JPH1011966A - 同期型半導体記憶装置および同期型メモリモジュール - Google Patents

同期型半導体記憶装置および同期型メモリモジュール

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JPH1011966A
JPH1011966A JP8167348A JP16734896A JPH1011966A JP H1011966 A JPH1011966 A JP H1011966A JP 8167348 A JP8167348 A JP 8167348A JP 16734896 A JP16734896 A JP 16734896A JP H1011966 A JPH1011966 A JP H1011966A
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clock signal
internal
clock
output
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JP8167348A
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Yasuhiro Konishi
康弘 小西
Hisashi Iwamoto
久 岩本
Takeshi Araki
岳史 荒木
Yasumitsu Murai
泰光 村井
Seiji Sawada
誠二 澤田
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロックアクセス時間およびデータホールド
時間を用途に応じて最適値に設定することができ、かつ
クロックアクセス時間を短縮することのできる同期型半
導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 外部信号の入力の制御および内部動作制
御のための第1のクロック信号(extCLKM)とデ
ータ出力の制御を行なうための第2のクロック信号(e
xtCLKO)をそれぞれ別々のクロック入力ノード
(1,2)へ与える。第1のクロック信号に対するデー
タ出力タイミングを調整することができ、クロックアク
セス時間およびデータホールド時間を調整することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は同期型半導体記憶
装置に関し、特に、高速アクセスを実現するための内部
読出データ転送部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセサおよび記憶装置は、益
々その動作速度が速くされ、処理システムの性能の向上
が図られている。しかしながら、記憶装置においてはメ
モリセルの選択、選択メモリセルのデータの内部転送お
よび読出という動作が必要とされるため、記憶装置の動
作速度はマイクロプロセサの動作速度に追随できない。
このため、記憶装置のアクセス速度が処理システムの性
能を決定することになり、処理システム性能の向上に対
する1つのボトルネックとなる。このようなマイクロプ
ロセサと記憶装置の動作速度のギャップを解消するため
に、近年さまざまなメモリLSI(大規模集積回路)が
提案されている。このようなメモリLSIは、いずれも
外部から与えられるたとえばシステムクロックであるク
ロック信号に同期してデータの入出力を行なうことによ
り、データ転送速度を速くすることを特徴としている。
これらのクロック信号に同期してデータの入出力を行な
う同期型記憶装置の1つに、シンクロナスDRAM(ダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ;以後、SD
RAMと称す)と呼ばれる記憶装置がある。
【0003】図30は、SDRAMのデータ読出時のタ
イミングチャートを示す図である。図30においては、
SDRAMの、動作モードは、複数の外部制御信号の状
態の組合せにより指定され、このような複数の制御信号
の状態の組合せをコマンドとして示す。SDRAMは、
たとえばシステムクロックであるクロック信号CLKの
前縁(立上がり)に同期して、この外部制御信号を取込
み指定された動作モードを判定する。図30において
は、データ読出を示すリードコマンドが与えられる。こ
のリードコマンドが与えられる前に、先にSDRAMに
おいては、アクティブコマンドが与えられ、内部でメモ
リセルの行の選択動作が行なわれており、選択行のメモ
リセルデータがセンスアンプによりラッチされている。
リードコマンドが与えられてから、CASレイテンシー
と呼ばれるクロックサイクルが経過すると、有効データ
が出力される。図30においては、CASレイテンシー
が3の場合のデータ読出が示される。すなわち、クロッ
クサイクル0においてリードコマンドが与えられると、
3クロックサイクル後のクロックサイクル3のクロック
信号CLKの立上がりに同期して外部読出データQ0が
出力される。このクロック信号CLKの立上がりに同期
して読出データQ0をサンプリングすることにより、確
実なデータ転送を行なうことができる。
【0004】SDRAMにおいては、CASレイテンシ
ー経過後クロック信号CLKに同期して所定数のデータ
が連続的に読出される。1つのリードコマンドにより連
続して読出されるデータの数は、バースト長と呼ばれ
る。図30においては、バースト長が4の場合のデータ
読出動作が示され、クロックサイクル4、5および6に
おいて、データQ1,Q2およびQ3がそれぞれ出力さ
れる。
【0005】リードコマンドが与えられてから最初に有
効データが出力されるまでにCASレイテンシーと呼ば
れるクロックサイクル数が必要とされる。しかしなが
ら、このCASレイテンシー経過後、クロック信号CL
Kに同期してデータを読出すことができ、高速のデータ
転送(読出データのマイクロプロセサへの転送)が可能
となる。データ書込時においても、データ書込動作を示
すライトコマンドを与えると、そのライトコマンドを与
えたクロックサイクルから外部書込データがSDRAM
に書込まれる。
【0006】SDRAMのメモリセルアレイ構造は、標
準のDRAMと同じである。すなわち、メモリセルアレ
イは、行列状に配置される複数のメモリセルを含み、こ
のメモリセルは1トランジスタ/1キャパシタ型のダイ
ナミック型メモリセル構造を有する。メモリセルの各列
に対応してビット線対が配置され、各ビット線対に対し
てセンスアンプが設けられる。データ読出を示すリード
コマンドが与えられるときには、このメモリセルアレイ
において、選択行に接続されるメモリセルのデータが対
応の列(ビット線対)上に読出され、センスアンプによ
り検知、増幅およびラッチされている。このセンスアン
プにラッチされているデータを、データ入出力端子(デ
ータ入出力ノード)にデータを読出すインタフェース部
の出力バッファにまで転送するためには、ある時間が必
要とされる。この時間を短縮することができれば、クロ
ック信号CLKのサイクル時間を短くすることができ、
高速データ転送を実現することができる。この高速の内
部読出データの転送を実現するためにセンスアンプから
出力バッファに至るデータ転送経路を複数段階のパイプ
ラインステージに分割し、パイプライン的にデータを転
送することにより、高速で内部読出データを転送するこ
とが考えられる。
【0007】図31(A)は、このようなパイプライン
ステージを有するSDRAMのデータ読出部の構成を概
略的に示す図である。図31(A)においては、メモリ
セルアレイ部において、1つのビット線対BLPと、こ
のビット線対BLPに対して設けられるセンスアンプS
Aを代表的に示す。センスアンプSAは、活性化時、対
応のビット線対BLPのビット線の電位を差動的に増幅
してかつラッチする。
【0008】データ読出系は、クロック信号CLKに同
期して外部からのアドレス信号を取込み内部列アドレス
信号を生成するコラムアドレスバッファCABと、コラ
ムアドレスバッファCABからの内部コラムアドレス信
号をデコードし、メモリセルアレイの列を指定する列選
択信号CSLを生成するコラムデコーダCDと、ビット
線対BLPに対応して設けられ、コラムデコーダCDか
らの列選択信号が対応の列(ビット線対BLP)を指定
するとき導通し、対応のビット線対BLPを内部I/O
線対IOPへ電気的に接続する列選択ゲートIOGと、
この内部I/O線対IOP上のデータを増幅するプリア
ンプPAと、プリアンプPAの増幅したデータをラッチ
するラッチLA1を含む。クロック信号CLKは、外部
から与えられるクロック信号extCLKに同期する内
部クロック信号である。コラムデコーダCDは、リード
コマンドまたはライトコマンドなどのメモリセルに対す
るデータの書込または読出を示すアクセスコマンドが与
えられたときに活性化されてデコード動作を行なう。プ
リアンプPAは、データ読出時活性化されて増幅動作を
行なう。ラッチLA1は、このプリアンプPAから与え
られる内部読出データをラッチしかつ出力する。
【0009】データ読出系は、さらに、相補内部クロッ
ク信号CLKおよび/CLKに応答して選択的に導通状
態とされ、ラッチLA1のラッチするデータRD1を反
転して伝達するクロックドインバータCIV1と、この
クロックドインバータCIV1の出力信号をラッチしか
つ出力するラッチLA2と、内部クロック信号CLKお
よび/CLKに応答して活性化され、このラッチLA2
のラッチしかつ出力するデータRD2を反転して出力す
るクロックドインバータCIV2と、クロックドインバ
ータCIV2の出力データをラッチするラッチLA3
と、内部クロック信号CLKおよび/CLKに応答して
活性化され、ラッチLA3の出力データRD3を反転し
て出力するクロックドインバータCIV3と、このクロ
ックドインバータCIV3の出力データをバッファ処理
してデータ入出力端子へ出力する出力バッファOBを含
む。
【0010】内部クロック信号/CLKは内部クロック
信号CLKの反転信号である。クロックドインバータC
IV1およびCIV3が互いに同期してクロック信号C
LKがHレベルのときに活性状態とされ、クロックドイ
ンバータCIV2が、これらのクロックドインバータC
IV1およびCIV3と相補的に活性状態とされ、内部
クロック信号CLKがLレベルのときに活性状態とされ
る。クロックドインバータCIV1〜CIV3は非活性
状態のときに出力ハイインピーダンス状態とされる。
【0011】この図31(A)に示すセンスアンプSA
から出力バッファOBへのデータ転送経路において、セ
ンスアンプからラッチLA1の出力部までを第1のパイ
プラインステージSTG1とし、クロックドインバータ
CIV1およびラッチLA2を第2のパイプラインステ
ージSTG2aとし、クロックドインバータCIV2お
よびラッチLA3を第3のパイプラインステージSTG
3として機能させ、出力バッファOBを第4のパイプラ
インステージSTG2bとして動作させる。次に、この
図31(A)に示すSDRAMのデータ読出系の動作を
その動作タイミングチャート図である図31(B)を参
照して説明する。
【0012】時刻t1において外部からデータ読出を示
すリードコマンドREADが与えられる。このリードコ
マンドREADが与えられる前の状態において、センス
アンプSAは活性状態とされ、対応のビット線対BLP
上に読出されたメモリセルのデータの検知、増幅および
ラッチを行なっている。このリードコマンドREADと
同時にコラムアドレスが与えられ、コラムアドレスバッ
ファCABが内部クロック信号CLKに同期してこの外
部からのアドレス信号を取込み内部コラムアドレス信号
を生成する。コラムデコーダCDがこのコラムアドレス
バッファCABからの内部コラムアドレス信号をデコー
ドし、アドレス指定された列を指定する列選択信号CS
Lを活性状態とする。コラムアドレス信号によりアドレ
ス指定された列に対応して設けられた列選択ゲートIO
Gがこの列選択信号CSLに応答して導通し、対応のビ
ット線対BLPを内部I/O線対IOPに電気的に接続
す。これにより、センスアンプSAによりラッチされて
いるメモリセルデータが内部I/O線対に伝達される。
この内部I/O線対IOPに伝達されたセンスアンプS
AのラッチデータはプリアンプPAにより増幅されてラ
ッチLA1によりラッチされ、ラッチLA1の出力デー
タRD1がこの選択メモリセルデータの対応した状態に
設定される。このセンスアンプSAからラッチLA1ま
でのデータ転送に1クロックサイクルを使用する。
【0013】時刻t2において外部クロック信号ext
CLKが立上がると、図示しないクロックバッファから
出力される内部クロック信号CLKが立上がり、クロッ
クドインバータCIV1が活性状態(導通状態)とさ
れ、ラッチLA1にラッチされているデータRD1がラ
ッチLA2に伝達され、ラッチLA2のラッチデータR
D2がこのラッチLA1のラッチデータRD1に対応す
る状態に変化する。クロック信号CLKはこのときHレ
ベルであり、クロックドインバータCIVは非活性状態
にあり、出力ハイインピーダンス状態とされる。内部ク
ロック信号CLKがLレベルに立下がると、クロックイ
ンバータCIV2が活性状態とされ、ラッチLA2にラ
ッチされていたデータRD2がラッチLA3に伝達さ
れ、ラッチLA3の出力データRD3が出力バッファO
Bへ伝達される。出力バッファOBがこのクロックドイ
ンバータCIV3を介して与えられたデータをバッファ
処理してデータ入出力ノードへ有効読出データDQを出
力する。
【0014】パイプラインステージSTG1は、1クロ
ックサイクルをデータ転送のために必要とする。パイプ
ラインステージSTG2aおよびSTG2bはそれぞれ
データ転送に半クロックサイクルを必要とし、出力バッ
ファOBへ、クロックドインバータCIV3を介してパ
イプラインステージSTG2bからデータが伝達され
る。したがって、データ読出系は、パイプラインステー
ジSTG1が、1クロックサイクルのパイプラインステ
ージを構成し、パイプラインステージSTG2aおよび
STG2bが1クロックサイクルのパイプラインステー
ジを構成し、またこのクロックドインバータCIV3お
よび出力バッファOBのパイプラインステージSTG3
が1クロックサイクルのパイプラインステージを構成す
る。
【0015】したがって、センスアンプから出力バッフ
ァOBにデータが転送するまでには、3クロックサイク
ルが通常必要とされる。パイプライン態様でデータを転
送する場合、これらのステージは並列に動作してデータ
転送を行なうことができる。図31(B)において、各
クロックサイクルにおいて、内部クロック信号CLKの
立上がりに応答して、列選択信号CSLが活性状態とさ
れ、順次列が選択されて新しいデータがプリアンプPA
に伝達され、そこで増幅されている状態が示される。
【0016】今、このセンスアンプSAから出力バッフ
ァOBへのデータ転送に30nsの時間が必要とされる
場合を考える。このセンスアンプSAから出力バッファ
OBまでに1クロックサイクル内でデータを転送する場
合、1/30ns=33MHzが動作周波数の限界とな
る。一方、この図31(A)に示すようなパイプライン
構成を用いれば、1クロックサイクルのパイプラインス
テージのデータ転送の場合1/3クロックサイクルとな
り、したがって30ns/3=10nsの時間が必要と
されるだけであり、100MHzでデータ出力を行なう
ことが可能になる。
【0017】したがって、上述のようなデータ読出経路
をパイプライン構成とし、内部クロック信号に同期して
パイプライン的に内部読出データを出力バッファにまで
転送することにより、動作周波数を高くすることがで
き、高速でデータ転送を行なうことができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図31(B)に示すよ
うに、時刻t3において外部クロック信号extCLK
がHレベルに立上がってからデータ入出力端子に有効デ
ータQが出現するまでに必要とされる時間をクロックア
クセス時間tACという。高速なメモリシステムを構築
するためには、このクロックアクセス時間tACを短く
することが極めて重要となる。この理由について以下に
説明する。
【0019】図32(A)は、一般的な処理システムの
構成を概略的に示す図である。図32(A)において、
プリント回路基板PCB上に、メモリコントローラMC
TLおよびメモリモジュールMMが配置される。メモリ
モジュールMMは、その内部に複数個のSDRAM M
♯1〜M♯nを含む。これらのSDRAM M♯1〜M
♯nの各々は、先の図31(A)に示すデータ読出部の
構成を備え、与えられたクロック信号に同期してデータ
の入出力を行なう。モジュールMM内に複数のSDRA
M M♯1〜M♯nを並列に設けることにより、このメ
モリモジュールMMの出力データビット数をSDRAM
の出力データビット数よりも大きくすることができ、高
速データ転送が可能となる。このメモリモジュールMM
内において、すべてのSDRAM M♯1〜M♯nが同
時にアクセスされる構成が用いられてもよく、またその
メモリモジュールMMのアドレス空間に応じてSDRA
MM♯1〜M♯nのうち所定数のSDRAMが同時に活
性状態とされてもよい。同時に活性状態とされたSDR
AMが並列にデータの読出または書込を行なう。
【0020】メモリコントローラMCTLは、図示しな
いマイクロプロセサ(またはCPU)からのアクセス要
求に従ってこのメモリモジュールMMへアクセスし、メ
モリコントローラMCTLを介してメモリモジュールM
Mと図示しないマイクロプロセサ(またはCPU)の間
でのデータ転送を行なう。
【0021】このメモリモジュールMMは、複数のデー
タ入出力ピンDQP、およびメモリコントローラMCT
Lからプリント回路基板上配線PIcを介して与えられ
るクロック信号CLKaを受けるクロック入力ピンCI
Pを有する。このクロック入力ピンCIPに与えられた
クロック信号CLKaは、メモリモジュール内のクロッ
ク入力バッファCBによりバッファ処理され、SDRA
M M♯1〜M♯nへ共通に与えられる。このクロック
入力バッファCPが出力するクロック信号が先の図31
(B)に示す外部クロック信号extCLKに対応す
る。メモリコントローラMCTLは、また基板上配線P
Idを介してこのメモリモジュールMMのデータ入出力
ピンDQPに結合され、データの入出力を行なう。今、
メモリコントローラMCTLがたとえばシステムクロッ
クであるクロック信号CLKaを与え、このメモリモジ
ュールMMから必要なデータを読出す動作を考える。
【0022】メモリモジュールMM内においては、SD
RAM M♯1〜M♯nのうち活性状態とされたSDR
AMがクロック入力バッファCBを介して与えられるク
ロック信号をトリガとしてデータを出力する。このメモ
リモジュールMM内の活性化されたSDRAMからのデ
ータがデータ入出力ピンDQP(図32(A)において
は、SDRAM M♯1に対して設けられたデータ入出
力ピンDQPのみを代表的に示す)がプリント回路基板
上配線PIdを介してメモリコントローラMCTLへ与
えられる。このメモリコントローラMCTLから見たデ
ータのクロック信号CLKaに対する遅延時間は図32
(B)を参照して説明する。
【0023】図32(B)において、クロック信号CL
Kaの1クロックサイクル時間、すなわち周期はTCと
する。クロック信号CLKaがメモリコントローラMC
TLからメモリモジュールMMのクロック入力ピンCI
Pに到達するまでの、この配線PIcにおける伝播遅延
は時間T0である。メモリモジュールMM内においてク
ロック入力ピンCIPからクロック入力バッファCBを
介してSDRAMのクロック入力端子へクロック信号が
伝達されるまでに時間t1が必要とされる。SDRAM
においてクロック入力ピンにおいてクロック信号が確定
状態とされるまでのクロックスキューT2が考慮される
ため、この時間T2が遅延時間として付け加えられる。
SDRAM(M♯1〜M♯n)において、クロック入力
ピン(クロック入力ノード)へ与えられるクロック信号
に従ってデータ読出動作を行ない、有効データをデータ
入出力ピンDQPに出力するまでにクロックアクセス時
間tACが必要とされる。データ入出力ピンDQPから
配線PIdを介してメモリコントローラMCTLに有効
データが伝達されるまでに時間T3が必要とされる。メ
モリコントローラMCTLは、クロック信号CLKaの
立上がりに同期して有効データを取込むために、このク
ロック信号CLKaの立上がり前に有効データを確定状
態に保持するためのセットアップ時間T4を必要とす
る。したがって、クロック信号CLKaの1クロックサ
イクル内で有効データがメモリモジュールMMからメモ
リコントローラMCTLに伝達されるためには、以下の
条件が満足される必要がある。
【0024】 tAC<TC−T0−T1−T2−T3−T4 一例として、クロック信号CLKaが100MHzであ
るシステムの場合、TC=10ns、T0=1ns、T
1=1ns、T2=1ns、T3=1ns、およびT4
=2nsとすると、上述の関係式から、クロックアクセ
ス時間tACは、以下の条件を満たす必要がある。
【0025】tAC<4ns 一方、図31(A)および(B)を参照して、SDRA
Mにおけるクロックアクセス時間tACは、内部クロッ
ク信号CLKの外部クロック信号extCLKに対する
遅延時間tCDと、クロックドインバータCIV3から
出力バッファOBを介してデータ入出力ノードへ有効デ
ータが出力されるまでの遅延時間、すなわちクロックド
インバータCIV3と出力バッファOB各々の遅延時間
の和tRDとを加算した値となる。典型的な例において
は、tCD=1.5nsおよびtRD=4nsである。
したがって、クロックアクセス時間tACは5.5ns
となり、上述の100MHzのクロック信号を用いる場
合の要求値4nsを満たすことができない。
【0026】クロックドインバータCIV3および出力
バッファOBは固有の遅延時間を有しており、遅延時間
tRDは、短くするのにも限度がある。一方、内部クロ
ック信号CLKの遅延時間tCDを短縮するのも、以下
に説明するように容易ではない。
【0027】図33は、外部クロック信号extCLK
から内部クロック信号intCLK(CLK)を発生す
るクロック入力バッファ回路の構成を概略的に示す図で
ある。図33において、クロック入力バッファ回路は、
外部クロック信号extCLKと外部クロックイネーブ
ル信号extCKEを受けて内部クロックイネーブル信
号CKEを生成するCKEバッファ回路CEBと、内部
クロックイネーブル信号CKEと外部クロック信号ex
tCLKとを受けて内部クロック信号intCLKを生
成するクロック入力バッファCIBを含む。CKEバッ
ファ回路CEBは、外部クロックイネーブル信号ext
CKEを外部クロック信号extCLKの立上がりで取
込み、内部クロックイネーブル信号CKEを出力する。
このCKEバッファ回路CEBは、外部クロックイネー
ブル信号extCKEがHレベルの活性状態のときに
は、内部クロックイネーブル信号CKEを活性状態のH
レベルとする。外部クロックイネーブル信号extCK
EがLレベルの非活性状態のときには、CKEバッファ
回路CEBは、そのサイクルにおける外部クロック信号
extCLKの立下がりから1クロックサイクル期間内
部クロックイネーブル信号CKEをLレベルの非活性状
態とする。
【0028】クロック入力バッファCIBは、外部クロ
ック信号extCLKと内部クロックイネーブル信号C
KEを受けるNAND回路Gと、5段の縦続接続される
インバータ回路IV1〜IV5を含む。インバータ回路
IV1へNAND回路Gの出力信号が与えられる。内部
クロックイネーブル信号CKEがLレベルのときには、
外部クロック信号extCLKのレベルにかかわらず、
NAND回路Gの出力信号がHレベルとされ、内部クロ
ック信号intCLKはLレベルとされる。したがっ
て、内部クロックイネーブル信号CKEがLレベルのと
きには、内部クロック信号intCLKの発生(Hレベ
ル状態への駆動)は停止される。内部クロックイネーブ
ル信号CKEがHレベルのときには、NAND回路Gが
インバータ回路として作用し、外部クロック信号ext
CLKを反転する。
【0029】クロック入力バッファCIBからの内部ク
ロック信号intCLKは、このSDRAMの内部動作
タイミングを規定しており、各種回路へ与えられる。す
なわち、この内部クロック信号intCLKは、コマン
ドのデコードタイミング、外部制御信号およびアドレス
信号の取込タイミングならびにデータ入出力タイミング
等を決定している。したがって、このクロック入力バッ
ファCIBからの内部クロック信号intCLKが数多
くの回路部分へ与えられるため、このクロック入力バッ
ファCIBの出力負荷はたとえば3pFと大きい。この
大きな出力負荷を高速で駆動するために、クロック入力
バッファCIBは、多段のインバータ回路IV1〜IV
5を備える。すなわち、以下の理由のためにインバータ
回路IV1〜IV5は順次その出力駆動力(電流駆動
力)が大きくされ、高速で次段の回路を駆動して、信号
伝播遅延の低減を図っている。インバータIV1〜IV
5が、たとえば1段の場合、1つのインバータ回路によ
り、大きな出力負荷を駆動する必要があり、この場合、
1つのインバータ回路のゲート容量が大きくなり、その
インバータ回路の入力部を高速で変化させることができ
ず、遅延が大きくなる。このような遅延を低減するため
に、順次駆動力を大きくして信号を伝播させることによ
り、信号伝播遅延の低減を図る。しかしながら、多段の
インバータ回路が必要とされるため、これらのインバー
タ回路における遅延時間の和は無視できない値となり、
このクロック入力バッファCIBにおける遅延時間tC
Dを短縮するのは容易ではない。
【0030】したがって、図31(A)に示すように、
データ読出経路をパイプライン構成として高速データ転
送を実現する構成において、ラッチLA3の出力RD3
が有効状態とされていても、このクロックドインバータ
CIV3が活性状態とされるタイミングが遅くなり、ク
ロックアクセス時間tACを短縮することができない。
【0031】図34は、外部読出データQの有効期間を
示す図である。図34において、読出データQは、外部
クロック信号extCLKの立上がりからクロックアク
セス時間tAC経過後確定状態とされる。また出力デー
タQは、外部クロック信号CLKの次の立上がりでメモ
リコントローラに取込まれるため、このメモリコントロ
ーラのデータ取込を確実にするために、ホールド時間t
OHと呼ばれる時間有効状態に保持する必要がある。こ
こで図34において、読出データQはそのSDRAMの
動作条件により出力確定状態とされるタイミングにスキ
ューが生じている。クロックアクセス時間tACおよび
有効データホールド時間tOHは、それぞれ最悪条件の
値により定められる。クロックアクセス時間tACおよ
び有効データホールド時間tOHはいずれも外部クロッ
ク信号extCLKの立上がりエッジを基準として定め
られる。出力バッファは、この外部クロック信号ext
CLKに同期する内部クロック信号に従って内部読出デ
ータを受けており、クロックアクセス時間tACが短い
ときには出力データQを高速でデータ入出力ノードへ伝
達しており、この場合、データの切替も高速で行なわ
れ、有効データホールド時間tOHも短くなる。これら
のクロックアクセス時間tACおよび有効データホール
ド時間tOHの理想値は、SDRAMを使用するシステ
ムにより異なる。動作周波数が高く、メモリコントロー
ラMCTLとSDRAM(またはメモリモジュールM
M)の間の信号伝播遅延(T0+T1+T2+T3;図
32(B)参照)がクロックサイクルタイムTCの中で
占める割合の大きいシステムにおいては、より短いクロ
ックアクセス時間tACが重視される。一方、動作周波
数が比較的低くメモリコントローラとSDRAM(また
はメモリモジュールMM)間の信号伝播遅延がクロック
サイクルタイムTCの中で占める割合の小さいシステム
においては、より長い有効データホールド時間tOHが
重視される(確実にデータを取込むため)。
【0032】しかしながら、従来のSDRAMまたはメ
モリモジュールにおいては、1種類の外部クロック信号
extCLKに同期してデータの出力が行なわれている
だけであり、このクロックアクセス時間tACと有効デ
ータホールド時間tOHの関係は、ほぼ一意的に定めら
れ、これらの関係を、適用されるシステムに応じて調整
することはできないという問題がある。
【0033】それゆえ、この発明の目的は、高速で動作
する同期型半導体記憶装置を提供することである。
【0034】この発明の他の目的は、チップ面積および
消費電力を増大させることなくクロックアクセス時間が
短縮された同期型半導体記憶装置を提供することであ
る。
【0035】この発明のさらに他の目的は、クロックア
クセス時間および有効データホールド時間を適用される
処理システムに応じて調整することのできる同期型半導
体記憶装置を提供することである。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明に係る同期型半
導体記憶装置は、要約すれば、外部制御信号およびアド
レス信号を取込むタイミングを与えるクロック信号を受
けるノードと、データ出力タイミングを決定するクロッ
ク信号を受けるクロック入力ノードとを別々に設ける。
これらのクロック入力ノードへ互いに位相の異なるクロ
ック信号を外部から与える。
【0037】請求項1に係る同期型半導体記憶装置は、
所定の周波数を有する外部からの第1のクロック信号を
受ける第1のノードと、この第1のノードへ与えられる
第1のクロック信号に同期して、外部から与えられる制
御信号およびアドレス信号を取込み、内部制御信号およ
び内部アドレス信号を生成する入力バッファ手段と、第
1のノードと別に設けられ、外部からの第1のクロック
信号と位相の異なる第2のクロック信号を受ける第2の
ノードと、第2のノードに与えられる第2のクロック信
号に同期して、内部読出データを受けてバッファ処理し
て外部読出データを生成して装置外部へ出力する出力バ
ッファ手段を備える。
【0038】請求項2に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項1の装置が、さらに、複数のメモリセルを有する
メモリセルアレイと、リードデータバスと、入力バッフ
ァ手段からの出力信号に従って、メモリセルアレイのメ
モリセルを選択し、選択メモリセルのデータをセンスア
ンプによる増幅を通してリードデータバスへ伝達する内
部読出手段と、リードデータバスと出力バッファ手段と
の間に設けられ、第2のクロック信号に応答して導通
し、内部リードデータバス上の読出されたデータを出力
バッファ手段へ転送するための第1の転送ゲート手段を
備える。
【0039】請求項3に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2の装置が、さらに、第1の転送ゲート手段と出
力バッファ手段との間に設けられ、第1の転送ゲート手
段から転送されたデータをラッチしかつ出力バッファ手
段へ転送する第1のラッチ手段を備える。
【0040】請求項4に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項2または3の装置が、さらに、内部読出手段と第
1の転送ゲート手段の間に設けられ、内部読出手段によ
りリードデータバスに読出されたデータをラッチしかつ
第1の転送ゲート手段へ転送するための第2のラッチ手
段を含む。
【0041】請求項5に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項4の装置が、さらに、内部読出手段と第2のラッ
チ手段との間に設けられ、第1の転送ゲート手段の導通
後導通して内部読出手段により読出された内部読出デー
タを第2のラッチ手段へ転送する第2の転送ゲート手段
を備える。
【0042】請求項6に係る同期型半導体記憶装置は、
出力バッファ手段が、第2のクロック信号が第1のレベ
ルのときに出力データを切換えかつこの第2のクロック
信号が第2のレベルのときに出力ラッチ状態となる。請
求項6の装置は、さらに、第1の転送ゲート手段の非導
通と内部読出手段の読出データ出力とに応答して、第2
の転送ゲート手段を導通状態とする制御手段をさらに備
える。
【0043】請求項7に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項5の装置が、第1のクロック信号に対応する第1
の内部クロック信号と第2のクロック信号に対応する第
2の内部クロック信号の反転信号との論理積を取り、こ
の論理積結果に従って第2の転送ゲート手段を導通状態
とする制御手段を含む。
【0044】請求項8に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項1の装置が、第2のクロック信号に同期して出力
イネーブル信号を活性化する手段を備える。出力バッフ
ァ手段はこの出力イネーブル信号の活性化に応答して活
性化され、与えられたデータを装置外部へ出力する手段
を含む。
【0045】請求項9に係る同期型半導体記憶装置は請
求項1の装置が、第1のノードおよび第2のノードの一
方に与えられたクロック信号を選択し、第2のクロック
信号に対応する内部クロック信号として出力するクロッ
ク選択手段を含む。出力バッファ手段はこのクロック選
択手段により与えられる内部クロック信号に同期してデ
ータの出力動作を行なう。
【0046】請求項10に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項9のクロック選択手段が、第2のノードに対
応して設けられるパッドと、第1および第2のノードの
一方を択一的にパッドに電気的に接続する配線とを含
む。
【0047】請求項11に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項9のクロック選択手段が、第1のノードに結
合される第1のスイッチング素子と、該第2のノードに
結合される第2のスイッチング素子と、固定された電圧
を受ける内部ノードに結合され、この内部ノード上の固
定電圧に従って第1および第2のスイッチング素子の一
方を択一的に導通状態とするスイッチ制御手段とを備え
る。
【0048】請求項12に係る同期型半導体記憶装置
は、請求項9のクロック選択手段が、第1のノードに結
合される第1のスイッチング素子と、第2のノードに結
合される第2のスイッチング素子と、外部からのモード
指示信号に従って、第1および第2のスイッチング素子
の一方を択一的に導通状態とする制御手段を含む。請求
項13に係る同期型メモリモジュールは、請求項1の同
期型半導体記憶装置を複数個含む。この同期型メモリモ
ジュールは、さらに、所定の周波数を有する外部からの
クロック信号を受け、この外部からのクロック信号に同
期して互いに位相の異なる第1および第2のクロック信
号を生成して第1のクロック信号を複数の同期型半導体
記憶装置の第1のノードへ共通に与えかつ第1のクロッ
ク信号より位相の早い第2のクロック信号を複数の同期
型半導体記憶装置の第2のノードへ共通に印加する内部
クロック発生手段を備える。
【0049】請求項14に係る同期型メモリモジュール
は、請求項1の同期型半導体記憶装置を複数個含む。こ
の同期型メモリモジュールは、さらに、所定の周波数を
有する外部クロック信号を受け、外部クロック信号に位
相の同期した内部クロック信号を生成して複数の同期型
半導体記憶装置の第1および第2のノードへ共通に与え
る内部クロック生成手段を備える。
【0050】同期型半導体記憶装置において互いに位相
の異なるクロック信号を用いて制御信号、およびアドレ
ス信号の取込およびデータ出力を行なうことにより、デ
ータ出力タイミングを外部制御信号およびアドレス信号
の取込タイミングに対して調整することができ、クロッ
クアクセス時間および有効データホールド時間を適用処
理システムに応じて調整することができる。
【0051】また、データ出力用のクロック信号を制御
信号およびアドレス信号取込のためのクロック信号より
も位相を早くすることにより、実効的に出力バッファ段
における遅延時間が短くされ、クロックアクセス時間が
短縮される。
【0052】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1のS
DRAMの内部クロック発生部の構成を概略的に示す図
である。図1において、内部クロック発生部は、第1の
クロック入力ノード1に与えられる第1のクロック信号
に対応する外部マスタクロック信号extCLKMと第
2のクロック入力ノード2にあたえられる第2のクロッ
ク信号としての外部出力用クロック信号extCLKO
とを受け、内部マスタクロック信号intCLKMおよ
び内部出力用クロック信号intCLKOを出力する。
内部マスタクロック信号intCLKMは、外部から与
えられる制御信号およびアドレス信号のラッチ、内部回
路の動作タイミング(後に説明するカウンタのトリガ)
などの内部動作制御に用いられる。内部出力用クロック
信号intCLKOは、内部読出データの装置外部への
出力に関するタイミング制御のみに用いられる。
【0053】内部クロック発生部は、クロック入力ノー
ド1に与えられる外部マスタクロック信号extCLK
Mと入力ノード3へ与えられる外部クロックイネーブル
信号extCKEとを受け、外部マスタクロック信号e
xtCLKMの立上がりエッジで外部マスタクロックイ
ネーブル信号extCKEを取込むCKEバッファ4
と、外部マスタクロック信号CLKMに同期してCKE
バッファ4の出力信号をシフトして内部クロックイネー
ブル信号CKEを出力するシフトレジスタ5と、外部マ
スタクロック信号extCLKMと内部クロックイネー
ブル信号CKEとに応答して内部マスタクロック信号i
ntCLKMを出力するCLKMバッファ6と、内部ク
ロックイネーブル信号CKEと外部出力用クロック信号
extCLKOとに応答して内部出力用クロック信号i
ntCLKOを出力するCLKOバッファ7を含む。
【0054】CKEバッファ4およびシフトレジスタ5
は、その構成は後に詳細に説明するが、外部マスタクロ
ックイネーブル信号extCKEが外部マスタクロック
信号extCLKMの立上がり時においてLレベルとさ
れているとき、この外部クロック信号extCLKMの
立下がりから1クロックサイクル内部クロックイネーブ
ル信号CKEをLレベルとする。このCLKMバッファ
6およびCLKOバッファ7は、同じ構成を備え、内部
クロックイネーブル信号CKEがHレベルの活性状態の
ときには、外部から与えられるクロック信号extCL
KMおよびextCLKOに従って内部クロック信号i
ntCLKMおよびintCLKOを生成する。内部ク
ロックイネーブル信号CKEがLレベルのときには、C
LKMバッファ6およびCLKOバッファ7は、内部ク
ロック信号intCLKMおよびintCLKOをLレ
ベルに維持する。次に、この図1に示す内部クロック発
生部の動作を、図2に示すタイミングチャート図を参照
して説明する。
【0055】外部出力用クロック信号extCLKO
は、外部マスタクロック信号extCLKMよりも位相
が早くされている。出力用クロック信号extCLKO
と外部マスタクロック信号extCLKMの位相差(時
間差)tDIFFは、たとえば1.5nsである。これ
は、先に示した内部クロック信号の遅延時間tCDに等
しい値となる。内部クロックイネーブル信号CKEがH
レベルのときには、CLKMバッファ6およびCLKO
バッファ7は、それぞれ外部からのクロック信号ext
CLKMおよびextCLKOに従って内部クロック信
号intCLKMおよびintCLKOを生成する。こ
れらのCLKMバッファ6およびCLKOバッファ7の
構成は同じであり、遅延時間も同じである(この内部構
成については後に説明する)。したがって、内部出力用
クロック信号intCKLOと内部マスタクロック信号
intCLKMの時間差もtDIFFとなる。すなわ
ち、出力バッファからの読出データは、時間tDIFF
だけ早いタイミングで出力される。これにより、実効的
にクロックアクセス時間tACを短くする。内部クロッ
クイネーブル信号CKEがLレベルのときには、CLK
Mバッファ6およびCLKOバッファ7からの内部クロ
ック信号intCLKMおよびintCLKOはHレベ
ルへ駆動されず、内部での新たな動作は行なわれない。
この位相の異なる外部クロック信号extCLKMおよ
びextCLKOを用いることにより、アクセス時間を
短縮する構成については後に詳細に説明する。ここで
は、簡単に、出力バッファからのデータの出力タイミン
グが、時間tDIFFだけ早くなるため、マスタクロッ
ク信号extCLKMを基準とするクロックアクセス時
間tACが短くされるということだけ述べる。
【0056】図3(A)は、図1に示すCLKMバッフ
ァ6およびCLKOバッファ7の構成を示す図である。
図3(A)においては、CLKMバッファ6およびCL
KOバッファ7は同じ構成を備えるため、CLKMバッ
ファ6の構成を示す。マスタクロック信号extCLK
MおよびCLKM(intCLKM)それぞれを出力用
クロック信号extCLKOおよびCLKO(intC
LKO)に置き換えることにより、CLKOバッファ7
の構成が得られる。
【0057】図3(A)において、CLKMバッファ6
は、外部マスタクロック信号extCLKMと内部クロ
ックイネーブル信号CKEを受けるNAND回路6a
と、NAND回路6aの出力信号を反転するインバータ
回路6bと、このインバータ回路6bの出力信号を反転
しかつ所定時間遅延する遅延回路6cと、遅延回路6c
の出力信号とインバータ回路6bの出力信号とを受ける
NAND回路6dと、NAND回路6dの出力信号を反
転して内部マスタクロック信号CLKMを生成するイン
バータ回路6eを含む。遅延回路6cは、奇数段のイン
バータにより構成される。次にこの図3(A)に示すC
LKMバッファの動作をその動作波形図である図3
(B)を参照して説明する。
【0058】内部クロックイネーブル信号CKEがHレ
ベルのとき、NAND回路6aはインバータとして作用
し、インバータ回路6bからは、外部マスタクロック信
号extCLKMをバッファ処理した信号が出力され
る。このインバータ回路6bの出力信号が立上がると、
そのとき遅延回路6cの出力信号はHレベルであるた
め、NAND回路6dの出力信号がLレベルとなり、イ
ンバータ回路6eから出力される内部マスタクロック信
号CLKMが立上がる。遅延回路6cが有する遅延時間
が経過すると、この遅延回路6cの出力信号がLレベル
となり、内部マスタクロック信号CLKMがLレベルに
立下がる。したがって、この外部マスタクロック信号e
xtCLKMのHレベルの期間が遅延回路6cの有する
遅延時間よりも長い場合には、CLKMバッファ6から
の内部マスタクロック信号CLKMは、そのHレベルの
パルス幅が一定とされる。これにより、クロックスキュ
ーなどにより、外部クロック信号extCLKMのパル
ス幅が長くなった場合においても、内部でこのクロック
信号CLKMのパルス幅を一定とすることができ、内部
クロック信号CLKMの立下がりに同期して動作する回
路の動作開始タイミングを一定とすることができ、タイ
ミングマージンを考慮する必要がなく、高速で内部動作
を行なうことができる。
【0059】内部クロックイネーブル信号CKEがLレ
ベルのときには、NAND回路6aの出力信号はHレベ
ルとされ、インバータ回路6bの出力信号がLレベルと
なり、したがってNAND回路6dの出力信号がHレベ
ルとされ、内部マスタクロック信号CLKMはLレベル
とされる。この内部クロックイネーブル信号CKEを用
いることにより、SDRAM内部においては、前のクロ
ックサイクルの状態が維持され、新たな内部動作が行な
われないため、信号線の充放電が行なわれず、消費電流
の低減、データの継続的な出力による外部処理装置のデ
ータサンプリングタイミングの調整などを実現すること
ができる。
【0060】図4(A)は、図1に示すCKEバッファ
4およびシフトレジスタ5の構成の一例を示す図であ
る。図4(A)において、CKEバッファ4は、インバ
ータ回路8aを介して与えられる外部マスタクロック信
号extCLKMの反転信号extZCLKMに応答し
て導通し、外部クロックイネーブル信号extCKEを
通過させるたとえばnチャネルMOSトランジスタで構
成される転送ゲート4aと、転送ゲート4aを介して与
えられる信号を反転するインバータ回路4bと、インバ
ータ回路4bの出力信号を反転してインバータ回路4b
の入力部へ与えるインバータ回路4cと、インバータ回
路4bの出力信号を反転するインバータ回路4dを含
む。インバータ回路4bおよび4dから互いに相補な信
号がシフトレジスタ5へ与えられる。
【0061】シフトレジスタ5は、2段のレジスタ回路
5aおよび5bを含む。レジスタ回路5aは、外部マス
タクロック信号extCLKMとCKEバッファ4のイ
ンバータ回路4aの出力信号Qaを受けるNAND回路
5aaと、インバータ回路4bの出力信号と外部マスタ
クロック信号extCLKMを受けるNAND回路5a
bと、NAND回路5aaの出力信号を一方入力に受け
るNAND回路5acと、NAND回路5abの出力信
号とNAND回路5acの出力信号を受けるNAND回
路5adを含む。NAND回路5adの出力信号がNA
ND回路5acの他方入力へ与えられる。NAND回路
5acおよび5adはフリップフロップを構成する。レ
ジスタ回路5bは外部マスタクロック信号extCLK
Mに代えて、インバータ回路8bからの補の外部マスタ
クロック信号extZCLKMを受ける点を除いてレジ
スタ回路5aと同じ構成を備える。なお、インバータ回
路8aおよび8bは共用されてもよい。次に、この図4
(A)に示すCKEバッファ4およびシフトレジスタ5
の動作をそのタイミングチャート図である図4(B)を
参照して説明する。
【0062】外部マスタクロック信号extCLKMが
Lレベルのときに、補の外部マスタクロック信号ext
ZCLKMがHレベルとなる。CKEバッファ4におい
ては、転送ゲート4aが導通状態とされ、外部クロック
イネーブル信号extCKEを通過させ、インバータ4
bおよび4cにより形成されるラッチ回路によりラッチ
される。レジスタ回路5aにおいては、外部マスタクロ
ック信号extCLKMがLレベルのときには、NAN
D回路5aaおよび5abの出力信号がHレベルであ
り、その出力信号Qbの状態は変化しない。レジスタ回
路5bがこのレジスタ回路5aからの出力信号Qbをラ
ッチしかつ内部クロックイネーブル信号CKEとして出
力している。
【0063】時刻t0において、外部マスタクロック信
号extCLKMがHレベルに立上がると、CKEバッ
ファ4の転送ゲート4aが非導通状態となり、CKEバ
ッファ4はラッチ状態となる。ここで、「ラッチ状態」
は、入力信号の状態が変化してもその出力信号の状態が
変化しない状態を示す。外部クロックイネーブル信号e
xtCKEがHレベルであり、この出力信号QaはHレ
ベルである。レジスタ回路5aにおいては、Hレベルの
出力信号QaとHレベルの外部マスタクロック信号ex
tCLKMに従って、NAND回路5aaの出力信号が
Lレベルとなり、その出力信号QbはHレベルを維持す
る。レジスタ回路5bはラッチ状態にある。
【0064】時刻t1において、外部マスタクロック信
号extCLKMの立上り時において、外部クロックイ
ネーブル信号CKEがLレベルに設定されていると、C
KEバッファ4が、転送ゲート4aが導通状態のときに
与えられていたLレベルの外部クロックイネーブル信号
extCKEをラッチし、ラッチ状態となる。この外部
クロックマスタ信号extCLKMの立上がりに応答し
てレジスタ回路5aがスルー状態となる。ここで、「ス
ルー状態」は、与えられた入力信号をラッチしかつ出力
する状態を示し、出力信号が入力信号の状態に応じて変
化する状態を示す。NAND回路5aaの出力信号がH
レベルとなり、一方、NAND回路5abの出力信号が
Lレベルとなり、NAND回路5adの出力信号がHレ
ベルとなる。これにより、NAND回路5acからの信
号QbがLレベルとなる。レジスタ回路5bは、インバ
ータ回路8bの出力する補のマスタクロック信号ext
ZCLKMがLレベルであり、ラッチ状態にあり、クロ
ックイネーブル信号CKEの状態は変化せず、Hレベル
を維持する。
【0065】時刻t2において、外部マスタクロック信
号extCLKMがLレベルに立下がると、転送ゲート
4aが導通状態となり、CKEバッファ4からの出力信
号Qaは、Hレベルに復帰した外部クロックイネーブル
信号extCKEに従ってHレベルとなる。レジスタ回
路5aでは、NAND回路5aaおよび5abの出力信
号がHレベルとなり、出力信号Qbの状態は変化しな
い。一方、レジスタ回路5bが、インバータ回路8bか
ら与えられるHレベルの補のクロック信号extZCL
KMに従ってスルー状態とされ、内部クロックイネーブ
ル信号CKEがLレベルとされる。
【0066】時刻t3において、外部マスタクロック信
号extCLKMがHレベルとなると、レジスタ回路5
aが、CKEバッファからのHレベルの信号Qaを取込
み、その出力信号QbがHレベルとなる。この状態にお
いて、レジスタ回路5bはラッチ状態にあり、内部クロ
ックイネーブル信号CKEはLレベルを維持する。
【0067】時刻t4において、外部マスタクロック信
号extCLKMがLレベルとなると、レジスタ回路5
aがラッチ状態となり、一方、レジスタ回路5bがスル
ー状態となり、内部クロックイネーブル信号CKEが信
号Qbに従ってHレベルとなる。
【0068】したがって、この図4(B)に示すタイミ
ングチャート図から明らかなように、外部クロックイネ
ーブル信号extCKEがLレベルの非活性状態とされ
ると、内部クロックイネーブル信号CKEが時刻t2か
らt4の1クロックサイクルの間Lレベルの非活性状態
とされ、時刻t3においてHレベルに立上がるextC
LKMに同期した内部マスタクロック信号CLKMの活
性は停止される。
【0069】なお、この図4(A)に示す構成におい
て、レジスタ回路5aおよび5bは、CKEバッファ4
と同様に、インバータラッチを用いて構成されてもよ
い。
【0070】また、CKEバッファ4において、転送ゲ
ート4aは、クロックドインバータで構成されてもよ
い。
【0071】図5は、この発明のSDRAMの全体の構
成を概略的に示す図である。図5において、CKEバッ
ファ回路9は、図1に示すCEKバッファ4およびシフ
トレジスタ5を含む。CLKMバッファ6およびCLK
Oバッファ7は、図1に示すものと同じである。
【0072】SDRAMは、さらに、行列状に配置され
る複数のメモリセルMCを有するメモリアレイ10と、
与えられた内部ロウアドレス信号に従ってこのメモリセ
ルアレイ10のアドレス指定されたワード線を選択状態
へ駆動する行選択回路12と、メモリセルアレイ10の
選択行に接続されるメモリセルのデータの検知、増幅お
よびラッチを行なうセンスアンプ回路14と、与えられ
た内部コラムアドレス信号に従ってメモリセルアレイ1
0のアドレス指定された列に対応するビット線対BLP
を内部I/O線対IOPへ接続する列選択回路16を含
む。メモリセルMCは、1トランジスタ/1キャパシタ
型のメモリセル構造を備え、ワード線WLとビット線B
LPの交差部に対応して配置される。
【0073】行選択回路12は、与えられた内部ロウア
ドレス信号をデコードするデコード回路およびこのデコ
ード回路の出力信号に従ってアドレス指定された行に対
応するワード線を選択状態へ駆動するワード線駆動回路
を含む。センスアンプ回路14は、ビット線対BLPそ
れぞれに対して設けられるセンスアンプを含む。これら
のセンスアンプの各々は、対応のビット線対のビット線
の電位を差動的に増幅し、ラッチする。列選択回路16
は、内部コラムアドレス信号をデコードして列選択信号
を生成するデコード回路と、その列選択信号に従って対
応のビット線対(センスアンプ)を内部I/O線対IO
Pへ接続する列選択ゲートを含む。
【0074】SDRAMは、さらに、内部I/O線対I
OP上に読出されたデータを増幅しかつ内部マスタクロ
ック信号CLKMに従って転送する読出/転送回路18
と、読出/転送回路18を介して転送された読出データ
を出力用クロック信号CLKOに同期して取込みデータ
入出力ノード(DQ)へ出力する出力バッファ回路20
と、内部マスタクロック信号CLKMに同期して、外部
からの制御信号、ロウアドレスストローブ信号/RA
S、コラムアドレスストローブ信号/CAS、およびラ
イトイネーブル信号/WEを取込み、これらの状態を判
定し、該判定結果に従って内部制御信号を発生する制御
信号発生回路22と、内部マスタクロック信号CLKM
と制御信号発生回路22からの制御信号とに従って外部
からのアドレス信号を取込み内部ロウアドレス信号およ
び内部コラムアドレス信号を生成するアドレスバッファ
24を含む。
【0075】この制御信号発生回路22は、またチップ
セレクト信号/CSを受けてもよい。この制御信号発生
回路22は、行選択回路12、センスアンプ回路14、
列選択回路16の動作タイミングをも制御する。行選択
回路12は、メモリセル選択手段に対応し、センスアン
プ回路14、列選択回路16および読出/転送回路18
に含まれる読出回路が内部読出手段に対応する。出力バ
ッファ回路20は、第1の転送ゲートおよび出力バッフ
ァ手段に対応する。
【0076】図6は、図5に示すSDRAMのセンスア
ンプ回路14、列選択回路16、読出/転送回路18お
よび出力バッファ回路20の構成を概略的に示す図であ
る。図6において、センスアンプ回路14は、ビット線
対BLPそれぞれに対応して設けられるセンスアンプ1
4aを含む。このセンスアンプ14aは、対応のビット
線対BLPのビット線BLおよび/BL上の信号電位を
差動的に増幅してラッチする。
【0077】列選択回路16は、アドレスバッファ24
に含まれるコラムアドレスバッファ24aからの内部コ
ラムアドレス信号をデコードして列選択信号を出力する
コラムデコーダ16aと、コラムデコーダ16aからの
列選択信号CSLに応答して導通し、ビット線対BLP
を内部I/O線対IOPに電気的に接続する列選択ゲー
ト16bを含む。
【0078】読出/転送回路18は、内部I/O線対I
OP上の信号電位を増幅して内部リードデータバスへ出
力するプリアンプ18aと、プリアンプ18aの出力信
号をラッチするラッチ18bと、内部マスタクロック信
号CLKMおよび補の信号/CLKMに応答して動作す
るクロックドインバータ18cと、クロックドインバー
タ18cの出力信号をラッチするラッチ回路18dと、
内部マスタクロック信号CLKMおよび/CLKMに応
答して活性化され、ラッチ18dの出力信号を反転する
クロックドインバータ18eと、クロックドインバータ
18eの出力信号をラッチするラッチ18fを含む。ク
ロックドインバータ18cは、内部マスタクロック信号
CLKMがHレベルであり、補の内部マスタクロック信
号/CLKMがLレベルのときに活性化されて、ラッチ
18bからのデータを反転する。クロックドインバータ
18eは、内部マスタクロック信号CLKMがLレベル
であり、補の内部マスタクロック信号/CLKMがHレ
ベルのときに活性化され、ラッチ18dのラッチデータ
を反転する。クロックドインバータ18cおよび18e
は、非活性化時出力ハイインピーダンス状態とされる。
【0079】出力バッファ回路20は、内部出力用クロ
ック信号CLKOおよび/CLKOに応答してラッチ1
8fからの出力データRD3を反転する第1の転送ゲー
トとしてのクロックドインバータ20aと、このクロッ
クドインバータ20aの出力信号をラッチしかつバッフ
ァ処理してデータ入出力ノードへ出力するラッチ付出力
バッファ20bを含む。クロックドインバータ20a
は、内部出力用クロック信号CLKOがHレベルのとき
に活性状態とされて内部読出データRD3を反転する。
ラッチ付出力バッファ20bの内部構成については後に
詳細に説明するが与えられたデータをラッチしかつバッ
ファ処理して装置外部へ出力する。
【0080】読出/転送回路18は、内部マスタクロッ
ク信号CLKMに同期して、プリアンプ18aにより増
幅されたデータを順次転送しており、3段のパイプライ
ンステージを備える。次に、この図6に示すデータ読出
部の動作をそのタイミングチャート図である図7を参照
して説明する。
【0081】図5に示すメモリセルアレイにおいては、
既に行選択回路12によりワード線WLが選択状態へ駆
動されており、センスアンプ回路14がこの選択ワード
線WLに接続されるメモリセルのデータのを検知、増幅
およびラッチを行なっている。すなわち、図6に示すセ
ンスアンプ14aは、既に選択メモリセルデータをラッ
チしている。
【0082】時刻t1においてデータ読出を示すリード
コマンドREADが外部マスタクロック信号extCL
KMの立上がりに同期して与えられる。コラムアドレス
バッファ24aが内部マスタクロック信号CLKMに同
期して、リードコマンドと同時に与えられる列アドレス
信号を取込み内部コラムアドレス信号を生成してコラム
デコーダ16aへ与える。コラムデコーダ16aは、制
御信号発生回路22からの活性化信号に応答して活性化
され、この内部コラムアドレス信号をデコードして、列
選択信号CSLを選択状態へ駆動する。この列選択信号
CSLに応答して列選択ゲート16bが導通し、センス
アンプ14aのラッチ情報が内部I/O線対IOPへ伝
達される。この内部I/O線対IOP上のメモリセルデ
ータがプリアンプ18aにより増幅されてラッチ18b
によりラッチされる。このセンスアンプ14aのラッチ
するメモリセルデータをラッチ18bへ転送するまでに
ほぼ1クロックサイクル必要とされるため、ラッチ18
bのラッチ情報は、時刻t2における外部マスタクロッ
ク信号extCLKMの立上がり時に確定状態とされる
(選択メモリセルのデータに対応したデータとなり、図
7においては斜線で示す)。
【0083】時刻t2において、内部マスタクロック信
号CLKMが立上がると、クロックドインバータ18c
が活性化され、ラッチ18bのラッチするデータがラッ
チ18dへ転送される。この状態において、クロックド
インバータ18eが非活性状態であり、ラッチ18dと
ラッチ18fとは分離されている。次いで内部マスタク
ロック信号CLKMがLレベルに立下がると、クロック
ドインバータ18eが活性化され、ラッチ18dのラッ
チ情報RD2を反転してラッチ18fへ伝達する。出力
用クロック信号CLKOは、内部マスタクロック信号C
LKMよりも位相が進んでいる(CLKMバッファおよ
びCLKOバッファの構成は同じ)。これにより、内部
マスタクロック信号CLKMがLレベルのときに、出力
用クロック信号CLKOがHレベルとなり、クロックド
インバータ20aが活性化され、ラッチ18fのラッチ
データRD3をラッチ付出力バッファ20bへ出力す
る。このラッチ付出力バッファ20bから、クロックド
インバータ20aおよびラッチ付出力バッファ20bの
有する遅延時間tRDが経過した後にデータ入出力ノー
ドへ有効データが出力される。
【0084】外部制御信号およびアドレス信号の取込み
は、マスタクロック信号extCLKMに従って行なわ
れている。したがって、クロックアクセス時間tAC
は、この外部マスタクロック信号extCLKMを基準
として測定される。クロック信号CLKMおよびCLK
Oの時間差をtDIFFとし、クロック信号CLKMお
よびCLKOの外部クロック信号extCLKMおよび
extCLKOに対する遅延時間をtCDとすると、こ
のクロックアクセス時間tACは次式で与えられる。
【0085】tAC=tRD+tCD−tDIFF したがって、この出力用クロック信号CLKOの位相を
進めることにより、データ読出が時間tDIFFだけ早
くされているため、クロックアクセス時間tACは、こ
の時間tDIFFだけ短縮することができ、高速アクセ
スが実現される。今、tCD=1.5ns、tRD=4
ns、tDIFF=1.5nsとすると、クロックアク
セス時間tACは、4.0nsとなり、外部クロック信
号extCLKMおよびextCLKOの周波数が10
0MHzのときのクロックアクセス時間の要求値4ns
を満足することができる。
【0086】この2つの位相の異なる(周波数は同じ)
外部クロック信号extCLKMおよびextCLKO
を用いることにより、余分に必要とされるのは、出力用
クロック信号CLKOのためのパッドとCLKOバッフ
ァである。CLKMバッファ6およびCLKOバッファ
7の合計の面積は、従来の1つの内部クロック信号CL
Kを発生するCLKバッファの占有面積とほぼ同等であ
る。これは、内部クロック信号CLKの負荷が、内部マ
スタクロック信号CLKMの負荷と出力用クロック信号
CLKOの負荷の合計とほぼ等しいため、CLKMバッ
ファ6およびCLKOバッファ7の構成要素であるトラ
ンジスタ素子のサイズを小さくすることができ、CLK
Mバッファ6およびCLKOバッファ7の回路規模を低
減することができるためである。また、このSDRAM
の消費電力は、外部の出力用クロック信号extCLK
Oを受ける入力バッファの消費電力が増加するだけであ
り(内部クロック出力段の消費電力は1つの内部クロッ
ク信号を用いる場合と同じである)、したがって1つの
内部クロック信号CLKを利用するSDRAMの消費電
力とほとんど差は生じない。
【0087】したがって、この2種類の位相の異なるク
ロック信号CLKMおよびCLKOを用いることによ
り、消費電力およびチップ占有面積を増加させることな
く高速アクセスを実現することができる。
【0088】さらに、この位相のクロック信号を用いる
ことにより、以下に述べるように出力データDQ(Q)
の有効期間を調節することが可能になる。
【0089】図8(A)および(B)は、有効データ出
力期間(有効データホールド時間)の調節態様を示す図
である。図8(A)に示すように、外部有効データDQ
が出力バッファ回路から出力される期間は外部出力用ク
ロック信号extCLKOのほぼ1クロックサイクル以
下である。外部出力用クロック信号extCLKOと外
部マスタクロック信号extCLKMの位相差(時間
差)がtDaのクロックアクセス時間をtACaとす
る。このとき、また有効データホールド時間tOHaが
得られる。一方、図8(B)に示すように、出力用クロ
ック信号extCLKOと外部マスタクロック信号ex
tCLKMの位相差がtDbのときのクロックアクセス
時間をtACbとし、有効データホールド時間をtOH
bとする。位相差tDbが位相差tDaより小さいた
め、クロックアクセス時間tACbは、クロックアクセ
ス時間tACaよりも長くなる(出力タイミングが遅れ
るため)。一方、有効データホールド時間tOHbは、
有効データホールド時間tOHaよりも長くなる(有効
データが出力バッファ回路から出力される期間Tは一定
である)。したがって、このSDRAMが適用されるシ
ステムに応じて、このクロック信号extCLKOおよ
びextCLKMの位相差を調節して、クロックアクセ
ス時間tACおよびホールド時間tOHを調節すること
により、そのシステムに最適なクロックアクセス時間t
ACおよびホールド時間tOHを得ることができる。
【0090】したがって、極端な場合、動作周波数が低
いシステムにおいて、位相差tDIFF(tDa,tD
b)を負の値とすることにより、ホールド時間tOHを
十分長くすることができる。但し、この場合において、
データセットアップ時間が必要とされるため、外部マス
タクロック信号extCLKMの立上がりエッジよりも
先にデータは確定状態とされている必要がある。
【0091】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、位相の異なる2つの外部クロック信号を用い
て、外部信号(制御信号およびアドレス信号)の取込み
およびデータ出力タイミングをそれぞれ別々に設定する
ことにより、適用される処理システムに応じた最適なク
ロックアクセス時間およびホールド時間を有するSDR
AMを実現することができる。特に、データ出力用のク
ロック信号の位相を外部信号(制御信号およびアドレス
信号)の取込みタイミングを与えるクロック信号よりも
早くすることにより、クロックアクセス時間が短くな
り、高速アクセスが可能となる。
【0092】[実施の形態2]図9は、この発明の実施
の形態2に従うSDRAMのデータ読出部の構成を概略
的に示す図である。図9において、SDRAMは、各々
が行列状に配置される複数のメモリセルを有する偶数ブ
ロック30aおよび奇数ブロック30bを含む。これら
の偶数ブロック30aおよび奇数ブロック30bの特定
は、アクセスコマンド(データの読出または書込を指示
するコマンド)と同時に与えられるコラムアドレス信号
のたとえば最下位ビットCA0により行なわれる。
【0093】偶数ブロック30aに対し、この偶数ブロ
ック30aの各列に対応して設けられ、対応の列の選択
メモリセルのデータの検知および増幅を行なうセンスア
ンプ回路34aと、コラムアドレス信号に従ってこの偶
数ブロック30aの列を選択する列選択回路36aと、
列選択回路36aにより選択されたセンスアンプにより
増幅されたデータをさらに増幅するプリアンプ38aが
設けられる。列選択回路36aは、先の実施の形態1と
同様、コラムデコーダおよび列選択ゲートを含む。奇数
ブロック30bに対しても、同様に、センスアンプ回路
34b、列選択回路36b、およびプリアンプ38bが
設けられる。
【0094】このSDRAMは、さらに、選択/転送制
御信号φoおよびφeに応答してプリアンプ38aおよ
び38bにより増幅されたリードデータバス上のデータ
を所定の順序で選択して出力バッファ回路20へ転送す
る選択転送回路40を含む。選択/転送制御信号φoお
よびφeは、後に詳細に説明するが、ブロック特定信号
(コラムアドレス信号のたとえば最下位ビットCA0)
とマスタクロック信号CLKMと出力用クロック信号C
LKOに従って生成される。
【0095】図10は、図9に示す選択転送回路の構成
をより具体的に示す図である。図10において、センス
アンプ回路34aは、偶数ブロック30aのビット線対
BLPそれぞれに対して設けられるセンスアンプ(S/
A)34aeを含む。センスアンプ回路34bは、奇数
ブロック30bのビット線対BLPそれぞれに対して設
けられるセンスアンプ(S/A)34boを含む。列選
択回路36aは、図示しないコラムデコーダからの列選
択信号CSLeに応答して導通し、センスアンプ34a
eの増幅データを内部I/O線対IOPeへ伝達する列
選択ゲート36aeを含む。列選択回路36bは、図示
しないコラムデコーダからの列選択信号CSLoに応答
して導通し、ビット線対BLOoを内部I/O線対IO
Poへ接続する列選択ゲート36boを含む。この列選
択ゲート36boにより、センスアンプ34boにより
増幅されたデータが内部I/O線対IOPoへ伝達され
る。列選択回路36aおよび36bに含まれるコラムデ
コーダへは、同じコラムアドレス信号が与えられ、偶数
ブロック30aおよび奇数ブロック30bにおいて、同
じコラムアドレスに対応するビット線対BLPeおよび
BLPoが同時に選択状態とされる。
【0096】プリアンプ38aおよび38bは、それぞ
れプリアンプイネーブル信号PAEに応答して活性化さ
れ、対応の内部I/O線対IOPeおよびIOPo上の
データを増幅してデータRDeおよびRDoをリードデ
ータバス上に生成する。
【0097】選択転送回路40は、プリアンプ38aか
らのデータRDeをラッチするラッチ40aと、プリア
ンプ38bからのデータRDoをラッチするラッチ40
bと、選択/転送制御信号φoおよびφeに従ってラッ
チ40aおよびラッチ40bのラッチデータを選択する
選択回路40cと、この選択回路40cにより選択され
た転送されたデータをラッチするラッチ40dを含む。
次に、この図10に示す内部データ読出部の動作を、そ
のタイミングチャート図である図11を参照して説明す
る。
【0098】クロックサイクルT1において、外部クロ
ック信号extCLKMの立上がりに同期してリードコ
マンドREADが与えられる。このリードコマンドと同
時に与えられるコラムアドレス信号に従って列選択動作
が開始され、列選択回路に含まれるコラムデコーダから
の列選択信号CSLがクロックサイクルT2において選
択状態とされ、アドレス指定された列に対応するビット
線対が選択される。この列選択動作は図9に示す偶数ブ
ロック30aおよび奇数ブロック30b両者において行
なわれる。この列選択動作により、対応の列選択ゲート
36aeおよび36boが導通し、センスアンプ34a
eおよび34boによりラッチされていた情報が内部I
/O線対IOPeおよびIOPoへそれぞれ伝達され
る。次いで、プリアンプイネーブル信号PAEが活性状
態とされ、プリアンプ38aおよび38bが増幅動作を
行ない、そのプリアンプ38aおよび38bにより増幅
されたデータRDeおよびRDoがラッチ40aおよび
40bによりラッチされる。次いで、選択回路40cが
このラッチ40aおよび40bによりラッチされたデー
タを選択/転送制御信号φoおよびφeに従って順次選
択しラッチ40dへ伝達し、クロックサイクルT4およ
びT5において、このラッチ40dからの内部読出デー
タRDsがそれぞれR1およびR2に確定する。
【0099】図7に示すように、センスアンプから出力
バッファに至るデータ転送経路をパイプラインステージ
で構成した場合、最も時間の要するパイプラインステー
ジは、センスアンプを選択し、選択されたセンスアンプ
のデータをプリアンプで増幅した後にラッチするステー
ジである。このステージでは、外部からのコラムアドレ
ス信号に従って列選択信号を選択状態へ駆動し、次いで
この列選択信号に従ってセンスアンプを選択し、選択さ
れたセンスアンプデータをプリアンプへ転送し、プリア
ンプでこのセンスアンプから転送されたデータを増幅し
て次いでラッチするという処理が必要とされる。たとえ
ば図6に示すように、他のパイプラインステージはデー
タをクロック信号に従って順次転送するだけであり、こ
れらのステージが必要とする時間は短い。たとえば、プ
リアンプで増幅してラッチするまでに12nsの時間が
必要とされた場合、他のパイプラインステージが必要と
する処理時間が10ns以下であっても、このクロック
信号の最短周期は、最も長い処理時間を必要とするセン
スアンプ選択およびプリアンプ増幅のパイプラインステ
ージの必要とする処理時間12nsにより制限される。
【0100】しかしながら、図9および図10に示すよ
うに、2ビットのデータを同時に選択し、クロック信号
に従って順次転送することにより、このパイプラインス
テージが必要とする処理時間を、1ビットデータを順次
選択する構成に比べて1/2とすることができる。した
がって図11のタイミングチャート図に示すように、列
選択間隔に2クロックサイクルを割当てることができ、
時間的余裕をもってセンスアンプの選択からプリアンプ
増幅までの動作を行なうことができる。したがって、パ
イプラインステージをより高速で動作させることがで
き、高速データの読出が可能となる。すなわち、パイプ
ラインステージの各ステージの処理時間をたとえば10
nsに設定すれば、このSDRAMの動作周波数を10
0MHz以上にまで速くすることができる。
【0101】図12は、図10に示す選択転送回路の選
択回路および図9に示す出力バッファ回路の構成を具体
的に示す図である。
【0102】図12において、選択回路40cは、選択
/転送制御信号φeがHレベルのときに導通(活性)状
態とされるクロックドインバータ40ceと、転送制御
信号φoがHレベルのときに導通するクロックドインバ
ータ40coを含む。クロックドインバータ40ce
は、活性化時、偶数ブロックから読出されたデータRD
eを転送する。クロックドインバータ40coは、活性
化時、奇数ブロックから読出されたデータRDoを転送
する。
【0103】この選択回路40cにより選択されたデー
タRDsは出力バッファ回路20の前段に設けられるラ
ッチ45へ与えられる。このラッチ45は、図10に示
す選択転送回路40のラッチ40dであってもよく、ま
た先の実施の形態1において図6を参照して説明したラ
ッチ18fであってもよい。
【0104】出力バッファ回路20は、出力用内部クロ
ック信号CLKOがHレベルのときに活性化されるクロ
ックドインバータ20aと、このクロックドインバータ
20aの出力信号をバッファ処理してデータ入出力ノー
ド(DQ)へ出力する出力バッファ20bを含む。出力
バッファ20bは、クロックドインバータ20aから転
送されるデータをラッチし、かつ互いに相補なデータを
出力する第1のラッチとしての出力ラッチ20baと、
出力許可信号φoeと出力ラッチ20baの一方出力信
号とを受けるAND回路20bbと、出力許可信号φO
Eと出力ラッチ20baの出力信号を受けるAND回路
20bcと、AND回路20bbの出力信号がHレベル
のとき導通し、データ入出力ノードを電源電圧VddQ
の電圧レベルへ駆動するnチャネルMOSトランジスタ
20bdと、AND回路20bcの出力信号がHレベル
のとき動作し、データ入出力ノード(DQ)を接地電圧
VssQレベルへ駆動するnチャネルMOSトランジス
タ20beを含む。出力許可信号φOEは、その発生方
法については後に詳細に説明するが、リードコマンドが
与えられてから(CASレイテンシー−1)クロックサ
イクル経過後にHレベルの活性状態とされ、その活性状
態をバースト長期間維持して、データ出力バッファ回路
の出力段を出力低インピーダンス状態とする。この出力
許可信号φOEがLレベルの非活性状態のときには、M
OSトランジスタ20bdおよび20beがともに非導
通状態とされて、出力バッファ20bは出力ハイインピ
ーダンス状態とされる。次に、この図12に示すデータ
読出部の動作を図13に示すタイミングチャートを参照
して説明する。
【0105】外部マスタクロック信号extCLKMお
よび外部出力用クロック信号extCLKOの位相関係
は実施の形態1のそれと同じである。これらの外部クロ
ック信号extCLKMおよびextCLKOに従って
内部クロック信号CLKMおよびCLKOが生成され
る。内部クロック信号CLKMおよびCLKOはそれぞ
れ先の実施の形態1において示したクロック入力バッフ
ァから発生されており、一定のパルス幅を備えている。
【0106】クロックサイクルT1においてリードコマ
ンドREADが与えられ、このリードコマンドREAD
に従って内部で一定の時間Hレベルとされる内部読出指
示信号φreadが発生される。この内部読出指示信号
φreadをトリガ信号として、内部読出動作(列選択
動作を含む)が開始される。内部マスタクロック信号C
LKMに従って列選択動作が行なわれ、偶数ブロックお
よび奇数ブロックからのデータRDeおよびRDoがプ
リアンプにより増幅されてラッチされる。この図10に
示すラッチ40aおよび40bにラッチされるデータが
クロックサイクルT3において、プリアンプの出力に従
ってそれぞれデータQe0およびQo0として確定状態
とされる。
【0107】一方、クロックサイクルT3において、そ
れまで、一定の順序(先のリードコマンドにより定めら
れたクロックサイクル順序)で出力されていた選択/転
送制御信号φeおよびφoが、ブロック指定信号(最下
位コラムアドレス信号:CA0)に従って所定の順序で
発生される。この図13においては、偶数ブロックが先
に指定された状態が示される。この選択/転送制御信号
φeおよびφoは、マスタクロック信号CLKMがHレ
ベルのときに出力用内部クロック信号CLKOの立下が
りに同期してそれぞれ立上がる。すなわち、図12に示
す選択回路40cにおいて、クロックドインバータ40
ceおよび40coが導通状態とされるときには、確実
にラッチ45の次段のクロックドインバータ20aが非
導通状態とされる。これにより、選択回路40cにより
選択されたデータがラッチ45を介してクロックドイン
バータ20aを通過して出力バッファ20bへ与えられ
るのを防止し、正確なデータ読出を保証する。選択/転
送制御信号φeがHレベルとされると、偶数ブロックか
らのデータQe0が選択されてラッチ45へ転送されて
ラッチされる。
【0108】次いで、クロックサイクルT4において、
出力用内部クロック信号CLKOの立上がりに応答して
クロックドインバータ20aが活性状態され(導通状態
とされ)、ラッチ45のラッチデータを出力バッファ2
0bへ伝達する。出力許可信号φOEはこの1サイクル
前に既に活性状態とされている(この構成については後
に詳細に説明する)。これにより、クロックドインバー
タ20aからの内部読出データが出力ラッチ20baに
よりラッチされかつAND回路20bbおよび20bc
を介してMOSトランジスタ20bdおよび20beの
ゲートへ伝達される。出力段のMOSトランジスタ20
bdおよび20beが与えられたデータに従って導通/
非導通状態となり、データ入出力ノードへ外部読出デー
タextDQが出力される。クロックサイクルT4にお
いて出力用内部クロック信号CLKOがLレベルに立下
がると(マスタクロック信号CLKMがHレベルのと
き)、選択/転送制御信号φoがHレベルとなり、クロ
ックドインバータ40coが活性状態され、奇数アレイ
ブロックからのデータQo0を選択してラッチ45へ与
える。
【0109】クロックサイクルT5において、出力用内
部クロック信号CLKOがHレベルへ立上がると、クロ
ックドインバータ20aが活性状態とされ、このラッチ
45にラッチされたデータが出力バッファ20bへ与え
られて、この出力バッファ20bを介して外部データe
xtDQとして出力される。出力用クロック信号CLK
OがLレベルとなっても、出力ラッチ20baがデータ
をラッチしており、この出力バッファ20bは次にクロ
ックドインバータ20aが活性状態されるまでデータを
持続的に出力する。
【0110】この2ビットプリフェッチ方式において
も、2種類の位相の異なるクロック信号を利用すること
により、高速なクロックアクセス時間tACを得ること
ができる。以下に、外部出力用クロック信号extCL
KOと外部マスタクロック信号extCLKMの位相差
(時間差)tDIFFの許容範囲を考察する。
【0111】リードコマンドREADが入力されてから
データ出力ノードextDQにデータが出力されるまで
の非同期なアクセス時間をtCACとし、外部出力用ク
ロック信号extCLKOの立上がりからデータ出力ま
での時間(クロック信号extCLKOを基準とするク
ロックアクセス時間)をtAC′、クロックサイクル時
間をtCとし、CASレイテンシーをCLとすると以下
の関係を満たす必要がある。
【0112】(CL−1)・tC−tDIFF+tA
C′>tCAC すなわち、 tDIFF<(CL−1)・tC+tAC′−tCAC 今、一例として、tC=5ns、CL=4、tCAC=
17ns、tAC′=4nsとすると、 tDIFF<2ns となる。クロックサイクル時間tCが5nsであり、ク
ロック周波数が200MHzの場合においても、2ビッ
トプリフェッチをすることにより、余裕をもってセンス
アンプからのデータをプリアンプ次段のラッチでラッチ
することができる。また、2種類のクロック信号を用い
ることにより、クロックアクセス時間をこれらの2種類
のクロック信号の位相差(時間差)tDIFFだけ短く
することができ、高速アクセスが可能となる。
【0113】なお、この位相差tDIFFが0の場合、
すなわち外部クロック信号extCLKMおよびext
CLKOが同じタイミングで入力される場合には、通常
の、クロック信号が1つであるSDRAMと同じ動作が
得られる。この場合、ホールド時間tOHをその位相差
tDIFFだけ図13に示す2種類のクロック信号を用
いる場合よりも長くすることができる。次に、各制御信
号の発生部の構成について説明する。
【0114】図14は、選択/転送制御信号発生部の構
成を概略的に示す図である。図14においては、偶数ア
レイブロックが先に指定されたときの選択/転送制御信
号発生部の構成を概略的に示す。図14において、選択
/転送制御信号発生部は、内部読出動作指示信号φre
adとコラムアドレス信号CAφを受けるAND回路5
0と、内部マスタクロック信号CLKMに従ってAND
回路50の出力信号を入力し、内部マスタクロック信号
CLKMを所定数カウントし、カウントアップ時にその
出力Qからカウントアップ信号を出力する(CL−2)
カウンタ52と、カウンタ回路52の出力信号を一方入
力に受けるOR回路54と、カウンタ回路52の補の出
力/Qからの信号を一方入力に受けるAND回路56
と、OR回路54およびAND回路56の出力信号を補
の内部マスタクロック信号/CLKMに同期して取込み
かつラッチするレジスタ回路58と、このレジスタ回路
58の出力信号を内部マスタクロック信号CLKMに従
ってラッチしかつ出力するレジスタ回路60を含む。レ
ジスタ回路60の出力信号φefがAND回路56の他
方入力へ与えられ、かつレジスタ回路60の出力信号φ
ofがOR回路54の他方入力へ与えられる。信号φe
fおよびφofは、内部マスタクロック信号CLKMの
2倍の周期を有しかつ互いに相補な信号である。
【0115】選択/転送制御信号発生部は、さらに、内
部出力用クロック信号CLKOを受けるインバータ回路
62と、インバータ回路62の出力信号とレジスタ回路
60の出力信号φefを受けるAND回路64と、イン
バータ回路62の出力信号とレジスタ回路60の出力信
号φofを受けるAND回路66を含む。AND回路6
4から、選択/転送制御信号φeが出力され、AND回
路66から選択/転送制御信号φoが出力される。次
に、この図14に示す選択/転送制御信号発生部の動作
を図15に示すタイミングチャート図を参照して説明す
る。
【0116】レジスタ回路58および60は、図4
(A)に示すレジスタ回路5aおよび5bと同じ構成を
備える。したがって、レジスタ回路58は、補の内部マ
スタクロック信号/CLKMのときにスルー状態とさ
れ、補の内部マスタクロック信号/CLKMがLレベル
のときにラッチ状態とされる。レジスタ回路60は、内
部マスタクロック信号CLKMがHレベルのときにスル
ー状態となり、この内部マスタクロック信号CLKMが
Lレベルのときにラッチ状態となる。
【0117】クロックサイクルT0においてリードコマ
ンドが与えられて内部読出指示信号φreadがHレベ
ルとされる。このとき、リードコマンドと同時に与えら
れるブロック指定信号(たとえば最下位アドレス信号ビ
ット)CAφがHとなり、偶数アレイブロックを指定す
る。(CL−2)カウンタ52は、マスタクロック信号
CLKMの立上がりに同期してこのAND回路50の出
力信号を取込み、所定のクロック数をカウントする。
今、CASレイテンシーが4とすると、この(CL−
2)カウンタ52は、CASレイテンシーCLよりも2
少ないクロックをカウントし、クロックサイクルT2に
おいてその出力Qからの出力信号をHレベルとする。こ
れにより、OR回路54の出力信号φCLが、レジスタ
回路60の出力信号の状態にかかわらずHレベルとな
る。この(CL−2)カウンタ52の構成は後に詳細に
説明するが、マスタクロック信号CLKMに同期してカ
ウント動作を行なっており、レジスタ回路で構成される
ため、このOR回路54の出力信号φCLは、マスタク
ロック信号CLKMの1サイクル期間Hレベルを維持す
る。マスタクロック信号CLKMがLレベルに立下がる
と、レジスタ回路58がスルー状態となり、このOR回
路54の出力信号φCLを取込み、その出力信号φef
fがHレベルとなる(AND回路56の出力信号はLレ
ベルである)。すなわち、クロックサイクルT2におい
て、レジスタ回路58の出力信号φeffがHレベルに
なる。
【0118】クロックサイクルT3において、内部マス
タクロック信号CLKMの立上がりに同期して、レジス
タ回路60がスルー状態となり、この信号φeffを取
込み、その出力信号φefをHレベルとする。信号φe
fおよびφofは互いに相補な信号である。この信号φ
efがAND回路56の入力へ与えられ、信号φofが
OR回路54へ与えられている。したがって、クロック
サイクルT3において、信号φefがHレベルに立上が
ると、信号φofがLレベルとなり、OR回路54の出
力信号φCLはLレベルとなる。クロックサイクルT3
において、内部マスタクロック信号CLKMがLレベル
に立下がると、レジスタ回路58がスルー状態となり、
その出力信号φeffをLレベルに立下げる。以降、出
力信号φefは、信号φeffを半クロックサイクル遅
れて変化する。
【0119】信号φefと出力用クロック信号CLKO
の反転信号との論理積により、信号φeが生成され、信
号φofの出力用内部クロック信号CLKOの反転信号
との論理積により、信号φoが生成される。したがっ
て、クロックサイクルT3から交互に信号φeおよびφ
oがそれぞれ出力用クロック信号CLKOの立下がりに
同期してHレベルとされる。この内部マスタクロック信
号CLKMに同期した信号φefおよびφofとを利用
することにより、この信号φefおよびφofを内部動
作を制御する内部マスタクロック信号CLKMに同期し
て変化させ、内部回路状態(内部読出データが読出され
た状態)に応じた制御信号φefおよびφofを生成
し、これらの信号φefおよびφofと出力用クロック
信号CLKOの反転信号との論理積を利用することによ
り、データの出力バッファ回路前段のラッチ(45)へ
の転送時に、このラッチ(45)に転送されたデータが
そのまま出力バッファ回路を介して出力されるのを防止
することができ、正確な高速データ読出動作を実現する
ことができる。
【0120】図16は、選択/転送制御信号発生部のよ
り詳細な構成を示す図である。図16において、選択/
転送制御信号発生部は、偶数アレイのためのCASレイ
テンシーをカウントするカウンタ70eと、奇数アレイ
のたのCASレイテンシーをカウントするためのカウン
タ70oと、これらのカウンタ70eおよび70oの出
力信号/EVおよび/ODに従ってタイミング信号φe
fおよびφofを生成するレジスタ回路88とを含む。
【0121】カウンタ70eは、ブロック指定信号とし
ての最下位コラムアドレス信号ビット/CAS0と内部
読出指示信号φreadを受けるNAND回路80a
と、NAND回路80aの出力信号と内部マスタクロッ
ク信号CLKMを受けるNAND回路80bと、NAN
D回路80bの出力信号と内部マスタクロック信号CL
KMを受けるNAND回路80cと、NAND回路80
bの出力信号を一方入力に受けるNAND回路80d
と、NAND回路70cの出力信号を一方入力に受ける
NAND回路80eを含む。NAND回路80dの出力
信号φAはNAND回路80eの他方入力へ与えられ、
NAND回路80eの出力信号はNAND回路80dの
他方入力へ与えられる。
【0122】カウンタ70eは、さらに、NAND回路
80dおよび80eの互いに相補な出力信号を受けて補
の内部マスタクロック信号/CLKMに従ってラッチし
かつ出力するレジスタ回路FF♯1と、このレジスタ回
路FF♯1の出力信号を内部マスタクロック信号CLK
Mに従ってラッチしかつ出力するレジスタ回路FF♯2
と、レジスタ回路FF♯2の出力信号を補の内部マスタ
クロック信号/CLKMに従ってラッチかつ出力するレ
ジスタ回路FF♯3を含む。これらのレジスタ回路FF
♯1〜FF♯3は、図4に示すレジスタ回路5aと同じ
NAND型フリップフロップの構成を含む。
【0123】カウンタ70eは、さらに、CASレイテ
ンシー指示信号CL2に従ってNAND回路80dの出
力信号φAを選択するクロックドインバータ80fと、
CASレイテンシー指示信号CL3に従ってレジスタ回
路FF♯1の出力信号を選択するクロックドインバータ
80gと、CASレイテンシー指示信号CL4に従って
レジスタ回路FF♯3の出力信号を選択するクロックド
インバータ80hと、これらのクロックドインバータ8
0f〜80hの出力信号を反転するインバータ回路80
iを含む。CASレイテンシー指示信号CL2は、CA
Sレイテンシーが2を示し、CASレイテンシー指示信
号CL3は、CASレイテンシーが3であることを示
し、CASレイテンシー指示信号CL4は、CASレイ
テンシーが4であることを示す。これらのCASレイテ
ンシー指示信号CL2〜CL4は、図示しないコマンド
デコーダの出力信号に従って、特定のCASレイテンシ
ー情報記憶のためのレジスタに格納されて、これらのC
ASレイテンシー指示信号CL2〜CL4のうちの1つ
が活性状態とされる。クロックドインバータ80f〜8
0hは、したがって1つが活性状態とされ、与えられた
信号を反転して出力する。インバータ回路80iから、
偶数ブロック指定時におけるカウントアップ信号/EV
が出力される。カウンタ70oは、このカウンタ70e
と同じ回路構成を備える。単に、ブロック指定信号とし
て、最下位アドレス信号ビット/CA0に代えて最下位
アドレス信号ビットCA0が与えられる点が異なる。最
下位アドレス信号ビットCA0が“1”のときには、奇
数ブロックが指定され、最下位アドレス信号ビットCA
0が“0”のときには、偶数ブロックが指定される。
【0124】レジスタ回路88は、補の内部マスタクロ
ック信号/CLKOに従ってイネーブル状態とされるN
AND回路88aおよび88bと、NAND回路88a
の出力信号とカウンタ70eからのカウントアップ信号
/EVとNAND回路88bの出力信号とを受けるNA
ND回路88cと、NAND回路88bの出力信号とカ
ウンタ70oの出力するカウントアップ信号/ODとN
AND回路88cの出力信号とを受けるNAND回路8
8dと、補の出力用内部クロック信号CLKOに従って
NAND回路88cおよび88dの出力信号を取込みか
つ出力するレジスタ回路FF♯4を含む。このレジスタ
回路FF♯4は、図4に示すレジスタ回路5aと同じ回
路構成を備える。レジスタ回路FF♯4の出力信号φe
fおよびφofは、AND回路64および66へそれぞ
れ与えられる。これらのAND回路64および66は、
出力用内部クロック信号CLKOを受けるインバータ回
路62の出力信号がHレベルのときにイネーブル状態と
される。AND回路64および66から、選択/転送制
御信号φeおよびφoが出力される。次に、この図16
に示す選択/転送制御信号発生部の動作を図17に示す
タイミングチャート図を参照して説明する。
【0125】図17においては、偶数ブロックが指定さ
れた場合および奇数ブロックが指定された場合を併せて
示す。時刻t0において、内部マスタクロック信号CL
KMがHレベルに立上がるときに、リードコマンドが与
えられると、内部読出指示信号φreadがHレベルの
活性状態とされる。このリードコマンドと同時に与えら
れた最下位コラムアドレス信号ビットCA0の値に従っ
て、NAND回路80aの出力信号φAAが所定期間L
レベルとされる(最下位コラムアドレス信号ビット/C
A0が“1”の場合)。このNAND回路80aの出力
信号φAAがLレベルとなると、NAND回路80bの
出力信号がHレベルとなる。内部マスタクロック信号C
LKMがHレベルであり、NAND回路80cの出力信
号がLレベルとなり、NAND回路80dおよび80e
により構成されるフリップフロップがリセットされ、信
号φAがLレベルとなる。内部読出指示信号φread
は、1クロックサイクル期間よりも短い期間Hレベルと
される。したがって、このNAND回路80dからの信
号φAは、時刻t1において内部マスタクロック信号C
LKMがHレベルに立上がると、Lレベルにリセットさ
れる。
【0126】レジスタ回路FF♯1〜FF♯3は、それ
ぞれ与えられるクロック信号に従って与えられた入力信
号を取込みかつ出力する。したがってこれらのレジスタ
回路FF♯1〜FF♯3は、信号φAをそれぞれ半クロ
ックサイクル遅延させて出力する。今、CASレイテン
シーが4の場合には、クロックドインバータ80hが活
性状態であり、レジスタ回路FF♯3の出力信号を反転
して出力する。残りのクロックドインバータ80fおよ
び80gは、出力ハイインピーダンス状態にある。信号
/EVがLレベルに立下がると、レジスタ回路88にお
いて、NAND回路88efの信号φeffがHレベル
にセットされる。時刻t2において、出力用内部クロッ
ク信号CLKOがHレベルに立上がると、レジスタ回路
FF♯4がスルー状態となり、このHレベルの信号φe
ffに従って、信号φefがHレベルにセットされる。
信号φofは、信号φefと相補な信号である。時刻t
3において、出力用クロック信号CLKOがLレベルに
立下がると、インバータ回路62の出力信号がHレベル
となり、信号φeがHレベルとなる。一方、時刻t3に
おいて、クロック信号CLKOが立下がると、レジスタ
回路88がスルー状態となり、NAND回路88bの出
力信号がLレベルとなり、一方NAND回路88aの出
力信号がHレベルとなり(信号φofがLレベル)、信
号φeffがLレベルに立下がる。以降、信号φeff
は、クロック信号CLKOの2倍の周期で変化する。信
号φefは、この信号φeffから半クロックサイクル
遅れして変化する。
【0127】時刻t5において、クロック信号CLKO
がLレベルに立下がると、信号φofがHレベルであ
り、信号φoが時刻t6までHレベルとなる。次いで、
時刻t7において、再びクロック信号CLKOがLレベ
ルとなると、信号φeがHレベルとなる。
【0128】コラムアドレス信号ビットCA0がHレベ
ルのときには、図17において括弧で示すように、信号
φofが先にLレベルとなり、信号φoが信号φeより
先にHレベルとなる。
【0129】なお、図16に示す構成において、レジス
タ回路88およびFF♯4は、出力用内部クロック信号
CLKOに従ってデータのラッチおよび出力を行なって
いる。このクロック信号CLKOに代えて、図14に示
すようにこのレジスタ回路88およびFF♯4が内部マ
スタクロック信号CLKMに従ってデータの転送動作を
行なってもよい。
【0130】図18(A)は、出力許可信号φOEを発
生する部分の構成を概略的に示す図である。図18
(A)において、出力許可信号発生部は、内部読出指示
信号φreadの活性化に応答して予め設定されたバー
スト長に等しい数の内部マスタクロック信号CLKMを
カウントするバースト長カウンタ89と、バースト長カ
ウンタ89の出力信号φblを予め設定されたCASレ
イテンシーCLのクロックサイクル分遅延させるレイテ
ンシー遅延回路90を含む。
【0131】バースト長カウンタ89は、その構成は後
に詳細に説明するが、内部データ読出動作指示信号φr
eadが活性化されると、そのクロックサイクルからバ
ースト長で定められるクロックサイクル期間その出力信
号φblをHレベルの活性状態に保持する。レイテンシ
ー遅延回路90は、このバースト長カウンタ89の出力
信号φblを(CL−1)遅延させるためのレイテンシ
ーカウンタ90aと、レイテンシーカウンタ90aの出
力信号φlaを出力用クロック信号CLKOの1クロッ
クサイクル期間遅延するカウンタ出力段90bを含む。
このカウンタ出力段90bから出力許可信号φOEが出
力される。レイテンシーカウンタ90aは、内部マスタ
クロック信号CLKMに同期して動作する。次に、この
図18(A)に示す出力許可信号発生部の動作を図18
(B)に示すタイミングチャート図を参照して説明す
る。
【0132】クロックサイクルT0において、リードコ
マンドが与えられると、内部読出指示信号φreadが
所定期間Hレベルの活性状態とされる。バースト長カウ
ンタ89は、この内部読出指示信号φreadの活性化
に応答してその出力信号φblをHレベルの活性状態と
する。次いでこのバースト長カウンタ89は、予め設定
されたバースト長期間その出力信号φblをHレベルと
し、バースト長で定められるクロックサイクルが経過す
ると、内部マスタクロック信号CLKMの立上がりに同
期して、その出力信号φblをLレベルに低下させる。
図18(B)において、バースト長が4の場合の動作が
示されており、このバースト長カウンタ89からの出力
信号φblはクロックサイクルT4の内部マスタクロッ
ク信号CLKMの立上がりに同期してLレベルに立下げ
られる。
【0133】レイテンシーカウンタ90aはこのバース
ト長カウンタ89の出力信号φblをCLSレイテンシ
ーCLよりも1少ないクロックサイクル期間遅延させ
る。したがって、CASレイテンシーが4の場合には、
リードコマンドが与えられてから3クロックサイクル経
過したサイクルT2において、レイテンシーカウンタ9
0aの出力信号φlaがHレベルとされる。カウンタ出
力段90bは出力用内部クロック信号CLKOに同期し
てこのレイテンシカウンタ90aの出力信号φlaを転
送する。したがって、クロックサイクルT2における出
力用内部クロック信号CLKOの立上がりに同期して出
力許可信号φOEがHレベルとなる。カウンタ出力段9
0bを出力用クロック信号CLKOで動作させるのは、
先のラッチ45から出力バッファ回路へのデータ転送に
おいて出力用内部クロック信号CLKOが用いられてお
り、このデータ転送動作と出力バッファ回路のイネーブ
ルとを同期させるためである。
【0134】図19は、図18(A)に示すバースト長
カウンタ89の構成の一例を示す図である。図19
(A)において、バースト長カウンタ89は、バースト
長が1、2、4、および8のための回路部分を含む。
【0135】バースト長1のための回路部分は、内部読
出指示信号φreadを受けるインバータ回路91a
と、インバータ回路91aの出力信号と内部マスタクロ
ック信号CLKMと信号ZNODを受ける3入力NAN
D回路91bと、インバータ回路91aの出力信号と内
部マスタクロック信号CLKMと信号NODを受ける3
入力NAND回路91cと、NAND回路91bの出力
信号を一方入力に受けるAND回路91dと、NAND
回路91cの出力信号を一方入力に受けるNAND回路
91fと、内部読出指示信号φreadとAND回路9
1dの出力信号を受けるNOR回路91eを含む。NA
ND回路91fの出力信号がNAND回路91dの他方
入力へ与えられる。NOR回路91eの出力信号N0が
NAND回路91fの他方入力へ与えられる。このバー
スト長1のための回路部分は、さらに、NOR回路91
eの出力信号とNAND回路91fの出力信号を補の内
部マスタクロック信号ZCLKMに同期して転送するレ
ジスタ回路FF♯aを含む。このレジスタ回路FF♯a
は、先の図4に示すレジスタ回路5aと同じ構成を備
え、補の内部マスタクロック信号ZCLKMがHレベル
のときにスルー状態となり、かつ補の内部マスタクロッ
ク信号ZCLKMがLレベルのときにラッチ状態とな
り、相補信号N0DおよびZN0Dを出力する。
【0136】バースト長2のための回路部分92は、信
号N0D,ZN1Dと内部マスタクロック信号CLKM
を受ける3入力NAND回路92aと、内部マスタクロ
ック信号CLKMと信号N0DおよびN1Dを受ける3
入力NAND回路92bと、NAND回路92aの出力
信号を一方入力に受けるAND回路92cと、NAND
回路92bの出力信号を一方入力に受けるNAND回路
92eと、NAND回路92cの出力信号と内部読出指
示信号φreadを受けるNOR回路92dと、補の内
部マスタクロック信号ZCLKMに同期してNOR回路
92dおよびNAND回路92eの出力信号を転送する
レジスタ回路FF♯bを含む。NAND回路92eの出
力信号がNAND回路92cの他方入力へ与えられる。
NOR回路92dの出力信号N1がNAND回路92e
の他方入力へ与えられる。レジスタ回路FF♯bは、レ
ジスタ回路FF♯aと同じ構成を備える。このレジスタ
回路FF♯bから信号N1DおよびZN1Dが出力され
る。
【0137】バースト長4のための回路部分94は、信
号N0DおよびN1Dを受けるAND回路94aと、A
ND回路94aの出力信号と信号ZN2Dと内部マスタ
クロック信号CLKMを受ける3入力NAND回路94
bと、内部マスタクロック信号CLKMとAND回路9
4aの出力信号と信号N2Dを受けるNAND回路94
cと、NAND回路94bの出力信号を一方入力に受け
るAND回路94dと、NAND回路94cの出力信号
を一方入力に受けるNAND回路94fと、NOR回路
94eの出力信号とNAND回路94fの出力信号を補
の内部マスタクロック信号ZCLKMに同期して転送す
るレジスタ回路FF♯cを含む。このレジスタ回路FF
♯cは、レジスタ回路FF♯aおよびFF♯bと同じ回
路構成を備え、信号N2DおよびZN2Dを出力する。
NOR回路94eの出力信号がNAND回路94fの他
方入力へ与えられる。NAND回路94fの出力信号が
NAND回路94dの他方入力へ与えられる。
【0138】バースト長8のための回路部分96は、信
号N0D,N1D,N2Dおよび内部マスタクロック信
号CLKMを受ける4入力NAND回路96aと、NA
ND回路96aの出力信号を一方入力に受けるAND回
路96bと、AND回路96bの出力信号と内部データ
読出指示信号φreadとを受けるNOR回路96c
と、NOR回路96cの出力信号を反転してNAND回
路96bの他方入力へ与えるインバータ回路96dを含
む。なお、NAND回路91b,92c,94d,96
bは、それぞれ対応のNOR回路91e,92d,94
e,96cと複合ゲートを構成してもよい。
【0139】このバースト長カウンタ89は、さらに、
予め設定されたバースト長データに従ってこれらの回路
部分の出力信号N0〜N3を選択するための選択回路を
備える。この選択回路は、バースト長1を示すバースト
長指示信号BL1および補のバースト長指示信号ZBL
1に従ってNOR回路91eの出力信号N0を反転して
出力するクロックドインバータ98aと、バースト長2
を示すバースト長指示信号BL2およびZBL2の活性
化時活性状態とされ、NOR回路92dの出力信号N1
を反転して出力するクロックドインバータ98bと、バ
ースト長4を示すバースト長指示信号BL4およびZB
L4の活性化時NOR回路94eの出力信号を反転して
出力するクロックドインバータ98cと、バースト長8
を示すバースト長指示信号BL8およびZBL8の活性
化時活性化され、NOR回路96cの出力信号N3を反
転して出力するクロックドインバータ98dを含む。こ
れらのバースト長指示信号は、SDRAMに通常設けら
れるコマンドレジスタを利用して設定される。すなわ
ち、特定の動作タイミング(たとえばWCBR条件)に
おいて特定のアドレス信号ビットを用いてこれらのバー
スト長指示のためのデータが設定される。
【0140】バースト長カウンタ89は、さらに、内部
読出指示信号φreadを受けるインバータ回路99a
と、インバータ回路99aの出力信号を一方入力に受け
るNAND回路99bと、クロックドインバータ98
a,98b,98cおよび98dの出力信号を一方入力
に受けるNAND回路99cを含む。NAND回路99
cの出力信号がNAND回路99bの他方入力へ与えら
れる。NAND回路99bの出力信号OEFがNAND
回路99cの他方入力へ与えられる。次に、この図19
に示すバースト長カウンタの動作をそのタイミングチャ
ート図である図20を参照して説明する。
【0141】クロックサイクルT0においてリードコマ
ンドが与えられ、内部読出指示信号φreadが所定期
間Hレベルとされる。内部読出指示信号φreadがH
レベルとされると、NOR回路91e,92d,94e
および96cの出力信号N0,N1,N2およびN3が
すべてLレベルにリセットされる。レジスタ回路FF♯
aが、補の内部マスタクロック信号ZCLKMの立上が
りに同期してスルー状態となり、このLレベルの出力信
号N0を取込み通過させて、信号N0DがLレベルにな
る。この信号N0DがLレベルになると、信号ZN0D
がHレベルとなる。補の信号ZN0DがHレベルの立上
がり時には、内部マスタクロック信号CLKMはLレベ
ルに立下がっている。したがってNAND回路91bの
出力信号は変化せず、信号N0はLレベルを維持する。
内部読出指示信号φreadがLレベルに立下がると、
NAND回路91bがLレベルの信号を出力するのは、
信号ZN0Dおよび内部マスタクロック信号CLKMが
ともにHレベルのときである。したがって、信号N0は
次のクロックサイクルT1においてこのマスタクロック
信号CLKMの立上がりに同期してHレベルとなり、半
クロックサイクル遅れて信号N0DがHレベルに立下が
る。以降この動作が繰返されるため、このバースト長1
のための回路から出力される信号N0は、内部マスタク
ロック信号CLKMの2倍の周期で変化し、信号N0D
は、この信号N0に半クロックサイクル遅れて変化す
る。
【0142】バースト長2のための回路においては、N
AND回路92aの出力信号がLレベルとなるのは、信
号ZN1DおよびN0Dおよび内部マスタクロック信号
CLKMがすべてHレベルとなるときである。信号N1
およびZN1Dは互いに相補な信号であり、したがって
信号N1はクロックサイクルT2において内部マスタク
ロック信号CLKMの立上がりに同期してHレベルに立
上がる。次いで半クロックサイクル遅れて信号N1Dが
Hレベルに立上がる。したがって、この信号N1は、内
部マスタクロック信号CLKMの4倍の周期で変化し、
そのHパルス幅は、2クロックサイクルである。
【0143】バースト長4のための回路においては、N
AND回路94bの出力信号がLレベルとなるのは、信
号N0DおよびN1DがともにHレベルでありかつ信号
ZN2DがHレベルにありかつ内部マスタクロック信号
CLKMがHレベルのときである。信号N2Dは、半ク
ロックサイクル遅れて信号N2に従って変化する。した
がって、この信号N2は、クロックサイクルT4の内部
マスタクロック信号CLKMの立上がりに同期してHレ
ベルに立上がる。NAND回路94bは、信号N0D,
N1Dおよび内部マスタクロック信号CLKMがすべて
Hレベルのときに信号ZN2Dを反転してNAND回路
94dへ与える。信号ZN2Dは、信号N2よりも半ク
ロックサイクル遅延している。したがって、この信号N
2は、4クロックサイクルごとにその状態が変化し、ク
ロックサイクルT8において、内部マスタクロック信号
CLKMの立上がりに同期してLレベルに立下がる。回
路91,92および94は、分周回路を構成しており、
その分周周期が、各NAND回路91b,92a,およ
び94bへ与えられる入力信号により決定されている。
【0144】バースト長8のための回路96において
は、信号N0D,N1D,N2Dおよび内部マスタクロ
ック信号CLKMがすべてHレベルのときにNAND回
路96aの出力信号がLレベルになり、信号N3がHレ
ベルとなる(信号φreadがLレベル)。したがっ
て、この信号N3はクロックサイクルT8において内部
マスタクロック信号CLKMの立上がりに同期してHレ
ベルに立上がる。信号N3がHレベルに立上がると、イ
ンバータ回路96dの出力信号がLレベルとなり、NA
ND回路96bの出力信号がLレベルとなり、信号N3
は、次に内部読出指示信号φreadが与えられるまで
Hレベルを維持する。
【0145】これらの信号N0,N1,N2およびN3
の1つがクロックドインバータ98a,98b,98c
および98dのいずれかにより選択される。図20にお
いては、バースト長が4の場合、すなわちバースト長指
示信号BL4がHレベルのときの信号OEFの変化が示
される。すなわち、このバースト長カウンタの出力信号
OEF(図18の信号φblに対応)は、内部読出指示
信号φreadの立上がりに応答してHレベルにセット
され、バースト長が4の場合には、4クロックサイクル
経過後のクロックサイクルT4において信号N2の立上
がりに応答してLレベルにリセットされる(NAND回
路99bの両入力がともにHレベルとされるため)。
【0146】図21(A)は、図18(A)に示すレイ
テンシカウンタ90aの構成を示す図である。図21
(A)において、レイテンシカウンタ90aは、図19
に示すバースト長カウンタからの出力信号OEFを受け
るインバータ回路100と、出力信号OEFおよびイン
バータ回路100の出力信号を内部マスタクロック信号
ZCLKMに従って転送するレジスタ回路FF♯dと、
内部マスタクロック信号CLKMに同期してレジスタ回
路FF♯dの出力信号を転送するレジスタ回路FF♯e
と、補の内部マスタクロック信号ZCLKMに同期して
レジスタ回路FF♯eの出力信号を転送するレジスタ回
路FF♯fと、内部マスタクロック信号CLKMに同期
してレジスタ回路FF♯fの出力信号を転送するレジス
タ回路FF♯gを含む。これらのレジスタ回路FF♯d
〜FF♯gは、図4に示すレジスタ回路5aと同じ構成
を備える。レイテンシカウンタ90aは、さらに、CA
Sレイテンシが2であることを示すレイテンシ指示信号
CL2およびZCL2の活性化時活性状態とされ、信号
OEFを反転して出力するクロックドインバータ102
aと、CASレイテンシが3であることを示す信号CL
3およびZCL3の活性化時活性状態とされ、レジスタ
回路FF♯eの出力信号M1を反転して出力するクロッ
クドインバータ102bと、CASレイテンシが4であ
ることを示す信号CL4およびZCL4の活性化時活性
状態とされ、レジスタ回路FF♯gの出力信号M2を反
転して出力するクロックドインバータ102cと、クロ
ックドインバータ102a,102bおよび102cの
いずれかから与えられた信号を反転して信号OEFSを
出力するインバータ回路103を含む。次にこの図21
(A)に示すレイテンシカウンタ90aの動作を図21
(B)に示すタイミングチャートを参照して説明する。
【0147】クロックサイクルT0において、リードコ
マンドが与えられ、図19に示すバースト長カウンタか
らの信号OEFがHレベルに立上がる。この信号OEF
はバースト長が4の場合、4クロックサイクル期間Hレ
ベルとされ、クロックサイクルT4において内部マスタ
クロック信号CLKMの立上がりに同期してLレベルと
なる。レジスタ回路FF♯d〜FF♯gは、それぞれこ
の信号OEFを半クロックサイクル遅延させて転送して
いる。したがってレジスタ回路FF♯eの出力信号M1
はクロックサイクルT1の内部マスタクロック信号CL
KMの立上がりに同期してHレベルとなり、レジスタ回
路FF♯gの出力信号M2はクロックサイクルT2にお
いて内部マスタクロック信号CLKMの立上がりに同期
してHレベルとなる。これらの信号OEF、M1および
M2のいずれかが、CASレイテンシ指示信号CL2,
CL3およびCL4に従って選択される。
【0148】図22(A)は、図18に示すカウンタ出
力段90bの構成を示す図である。図22(A)におい
て、カウンタ出力段90bは、図21に示すレイテンシ
カウンタ90aからの出力信号OEFSを受けるインバ
ータ回路104と、信号OEFSおよびインバータ回路
104の出力信号を補の内部マスタクロック信号ZCL
KOに従って転送するレジスタ回路FF♯hと、レジス
タ回路FF♯hの出力信号を内部マスタクロック信号C
LKOに従って転送するレジスタ回路FF♯iと、CA
Sレイテンシが1であることを示す信号CL1およびZ
CL1の非活性化時活性状態とされ、レジスタ回路FF
♯iの出力信号を反転するクロックドインバータ105
と、信号CL1およびZCL1の活性化時活性状態とさ
れ、図19に示すバースト長カウンタの出力信号OEF
を反転して出力するクロックドインバータ106と、ク
ロックドインバータ105および106のいずれかから
与えられた信号を反転して出力許可信号φOEを出力す
るインバータ回路107を含む。これらのレジスタ回路
FF♯hおよびFF♯iは図4に示すレジスタ回路5a
と同じ構成を備える。次にこの図22(A)に示すカウ
ンタ出力段90bの動作を図22(B)に示すタイミン
グチャート図を参照して説明する。クロックサイクルT
0においてリードコマンドが与えられ、信号OEFがH
レベルに立下がる。図22(B)においては、バースト
長が4の場合のタイミングチャートが示される。CAS
レイテンシが3の場合には、図21(A)に示すレジス
タ回路FF♯eの出力信号M1が選択される。この場
合、信号OEFSは、信号OEFよりも内部マスタクロ
ック信号CLKMの1クロックサイクル遅延している。
CASレイテンシが3であり、クロックドインバータ1
05が活性状態とされており、レジスタ回路FF♯iの
出力信号が立上がると、出力許可信号φOEがHレベル
の活性状態とされる。すなわち、信号OEFSが立上が
ってから次の内部クロック信号CLKOの立上がりに同
期して出力許可信号φOEがHレベルの活性状態とされ
る。図22(B)に示すように、CASレイテンシの3
の場合、クロックサイクルT1においてクロック信号C
LKOの立上がりに同期して出力許可信号φOEがHレ
ベルとなる。
【0149】なお、本実施の形態2においては、2ビッ
トプリフェッチ方式のSDRAMについて説明している
が、この2ビットのデータの選択は、図10および図1
2に示す構成に限定されず、同時に選択された2ビット
のデータが順次クロック信号に従って選択される構成で
あればよい。
【0150】また、クロックドインバータに代えて、C
MSトランスミッションゲートなどの転送ゲートが用い
られてもよい。
【0151】また、言うまでもなく、この実施の形態2
の2ビットプリフェッチ方式において、実施の形態1に
おけるパイプライン化された転送回路が設けられてもよ
い。すなわち、プリアンプの出力データをラッチし、こ
の2ビットのラッチデータを選択/転送制御信号φeお
よびφoに従って選択し、次いでパイプラッチ化された
ステージを介して出力バッファ回路へ転送される構成が
用いられてもよい。この場合、各パイプラッチステージ
は、出力用内部クロック信号CLKOに同期して転送動
作を行なう。
【0152】なお、図22(B)に示すタイミングチャ
ート図において、CASレイテンシが3であり、クロッ
クサイクルT2において出力用内部クロック信号CLK
Oの立上がりに同期してデータ転送が行なわれて有効デ
ータが出力されている(Q0)。以降、順次データが各
クロックサイクルごとに出力される。
【0153】以上のように、この実施の形態2に従え
ば、2ビットプリフェッチ方式において、出力用内部ク
ロック信号に従ってこの2ビットを交互に選択して出力
バッファ回路へ転送するように構成しているため、2ビ
ットプリフェッチ方式においても、アクセス時間を短縮
することができ、高速アクセスが可能となる。また、こ
の選択転送制御信号φeおよびφoを、それぞれ出力用
内部クロック信号CLKOの立下がりに同期してHレベ
ルの活性状態としており、データ転送動作時において、
転送データがそのまま外部へ出力されるのを防止するこ
とができ、確実なデータ転送およびデータ読出動作を保
障することができる。
【0154】特に、この転送制御信号φeおよびφo
を、内部マスタクロック信号CLKM(または信号φe
flφoaf)と出力内部クロック信号CLKOの反転
信号との論理積により生成しているため、確実に内部で
データがプリアンプにより読出されてラッチされたとき
にデータ転送を行ないかつパイプラインステージの貫通
を防止することができる。
【0155】また、出力バッファ回路内に出力ラッチを
設けておくことにより、出力バッファ回路もパイプライ
ンステージを構成することができ、確実に、出力用クロ
ック信号に同期して有効データの切換を行なうことがで
き、高速アクセスが可能となる。(出力バッファ回路の
リセット動作がなく、有効データ出力期間が長くされる
ため)。
【0156】[実施の形態3]図23(A)および
(B)は、この発明の実施の形態3のSDRAMの要部
の構成を示す図であり、外部クロック信号を切換るため
の構成が示される。
【0157】図23(A)において、クロック入力部
は、外部からのクロック信号extCLKMを受ける第
1のノードとしてのピン端子110aと、このピン端子
110aにボンディングワイヤ111aを介して電気的
に接続されるパッド110bと、パッド110bからの
外部クロック信号extCLKMをバッファ処理して内
部マスタクロック信号CLKMを生成するCLKMバッ
ファ6と、外部からの出力用クロック信号extCLK
を受ける第2のノードとしてのピン端子112aと、こ
のピン端子112aにボンディングワイヤ111bを介
して電気的に接続されるパッド112bと、パッド11
2bを介して与えられるクロック信号をバッファ処理し
て出力用内部クロック信号CLKOを生成するCLKO
バッファ7を含む。CLKMバッファ6およびCLKO
バッファ7は、先の実施の形態1に示す構成と同様の構
成を備える。しかし、内部クロックイネーブル信号CK
Eは示していない。この図23(A)に示す場合におい
ては、SDRAMは、実施の形態1および実施の形態2
において説明したように、2つの互いに位相の異なるク
ロック信号を用いて高速アクセスを実現する。
【0158】図23(B)においては、マスタクロック
信号に割当てられたピン端子110aに外部から1つの
クロック信号extCLKが与えられる。このピン端子
110aは、ボンディングワイヤ110aおよび111
cを介してパッド110bおよびパッド112bにそれ
ぞれ電気的に接続される。この場合においては、CLK
Mバッファ6およびCLKOバッファ7は、同じ内部ク
ロック信号CLKを生成する。したがってこの図23
(B)に示すパッド接続の場合においては、SDRAM
は、1つの内部クロック信号CLKに従って外部制御信
号およびアドレス信号の取込みおよびデータの出力動作
を行なう。
【0159】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、互いに別々に設けられるピン端子と対応して設
けられるパッドとの接続をボンディングワイヤにより選
択的に行なうように構成したため、1つのSDRAMチ
ップにより、2種類のクロック信号に従って動作する高
速アクセス可能なSDRAMおよび1つのクロック信号
のみに従って動作する従来のSDRAMと同様のSDR
AMの両者を実現することができ、1種類のSDRAM
チップを2つの用途に用いることができ、各用途別々に
SDRAMチップを専用に製造する必要がなく、製造コ
ストを制限することができるとともに、適用用途に柔軟
に対応することのできるSDRAMチップを実現するこ
とができる。
【0160】[実施の形態4]図24は、この発明の実
施の形態4に従うSDRAMのクロック発生部の構成を
示す図である。図24に示す構成においては、マスタク
ロック信号extCLKMに割当てられたパッド110
bと出力用内部クロック信号extCLKOに割当てら
れたパッド112bに加えて、さらに内部ノードとして
の別のパッド114が配置される。このパッド114
は、ボンディングワイヤにより電源電圧VCCまたは接
地電圧VSS電位を受けるように結合される。
【0161】パッド110bおよびパッド112bから
の内部配線110cとパッド112bに接続される内部
配線112cの間に直列に第1および第2のスイッチン
グ素子としてのnチャネルMOSトランジスタ115お
よび116が接続される。CLKMバッファ6は、内部
配線110cを介してパッド110bに電気的に接続さ
れる。一方、CLKOバッファ7は、MOSトランジス
タ115および116を介してパッド110bおよび1
12bそれぞれに電気的に接続される。
【0162】パッド114に対しては、このパッド11
4上の信号を受けるインバータ回路117と、インバー
タ回路117の出力信号を受けるインバータ回路118
とが設けられる。インバータ回路117からの信号φ1
がMOSトランジスタ115のゲートへ与えられ、イン
バータ回路118からの信号φ2がMOSトランジスタ
116のゲートへ与えられる。
【0163】パッド114を電源電圧VCCを受けるよ
うにボンディングした場合、信号φ1がLレベル、信号
φ2がHレベルとなり、CLKOバッファ7は、パッド
112bに与えられたクロック信号を受ける。CLKM
バッファ6は、パッド110bからのクロック信号を受
ける。したがってこの状態では、パッド110bおよび
112bへ別々のクロック信号を与えることにより、2
種類のクロック信号に従って内部での動作が行なわれ
る。一方、パッド114を接地電圧VSSを受けるよう
に接続した場合、信号φ1がHレベル、信号φ2がLレ
ベルとなり、MOSトランジスタ115が導通状態、M
OSトランジスタ116が非導通状態となる。この状態
においては、CLKOバッファ7がパッド110bに電
気的に結合される。したがってこの状態においては、S
DRAMは、パッド110bに与えられるクロック信号
に従って制御信号およびアドレス信号の取込みおよびデ
ータの出力動作を行なう。
【0164】SDRAMにおいては、制御信号およびア
ドレス信号およびデータ入出力ビットの数が増加するた
め、これらの信号に対する入力バッファおよび出力バッ
ファを安定に動作させるために、電源ピンおよび接地ピ
ンが複数個設けられる。したがって、パッド114を、
これらの電源電圧を受けるピンおよび接地電圧を受ける
ピン両者の近傍に配置することにより、このパッド11
4を、択一的に電源電圧VCCピンまたは接地電圧VS
Sピンに容易にボンディングすることができる。
【0165】なお、信号φ1およびφ2は、それぞれマ
スク配線によりその電位レベルが設定されるように構成
されてもよい。マスク配線を用いる場合、この信号φ1
およびφ2の電位を設定するために、2種類のマスクが
必要とされるが、パッドとピン端子との間のボンディン
グワイヤのすべての接続関係が両者において同じとな
る。
【0166】また、パッド114をオープン状態とした
ときに、このパッド114の信号線が一定の電位レベル
に設定され、このパッドを所定電位(VCCまたはVS
S)にボンディングすると、このパッド電位が反転する
構成が用いられてもよい。この場合、パッド114近傍
に電源電圧VCCおよび接地電圧VSS両者を供給する
端子またはノードが存在しない場合においても、クロッ
ク切換のための制御信号φ1およびφ2を発生すること
ができる。
【0167】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、ある特定のパッド(外部オプションパッド)ま
たは特定の内部ノードの電位に従って2種類のクロック
信号の使用および1種類のクロック信号のみの使用を択
一的に設定しているため、1つのチップで2種類のクロ
ック信号を利用するSDRAMチップおよび1つのクロ
ック信号のみを使用するSDRAMチップを実現するこ
とができる。
【0168】[実施の形態5]図25(A)は、この発
明の実施の形態5に従うSDRAMのクロック信号切換
部の構成を概略的に示す図である。図25(A)に示す
構成においては、CLKOバッファ7へ与えられるクロ
ック信号を選択するためのMOSトランジスタ115お
よび116のゲートへ与えられる信号φ1およびφ2
が、モードレジスタ126から出力される。モードレジ
スタは、SDRAMの動作態様(CASレイテンシ、バ
ースト長データ、データ入出力モード)などを設定する
ために用いられている。このモードレジスタ126を利
用して、内部のクロック信号を選択する。
【0169】このモードレジスタ126へクロック指定
データを設定するために、内部マスタクロック信号CL
KMに同期して、外部からの制御信号、すなわち、ロウ
アドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレススト
ローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WEおよ
びチップセレクト信号/CSを取込みかつラッチして内
部制御信号を発生する制御入力バッファ/ラッチ122
と、内部マスタクロック信号CLKMに同期して外部か
らのアドレス信号を取込みかつラッチするアドレス入力
バッファ/ラッチ124と、この制御入力バッファ/ラ
ッチ122からの内部制御信号およびアドレス入力バッ
ファ/ラッチ124からの特定のアドレス信号ビットと
を受けて、モードレジスタ126への選択信号設定モー
ドが指定されたか否かを判定する状態デコーダ123を
含む。クロック選択制御信号φ1およびφ2の設定を示
すモードが指定されたときには、状態デコーダ123か
らの信号φmが活性状態とされ、モードレジスタ126
が、アドレス入力バッファ/ラッチ124から与えられ
る特定のアドレス信号ビットをクロック選択制御データ
として取込みラッチする。次に、このモードレジスタ1
26へのデータ設定動作を図25(B)に示すタイムチ
ャート図を参照して説明する。
【0170】内部マスタクロック信号CLKMの立上が
りエッジで、外部からの制御信号/RAS、/CASお
よび/WEおよび/CSがLレベルに設定されかつ外部
からのアドレス信号ビットA0〜A11の特定のアドレ
ス信号ビットが予め定められた値に設定される。この状
態は、通常の標準DRAMにおいて、「WCBR+アド
レスキー」条件として知られている。この特定の条件が
満足されると、状態デコーダ123は、信号φmを活性
状態とする。モードレジスタ126は、この活性状態の
信号φmに応答して、アドレス入力バッファ/ラッチ1
24から与えられる特定のアドレス信号ビットを取込み
ラッチする。これにより、クロック選択制御信号φ1お
よびφ2が所定の状態に設定される。
【0171】このモードレジスタ126を利用する場
合、SDRAMチップがパッケージに封入された後に外
部から2つのクロック信号を用いるモードおよび1つの
クロック信号のみを用いるモードの一方を設定すること
ができる。したがって、ボンディングワイヤによる切換
が不要となり、1つのSDRAMを、2つの用途に利用
することが可能となる。
【0172】なお、図25(A)において、制御入力バ
ッファ/ラッチ122および状態デコーダ123は、図
5に示す制御信号発生部22に対応する。アドレス入力
バッファ/ラッチ124は、図5に示すアドレスバッフ
ァ24に対応する。
【0173】[変更例]図26(A)は、この発明の実
施の形態5の変更例の構成を示す図である。図26
(A)に示す構成においては、クロック信号を切換える
ためのMOSトランジスタ115および116に対する
制御信号φ1、φ2として、レイテンシデータレジスタ
136aからのレイテンシ指示信号ZCL4およびCL
4が用いられる。図26(A)においては、バースト長
データレジスタ136bも併せて示す。通常、SDRA
Mにおいては、モードレジスタとして、レイテンシデー
タを格納するレイテンシデータレジスタ136aおよび
バースト長データレジスタ136bが設けられている。
WCBR+アドレスキー条件に従って、これらのデータ
レジスタ136aおよび136bへのデータ設定モード
が指定される。状態デコーダ123は、このモードレジ
スタへのデータ設定モードが指定されたときには、その
出力信号φmsを活性状態とする。レイテンシデータレ
ジスタ136aおよびバースト長データレジスタ136
bは、この信号φmsの活性化時、アドレス入力バッフ
ァ/ラッチ124から与えられる特定のアドレス信号ビ
ットを格納し、格納データに従ってそれぞれCASレイ
テンシ指示信号CL,ZCLおよびバースト長指示信号
BL,ZBLを出力する。これらのCASレイテンシデ
ータおよびバースト長データなどは、新たに外部から設
定されるまでこれらのレイテンシデータレジスタ136
aおよびバースト長データレジスタ136bに保持され
る。
【0174】このレイテンシデータレジスタ136aお
よびバースト長データレジスタ136bを利用すること
により、ユーザは、適用用途に応じて最適なCASレイ
テンシおよびバースト長を設定することができる。一般
に、CASレイテンシが4のときには、SDRAMは、
高速(たとえば150MHz)のクロック信号に従って
動作し、CASレイテンシが3または2のSDRAM
は、比較的低い周波数のクロック信号(たとえば67M
Hz)で動作する処理システム内で用いることが暗黙の
了解として認識されている。2種類のクロック信号CL
KMおよびCLKOが特に必要とされるのは、外部クロ
ック信号の周波数の高い場合である。したがって、CA
Sレイテンシが4のときに活性状態とされる(Hレベル
とされる)信号CL4を制御信号φ2として用い、その
反転信号ZCL4を制御信号φ1として用いる。CAS
レイテンシが4のときには、MOSトランジスタ116
が導通し、MOSトランジスタ115が非導通状態とな
り、CLKMバッファ6およびCLKOバッファ7は、
それぞれパッド110bおよび112bへ与えられた外
部からのクロック信号extCLKMおよびextCL
KOに従って内部クロック信号CLKMおよびCLKO
を生成する。一方、CASレイテンシが2または3の場
合には、信号ZCL4がHレベルの活性状態とされ、M
OSトランジスタ115が導通状態、MOSトランジス
タ116が非導通状態となる。この状態においては、C
LKMバッファ6およびCLKOバッファ7は、パッド
110bにピン端子110aを介して与えられるクロッ
ク信号に従って内部クロック信号を生成する。
【0175】このレイテンシデータレジスタ136aに
格納されるレイテンシ指示信号をクロック選択制御信号
として利用することにより、ユーザが特に意識すること
なく自動的にSDRAM内部でクロックの使用モードが
設定され、ボンディングワイヤの切換などが不要とな
り、製造工程が簡略化される。また、ユーザの負荷を増
大させることなく、適用用途に応じて最適な動作条件で
動作するSDRAMを実現することができる。
【0176】図27は、図25(A)に示すモードレジ
スタ126および図26に示すレイテンシデータレジス
タ136aおよびバースト長データレジスタ136bの
1ビットのデータレジスタの構成の一例を示す図であ
る。これらのレジスタは同じ構成を備えており、図27
においては、レイテンシデータレジスタ136aの1ビ
ットのデータレジスタの構成を代表的に示す。図27に
おいて、単位レイテンシデータレジスタは、制御信号φ
msの活性状態(Hレベル)のときに導通し、予め定め
られたアドレス信号(アドレス入力バッファ/ラッチか
ら与えられる)Aiを通過させる転送ゲート136aa
と、転送ゲート136aaからの信号を反転するインバ
ータ回路136abと、インバータ回路136abの出
力信号を反転して、レイテンシ指示信号CL4を生成す
るインバータ回路136adと、インバータ回路136
abの出力信号を反転してインバータ回路136abの
入力部へ伝達するインバータ回路136acを含む。イ
ンバータ回路136abからレイテンシ指示信号ZCL
4が出力される。この図27に示す構成は、インバータ
ラッチであり、アドレス信号ビットAiに従ってレイテ
ンシ指定信号CL4およびZCL4の論理レベルが設定
される。
【0177】なお、図27に示す転送ゲート136aa
は、CMOSトランスミッションゲートまたはクロック
ドインバータで構成されてもよい。また、この単位デー
タレジスタは、図4に示すレジスタ回路(FF)で構成
されてもよい。また、データレジスタに格納されたデー
タをデコードしてレイテンシ指示信号を発生してもよ
い。
【0178】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、SDRAM内部で制御信号に従って、使用され
るクロック信号を選択するように構成しているため、ボ
ンディングワイヤの接続切換などが不要となり、同一の
SDRAMチップを、2つのクロック信号を用いる動作
環境および1つのクロック信号のみを用いる動作環境い
ずれにも適用することが可能となる。
【0179】また、CASレイテンシデータに基づいて
このクロック選択を行なうことにより、ユーザの負荷を
何ら増大させることなく適用用途に応じて最適動作条件
で動作するSDRAMを実現することができる。
【0180】[実施の形態6]図28(A)は、この発
明の実施の形態6に従う同期型メモリモジュールの構成
を概略的に示す図である。図28(A)においては、メ
モリモジュール150は、複数のSDRAMチップ15
0a〜150nを含む。これらのSDRAM150a〜
150nの各々は、先の実施の形態1ないし5において
説明した構成を備え、それぞれ別々に設けられる第1の
クロック入力ノード210および第2のクロック入力ノ
ード212を含む。これらのクロック入力ノード210
および212は、SDRAM150a〜150nそれぞ
れのチップ上に設けられるパッドであってもよく、また
これらのSDRAM150a〜150nのチップ上のパ
ッドとモジュール内配線とを接続するためのチップ外部
のパッド(リードピンに相当)であってもよい。SDR
AM150a〜150nの各々は、互いに並列に動作
し、データ入出力ノードDQがデータ入出力ピン端子1
70a〜170bにそれぞれ接続される。この図28
(A)においては、メモリモジュール150a〜150
nがすべて同時に並列に動作するように示される。しか
しながら、所定数のSDRAMが同時に選択状態とされ
てもよい。
【0181】メモリモジュール150は、さらに、図示
しないメモリコントローラから与えられるクロック信号
extCLKをクロック入力ピン165を介して受ける
位相ロックドループ(PLL)160を含む。この位相
ロックドループ160は、クロック入力ピン165を介
して与えられる外部クロック信号extCLKをバッフ
ァ処理しかつ位相調整を行ない、自身の発生するクロッ
ク信号と外部から与えられるクロック信号extCLK
の位相を比較し、この位相ロックドループ160におけ
るバッファリング処理などの遅延をキャンセルして、外
部からのクロック信号extCLKと全く同じ位相の内
部クロックを発生する。この位相ロックドループ160
は、周波数が外部クロック信号extCLKと同じであ
り、かつ位相が異なる複数のクロック信号を発生する。
すなわち、この位相ロックドループ160は、マスタク
ロック信号CLKMと、このマスタクロック信号CLK
Mよりも位相の進んだ出力用クロック信号CLKOを生
成し、それぞれSDRAM150a〜150nの第1お
よび第2のクロック入力ノード210および212へ与
える。この位相ロックドループ160を利用することに
より、外部クロック信号extCLKのなまり、および
外部クロック信号extCLKのバッファ処理により遅
延をなくし、SDRAM150a〜150nを正確に外
部クロック信号extCLKに同期して動作させること
が可能となる。また、クロック信号のバッファ処理時に
おける遅延およびクロックスキューがなく、高速アクセ
スが可能となる。
【0182】図28(B)においては、この位相ロック
ドループ160が生成するクロック信号CLKMおよび
CLKOは、ともに外部クロック信号extCLKより
も位相が進んでいるように示される。クロックのバッフ
ァ処理における遅延をなくしたことを強調しかつこの外
部クロック信号extCLKの伝搬遅延を補償している
状態を示している。
【0183】このようなメモリモジュールにおいても、
位相ロックドループ160を用いて、外部クロック信号
extCLKに同期しかつ位相の異なる2つのクロック
信号CLKMおよびCLKOを生成してSDRAM15
0a〜150nへ与えることにより、これらのSDRA
M150a〜150nにおけるクロックアクセス時間t
ACを短縮することができ、高速アクセスが可能とな
る。この位相ロックドループ160はメモリモジュール
150に内蔵されている。したがって、このメモリモジ
ュール150は、外部からは、1つのクロック信号ex
tCLKに従って動作しているメモリモジュールに見
え、したがって、従来のメモリモジュールに代えて図2
8(A)に示すメモリモジュール150を用いることに
より、クロックアクセス時間tACの短縮された高速動
作するSDRAMモジュールを実現することができる。
【0184】[変更例]図29は、この発明の実施の形
態6の変更例の構成を示す図である。図29に示す構成
においては、メモリモジュール150内に設けられる位
相ロックドループ180は、クロック入力ピン(端子)
165を介して与えられる外部クロック信号extCL
Kに位相同期した1つのクロック信号CLKを生成す
る。この位相ロックドループ180により生成されたク
ロック信号CLKはSDRAM150a〜150nの第
1および第2のノード210および212へ与えられ
る。したがってこれらのSDRAM150a〜150n
は、1つのクロック信号CLKに同期して動作するた
め、従来のSDRAMと同様に動作する。したがって、
この発明に従うSDRAMを用いてメモリモジュールを
構成しても、この従来のSDRAMモジュールと同じ特
性を備えるSDRAMモジュールを実現することができ
る。
【0185】以上のように、1種類のSDRAMを用い
てメモリモジュールを構成する場合、その位相ロックド
ループの構成により、2種類の動作特性を備えるSDR
AMモジュールを実現することができる。
【0186】なお、この実施の形態6においては、位相
ロックドループPLLが用いられている。しかしなが
ら、ディレイロックドループDLLが用いられてもよ
い。
【0187】[他の適用例]前述の説明においては、ダ
イナミック型メモリセルを備えるSDRAMが述べられ
ている。しかしながら、クロック信号に同期して制御信
号およびアドレス信号の取込みおよびデータの入出力を
行なう半導体記憶装置であれば本発明は適用可能であ
り、シンクロナスSRAMであっても同様の効果を得る
ことができる。また、内部データ読出経路がパイプライ
ンで構成されている(たとえばパイプラインバーストモ
ードDRAM)のような半導体記憶装置に対して本発明
は適用可能である。
【0188】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、メモ
リセル選択および内部データ読出のためのクロック信号
と、この内部で読出されたデータを装置外部へ出力する
ためのクロック信号とを別々のクロック信号としている
ため、このクロックアクセス時間およびデータホールド
時間を調整することができ、適用されるシステムに対し
最適な動作特性を備える同期型半導体記憶装置を実現す
ることができる。特に、データ出力のためのクロック信
号の位相を内部データ読出のためのクロック信号の位相
よりも早くすることにより、クロックアクセス時間を短
縮することができ、高速アクセスが可能となる。
【0189】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
第1のクロック信号に同期して、外部から与えられる制
御信号およびアクセス信号を取込み内部制御信号および
内部アドレス信号を生成する入力バッファ手段と、第1
のノードと別の第2のノードに与えられる第2のクロッ
ク信号に同期して内部読出データを受けてバッファ処理
して外部読出データを生成して出力する出力バッファ手
段とを設けたため、この出力バッファ手段からのデータ
出力タイミングを第1のクロック信号に対して調整する
ことができ、クロックアクセス時間およびデータホール
ド時間を調整することができ、適用システムに対し最適
な動作条件を備える同期型半導体記憶装置を実現するこ
とができる。特に、この第1のクロック信号よりも第2
のクロック信号の位相を進めることにより、早いタイミ
ングでデータが装置外部へ出力され、クロックアクセス
時間が短縮される。
【0190】請求項2に係る発明に従えば、内部読出デ
ータが転送される内部リードデータバスと、出力バッフ
ァ手段との間に第2のクロック信号に応答して導通して
いるこの内部リードデータバス上の内部読出データを出
力バッファ手段へ転送する第1の転送ゲート手段を設け
ているため、内部読出データ転送経路をパイプライン化
することができ、高速アクセスが可能となり、また出力
バッファ手段からの出力データを第2のクロック信号に
従って切換えることができ、高速アクセスが保障され
る。
【0191】請求項3に係る発明に従えば、この第1の
転送ゲートと出力バッファ手段との間に第1のラッチを
設けているため、第1の転送ゲートの非導通状態時にお
いても、出力バッファ手段はこの第1のラッチにラッチ
されたデータを持続的に出力することができ、確実にこ
の第2のクロック信号の1クロックサイクル時間データ
を出力することができ、有効データの保持期間を長くす
ることができる。
【0192】請求項4に係る発明に従えば、センスアン
プから第1の転送ゲートへ至る内部読出経路において第
2のラッチを設けているため、この内部読出経路を多段
のパイプライン化ステージとすることができ、高速の内
部データ転送を行なうことができ、高速アクセスが可能
となる。
【0193】請求項5に係る発明に従えば、このセンス
アンプと第2のラッチの間に、第2の転送ゲートを設
け、この第2の転送ゲートを第1の転送ゲートの非導通
後導通して、内部読出されたデータを第2のラッチ手段
へ転送するように構成しているため、第1の転送ゲート
の非導通時に、センスアンプによりリードデータバスへ
読出されたデータが第2のラッチへ転送され、この第2
のラッチへ転送されるデータが第1のラッチ手段を介し
て装置外部へ出力されるのを防止することができ、確実
なデータ転送を実現することができる。また内部読出経
路を多段のパイプライン化ステージとすることができ、
高速のデータ転送が可能となる。
【0194】請求項6に係る発明に従えば、第1の転送
ゲートの非導通と内部読出データ出力とに応答して、第
2の転送ゲートを導通状態とするように構成しているた
め、内部読出動作に従って確実に内部データが読出され
かつ第1のラッチ手段が非導通状態とされたときにデー
タを第2のラッチ手段へ転送してラッチすることがで
き、正確なデータ転送を実現することができる。
【0195】請求項7に係る発明に従えば、第1のクロ
ック信号と第2のクロック信号の反転信号の論理積信号
とを用いて第2の転送ゲート手段の導通/非導通を制御
しているため、正確に必要なタイミングで新たに読出さ
れるデータを第2のラッチ手段へ転送することができ、
またこの第2のラッチ手段に転送されたデータが第1の
ラッチ手段へまで誤って転送されるのを防止することが
できる。
【0196】請求項8に係る発明に従えば、第2のクロ
ック信号に同期して活性状態とされる出力イネーブル信
号に従って出力バッファ手段を活性状態として低出力イ
ンピーダンス状態とし、装置外部へデータを出力してい
るため、第1の転送ゲートにより新たなデータが転送さ
れたときに確実に出力バッファ手段を介して装置外部へ
データを出力することができる。
【0197】請求項9に係る発明に従えば、第1のクロ
ック信号入力ノードおよび第2のクロック信号入力ノー
ドの一方に与えられたクロック信号を選択して出力動作
制御としているため、適用用途に応じて、1種類のクロ
ック信号に従って動作する装置および2種類のクロック
信号に従って動作する同期型半導体記憶装置を同一チッ
プで実現することができる。
【0198】請求項10に係る発明に従えば、第2のク
ロック信号を生成するパッドを第1のクロック入力ノー
ドおよび第2のクロック入力ノードの一方へ選択的にボ
ンディングワイヤを介して電気的に接続するように構成
しているため、1種類のクロック信号で動作する装置お
よび2種類のクロック信号で動作する半導体記憶装置を
ボンディングの切換により実現することができ、1つの
チップで2種類の同期型半導体記憶装置を実現すること
ができ、製品コストが低減される。
【0199】請求項11に係る発明に従えば、特定の内
部ノードに与えられる電位に従って第1および第2のク
ロック入力ノードの一方に与えられる信号を選択して第
2のクロック信号として生成しているため、クロック入
力ノード近傍に電源パッドまたは接地パッドが存在しな
い場合においても、この内部ノードを適当な位置に配置
することにより、容易にクロック信号の切換を実現する
ことができる。
【0200】請求項12に係る発明に従えば、外部から
与えられる制御信号に従って、クロックの切換を実現し
ているため、同一の半導体チップ構成を用いて、ユーザ
は、処理用途に応じてこの半導体記憶装置の動作モード
(1つのクロック信号モードおよび2つのクロック信号
モード)を容易に設定することができる。内部構成は両
者全く同じであり、またボンディングワイヤなどの切換
を必要とせず、製品コストを低減することができる。
【0201】請求項13に係る発明に従えば、複数の同
期型半導体記憶装置を含むメモリモジュールにおいて、
外部からのクロック信号に従って、位相の異なるクロッ
ク信号をこの外部クロック信号に同期して生成してこれ
ら複数の同期型半導体記憶素子の第1および第2のノー
ドへそれぞれ印加しているため、外部からの1つのクロ
ック信号で動作し、かつ内部の同期型半導体記憶素子が
2種類のクロック信号に従って動作し、高速アクセスの
実現されるメモリモジュールを実現することができる。
このとき1つのクロック信号のみが外部において用いら
れているだけであり、従来のメモリモジュールと容易に
置換することができる。
【0202】請求項14に係る発明に従えば、複数の同
期型記憶素子を含むメモリモジュールにおいて、外部か
らのクロック信号に位相同期したクロック信号をモジュ
ール内部で生成し、このモジュール内部のクロック信号
を複数の同期型半導体記憶素子の第1および第2のクロ
ック入力ノードへ共通に与えているため、同期型半導体
記憶素子の構成を何ら変更することなく従来と同様の動
作特性を備える同期型メモリモジュールを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う同期型半導体
記憶装置のクロック信号入力部の構成を概略的に示す図
である。
【図2】 図1に示すクロック信号入力部の動作を示す
信号波形図である。
【図3】 (A)は、図1に示すCLKMバッファおよ
びCLKOバッファの構成の一例を示し、(B)は、そ
の動作を示す波形図である。
【図4】 (A)は、図1に示すCLKMバッファおよ
びシフトレジスタの構成の一例を示し、(B)は、その
動作を示すタイミングチャート図である。
【図5】 この発明に従うSDRAMの全体の構成を概
略的に示す図である。
【図6】 図5に示す列選択回路、読出/転送回路およ
び出力バッファ回路の具体的構成を示す図である。
【図7】 図6に示す回路の動作を示すタイミングチャ
ート図である。
【図8】 この発明の実施の形態1のクロックアクセス
時間およびホールド時間の調節を説明するためのタイミ
ングチャート図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に従うSDRAMの
要部の構成を概略的に示す図である。
【図10】 図9に示すセンスアンプ回路、列選択回
路、プリアンプ、選択転送回路の構成を概略的に示す図
である。
【図11】 図10に示す回路の動作を示すタイミング
チャート図である。
【図12】 この発明の実施の形態2に従う選択転送回
路および出力バッファ回路の構成を示す図である。
【図13】 図12に示す回路の動作を示すタイミング
チャート図である。
【図14】 図12に示す選択/転送制御信号φeおよ
びφo発生部の構成を示す図である。
【図15】 図14に示す回路の動作を示すタイミング
チャート図である。
【図16】 図14に示す選択/転送制御信号発生部の
より詳細な構成を示す図である。
【図17】 図16に示す回路の動作を示すタイミング
チャート図である。
【図18】 (A)は、出力バッファを低出力インピー
ダンス状態に設定する出力許可信号発生部の構成を概略
的に示し、(B)は(A)に示す回路の動作を示すタイ
ミングチャート図である。
【図19】 図18に示すバースト長カウンタの構成を
具体的に示す図である。
【図20】 図19に示す回路の動作を示すタイミング
チャート図である。
【図21】 (A)は、図18に示すレイテンシカウン
タの具体的構成を示し、(B)は、この(A)に示す回
路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図22】 (A)は、図18(A)に示すカウンタ出
力段の構成を示し、(B)は、その動作を示すタイミン
グチャート図である。
【図23】 この発明の実施の形態3に従うクロック信
号切換部の構成を示す図である。
【図24】 この発明の実施の形態4に従うクロック信
号切換部の構成を概略的に示す図である。
【図25】 (A)は、この発明の実施の形態5に従う
クロック切換部の構成を示し、(B)は、モードレジス
タデータ設定方法を示す波形図である。
【図26】 この発明の実施の形態5の変更例の構成を
示す図である。
【図27】 図25および図26に示すレジスタの単位
ビットレジスタの構成の一例を示す図である。
【図28】 (A)は、この発明の実施の形態6に従う
同期型メモリモジュールの構成を概略的に示し、(B)
は、(A)に示す位相ロックドループの動作を示す波形
図である。
【図29】 図28(A)に示す同期型メモリモジュー
ルの変更例の構成を示す図である。
【図30】 従来のSDRAMのデータ読出動作を示す
タイミングチャート図である。
【図31】 (A)は、SDRAMの内部読出データの
高速転送を行なうための可能なパイプラインステージの
構成を示し、(B)は、その動作を示すタイミングチャ
ート図である。
【図32】 (A)は、従来の同期型メモリモジュール
の構成を示し、(B)は、(A)に示す同期型メモリモ
ジュールにおけるクロックサイクルとデータアクセスに
要する時間との関係を示す図である。
【図33】 従来のSDRAMの内部クロック発生部の
構成を示す図である。
【図34】 一般のSDRAMのクロックアクセス時間
およびデータホールド時間を説明するための図である。
【符号の説明】
1 第1のクロック入力ノード、2 第2のクロック入
力ノード、6 CLKMバッファ、7 CLKOバッフ
ァ、9 CKEバッファ回路、10 メモリセルアレ
イ、12 行選択回路、14 センスアンプ回路、16
列選択回路、18 読出/転送回路、20 出力バッ
ファ回路、22 制御信号発生回路、24アドレスバッ
ファ、14a センスアンプ、16b 列センサゲー
ト、18aプリアンプ、18b,18d,18f ラッ
チ、18c,18e クロックドインバータ(転送ゲー
ト)、20a クロックドインバータ(転送ゲート)、
20b ラッチ付出力バッファ、30a 偶数ブロッ
ク、30b 奇数ブロック、34a,34b センスア
ンプ回路、36a,36b 列選択回路、38a,38
b プリアンプ、40 選択転送回路、34ae,34
bo センスアンプ、36ae,36bo 列選択ゲー
ト、40a,40b,40d ラッチ、40c選択回
路、40ce,40co クロックドインバータ(転送
ゲート)、45ラッチ、20ba 出力ラッチ、50
レイテンシカウンタ、58,60 レジスタ回路、62
インバータ回路、64,66 AND回路、70e,
70oカウンタ、88 レジスタ回路、FF♯1〜FF
♯4 レジスタ回路、89バースト長カウンタ、90a
レイテンシカウンタ、90b カウンタ出力段、9
1,92,94,96 バースト長用のカウント回路、
98a,98b,98c,98d 選択回路、FF♯a
〜FF♯c レジスタ回路、99a インバータ回路、
99b,99c NAND回路、FF♯d〜FF♯g
レジスタ回路、102a,102b,102c クロッ
クドインバータ(転送ゲート)、FF♯h,FF♯i
レジスタ回路、105,106 クロックドインバータ
(転送ゲート)、110a ピン端子(第1のクロック
入力ノード)、112a ピン端子(第2のクロック入
力ノード)、110b,112b パッド、111a,
111b,111c ボンディングワイヤ、115,1
16 スイッチング素子、114 パッド(内部ノー
ド)、117,118 インバータ回路、122 制御
入力バッファ/ラッチ、124 アドレス入力バッファ
/ラッチ、123 状態デコーダ、126 モードレジ
スタ、136a レイテンシデータレジスタ、136b
バースト長データレジスタ、150 同期型メモリモ
ジュール、150a〜150n SDRAMチップ、1
60 位相ロックドループ、165 外部クロック信号
入力ピン、170a,170b データ入出力ピン、2
10,212 第1および第2のクロック入力ノード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 岳史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 村井 泰光 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 澤田 誠二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数を有する外部からの第1の
    クロック信号を受ける第1のノードと、 前記第1のノードへ与えられる前記第1のクロック信号
    に同期して、装置外部から与えられる制御信号およびア
    ドレス信号を取込み、内部制御信号および内部アドレス
    信号を生成する入力バッファ手段、 外部からの、前記第1のクロック信号と位相の異なる第
    2のクロック信号を受ける第2のノード、および前記第
    2のノードに与えられる前記第2のクロック信号に同期
    して、内部読出データを受けてバッファ処理して外部読
    出データを生成して装置外部へ出力する出力バッファ手
    段を備える、同期型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数のメモリセルを有するメモリセルア
    レイ、 リードデータバス、 前記入力バッファ手段からの出力信号に従って、前記メ
    モリセルアレイのメモリセルを選択し、該選択メモリセ
    ルのデータのセンスアンプによる検知増幅を通して前記
    リードデータバスへ前記内部読出データとして伝達する
    内部読出手段、 前記リードデータバスと前記出力バッファ手段との間に
    設けられ、前記第2のクロック信号に応答して導通し、
    前記リードデータバス上の内部読出データを前記出力バ
    ッファ手段へ転送するための第1の転送ゲート手段をさ
    らに備える、請求項1記載の同期型半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の転送ゲート手段と前記出力バ
    ッファ手段との間に設けられ、前記第1の転送ゲート手
    段から転送されたデータをラッチしかつ前記出力バッフ
    ァ手段へ転送する第1のラッチ手段をさらに備える、請
    求項2記載の同期型半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記内部読出手段と前記第1の転送ゲー
    ト手段の間に設けられ、前記内部読出手段により前記リ
    ードデータバスに読出された内部読出データをラッチし
    かつ前記第1の転送ゲート手段へ転送するための第2の
    ラッチ手段をさらに含む、請求項2または3に記載の同
    期型半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記内部読出手段と前記第2のラッチ手
    段との間に設けられ、前記第1の転送ゲート手段の非導
    通後導通して前記内部読出手段により読出された内部読
    出データを第2のラッチ手段へ転送する第2の転送ゲー
    ト手段をさらに備える、請求項4記載の同期型半導体記
    憶装置。
  6. 【請求項6】 前記内部読出手段は前記第1のクロック
    信号の第1のレベルのときに前記内部読出データを出力
    し、内部読出手段は前記第1のクロック信号の第1レベ
    ルのときにデータを読出し、 前記第1の転送ゲート手段の非導通と前記内部読出手段
    の内部読出データ出力状態とに応答して前記第2の転送
    ゲート手段を導通状態とする制御手段をさらに備える、
    請求項5記載の同期型半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のクロック信号に対応する第1
    の内部クロック信号と前記第2のクロック信号に対応す
    る第2の内部クロック信号の反転信号との論理積を取
    り、該論理積結果を示す信号に従って前記第2の転送ゲ
    ート手段を導通状態とする制御手段をさらに含む、請求
    項5記載の同期型半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のクロック信号に同期して出力
    イネーブル信号を活性化する手段をさらに備え、 前記出力バッファ手段は、前記出力イネーブル信号の活
    性化に応答して活性化され、与えられたデータを前記装
    置外部へ出力する手段を含む、請求項1記載の同期型半
    導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のノードおよび前記第2のノー
    ドの一方に与えられたクロック信号を選択して前記第2
    のクロック信号に対応する内部クロック信号を出力する
    クロック選択手段をさらに含み、 前記出力バッファ手段は前記クロック選択手段により選
    択されて出力される内部クロック信号に同期してデータ
    出力動作を行なう、請求項1記載の同期型半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2のノードはそれぞ
    れ装置外部の信号を受けるためのリードであり、 前記クロック選択手段は、 前記第2のノードに対応して設けられるパッドと、 前記第1および第2のノードの一方を択一的に前記パッ
    ドに電気的に接続する配線とを含む、請求項9記載の同
    期型半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記クロック選択手段は、 前記第1のノードからの前記第1のクロック信号を受け
    るように結合される第1のスイッチング素子と、 前記第2のノードからの前記第2のクロック信号を受け
    るように結合される第2のスイッチング素子と、 固定された電圧を受ける内部ノードに結合され、前記内
    部ノード上の固定電位に従って前記第1および第2のス
    イッチング素子の一方を択一的に導通状態とするスイッ
    チ制御手段とを備える、請求項9記載の同期型半導体記
    憶装置。
  12. 【請求項12】 前記クロック選択手段は、 前記第1のノードからの前記第1のクロック信号を受け
    るように結合される第1のスイッチング素子と、 前記第2のノードからの前記第2のクロック信号を受け
    るように結合される第2のスイッチング素子と、 外部からのモード指示信号に応答して、前記第1および
    第2のスイッチング素子の一方を択一的に導通状態とす
    る制御手段をさらに含む、請求項9記載の同期型半導体
    記憶装置。
  13. 【請求項13】 各々が、(a)第1のノードと、
    (b)前記第1のノードへ与えられるクロック信号に同
    期して、外部から与えられる制御信号およびアドレス信
    号を取込み、内部制御信号および内部アドレス信号を生
    成する入力バッファ手段と、(c)前記第1のノードと
    別に設けられる第2のノードと、(d)前記第2のノー
    ドに与えられるクロック信号に同期して、前記内部読出
    データをバッファ処理して外部読出データを生成して出
    力する出力手段を含む複数の同期型半導体記憶素子、お
    よび所定の周波数を有する外部からのクロック信号を受
    け、前記外部からのクロック信号に同期して互いに位相
    の異なる第1および第2のクロック信号を生成し、前記
    第1のクロック信号を前記複数の同期型半導体記憶素子
    の前記第1のノードへ共通に与えかつ前記第1のクロッ
    ク信号より位相の早い第2のクロック信号を前記複数の
    同期型半導体記憶素子の前記第2のノードへ共通に印加
    する内部クロック発生手段を備える、同期型メモリモジ
    ュール。
  14. 【請求項14】 各々が、(a)第1のノードと、
    (b)前記第1のノードへ与えられるクロック信号に同
    期して、外部から与えられる制御信号およびアドレス信
    号を取込み、内部制御信号および内部アドレス信号を生
    成する入力バッファ手段と、(c)前記第1のノードと
    別に設けられる第2のノードと、(d)前記第2のノー
    ドに与えられるクロック信号に同期して、前記内部読出
    データをバッファ処理して外部読出データを生成して出
    力する出力手段とを含む複数の同期型半導体記憶素子、
    および所定の周波数を有する外部からのクロック信号を
    受け、前記外部からのクロック信号に位相の同期した内
    部クロック信号を生成して前記複数の同期型半導体記憶
    素子の前記第1および第2のノードへ共通に与える内部
    クロック生成手段を備える、同期型メモリモジュール。
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