JP2003091299A - 車載用音声認識装置 - Google Patents

車載用音声認識装置

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JP2003091299A
JP2003091299A JP2001250575A JP2001250575A JP2003091299A JP 2003091299 A JP2003091299 A JP 2003091299A JP 2001250575 A JP2001250575 A JP 2001250575A JP 2001250575 A JP2001250575 A JP 2001250575A JP 2003091299 A JP2003091299 A JP 2003091299A
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Tatsuya Kyomitsu
達哉 京光
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Honda Motor Co Ltd
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/20Speech recognition techniques specially adapted for robustness in adverse environments, e.g. in noise, of stress induced speech
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/22Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue
    • G10L2015/226Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue using non-speech characteristics
    • G10L2015/228Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue using non-speech characteristics of application context

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続する複数回に亘って音声認識が不可能で
あると判定された場合であっても、操作者が不快感を感
じることを低減する。 【解決手段】 音声認識装置11の音声認識可否判定部
21は、音声認識処理の実行が可能か否かを判定する。
認識不可時の応答変化実行部22は、音声認識処理の実
行が不可能であると判定された際に、不可判定の回数や
不可判定の要因等に応じて異なる応答メッセージをスピ
ーカ13から出力する。認識処理部23は、音声認識処
理の実行が可能であると判定された際に、マイク12か
らの音声入力に対して音声認識処理を行い、認識結果を
他の制御ユニットへ出力する。キャンセル時の変化実行
部24は、認識処理部23での認識結果が音声入力と異
なる場合等に現在の認識結果を破棄して新たに認識処理
をやり直すときに、キャンセルの回数に応じて異なる応
答メッセージをスピーカ13から出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
車載用音声認識装置に関し、特に、音声入力に対して応
答を出力する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平11−109989
号公報に開示された音声認識装置のように、ユーザから
入力された音声に対する誤認識の回数に応じて、異なる
表現の応答を出力する音声認識装置が知られている。ま
た、例えば特開平11−265190号公報に開示され
た音楽演奏装置のように、音声入力を認識可能か否かを
判定して、この判定結果を出力する音楽演奏装置が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術の一例による音声認識装置において、音声入力に対す
る誤認識が繰り返される場合には、その都度、異なる表
現での応答が出力される。しかしながら、例えば周囲の
雑音が大きい場合や、マイク等の感度が飽和状態にある
場合等のように、音声認識処理の実行自体が不可能な場
合については考慮されておらず、例えば音声入力を促す
メッセージが出力され続けたり、例えば音声認識が不可
能であることを通知する同一のメッセージが出力され続
けてしまう等によって、操作者が不快感を感じてしまう
虞がある。また、上記従来技術の一例による音楽演奏装
置においては、音声認識処理の実行が不可能であると判
定すると、単に、音声認識が不可能であることを通知す
るメッセージを表示するだけであって、例えば音声認識
不可の判定が繰り返される場合には、同じメッセージが
繰り返し表示されてしまい、操作者が不快感を感じてし
まう虞がある。本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、連続する複数回に亘って音声認識が不可能であると
判定された場合であっても、操作者が不快感を感じるこ
とを低減することが可能な車載用音声認識装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の車載
用音声認識装置は、音声入力手段(例えば、後述する実
施の形態におけるマイク12)を介して入力された音声
入力を認識する車載用音声認識装置であって、前記音声
入力に対する応答を出力する応答出力手段(例えば、後
述する実施の形態におけるスピーカ13)と、前記音声
入力を認識可能か否かを判定する認識可否判定手段(例
えば、後述する実施の形態における音声認識可否判定部
21)と、前記認識可否判定手段にて認識不可と判定さ
れた回数に応じて、前記応答手段から異なる表現の応答
を出力させる認識不可時の対応変化実行手段(例えば、
後述する実施の形態における認識不可時の対応変化実行
部22)とを備えたことを特徴としている。
【0005】上記構成の車載用音声認識装置によれば、
認識可否判定手段は、例えば周囲の雑音が大きい状態
や、例えばマイク等からなる音声入力手段に風が当たっ
ていることで音声入力手段の感度が飽和している状態等
を検知すると、音声認識が不可能であると判定する。そ
して、認識不可時の対応変化実行手段は、認識可否判定
手段にて認識不可と判定された回数に応じて、応答手段
から異なる表現の応答を出力させる。これにより、例え
ば音声認識が不可能であると繰り返し判定される場合で
あっても、その都度、異なった表現での応答が出力され
ることから、例えば同じ応答が繰り返し出力される場合
に比べて、操作者が不快感を感じることが低減される。
【0006】また、請求項2に記載の本発明の車載用音
声認識装置は、音声入力手段(例えば、後述する実施の
形態におけるマイク12)を介して入力された音声入力
を認識する車載用音声認識装置であって、前記音声入力
に対する応答を出力する応答出力手段(例えば、後述す
る実施の形態におけるスピーカ13)と、前記音声入力
を認識可能か否かを判定する認識可否判定手段(例え
ば、後述する実施の形態における音声認識可否判定部2
1)と、前記認識可否判定手段にて認識不可と判定され
た場合に、前記音声入力手段の状態或いは車両の状態に
基づいて前記認識不可の判定の要因を検知する要因検知
手段(例えば、後述する実施の形態におけるステップS
02〜ステップS11)と、前記要因検知手段にて検知
された前記要因に応じて、前記応答手段から異なる表現
の応答を出力させる認識不可時の対応変化実行手段(例
えば、後述する実施の形態におけるステップS42〜ス
テップS48)とを備えたことを特徴としている。
【0007】上記構成の車載用音声認識装置によれば、
認識可否判定手段は、例えば周囲の雑音が大きい状態
や、例えばマイク等からなる音声入力手段に風が当たっ
ていることで音声入力手段の感度が飽和している状態等
を検知すると、音声認識が不可能であると判定する。そ
して、要因検知手段は、音声入力手段の状態、例えば周
囲の雑音が大きい状態や、例えば音声入力手段に風が当
たっている状態等を検知する、或いは、車両の状態、例
えば窓が開いている状態や、例えば空調装置の作動状態
等を検知することによって、認識不可と判定された要因
を確定する。また、例えばナビゲーション装置等の車両
の現在位置を検知する装置によって、例えば車両がトン
ネル内等の騒音が非常に大きな場所にいることを検出し
た場合に、認識不可と判定された要因を確定するように
してもよい。そして、認識不可時の対応変化実行手段
は、要因検知手段にて検知された要因に応じて、応答手
段から異なる表現の応答を出力させる。これにより、例
えば音声認識が不可能であると繰り返し判定される場合
であっても、その都度、異なった表現での応答が出力さ
れることから、例えば同じ応答が繰り返し出力される場
合に比べて、操作者が不快感を感じることが低減され
る。しかも、認識不可と判定される要因を具体的に通知
することができるため、操作者は応答内容に応じて音声
認識を可能とするための適切な処置を施すことができ、
装置を有効に機能させることができる。
【0008】さらに、請求項3に記載の本発明の車載用
音声認識装置は、前記音声入力に対して所定の認識閾値
に応じて認識を行う音声認識手段(例えば、後述する実
施の形態におけるステップS52)と、前記認識可否判
定手段にて認識不可と判定された場合に、前記音声認識
手段により参照される前記認識閾値を、所定の値だけ低
い値に変更する認識閾値変更手段(例えば、後述する実
施の形態におけるステップS75、ステップS95)と
を備えたことを特徴としている。
【0009】上記構成の車載用音声認識装置によれば、
音声認識手段は、音声入力手段を介して入力された音声
入力のデータに対して、例えば、所定の認識閾値に応じ
た尤度を有する単語や音声パターン等の候補を、予め設
定された所定の標準データの中から選択することによっ
て音声認識を行う。ここで、認識可否判定手段にて認識
不可と判定された場合には、認識閾値変更手段によって
認識閾値を所定の値だけ低い値に変更する。これによ
り、例えば音声入力のデータに対応する候補が見つから
ずに認識不可と判定された場合であっても、認識閾値の
変更によって対応する候補を見つけることができる可能
性があり、より一層、利用者が不快感を感じることを低
減することができ、装置を有効に機能させることができ
る。
【0010】さらに、請求項4に記載の本発明の車載用
音声認識装置は、前記音声入力の認識結果を出力する認
識結果出力手段(例えば、後述する実施の形態における
ステップS31、ステップS59)と、前記認識結果出
力手段にて出力された前記認識結果に基づいて、前記認
識結果を破棄する認識結果破棄手段(例えば、後述する
実施の形態における操作スイッチ14)と、前記認識結
果破棄手段にて前記認識結果が破棄された場合に、前記
認識結果が破棄された回数或いは前記認識結果が破棄さ
れた要因に応じて、前記応答手段から異なる表現の応答
を出力させるキャンセル時の対応変化実行手段(例え
ば、後述する実施の形態におけるキャンセル時の変化実
行部24)とを備えたことを特徴としている。
【0011】上記構成の車載用音声認識装置によれば、
認識結果出力手段は、例えばトークバック出力等によっ
て音声入力の認識結果を操作者に対して出力する。ここ
で、操作者は、この認識結果が誤認識であると判断する
と、認識結果破棄手段によって認識結果を破棄して、再
度、認識処理を実行するように指示する。この際、キャ
ンセルの対応変化実行手段は、認識結果が破棄された回
数或いは認識結果が破棄された要因に応じて、応答手段
から異なる表現の応答を出力させる。これにより、例え
ば音声入力に対する誤認識が繰り返される場合であって
も、その都度、異なった表現での応答が出力されること
から、例えば同じ応答が繰り返し出力される場合に比べ
て、操作者が不快感を感じることが低減される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
車載用音声認識装置について添付図面を参照しながら説
明する。図1は本発明の一実施形態に係る車載用音声認
識装置10のブロック構成図である。本実施の形態によ
る車載用音声認識装置10は、例えば、音声認識装置1
1と、マイク12と、スピーカ13と、操作スイッチ1
4とを備えて構成され、音声認識装置11およびスピー
カ13は、車両に搭載されたナビゲーション装置15の
ナビゲーションECU16に接続されている。すなわ
ち、本実施の形態による車載用音声認識装置10はナビ
ゲーション装置15に対する入出力装置として機能して
いる。なお、ナビゲーション装置15は、ナビゲーショ
ンECU16と、車両位置算出部17と、地図データ記
憶部18と、ディスプレイ19とを備えて構成されてい
る。
【0013】音声認識装置11は、マイク12から入力
された音声入力に対して音声認識を行い、この認識結果
をナビゲーションECU15等の他の制御ユニットに出
力すると共に、この認識処理の過程において各種の応答
メッセージをスピーカ13から出力する。音声認識装置
11は、例えば、音声認識可否判定部21と、認識不可
時の対応変化実行部22と、認識処理部23と、キャン
セル時の変化実行部24とを備えて構成されている。
【0014】音声認識可否判定部21は、後述するよう
に、音声認識処理の実行が可能か否かを判定する。認識
不可時の応答変化実行部22は、後述するように、音声
認識可判定部21にて音声認識処理の実行が不可能であ
ると判定された際に、例えば、この不可判定の回数や不
可判定の要因等に応じて、異なる応答メッセージをスピ
ーカ13から出力する。認識処理部23は、後述するよ
うに、音声認識可判定部21にて音声認識処理の実行が
可能であると判定された際に、マイク12からの音声入
力に対して音声認識処理を行い、この認識結果を他の制
御ユニットへ出力する。キャンセル時の変化実行部24
は、後述するように、例えば認識処理部23での認識結
果が音声入力と異なる場合等に、現在の認識結果を破棄
して新たに認識処理をやり直すときに、このキャンセル
の回数に応じて異なる応答メッセージをスピーカ13か
ら出力する。
【0015】ナビゲーションECU16は、利用者の音
声入力による指示、例えば目的地や経由地の設定、各種
の操作に関する指示等を、車載用音声認識装置10を介
して受け取り、経路案内等を実行する。車両位置算出部
17は、例えば人工衛星を利用して車両の位置を測定す
るためのGPS(Global Position System)信号や、例
えば適宜の基地局を利用してGPS信号の誤差を補正し
て測位精度を向上させるためのD(Differential)GP
S信号等の測位信号を受信する測位信号受信部(図示
略)を備えている。また、車両位置算出部17には、例
えば、水平面内での車両の向きや鉛直方向に対する傾斜
角度の角度変化量等を検出する圧電素子やジャイロセン
サー等からなるヨーレイトセンサと、車両の速度や加速
度を検出する車速センサとを備えてなる車両状態検出部
(図示略)が接続されている。
【0016】そして、車両位置算出部17は、測位信号
受信部にて受信したGPS信号やDGPS信号等の測位
信号や、ヨーレイトセンサおよび車速センサ等から出力
される検出信号に基づく自律航法の算出処理によって、
車両の現在位置を算出する。さらに、算出した車両の現
在位置と、予め地図データ記憶部18に格納した地図デ
ータとに基づいてマップマッチングを行う。ディスプレ
イ19は、例えば案内経路の表示や道路交通情報の表示
等を行う。例えば案内経路の表示では、車両位置算出部
17にて算出した車両の現在位置と、車載用音声認識装
置10を介して利用者により入力された目的地との間の
案内経路を地図データ記憶部18から検索した地図デー
タ上に表示する。
【0017】本実施の形態による車載用音声認識装置1
0は上記構成を備えており、次に、この車載用音声認識
装置10の動作について添付図面を参照しながら説明す
る。図2は車載用音声認識装置10の動作、特に音声認
識可否判定部21および認識不可時の対応変化実行部2
2の処理を示すフローチャートであり、図3は車載用音
声認識装置10の動作、特に認識処理部23の処理を示
すフローチャートであり、図4は車載用音声認識装置1
0の動作、特にキャンセル時の変化実行部24の処理を
示すフローチャートである。
【0018】先ず、図2に示すステップS01におい
て、例えば操作スイッチ14等から入力されて装置の作
動を指示する認識スイッチ(認識SW)がオン状態か否
かを判定する。この判定結果が「NO」の場合には、ス
テップS01の処理を繰り返す。一方、この判定結果が
「YES」の場合には、ステップS02に進む。ステッ
プS02においては、マイク12により検出される周囲
の雑音が所定のレベルよりも大きいか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS03に
進み、音声認識が可能であると判断して、後述する認識
処理部23の処理つまりステップS23以降の処理を行
う。一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステ
ップS04に進む。
【0019】ステップS04においては、例えばマイク
12に風があたる等によってマイク12の感度が飽和状
態となるサチュレーションが発生しているか否かを判定
する。この判定結果が「YES」の場合には、ステップ
S05に進み、認識不可の要因フラグINOに「1」を
セットして、ステップS06に進む。そして、ステップ
S06においては、認識不可と判断して、後述するステ
ップS12に進む。一方、この判定結果が「NO」の場
合には、ステップS07に進む。
【0020】ステップS07においては、車両のウィン
ドウ(図示略)が開いているか否かを判定する。この判
定結果が「YES」の場合には、ステップS08に進
み、認識不可の要因フラグINOに「2」をセットし
て、ステップS06に進む。一方、この判定結果が「N
O」の場合には、ステップS09に進む。ステップS0
9においては、車両がトンネル内に位置するか否かを判
定する。この判定結果が「YES」の場合には、ステッ
プS10に進み、認識不可の要因フラグINOに「3」
をセットして、ステップS06に進む。一方、この判定
結果が「NO」の場合には、ステップS11に進み、認
識不可の要因フラグINOに「4」をセットして、ステ
ップS06に進む。なお、上述したステップS02〜ス
テップS11における一連の処理が、音声認識可否判定
部21を構成している。
【0021】ステップS12においては、認識不可カウ
ントINCがゼロか否かを判定する。この判定結果が
「YES」の場合には、ステップS13に進み、所定の
第0応答テーブルTBI0を参照して所定の音声応答、
例えば「現在認識不可です。しばらくお待ち下さい。」
等を出力して、ステップS14に進み、認識不可カウン
トINCに「1」を加算して得た値を、新たに認識不可
カウントINCとして設定して、後述するステップS1
8に進む。一方、この判定結果が「NO」の場合には、
ステップS15に進む。
【0022】ステップS15においては、認識不可カウ
ントINCが「1」か否かを判定する。この判定結果が
「YES」の場合には、ステップS16に進み、所定の
第1応答テーブルTBI1を参照して所定の音声応答、
例えば「もうしばらくお待ち下さい。」等を出力して、
ステップS14に進む。一方、この判定結果が「NO」
の場合には、ステップS17に進み、所定の第2応答テ
ーブルTBI2を参照して所定の音声応答、例えば「申
し訳ありません現在認識不可です。しばらくしてから再
度認識を開始して下さい。」等を出力して、ステップS
14に進む。なお、上述したステップS12〜ステップ
S17における一連の処理が、認識不可時の対応変化実
行部22を構成している。
【0023】ステップS18においては、例えば減算タ
イマー等をなすタイマーの計数を開始する。次に、ステ
ップS19においては、認識スイッチがオン状態か否か
を判定する。この判定結果が「YES」の場合には、上
述したステップS02に戻る。一方、この判定結果が
「NO」の場合には、ステップS20に進む。
【0024】ステップS20においては、減算タイマー
の計数(例えば、1秒等)が終了したか否かを判定す
る。この判定結果が「NO」の場合には、上述したステ
ップS19に戻る。一方、この判定結果が「YES」の
場合には、ステップS21に進む。ステップS21にお
いては、認識不可カウントINCにゼロをセットする。
そして、ステップS22においては、後述する認識処理
時のキャンセルカウントCSWにゼロをセットして、一
連の処理を終了する。
【0025】以下に、認識処理部23の処理について添
付図面を参照しながら説明する。図3に示すステップS
23においては、認識不可カウントINCにゼロをセッ
トする。次に、ステップS24においては、認識不可の
要因フラグINOにゼロをセットする。そして、ステッ
プS25においては、認識処理時のキャンセルカウント
CSWがゼロか否かを判定する。この判定結果が「N
O」の場合には、後述するステップS37に進む。一
方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS
26に進む。
【0026】ステップS26においては、所定の第0指
示テーブルTB0を参照して所定の音声指示、例えば
「コマンドをどうぞ。」等を出力して、ステップS27
に進む。ステップS27においては、音声認識の処理を
開始する。すなわち、マイク12から音声入力を受け付
け、この音声入力に対して認識処理を行い、認識結果を
適宜の記憶部(図示略)に記憶する。次に、ステップS
28においては、入力された音声に対する認識結果が、
承認言葉か否かを判定する。この判定結果が「YES」
の場合には、ステップS29に進み、認識結果を他の制
御ユニットへ出力し、さらに、ステップS30に進み、
認識処理時のキャンセルカウントCSWにゼロをセット
して、一連の処理を終了する。一方、この判定結果が
「NO」の場合には、ステップS31に進む。
【0027】ステップS31においては、認識結果をト
ークバックにて出力する。次に、ステップS32におい
ては、例えば減算タイマー等をなすタイマーの計数を開
始する。次に、ステップS33においては、例えばステ
ップS31にてトークバックにより出力される認識結果
が音声入力と異なる場合に操作スイッチ14等から入力
されて認識結果の破棄を指示するキャンセルスイッチが
オン状態か否かを判定する。この判定結果が「YES」
の場合には、ステップS34に進み、認識処理時のキャ
ンセルカウントCSWに「1」を加算して得た値を、新
たに認識処理時のキャンセルカウントCSWにセットし
て、上述したステップS25に戻る。一方、この判定結
果が「NO」の場合には、ステップS35に進む。
【0028】ステップS35においては、減算タイマー
の計数(例えば、1秒等)が終了したか否かを判定す
る。この判定結果が「NO」の場合には、上述したステ
ップS33に戻る。一方、この判定結果が「YES」の
場合には、ステップS36に進み、認識処理時のキャン
セルカウントCSWにゼロをセットして、上述したステ
ップS02に戻る。すなわち、ステップS27での音声
入力の認識結果がステップS31にてトークバックによ
り出力され、このトークバック出力に対して、例えば
「はい、そうです。」や「OK。」等の承認言葉が利用
者から入力され、この承認言葉がステップS27にて認
識されると、適宜の記憶部(図示略)に記憶された認識
結果を他の制御ユニットへ出力する。
【0029】そして、図4に示すステップS37におい
ては、認識処理時のキャンセルカウントCSWが「1」
か否かを判定する。この判定結果が「YES」の場合に
は、ステップS38に進み、所定の第1指示テーブルT
B1を参照して所定の音声指示、例えば「もう一度お話
下さい。」等を出力して、上述したステップS27に戻
る。一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステッ
プS39に進み、認識処理時のキャンセルカウントCS
Wが「2」か否かを判定する。この判定結果が「YE
S」の場合には、ステップS40に進み、所定の第2指
示テーブルTB2を参照して所定の音声指示、例えば
「再度コマンドをどうぞ。」等を出力して、上述したス
テップS27に戻る。一方、この判定結果が「NO」の
場合には、ステップS41に進み、所定の第3指示テー
ブルTB3を参照して所定の音声指示、例えば「現在有
効なコマンドはAとBとCです。この中から選択してお
話下さい。」等を出力して、上述したステップS27に
戻る。なお、上述したステップS37〜ステップS41
における一連の処理が、キャンセル時の変化実行部24
を構成している。
【0030】上述したように、本実施の形態による車載
用音声認識装置10によれば、音声認識可否判定部21
にて認識不可と判断される回数に応じて、利用者に通知
する通知内容を変更して、例えば対話風等の異なる音声
応答を出力することにより、同じ応答を繰り返す場合に
比べて利用者が不快感を感じることを低減することがで
きる。また、実際に音声入力に対する認識処理を行う以
前に音声認識の可否判定を行うため、例えば音声認識が
不可である場合には、音声認識処理を無駄に行うことが
無くなり、不必要に演算負荷が増大してしまうことを防
止することができ、誤認識率が増大することを防止する
ことができる。しかも、認識処理のキャンセルの回数に
応じて、音声指示の内容をより詳細な内容に変更するこ
とによって利用者に対する操作性を向上させることがで
きる。
【0031】なお、上述した本実施形態における、認識
不可時の対応変化実行部22を構成するステップS12
〜ステップS17の処理では、音声認識可否判定部21
にて認識不可と判定された回数つまり認識不可カウント
INCに応じて、認識不可時の対応を変化させるとした
が、これに限定されず、例えば図5に示す本実施形態の
認識不可時の対応変化実行部22の第1変形例を構成す
るステップS42〜ステップS48の処理を示すフロー
チャートのように、認識不可時の要因つまり認識不可の
要因フラグINOに応じて対応を変化させてもよい。な
お、以下において、上述した実施の形態と同一部分には
同じ符号を配して説明を省略する。すなわち、この第1
変形例においては、先ず、図5に示すステップS42に
おいて、認識不可の要因フラグINOが「1」か否かを
判定する。この判定結果が「YES」の場合には、ステ
ップS43に進み、所定の第1対応テーブルTBIa1
を参照して所定の音声応答、例えば「マイクにエアコン
の風が当たっているため、正しく認識できない可能性が
あります。風向きを変えてから再度認識を開始して下さ
い。」等を出力して、上述したステップS18に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS
44に進む。
【0032】ステップS42においては、認識不可の要
因フラグINOが「2」か否かを判定する。この判定結
果が「YES」の場合には、ステップS45に進み、所
定の第2対応テーブルTBIa2を参照して所定の音声
応答、例えば「窓が開いているため周囲の雑音が大き
く、認識できないかもしれません。可能ならば窓を閉め
て再度認識を開始して下さい。」等を出力して、ステッ
プS18に進む。一方、この判定結果が「NO」の場合
には、ステップS46に進み、認識不可の要因フラグI
NOが「3」か否かを判定する。ステップS46での判
定結果が「YES」の場合には、ステップS47に進
み、所定の第3対応テーブルTBIa3を参照して所定
の音声応答、例えば「車両がトンネル内のため周囲の雑
音が大きく言葉が聞き取れません。トンネルを出ました
ら再度認識を開始して下さい。」等を出力して、ステッ
プS18に進む。一方、ステップS46での判定結果が
「NO」の場合には、ステップS48に進み、所定の第
4対応テーブルTBIa4を参照して所定の音声応答、
例えば「周囲の雑音が大きいため言葉が聞きとれませ
ん。もう少し大きな声でお話下さい。」等を出力して、
ステップS18に進む。この場合には、音声認識の処理
を開始する以前に音声認識が不可と判断されたときに、
音声認識を可能とするための具体的な指示を利用者に与
えることができることから、車載用音声認識装置10の
操作性を向上させることができ、装置を有効に機能させ
ることができる。
【0033】なお、上述した本実施形態においては、音
声認識可否判定部21をステップS02〜ステップS1
1にて構成し、認識処理部23をステップS23〜ステ
ップS36およびステップS37〜ステップS41にて
構成するとしたが、これに限定されず、例えば図6およ
び図7に示す本実施形態の車載用音声認識装置10の第
2変形例に係る動作を示すフローチャートのように、音
声認識可否判定部21での処理と認識処理部23での処
理とを一体化させてもよい。なお、以下において、上述
した実施の形態と同一部分には同じ符号を配して説明を
省略する。すなわち、この第2変形例においては、先
ず、図6に示すステップS50において、認識スイッチ
(認識SW)がオン状態か否かを判定する。この判定結
果が「NO」の場合には、ステップS50の処理を繰り
返す。一方、この判定結果が「YES」の場合には、ス
テップS51に進む。
【0034】ステップS51においては、所定の第0指
示テーブルTB0を参照して所定の音声指示、例えば
「コマンドをどうぞ。」等を出力して、ステップS52
に進む。ステップS52においては、音声認識の処理を
開始する。次に、ステップS53においては、音声入力
のデータに対して、所定の認識閾値に応じた尤度を有す
る単語や音声パターン等の候補を、予め設定された所定
の標準データの中から選択することによって音声認識を
行う際に、選択された候補があるか否かを判定する。こ
の判定結果が「YES」の場合には、ステップS54に
進む。一方、この判定結果が「NO」の場合には、認識
不可と判断して、後述する本実施形態の認識不可時の対
応変化実行部22の第2変形例に係る処理つまりステッ
プS70以降の処理を行う。
【0035】ステップS54においては、入力された音
声に対する認識結果が、承認言葉か否かを判定する。こ
の判定結果が「YES」の場合には、ステップS55に
進み、認識結果を他の制御ユニットへ出力し、さらに、
認識処理時のキャンセルカウントCSWにゼロをセット
し(ステップS56)、認識不可カウントINCにゼロ
をセットして(ステップS57)、後述する認識閾値の
値を所定の初期値に戻して(ステップS58)、一連の
処理を終了する。一方、この判定結果が「NO」の場合
には、ステップS59に進む。
【0036】ステップS59においては、認識結果をト
ークバックにて出力する。次に、ステップS60におい
ては、例えば減算タイマー等をなすタイマーの計数を開
始する。次に、ステップS61においては、例えば操作
スイッチ14等から入力されるキャンセルスイッチ(キ
ャンセルSW)がオン状態か否かを判定する。この判定
結果が「YES」の場合には、ステップS62に進み、
認識処理時のキャンセルカウントCSWに「1」を加算
して得た値を、新たに認識処理時のキャンセルカウント
CSWにセットして、さらに、認識不可カウントINC
にゼロをセットして(ステップS63)、上述したキャ
ンセル時の変化実行部24つまりステップS35〜ステ
ップS39の処理を行い、ステップS52に戻る。一
方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS6
4に進む。
【0037】ステップS64においては、減算タイマー
の計数(例えば、1秒等)が終了したか否かを判定す
る。この判定結果が「NO」の場合には、上述したステ
ップS61に戻る。一方、この判定結果が「YES」の
場合には、認識処理時のキャンセルカウントCSWにゼ
ロをセットし(ステップS65)、認識不可カウントI
NCにゼロをセットして(ステップS66)、上述した
ステップS51に戻る。
【0038】以下に、本実施形態の認識不可時の対応変
化実行部22の第2変形例に係る処理つまりステップS
70以降の処理について説明する。先ず図7に示すステ
ップS70においては、認識不可カウントINCがゼロ
か否かを判定する。この判定結果が「YES」の場合に
は、ステップS71に進み、所定の第0応答テーブルT
BI0を参照して所定の音声応答、例えば「現在認識不
可です。しばらくお待ち下さい。」等を出力して、ステ
ップS72に進み、認識不可カウントINCに「1」を
加算して得た値を、新たに認識不可カウントINCとし
て設定して、後述するステップS77に進む。一方、こ
の判定結果が「NO」の場合には、ステップS73に進
む。
【0039】ステップS73においては、認識不可カウ
ントINCが「1」か否かを判定する。この判定結果が
「YES」の場合には、ステップS74に進み、所定の
第1応答テーブルTBI1を参照して所定の音声応答、
例えば「しばらくお待ち下さい。」等を出力して、ステ
ップS75に進み、認識閾値を所定の値だけ引き下げ
て、ステップS72に進む。一方、この判定結果が「N
O」の場合には、ステップS76に進み、所定の第2応
答テーブルTBI2を参照して所定の音声応答、例えば
「申し訳ありません現在認識不可です。しばらくしてか
ら再度認識を開始して下さい。」等を出力して、ステッ
プS72に進む。なお、上述したステップS70〜ステ
ップS76における一連の処理が、本実施形態の認識不
可時の対応変化実行部22の第2変形例を構成してい
る。
【0040】ステップS77においては、例えば減算タ
イマー等をなすタイマーの計数を開始する。次に、ステ
ップS78においては、認識スイッチがオン状態か否か
を判定する。この判定結果が「YES」の場合には、上
述したステップS51に戻る。一方、この判定結果が
「NO」の場合には、ステップS79に進む。
【0041】ステップS79においては、減算タイマー
の計数(例えば、1秒等)が終了したか否かを判定す
る。この判定結果が「NO」の場合には、上述したステ
ップS78に戻る。一方、この判定結果が「YES」の
場合には、ステップS80に進む。ステップS80にお
いては、認識不可カウントINCにゼロをセットする。
そして、ステップS81においては、後述する認識処理
時のキャンセルカウントCSWにゼロをセットして、一
連の処理を終了する。
【0042】この場合には、認識不可と判断される回数
に応じて、利用者に通知する通知内容を変更して、例え
ば対話風等の異なる音声応答を出力することにより、同
じ応答を繰り返す場合に比べて利用者が不快感を感じる
ことを低減することができる。しかも、音声入力の認識
結果に対して、選択される候補が存在せずに認識不可と
判断される場合には、この認識不可の回数に応じて、認
識閾値を引き下げることから、音声応答の変更と共に、
認識処理の処理内容を変更することによって、対応する
候補を見つけることができる可能性があり、より一層、
利用者が不快感を感じることを低減することができる。
【0043】なお、上述した本実施形態の第2変形例に
おいて、認識不可時の対応変化実行部22の第2変形例
を構成するステップS70〜ステップS76の処理で
は、認識不可と判定された回数つまり認識不可カウント
INCに応じて、認識不可時の対応を変化させるとした
が、これに限定されず、例えば図8に示す本実施形態の
認識不可時の対応変化実行部22の第3変形例を構成す
るステップS90〜ステップS98の処理のように、認
識不可時の要因に応じて対応を変化させてもよい。な
お、以下において、上述した実施の形態と同一部分には
同じ符号を配して説明を省略する。すなわち、この第3
変形例においては、先ず、図8に示すステップS90に
おいて、音声入力に対する入力波形解析を行う。
【0044】そして、ステップS91においては、入力
波形解析の解析結果が第0の要因(例えば、音声入力時
における話し方が早すぎる等)に該当するか否かを判定
する。この判定結果が「YES」の場合には、ステップ
S92に進み、所定の第0対応テーブルTBIb0を参
照して所定の音声応答、例えば「もう少しゆっくりお話
下さい。」等を出力して、上述したするステップS77
に進む。一方、この判定結果が「NO」の場合には、ス
テップS93に進む。
【0045】ステップS93においては、入力波形解析
の解析結果が第1の要因(例えば、周囲の雑音が大きい
等)に該当するか否かを判定する。この判定結果が「Y
ES」の場合には、ステップS94に進み、所定の第1
対応テーブルTBIb1を参照して所定の音声応答、例
えば「周囲の音が大きいため言葉が聞き取れません。も
う少し大きな声でお話下さい。」等を出力して、ステッ
プS95に進み、認識閾値を所定の値だけ引き下げて、
ステップS77に進む。一方、この判定結果が「NO」
の場合には、ステップS96に進み、入力波形解析の解
析結果が第2の要因(例えば、発生タイミングが早い
等)に該当するか否かを判定する。
【0046】この判定結果が「YES」の場合には、ス
テップS97に進み、所定の第2対応テーブルTBIa
2を参照して所定の音声応答、例えば「発信音が鳴って
から再度お話下さい。」等を出力して、ステップS77
に進む。一方、この判定結果が「NO」の場合には、ス
テップS98に進み、所定の第3対応テーブルTBIb
3を参照して所定の音声応答、例えば「認識できませ
ん。しばらくしてから再度認識を開始して下さい。」等
を出力して、ステップS77に進む。この場合には、音
声認識の処理を開始する以前に音声認識が不可と判断さ
れたときに、音声認識を可能とするための具体的な指示
を利用者に与えることができ、車載用音声認識装置10
の操作性を向上させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の車載用音声認識装置によれば、例えば音声認識
が不可能であると繰り返し判定される場合であっても、
その都度、異なった表現での応答が出力されることか
ら、例えば同じ応答が繰り返し出力される場合に比べ
て、操作者が不快感を感じることが低減される。また、
請求項2に記載の本発明の車載用音声認識装置によれ
ば、例えば音声認識が不可能であると繰り返し判定され
る場合であっても、その都度、異なった表現での応答が
出力されることから、例えば同じ応答が繰り返し出力さ
れる場合に比べて、操作者が不快感を感じることを低減
することができる。しかも、認識不可と判定される要因
を具体的に通知することができるため、操作者は応答内
容に応じて音声認識を可能とするための適切な処置を施
すことができ、装置を有効に機能させることができる。
【0048】さらに、請求項3に記載の本発明の車載用
音声認識装置によれば、例えば音声入力のデータに対応
する候補が見つからずに認識不可と判定された場合であ
っても、認識閾値の変更によって対応する候補を見つけ
ることができる可能性があり、より一層、利用者が不快
感を感じることを低減することができ、装置を有効に機
能させることができる。さらに、請求項4に記載の本発
明の車載用音声認識装置によれば、例えば音声入力に対
する誤認識が繰り返される場合であっても、その都度、
異なった表現での応答が出力されることから、例えば同
じ応答が繰り返し出力される場合に比べて、操作者が不
快感を感じることを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る車載用音声認識装
置のブロック構成図である。
【図2】 車載用音声認識装置の動作、特に音声認識可
否判定部および認識不可時の対応変化実行部の処理を示
すフローチャートである。
【図3】 車載用音声認識装置の動作、特に認識処理部
の処理を示すフローチャートである。
【図4】 車載用音声認識装置の動作、特にキャンセル
時の変化実行部の処理を示すフローチャートである。
【図5】 本実施形態の認識不可時の対応変化実行部の
第1変形例を構成するステップS42〜ステップS48
の処理を示すフローチャートである。
【図6】 本実施形態の車載用音声認識装置の第2変形
例に係る動作を示すフローチャートである。
【図7】 本実施形態の車載用音声認識装置の第2変形
例に係る動作を示すフローチャートである。
【図8】 本実施形態の認識不可時の対応変化実行部の
第3変形例を構成するステップS90〜ステップS98
の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 車載用音声認識装置 12 マイク 13 スピーカ 14 操作スイッチ(認識結果破棄手段) 21 音声認識可否判定部(認識可否判定手段) 22 認識不可時の対応変化実行部(認識不可時の対応
変化実行手段) 24 キャンセル時の変化実行部(キャンセル時の対応
変化実行手段) ステップS02〜ステップS11 要因検知手段 ステップS31、ステップS59 認識結果出力手段 ステップS42〜ステップS48 認識不可時の対応変
化実行手段 ステップS52 音声認識手段 ステップS75、ステップS95 認識閾値変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 3/00 571K R

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声入力手段を介して入力された音声入
    力を認識する車載用音声認識装置であって、 前記音声入力に対する応答を出力する応答出力手段と、 前記音声入力を認識可能か否かを判定する認識可否判定
    手段と、 前記認識可否判定手段にて認識不可と判定された回数に
    応じて、前記応答手段から異なる表現の応答を出力させ
    る認識不可時の対応変化実行手段とを備えたことを特徴
    とする車載用音声認識装置。
  2. 【請求項2】 音声入力手段を介して入力された音声入
    力を認識する車載用音声認識装置であって、 前記音声入力に対する応答を出力する応答出力手段と、 前記音声入力を認識可能か否かを判定する認識可否判定
    手段と、 前記認識可否判定手段にて認識不可と判定された場合
    に、前記音声入力手段の状態或いは車両の状態に基づい
    て前記認識不可の判定の要因を検知する要因検知手段
    と、 前記要因検知手段にて検知された前記要因に応じて、前
    記応答手段から異なる表現の応答を出力させる認識不可
    時の対応変化実行手段とを備えたことを特徴とする車載
    用音声認識装置。
  3. 【請求項3】 前記音声入力に対して所定の認識閾値に
    応じて認識を行う音声認識手段と、 前記認識可否判定手段にて認識不可と判定された場合
    に、前記音声認識手段により参照される前記認識閾値
    を、所定の値だけ低い値に変更する認識閾値変更手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2の何
    れかに記載の車載用音声認識装置。
  4. 【請求項4】 前記音声入力の認識結果を出力する認識
    結果出力手段と、前記認識結果出力手段にて出力された
    前記認識結果に基づいて、前記認識結果を破棄する認識
    結果破棄手段と、 前記認識結果破棄手段にて前記認識結果が破棄された場
    合に、前記認識結果が破棄された回数或いは前記認識結
    果が破棄された要因に応じて、前記応答手段から異なる
    表現の応答を出力させるキャンセル時の対応変化実行手
    段とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3の
    何れかに記載の車載用音声認識装置。
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