JPH10121582A - 拡張ユニットの取付構造 - Google Patents

拡張ユニットの取付構造

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JPH10121582A
JPH10121582A JP27935096A JP27935096A JPH10121582A JP H10121582 A JPH10121582 A JP H10121582A JP 27935096 A JP27935096 A JP 27935096A JP 27935096 A JP27935096 A JP 27935096A JP H10121582 A JPH10121582 A JP H10121582A
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Kiyoshi Hagihira
潔 萩平
Katsuyuki Chihara
勝幸 千原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入隅での目地処理を容易に行うことができる
拡張ユニットの取付構造を提供すること。 【解決手段】 建物10の本体部12に設けられた外壁
パネル25と、この外壁パネル25に対して直角をなす
拡張ユニット30の外壁パネル43との間に、平断面L
字形状のコーナーパネル26を介装した。こうすると、
各パネル25,26,43間の目地処理が入隅の頂角位
置から離れた位置で容易に行われるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡張ユニットの取
付構造に係り、工場で生産された複数の建物ユニットお
よび拡張ユニットを建設現場で組み立てることで建てら
れるユニット式建物の技術に属する。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で生産された建物ユニット
を建設現場で組み立てることにより建てられるユニット
式建物では、建物ユニットの内部空間を居室として有効
に活用するため、収納空間等を建物ユニット内に設け
ず、建物ユニットの側面に取り付けられた拡張ユニット
内に設ける場合がある。また、このような拡張ユニット
は、収納空間の確保のみならず、その内部を建物ユニッ
ト内と連通させることで、居室空間の一部としても利用
可能である。
【0003】このような拡張ユニットの従来の取付構造
を図7に示した。図7において、箱状の拡張ユニット9
0は、建物ユニット20Aに取り付けられているととも
に、室外側の側面に取り付けられた複数の直線状の外壁
パネル91,92および平断面L字形状のコーナーパネ
ル93を備えている。そして、拡張ユニット90の各外
壁パネル91,92のうち、建物ユニット20Bの外壁
パネル25に対して直角をなす外壁パネル92は、その
外壁パネル25に対して勝った状態となるように取り付
けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、拡張ユニット
90の外壁パネル93が建物ユニット20Bの外壁パネ
ル25に対して勝った状態になっていると、外壁パネル
25,93間の目地が入隅の頂角部分に位置するため、
その目地処理が行い難いという問題があった。
【0005】また、拡張ユニット90では、四隅の柱9
4およびこれらを連結する複数の梁を含んで構成された
骨組95の見付け寸法Lが、建物ユニット20の同様な
骨組24の見付け寸法であるモデュール寸法Mよりも若
干小さく設定されているため、拡張ユニット90の外壁
パネル92と建物ユニット20Bの外壁パネル25とに
おいて、各々の見付け寸法が異なってしまい、それら外
壁パネル25,92等の部品の共通化が図れないという
問題もあった。
【0006】さらに、従来では、拡張ユニット90の各
柱94と、これらの柱94に対向する建物ユニット20
Aの各柱21とにおいて、見付け方向内側に向いた各側
面21C,94A同士が面一とされ、拡張ユニット90
の建物ユニット20Aへの取り付けを、それらの側面2
1D,94Aに跨設された接続部材96を用いて行って
いた。このため、接続部材96を隠蔽するための内壁パ
ネル97が建物の内部空間側に張り出してしまい、内部
空間を有効に利用できないとういう問題もあった。
【0007】本発明の目的は、入隅での目地処理を容易
に行うことができる拡張ユニットの取付構造を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の拡張ユニットの
取付構造は、図面で用いた符号で説明すると、建物10
の本体部12を構成する箱状の建物ユニット20Aの側
面に前記本体部12の室外側へ突出して取り付けられる
とともに、建物ユニット20Aよりも小さい見込み寸法
を有する箱状とされ、かつ室外に臨む側面が外壁パネル
42,43で覆われている拡張ユニット30の取付構造
であって、本体部12に設けられた外壁パネル25と、
拡張ユニット30の外壁パネル43との間に、コーナー
パネル26を介装したことを特徴とするものである。こ
のような本発明においては、本体部12と拡張ユニット
30との各外壁パネル25,43間にコーナーパネル2
6を介装するため、各パネル25,26,43間の目地
処理が入隅の頂角位置から離れた位置で容易に行われる
ようになる。
【0009】また、本発明の拡張ユニットの取付構造で
は、本体部12を複数の建物ユニット20から構成し、
拡張ユニット30および各建物ユニット20を、四隅の
柱21,31を含んで構成された骨組24,39を有し
たものとし、これら骨組24,39の見付け寸法M,L
を同じに設定することが好ましい。このような場合に
は、本体部12を構成する建物ユニット20の骨組の見
付け寸法Mと、拡張ユニット30の骨組39の見付け寸
法Lとが同じであるから、拡張ユニット30の見付け方
向に沿って設けられる外壁パネル42等を、他の建物ユ
ニット20Bの外壁パネル25と同寸法に設定できる
等、部材の共通化が促進される。
【0010】また、本発明の拡張ユニットの取付構造で
は、拡張ユニット30および建物ユニット20Aを、四
隅の柱21,31を含んで構成された骨組24,39を
有したものとし、拡張ユニット30の骨組39を構成す
る各柱31のうち、建物ユニット20A側の二本の柱3
1の断面寸法を、これらの柱31と対向する建物ユニッ
ト20Aの二本の柱21の断面寸法よりも小さく設定
し、建物ユニット20Aの二本の柱21の拡張ユニット
側に向いた側面21Aと、この側面21Aに対して直角
をなす拡張ユニット30の柱31の側面31Aとを、互
いに直角をなす二つの当接面50Aを有する接続部材5
0で接続してもよい。このような場合には、拡張ユニッ
ト30の柱31の断面寸法を建物ユニット20の柱21
の断面寸法よりも小さく設定するから、それらの寸法差
を利用することにより、接続部材50が各柱21,31
から建物10の内部側に突出せずに配置されるようにな
る。このため、従来のような、張り出した内壁パネル9
7が不要となり、建物10の内部空間が有効に利用され
るようになる。
【0011】そして、本発明の拡張ユニットの取付構造
では、接続部材50を、この接続部材50が当接される
拡張ユニット30の柱31および建物ユニット20Aの
柱21のうちの少なくとも一方の柱21(31)の側面
21A(31A)に、建物10の内部側から螺設される
ボルト57で固定することが好ましい。このような場合
には、建設現場における接続部材50の固定を建物10
の内部側から容易に行えるようになる。
【0012】さらに、本発明の取付構造では、建物ユニ
ット20Aおよび拡張ユニット30の互いに接続される
柱21,31を、各々中空とし、かつ接続部材50に対
応する位置に設けられた開口部21B,31Bを塞ぐ閉
塞部材53,54を有したものとし、この閉塞部材5
3,54の前記開口部21B,31Bと対向する面にナ
ット56を固着し、このナット56に接続部材50を固
定する前述のボルト57を螺合してもよい。このような
場合には、ナット56を予め閉塞部材53,54に固着
しておくことにより、柱21,31の上下方向の中央位
置等、通常ではナット56を取り付け難い箇所であって
も、開口部21B,31Bを設けた後に各閉塞部材5
3,54を溶接するだけで、ナット56が容易に設けら
れるようになる。
【0013】以上において、さらに、コーナーパネル2
6を、平断面L字形状としてもよく、このような場合に
は、頂角部分が直角とされた入隅が形成されるようにな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、各図において、前述の従
来技術で説明した部材と同じ部材には同一符号を付し
た。図1は、本実施の形態に係る拡張ユニットの取付構
造が適用されたユニット式建物10を模式的に示す全体
斜視図である。図1において、ユニット式建物10は、
基礎11上に建てられた本体部12と、本体部12の上
部に設けられた屋根13とから構成され、本体部12
は、水平方向および上下方向に配置された複数の建物ユ
ニット20から構成され、各建物ユニット20のうちの
桁方向の中央に配置された建物ユニット20Aには本体
部12の室外側に突出した拡張ユニット30が取り付け
られている。
【0015】建物ユニット20は、全体形状が箱状とさ
れているとともに、図2および図4に示すように、四隅
に立設された四本の柱21と、これらの柱21の上端間
および下端間に架け渡された各四本の上梁22および下
梁23とを含んで構成された金属製の骨組24を備え、
建物ユニット20Aに対して見付け方向(桁方向)に隣
接配置された建物ユニット20B(図1、図4)では、
骨組24の室外側の側面に直線状の外壁パネル25が図
示しないブラケット等を介して上下梁に取り付けられて
いる。そして、このような骨組24の見付け方向の寸法
は、モデュール寸法Mとなっている。
【0016】拡張ユニット30は、全体形状が箱状とさ
れ、図3および図4に示すように、四隅に立設された四
本の柱31と、これらの柱31の上端間および下端間に
架け渡された各四本の上梁32および下梁33と、室外
側の上下梁32,33間に立設された間柱34と、上梁
32間および下梁33間に架け渡された中間梁35と、
複数の水平材36、筋かい37およびブレース38とを
含んで構成された金属製の骨組39を備えている。そし
て、このような骨組39の見付け寸法Lは、建物ユニッ
ト20のモデュール寸法Mと同じになっている。また、
骨組39を構成する各柱31の断面寸法は、建物ユニッ
ト20の柱21の断面形状よりも小さく設定され、骨組
39内にはそれらの柱31間に位置されるように、見付
け方向および見込み方向の各々に沿って内壁パネル4
0,41が立設されている。
【0017】図4に示すように、骨組39の室外に臨む
側面は、直線状の外壁パネル42,43、および柱31
に取り付けられた平断面L字形状のコーナーパネル44
で覆われており、見込み方向に沿って設けられた外壁パ
ネル43と、建物ユニット20Bに設けられてその外壁
パネル43に対して直角をなす外壁パネル25との間に
は、平断面L字形状の別のコーナーパネル26が介装さ
れている。このコーナーパネル26は、建物ユニット2
0Bの柱21に、図示しないブラケット等を介して取り
付けられたものである。ここで、各パネル25,26,
42〜44は、例えば、オートクレーブ養生された軽量
気泡コンクリート(ALC)製である。
【0018】図4において、建物ユニット20A,20
Bの内部と拡張ユニット30の内部とは、互いに連通さ
れており、これにより大きな内部空間が形成されてい
る。そして、各建物ユニット20B内に立設された内壁
パネル45の表面と拡張ユニット30の内壁パネル41
表面とは、柱21に固定された内壁材46で連続するよ
うに仕上げられている。なお、図4中の符号47は、内
部空間内にわたって敷設された床材を示している。
【0019】そして、建物ユニット20Aと拡張ユニッ
ト30との接続は、対向し合う柱21,31間で行われ
ている。具体的には、図5にも示すように、各柱21,
31において、柱21の拡張ユニット30側に向いた側
面21Aと、この側面21Aに対して直角をなす柱31
の側面31Aとが、各側面21A,31Aに当接される
当接面50A,50Bを有した平面L字形状の接続部材
50で互いに接続されるようになっている。
【0020】この接続部材50は、二枚のスティフナ5
1で補強されているとともに、各当接面50A,50B
に穿設されたボルト孔52を有している。そして、この
ような接続部材50は、各柱21,31の断面寸法の差
を利用して室内側に突出しない位置において、柱21,
31の上下方向の略中央および上端寄りに固定されるよ
うになっている。
【0021】一方、各柱21,31は、中空の筒状とさ
れ、接続部材50に対応する位置に開口部21B,31
Bを有し、これらの開口部21B,31Bが板状の閉塞
部材53,54の溶接により塞がれている。この閉塞部
材53,54は、ボルト孔55を有すとともに、開口部
21B,31Bと対向する面に予め固着された裏ナット
56を有している。すなわち、これら柱21,31に対
する接続部材50の固定は、この接続部材50のボルト
孔52と閉塞部材53,54のボルト孔55とに室内側
からボルト57を挿通し、各ボルト57をナット56に
螺合することにより行われる。
【0022】また、図6に示すように、建物ユニット2
0Aの柱21における側面21Aの下端寄りには、ステ
ィフナ61で補強されたL字形状の支持部材60が、例
えば、溶接等により固着されており、支持部材60の上
面60Aには、ボルト孔62が穿設され、また、ガイド
ピン63が上方に向いて突設されている。これに対し、
拡張ユニット30の柱31における側面31Aの下端寄
りには、スティフナ71で補強されたL字形状の接続部
材70が固着されており、接続部材70の下面70Aに
は、ボルト孔72が穿設され、また、支持部材60のガ
イドピン63に対応したガイド孔73が穿設されてい
る。すなわち、拡張ユニット30をクレーン等で持ち上
げた後、拡張ユニット30を徐々に下降させてガイド孔
73にガイドピン63を挿通させることにより、支持部
材60の上面60Aに接続部材70を載置し、次いで、
各部材60,70をボルト孔62,72に挿通したボル
ト80とこれに螺合するナット81で接続する。なお、
このナット81は、予め支持部材60に固着しておいて
もよい。
【0023】このような本実施の形態においては、各建
物ユニット20および拡張ユニット30を予め工場で生
産し、この際、外壁パネル25,42,43およびコー
ナーパネル26,44を各骨組24,39に取り付けて
おくとともに、内部に内壁パネル40,41,45等を
配置しておく、次ぎに、建設現場において、各建物ユニ
ット20を組み合わせて建物10の本体部12を建てた
後、前述の要領で拡張ユニット30の下端側を建物ユニ
ット20Aの下端側に載置してボルト止めを行うととも
に、各建物ユニット20の柱21と拡張ユニット30の
柱31とを接続部材50を用いて互いに接続する。ただ
し、接続部材50を予め柱21,31のいずれか一方に
工場等で予め固定あるいは仮固定しておいてもよい。こ
の後、室内では、内壁材46の取り付けを行い、室外で
は、外壁パネル25,42,43およびコーナーパネル
26,44間の目地処理を行う。
【0024】このような本実施の形態によれば以下のよ
うな効果がある。すなわち、建物10において、本体部
12と拡張ユニット30との各外壁パネル25,43間
にはコーナーパネル26が介装されているため、各パネ
ル25,26,43間の目地処理を入隅の頂角位置から
離れた位置で容易に行うことができる。
【0025】また、建物ユニット20の骨組24のモデ
ュール寸法Mと、拡張ユニット30の骨組39の見付け
寸法Lが同じであるため、拡張ユニット30の見付け方
向に沿って設けられた外壁パネル42を、建物ユニット
20Bの外壁パネル25と同寸法に設定でき、部材の共
通化を促進できる。
【0026】さらに、拡張ユニット30の柱31の断面
寸法が建物ユニット20の柱21の断面寸法よりも小さ
く設定されているため、接続部材50をそれらの寸法差
を利用して柱31と内壁材46との間の空間に収容する
ことができ、接続部材50を各柱21,31から建物1
0の内部側に突出させずに配置することができる。この
ため、従来のような、張り出した内壁パネル97が不要
となり、建物10の内部空間を有効に利用することがで
きる。
【0027】そして、接続部材50が各柱21,31の
側面21A,31Aに建物10の内部側から螺設される
ボルト57で固定されているため、建設現場における接
続部材50の固定を容易に行うことができる。
【0028】また、拡張ユニット30および建物ユニッ
ト20Aの各柱21,31が中空とされているうえ、各
柱21,31には開口部21B,31Bが設けられ、接
続部材50固定用のボルト57に螺合するナット56
が、開口部21B,31Bを塞ぐ閉塞部材53,54の
裏面に固着されているため、ナット56を予め閉塞部材
53,54に固着しておくことにより、柱21,31の
上下方向の中央位置等、通常ではナット56を取り付け
難い箇所であっても、開口部21B,31Bを設けた後
に各閉塞部材53,54を溶接するだけで、ナット56
を容易に設けることができる。
【0029】また、コーナーパネル26は、平断面L字
形状であるため、建物10に頂角部分が直角とされた入
隅を形成することができる。
【0030】さらにまた、柱21の下端寄りに設けられ
た支持部材60が拡張ユニット30の垂直荷重を受ける
構造になっているから、接続部材50の固定を、拡張ユ
ニット30の荷重が支持部材60で受けられらた状態で
容易かつ安全に行うことがでる。
【0031】そして、その支持部材60と柱31に設け
られた接続部材70とは、略同形状をしているため、各
部材60,70の構成部品を共通化できる。
【0032】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、コーナーパネル26が平
断面L字形状であったが、本発明に係るコーナーパネル
の断面形状は、特にL字形状に限定されるものではな
く、例えば、室外に臨む外表面を一つの側面で形成した
り、あるいは、このような一つの面を曲面とすることに
より、断面形状をL字形状以外としてもよい。
【0033】また、前記実施の形態では、接続部材50
もL字形状であったが、接続部材はL字形状の他、例え
ば、T字形状等であってもよい。
【0034】また、前記実施の形態では、接続部材50
は、柱21,31の断面の寸法差を利用することによ
り、柱31と内壁材46との間の空間に収容されていた
が、柱31が四隅から多少ずれている場合、すなわち、
柱31とコーナーパネル26との間に十分な空間が形成
される場合には、この空間内に接続部材50を収容して
柱21,31を接続してもよい。要するに、接続部材5
0は、柱21,31の寸法差を利用することにより、建
物10の内部側に突出しない位置に配置されていればよ
い。ただし、柱31とコーナーパネル26との間の空間
を設けて接続部材50を配置すると、その固定作業を内
壁パネル41を立設させない状態で、しかも、手をまわ
す等して行う必要があるため、建物10の工業化率や作
業効率を向上させるうえでも、接続部材50を前記実施
の形態のような空間内に配置することが好ましい。
【0035】そして、本発明では、柱21,31の断面
の寸法が同じであってもよい。しかしながら、柱31の
断面寸法を柱21の断面寸法よりも小さくすることで、
前述した効果が得られるのでよい。
【0036】さらに、前記実施の形態では、拡張ユニッ
ト30の骨組39の見付け寸法Lが建物ユニット20の
骨組24のモデュール寸法Mと同じに設定されていた
が、これらの寸法が異なる場合でも本発明に含まれる。
ただし、各々の寸法を同じに設定することで、前述した
効果が得られるのでよい。
【0037】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
建物の本体部と拡張ユニットとの各々に設けられた互い
に直角をなす外壁パネル間に、平断面L字形のコーナー
パネルを介装したため、各パネル間の目地処理を入隅の
頂角位置から離れた位置で容易に行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る拡張ユニットの取
付構造が適用された建物の全体を模式的に示す斜視図で
ある。
【図2】前記建物の本体部を構成する建物ユニットの骨
組を示す斜視図である。
【図3】前記建物ユニットに取り付けられる拡張ユニッ
トの骨組を示す斜視図である。
【図4】前記拡張ユニットが前記建物ユニットに取り付
けられた状態を示す平面図である。
【図5】前記拡張ユニットを建物ユニットに取り付ける
際の要部を示す分解斜視図である。
【図6】前記拡張ユニットを建物ユニットに取り付ける
際の他の要部を示す分解斜視図である。
【図7】従来技術を示す平面図である。
【符号の説明】
10 建物 12 本体部 20 建物ユニット 21,31 柱 21A,31A 側面 21B,31B 開口部 24,39 骨組 25,42,43 外壁パネル 26 コーナーパネル 30 拡張ユニット 50 接続部材 50A 当接面 53,54 閉塞部材 56 ナット 57 ボルト L,M 見付け寸法および見付け寸法である
モデュール寸法

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の本体部を構成する箱状の建物ユニ
    ットの側面に前記本体部の室外側へ突出して取り付けら
    れるとともに、前記建物ユニットよりも小さい見込み寸
    法を有する箱状とされ、かつ室外に臨む側面が外壁パネ
    ルで覆われている拡張ユニットの取付構造であって、前
    記本体部に設けられた外壁パネルと、前記拡張ユニット
    の外壁パネルとの間には、コーナーパネルが介装されて
    いることを特徴とする拡張ユニットの取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の拡張ユニットの取付構
    造において、前記本体部は複数の建物ユニットから構成
    され、前記拡張ユニットおよび各建物ユニットは、四隅
    の柱を含んで構成された骨組を有し、これら骨組の見付
    け寸法が同じに設定されていることを特徴とする拡張ユ
    ニットの取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の拡張ユニットの取付構
    造において、前記拡張ユニットおよび建物ユニットは、
    四隅の柱を含んで構成された骨組を有し、前記拡張ユニ
    ットの骨組を構成する各柱のうち、前記建物ユニット側
    の二本の柱の断面寸法は、これらの柱と対向する前記建
    物ユニットの二本の柱の断面寸法よりも小さく設定さ
    れ、前記建物ユニットの二本の柱の前記拡張ユニット側
    に向いた側面と、この側面に対して直角をなす前記拡張
    ユニットの柱の側面とが、互いに直角をなす二つの当接
    面を有する接続部材で接続されていることを特徴とする
    拡張ユニットの取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の拡張ユニットの取付構
    造において、前記接続部材は、この接続部材が当接され
    る前記拡張ユニットの柱および前記建物ユニットの柱の
    うちの少なくとも一方の柱の側面に、前記建物の内部側
    から螺設されるボルトで固定されていることを特徴とす
    る拡張ユニットの取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された拡張ユニットの取
    付構造において、前記建物ユニットおよび拡張ユニット
    の互いに接続される柱は、各々中空とされ、かつ前記接
    続部材に対応する位置に設けられた開口部を塞ぐ閉塞部
    材を有し、この閉塞部材の前記開口部と対向する面には
    ナットが固着され、このナットには前記接続部材を固定
    する前記ボルトが螺合していることを特徴とする拡張ユ
    ニットの取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載された拡
    張ユニットの取付構造において、前記コーナーパネル
    は、平断面L字形状であることを特徴とする拡張ユニッ
    トの取付構造。
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