JPH09317205A - サンルームの増築方法 - Google Patents

サンルームの増築方法

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JPH09317205A
JPH09317205A JP13674696A JP13674696A JPH09317205A JP H09317205 A JPH09317205 A JP H09317205A JP 13674696 A JP13674696 A JP 13674696A JP 13674696 A JP13674696 A JP 13674696A JP H09317205 A JPH09317205 A JP H09317205A
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JP
Japan
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unit
sunroom
building
solarium
units
Prior art date
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JP13674696A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Inamura
勝章 稲村
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】敷地や空間を有効利用でき、サンルームの配置
の自由度が高く、大空間のサンルームを形成でき、簡単
に施工できるサンルームの増築方法を提供する。 【解決手段】 四本の柱41、これらの柱41の上端間
を連結する上梁および柱41の下端間を連結する下梁4
5を組んで鉛直荷重を支持可能な箱形形状の骨組み40
Aを形成し、この骨組み40A内にサンルームを設けて
サンルームユニット22Aを予め形成しておき、増築用
敷地に基礎を設け、この基礎上にサンルームユニット2
2Aを配置した後、このサンルームユニット22Aおよ
び隣接する建物ユニット12Aの各骨組み40Aの上部
同士と下部同士とをエキスパンションジョイント30を
介して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンルームの増築
方法に関する。
【0002】
【背景技術】近年、住宅等の建物に、日光浴等を行うサ
ンルームを増設することが行われている。従来、例え
ば、建物本体に隣接してサンルームを増築する場合に
は、その建物本体と隣接した増築用敷地に基礎を設け、
この基礎上に柱や梁等を組んで建物本体と連結された骨
組みを形成し、この骨組みに採光用のガラスや床材等を
組み付けるようにしていた。
【0003】しかし、このような増築方法では、骨組み
の組立てやガラスの組み付け等の作業を全て建設現場で
行わなければならず、現場での作業が煩雑なうえに長い
施工期間を要する。このような問題を解消するものとし
て、近年、工場等において予め骨組みを組んでガラス等
の設備を組み付けたサンルームユニットが用いられてい
る。このサンルームユニットは、建物本体に接続するだ
けでサンルームを形成することができるので施工作業を
簡略化できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サンルームユ
ニットの骨組みは鉛直荷重を支えることができない簡易
な構造であるため、建物本体と並べて設置するとその上
には上階を形成できず、敷地や空間を有効利用すること
ができなかった。一方、敷地や空間の有効利用を考える
と、サンルームユニットを建物本体の屋上等にしか設置
することができず、サンルームの配置が制約されてしま
う。そして、骨組みが簡易なものであるため、限られた
大きさのものしか形成できないうえに連棟にも制限があ
り、大空間のサンルームが形成できなかった。
【0005】また、サンルームユニットを建物本体に対
して独立した状態で増設すると、地震時には、サンルー
ムユニットと建物本体とが個別に揺れて水平方向の相対
変位が生じやすく、骨組みの変形等の有害な影響を相互
に与えることがある。このため、サンルームユニットの
骨組みと建物本体とは多数箇所にわたって高い強度で接
合しなければならず、接合作業に手間がかかっていた。
【0006】本発明の目的は、敷地や空間を有効利用で
き、サンルームの配置の自由度が高く、大空間のサンル
ームを形成でき、簡単に施工できるサンルームの増築方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、建物本体10と隣接した増築用敷地にサ
ンルーム53,53A,53Bを増築するサンルームの
増築方法であって、四本の柱41,42、これらの柱4
1,42の上端間を連結する上梁43,44、および前
記柱41,42の下端間を連結する下梁45を含んで構
成されかつ鉛直荷重を支持可能な箱形形状の骨組み40
A,40Bを有し、前記骨組み40A,40B内の少な
くとも一部にはサンルーム53A,53Bが設けられて
いるサンルームユニット22A,22Bを予め形成して
おき、前記増築用敷地に基礎21を設け、この基礎21
上に前記サンルームユニット22A,22Bを配置した
後、このサンルームユニット22A,22Bをエキスパ
ンションジョイント30を介して前記建物本体10に接
続することを特徴とする。
【0008】本発明では、サンルームユニット22A,
22Bの骨組み40A,40Bを鉛直荷重を支持可能な
構造とするため、サンルームユニット22A,22Bの
上に上階を形成できるようになり、敷地やサンルームユ
ニット22A,22Bの上の空間を有効利用することが
できるうえに、サンルームユニット22A,22Bを上
下階に拘わらず組み込めるようになり、サンルーム53
A,53Bの配置の自由度を高めることができる。さら
に、サンルームユニット22A,22Bの骨組み40
A,40Bを鉛直荷重を支持可能な構造とするので、従
来のサンルームユニットよりも大きく形成できるうえ
に、連棟や積層も自由に行えるようになり、大空間のサ
ンルーム53を簡単に形成できる。
【0009】また、サンルームユニット22A,22B
と建物本体10とをエキスパンションジョイント30を
介して接合するため、各々を物理的に分離した状態で接
合することになる。従って、サンルームユニット22
A,22Bと建物本体10とが個別に揺れることにより
生じる水平方向の相対変位がエキスパンションジョイン
ト30により吸収されるようになり、サンルームユニッ
ト22A,22Bと建物本体10とが力学上有害な影響
を相互に及ぼすことがなくなる。さらに、サンルームユ
ニット22A,22Bと建物本体10とを高い強度で多
数箇所にわたって剛接合する必要がなくなり、接合作業
を容易化でき、簡単に施工できる。これらにより、前記
目的が達成される。
【0010】また、前記建物本体10は、四本の柱4
1,42、これらの柱41,42の上端間を連結する上
梁43,44、および前記柱41,42の下端間を連結
する下梁45を含んで構成される箱形形状の骨組み40
A,40Bを備えた複数の建物ユニット12を組み合わ
せて構築したユニット式建物10であり、この建物ユニ
ット12の骨組み40Aと前記サンルームユニット22
A,22Bの骨組み40A,40Bとを前記エキスパン
ションジョイント30を介して接続することが望まし
い。
【0011】このようにサンルームユニット22A,2
2Bおよび建物ユニット12は同じ構造の骨組み40
A,40Bを備えているため、建物ユニット12の骨組
み40Aを流用してサンルームユニット22A,22B
を簡単に形成できる。また、各骨組み40A,40B同
士を接続するので、サンルームユニット22A,22B
と建物ユニット12とを確実に接続することができる。
【0012】さらに、前記サンルームユニット22A,
22Bおよび前記建物ユニット12の各骨組み40A,
40Bの上部同士と、前記サンルームユニット22A,
22Bおよび前記建物ユニット12の各骨組み40A,
40Bの下部同士とを前記エキスパンションジョイント
30を介して接続することが望ましい。
【0013】このように、サンルームユニット22A,
22Bおよび建物ユニット12の骨組み40A,40B
の上部同士と下部同士とをエキスパンションジョイント
30により接続すれば、サンルームユニット22A,2
2Bおよび建物ユニット12の上部と下部とで地震時の
水平方向の相対変位が異なる場合でも、その変位の差が
各エキスパンションジョイント30により確実に吸収さ
れるようになる。
【0014】そして、前記エキスパンションジョイント
30は、第一支持部31Aと、第二支持部31Bと、こ
れらの第一および第二支持部31A,31B間に架設さ
れるジョイント部32と、前記各支持部31A,31B
および前記ジョイント部32を互いに直交する長孔33
A,33Bを介して連結する締付具33とを含み、予
め、前記サンルームユニット22A,22Bおよび前記
建物ユニット12の各骨組み40A,40Bの対向面に
前記第一および第二支持部31A,31Bをそれぞれ対
向して設けておき、前記基礎21上に前記サンルームユ
ニット22A,22Bを配置した後、前記第一および第
二支持部31A,31B上に前記ジョイント部32を架
け渡し、前記ジョイント部32および前記各支持部31
A,31Bを前記締付具33により連結して、前記サン
ルームユニット22A,22Bを前記建物ユニット12
に接続することが望ましい。
【0015】このように、第一支持部31Aおよび第二
支持部31Bを予めサンルームユニット22A,22B
および建物ユニット12の各骨組み40A,40Bに設
けておけば、ジョイント部32をこれらの第一および第
二支持部31A,31Bに連結するだけで、簡単にサン
ルームユニット22A,22Bを建物ユニット12に接
続できる。
【0016】そして、前記基礎21上に複数の前記サン
ルームユニット22A,22Bを積層配置し、各サンル
ームユニット22A,22Bの前記サンルーム53A,
53Bを上下に連通させてもよい。このようにすれば、
従来よりも高さ寸法の大きいサンルーム53を簡単かつ
確実に形成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 [第一実施形態]図1には、本実施形態の建物本体であ
るユニット式建物10と、このユニット式建物10と隣
接した増築用敷地に増築された増築部分20とが示され
ている。ユニット式建物10は、基礎11上に組み合わ
せて配置された複数の建物ユニット12を含んで構成さ
れている。建物ユニット12は、二層に積層され、ユニ
ット式建物10の平面形状が矩形形状となるように配置
されている。これらの建物ユニット12上には、図示し
ない屋根パネル等からなる屋根が形成されている。
【0018】増築部分20は、建物ユニット12A,1
2Bに面した増築用敷地に設けられた基礎21と、この
基礎21上に建物ユニット12A,12Bと隙間を隔て
て積層配置された二つのサンルームユニット22A,2
2Bとを備えている。
【0019】図2に示すように、サンルームユニット2
2Bは、隣接する建物ユニット12Bにエキスパンショ
ンジョイント30を介して接続されている。サンルーム
ユニット22Aも同様に隣接する建物ユニット12Aに
エキスパンションジョイント30を介して接続されてい
る。
【0020】図3に示すように、サンルームユニット2
2Aおよび各建物ユニット12は、標準の長さの四本の
長寸柱41と、これらの長寸柱41の上端間を連結する
上梁43と、長寸柱41の下端間を連結する下梁45と
を含んで構成される直方体形状の骨組み40Aを備えて
いる。これらの長寸柱41、上梁43および下梁45は
鋼材からなり、骨組み40Aは鉛直荷重を支持可能な鉄
骨構造とされている。なお、長寸柱41と上梁43およ
び下梁45とは、ブラケット47を介して連結されてい
る。
【0021】図4に示すように、サンルームユニット2
2Aおよび建物ユニット12Aの各骨組み40Aの屋外
に面する側面には、外壁材であるALC版等のカーテン
ウォール48が取り付けられている。また、各骨組み4
0Aには、図示しない床材や天井材等の各種内装材およ
び外装材等が組み付けられている。サンルームユニット
22Aおよび建物ユニット12Aの各骨組み40Aの下
部同士は、前述したエキスパンションジョイント30に
より接続されている。
【0022】エキスパンションジョイント30は、サン
ルームユニット22Aの骨組み40Aの建物ユニット1
2Aとの対向面に設けられた第一支持部31Aと、建物
ユニット12Aの骨組み40Aのサンルームユニット2
2Aとの対向面に設けられた第二支持部31Bと、これ
らの第一および第二支持部31A,31B間に架設され
る矩形枠状のジョイント部32と、各支持部31A,3
1Bおよびジョイント部32を連結する締付具であるボ
ルト33および図示しないナットとを含んで構成され
る。
【0023】第一支持部31Aは、サンルームユニット
22Aの建物ユニット12A側の一対の長寸柱41の各
下端部に設けられた支持片37からなり、第二支持部3
1Bは、建物ユニット12Aのサンルームユニット22
A側の一対の長寸柱41の各下端部に第一支持部31A
の支持片37と対向して設けられた支持片37からな
る。
【0024】第一および第二支持部31A,31Bの各
支持片37には、ジョイント部32との交差部分に長孔
33Aが設けられ、ジョイント部32の各支持片37と
の交差部分には、支持片37の長孔33Aと直交する長
孔33Bが設けられている。これらの長孔33A,33
Bには、ジョイント部32側からボルト33が挿通さ
れ、このボルト33には支持片37側から図示しないナ
ットが螺合され、ジョイント部32と各支持片37とが
締め付けられている。このようなエキスパンションジョ
イント30の上には、図示しない床面材が設置されてい
る。
【0025】なお、サンルームユニット22Aおよび建
物ユニット12Aの各骨組み40Aの図示しない上部同
士も同様な構造のエキスパンションジョイント30によ
り接続されている。このエキスパンションジョイント3
0の第一支持部31Aの支持片37は、サンルームユニ
ット22Aの長寸柱41の上端部に設けられ、第二支持
部31Bの支持片37は、建物ユニット12Aの長寸柱
41の上端部に設けられている。このようなエキスパン
ションジョイント30の下には、図示しない天井面材が
設置されている。
【0026】これらの上下一対のエキスパンションジョ
イント30の各ジョイント部32には、その端部に固定
された接合部材34を介してALC版等の接続用外壁材
35が取り付けられ、サンルームユニット22Aと建物
ユニット12Aとの間の隙間が覆われている。この接続
用外壁材35はカーテンウォールであり、隣接するカー
テンウォール45との接合部分は目地材351等により
処理されている。
【0027】一方、図5に示すように、サンルームユニ
ット22Bは、標準の長さの二本の長寸柱41と、この
長寸柱41よりも短い二本の短寸柱42と、長寸柱41
の上端間および短寸柱42の上端間をそれぞれ連結する
第一上梁43と、長寸柱41および短寸柱42の各上端
間を連結する第二上梁44と、長寸柱41および短寸柱
42の下端間を連結する下梁45とを含んで構成される
骨組み40Bを備えている。
【0028】この第二上梁44は、長寸柱41の上端に
直角に連結されて骨組み40Bの水平な上面を構成する
水平梁部44Aと、この水平梁部44Aと短寸柱42の
上端とを連結して骨組み40Bの傾斜した上面を構成す
る傾斜梁部44Bとからなり、骨組み40Bは、側面
(図5中矢印方向から見た側面)五角形の箱形形状に構
成されている。また、対向する一対の水平梁部44Aの
傾斜梁部44B側の端部間には、中間梁46が架け渡さ
れている。これらの長寸柱41、短寸柱42、第一上梁
43、第二上梁44、下梁45および中間梁46は鋼材
からなり、骨組み40Bは鉛直荷重を支持可能な鉄骨構
造とされている。なお、各接合部分は、図示しないが、
骨組み40Aと同様にブラケットを介して連結されてい
る。
【0029】このようなサンルームユニット22Bおよ
び他の建物ユニット12の各骨組み40A,40Bに
は、サンルームユニット22Aと同様に、その屋外に面
する側面にカーテンウォールが取り付けられ、床材や天
井材等の各種内装材および外装材が組み付けられてい
る。そして、サンルームユニット22Bは、サンルーム
ユニット22Aと同様な構造でエキスパンションジョイ
ント30を介して建物ユニット12Bに接続されてい
る。
【0030】また、図6に示すように、サンルームユニ
ット22Aの骨組み40Aの一側面(図6中左方の側
面)には、透光板51を備えたサッシ52が全面に設置
され、骨組み40A内にはサンルーム53Aが設けられ
ている。一方、サンルームユニット22Bの骨組み40
Bにおいては、その一側面(図6中左方の側面)と水平
な上面と傾斜した上面に、それぞれ透光板51を備えた
サッシ52が全面に設置され、骨組み40B内にはサン
ルーム53Bが設けられている。サンルームユニット2
2A,22Bの各サンルーム53A,53Bは上下に連
通されて一体化され、大空間のサンルーム53が形成さ
れている。このサンルーム53は浴室等にも利用でき
る。
【0031】図1に戻って、サンルームユニット22B
の骨組み40Bおよび建物ユニット12Bの骨組み40
Aの上部間を接合するジョイント部32には、接続用屋
根パネル36が取り付けられている。この接続用屋根パ
ネル36の端部には、隣接する建物ユニット12B上の
図示しない屋根パネルの端部が重ねられて雨じまいされ
ている。
【0032】このように構成された本実施形態において
は、次のような手順で増築部分20の施工を行う。先
ず、工場において、四組のエキスパンションジョイント
30を用意し、各支持片37およびジョイント部32に
互いに直交する長孔33A,33Bを形成し、ジョイン
ト部32の両端部には接合部材34を固定しておく。
【0033】そして、長寸柱41と上梁43と下梁45
とを組んで骨組み40Aを形成するとともに、長寸柱4
1と短寸柱42と第一および第二上梁43,44と下梁
45と中間梁46とを組んで骨組み40Bを形成する。
このとき、骨組み40A,40Bの建物ユニット12
A,12Bと対向する各二対の長寸柱41の上下端部に
は、それぞれ支持片37を取り付けて第一支持部31A
を形成しておく。これらの骨組み40A,40Bにサッ
シ52、カーテンウォール48、各種内装材および外装
材等を組み付けて、サンルーム53A,53Bを備えた
サンルームユニット22A,22Bを形成しておく。こ
のとき、各サンルーム53A,53Bが連通されるよう
に、サンルームユニット22Aの天井およびサンルーム
ユニット22Bの床には必要な大きさの開口を形成す
る。
【0034】次に、建設現場において、建物ユニット1
2A,12Bの増築用敷地に面する側面を開口させて各
骨組み40Aを露出させ、サンルームユニット22A,
22Bと対向する各二対の長寸柱41の上下端部に、そ
れぞれ支持片37を取り付けて第二支持部31Bを形成
する。また、増築用敷地には基礎21を設ける。そし
て、この基礎21上にサンルームユニット22Aを建物
ユニット12Aと隙間を隔てて配置し、このサンルーム
ユニット22A上にサンルームユニット22Bを建物ユ
ニット12Bと隙間を隔てて配置する。
【0035】この後、サンルームユニット22Aおよび
建物ユニット12Aの対向する第一および第二支持部3
1A,31B間、サンルームユニット22Bおよび建物
ユニット12Bの対向する第一および第二支持部31
A,31B間にそれぞれジョイント部32を架け渡す。
このジョイント部32と支持片37との交差部分の長孔
33A,33Bにボルト33をジョイント部32側から
挿通させ、このボルト33に支持片37側から図示しな
いナットを螺合させてジョイント部32と支持片37と
を締め付ける。このような接合作業をジョイント部32
と支持片37との各交差部分において行い、第一支持部
31Aおよび第二支持部31Bとジョイント部32とを
連結し、サンルームユニット22Aおよび建物ユニット
12Aの各骨組み40Aの上部同士と下部同士、サンル
ームユニット22Bおよび建物ユニット12Bの各骨組
み40A,40Bの上部同士と下部同士とを接続する。
【0036】続いて、各ジョイント部32に固定してお
いた接合部材34に接続用外壁材35を取り付け、隣接
するカーテンウォール48との接合部分の目地処理を行
う。そして、各骨組み40A,40Bの下部同士を接続
するエキスパンションジョイント30の上に図示しない
床面材を設置し、各骨組み40A,40Bの上部同士を
接続する各エキスパンションジョイント30の下に図示
しない天井面材を設置する。続いて、サンルームユニッ
ト22Bおよび建物ユニット12Bの上部同士を接続す
るジョイント部32の上に接続用屋根パネル36を取り
付けて、隣接する図示しない屋根パネルとの接合部分の
雨じまいを行う。
【0037】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、サンルームユニット22
A,22Bの骨組み40A,40Bを鉛直荷重を支持可
能な構造とするため、サンルームユニット22Aの上に
サンルームユニット22Bを積層して上階を形成できる
ようになり、敷地やサンルームユニット22Aの上の空
間を有効利用することができるとともに、サンルームユ
ニット22A,22Bを上下階に拘わらず組み込めるよ
うになり、サンルーム53A,53Bの配置の自由度を
高めることができる。さらに、サンルームユニット22
A,22Bの骨組み40A,40Bを鉛直荷重を支持可
能な構造とするので、従来のサンルームユニットよりも
大きく形成できるうえに、連棟や積層も自由に行えるよ
うになり、大空間のサンルーム53を簡単に形成でき
る。
【0038】また、サンルームユニット22A,22B
とユニット式建物10とをエキスパンションジョイント
30を介して接合するため、各々を物理的に分離した状
態で接合することになる。従って、サンルームユニット
22A,22Bとユニット式建物10とが個別に揺れる
ことにより生じる水平方向の相対変位がエキスパンショ
ンジョイント30により吸収されるようになり、サンル
ームユニット22A,22Bとユニット式建物10とが
力学上有害な影響を相互に及ぼすことがなくなる。さら
に、サンルームユニット22A,22Bとユニット式建
物10とを高い強度で多数箇所にわたって剛接合する必
要がなくなり、接合作業を容易化でき、簡単に施工でき
る。
【0039】そして、サンルームユニット22Aは、建
物ユニット12と同じ骨組み40Aを備えているため、
建物ユニット12の骨組み40Aを流用してサンルーム
ユニット22Aを簡単に形成できる。また、サンルーム
ユニット22Bは、建物ユニット12の骨組み40Aの
長寸柱41と上梁43と下梁45とを利用して簡単に形
成できる。さらに、サンルームユニット22Aおよび建
物ユニット12Aの各骨組み40A同士、サンルームユ
ニット22Bおよび建物ユニット12Bの各骨組み40
A,40B同士を接続するので、確実に接続することが
できる。
【0040】そして、サンルームユニット22A,22
Bおよび建物ユニット12A,12Bの骨組み40A,
40Bの上部同士と下部同士とをエキスパンションジョ
イント30により接続するので、サンルームユニット2
2A,22Bおよび建物ユニット12A,12Bの上部
と下部とで地震時の水平方向の相対変位が異なる場合で
も、その変位の差が各エキスパンションジョイント30
により確実に吸収されるようになる。
【0041】さらに、工場において、エキスパンション
ジョイント30の第一支持部31Aを予めサンルームユ
ニット22A,22Bの各骨組み40A,40Bに設け
ておき、第二支持部31Bをサンルームユニット22
A,22Bを基礎21上に設置する前に建物ユニット1
2A,12Bの各骨組み40Aに設けておくので、ジョ
イント部32をこれらの第一および第二支持部31A,
31Bに連結するだけで、簡単にサンルームユニット2
2A,22Bを建物ユニット12A,12Bに接続でき
る。
【0042】そして、基礎21上に二つのサンルームユ
ニット22A,22Bを積層配置し、各サンルーム53
A,53Bを上下に連通させるので、従来よりも高さ寸
法の大きいサンルーム53を簡単かつ確実に形成でき
る。
【0043】[第二実施形態]本実施形態のユニット式
建物10および増築部分20は、前記第一実施形態と略
同様な構成を備えているため、同一部分には同一符号を
付して詳しい説明は省略し、以下には異なる部分のみを
詳述する。図7には、本実施形態のユニット式建物10
と、増築部分20とが示されている。
【0044】本実施形態の建物ユニット12はL字形に
配置され、建物ユニット12C,12Dおよび建物ユニ
ット12E,12Fによりユニット式建物10の入隅部
15が形成されている。これにより、ユニット式建物1
0の平面形状は矩形の一角を直角に切り欠いた形状とな
っている。増築部分20は、この切り欠かれた部分を含
み建物ユニット12C,12D,12E,12Fに面す
る増築用敷地に設けられた基礎21と、この基礎21上
に建物ユニット12C,12Dおよび建物ユニット12
E,12Fとそれぞれ隙間を隔てて積層配置された二つ
のサンルームユニット22Aとを含んで構成されてい
る。
【0045】上階に配置されたサンルームユニット22
Aには、その一側面(図7中矢印方向から見た側面)と
上面の各全面に透光板51を備えたサッシ52が設けら
れ、下階に配置されたサンルームユニット22Aには、
その一側面(図7中矢印方向から見た側面)にサッシ5
2が設けられている。各サンルームユニット22Aの骨
組み40A内にはそれぞれサンルーム53Aが設けら
れ、これらのサンルーム53Aは上下に連通され、大空
間のサンルーム53が形成されている。
【0046】図8に示すように、上階のサンルームユニ
ット22Aは、隣接する二つの建物ユニット12D,1
2Fにそれぞれエキスパンションジョイント30を介し
て接続されている。また、図示しないが、下階のサンル
ームユニット22Aも隣接する二つの建物ユニット12
C,12Eにそれぞれ同様なエキスパンションジョイン
ト30を介して接続されている。
【0047】このような本実施形態によれば、前記第一
実施形態と同様な作用、効果を奏することができる。な
お、本発明は前記各実施形態に限定されるものではな
く、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下
に示すような変形なども本発明に含まれる。すなわち、
前記第二実施形態では、サンルームユニット22Aが、
ユニット式建物10の切り欠かれた部分から突出して配
置されていたが、サンルームユニット22Aをこの切り
欠かれた部分に納まる形状に形成してもよい。このよう
な形状にサンルームユニット22Aを形成すれば、下階
のサンルームユニットユニット22Aと建物ユニット1
2C,12Eとの接合部分、および上階のサンルームユ
ニット22Aと建物ユニット12D,12Fとの接合部
分の目地処理等を簡単に行うことができ、美観も確保で
きる。
【0048】また、エキスパンションジョイント30の
第一および第二支持部31A,31Bは、それぞれ二つ
の支持片37により構成されていたが、三つ以上の支持
片37により構成してもよい。さらに、前記各実施形態
では、支持片37が長寸柱41の上下端部に設けられて
いたが、例えば、上梁43や下梁45に設けられていて
もよく、或いは、長寸柱41の中間部分に設けられてい
てもよい。また、ジョイント部32は、矩形枠状のもの
に限らず、例えば面状のもの等であってもよい。そし
て、エキスパンションジョイント30は、第一および第
二支持部31A,31Bとジョイント部32からなるも
のに限定されず、既存の他のエキスパンションジョイン
トを用いてもよい。
【0049】前記第一実施形態では、サンルームユニッ
ト22Bがサンルームユニット22A上に積層されてい
たが、例えば、サンルームユニット22B上に建物ユニ
ット12や他のサンルームユニットを積層してもよく、
或いは、サンルームユニット22A,22Bは積層しな
くてもよい。要するに、サンルームユニット22A,2
2Bの骨組み40A,40B内にサンルーム53A,5
3Bが設けられていれば、透光板51の形状やその設置
位置は任意であり、サンルームユニット22A,22B
の配置や他のサンルームユニットとの組み合わせ方も任
意である。
【0050】前記第一および第二実施形態では、建物ユ
ニット12は直方体形状に形成されていたが、サンルー
ムユニット22Bと同じ側面五角形の箱形のものを用い
てもよい。また、サンルームユニット22A,22B
は、ユニット工法によるユニット式建物10に接続され
ていたが、例えば、パネル工法や在来構法等による建物
本体にサンルームユニット22A,22Bを付設しても
よい。
【0051】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
サンルームユニットの骨組みを鉛直荷重を支持可能な構
造とするため、サンルームユニットの上に上階を形成で
きるようになり、サンルームユニットの上の敷地や空間
を有効利用することができるとともに、サンルームユニ
ットを上下階に拘わらず組み込めるようになり、サンル
ームの配置の自由度を高めることができる。さらに、サ
ンルームユニットの骨組みを鉛直荷重を支持可能な構造
とするので、従来のサンルームユニットよりも大きく形
成できるうえに、連棟や積層も自由に行えるようにな
り、大空間のサンルームを簡単に形成できる。
【0052】また、サンルームユニットと建物本体とを
エキスパンションジョイントを介して接合するため、各
々を物理的に分離した状態で接合することになる。従っ
て、サンルームユニットと建物本体とが個別に揺れるこ
とにより生じる水平方向の相対変位がエキスパンション
ジョイントにより吸収されるようになり、サンルームユ
ニットと建物本体とが相互に力学上有害な影響を及ぼす
ことがなくなる。さらに、サンルームユニットと建物本
体とを高い強度で多数箇所にわたって剛接合する必要が
なくなり、接合作業を容易化でき、簡単に施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す斜視図。
【図2】前記実施形態のユニット式建物および増築部分
を示す平面図。
【図3】前記実施形態の骨組みを示す斜視図。
【図4】前記実施形態のエキスパンションジョイントを
示す平断面図。
【図5】前記実施形態のサンルームユニットの骨組みを
示す斜視図。
【図6】前記実施形態のサンルームユニットを示す断面
図。
【図7】本発明の第二実施形態を示す斜視図。
【図8】前記実施形態のユニット式建物および増築部分
を示す平面図。
【符号の説明】
10 建物本体であるユニット式建物 12 建物ユニット 21 基礎 22A,22B サンルームユニット 30 エキスパンションジョイント 31A 第一支持部 31B 第二支持部 32 ジョイント部 33A,33B 長孔 33 締付具であるボルト 40A,40B 骨組み 41 長寸柱 42 短寸柱 43,44 上梁 45 下梁 53A,53B サンルーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体と隣接した増築用敷地にサンル
    ームを増築するサンルームの増築方法であって、 四本の柱、これらの柱の上端間を連結する上梁、および
    前記柱の下端間を連結する下梁を含んで構成されかつ鉛
    直荷重を支持可能な箱形形状の骨組みを有し、前記骨組
    み内の少なくとも一部にはサンルームが設けられている
    サンルームユニットを予め形成しておき、 前記増築用敷地に基礎を設け、 この基礎上に前記サンルームユニットを配置した後、 このサンルームユニットをエキスパンションジョイント
    を介して前記建物本体に接続することを特徴とするサン
    ルームの増築方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したサンルームの増築方
    法において、 前記建物本体は、四本の柱、これらの柱の上端間を連結
    する上梁、および前記柱の下端間を連結する下梁を含ん
    で構成される箱形形状の骨組みを備えた複数の建物ユニ
    ットを組み合わせて構築したユニット式建物であり、 この建物ユニットの骨組みと前記サンルームユニットの
    骨組みとを前記エキスパンションジョイントを介して接
    続することを特徴とするサンルームの増築方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したサンルームの増築方
    法において、 前記サンルームユニットおよび前記建物ユニットの各骨
    組みの上部同士と、前記サンルームユニットおよび前記
    建物ユニットの各骨組みの下部同士とを前記エキスパン
    ションジョイントを介して接続することを特徴とするサ
    ンルームの増築方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載したサン
    ルームの増築方法において、 前記エキスパンションジョイントは、第一支持部と、第
    二支持部と、これらの第一および第二支持部間に架設さ
    れるジョイント部と、前記各支持部および前記ジョイン
    ト部を互いに直交する長孔を介して連結する締付具とを
    含み、 予め、前記サンルームユニットおよび前記建物ユニット
    の各骨組みの対向面に前記第一および第二支持部をそれ
    ぞれ対向して設けておき、 前記基礎上に前記サンルームユニットを配置した後、 前記第一および第二支持部上に前記ジョイント部を架け
    渡し、 前記ジョイント部および前記各支持部を前記締付具によ
    り連結して、前記サンルームユニットを前記建物ユニッ
    トに接続することを特徴とするサンルームの増築方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載したサンルームの増築方法において、 前記基礎上に複数の前記サンルームユニットを積層配置
    し、 各サンルームユニットの前記サンルームを上下に連通さ
    せることを特徴とするサンルームの増築方法。
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