JPH1166851A - クロックシフト回路装置、クロックシフト回路およびこれを用いた同期型半導体記憶装置 - Google Patents

クロックシフト回路装置、クロックシフト回路およびこれを用いた同期型半導体記憶装置

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JPH1166851A
JPH1166851A JP9225217A JP22521797A JPH1166851A JP H1166851 A JPH1166851 A JP H1166851A JP 9225217 A JP9225217 A JP 9225217A JP 22521797 A JP22521797 A JP 22521797A JP H1166851 A JPH1166851 A JP H1166851A
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clock
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internal
mask
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Seiji Sawada
誠二 澤田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤動作を生じることなく消費電流を低減する
クロックシフト回路およびこれを用いた同期型半導体記
憶装置を提供する。 【解決手段】 読出データに対しマスクをかける内部マ
スク指示信号を発生するマスク制御回路(25)は、内
部列系クロック信号CLKDに従って与えられた信号を
取込みかつシフト動作して伝達するシフト回路(25a
〜25c)と、この内部列クロック信号発生期間を規定
するクロック活性化信号(ENA)の非活性化に応答し
てシフト回路を初期状態にセットするリセット手段(2
5d)を含む。クロック再印加時において、シフト回路
の出力は初期状態から変化するため、先の印加時におけ
るシフト回路の内部出力信号の影響を排除して、正確な
内部マスク指示信号を生成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クロック信号に
同期して与えられた信号を順次シフトするシフト動作を
行なうシフト回路およびこれを用いる同期型半導体記憶
装置に関し、特に、消費電力を低減することのできるシ
フト回路およびこれを用いた同期型半導体記憶装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】与えられた信号/データをクロック信号
に同期したシフト動作により転送するシフト回路は、さ
まざまな半導体装置において用いられている。たとえ
ば、並列データを直列データに変換する並列/直列変換
回路および信号を所定時間遅延する遅延回路などにおい
て、シフト回路が用いられている。
【0003】クロック信号に同期して動作する同期型半
導体記憶装置においても、内部動作タイミングをクロッ
ク信号を基準として決定するために、このようなシフト
回路が用いられる。以下、同期型半導体記憶装置に用い
られるシフト回路について説明する。
【0004】図13は、従来の同期型半導体記憶装置の
全体の構成を概略的に示す図である。図13において、
同期型半導体記憶装置は、行列状に配列される複数のメ
モリセルを有するメモリセルアレイ1と、アドレスバッ
ファ2から与えられる内部行アドレス信号Xを受け、こ
の内部行アドレス信号Xが指定するメモリセルアレイ1
内の行を選択状態へ駆動する行選択回路3と、アドレス
バッファ2から与えられる内部列アドレス信号Yに従っ
て、メモリセルアレイ1のこの列アドレス信号Yが指定
する列を選択する列選択回路4と、メモリセルアレイ1
の選択行に接続されるメモリセルのデータの検知および
増幅を行なうセンスアンプと、列選択回路4からの列選
択信号に従ってメモリセルアレイ1の選択列を内部デー
タバスに接続するIOゲートを含む。図13において
は、センスアンプとIOゲートを1つのブロック5で示
す。
【0005】行選択回路3は、与えられた行アドレス信
号をデコードするロウアドレスデコーダと、このロウア
ドレスデコーダの出力信号に従ってメモリセルアレイ1
内の選択行を選択状態へ駆動するワード線ドライブ回路
を含む。列選択回路4は、与えられた内部列アドレス信
号Yをデコードして列選択信号を発生するコラムデコー
ダと、この内部列アドレス信号Yを先頭アドレスとし
て、内部クロック信号CLKに同期して順次所定のシー
ケンスで内部列アドレス信号を生成してコラムデコーダ
へ与えるバーストアドレス発生器を含む。
【0006】アドレスバッファ2は、内部クロック信号
CLKに同期して外部からのアドレス信号A0〜Anを
取込み内部アドレス信号XおよびYを生成する。
【0007】この同期型半導体記憶装置は、さらに、デ
ータの入出力を行なうための入出力回路6を含む。この
入出力回路6は、外部からの書込データを受けて内部書
込データを生成する入力バッファ、この入力バッファか
らの内部書込データを増幅して選択メモリセルへ伝達す
る書込ドライバ、選択メモリセルから読出されたデータ
を増幅するプリアンプ、およびこのプリアンプからのデ
ータをさらにバッファ処理して装置外部へ出力する出力
バッファを含む。
【0008】同期型半導体記憶装置は、さらに、内部ク
ロック信号CLKに同期して外部から与えられる制御信
号、すなわち外部ロウアドレスストローブ信号extZ
RAS、外部コラムアドレスストローブ信号extZC
AS、および外部ライトイネーブル信号extZWEを
受けて内部ロウアドレスストローブ信号RAS、内部コ
ラムアドレスストローブ信号CASおよび内部ライトイ
ネーブル信号WEを生成する入力バッファ回路7と、こ
の入力バッファ回路7からの信号RAS、CASおよび
WEの状態を判定し、その判定結果に従って動作モード
を指定する信号を発生するコマンドデコーダ8と、コマ
ンドデコーダ8からの行選択動作指示信号に応答して活
性化され、行選択動作に必要な制御を行なう行系制御回
路9と、コマンドデコーダ8からの列選択動作指示信号
に応答して活性化され、列選択動作に必要な制御を行な
う列系制御回路10と、コマンドデコーダ8からのデー
タ入出力動作指示信号に応答して駆動され、データ入出
力に必要な動作を制御する入出力制御回路11を含む。
【0009】行系制御回路9は、行選択回路3の活性/
非活性を制御し、またブロック5に含まれるセンスアン
プの活性/非活性を制御する。列系制御回路10は、列
選択回路4の動作を制御し、入出力制御回路11は、入
出力回路の動作を制御する。図13においては明確に示
していないが、アドレスバッファ2は、この行系制御回
路9および列系制御回路10からのアドレスラッチ指示
信号に従って、与えられたアドレス信号を取込みかつラ
ッチして内部行アドレス信号Xおよび内部列アドレス信
号Yを生成する。
【0010】この同期型半導体記憶装置は、さらに、外
部からのクロック信号extCLKを受けて内部クロッ
ク信号CLKを生成するクロック入力バッファ12と、
行系制御回路9からのクロック活性化指示信号の活性化
時能動化され、クロック入力バッファ12からの内部ク
ロック信号CLKに従って列系クロック信号CLKDを
生成するクロック発生回路13と、外部からのマスク指
示信号extDQMを受けて内部クロック信号CLKに
同期してマスク指示信号DQMINを生成するDQMバ
ッファ14と、このマスク指示信号DQMINを内部ク
ロック信号CLKに同期して取込み内部マスク指示信号
DQMOTを出力するマスク制御回路15を含む。
【0011】クロック発生回路13は、行系制御回路9
が行系選択動作指示信号をコマンドデコーダ8から受け
て行選択動作を行なうときに、活性化される。行系選択
動作指示信号が与えられると、次に、データの書込/読
出を行なうための列選択動作指示信号が与えられるた
め、これに備えるためである。クロック発生回路13か
らの内部クロック信号CLKDは、列系制御回路10お
よび入出力制御回路11へ与えられる。この入出力制御
回路11は、またマスク制御回路15からの内部マスク
指示信号DQMOTを受ける。
【0012】図14は、図13に示す同期型半導体記憶
装置のデータ読出に関連する部分の構成を示す図であ
る。図14においては、コマンドデコーダ8、入出力制
御回路11、DQMバッファ、マスク制御回路15およ
び入出力回路6の構成が示される。
【0013】図14において、コマンドデコーダ8は、
図13に示す入力バッファ回路7から与えられる負論理
の信号/RAS、/CASおよび/WEを受け、これら
の信号が内部クロック信号CLKの立上がりエッジで所
定の状態に設定されているときデータ読出を指示するリ
ードコマンドがあたえられたと判定して、データ読出指
示信号φrを活性状態へ駆動するリードコマンドデコー
ダ8aを含む。この同期型半導体記憶装置においては、
動作モードは、コマンドの形で与えられる。すなわち、
信号/RAS、/CAS、および/WEの状態の組合せ
に従って動作モードが指定される。リードコマンドは、
内部クロック信号CLKの立上がりエッジにおいて、ロ
ウアドレスストローブ信号/RASがHレベルに設定さ
れかつコラムアドレスストローブ信号/CASおよびラ
イトイネーブル信号/WEがともにLレベルに設定され
ることにより与えられる。リードコマンドデコーダ8a
は、このリードコマンドが与えられると、内部クロック
信号CLKに同期して所定時間のみデータ読出動作指示
信号φrを活性状態へ駆動する。
【0014】入出力制御回路11は、リードコマンドデ
コーダ8aからの読出動作指示信号φrの活性化に応答
して活性化され、図13に示すクロック発生回路13か
らの列系内部クロック信号CLKDに同期して動作し、
プリアンプ活性化信号PAEおよびデータ出力指示信号
OEMFを出力する読出制御回路11aと、列系内部ク
ロック信号CLKDに同期して動作し、読出制御回路1
1aからのデータ出力指示信号OEMFを所定期間遅延
してデータ出力活性化信号OEMを出力するレイテンシ
シフタ11bと、マスク制御回路15からの内部マスク
指示信号DQMOTとレイテンシシフタ11bからのデ
ータ出力活性化信号OEMとに従ってデータ出力を許可
する出力許可信号OEMDを出力する出力制御回路11
cを含む。
【0015】読出制御回路11aは、内部にカウンタを
含み、列系内部クロック信号CLKDに同期してプリア
ンプ活性化信号PAEを活性状態へ駆動する。このプリ
アンプ活性化信号PAEの活性化の回数は、この読出制
御回路11aに含まれるカウンタにより決定される。こ
のカウンタは、通常バースト長をカウントする。ここ
で、バースト長は、1つのアクセスコマンド(データの
書込/読出を指示するリードコマンドまたはライトコマ
ンド)が与えられたときに連続的に読出/書込が行なわ
れるデータの数を示す。このデータ出力指示信号OEM
Fもまた、読出動作指示信号φrの活性化に従ってバー
スト長期間活性状態に駆動される。
【0016】レイテンシシフタ11bは、通常、CAS
レイテンシ−1クロックサイクル期間データ出力指示信
号OEMFを遅延して出力する。ここで、CASレイテ
ンシは、リードコマンドが与えられてから有効データが
装置外部に出力されるまでに必要とされるクロックサイ
クルの数を示す。このレイテンシシフタ11bは、通
常、シフト回路で構成され、列系内部クロック信号CL
KDに従ってデータ出力指示信号OEMFをシフトして
データ出力活性化信号OEMを出力する。
【0017】出力制御回路11cは、内部マスク指示信
号DQMOTが読出データに対するマスクを指示してい
るときには、出力許可信号OEMDを非活性状態に設定
し、この内部マスク指示信号DQMOTが非活性状態に
あり、読出データに対するマスクを指示していない場合
には、データ出力活性化信号OEMに従って出力許可信
号OEMDを出力する。
【0018】入出力回路6は、読出制御回路11aから
のプリアンプ活性化信号PAEの活性化に応答して活性
化され、図13に示すメモリセルアレイ1の選択メモリ
セルのデータを増幅するプリアンプ6aと、出力許可信
号OEMDの活性化時このプリアンプ6aから与えられ
たデータをバッファ処理して装置外部へ出力する出力バ
ッファ6bを含む。出力バッファ6bは、出力許可信号
OEMDの非活性化時出力ハイインピーダンス状態とな
る。
【0019】マスク制御回路15は、その構成は後に詳
細に説明するが、内部クロック信号CLKに同期して、
DQMバッファ14から与えられるマスク指示信号DQ
MINをシフト動作により遅延して内部マスク指示信号
DQMOTを出力する。次に、この図13および図14
に示す同期型半導体記憶装置のデータ読出時の動作につ
いて図15に示すタイミングチャート図を参照して説明
する。
【0020】クロックサイクル♯1において、外部クロ
ック信号extCLKの立上がりエッジにおいて、ロウ
アドレスストローブ信号/RASをLレベルに設定しか
つコラムアドレスストローブ信号/CASおよびライト
イネーブル信号/WEをHレベルに設定してアクティブ
コマンドを与える。このアクティブコマンドに従って、
図13に示す行系制御回路9が活性化され、アドレスバ
ッファ2からの内部行アドレス信号Xに従って行選択回
路3が行選択動作を行ない、アドレス指定された行に対
応するワード線が選択状態へ駆動される。またこのアク
ティブコマンドに従って行系制御回路9は、列系クロッ
ク活性化信号ENAを活性状態へ駆動する。この列系ク
ロック活性化信号ENAは、内部クロック信号CLKの
立下がりに同期して活性状態へ駆動されており、次のク
ロックサイクル♯2から列系内部クロック信号CLKD
が発生される。
【0021】この列系内部クロック信号CLKDが発生
されて図13に示す列系制御回路10および入出力制御
回路11へ与えられることにより、これらの回路の動作
が可能となる。
【0022】クロックサイクル♯2において、外部クロ
ック信号extCLKの立上がりエッジで、ロウアドレ
スストローブ信号/RASおよびライトイネーブル信号
/WEをHレベルに設定しかつコラムアドレスストロー
ブ信号/CASをLレベルに設定してリードコマンドを
与える。このリードコマンドに従って、図13に示す列
系制御回路10が活性化され、アドレスバッファ2から
の内部アドレス信号を内部列アドレス信号Yとして列選
択回路4へ与え、また列選択回路4を活性化してメモリ
セルアレイ1の列選択動作を行なわせる。また、図14
に示す読出制御回路11aがこのリードコマンドデコー
ダ8aからの読出動作指示信号φrの活性化に応答して
活性化され、プリアンプ活性化信号PAEを活性化して
プリアンプ6aに増幅動作を行なわせる。
【0023】いま、CASレイテンシが2の場合、レイ
テンシシフタ11bは、この読出制御回路11aから与
えられたデータ出力指示信号OEMFを1クロックサイ
クル期間遅延して出力するため、このリードコマンドが
与えられたクロックサイクル♯2から1クロックサイク
ル後のクロックサイクル♯3において、レイテンシシフ
タ11bからのデータ出力活性化信号OEMが活性状態
へ駆動される。プリアンプ6aにより増幅されたデータ
は、出力バッファ6bへ与えられ、出力バッファ6b
は、このクロックサイクル♯3にプリアンプ6aから与
えられたデータを出力する。マスク指示信号extDQ
MはLレベルの非活性状態にあり、マスク制御回路15
からの内部マスク指示信号DQMOTはLレベルであ
り、出力制御回路11cからの出力許可信号OEMD
が、このデータ出力活性化信号OEMの活性化に従って
活性状態へ駆動される。これにより、クロックサイクル
♯3において出力バッファ6bからデータが読出され
る。クロックサイクル♯4の外部クロック信号extC
LKの立上がりエッジでこの最初のデータが確定状態と
なる。列選択回路4(図13参照)は、内部のバースト
アドレス発生器からのアドレス信号に従って、各クロッ
クサイクルごとにメモリセルを選択し、プリアンプ6a
へ与え、プリアンプ6aからは順次選択メモリセルのデ
ータが増幅されて出力バッファ6bへ与えられる。
【0024】クロックサイクル♯4において外部クロッ
ク信号extCLKの立上がりエッジで外部マスク指示
信号extDQMをHレベルの活性状態へ駆動する。応
じてDQMバッファ14(図14参照)からのマスク指
示信号DQMINがHレベルの活性状態となり、マスク
制御回路15からの内部マスク指示信号DQMOTが1
クロックサイクル期間遅れて、クロックサイクル♯5に
おいて活性状態となる。出力制御回路11cは、この内
部マスク指示信号DQMOTの活性化に従って出力許可
信号OEMDをLレベルの非活性状態とする。これによ
り、クロックサイクル♯5において、出力バッファ6b
は出力ハイインピーダンス状態となり、データの出力が
停止される。
【0025】外部マスク指示信号extDQMはクロッ
クサイクル♯4においてのみ活性状態であるため、次の
クロックサイクル♯6においては、マスク制御回路15
からの内部マスク指示信号DQMOTは再びLレベルの
非活性状態となり、出力許可信号OEMDは、データ出
力活性化信号OEMが活性状態になるため再び活性状態
となり、出力バッファ6bがプリアンプ6aから与えら
れたデータを出力する。バースト長が4であるため、読
出制御回路11aからのデータ出力指示信号は4クロッ
クサイクル期間のみ活性状態に駆動されている。したが
って、このレイテンシシフタ11bからのデータ出力活
性化信号OEMも4クロックサイクル期間活性状態にあ
り、クロックサイクル♯7においてLレベルの非活性状
態となり、応じて出力許可信号OEMDもLレベルの非
活性状態となる。
【0026】必要なデータの読出が完了すると、クロッ
クサイクル♯8においてロウアドレスストローブ信号/
RASおよびライトイネーブル信号/WEをLレベルに
設定しかつコラムアドレスストローブ信号/CASをH
レベルに設定してプリチャージコマンドを与え、メモリ
セルアレイ1のプリチャージを指定する。これにより、
行系制御回路9は、列系クロック活性化信号ENAを非
活性状態へ駆動するとともに、行選択回路3およびセン
スアンプ(図13参照)を非活性状態へ駆動し、メモリ
セルアレイ1をプリチャージ状態に復帰させる。
【0027】上述のように、列系制御回路10および入
出力制御回路11は、アクティブコマンドが与えられ、
メモリセルアレイが活性状態となった後に動作する(ワ
ード線が選択されてからメモリセルへのデータの書込/
読出が行なわれるためである)。したがって、これらの
列系制御回路10および入出力制御回路11へは、メモ
リセルアレイ1が活性化されて、列系回路(列選択回路
4および入出力回路6)が動作する可能性のある期間の
み列系内部クロック信号CLKDを発生して与え、これ
らの回路部の消費電流を低減する。
【0028】また外部マスク指示信号extDQMが与
えられてから、2クロックサイクル後の出力データにマ
スクがかけられる。外部クロック信号extCLKが高
速の場合においても、内部で十分余裕をもって確実に読
出データに対しマスクをかけることができる。このマス
ク指示信号extDQMを用いることにより、外部のプ
ロセサは、処理に必要なデータのみを読出すことがで
き、プロセサ内部で、不要データの分類を行なう必要が
なく、処理操作が簡略化される。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】図16(A)は、図1
3および図14に示すDQMバッファ14の構成の一例
を示す図である。図16(A)において、DQMバッフ
ァ14は、内部クロック信号CLKの反転クロック信号
/CLKがHレベルのとき導通し、外部からのマスク指
示信号extDQMを通過させるnチャネルMOSトラ
ンジスタで構成されるトランスファゲート14aと、ト
ランスファゲート14aからのマスク指示信号を受ける
2段の縦続接続されるインバータ14bおよび14c
と、インバータ14bとラッチ回路を構成するインバー
タ14dと、内部クロック信号CLKとインバータ14
cの出力信号を受けてマスク指示信号DQMINを出力
するAND回路14eを含む。インバータ14dは、イ
ンバータ14bの出力信号を反転してインバータ14b
の入力部へ伝達する。
【0030】次に、この図16(A)に示すDQMバッ
ファ14の動作を図16(B)に示すタイミングチャー
ト図を参照して説明する。
【0031】トランスファゲート14aは内部クロック
信号CLKがLレベルのときに導通し、外部からのマス
ク指示信号extDQMを通過させる。一方、このトラ
ンスファゲート14aは、内部クロック信号CLKがH
レベルのときには非導通状態となり、内部クロック信号
CLKがLレベルのときに与えられた外部マスク指示信
号extDQMは、インバータ14bおよび14dによ
りラッチされる。
【0032】今、クロックサイクル♯aにおいて、外部
マスク指示信号extDQMがHレベルに設定される
と、この内部クロック信号CLKがLレベルのときにト
ランスファゲート14aが導通し、このHレベルの外部
マスク指示信号extDQMがインバータ14bに伝達
されてインバータ14bおよび14dによりラッチされ
る。この状態においては、内部クロック信号CLKはL
レベルであり、マスク指示信号DQMINはLレベルで
ある。内部クロック信号CLKがHレベルに立上がる
と、トランスファゲート14aが非導通状態となり、こ
のHレベルの外部マスク指示信号がインバータ14bお
よび14dによりラッチされる。AND回路14eが、
内部クロック信号CLKの立上がりに同期して能動化さ
れ、インバータ14cから与えられたHレベルの信号に
従って、その出力信号であるマスク指示信号DQMIN
をHレベルに立上げる。内部クロック信号CLKがLレ
ベルに立下がると、このAND回路14eからのマスク
指示信号はLレベルに低下する。
【0033】これにより、内部クロック信号CLKに同
期して、外部マスク指示信号extDQMを取込み、ま
たラッチして、この内部クロック信号CLKに同期して
マスク指示信号DQMINを発生することができる。
【0034】図17(A)は、図13および図14に示
すマスク制御回路15の構成の一例を示す図である。図
17(A)に示すように、このマスク制御回路15は、
各々が内部クロック信号CLKの半クロックサイクルず
つ与えられた信号を遅延して出力する3段の縦続接続さ
れるシフト回路15a、15b、および15cを含む。
シフト回路15cはシフト回路15aと同じ構成を有し
ており、図17(A)において、シフト回路15cをブ
ロックでのみ示す。このシフト回路15cから内部マス
ク指示信号DQMOTが出力される。
【0035】シフト回路15aは、マスク指示信号DQ
MINと内部クロック信号CLKを受けるNAND回路
15aaと、インバータ15eを介して与えられるマス
ク指示信号DQMINと内部クロック信号CLKを受け
るNAND回路15abと、NAND回路15aaの出
力信号を一方入力に受けるNAND回路15acと、N
AND回路15abの出力信号を一方入力に受けるNA
ND回路15adを含む。NAND回路15adの出力
信号はNAND回路15acの他方入力へ与えられ、N
AND回路15acの出力信号DQMOは、NAND回
路15adの他方入力に与えられる。NAND回路15
aaおよび15abは内部クロック信号CLKがHレベ
ルのときに導通する転送ゲートの機能を有し、NAND
回路15acおよび15adが与えられたデータ信号を
ラッチするラッチ回路を構成する。
【0036】シフト回路15bは、内部クロック信号/
CLKとNAND回路15acの出力信号を受けるNA
ND回路15baと、内部クロック信号/CLKとNA
ND回路15adの出力信号を受けるNAND回路15
bbと、NAND回路15baの出力信号を一方入力に
受けるNAND回路15bcと、NAND回路15bb
の出力信号を一方入力に受けるNAND回路15bbを
含む。NAND回路15bbの出力信号はNAND回路
15bcの他方入力に与えられ、NAND回路15bc
の出力信号はNAND回路15bdの他方入力に与えら
れる。このシフト回路15bにおいても、NAND回路
15baおよび15bbが内部クロック信号/CLKに
従って動作する転送ゲートの機能を有し、NAND回路
15bcおよび15bdが与えられた信号をラッチする
ラッチ回路を構成する。次に、この図17(A)に示す
マスク制御回路の動作を図17(B)に示すタイミング
チャート図を参照して説明する。
【0037】クロックサイクル♯0において、マスク指
示信号DQMINはLレベルにある。内部クロック信号
CLKがHレベルのとき、シフト回路15aにおいて
は、NAND回路15aaおよび15abがインバータ
として動作し、NAND回路15adの出力信号がHレ
ベルとなり、応じてNAND回路15acからの信号D
QMOがLレベルとなる。シフト回路15bにおいて
は、内部クロック信号/CLKがLレベルにあり、NA
ND回路15baおよび15bbの出力信号はシフト回
路15aの出力信号にかかわらず、Hレベルである。し
たがってこのシフト回路15bの出力信号DQM1の状
態は変化せず、初期状態のLレベルを維持する。同様、
シフト回路15cは、このシフト回路15bの出力信号
DQM1を取込んでおり、内部クロック信号CLKがH
レベルのとき、この内部マスク指示信号DQMOTはL
レベルにある。
【0038】内部クロック信号CLKがLレベルに立下
がると、シフト回路15aのNAND回路15aaおよ
び15abはその出力信号がHレベルに固定され、シフ
ト回路15aはラッチ状態となる。シフト回路15b
が、内部クロック信号/CLKがHレベルとなると、シ
フト回路15aの出力信号DQMOを取込み、その出力
信号DQM1が同様、Lレベルに固定される。シフト回
路15cは、シフト回路15aと同様、ラッチ状態にあ
る。
【0039】クロックサイクル♯1において、マスク指
示信号DQMINがHレベルに立上がる。内部クロック
信号CLKがHレベルとなると、シフト回路15aにお
いて、このNAND回路15aaおよび15abがイン
バータとして動作し、NAND回路15aaの出力信号
がLレベルとなり、応じてNAND回路15acからの
信号DQMOがHレベルとなる。シフト回路15bは、
ラッチ状態にあり、その出力信号DQM1の状態は変化
せず、シフト回路15cは、この信号DQM1を取込
み、Lレベルの内部マスク指示信号DQMOTを出力す
る。
【0040】内部クロック信号CLKがLレベルに立下
がると、シフト回路15aがラッチ状態となり、信号D
QMOはHレベルに保持される。シフト回路15bにお
いて、NAND回路15baおよび15bbがインバー
タして動作し、この信号DQMOに従って出力信号DQ
M1がHレベルに立上がる。シフト回路15cはラッチ
状態にあるため、内部マスク指示信号DQMOTはLレ
ベルを維持する。
【0041】クロックサイクル♯2において、内部クロ
ック信号CLKが再びHレベルに立上がると、シフト回
路15aがLレベルのマスク指示信号DQMINを取込
み、その出力信号DQMOがLレベルに立下がる。シフ
ト回路15bは、ラッチ状態にあり、その出力信号DQ
M1はHレベルを保持する。シフト回路15cがこのH
レベルの信号DQM1を取込み、その出力信号である内
部マスク指示信号DQMOTをHレベルに立上げる。
【0042】クロックサイクル♯2において、内部クロ
ック信号CLKがLレベルに立下がると、シフト回路1
5aおよび15cがラッチ状態となり、一方、シフト回
路15bがその信号DQMOを取込み、その出力信号D
QM1をLレベルに立下げる。クロックサイクル♯3に
おいて、内部クロック信号CLKがHレベルに立上がる
と、シフト回路15cがこのシフト回路15bからのL
レベルの信号DQM1を取込み、その内部マスク指示信
号DQMOTをLレベルに駆動する。このサイクルにお
いて、マスク指示信号DQMINはLレベルであり、信
号DQMOおよびDQM1はLレベルを維持する。クロ
ックサイクル♯4においても同様である。
【0043】マスク制御回路15のマスク動作は列系回
路の動作に関係しており、消費電力の観点からは不必要
なときには、その動作を停止させるのが好ましい。しか
しながら、列系内部クロック信号CLKDに従ってマス
ク制御回路15を動作させると、以下のような問題が生
じる。
【0044】今、図18に示すように、CASレイテン
シが1であり、アクティブコマンドとリードコマンドの
間の間隔が1クロックサイクル期間あいていればよいす
なわち標準DRAMにおけるRAS−CASプリチャー
ジ時間が1クロックサイクル期間である同期型半導体記
憶装置を考える。マスク制御回路15へは内部クロック
信号CLKに代えて列系内部クロック信号CLKDを与
える。クロックサイクル♯1においてアクティブコマン
ドを与えると、列系クロック活性化信号ENAがこのク
ロックサイクル♯1において活性状態となり、クロック
サイクル♯2から列系内部クロック信号CLKDが発生
される。
【0045】クロックサイクル♯3においてリードコマ
ンドを与えると、有効データがクロックサイクル♯4か
ら出力される。クロックサイクル♯4において、外部マ
スク指示信号extDQMを活性状態に設定すると、2
クロックサイクル後のクロックサイクル♯6におけるデ
ータの読出に対しマスクがかけられる。したがって、デ
ータ“2”の読出が行なわれない。4つのデータを読出
した後、クロックサイクル♯8において再び外部マスク
指示信号extDQMをHレベルに設定する。このクロ
ックサイクル♯8において、列選択およびデータ入出力
に関連する列系回路の動作がすべて完了するため、クロ
ック活性化信号ENAが非活性状態に駆動される。した
がって、このクロックサイクル♯8において列系内部ク
ロック信号CKDがHレベルに立上がり、信号DQMO
およびDQM1がHレベルとなると、以降のクロックサ
イクルにおいて、列系内部クロック信号CLKDはLレ
ベルを維持し、シフト回路15a、15cがラッチ状態
となり、この信号DQMOおよびDQM1がHレベルを
維持し、内部マスク指示信号DQMOTはLレベルを維
持する。
【0046】クロックサイクル♯10において再びアク
ティブコマンドを与え、列系クロック活性化信号ENA
を活性状態とし、クロックサイクル♯11においてリー
ドコマンドを与える。このクロックサイクル♯10にお
いて、まだ列系内部クロック信号CLKDは発生されて
いないためLレベルである。この状態においては、信号
DQMOおよびDQM1はHレベルを維持し、また内部
マスク指示信号DQMOTもLレベルを維持している。
【0047】クロックサイクル♯11において列系内部
クロック信号CLKDが発生されると、信号DQMOが
Lレベルに立下がり、次いで、この列系内部クロック信
号CLKDの立下がりに応答して、信号DQM1がLレ
ベルに立下がる。一方、列系内部クロック信号CLKD
が発生されてHレベルとなると、図17(A)に示すシ
フト回路15cがHレベルの信号の信号DQM1を取込
むため、内部マスク指示信号DQMOTがHレベルとな
り、クロックサイクル♯12においてこの内部マスク指
示信号DQMOTがLレベルに低下する。したがって、
クロックサイクル♯11においてデータ出力活性化信号
OEMがHレベルに活性化されても、出力許可信号OE
MDはLレベルを維持し、クロックサイクル♯12にお
いて初めて出力許可信号OEMDがHレベルとなる。し
たがって、クロックサイクル♯11においてリードコマ
ンドを与えてCASレイテンシ1でデータの読出を行な
っても、マスクをかけるつもりがないのに、最初のデー
タに対しマスクがかかり、最初のデータ(“0”)の読
出が行なわれず、クロックサイクル♯13から残りのデ
ータの読出が行なわれる。
【0048】同期型半導体記憶装置のCASレイテンシ
は、ユーザが設定可能であり、使用するシステムに応じ
て適当な値に設定される。また、リードコマンドも、標
準DRAMにおけるRAS−CAS遅延時間が満たされ
れば、適当なタイミングで印加することができる。マス
ク指示信号が活性状態となって読出データにマスクをか
けるタイミングは、ユーザがその処理内容に応じて適当
なタイミングで設定するため、予め予測することができ
ない。これらの条件を満たすために、このマスク制御回
路は、列系内部クロック信号CLKDの発生停止時にそ
の動作を停止させることができず、したがって、このマ
スク制御回路のシフト動作は、常時行なう必要があり、
内部クロック信号CLKがマスク制御回路へ与えられ
る。しかしながら、この読出データに対しマスクをかけ
る動作は、データ入出力に関連する部分の回路のみに影
響を及ぼす。したがって、このマスク制御回路を、列系
クロック信号に従って動作させ、不要なときにその動作
を停止させることができれば、消費電流を大幅に低減す
ることができる。
【0049】ここで、データ読出完了後において、外部
のマスク指示信号extDQMを活性状態としているの
は、ある処理システムにおいて、必要なデータを読出す
ときのみ外部のマスク指示信号extDQMを非活性状
態とし、それ以外は、この外部マスク指示信号extD
QMをすべて活性状態とするように、このマスク指示信
号extDQMを制御することが考えられるからであ
る。すなわち、必要なデータ読出時においてのみ外部マ
スク指示信号extDQMを非活性状態とし、データ読
出が不要なときには外部マスク指示信号extDQMを
活性状態としデータ読出動作を禁止する。このような制
御信号を用いた場合、明らかに、この列系内部クロック
信号CLKDの発生が停止されている間、外部のマスク
指示信号extDQMはHレベルの活性状態に保持され
ることになり、図18に示す動作が実現され、正確なデ
ータの読出を行なうことができなくなる。
【0050】また、一般に、シフト回路を用いる場合、
このシフト動作が必要なときのみクロック信号を与えて
シフト回路を動作させることにより、このシフト回路に
おける消費電力を低減することができる。しかしなが
ら、このようなシフト回路においても、その出力信号に
対する演算が行なわれるかまたはその出力信号に従って
予め定められた制御が行なわれる場合、クロック信号停
止時において、その内部状態がクロック停止時の状態に
保持される場合、シフト動作が必要となって、クロック
信号が印加された場合、停止時のラッチされた信号が出
力されるため、正確な出力信号を生成することができな
くなるという問題が生じる。
【0051】それゆえ、この発明の目的は、クロック信
号を停止させても、正確な出力信号をクロック信号再印
加時において出力することのできるクロックシフト回路
を提供することである。
【0052】この発明の他の目的は、消費電力低減のた
めにクロック信号印加を必要なときのみ行なうように構
成しても正確に動作するクロックシフト回路装置を提供
することである。
【0053】この発明のさらに他の目的は、出力データ
にマスクをかける回路部分の消費電流を低減することの
できる同期型半導体記憶装置を提供することである。
【0054】この発明のさらに他の目的は、必要なとき
のみ動作させても、誤動作することのない出力データマ
スク制御回路を備える同期型半導体記憶装置を提供する
ことである。
【0055】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る同期型半
導体記憶装置は、データ読出指示に応答して、選択メモ
リセルのデータを内部クロック信号に同期して読出して
装置外部へ出力する読出/出力手段と、この読出/出力
手段のデータ出力に対しマスクをかけるマスク指示を受
け、内部クロック信号に同期してシフト動作を通して内
部マスク指示を発生する内部マスク発生手段と、クロッ
ク活性化信号に応答して、クロック信号に同期した内部
クロック信号を発生して読出/出力手段および内部マス
ク発生手段へ与える内部クロック発生手段と、内部マス
ク指示の活性化に応答して読出/出力手段からの装置外
部へのデータ出力を停止させるマスク手段と、クロック
活性化信号の非活性化に応答して内部マスク発生手段を
リセットするリセット手段を備える。
【0056】請求項2に係る同期型半導体記憶装置は、
クロック活性化信号の活性化に応答してクロック信号に
同期した内部クロック信号を発生するクロック発生手段
と、クロック信号に同期して与えられるデータ読出指示
に応答して、出力許可信号を所定期間活性状態へ駆動す
るリード活性化手段と、出力許可信号の活性化時クロッ
ク信号に同期して与えられた内部読出データを装置外部
へ出力する出力手段と、この出力手段からのデータ出力
に対してマスクをかけるマスク指示を受け、内部クロッ
ク信号に同期して内部マスク指示を発生する内部マスク
発生手段と、この内部マスク指示の活性化に応答して出
力許可信号を非活性化する手段と、クロック活性化信号
の非活性化に応答して内部マスク発生手段をその出力が
非活性状態となる初期状態にリセットするリセット手段
を備える。
【0057】請求項3に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項1の内部マスク発生手段が、内部クロック信号に
同期して内部マスク指示を取込んで内部マスク指示を発
生する手段を含む。
【0058】請求項4に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項3の内部マスク発生手段が、内部クロック信号に
同期して取込んだマスク指示を内部クロック信号の所定
サイクル期間シフトして内部マスク指示を発生するシフ
ト手段を含む。
【0059】請求項5に係る同期型半導体記憶装置は、
請求項4のリセット手段が、シフト手段の各シフト段の
出力をリセットする手段を含む。請求項6に係るクロッ
クシフト回路装置は、クロック活性化信号に応答してク
ロック信号を発生するクロック発生手段と、クロック発
生手段からのクロック信号に同期して、与えられた信号
を取込みかつシフトして出力するシフト手段と、このシ
フト手段から出力される信号に従って所定の処理を行な
う処理手段と、クロック活性化信号の非活性化に応答し
てこのシフト手段を初期状態にリセットするリセット手
段を備える。
【0060】請求項7に係るクロックシフト回路は、ク
ロック活性化信号の活性化時発生されるクロック信号に
同期してシフト動作を行なうものであり、このクロック
信号に同期して、与えられた信号を取込みかつシフトし
て出力するシフト手段と、クロック活性化信号の非活性
化に応答してシフト手段を初期状態にリセットするリセ
ット手段を備える。
【0061】内部クロック信号が与えられたときにシフ
ト動作を行なう内部マスク発生手段またはシフト手段
を、そこに与えられるクロック信号の非発生時にリセッ
トするように構成しているため、クロック信号印加時に
おいて内部マスク発生手段またはシフト手段の内部状態
は、初期状態にあり、クロック信号再印加時与えられた
データを取込み、所望のタイミングで必要なデータを正
確に出力することができ、誤動作を防止することができ
る。また、これらの回路を、必要な時のみ動作させるこ
とができ、この回路部分の消費電流を低減することがで
きる。
【0062】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1に従
う同期型半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図
である。図1において、この発明の実施の形態1に従う
同期型半導体記憶装置は、従来と同様、メモリセルアレ
イ1、アドレスバッファ2、行選択回路3、列選択回路
4、センスアンプ+IOゲートブロック5、入出力回路
6、入力バッファ回路7、コマンドデコーダ8、行系制
御回路9、列系制御回路10、および入出力制御回路1
1を含む。これらの回路の構成は、従来と同様であり、
入力バッファ回路7を介して与えられる制御信号RAS
(/RAS)、CAS(/CAS)、およびWE(/W
E)のクロック信号CLKの立上がりエッジにおける状
態に従ってコマンドデコーダ8が動作モード指示信号を
発生する。このコマンドデコーダ8からの動作モード指
示信号に従って行系制御回路9、列系制御回路10、お
よび入出力制御回路11が指示された動作を実現するの
に必要な制御信号を生成する。行系制御回路9は、クロ
ック入力バッファ12からの内部クロック信号CLKに
従って動作し、一方、列系制御回路10および入出力制
御回路11は、クロック発生回路13からの列系内部ク
ロック信号CLKDに従って動作する。
【0063】クロック発生回路13は、クロック制御回
路20からの列系クロック活性化信号ENAの活性化時
クロック入力バッファ12から与えられる内部クロック
信号CLKに従って列系内部クロック信号CLKDを生
成する。クロック制御回路20は、行系制御回路9から
のアレイ活性化信号ACTと入出力制御回路11からの
データ出力活性化信号OEMの活性化時、列系クロック
活性化信号ENAを活性状態へ駆動する。入出力制御回
路11は、行系制御回路9がプリチャージコマンドによ
りメモリセルアレイ1を非活性状態へ駆動する場合にお
いても、CASレイテンシに従ってデータの出力を行な
う。このアレイ非活性時においても、残りのバースト長
データを確実に出力するために、クロック制御回路20
へ、データ出力活性化信号OEMが与えられる。
【0064】この発明の特徴として、DQMバッファ1
4からのマスク指示信号DQMINから内部マスク指示
信号DQMOTを生成するマスク制御回路25は、クロ
ック制御回路20からの列系クロック活性化信号ENA
の活性化時のみ、マスク指示信号DQMINに従って内
部マスク指示信号DQMOTを生成する。列系クロック
活性化信号ENAの非活性化時、マスク制御回路25
は、その内部ノードがすべて初期状態にリセットされ、
応じて内部マスク指示信号DQMOTも非活性状態に保
持される。これにより、列系内部クロック信号CLKD
が再び与えられる場合においても、マスク制御回路25
は、その初期状態から動作を開始し、正確にマスク指示
信号DQMINに従って内部マスク指示信号DQMOT
を生成することができ、読出データに対する誤ったマス
クがかかるのを防止することができる。
【0065】図2は、図1に示すコマンドデコーダ8お
よび行系制御回路9の構成を概略的に示す図である。図
2において、コマンドデコーダ8は、アクティブコマン
ドが与えられたことを検出するためのアクティブコマン
ドデコーダ8bと、プリチャージコマンドが与えられた
ことを検出するためのプリチャージコマンドデコーダ8
cを含む。アクティブコマンドデコーダ8bはロウアド
レスストローブ信号/RASがLレベルにありかつコラ
ムアドレスストローブ信号/CASおよびライトイネー
ブル信号/WEがHレベルのときにアレイ活性化指示信
号φaを活性状態へ駆動する。プリチャージコマンドデ
コーダ8cは、ロウアドレスストローブ信号/RASお
よびライトイネーブル信号/WEが共にLレベルにあり
かつコラムアドレスストローブ信号/CASがHレベル
のときにプリチャージ指示信号φpを活性状態へ駆動す
る。
【0066】行系制御回路9は、このアレイ活性化指示
信号φaの活性化に応答してセットされかつプリチャー
ジ指示信号φpの活性化に応答してリセットされるセッ
ト/リセットフリップフロップ9aを含む。このセット
/リセットフリップフロップ9aから行選択動作を活性
化するアレイ活性化信号ACTが出力される。
【0067】すなわち、図3に示すように、クロックサ
イクル♯aにおいて、ロウアドレスストローブ信号/R
ASをLレベルに設定しかつコラムアドレスストローブ
信号/CASおよびライトイネーブル信号/WEをHレ
ベルに設定してアクティブコマンドを与えると、アクテ
ィブコマンドデコーダ8bからのアレイ活性化指示信号
φaが所定期間Hレベルの活性状態となり、セット/リ
セットフリップフロップ9aがセットされて、アレイ活
性化信号ACTがHレベルの活性状態となる。このアレ
イ活性化信号ACTは、標準DRAMにおける内部ロウ
アドレスストローブ信号に対応し、このアレイ活性化信
号ACTの活性化に従ってアドレスバッファ2が与えら
れたアドレスをラッチして内部ロウアドレスストローブ
信号Xを生成し、次いで行選択回路3が行選択動作を行
ない、次いでセンスアンプがセンス動作を行なう。ま
た、このアレイ活性化信号ACTに従ってメモリセルア
レイ1におけるビット線のプリチャージ/イコライズ動
作が停止する。
【0068】クロックサイクル♯bにおいて、ロウアド
レスストローブ信号/RASおよびライトイネーブル信
号/WEをLレベルに設定しかつコラムアドレスストロ
ーブ信号/CASをHレベルに設定すると、プリチャー
ジコマンドが与えられ、プリチャージコマンドデコーダ
8cからのプリチャージ指示信号φpが所定期間Hレベ
ルの活性状態となる。応じて、セット/リセットフリッ
プフロップ9aがリセットされ、アレイ活性化信号AC
TがLレベルの非活性状態となる。このアレイ活性化信
号ACTの非活性化に応答して、行選択回路3およびセ
ンスアンプが非活性状態へ駆動され、また図示しないビ
ット線プリチャージ/イコライズ回路が活性化されてメ
モリセルアレイ1の各列の所定電位レベルへのプリチャ
ージが行なわれる。
【0069】図4(A)は、図1に示すクロック制御回
路20の構成の一例を示す図である。図4(A)におい
て、クロック制御回路20は、アレイ活性化信号ACT
とデータ出力活性化信号OEMを受けるOR回路20a
と、内部クロック信号/CLKがHレベルのときに導通
し、OR回路20aの出力信号を通過させるnチャネル
MOSトランジスタで構成されるトランスファゲート2
0bと、トランスファゲート20bからの信号を反転す
るインバータ20cと、インバータ20cの出力信号を
反転して列系クロック活性化信号ENAを出力するイン
バータ20dと、インバータ20cの出力信号を反転し
てインバータ20cの入力部へ伝達するインバータ20
eを含む。インバータ20cおよび20eはインバータ
ラッチを構成する。転送ゲート20bならびにインバー
タ20c、20dおよび20eは、OR回路20aの出
力信号を内部クロック信号CLKの半サイクル期間遅延
して列系クロック活性化信号ENAを出力する。次に、
この図4(A)に示すクロック制御回路20の動作を図
4(B)に示すタイムチャート図を参照して説明する。
ここで、図4(B)においては、CASレイテンシが2
でありかつバースト長が4の場合のデータ読出時の動作
波形が示される。
【0070】クロックサイクル♯1においてアクティブ
コマンドが与えられ、アレイ活性化指示信号φaが所定
期間Hレベルとなり、応じてアレイ活性化信号ACTが
Hレベルとなる。トランスファゲート20bが、このク
ロックサイクル♯1における内部クロック信号CLKの
立下がりに同期して導通し、OR回路20aの出力信号
を通過させる。したがってこのクロックサイクル♯1に
おいて、内部クロック信号CLKの立下がりに同期し
て、列系クロック活性化信号ENAがHレベルの活性状
態となる。
【0071】クロックサイクル♯2においてリードコマ
ンドが与えられ、データ読出動作指示信号φrが所定期
間Hレベルとなる。このリードコマンドに従って内部で
図1に示す列選択回路4による列選択動作が開始され
る。一方、CASレイテンシが2であるため、次のクロ
ックサイクル♯3においてデータ出力活性化信号OEM
がHレベルの活性状態となる。このデータ出力活性化信
号OEMは、バースト長期間、すなわち4クロックサイ
クル期間Hレベルを維持する。
【0072】クロックサイクル♯2において選択列上の
メモリセルデータが入出力回路(図1参照)へ伝達され
る。クロックサイクル♯3においてデータ出力活性化信
号OEMがHレベルの活性状態となり、出力回路がイネ
ーブルされ、列選択回路により選択されたデータが出力
データQ0として出力される。クロックサイクル♯3、
♯4および♯5においてそれぞれ列選択動作が行なわ
れ、選択メモリセルのデータの出力バッファへの転送が
行なわれる。この列選択動作はクロックサイクル♯6に
おいて完了する。
【0073】このクロックサイクル♯6においてプリチ
ャージコマンドを与え、プリチャージ指示信号φpが所
定期間Hレベルとなると、アレイ活性化信号ACTがL
レベルの非活性状態となる。このアレイ活性化信号AC
Tがクロックサイクル♯6において非活性状態へ駆動さ
れても、列選択回路による列選択動作は完了しており、
このクロックサイクル♯6においては、バースト長デー
タの最後のデータの出力バッファへの転送が行なわれ
る。したがって正確に、バーストデータがすべて読出さ
れる。
【0074】データ出力活性化信号OEMは、バースト
長期間Hレベルを保持するため、クロックサイクル♯7
においてLレベルに立下がる。トランスファゲート20
bは、このクロックサイクル♯7の内部クロック信号C
LKの立下がりに同期して導通し、OR回路20aから
のLレベルの信号を通過させる。これにより、列系クロ
ック活性化信号ENAがクロックサイクル♯7において
Lレベルの非活性状態となり、列系クロック信号の入出
力制御回路11および列系制御回路10への伝達が停止
し、これらの回路の動作が停止する。
【0075】上述のように、アレイ活性化信号ACTと
データ出力活性化信号OEM両者に従って列系クロック
活性化信号ENAを生成することにより、列系回路が動
作する可能性のある期間、確実に列系クロック信号をこ
れらの列系回路制御部へ与えてメモリセルの選択および
選択メモリセルデータの転送および出力を行なうことが
できる。
【0076】ここで、列系クロック活性化信号ENAの
発生のために、内部クロック信号CLKの反転信号を用
いているのは、最終バースト長データがクロックサイク
ル♯7において出力された場合、確実に、このクロック
サイクル♯7において、データ出力が完了した時点で、
列系クロックの伝達を停止するためである。アクティブ
コマンドが与えられたクロックサイクル♯1において、
この内部クロック信号CLKの立下がりに同期して、列
系クロック活性化信号ENAを活性化しても、このクロ
ックサイクル♯1においては、列系回路は動作せず、行
系回路のみが動作するため、次のクロックサイクル♯2
からの列系回路の動作に備えて、列系クロック信号を与
えることができ、内部クロック信号CLKが不完全な形
で伝達されて列系クロック信号が生成されるのを防止す
ることができる。
【0077】図5(A)は、図1に示すクロック発生回
路13の構成の一例を示す図である。図5(A)におい
て、クロック発生回路13は、列系クロック活性化信号
ENAと内部クロック信号CLKを受けるNAND回路
13aと、NAND回路13aの出力信号を受けて列系
内部クロック信号CLKDを出力するインバータ13b
と、インバータ13bの出力信号を受けて補の列系内部
クロック信号/CLKDを出力するインバータ13cを
含む。次に、この図5(A)に示すクロック発生回路1
3の動作を図5(B)に示すタイミングチャート図を参
照して説明する。
【0078】列系クロック活性化信号ENAがLレベル
のとき、NAND回路13aの出力信号はLレベルに固
定されており、列系内部クロック信号CLKDがLレベ
ル、補の列系内部クロック信号/CLKDがHレベルに
固定される。
【0079】列系クロック活性化信号ENAがHレベル
となると、NAND回路13aがインバータとして動作
し、内部クロック信号CLKに従って列系内部クロック
信号CLKDおよび/CLKDが生成される。この図5
(A)に示すクロック発生回路の構成において、列系ク
ロック活性化信号ENAは内部クロック信号CLKの立
下がりに同期して活性/非活性化される。したがって、
列系内部クロック信号CLKDおよび/CLKDは、こ
の列系クロック活性化信号ENAが活性状態となった次
のクロックサイクルから発生され、かつ列系クロック活
性化信号ENAが非活性化されるとそのクロックサイク
ルにおいては列系クロック信号CLKDおよび/CLK
Dは発生され、次のクロックサイクルからの列系クロッ
ク信号CLKDおよび/CLKDの発生が停止される。
【0080】図6は、図1に示すマスク制御回路25の
構成を概略的に示す図である。図6において、このマス
ク制御回路25は、3段の縦続接続されるシフト回路2
5a、25bおよび25cを含む。これらのシフト回路
25a〜25cへは、列系内部クロック信号CLKDが
与えられる。シフト回路25aは、列系内部クロック信
号CLKDに従ってマスク指示信号DQMINを取込み
かつシフトして出力する。シフト回路25bは、補の列
系内部クロック信号/CLKDに従ってシフト回路25
aの出力信号を取込みかつラッチする。シフト回路25
cは、列系内部クロック信号CLKDに従ってシフト回
路25bの出力信号を取込みかつラッチして内部マスク
指示信号DQMOTを出力する。これらのシフト回路2
5a〜25cは、それぞれ与えられた列系内部クロック
信号がHレベルのときにスルー状態となり与えられた信
号を取込みかつ出力し、かつ与えられた列系内部クロッ
ク信号がLレベルのときにラッチ状態となり、その取込
んだ信号を保持する状態となる。
【0081】マスク制御回路25は、さらに、列系クロ
ック活性化信号ENAの非活性化に応答してこれらのシ
フト回路25a〜25cの出力を非活性状態の初期状態
にリセットするリセット手段25dを含む。このリセッ
ト手段25dの具体的構成は後に説明するが、列系クロ
ック活性化信号ENAが非活性化されると、シフト回路
25a〜25cの内部ノードをすべて初期状態に設定す
る構成が用いられればよい。マスク指示信号DQMIN
が列系内部クロック信号CLKDの停止前に活性状態と
されても、列系内部クロック信号CLKDの発生が停止
されると、列系内部クロック活性化信号ENAが非活性
状態となり、リセット手段25dにより、これらのシフ
ト回路20a〜20cの内部ノードが初期状態にリセッ
トされ、したがってこの活性状態とされたマスク指示信
号DQMINは無効化される。したがってこれらのシフ
ト回路25a〜25cのシフト動作再開時において、確
実に初期状態からシフト動作を行なうことができる。
【0082】図7は、図1および図6に示すマスク制御
回路25の具体的構成の一例を示す図である。図7にお
いて、マスク制御回路25は、3段のシフト段25a、
25bおよび25cを含む。これらのシフト回路25
a、25bおよび25cが、それぞれ図6に示すリセッ
ト手段を内部に備える。シフト回路25aは、マスク指
示信号DQMINと列系内部クロック信号CLKDを受
けるNAND回路25aaと、列系内部クロック信号C
LKDとインバータ25eを介して与えられるマスク指
示信号DQMINを受けるNAND回路25abと、N
AND回路25aaの出力信号を一方入力に受けるNA
ND回路25acと、NAND回路25abの出力信号
とNAND回路25acの出力信号と列系クロック活性
化信号ENAを受ける3入力NAND回路25adを含
む。NAND回路25acは、その他方入力にNAND
回路25adの出力信号を受ける。
【0083】シフト回路25bは、NAND回路25a
cの出力信号と補の列系内部クロック信号/CLKDを
受けるNAND回路25baと補の列系内部クロック信
号/CLKDとNAND回路25adの出力信号を受け
るNAND回路25bbと、NAND回路25baの出
力信号を一方入力に受けるNAND回路25bcと、N
AND回路25bbの出力信号とNAND回路25bc
の出力信号と列系内部クロック活性化信号ENAを受け
る3入力NAND回路25bdを含む。NAND回路2
5bdの出力信号はNAND回路25bcの他方入力へ
与えられる。
【0084】シフト回路25cは、列系内部クロック信
号CLKDとNAND回路25bcの出力信号DQM1
を受けるNAND回路25caと、列系内部クロック信
号CLKDとNAND回路25bdの出力信号を受ける
NAND回路25cbと、NAND回路25caの出力
信号を一方入力に受けるNAND回路25ccと、NA
ND回路25cbの出力信号とNAND回路25ccの
出力信号と列系クロック活性化信号ENAを受けるNA
ND回路25cdを含む。NAND回路25cdの出力
信号はNAND回路25ccの他方入力へ与えられる。
NAND回路25ccから内部マスク指示信号DQMO
Tが出力される。
【0085】この図7に示すマスク制御回路25の構成
において、3入力NAND回路25ad、25bdおよ
び25cdがリセット手段として機能する。すなわち、
列系クロック活性化信号ENAが非活性状態のLレベル
のとき、これらのNAND回路25ad、25bdおよ
び25cdの出力信号がHレベルに固定される。この列
系クロック活性化信号ENAがLレベルの非活性状態の
ときには、列系内部クロック信号CLKDがLレベルに
固定され、補の列系内部クロック信号/CLKDはHレ
ベルに固定される。したがって、NAND回路25aa
の出力信号がHれとなり、応じてNAND回路25ac
はその両入力にHレベルの信号を受け、その出力信号D
QMOをLレベルに固定する。補の列系内部クロック信
号/CLKDがHレベルに固定され、NAND回路25
acの出力信号はLレベルにあり、NAND回路25b
aの出力信号がHレベルに固定される。またNAND回
路25bbは、その両入力にHレベルの信号を受け、L
レベルの信号を出力する。
【0086】NAND回路25bdは、非活性状態の列
系クロック活性化信号ENAに従ってHレベルの信号を
出力する。したがって、NAND回路25bcからの出
力信号DQM1は、Lレベルに固定される。NAND回
路25caの出力信号がHレベルに固定され、NAND
回路25cdの出力信号がHレベルに固定されるため、
内部マスク指示信号DQMOTもLレベルに固定され
る。したがって、この列系クロック活性化信号ENAが
Lレベルの非活性状態のとき、信号DQMO、DQM1
およびDQMOTはすべてLレベルに固定される。この
状態は、列系クロック活性化信号ENAがHレベルの活
性状態にあり、列系内部クロック信号CLKDおよび/
CLKDが発生されるとき、マスク指示信号DQMIN
がLレベルに設定される状態に対応する。
【0087】列系クロック活性化信号ENAの非活性化
に従って、NAND回路25ad、25bdおよび25
cdにより、これらの内部状態を、すべて初期状態に設
定することができる。したがって、マスク指示信号DQ
MINがHレベルに設定され、シフト回路25aに書込
まれた後に列系クロック信号CLKDおよび/CLKD
の発生が停止された場合においても、この取込まれたマ
スク指示信号は、NAND回路25adによりリセット
され、初期状態に復帰する。したがって、列系内部クロ
ック信号CLKDの再印加時においても、初期状態から
このマスク制御回路25が動作し、マスク制御回路を列
系内部クロック信号に従って動作させ、必要なときのみ
動作させることにより誤動作を伴うことなく、消費電流
を低減することができる。
【0088】図8は、図1に示す入出力制御回路11に
含まれる出力制御回路の構成を示す図である。この出力
制御回路は、図14に示す従来の回路構成に対応する。
図8において、出力制御回路は、内部マスク指示信号D
QMOTを反転するインバータ11caと、インバータ
11caの出力信号とデータ出力活性化信号OEMとを
受けるNAND回路11cbと、NAND回路11cb
の出力信号を反転して出力許可信号OEMDを出力する
インバータ11ccを含む。この図8に示す出力制御回
路の構成において、出力許可信号OEMDは、内部マス
ク指示信号DQMOTがLレベルにありかつデータ出力
活性化信号OEMがHレベルのときにHレベルの活性状
態とされてデータ出力を許可する。
【0089】図9は、図1に示す入出力回路6に含まれ
る出力バッファの構成を示す図である。図9に示す出力
バッファは、図14に示すに出力バッファ6bに対応す
る。図9において、出力バッファ6bは、内部読出デー
タQiを受けるインバータ6baと、内部読出データQ
iと出力許可信号OEMDを受けるAND回路6bb
と、出力許可信号OEMDとインバータ6baの出力信
号とを受けるAND回路6bcと、電源ノードと出力ノ
ードの間に接続されかつそのゲートにAND回路6bb
の出力信号を受けるnチャネルMOSトランジスタ6b
dと、出力ノード(DQ)と接地ノードの間に接続され
かつそのゲートにAND回路6bcの出力信号を受ける
nチャネルMOSトランジスタ6bbを含む。
【0090】出力許可信号OEMDがLレベルのときに
は、AND回路6bbおよび6bcの出力信号はLレベ
ルであり、MOSトランジスタ6bdおよび6beがオ
フ状態となり、出力ノードDQはハイインピーダンス状
態となる。一方、この出力許可信号OEMDがHレベル
となると、AND回路6bbおよび6bcがバッファと
して作用する。内部読出データQiがHレベルのときに
は、AND回路6bbの出力信号がHレベルとなりかつ
AND回路6cの出力信号がLレベルとなり、MOSト
ランジスタ6bdがオン状態となり、データ出力ノード
DQへは、Hレベルの信号が伝達される。一方、内部読
出データQiがLレベルのときには、AND回路6bc
の出力信号がHレベル、AND回路6bbの出力信号が
Lレベルとなり、MOSトランジスタ6beがオン状態
となり、データ出力ノードDQは接地電位レベルに放電
され、Lレベルのデータが出力される。
【0091】このデータ読出時においてマスクがかけら
れた場合、出力許可信号OEMDがLレベルとなり、M
OSトランジスタ6bdおよび6beがオフ状態とな
り、この出力バッファ6bは出力ハイインピーダンス状
態となる。次に、この図7から図9のデータデータ出力
部の動作を図10に示すタイミングチャート図を参照し
て説明する。ここで、図10においては、CASレイテ
ンシが1でありかつバースト長が4の場合のデータ読出
動作シーケンスが一例として示される。
【0092】クロックサイクル♯1においてアクティブ
コマンドを与えると、列系クロック活性化信号ENAが
クロックサイクル♯1においてHレベルの活性状態とな
り、列系内部クロック信号CLKDがクロックサイクル
♯2から発生される。これにより、図7に示すマスク制
御回路25がシフト動作を行なう。マスク指示信号DQ
MINはLレベルであり、マスク制御回路25からの信
号DQMO、DQM1およびDQMOTはすべてLレベ
ルにある。
【0093】クロックサイクル♯3においてリードコマ
ンドを与えると、内部で列選択動作が行なわれ、クロッ
クサイクル♯4および5においてデータが読出される。
クロックサイクル♯4において外部マスク指示信号ex
tDQMをHレベルの活性状態に設定すると、マスク指
示信号DQMINが所定期間Hレベルとなる。応じて図
7に示すマスク制御回路25において、初段のシフト回
路25aがこのHレベルマスク指示信号DQMINを取
込み、信号DQMOがHレベルとなる。このクロックサ
イクル♯4における内部クロック信号CLK2の立下が
りに応答してシフト回路25bが信号DQMOを取込
み、その出力信号DQM1がHレベルに立上がる。デー
タ出力活性化信号OEMは、CASレイテンシが1であ
るため、このリードコマンドが与えられたクロックサイ
クル♯3においてHレベルに立上がっている。
【0094】次いで、クロックサイクル♯5において、
列系内部クロック信号CLKDの立上がりに応答してシ
フト回路25cが信号DQM1を取込み、応じて内部マ
スク指示信号DQMOTが1クロックサイクル期間Hレ
ベルとなる。これにより、図8に示す出力制御回路から
の出力許可信号OEMDがLレベルに立下がり、図9に
示す出力バッファは出力ハイインピーダンス状態とな
り、データの出力が禁止される。
【0095】次いで、クロックサイクル♯6において、
内部マスク指示信号DQMOTが再びLレベルの非活性
状態となり、クロックサイクル♯7においてバースト長
データの最後のデータ(“3”)が読出される。
【0096】クロックサイクル♯8においてプリチャー
ジコマンドを与えることにより、列系クロック活性化信
号ENAがLレベルの非活性状態となる。このクロック
サイクル♯8において、不必要なデータの読出を確実に
禁止するために、外部マスク指示信号extDQMがH
レベルの活性状態に設定されると、応じてマスク指示信
号EQMINがHレベルとなる。図7に示すシフト回路
25aがこのHレベルのマスク指示信号DQMINを取
込み、信号DQMOをHレベルに駆動する。しかしなが
ら、列系クロック活性化信号ENAがLレベルの非活性
状態に駆動され、これらのシフト回路25a〜25c
(図7参照)がすべてリセットされ、信号DQMOが再
びLレベルとなり、このHレベルの信号DQMINの伝
達が禁止され、信号DQMO、DQM1およびDQMO
TはすべてLレベルにリセットされる。列系クロック活
性化信号ENAがLレベルの非活性状態になると、列系
内部クロック信号CLKDの発生が停止され、このマス
ク制御回路25は、その期間シフト動作が停止する。
【0097】クロックサイクル♯10において再びアク
ティブコマンドを与え、アレイ活性化を行なう。次い
で、クロックサイクル♯11においてリードコマンドを
与える。このとき、図7に示すマスク制御回路25にお
いては、すべて信号DQMO、DQM1およびDQMO
TはすべてLレベルにリセットされており、したがっ
て、クロックサイクル♯11において、データ出力活性
化信号OEMがHレベルの活性状態となると、図8に示
す出力制御回路からの出力許可信号OEMDが応じて活
性状態となり、図9に示す出力バッファ6bがイネーブ
ルされ、選択メモリセルデータの読出が行なわれる。し
たがって、たとえ列系内部クロック信号停止前に外部の
マスク指示信号extDQMを活性状態に設定しても、
確実に、この列系内部クロック信号の発生停止時にマス
ク制御回路25の出力信号がすべて非活性状態にリセッ
トされ、再び読出動作を開始する場合においても、この
マスク制御回路25は、初期状態から動作を開始するた
め、正確なデータの読出を行なうことができる。
【0098】なお、ここで列系クロック活性化信号EN
Aが非活性状態のときにマスク制御回路25をリセット
している。これは、データ読出が不要なときに、外部マ
スク指示信号extDQMを活性状態とする場合、外部
マスク指示信号extDQMが、この列系クロック活性
化信号ENAの活性化時においても活性状態に保持され
る可能性があり、このマスクに対しリセットがかかるの
を防止するためである。列系内部クロック信号の発生停
止時においては、データの読出は行なわれないため、特
にマスクをかける必要はなく、データ読出が不要なとき
に外部マスク指示信号extDQMを活性状態に設定す
るシステムにおいても、列系内部クロック信号CLKD
の発生停止時には、データ出力活性化信号OEMが非活
性状態にあり、出力バッファは出力ハイインピーダンス
状態となっており、データ読出に対しては、内部で自動
的にマスクをかけられており、特に問題は生じない。
【0099】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、同期型半導体記憶装置においてデータ出力に対
しマスクをかけるためのマスク制御回路を、列系回路の
非動作時に、初期状態にリセットするように構成してい
るため、このマスク制御回路は、列系回路動作停止時動
作を停止させることができ、誤動作を伴うことなく消費
電流を低減することができる。
【0100】[実施の形態2]図11(A)は、この発
明の実施の形態2に従うクロックシフト回路を用いるシ
ステムの構成を概略的に示す図である。図11(A)に
おいて、このクロックシフト回路装置は、クロック制御
器50からのクロック活性化信号CLKENに応答して
活性化されて、内部クロック信号CLKaに同期したシ
フトクロック信号CLKbを発生するクロック発生器5
2を含む。このクロック発生器52からのシフトクロッ
クCLKbに従って、4段の縦続接続されたシフタ54
a〜54dがデータのシフト動作を行なう。これらのシ
フタ54a〜54dはクロック活性化信号CLKENの
ビット線か化時、初期状態にリセットされる。シフタ5
4a〜54dそれぞれに対応して加算器56a〜56d
が設けられる。加算器56aは、シフタ54aの出力信
号a1と入力データ信号a0の加算を行なう。加算器5
6bは、シフタ54bの出力データ信号a2と加算器5
6aの加算結果信号とを加算する。加算器56cは、シ
フタ54cの出力データ信号a3と加算器56bの出力
データ信号とを加算する。加算器56dは、シフタ54
dの出力データ信号a4と加算器56cの加算結果信号
とを加算する。加算器56dの出力信号は除算器57へ
与えられる。この除算器57は、加算器56dからの加
算結果を係数5で除算する。すなわち、除算器57よ
り、(a0+a1+a2+a3+a4)/5の値を示す
データが出力される。判定器58は、この除算器57か
ら与えられた除算結果が所定の条件を満たしているか否
かを判定し、その判定結果を示す信号を出力する。今、
判定器58は、この除算器57からの信号が示す除算値
が所定値よりも大きい(または小さい)ときに、このデ
ータa0を出力するシステムに異常があると判定すると
仮定する。次に、この図11(A)に示すクロックシフ
ト回路を用いたシステムの動作について図11(B)に
示すタイミングチャート図を参照して説明する。
【0101】クロックサイクル♯0において、クロック
活性化信号CLKENはLレベルの非活性状態にあり、
シフト用クロック信号CLKbはLレベルに固定され
る。この状態において、入力データ信号a0の値は「ド
ントケア」である。クロックサイクル♯1において、ク
ロック活性化信号CLKENがクロック制御器50から
発生され、クロックサイクル♯2からクロック発生器5
2がシフトクロック信号CLKbを発生する。このシフ
トクロック信号CLKbがHレベルのときに、シフタ5
4a〜54bがラッチ状態にあり、シフトクロック信号
CLKbがLレベルのときにシフタ54a〜54dは、
スルー状態となり、与えられたデータを取込みかつラッ
チしかつ出力する状態に設定されると仮定する。
【0102】クロックサイクル♯2において、シフト用
クロック信号CLKbが立上がった場合、単にデータ信
号a0が与えられるだけであり、シフタ54a〜54d
の出力データ信号a1〜a4は、無効データ信号であ
り、除算器57の出力信号も無効である。クロックサイ
クル♯3において、最初の入力データ信号が1段シフト
される。シフタ54aの出力データ信号a1が有効状態
となる。しかしながら、残りのデータ信号a2〜a4
は、無効データである。
【0103】クロックサイクル♯3、♯4、および♯5
においてそれぞれシフト動作が行なわれると、クロック
サイクル♯6において、データ信号a0、a1、a2、
a3およびa4は、すべて、クロック活性化信号CLK
ENが活性状態となった後に与えられたデータ信号であ
る。したがって、このクロックサイクル♯6から除算器
57の出力信号が有効となる。このクロックサイクル♯
2からクロックサイクル♯5において、除算器57の出
力信号の値が所定値以上の場合、判定器58は、入力デ
ータ信号に異常があると判定する。しかしながら、この
シフタ54a〜54dは、クロック活性化信号CLKE
Nの非活性化時、初期状態にセットされて、入力データ
a0の発生するシステム異常がない状態に設定されてお
り、判定器58における誤判定は生じない。クロックサ
イクル♯6から、この入力データ信号に従った正確な判
定動作が行なわれる。
【0104】この図11(A)に示すように、クロック
活性化信号CLKENに従って、必要な期間のみシフト
クロック信号CLKbが与えられるシステムにおいて、
判定器58の判定動作を、除算器57の出力信号が有効
となるまで禁止する構成は不要となり、正確なシステム
の異常/正常を判定することができる。
【0105】したがって、たとえば図12に示すよう
に、入力データ信号a0がセンサの出力信号であり、ク
ロック活性化信号CLKENが所定時間間隔で活性化さ
れて、このセンサ出力をモニタし、システムの異常/正
常を判定する構成の場合においても、正確に、システム
の異常/正常を判定することができる。
【0106】なお、上述の実施の形態2においては、除
算器57を用いて入力データ信号のあるクロックサイク
ル期間にわたる平均値を用いてシステムの異常/正常を
判定している。これに代えて、単に除算器が用いられ
て、加算器56dの出力信号の値が所定値以上の場合
に、システムに異常があるか否かを判定する構成が用い
られてもよい。
【0107】また、上述の図11(A)の構成において
は、いわゆる「移動平均」を求める構成が用いられてい
る。しかしながら、たとえばセンサ出力をデジタルフィ
ルタによりフィルタ処理し、その処理結果に従ってシス
テムの異常/正常を判定する構成の場合においても、デ
ジタルフィルタは、同様、遅延回路がクロック信号に同
期して動作するシフト回路であり、このようなセンサの
出力をデジタルフィルタで処理して、所定の時間間隔で
間欠的にそのフィルタ出力をモニタすることによりシス
テムの異常/正常を判定する場合においても、同様の効
果を得ることができる。
【0108】また、システムの異常/正常を判定するの
ではなく、判定器58の出力信号に従って、実行される
処理内容が選択されるように構成されてもよい。
【0109】また、この発明は、必要な期間のみシフト
用クロック信号が与えられてシフト動作を行なうクロッ
クシフト回路であれば適用可能である。たとえば、図1
1のシフタ54a〜54dにおいて、クロック活性化信
号CLKENが活性状態となったとき、入力データ信号
a0と最終段の出力データ信号a4の論理の一致/不一
致に従って、所定の処理が行なわれるような回路装置で
あっても適用可能である。
【0110】また、本実施の形態1においては、同期型
半導体記憶装置が用いられており、この同期型半導体記
憶装置はクロック信号の立上がりエッジにおいて外部制
御信号を取込んでデータの読出を行なっている。しかし
ながら、このクロック信号の立上がりエッジおよび立下
がりエッジ両者を用いてデータの入出力を行なう同期型
半導体記憶装置であっても本発明は適用可能である。
【0111】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、必要
なときのみクロック信号が与えられてシフト動作を行な
うクロックシフト回路において、このクロック信号が与
えられないとき、クロック印加期間を規定するクロック
活性化信号の非活性化に従ってクロックシフト回路の内
部を初期状態にリセットしているため、シフト動作再開
時においても、このクロックシフト回路の出力信号に従
った誤動作を防止することができ、また必要なときのみ
動作するため、消費電流を低減することができる。
【0112】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
同期型半導体記憶装置のデータ出力に対しマスクをかけ
る内部マスク指示信号発生部を、クロック信号が印加さ
れないとき、リセットしているため、クロック信号が再
び印加されてデータ読出が行なわれるときに誤ってデー
タ出力に対しマスクがかかるのを防止することができ、
正確なデータの読出を行なうことができるとともに、必
要なときのみこの内部マスク発生部を動作させることが
でき、消費電流を低減することができる。
【0113】請求項2に係る半導体記憶装置に従えば、
外部からのマスク指示信号に従って内部クロック信号に
同期して内部マスク指示信号を発生し、この内部マスク
指示信号に従って出力許可信号を活性/非活性化する構
成において、この内部クロック信号の発生期間を規定す
るクロック活性化信号の非活性化に応答して内部マスク
発生手段の出力が非活性状態となる初期状態にリセット
しているため、内部クロック信号が再び印加されてデー
タ読出動作が行なわれる場合においても、誤って出力許
可信号が非活性状態となって読出データに対しマスクが
かかるのを防止することができ、正確なデータの読出を
行なうことができるとともに、内部マスク発生手段を必
要なときのみ動作させることにより、消費電流を低減す
ることができる。
【0114】請求項3に係る発明に従えば、内部マスク
発生部は、内部クロック信号に同期してマスク指示信号
を取込んで内部マスク信号を発生しているため、内部ク
ロック信号に同期して内部マスク指示信号を生成するこ
とができ、正確なタイミングで読出データに対しマスク
をかけることができる。
【0115】請求項4に係る発明に従えば、内部マスク
発生手段は、内部クロック信号に同期して取込んだマス
ク指示を内部クロック信号の所定サイクル期間シフトし
て内部マスク指示信号を発生するように構成しているた
め、内部回路のマスク印加部の動作タイミングに対する
要求が緩和され、余裕をもって読出データに対しマスク
をかけることが可能となる。請求項5に係る発明に従え
ば、リセット手段が、この内部マスク発生手段のシフト
手段の各シフト段の出力をリセットするように構成して
いるため、内部マスク指示手段の内部出力データがすべ
て初期状態にリセットされ、シフト動作再開時におい
て、正確に、与えられるマスク指示に従って内部マスク
指示を生成することができる。
【0116】請求項6に係る発明に従えば、シフト手段
のシフト動作を行なうクロック信号の印加期間を規定す
るクロック活性化信号の非活性化時、このシフト手段を
初期状態にセットするように構成しているため、このシ
フト手段出力に従って所定の処理を行なう処理手段の処
理内容にエラーが生じるのを防止することができ、正確
な処理動作を保証することができるとともに、シフト手
段を必要なときのみ動作させることができ、消費電流を
低減することができる。
【0117】請求項7に係る発明に従えば、クロック活
性化信号の活性化時発生されるクロック信号に同期して
与えられる信号を取込みかつシフトして出力するシフト
手段において、このクロック活性化信号の非活性化時シ
フト手段を初期状態にセットするように構成しているた
め、シフト手段のシフト動作再開時において、その出力
信号にエラー信号が発生するのを防止することができ、
正確に動作しかつ消費電流を低減することのできるクロ
ックシフト回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う同期型半導体
記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示すコマンドデコーダおよび行系制御
回路の構成を概略的に示す図である。
【図3】 図2に示す回路の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図4】 (A)は、図1に示すクロック制御回路の構
成を示し、(B)は、このクロック制御回路の動作を示
すタイミングチャート図である。
【図5】 (A)は、図1に示すクロック発生回路の構
成の一例を示し、(B)は、このクロック発生回路の動
作を示すタイミングチャート図である。
【図6】 図1に示すマスク制御回路の構成を概略的に
示す図である。
【図7】 図1に示すマスク制御回路の具体的構成の一
例を示す図である。
【図8】 図1に示す入出力制御回路に含まれる出力制
御回路の構成の一例を示す図である。
【図9】 図1に示す入出力回路に含まれる出力バッフ
ァの構成を概略的に示す図である。
【図10】 図1に示す同期型半導体記憶装置の動作を
示すタイミングチャート図である。
【図11】 (A)は、この発明の実施の形態2に従う
クロックシフト回路を用いたシステム回路装置の構成を
概略的に示し、(B)は、その動作を示すタイミングチ
ャート図である。
【図12】 図11(A)に示す回路装置の動作態様を
説明するための図である。
【図13】 従来の同期型半導体記憶装置の全体の構成
を概略的に示す図である。
【図14】 図13に示す同期型半導体記憶装置の要部
の構成を概略的に示す図である。
【図15】 従来の同期型半導体記憶装置のデータ読出
時の動作を示すタイミングチャート図である。
【図16】 (A)は、図1および図13に示すDQM
バッファの構成の一例を示し、(B)は、このDQMバ
ッファの動作を示すタイミングチャート図である。
【図17】 (A)は、図13に示すマスク制御回路の
構成の一例を示し、(B)は、このマスク制御回路の動
作を示すタイミングチャート図である。
【図18】 従来の同期型半導体記憶装置の問題点を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、2 アドレスバッファ、3 行
選択回路、4 列選択回路、5 センスアンプ+IOゲ
ートブロック、6 入出力回路、6b 出力バッファ、
8 コマンドデコーダ、8a リードコマンドデコー
ダ、8b アクティブコマンドデコーダ、8c プリチ
ャージコマンドデコーダ、9 行系制御回路、9a セ
ット/リセットフリップフロップ、10 列系制御回
路、11 入出力制御回路、11c 出力制御回路、1
2 クロック入力バッファ、13 クロック発生回路、
14 DQMバッファ、20 クロック制御回路、25
マスク制御回路、25a,25b,25c シフト回
路、25d リセット手段、50 クロック制御器、5
2 クロック発生器、54a,54b,54c,54d
シフタ、56a,56b,56c,56d 加算器、5
7 除算器、58 判定器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号に同期してデータの出力を
    行なう同期型半導体記憶装置であって、 データ読出指示に応答して、選択メモリセルのデータを
    内部クロック信号に同期して読出して装置外部へ出力す
    る読出/出力手段、 前記読出/出力手段のデータ出力に対してマスクをかけ
    るマスク指示を受け、前記内部クロック信号に同期して
    シフト動作を行なって内部マスク指示を発生する内部マ
    スク発生手段、 クロック活性化信号に応答して、前記クロック信号に同
    期した前記内部クロック信号を発生して前記読出手段お
    よび前記内部マスク発生手段へ与える内部クロック発生
    手段、 前記内部マスク指示の活性化に応答して前記読出/出力
    手段から装置外部へのデータ出力を停止させるマスク手
    段、および前記クロック活性化信号の非活性化に応答し
    て前記内部マスク発生手段をリセットするリセット手段
    を備える、同期型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 クロック信号に同期してデータの出力を
    行なう同期型半導体記憶装置であって、 クロック活性化信号の活性化に応答して、前記クロック
    信号に同期した内部クロック信号を発生するクロック発
    生手段、 前記クロック信号に同期して与えられるデータ読出指示
    に応答して、出力許可信号を所定期間活性状態へ駆動す
    る読出活性化手段、 前記出力許可信号の活性化時活性化され、前記内部クロ
    ック信号に同期して与えられた内部読出データを装置外
    部へ出力する出力手段、 前記出力手段からのデータ出力に対してマスクをかける
    マスク指示を受け、前記内部クロック信号に同期して内
    部マスク指示を発生する内部マスク発生手段、 前記内部マスク発生手段からの内部マスク指示の活性化
    に応答して前記出力許可信号を非活性化する手段、およ
    び前記クロック活性化信号の非活性化に応答して前記内
    部マスク発生手段をその出力が非活性状態となる初期状
    態にリセットするリセット手段を備える、同期型半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記内部マスク発生手段は、前記内部ク
    ロック信号に同期して前記マスク指示を取込んでかつシ
    フトして前記内部マスク指示を発生する手段を含む、請
    求項1または2記載の同期型半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記内部マスク発生手段は、前記内部ク
    ロック信号に同期して、取込んだマスク指示を前記内部
    クロック信号の所定サイクル期間シフト動作を行なって
    前記内部マスク指示を発生するシフト手段を含む、請求
    項3記載の同期型半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記リセット手段は、前記シフト手段の
    各シフト段の出力をリセットする手段を含む、請求項4
    記載の同期型半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 クロック活性化信号に応答してクロック
    信号を発生するクロック発生手段、 前記クロック発生手段からのクロック信号に同期して、
    与えられた信号を取込みかつシフトして出力するシフト
    手段、 前記シフト手段から出力される信号に従って所定の処理
    を行なう処理手段、および前記クロック活性化信号の非
    活性化に応答して前記シフト手段を初期状態にリセット
    するリセット手段を備える、クロックシフト回路装置。
  7. 【請求項7】 クロック活性化信号の活性化時発生され
    るクロック信号に同期してシフト動作を行なうクロック
    シフト回路であって、 クロック信号に同期して、与えられた信号を取込みかつ
    シフトして出力するシフト手段、および前記クロック活
    性化信号の非活性化に応答して前記シフト手段を初期状
    態にリセットするリセット手段を備える、クロックシフ
    ト回路。
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