JP2005142936A - 車載用音響装置、車載用音響装置の制御方法、車載用音響装置の制御プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

車載用音響装置、車載用音響装置の制御方法、車載用音響装置の制御プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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【課題】 運転情報を効率的にユーザに提示することができる車載用音響装置、車載用音響装置の制御方法、車載用音響装置の制御プログラム、及び記録媒体を提供する。
【解決手段】 車両運転の情報に関する音声データA、及びこの音声データA以外の音データB、Cに基いて音出力を可能とする車載用音響装置において、車両の進行方向を含む水平面内の第1方向の加速度、及び水平面内であって、第1方向の加速度に直交する第2方向の加速度を検出する2軸の加速度センサ装置30と、検出された第1方向の加速度及び第2方向の加速度に応じて、音声データ及び前記音データに基く音出力の形態を変更するように、車載情報機器16や音声合成装置18、音情報混合制御装置22を制御する制御装置28とを備えた。
【選択図】 図1

Description

車載用音響装置、車載用音響装置の制御方法、車載用音響装置の制御プログラム、及び記録媒体に関する。
従来より、音声や音楽等の音情報を提示するカーオーディオ機器が車両に搭載される他、カーナビゲーション装置や電子メールを受信する電子メール受信装置等の車載情報機器が車両に搭載されるようになってきている。そして近年、これらカーオーディオ機器と車載情報機器等を統合し、ユーザが車両運転に集中できるように、音声にて車両運転に関する運転情報(例えば、走行車両の現在位置情報、道路案内情報、道路混雑情報等)等を音声にて提示するとともに、各種操作をユーザの音声にて行うことができるように構成された車載用音響装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、この種の車載用音響装置では、更に、運転情報以外の情報として、例えば、電子メール受信装置により受信した電子メールを音声にて提示するように構成されたものがある。
特開平9−160853号公報
しかしながら、上述した車載用音響装置では、音出力される情報には、車両運転に関する運転情報の他に、カーオーディオ機器により提示される音楽や電子メール受信装置により提示される電子メール等の運転に関係のない情報も含まれており、これら情報は、運転者であるユーザが一定速度で前進する運転操作を行っている状態やユーザがカーブや交差点等を曲がる運転操作を行っている状態などのユーザの運転状態に関わらず提示されるものであった。従って、ユーザの運転状態によっては、運転情報を聞きたいときに、運転情報が運転情報以外の情報によって聞けないか、或いは聞き取りづらくなってしまう問題があった。また、ユーザは車両運転に集中する必要があるため、特に車両運転に集中しなければならないときに、音出力した運転情報をユーザが聞き逃してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、運転情報を効率的にユーザに提示することができる車載用音響装置、車載用音響装置の制御方法、車載用音響装置の制御プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、車両運転の情報に関する音声データ、及びこの音声データ以外の音データに基いて音出力を可能とする車載用音響装置において、車両の進行方向を含む水平面内の第1方向の加速度、及び前記水平面内であって、前記第1方向の加速度に直交する第2方向の加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度検出手段により検出された前記第1方向の加速度及び前記第2方向の加速度に応じて、前記音声データ及び前記音データに基く音出力の形態を変更する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
上記車載用音響装置において、前記第1方向の加速度と前記第2方向の加速度との合成加速度の向きに対応付けて、前記合成加速度の大きさに対する1又は複数のしきい値が予め設定され、前記制御手段は、前記合成加速度に応じて、前記しきい値で区分けされた加速度範囲毎に、前記音声データ及び前記音データに基く音出力の形態を変更してもよい。
また、上記車載用音響装置において、前記制御手段は、前記形態の変更として、前記音データに基く音出力を許可し、或いは、禁止するようにしてもよい。
更に、上記車載用音響装置において、前記制御手段は、前記形態の変更として、音出力速度を変更してもよい。
更にまた、上記車載用音響装置において、前記制御手段は、前記形態の変更として、前記合成加速度の大きさが、当該合成加速度の向きに対応する前記しきい値を上回った場合、前記音声データに基く音出力の音出力速度を遅くなるように変更してもよい。
また、上記車載用音響装置において、前記制御手段は、前記形態の変更として、音出力の音量を変更してもよい。
更に、上記車載用音響装置において、前記制御手段は、前記形態の変更として、前記合成加速度の大きさが、当該合成加速度の向きに対応する前記しきい値を上回った場合、前記音声データに基く音出力の音量を大きくする変更或いは前記音データに基く音出力の音量を小さくする変更のうち、少なくともいずれか一方を行ってもよい。
更にまた、上記車載用音響装置において、ユーザに音声にて音声コマンドの入力を促し、ユーザの入力した音声コマンドを認識して、当該音声コマンドに対応した処理を実行する音声処理手段を備え、前記制御手段は、更に、前記第1方向の加速度及び前記第2方向の加速度に応じて、ユーザからの音声コマンドの入力を受け付ける音声入力受付時間を変更してもよい。
また、上記車載用音響装置において、前記第1方向の加速度と前記第2方向の加速度との合成加速度の向きに対応付けて、前記合成加速度の大きさに対する1又は複数のしきい値が予め設定され、前記制御手段は、前記合成加速度に応じて、前記しきい値で区分けされた加速度範囲毎に、前記音声入力受付時間を変更してもよい。
また、車両運転の情報に関する音声データ、及びこの音声データ以外の音データに基いて音出力を可能とする車載用音響装置の制御方法において、車両の進行方向を含む水平面内の第1方向の加速度、及び前記水平面内であって、前記第1方向の加速度に直交する第2方向の加速度を検出する加速度検出過程と、前記加速度検出過程により検出された前記第1方向の加速度及び前記第2方向の加速度に応じて、前記音声データ及び前記音データに基く音出力の形態を変更する制御過程とを備えたことを特徴とするものである。
また、車両運転の情報に関する音声データ、及びこの音声データ以外の音データに基いて音出力を可能とする車載用音響装置を、コンピュータにより制御するための制御プログラムであって、車両の進行方向を含む水平面内の第1方向の加速度、及び前記水平面内であって、前記第1方向の加速度に直交する第2方向の加速度を検出させ、前記第1方向の加速度及び前記第2方向の加速度に応じて、前記音声データ及び前記音データに基く音出力の形態を変更させることを特徴とするものである。
また、コンピュータ読取可能な記録媒体に上記制御プログラムを記録したことを特徴とするものである。
本発明によれば、車両の運転に関する運転情報を効率的にユーザに提示することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付の図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る記録装置の一実施形態が適用された車載用音響装置のブロック図である。
この車載用音響装置100は、自動車などの車両に搭載され、走行車両の現在位置情報、道路案内情報、車両周辺の道路混雑情報等の車両運転に関する運転情報を、当該運転情報に関する音声データに基いて音出力するとともに、音楽や電子メール等の車両運転に関係のない情報を、当該情報に関する音データに基いて音出力するように構成されている。
この車載用音響装置100は、通信装置10と、音情報入力装置12と、音声認識装置14と、車載情報機器16と、音声合成装置18と、音楽情報提示装置20と、音情報混合制御装置22と、アンプ装置24と、音情報出力装置26と、制御装置28とを備えている。
通信装置10は、図示を省略したアンテナを介してGPS衛星から現在位置を導出するための電波を受信するとともに、車両周辺の道路混雑情報を受信し、また、電子メールや観光情報等の各種情報を受信して、車載情報機器16にこれら情報を出力する。
音情報入力装置12は、例えば、マイクロフォン等の集音装置であり、本実施形態では、運転者等のユーザが発した音声(つまり、音声コマンド)を収音し、音声信号に変換して音声認識装置14に出力する。
音声認識装置14は、制御装置28の制御の下、入力した音声信号に基いて音声認識処理を実行し、その音声認識結果を車載情報機器16に出力する。
車載情報機器16は、通信装置10によってGPS衛星から受信した電波に基いて走行車両の現在位置情報を算出している。更に、車載情報機器16は、この現在位置情報に基いて、道路案内情報を生成している。また、車載情報機器16は、音声認識装置14より入力した音声認識結果に応じて、各種処理を実行し、音声合成可能な形式のデータ(例えば、テキストデータ)を音声合成装置18に出力する。具体的には、車載情報機器16は、音声認識装置14より入力した音声認識結果に応じて(つまり、ユーザより入力した音声コマンドに応じて)、走行車両の現在位置情報、道路案内情報、道路混雑情報等の運転情報、若しくは電子メールや観光情報等の各種情報、又はユーザに音声コマンドの入力を促す情報をテキストデータに変換して音声合成装置18に出力する。即ち、この車載情報機器16は、カーナビゲーション装置として機能するとともに、電子メール受信装置等として機能するものである。車載情報機器16は、これら運転情報等の各種情報を取得或いは生成する度に、対応するテキストデータを割り込み的に音声合成装置18に出力するものである。
音声合成装置18は、制御装置28の制御の下、入力されたテキストデータに基いて、音声合成し、運転情報に関する音声データA、或いは、音声コマンドの入力を促す情報や電子メールや観光情報等の運転情報以外の各種情報に関する音データB(以下、第1の音データBという。)等を電気信号として音情報混合制御装置22に出力する。
音楽情報提示装置20は、例えば、CDプレイヤ、MDプレイヤ等の音響再生装置であり、予めCDやMD等の記録媒体に記録された音楽データC(以下、第2の音データCという。)を読み出し、第2の音データCを電気信号として音情報混合制御装置22に出力する。
音情報混合制御装置22は、制御装置28の制御の下、音声データA又は第1の音データBと、第2の音データCとを混合、或いは、選択的にアンプ装置24に出力する。
アンプ装置24は、音情報混合制御装置22より入力した電気信号を増幅して音情報出力装置26に出力する。
音情報出力装置26は、例えば、スピーカ等の放音装置であり、アンプ装置24より入力した電気信号を入力して音出力する。
制御装置28は、車載用音響装置100の各種機器を制御するものであり、不図示のCPU、ROM、RAM等を備えている。CPUは、ROMに記憶された制御プログラムに基いて各種処理を実行する。ROMは、CPUが実行する制御プログラムなどを記憶している。RAMは、各種データを一時的に格納し、作業領域として用いられる。
ところで、本実施形態では、加速度検出手段としての2軸の加速度センサ装置30が、車両に搭載され、制御装置28に接続されている。この2軸の加速度センサ装置30は、車両の進行方向(前進方向)を含む水平面内の第1方向の加速度、及びこの水平面内であって、第1方向の加速度に直交する第2方向の加速度を検出する。より好ましくは、図2に示すように、2軸の加速度センサ装置30は、車両40の進行方向(前進方向)Yに平行な第1方向の加速度αY、及び車両40の進行方向Yを含む水平面内であって、進行方向Yに直交する方向(例えば、車両40の右手方向)Xに平行な第2方向の加速度αXを検出する。
本実施形態では、車両40が進行方向Yに対して加速する場合、第1方向の加速度αYが正の値で検出され、車両40が進行方向Yに対して減速する場合、第1方向の加速度αYが負の値で検出されるように2軸の加速度センサ装置30が車両40に配置されている。
また、例えば、車両40が進行方向Yに対して一定速度でカーブを右に曲がる場合、車両40は左手方向に働く遠心力とは逆方向の右手方向に向心力が働く。つまり、車両40が右に曲がる場合は、車両40の右手方向に加速度が生じ、車両40が左に曲がる場合は、車両40の左手方向に加速度が生じることとなる。本実施形態では、車両40が右に曲がる場合、第2方向の加速度αXが正の値で検出され、車両40が左に曲がる場合、第2方向の加速度αXが負の値で検出されるように2軸の加速度センサ装置30が車両40に配置されている。つまり、車両40の右手方向に加速する場合、第2方向の加速度αXが正の値で検出され、車両40の左手方向に加速する場合、第2方向の加速度αXが負の値で検出されるように2軸の加速度センサ装置30が車両40に配置されている。尚、車両40が右に曲がる場合、第2方向の加速度αXが負の値で検出され、車両40が左に曲がる場合、第2方向の加速度αXが正の値で検出されるように2軸の加速度センサ装置30が車両40に配置されている場合であってもよい。
図1において、制御装置28は、検出した第1方向の加速度αY、及び第2方向の加速度αXに応じて、車両運転の情報に関する音声データA、及びこの音声データA以外の第1の音データBや第2の音データC等の音データに基く音出力の形態を変更するように、車載情報機器16、音声合成装置18、音情報混合制御装置22を制御する。
具体的には、音出力の形態の変更制御として、制御装置28は、車載情報機器16及び音情報混合制御装置22を制御して、音データに基く音出力を許可し、或いは、禁止する第1の制御モードと、音声合成装置18を制御して、車両運転の情報に関する音声データAに基く音出力の音出力速度(つまり、読上げ速度)を変更する第2の制御モードと、音情報混合制御装置22を制御して、車両運転の情報に関する音声データA及び音楽データとしての第2の音データCに基く音出力の音量を変更する第3の制御モードとを有し、第1〜第3の制御モードの内、いずれかの制御モードに設定する。これら制御モードは、不図示のリモートコントローラ等を介して押しボタンスイッチ等により設定される場合であってもよいし、音声認識装置14にて認識された音声コマンドにより設定される場合であってもよい。
更に、制御装置28は、検出した第1方向の加速度αY及び第2方向の加速度αXに応じて、ユーザからの音声コマンドの入力を受け付ける音声入力受付時間を変更するように、音声認識装置14を制御する。
図3は、制御装置28の制御動作を示すフローチャートである。
図3において、制御装置28は、第1〜第3の制御モードの内、いずれかの制御モードに設定する(ステップS1)。この制御モードの設定動作は、車載用音響装置100の電源投入時及びユーザにより設定変更操作された場合に行う。尚、車載用音響装置100の電源投入時には、予め定められた制御モードに設定してもよいし、前回設定された制御モードに設定してもよい。
次に、制御装置28は、音声認識装置14、車載情報機器16、音声合成装置18及び音情報混合制御装置22へ設定した制御モードを提示する(ステップS2)。つまり、制御モードを設定したことを示す信号を音声認識装置14、車載情報機器16、音声合成装置18及び音情報混合制御装置22へ出力する。このステップS2の動作は、ステップS1において制御モードを設定した場合に行うものである。
制御装置28は、2軸の加速度センサ装置30により検出された第1方向の加速度αY及び第2方向の加速度αXを取得する(ステップS3)。
ここで、制御装置28は、図4に示すように、第1方向の加速度αYと第2方向の加速度αXとにより規定された2次元のαX−αY座標系に、複数のしきい値として第1のしきい値T1及び第2のしきい値T2を閉曲線状に予め設定している。つまり、第1方向の加速度αYと第2方向の加速度αXとの合成加速度(以下、車両の加速度という。)をαとすると、制御装置28は、車両の加速度αの向きに対応付けて、車両の加速度αの大きさに対する複数のしきい値として第1のしきい値T1、及びこの第1のしきい値T1以上の値を持つ第2のしきい値T2を予め設定している。これら複数のしきい値T1、T2によって区分けされることにより加速度範囲R1、R2、R3が形成されることとなる。ここで、車両の加速度αの向きによっては、第1のしきい値T1と第2のしきい値T2とが同一値となる場合があってもよい。これらしきい値T1、T2は、例えば、制御装置28のROM(記憶手段)に予め記憶されている。
制御装置28は、図3に示すように、車両の加速度αと、各しきい値T1、T2とを比較し(ステップS4)、車両の加速度αが加速度範囲R1、R2、R3のうちいずれの加速度範囲に属するかを判断する(ステップS5)。つまり、制御装置28は、検出された第1方向の加速度αY及び第2方向の加速度αXに基いて、車両の加速度αが加速度範囲R1、R2、R3のうちいずれの加速度範囲に属するかを判断する。
ここで、車両の加速度αが加速度範囲R1に属する場合は、車両が停止状態、車両が進行方向に対して加速して走行している状態、又は進行方向Yに対して一定の速度で走行、若しくは緩やかなカーブを一定速度で走行している状態のような、運転者であるユーザが運転情報以外の他の情報を取得できる程度に車両運転に余裕があり、通常の集中力で車両運転できる運転状態を示している。
また、車両の加速度αが加速度範囲R2に属する場合は、車両が減速して走行しているような状態、又は車両が交差点を含む急なカーブを走行している状態のような、通常の集中力よりも高い集中力で車両を運転する必要のある運転状態を示している。
また、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合は、急激に減速しているような状態、運転者が急激に車両のハンドルを切っている状態のような、交通事故を回避するために車両運転に特に集中する必要のある運転状態を示している。
次に、制御装置28は、車両の加速度αが加速度範囲R1、R2、R3のうちいずれの加速度範囲に属するかを音声認識装置14、音声合成装置18、車載情報機器16及び音情報混合制御装置22の各機器に提示する(ステップS6)。つまり、車両の加速度αが加速度範囲R1、R2、R3のうちいずれの加速度範囲に属するかを示す制御信号Dを、音声認識装置14、音声合成装置18、車載情報機器16及び音情報混合制御装置22の各機器に出力する。
図5は、車両の交差点右折時を示す説明図である。図5(a)において、車両状態M1は、交差点を右折するために、車両が緩やかに減速しつつ、徐々に右側に移動している状態を示している。また、車両状態M2は、車両が交差点を右折し、且つ、車両が一定の速度で前進走行している状態を示している。車両状態M3は、交差点を通過し、一定速度で直進している状態を示している。
図5(b)を参照すると、車両状態M1において、車両は、進行方向Yに対して緩やかに減速しつつ、車両の右手方向である方向Xに僅かに加速していることとなる。このとき、例えば、車両の加速度αが第1のしきい値T1よりも小さい値であるとものすると、制御装置28は、車両の加速度αが加速度範囲R1に属すると判断する。つまり、交差点やカーブ等を曲がるために単に車両を減速させるような場合は、通常の集中力で車両運転できる運転状態であるので、第1のしきい値T1により車両の加速度αが加速度範囲R1に属するように設定されている。
また、車両状態M2において、車両は、車両の進行方向Yに対して一定速度で走行しつつ、車両の右手方向である方向Xに加速していることとなる。このとき、例えば、車両の加速度αが第1のしきい値T1以上であり、且つ、第2のしきい値T2よりも小さい値であるとものすると、制御装置28は、車両の加速度αが加速度範囲R2に属すると判断する。つまり、交差点やカーブ等を曲がる場合は、通常の集中力よりも高い集中力で車両を運転する必要のある運転状態であるので、第1のしきい値T1により車両の加速度αが加速度範囲R2に属するように設定されている。
また、車両状態M3において、車両の加速度αは、車両が一定の速度で前進しているので、略零である。このとき、制御装置28は、車両の加速度αが加速度範囲R1に属すると判断する。この場合も、単に車両を直進させているだけなので、第1のしきい値T1により車両の加速度αが加速度範囲R1に属するように設定されている。
ここで、急ブレーキや急にハンドルを切るような操作をした場合のみ、第2のしきい値T2により車両の加速度αが加速度範囲R3に属するように設定されている。
本実施形態では、制御装置28は、車両の加速度αに応じて、しきい値T1、T2で区分けされた加速度範囲R1、R2、R3毎に、音声データAや音データとしての第1の音データB、第2の音データCに基く音出力の形態を変更するものである。
以下、第1の制御モード、第2の制御モード、及び第3の制御モードのそれぞれの制御モードに設定された場合の各機器における音出力の形態を変更動作について説明する。
まず、第1の制御モードに設定された場合における車載情報機器16及び音情報混合制御装置22の制御動作について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
車載情報機器16及び音情報混合制御装置22は、車両の加速度αが、加速度範囲R1、R2、R3の内、いずれの加速度範囲であるかを示す制御信号Dを制御装置28から取得する(ステップS11)。次に、車載情報機器16及び音情報混合制御装置22は、車両の加速度αが、加速度範囲R1、R2、R3の内、いずれの加速度範囲に属するかに応じて、音データである第1に基く音出力を許可或いは禁止する(ステップS12)。
ここで、音データに基く音出力を許可することは、車載情報機器16においては、電子メールや観光情報等の運転情報以外の各種情報又はユーザに音声コマンドの入力を促す情報に関するテキストデータを音声合成装置18に出力することを許可することであり、第1の音データBに対応するテキストデータが音声合成装置18に出力可能となる。音情報混合制御装置22においては、第2の音データCに基く音出力を許可することである。
また、音データに基く音出力を禁止することは、車載情報機器16においては、電子メールや観光情報等の運転情報以外の各種情報又はユーザに音声コマンドの入力を促す情報に関するテキストデータを音声合成装置18に出力するのを禁止することであり、この車載情報機器16からは、運転情報に関するテキストデータ(つまり、音声データAに対応するテキストデータ)のみ出力可能となる。音情報混合制御装置22においては、第2の音データCに基く音出力を禁止することである。
本実施形態では、音声データA以外の音データとして、第1の音データB及び第2の音データCの2つの音データに分類し、それぞれの音データB、Cに基く音出力を許可或いは禁止するものである。尚、音声データAは、運転情報であり、車両を運転するユーザにとって重要な情報であるので、車両の加速度αに関わらず音出力を許可するものである。
具体的な車載情報機器16及び音情報混合制御装置22の制御動作について、図7に示す制御動作説明図を参照して説明すると、車載情報機器16及び音情報混合制御装置22は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第1のしきい値T1を上回らなかった場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R1に属する場合、第1の音データB及び第2の音データCに基く音出力を許可するように設定するものである。これによって、車両の加速度αが加速度範囲R1に属する場合は、運転情報及び運転情報以外の情報の音声出力と、音楽の音出力とが許可されることとなる。
また、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第1のしきい値T1を上回り、且つ、第2のしきい値T2を上回らなかった場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R2に属する場合、車載情報機器16は、第1の音データBに基く音出力を禁止するように設定するとともに、音情報混合制御装置22は、第2の音データCに基く音出力を許可するように設定するものである。これによって、車両の加速度αが加速度範囲R2に属する場合は、運転情報の音声出力及び音楽の音出力が許可され、運転情報以外の情報の音声出力は禁止されることとなる。従って、ユーザにとって運転情報を聞きたいような状況である交差点やカーブ等で、運転情報以外の音声の出力を禁止するので、運転情報を効率的にユーザに提示することができる。これによって、ユーザは、運転情報を必要とするときに、運転情報が運転情報以外の音声の割り込みによって聞けないということはない。
また、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第2のしきい値T2を上回った場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合、車載情報機器16及び音情報混合制御装置22は、第1の音データB及び第2の音データCに基く音出力を禁止するように設定するものである。これによって、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合は、運転情報の音声出力が許可され、運転情報以外の情報の音声出力及び音楽の音出力は禁止されることとなる。従って、急ブレーキや急にハンドルを切るといった操作をユーザが行った場合のような、特に運転に集中する必要のある状況下において、運転情報以外の音声データである第1の音データB、及び音楽データとしての第2の音データCに基く音出力を禁止するので、運転情報を効率的にユーザに提示することができるとともに、ユーザの車両運転に対する集中を妨げることはない。
尚、第1の音データBに基く音出力が禁止されている場合、車載情報機器16の不図示のRAM(記憶手段)に第1の音データBに対応するテキストデータが記憶される。次いで、第1の音データBに基く音出力が許可された場合、記憶された第1の音データBに対応するテキストデータが音声合成装置18に出力され、音声合成装置18により音声合成されて、第2の音データBに基く音声出力が行われる。これによって、車両の加速度αが加速度範囲R3又はR2から加速度範囲R1に属するように変化する場合のようなユーザにとって車両運転に余裕のある状況のときに、一時的に車載情報機器16に保留していた電子メールや観光情報等の車両運転に関係のない情報をユーザに聞かせることができるので、運転情報以外の情報も、より効果的に提示することができる。
次に、第2の制御モードに設定された場合における音声合成装置18の制御動作について、図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
音声合成装置18は、車両の加速度αが、加速度範囲R1、R2、R3の内、いずれの加速度範囲であるかを示す制御信号Dを制御装置28から取得する(ステップS21)。次に、音声合成装置18は、車両の加速度αが、加速度範囲R1、R2、R3の内、いずれの加速度範囲に属するかに応じて、運転情報に関する音声データAに基く音出力速度(つまり、読上げ速度)を変更する(ステップS22)。
具体的な音声合成装置18の制御動作について、図9に示す制御動作説明図を参照して説明する。音声合成装置18は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第1のしきい値T1を上回らなかった場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R1に属する場合、音声データAに基く音出力の音出力速度を予め設定された標準読上げ時間となるように、音声データAに対応するテキストデータ、即ち、運転情報に関するテキストデータを音声合成する際の音声合成タイミング間隔を設定する。これによって、運転情報は、既設定の音出力速度で音出力されることとなる。
また、音声合成装置18は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第1のしきい値T1を上回り、且つ、第2のしきい値T2を上回らなかった場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R2に属する場合、音声データAに基く音出力の音出力速度を予め設定された標準読上げ時間よりも長くなるように、音声データAに対応するテキストデータ、即ち、運転情報に関するテキストデータを音声合成する際の音声合成タイミング間隔を広げるように設定する。これによって、車両の加速度αがしきい値T1を上回った場合、音声データAに基く音出力の音出力速度が遅くなるように変更されることとなる。従って、車載用音響装置100は、車両が交差点やカーブを曲がっているときのような、ユーザが車両運転に関する運転情報を取得したいが車両運転にも集中する必要があるような場合に、運転情報をゆっくりと音出力するようにしたので、車載用音響装置100は、運転情報を効率的にユーザに提示することができる。これによって、ユーザは、運転情報を聞き逃すようなことが少なくなる。
また、音声合成装置18は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第2のしきい値T2を上回った場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合、運転情報に関するテキストデータの音声合成した結果である音声データAの出力を停止する。この場合、音声合成装置18は、この音声合成した結果である音声データAを記憶しているものである。そして、音声合成装置18は、車両の加速度αが加速度範囲R1或いはR2に属することとなった場合、記憶した音声データAを出力する。
これによって、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合、新規の運転情報の提示が保留され、車両の加速度αが加速度範囲R1或いはR2に移行した後、運転情報が提示されることとなる。従って、車両の加速度αが加速度範囲R3から加速度範囲R1又はR2に属するように変化する場合のようなユーザにとって車両運転に余裕のある状況のときに、一時的に保留していた車両運転に関する運転情報をユーザに聞かせることができるので、より効果的に運転情報をユーザに提示することができる。
次に、第3の制御モードに設定された場合における音情報混合制御装置22の制御動作について、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
音情報混合制御装置22は、車両の加速度αが、加速度範囲R1、R2、R3の内、いずれの加速度範囲であるかを示す制御信号Dを制御装置28から取得する(ステップS31)。次に、音情報混合制御装置22は、車両の加速度αが、加速度範囲R1、R2、R3の内、いずれの加速度範囲に属するかに応じて、運転情報に関する音声データA及び第2の音データCに基く音出力の音量を変更する(ステップS32)。
具体的な音情報混合制御装置22の制御動作について、図11に示す制御動作説明図を参照して説明する。音情報混合制御装置22は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第1のしきい値T1を上回らなかった場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R1に属する場合、音声データAに基く音出力の音量を予めユーザにより設定された音量となるように、音声データA及び第2の音データCに基づいて音出力する。つまり、運転者であるユーザが予め設定した初期状態の音量で音出力されることとなる。
また、音情報混合制御装置22は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第1のしきい値T1を上回り、且つ、第2のしきい値T2を上回らなかった場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R2に属する場合、音声データAに基く音出力の音量が予め設定された音量よりも大きくなるように、且つ、音データCに基く音出力の音量が予め設定された音量よりも小さくなるように変更する。これによって、車両の加速度αが加速度範囲R2に属する場合、運転情報に関する音声出力の音量が上げられ、音楽情報の音量が下げられることとなる。従って、ユーザにとって運転情報を聞きたいような状況である交差点やカーブ等で、運転情報に対応する音声の音量を上げるとともに、音楽の音量を下げるので、運転情報を効率的にユーザに提示することができる。これによって、ユーザは、運転情報を必要とするときに、運転情報が音楽で聞きづらくなるということはない。
また、音情報混合制御装置22は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第2のしきい値T2を上回った場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合、音声データAに基く音出力の音量が、加速度範囲R2に属する場合に設定される音量よりも大きくなるように、且つ、音データCに基く音出力が停止する(つまり、音量が零となる)ように変更する。これによって、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合、運転情報に関する音声出力の音量が更に上げられ、音楽情報の音響出力が停止されることとなる。従って、急ブレーキや急にハンドルを切るといった操作をユーザが行った場合のような、特に運転に集中する必要のある状況下において、音楽の音出力を停止するので、運転情報を効率的にユーザに提示することができるとともに、ユーザの車両運転に対する集中を妨げることはない。
次に、第1、第2又は第3の制御モードに設定されている場合、車載情報機器16は、ユーザに音声にて音声コマンドの入力を促すべく、音声コマンドの入力を促すためのテキストデータを、音声合成装置18に出力し、この音声合成装置18にて音声合成された第1の音データBが、音情報混合制御装置22、アンプ装置24及び音情報出力装置26を経て、第1の音データBに基く音出力が行われる。例えば、車両の目的地の音声入力や受信した電子メールを読上げるか否かの音声入力等を促すものである。
そして、ユーザが音声コマンドを発声して音情報入力装置12に音声入力された場合、通常は、音声認識装置14が、ユーザの入力した音声コマンドを認識して、この認識結果を車載情報機器16に出力し、車載情報機器16は、この音声コマンドに対応した処理を実行するものである。
以下、第1、第2又は第3の制御モードに設定された場合における音声認識装置14の制御動作について、図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。
本実施形態では、音声認識装置14は、車両の加速度αが、加速度範囲R1、R2、R3の内、いずれの加速度範囲であるかを示す制御信号Dを制御装置28から取得する(ステップS41)。次に、音声認識装置14は、車両の加速度αが、加速度範囲R1、R2、R3の内、いずれの加速度範囲に属するかに応じて、ユーザからの音声コマンドの入力を受け付ける音声入力受付時間を変更する(ステップS42)。
具体的な音声認識装置14の制御動作について、図13に示す制御動作説明図を参照して説明する。音声認識装置14は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第1のしきい値T1を上回らなかった場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R1に属する場合、音声入力受付時間が予め定められた基準時間に設定される。これによって、音声認識装置14において既設定の音声入力受付時間で音声入力が受け付けられることとなる。
また、音声認識装置14は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第1のしきい値T1を上回り、且つ、第2のしきい値T2を上回らなかった場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R2に属する場合、予め設定された基準時間よりも長くなるように音声入力受付時間を変更する。これによって、車両の加速度αが加速度範囲R2に属する場合、音声入力受付時間が長くなるように変更されることとなる。
つまり、車両の加速度αが加速度範囲R1に属するような場合は、音声認識時間を長くすると誤操作を招く可能性があり、できるだけ短く設定するのが好ましいが、車両の加速度αが加速度範囲R2に属するような場合は、車両が交差点やカーブ等を曲がっている状態であるので、ユーザは車両運転に集中しており、音声コマンドを入力する操作が遅れてしまうものである。従って、音声認識装置14は、車両の加速度αが加速度範囲R2に属するような場合は、音声入力受付時間を長く設定することで、ユーザの音声操作が遅れてもユーザの発した音声コマンドを認識することができる。
また、音声認識装置14は、車両の加速度αの大きさが当該加速度αの方向に対応する第2のしきい値T2を上回った場合、つまり、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合、ユーザの入力した音声コマンドを認識する動作を停止するように変更する。これによって、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合、音声認識装置14において音声認識機能が停止されることとなる。つまり、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合は、ユーザが急ブレーキや急なハンドル操作を行っている場合であり、ユーザが音声コマンドを発声できるような状況ではない。また、ユーザが音声コマンドを発声できたとしても、音声認識装置14が認識できるようなものである可能性は低い。従って、車両の加速度αが加速度範囲R3に属する場合、音声認識装置14において音声認識機能が停止されるので、誤操作により音声認識装置14が動作する割合が低くなるものである。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、複数のしきい値として、第1のしきい値T1及び第2のしきい値T2の2個のしきい値を設定する場合について説明したが、これに限るものではなく、3個以上のn個のしきい値を設定する場合であってもよい。この場合、第mのしきい値(mは、3,…,n−1の整数)と第(m+1)のしきい値との関係は、上述した実施形態の第1のしきい値T1と第2のしきい値T2との関係と同様であり、第mのしきい値は、第1のしきい値に対応し、第(m+1)のしきい値は、第2のしきい値に対応するものである。
そして、第1の制御モードに設定されている場合においては、車載情報機器16及び音情報混合制御装置22は、音データを、n個の音データに分類し、複数のしきい値で区分される加速度範囲毎に第kの音データ(kは、1,…,nの整数)に基く音出力を許可し、或いは、禁止するようにしてもよい。
また、第2の制御モードに設定される場合においては、音声合成装置18は、車両の加速度αが各しきい値を上回る毎に、運転情報に関する音声データに基く音出力速度を遅くなるように変更してもよい。
また、第3の制御モードに設定される場合においては、音情報混合制御装置22は、車両の加速度αが各しきい値を上回る毎に、運転情報に関する音声データに基く音出力の音量を大きくする変更或いは音声データ以外の音データに基く音出力の音量を小さくする変更のうち、少なくともいずれか一方を行うようにしてもよい。
更に、第1、第2又は第3の制御モードに設定される場合においては、音声認識装置14は、車両の加速度αが各しきい値を上回る毎に、音声入力受付時間を長くなるように変更するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、複数のしきい値T1、T2が設定される場合について説明したが、1つのしきい値が設定される場合であってもよい。この場合の1つのしきい値は、上記実施形態における第1のしきい値T1に対応するものである。
また、上記実施形態では、音情報混合制御装置22は、車両の加速度αの大きさが、当該車両の加速度αの向きに対応するしきい値を上回った場合、音声データに基く音出力の音量を大きくする変更、或いは音データに基く音出力の音量を小さくする変更のうち、両方の変更を行う場合について説明したが、音情報混合制御装置22は、車両の加速度αの大きさが、当該車両の加速度αの向きに対応するしきい値を上回った場合、音声データに基く音出力の音量を大きする変更、又は音データに基く音出力の音量を小さくする変更を行う場合であってもよい。つまり、運転情報に関する音声データに基く音出力を、他の音データである音楽データに基く音出力よりもユーザが聞き取りやすくしているものである。
また、上記実施形態では、制御プログラムがあらかじめROMに格納されている場合であったが、ハードディスク、リムーバブル記録媒体、ICカード等のコンピュータ読取可能な記録媒体にあらかじめ制御プログラムを格納しておいて読み込んだり、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードして制御プログラムを実行するように構成することも可能である。
本発明に係る記録装置の一実施形態が適用された車載用音響装置のブロック図である。 車両の加速度の検出方向を示す説明図である。 制御装置の制御動作を示すフローチャートである。 車両の加速度に対するしきい値を示す説明図である。 車両の交差点右折時を示す説明図である。 車載情報機器及び音情報混合制御装置の制御動作を示すフローチャートである。 車載情報機器及び音情報混合制御装置の制御動作を示す制御動作説明図である。 音声合成装置の制御動作を示すフローチャートである。 音声合成装置の制御動作を示す制御動作説明図である。 音情報混合制御装置を示すフローチャートである。 音情報混合制御装置を示す制御動作説明図である。 音声認識装置を示すフローチャートである。 音声認識装置を示す制御動作説明図である。
符号の説明
14 音声認識装置(制御手段、音声処理手段)
16 車載情報機器(制御手段、音声処理手段)
18 音声合成装置(制御手段、音声処理手段)
20 音楽情報提示装置
22 音情報混合制御装置(制御手段)
28 制御装置(制御手段)
30 2軸の加速度センサ装置(加速度検出手段)
100 車載用音響装置
A 音声データ
B 第1の音データ(音データ)
C 第2の音データ(音データ)
αX 第2方向の加速度
αY 第1方向の加速度

Claims (12)

  1. 車両運転の情報に関する音声データ、及びこの音声データ以外の音データに基いて音出力を可能とする車載用音響装置において、
    車両の進行方向を含む水平面内の第1方向の加速度、及び前記水平面内であって、前記第1方向の加速度に直交する第2方向の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度検出手段により検出された前記第1方向の加速度及び前記第2方向の加速度に応じて、前記音声データ及び前記音データに基く音出力の形態を変更する制御手段とを備えたことを特徴とする車載用音響装置。
  2. 請求項1に記載の車載用音響装置において、
    前記第1方向の加速度と前記第2方向の加速度との合成加速度の向きに対応付けて、前記合成加速度の大きさに対する1又は複数のしきい値が予め設定され、
    前記制御手段は、前記合成加速度に応じて、前記しきい値で区分けされた加速度範囲毎に、前記音声データ及び前記音データに基く音出力の形態を変更することを特徴とする車載用音響装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載用音響装置において、
    前記制御手段は、前記形態の変更として、前記音データに基く音出力を許可し、或いは、禁止することを特徴とする車載用音響装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の車載用音響装置において、
    前記制御手段は、前記形態の変更として、音出力速度を変更することを特徴とする車載用音響装置。
  5. 請求項2に記載の車載用音響装置において、
    前記制御手段は、前記形態の変更として、前記合成加速度の大きさが、当該合成加速度の向きに対応する前記しきい値を上回った場合、前記音声データに基く音出力の音出力速度を遅くなるように変更することを特徴とする車載用音響装置。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の車載用音響装置において、
    前記制御手段は、前記形態の変更として、音出力の音量を変更することを特徴とする車載用音響装置。
  7. 請求項2に記載の車載用音響装置において、
    前記制御手段は、前記形態の変更として、前記合成加速度の大きさが、当該合成加速度の向きに対応する前記しきい値を上回った場合、前記音声データに基く音出力の音量を大きくする変更或いは前記音データに基く音出力の音量を小さくする変更のうち、少なくともいずれか一方を行うことを特徴とする車載用音響装置。
  8. 請求項1に記載の車載用音響装置において、
    ユーザに音声にて音声コマンドの入力を促し、ユーザの入力した音声コマンドを認識して、当該音声コマンドに対応した処理を実行する音声処理手段を備え、
    前記制御手段は、更に、前記第1方向の加速度及び前記第2方向の加速度に応じて、ユーザからの音声コマンドの入力を受け付ける音声入力受付時間を変更することを特徴とする車載用音響装置。
  9. 請求項8に記載の車載用音響装置において、
    前記第1方向の加速度と前記第2方向の加速度との合成加速度の向きに対応付けて、前記合成加速度の大きさに対する1又は複数のしきい値が予め設定され、
    前記制御手段は、前記合成加速度に応じて、前記しきい値で区分けされた加速度範囲毎に、前記音声入力受付時間を変更することを特徴とする車載用音響装置。
  10. 車両運転の情報に関する音声データ、及びこの音声データ以外の音データに基いて音出力を可能とする車載用音響装置の制御方法において、
    車両の進行方向を含む水平面内の第1方向の加速度、及び前記水平面内であって、前記第1方向の加速度に直交する第2方向の加速度を検出する加速度検出過程と、
    前記加速度検出過程により検出された前記第1方向の加速度及び前記第2方向の加速度に応じて、前記音声データ及び前記音データに基く音出力の形態を変更する制御過程とを備えたことを特徴とする車載用音響装置の制御方法。
  11. 車両運転の情報に関する音声データ、及びこの音声データ以外の音データに基いて音出力を可能とする車載用音響装置を、コンピュータにより制御するための制御プログラムであって、
    車両の進行方向を含む水平面内の第1方向の加速度、及び前記水平面内であって、前記第1方向の加速度に直交する第2方向の加速度を検出させ、
    前記第1方向の加速度及び前記第2方向の加速度に応じて、前記音声データ及び前記音データに基く音出力の形態を変更させることを特徴とする車載用音響装置の制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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