JP2000326346A - 発泡成形装置及び発泡成形方法 - Google Patents

発泡成形装置及び発泡成形方法

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JP2000326346A
JP2000326346A JP11136061A JP13606199A JP2000326346A JP 2000326346 A JP2000326346 A JP 2000326346A JP 11136061 A JP11136061 A JP 11136061A JP 13606199 A JP13606199 A JP 13606199A JP 2000326346 A JP2000326346 A JP 2000326346A
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JP
Japan
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mold
molding
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foaming
die
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JP11136061A
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English (en)
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Masaji Kamata
正司 鎌田
Mutsunori Ito
睦典 伊藤
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない発泡原料で品質の良い発泡成形をする
ことができる発泡成形装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 成形用型1a内に供給された原料mを発
泡させてウレタンUを成形する発泡成形装置1は、成形
用型1a内の空気を吸引する真空ポンプ7を有する空気
吸引手段を備えることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のシートや
家具のシート等のパッドとして使用されるウレタン等を
所定形状に成形する発泡成形装置及び発泡成形方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のシートのパッドと
して使用されるウレタンは、図2に示すような成形ライ
ンMLで製造される。図2に示すように、成形ラインM
Lは、ウレタンを発泡成形するための原料(一般にポリ
オールとイソシアネートとを適切な割合で混合したも
の)を、台車V上に載置された下型に供給したうえ上型
と下型を型締めした状態の成形用型1a内で発泡させる
ことによりウレタンを成形する原料供給発泡ゾーン10
と、原料供給発泡ゾーン10からの成形用型1aを約6
0度の温度で加熱しながら搬送し、ウレタンの品質を安
定させるキュアーゾーン11と、キュアーゾーン11か
ら搬出された成形用型1aを脱型してウレタンを取り出
す脱型ゾーン12と、脱型ゾーン12でウレタンが取り
出された後の成形用型1内にスチールワイヤ等のインサ
ート部材を取り付けるインサート部材取付ゾーン13
と、インサート部材取付ゾーン13でインサート部材が
取り付けられた成形用型1aに離型剤を塗布する離型剤
塗布ゾーン14とを備えている。
【0003】図3から図7は、上記成形ラインMLの原
料供給発泡ゾーン10における発泡成形行程を示したも
のである。図3は、離型剤塗布ゾーン14から搬送され
た下型2に対して、ロボットによりハンドリングされる
注入機を備えた原料供給装置15から原料mを供給する
ことを示したものである。図4は、下型2に原料mが供
給された状態で、上型3と下型2とが型締めされた成形
用型1aの状態を示したものである。また、図5は、成
形用型1a内で原料mが発泡している状態を示したもの
である。尚、図6は、原料mの発泡過程で、成形用型1
a内の空気が、下型2と上型3の間に設けられた僅かな
隙間であるパーティングラインPLから大気中に排出さ
れる状況を図示したものである。即ち、原料mの発泡過
程で発生する炭酸ガスの容積が増えて発泡容積が大きく
なると、成形用型1a内の空気がパーティングラインP
Lから大気中に排出される。尚、上記パーティングライ
ンPLは、成形用型1a内の空気が成形用型1a外に排
出されることを可能とし、発泡状態の原料mが成形用型
1a外に出ることを阻止するような適切な隙間に加工さ
れている。また、図7は、成形用型1a内で原料mが十
分に発泡し、ウレタンUが成形された状態を示したもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記成形ラインMLで
ウレタンUを成形する場合、前述のように成形用型1a
内で原料mの発泡を利用して成形用型1a内の空気をパ
ーティングラインPLから成形用型1a外に排出させ、
図7に示すような形状のウレタンUを成形する。しかし
ながら、この場合、上記発泡圧が低いと成形用型1a内
の空気が十分に成形用型1a外に排出されず、残留空気
により発泡の進行が妨げられるため、ウレタンUに欠肉
等ができる。従って、従来の成形手段では、原料mの供
給量を少なくすることができず、むしろ、原料mの量を
多目にして原料mの発泡過程での発泡圧を高めることが
必要である。そのため、成形コストが高いという問題が
ある。
【0005】そこで本発明は、少ない原料で品質の良い
発泡体を成形することが可能な発泡成形装置を提供する
ことを解決すべき課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、特許請求の
範囲に記載された発泡成形装置及び発泡成形方法によっ
て解決される。特許請求の範囲に記載された発泡成形装
置及び発泡成形方法によれば、成形用型内の空気が吸引
されて成形用型内が減圧されるため、発泡倍率の高い発
泡が行われる。従って、成形用型内の残留空気を排出さ
せるために原料の量をコントロールする必要がなく、本
来、予定された発泡体に対応した量の原料のみを供給す
ることで発泡成形が適正に行われる。即ち、従来よりも
少量かつ適正な量の原料で所要容積の発泡成形ができる
とともに、成形用型内の空気に起因する欠肉等の発生を
防止することができ、品質の良い発泡体が成形される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、例えば、自動車のシートのパッド
として使用されるウレタンを成形するための発泡成形装
置1の断面図である。図1に示すように、下型2と上型
3から成る成形用型1aにおいて、上型3に予めあけら
れた孔3hに、成形用型1a内の空気を吸引するための
二つの接続部材4が気密状に着脱自在に挿着される。ま
た、各接続部材4には、成形用型1a内の空気を抜く方
向にのみ開弁するチャッキ弁5が接続され、更に、各チ
ャッキ弁5は、管6を介して真空ポンプ7に接続され
る。また、上型3が閉じた状態で下型2と上型3が型締
めされた場合に、成形用型1a内と外気との間の直接的
な空気の流れを遮断するため、下型2のフランジ部2a
と上型3のフランジ部3aの間に軟質のゴム材8が取り
付けられる。このゴム材8は予め下型2のフランジ部2
a、あるいは上型3のフランジ部3aに貼着される。
尚、下型2と上型3を型締めする手段として、前記従来
の技術の欄で説明した台車Vに載置されたエアバッグ
(図示していない)を膨張させて下型2を上方向に押圧
する。あるいは、下型2と上型3をクランプする図示し
ていないクランプ装置が用いられる。以上のように構成
された発泡成形装置1は、前記従来の技術の欄で説明し
た成形ラインMLの原料供給発泡ゾーン10に装備され
る。
【0008】次に、発泡成形装置1の作用について説明
する。前記従来の技術の欄で説明した成形ラインMLの
離型剤塗布ゾーン14において、下型2と上型3とに離
型剤が塗布された状態で、成形用型1aが原料供給発泡
ゾーン10に搬送されると、ロボットによりハンドリン
グされる注入機を備えた原料供給装置15(図3参照)
により、ポリオールとイソシアネートとが適正な割合で
混合された原料mが下型2に供給される。上記のよう
に、原料供給発泡ゾーン10において、下型2に原料m
が供給されると、図1に示すように上型3が閉じられ、
上型3と下型2が前述のように型締めされる。また、上
記接続部材4が上型3の前記孔3hに挿着される。この
状態で下型2のフランジ部2aと上型3のフランジ部3
aとの間に取り付けられたゴム材8により成形用型1a
内と外気との間の直接的な空気の流れが遮断される。次
に、真空ポンプ7により成形用型1a内の空気を吸引
し、成形用型1a内を例えば0.8〜0.1気圧に減圧
する。尚、この減圧は、原料mの種類、特性等により適
宜、設定される。成形用型1a内の空気は、下型2と上
型3の間に設けられた僅かな隙間、即ちパーティングラ
インPL(従来の技術の欄の説明を参照)と、接続部材
4と、チャッキ弁5と、管6とを介して真空ポンプ7に
より吸引され、大気中に排気される。
【0009】成形用型1a内で原料mの発泡が進むとと
もに減圧も進行するため、残留空気に妨げられずに発泡
が円滑に進行し、ウレタンUが成形される。尚、上記真
空ポンプ7は、ウレタンUが成形用型1a内に充満する
まで運転を継続するか、発泡途中まで運転し、そのあ
と、ウレタンUが成形用型1a内に充満するまで発泡圧
で残留空気を排出させるかは、適宜、制御できるように
する。
【0010】上記のように成形用型1a内が減圧された
状態で原料mが発泡し、ウレタンUが成形された状態
で、成形用型1aは前記成形ラインMLのキュアゾーン
11を通過するため、ウレタンUの成形品質が安定され
る。そのあと、キュアーゾーン11から搬出された成形
用型1aは脱型ゾーン12で脱型され、ウレタンUが取
り出される。このウレタンUは、前述のように自動車の
シートのパッドとして使用される。
【0011】以上のような発泡成形装置1において、成
形用型1a内が減圧されると、原料mの発泡時に発生す
る炭酸ガスの体積が大きくなり、発泡倍率が高くなるた
め、従来の発泡圧による成形用型1a内の空気排出手段
のように原料mを多目にする必要が無く、むしろ、少な
い原料mで所要容積のウレタンUを成形することができ
る。また、従来の成形ラインMLの一部を改造するだけ
で発泡成形装置1を構成することができる。
【0012】尚、上記実施の形態では発泡体としてウレ
タンUについて説明したが、ウレタンUに限らず、他の
発泡体も成形することができる。また、実施の形態では
真空ポンプ7を用いているが、真空ポンプ7に限らず、
成形用型1a内の空気を吸引し、成形用型1a内を強制
的に減圧できる構成であればよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、少ない原料で品質の良
い発泡体を成形することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発泡成形装置の構成を示した断面図である。
【図2】成形ラインの構成を示した系統図である。
【図3】従来の発泡成形行程説明図である。
【図4】従来の発泡成形行程説明図である。
【図5】従来の発泡成形行程説明図である。
【図6】従来の発泡成形行程説明図である。
【図7】従来の発泡成形行程説明図である。
【符号の説明】
1 発泡成形装置 1a 成形用型 2 下型 3 上型 4 接続部材 5 チャッキ弁 6 管 7 真空ポンプ 8 ゴム材 15 原料供給装置 m 原料 U ウレタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B084 CB01 4F202 AA31 AA42 AG20 AH26 CA01 CB12 CC05 CP06 4F204 AA31 AA42 AG20 AH26 EA01 EB12 EK09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形用型内に供給された原料を発泡させ
    て成形する発泡成形装置であって、前記成形用型内の空
    気を吸引して前記成形用型内を減圧する減圧手段を備え
    た発泡成形装置。
  2. 【請求項2】 成形用型内に供給された原料を発泡させ
    て成形する発泡成形方法であって、前記成形用型内に原
    料を供給する工程と、前記成形用型内の空気を吸引して
    前記成形用型内を減圧する工程と、減圧された前記成形
    用型内で前記原料を発泡させ、成形する工程とを有する
    発泡成形方法。
JP11136061A 1999-05-17 1999-05-17 発泡成形装置及び発泡成形方法 Pending JP2000326346A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10313788A1 (de) * 2003-03-20 2004-10-07 Schock Gmbh Verfahren zur Herstellung von Formteilen aus einer aushärtbaren Reaktionsmasse, nach dem Verfahren hergestelltes Formteil und zugehörige Gießform
DE102022108882A1 (de) 2022-04-12 2023-10-12 Schock Gmbh Gießform zur Herstellung eines eine Vorder- und eine Rückseite aufweisenden Gießkörpers aus einer aushärtbaren Gießmasse

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10313788A1 (de) * 2003-03-20 2004-10-07 Schock Gmbh Verfahren zur Herstellung von Formteilen aus einer aushärtbaren Reaktionsmasse, nach dem Verfahren hergestelltes Formteil und zugehörige Gießform
DE102022108882A1 (de) 2022-04-12 2023-10-12 Schock Gmbh Gießform zur Herstellung eines eine Vorder- und eine Rückseite aufweisenden Gießkörpers aus einer aushärtbaren Gießmasse

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