JP2004147302A - 車載用ハンズフリー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通話を保留する場合であっても、その会話内容を失うことなく、保留解除時にスムーズ、かつ、迅速な通話への復帰を可能とする車載用ハンズフリー装置を提供する。
【解決手段】携帯電話機30と接続される通信部15と、通話相手からの音声を格納するための記憶部17と、自動車の車両の周囲の状況を検出するセンサー群20から出力される情報に応じて、周囲の状況を分析する状況分析部12と、状況分析部12の分析結果に基づいて、ドライバーと通話相手との通話を継続するのか、保留にするのか、保留を解除するのかを決定する動作決定部13と、動作決定部13が保留を解除すると決定し、その決定に基づいて出力される制御信号に従って、記憶部17に格納されている通話相手からの音声を再生する再生制御部14と、再生した音声をドライバーに向けて出力する音声出力部16とを備える。
【選択図】    図2

Description

 本発明は、自動車の車室内において、自動車電話機または携帯電話機を手で持つこと無く通話を可能とする車載用ハンズフリー装置に関する。
 従来、自動車のドライバー(運転者)が車室内で、車内に設けられた自動車電話機や携帯電話機を手で持たずに通話をすることができる車載用ハンズフリー装置が存在する。
 この車載用ハンズフリー装置の一例として、車載用ハンズフリー装置の利用者、すなわち、ドライバーの状況や車両の状況に応じて、通話を保留したり、再開したりするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
 図9に、従来における車載用ハンズフリー装置の制御方法のフローを示す。
 このフロー手順によれば、従来における車載用ハンズフリー装置は、ハンズフリー通話中に取り込んだナビゲーションのデータや自車の車速に基づいて、所定の時間内に高速道路の分岐点等に到達し、本線合流等のドライバーにとって負荷のかかる運転操作が必要となることが予測される時に、ドライバーおよび通話相手先に対して通話を一旦保留する旨のメッセージを送出して通話を保留し、通話保留を解除してもよい状態になれば通話保留を解除する制御を行なっている。また、車両の走行状態を検出する各種センサによって車両が旋回中等であると検出され、ドライバーにとって運転操作の負荷が大きな状態であると判断された時等にも、同様に、通話を一旦保留する旨のメッセージを送出して通話を保留し、そして、通話保留を解除する制御を行なっている。
特開平10−304464号公報
 しかしながら、上記従来における車載用ハンズフリー装置では、利用者側から一方的に通話を保留するため、通話相手側が話している途中で保留状態になると、その会話内容が失われてしまうおそれがある。
 また、そのために、保留状態が解除されて通話が再開されても、ドライバー側は、意思伝達が不十分であるために、通話相手の話していた内容を理解することができなかったり、また、通話相手側も、ドライバーに会話内容がどこまで伝達されているのか把握することができないために、会話内容を反復したり、ドライバーに会話内容の伝達を確認したりする必要があり、スムーズに通話へ復帰することができないという問題がある。
 さらに、会話内容が途切れてしまうと、その会話内容によっては、ドライバーが途切れてしまった会話内容を気にかけてしまい、運転操作への集中力が散漫になってしまうおそれもある。
 そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、通話を保留する場合であっても、その会話内容を失うことなく、保留解除時にスムーズ、かつ、迅速な通話への復帰を可能とする車載用ハンズフリー装置を提供することを目的とする。
 上記の目的を達成するため、本発明に係る車載用ハンズフリー装置は、以下のような技術的手段を講じている。
 すなわち、本発明に係る車載用ハンズフリー装置は、自動車の車内で電話機を用いてハンズフリー通話を行なうための車載用ハンズフリー装置であって、前記ハンズフリー通話における通話相手からの音声を格納するための記憶手段と、前記自動車の車両の周囲の状況を検出するセンサーから出力される情報に応じて、前記周囲の状況を分析する状況分析手段と、前記状況分析手段の分析結果に基づいて、前記電話機の利用者と、前記通話相手との通話状態に関する動作を制御する動作決定手段と、前記動作決定手段の決定した動作に基づいて、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声を再生し、前記利用者に向けて出力する再生出力手段とを備えることを特徴とする。これによって、通話が保留されても通話相手の音声を録音し、再生することができるので、ドライバーは、会話内容を失わずに通話へ復帰することができる。
 ここで、前記再生出力手段は、前記動作決定手段が前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えた後、前記保留状態から前記通話可能状態に切り替えたときに、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声を再生し、前記利用者に向けて出力する。これによって、保留解除後、通話が再開される前に、録音した通話相手の音声を再生するので、ドライバーは、スムーズに通話へ復帰することができるという効果が発揮される。
 さらに、前記再生出力手段は、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声の再生速度を制御する話速制御部と、前記動作決定手段の前記通話可能状態から前記保留状態への切り替え時点からの経過時間を計測する経過時間計測部とを備え、前記話速制御部は、前記経過時間計測部が所定の閾値を越える前記経過時間を計測したときに、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声の再生速度を等倍より大きくする。これによって、保留時間が長い場合でも、録音した通話相手の音声を早回しで再生するので、保留解除後にドライバーの迅速な通話へ復帰を可能とする車載用ハンズフリー装置が実現される。
 ここで、前記車載用ハンズフリー装置は、さらに、前記動作決定手段が前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えたときに、その切り替え時点およびその切り替え後における前記通話相手の音声が前記利用者に伝達される旨の伝達通知メッセージを生成する第1メッセージ生成手段と、前記伝達通知メッセージを前記通話相手の通信装置に向けて送信する送信手段とを備えるとしてもよい。これによって、通話相手は、通話が保留されても自分の話していた内容がドライバーに伝わることを知ることができるので、通話再開時に会話内容を反復したり、会話内容が伝わっていることを確認したりしなくてもよくなり、ドライバーは、より確実に通話へスムーズに復帰することができるようになる。
 なお、本発明は、このような車載用ハンズフリー装置として実現することができるだけでなく、このような車載用ハンズフリー装置が備える特徴的な手段をステップとするハンズフリー通話方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
 以上説明したように、本発明によれば、通話を保留したときに通話相手が話している途中であっても、通話相手の音声を常に録音しておき、通話保留時点での通話相手の話していた内容を、保留を解除することができる状態になってから再生するので、ドライバーは、受話音声を失うことなく、スムーズに通話へ復帰することができるという効果が奏される。このような効果に加えて、ドライバーは、集中力を要する運転操作時に、会話内容を気にかけてしまい、集中力を削がれるようなことがなく、運転操作にのみ集中することができる。
 また、通話を保留する時間が長くなった場合でも、録音しておいた通話相手の音声を早回し再生するので、ドライバーは、迅速に通話へ復帰することもできる。
 さらに、通話保留時に、通話が保留されても通話相手の会話内容がドライバーに伝わることを通話相手に知らせるので、通話相手は、通話保留中に自分の話した内容がドライバーに伝わることを知ることができ、通話再開時に会話内容を反復したり、会話内容が伝わっていることを確認したりする必要がなくなって、ドライバーのスムーズな通話への復帰をより確実なものにすることができる。
 以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
 図1は、本発明の実施の形態1に係るハンズフリー装置の外観の一例を示す図である。
 この車載用ハンズフリー装置10は、自動車の車室内に設けられた自動車電話機や携帯電話機30と接続されて、ハンズフリー通話を実現する装置である。
 図1に示すように、車載用ハンズフリー装置10は、運転席横のコンソール部に設けられたシガーソケット1に電源ケーブルが差し込まれることで電源が供給されている。
 また、車載用ハンズフリー装置10は、ドライバーがハンズフリー通話を行なうためのマイクおよびスピーカーを備えたヘッドセット11と接続されており、また、携帯電話機30のコネクター端子に差し込まれるアダプタ2を介して、携帯電話機30と接続されている。
 なお、車載用ハンズフリー装置10と携帯電話機30とは、図示したものの他、携帯電話機30のイヤホンマイク端子を介して有線によって、または、Bluetooth(R)等の無線によって接続されている場合もある。
 図2は、本実施の形態1に係る車載用ハンズフリー装置10の構成を示す機能ブロック図である。
 図2に示すように、この車載用ハンズフリー装置10は、周囲の状況を検知するためのセンサー群20から出力される情報を取得して、周囲の状況を分析する状況分析部12と、状況分析部12の分析結果から車載用ハンズフリー装置10が取るべき動作を決定する動作決定部13と、動作決定部13の制御信号に基づいて音声出力部16への音声信号の出力を制御する再生制御部14と、車載用ハンズフリー装置10と接続された携帯電話機30と接続される通信部15と、通話相手の音声(以下、「受話音声」ともいう。)を出力する音声出力部16と、通話相手の音声を記憶しておくための記憶部17とを備える。
 センサー群20は、周囲の状況を検知するために車両に取り付けられた各種のセンサー装置である。
 ここで、周囲の状況とは、車両の位置、車両の動作および車両周辺の状況等に関する情報をいう。また、車両の動作としては、右左折、後退、発進、停車、車線変更、合流、速度超過、急ブレーキ(急制動)、定常運転等が挙げられる。さらに、車両周辺の状況としては、障害物存在、車両間隔減少、複雑・危険地形、視界不良、雑音検知等が挙げられる。
 これらの情報を検出するために、センサー群20は、例えば、GPS(Global Positioning System)端末、車速センサー、加速度センサー、障害物センサー、測距センサーおよび騒音センサー等から構成される。
 ここで、障害物センサーや測距センサーとしては、超音波センサー、ミリ波レーダー、赤外線センサー、レーザーレンジファインダーや画像カメラ等を用いることができる。また、騒音センサーとしては、マイクロフォン等を用いることができる。
 これらの各種センサー装置は、車両本体に予め取り付けてもよいし、車載用ハンズフリー装置10の本体に搭載してもよい。例えば、騒音センサーとしてのマイクロフォンは、車両本体に取り付けてもよいし、車載用ハンズフリー装置10の音声入力用のマイクロフォンと併用することもできる。
 さらに、センサー群20として、上記例示したものに加えて、車両に装着されているウィンカーやワイパー、ライト等のデバイスを用いることもできる。
 そして、センサー群20を構成するこれらの各種センサー装置は、それぞれ周囲の状況を検知し、取得した値をセンサー出力情報として、車載用ハンズフリー装置10の状況分析部12に出力する。
 状況分析部12は、センサー群20から出力されるセンサー出力情報に基づいて、車両位置、車両動作および車両周辺の状況を分析する処理部であり、CPUやメモリによって実現される。この状況分析部12は、分析の結果、得られた情報を動作決定部13に出力する。
 動作決定部13は、状況分析部12から出力される車両位置、車両動作および車両周辺の状況に関する分析結果に基づいて、車載用ハンズフリー装置10が取るべき動作、すなわち、通話の継続、通話の保留、または、通話の保留解除のいずれかを決定し、その決定結果に基づく制御信号を再生制御部14に出力する処理部であり、CPUやメモリによって実現される。ここで、動作決定部13から再生制御部14に出力される制御信号の内容としては、通話の保留動作の決定時における音声出力部16への受話音声信号の出力の一時停止指示や、通話の保留解除動作の決定時における記憶部17に格納されている受話音声の再生指示等がある。
 再生制御部14は、動作決定部13から出力される制御信号に基づいて、受話音声信号の音声出力部16への出力を制御する処理部である。この再生制御部14の行なう制御内容としては、通話継続時に通信部15からの受話音声信号をそのまま音声出力部16に出力する通常時制御、通話保留時に通信部15からの受話音声信号を音声出力部16に出力するのを一時停止させる保留時制御、および、通話保留解除時に記憶部17に格納されている受話音声信号(録音受話音声信号)を読み出して再生し、音声出力部16に出力する保留解除時制御等がある。なお、ここにいう保留とは、ドライバーから通話相手への発話と通話相手からドライバーへの発話の双方を一時停止する場合、ドライバーから通話相手への発話のみを一時停止する場合、または、通話相手からドライバーへの発話のみを一時停止する場合のいずれかを意味するものとする。
 ここで、再生制御部14は、通話保留時からの経過時間を計測するタイマーを備えており、通話保留時間(T_hold)が、所定の時間(T_min)を越えると、通話保留解除時に記憶部17から録音受話音声信号を読み出して再生するように構成するのが好ましい。このように構成することによって、例えば、通話保留時間(T_hold)が、極めて短時間である場合等、録音受話音声の再生出力を省略することによって、会話の連続性を維持することが適当である場合にも対応することができるようになる。
 また、再生制御部14は、通話保留時間(T_hold)が、所定の時間(T_th)を超えると、録音受話音声信号を早回し再生(等倍より大きい再生速度での再生、例えば、1.5倍速再生)する。すなわち、再生制御部14は、録音受話音声信号の話速を制御する機能を有しており、再生時に再生速度の設定値に応じて聞き取り易い速度に圧縮伸張して再生することができるように構成するのがより好ましい。このように構成することによって、通話保留時間(T_hold)が、長時間である場合に録音受話音声の再生を早めることができ、ドライバーが迅速に通話に復帰することが可能になる。
 通信部15は、携帯電話機30とドライバーからの音声信号や通話相手からの受話音声信号の送受信を行なうための通信インターフェースであり、受信した受話音声信号を再生制御部14に出力するとともに、記憶部17に受信した受話音声信号を順次格納する。また、この通信部15は、再生制御部14の制御を受けて、受話音声信号を時間長に応じて圧縮伸張して記憶部17に格納することができる。
 音声出力部16は、再生制御部14から出力される通話継続時における受話音声信号や通話保留解除時における録音受話音声信号を音声に変換して出力するスピーカであり、例えば、図1に示したヘッドセット11のスピーカ部分によって実現することができる。また、車室に設けられたオーディオの音声を出力するためのスピーカによって実現することもできる。
 記憶部17は、通信部15から出力される受話音声信号を記憶しておくためのメモリやハードディスク等の記憶装置であり、PCM(Pulse Code Modulation,パルス符号変調)等の方法によってデジタル化された録音受話音声信号を保持する。
 このように構成される車載用ハンズフリー装置10の動作について、以下説明する。
 まず、センサー群20、状況分析部12および動作決定部13によって、周囲の状況を検知し、その情報を分析して車載用ハンズフリー装置10の動作を決定するパターンの一例を説明する。
 図3は、車載用ハンズフリー装置10における動作決定パターンの例を示す図である。
 上述のように、動作決定部13において決定される車載用ハンズフリー装置10の動作は、通話保留、通話継続および通話保留解除の3つのうちいずれか1つである。
 ここで、通話を保留する状況を大別すると、視点の移動が著しい状況、周囲の状況を把握し難い状況、音声を聞き取り難い状況、ドライバーが危険と判断した状況、および、事故が発生した状況に分類することができる。
 一方、通話を継続する状況および通話の保留を解除する状況は、安全と判断される状況である。
 具体的にどのようにして動作決定を行なうかについて、以下説明する。
 例えば、ウィンカーがONの状態で、車速センサーによって車両が車速を持つことが検出されると、状況分析部12は、車両の右左折動作、本線合流または車線変更であると判定する。また、ギアがバックギアにセットされると、状況分析部12は、車両の後退動作であると判定する。さらに、ウィンカーがONの状態で、障害物センサーや測距センサーによって車両の前後に障害物の存在が検知されると、状況分析部12は、路肩からの発進、路肩への停車、本線合流または車線変更であると判定する。そして、障害物センサーや測距センサーによって車両から一定の距離以内に障害物の存在が検知されると、状況分析部12は、障害物が近傍に存在すると判定する。
 これら4つの状況は、いずれもドライバーの視点が彼方此方に移動する状況であるため、状況分析部12は、これらの状況を検知すると視点の移動が著しい状況と見なして、判定結果を動作決定部13に出力し、動作決定部13は、通話を保留する。
 また、測距センサーによって車両の前後一定の距離以内に、別の車両が存在することが検出されると、状況分析部12は、車両間隔が少ないと判定する。さらに、GPS端末によって車両の走行位置を検出し、危険地形の位置情報を示す危険地形情報が予め設定されている地図データと走行地点とを用いた結果、または、進行方向の道路の曲率を計算する等した結果、車両の走行地点が危険地形であることが検知されると、状況分析部12は、複雑・危険地形を走行中であると判定する。またさらに、ワイパーが最高速度で稼動しており、ライトが点灯していることが検出されると、状況分析部12は、雨や霧等によってドライバーの視界が不良であると判定し、車速センサーとETC(Electronic Toll Collection System)端末によって、道路の制限速度を大幅に超過していることが検知されると、状況分析部12は、速度超過であると判定する。なお、ここで、ETC端末は、一般道路を走行中であるのか、高速道路を走行中であるのかを判断するために用いる。また、車速センサーとETC端末に加えて、GPS端末を併用することによって、車両の走行位置を検出し、各道路の法定速度を示す道路別法定速度情報が予め設定されている地図データと、現在の走行位置および車速とから速度超過を検知することとしてもよい。
 これら4つの状況は、いずれもドライバーの視野が狭くなる状況であるため、状況分析部12は、これらの状況を検知すると周囲の状況を把握し難い状況と見なして、判定結果を動作決定部13に出力し、動作決定部13は、通話を保留する。
 さらに、騒音センサーによって一定レベル以上の騒音が検出されると、状況分析部12は、雑音検知と判定する。このような状況は、ドライバーが雑音によって受話音声を聞き取ることが困難な状況であるため、状況分析部12は、このような状況を検知すると音声を聞き取り難い状況と見なして、判定結果を動作決定部13に出力し、動作決定部13は、通話を保留する。
 またさらに、加速度センサーによって車両の急減速が検出されたり、ホーンがONであることが検出されたり、車載用ハンズフリー装置10に取り付けられた押しボタンスイッチがONであることが検出されたりすると、状況分析部12は、ドライバーによって危険が検知されたと判定する。これらの状況は、ドライバーが急ブレーキをかけたり、クラクションを鳴らしたりする状況であるため、状況分析部12は、これらの状況を検知するとドライバーが危険と判断した状況と見なして、判定結果を動作決定部13に出力し、動作決定部13は、通話を保留する。
 そして、ドライバーが緊急事態に陥ったことを知らせるために車両に設けられている緊急通報装置(HELP)の発動やエアバッグの発動が検出されると、状況分析部12は、事故の発生であると判定する。このような状況は、車両に異変が生じた状況であるため、状況分析部12は、これらの状況を検知すると事故が発生した状況と見なして、判定結果を動作決定部13に出力し、動作決定部13は、通話を保留する。なお、ここにいう緊急通報装置には、ドライバー自らが発動させるものや、エアバッグ等と連動して自動的に発動されるもの等がある。
 一方、これらの通話を保留する条件の排他的条件、すなわち、上述した状況が検知されなければ、状況分析部12は、危険な状況ではないと判定する。このとき、車載用ハンズフリー装置10の動作が通話保留中であれば、状況分析部12は、通話を再開することができる、安全と判断される状況であると見なして、判定結果を動作決定部13に出力し、動作決定部13は、通話保留を解除する。また、車載用ハンズフリー装置10の動作が通話継続中であれば、状況分析部12は、判定結果を動作決定部13に出力することなく、動作決定部13は、通話を継続する。
 次に、この車載用ハンズフリー装置10について、通話保留が行なわれる場合の通話開始から通話終了までの動作の流れを説明する。
 図4は、車載用ハンズフリー装置10の制御フロー図である。
 まず、ハンズフリー通話を開始すると(S100)、車載用ハンズフリー装置10は、受話音声の録音を開始し、通話中は常時、記憶部17に受話音声信号を記録していく(S102)。
 次に、車載用ハンズフリー装置10は、センサー群20からのセンサー出力情報を用いて、状況分析部12において車両の周囲の状況を監視しておき(S104)、通話保留条件が成立するか否かの判定を行なう(S106)。
 ここで、通話保留条件が成立しなければ(S106のNo)、ステップS104に戻るが、通話保留条件が成立した場合(S106のYes)、車載用ハンズフリー装置10は、動作決定部13において、再生制御部14に音声出力部16への受話音声信号の出力一時停止を指示する制御信号を出力し、再生制御部14において、受話音声信号の音声出力部16への出力を一時停止することによって、通話を保留する(S108)。
 この後、車載用ハンズフリー装置10は、引き続いて、センサー群20からのセンサー出力情報を用いて、状況分析部12において車両の周囲の状況を監視しておき(S110)、通話保留条件の排他的条件、すなわち、通話再開条件が成立するか否かの判定を行なう(S112)。
 ここで、通話再開条件が成立しなければ(S112のNo)、ステップS110に戻るが、通話再開条件が成立した場合(S112のYes)、車載用ハンズフリー装置10は、動作決定部13において、再生制御部14に保留解除時の制御信号を出力する。
 そして、再生制御部14において、タイマーで計測しておいた通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_min)より大きいか否かの判定を行なう(S114)。なお、ここにいう所定の時間(T_min)は、例えば、3〜4秒程度である。
 通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_min)より大きい場合(S114のYes)、車載用ハンズフリー装置10は、さらに、再生制御部14において、通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_th)よりも小さいか否かの判定を行なう(S116)。なお、ここにいう所定の時間(T_th)は、具体的には、10秒程度である。
 通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_th)よりも小さい場合(S116のYes)、車載用ハンズフリー装置10は、再生制御部14において、動作決定部13から出力された保留解除時の制御信号に基づいて、記憶部17から録音受話音声信号を読み出して追っかけ再生、すなわち、等倍での通常再生を行ない(S118)、その後、通話を再開する。
 これに対して、通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_th)よりも大きい場合(S116のNo)、再生制御部14において、動作決定部13から出力された保留解除時の制御信号に基づいて、記憶部17から録音受話音声信号を読み出して早回し再生を行ない(S120)、その後、通話を再開する。
 一方、通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_min)より小さい場合(S114のNo)、車載用ハンズフリー装置10は、動作決定部13から出力された保留解除時の制御信号をリセットして、通話を再開する。
 通話を再開すると、車載用ハンズフリー装置10は、上記ステップS104からステップS120までの動作を、通話終了まで繰り返す(ループA)。
 このような流れで動作する車載用ハンズフリー装置10によるハンズフリー通話について図5を用いて、さらに詳しく説明する。ここで、通話相手方の通信装置は、携帯電話機であるとする。
 図5は、車載用ハンズフリー装置10によるハンズフリー通話の通信シーケンス図である。
 図5に示すように、ハンズフリー通話は、車載用ハンズフリー装置10と、車載用ハンズフリー装置10に接続されたドライバー側携帯電話機と、通話相手側携帯電話機とによって行なわれる。
 上述のように、車載用ハンズフリー装置10は、ハンズフリー通話を開始すると、通話相手の音声の録音を開始する(S150)。
 そして、通話相手側携帯電話機は、通話相手の音声入力を受け付けて、その音声信号をドライバー側携帯電話機に送信し、ドライバー側携帯電話機からその音声信号を受信して、車載用ハンズフリー装置10は、通話相手の音声を出力する(S152)。
 同様に、車載用ハンズフリー装置10は、ドライバーの音声入力を受け付けて、その音声信号をドライバー側携帯電話機に送信し、ドライバー側携帯電話機からその音声信号を受信して、通話相手側携帯電話機は、ドライバーの音声を出力する(S154)。
 このようにして、通常時のハンズフリー通話は行なわれる。
 ここで、通話を保留する条件が成立すると(S156)、車載用ハンズフリー装置10は、通話相手音声信号を受信して録音し(S158)、通話相手の音声の出力を行なわないで、タイマーによって通話保留時からの経過時間(T_hold)を計測しながら、通話再開条件が成立するまで待機する。
 通話再開条件が成立すると(S160)、車載用ハンズフリー装置10は、上述のように、計測した通話保留時からの経過時間(T_hold)の判定を行ない、録音した通話相手の音声を出力するのか、出力する場合には、追っかけ再生を行なうのか、早回し再生を行なうのかを決定する。
 本図では、通話保留時からの経過時間(T_hold)が、録音した通話相手の音声を出力する場合の閾値となる所定の時間(T_min)よりも大きく、また、追っかけ再生の実行と早回し再生の実行との閾値となる所定の時間(T_th)よりも大きいので、車載用ハンズフリー装置10は、録音した通話相手の音声を早回し再生によって出力する(S162)。
 ここで、録音した通話相手の音声の再生(追っかけ再生、早回し再生の別は問わない)は、通話相手の受話音声の出力を一時停止した時点、すなわち、通話保留時点から、より好ましくは、通話保留時点の前の時点から行なう。ここで、通話保留時点の前の時点とは、具体的には、通話保留時点から一定時間(例えば、2〜3秒)だけ遡った時点をいう。また、通話保留時点もしくは通話保留時点の前の時点に近い時点で、音声信号から音圧レベルが所定の値以下の無音区間の検出を行ない、その無音区間が所定の時間以上続いた箇所を音節の切れ目として、その音節の切れ目から再生を行なうとしてもよい。このように、通話保留時点から数秒遡った時点や音節の切れ目から、録音した通話相手の音声の再生を開始することによって、保留によって出力されなかった通話相手の音声を確実にドライバーへ伝達することができるので、会話内容を失うことなく、ドライバーはスムーズに通話に復帰することができる。
 その後、車載用ハンズフリー装置10が、録音した通話相手の音声の出力を終えると、車載用ハンズフリー装置10は、ドライバーの音声入力を受け付けて、その音声信号をドライバー側携帯電話機に送信し、通話相手側携帯電話機は、ドライバー側携帯電話機からその音声信号を受信して、ドライバーの音声を出力し(S164)、通話相手側携帯電話機は、通話相手の音声入力を受け付けて、その音声信号をドライバー側携帯電話機に送信し、車載用ハンズフリー装置10は、ドライバー側携帯電話機からその音声信号を受信して、通話相手の音声を出力し(S166)、通常時のハンズフリー通話が再開される。
 このように、本実施の形態1に係る車載用ハンズフリー装置10によれば、通話相手が話している途中で、ドライバーや車両の状況で通話を保留することになっても、通話の開始から常に通話相手の音声を記録しておき、保留が解除になったときに、記録しておいた通話相手の音声を再生するので、ドライバーは、通話保留時点で通話相手が話していた内容を知ることができ、スムーズに通話に復帰することができる。また、ドライバーは、保留状態への切替によって、途切れてしまった通話相手の会話内容等に気を取られることがなく、集中力を乱されずに運転操作に集中することができる。
 また、通話を保留する時間が長くなった場合でも、録音しておいた通話相手の音声を早回し再生するので、ドライバーは、迅速に通話に復帰することもできる。
(実施の形態2)
 続いて、本発明の実施の形態2に係る車載用ハンズフリー装置について説明する。
 本実施の形態2に係る車載用ハンズフリー装置は、上記実施の形態1に係る車載用ハンズフリー装置10と略同じ構成を備えているが、通話相手およびドライバーに対するメッセージを生成する機能を有する点において異なる。以下、この異なる点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
 図6は、本実施の形態2に係る車載用ハンズフリー装置の構成を示すブロック図である。
 図6に示すように、この車載用ハンズフリー装置40は、上記実施の形態1に係る車載用ハンズフリー装置10と比して、メッセージ生成部46が追加されており、また、動作決定部43、再生制御部44および通信部45に機能的な相違を有する点で異なっている。
 メッセージ生成部46は、動作決定部43から出力される制御信号に基づいて、通話相手およびドライバーに対する音声によるメッセージを生成する処理部であり、生成したメッセージを再生制御部44または通信部45に出力する。
 ここで、メッセージ生成部46において生成されるメッセージには、例えば、「通話を保留します。」というように、通話相手に通話が保留されたことを通知する保留メッセージや、例えば、「保留中の音声はドライバーに伝わります。」というように、通話相手に通話保留時点での会話内容がドライバーに伝達されることを知らせる伝達通知メッセージが含まれる。また、「保留中に記録しておいた通話相手からの音声を再生します。」というように、録音受話音声の再生を開始する時に、ドライバーに録音受話音声の再生の開始を通知する再生通知メッセージや、「保留を解除します」というように、ドライバーと通話相手の双方に保留の解除を知らせる保留解除メッセージ等も含まれる。
 動作決定部43は、車載用ハンズフリー装置40の動作が取るべき動作を決定し、その決定結果に基づいて、メッセージ生成部46および再生制御部44に制御信号を出力する。このとき、動作決定部43からメッセージ生成部46に出力される制御信号の内容としては、通話の保留動作の決定時における保留メッセージおよび伝達通知メッセージの生成指示や、通話の保留解除動作の決定時における再生通知メッセージおよび保留解除メッセージの生成指示等がある。また、動作決定部43から再生制御部44に出力される制御信号の内容としては、通話の保留解除動作の決定時における再生通知メッセージおよび保留解除メッセージの再生指示等がある。
 ここで、動作決定部43は、再生制御部44と同様に、通話の保留時からの経過時間を計測するタイマーを備えており、通話保留時間(T_hold)が、所定の時間(T_wait)を超えると、保留メッセージおよび伝達通知メッセージの生成指示を出力し、また、所定の時間(T_min)を超えると、再生通知メッセージおよび保留解除メッセージの生成指示を出力するように構成するのが好ましい。このように構成することによって、例えば、通話保留時間(T_hold)が、極めて短時間である場合には、保留メッセージ等を出力しないことによって会話の連続性を維持することができるようになる。
 再生制御部44は、動作決定部43から出力される制御信号に基づき、録音受話音声信号の読み出しおよび再生に先立って、再生通知メッセージを音声出力部16に出力し、また、録音受話音声信号の読み出しおよび再生の直後に、保留解除メッセージを音声出力部16に出力する。
 通信部45は、メッセージ生成部46が生成した保留メッセージ、伝達通知メッセージおよび保留解除メッセージを、携帯電話機30および携帯電話機30と無線により接続された通信回線網を介して通話相手方の通信装置に送信する。
 このように構成された車載用ハンズフリー装置40について、通話保留が行なわれる場合の通話開始から通話終了までの動作の流れを説明する。
 図7は、車載用ハンズフリー装置40の制御フロー図である。なお、上記実施の形態1における制御フロー図(図4)と同一のステップについては、同一の符号を付し、説明を省略することとする。
 まず、車載用ハンズフリー装置40は、再生制御部44において受話音声信号の音声出力部16への出力を一時停止して通話を保留した後(S108)、動作決定部43において、タイマーで計測しておいた通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_wait)より大きいか否かを判定する(S200)。なお、ここにいう所定の時間(T_wait)は、例えば、2〜3秒程度である。
 通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_wait)より大きい場合(S200のYes)、車載用ハンズフリー装置40は、動作決定部43からメッセージ生成部46に保留メッセージおよび伝達通知メッセージの生成を指示する制御信号を出力し、メッセージ生成部46において生成した保留メッセージおよび伝達通知メッセージを、通信部45から通話相手方に送信する(S202)。
 一方、通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_wait)より小さい場合(S200のNo)、車載用ハンズフリー装置40は、ステップS110に進む。
 また、車載用ハンズフリー装置40は、状況分析部12において通話再開条件の成立を判定し(S112のYes)、タイマーで計測しておいた通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_min)より大きいと判定すると(S114のYes)、動作決定部43からメッセージ生成部46に再生通知メッセージの生成を指示する制御信号を出力し、動作決定部43からメッセージ生成部46において生成した再生通知メッセージの再生を指示する制御信号を再生制御部44に出力する。そして、再生制御部44において、メッセージ生成部46から取得した再生通知メッセージをドライバーに向けて音声出力部16から出力する(S204)。
 さらに、車載用ハンズフリー装置40は、再生制御部44において録音受話音声の追っかけ再生(S118)または早回し再生(S120)を行なった後に、動作決定部43において、保留メッセージを流しているか、つまり、ステップS202で保留メッセージを通話相手方に送信しているか否かを判定する(S206)。
 ここで、保留メッセージを流している場合(S206のYes)、車載用ハンズフリー装置40は、動作決定部43からメッセージ生成部46に保留解除メッセージの生成を指示する制御信号を出力し、メッセージ生成部46において生成した保留解除メッセージを、通信部45から通話相手方に送信する(S208)。また、車載用ハンズフリー装置40は、動作決定部43からメッセージ生成部46において生成した保留解除メッセージの再生を指示する制御信号を再生制御部44に出力し、再生制御部44において、メッセージ生成部46から取得した保留解除メッセージをドライバーに向けて音声出力部16から出力する(S208)。その後、車載用ハンズフリー装置40は、通話を再開する。
 一方、保留メッセージを流していない場合(S206のNo)は、車載用ハンズフリー装置40は、保留解除メッセージを出力することなく通話を再開する。
 そして、車載用ハンズフリー装置40は、通話を再開すると、ステップS104からステップS208までの動作を、通話終了まで繰り返す(ループB)。
 このような流れで動作する車載用ハンズフリー装置40によるハンズフリー通話について図8を用いて、さらに詳しく説明する。ここで、上記実施の形態1と同様に、通話相手方の通信装置は、携帯電話機であるとする。
 図8は、車載用ハンズフリー装置40によるハンズフリー通話の通信シーケンス図である。なお、上記実施の形態1における通信シーケンス図(図5)と同一のステップについては、同一の符号を付し、説明を省略することとする。
 まず、車載用ハンズフリー装置40は、通話保留条件が成立し(S156)、通話相手音声信号を受信して記録した後(S158)、通話相手音声を出力せずに、通話再開条件の成立まで、タイマーによって通話保留時からの経過時間(T_hold)を計測する。
 ここで、通話保留時からの経過時間(T_hold)が、保留メッセージおよび伝達通知メッセージを送信する場合の閾値となる所定の時間(T_wait)を越えたのを計測すると、車載用ハンズフリー装置40は、保留メッセージおよび伝達通知メッセージを生成して(S250)、通話相手側携帯電話機に向けて保留メッセージおよび伝達通知メッセージの音声信号を送信する(S252)。このとき、通話相手側携帯電話機から出力される保留メッセージおよび伝達通知メッセージの音声によって、通話相手は、通話が保留されたこと、また、先程自分が話した内容、すなわち、ステップS158における音声がドライバーに伝わることを知ることができる。なお、図8において保留メッセージおよび伝達通知メッセージの音声信号の送信は1度であるが、車載用ハンズフリー装置40は、通話再開条件が成立するまで、保留メッセージおよび伝達通知メッセージの音声信号の送信を繰り返すこととしてもよい。
 続いて、車載用ハンズフリー装置40は、通話再開条件が成立し(S160)、通話保留時からの経過時間(T_hold)が、録音した通話相手の音声を出力する場合の閾値となる所定の時間(T_min)を越えたのを計測すると、再生通知メッセージを生成して(S254)、ドライバーに向けて再生通知メッセージの音声を出力する(S256)。これによって、ドライバーは、通話保留中に録音されていた通話相手の音声が再生されることを知ることができる。
 さらに続いて、車載用ハンズフリー装置40は、録音した通話相手の音声を出力を終えると(S162)、保留解除メッセージを生成して(S258)、ドライバーに向けて保留解除メッセージの音声を出力するとともに(S260)、通話相手側携帯電話機に向けて保留解除メッセージの音声信号を送信する(S262)。このとき、ドライバーは、音声出力される保留解除メッセージによって、また、通話相手は、通話相手側携帯電話機から出力される保留解除メッセージの音声によって、通話保留状態が解除され、通話が再開となることを知ることができる。
 その後、通話相手側携帯電話機は、通話相手の音声入力を受け付けて、その音声信号をドライバー側携帯電話機に送信し、車載用ハンズフリー装置40は、ドライバー側携帯電話機からその音声信号を受信して、通話相手の音声を出力し(S264)、車載用ハンズフリー装置40は、ドライバーの音声入力を受け付けて、その音声信号をドライバー側携帯電話機に送信し、通話相手側携帯電話機は、ドライバー側携帯電話機からその音声信号を受信して、ドライバーの音声を出力し(S266)、通常時のハンズフリー通話が再開される。
 このように、本実施の形態2に係る車載用ハンズフリー装置40によれば、通話保留時に、通話を保留する旨のメッセージや、通話が保留されても通話相手の会話内容がドライバーに伝わる旨のメッセージを通話相手方の通信装置に送信するので、通話相手は、通話保留中に自分の話した内容がドライバーに伝わることを知ることができ、通話再開時に会話内容を反復したり、会話内容が伝わっていることを確認したりする必要がなくなる。
 また、通話の再開が可能となった状況で、通話の再開をする前に録音した通話相手の音声を再生するとき、録音した通話相手の音声の再生を開始する旨のメッセージをドライバーに向けて出力するので、ドライバーは、通話保留中、または、通話保留時点で途切れてしまった通話相手の音声の再生が開始されることを知ることができる。
 以上、本発明に係る車載用ハンズフリー装置について、各実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
 例えば、上記各実施の形態では、車載用ハンズフリー装置を独立した装置として表現しているが、この車載用ハンズフリー装置の機能的な構成をカーナビゲーション装置や車両に備え付けられたその他の装置に組み込ませることによって実現することとしてもよい。
 また、上記各実施の形態では、受話音声を記録する記憶部17を1つの記憶装置として表現しているが、記憶部17を複数の記憶装置によって構成し、記録先の記憶装置を切り替えて受話音声を記録することとしてもよい。このとき、記録先の記憶装置の切り替えは、受話音声に途切れ部分を生じさせないために、記録する受話音声が部分的に重なるように行ない、また、通話を保留する状況が発生しないで所定の時間が経過すれば、記録時期が古い受話音声から順に消去していくように構成する。このように、記憶部17を複数の記憶装置によって構成することで、個々の記憶装置の記憶容量が少なくても受話音声を常に記録しておくことが可能となる。
 さらに、上記各実施の形態において説明した所定の時間(T_hold,T_min,T_th,T_wait)の値は、固定値としてプログラミングされたものであってもよいし、利用者であるドライバーから指定した値の入力を受け付けて、その入力値に従うこととしてもよい。
 またさらに、上記各実施の形態において、通話保留時からの経過時間(T_hold)が、所定の時間(T_th)を越えたときに、記録した受話音声を早回し再生することとしているが、常に早回し再生することとしてもよい。
 また、上記実施の形態2において、車載用ハンズフリー装置40がドライバーに向けて出力する、或いは、通話相手方の通信装置に送信する各メッセージは、メッセージ生成部46によって生成されるとしているが、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、ハードディスク等の記憶装置、または、CD−ROM等の記録媒体に格納されている音声データを各メッセージとして読み出すこととしてもよい。
 さらに、上記実施の形態2において、各メッセージは、音声によるメッセージであるとしているが、例えば、通話相手方の通信装置の表示装置に、各メッセージの内容を文字表示させるものであってもよいし、また、このような文字表示と音声とを併用したものであってもよい。
 本発明に係る車載用ハンズフリー装置は、ドライバーが通話に集中力を乱されることなく、運転操作に集中することが可能となり、通話の保留後においても、会話内容を失うことなく、スムーズかつ迅速に通話に復帰することが可能になるという効果を有し、車室内に設けられた自動車電話機や携帯電話機等を手で持つことなく通話を可能とするハンズフリー装置として有用であり、ラジオ音声等の再生の用途にも応用することができる。
本発明の実施の形態1に係る車載用ハンズフリー装置の外観の一例を示す図である。 同車載用ハンズフリー装置の構成を示すブロック図である。 同車載用ハンズフリー装置における動作決定パターンの一例を示す図である。 同車載用ハンズフリー装置の制御フロー図である。 同車載用ハンズフリー装置によるハンズフリー通話の通信シーケンス図である。 本発明の実施の形態2に係る車載用ハンズフリー装置の構成を示すブロック図である。 同車載用ハンズフリー装置の制御フロー図である。 同車載用ハンズフリー装置によるハンズフリー通話の通信シーケンス図である。 従来の車載用ハンズフリー装置の制御フロー図である。
符号の説明
 1  シガーソケット
 2  アダプタ
 10、40 車載用ハンズフリー装置
 11  ヘッドセット
 12  状況分析部
 13、43  動作決定部
 14、44  再生制御部
 15、45  通信部
 16  音声出力部
 17  記憶部
 20  センサー群
 30  携帯電話機
 46  メッセージ生成部


Claims (21)

  1.  自動車の車内で電話機を用いてハンズフリー通話を行なうための車載用ハンズフリー装置であって、
     前記ハンズフリー通話における通話相手からの音声を格納するための記憶手段と、
     前記自動車の車両の周囲の状況を検出するセンサーから出力される情報に応じて、前記周囲の状況を分析する状況分析手段と、
     前記状況分析手段の分析結果に基づいて、前記電話機の利用者と、前記通話相手との通話状態に関する動作を制御する動作決定手段と、
     前記動作決定手段の決定した動作に基づいて、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声を再生し、前記利用者に向けて出力する再生出力手段とを備える
     ことを特徴とする車載用ハンズフリー装置。
  2.  前記動作決定手段は、前記通話状態について、通話が可能な通話可能状態、または、通話が不可能な保留状態のいずれかを選択して切り替える
     ことを特徴とする請求項1記載の車載用ハンズフリー装置。
  3.  前記再生出力手段は、前記動作決定手段が前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えた後、前記保留状態から前記通話可能状態に切り替えたときに、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声を再生し、前記利用者に向けて出力する
     ことを特徴とする請求項2記載の車載用ハンズフリー装置。
  4.  前記再生出力手段は、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声のうち、前記動作決定手段の前記通話可能状態から前記保留状態への切り替え時点以前の前記音声から再生を開始する
     ことを特徴とする請求項3記載の車載用ハンズフリー装置。
  5.  前記再生出力手段は、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声における音節の切れ目から前記音声の再生を開始する
     ことを特徴とする請求項4記載の車載用ハンズフリー装置。
  6.  前記再生出力手段は、前記動作決定手段の前記通話可能状態から前記保留状態への切り替え時点から、前記保留状態から前記通話可能状態への切り替え時点までの保留時間を計測する保留時間計測部と、
     前記保留時間計測部によって計測された前記保留時間が、所定の閾値を越えないときに、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声の再生を行なわないことを決定する再生実行制御部とを備える
     ことを特徴とする請求項3記載の車載用ハンズフリー装置。
  7.  前記再生出力手段は、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声の再生速度を制御する話速制御部を備える
     ことを特徴とする請求項3記載の車載用ハンズフリー装置。
  8.  前記再生出力手段は、さらに、前記動作決定手段の前記通話可能状態から前記保留状態への切り替え時点からの経過時間を計測する経過時間計測部を備え、
     前記話速制御部は、前記経過時間計測部が所定の閾値を越える前記経過時間を計測したときに、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声の再生速度を等倍より大きくする
     ことを特徴とする請求項7記載の車載用ハンズフリー装置。
  9.  前記車載用ハンズフリー装置は、さらに、
     前記動作決定手段が前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えたときに、その切り替え時点およびその切り替え後における前記通話相手の音声が前記利用者に伝達される旨の伝達通知メッセージを生成する第1メッセージ生成手段と、
     前記伝達通知メッセージを前記通話相手の通信装置に向けて送信する送信手段とを備える
     ことを特徴とする請求項3記載の車載用ハンズフリー装置。
  10.  前記第1メッセージ生成手段は、さらに、前記動作決定手段が前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えた旨の保留メッセージと、前記動作決定手段が前記保留状態から前記通話可能状態に切り替えた旨の保留解除メッセージとを生成し、
     前記送信手段は、前記動作決定手段が前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えたときに、前記保留メッセージを前記通話相手の通信装置に向けて送信し、前記動作決定手段が前記保留状態から前記通話可能状態に切り替えたときに、前記保留解除メッセージを前記通話相手の通信装置に向けて送信する
     ことを特徴とする請求項9記載の車載用ハンズフリー装置。
  11.  前記送信手段は、前記伝達通知メッセージと前記保留メッセージとを、前記再生出力手段が前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声の再生を終了するまで、前記通話相手の通信装置に向けて繰り返し送信する
     ことを特徴とする請求項10記載の車載用ハンズフリー装置。
  12.  前記車載用ハンズフリー装置は、さらに、
     前記音声の再生を開始する旨の再生通知メッセージを生成する第2メッセージ生成手段を備え、
     前記再生出力手段は、前記記憶手段に格納されている前記通話相手からの音声を再生を開始する前に、前記再生通知メッセージを再生し、前記利用者に向けて出力する
     ことを特徴とする請求項3記載の車載用ハンズフリー装置。
  13.  前記第2メッセージ生成手段は、さらに、前記動作決定手段が前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えた旨の保留メッセージと、前記動作決定手段が前記保留状態から前記通話可能状態に切り替えた旨の保留解除メッセージとを生成し、
     前記再生出力手段は、前記動作決定手段が前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えたときに、前記保留メッセージを前記利用者に向けて出力し、前記動作決定手段が前記保留状態から前記通話可能状態に切り替えたときに、前記保留解除メッセージを前記利用者に向けて出力する
     ことを特徴とする請求項12記載の車載用ハンズフリー装置。
  14.  前記記憶手段は、前記通話相手からの音声を格納するための記憶領域が複数の領域に分かれており、前記通話相手からの音声が部分的に重なるように前記複数の領域に分けられて格納される
     ことを特徴とする請求項1記載の車載用ハンズフリー装置。
  15.  自動車の車内で電話機を用いてハンズフリー通話を行なうハンズフリー通話方法であって、
     前記ハンズフリー通話における通話相手からの音声を録音する録音ステップと、
     前記自動車の車両の周囲の状況を検出するセンサーから出力される情報に応じて、前記周囲の状況を分析する状況分析ステップと、
     前記状況分析ステップにおける分析結果に基づいて、前記電話機の利用者と、前記通話相手との通話状態について、通話が可能な通話可能状態、または、通話が不可能な保留状態のいずれかを選択して切り替える動作決定ステップと、
     前記動作決定ステップにおいて、前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えた後、前記保留状態から前記通話可能状態に切り替えるときに、前記録音ステップにおいて録音した前記通話相手からの音声を再生し、前記利用者に向けて出力する再生出力ステップとを含む
     ことを特徴とするハンズフリー通話方法。
  16.  前記再生出力ステップにおいて、前記録音ステップにおいて録音した前記通話相手からの音声のうち、前記動作決定ステップにおける前記通話可能状態から前記保留状態への切り替え時点以前の前記音声から再生を開始する
     ことを特徴とする請求項15記載のハンズフリー通話方法。
  17.  前記再生出力ステップは、前記動作決定ステップにおける前記通話可能状態から前記保留状態への切り替え時点から、前記保留状態から前記通話可能状態への切り替え時点までの保留時間を計測する保留時間計測サブステップと、
     前記保留時間計測サブステップにおいて計測した前記保留時間が、所定の閾値を越えないときに、前記録音ステップにおいて録音した前記通話相手からの音声の再生を行なわないことを決定する再生実行制御サブステップとを含む
     ことを特徴とする請求項15記載のハンズフリー通話方法。
  18.  前記再生出力ステップは、前記録音ステップにおいて録音した前記通話相手からの音声の再生速度を制御する話速制御サブステップと、
     前記動作決定ステップにおける前記通話可能状態から前記保留状態への切り替え時点からの経過時間を計測する経過時間計測サブステップとを含み、
     前記話速制御サブステップにおいて、前記経過時間計測サブステップが所定の閾値を越える前記経過時間を計測したときに、前記音声の再生速度を等倍より大きくする
     ことを特徴とする請求項15記載のハンズフリー通話方法。
  19.  前記ハンズフリー通話方法は、さらに、
     前記動作決定ステップにおいて前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えたときに、その切り替え時点およびその切り替え後における前記通話相手の音声が前記利用者に伝達される旨の伝達通知メッセージを生成する第1メッセージ生成ステップと、
     前記伝達通知メッセージを前記通話相手の通信装置に向けて送信する送信ステップとを含む
     ことを特徴とする請求項15記載のハンズフリー通話方法。
  20.  前記ハンズフリー通話方法は、さらに、
     前記音声の再生を開始する旨の再生通知メッセージを生成する第2メッセージ生成ステップを含み、
     前記再生出力ステップにおいて、前記録音ステップにおいて録音した前記通話相手からの音声の再生を開始する前に、前記再生通知メッセージを再生し、前記利用者に向けて出力する
     ことを特徴とする請求項15記載のハンズフリー通話方法。
  21.  自動車の車内で電話機を用いてハンズフリー通話を行なうための車載用ハンズフリー装置のためのプログラムであって、
     前記ハンズフリー通話における通話相手からの音声を録音する録音ステップと、
     前記自動車の車両の周囲の状況を検出するセンサーから出力される情報に応じて、前記周囲の状況を分析する状況分析ステップと、
     前記状況分析ステップにおける分析結果に基づいて、前記電話機の利用者と、前記通話相手との通話状態について、通話が可能な通話可能状態、または、通話が不可能な保留状態のいずれかを選択して切り替える動作決定ステップと、
     前記動作決定ステップにおいて、前記通話可能状態から前記保留状態に切り替えた後、前記保留状態から前記通話可能状態に切り替えるときに、前記録音ステップにおいて録音した前記通話相手からの音声を再生し、前記利用者に向けて出力する再生出力ステップとをコンピュータに実行させる
     ことを特徴とするプログラム。

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