JP2618512B2 - 中間床のある住宅ユニットの製造方法 - Google Patents

中間床のある住宅ユニットの製造方法

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JP2618512B2
JP2618512B2 JP2027808A JP2780890A JP2618512B2 JP 2618512 B2 JP2618512 B2 JP 2618512B2 JP 2027808 A JP2027808 A JP 2027808A JP 2780890 A JP2780890 A JP 2780890A JP 2618512 B2 JP2618512 B2 JP 2618512B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、中間床のある住宅ユニットの製造方法に係
り、プレハブ式住宅のユニットを製造するのに利用でき
る。
〔背景技術〕
近年、建築現場の作業を軽減するために、住宅の部分
品を予め工場等で製造するプレハブ式住宅が広く普及し
ている。このプレハブ式住宅の一例としては、複数の六
面体状のユニットを組み合わせて形成されるユニット住
宅がある。このような住宅のユニットは、道路上の運搬
に高さ制限があるので、天井高さも一定となり、天井の
高いユニットは需要があるのにかかわらず製造できなか
った。
これに対し、本出願人は、ユニット住宅でありなが
ら、天井の高い居室を提供できる考案を実願平1−1099
28号で提案している。
すなわち、第7図に示されるように、下側のユニット
11の上に載置されるユニット12に対し、その床部13が底
部14の上方の中間位置に取付けられ、この床部13の下面
を下階の天井15とすることで、ユニット11,12によって
天井の高さL1の高い居室16が形成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ユニット12を六面体状に組立てた後
に、床部13を形成するための部材を搬入し、床部13をユ
ニット12の中間位置に取付けると、組立作業と搬入作業
とが錯綜し、ユニット12の組立作業が煩雑になる。この
ため、ユニット12の製造ラインとしては、組立作業が煩
雑にならない合理的なライン構成を有するものが要請さ
れていた。
本発明の目的は、製造ラインを合理的なライン構成に
することができ、しかも材料搬入スペースを小さくでき
るうえ、組立てが容易に行える中間床のある住宅ユニッ
トの製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の中間床のある住宅ユニットの製造方法は、柱
と梁とで六面体状に形成されるとともに、その中間部分
に上下をしきる中間床が設けられた住宅ユニットを製造
するにあたり、その端縁から前記柱側へ向かって突出す
る接合部を有する前記中間床の構造体を組立てておき、
組立が完了した前記構造体を前記住宅ユニットの下梁の
上に仮置きし、この状態で下梁を柱に組付け、かつ、前
記構造体を固定するためのブラケットを前記柱に突設し
た後に、前記柱に固着したブラケットの平面位置から前
記接合部が外れる位置まで、前記構造体を水平移動して
から、前記構造体を前記ブラケットの高さ位置まで持ち
上げ、さらに、前記ブラケットに向かって水平移動させ
て前記構造体を元の平面位置に戻し、前記ブラケットに
前記構造体の接合部を接合することを特徴とする。
〔作用〕
このような本発明では、組立てられた中間床を下梁の
上に仮置きした状態で住宅ユニットを組立てるので、ラ
インの出発点で必要な部材をもれなく搬入することが可
能となる。これにより、ラインの途中から部材を割り込
ませて搬入することがなくなり、製造ラインは作業の流
れがスムーズな合理的ライン構成になる。また、材料搬
入が一箇所で済むため、材料搬入の際に材料を待機させ
るための搬入スペースの面積が削減可能となる。
さらに、中間床の構造体は、その端縁から柱側へ向か
って突出する接合部を有し、かつ、柱には、構造体を固
定するブラケットが突設されていることから、構造体の
接合部を直接柱に当接させる必要がなく、構造体の接合
部と柱との間に隙間があることが許容されるようにな
る。
このため、下梁の上に載せた構造体を柱のブラケット
まで移動させるにあたり、ブラケット以外に干渉するも
のがなくなるうえ、柱に固着したブラケットの平面位置
から外れた位置に構造体を一旦水平移動させるので、ブ
ラケットと衝突することがなく、中間床のある住宅ユニ
ットの組立てが容易に行えるようになり、これらにより
前記目的が達成される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、本実施例に係る住宅ユ
ニット20が骨組みを露出させた状態で示されている。
住宅ユニット20の四隅には、角形鋼管等の柱21が配置
され、これらの柱21の下端が長短二種類、すなわち、桁
側および妻側の下梁22,23で連結され、かつ、上端が下
端と同様に長短二種類の上梁24,25で連結されている。
これらにより住宅ユニット20が六面体状に形成されてい
る。
梁22〜25は、断面略「コ」字形の溝形鋼等から形成さ
れている。これらのうち、桁側の上梁24間には、複数の
小梁26が所定間隔で架け渡され、上梁24は、小梁26とと
もにユニット20の天井構造体27を形成している。また、
桁側の下梁22間には、小梁26と略同じ長さの仮止め用治
具28が下梁22に対し着脱可能に設けられる。
前記天井構造体27の下方において、長短二種類の断面
略「コ」字形の溝形鋼等から成形された中間梁31,32が
水平に配置されている。これらのうち長い方の中間梁31
とその間に架け渡された複数の根太33とで中間床の構造
体30が形成されている。また、この構造体30の梁31の両
端には、第3図に示されるように、しの穴34およびボル
ト穴35が設けられている。
一方、各柱21の中間の所定位置には、断面L字形のブ
ラケット36が同じ方向(第5図中右向き)を向いて固着
されている。ブラケット36には、前記梁31のしの穴34お
よびボルト穴35に対応するしの受け穴37およびボルト受
け穴38が設けられている。
これらのブラケット36に対して、第5図から明らかな
ように、中間床構造体30の両側の梁31のうち一方の梁31
は腹側が当接され、他方の梁31は背側が当接され、ブラ
ケット36に対して中間床構造体30が同一方向から当接さ
れるようになっている。また、前記しの穴34およびしの
受け穴37には、先細りにされたしの39が挿通され、中間
床構造体30の位置決めが可能にされている。さらに、ボ
ルト穴35およびボルト受け穴38には、ボルト40が挿通さ
れている。このボルト40にナット41が螺合されることに
より中間床構造体30が柱21に固定される。
ここで、梁31の両端は、図から明らかなように、略長
方形状の構造体30の短辺となる端縁から突出する接合部
となっている。また、しの39の使用やブラケット36への
当接方向の統一等によって、一体化された構造体30の取
付けが容易になるように構成されている。
また、前記中間梁32は、ブラケット36と同様な形状の
ブラケット42を介して柱21に固定されている。
このような構成の本実施例の住宅ユニット20は、第6
図に示される製造ライン50で組立てられる。
第6図において、製造ライン50には、移動可能な組立
台51が設けられ、この組立台51が通過する第1ステージ
52、第2ステージ53、第3ステージ54等が分割されて配
列されている。組立台51はその都度当該工程を行うステ
ージに移動されながら、住宅ユニット20を製造してゆく
よう構成されており、住宅ユニット20の組立は第2ステ
ージ53で行われる。
このような製造ライン50では、次のように、住宅ユニ
ット20の組立が行われる。
まず、第2図に示されるように、別のライン等で、柱
21と上下の短い梁23,25とで形成される四角枠状の妻側
枠体43、下梁22と治具28とで形成される底部仮組立体4
4、天井構造体27および中間床構造体30等の半組立体を
予め組立てておき、これらの半組立体を製造ライン50に
搬入し、第1ステージ52に停止している組立台51に載置
する。
この際、下梁22で形成された底部仮組立体44の上に中
間床構造体30を仮置きした状態で組立台51に載せる。こ
れにより、ライン50の途中に中間床構造体30の搬入等の
割り込みがなくなる。
次いで、組立台51を第2ステージ53に移動し、中間床
構造体30および底部仮組立体44の両側に枠体43を立て、
下梁22および天井構造体27の梁24を柱21に取付けてユニ
ット20を六面体状に組立てる。このユニット20の組立作
業が完了する前に、予め柱21の所定位置にブラケット36
を取付けておく。
次に、底部仮組立体44に載置された中間床構造体30を
上方に持ち上げてブラケット36を介して柱21に取付け
る。
すなわち、第4図および第5図に示されるように、梁
31の両端が前記ブラケット36に衝突するのを避けるた
め、柱21に固着したブラケット36の平面位置から外れた
位置まで、中間床構造体30を水平移動する。そして、中
間床構造体30をブラケット36の高さ位置まで持ち上げ、
さらに、ブラケット36に向かって水平移動させて中間床
構造体30を元の平面位置に戻し、中間床構造体30の梁31
の両端をブラケット36に当接させる。ここで、中間床構
造体30およびブラケット36の両方の穴34,37にしの39を
挿入して、中間床構造体30の位置決めを行う。この状態
で構造体30およびブラケット36の穴35,38にボルト40を
挿入して、ボルト40をナット41に螺合させる。これによ
り構造体30を柱21に固定する。
最後に住宅ユニット20に未だ取付けられていない中間
梁32を柱21に固定し、組立台51を次の別の工程の第3ス
テージ54へ向けて移動させて、住宅ユニット20の組立を
完了する。
なお、底部仮組立体44の治具28は、桁側の下梁22の柱
21への取付完了後、適宜な時に下梁22から取り外す。
前述のような本実施例によれば、次のような効果があ
る。
すなわち、住宅ユニット20を組立てるにあたって最初
から中間床構造体30を下梁22の上に仮置きして作業を行
うようにしたので、組立作業の途中で中間床構造体30の
搬入等の他の作業が割り込むことがなく、組立作業がス
ムーズに行える合理的なライン構成を実現できる。
また、中間床構造材30等の半組立体を第1ステージ52
一箇所で搬入させるようにしたので、これらの半組立体
の搬入のために半組立体を待機させるスペースの数およ
び面積を小さくできる。
さらに、中間床構造体30を下梁22に重ねて組立台51に
積載したので、中間床構造体30を載せるスペースを別途
必要とせず、組立台51の面積を小さくできる。
しかも、中間床構造体30は、接合部である梁31の両端
が、当該中間床構造体30の短辺となる端縁から突出し、
かつ、柱21には、ブラケット36が突設されていることか
ら、中間床構造体30の梁31の両端を直接柱21に当接させ
る必要がなくなり、中間床構造体30と柱21との間に隙間
があることが許容される。
このため、下梁22の上に載せた中間床構造体30を柱21
のブラケット36まで移動させるにあたり、ブラケット36
以外に干渉するものがなくなるうえ、柱21に固着したブ
ラケット36の平面位置から外れた位置に中間床構造体30
を一旦水平移動させるので、ブラケット36と衝突するお
それがなく、中間床のある住宅ユニットの組立てを容易
に行うことができる。
また、中間床構造体30をブラケット36に対する当接方
向を統一し、また、しの39で構造体30の位置決めを行え
るようにしたので、構造体30を柱21に容易に固定するこ
とができる。
さらに、予め底部仮組立体44を形成しておいたので、
梁22が所定位置に保持されるため、その上に中間床構造
体30を容易に載置することができ、しかも、柱21に対す
る組付けを正確かつ迅速に行うことができる。
なお、本発明は前述の実施例に限定されるものではな
く、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は
本発明に含まれるものである。
すなわち、妻側枠体43、天井構造体27等は予め組立て
ておかなくてもよく、中間床構造体30以外は、柱や梁等
の部材を分離した状態のまま搬入し、これらばらばらの
部材を組立ててもよい。
また、前記実施例では、中間床構造体30および天井構
造体27は単なる骨組みであったが、これに限らず、天井
や床を構成する面材が張り付けられたより完成されたも
のでもよい。
さらに、下梁22は治具28で相互に連結されるものに限
らず、梁31にボルト止めされるもの等、中間床構造体30
側に仮固定されるものでもよい。
〔発明の効果〕
前述のように、本発明の中間床のある住宅ユニットの
製造方法によれば、製造ラインを合理的なライン構成に
することができ、しかも材料搬入スペースを小さくする
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例の住宅ユニット
を示す斜視図および分解斜視図、第3図は前記実施例の
住宅ユニットの要部を示す斜視図、第4図および第5図
は前記実施例の住宅ユニットの組立工程を説明する側面
図および平断面図、第6図は前記実施例の製造ラインを
示す平面図、第7図は本発明の背景を具体的に説明する
ための住宅ユニットの縦断面図である。 20……住宅ユニット、21……柱、22,23……下梁、24,25
……上梁、30……中間床の構造体、36……ブラケット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱と梁とで六面体状に形成されるととも
    に、その中間部分に上下をしきる中間床が設けられた住
    宅ユニットを製造するにあたり、その端縁から前記柱側
    へ向かって突出する接合部を有する前記中間床の構造体
    を組立てておき、組立が完了した前記構造体を前記住宅
    ユニットの下梁の上に仮置きし、この状態で下梁を柱に
    組付け、かつ、前記構造体を固定するためのブラケット
    を前記柱に突設した後に、前記柱に固着したブラケット
    の平面位置から前記接合部が外れる位置まで、前記構造
    体を水平移動してから、前記構造体を前記ブラケットの
    高さ位置まで持ち上げ、さらに、前記ブラケットに向か
    って水平移動させて前記構造体を元の平面位置に戻し、
    前記ブラケットに前記構造体の接合部を接合することを
    特徴とする中間床のある住宅ユニットの製造方法。
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