JPH1021049A - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

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JPH1021049A
JPH1021049A JP8187038A JP18703896A JPH1021049A JP H1021049 A JPH1021049 A JP H1021049A JP 8187038 A JP8187038 A JP 8187038A JP 18703896 A JP18703896 A JP 18703896A JP H1021049 A JPH1021049 A JP H1021049A
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JP8187038A
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Yuichi Kojima
裕一 小島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声合成装置の使用者ができるだけ受け取り
易いタイミングで音声情報を出力する。 【解決手段】 本発明に係る音声合成装置は,文字コー
ド列を記憶する発話バッファ101と,音声合成装置の
周囲の騒音レベルを検出する騒音状況検出部103と,
音声合成装置の使用者の発話を検出する使用者発話検出
部104と,音声合成装置の使用者の動作量を検出する
動作状況検出部105と,音声合成装置の最新の発話か
らの経過時間を検出する発話状況検出部106と,各検
出手段の検出結果に基づいて,文字コード列を音声合成
して出力するか否か判断する発話制御部102とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は音声合成装置に関
し,より詳細には,周囲の状況に応じて音声情報を出力
するタイミングを制御することができる音声合成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】音声合成装置は,何らかの情報を音声に
よって使用者に伝えるための装置である。従来の音声合
成装置においては,スピーカーから音声情報を出力する
ことのみをもって音声情報の伝達とみなしていたが,情
報の伝達という点から考えた場合,単に音声情報を出力
するのみでは装置の使用者に伝えたい情報が伝わらない
ことがある。
【0003】そこで,聞き手に伝わり易くして音声情報
を出力することができる装置を開示するものとして,特
開昭61−145633号公報『音声出力装置』があ
る。この音声出力装置は,音声合成処理部と騒音レベル
測定部とを備え,ホストデータ処理装置からの指令によ
り音声合成処理部から音声を出力する際,周りの騒音を
測定し,そのレベルに応じて発生出力レベルを調整して
音声合成処理部から音声を出力するよう構成され,ホス
トデータ処理装置からの指示に従い,音声出力レベルを
確認して確実に聞き手に出力した内容を伝えることがで
きるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,例えば
音声合成装置を車載用ナビゲーションシステムに適用し
た場合,ハンドルをきっている最中に音声情報を出力し
ても運転者は音声情報に集中することができない。した
がって,このような状態のときに音声情報を出力したと
しても運転者に情報を伝達することは困難である。
【0005】また,窓を開けて運転している場合,周囲
の騒音レベルが相当高いことも考えられるため,このよ
うな状態のときに音声情報を出力したとしても運転者に
情報を伝達することは困難である。
【0006】したがって,本発明は上記に鑑みてなされ
たものであって,音声合成装置の使用者ができるだけ受
け取り易いタイミングで音声情報を出力することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め,本発明の請求項1に係る音声合成装置は,所定の文
字コード列を音声に合成して出力する音声合成装置にお
いて,前記文字コード列を記憶する記憶手段と,前記音
声合成装置の周囲の状況を検出する検出手段と,前記検
出手段の検出結果に基づいて,前記文字コード列を音声
合成して出力するか否か判断する音声出力判断手段と,
を備えるものである。
【0008】また,本発明の請求項2に係る音声合成装
置は,請求項1記載の音声合成装置において,前記検出
手段が,前記音声合成装置の周囲の騒音レベルを検出す
る騒音検出手段であり,前記音声出力判断手段が,前記
騒音レベルが所定のレベル以下の場合に前記文字コード
列を音声合成して出力させるものである。
【0009】また,本発明の請求項3に係る音声合成装
置は,請求項1記載の音声合成装置において,前記検出
手段が,前記音声合成装置の使用者の動作量を検出する
動作量検出手段であり,前記音声出力判断手段が,前記
動作量が所定のレベル以下の場合に前記文字コード列を
音声合成して出力させるものである。
【0010】また,本発明の請求項4に係る音声合成装
置は,請求項1記載の音声合成装置において,前記検出
手段が,前記音声合成装置の最新の発話からの経過時間
を検出する経過時間検出手段であり,前記音声出力判断
手段が,前記経過時間が所定の時間以上である場合に前
記文字コード列を音声合成して出力させるものである。
【0011】また,本発明の請求項5に係る音声合成装
置は,請求項1記載の音声合成装置において,前記検出
手段が,前記音声合成装置の使用者の発話を検出する発
話検出手段であり,前記音声出力判断手段が,前記使用
者が発話していない場合に前記文字コード列を音声合成
して出力させるものである。
【0012】また,本発明の請求項6に係る音声合成装
置は,請求項1記載の音声合成装置において,前記検出
手段が,前記音声合成装置の現在位置を検出する位置検
出手段であり,前記音声出力判断手段が,前記音声合成
装置が所定の位置に位置する場合に前記文字コード列を
音声合成して出力させるものである。
【0013】また,本発明の請求項7に係る音声合成装
置は,請求項1記載の音声合成装置において,前記検出
手段が,予め設定されたしきい値を有し,前記音声合成
装置の周囲の状況を検出した結果と前記しきい値とを比
較して,前記音声出力判断手段に対し発話可又は発話不
可信号を出力するものである。
【0014】また,本発明の請求項8に係る音声合成装
置は,請求項1記載の音声合成装置において,前記記憶
手段に記憶される文字コード列に対して予め所定の情報
を付加しておき,前記音声出力判断手段が,前記所定の
情報に基づいて前記文字コード列の出力順序を判断する
ものである。
【0015】また,本発明の請求項9に係る音声合成装
置は,請求項8記載の音声合成装置において,前記所定
の情報が,前記文字コード列の重要度を示す情報であ
り,前記音声出力判断手段が,前記重要度の高い前記文
字コード列から音声合成して出力させるものである。
【0016】また,本発明の請求項10に係る音声合成
装置は,請求項8記載の音声合成装置において,前記所
定の情報が,前記文字コード列を記憶してから出力すべ
き時間を示す情報であり,前記音声出力判断手段が,現
在時刻に最も近い前記時間情報が付加された文字コード
列から音声合成して出力させるものである。
【0017】また,本発明の請求項11に係る音声合成
装置は,請求項8記載の音声合成装置において,前記所
定の情報が,前記文字コード列の重要度を示す情報と前
記文字コード列を記憶してから出力すべき時間を示す情
報であり,前記音声出力判断手段が,前記重要度が同一
の前記文字コード列については現在時刻に最も近い前記
時間情報が付加された文字コード列から音声合成して出
力させるものである。
【0018】更に,本発明の請求項12に係る音声合成
装置は,請求項8記載の音声合成装置において,前記所
定の情報が,前記文字コード列の内容を示す情報であ
り,前記音声出力判断手段が,前記情報と前記検出手段
の検出結果とに基づいて,音声合成して出力すべき文字
コード列を選択するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下,本発明に係る音声合成装置
の実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】[実施の形態1]実施の形態1において
は,本発明に係る音声合成装置を携帯端末機に適用した
例を説明する。図1は,本発明の実施の形態1に係る音
声合成装置を携帯端末機に適用した場合の構成を示す構
成図である。
【0021】図1において,本発明に係る音声合成装置
は携帯端末機100内に収納されており,発話バッファ
101と,発話制御部102と,騒音状況検出部103
と,使用者発話検出部104と,動作状況検出部105
と,発話状況検出部106と,音声信号生成部107
と,スピーカー108とから構成される。
【0022】発話バッファ101は,携帯端末本体11
0から文字コード列を入力して記憶するものである。図
2は発話バッファ101を説明するための説明図であ
る。図2に示すように,文字コード列には,先頭に文字
コード列の重要度を示す情報(数字が大きいほど重要)
と,ある時刻までに文字コード列を音声合成して出力す
べきことを指定する発話リミット時間情報とが予め付加
されて発話バッファ101に記憶される。ただし,この
文字コード列に付加される情報は任意なものであり,図
2に示すものに限定するものではない。また,発話バッ
ファ101には,重要度の高い文字コード列から先に出
力することができるように文字コード列が格納される。
【0023】騒音状況検出部103は,マイクロフォン
109を介して音声合成装置の周囲の騒音レベルを検出
するものである。この騒音状況検出部103は,一定時
間(例えば5秒)当たりのマイクロフォン109からの
入力信号のパワーが予め設定したしきい値を超えた場合
に発話不可信号を出力し,しきい値以下の場合は発話可
信号を発話制御部102に対して出力する。したがっ
て,周囲がうるさくて音声が伝わらない場合を避けて音
声情報を出力することが可能となる。
【0024】使用者発話検出部104は,マイクロフォ
ン109を介して音声合成装置の使用者の発話を検出す
るものである。この使用者発話検出部104は,マイク
ロフォン109からの入力信号を使用者の音声のピッチ
周波数付近を通すバンドパスフィルタ(図示せず)を用
いてフィルタリングし,一定時間(例えば1秒)当たり
の入力信号のパワーが予め定めたしきい値を超えた場合
に発話不可信号を出力し,しきい値以下の場合は発話可
信号を発話制御部102に対して出力する。したがっ
て,使用者が会話中で音声情報を聞き取ることが困難な
場合を避けて音声情報を出力することが可能となる。
【0025】動作状況検出部105は,使用者の動作量
を検出するものであり,例えば図1に示す携帯端末機1
00を持った音声合成装置の使用者が,何らかの作業を
している場合や走っている場合等を検出するものであ
る。この動作状況検出部105は,加速度計(図示せ
ず)を備え,一定時間(例えば5秒)当たりの加速度計
からの入力が予め設定したしきい値を超えた場合に発話
不可信号を出力し,しきい値以下の場合は発話可信号を
発話制御部102に対して出力する。したがって,使用
者が,別の作業が忙しくて音声情報を聞き取ることが困
難な場合を避けて音声情報を出力することが可能とな
る。
【0026】発話状況検出部106は,最新の発話から
の経過時間を検出するものである。この発話状況検出部
106は,後述する音声信号生成部107からスピーカ
ー108へ出力された信号を入力し,音声信号生成部1
07から信号が出力された時及び出力から一定時間(例
えば1秒)の間発話不可信号を出力し,それ以外の場合
は発話可信号を発話制御部102に対して出力する。し
たがって,音声出力の直後,まだ音声情報が使用者に十
分理解されていないうちに他の音声出力を行い,結局ど
ちらの音声情報も理解されないという事態を避けること
が可能となる。
【0027】発話制御部102は,上述した騒音状況検
出部103と,使用者発話検出部104と,動作状況検
出部105と,発話状況検出部106とから発話可又は
発話不可信号を入力し,全ての信号が発話可である場
合,発話バッファ101の先頭の文字コード列から音声
合成して出力させるものである。
【0028】音声信号生成部107は,発話制御部10
2の制御により,発話バッファ101から文字コード列
を受信して電気信号に変換し,スピーカー108に出力
するものである。そして,スピーカー108からは音声
合成された情報が出力される。
【0029】次に,実施の形態1に係る音声合成装置の
動作を説明する。前述したように発話バッファ101に
は,予め重要度等の付加情報が付加された文字列コード
が携帯端末本体110から入力され,重要度の順に格納
される。
【0030】発話制御部102は,騒音状況検出部10
3と,使用者発話検出部104と,動作状況検出部10
5と,発話状況検出部106とから入力される信号を監
視し,全てが発話可となった場合,発話バッファ101
に格納された先頭の文字コード列を取り出し,音声信号
生成部107に入力する。
【0031】音声信号生成部107は,文字コード列を
電気信号に変換してスピーカー108に出力し,スピー
カー108から音声情報が出力される。
【0032】なお,等しい重要度を持つ文字コード列が
発話バッファ101内に格納されている場合,発話制御
部102は発話リミット時間を参照し,現在時刻に最も
近い発話リミット時間を持つ文字コード列を選択して出
力させる。例えば図2に示す場合において,先頭の文字
コード列と2番目の文字コード列とが共に重要度2で等
しい場合は,2番目の文字コード列より1分現在時刻に
近い17:00の発話リミット時間を持つ先頭の文字コ
ード列が選択される。
【0033】このように実施の形態1に係る音声合成装
置によれば,音声合成装置の周囲の状況に応じて音声情
報を出力するタイミングを変化させることができるた
め,使用者に音声情報が伝わり易い状況で音声情報を出
力することができる。
【0034】[実施の形態2]実施の形態2において
は,本発明に係る音声合成装置を車載用ナビゲーション
システムに適用した例を説明する。図3は,本発明の実
施の形態2に係る音声合成装置を車載用ナビゲーション
システムに適用した場合の構成を示す構成図である。
【0035】図3において,本発明に係る音声合成装置
は車載用ナビゲーションシステム200内に収納されて
おり,発話振り分け部201と,質問バッファ202
と,メッセージバッファ203と,確認バッファ204
と,第1〜第3発話制御部205〜207と,位置検出
部208と,騒音状況検出部209と,発話状況検出部
210と,音声信号生成部211と,スピーカー212
とから構成される。
【0036】発話振り分け部201は,情報の内容を示
す所定の付加情報が付加された文字コード列を車載用ナ
ビゲーションシステム本体214から入力し,付加情報
に基づいてそれぞれ質問バッファ202,メッセージバ
ッファ203及び確認バッファ204に振り分けるもの
である。すなわち,発話振り分け部201は,文字列末
尾に例えば「?」マークが付加されているものは質問バ
ッファ202に,文字列長が5文字以下のものは確認バ
ッファ204に,それ以外のものはメッセージバッファ
203に振り分ける。なお,各バッファ202〜204
は,最初に入れられた文字コード列が最初に取り出され
る構造になっている。
【0037】位置検出部208は,音声合成装置の現在
位置を検出するものである。図3において位置検出部2
08は,車載用ナビゲーションシステム本体214から
位置情報と地図情報とを入力し,両者を比較して交差点
内にいる場合には発話不可信号を出力し,それ以外の場
合は発話可の信号を出力する。運転者は,交差点内では
ハンドル操作,他の自動車,歩行者等に気を配る必要が
ある。したがって,音声情報を聞き取ることが困難な交
差点内で音声情報を出力するということを避けることが
できる。なお,騒音状況検出部209と発話状況検出部
210は,前述した実施の形態1のものと同様であるた
め,ここではその説明を省略する。
【0038】第1発話制御部205は,位置検出部20
8,騒音状況検出部209及び発話状況検出部210か
ら発話可又は発話不可信号を入力し,全ての信号が発話
可の場合に質問バッファ202に記憶された文字コード
列を音声合成して出力させるものである。
【0039】第2発話制御部206は,位置検出部20
8及び発話状況検出部210から発話可又は発話不可信
号を入力し,全ての信号が発話可の場合にメッセージバ
ッファ203に記憶された文字コード列を音声合成して
出力させるものである。
【0040】第3発話制御部207は,発話状況検出部
210から発話可又は発話不可信号を入力し,発話可の
場合に確認バッファ204の文字コード列を音声合成し
て出力させるものである。
【0041】このように第1〜第3発話制御部205〜
207に接続される検出部208〜210の数が異なる
のは,伝えるべき情報の重要度によるものである。例え
ば,伝えるべき情報が単なる案内情報の場合は,音声を
出力するのみであるため多少の騒音があっても問題はな
いが,使用者に質問をする場合は,相手の返答を認識す
る必要があるため騒音が比較的少ない状況で音声情報を
出力する必要がある。したがって,情報の内容に応じて
周囲の状況を検討する度合いを変えることにしたのであ
る。
【0042】次に,実施の形態2に係る音声合成装置の
動作を説明する。発話振り分け部201は,車載用ナビ
ゲーションシステム本体214から文字コード列を入力
し,それぞれの内容に応じて質問バッファ202,メッ
セージバッファ203及び確認バッファ204に振り分
ける。
【0043】そして,位置検出部208,騒音状況検出
部209及び発話状況検出部210の出力信号が発話可
になった場合,第1発話制御部205は質問バッファ2
02から先頭の文字コード列を取り出し,音声信号生成
部211に入力する。音声合成生成部211は,入力し
た文字コード列を電気信号に変換してスピーカー212
に出力し,スピーカー212から音声情報が出力され
る。
【0044】また,位置検出部208及び発話状況検出
部210の出力信号が発話可になった場合,第2の発話
制御部206はメッセージバッファ203から先頭の文
字コード列を取り出し,音声信号生成部211に入力す
る。音声合成生成部211は,入力した文字コード列を
電気信号に変換してスピーカー212に出力し,スピー
カー212から音声情報が出力される。
【0045】更に,発話状況検出部210の出力信号が
発話可になった場合,第3の発話制御部207は確認バ
ッファ204から先頭の文字コード列を取り出し,音声
信号生成部211に入力する。音声合成生成部211
は,入力した文字コード列を電気信号に変換してスピー
カー212に出力し,スピーカー212から音声情報が
出力される。
【0046】なお,例えば位置検出部208及び発話状
況検出部210の出力信号が発話可となった場合,第2
及び第3発話制御部206,207のそれぞれが管理す
るバッファ203,204から文字コード列を取り出す
ことが可能になり,音声信号生成部211での処理が不
可能となってしまう。そこで,このような場合を考慮
し,第3発話制御部207>第2発話制御部206>第
1発話制御部205という各発話制御部における処理の
優先順位を設けることができる。
【0047】このように実施の形態2に係る音声合成装
置によれば,音声合成装置の周囲の状況及び出力する情
報の内容に応じて音声情報を出力するタイミングを変化
させることができるため,使用者に音声情報が伝わり易
い状況で音声情報を出力することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る音声
合成装置(請求項1)によれば,文字コード列を記憶す
る記憶手段と,音声合成装置の周囲の状況を検出する検
出手段と,検出手段の検出結果に基づいて,文字コード
列を音声合成して出力するか否か判断する音声出力判断
手段とを備えることにしたため,使用者にできるだけ伝
わり易い状況で伝達すべき音声情報を出力することがで
き,音声情報が伝わる可能性を向上させることができ
る。
【0049】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
2)によれば,請求項1記載の音声合成装置において,
検出手段が,音声合成装置の周囲の騒音レベルを検出す
る騒音検出手段であり,音声出力判断手段が,騒音レベ
ルが所定のレベル以下の場合に文字コード列を音声合成
して出力させることにしたため,周囲がうるさくて出力
された音声が伝わらない場合を避けて音声情報を出力す
ることができる。
【0050】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
3)によれば,請求項1記載の音声合成装置において,
検出手段が,音声合成装置の使用者の動作量を検出する
動作量検出手段であり,音声出力判断手段が,動作量が
所定のレベル以下の場合に文字コード列を音声合成して
出力させることにしたため,使用者が別の作業が忙し
く,出力された音声情報を聞いていられない場合を避け
て音声情報を出力することができる。特に,使用者が音
声のやり取りと並行して別の動作を伴う作業を進めてい
る場合に有効である。
【0051】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
4)によれば,請求項1記載の音声合成装置において,
検出手段が,音声合成装置の最新の発話からの経過時間
を検出する経過時間検出手段であり,音声出力判断手段
が,経過時間が所定の時間以上である場合に文字コード
列を音声合成して出力させることにしたため,音声情報
を出力した直後において,まだ音声情報が十分使用者に
理解されていないうちに別の音声情報が出力され,結局
どちらの情報も理解されないということを避けることが
できる。特に長いメッセージを出力する場合に有効であ
る。
【0052】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
5)によれば,請求項1記載の音声合成装置において,
検出手段が,音声合成装置の使用者の発話を検出する発
話検出検出手段であり,音声出力判断手段が,使用者が
発話していない場合に文字コード列を音声合成して出力
させることにしたため,使用者が会話中で音声情報を聞
き取ることが困難な場合を避けて音声情報を出力するこ
とができる。
【0053】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
6)によれば,請求項1記載の音声合成装置において,
検出手段が,音声合成装置の現在位置を検出する位置検
出手段であり,音声出力判断手段が,音声合成装置が所
定の位置に位置する場合に文字コード列を音声合成して
出力させることにしたため,使用者が別の作業が忙し
く,出力された音声情報を聞いていられない場合を避け
て音声情報を出力することができる。特に,使用者が音
声のやり取りと並行して別の動作を伴う作業を進めてい
る場合に有効である。また,コンサートホール,結婚式
場等,社会的に見て音声合成装置がいきなり話し出すこ
とが歓迎されない場所において,音声情報が出力される
ことを避けることができる。
【0054】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
7)によれば,請求項1記載の音声合成装置において,
検出手段が,予め設定されたしきい値を有し,音声合成
装置の周囲の状況を検出した結果としきい値とを比較し
て,音声出力判断手段に対し発話可又は発話不可信号を
出力することにしたため,音声情報を出力するタイミン
グを容易に得ることができる。
【0055】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
8)によれば,請求項1記載の音声合成装置において,
記憶手段に記憶される文字コード列に対し,予め所定の
情報を付加しておき,音声出力判断手段が,所定の情報
に基づいて文字コード列の出力順序を判断することにし
たため,周囲の状況と共に,情報の内容等を考慮して適
切なタイミングで音声情報を出力することができる。
【0056】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
9)によれば,請求項8記載の音声合成装置において,
所定の情報が,文字コード列の重要度を示す情報であ
り,音声出力判断手段が,重要度の高い文字コード列か
ら音声合成して出力させることにしたため,出力すべき
情報が多い場合に重要な情報から順番に処理していくこ
とが可能となり,重要な情報を正確に伝えることができ
る。
【0057】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
10)によれば,請求項8記載の音声合成装置におい
て,所定の情報が,文字コード列を記憶してから出力す
べき時間を示す情報であり,音声出力判断手段が,現在
時刻に最も近い時間情報が付加された文字コード列から
音声合成して出力させることにしたため,ある時間まで
に伝えなければならない情報が多数存在する場合,緊急
性の高い情報から順に処理することが可能となる。した
がって,多数の情報を効率良くかつ役立つ時間内に使用
者に伝達することができる。
【0058】また,本発明に係る音声合成装置(請求項
11)によれば,請求項8記載の音声合成装置におい
て,所定の情報が,文字コード列の重要度を示す情報と
文字コード列を記憶してから出力すべき時間を示す情報
であり,音声出力判断手段が,重要度が同一の文字コー
ド列については現在時刻に最も近い時間情報が付加され
た文字コード列から音声合成して出力させることにした
ため,伝えるべき情報が多数存在する場合,緊急性が高
くかつ重要な情報から順に処理することが可能となる。
また,それほど重要でない情報について,場合によって
は破棄するという制御を行うことも可能となり,多数の
情報を効率良く処理することが可能となる。
【0059】更に,本発明に係る音声合成装置(請求項
12)によれば,請求項8記載の音声合成装置におい
て,所定の情報が,メッセージ,質問等の文字コード列
の内容を示す情報であり,音声出力判断手段が,情報と
検出手段の検出結果とに基づいて,音声合成して出力す
べき文字コード列を選択することにしたため,情報の重
要度に合わせて音声情報を出力するタイミングを変化さ
せることができる。例えば,伝えるべき情報が単なる案
内情報の場合は音声出力のみであるため多少の騒音があ
っても問題はないが,使用者に質問をする場合は相手の
返答を認識する必要があるため騒音が比較的少ない状況
で音声情報を出力する必要がある。本発明に係る音声合
成装置によれば,このような要求に応じることが可能と
なり,周囲の状況に対して柔軟な対応をとることにより
音声情報を出力する機会が増え,より多くの情報を使用
者に伝達することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る音声合成装置を携
帯端末機に適用した場合の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る音声合成装置にお
いて,発話バッファを説明するための説明図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る音声合成装置を車
載用ナビゲーションシステムに適用した場合の構成を示
す構成図である。
【符号の説明】
100 携帯端末機 101 発話バッファ 102 発話制御部 103,209 騒音状況検出部 104 使用者発話検出部 105 動作状況検出部 106,210 発話状況検出部 107,211 音声信号生成部 108,212 スピーカー 109,213 マイクロフォン 110 携帯端末本体 200 車載用ナビゲーションシステム 201 発話振り分け部 202 質問バッファ 203 メッセージバッファ 204 確認バッファ 205〜207 第1〜第3発話制御部 208 位置検出部 214 車載用ナビゲーションシステム本体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の文字コード列を音声に合成して出
    力する音声合成装置において,前記文字コード列を記憶
    する記憶手段と,前記音声合成装置の周囲の状況を検出
    する検出手段と,前記検出手段の検出結果に基づいて,
    前記文字コード列を音声合成して出力するか否か判断す
    る音声出力判断手段と,を備えることを特徴とする音声
    合成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音声合成装置において,
    前記検出手段が,前記音声合成装置の周囲の騒音レベル
    を検出する騒音検出手段であり,前記音声出力判断手段
    が,前記騒音レベルが所定のレベル以下の場合に前記文
    字コード列を音声合成して出力させることを特徴とする
    音声合成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の音声合成装置において,
    前記検出手段が,前記音声合成装置の使用者の動作量を
    検出する動作量検出手段であり,前記音声出力判断手段
    が,前記動作量が所定のレベル以下の場合に前記文字コ
    ード列を音声合成して出力させることを特徴とする音声
    合成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の音声合成装置において,
    前記検出手段が,前記音声合成装置の最新の発話からの
    経過時間を検出する経過時間検出手段であり,前記音声
    出力判断手段が,前記経過時間が所定の時間以上である
    場合に前記文字コード列を音声合成して出力させること
    を特徴とする音声合成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の音声合成装置において,
    前記検出手段が,前記音声合成装置の使用者の発話を検
    出する発話検出手段であり,前記音声出力判断手段が,
    前記使用者が発話していない場合に前記文字コード列を
    音声合成して出力させることを特徴とする音声合成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の音声合成装置において,
    前記検出手段が,前記音声合成装置の現在位置を検出す
    る位置検出手段であり,前記音声出力判断手段が,前記
    音声合成装置が所定の位置に位置する場合に前記文字コ
    ード列を音声合成して出力させることを特徴とする音声
    合成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の音声合成装置において,
    前記検出手段が,予め設定されたしきい値を有し,前記
    音声合成装置の周囲の状況を検出した結果と前記しきい
    値とを比較して,前記音声出力判断手段に対し発話可又
    は発話不可信号を出力することを特徴とする音声合成装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の音声合成装置において,
    前記記憶手段に記憶される文字コード列に対して予め所
    定の情報を付加しておき,前記音声出力判断手段が,前
    記所定の情報に基づいて前記文字コード列の出力順序を
    判断することを特徴とする音声合成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の音声合成装置において,
    前記所定の情報が,前記文字コード列の重要度を示す情
    報であり,前記音声出力判断手段が,前記重要度の高い
    前記文字コード列から音声合成して出力させることを特
    徴とする音声合成装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の音声合成装置におい
    て,前記所定の情報が,前記文字コード列を記憶してか
    ら出力すべき時間を示す情報であり,前記音声出力判断
    手段が,現在時刻に最も近い前記時間情報が付加された
    文字コード列から音声合成して出力させることを特徴と
    する音声合成装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の音声合成装置におい
    て,前記所定の情報が,前記文字コード列の重要度を示
    す情報と前記文字コード列を記憶してから出力すべき時
    間を示す情報であり,前記音声出力判断手段が,前記重
    要度が同一の前記文字コード列については現在時刻に最
    も近い前記時間情報が付加された文字コード列から音声
    合成して出力させることを特徴とする音声合成装置。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の音声合成装置におい
    て,前記所定の情報が,前記文字コード列の内容を示す
    情報であり,前記音声出力判断手段が,前記情報と前記
    検出手段の検出結果とに基づいて,音声合成して出力す
    べき文字コード列を選択することを特徴とする音声合成
    装置。
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