JPH08216168A - シートバック用発泡成形型 - Google Patents

シートバック用発泡成形型

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Publication number
JPH08216168A
JPH08216168A JP7049021A JP4902195A JPH08216168A JP H08216168 A JPH08216168 A JP H08216168A JP 7049021 A JP7049021 A JP 7049021A JP 4902195 A JP4902195 A JP 4902195A JP H08216168 A JPH08216168 A JP H08216168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
die
protrusion
seat back
lower mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7049021A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kamiya
佳宏 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inoue MTP KK, Inoac Corp filed Critical Inoue MTP KK
Priority to JP7049021A priority Critical patent/JPH08216168A/ja
Publication of JPH08216168A publication Critical patent/JPH08216168A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中型の突部と下型の突部の位置ズレが生じ
ず、良好なステイ挿入用貫通孔を有するシートバックを
得ることのできる発泡成形型を提供する。 【構成】 キャビティ12の側壁13内面に短棒状の突
部15が形成された下型11と、該下型に開閉可能に連
結された上型21と、閉型時に前記突部の端面と当接し
て一連の貫通孔形成用棒状体17を構成する突部35が
先端に形成された中型31とからなる発泡成形型10に
おいて、前記下型の突部と中型の突部との当接面に、該
中型の突部が上方から下型の突部に噛み合って中型の突
部を支持する噛み合わせ部16,36を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートバック用発泡
成形型に関し、特にはヘッドレストのステイ挿入用貫通
孔を有するシートバックを成形するための発泡成形型に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の座席に用いられるシートバッ
クとして、図8に示すシートバック40のように、下方
が開口した袋部42を裏側上部に有する弾性発泡体から
なるものがある。前記袋部42には、シートフレーム5
0の上部が挿入される。
【0003】この種のシートバック40には、別個に成
形したヘッドレスト(図示せず)を取り付けるため、ヘ
ッドレストのスティ挿入用の貫通孔41,41が前記袋
部42の上面に形成されている。この貫通孔41,41
には、前記シートフレーム50の上部に固着されたステ
イ挿入用パイプ51,51が袋部42内側から挿入さ
れ、一方、袋部42の上面からはスティホルダー43,
43が嵌められて、そのステイホルダー43,43およ
びステイ挿入用パイプ51,51にヘッドレストのステ
ィが挿入される。また、前記袋部42の貫通孔41は、
ステイホルダー43の貫通を容易とするため、9−9断
面を示す図9のように、貫通孔41の上端周縁が所定の
曲面形状41aとされて面取りされている。
【0004】ところで、前記のような袋部42にステイ
挿入用貫通孔41を有するシートバック40の成形は、
従来、図10および図11に示すような下型61、上型
66および中型67からなる発泡成形型60を用いて行
なわれている。
【0005】前記下型61は、シートバック40形状の
キャビティ62を有し、そのキャビティ62先端側の側
壁63内面に、端面が平らな短棒状の突部64が形成さ
れている。この下型の突部64は、後述するように、閉
型時に中型67の突部68と当接し、成形品に前記ステ
イ挿入用としての一連の貫通孔41を形成するためのも
のである。なお、前記ステイ挿入用貫通孔41上端周縁
の曲面形状41aを形成するために、該突部64の基部
64a外面が前記曲面形状41aと対応する曲面になっ
ている。
【0006】一方、前記上型66は下型61に被さるも
ので、下型61の後部にヒンジ71を介して開閉可能に
連結されている。また、前記中型67は、前記シートバ
ックの袋部42および裏面を形成するためのもので、前
記下型61と上型66間に位置するように構成される。
この中型67は、中型67に付着する成形品(シートバ
ック)の脱型を容易とするため、図10に示すように型
開き時には上型66から吊り下げられて、上型66と中
型67間の間隔が広がるように、支持部材73およびア
ーム75,75を介して上型66に係止されている。さ
らに、この中型67には、図11に示すように、発泡成
形型60の閉型時に前記下型の突部64の端面と当接し
て、一連の貫通孔形成用棒状体69を構成する中型の突
部68が先端に形成されている。この中型の突部68端
面も前記下型の突部64端面と同様に平らな面となって
いる。
【0007】そして前記発泡成形型60内にポリウレタ
ン樹脂等の液状発泡原料を注入し、発泡させることによ
り前記シートバック40が成形される。その際、キャビ
ティ62内に突出して一連の貫通孔形成用棒状体69を
なす下型61の突部64と中型67の突部68とによっ
て前記ステイ挿入用貫通孔41が形成される。
【0008】前記発泡成形型60にあっては、発泡成形
時の圧力により型が開かないよう、図示しないクランプ
等で下型61と上型66が型締めされる。その際、中型
67の上部周縁67a,67aには上型66が圧着して
その部分のシールがなされる。しかし、前記型締め時に
は、中型67が上型66により下方へ押されるため、該
中型67が下方へ移動して、前記当接面が平らな下型の
突部64と中型の突部68との間でズレを生じ易かっ
た。その結果、成形されるシートバックのステイ挿入用
貫通孔41内に段差を生じて、前記ヘッドレストのステ
イが挿入できなくなることがある。
【0009】なお、下型61に中型支持ピン65を立設
し、閉型時に中型支持ピン65の先端に中型67を当接
させて該中型67を所定位置に支持することもなされて
いる。しかし、その場合でも、前記中型支持ピン65
は、シートバックの外観を損なわないようにするため、
直径が6〜10mm程度の鉄もしくはアルミ等の細いピ
ンで構成され、しかも型閉じ時には毎回中型67と衝突
する。そのため、中型支持ピン65は、除々に磨耗し、
長期間の使用によって図12に示す中型支持ピン65a
のように高さが低くなる。その結果、中型支持ピン65
aによって支持される中型67の位置が下がり、その突
部68と下型の突部64との間にズレを生じて前記シー
トバックのステイ挿入用貫通孔41内に段差が形成され
るようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
問題を解決するために提案されたものであって、長期間
使用した際にも中型の突部と下型の突部との間に位置ズ
レを生じず、良好なステイ挿入用貫通孔を有するシート
バックを成形できる発泡成形型を提供しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、キャビティ
の側壁内面に短棒状の突部が形成された下型と、該下型
に開閉可能に連結された上型と、閉型時に前記下型の突
部端面と当接して一連の貫通孔形成用棒状体を構成する
突部が先端に形成された中型とからなるシートバック用
発泡成形型において、前記下型の突部と中型の突部との
当接面に、該中型の突部を支持する噛み合わせ部を設け
たことを特徴とするシートバック用発泡成形型に係る。
【0012】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明のシートバック用発泡成形型の
一例を示す断面図、図2はその発泡成形型の閉型状態を
示す断面図、図3は下型の突部と中型の突部の噛み合い
前の状態を示す拡大断面図、図4は下型の突部と中型の
突部の噛み合い状態を示す拡大断面図、図5は図4の5
−5線における断面図、図6は下型の突部と中型の突部
の他例を示す断面図、図7は同じく下型の突部と中型の
突部の他例を示す断面図である。
【0013】図1ないし図4に示されるように、この発
明のシートバック用発泡成形型10は、下型11と上型
21と中型31とからなり、図示しないクランプ装置に
より型締めされるようになっている。
【0014】下型11は、成形するシートバックの形状
に応じたキャビティ12を有し、そのキャビティ12先
端側の側壁13内面にキャビティ12側に突出する突部
15が形成されている。
【0015】前記下型の突部15は、図8で示したステ
イ挿入用貫通孔41の上端側、すなわちステイホルダー
43挿入側を形成するためのものであって、前記挿入用
貫通孔41に対応する短棒状からなる。この突部15
は、成形品取り出しに際して成形品との干渉を極力避け
得るように、その高さaを4mm以下とするのが望まし
い。また、前記突部15の基部15aは曲面形状とされ
て角の面取りがされている。
【0016】前記下型の突部15の端面は、後述する中
型の突部35の端面と当接する面で、図3ないし図5か
らよく理解されるように、噛み合わせ部16が形成され
ている。この実施例の噛み合わせ部16は、下型の突部
15の端部上半分を切り欠いた段形状からなり、その切
り欠き部の高さbが2mm程度からなる。
【0017】上型21は、成形するシートバッグの裏面
側の形状に応じた型面22を有し、前記下型11の後端
部にヒンジ25で開閉可能に連結して取り付けられてい
る。また、この上型21の中央部は開口し、その開口部
26に中型31の上部が嵌まるようにされている。
【0018】中型31は、図8で示したシートバック4
0の袋部42および裏面を形成するためのもので、略板
状からなり、その先端側31aおよび側部が前記下型1
1と上型21間に配置されるようになっている。この中
型31は、上型21が開いた際に上型21から離れて吊
り下げられるように、上型21外面に設けた支持バー3
7にアーム38,38によって係合している。符号39
は係合ピンで、上型21を開いた際にアーム38のフッ
ク38aがこの係合ピン39と係合して中型31が吊り
下がるようにする。なお、図2における符号32は、中
型31の先端側31aを下型11と上型21間に挿入配
置することにより形成された袋部成形キャビティであ
る。
【0019】前記中型31は、前記下型の突部15と対
向する先端に突部35が形成されている。この中型の突
部35は、図8に示したステイ挿入用貫通孔41のステ
イ挿入用パイプ51挿入側を形成するためのものであっ
て、閉型時に前記下型の突部15と当接して一連の貫通
孔形成用棒状体17を構成する。この中型の突部35の
大きさおよび形状は、前記挿入用貫通孔41に応じた大
きさの棒状体からなる。
【0020】前記中型の突部35は、下型の突部15と
当接する端面に、噛み合わせ部36が形成されている。
この実施例の噛み合わせ部36は、中型の突部35の端
部下半分を切り欠いた段形状からなり、閉型時に前記下
型の突部の噛み合わせ部16に上方から噛み合う。その
噛み合わせにより、中型の突部35と下型の突部15が
一連の棒状体17になるとともに、その中型の突部35
および中型31が発泡成形型10内の所定位置に支持さ
れる。そのため、閉型時の型締めにより中型31が下方
へ押されても、中型の突部35が下型の突部15に対し
て下方へズレるのが防止される。その結果、シートバッ
クに形成される前記挿入用貫通孔41内に段差を生じる
のが防止される。
【0021】なお、前記噛み合わせ部16,36は、閉
型時に両者が噛み合って中型の突部35を支持する形状
であればよい。たとえば、図6のように下型の突部15
Aの噛み合わせ部16Aを上に凸、中型の突部35Aの
噛み合わせ部36Aを上に凹としたり、逆に図7のよう
に下型の突部15Bの噛み合わせ部16Bを下に凹、中
型の突部35Bの噛み合わせ部36Bを下に凸としても
よい。そのように一方の当接面を他方側へ突出させた場
合には、中型の突出部35A,35Bの横方向へのズレ
も確実に防止することができ、より良好なステイ挿入用
貫通孔を形成できる。
【0022】また、図1に示すように、下型11の所定
位置に中型支持ピン18を立設し、該中型支持ピン18
で中型31を支持すれば、中型の突部35の下方へのズ
レをより確実に防止することができる。さらに、この中
型支持ピン18を設けた場合には、中型の突部35と該
中型支持ピン18の両者によって中型31を支持するこ
とになるので、各部の磨耗がより少なくなり、中型31
すなわち中型の突部35の下方へのズレをより長期間防
ぐことができる。
【0023】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
シートバック用発泡成形型によれば、閉型時において下
型の突部と中型の突部が噛み合い、それにより中型の突
部が支持されるため、型締めにより、あるいは長期間の
使用により中型の突部がズレ下がるおそれがなく、良好
な挿入用貫通孔を袋部に有するシートバックを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシートバック用発泡成形型の一例を
示す断面図である。
【図2】その発泡成形型の閉型状態を示す断面図であ
る。
【図3】下型の突部と中型の突部の噛み合い前の状態を
示す拡大断面図である。
【図4】同じく下型の突部と中型の突部の噛み合い状態
を示す拡大断面図である。
【図5】図4の5−5線における断面図である。
【図6】下型の突部と中型の突部の他例を示す断面図で
ある。
【図7】同じく下型の突部と中型の突部の他例を示す断
面図である。
【図8】シートバックのを裏面側から見た斜視図であ
る。
【図9】その9−9断面図である。
【図10】従来のシートバック用発泡成形型の一例を示
す断面図である。
【図11】その閉型状態を示す断面図である。
【図12】中型の突部のズレを示す発泡成形型の要部断
面図である。
【符号の説明】
10 シートバック用発泡成形型 11 下型 12 下型キャビティ 13 下型キャビティの側壁 15 下型の突部 16 噛み合わせ部 21 上型 31 中型 35 中型の突部 36 噛み合わせ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティの側壁内面に短棒状の突部が
    形成された下型と、該下型に開閉可能に連結された上型
    と、閉型時に前記下型の突部端面と当接して一連の貫通
    孔形成用棒状体を構成する突部が先端に形成された中型
    とからなるシートバック用発泡成形型において、 前記下型の突部と中型の突部との当接面に噛み合わせ部
    を設けたことを特徴とするシートバック用発泡成形型。
JP7049021A 1995-02-13 1995-02-13 シートバック用発泡成形型 Pending JPH08216168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7049021A JPH08216168A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 シートバック用発泡成形型

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JP7049021A JPH08216168A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 シートバック用発泡成形型

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JPH08216168A true JPH08216168A (ja) 1996-08-27

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ID=12819476

Family Applications (1)

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JP7049021A Pending JPH08216168A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 シートバック用発泡成形型

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JP (1) JPH08216168A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10119065A (ja) * 1996-10-24 1998-05-12 Bridgestone Corp 合成樹脂発泡成形品の成形金型及び成形方法
JPH1199528A (ja) * 1997-09-30 1999-04-13 Toyo Tire & Rubber Co Ltd シート用パッドおよびその製造方法と装置

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