JPH10105192A - 車両用音声案内装置 - Google Patents

車両用音声案内装置

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JPH10105192A
JPH10105192A JP8262734A JP26273496A JPH10105192A JP H10105192 A JPH10105192 A JP H10105192A JP 8262734 A JP8262734 A JP 8262734A JP 26273496 A JP26273496 A JP 26273496A JP H10105192 A JPH10105192 A JP H10105192A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの聞き取り能力に応じた再音声出力を
行う。 【解決手段】 再音声ボタン36の操作などにより、再
出力が要求されたとき、出力要求解析装置32が、状況
判断装置38からの情報に基づいて再出力要求の理由を
解析する。そして、各種パラメータ操作部28を介し、
スピーカ20からの際音声出力を制御する。比較解析装
置24は、再々出力要求がなかった場合には、妥当な再
出力とみなし、その時の状況と対処の関係を状況および
出力要求記憶装置26に記憶する。そして、その後の再
出力要求の時には、比較解析装置24が状況および出力
要求記憶装置26に記憶されている関係を参照して同様
の状況の場合には、同様の対処を行う。これによって再
々出力要求発生の確率を減少することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両内へ音声出力
を行い、その音声に対する再出力要求に応じて再音声出
力を行う車両用音声案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、経路案内を行うナビゲーショ
ン装置が知られており、これを搭載する車両も増えてき
ている。このナビゲーション装置では、目的地を設定す
ることによって、現在地から目的地までの最適経路を探
索し、これを走行経路として記憶する。そして、現在位
置を検出しながら、現在位置を含む地図上に、現在地お
よび走行経路を表示して経路案内を行う。また、右左折
する案内交差点では、交差点での進行方向を拡大表示し
て案内を行う。このようなナビゲーション装置によっ
て、目的地までの走行における進行方向の選択が容易に
なる。
【0003】また、路側に光ビーコンや、電波ビーコン
を設置しておき、ここから進行方向の道路における渋滞
情報等を流したり、FM多重放送で渋滞情報等を提供す
るシステムも実用化が始まっている。これらの情報を利
用すれば、ナビゲーション装置により、より好適な経路
案内が行える。
【0004】また、ナビゲーション装置による右左折に
ついての案内などは、走行中に行われる。ドライバーは
走行中前方を注視しており、右左折などの案内は、音声
で行うことが好ましい。そこで、「この先○○交差点を
左方向です。」等という音声案内を交差点の手前で出力
し、経路案内する装置も普及している。
【0005】ここで、音声案内は、周囲の騒音の状況な
どに大きな影響を受ける。すなわち、騒音が大きけれ
ば、音声案内を聞き取れない確率も高くなる。そこで、
特開平3−209600号公報に記載の装置では、音声
案内へのユーザ(通常は、ドライバー)の応答と、その
時の騒音状況とから音声案内を聞き取れなかったか否か
を推定する。そして、再度音声案内を出力する。これに
よって、ユーザが聞き取れなかったと推定された時に自
動的に再度の音声案内が行われ、より確実な案内が達成
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、画一的な判断によって、再度の音声出力を行うか否
かを決定する。従って、聞き取り能力の個人差等に対応
することができない。すなわち、聞き取り能力の低い人
には、聞き取れなかったとの判断基準を下げ、また聞き
取り能力の高い人には、聞き取れなかったとの判断基準
を上げ、ユーザの個々人にあった再度の案内出力を行う
ことはできなかった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、ユーザの聞き取り能力に
応じた再音声出力を行うことが可能な車両用音声案内装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両内へ音声
出力を行い、その音声に対する再出力要求に応じて再音
声出力を行う車両用音声案内装置であって、音声出力に
応じた再出力要求の理由を特定し、この理由に対応した
再音声を出力する再音声出力手段と、再音声出力後の再
々出力要求の有無に応じて再音声出力の妥当性を評価す
る再音声出力妥当性評価手段と、妥当と判断された場合
の再音声と理由との関係を記憶し、以降の音声出力に反
映させる音声出力制御手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0009】このように、再出力を行った時に、再々出
力要求があるか否かで再音声出力の妥当性を判断する。
例えば、再々出力要求がなければ、再出力が妥当であっ
たと判断する。そして、妥当な再音声出力と再出力要求
との関係を記憶する。従って、同様の理由の再出力要求
があった場合には、記憶されている関係に基づき、妥当
な再音声の出力が行える。そこで、再々出力が要求され
る可能性を低減して好適な再音声出力が行える。特に、
実際の操作結果に基づいて、再音声と理由の関係を記憶
するため、ユーザの聞き取り能力に応じた再音声出力が
可能となる。
【0010】また、本発明は、複数の理由のそれぞれに
応じた対応形態を用意し、特定した理由に応じた対応形
態で再音声を出力することを特徴とする。
【0011】例えば、車内雑音が大きければ、再出力音
声の音量を大きくするのがよく、難しい地名などの難解
な表現が含まれていた場合には表現を平易なものに変更
するのがよく、またハンドルなどの操作中であれば単に
もう一度音声を出力すればよい。このような理由に応じ
た対応形態を用意しておき、再音声出力を行うことで、
適切な再音声出力が行える。
【0012】また、本発明は、複数の理由が特定された
場合には、その複数の理由に応じた複数の対応形態で再
音声出力を行うことを特徴とする。
【0013】例えば、騒音が大きくかつ難しい表現が含
まれていた場合には、音量を大きくすると共に、平易な
表現で再音声出力を行うことができる。従って、再音声
出力を適切なものにできる。
【0014】さらに、本発明は、同一条件での再出力要
求の頻度が所定値以上の場合、最初の音声出力から前記
理由に対応した音声出力を実行することを特徴とする。
【0015】何度も再出力要求がある場合には、最初か
ら再音声出力の形態で、音声を出力することが好まし
い。これによって、再出力要求発声の頻度を減少でき、
よりユーザの要求に合致した音声出力が行える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。図1は、本実施形態に係る装置の全体構成を示
すブロック図である。ナビゲーションシステム10に
は、GPS等の現在位置取得装置12と、地図データ記
憶装置14が接続されており、経路案内のための各種の
処理を行う。すなわち、目的地の設定に応じて、最適経
路を探索したり、経路及び現在地をディスプレイの地図
上に表示したり、経路を設定した走行中において、右左
折する交差点(案内交差点)などでは、案内用の拡大図
を表示して経路案内を行う。
【0017】また、ナビゲーションシステム10には、
音声合成制御部16、音声出力制御部18を介し、スピ
ーカ20が接続されている。そして、案内交差点では、
右左折の案内音声をスピーカ20から出力する。例え
ば、案内交差点の300m手前において、「300m先
○○交差点を右方向です。」等という案内音声を音声合
成制御部16、音声出力制御部18において音声合成
し、スピーカ20から出力する。
【0018】そして、音声合成制御部16には、推定・
案内音声制御装置22が接続されており、この推定・案
内音声制御装置22は音声案内の再入力が要求された理
由などの推定結果に応じて、出力する音声案内を適切な
ものに変更する。このために、推定・案内音声制御装置
22には、比較解析装置24が接続されており、この比
較解析装置24が音声案内再出力の理由に応じた各種対
処策を決定し、この決定結果に応じて推定・案内音声制
御装置22の動作を制御する。
【0019】比較解析装置24には状況および出力要求
記憶装置26が接続されており、この状況および出力要
求記憶装置26には、過去に音声案内の再出力要求があ
った状況について記憶している。従って、比較解析装置
24は、過去の状況を参考にして各種対策を決定でき
る。また、新しい状況が生じた場合は、比較解析装置2
4は、その状況等を状況および出力要求記憶装置26に
記憶する。また、比較解析装置24には、推定・案内音
声制御装置22に接続されている各種パラメータ操作部
28が接続されており、比較解析装置24における解析
結果などに基づき各種パラメータ操作部28が、推定・
案内音声制御装置22における各種パラメータを操作す
る。これによって、音声出力の音量などが制御される。
【0020】比較解析装置24には、カウンタ30を内
蔵する出力要求解析装置32が接続されている。この出
力要求解析装置32には、音声入力装置34、再音声ボ
タン36が接続されており、音声入力装置は、ユーザの
発声に基づいて音声案内の再出力要求を認識する。ま
た、再音声ボタン36は、ユーザの操作に基づいて音声
案内の再出力要求を認識する。そして、これら音声入力
装置34及び再音声ボタン36からの信号によって出力
要求解析装置32が、案内音声の再出力要求を認識す
る。なお、カウンタ30は、再出力の要求回数をカウン
トする。
【0021】また、出力要求解析装置32には、状況判
断装置38が接続されており、出力要求解析装置32
は、状況判断装置38からの状況に応じて再出力要求の
理由を解析する。状況判断装置38には、オーディオ音
量レベルセンサ40、騒音センサ42、ハンドル操作セ
ンサ44、オーディオ操作センサ46、マイク48が接
続されており、状況判断装置38は、オーディオの音
量、騒音の状態、ハンドルを操作中か、オーディオを操
作中か、マイクを利用中かなどの環境条件を認識し、状
況を判断する。
【0022】ここで、比較解析装置24における処理に
ついて、図2のフローチャートに基づいて説明する。ま
ず聞き返し入力があったかを判定する(S11)。これ
は、音声入力装置34を介しての音声による再出力要求
または再音声ボタン36の操作による再出力要求があっ
たか否かを出力要求解析装置32からの信号によって判
定することによって行う。そして、聞き返しの入力がな
かった場合には、音声出力に問題がないため、次の発声
の処理に備える。
【0023】一方、聞き返しの入力(再出力要求)があ
った場合には、状況および出力要求記憶装置26に記憶
されている状況(この状況が再出力要求の理由に対応す
る)と比較する(S12)。すなわち、状況および出力
要求記憶装置26には、これまでに行った正しい対策が
その時の状況に対応して記憶されている。従って、一致
する状況が存在すれば、対策も同一でよい。そこで、状
況および出力要求記憶装置26に一致する状況が記憶さ
れていなかった場合に、理由推定プロセスにより理由を
推定し(S13)、記憶されていた場合にはこのS13
をスキップする。
【0024】そして、S12において、NOあるいはS
13において理由を推定し再出力をどのように行うか
(対策)を決定した場合には、決定された対策に基づい
て対策再音声を発生する(S14)。
【0025】このように再音声を出力した場合には、次
に再々出力要求があったかを判定する(S15)。すな
わち、再音声出力が正しく行われた場合には、再々出力
要求はない。そこで、再出力に対する再々音声出力要求
の有無によって、再音声出力が正しかったか否か(妥当
性)が判定される。
【0026】S15において、YESすなわち再々出力
要求があった場合には、再出力がユーザの要求に合致し
ていなかったことを意味しており、音声出力についての
各種パラメータを変更する(S16)。すなわち、音声
出力についての各種のパラメータを変更し、再々音声出
力の状態を決定する。
【0027】一方、S15において、再々出力要求がな
かった場合には、このような状況が初めて発生した状況
かを判定する(S17)。そして、初めての状況であれ
ば、出力方法と状況の関係を状況および出力要求記憶装
置26に記憶する(S18)。すなわち、再々出力要求
がなかったということは、再出力が適切であったことを
意味しており、同様の状況(理由)が発生した場合には
同様の対策を行うことが望ましい。そこで、これについ
て記憶する。従って、S12において、適切な対策を検
出することができ、再々出力要求がなされる確率を減少
できる。特に、ユーザの応答に基づいて、状況と対策の
関係を記憶するため、記憶内容に基づいて対策を決定す
ることでユーザの特性に応じた対処が可能となる。
【0028】一方、S17において、初めての状況でな
かった場合には、カウンタ30におけるカウント値を+
1する(S19)。そして、1を加算したカウント値が
所定カウント値(所定回数、例えば3回)以上かを判定
する(S20)。このカウント値が高ければ、同一の状
況でユーザが常に再々出力要求を発しているのであり、
出力方法を変更した方がよい。そこで、S20におい
て、YESの場合には、初回の出力方法を変更する(S
21)。すなわち、再々出力要求が発せられた状況にお
いて正しいと考えられる対処方法を初回から行えるよう
に、出力方法を変更する。これによって、再出力要求が
なされる確率を減少できる。なお、カウントは同一の状
況において、再々出力要求があったときにリセットする
とよい。
【0029】このようにして、聞き返し(再出力要求)
があった場合には、その内容を判定し、再音声出力を行
い、再々出力要求があった場合には、再音声出力につい
ての各種パラメータを変更し、再々出力要求が繰り返さ
れた場合には、初回の出力方法を変更する。これによっ
て、よりユーザの好みにあった音声案内出力を行うこと
ができる。
【0030】次に、S13における理由推定プロセスに
ついて、図3に基づいて説明する。まず推定される再出
力要求の理由としては、 (a)バックグラウンドの音が大きいため、聞き取れな
かった (b)表現が難しいため、理解できなかった (c)会話をしていたり、機器を操作していたため、聞
き逃した 等が考えられる。そして、このような理由に応じて再音
声出力の際の対策は異なるはずである。
【0031】すなわち、理由(a)であれば音量を大き
くし、(b)であれば表現を変更し、(c)であれば単
に再出力するのがS14における対策再発声になる。
【0032】そこで、S13の理由推定プロセスにおい
て、これらの理由を推定する。まず、雑音・オーディオ
レベルを判定する(S31)。すなわち、車内雑音やオ
ーディオの音量が一定以上のレベルの場合、聞こえなか
った可能性が高い。従って、この判定により、理由
(a)の寄与分が推定できる。そこで、オーディオ音量
レベルセンサ40、雑音センサ42の出力に応じて状況
判断装置38が判断した結果に応じて、これらのレベル
がどの程度かを検出する。そして、検出されたレベルに
基づいて、テーブル比較を行い(S32)、理由(a)
の推定評価量を付与する(S33)。図4に示すよう
に、オーディオ音量及び雑音量に対応して聞き取り難さ
h(理由(a)の推定評価量)についてのテーブルを用
意しておき、このテーブルとの比較に基づいて理由
(a)の推定評価量を決定する。
【0033】このようにして、バックグラウンドの音量
についての推定評価量を決定した場合には、次に案内文
を判断する(S34)。すなわち、案内文が難解なもの
であった場合には、理解できなかった可能性が大きい。
特に、案内文は、具体的なものほど表現が難しくなり、
理解しにくいものになる。また、特異な言葉(例えば地
名や外国語)を含む案内の場合分からなかった可能性が
高い。そこで、図5のような案内文の分かりにくさにつ
いてテーブルを用意しておき、出力された案内文をこの
テーブルと比較し(S35)、理由(b)の推定評価量
を付与する(S36)。
【0034】次に、会話・発声の判断を行う(S3
7)。すなわち、会話しているときには、注意力が落ち
るため、案内出力を聞き逃す可能性が高い。そこで、マ
イク48の出力より、車内における会話・発声の状況を
取り入れ、ユーザが会話または何らかの発声をしている
かを判定する。そして、その発生の状況を会話の量(例
えば、マイクロフォンで拾った所定時間内の平均音量)
を図6に示すような会話レベルと推定評価値のテーブル
と比較し(S38)、理由(c)の推定評価量を決定す
る(S39)。
【0035】次に、ハンドル・オーディオなどの操作を
判断する(S40)。何らかの操作を行っているときも
案内出力に対する注意力は落ちるものと考えられる。そ
こで、ハンドル操作センサ44、オーディオ操作センサ
46の出力に応じて操作状態を検出する。そして、図7
のような操作量の大小と推定評価量のテーブルを用意し
ておき、このテーブルと比較する(S41)ことで、理
由(c)の推定評価量を決定する(S42)。ここで、
S39及びS42は共に、理由(c)の推定評価量であ
るため、理由(c)の推定評価量は、両者の和とすると
よい。
【0036】このようにして、各理由についての推定評
価量が求められるため、これらの比較計算を行い(S4
3)、理由を推定する(S44)。
【0037】最終的な理由は、1つとしてもよいが、複
数の理由にそれぞれに対応した対処を行うことが好適で
ある。例えば、理由(a)に対する対策としては、推定
評価量hを再出力の際の音量決定のパラメータとすると
よい。すなわち、図4に示すように、オーディオ音量及
び雑音量が所定値以下かである推定評価量h0の領域で
は係数k3、オーディオ音量及び雑音量が所定値上記範
囲より少し大きい推定評価量h1の領域では係数k2、
オーディオ音量及び雑音量がさらに上記範囲より大きい
推定評価量h2の領域では係数k1、オーディオ音量及
び雑音量がさらに上記範囲より大きい推定評価量h3の
領域では係数k0を設定する。そして、設定された係数
kに基づいて、 ΔV=k×V0 (ここで、kは係数、ΔVは再出力音量増加量、V0は
出力した音量)で再出力音量増加量を決定する。また、
理由(b)の推定評価量が大きいときには、より平易な
案内文に変更する。さらに、理由(c)の推定評価量が
大きいときには、単に同一の案内音声の出力を繰り返
す。なお、このようなS14における対策は、各種パラ
メータ操作部28が推定・案内音声制御装置22を介
し、出力を制御することによって行う。
【0038】また、聞き取れなかった場合の理由として
は、スピードが速すぎる場合や、聞き取りにくい言葉な
どがある。このような場合には、案内文の内容からこれ
を判定し、読み上げスピードを遅くしたり、かつ舌をは
っきりさせた案内文出力に変更するなどの対策も好適で
ある。
【0039】ここで、再音声ボタン36に代えて図8に
示すような再出力要求スイッチを設け、ユーザにおいて
対策を入力できるようにしてもよい。すなわち、「もう
一度」、「もっと大きく」、「ゆっくりと」、「言い換
える」等のボタンを設けておき、「もう一度」であれば
単に案内出力を繰り返し、「もっと大きく」であれば音
量を1段階大きくし、「ゆっくりと」であれば案内の言
い方をゆっくりしたものにし、「言い換える」であれば
他の表現(平易な表現)に変更する。この方法によって
も、適切な対策が行える。この場合、図2におけるS1
4、15において、操作ボタンの操作を基に対策を決定
すればよい。
【0040】さらに、案内の表現を変更する方法として
は、平易な文章にするほか、冗長な表現にする、方言や
流行語または慣用表現を用いる等の方法もある。さら
に、ユーザの選択によって、表現方法を選択できるよう
にすることも好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 再発声プロセスの動作を示すフローチャート
である。
【図3】 理由推定プロセスの動作を示すフローチャー
トである。
【図4】 雑音量・オーディオ音量と推定評価量の関係
を示す図である。
【図5】 案内文の内容と推定評価量の関係を示す図で
ある。
【図6】 会話レベルと推定評価量の関係を示す図であ
る。
【図7】 オーディオ・ハンドル操作量と推定評価量の
関係を示す図である。
【図8】 再音声要求スイッチの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ナビゲーションシステム、12 現在位置取得装
置、14 地図データ記憶装置、16 音声合成制御
部、18 音声出力制御部、20 スピーカ、22 推
定・案内音声制御装置、24 比較解析装置、26 状
況および出力要求記憶装置、28 各種パラメータ操作
部、30 カウンタ、32 出力要求解析装置、34
音声入力装置、36 再音声ボタン、38 状況判断装
置、40オーディオ音量レベルセンサ、42 騒音セン
サ、44 ハンドル操作センサ、46 オーディオ操作
センサ、48 マイク、50 再出力要求スイッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内へ音声出力を行い、その音声に対
    する再出力要求に応じて再音声出力を行う車両用音声案
    内装置であって、 音声出力に応じた再出力要求の理由を特定し、この理由
    に対応した再音声を出力する再音声出力手段と、 再音声出力後の再々出力要求の有無に応じて再音声出力
    の妥当性を評価する再音声出力妥当性評価手段と、 妥当と判断された場合の再音声と理由との関係を記憶
    し、以降の音声出力に反映させる音声出力制御手段と、 を含むことを特徴とする車両用音声案内装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 複数の理由のそれぞれに応じた対応形態を用意し、特定
    した理由に応じた対応形態で再音声を出力することを特
    徴とする車両用音声案内装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 複数の理由が特定された場合には、その複数の理由に応
    じた複数の対応形態で再音声出力を行うことを特徴とす
    る車両用音声案内装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置において、 さらに、 同一条件での再出力要求の頻度が所定値以上の場合、最
    初の音声出力から前記理由に対応した音声出力を実行す
    ることを特徴とする車両用音声案内装置。
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