JPH10119065A - 合成樹脂発泡成形品の成形金型及び成形方法 - Google Patents

合成樹脂発泡成形品の成形金型及び成形方法

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JPH10119065A
JPH10119065A JP8299580A JP29958096A JPH10119065A JP H10119065 A JPH10119065 A JP H10119065A JP 8299580 A JP8299580 A JP 8299580A JP 29958096 A JP29958096 A JP 29958096A JP H10119065 A JPH10119065 A JP H10119065A
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chamber
pressure
air
cavity
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豊 平田
Teruo Iwai
照夫 岩井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 下型2との間に密閉空間5を形成する上
型3と,密閉空間5内に着脱可能に配置された中子型4
とを具備し,中子型4と上型3との間に周方向に沿って
断続的に複数のスペーサー部9を設け中子型上面と上型
上角との間にスペーサー部9によって区画されたチャン
バー部12を形成すると共に、スペーサー部間の隙間及
び中子型4と下型2との間に形成された微小隙間11を
介してチャンバー部12と連通するキャビティ部13を
中子型4と下型2との間に形成した金型本体1と、チャ
ンバー部内の空気を排出して減圧にする圧力調整装置2
1とを備える。 【効果】 自動車用クッションパッドその他の自動車用
内装材などの合成樹脂発泡成形品を高発泡倍率でかつ低
密度でバリ発生を可及的に少なくして歩留り良く,しか
も効率良く成形できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂発泡成形
品、特に軟質ポリウレタンフォーム等の連通気泡構造を
有する合成樹脂発泡成形品を成形する金型及びこの金型
を用いて合成樹脂発泡成形品を成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
クッションパッド等の自動車用内装材をポリウレタンフ
ォーム発泡成形材料にて成形する場合、キャビティ部の
気圧を調整する方法が提案されている(実開昭58−6
0418号公報)。
【0003】この方法は、下型と中子型とで成形品の成
形用キャビティを形成すると共に、これら下型、中子型
を覆い被せるように上型を設置し、かつ中子型と上型と
で気圧調整室(チャンバー部)を形成し、中子型にこの
チャンバー部と上記キャビティとを連通するベントホー
ルを形成し、このベントホールを介してキャビティ内の
空気をチャンバー部に排出するようにしたものである。
【0004】しかし、この実開昭58−60418号公
報の方法は、比較的単純な形状をしたパッドを成形した
場合は、パーティング部付近にエア溜りが発生し、成形
品の不良率が非常に多くなるという問題があり、更にキ
ャビティのチャンバー部との間の圧力の調整がベントホ
ールを介してでしかできないので、ベントホールを大き
くしたり、多く設けなければならず、このため局部的に
空気が抜けるためにフォームの発泡バランスが崩れる
上、成形後にベントホールに入ったバリの掃除を行うこ
とが面倒であるという問題がある。
【0005】更に、特公平7−102583号公報に
は、型のキャビティの気圧を低くする工程と、ポリオー
ル成分100重量部に対して発泡成分としての水0.1
〜0.6重量部を混合したポリウレタン材料を、前記キ
ャビティ内に注入して発泡させることにより流動及び充
満させる工程とを含むポリウレタン発泡体の成形方法が
開示されている。しかし、この方法は、型のキャビティ
の気圧を低くする工程においては、型を構成する少なく
とも二つの分割型の型閉時に生じるPL面間の隙間から
キャビティを真空吸引するものであり、型のPL面の周
囲は空間部を介して取り囲まれ、該空間部を減圧するこ
とによりPL面間の隙間からキャビティを真空吸引する
ものであるので、上記PL面間の隙間からバリが生じ易
いという問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、自動車用クッションパッド、その他の自動車用内装
材などの合成樹脂発泡成形品を高発泡倍率でかつ低密度
でバリ発生を可及的に少なくして歩留り良く、しかも効
率良く成形することができる合成樹脂発泡成形品の成形
金型及び成形方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、(1)下型と、この下型の開放部を覆って
着脱可能に配設され、下型との間に密閉空間を形成する
上型と、上記密閉空間内に着脱可能に配設された中子型
とを具備し、上記中子型と上記上型との間に周方向に沿
って断続的に複数のスペーサー部を設け、中子型上面と
上型下面との間に上記スペーサー部によって区画された
チャンバー部を形成すると共に、上記スペーサー部間の
隙間及び上記中子型と下型との間に形成された微小隙間
を介して上記チャンバー部と連通するキャビティ部を上
記中子型と下型との間に形成し、このキャビティ部内に
合成樹脂発泡成形品材料が供給される金型本体と、上記
チャンバー部内の空気を排出してチャンバー部内を減圧
にする圧力調整装置とを備え、上記チャンバー部内の空
気を排出する際、上記両隙間をそれぞれ介してキャビテ
ィ部内の空気を排出するよう構成したことを特徴とする
合成樹脂発泡成形品の成形金型、(2)合成樹脂発泡成
形品が軟質ポリウレタンフォーム成形品である上記
(1)記載の成形金型、(3)下型と、この下型の開放
部を覆って着脱可能に配設され、下型との間に密閉空間
を形成する上型と、上記密閉空間内に着脱可能に配設さ
れた中子型とを具備し、上記中子型と上記上型との間に
周方向に沿って断続的に複数のスペーサー部を設け、中
子型上面と上型下面との間に上記スペーサー部によって
区画されたチャンバー部を形成すると共に、上記スペー
サー部間の隙間及び上記中子型と下型との間に形成され
た微小隙間を介して上記チャンバー部と連通するキャビ
ティ部を上記中子型と下型との間に形成し、このキャビ
ティ部内に合成樹脂発泡成形品材料が供給される金型本
体と、上記チャンバー部内の空気を排出してチャンバー
部内を減圧にする圧力調整装置とを備えた金型を使用
し、上記キャビティ部内に合成樹脂発泡成形品用材料を
大気圧下に供給し、金型を閉じた後、上記圧力調整装置
の作動により上記チャンバー部内の空気を排出すると共
に、上記両隙間をそれぞれ介して上記キャビティ部内の
空気を排出してキャビティ部内を減圧にし、上記合成樹
脂発泡成形品用材料を発泡、成形することを特徴とする
合成樹脂発泡成形品の成形方法、及び(4)合成樹脂発
泡成形品が軟質ポリウレタンフォームである上記(3)
記載の成形方法を提供する。
【0008】本発明の成形金型及び成形方法は、合成樹
脂発泡成形品用材料を大気圧下に金型キャビティ部内に
注入後、金型キャビティ部内を減圧にして合成樹脂発泡
成形品用材料を減圧下で発泡、成形するので、発泡倍率
が向上し、材料の供給量を少なくしてキャビティ部に供
給してより低密度の発泡成形体を成形することができる
と共に、金型内が低圧になるため、バリの発生も少な
く、特に上述した構成の下型、上型、中子型からなる金
型を使用することで、各種形状のクッションパッドなど
の発泡成形体を歩留り良く、従来品に比べてより軽量に
して製造することができ、上述したようにバリも非常に
少なく又はバリ発生をなくすこともできるので、仕上
げ、修理工程を大幅に減少することが可能であり、上記
実開昭58−60418号公報の従来技術の欠点が克服
され、特に軟質ポリウレタンフォーム等の連通気泡構造
の発泡成形品を得る場合に好適である。
【0009】
【発明の実施の形態及び実施例】本発明の合成樹脂発泡
成形品の成形方法は、特に軟質ポリウレタンフォーム等
の連通気泡構造或いは独立気泡構造を有する合成樹脂発
泡成形品の成形に好適に採用される。
【0010】以下、図面を参照して本発明の一実施例に
かかる金型について説明する。図1は本発明の一実施例
に係る金型を示すものであり、図1において、金型本体
1は下型2と上型3と中子型4との3つ割構造に形成さ
れている。上型3は下型2の上端開放部を覆って着脱可
能に配設されていると共に、これら下型2と上型3とに
よって形成される密閉空間5内に中子型4が着脱可能に
配設されている。
【0011】上記下型2は偏平有底筒状体2aの上端外
周縁にリング状鍔体2bが一体に突設された形状を有
し、また、上型3は偏平有頭筒状体3aの下端外周縁に
リング状鍔体3bが一体に突設された形状を有し、下型
2の鍔体2bと上型3の鍔体3bとはその外周縁側でリ
ング状パッキン6を介して密着しており、これら鍔体2
b,3b間からの空気の流通は遮断されている。
【0012】なお、上記両鍔体2b,3b間には、これ
ら両鍔体2b,3bの当接部7より内方に存してリング
状の空隙8が形成されており、この空隙8には上記中子
型4の外周部4aが突出している。
【0013】また、上記上型3の鍔体3b下面には、そ
の内周縁側に上記空隙8に突出する複数個のスペーサー
部9が周方向に沿って断続的に突設されていると共に、
上記中子型4の空隙8内に突出する外周部4a上面に上
記スペーサー部9の先端面(下端面)が当接しており、
上記スペーサー部9間及びこれと中子型4の外周部4a
上面との間に空気流通用隙間10が形成されている。
【0014】更に中子型4の外周部4aの下面と下型2
の鍔体2b上面との間には、微小隙間11が形成されて
いる。
【0015】そして、上記上型3と中子型4との間に
は、上記スペーサー部9によって区画されるチャンバー
部12が形成されていると共に、下型2と中子型4との
間にキャビティ部13が形成されており、このキャビテ
ィ部13は、上記空気流通用隙間10、空隙8、微小隙
間11を介して上記チャンバー部12と連通している。
【0016】また、上記中子型4は、エアシリンダー1
4によって上記密閉空間5内に上下方向移動可能に配設
され、所定位置に保持されるようになっていると共に、
図示していないが、上型3はフレームに固定され、エア
バック等の適宜な手段で下型2が上型3に対し装着、脱
離するようになっている。
【0017】ここで、上記中子型4の上面には、エアシ
リンダー14を取り囲むように隔離壁15が突設され、
かつこの隔離壁15上端部と上型3下面との間にはパッ
キン16を介装して、エアシリンダー周りからチャンバ
ー部12内への空気の出入が遮断されている。
【0018】21は圧力調整装置であり、これは上記チ
ャンバー部12内と連通する空気流通孔22を有する連
結部材23を有する。そして、この連結部材23の空気
流通孔22には、排気弁24を介装する排気用管25及
び吸気弁26を介装する吸気管27の一端がそれぞれ連
結されている。また、上記吸気管27の他端は真空ポン
プ28に連結されている。29は制御部で、この制御部
29からの指令により吸気弁26が開き、排気弁24が
閉じ、真空ポンプ28がチャンバー部12内の空気を吸
引するように作動し、或いは吸気弁26が閉じ、排気弁
24が開き、外部の空気が排気弁24を通ってチャンバ
ー部12内に流入するように作動するものである。この
場合、上記チャンバー部12内の圧力を検知する圧力セ
ンサー30がリード線31を介して上記制御部29に接
続され、この圧力センサー30からの信号で上記制御部
29による真空ポンプ28の作動、排気弁24、吸気弁
26の開閉が行われるようになっている。従って、制御
部29からの指令で吸気弁26を開き、排気弁24を閉
じると共に、真空ポンプ28を作動させることにより、
チャンバー部12内の空気が排気され、チャンバー部1
2内が減圧になると共に、上記隙間10、空隙8及び微
小隙間11を通って上記キャビティ部13内の空気がチ
ャンバー部12内から外部に排気され、減圧されるよう
になっている。また、真空ポンプ28の作動を停止し、
排気弁24を開くと共に、吸気弁26を閉じることによ
り、上記チャンバー部12内、更には上記隙間10、空
隙8、微小隙間11を介して上記キャビティ部13内が
大気圧に戻されるようになっている。
【0019】ここで、上記スペーサー部9は、その高さ
Hが1mm以上100mm以下、特に1〜10mmであ
ることが好ましく、幅Wは10mm以上1000mm以
下、特に10〜100mmであることが好ましく、また
スペーサー部9間の隙間10は周方向に均等に形成され
るように、スペーサー部9は等間隔ずつ離間して設ける
ことが望ましい。更に、スペーサー部9間の隙間率は、
全外周比で5〜50%であることが好ましく、10%よ
り少ないとキャビティ部13内のエア吸引に支障が生じ
る場合がある。
【0020】また、上記微小隙間11は、0.05〜2
mm、より好ましくは0.05〜0.5mm、更に好ま
しくは0.05〜0.2mmであることが好ましい。
【0021】上記金型を使用して図1に示すようなキャ
ビティ部13形状に対応する成形品を軟質ポリウレタン
フォームにて成形する場合は、図1に示すように上型3
に中子型4をセットし、下型2をセットしていない状態
で軟質ポリウレタンフォーム発泡成形材料を下型2内に
導入する。次いで、下型2をセットし、吸気弁26を開
き、排気弁24を閉じると共に、真空ポンプ28を作動
させる。これによりチャンバー部12内の空気及び上記
隙間10、空隙8及び微小隙間11を介してキャビティ
部13内の空気が外部に排出され、減圧にされる。チャ
ンバー部12内が所定の減圧度になったことを圧力セン
サー30が検知した場合、制御部29からの指令により
この減圧度に維持されるように真空ポンプ28及び排気
弁24、吸気弁26の作動が制御される。即ち、所定の
設定値より圧力が高いと吸気弁26が開いて空気を排出
し、設定値より圧力が下がりすぎた場合は排気弁24が
開いて空気を供給するようになっている。
【0022】このように減圧下で成形材料を発泡、成形
した後、上型3及び中子型4を下型2から取りはずす。
【0023】以上のように下型2から上型3、中子型4
を取りはずした後、成形品を脱型する。
【0024】ここで、上記のようにキャビティ部13内
を減圧するものであるが、大気圧からの減圧度は10〜
500mmHg、より好ましくは100〜300mmH
gであり、この減圧度合で発泡成形品の低密度化度合が
変わるものである。
【0025】上記装置によれば、上記隙間10、空隙
8、微小隙間11を介し、キャビティ部13の外周端部
全域から均等にキャビティ部13内の空気をチャンバー
部12に排出することができるので、安定して低密度の
成形品を確実に成形することができる。この場合、中子
型4下面に成形時に発泡圧がかかっても、中子型4は上
型3の鍔体3bに突設されたスペーサー部9下端面に当
接し、キャビティ部13内の気体はスペーサー部9間の
隙間10を通って排出されるので、上型3と中子型4と
の空気流通用隙間10が狭くなったり閉じたりする不都
合はなく、常にスムーズにキャビティ部13内の気体を
排出することができる。
【0026】なお、上記実施例では、スペーサー部9は
上型3の鍔体3b下面に設けたが、中子型4の外周部4
a上面に突設するようにしてもよく、場合によっては、
リング体にスペーサー部を突設した部材を別途介在させ
るようにしてもよい。その他の構成についても本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる。
【0027】次に、具体的な実施例を示す。 〔実施例1〕図1に示す金型を使用し、自動車用フロン
トクッションパッドを成形した。この場合、真空ポンプ
としては吸引力235L/minの能力のドライポンプ
(オリオン社製KRX−3SS)を使用し、排気弁及び
吸気弁としては高真空用電磁弁(使用圧力範囲10-8
orr〜2kgf/cm2、CKD HVB形)を使用
し、圧力センサーとしては−0.5〜0.5kgf/c
2までの圧力レンジを持つ圧力トランスミッター(長
野計器社製KH25)を使用した。また、上記スペーサ
ー部の高さは10mm、幅は50mmとし、隙間10の
間隔は50mm、隙間率は50%とした。また、微小隙
間11は0.1mm程度とした。なお、金型のキャビテ
ィ部容積は28リットルであり、ポリウレタンフォーム
発泡成形材料としては(株)ブリヂストン製のクッショ
ン用高反発配合処方を用いた。この成形材料は、金型を
用いずにフリー発泡させた場合に密度0.042g/c
3のフォームが得られる。
【0028】まず、従来金型でキャビティ部内を減圧に
せず、大気下で1500gの成形材料を注入し、発泡、
成形した。この結果、密度0.050g/cm3(オー
バーオール)のフォーム成形品が得られたが、これより
密度の小さいフォーム成形品は得られず、クッションパ
ッド裏面にエア溜りが発生してしまった。また、0.0
50g/cm3以上の密度の成形品は下型と上型とのパ
ーティング部から硬化したバリがかなり発生していた。
【0029】次に、図1に示す金型でキャビティ部内の
圧力を100mmHg下げ、この状態で成形材料132
0gの発泡、成形を行った。その結果、密度が0.04
5g/cm3のフォーム成形品が得られ、この成形品に
は殆んどバリは生じなかった。
【0030】更に、キャビティ部内の圧力を200mm
Hg下げ、この状態で成形材料1180gの発泡、成形
を行った結果、密度が0.040g/cm3のフォーム
成形品が得られ、しかも成形品にバリは全く生じなかっ
た。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、自動車用クッションパ
ッド、その他の自動車用内装材などの合成樹脂発泡成形
品を高発泡倍率でかつ低密度でバリ発生を可及的に少な
くして歩留り良く、しかも効率良く成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型の一実施例を示す概略側断面図で
ある。
【図2】スペーサー部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 金型本体 2 下型 3 上型 4 中子型 5 密閉空間 6 パッキン 7 当接部 8 空隙 9 スペーサー部 10 空気流通用隙間 11 微小隙間 12 チャンバー部 13 キャビティ部 14 エアシリンダー 15 隔離壁 16 パッキン 21 圧力調整装置 22 空気流通孔 23 連結部材 24 排気弁 25 排気用管 26 吸気弁 27 吸気管 28 真空ポンプ 29 制御部 30 圧力センサー 31 リード線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型と、この下型の開放部を覆って着脱
    可能に配設され、下型との間に密閉空間を形成する上型
    と、上記密閉空間内に着脱可能に配設された中子型とを
    具備し、上記中子型と上記上型との間に周方向に沿って
    断続的に複数のスペーサー部を設け、中子型上面と上型
    下面との間に上記スペーサー部によって区画されたチャ
    ンバー部を形成すると共に、上記スペーサー部間の隙間
    及び上記中子型と下型との間に形成された微小隙間を介
    して上記チャンバー部と連通するキャビティ部を上記中
    子型と下型との間に形成し、このキャビティ部内に合成
    樹脂発泡成形品材料が供給される金型本体と、上記チャ
    ンバー部内の空気を排出してチャンバー部内を減圧にす
    る圧力調整装置とを備え、上記チャンバー部内の空気を
    排出する際、上記両隙間をそれぞれ介してキャビティ部
    内の空気を排出するよう構成したことを特徴とする合成
    樹脂発泡成形品の成形金型。
  2. 【請求項2】 合成樹脂発泡成形品が軟質ポリウレタン
    フォーム成形品である請求項1記載の成形金型。
  3. 【請求項3】 下型と、この下型の開放部を覆って着脱
    可能に配設され、下型との間に密閉空間を形成する上型
    と、上記密閉空間内に着脱可能に配設された中子型とを
    具備し、上記中子型と上記上型との間に周方向に沿って
    断続的に複数のスペーサー部を設け、中子型上面と上型
    下面との間に上記スペーサー部によって区画されたチャ
    ンバー部を形成すると共に、上記スペーサー部間の隙間
    及び上記中子型と下型との間に形成された微小隙間を介
    して上記チャンバー部と連通するキャビティ部を上記中
    子型と下型との間に形成し、このキャビティ部内に合成
    樹脂発泡成形品材料が供給される金型本体と、上記チャ
    ンバー部内の空気を排出してチャンバー部内を減圧にす
    る圧力調整装置とを備えた金型を使用し、上記キャビテ
    ィ部内に合成樹脂発泡成形品用材料を大気圧下に供給
    し、金型を閉じた後、上記圧力調整装置の作動により上
    記チャンバー部内の空気を排出すると共に、上記両隙間
    をそれぞれ介して上記キャビティ部内の空気を排出して
    キャビティ部内を減圧にし、上記合成樹脂発泡成形品用
    材料を発泡、成形することを特徴とする合成樹脂発泡成
    形品の成形方法。
  4. 【請求項4】 合成樹脂発泡成形品が軟質ポリウレタン
    フォームである請求項3記載の成形方法。
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