JP2001005491A - 車載情報装置 - Google Patents

車載情報装置

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JP2001005491A
JP2001005491A JP11174511A JP17451199A JP2001005491A JP 2001005491 A JP2001005491 A JP 2001005491A JP 11174511 A JP11174511 A JP 11174511A JP 17451199 A JP17451199 A JP 17451199A JP 2001005491 A JP2001005491 A JP 2001005491A
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JP11174511A
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Shusuke Yamasaki
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の操縦者が表示装置に希望する画像を
表示させる際の音声による操作コマンドを、音声合成に
より操縦者に通報する。 【解決手段】 本発明の車載情報装置は、操作対象とな
る装置に対して機器動作により操作信号Sig2を出力
する各機能別の複数のファンクションスイッチF1〜F
6と、ファンクションスイッチF1〜F6の配列に合わ
せて該当する機能内容を表示する表示器1と、操作信号
Sig2に替わる発話音声信号Sig10を表示された
ファンクションスイッチF1〜F6の機能内容に基づい
て前記装置に出力するマイクロホン3と、ファンクショ
ンスイッチF1〜F6より出力された操作信号Sig2
に替わる音声操作コマンド語を認識する音声情報認識部
14と、認識された音声操作コマンド語を合成音声Si
g9にて通報する音声通報手段4,12とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、移動体
の操縦者が表示装置に希望する画像を表示させる際の音
声による操作コマンドを、確認のために音声合成により
操縦者に通報する機能を備えた車載情報装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、音声認識機能を具備した車載情報
装置として図7に示すものがある。図7は車載情報装置
の構成を示すブロック図である。この装置は、装置の機
能変更に伴って変更された画像及び装置の操作部に配列
された各操作スイッチF1〜F6(以下、ファンクショ
ンスイッチF1〜F6と記載する。)の機能内容を画面
表示し、操縦者は画面を見ながら装置の動作モードに応
じたファンクションスイッチを操作するか、または画面
に表示されたファンクションスイッチの機能表示内容を
発話することで、ファンクションスイッチの操作に対応
した操作コマンドを音声入力するものである。
【0003】図7において、6は従来の車載情報装置の
本体である。車載情報装置6の周辺機器として、車載情
報装置6が出力する画像情報を表示する表示器1、装置
に操作信号を入力する各種ファンクションスイッチを配
列した操作部2、操縦者(例えば、移動体の操縦者)が
発話した音声操作コマンド語を集音するマイクロホン
3、車載情報装置6より出力された合成音声でなる音声
情報をアンプ5で増幅して出力するスピーカ4、外部と
電話回線を使用して通信を行う車載情報装置6に付属さ
れた携帯電話端末7がある。
【0004】車載情報装置6は、音声情報の入出力処
理、操作情報に基づく画像情報の出力処理および携帯電
話端末を中継しての通信情報の入出力処理を行うマイク
ロコンピュータ9、操作部2より入力された操作信号S
ig1を入力して操作情報Sig2を生成してマイクロ
コンピュータ9に入力する操作情報生成部8,操作情報
Sig2に基づいてマイクロコンピュータ9で生成され
た画像テキスト情報出力要求信号Sig3により、表示
器1に画像表示される画像表示テキストデータSig4
を出力する画像メモリ10,操作情報Sig2に基づい
てマイクロコンピュータ9で生成された音声テキスト情
報出力要求信号Sig5により音声情報として音声合成
用テキストデータSig6を出力する音声メモリ11、
読み出された音声合成用テキストデータSig6により
操作情報を音声合成し、音声合成信号Sig8をアンプ
5に出力する音声合成部12,マイクロホン3で集音さ
れた発話音声信号Sig10と予め音声認識辞書13に
登録された音声認識辞書データSig12とのパターン
マッチグに基づいて音声認識を行い認識結果情報Sig
11をマイクロコンピュータ9に出力する音声認識部1
4、マイクロコンピュータ9と携帯電話端末7との間で
通信回線信号Sig13,14を送受信する通信ポー
ト、本装置6をナビゲーション装置として機能させる場
合に地図データ等のCD−ROM再生情報信号Sig1
5をマイクロコンピュータ9に出力するCD−ROM再
生部16を備えている。尚、マイクロコンピュータ9か
らは、音声認識辞書13に対して音声認識部14が参照
すべき音声認識辞書データSig7が各動作モードの切
り替え毎に更新登録される。
【0005】次に従来の車載情報装置における表示器1
の表示例と操作部2の操作パネル面における機器の配置
を図8(a),(b)に従って説明する。図8(a)は
表示器1の表示例の一例を示す図である。表示画面1a
の内容は装置の動作モード切り替えによる装置の機能変
更に応じて各種切り替わるものであり、表示画面1aの
内容を決める複数の画像表示用テキストデータSig4
は画像メモリ10に記憶されている。ナビゲーション動
作表示モードにおいては、表示器1の表示画面1aには
例えば自車両の位置を特定するナビゲーション画面1b
が表示される。
【0006】図8(a)に示す表示器1には、図8
(b)に示す操作部2の操作パネル上に配置されたファ
ンクションスイッチF1〜F6(これらファンクション
スイッチF1〜F6を総称してファンクションスイッチ
2aとする。)の配置および配列に対応して、ファンク
ションスイッチ2aの機能表示内容を説明する文字が、
例えばナビゲーション画面の地図表示の下部にファンク
ションスイッチの機能表示内容1cとして表示される。
ファンクションスイッチ2aは、動作モードに応じて機
能が変更されるため、機能表示内容1cは当該動作モー
ドに対応した表示画面1a上に表示されるのが一般的で
ある。
【0007】機能表示内容1cを説明する文字が、表示
画面1aにおいて図8(a)のように配置される理由
は、操作パネル上におけるファンクションスイッチ2a
の配置と、表示画面1a上の機能表示内容1cを説明す
る文字の配列とを対照させて見易くするための操縦者に
対する配慮であり、一般的に行われる。
【0008】図8(b)は操作部2における操作パネル
上の各機器の配置を示す図である。操作パネルにはファ
ンクション(操作)スイッチF1〜F6が一列に、そし
てファンクション(操作)スイッチF1〜F6の下段に
動作モードに関わりなく装置の操作に必要なスイッチS
W1〜3、マイクロホン3,音量調整用のボリュウムV
R、スピーカ4が配置されている。
【0009】次に、従来装置の動作を、モード切り替え
によりカーナビゲーションとして使用した場合を例にと
り説明する。装置をカーナビゲーションとして機能させ
るべく動作モードを切り替えると、表示画面1aの下方
には操作部2に配列されたファンクションスイッチF1
〜F6の配置に合わせて、機能表示内容1cがファンク
ションスイッチF1〜F6を表す各枠内に表示される。
【0010】操縦者は、ファンクションスイッチF1の
操作により操作信号Sig1を出力させる替わりに、機
能表示内容1cを見ながら、操作部2の操作パネルに配
置されたマイクロホン3に向かって「現在地」という語
彙の音声操作コマンド語を発話する。その音声操作コマ
ンド語はマイクロホン3により発話音声信号Sig10
に変換されて音声認識部14に入力される。音声認識部
14では発話音声信号Sig10と音声認識辞書13に
登録された辞書データ情報Sig12とのパターンマッ
チングにより発話音声信号Sig10の内容を認識す
る。認識の結果は、認識結果情報Sig11としてマイ
クロコンピュータ9に入力される。
【0011】マイクロコンピュータ9は認識結果情報S
ig11より音声操作コマンド語が「現在地」であるこ
とを認識したならば、自車両の現在地付近を示すナビゲ
ーション地図1bを表示画面1aに表示させるため、画
像メモリ10にアクセスし、先にCD−ROM再生部1
6を通して記憶した「現在地付近」の画像表示用テキス
トデータSig4を読み出して表示器1に出力する。表
示器1は画像表示用テキストデータSig4に基づいて
ナビゲーション画面1bを表示する。
【0012】上記で述べた音声操作コマンド語とは、図
7で言えば、予め車載情報装置6の音声認識辞書13に
登録した音声認識のための認識語であり、この認識語と
機能表示内容1cとは関係づけられている。音声操作コ
マンド語を音声認識部14で認識すると、車載情報装置
6はファンクションスイッチ2aの実操作に対応した動
作を行う。よって、音声操作コマンド語の発話はファン
クションスイッチ2aの操作と同様の動作結果をもたら
す。
【0013】次に動作モードの切り替えによる車載情報
装置の複数の機能を説明する。車載情報装置の操作部及
び表示内容の具体例として、電子メール動作表示機能を
実施したときの電子メール画面1dを図9(a)に示
す。これは図7に示す携帯電話端末7を用いて着信した
電子メール文を表示画面1aに表示させた例である。こ
の時、機能表示内容1cは夫々電子メール動作に対応し
た内容に変更される。
【0014】同じく音声操作コマンド語の内容も、図9
(b)に示すファンクションスイッチ2aの操作により
出力されるところの操作信号Sig1を出力させるコマ
ンドに変更される。そして、画面表示された機能表示内
容1cにおけるファンクションスイッチF1の機能表示
内容は「検索」という説明文字に変更され、この説明文
字が音声操作コマンド語となる。画像表示されたその他
のファンクションスイッチF2〜F5の機能表示内容1
cについても同様に、各ファンクションスイッチF2〜
F5の操作により出力されるところの操作信号Sig1
を出力させる音声操作コマンド語が準備され、図7に示
すマイクロコンピュータ9に内蔵した図示しないメモリ
内に格納されている。ここでは一例として、ファンクシ
ョンスイッチF2〜F5にそれぞれ「アドレス」,「送
信」,「受信」,「編集」,「設定」なる機能表示内容
が準備され、これらが音声操作コマンド語となる。
【0015】更に、車載情報装置が交通情報受信機能を
実施した場合の交通情報表示画面1eを図10(a)に
示す。これは図7に示す携帯電話端末7を用いて着信し
た交通情報を表示させた場合である。この時は機能表示
内容1cはそれぞれ交通情報画面操作時の表示内容に変
更される。
【0016】同じく音声操作コマンド語の内容に関して
も、図10(b)に示すファンクションスイッチ2a中
のファンクションスイッチF1の機能は、「駐車場」に
関する情報を画面表示させる機能に変更され、画面表示
されたファンクションスイッチF1の機能表示内容1c
が「駐車場」という説明文字に変更され、この説明文字
が音声操作コマンド語となる。画像表示されたその他の
ファンクションスイッチF2〜F5の機能表示内容1c
もについても同様に、各ファンクションスイッチ操作に
対応した音声操作コマンド語が準備され、図7に示すマ
イクロコンピュータ9に内蔵した図示しないメモリ内に
格納されている。ここでは一例として、ファンクション
スイッチF2〜F5にそれぞれ「交通規制」,「高速
道」,「一般道」,「FM多重」,「電波ビーコン」な
る機能表示内容1cが準備されている。
【0017】図8から図10に示された各ファンクショ
ンスイッチ2aの操作機能と各操作機能を音声入力にて
実施する場合の音声操作コマンド語との対応の一例を、
各動作モードに対応させて図11の表に示す。この表で
は画像表示されるファンクションスイッチF1〜F6の
機能表示内容1cと設定された音声操作コマンド語とが
全て一致する場合である。
【0018】このように双方が一致している場合は、画
像表示されたファンクションスイッチの機能表示内容1
cにおいて視認性が確保されていれば、操縦者はファン
クションスイッチの機能表示内容1cを見ることで、該
当するファンクションスイッチ2aの音声操作コマンド
語を認識することができる。
【0019】次に、従来装置における音声操作コマンド
語の認識確認と、発話された音声操作コマンド語の認識
に基づく画像表示の一例をナビゲーションの地図画面表
示モードについて図12を中心に説明する。
【0020】時点H1において操縦者が操作部2のファ
ンクションスイッチF1を操作すると、時点K1におい
て音声合成によりスピーカ4から「現在地表示実行」が
操縦者に向けて発声されると共に、表示画面1aに自車
両の現在地周辺のナビゲーション画面1bが表示され
る。
【0021】ファンクションスイッチF2〜F4の操作
に関しても同様に、時点H2において操縦者が操作部2
のファンクションスイッチF2を操作すると、時点K2
において音声合成によりスピーカ4から「目的地表示実
行」が操縦者に向けて発声されると共に、表示画面1a
に現在地から目的地までのナビゲーション画面1bが表
示される。
【0022】また、時点H3において操縦者が操作部2
のファンクションスイッチF3を操作すると、時点K3
において音声合成によりスピーカ4から「拡大表示実
行」が操縦者に向けて発声されると共に、表示画面1a
に現在表示されているナビゲーション画面1bが拡大表
示される。
【0023】更に、時点H4において操縦者が操作部2
のファンクションスイッチF4を操作すると、時点K4
において音声合成によりスピーカ4から「縮小表示実
行」が操縦者に向けて発声されると共に、表示画面1a
に現在表示されているナビゲーション画面1bが縮小表
示される。
【0024】従って、操縦者はファンクションスイッチ
2aの機能と操作結果を音声と画面にて確認することが
できる。
【0025】次に音声操作コマンド語を操縦者が発話し
たときの発話内容と操作結果の例を説明する。操縦者
が、時点Hにおいて、ファンクションスイッチF1の操
作の結果、出力される操作信号Sig1に相当する音声
操作コマンド語である「現在地」を図7のマイクロホン
3に向かって発話すると、音声認識部14は時点K5で
「現在地」と認識して、表示器1に現在地周辺のナビゲ
ーション地図が表示される。
【0026】同様にファンクションスイッチF2の操作
の結果、出力される操作信号Sig1に相当する音声操
作コマンド語である「目的地」を時点H6にてマイクロ
ホン3に向かって発話すると、音声認識部14は時点K
6で「目的地」と認識して、表示器1に現在地より目的
地までのナビゲーション地図画面1bが表示される。
【0027】また、操縦者が時点H7において、ファン
クションスイッチF3の操作の結果、出力される操作信
号Sig1に相当する音声操作コマンド語である「拡
大」を図7のマイクロホン3に向かって発話すると、音
声認識部14は時点K7で「拡大表示実行」と認識し
て、現在表示されているナビゲーション画面1bが拡大
表示される。
【0028】更に、操縦者が時点H8において、ファン
クションスイッチF4の操作の結果、出力される操作信
号Sig1に相当する音声操作コマンド語「縮小」を図
7のマイクロホン3に向かって発話すると、音声認識部
14は時点K8で「縮小表示実行」と認識して、現在表
示されているナビゲーション画面1bが縮小表示され
る。
【0029】次に、従来の車載情報装置の動作を図13
のフローチャートを参照して説明する。このフローチャ
ートで示す処理は車載情報装置のマイクロコンピュータ
9に内蔵されたメモリに記憶されているプログラムに基
づき実行される。ステップS1で装置が起動状態にある
ものとする判断する。ステップS2において車載情報装
置の動作モードの切り替え操作の有無を監視する。車載
情報装置はモード切り替え操作のための図示しないスイ
ッチを具備する。
【0030】ステップS2において動作モードの切り替
え操作があったことをプログラム実行上のフラグ検査
(フローチャート上では図示しない。)で検出したとき
は、ステップS3では、マイクロコンピュータ9は、ナ
ビゲーション動作表示モードにおける音声操作コマンド
語に対応した音声認識辞書データSig7をマイクロコ
ンピュータ9が内蔵する図示しないメモリから読み取っ
て、音声認識辞書13に格納する。
【0031】音声認識辞書データSig7の変更が終了
し、動作モードの切り替え操作が終了したころをフラグ
検査で検出しならば、ステップS2に戻り、ここで動作
モード切り替え操作が無い場合はステップS5に進み、
操縦者によるファンクションスイッチF1〜F6の操作
の有無を監視する。ファンクションスイッチF1〜F6
の操作がある場合は、ステップ9に進み、操作されたフ
ァンクションスイッチF1〜F6の操作に応じた画面表
示機能を実行し、ステップS2に戻る。
【0032】ステップS2において動作モード切り替え
操作が認められず、ステップS5へ進みファンクション
スイッチF1〜F6の操作がないことが判定されたなら
ば、ステップS6へ進み操縦者によるファンクションス
イッチF1〜F6に対応した音声操作コマンド語の発話
の有無を音声認識部14にて監視する。
【0033】ステップ6において、音声操作コマンド語
の発話が無い場合、ステップS2に戻る。しかし、ステ
ップ6において、音声操作コマンド語の発話があった場
合はステップ9に進む。ステップS9では、ファンクシ
ョンスイッチF1〜F6の操作の結果、出力される操作
信号Sig1に相当する音声操作コマンド語の認識のも
とに装置の動作を実施する。
【0034】次に、図11のように表示画面1aに表示
されたファンクションスイッチの機能表示内容1cと実
際に発話する音声操作コマンド語とが全て一致するので
はなく、一部相違する場合のこれらの関係を「ナビゲー
ション」,「電子メール」,「交通情報」の各動作表示
モードを例に図14の表に示す。
【0035】表では、例えば、ナビゲーション動作表示
モードにおいて、ファンクションスイッチF1の機能表
示内容は「現在地」、音声操作コマンド語は「現在地を
表示する」であり両者は異なる。ファンクションスイッ
チF2の機能表示内容は「目的地」、音声操作コマンド
語は「目的地を設定する」であり両者は異なる。
【0036】また、電子メール動作表示モードにおい
て、ファンクションスイッチF3の機能表示内容は「送
信」、音声操作コマンド語は「送る」であり両者は異な
る。また、ファンクションスイッチF4の機能表示内容
は「受信」、音声操作コマンド語は「受ける」であり両
者は異なる。
【0037】更に交通情報表示モードにおいて、ファン
クションスイッチF3の機能表示内容は「高速道」、音
声操作コマンド語は「高速道路」であり両者は異なる。
また、ファンクションスイッチF4の機能表示内容は
「一般道」、音声操作コマンド語は「一般道路」であり
両者は異なる
【0038】このように、ファンクションスイッチの機
能表示内容1cと音声操作コマンド語とが相違する場合
の操作結果の例を図16に示す。図12と異なる点は、
音声操作コマンド語による「現在地表示」の操作におい
て、時点H5aで音声操作コマンド語を「現在地」に替
えて「現在地を表示する」と発話すると、音声認識装置
14は時点K5で「現在地」と認識し、表示器1に現在
地周辺のナビゲーション地図1bが表示される。
【0039】同様にファンクションスイッチF2の操作
に相当する音声操作コマンド語「目的地」に替えて「目
的地に設定する」と時点H6aで発話すると、音声認識
装置14は時点K6で「目的地」と認識し、表示器1に
現在地より目的地までのナビゲーション地図画面1bが
表示される。
【0040】また、ファンクションスイッチの機能表示
内容と音声操作コマンド語とが異なる場合の他の例を図
15の表に示す。ここでは例えば、ナビゲーション動作
表示モードにおいて、ファンクションスイッチF1の現
在地表示機能に対応する音声操作コマンド語が「現在
地」と「現在地を表示する」の複数ある。電子メール動
作表示モードにおいては、ファンクションスイッチF2
の送信表示機能に対応する音声操作コマンド語が「送
信」と「送る」、ファンクションスイッチF3の受信表
示機能に対応する音声操作コマンド語が「受信」と「受
ける」の複数ある。また、交通情報表示モードにおいて
も同一のファンクションスイッチの機能表示内容に対し
て複数の音声操作コマンド語が認められる。
【0041】上記のように同一の機能表示内容に対して
複数の異なった音声操作コマンド語を設定する理由を以
下に説明する。一般に、音声認識とは、図7に示す音声
認識辞書14に格納された音声認識辞書データSig1
2と、マイクロホン3が集音した操縦者の発話による発
話音声信号Sig10との音韻的なパターンマッチング
演算が主な処理である。パターンマッチング演算の結
果、発話音声信号Sig10と話者の意図する音声内容
とは異なる音声認識辞書データSig12(音声認識辞
書13に格納された)との間において類似度が高いとい
う結果を招く場合がある。この現象を誤認識と称する。
【0042】一方、パターンマッチング演算の結果、発
話音声信号Sig10が、音声認識辞書13に格納され
た音声認識辞書データSig12の何れとも類似度が一
定水準以下の場合が発生する。この現象を認識不能と称
する。
【0043】誤認識の防止策としては、其々の音声操作
コマンド語相互の音韻的な類似度を下げるように、音声
操作コマンド語の選択時点で音韻的に似ている音声操作
コマンド語同志、例えば、「現在地」と「目的地」を避
け、音韻的に似ていない音声操作コマンド語同士、例え
ば、「現在地を表示する」と「目的地を設定する」とを
組み合わせる場合が一般的である。
【0044】認識不能の防止策としては、それぞれの音
声操作コマンド語の語長を短くしすぎないように語彙を
選定する。語長が短すぎると、音声情報そのものが少な
くなり、パターンマッチング演算の精度が低下し認識不
能に陥る場合が多い。また、音声情報そのものが少ない
と、各音声操作コマンド語相互の差異が少なくなり、誤
認識も増加する傾向にある。これらのことは、語長が短
く、しかも音声情報そのものが少ない「現在地」と「目
的地」という音声操作コマンド語から明らかである。
【0045】よって音声認識率確保のために下記の各条
件が必要である。この条件を満たすとなると、機能表示
内容とは異なった語彙の音声操作コマンド語を選択する
ことによって、高い音声認識率を確保できる。 1)音声操作コマンド語はコマンド語のセットとして音
韻的に類似度が低い様に選定する。 2)音声操作コマンド語は一定長以上の語長を持った語
彙を選定する。
【0046】更に機能表示内容と異なった音声操作コマ
ンド語を設定する理由としては、操縦者が発声しやすい
音声操作コマンド語を選定するような場合もある。例え
ば「現在地」ではなく「今どこ?」等と発声させる場合
である。このような時は、同一のファンクションスイッ
チの機能表示内容に対し複数の音声操作コマンド語を言
い換えコマンド語として設定する要因となる。
【0047】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載情報装置
は、以上のように誤認識の防止策として、音声操作コマ
ンド語の選定時に、音韻的に似ている音声操作コマンド
語同志の選定を避け、音韻的に似ていない音声操作コマ
ンド語同士を組み合わせたり、操縦者が発声しやすい音
声操作コマンド語を選定するようにしていた。
【0048】しかしながら、機能表示内容と異なる音声
操作コマンド語の表示を全て行うと、図8〜図10に示
すように、操作部2の操作パネル上のファンクションス
イッチ2aの配置及び配列と、表示画面1a上のファン
クションスイッチの機能表示内容1cとの配置関係を維
持することが難しく、その結果、操縦者がファンクショ
ンスイッチ2aと機能表示内容1cとを対応させて視認
することは、特に車両走行中においては困難になるとい
う問題点があった。
【0049】また、音声操作コマンド語の文字の大きさ
を小さくして、ファンクションスイッチの機能表示内容
1cの配列を操作部2のファンクションスイッチ2aの
配列に合わせると表示画面上における音声操作コマンド
語となる機能表示内容の文字の判読が困難になるという
問題点があった。
【0050】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、音声操作コマンド語とファンク
ションスイッチの機能表示内容とが表現方法で一致しな
い場合であっても、操縦者に音声操作コマンド語を音声
で通報することができる音声通報機能を備えた車載情報
装置を得ることを目的とする。
【0051】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
載情報装置は、操作対象となる装置に対して機器動作に
より操作信号を出力する各機能別の複数の操作手段と、
これら操作手段の配列に合わせて該当する機能内容を表
示する表示手段と、前記操作信号に替わる音声操作情報
を前記表示された機能内容に基づいて前記装置に出力す
る音声情報出力部と、前記操作手段より出力された操作
信号に替わる音声操作情報を認識する音声情報認識手段
と、この認識された音声操作情報を音声にて通報する音
声通報手段とを備えたものである。
【0052】請求項2の発明に係る車載情報装置は、操
作信号を出力した操作手段の機能表示内容と音声情報認
識手段で認識された音声操作情報とで表現方法が異なる
ときに、音声通報手段に音声操作情報を通報させる比較
手段と備えたものである。
【0053】請求項3の発明に係る車載情報装置は、音
声情報認識手段は所定の操作信号によっては複数の言い
換えを含む音声操作情報を認識し、且つ、比較手段は、
上記表現方法が異なるときに前記音声通報手段に複数の
言い換えを含む音声操作情報を通報させるものである。
【0054】請求項4の発明に係る車載情報装置の比較
手段は、使用者の選択により最適な音声操作情報を音声
通報手段に通報させるものである。
【0055】請求項5の発明に係る車載情報装置は、操
作手段より出力された操作信号による装置の動作を禁止
する動作禁止手段を備えたものである。
【0056】請求項6の発明に係る車載情報装置の表示
手段は、操作手段による機能表示内容と前記音声情報認
識手段で認識された音声操作情報とで表現方法を異なら
せたときには、機能表示内容を他の機能表示内容と異な
らせた表示形態で表示するものである。
【0057】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1に係る車載情報装置を添付図に従って説明す
る。図1は本実施の形態1に係る車載情報装置の構成図
である。尚、図中、図7と同一部分は同一または相当部
分を示す。図において、6Aは本実施の形態1に係る車
載情報装置の本体を示す。
【0058】図7に示す従来の車載情報装置の構成と異
なる点は、操作情報Sig2の入力のもとに音声メモリ
11Aから読み出した音声操作コマンド語生成用の音声
合成用テキスト情報Sig6aと画像メモリ10から読
み出した機能表示内容生成用の画像表示用テキスト情報
Sig4とをマイクロコンピュータ9Aに入力し、マイ
クロコンピュータ9Aの実行するプログラムで各情報S
ig6とSig4とを語彙に変換して比較し、その比較
結果が不一致の場合は音声合成用テキスト情報Sig6
bを音声合成部12Aに出力し、音声操作コマンド語を
合成音声で出力するものである。
【0059】これは即ち、所定ファンクションスイッチ
の操作で操作部2から入力された操作信号Sig1より
生成された操作情報Sig2に基づき、画像メモリ10
から読み出された画像表示用の機能表示内容1cの画像
表示用テキストデータSig4と、操作情報Sig2に
基づきマイクロコンピュータ9で生成された音声合成用
テキスト情報出力要求信号Sig5に基づき音声メモリ
11Aから読み出された音声操作コマンド語とを語彙に
より比較し、異なる場合は音声操作コマンド語を合成音
声信号にしてスピーカ4より操縦者に通報する。
【0060】その結果、次回からは画像表示されたファ
ンクションスイッチの機能表示内容に関係なく音声操作
コマンド語により、装置の機能を果たすことができる。
尚、ここで、ファンクションスイッチF1〜F6は操作
手段を、表示器1は表示手段を、マイクロホン3は音声
情報出力手段を、音声認識部14は音声情報認識手段
を、音声メモリ11A、音声合成部12A、アンプ5及
びスピーカ4は音声通報手段、マイクロコンピュータ9
Aは比較手段をそれぞれ構成する。
【0061】次に、本実施の形態1に係るファンクショ
ンスイッチ2aの操作による音声出力結果と画像表示結
果について図2により説明する。図2は図14のように
スイッチの機能表示とコマンド語が各表示モードにおい
て構成されている場合について説明したものである。時
点H1において、ファンクションスイッチF1を操作し
たときに、ファンクションスイッチF1の機能表示内容
と音声操作コマンド語とが異なる場合は、時点K1aで
スピ−カ4より「現在位置を表示する」という音声操作
コマンド語が音声出力され、時点K1で表示画面1aに
現在の自車両付近の道路を示すナビゲーション画面1b
が表示される。
【0062】この結果、次回からナビゲーション画面1
bを表示させる場合は、「現在位置を表示する」という
音声操作コマンド語を音声入力することで誤認識するこ
となく所望の画面を表示させることができる。
【0063】また、時点H2において、ファンクション
スイッチF2を操作すると、同じくファンクションスイ
ッチF2の機能表示内容と音声操作コマンド語とが異な
る場合は時点K2aでスピ−カより「目的地に設定す
る」という音声操作コマンド語が音声出力され、時点K
2で表示画面1aに目的地までの地図を示すナビゲーシ
ョン画面1bが表示される。
【0064】この結果、次回からナビゲーション画面1
bを表示させる場合は、「目的地に設定する」という音
声操作コマンド語を音声入力することで誤認識すること
なく所望の画面を表示させることができる。
【0065】しかし、時点H3,H4のそれぞれでファ
ンクションスイッチF3,F4を操作しても、ファンク
ションスイッチの機能表示内容と音声操作コマンド語と
が一致するような場合は、時点K3a,K4aのそれぞ
れで音声操作コマンド語が音声出力されず、時点K3,
K4のそれぞれで現在表示されている地図画面が拡大表
示、縮小表示される。
【0066】従って、この場合、次回は、地図の拡大表
示、縮小表示を行う場合は画面表示されたファンクショ
ンスイッチの機能表示内容である「拡大」、「縮小」を
音声操作コマンド語として音声入力すればよいことが認
識される。
【0067】上記の音声操作コマンド語の認識の結果を
図2において図示するならば、時点H5aで「現在位置
を表示する」という音声操作コマンド語が音声入力され
ると、時点K5で表示画面1aに現在の自車両付近の道
路を示すナビゲーション画面1bが表示される。
【0068】また、時点H6aで「目的地に設定する」
という音声操作コマンド語が音声入力されると、時点K
6で表示画面1aに目的地まで地図を示すナビゲーショ
ン画面1bが表示される。
【0069】更に、時点K7,K8のそれぞれで「拡
大」、「縮小」という音声操作コマンド語が音声入力さ
れると、時点K7,K8のそれぞれで現在表示されてい
る地図画面が拡大表示、縮小表示される。
【0070】次に、本実施の形態1に係る車載情報装置
の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。図
13の従来例の動作を説明するフローチャートとの相違
点は、ステップ2において動作モード切り替え操作があ
ったときは、ステップS3の音声認識辞書変更処理に進
み、動作モード変更に伴う音声操作コマンド語の変更に
対処すべく音声認識辞書13に登録する音声認識辞書デ
ータSig7を変更する。
【0071】そして、ステップS4の合成音声内容変更
処理では、音声メモリ11Aより読み出す音声合成用テ
キストデータSig6aの読み出しアドレスを変更し、
音声操作コマンド語の合成音声の内容を動作モードの切
り替えに対応して変更する。
【0072】ステップS2で動作モードの切り替え操作
が検出されなかった場合は、ステップS5へ進み、ファ
ンクションスイッチF1〜F6の何れかの操作あること
が判定されたならば、ステップS7で表示文字データ
(画像表示用テキストデータ)と音声合成用テキストデ
ータとの一致確認を行う。
【0073】一致する場合は、ステップS9に進み、フ
ァンクションスイッチF1〜F6に対応した音声操作コ
マンド語の合成音声を出力することがなく、ファンクシ
ョンスイッチF1〜F6のキー操作に対応した機能を実
行する。
【0074】しかし両者が一致しない場合は、ステップ
S8に進み、ファンクションスイッチ操作に対応した音
声操作コマンド語を合成音声にて出力する。これは即
ち、音声操作コマンド語を合成音声信号にしてスピーカ
4より操縦者に通報することである。
【0075】この後、ステップS9でファンクションス
イッチF1〜F6の実操作に対応した機能が実施され
る。ステップS5においてスイッチF1〜F6の操作が
ない場合は、ステップS6でスイッチF1〜F6の操作
に対応した音声入力の有無を判定する。音声入力が有る
場合はステップS9へ進む。音声入力が無い場合はステ
ップS2へ戻る。
【0076】実施の形態2.次に、本実施の形態2に係
る車載情報装置の動作を図4のフローチャートを参照し
て説明する。本実施の形態2の特徴は図15に示すよう
に1つのファンクションスイッチの操作に対して音声操
作コマンド語が複数存在するときに、これら音声操作コ
マンド語の内で機能表示内容1cとして表示画面1aに
表示されていない音声操作コマンド語を合成音声で読み
出すものである。
【0077】実施の形態1との相違は、例えばファンク
ションスイッチF1に対して音声操作コマンド語と一致
する機能表示内容である「現在地」が表示されている
が、他の音声操作コマンド語である「現在地を表示す
る」が表示されていないときに以下の処理を行う。ステ
ップS6でファンクションスイッチF1〜F6の何れか
の操作有りと判定された後に、ステップS7では操作さ
れたファンクションスイッチF1で表示文字データ(画
像表示用テキストデータ)である「現在地」と音声合成
用テキストデータである「現在地を表示する」との不一
致が確認されたならば、ステップS10において、「現
在地」と「現在地を表示する」という複数の言い換えを
含む音声操作コマンド語を合成音声で出力する。しか
し、音声操作コマンド語の複数の言い換えが存在する場
合、音声操作コマンド語を聞き取った後に、自分に取っ
て言い易い、または覚えや易い音声操作コマンド語に限
定してもよい。
【0078】これにより操縦者は、表示された音声操作
コマンド語以外の表示されない言い換えコマンド語を容
易に知ることができる。また、次回からは操縦者は自分
にとって覚え易い、或いは言い易い音声操作コマンド語
を発話することができる。
【0079】もちろん、ステップS3の音声認識辞書変
更処理においては、音声操作コマンド語の言い換え語も
含めて音声認識辞書13に登録する音声認識辞書データ
Sig7を変更し、ステップS4の合成音声内容変更で
は実施の形態1と同様に、音声操作コマンド語の言い換
え語も含めて合成音声の追加が行われる。
【0080】実施の形態3.次に、本実施の形態3に係
る車載情報装置の動作を図5のフローチャートを参照し
て説明する。本実施の形態3の特徴は、ファンクション
スイッチに対応する音声操作コマンド語を知りたいとき
に、ファンクションスイッチの操作に伴う車載情報装置
の動作を無効にし、かつ、各ファンクションスイッチの
操作に対応した音声操作コマンド語を合成音声で出力さ
せるものである。
【0081】このような動作をさせる場合、使用者が図
示しない操作禁止手段を操作することにより、ファンク
ションスイッチの操作に関わりなく車載情報機器の動作
を無効にするものである。
【0082】ここで云う車載情報装置の動作無効とは、
装置の本来の動作目的であるナビゲーション動作表示モ
ード、電子メール動作表示モード、交通情報動作表示モ
ードなどの各モードを、モード切り替えに伴う各ファン
クションスイッチの操作に関わりなく無効とし、各ファ
ンクションスイッチの操作時に、各ファンクションスイ
ッチの機能表示内容を音声操作コマンド語として合成音
声出力のみを行うものである。
【0083】図5に示すフローチャートと図3に示すフ
ローチャートとで異なる点は、例えば、ステップS8に
おいて、ファンクションスイッチF1〜F6の操作に対
応した音声操作コマンド語が合成音声にて出力されたな
らば、ステップS11において、操作禁止手段が操作さ
れたかを判断し、操作されていないときはステップS9
においてファンクションスイッチ操作に対応した装置の
機能を実行する。
【0084】しかし、操作禁止手段が操作されていると
きは、ファンクションスイッチF1〜F6の動作に対し
て音声操作コマンド語の合成音声出力のみに留め、操作
したファンクションスイッチの動作に対応した機能を実
行せず、ステップS2に戻る。
【0085】実施の形態4.次に、本実施の形態4に係
る車載情報装置の動作を図6のフローチャートを参照し
て説明する。本実施の形態4の特徴は、音声操作コマン
ド語となるファンクションスイッチの機能表示内容の使
用文字数に制限ある場合、音声操作コマンド語を生成す
る音声合成用テキストデータおよび辞書データ情報と機
能表示内容を画面表示させる画像表示用テキストデータ
とでは異なった表現方法、例えば、機能表示内容では単
に「CD」、音声操作コマンド語では「CDチェンジャ
ー」を用いる。
【0086】図6に示すフローチャートと図3に示すフ
ローチャートとで異なる点は、操縦者がステップS2で
動作モードの切り替えを行い、続くステップS3で実施
の形態1〜3と同様に音声認識辞書13への音声認識辞
書データを、変更された動作モードに従って変更し、次
にステップS4で動作モードの切り替えに対応して音声
メモリ11Aより読み出す音声合成用テキストデータS
ig6aを変更して音声操作コマンド語の合成音声の内
容を変更する。
【0087】このように、動作モードの切り替え操作が
終了し、切り替え操作が無いことが確認されたならば、
ステップS12へ進み、切り替えられた動作モードに沿
った各機能表示内容1cを表示画面1aに表示する。こ
のときマイクロコンピュータ9Aは現動作モード時に表
示する機能表示内容において、音声操作コマンド語と機
能表示内容とで表現方法が異なるものにおいては、表示
されたファンクションスイッチの機能表示内容の表示形
態を、文字表示の色調の変更、文字の書体の変更あるは
他記号や図形の付加などで異ならせる。
【0088】この結果、操縦者は表示された機能表示内
容の表示形態が他の機能表示内容と異なることを認識し
たならば、対応するファンクションスイッチを操作し、
合成音声にて当該ファンクションスイッチの音声操作コ
マンド語を知らせてもらう。この結果、誤認率が低く、
しかも、操縦者にとって使い勝手に優れた音声操作コマ
ンド語を設定することができる。
【0089】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、操作対象とな
る装置に対して機器動作により操作信号を出力する各機
能別の複数の操作手段と、これら操作手段の配列に合わ
せて該当する機能内容を表示する表示手段と、前記操作
信号に替わる音声操作情報を前記表示された機能内容に
基づいて前記装置に出力する音声情報出力部と、前記操
作手段より出力された操作信号に替わる音声操作情報を
認識する音声情報認識手段と、この認識された音声操作
情報を音声にて通報する音声通報手段とを備えたので、
操作対象の操作時において音声により操作情報の確認が
容易になるという効果がある。
【0090】請求項2の発明によれば、操作信号を出力
した操作手段の機能表示内容と音声情報認識手段で認識
された音声操作情報とで表現方法が異なるときに、音声
通報手段に音声操作情報を通報させる比較手段と備えた
ので、機能表示内容と音声操作情報との表現方法が異な
る場合でも正確な音声操作情報を使用者に通報できると
いう効果がある。
【0091】請求項3の発明によれば、音声情報認識手
段は所定の操作信号によっては複数の言い換えを含む音
声操作情報を認識し、且つ、比較手段は、上記表現方法
が異なるときに前記音声通報手段に複数の言い換えを含
む音声操作情報を通報させることで、使用者にとって使
い勝手のよい音声操作情報を選択できるという効果があ
る。
【0092】請求項4の発明によれば、比較手段は使用
者の選択により最適な音声操作情報を音声通報手段に通
報させることで、使用者に取って使い勝手に優れた装置
を提供できるという効果がある。
【0093】請求項5の発明によれば、操作手段より出
力された操作信号による装置の操作を禁止する操作禁止
手段を備えたので、装置の無駄な操作を無くし音声操作
情報の確認を行うことができるという効果がある。
【0094】請求項6の発明によれば、表示手段は操作
手段による機能表示内容と前記音声情報認識手段で認識
された音声操作情報とで表現方法を異ならせたときに
は、機能表示内容を他の機能表示内容と異ならせた表示
形態で表示することで、音声操作情報の確認が必要な操
作手段を確実に認識することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る車載情報装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る車載情報装置の
操作内容と操作結果の例を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る車載情報装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る車載情報装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る車載情報装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態4に係る車載情報装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図7】 従来の車載情報装置の構成を示すブロック図
である。
【図8】 従来の車載情報装置の表示例としてナビゲー
ション地図表示画面を示す説明図である。
【図9】 従来の車載情報装置の表示例として電子メー
ル画面を示す説明図である。
【図10】 従来の車載情報装置の表示例として交通情
報画面を示す説明図である。
【図11】 ファンクションスイッチの機能表示と、音
声操作コマンド語の関係の第1の例を示す図である。
【図12】 従来の車載情報装置の操作内容と操作結果
の流れの一例を示す図である。
【図13】 従来の車載情報装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図14】 ファンクションスイッチの機能表示と、音
声操作コマンド語の関係の第2の例を示す図である。
【図15】 ファンクションスイッチの機能表示と、音
声操作コマンド語の関係の第3の例を示す図である。
【図16】 従来の車載情報装置の操作内容と操作結果
の例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示器、2 操作部、3 マイクロホン、4 スピ
ーカ、6A 車載情報装置、8 操作情報生成部、9A
マイクロコンピュータ、10 画像メモリ、11A
音声メモリ、12A 音声合成部、13 音声認識辞
書、14 音声認識部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01C 21/00 G01C 21/00 H 5H180 G08G 1/0969 G08G 1/0969 G10L 13/00 G11B 19/02 501N 21/06 501G 15/00 G10L 3/00 R 15/22 S G11B 19/02 501 551Q 561D 561C Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB05 AB13 AC02 AC14 AC18 3D020 BA04 BC03 BD05 BE01 5D015 KK01 LL01 LL05 5D045 AB17 5D066 CA07 CA12 5H180 AA01 BB05 BB13 FF03 FF22 FF25 FF32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作対象となる装置に対して機器動作に
    より操作信号を出力する各機能別の複数の操作手段と、
    これら操作手段の配列に合わせて該当する機能内容を表
    示する表示手段と、前記操作信号に替わる音声操作情報
    を前記表示された機能内容に基づいて前記装置に出力す
    る音声情報出力部と、前記操作手段より出力された操作
    信号に替わる音声操作情報を認識する音声情報認識手段
    と、この認識された音声操作情報を音声にて通報する音
    声通報手段とを備えたことを特徴とする車載情報装置。
  2. 【請求項2】 前記操作信号を出力した操作手段の機能
    表示内容と前記音声情報認識手段で認識された音声操作
    情報とで表現方法が異なるときに、前記音声通報手段に
    音声操作情報を通報させる比較手段を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の車載情報装置。
  3. 【請求項3】 前記音声情報認識手段は所定の操作信号
    によっては複数の言い換えを含む音声操作情報を認識
    し、且つ、比較手段は上記表現方法が異なるときに前記
    音声通報手段に複数の言い換えを含む音声操作情報を通
    報させることを特徴とする請求項2に記載の車載情報装
    置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段は、使用者の選択により最
    適な音声操作情報を音声通報手段に通報させることを特
    徴とする請求項3に記載の車載情報装置。
  5. 【請求項5】 前記操作手段より出力された操作信号に
    よる装置の動作を禁止する動作禁止手段を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車載情報
    装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、操作手段による機能表
    示内容と前記音声情報認識手段で認識された音声操作情
    報とで表現方法を異ならせたときには、機能表示内容を
    他の機能表示内容と異ならせた表示形態で表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の車載情報装置。
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