JP2015132118A - 建物外部構築物 - Google Patents

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Toru Shimizu
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Abstract

【課題】建物本体の外壁の凹凸に柔軟に対応でき、見栄えの悪化や建物本体の外壁との間に隙間が発生することを確実に防止できる建物外部構築物を提供する。【解決手段】前面壁部1と屋根部2と側面壁部3とを備えてなる外部構築物本体B1に加え、外部構築物本体B1の屋根部2の他端2b及び側面壁部3の他側端と、建物本体Tの外壁T1との間に介設される介装構造体B2を備える。また、介装構造体B2を、一対の縦材25と、一対の縦材25を連結する横材26とを備えて構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、サンルームなどの建物外部構築物に関する。
住宅や店舗などの建物の多機能化を図り、利便性、快適性を向上させることができるという大きな利点を有することから、サンルームやテラス、バルコニーなどのガーデンルームタイプの建物外部構築物や、カーポート、自転車置き場、オープンテラス、物置、通路等のサイドスルータイプの建物外部構築物を住宅などの建物本体の外部に構築(設置、増築)するケースが増大している(例えば、特許文献1参照)。
そして、ガーデンルームタイプの建物外部構築物Aは、例えば図5に示すように、住宅などの建物本体Tの外壁T1に沿って、且つ外壁T1と所定の間隔をあけて設けられる前面壁部1と、一端2aを前面壁部1の上端側に、他端2bを建物本体Tの外壁T1側にそれぞれ接続して設けられる屋根部2と、前面壁部1と屋根部2と建物本体Tの外壁T1側にそれぞれ接続して設けられる一対の側面壁部3とを備えて構成されている。また、サイドスルータイプの建物外部構築物は、ガーデンルームタイプの建物外部構築物Aに対し、一対の側面壁部3を具備せず、前面壁部1と屋根部2を備えて構成されている。
また、この種の建物外部構築物Aには、建物本体Tの外壁T1(や窓など)と所定の間隔をあけて配設される腰壁(前面腰壁)4と、腰壁4に下端部5aを接続して立設されるとともに、建物本体Tの外壁T1に沿う横方向S1に所定の間隔をあけて並設される複数の支柱5と、隣り合う支柱5の間に設置される例えばポリカーボネートやアクリル等の樹脂板やガラス板の前面パネル6とを備えて前面壁部1を構成したものがある。
さらに、腰壁4を設けず、土間コンクリートやデッキ、独立基礎等の基礎7上に複数の支柱5を立設し、隣り合う支柱5の間にガラス板等の前面パネル6、窓等を固設して構成したものもある。
特開2002−227438号公報
しかしながら、住宅などの建物本体Tの外壁T1に、屋根部2の他端2bを形成する垂木掛け8をビス止めするなどして取り付ける必要があり、外壁T1にビス止めのために、複数の大きな孔を開けざるを得ないことや、建物外部構築物Aと外壁T1との間に調整用の部材を設置する必要が生じていた。
本発明は、上記事情に鑑み、建物本体の外壁の凹凸に柔軟に対応でき、見栄えの悪化や建物本体の外壁との間に隙間が発生することを確実に防止できる建物外部構築物を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の建物外部構築物は、前面壁部と、一端側を前記前面壁部に接続して設けられた屋根部と、一側端側を前記前面壁部に、上端側を前記屋根部に接続して設けられた側面壁部とを備え、前記屋根部の他端側と前記側面壁部の他側端側をそれぞれ建物本体の外壁に隣設して構築される建物外部構築物であって、前記前面壁部と前記屋根部と前記側面壁部とを備えてなる外部構築物本体に加え、前記外部構築物本体の前記屋根部の他端及び前記側面壁部の他側端と、前記建物本体の外壁との間に介設される介装構造体を備え、前記介装構造体が、一対の縦材と、一対の縦材を連結する横材とからなり、前記建物本体の外壁との間に所定の隙間をあけて設置される枠体を配設してなることを特徴とする。
また、本発明の建物外部構築物においては、前記枠体と前記建物本体の外壁との間に、前記枠体と前記建物本体の外壁の間の側部の隙間を閉塞させるための第一閉塞部材と、前記枠体と前記建物本体の外壁の間の上部の隙間を閉塞させるための第二閉塞部材とを備えて構成されていることが望ましい。
これらの発明においては、建物本体の外壁との間に隙間をあけて、一対の縦材と横材からなる略コ字状の枠体を設け、この枠体の一対の縦材に側面壁部の側端部を、横材に屋根部の先端部(他端)をそれぞれ接続してサンルームなどの建物外部構築物を構築することができる。そして、住宅などの建物本体の外壁に凹凸がある場合であっても、予め枠体を外壁と隙間をあけて設置することで、この凹凸に関係なく、枠体に接続して前面壁部と屋根部と側面壁部とを備えてなる外部構築物本体を構築することができる。
また、枠体と建物本体の外壁の間の側部の隙間を第一閉塞部材で閉塞し、枠体と建物本体の外壁の間の上部の隙間を第二閉塞部材で閉塞することで、外部構築物本体の内部(室内)に雨水や外気が入り込むことを防止できる。
さらに、例えば屋根部に雪が積もり、雪荷重が作用した場合や風圧が作用した場合であっても、屋根部の先端部(垂木掛け、先端桁)がコ字状の枠体に接続して支持され、その剛性が高められているため、従来と比較し、屋根部の先端部にたわみが生じることを抑止できる。
また、第一閉塞部材や第二閉塞部材が屋根部の先端部ではなく、外部構築物本体と建物本体の外壁の間に介装され、積雪荷重や風圧が作用しても変位しにくい枠体に接続されていることにより、積雪荷重や風圧が作用しても、枠体と建物本体の外壁との間に設けた隙間を確実に第一閉塞部材と第二閉塞部材で閉塞するとともに、この状態を保持することが可能になる。
さらに、本発明の建物外部構築物において、前記第二閉塞部材は、一側端部側を前記枠体の上端部に固着して配設された枠体側塞ぎ材と、一側端部側を前記建物本体の外壁に固着して配設された外壁側塞ぎ材とを備え、前記枠体側塞ぎ材の他側端部側が前記外壁側塞ぎ材の他側端部側の上面側に重なるように配設されていることがより望ましい。
この発明においては、枠体と建物の外壁の上部の隙間を閉塞する第二閉塞部材が、枠体側塞ぎ材と外壁側塞ぎ材の2つの部材で構成されるとともに、枠体側塞ぎ材の他側端部側を外壁側塞ぎ材の他側端部側の上面側に重ねて配設されていることで、枠体と建物本体との間に相対変位が生じた際にこの変位を吸収でき、隙間が生じることをより確実に防止することができる。
また、本発明の建物外部構築物においては、前記枠体側塞ぎ材が一側端部側に対し、他側端部側が上方に折れ曲がって形成され、前記外壁側塞ぎ材が一側端部側に対し、他側端部側が下方に折れ曲がって形成され、前記枠体側塞ぎ材と前記外壁側塞ぎ材の互いの他側端部側同士が相対変位可能に係合して繋がり、且つ、前記枠体側塞ぎ材と前記外壁側塞ぎ材の少なくとも一方の折曲部がヒンジ部として形成されていることがさらに望ましい。
この発明においては、枠体と建物の外壁の上部の隙間を閉塞する第二閉塞部材が、枠体側塞ぎ材と外壁側塞ぎ材の2つの部材で構成されるとともに、枠体側塞ぎ材の他側端部側が上方に折れ曲がり、外壁側塞ぎ材の他側端部側が下方に折れ曲がり、互いの他側端部側同士が重なりつつ、係合して接続されていることにより、枠体と建物本体との間に相対変位が生じた際にこの変位を吸収でき、隙間が生じることをさらに確実に防止することができる。
また、枠体側塞ぎ材と外壁側塞ぎ材の少なくとも一方の折曲部がヒンジ部として形成されていることにより、枠体と建物本体との間に相対変位が生じた際にこの折曲部のヒンジ部で折れ曲がり、確実に変位を吸収することができる。よって、隙間が生じて雨水や雪融け水、外気などが室内に入り込むことをさらに確実に防止することが可能になる。
本発明の建物外部構築物においては、住宅などの建物本体の外壁に凹凸がある場合であっても、前面壁部と屋根部と側面壁部とを備えてなる外部構築物本体と外壁の間に介装構造体の枠体を介装し、この枠体に接続して外部構築物本体を構築することで、効率よく建物外部構築物を構築することが可能になる。
また、略コ字状の枠体に接続して外部構築物本体の屋根部等が支持されているため、従来と比較し、屋根部の先端部(他端)の先端桁にたわみが生じることを抑止でき、積雪荷重や風圧が作用しても、枠体と建物本体の外壁との間に設けた隙間を例えば第一閉塞部材と第二閉塞部材などで閉塞し、この状態を保持することが可能になる。
よって、本発明の建物外部構築物によれば、建物本体の外壁の凹凸に柔軟に対応でき、見栄えの悪化や建物本体の外壁との間に隙間が発生することを確実に防止できる。
本発明の一実施形態に係る建物外部構築物を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る介装構造体の枠体を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る介装構造体の第一閉塞部材を示す図である。 本発明の一実施形態に係る介装構造体の第二閉塞部材を示す図である。 従来の建物外部構築物を示す図である。
以下、図1から図4を参照し、本発明の一実施形態に係る建物外部構築物について説明する。ここで、本実施形態では、本発明に係る建物外部構築物が、住宅や店舗などの建物本体に繋げて構築されるガーデンルームタイプの建物外部構築物であるものとして説明を行う。
本実施形態の建物外部構築物Bは、サンルーム(ガーデンルーム)であり、例えば図1に示すように、前面壁部1と、一対の側面壁部3と、屋根部2とからなり、室空間(内部空間)を形成する外部構築物本体B1を備えるとともに、外部構築物本体B1の側面壁部3の側端(他側端3b)や屋根部2の建物本体T側の先端部(他端2b)と建物本体Tの外壁T1との間に介設される介装構造体B2を備えて構成されている。
外部構築物本体B1の前面壁部1は、例えば建物本体Tのサッシ窓等が形成された外壁T1から所定の間隔で離間し、且つ外壁T1に沿って略平行に、すなわち外壁T1に対向して配設されている。また、本実施形態では、この前面壁部1が、腰壁部(腰壁)4と、腰壁部4よりも上方の採光壁部11とを備えて構成されている。
具体的に、本実施形態において、前面壁部1は、土間コンクリートやデッキ、独立基礎等の基礎7上に載置したり、束材等を用い基礎7の上面との間に間隔をあけて固設されるとともに、建物本体Tの外壁T1に沿う横方向S1に延設された基台15上に、腰壁部4が構築されている。そして、この腰壁部4に下端部5a側を支持させつつ腰壁部4の笠木(笠木構造)16から上方に支柱5が延設され、且つ横方向S1に所定の間隔をあけて複数の支柱5が並設されている。この支柱5は、アルミ押出し形材で形成されている。
また、前面壁部1の採光壁部11は、笠木16から上方に延設された複数の支柱5と、複数の支柱5の上端部に接続して架設された桁10と、笠木構造16の笠木取付用基台に下端部側を支持させ、隣り合う支柱5にそれぞれ側端部を支持させ、桁10に上端部を支持させて、各隣り合う支柱5間に設置されたガラス板などの前面パネル(壁面部材)6とを備えて構成されている。
外部構築物本体B1の屋根部2は、一端2aを桁10に接続して斜めに配設されるとともに、横方向S1に所定の間隔をあけて配設された複数の垂木9と、複数の垂木9の他端(先端)を接続する垂木掛け(先端桁(屋根部2の先端部2b))17と、隣り合う垂木9に固定して支持され、屋根面を形成するポリカーボネートやアクリル等の樹脂板やガラス板等の屋根材18とを備えて構成されている。また、本実施形態では、隣り合う垂木9を横方向S1に延設された中骨材(連結材)19によって連結して屋根部2が構成されている。
なお、屋根部2を構成する垂木掛け17、垂木9、中骨材19もそれぞれ、アルミ押出し形材を用いて形成されている。
外部構築物本体B1の一対の側面壁部3はそれぞれ、例えば、前面壁部1と同様に腰壁部4と採光壁部11を備えて形成したり、窓を備えて形成したり、折り戸20や扉を設置して出入り可能に形成したり、腰壁部4をなくし、採光壁部11のみで形成するなどの構成を適宜選択して構築されている。
なお、本実施形態では、前面壁部1の妻支柱5の上端部側に一端を接続し、建物本体Tの外壁T1側の側面壁部3の妻支柱5に他端を接続し、アルミ押出し形材の妻梁21が奥行き方向に沿って水平に設置されている。さらに、この妻梁21と妻垂木9と妻支柱5で囲まれた略三角形状の枠部内にポリカーボネート等(FIX窓22)を設置したり、室内側に倒れる内倒し窓を設置して側面壁部3が形成されている。
一方、本実施形態の介装構造体B2は、図1及び図2に示すように、一対の縦材25と、一対の縦材25の上端部同士を連結する横材26とからなる枠体27を備えている。また、枠体27は、建物本体Tの外壁T1に沿って対向配置されるとともに、建物本体Tの外壁T1との間に所定の間隔(隙間H)をあけて立設されている。
ここで、枠体27は、地盤を掘削し、割栗石28を敷設するとともにコンクリート29を打設し、この例えば300mm角のコンクリート29に縦材25の下端部を埋設させて構築される。このとき、縦材25はその下端部をコンクリート29の下端まで埋設させることが好ましい。これにより、略コ字状の枠体27をしっかりと固定支持させて立設させることが可能になる。
なお、土間コンクリート等の基礎7上に各縦材25の下端部を接続する場合には、土間コンクリートをはつり、上記と同様に割栗石28を敷設するとともにコンクリート29を打設し、このコンクリート29に下端部を埋設させて、縦材25をしっかりと立設させることが好ましい。これにより、土間コンクリート等の基礎7上に各縦材25の下端部を接続する場合においても、枠体27をしっかりと固定支持させて立設させることが可能になる。
さらに、図1、図3、図4に示すように、介装構造体B2は、枠体27と建物本体Tの外壁T1の間の両側部側の隙間H1を閉塞させるための第一閉塞部材30と、枠体27と建物本体Tの外壁T1の間の上部側の隙間H2を閉塞させるための第二閉塞部材31とを備えている。
図1及び図3に示すように、第一閉塞部材30は、帯状に形成され、一側端部30a側をビス止めするなどして枠体27の縦材25の側面に固着させ、他側端部30b側を建物本体Tの外壁T1に当接させて配設されている。これにより、枠体27と建物本体Tの外壁T1との間の上下方向S2に延びる隙間H1が帯状の第一閉塞部材30によって閉塞されている。
また、本実施形成では、この第一閉塞部材30が、方形平板状に形成され、一側端部30a側を縦材25の側面に面接触させて固着し、外壁T1側にまっすぐに延びて隙間H1を閉塞する第1塞ぎ材32と、一側端部30a側を縦材25の側面に間隔をあけて固着するとともに、外壁T1側にまっすぐに延び、且つその先端側が第1塞ぎ材32の先端側を押さえるように折れ曲がって隙間H1を閉塞する第2塞ぎ材33とで構成されている。
なお、第一閉塞部材30は、枠体27と建物本体Tの外壁T1との間の上下方向S2に延びる隙間H1を閉塞させることが可能であれば特にその構成を限定する必要はなく、例えば他側端部30b側を建物本体Tの外壁T1に固着させて配設されていてもよい。また、第一閉塞部材30にはゴムなどの弾性体や金属板などを適用すればよい。
図1及び図4に示すように、第二閉塞部材31は、略帯状に形成され、一側端部35a側をビス止めするなどして枠体27の横材26の上面に固着させて配設された枠体側塞ぎ材35と、略帯状に形成され、一側端部36a側をビス止めするなどして建物本体Tの外壁T1に固着させて配設された外壁側塞ぎ材36とで構成されている。
また、本実施形態の第二閉塞部材31は、枠体側塞ぎ材35と外壁側塞ぎ材36の互いの他側端部35b、36b側同士が接触しつつ重なるように配設されている。さらに、本実施形態において、枠体側塞ぎ材35は、一側端部35a側に対し、他側端部35b側が上方に折れ曲がって形成されている。外壁側塞ぎ材36は、一側端部36a側に対し、他側端部36b側が下方に傾斜するように折れ曲がって形成されている。そして、枠体側塞ぎ材35の他側端部35b側の上面側に外壁側塞ぎ材36の他側端部36b側が重なるようにして配設されている。
さらに、本実施形態の第二閉塞部材31は、枠体側塞ぎ材35と外壁側塞ぎ材36がそれぞれ、他側端部35b、36b側に係合爪37、38を備えており、これら互いの係合爪37、38によって他側端部35b、36b同士が相対変位可能に係合して繋がっている。また、外壁側塞ぎ材36はその折曲部がヒンジ部(ヒンジ構造)39として形成されており、このヒンジ部39で折れ曲がることによって変位を吸収できるように形成されている。
なお、第二閉塞部材31は、枠体27と建物本体Tの外壁T1との間の横方向S1に延びる隙間H2を閉塞させることが可能であれば、必ずしも上記のように構成しなくてもよい。また、第二閉塞部材31にはゴムなどの弾性体や金属板などを適用すればよい。
さらに、本実施形態では、図3及び図4に示すように、建物外部構造物Bの外観をよくするため、第一閉塞部材30や第二閉塞部材31がそれぞれ被覆部材40で被覆されている。
そして、上記構成からなる本実施形態の建物外部構築物Bにおいては、建物本体Tの外壁T1との間に隙間Hをあけて、一対の縦材25と横材26からなるコ字状の枠体27を設け、この枠体27の一対の縦材25に外部構築物本体B1の側面壁部3の側端を、横材26に屋根部2の先端部(垂木掛け17)をそれぞれ接続してサンルームなどの建物外部構築物Bを構築する。
これにより、住宅などの建物本体Tの外壁T1に凹凸がある場合であっても、予め枠体27を外壁T1と隙間Hをあけて設置することで、この凹凸に関係なく、枠体27に接続して前面壁部1と屋根部2と側面壁部3とを備えてなる外部構築物本体B1を構築することができる。
また、枠体27と建物本体Tの外壁T1の間の側部の隙間H1を第一閉塞部材30で閉塞し、枠体27と建物本体Tの外壁T1の間の上部の隙間H2を第二閉塞部材31で閉塞することで、外部構築物本体B1の内部(室内)に雨水や外気が入り込むことを防止できる。
さらに、例えば屋根部2に雪が積もり、雪荷重が作用した場合や、屋根部2に風圧が作用した場合であっても、屋根部2の先端部(垂木掛け17)がコ字状の枠体27に接続して支持され、その剛性が高められているため、従来と比較し、屋根部2の先端部にたわみが生じることを抑止できる。
また、第一閉塞部材30や第二閉塞部材31が屋根部2の先端部ではなく、外部構築物本体B1と建物本体Tの外壁T1の間に介装され、積雪荷重や風圧が作用しても変位しにくい枠体27に接続されているため、積雪荷重や風圧が作用しても、枠体27と建物本体Tの外壁T1との間に設けた隙間Hを確実に第一閉塞部材30と第二閉塞部材31で閉塞するとともに、この状態を保持することが可能になる。
よって、本実施形態の建物外部構築物Bによれば、建物本体Tの外壁T1の凹凸に柔軟に対応でき、見栄えの悪化や建物本体Tの外壁T1との間に隙間が発生することを確実に防止できる。
また、本実施形態の建物外部構築物Bにおいては、枠体27と建物本体Tの外壁T1の上部の隙間H2を閉塞する第二閉塞部材31が、枠体側塞ぎ材35と外壁側塞ぎ材36の2つの部材で構成されるとともに、枠体側塞ぎ材35の他側端部35b側を外壁側塞ぎ材36の他側端部36b側の上面側に重ねて配設されていることで、枠体27と建物本体Tとの間に相対変位が生じた際にこの変位を吸収でき、隙間が生じることをより確実に防止することができる。
さらに、本実施形態の建物外部構築物Bにおいては、第二閉塞部材が、枠体側塞ぎ材35と外壁側塞ぎ材36の2つの部材で構成されるとともに、枠体側塞ぎ材35の他側端部35b側が上方に折れ曲がり、外壁側塞ぎ材36の他側端部36b側が下方に折れ曲がり、互いの他側端部35b、36b側同士が重なりつつ、係合して接続されていることにより、枠体27と建物本体Tとの間に相対変位が生じた際にこの変位を吸収でき、隙間が生じることをさらに確実に防止することができる。例えば図4に示すように、10mm程度の変位Mが生じてもこれを吸収することが可能である。
また、本実施形態の建物外部構築物Bにおいては、外壁側塞ぎ材36の折曲部がヒンジ部39として形成されていることにより、枠体27と建物本体Tとの間に相対変位が生じた際にこの折曲部のヒンジ部39で折れ曲がり、確実に変位を吸収することができる。よって、隙間が生じて雨水や雪融け水、外気などが室内に入り込むことをさらに確実に防止することが可能になる。
以上、本発明に係る建物外部構築物の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、建物外部構築物Bがガーデンルームタイプの建物外部構築物であるものとして説明を行ったが、本発明に係る建物外部構築物はサイドスルータイプや前面が柱のみのオープンなサイドスルータイプの建物外部構築物であってもよい。また、外部構築物本体B1の前面壁部1が腰壁部4と採光壁部11とで構成れているのもとしたが、腰壁を備えている必要はない。すなわち、本発明に係る外部構築物本体は、前面壁部1と屋根部2と側面壁部3を備えていればよく、特にその他の構成を限定する必要はない。そして、このような場合であっても、勿論、本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、本実施形態では、第二閉塞部材31の外壁側塞ぎ材36の折曲部がヒンジ部39として形成されているものとしたが、枠体側塞ぎ材35の折曲部をヒンジ部としても、枠体側塞ぎ材35と外壁側塞ぎ材36の両折曲部をヒンジ部としてもよい。
1 前面壁部
2 屋根部
2a 一端
2b 他端(先端部)
3 側面壁部
3a 一側端
3b 他側端
4 腰壁(腰壁部)
5 支柱
5a 下端部
6 前面パネル(壁面部材)
7 基礎
8 垂木掛け
9 垂木
10 桁
11 採光壁部
15 基台
16 笠木(笠木構造)
17 垂木掛け
18 屋根材
19 中骨材
20 折り戸
21 妻梁
22 FIX窓
25 縦材
26 横材
27 枠体
28 割栗石
29 コンクリート
30 第一閉塞部材
30a 一側端部
30b 他側端部
31 第二閉塞部材
31a 一側端部
31b 他側端部
32 第1塞ぎ材
33 第2塞ぎ材
35 枠体側塞ぎ材
35a 一側端部
35b 他側端部
36 外壁側塞ぎ材
36a 一側端部
36b 他側端部
37 係合爪
38 係合爪
39 ヒンジ部
40 被覆部材
A 従来の建物外部構築物
B 建物外部構築物
B1 外部構築物本体
B2 介装構造体
H 隙間
H1 隙間
H2 隙間
S1 横方向
S2 上下方向
T 建物本体
T1 外壁

Claims (4)

  1. 前面壁部と、一端側を前記前面壁部に接続して設けられた屋根部と、一側端側を前記前面壁部に、上端側を前記屋根部に接続して設けられた側面壁部とを備え、前記屋根部の他端側と前記側面壁部の他側端側をそれぞれ建物本体の外壁に隣設して構築される建物外部構築物であって、
    前記前面壁部と前記屋根部と前記側面壁部とを備えてなる外部構築物本体に加え、前記外部構築物本体の前記屋根部の他端及び前記側面壁部の他側端と、前記建物本体の外壁との間に介設される介装構造体を備え、
    前記介装構造体が、一対の縦材と、一対の縦材を連結する横材とからなり、前記建物本体の外壁との間に所定の隙間をあけて設置される枠体を配設してなることを特徴とする建物外部構築物。
  2. 請求項1記載の建物外部構築物において、
    前記枠体と前記建物本体の外壁との間に、前記枠体と前記建物本体の外壁の間の側部の隙間を閉塞させるための第一閉塞部材と、前記枠体と前記建物本体の外壁の間の上部の隙間を閉塞させるための第二閉塞部材とを備えて構成されていることを特徴とする建物外部構築物。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建物外部構築物において、
    前記第二閉塞部材は、一側端部側を前記枠体の上端部に固着して配設された枠体側塞ぎ材と、一側端部側を前記建物本体の外壁に固着して配設された外壁側塞ぎ材とを備え、前記枠体側塞ぎ材の他側端部側が前記外壁側塞ぎ材の他側端部側の上面側に重なるように配設されていることを特徴とする建物外部構築物。
  4. 請求項3記載の建物外部構築物において、
    前記枠体側塞ぎ材が一側端部側に対し、他側端部側が上方に折れ曲がって形成され、
    前記外壁側塞ぎ材が一側端部側に対し、他側端部側が下方に折れ曲がって形成され、
    前記枠体側塞ぎ材と前記外壁側塞ぎ材の互いの他側端部側同士が相対変位可能に係合して繋がり、且つ、前記枠体側塞ぎ材と前記外壁側塞ぎ材の少なくとも一方の折曲部がヒンジ部として形成されていることを特徴とする建物外部構築物。
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