前方に向かってやや下り傾斜し
たスロープ8と、ローラーコンベア7及びスロープ8上
の物品Wを前方に送り出す、後で詳述する2つのプッシ
ャー9と、後述する手段によって昇降自在で且つ水平動
自在となされた物品受けトレー10と、下降中及び最下
位置で水平退入する物品受けトレー10上の物品Wに当
接するストッパー12とを有している。
【0014】以下に前記プッシャー9の取付・作動機構
につき説明する。ローラーコンベア7の後端の搬送面上
方に位置するようにして左右一対のホイール16が側枠
5に軸心を左右方向に向けるようにして回転自在に設け
られ、また、スロープ8の前端左右部に形成された切り
欠き11に入り込むようにして左右一対のホイール16
が側枠5に軸心を左右方向に向けるようにして回転自在
に設けられ、更に、ローラーコンベア7のローラー6下
方及びスロープ8の下方に位置するようにして左右で一
対のホイール16が、所要対、側枠5に軸心を左右方向
に向けるようにして回転自在に設けられており、左側の
ホイール16群及び右側のホイール16群にチェーン・
ベルト等からなるエンドレス帯17が掛け渡され、これ
ら左右のエンドレス帯17に、エンドレス帯17の長さ
を2等分する位置に位置するようにして、軸心を左右方
向に向けた棒からなる2本のプッシャー9が渡し止めら
れている。なお、エンドレス帯17の駆動に伴ってプッ
シャー9が移動する際に描く移動軌跡内には、如何なる
部材も突出しないようになされている。また、物品Wが
ホイール16、エンドレス帯17と衝突・干渉しないよ
うに、ローラーコンベア7の側枠5の上部のガイド部1
8の内側端が、ホイール16、エンドレス帯17より内
側に張り出している(図5参照)。このような構成によ
って、ローラーコンベア7に物品Wが載った後、その後
方においてプッシャー9をローラーコンベア7の搬送面
より突出させて、ローラ6の駆動及びプッシャー9の前
方移動によって物品Wを前方に送ることができる。
【0015】以下に前記物品受けトレー10の取付・作
動機構につき説明する。前記左右の側枠5の前後に描か
れた2個の同一形状の仮想矩形の角部に位置するように
して、左右で一対のホイール21が左右の側枠5に軸心
を左右方向に向けるようにして回転自在に設けられ、前
側の、左側4個、右側4個のホイール21にチェーン・
ベルト等からなるエンドレス帯22が掛け渡され、ま
た、後側の左側4個、右側4個のホイール21にチェー
ン・ベルト等からなるエンドレス帯22が掛け渡されて
いる。そして、物品受けトレー10を水平とした状態
で、物品受けトレー10の前側左右部が前側の左右のエ
ンドレス帯22に枢着され、物品受けトレー10の後側
左右部が後側の左右のエンドレス帯22に枢着されてい
る。このような構成によって、前側のエンドレス帯22
と後側のエンドレス帯22とを、図4において時計方向
に同期作動させることによって、物品受けトレー10
は、最上位置又はそのやや下での前方への水平突出・突
出状態での下降・最下位置又はそのやや上での後方への
水平退入・水平退入状態での上昇という作動を行うもの
である。
【0016】図8に示す如く、エンドレス帯17及びエ
ンドレス帯22は、即ち、プッシャー9及び物品受けト
レー10は1つのモーター24によって、連動作動する
ようになされている。図8において、25は、モーター
24の回転を伝えるためのギヤーである。なお、ホイー
ル16、ホイール21及びギヤー25の大きさは、エン
ドレス帯17及びエンドレス帯22が同一速度で駆動す
るように調節されている。また、エンドレス帯17及び
エンドレス帯22が図8において時計方向に駆動するよ
うに遊びギヤー25が所定位置に介在されている。前記
の如く、プッシャー9と物品受けトレー10とが同期作
動するものであるから、エンドレス帯17の長さはエン
ドレス帯22の長さの倍(プッシャー9が2個あるの
で)となされ、また、1つのプッシャー9が物品Wをス
ロープ8より完全に押し出した位置にあるとき、物品受
けトレー10は最上位置よりやや下で最前端に位置する
ように、ギヤー25の噛み合い状態が調節されている。
なお、物品Wがホイール21、ギヤー25及びエンドレ
ス帯22と衝突・干渉しないようになされていることは
いうまでもない。
【0017】前記ストッパー12は、左右方向に所定間
隔で4つ並べられて側枠5に渡された連結板27に取り
付けられており(図6参照)、上部に前下り傾斜のガイ
ド部12aと、前端に垂直なストッパー部12bとを有
している(図7参照)。ガイド部12a及びストッパー
部12bには、傷付け防止加工として樹脂等の傷付け防
止部材13が取付けられている。そして、前記物品受け
トレー10には、物品受けトレー10がその移動過程で
ストッパー12に衝突するのを防止する4つの切り欠き
28が形成されている。即ち、物品受けトレー10の突
出状態での下降中及び水平退入の際、物品受けトレー1
0がストッパー12に当たらないようにする4つの切り
欠き28が物品受けトレー10に形成されている。右端
の切り欠き28から物品受けトレー10の右端までの距
離は、左端の切り欠き28から物品受けトレー10の左
端までの距離より小さくなっている。これは、通常物品
Wが物品受けトレー10上の右端に寄せて供給されるた
めである。尚、物品受けトレー10が突出状態で下降し
て退入過程に入る状態となった際、ストッパー12は切
り欠き28を通過して物品受けトレー10の上方に突出
し、前端の垂直部が物品Wの後端壁に対向するものであ
る。尚、物品受けトレー10が上昇過程に入る位置まで
移動すると、物品受けトレー10の前端はストッパー1
2の前端のストッパー部12bより後方に位置するよう
になされている。
【0018】物品受けトレー10の移動軌跡の前方左側
に位置するようにしてマスト31が、後述のパレット台
45と衝突・干渉しないようにして床面に立設された支
持枠32に垂下状に設けられている。即ち、マスト31
の下端は、パレット台45上のパレットPと衝突・干渉
しないように、如何なる部材にも連結されていない。
【0019】以下に物品W、プッシャー9及び物品受け
トレー10を検出する第1〜第7センサ61〜67につ
いて説明する。尚、各センサは全て投・受光器の組から
なる光電センサである。第1センサ61は、物品搬送コ
ンベア1の前部(ローラーコンベア7近く)の左右側枠
に物品の搬送路を左右から挟むようにして設置され、コ
ンベア1上を搬送されてきた物品Wを検出する。第2セ
ンサ62は、プッシャー9の作動範囲進入部(最後方上
側のホイール16の近くでプッシャー9が非作動範囲か
ら作動範囲に切換わる部分)の側枠5に物品の搬送路を
左右から挟むようにして設置され、物品搬送コンベア1
の前端部及びローラーコンベア7の後端部にある物品W
を検出する。第3センサ63は、プッシャー9の作動範
囲内であるスロープ8のやや上方の側枠5に物品の搬送
路を左右から挟むようにして設置され、スロープ8上に
ある物品Wを検出する。第4センサ64は、最上位置の
物品受けトレー10のやや上方の側枠5に設置され、最
上位置の物品受けトレー10上にある物品を検出する。
第5センサ65は、プッシャー9の非作動範囲内である
最後方の上下2つのホイール16間の側枠5にプッシャ
ー9の移動軌跡を前後から挟むようにして設置され、上
昇移動中のプッシャー9を検出する。尚、第5センサ6
5は上下に少し間隔をあけた2組のセンサからなり、下
側は減速用センサ、上側は停止用センサである。第6セ
ンサ66は、プッシャー9の非作動範囲内である最下方
の前後2つのホイール16間の側枠5にプッシャー9の
移動軌跡を上下から挟むようにして設置され、後進移動
中のプッシャー9を検出する。尚、第6センサ66は前
後に少し間隔をあけた2組のセンサからなり、前側は減
速用センサ、後側は停止用センサである。第7センサ6
7は、後側のエンドレス帯22の下側2つのホイール1
6間の側枠5に物品受けトレー10の移動軌跡を上下か
ら挟むようにして設置され、最下位置で退入移動中の物
品受けトレー10を検出する。
【0020】前記マスト31に公知の昇降駆動機構によ
って昇降体35が昇降自在に設けられている。昇降体3
5は、サーボモータ(図示しない)の回転により昇降
し、エンコーダ(図示しない)によりその回転数を検出
することによって高さが検出される。昇降体35の右側
面には遮蔽板35aが取付けられ、この昇降体35の下
部に、昇降トレー36が、突出状態の物品受けトレー1
0の下方に突出したりそこから退入したりするように、
前後水平動自在に設けられている。この昇降トレー36
は公知の水平作動装置(図示略)によって作動させられ
る。
【0021】また、昇降体35の上部には、昇降トレー
36の上方に位置するようにしてストッパー37が前後
水平動自在に設けられている。このストッパー37は、
昇降トレー36上の物品Wと当接する当接面37aを有
し、公知の水平作動装置(図示略)によって作動させら
れる。
【0022】ストッパ37には接触検出センサ38が設
けられている(図11参照)。接触検出センサ38は、
通常、ストッパー37の当接面37aより突出している
当接板38aと、当接板38aにスプリング38bを介
して取付けられた被検出板38cと、被検出板38cの
接近を検出する近接センサ38dとを有する。ストッパ
ー37が水平動して当接板38aが昇降トレー36上の
物品Wと接触すると、スプリング38bが縮むととも
に、図11の1点鎖線の如く、被検出板38cが近接セ
ンサ38dに接近することによって接触が検出される。
そして、ストッパー37と物品Wとの接触が解除される
と、当接板38aはスプリング38bの付勢力によって
通常位置(当接面37aより突出した位置)に戻され
る。
【0023】昇降体35の右方近傍の支持枠32には、
上下に所定間隔をおいて、上から上限センサ55、突出
センサ56、突出復帰センサ57、原点センサ58及び
下限センサ59が設置されている(図12参照)。これ
らのセンサは、それぞれ1対の投光器及び受光器を有す
る光電センサ(通常、「馬蹄形光電センサ」と呼ばれ
る。)であり、昇降体35が各センサに対応する高さ位
置に達すると、遮蔽板35aによって投・受光器間は遮
蔽される。上限センサ55及び下限センサ59は昇降体
35の上限位置及び下限位置を示す非常用であり、通
常、遮蔽板35aによって遮蔽されることはない。上限
センサ55及び下限センサ59が遮蔽されると、昇降体
35の昇降は直ちに停止される。突出センサ56は昇降
トレー36上の物品Wに対するストッパー37の突出の
ためのものであり、突出復帰センサ57は昇降体35の
上昇時に昇降トレー36が突出復帰するためのものであ
る。尚、突出センサ56及び突出復帰センサ57は、公
知の高さ調節機構(図示しない)によって高さ調節自在
となされている。本実施例では、突出センサ56は、昇
降トレー36上の物品Wの上面の高さがストッパー37
の上面の高さを越える高さに昇降体35が位置したとき
に遮蔽されるように調節されている。これによって、昇
降トレー36上に物品Wが供給される際、物品Wがスト
ッパー37の上面に干渉して荷崩れを起こすことが防止
できる。また、突出復帰センサ57は、昇降トレー36
がパレットPに移載された段積物品の最高高さと略同じ
又はやや高くなるような高さに昇降体35が位置したと
きに遮蔽板35aによって遮蔽されるように調節されて
いる。これによって、昇降トレー36の突出復帰動作の
際、昇降トレー36の先端がパレットP上の段積物品に
干渉して荷崩れを起こすことが防止できる。尚、突出セ
ンサ56及び突出復帰センサ57は、段積する物品Wの
高さや大きさ等により最適な高さに調節すればよい。そ
して、原点センサ58は、電源投入時に昇降体35の昇
降のためのサーボモータの回転数を検出するエンコーダ
の初期化を行うためのものである。電源が投入される
と、昇降体35は原点センサ58が遮蔽される位置に移
動した後、所定の昇降動作を行う。
【0024】前記マスト31の下方において、固定基枠
39が床面に設けられ、この固定基枠39の上面に設け
られた長手方向を左右方向に向けた一対のガイドレール
40に沿って左右動台42が左右動自在に設けられ、こ
の左右動台42に設けられた長手方向を前後方向に向け
た一対のガイドレール43に沿ってパレット台45が前
後動自在に設けられている。なお、左右動台42及びパ
レット台45は図示略の公知の水平作動装置によって作
動させられる。このような構成によって、パレット台4
5を前後・左右に移動させることができる。
【0025】前記パレット台45は、搬送方向を前後方
向に向けた駆動ローラーコンベアによって構成されてい
る。また、パレット台45には、パレット台45に載せ
られたパレットPを位置決めロックする装置(図示略)
が設けられている。そして、パレット台45に載せられ
たパレットPの任意の位置を、水平突出した昇降トレー
36の真下に位置させることができるように、左右動台
42及びパレット台45の移動範囲が定められている。
【0026】前記パレット台45上のパレットPがマス
ト31の下方から左方に完全に抜け出し、更に一番前方
に移動した位置において、パレット台45と繋がるよう
になされた搬出コンベア47(図1では省略)が床面に
設けられている。
【0027】次に、図10を用いて本実施例の制御構成
を説明する。制御手段48は、エンドレス帯駆動手段4
9を介してエンドレス帯17、22を駆動させるための
モーター24の回転を制御し、ストッパー水平作動手段
50を介してストッパー37を前後水平動させるための
水平作動装置を制御し、昇降トレー昇降手段51を介し
て昇降体35を昇降させるための昇降駆動機構を制御
し、昇降トレー水平作動手段52を介して昇降トレー3
6を水平動させるための水平作動装置を制御し、パレッ
ト台水平作動手段53を介してパレットPを前後・左右
に水平動させるための左右動台42及びパレット台45
の水平作動装置を制御し、パレット台コンベア駆動手段
54を介してパレット台の駆動ローラコンベアの駆動を
制御し、物品搬送コンベア駆動手段60を介して物品搬
送コンベア1のローラの駆動を制御する。また、制御手
段48は、接触検出センサ38、上限センサ55、突出
センサ56、突出復帰センサ57、原点センサ58及び
下限センサ59に接続されるとともに、第1〜第7セン
サ61〜67にも接続され、これらのセンサの検出結果
に応じて前記の各手段を制御する。
【0028】
【実施例の作用】次に実施例の作用を説明する。物品搬
送コンベア1を搬送されてきた物品Wがローラーコンベ
ア7に載ると、ローラーコンベア7の後方からプッシャ
ー9がローラーコンベア7の搬送面より突出し、ローラ
6の駆動及びプッシャー9の前方移動によって物品Wが
前方に搬送される。第1センサ61によって物品搬送コ
ンベア1を搬送されてきた物品Wが検出されたときに、
第3センサ63によってスロープ8上の物品Wが検出さ
れている場合は、物品搬送コンベア1のローラの駆動を
停止して物品搬送コンベア1上の物品Wがローラーコン
ベア7上に供給されることが防止される。第3センサ6
3によって物品Wが検出されなくなると、物品搬送コン
ベア1のローラ駆動は直ちに開始されて次の物品Wがロ
ーラーコンベア7上に載せられる。次の物品Wがローラ
ーコンベア7に載せられる際、第2センサ62によって
物品Wが検出されている間に、下側の第5センサ65に
よって上昇移動中のプッシャー9が検出された場合、プ
ッシャー9は減速される。そして、上側の第5センサに
よってプッシャー9が検出されたときにも第2センサ6
2によって物品Wが検出されている場合、プッシャー9
は直ちに停止させられて物品Wを下から押し上げたり、
プッシャー9が物品Wより前方に突出してしまうことな
く、1つずつ物品Wが供給される。また、前側の第6セ
ンサ66によってプッシャー9が検出されたときに、第
3センサによってスロープ8上の物品Wが検出されてい
ない場合、プッシャー9は減速される。そして、後側の
第6センサ66によってプッシャー9が検出されたとき
にも第3センサ63によってスロープ8上の物品Wが検
出されていない場合、プッシャー9は停止させられて空
振りが防止される。尚、物品Wは、予め公知の横寄せ装
置によって、搬送コンベア1上又はローラーコンベア7
上において右側壁を揃えるようになされている。その
後、物品Wはスロープ8の前端より、最上位置において
プッシャー9と同期して前進しつつある物品受けトレー
10に載せられる。このとき、物品Wの右側壁はほぼ物
品受けトレー10の右端に揃っている。
【0029】その後、物品Wが完全に物品受けトレー1
0に載ると、当該物品Wを押していたプッシャー9はス
ロープ8の下方に入り込む。そして、物品受けトレー1
0は最下位置まで下降する。下降中、物品受けトレー1
0上の物品Wは、下面後端部がストッパー12のガイド
部12aに摺接することによって、姿勢が修正されると
ともに物品受けトレー10上の所定位置に案内される。
即ち、プッシャー9によって物品Wが傾いた状態で物品
受けトレー10上に供給された場合でも、物品Wの下面
後端部が4つのストッパー12のガイド部12aを含む
仮想面に沿って下降することによって、物品Wの後端壁
が4つのストッパー12のストッパー部12bを含む仮
想面と平行になるように案内される(図7参照)。尚、
ガイド部12aは、物品受けトレー10の下降速度及び
物品Wの重量等により適切な傾斜角度となっている。ガ
イド部12bに沿って下降中の物品Wは、ガイド部12
bに取付けられた傷付け防止部材13によって傷付くの
が防止される。その間に、空となった昇降トレー36
が、最上位置(最下位置の物品受けトレー10に接近す
る位置)まで上昇して突出する。
【0030】その状態で、物品受けトレー10が退入す
るので、ストッパー12によって移動が規制された物品
Wは、後端壁が4つのストッパー12のストッパー部1
2bを含む仮想面上に揃えられて昇降トレー36上に乗
り移る。この際にも、ストッパー部12bに取付けられ
た傷付け防止部材13によって衝突時の衝撃から物品W
が保護されている。即ち、物品受けトレー10は循環運
動の1サイクルで物品Wの受けと渡しの双方動作を行う
ことになる。その後、昇降トレー36は物品Wの高さ分
だけ下降する。昇降トレー36は、プッシャー9及び物
品受けトレー10が移動したシーケンス上の記憶があ
り、第4センサ64によって最上位置にある物品受けト
レー10上の物品Wが検出された場合、第7センサ67
によって物品受けトレー10の退入移動が検出されるこ
とによって下降することで、物品受けトレー10から物
品Wが確実に移載されたときのみ下降するようになされ
ている。即ち、最上位置にあるときに物品Wが載置され
ていた物品受けトレー10が最下位置で退入したことを
検出することによって、物品受けトレーから昇降トレー
に確実に物品が移載されたことを確認することができ
る。
【0031】昇降トレー36に対する物品Wの荷積み動
作中に、下降中の昇降体35が突出センサ56に対応す
る位置に達すると、昇降トレー36上の物品Wに向かっ
てストッパー37が突出動作を開始する(図13参
照)。そして、接触検出センサ38によって物品Wとの
接触が検出されると、ストッパー37の突出動作は停止
させられる。ストッパー37の突出動作は、昇降トレー
36上に段積が完了するまでに終了するので、段積完了
後、直ちに後述するパレットPへの移載動作を行うこと
ができる。尚、ストッパー37の突出動作は、物品Wが
接触の際の衝撃で移動することがないように低速で行わ
れる。また、接触検出センサ38における近接センサ3
8dは、被検出板38cとの接触を検出するのではな
く、接近を検出する非接触式センサであるので消耗する
ことがない。その後、前記と同様の作動が繰り返され
て、昇降トレー36上に所要個の物品Wが後端壁及び右
側壁を揃えるようにして段積(棒積み)される。
【0032】その後、昇降トレー36がパレット台45
上に供給されロックされたパレットPの段積位置72に
接近する位置まで下降した後、昇降トレー36を高速で
退入させて、段積された物品WをパレットP上に載せ
る。このとき、昇降トレー36の退入後、直ちにストッ
パー37も高速で退入する。
【0033】その後、パレット台45を水平移動させ
て、パレットPにおける次の段積位置70と前後及び左
右方向に少し(下降中の昇降トレー36がパレットP上
の段積物品と干渉しない程度)異なるオフセット位置7
1を突出状態の昇降トレー36の真下に位置させる(図
15参照)。段積位置70は、前回の段積位置72と少
し(例えば10mm)離れた位置に設定されている。パ
レット台45は、段積位置及びオフセット位置の所定の
頂点に基づいて水平動され、段積位置70の所定の頂点
Aに対するオフセット位置71の所定の頂点Bの座標
は、段積される物品Wの大きさ等により予め適当な値に
設定されており、適宜変更可能となっている。それと同
時に、昇降トレー36は最上位置に向かって上昇する。
昇降トレー36の上昇中、ストッパー37は退入してい
るので、パレットPに移載された段積物品Wの中に前方
にはみ出した物品Wがあっても干渉することはない。そ
して、昇降体35が突出復帰センサ57に対応する高さ
に達すると、昇降トレー36が水平突出動作(突出復帰
動作)を開始する(図14参照)。昇降トレー36の水
平突出動作は最上位置に達するまでに終了するので、昇
降トレー36が最上位置に達した後、直ちに次の物品W
の供給が開始され、前記と同様に昇降トレー36上に所
定個の物品Wが段積される。その後、物品Wが段積され
た昇降トレー36が、オフセット位置71の真上におい
てパレットPに接近する位置(最下位置)まで下降す
る。そして、昇降トレー36が最下位置にある状態で、
頂点Aから頂点Bの方向にそれらの距離だけパレット台
45が水平動(パレットPの幅寄せ)して、段積位置7
0が昇降トレー36の真下に位置する。このとき、昇降
トレー36上の段積物品WがパレットP上の段積物品W
を側方から押すことによって、双方の段積物品Wにおけ
る所定領域からはみ出した(所定の位置及び向きで段積
されていない)物品Wが矯正される。尚、段積位置70
の前回の段積位置72との距離及びパレットPの幅寄せ
速度は、双方の段積物品Wが衝撃によって荷崩れを起こ
すことがない程度となされている。その後、昇降トレー
36が水平退入することによって、段積物品Wがパレッ
トPの段積位置70に移載される。
【0034】以下、前記と同様の作用が繰り返されて、
パレットPに所要個の物品Wが段積される。なお、パレ
ットPへの物品Wの積み付けは、図9の(1)から(1
0)の番号順で行われる。即ち、(1)から(5)まで
の物品Wの移載は、パレットPを矢印イの方向に間歇移
動させて行い、その後、パレットPを矢印ロの方向に早
戻りさせると共に矢印ハの方向に移動させ、(6)から
(10)までの物品Wの移載は、パレットPを矢印ニの
方向に間歇移動させて行う。
【0035】物品Wが段積されたパレットPはパレット
台45を搬出コンベア47に繋げた後、パレットPのロ
ックを解除し、パレット台45の駆動ローラコンベア及
び搬出コンベア47を駆動して、搬出コンベア47によ
って搬出する。
【0036】
【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。 (1)パレット台45は単なる台であってもよい。 (2)ガイド部12aは湾曲面であってもよい。 (3)ストッパー部12bは湾曲面であってもよい。 (4)ストッパー37の突出及び昇降トレー36の突出
復帰はエンコーダでの検出結果に基づいて行ってもよ
い。 (5)第1〜第7センサ61〜67は反射型光電セン
サ、或いは物品Wが接触することで検出する接触式セン
サでもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、物品が段積された下降中の昇降トレーが前回の
段積物品に干渉することがなく、昇降トレー上の段積物
品がパレット上の前回の段積物品を側方から押すことに
よって双方の段積物品におけるはみ出した物品が矯正さ
れるので、パレット上の段積物品が安定するとともに、
段積物品がパレット表面を占有する割合を高くすること
ができる。
【0038】請求項2記載の発明では、最下位置でオフ
セット位置の真上にある昇降トレーが、前回の段積位置
から少し離れた位置である段積位置の真上に位置するよ
うにパレット台が水平動されるので、段積位置が前回の
段積位置と当接して設定されている場合に比し、荷崩れ
が起こる可能性が低くなる。
【0039】請求項3記載の発明では、段積物品が載置
された昇降トレーは段積位置から前後及び左右方向に離
れているオフセット位置の真上で下降し、最下位置でオ
フセット位置の真上にある昇降トレーが、段積位置の真
上に位置するようにパレット台が前後及び左右方向に水
平動するので、オフセット位置が段積位置から前後方向
のみ或いは左右方向のみに離れている場合に比し、昇降
トレーの下降中及びパレットの水平動中に、昇降トレー
上及びパレット上の段積物品が荷崩れを起こす可能性が
より低くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の簡略平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図3のA部分拡大断面図である。
【図5】図4のV−V線拡大断面図である。
【図6】図4のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】物品受けトレー及びストッパーの斜視図であ
る。
【図8】物品受けトレー及びプッシャーの動力系統図で
ある。
【図9】パレットへの物品の移載順序を示す平面図であ
る。
【図10】制御ブロック図である。
【図11】ストッパー及び接触検出センサの断面図であ
る。
【図12】昇降トレーの高さ検出を説明するための正面
図である。
【図13】ストッパーの突出動作を説明するための側面
図である。
【図14】昇降トレーの突出復帰動作を説明するための
側面図である。
【図15】パレットの幅寄せを説明するためのパレット
及び段積物品の斜視図である。
【符号の説明】
W 物品 A、B 頂点 P パレット 1 物品搬送コンベア 4 物品供給装置 10 物品受けトレー 35 昇降体 36 昇降トレー 45 パレット台 48 制御手段 51 昇降トレー昇降手段 53 パレット台水平作動手段 70 段積位置 71 オフセット位置 72 前回の段積位置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在で且つ突出・退入自在な昇降ト
    レーと、昇降トレーの下方で水平動自在なパレット台
    と、段積時にパレットの段積位置と少し離れたオフセッ
    ト位置を昇降トレーの真下に位置させ、昇降トレーを最
    下位置まで下降させた後、パレットの段積位置が昇降ト
    レーの真下に位置するようにパレット台を水平動させ
    て、昇降トレー上の段積物品がパレット上の段積物品を
    側方から押すことによって、双方の段積物品における所
    定領域からはみ出した物品を矯正する制御手段とを有し
    ているパレットへの物品の段積装置。
  2. 【請求項2】 前記段積位置は、前回の段積位置から少
    し離れた位置で設定されている請求項1記載のパレット
    への物品の段積装置。
  3. 【請求項3】 前記オフセット位置は、段積位置から前
    後及び左右方向に離れている請求項1又は2記載のパレ
    ットへの物品の段積装置。
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JPS52111175A (en) * 1976-03-11 1977-09-17 Murata Mach Ltd Method of unloading luggage on forks
JPS59143820A (ja) * 1983-02-05 1984-08-17 Fuji Tekko Center:Kk 自動積み込み方法

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