JPH09160853A - 音声合成システムおよびそれを用いて構成された自動車内ローカルエリアネットワーク - Google Patents

音声合成システムおよびそれを用いて構成された自動車内ローカルエリアネットワーク

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JPH09160853A
JPH09160853A JP7318693A JP31869395A JPH09160853A JP H09160853 A JPH09160853 A JP H09160853A JP 7318693 A JP7318693 A JP 7318693A JP 31869395 A JP31869395 A JP 31869395A JP H09160853 A JPH09160853 A JP H09160853A
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JP
Japan
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voice
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JP7318693A
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Naohiro Nishikawa
直宏 西川
Kimimasa Horio
公正 堀尾
Yoshiaki Kitatsume
吉明 北爪
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローカルエリアネットワークの伝送路を介し
て音声出力を行う。 【解決手段】 たとえば、ナビゲーションシステム5の
道案内の情報をユーザに知らせる場合、カタカナテキス
トデータをナビゲーションシステム5内に設けられたテ
キストデータ生成部から出力し、ネットワークNtを介
して音声合成ユニット7に入力する。そのカタカナテキ
ストデータは、インタフェイス回路を介してアドレス解
析部によりカタカナテキストデータの出力元の特定が行
われ、発音データとアクセントデータに変換が行われた
後、音声合成部が音声合成プログラムに基づいて音声デ
ータに変換し、音声出力回路により音声信号に変換し、
信号増幅器が信号増幅を行い、スピーカから音声として
ナビゲーションに必要な音声情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声合成システム
およびそれを用いて構成された自動車内ローカルエリア
ネットワークに関し、特に、ローカルエリアネットワー
クにより結ばれたオーディオシステムや道路交通情報シ
ステムなどの車載用情報システムにおける音声ガイド機
能に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、自
動車に搭載されるオーディオシステムや道路交通情報シ
ステムなどの車載用情報システムには、音声により情報
を伝達する音声ガイド機能を有した製品が広く使用され
ている。
【0003】なお、この種の道路交通情報システムにつ
いて詳しく述べてある例としては、株式会社工業調査
会、1990年7月1日発行「電子材料」1990年7
月号(第29巻第7号)、P54〜P56があり、この
文献には、走行案内システム、いわゆる、カーナビゲー
ションシステムの構成などについて記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な音声ガイド機能を有した車載用情報システムでは、次
のような問題点があることが本発明者により見い出され
た。
【0005】すなわち、これら車載用情報システムによ
り自動車内ローカルエリアネットワークを構築する場
合、音声データは、80kb/s程度の転送レートであ
るが、各々の車載用情報システム間における転送レート
は、20〜40kb/s程度であるので、音声データを
自動車内ローカルエリアネットワークによって転送する
ことができないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、ローカルエリアネットワ
ークの伝送路を介して音声出力を行うことができる音声
合成システムおよびそれを用いて構成された自動車内ロ
ーカルエリアネットワークを提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0009】すなわち、本発明の音声合成システムは、
構内用データ通信ネットワークであるローカルエリアネ
ットワークにおける伝送路に接続されている複数のユニ
ットに設けられたアドレスデータならびに第1のテキス
トデータを生成する第1のデータ生成手段と、伝送路に
接続され、第1のデータ生成手段から前記伝送路に出力
された第1のテキストデータに基づいて音声出力を行う
第1の音声合成ユニットとよりなるものである。
【0010】また、本発明の音声合成システムは、前記
第1の音声合成ユニットが、第1のデータ生成手段から
出力されたアドレスデータがどのユニット宛のメッセー
ジであるかを解析する第1のアドレス解析手段と、第1
のデータ生成手段から出力された第1のテキストデータ
に基づいて音声合成を行う第1の音声合成手段と、該第
1の音声合成手段によって合成された音声合成データを
音声信号として出力する第1の音声出力手段とよりなる
ものである。
【0011】さらに、本発明の音声合成システムは、前
記第1のテキストデータが、カタカナ文章のカタカナテ
キストデータよりなるものである。
【0012】また、本発明の音声合成システムは、構内
用データ通信ネットワークであるローカルエリアネット
ワークにおける伝送路に接続されている複数のユニット
に設けられたアドレスデータならびに第2のテキストデ
ータを生成する第2のデータ生成手段と、該第2のデー
タ生成手段から出力された第2のテキストデータに基づ
いて音声出力を行う第2の音声合成ユニットとよりなる
ものである。
【0013】さらに、本発明の音声合成システムは、前
記第2の音声合成ユニットが、第2のデータ生成手段か
ら出力されたアドレスデータがどのユニット宛のメッセ
ージであるかを解析する第2のアドレス解析手段と、第
2のデータ生成手段から出力された第2のテキストデー
タを音韻規則および韻律規則に基づいて解析する語句解
析手段と、該語句解析手段により解析された第2のテキ
ストデータに基づいて音声合成を行う第2の音声合成手
段と、該第2の音声合成手段によって合成された音声合
成データを音声信号として出力する第2の音声出力手段
とよりなるものである。
【0014】また、本発明の音声合成システムは、前記
第2のテキストデータが、仮名漢字混じり文章の日本語
テキストデータよりなるものである。
【0015】それらのことによって、データ転送速度が
遅いローカルエリアネットワークにおいても少量のデー
タを転送するだけでよいので、音声出力の機能を付加す
ることができる。
【0016】また、転送するデータにカタカナテキスト
データを用いることによって固有名詞などの音声を高精
度な発音で出力することができる。
【0017】さらに、本発明の自動車内ローカルエリア
ネットワークは、前記音声合成システムを用いて構成さ
れたものである。
【0018】それにより、ローカルエリアネットワーク
によって構築されたオーディオシステムや道路交通情報
システムなどの車載用情報システムにおける全てのユニ
ットに音声ガイド機能を持たせることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施の形態による車載
用情報システムにおける自動車内ローカルエリアネット
ワークの構成ブロック図、図2は、本発明の一実施の形
態による音声合成ユニットのブロック図である。
【0021】本実施の形態において、車載用の各種情報
音響機器からなる車載用情報システム1は、コンパクト
ディスク(Compact Disc(以下、CDとい
う)の再生などを行うCDプレーヤ(ユニット)2およ
びラジオ放送の受信を行うチューナ(ユニット)3が設
けられている。
【0022】また、車載用情報システム1には、カセッ
トテープの再生などを行うカセットデッキ(ユニット)
4ならびに走行時の案内などを行うナビゲーションシス
テム(ユニット)5が設けられている。
【0023】さらに、車載用情報システム1は、これら
CDプレーヤ2、チューナ3、カセットデッキ4、ナビ
ゲーションシステム5の操作を行う操作パネル(ユニッ
ト)6ならびに任意のメッセージを音声に変換して出力
する音声合成ユニット(第1の音声合成ユニット)7が
設けられている。
【0024】また、操作パネル6には、操作パネル6と
同等の操作を遠隔操作によって行えるリモートコントロ
ール(図示せず)から送信される、たとえば、赤外線信
号を受信する受信部(図示せず)も設けられている。
【0025】さらに、これらCDプレーヤ2、チューナ
3、カセットデッキ4、ナビゲーションシステム5およ
び操作パネル6のそれぞれには、音声合成の基になるカ
タカナ文章のカタカナテキストデータ(第1のテキスト
データ)を出力するテキストデータ生成部(第1のデー
タ生成手段)が設けられている。
【0026】そして、このテキストデータ生成部ならび
に前述した音声合成ユニット7により、音声合成システ
ムが構成されている。
【0027】また、車載用情報システム1には、CDプ
レーヤ2、チューナ3、カセットデッキ4および音声合
成ユニット7から出力された信号を増幅する信号増幅器
(図示せず)および該信号増幅器に接続され、増幅され
た信号に基づいて拡声を行うスピーカ(図示せず)が設
けられている。
【0028】そして、これらCDプレーヤ2、チューナ
3、カセットデッキ4、ナビゲーションシステム5、操
作パネル6ならびに音声合成ユニット7は、それぞれが
ネットワーク(伝送路)Ntによりローカルエリアネッ
トワーク(Local Area Network(以
下、LANという))接続されている。
【0029】また、このLAN接続における方式は、た
とえば、J1850などの一般的なLAN規格を使用し
ているものとする。
【0030】次に、音声合成ユニット7の回路構成につ
いて図2を用いて説明する。
【0031】まず、音声合成ユニット7は、音声合成ユ
ニット7に入力される信号のタイミングなどの調整を行
うインタフェイス回路7aおよび該インタフェイス回路
7aを介して入力された信号の通信先の特定を行うアド
レス解析部(第1のアドレス解析手段)7bが設けら
れ、インタフェイス回路7aからの出力された信号がア
ドレス解析部7bに入力されるように接続されている。
【0032】また、音声合成ユニット7は、同じくアド
レス解析部7bに入力されたカタカナテキストデータに
基づいて音声合成を行う音声合成部(第1の音声合成手
段)7cが設けられ、この音声合成部7cは、アドレス
解析部7bと接続されている。
【0033】また、音声合成ユニット7は、音声合成部
7cによって合成された音声データを音声信号として信
号増幅器に出力する音声出力回路(第1の音声出力手
段)7dが設けられている。
【0034】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0035】たとえば、ナビゲーションシステム5の動
作中において、道路案内の情報を音声ガイドによりユー
ザに知らせる場合には、地名などの音声出力を行うカタ
カナテキストデータをナビゲーションシステム5に設け
られたテキストデータ生成部から出力する。
【0036】そして、そのカタカナテキストデータはネ
ットワークNtを介して音声合成ユニット7に入力され
る。入力されたカタカナテキストデータは、インタフェ
イス回路7aによってタイミングなどの調整などが行わ
れ、アドレス解析部7bに出力される。
【0037】次に、入力されたカタカナテキストデータ
は、アドレス解析部7bによりカタカナテキストデータ
の出力元の特定が行われ、発音データとアクセントデー
タとに変換した後、音声合成部7cに出力する。
【0038】そして、音声合成部7cは、入力された発
音データとアクセントデータとを音声合成プログラムに
基づいて音声データに変換し、音声出力回路7dに入力
する。該音声出力回路7dに入力された音声データは音
声信号に変換されて出力され、信号増幅器によって信号
増幅が行われ、スピーカから音声として、すなわち、地
名や交差点名などのナビゲーションに必要な音声情報と
して出力されることになる。
【0039】次に、ナビゲーションシステム5以外の音
声出力について説明する。
【0040】たとえば、チューナ3によって文字放送に
よる交通情報を受信した場合、チューナ3によって受信
された交通情報は、前述したチューナ3に設けられたテ
キストデータ生成部によってカタカナテキストデータが
出力される。
【0041】そして、チューナ3から出力されたカタカ
ナテキストデータはネットワークNtを介して音声合成
ユニット7に入力される。
【0042】入力されたカタカナテキストデータは、同
様に、インタフェイス回路7aによってタイミングなど
の調整などが行われ、アドレス解析部7bに出力され
る。
【0043】アドレス解析部7bに入力されたカタカナ
テキストデータは、カタカナテキストデータの出力元の
特定が行われた後、音声合成部7cに出力される。
【0044】そして、音声合成部7cに入力された発音
データとアクセントデータとを音声合成プログラムに基
づいて音声データに変換し、音声出力回路7dに出力
し、該音声出力回路7dによって音声信号に変換して、
信号増幅器によって信号増幅が行われ、スピーカから音
声として、すなわち、交通情報が音声ガイドにより出力
されることになる。
【0045】また、CDプレーヤ2、カセットデッキ4
ならびに操作パネル6における音声ガイドもナビゲーシ
ョンシステム5やチューナ3と同様に音声ガイドの出力
が行われることになる。
【0046】さらに、チューナ3も含め、CDプレーヤ
2、カセットデッキ4および操作パネル6の音声ガイド
の内容としては、たとえば、ユーザによるスイッチの操
作時や誤操作時などの情報を音声により出力する。
【0047】それにより、本実施の形態では、音声合成
ユニット7をネットワークNtによりLAN接続された
車載用情報システム1に設けることにより、CDプレー
ヤ2、チューナ3、カセットデッキ4、ナビゲーション
システム5および操作パネル6などの全てのユニットに
音声出力の機能を付加することができる。
【0048】また、本実施の形態では、CDプレーヤ
2、チューナ3、カセットデッキ4、ナビゲーションシ
ステム5および操作パネル6からは、テキストデータ生
成部によってカタカナテキストデータが出力されている
が、テキストデータ生成部から出力されるデータをカタ
カナテキストデータではなく、仮名漢字混じりの日本語
テキストデータのみあるいはカタカナテキストデータと
日本語テキストデータとの両方を用いるようにしてもよ
い。
【0049】たとえば、テキストデータ生成部(第2の
データ生成手段)から出力されるデータが、すべて日本
語テキストデータである場合、図3に示すように、音声
合成ユニット(第2の音声合成ユニット)8は、音声合
成ユニット8に入力される信号のタイミングなどの調整
を行うインタフェイス回路8aおよび入力された信号の
通信先の特定を行うアドレス解析部(第2のアドレス解
析手段)8bが設けられ、インタフェイス回路8aから
の出力された信号がアドレス解析部8bに入力されるよ
うに接続されている。
【0050】また、音声合成ユニット8は、同じくアド
レス解析部8bに入力された日本語テキストデータの解
析を行い、カタカナテキストデータとして出力する語句
解析部(語句解析手段)8cが設けられる。
【0051】さらに、音声合成ユニット8には、語句解
析部8cから出力されたカタカナテキストデータに基づ
いて音声合成を行う音声合成部(第2の音声合成手段)
8dが設けられている。
【0052】そして、この音声合成ユニット8ならびに
前述したテキストデータ生成部によって、音声合成シス
テムが構成されている。
【0053】また、語句解析部8cは、アドレス解析部
8bならびに音声合成部8dのそれぞれと接続されてい
る。
【0054】さらに、音声合成ユニット8は、音声合成
部8dによって合成された音声データを音声信号として
信号増幅器(図示せず)に出力する音声出力回路(第2
の音声出力手段)8eが設けられている。
【0055】ここで、日本語テキストデータにより音声
出力を行う場合について説明する。
【0056】たとえば、チューナ3(図1)によって文
字放送による交通情報を受信すると、チューナ3によっ
て受信された交通情報は、チューナ3に設けられたテキ
ストデータ生成部によって日本語テキストデータが出力
される。
【0057】そして、チューナ3から出力された日本語
テキストデータはネットワークNtを介して音声合成ユ
ニット8に入力され、インタフェイス回路8aによって
タイミングなどの調整などが行われ、アドレス解析部8
bに出力される。
【0058】アドレス解析部8bに入力された日本語テ
キストデータは、カタカナテキストデータの出力元の特
定やコマンドなどの解析が行われた後、語句解析部8c
に出力される。
【0059】そして、語句解析部8cに入力された日本
語テキストデータは、語句解析プログラムに基づいてカ
タカナテキストデータと同様に発音データとアクセント
データとに変換された後、音声合成部8dに出力され
る。
【0060】その後、音声合成部8dに入力された発音
データとアクセントデータとを音声合成プログラムに基
づいて音声データに変換し、音声出力回路8eによって
音声信号に変換して、信号増幅器によって信号増幅が行
われ、増幅器に接続されたスピーカ(図示せず)から音
声として、すなわち、交通情報が音声ガイドにより出力
されることになる。
【0061】また、図1に示すCDプレーヤ2、カセッ
トデッキ4、ナビゲーションシステムならびに操作パネ
ル6における音声ガイドもチューナ3と同様に音声ガイ
ドの出力が行われることになる。
【0062】それにより、音声合成ユニット8をネット
ワークNtによりLAN接続された車載用情報システム
1に設けることにより、CDプレーヤ2、チューナ3、
カセットデッキ4、ナビゲーションシステム5および操
作パネル6などの全てのユニットに音声出力の機能を付
加することができる。
【0063】次に、日本語テキストデータとカタカナテ
キストデータとの両方を用いる場合について説明する。
【0064】この場合には、図1に示すCDプレーヤ
2、チューナ3、カセットデッキ4、ナビゲーションシ
ステム5および操作パネル6に設けられたテキストデー
タ生成部は、カタカナテキストデータと日本語テキスト
データのいずれを生成してもよく、たとえば、ナビゲー
ションシステム5からカタカナテキストデータが出力さ
れ、その他のユニットから日本語テキストデータを出力
するなどのように、カタカナテキストデータと日本語テ
キストデータと混在させるようにしてもよい。
【0065】また、この場合、テキストデータ生成部
は、生成したデータがカタカナテキストデータであるか
日本語テキストデータであるかを判別できるコマンドデ
ータも同時に出力する。
【0066】日本語テキストデータとカタカナテキスト
データとの両方を用いる音声合成ユニット(図示せず)
の回路構成は、図3におけるアドレス解析部8bにテキ
ストデータ生成部から出力されたコマンドデータの解析
を行い、入力されたデータがカタカナテキストデータか
あるいは日本語テキストデータかを判別し、所定の出力
先に出力するコマンド解析機能を付加する。
【0067】そして、このアドレス解析部8bと音声合
成部8dとを接続し、前述したように、日本語テキスト
データが入力されると語句解析部8cにより日本語テキ
ストデータの解析を行い、カタカナテキストデータとし
て音声合成部8dに出力を行う。
【0068】また、カタカナテキストデータが入力され
た場合は、アドレス解析部7bにより出力元の特定やコ
マンドなどの解析を行い、発音データとアクセントデー
タとに変換した後、音声合成部7cに出力することによ
り実現できる。
【0069】それにより、CDプレーヤ2、チューナ
3、カセットデッキ4、ナビゲーションシステム5およ
び操作パネル6などの全てのユニットに音声出力の機能
を付加することができる。
【0070】また、日本語テキストデータとカタカナテ
キストデータとの両方を用いる場合には、たとえば、チ
ューナ4(図1)における交通情報ならびにナビゲーシ
ョンシステム(図1)における音声ガイドをカタカナテ
キストデータに基づいて音声合成を行い、その他の音声
出力は、日本語テキストデータに基づいて音声合成を行
う。
【0071】これは、カタカナテキストデータに基づい
て音声合成した音声が、高精度に発音できるので、たと
えば、地名や交差点名の固有名詞などの重要な情報をよ
り正確に聞き取り易くするためである。
【0072】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0073】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0074】(1)本発明によれば、LANと同等の転
送レートによりデータを転送する音声合成システムを用
いることによって、LANにより構築された各々のユニ
ットに音声出力の機能を付加することができる。
【0075】(2)また、本発明では、音声合成システ
ムを自動車内ローカルエリアネットワークによって構築
されたオーディオシステムや道路交通情報システムなど
の車載用情報システムにおける全てのユニットに音声ガ
イド機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による車載用情報システ
ムにおける自動車内ローカルエリアネットワークの構成
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による音声合成ユニット
のブロック図である。
【図3】本発明の他の実施の形態による音声合成ユニッ
トのブロック図である。
【符号の説明】
1 車載用情報システム 2 コンパクトディスクプレーヤ(ユニット) 3 チューナ(ユニット) 4 カセットデッキ(ユニット) 5 ナビゲーションシステム(ユニット) 6 操作パネル(ユニット) 7 音声合成ユニット(第1の音声合成ユニット) 7a インタフェイス回路 7b アドレス解析部(第1のアドレス解析手段) 7c 音声合成部(第1の音声合成手段) 7d 音声出力回路(第1の音声出力手段) 8 音声合成ユニット(第2の音声合成ユニット) 8a インタフェイス回路 8b アドレス解析部(第2のアドレス解析手段) 8c 語句解析部(語句解析手段) 8d 音声合成部(第2の音声合成手段) 8e 音声出力回路(第2の音声出力手段) Nt ネットワーク(伝送路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/40 H04L 11/00 320 (72)発明者 北爪 吉明 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構内用データ通信ネットワークであるロ
    ーカルエリアネットワークにおける伝送路に接続されて
    いる複数のユニットに設けられたアドレスデータならび
    に第1のテキストデータを生成する第1のデータ生成手
    段と、前記伝送路に接続され、前記第1のデータ生成手
    段から前記伝送路に出力された第1のテキストデータに
    基づいて音声出力を行う第1の音声合成ユニットとより
    なることを特徴とする音声合成システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音声合成システムにおい
    て、前記第1の音声合成ユニットが、前記第1のデータ
    生成手段から出力されたアドレスデータがどの前記ユニ
    ット宛のメッセージであるかを解析する第1のアドレス
    解析手段と、前記第1のデータ生成手段から出力された
    第1のテキストデータに基づいて音声合成を行う第1の
    音声合成手段と、前記第1の音声合成手段によって合成
    された音声合成データを音声信号として出力する第1の
    音声出力手段とよりなることを特徴とする音声合成シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の音声合成システ
    ムにおいて、前記第1のテキストデータが、カタカナ文
    章のカタカナテキストデータであることを特徴とする音
    声合成システム。
  4. 【請求項4】 構内用データ通信ネットワークであるロ
    ーカルエリアネットワークにおける伝送路に接続されて
    いる複数のユニットに設けられたアドレスデータならび
    に第2のテキストデータを生成する第2のデータ生成手
    段と、前記第2のデータ生成手段から出力された第2の
    テキストデータに基づいて音声出力を行う第2の音声合
    成ユニットとよりなることを特徴とする音声合成システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の音声合成システムにおい
    て、前記第2の音声合成ユニットが、前記第2のデータ
    生成手段から出力されたアドレスデータがどの前記ユニ
    ット宛のメッセージであるかを解析する第2のアドレス
    解析手段と、前記第2のデータ生成手段から出力された
    第2のテキストデータを音韻規則および韻律規則に基づ
    いて解析する語句解析手段と、前記語句解析手段により
    解析された第2のテキストデータに基づいて音声合成を
    行う第2の音声合成手段と、前記第2の音声合成手段に
    よって合成された音声合成データを音声信号として出力
    する第2の音声出力手段とよりなることを特徴とする車
    載情報システム。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の音声合成システ
    ムにおいて、前記第2のテキストデータが、仮名漢字混
    じり文章の日本語テキストデータであることを特徴とす
    る音声合成システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の音
    声合成システムを用いて構成されたことを特徴とする自
    動車内ローカルエリアネットワーク。
JP7318693A 1995-12-07 1995-12-07 音声合成システムおよびそれを用いて構成された自動車内ローカルエリアネットワーク Withdrawn JPH09160853A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005142936A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Clarion Co Ltd 車載用音響装置、車載用音響装置の制御方法、車載用音響装置の制御プログラム、及び記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005142936A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Clarion Co Ltd 車載用音響装置、車載用音響装置の制御方法、車載用音響装置の制御プログラム、及び記録媒体

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