JPH0827900A - 建物の柱と梁の接合構造 - Google Patents

建物の柱と梁の接合構造

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JPH0827900A
JPH0827900A JP16784794A JP16784794A JPH0827900A JP H0827900 A JPH0827900 A JP H0827900A JP 16784794 A JP16784794 A JP 16784794A JP 16784794 A JP16784794 A JP 16784794A JP H0827900 A JPH0827900 A JP H0827900A
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JP
Japan
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column
pillar
building
reinforcement
joint structure
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Withdrawn
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JP16784794A
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English (en)
Inventor
Shoichi Ueno
彰一 上野
Masanobu Hosono
雅信 細野
Kazuyuki Tateno
一幸 舘野
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梁の高さが変わっても壁パネルと柱の高さを
変える必要のない建物の柱と梁の接合構造を提供する。 【構成】 補強用柱13の上端角部に形成された1段の切
欠き部16と、この補強用柱13と接合される登り梁14の補
強用柱13側端部の下側角部に形成された2段の切欠き部
17,18 とを有し、補強用柱13の上端面13A に補強用柱13
の第1段目切欠き部17の下面部17A が載置されると共
に、補強用柱13の切欠き部16の上面部16B に補強用柱13
の第2段目切欠き部18の下面部18A が載置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の柱と梁の接合構
造に関し、例えば壁パネルを主要構造部材とする工業化
建物に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来、工期の短縮、建物コストの低減等を
図るため、工場で作製された複数の壁パネルや床パネル
を現場で組み立てて建築するようにしたパネル組立式の
工業化建物が施工されている。このような工業化建物の
壁の施工法として、例えば、柱を用いないで壁パネルの
みで組み立てる施工法があり、また、補強用柱を使用し
てこの補強用柱を壁パネルの内側に沿って設置する施工
法もある。このような補強用柱を使用した工業化建物に
おいて、通常、梁は柱の上に載せられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】建物の構造を変える
と、梁に要求される荷重強度が変化し、それに応じて柱
の上に載せられる梁の高さも変わることがある。この場
合、その梁の高くなった分、壁パネルと柱の高さの調整
が必要となる。しかし、梁の高さに応じて壁パネルと柱
の高さも一々変えることは作製上面倒であり、部材の作
製効率を落とす原因となっていた。
【0004】そこで、本発明は、梁の高さが変わっても
壁パネルと柱の高さを変える必要のない建物の柱と梁の
接合構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
建物の柱と梁の接合構造は、柱の上端角部に形成された
1段の切欠き部と、この柱と接合される梁の前記柱側端
部の下側角部に形成された2段の切欠き部とを有し、前
記柱の上端面に前記梁の第1段目切欠き部の下面部が載
置されると共に、前記柱の切欠き部の上面部に前記梁の
第2段目切欠き部の下面部が載置されることを特徴とす
る。本発明の第2発明に係る建物の柱と梁の接合構造
は、第1発明において、前記梁が水平梁であることを特
徴とする。前記水平梁とは、例えば床梁、天井梁、小屋
梁等である。
【0006】本発明の第3発明に係る建物の柱と梁の接
合構造は、第1発明において、前記梁が登り梁であるこ
とを特徴とする。本発明の第4発明に係る建物の柱と梁
の接合構造は、上記発明において、前記柱の上端部にボ
ルト部材が設けられ、このボルト部材は前記梁を貫通し
てその上面側に露出し、かつこの露出した部分にはナッ
トが締め付けられて前記柱と梁が接合されることを特徴
とする。
【0007】
【作用】仮に、建物の構造を変えたことによって、柱に
支持される梁の高さが変わった場合であっても、壁パネ
ルや柱の高さを変えることなく、梁を一部変更するだけ
で対応することができるようになる。即ち、梁の高さが
変わった分、第2段目切欠き部の側面部の長さを長くす
るか、短くすればよい。そして、柱の切欠き部の側面部
と梁の第1段目切欠き部の側面部との接合によって、柱
と梁との高精度の位置決めが得られるようになる。即
ち、これらの切欠き部の側面部が、柱の側面部と比べて
小さいため、加工精度を上げやすいからである。
【0008】
【実施例】図1,2を参照して、本発明の第1実施例に
係る建物の柱と梁の接合構造を説明する。図1,2に示
すように、第1実施例に係る建物の柱と梁の接合構造
は、工業化建物11に適用されたものであり、主要構造部
材となる複数の壁パネル12、これらの壁パネル12の内側
に壁パネル12に沿って配置された補強用柱13、対向する
2本の補強用柱13の上端部間に架け渡された登り梁14、
屋根パネル15等を有して構成されたものである。
【0009】前記壁パネル12は、モジュールに対応した
大きさを有し、かつモジュール芯に合わせて連続配置さ
れている。なお、前記モジュールとは、建物を構成する
箱形の単位で、建物の設計や生産の基準となる寸法のこ
とである。また、前記モジュール芯とは、所定のモジュ
ールで区画された建物における基準線であり、各モジュ
ールの境界位置を示す線(仕切り線)を意味する。前記
補強用柱13は、部屋の両角部及び平行に隣合う壁パネル
12の継ぎ目の位置に配置されている。
【0010】これらの補強用柱13の上端角部には、1段
の切欠き部16が形成されている。この切欠き部16は、垂
直方向に切り欠かれた側面部16A 及びこの側面部16A の
下端から水平方向に切り欠かれた上面部16B よりなる。
一方、前記補強用柱13と接合される登り梁14の柱13側の
端部の下側角部には、2段の切欠き部17,18 が形成され
ている。第1段目切欠き部17は、水平方向に切り欠かれ
た第1の下面部17A 及びこの下面部17A の側端から垂直
方向に切り欠かれた第1の側面部17B よりなる。また、
第2段目切欠き部18は、前記第1の側面部17B の下端か
ら連続して水平方向に切り欠かれた第2の下面部18A 及
びこの下面部18A の側端から垂直方向に切り欠かれた第
2の側面部18B よりなる。
【0011】前記補強用柱13の上端面13A から切欠き部
16を含んだ補強用柱13の側面部13Bまでの段々形状は、
登り梁14の第1段目及び第2段目切欠き部17,18 で形成
された段々形状に対応している。即ち、登り梁14を補強
用柱13に接合した際、両方の段々形状が接合し合う形状
となっている。そして、前記補強用柱13の上端面13A に
は、ボルト部材19が立設されている。このボルト部材19
の先端部には雄ねじ21が刻切されている。一方、前記登
り梁14の第1の下面部17A には、垂直方向に前記ボルト
部材19の挿通用孔部22が形成されている。
【0012】本実施例に係る建物の柱と梁の接合構造
は、次のようにして造ることができる。先ず、工場にお
いて、通常の壁パネル12、屋根パネル15等と共に、本実
施例に係る補強用柱13、登り梁14を作製する。即ち、前
記切欠き部16が形成され、ボルト部材19が立設された補
強用柱13を作製する。また、前記第1段目と第2段目切
欠き部17,18 及びボルト部材19の挿通用孔部22が形成さ
れた登り梁14を作製する。
【0013】次に、これらの建築材を建築現場に輸送
し、従来通り、これらの建築材を使用して工業化建物11
を組み立てる。この組立てにおいて、隣合う壁パネル12
間の継ぎ目の位置に壁パネル12に沿って補強用柱13を載
置した後、対向する2本の補強用柱13の上端部間に登り
梁14を架け渡す。
【0014】この登り梁14の補強用柱13への接合の際、
補強用柱13の上端面13A に補強用柱13の第1段目切欠き
部17の第1の下面部17A を載置すると共に、補強用柱13
の切欠き部16の上面部16B に補強用柱13の第2段目切欠
き部18の第2の下面部18A を載置した後、前記挿通用孔
部22から露出したボルト部材19の雄ねじを座金23を介し
てナット24で締め付ける。
【0015】本実施例に係る柱と梁の接合構造によれ
ば、仮に、建物11の構造を変えたことによって、補強用
柱13に支持される登り梁14の高さが変わった場合であっ
ても、壁パネル12や登り梁14の高さを変えることなく、
登り梁14自体を一部変更するだけで対応することができ
る。即ち、図2に示すように、登り梁14の高さが変わっ
て高くなった場合(二点鎖線で示す)その高くなった分
d、第2段目切欠き部18の第2の側面部18B の長さを長
くすればよい。また、第1段目と第2段目切欠き部17,1
8 の段々形状は、略元のままでよいため、加工が容易で
ある。
【0016】また、登り梁14に形成された切欠き部17,1
8 が2段となっているため、補強用柱13の切欠き部16の
側面部16A と登り梁14の第1段目切欠き部17の側面部17
B との接合によって、補強用柱13と登り梁14との高精度
の位置決めが得られるようになる。即ち、これらの切欠
き部16,17 の各側面部16A,17B については、小面積であ
るため、容易に加工精度を上げることができるからであ
る。更に、登り梁14のボルト部材挿通用孔部22から露出
したボルト部材19の先端部をナット24で締め付けて登り
梁14を補強用柱13に接合するようにしたため、接合作業
が容易である。
【0017】次に、図4を参照して第2実施例に係る建
物の柱と梁の接合構造を説明する。第1実施例では、梁
が登り梁14の場合であったが、第2実施例の接合構造で
は、梁が水平梁である床梁25の場合である。即ち、下階
の補強用柱13の上に床梁25が載せられ、この床梁25の上
に床パネル26が載置されるような場合、これらの補強用
柱13と床梁25に対しても第1実施例の場合と同様にそれ
ぞれ切欠き部16及び第1段目及び第2段目切欠き部27,2
8 を形成して本実施例の接合構造を構成することができ
る。
【0018】そして、この第2実施例によっても、第1
実施例と同様に、補強用柱13の上に載せられる床梁25の
高さが変わった場合(二点鎖線で示す)であっても、床
梁25の高さを変えることなく、床梁25自体を部分的に変
更するだけで対応することができる。また、本実施例に
おいても、壁パネル12と補強用柱13は、第1実施例のも
のと同様のものとすることができる。
【0019】なお、上記実施例において、例えば登り梁
14の第1、第2段目切欠き部17,18の下面部17A,18A の
大きさ及びそれら大きさの割合は任意であり、登り梁14
の補強用柱13に対する大きさ等に基づき適宜選定すれば
よい。また、本発明は、上記工業化建物以外の、柱を主
要構造部材とする建物の場合にも同様に適用することが
できる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る建物の柱と梁の接合構造に
よれば、仮に、建物の構造を変えたことによって、柱に
支持される梁の高さが変わった場合であっても、壁パネ
ルや梁の高さを変えることなく、梁自体を一部変更する
だけで対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る建物の柱と梁の接合
構造の分解斜視である。
【図2】第1実施例の接合構造の側断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る建物の柱と梁の接合
構造の側断面である。
【符号の説明】
11 工業化建物 12 壁パネル 13 補強用柱 14 登り梁 16 補強用柱の切欠き部 17 登り梁の第1段目切欠き部 18 登り梁の第2段目切欠き部 19 ボルト部材 24 ナット 25 水平梁である床梁 27 床梁の第1段目切欠き部 28 床梁の第2段目切欠き部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱の上端角部に形成された1段の切欠き
    部と、この柱と接合される梁の前記柱側端部の下側角部
    に形成された2段の切欠き部とを有し、前記柱の上端面
    に前記梁の第1段目切欠き部の下面部が載置されると共
    に、前記柱の切欠き部の上面部に前記梁の第2段目切欠
    き部の下面部が載置されることを特徴とする建物の柱と
    梁の接合構造。
  2. 【請求項2】 前記梁が水平梁であることを特徴とする
    請求項1に記載の建物の柱と梁の接合構造。
  3. 【請求項3】 前記梁が登り梁であることを特徴とする
    請求項1に記載の建物の柱と梁の接合構造。
  4. 【請求項4】 前記柱の上端部にボルト部材が設けら
    れ、このボルト部材は前記梁を貫通してその上面側に露
    出し、かつこの露出した部分にはナットが締め付けられ
    て前記柱と梁が接合されることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の建物の柱と梁の接合構造。
JP16784794A 1994-07-20 1994-07-20 建物の柱と梁の接合構造 Withdrawn JPH0827900A (ja)

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JP (1) JPH0827900A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011224441A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Junji Tada 廃材処理設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011224441A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Junji Tada 廃材処理設備

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